JP2000273496A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

洗浄剤組成物

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JP2000273496A
JP2000273496A JP11082743A JP8274399A JP2000273496A JP 2000273496 A JP2000273496 A JP 2000273496A JP 11082743 A JP11082743 A JP 11082743A JP 8274399 A JP8274399 A JP 8274399A JP 2000273496 A JP2000273496 A JP 2000273496A
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skin
washing
foam
composition
feeling
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Misaki Ishida
実咲 石田
Saori Satou
さおり 佐藤
Shinji Hayashi
伸二 林
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Original Assignee
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 起泡性に優れ、経時安定性および低温保存か
らの復元性に優れるとともに泡のクリーミー性に優れ、
洗い上がりの感触が良好であり、しかも洗浄後の肌には
りを与えるとともに肌がつるつるになる洗浄剤組成物を
提供する。 【解決手段】 a.炭素数8〜20の脂肪酸せっけん5
〜50重量%、b.両性界面活性剤またはアルカノール
アミド型非イオン性界面活性剤0.1〜10重量%、
c.木通(モクツウ)またはレンゲソウの抽出エキスを
乾燥残留物として0.00005〜2重量%を含有する
ことを特徴とする洗浄剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はボディシャンプー、
ハンドソープおよび洗顔料等の皮膚用の洗浄剤組成物に
関し、さらに詳しくは起泡性に優れ、経時安定性および
低温保存からの復元性に優れるとともに泡のクリーミー
性に優れ、洗い上がりの感触が良好であり、しかも洗浄
後の肌にはりを与えるとともに肌がつるつるになる洗浄
剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりボディシャンプーや洗顔料等の
皮膚洗浄剤組成物の主成分は高級脂肪酸アルカリ塩であ
るせっけんである。せっけんは洗浄後に独特のさっぱり
感を有するだけでなく生分解性も良好であり、環境に対
しても優しい洗浄基剤であることから現在でも広く使わ
れているものの、同時にいやなつっぱり感を有してお
り、また、近年皮膚に対する刺激等が指摘されるように
なってきている。そこで、“皮膚に対してマイルド”と
いった低刺激性の界面活性剤であるアシルアミノ酸塩、
アシルメチルタウリン塩、アミドエーテル硫酸エステル
塩等の陰イオン性界面活性剤やアミドプロピルジメチル
アミノ酢酸ベタイン、アミドアミノ酸塩、アルキルイミ
ノジカルボン酸塩等の両性界面活性剤との併用がなされ
るようになっている。
【0003】しかしながらこれらの陰イオン性界面活性
剤や両性界面活性剤を使用すると、洗浄時に不快な“ぬ
めり”が生じて、さっぱり感が損なわれるだけでなく、
起泡性や防腐性が悪くなったり、また肌にはりを与えた
り、肌をつるつるにすることができなかった。一方、特
開平5−262639号公報や特開平9−13096号
公報においてはせっけんとポリエチレングリコールや特
定の非イオン性界面活性剤を組み合わせることにより、
せっけんの持つさっぱり感を損なわずに皮膚に対する刺
激を低くした洗浄剤組成物が提案されている。しかし、
これらの洗浄剤組成物は洗浄後に少なからずつっぱり感
を有するだけでなく洗浄後の肌にはりを与えたり、肌を
つるつるにすることができずしかも低温保存からの復元
性に問題があり、分離や沈殿等を生じ易かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記課題を解
決し、起泡性に優れ、経時安定性および低温保存からの
復元性に優れるとともに泡のクリーミー性に優れ、洗い
上がりの感触が良好であり、しかも洗浄後の肌にはりを
与えるとともに肌がつるつるになる洗浄剤組成物を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為に
研究を重ねたところ、特定の脂肪酸せっけんと特定の両
性界面活性剤またはアルカノールアミド型非イオン性界
面活性剤および特定の植物エキスを特定の比率で組み合
わせることで目的の洗浄剤組成物を得るに至った。すな
わち本発明は、a.炭素数8〜20の脂肪酸せっけん5
〜50重量%、b.両性界面活性剤またはアルカノール
アミド型非イオン性界面活性剤0.1〜10重量%、
c.木通(モクツウ)またはレンゲソウの抽出エキスを
乾燥残留物として0.00005〜2重量%含有するこ
とを特徴とする洗浄剤組成物である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる脂肪酸せっけ
んの炭素数は8〜20であり、炭素数8〜20の脂肪酸
とアルカリ金属、アンモニウム、有機アンモニウムまた
は塩基性アミノ酸との塩である。炭素数8〜20の脂肪
酸としては例えば、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン
酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレ
イン酸、リノール酸などの脂肪酸、ヤシ油脂肪酸、パー
ム核油脂肪酸、ひまわり油脂肪酸、硬化牛脂脂肪酸など
の混合脂肪酸が挙げられ、好ましくはラウリン酸、ミリ
スチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸およびオレイン
酸である。アルカリ金属としてはナトリウム、カリウム
などが挙げられ、有機アンモニウムとしてはトリエタノ
ールアミン、ジエタノールアミン、モノエタノールアミ
ン、モノイソプロパノールアミンなどが挙げられ、塩基
性アミノ酸として、リジン、アルギニンなどが挙げられ
る。これらの中でもナトリウムおよびカリウムが好まし
い。
【0007】本発明に用いられる両性界面活性剤として
は例えば、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アミ
ドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルヒド
ロキシエチルメチルスルホベタイン、アミドアミノ酸
塩、アルキルイミノジカルボン酸塩、アルキルアミノエ
チルグリシン塩等が挙げられるが、中でも好ましいもの
としてはアルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アミド
プロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アミドアミノ酸
塩、アルキルイミノジカルボン酸塩であり、更に好まし
いものとしてはアミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタ
イン、アミドアミノ酸塩、アルキルイミノジカルボン酸
塩である。
【0008】アルカノールアミド型非イオン性界面活性
剤を形成する脂肪酸としては例えば、カプリル酸、カプ
リン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ス
テアリン酸、オレイン酸、リノール酸などの脂肪酸、ヤ
シ油脂肪酸、パーム核油脂肪酸、ひまわり油脂肪酸、硬
化牛脂脂肪酸などの混合脂肪酸が挙げられ、アルカノー
ルアミンとしては例えばモノエタノールアミン、ジエタ
ノールアミン、モノイソプロパノールアミン等が挙げら
れる。アルカノールアミド型非イオン性界面活性剤は脂
肪酸とアルカノールアミンの縮合反応や油脂とアルカノ
ールアミンのアミノリシス反応等により調製され、反応
条件により1:1型や1:2型が調製される。
【0009】本発明に用いられる木通の抽出エキスはア
ケビまたはその他同属植物の蔓性の茎を採取し、木通の
蔓性の茎をそのままもしくは乾燥後に炭化水素、エステ
ル、ケトン、エーテル、ハロゲン化炭化水素、アルコー
ルおよび水から選ばれる1種または2種以上と共に加熱
還流あるいは浸漬して得られるが、好ましくは水または
エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコ
ール、ブタノールなどの低級アルコールの1種または2
種以上で抽出したものであり、更に好ましくは水で抽出
したものである。
【0010】本発明に用いられるレンゲソウの抽出エキ
スは、マメ科レンゲソウの全草または種子をそのままも
しくは乾燥後に炭化水素、エステル、ケトン、エーテ
ル、ハロゲン化炭化水素、アルコールおよび水から選ば
れる1種または2種以上と共に加熱還流あるいは浸漬し
て得られるが、好ましくは水またはエタノール、プロピ
ルアルコール、イソプロピルアルコール、1,3−ブチ
レングリコールなどの低級アルコールの1種または2種
以上で抽出したものであり、更に好ましくは水、エタノ
ール、1,3−ブチレングリコールの1種または2種以
上で抽出したものである。本発明の木通またはレンゲソ
ウの抽出エキスとは抽出溶液そのものもしくはその濃縮
物を言う。
【0011】本発明のa.成分である脂肪酸塩は組成物
全量中に5〜50重量%であり、好ましくは7〜45重
量%、更に好ましくは10〜40重量%である。5重量
%未満では十分な起泡力が得られなく、50重量%を超
えると経時安定性および低温保存からの復元性に問題を
生じる。
【0012】b.成分である両性界面活性剤またはアル
カノールアミド型非イオン性界面活性剤は組成物全量中
に0.1〜10重量%であり、好ましくは0.5〜8重
量%、更に好ましくは1〜7重量%である。0.1重量
%未満では泡のクリーミー性が悪くなるとともに経時安
定性や低温保存からの復元性に問題を生じ、10重量%
を超えるとぬめりを有して洗顔後の感触が悪くなる。
【0013】c.成分である木通またはレンゲソウの抽
出エキスは組成物全量中に乾燥残留物として0.000
05〜2重量%であり、好ましくは0.0001〜1.
5重量%、更に好ましくは0.0005〜1重量%であ
る。0.00005重量%未満ではつっぱり感を有して
洗い上がりの感触が悪くなるとともに、洗浄後の肌には
りを与える効果や肌をつるつるにする効果が弱くなり、
2重量%を超えると泡のクリーミー性や経時安定性が悪
くなるだけでなくコスト的に不利である。ただし、本発
明でいう乾燥残留物とは通常抽出エキスを105℃で乾
燥して溶媒を除去した時の残留物である溶質を指すが、
抽出溶媒が不揮発性の場合にはガスクロマトグラフや高
速液体クロマトグラフ等により溶媒量を定量した値から
溶質量を計算値として求め、乾燥残留物量と見なす。
【0014】なお、本発明の洗浄剤組成物においては、
洗浄剤に常用されている添加剤を本発明の性能を損なわ
ない範囲で配合することも可能である。例えば、エタノ
ール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、
ブタノール等の低級アルコール、プロピレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリ
ン、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコ
ール等の多価アルコール、ラウリン酸、ミリスチン酸、
パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ヤシ油脂肪
酸、パーム核油脂肪酸、パーム油脂肪酸、牛脂脂肪酸、
硬化牛脂脂肪酸等の脂肪酸、流動パラフィン、流動イソ
パラフィン、スクワラン、ワセリン、固形パラフィン等
の炭化水素系油、牛脂、豚脂、魚油等の天然油脂、トリ
−2−エチルヘキサン酸グリセリル等の合成トリグリセ
ライド、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソ
プロピル、パルミチン酸セチル、オレイン酸エチル、オ
レイン酸オレイル、ミリスチン酸オクチルドデシル等の
エステル油、ミツロウ、カルナバロウ等のロウ、直鎖お
よび環状のジメチルポリシロキサン、ポリエーテル変性
ジメチルポリシロキサン、アミノ変性ジメチルポリシロ
キサン等のシリコーン誘導体、セラミド、コレステロー
ル、蛋白誘導体、ラノリン、ラノリン誘導体、レシチン
等の油性基剤、アルキルエーテル硫酸エステル塩、アシ
ルメチルタウリン塩、アミドエーテル硫酸エステル塩等
の陰イオン性界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキル
エーテル、ポリエチレングリコールの脂肪酸エステル、
ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビ
タン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ひまし
油、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレ
ングリセリン脂肪酸エステル、グリセリンモノ脂肪酸エ
ステル、アルキルポリグルコシド等の非イオン性界面活
性剤、塩化アルキルトリメチルアンモニウム等の陽イオ
ン性界面活性剤、アルキルジメチルアミンオキシド等の
半極性界面活性剤、アルギン酸、カルボキシビニルポリ
マー、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、キ
サンタンガム等の水溶性高分子、ピロリドンカルボン酸
塩、クエン酸塩、リンゴ酸塩、食塩等の有機または無機
塩、pH調製剤である酸およびアルカリ、殺菌剤、キレ
ート剤、抗酸化剤、紫外線吸収剤、動植物由来の天然エ
キス、色素および香料等を配合できる。
【0015】
【実施例】次に実施例によって本発明を更に詳細に説明
する。 実施例1〜4および比較例1〜3 表1に示す液状の洗顔料である洗浄剤組成物を調整し、
下記の方法により評価を行なった。結果を表1に示す。
ただし、使用した木通抽出エキスは次のようにして調製
した。すなわち、木通の茎乾燥粉砕物30gに300m
lの水を加えて70℃に加熱し、還流しながら3時間温
浸した後濾過して木通抽出エキスを得た。木通エキスを
105℃で乾燥させた時の乾燥残留物は1.3重量%で
あった。また、レンゲソウ抽出エキスは「ファルコレッ
クスレンゲソウ」(商品名、一丸ファルコス(株)製)
を使用した。レンゲソウ抽出エキスを105℃で乾燥さ
せた時の乾燥残留物は1.1重量%であった。
【0016】
【表1】
【0017】(1)起泡性 組成物濃度5重量%の水溶液を調整してロスマイルス法
により、25℃で投入直後と5分後の泡高さを測定し
た。投入直後の泡高さが250mm以上のもので、下記
の式より求められる泡の持続率が90%以上のものを泡
立ちの良い組成物であると評価した。 泡の持続率=[(5分後の泡高さ)/(試料投入直後の
泡高さ)]×100
【0018】(2)泡のクリーミー性 20名の女性(20〜35才)をパネラーとし、組成物
5gを用いて洗顔した時の泡のクリーミー性について下
記のように判定し、20名の平均値を求めて、平均値
1.5点以上を泡がクリーミーな組成物であると評価し
た。 2点:泡がクリーミーであると感じた場合。 1点:泡が若干粗いと感じた場合。 0点:泡が粗いと感じた場合。
【0019】(3)洗顔後の肌の感触 20名の女性(20〜35才)をパネラーとし、組成物
5gを用いて洗顔した後の感触について下記のように判
定し、20名の平均値を求めて、平均値1.5点以上を
洗顔後の肌の感触が良好な組成物であると評価した。 2点:洗顔後に肌がつっぱらずしかもさっぱりすると感
じた場合。 1点:洗顔後に肌がややつっぱるかややさっぱりすると
感じた場合。 0点:洗顔後の肌がつっぱるかさっぱり感が無いと感じ
た場合。
【0020】(4)洗顔後の肌のはりとつるつる感 20名の女性(20〜35才)をパネラーとし、組成物
5gを用いて洗顔した後の感触について下記のように判
定し、20名の平均値を求めて、平均値1.5点以上を
洗顔後の肌にはりとつるつる感を与える組成物であると
評価した。 2点:洗顔後に肌がつるつるになりしかも肌にはりがあ
ると感じた場合。 1点:洗顔後に肌がややつるつるになり肌にややはりが
あると感じた場合。 0点:洗顔後の肌がかさかさになりはりが無いと感じた
場合。
【0021】(5)経時安定性 組成物を透明ガラス容器に密封して−5℃、25℃およ
び45℃で1ヶ月間保存し、その外観を観察して、下記
に示す3段階で評価した。 ○:安定性良好(いずれの温度条件においても液状であ
り、外観の変化がない。) △:安定性やや不良(いずれかの温度条件において若干
分離または若干着色を生じる。) ×:安定性不良(いずれかの温度条件において凝固状態
もしくは分離する。または着色が著しい。)
【0022】(6)低温保存からの復元性 組成物を透明ガラス容器に密封して−20℃で固化させ
た後、室温にて6時間静置して液状に復元させる。この
操作を3回繰り返した後の外観を観察して、下の3段階
で評価した。 ○:復元性良好(液状であり、外観の変化がない。) △:復元性やや不良(増粘するもしくは若干分離または
沈殿を生じる。) ×:復元性不良(凝固するもしくは分離または沈殿す
る。)
【0023】実施例1〜4より、本発明の成分を用いた
液状の洗顔料はいずれも起泡性に優れ、経時安定性およ
び低温保存からの復元性に優れるとともに泡のクリーミ
ー性に優れ、洗い上がりの感触が良好であり、しかも洗
浄後の肌にはりを与えるとともに肌がつるつるになっ
た。一方、比較例1〜3では十分な性能が得られていな
い。すなわち、比較例1ではa.成分が本発明の範囲よ
り少なく配合されていることから極端に起泡性が悪くな
っており、比較例2ではb.成分が配合されていないこ
とから泡のクリーミー性が悪くなっている。また、比較
例3ではc.成分が配合されていないことから洗顔後の
肌の感触が悪くなるとともに、洗顔後の肌のはりやつる
つる感を与える効果が弱くなっている。
【0024】実施例5〜9および比較例4〜5 表2に示すクリーム状洗顔料である洗浄剤組成物を調製
し、(1)起泡性、(2)泡のクリーミー性、(3)洗
顔後の肌の感触および(4)洗顔後の肌のはりとつるつ
る感については実施例1〜4の方法にて評価し、(5)
経時安定性および(6)低温保存からの復元性について
は下記の方法により評価した。結果を表2に示す。ただ
し、木通抽出エキスおよびレンゲソウ抽出エキスは実施
例1〜4と同じのものを使用した。
【0025】
【表2】
【0026】(5)経時安定性 組成物を透明ガラス容器に密封して−5℃、25℃およ
び40℃で1ヶ月間保存し、その外観を観察して、下に
示す3段階で評価した。 ○:安定性良好(いずれの温度条件においても外観の変
化がない。) △:安定性やや不良(いずれかの温度条件において若干
分離または若干着色を生じる。) ×:安定性不良(いずれかの温度条件において分離また
は着色が著しい。もしくはダマができたり生地がモロモ
ロになる。)
【0027】(6)低温保存からの復元性 組成物を透明ガラス容器に密封して−20℃で固化させ
た後、室温にて6時間静置して液状に復元させる。この
操作を3回繰り返した後の外観を観察して、下の3段階
で評価した。 ○:復元性良好(外観の変化がない。) △:復元性やや不良(若干分離する。もしくは若干ダマ
がある。) ×:復元性不良(分離する。もしくはダマができたり生
地がモロモロになる。)
【0028】実施例5〜9より、本発明の成分を用いた
クリーム状の洗顔料はいずれも起泡性に優れ、経時安定
性および低温保存からの復元性に優れるとともに泡のク
リーミー性に優れ、洗い上がりの感触が良好であり、し
かも洗浄後の肌にはりを与えるとともに肌がつるつるに
なった。一方、比較例4〜5では十分な性能が得られて
いない。つまり、比較例4では a.成分が本発明の範囲を超えて配合されていることか
ら経時安定性および低温保存からの復元性に問題を生じ
ており、比較例5ではb.成分が本発明の範囲を超えて
配合されていることから洗顔後の肌の感触が悪くなって
いる。
【0029】実施例10〜13 表3に示す液状のボディシャンプーである洗浄剤組成物
を調製し、(1)起泡性、(5)経時安定性および
(6)低温保存からの復元性については実施例1〜4の
方法にて評価し、(2)泡のクリーミー性、(3)洗浄
後の肌の感触および(4)洗顔後の肌のはりとつるつる
感については下記の方法により評価した。結果を表3に
示す。ただし、木通抽出エキス、レンゲソウ抽出エキス
は実施例1〜4と同じのものを使用した。
【0030】
【表3】
【0031】(2)泡のクリーミー性 20名の女性(20〜35才)をパネラーとし、組成物
5gを浴用スポンジ上にとったものを用いて手指および
前腕部を洗浄した時の泡のクリーミー性について下記の
ように判定し、20名の平均値を求めて、平均値1.5
点以上を泡がクリーミーな組成物であると評価した。 2点:泡がクリーミーであると感じた場合。 1点:泡が若干粗いと感じた場合。 0点:泡が粗いと感じた場合。
【0032】(3)洗浄後の肌の感触 20名の女性(20〜35才)をパネラーとし、組成物
5gを浴用スポンジ上にとったものを用いて手指および
前腕部を洗浄した後の感触について下記のように判定
し、20名の平均値を求めて、平均値1.5点以上を洗
浄後の肌の感触が良好な組成物であると評価した。 2点:洗浄後に肌がつっぱらずしかもさっぱりすると感
じた場合。 1点:洗浄後に肌がややつっぱるかややさっぱりすると
感じた場合。 0点:洗浄後の肌がつっぱるかさっぱり感が無いと感じ
た場合。
【0033】(4)洗浄後の肌のはりとつるつる感 20名の女性(20〜35才)をパネラーとし、組成物
5gを浴用スポンジ上にとったものを用いて手指および
前腕部を洗浄した後の感触について下記のように判定
し、20名の平均値を求めて、平均値1.5点以上を洗
浄後の肌にはりとつるつる感を与える組成物であると評
価した。 2点:洗浄後に肌がつるつるになりしかも肌にはりがあ
ると感じた場合。 1点:洗浄後に肌がややつるつるになり肌にややはりが
あると感じた場合。 0点:洗浄後の肌がかさかさになりはりが無いと感じた
場合。
【0034】実施例10〜13より、本発明の成分を用
いた液状のボディシャンプーはいずれも起泡性に優れ、
経時安定性および低温保存からの復元性に優れるととも
に泡のクリーミー性に優れ、洗い上がりの感触が良好で
あり、しかも洗浄後の肌にはりを与えるとともに肌がつ
るつるになった。
【0035】実施例14〜16 表3に示す液状のハンドソープである洗浄剤組成物を調
製し、(1)起泡性、(5)経時安定性および(6)低
温保存からの復元性については実施例1〜4の方法にて
評価し、汚れに対する洗浄性、泡のクリーミー性、洗浄
後の感触については下記の方法により評価した。結果を
表3に示す。ただし、木通抽出エキスおよびレンゲソウ
抽出エキスは実施例1〜4と同じのものを使用した。
【0036】(2)泡のクリーミー性 20名の女性(20〜35才)をパネラーとし、組成物
5gを用いて手指を洗浄した時の泡のクリーミー性につ
いて下記のように判定し、20名の平均値を求めて、平
均値1.5点以上を泡がクリーミーな組成物であると評
価した。 2点:泡がクリーミーであると感じた場合。 1点:泡が若干粗いと感じた場合。 0点:泡が粗いと感じた場合。
【0037】(3)洗浄後の肌の感触 20名の女性(20〜35才)をパネラーとし、組成物
5gを用いて手指を洗浄した後の感触について下記のよ
うに判定し、20名の平均値を求めて、平均値1.5点
以上を洗浄後の肌の感触が良好な組成物であると評価し
た。 2点:洗浄後に肌がつっぱらずしかもさっぱりすると感
じた場合。 1点:洗浄後に肌がややつっぱるかややさっぱりすると
感じた場合。 0点:洗浄後の肌がつっぱるかさっぱり感が無いと感じ
た場合。
【0038】(4)洗浄後の肌のはりとつるつる感 20名の女性(20〜35才)をパネラーとし、組成物
5gを用いて手指を洗浄した後の感触について下記のよ
うに判定し、20名の平均値を求めて、平均値1.5点
以上を洗浄後の肌にはりとつるつる感を与える組成物で
あると評価した。 2点:洗浄後に肌がつるつるになりしかも肌にはりがあ
ると感じた場合。 1点:洗浄後に肌がややつるつるになり肌にややはりが
あると感じた場合。 0点:洗浄後の肌がかさかさになりはりが無いと感じた
場合。
【0039】実施例14〜16より、本発明の成分を用
いた液状のハンドソープはいずれも起泡性に優れ、経時
安定性および低温保存からの復元性に優れるとともに泡
のクリーミー性に優れ、洗い上がりの感触が良好であ
り、しかも洗浄後の肌にはりを与えるとともに肌がつる
つるになった。
【0040】
【発明の効果】本発明の洗浄剤組成物は起泡性に優れ、
経時安定性および低温保存からの復元性に優れるととも
に泡のクリーミー性に優れ、洗い上がりの感触が良好で
あり、しかも洗浄後の肌にはりを与えるとともに肌がつ
るつるになる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 10/04 C11D 10/04 Fターム(参考) 4C083 AA111 AA112 AB032 AC122 AC241 AC242 AC352 AC392 AC482 AC532 AC642 AC662 AC712 AC782 AC792 AD282 BB04 CC23 DD23 DD27 DD31 EE06 EE07 EE11 4H003 AB03 AB44 AC13 AD02 AD03 AD04 BA12 DA02 EB05 EB09 EB43 ED02 FA16 FA18 FA21 FA33

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a.炭素数8〜20の脂肪酸せっけん5
    〜50重量%、b.両性界面活性剤またはアルカノール
    アミド型非イオン性界面活性剤0.1〜10重量%、
    c.木通(モクツウ)またはレンゲソウの抽出エキスを
    乾燥残留物として0.00005〜2重量%を含有する
    ことを特徴とする洗浄剤組成物。
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