JP2001060759A - 電子部品のボール端子接続構造 - Google Patents

電子部品のボール端子接続構造

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JP2001060759A
JP2001060759A JP11233112A JP23311299A JP2001060759A JP 2001060759 A JP2001060759 A JP 2001060759A JP 11233112 A JP11233112 A JP 11233112A JP 23311299 A JP23311299 A JP 23311299A JP 2001060759 A JP2001060759 A JP 2001060759A
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亮 佐々木
Ikuaki Sakata
郁晃 坂田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ボール端子接続部に発生するクラックや破断を
生じにくくし、熱疲労による寿命を延ばすことができる
電子部品のボール端子接続構造を提供する。 【解決手段】回路基板6上に形成された複数のランド5
と、ランド5の対向面側に設けたパッケージ1と、ラン
ド5とパッケージ電極2の間に配置され、高い融点を有
する半田からなるボール3と、ボール3を間に介してパ
ッケージ電極2、ランド5を電気的に接続し、低い融点
を有する半田からなる導電結合材4とを備えた電子部品
のボール端子接続構造において、各々のランド5の中心
位置は、対向する各々のパッケージ電極2の中心位置に
対して、パッケージ1の中心点から外側方向に向かって
偏心している。また、パッケージ電極2とランド5の偏
心量は、パッケージ1の中心点Cからの距離に比例して
大きくしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーボモータのコ
ントローラやインバータに用いられると共に、回路基板
に実装される電子部品のボール端子接続構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、BGA(BALL GRID A
RAY)やCSP(CHIP SIZE PACKAG
E)などのようにパッケージと回路基板の接続をボール
端子によって行う電子部品のボール端子接続構造は、図
8のようになっている。図8は従来のボール端子接続の
状態を示す図である。図において、1はパッケージ、1
aはパッケージ1の回路形成面、2は回路形成面1aに
形成されたパッケージ電極、3は高い融点を有する半田
で形成されたボール、6は回路基板、9はボール端子接
続部となる、低い融点を有する半田でできた導電結合
材、10は回路基板6上に形成されたランドである。こ
のような構成において、回路基板6上に形成されたラン
ド10の位置は、パッケージ電極2の中心とランド10
の中心が一致するように設計してある。また、パッケー
ジ1とランド10の接続は、ボール3の上下方向を導電
結合材9で挟んで行うようになっており、すなわち、ラ
ンド10上に導電結合材9を載せた状態で、パッケージ
1を装着した後、導電結合材9を加熱溶融してパッケー
ジ1とランド10の接続を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の電子
部品のボール端子接続構造は、パッケージ電極の中心と
回路基板のランドの中心が一致し、接続したボール端子
のすべてが同じフィレット形状になるため、このような
接続状態において通電などによる熱サイクルが加わる
と、パッケージと回路基板の線膨張率の差によりパッケ
ージと回路基板が変形する。回路基板が変形すると、図
9に示すように回路基板自体の変形による応力σcと、
応力集中部におけるフィレット形状に対して垂直な方向
に働く応力σfCの方向が交差するために。回路基板が
ボールを押し上げ、導電結合材のパッケージ電極近傍側
に応力が集中することになる。その結果、導電結合材の
応力集中部からクラックや破断を引き起こすという問題
が発生する。また、特にパッケージの中心からの距離が
遠くなる程、つまりパッケージの周縁部ではボール端子
接続部の熱疲労による寿命が短くなるという問題があっ
た。そこで、本発明はパッケージと回路基板のボール端
子接続部に発生するクラックや破断を生じにくくし、熱
疲労による寿命を延ばすことができる電子部品のボール
端子接続構造を提供することを目的とする。
【0004】
【発明を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明は次のような構成にしたものである。請求項
1記載の本発明は、回路基板上に形成された複数のラン
ドと、前記ランドとの対向面側に回路形成面を有する半
導体チップなどのパッケージと、前記ランドと前記パッ
ケージの回路形成面に形成された複数のパッケージ電極
の間に配置されると共に表面が少なくとも高い融点を有
する半田で形成されたボールと、前記ボールを間に介し
て、前記パッケージ電極、前記ランドを電気的に接続す
ると共に低い融点を有する半田で形成された導電結合材
とを備えた電子部品のボール端子接続構造において、前
記各々のランドの中心位置は、前記各々のランドに対向
するパッケージ電極の中心位置に対して前記パッケージ
の中心から外側方向に向かって偏心するように構成され
ている。請求項2記載の本発明は、請求項1記載の電子
部品のボール端子接続構造において。前記パッケージ電
極と前記ランドの偏心の量は、前記パッケージの中心点
Cの位置で0とし、前記パッケージの中心点Cからの距
離に比例して大きくなるようにしてある。請求項3記載
の本発明は、請求項1または2記載の電子部品のボール
端子接続構造において、前記ボールに替えて、中心とな
る核部分に高剛性で、かつ、低線膨張係数を有する部材
を設けると共に、前記核部分となる部材の外周に高い融
点を有する半田からなる薄膜を均一にめっきした二重構
造のボールとしてある。請求項4記載の本発明は、回路
基板上に形成された複数のランドと、前記ランドとの対
向面側に回路形成面を有する半導体チップなどのパッケ
ージと、前記ランドと前記パッケージの回路形成面に形
成された複数のパッケージ電極の間に配置されると共に
表面が少なくとも高い融点を有する半田で形成されたボ
ールと、前記ボールを間に介して、前記パッケージ電
極、前記ランドを電気的に接続すると共に低い融点を有
する半田で形成された導電結合材とを備えた電子部品の
ボール端子接続構造において、前記パッケージ電極に
は、前記導電結合材との接合面に対して曲率を有した凹
部を形成してある。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図にもと
づいて説明する。図において、従来と同じ構成要素につ
いては、同じ符号を付してその説明を省略し、異なる点
のみ説明する。図1は本発明の第1の実施例を示す回路
基板上にパッケージを実装した場合のボール端子接続構
造であって、図2のB―B線における平面図である。図
2は、本発明の第1の実施例を示すボール端子接続構造
であって、図1のA―A線における側断面図である。本
発明が従来と異なる点は以下の通りである。すなわち、
図1において、4は導電結合材、5はランドであって、
回路基板6上に形成された各ランド5の中心位置は、パ
ッケージ電極2の中心位置に対して、パッケージ1の上
面から見た際に、パッケージ1の中心から外側方向に向
かって偏心させて形成した点である。つまり、図2に示
すようにランドの形成位置をパッケージ中心Cから放射
状に外側にずらしたものであり、パッケージ電極2とラ
ンド5の中心位置を偏心させることにより、実装後の半
田接続部のフィレット形状は傾斜したものになってい
る。また、パッケージ電極2とランド5の偏心の量はパ
ッケージ1の中心点Cの位置で0とし、パッケージの中
心点Cからの距離に比例して大きくなるようにしたもの
で、図1に示す角形のランド配列の場合には、パッケー
ジの対角線方向に位置するランド5がパッケージ電極2
に対して最もずれるように形成したものとなっている。
次に、本発明と従来技術に関し、熱応力解析結果を用い
て比較する。熱応力を計算した結果、従来のパッケージ
電極と回路基板側のランドの位置を一致させたボール端
子接続部にて発生する最大応力を1としたとき、本発明
のパッケージ電極と回路基板側のランドの位置をずらし
たボール端子接続部に発生する最大応力は0.85とな
ることがわかった。これにより、ボール端子接続部に発
生するクラックや破断の状況を予測できる。次に、本発
明の実施例によるパッケージ電極と回路基板側のランド
の位置をずらして実装したボール端子接続構造におい
て、接合部の効果を確認するために、従来のパッケージ
電極と回路基板側のランドの位置を一致させて実装した
ものと比較した。なお、確認試験ではランドの径は0.
8mmφ、ボールの径は0.9mmφの仕様のものを用
い、パッケージ周辺では、パッケージ電極とランドの偏
心量は最大0.2mm程度としたものを用いている。ま
ず、パッケージなどの電子部品を実装した回路基板を各
10サンプルずつ作製した。これらのサンプルを使っ
て、温度範囲−40℃〜+125℃で300サイクルの
熱衝撃試験を実施した。本発明のパッケージ電極と回路
基板側のランドの位置をずらして実装したサンプルで
は、半田接続部のクラックおよび破断は全く発生しなか
った。しかし、従来のパッケージ電極と回路基板側のラ
ンドの位置を一致させて実装したサンプルの3割で半田
接続部の10〜20%にクラックが発生したことが確認
された。したがって、パッケージ電極の中心位置とラン
ドの中心位置をずらすと共に、パッケージの中心位置か
ら離れた位置に向かって半田フィレット形状を傾斜した
構成にしたので、ボール端子接続部に熱サイクルが加わ
ったとしても、図3に示すようにパッケージと回路基板
の接続部における応力集中部には、回路基板の変形によ
る応力の方向σcとパッケージの膨張によってフィレッ
ト形状に垂直な方向に働く応力σfの方向が一致するた
め、応力集中部に加わる応力を減少させることができ
る。よって、接続部全体で応力を分担させることができ
るので、最大応力を緩和することができ、その結果、接
続部のクラックや破断を生じにくくし、寿命を延ばすこ
とができる効果がある。
【0006】次に本発明の第2の実施例について説明す
る。図4は、本発明の第2の実施例を示すパッケージ電
極ボール端子接続構造の側断面図である。第2の実施例
が第1の実施例と異なる点は、従来のボールに替えて、
中心の核部分に高剛性で、かつ、低線膨張係数を有する
部材を設け、核部分となる部材の外側に高い融点を有す
る半田からなる薄膜8を均一にめっきした二重構造のボ
ール7を用いた点である。次に、本発明と従来技術に関
し、熱応力解析結果を用いて比較する。熱応力を計算し
た結果。従来の高融点の半田でできたボールによる端子
接続部において発生する最大応力を1としたとき、本発
明の高剛性、低線膨張係数の材料を有するボールと、ボ
ールを覆う高融点の半田で構成される二重のボール端子
接続部に発生する最大応力は0.8となることがわかっ
た。これにより、ボール端子接続部に発生するクラック
や破断の状況を予測できる。。次に、本発明の実施例に
よる高剛性で、かつ、低線膨張係数を有するボールとボ
ールを覆う高融点の半田で構成される二重構造のボール
端子接続構造において、接合部の効果を確認するため
に、従来の高融点の半田でできたボールによる端子接続
部品を実装したものと比較した。なお、確認試験では、
ボール全体の直径を0.9mmφ、核部分となる部材の
直径0.86mm、薄膜の厚さを20μmとした。ま
ず、パッケージなどの電子部品を実装した回路基板を各
10サンプルずつ用意した。これらのサンプルを使っ
て、温度範囲−40℃〜+125℃で300サイクルの
熱衝撃試験を実施した。本発明の高剛性、低線膨張係数
を有するボールと、ボールを覆う高融点の半田で構成さ
れる二重構造のボール端子接続構造のサンプルでは、半
田接続部のクラックおよび破断は全く発生しなかった
が、従来の高融点の半田ボールによる端子接続部品を実
装したサンプルの3割で半田接続部の10〜20%にク
ラックが発生したことが確認された。したがって、中心
部に高剛性、低線膨張係数の材料からなるボールと、ボ
ールを覆う高融点の半田で構成される二重のボール構造
の構成にしたので、ボール端子接続部に熱サイクルが加
わり回路基板とパーッケージが変形したとしても、図5
に示すように中心の高剛性、低線膨張係数のボールが変
形することなく、ボールはパッケージ電極の方向に向か
ってのみ応力を加えるため、応力集中部に加わる応力を
減少させることができる。よって、接続部全体で応力を
分担させることができるので、最大応力を緩和すること
ができ、その結果、接合部のクラックや破談を生じにく
くし、寿命を延ばすことができる。なお、ボールの材料
は特に限定されるとはないが、核部分の材料は、Cr、
Ti、34〜42%Ni−Fe、Al23,、AIN等
が好ましく、また、薄膜の高融点の半田の材料は、10
Sn−90Pb等が好ましい。一方、低融点半田は65
Sn−37Pbが好ましい。
【0007】次に第3の実施例について説明する。図6
は本発明の第3の実施例を示すボール端子接続構造の側
断面図である。第3の実施例が第1および第2の実施例
と異なる点は、パッケージ電極2が導電結合材4との接
合面に対して曲率を有した凹部2aを形成した点であ
る。次に、本発明と従来技術に関し、熱応力解析結果を
用いて比較する。熱応力を計算した結果、従来の形状の
パッケージ電極は、その発生最大応力を1としたとき、
本発明のパッケージ電極が凹状になっているもののボー
ル端子接続部に発生する最大応力は0.86となること
がわかった。これにより、ボール端子接続部に発生する
クラックや破断の状況を予測できる。また、本発明の凹
状電極には熱応力解析から最適範囲があることがわかっ
た。この結果を図7に示す。図7は、パッケージ電極と
ボールの半径比に対する接続部の応力比の関係を示した
図である。図7の横軸は図6に示すパッケージ電極2の
半径Rとボール3の半径R0との比R/R0である。ま
た、縦軸は従来形状における発生最大応力を1としたと
きの応力比としている。図7より、最大応力の比率が最
小となる半径比の最適範囲は、従来形状の応力比0.8
7〜0.88の時であり、その場合半径比R/R0
2.5〜4.0となる。次に、本発明の実施例による凹
状のパッケージ電極にボールを接続したボール端子接続
構造において、接合部の効果を確認するために、従来の
平らなパッケージ電極と高融点の半田でできたボールに
よる端子接続部品を実装したものと比較した。なお、パ
ッケージ電極の曲率半径を1.36mm、高融点の半田
ボールの半径0.4mmとし、パッケージ電極半径Rと高
融点のボールの半径R0との比R/R0を3.4とした。
まず、パッケージなどの電子部品を実装した回路基板を
各10サンプルずつ用意した。これらのサンプルを使っ
て、温度範囲−40℃〜+125℃で500サイクルの
熱衝撃試験を実施した。本発明の凹状のパッケージ電極
にボールを接続し基板に実装したサンプルでは、半田接
続部のクラックは400時間後にしか発生しなかった。
しかし、従来の平らなパッケージ電極とボールを接続し
た基板に実装したサンプルではクラックの発生が300
時間後から始まることがわかった。このことから、クラ
ックの開始時間が本発明では従来のものに比べ1.3倍
以上向上していることが確認された。したがって、パッ
ケージ電極に曲率を付けていることから、ボール端子接
続部に熱サイクルが加わったとしても、フィレット先端
部のみに応力集中することはなく、電極の凹部に沿って
応力を分散させることができる。よって、従来の応力集
中部であるフィレット先端部に替わって、電極の凹部全
体で応力が分担されることになり、最大応力を低下させ
ることができる。その結果、半田接続部の最大応力を緩
和することができ、接合部のクラックや破談を生じにく
くし、寿命を延ばすことができる。
【0008】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の第1実施例
によれは、パッケージ電極の中心位置に対する回路基板
側のランドの中心位置を、パッケージ中心点から放射状
に外側に偏心させ、しかも、偏心量をパッケージ中心点
からの距離に比例して広げるように実装したので、熱サ
イクルが加わった場合にボール端子接続部に発生する応
力を緩和し、ボール端子接続部のクラックや破断を抑制
し、熱疲労寿命を延ばすことができる。これにより、信
頼性の高い電子機器を製造することができる。また、第
2の実施例によれば、高剛性で、かつ、低膨張係数の材
料からなるボールとボールを覆う高い融点を有する半田
からなる薄膜で構成される二重構造のボール端子接続部
品を実装したので、第1の実施例同様に熱サイクルが加
わった場合にボール端子接続部に発生する応力を緩和
し、ボール端子接続部のクラックや破断を抑制し、熱疲
労寿命を延ばすことができる。これにより、信頼性の高
い電子機器を製造することができる。さらに、第3の実
施例によれば、パッケージ電極を凹状にしたので、熱サ
イクルが加わった場合にボール端子接続部に発生する応
力を緩和し、ボール端子接続部のクラックや破断を抑制
し、熱疲労寿命を延ばすことができる。これにより、信
頼性の高い電子機器を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す回路基板上にパッ
ケージを実装した場合のボール端子接続構造であって、
図2のB―B線における平面図である。
【図2】本発明の第1の実施例を示すボール端子接続構
造であって、図1のA―A線における側断面図である。
【図3】第1の実施例におけるボール端子接続部の熱応
力発生原理図である。
【図4】本発明の第2の実施例を示すボール端子接続構
造の側断面図である。
【図5】第2の実施例におけるボール端子接続部の熱応
力発生原理図である。
【図6】本発明の第3の実施例を示すボール端子接続構
造の側断面図である。
【図7】パッケージ電極とボールの半径比によるボール
端子接続部の応力比の関係を示した図である。
【図8】従来のボール端子接続構造の側断面図である。
【図9】従来のボール端子接続部の熱応力発生原理図で
ある。
【記号の説明】
1 パッケージ 1a 回路形成面 2 パッケージ電極 2a 凹部 3 ボール(高融点の半田) 4 導電結合材(低融点の半田) 5 ランド 6 回路基板 7 ボール(高剛性、低膨張材) 8 薄膜(高融点の半田)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回路基板上に形成された複数のランドと、
    前記ランドの対向面側に回路形成面を有する半導体チッ
    プなどのパッケージと、前記ランドと前記パッケージの
    回路形成面に形成された複数のパッケージ電極の間に配
    置されると共に表面が少なくとも高い融点を有する半田
    で形成されたボールと、前記ボールを間に介して、前記
    パッケージ電極、前記ランドを電気的に接続すると共に
    低い融点を有する半田で形成された導電結合材とを備え
    た電子部品のボール端子接続構造において、 前記各々のランドの中心位置は、前記各々のランドに対
    向するパッケージ電極の中心位置に対して、前記パッケ
    ージの中心点Cから外側方向に向かって偏心するように
    形成されていることを特徴とする電子部品のボール端子
    接続構造。
  2. 【請求項2】前記パッケージ電極と前記ランドの偏心の
    量は、前記パッケージの中心点Cの位置で0とし、前記
    パッケージの中心点Cからの距離に比例して大きくなる
    ようにしている請求項1記載の電子部品のボール端子接
    続構造。
  3. 【請求項3】前記ボールは、中心となる核部分に高剛性
    で、かつ、低線膨張係数を有する部材で構成されている
    請求項1または2記載の電子部品のボール端子接続構
    造。
  4. 【請求項4】回路基板上に形成された複数のランドと、
    前記ランドとの対向面側に回路形成面を有する半導体チ
    ップなどのパッケージと、前記ランドと前記パッケージ
    の回路形成面に形成された複数のパッケージ電極の間に
    配置されると共に表面が少なくとも高い融点を有する半
    田で形成されたボールと、前記ボールを間に介して、前
    記パッケージ電極、前記ランドを電気的に接続すると共
    に低い融点を有する半田で形成された導電結合材とを備
    えた電子部品のボール端子接続構造において、 前記パッケージ電極には、前記導電結合材との接合面に
    対して曲率を有した凹部が形成してあることを特徴とす
    る電子部品のボール端子接続構造。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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