JP2001060618A - 基板吸着保持方法、基板吸着保持装置および該基板吸着保持装置を用いた露光装置ならびにデバイスの製造方法 - Google Patents

基板吸着保持方法、基板吸着保持装置および該基板吸着保持装置を用いた露光装置ならびにデバイスの製造方法

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JP2001060618A
JP2001060618A JP11233589A JP23358999A JP2001060618A JP 2001060618 A JP2001060618 A JP 2001060618A JP 11233589 A JP11233589 A JP 11233589A JP 23358999 A JP23358999 A JP 23358999A JP 2001060618 A JP2001060618 A JP 2001060618A
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秀樹 野川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 裏面粗さの大きいウェハ等の基板であって
も、裏面粗さの影響を基板表面に及ぼすことなく、良好
な平坦度を得るとともに局所的な基板面内歪みをなくす
ように基板を吸着保持する基板吸着保持方法および装置
を提供する。 【解決手段】 ウェハ等の基板2を支持するチャック3
の凸部3a上に基板2を載置して負圧あるいは静電気力
等により吸着保持する際に、凸部3aの上面と基板2の
裏面との間に、基板裏面の粗さを吸収することができる
粗さ吸収部材4を介在させる。粗さ吸収部材4は、基板
2の縦弾性率よりも低い縦弾性率を有する部材であり、
その厚さは基板裏面の粗さのPV値の1/2よりも厚く
形成する。粗さ吸収部材4は、基板裏面の粗さに相応し
て変形し、基板裏面の粗さに起因して発生する基板表面
の凹凸やうねりを軽減あるいは緩和して、基板表面のデ
フォーカスや基板面内歪みを大幅に減少させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体デバイスを
製造する半導体製造装置、液晶素子を製造する液晶基板
製造装置、磁気ヘッド製造装置、マイクロマシンの製造
等に用いられる基板吸着保持方法および基板吸着保持装
置に関し、さらに、このような基板保持装置を用いた露
光装置およびデバイス製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体素子製造等に用いられる縮
小投影露光装置は、素子の微細化に対応するための高N
A化が進んでいる。高NA化によって解像力は向上する
ものの、有効な焦点深度は逆に減少してしまう。そこ
で、解像力は維持しかつ十分な実用深度を確保するため
に、投影光学系の像面湾曲の軽減や、ウェハの厚みムラ
やチャックの平面精度の向上などウェハフラットネスの
改善が図られてきた。
【0003】ウェハ表面のフラットネスを悪化させる原
因として、チャックとウェハとの間の異物挟み込みがあ
る。一旦数μmの異物を挟み込むとその部分のウェハは
変形を受け盛り上がってしまう。有効な焦点深度が1μ
m以下である場合、その部分はローカルなデフォーカス
を引き起こし、最悪な場合パターン不良を生じる。この
ような異物による歩留まりの悪化を確率的に回避するた
め、チャックとウェハとの接触率を極限まで減少させた
いわゆるピンコンタクトチャックが主流となっている。
また、チャックの吸着パターン要因で吸着変形によって
もウェハ変形は発生する。特に、吸着部と非吸着部との
境界のあるチャック外周部や中央付近にあるリフトピン
用貫通穴の周辺では、この変形によるデフォーカスが起
きやすいことが知られている。従来では、凸部の形成す
る吸着パターンの配置密度を工夫することで改善が図ら
れてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のようにデフォー
カス要因に伴なう解像不良は、従来から種々の改善が図
られてきたものの、さらに進む素子の微細化により新た
な問題が顕在化してきた。その一つは、ウェハ表面の平
坦化が劣化することによってウェハ面内の歪みが大きく
発生していることであり、他の一つは、ウェハ裏面のも
つ面粗さが、デフォーカス(dz)とチャッキングディ
ストーション(dxdy)の発生原因になっていること
である。
【0005】先ず、前者から説明すると、これまで、ウ
ェハ表面の変形dzは、露光装置の焦点深度からの制約
でその必要精度が見積もられていた。今後のプロセスで
は、露光1画角内で50nm程度が必要とされている。
一方で面内歪みdxdyは、露光画角内で2nm程度以
内に抑える必要があり、もし仮に50nmのdz変形が
発生した場合、容易にdxdyが2nmを越えてしまう
ことになる。
【0006】ウェハの変形(dz)は、図3に図示する
ように、ディストーションdxdyを発生し、このdx
dyは、そのウェハ部分の局所傾きi=dz/Δxとウ
ェハの変形中立面から表面までの距離hとの積i×hで
表わされる。この場合、ウェハ変形によって最大傾きを
とる点が、極大ローカルディストーションの発生する点
になる。
【0007】次に、ウェハ裏面の粗さの影響について考
察すると、半導体製造に用いられるSiウェハは、単結
晶引き上げ装置によって、るつぼから引き上げられた柱
状インゴットとして形成され、スライス加工および端面
加工を施した後、各種研磨加工にて仕上げられている。
さらに、ウェハ裏面に対してフッ硝酸、硝酸などの酸系
エッチングやアルカリ系エッチングを施して、裏面が適
度に粗れたウェハ、いわゆる、エッチドウェハが完成す
る。ウェハ裏面の粗さは、特に規格化されたものではな
く、ウェハメーカーのそれぞれのエッチングプロセスに
応じて各社各様の粗さ状態を呈している。このように、
ウェハ裏面の粗さは、大きいもので、Ra値200n
m、PV値(Peak to Valley)で1.5μm程度であ
る。数社のウェハメーカーのうち代表的なウェハの裏面
粗さを測定した粗さプロファイルを図4に図示する。こ
の結果によれば、所々大きく突出した部分が存在してい
る。これらの粗さを空間周波数分析すると、いずれも低
周波(空間波長の長い)成分ほど大きく、高周波成分ほ
ど小さくなる単調減少の傾向をもつ。
【0008】このようなウェハをセラミックで形成され
た真空吸着チャックに吸着保持する場合、仮に、図5の
(a)に示すように、チャック3の接触面が完全に平坦
でかつウェハの表面が完全に平坦なウェハ2であったと
しても、図5の(b)に示すように、ウェハ2の裏面の
粗さに伴なう突出した部分2aがチャック3の凸部3a
に接触すると、その部分のウェハ表面は変形することと
なり、吸着後のウェハ表面には裏面の粗さに起因する凹
凸が生じる。これはあたかもチャック3とウェハ2との
間に異物を挟み込んだ状態のようになり、dzが発生す
る。この状態が、1枚のウェハに対して複数回の露光を
するチップ製造の過程で再現すれば、このdzの問題は
軽減できるけれども、実際にはウェハをチャック上に送
り込む位置のバラツキは数10μmもあり、ウェハ裏面
との接触位置が必ずしも再現しない。これは、ウェハ裏
面粗さに起因した吸着時のdzが再現しないことを意味
し、そして、それによるdxdyも再現しないことを意
味している。複数のパターンを高精度に重ね焼きするこ
とが目的の露光装置にとって、この再現性のないdxd
yは、重大な性能阻害要因となりうる。
【0009】そこで、本発明は、上記の従来技術の有す
る未解決の課題に鑑みてなされたものであって、裏面の
粗さの大きいウェハ等の基板であっても、裏面の粗さの
影響を基板表面に及ぼすことなく、良好な平坦度を得る
とともに平面方向の局所的な歪みをなくすように吸着保
持することができる基板吸着保持方法、基板吸着保持装
置および該基板吸着保持装置を用いた露光装置ならびに
デバイスの製造方法を提供することを目的とするもので
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の基板吸着保持方法は、基板を支持する凸部
上に基板を載置して吸着保持する基板吸着保持方法にお
いて、基板裏面の粗さを吸収する粗さ吸収部材を介して
基板を吸着保持し、吸着保持した際に基板裏面に粗さが
存在しても基板表面に発生する凹凸やうねりを緩和する
ことを特徴とする。
【0011】本発明の基板吸着保持方法において、前記
粗さ吸収部材が、基板を実質的に支持する凸部の上面と
基板裏面との間に配されることが好ましい。
【0012】本発明の基板吸着保持方法において、前記
凸部が粗さ吸収部材で構成されていることが好ましい。
【0013】本発明の基板吸着保持方法において、基板
の吸着保持は、負圧吸引と静電気力の少なくともいずれ
か一方の吸着力によって行なわれることが好ましい。
【0014】本発明の基板吸着保持方法においては、前
記粗さ吸収部材が基板の縦弾性率よりも低い縦弾性率を
有する材料で形成されていることが好ましく、また、前
記粗さ吸収部材の縦弾性率が1.3×1011N/m2
下であることが好ましい。本発明の基板吸着保持方法に
おいては、前記粗さ吸収部材が基板裏面粗さのPV値の
1/2よりも厚く形成されていることが好ましく、ま
た、基板がシリコンウェハである場合には、前記粗さ吸
収部材の厚さを1μm以上とすることが好ましい。
【0015】さらに、本発明の基板吸着保持装置は、基
板を支持する凸部を備え、該凸部上に支持される基板を
吸着保持する基板吸着保持装置において、基板裏面に粗
さが存在しても基板吸着保持した際に基板表面に発生す
る凹凸やうねりを緩和する手段を備えていることを特徴
とする。
【0016】また、本発明の基板吸着保持装置は、基板
を支持する凸部を備え、該凸部上に支持される基板を吸
着保持する基板吸着保持装置において、基板裏面の粗さ
を吸収する粗さ吸収部材を介して基板を吸着保持するこ
とを特徴とする。
【0017】本発明の基板吸着保持装置において、前記
粗さ吸収部材は、基板を実質的に支持する凸部の上面と
基板裏面との間に配されていることが好ましい。
【0018】本発明の基板吸着保持装置においては、前
記粗さ吸収部材が、基板に接する凸部の上面に配設され
ていること、あるいは、基板に接する凸部の上面に被覆
されていること、あるいはまた、基板の吸着面に被覆さ
れていることが好ましい。
【0019】本発明の基板吸着保持装置においては、前
記凸部が粗さ吸収部材で構成されていることが好まし
い。
【0020】本発明の基板吸着保持装置においては、基
板を実質的に支持する凸部の上面に基板裏面の粗さを吸
収する薄板状の粗さ吸収部材を送り込む手段と、基板を
前記薄板状の粗さ吸収部材上に送り込む手段とを備えて
いることを特徴とする。
【0021】本発明の基板吸着保持装置において、基板
の吸着保持は、負圧吸引と静電気力の少なくともいずれ
か一方の吸着力によって行なわれることが好ましい。
【0022】本発明の基板吸着保持装置においては、前
記粗さ吸収部材が基板の縦弾性率よりも低い縦弾性率を
有する材料で形成されていることが好ましく、また、前
記粗さ吸収部材の縦弾性率が1.3×1011N/m2
下であることが好ましい。本発明の基板吸着保持方法に
おいては、前記粗さ吸収部材が基板裏面粗さのPV値の
1/2よりも厚く形成されていることが好ましく、ま
た、基板がシリコンウェハである場合には、前記粗さ吸
収部材の厚さを1μm以上とすることが好ましい。
【0023】本発明の基板吸着保持方法においては、前
記粗さ吸収部材は高分子化合物であることが好ましく、
また、前記粗さ吸収部材を金属、セラミック、カーボン
繊維あるいはこれらの複合材料で形成することもでき
る。
【0024】さらに、本発明の露光装置は、上述した基
板吸着保持装置および該基板吸着保持装置に吸着保持さ
れた基板に対して原版のパターンを露光転写する露光手
段を備えていることを特徴とする。
【0025】さらに、本発明のデバイスの製造方法は、
上述した露光装置を用いて基板を露光する工程を含む製
造工程によってデバイスを製造することを特徴とする。
【0026】
【作用】本発明によれば、基板を支持する凸部上に基板
を載置して負圧あるいは静電気力等により吸着保持する
際に、凸部の上面と基板裏面との間に、基板裏面の粗さ
を吸収する粗さ吸収部材を配することにより、粗さ吸収
部材が基板裏面の粗さに応じて変形変位して基板裏面の
粗さを吸収し、基板裏面の粗さに起因して発生する基板
表面の凹凸やうねりを軽減しあるいは緩和し、基板表面
のデフォーカスや基板面内歪みを大幅に減ずることが可
能となり、微細な素子製造工程にあっても素子欠陥をな
くし歩留まりを向上させることができる。
【0027】チャック凸部の上面と基板裏面との間に粗
さ吸収部材を配する手段としては、基板裏面とチャック
凸部との間に粗さ吸収部材を挟み込む形態、基板裏面に
予め粗さ吸収部材を被覆する形態、チャック凸部上部に
粗さ吸収部材を被覆する形態など種々の形態を採用する
ことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の基板吸着保持方法および
基板吸着保持装置において、先ず、ウェハ等の基板の裏
面の粗さが基板表面に影響するメカニズムについて図2
を参照して説明する。
【0029】基板としてのSiウェハにおいては、SE
MI規格に則り製造されており、φ200mmまでのウ
ェハは、裏面に対して規定がないため、ウェハメーカー
の各社各様の裏面処理により種々の粗さを呈している。
ウェハ裏面の粗さは、前述したように、大きいもので、
Ra=200nm、PV値で1.5μmである。φ0.
2mm径のピン状凸部がおよそ2mmピッチで格子状に
配列された基板吸着保持装置(チャック)上にPV値
1.5μmのウェハを吸着した場合を考えると、ウェハ
裏面の粗さのうち大きく突出した部分はおよそ0.8μ
m程度であり、吸着開始に伴なってこの部分が先ずピン
状凸部に点接触し支持されることになる。
【0030】ウェハには真空吸着力によってチャック側
に押し付ける力が作用するため、粗さの突出部は局所的
に弾性変形しつぶれることになる。しかし、真空吸着力
のみでは、粗さの突出部を完全につぶしきることはでき
ず、つぶしきらなかった分がウェハの局所的な厚みムラ
と同様の現象を引き起こし、結果として、ウェハ表面に
うねりや凹凸を形成させることになる。粗さの突出部を
ミクロな見地から部分球体と仮定して、公知の材料力学
の接触式を適用すると、球体と平面との接触部の変形変
位量δは、
【数1】 である。なお、dはウェハの裏面突出部の高さ、rは突
出部半径、Pは突出部に作用する押し付け力、νw 、ν
c はそれぞれウェハとチャックのポアソン比であり、E
w 、Ec はそれぞれウェハとチャックのヤング率(縦弾
性係数)である。
【0031】吸着による変形変位量δが、ウェハ裏面突
出部の高さdよりも大きい場合には、球体と平面の変形
量は突出部の影響を吸収し、球体以外の他の平面部分で
広範囲にわたり平均面接触支持することができる。一
方、変形変位量δがウェハ裏面突出部の高さdよりも小
さい場合、(d−δ)だけウェハ厚みが増加したと等価
な状態となり、吸着状態でウェハ表面が(d−δ)だけ
盛り上がることになる。
【0032】ここで、従来のウェハおよびチャックにお
ける吸着による変形変位量δを試算してみると、チャッ
クを炭化珪素のセラミックとすると、そのヤング率Ec
は4.20×1011N/m2 、ポアソン比νc は0.1
7であり、シリコンウェハは、異方性材料であるため材
料特性は結晶軸の方向に依存するので、ここでは(10
0)面のP型用シリコンウェハについて〈001〉軸方
向あるいは〈010〉軸方向の材料特性を抽出してヤン
グ率Ew は1.31×1011N/m2 、ポアソン比νw
は0.278として計算する。
【0033】ウェハ裏面粗さの大きさは、高さd=1.
5μm、半径r=5μmとして計算し、また、押し付け
力は真空吸着力のみとして、P=0.4Nを与えてい
る。この場合の変形量δは0.99μmであり、吸着状
態でd(=1.5μm)との差分約0.5μmの表面盛
り上がりが生じることになる。
【0034】上記の式(1)を用い、吸着による変形量
δが突出部の高さdよりも大きいという条件式δ/d≧
1を与えると、チャックとして必要な材料定数Chが、
【数2】 のように導き出される。
【0035】上記の式(2)を満たす材料特性Ec 、ν
c の部材を、チャックの少なくともウェハを支持する凸
部に使えば、ウェハ裏面の粗さの影響を低減しあるいは
無くすることができることとなる。
【0036】すなわち、図1に図示するように、上記の
式(2)を満たす材料特性を有する部材4(以下、この
部材を粗さ吸収部材ともいう)をチャック3の凸部3a
とウェハ等の基板2との間に配することにより、基板2
を吸着保持する際に、基板裏面の粗さに伴なう突出部2
aが凸部3a上の上記粗さ吸収部材4に当接すると、該
部材は変形して、基板裏面の粗さを吸収し、基板表面へ
の影響を軽減しあるいは無くすることが可能となる。
【0037】また、上記の式(2)はシリコンウェハに
限ったものではなく、いかなる材料の基板であっても、
また、いかなる裏面粗さをもっていても、上記の式
(2)を満たす粗さ吸収部材であれば、同様の効果を期
待できる。さらに、極端にChの大きい(ヤング率の小
さい)部材を使用すれば、ウェハ裏面粗さのみならず、
ウェハの厚みムラによる表面転写の影響をも軽減するこ
とが可能となる。
【0038】また、従来のセラミックチャックによる凸
部とウェハ裏面との間に上記のように導き出された材料
特性を有する粗さ吸収部材を挟み込んでも同様の効果を
期待できる。
【0039】次に、粗さ吸収部材(弾性体)の厚さにつ
いて検討する。粗さ吸収部材の厚さは、ウェハ等の基板
裏面粗さのPV値に対して小さい場合には、粗さ吸収部
材の吸収量は限られてしまうものの、裏面粗さを軽減す
る効果を持たせることは可能である。つまり、粗さ吸収
部材がわずかな厚さであっても軽減効果は期待できる。
【0040】しかし、粗さ吸収部材の厚さは、少なくと
も基板裏面の粗さのPV値の1/2以上とすることが好
ましく、基板がSiウェハである場合には、裏面の粗さ
のうち大きく突出した部分はおよそ0.8μm程度あ
り、1μm以上の厚さを有する部材を用いることが望ま
しい。
【0041】また、粗さ吸収部材が厚い場合には、粗さ
吸収部材の変形量が大きくなるため裏面粗さの吸収は十
分達成できるが、凸部の弾性変形によって本来の性能で
あるチャックの平坦度が劣化する場合がある。
【0042】ここで、粗さ吸収部材の厚さをt、ヤング
率をE、ピン凸部の接触面積をA、粗さ吸収部材のたわ
みをΔtとして、材料力学公式を用いて、吸着力Pによ
るたわみを求めると、 Δt=Pt/AE ………(3) と表わせる。また、ピン凸部に製造誤差で接触面積Aに
仮に40%の範囲のバラツキが発生すると、そのばらつ
きによって生じる粗さ吸収部材のたわみの差は、 Δt1−Δt2=0.4/1.4×Pt/AE ………(4) で表わせる。
【0043】このたわみの差がチャック平坦度の要求値
を超えないようにするために、要求値を0.02μmと
してそれを満たすためには、上式より、 t<0.02×10-3×AE/P×1.4/0.4 ………(5) を満たす必要がある。
【0044】例えばピン凸部のピン径0.2μm、吸着
力P=0.04kgfで、E=500kgf/mm2
度の樹脂を用いた場合には、厚さtは、上式(5)よ
り、 t<28μm E=13000kgf/mm2 程度の金属材料を用いた
場合には、 t<720μm と求められる。したがって、粗さ吸収部材の厚さは、弾
性率に依存はするものの、720μm以下とするのが好
ましい。
【0045】以上のように、基板を支持するための凸部
を備え、該凸部上に支持される基板を吸着保持する基板
吸着保持装置において、凸部の上面と基板裏面との間に
上記のように導き出された材料特性を有する粗さ吸収部
材を配して、基板を負圧あるいは静電気力等により吸着
保持する際に、図1に図示するように、粗さ吸収部材が
基板裏面の粗さに応じて変形変位して基板裏面の粗さを
吸収し、基板裏面の粗さに起因して発生する基板表面の
凹凸やうねりを緩和し、デフォーカスや基板面内歪みを
大幅に減ずることができる。
【0046】上記のように導き出された材料特性を有す
る粗さ吸収部材を配する実施形態としては、基板裏面と
チャック凸部との間に粗さ吸収部材を挟み込む実施形
態、基板裏面に予め粗さ吸収部材を被覆する実施形態、
チャック凸部上部に粗さ吸収部材を被覆する実施形態な
ど種々の形態がある。なお、ここで、被覆とは、単にコ
ーティングなどの方法のみならず、静電吸着による密
着、真空圧力による密着、圧接による密着、接着剤によ
る密着、熱収縮による密着、フォトレジスト等のディッ
ピング塗布、メッキ、焼結、含浸、射出、成長形成等の
各種方法によって物理的に一体となった状態を指す。
【0047】前述した第1の実施形態では、チャック上
面に粗さ吸収部材を送り込む送り込み手段を有し、基板
の交換の度に、あるいは定期的に部材の交換を行なえる
ようにすることもできる。
【0048】また、各実施形態のいずれにおいても、使
用する基板の裏面特性が変わる度にその材料特性を変え
た粗さ吸収部材を用いることができ、また、ウェハ等の
基板自体の弾性率を基に粗さ吸収部材の材質について述
べてきたが、ウェハ等の基板裏面にSiO2 等の膜を付
ける場合には、単に基板自体の弾性率ではなく、膜の弾
性率を基に粗さ吸収部材の弾性率を決定しても良い。
【0049】上述した粗さ吸収部材の材料特性を基板と
してのシリコンウェハに対して考慮すると、およそヤン
グ率で1.3×1011N/m2 以下の材料が好ましい。
金属では、例えば、鋳鉄、アルミニウム、マグネシウ
ム、銅、亜鉛、真鍮等であり、高分子化合物では、木
材、ゴム、アスベスト等の天然高分子化合物、セルロイ
ド、アセテートフィルム、セロファン、ベンベルグ、レ
ーヨン等の半合成高分子化合物、合成ゴム、合成繊維、
熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、光硬化性樹脂等の合成高
分子化合物で、具体的には、アクリル樹脂、ポリ塩化ビ
ニル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミ
ド、ポリスチレン、セルロイド、酢酸セルロース、塩化
ゴム、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、フッ
素樹脂、ポリカーボネート、ポリアセタール樹脂、ポリ
アルキレンオキシド、アルキド樹脂、フラン樹脂、不飽
和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹
脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリエステル樹脂、珪素
樹脂等である。他にも晶質材料として、クオーツ、ゼロ
ジューア、SiO2 やガラス材料等が使用可能であり、
さらに、上述した材料を適宜組み合わせて複合材料とし
て用いることもできる。また、メッキ膜として、チャッ
クに金メッキ、銀メッキ、銅メッキ、錫メッキ、亜鉛メ
ッキ、亜鉛クロムメッキ等を付けても上記の効果を期待
できる。
【0050】次に、本発明を適用することができる基板
吸着保持装置(チャック)について図6の(a)および
(b)を参照して説明する。
【0051】図6の(a)に図示するチャックにおいて
は、ウェハ等の基板を載置する支持面は、複数のピン状
凸部31によって構成され、その先端面は高精度のラッ
プ加工によって超平面を形成している。本実施例におい
て、ピン状凸部31は、ピン径φ0.2mmで格子状に
配列ピッチ2mmで並列され、チャック上面34には真
空源に連通する真空吸着用の吸引穴33が少なくとも1
個設けられている。チャック外周部には、基板の外径に
合わせた径あるいは基板の外径よりもわずかに小さい径
を有する外周シール用縁堤32が環状に設けられてい
る。また、チャック外周部が基板外周と重複する部分で
あれば基板外周部より大きい径の外周シール用縁堤であ
ってもよい。また、基板外形がオリエンテーションフラ
ットのような直線部やノッチのような切り込みを有する
場合には、外周シール用縁堤は必ずしも環状である必要
はなく、基板の外形に適合する形状であればよい。基板
が液晶基板のような方形の場合には同様に液晶基板の方
形に適合する形状に形成する。また、チャック上面34
には、基板受け渡し用のリフトピンが挿通しうるように
3個のリフトピン用の貫通穴35が設けられており、こ
れらの貫通穴35の周囲にはそれぞれ貫通穴シール用の
縁堤36が設けられている。なお、ピン状凸部31の配
列は、格子状配列に限らず、円周状や60度千鳥格子状
に配列することもでき、また、平均ピンピッチが一定の
ランダムピン配置であってもよい。これらのいずれの場
合にも平均ピンピッチは2mm程度となるものが、吸着
時の基板たわみ(負圧力による基板変形)が少なく基板
吸着保持に好都合である。
【0052】図6の(b)に図示するチャックにおいて
は、ウェハ等の基板を載置する支持面は、複数の輪体状
縁堤41、42、43、44によって構成され、各縁堤
凸部の頂部表面は高い平坦度をもって形成されており、
複数の輪体状縁堤41〜44によって区画されたチャッ
ク上面34には、真空源に連通する真空吸着用の吸引穴
33がそれぞれ少なくとも1個設けられている。また、
輪体状縁堤41と42の間のチャック上面34には、3
個のリフトピン用の貫通穴35および貫通穴シール用の
縁堤36が設けられている。
【0053】次に、本発明に基づいて、基板裏面とチャ
ックとの間に粗さ吸収部材を挿入する構成を備える実施
形態について、図7の(a)ないし(c)を参照して説
明する。
【0054】図7の(a)において、4は粗さ吸収部材
としての塩化ビニリデン樹脂の薄膜であり、この塩化ビ
ニリデン樹脂の薄膜4は、厚さムラが0.1μm以下に
なるように予めコントロールされて形成され、その厚さ
は5μmに形成されている。5は被露光基板とほぼ同じ
厚さに形成されたダミーガラス基板であり、このダミー
ガラス基板5にはいくつかの貫通穴5aが設けられてい
る。また、薄膜4にもガラス基板5の貫通穴5aよりも
少ない開口面積の穴4aを複数設けており、この塩化ビ
ニリデン樹脂の薄膜4は、ダミーガラス基板5に対して
僅かな静電気を付与することにより、図7の(a)に示
すように、ダミーガラス基板5の裏面に静電密着により
密着された状態で供給される。
【0055】このダミーガラス基板5は露光装置の基板
カセット(不図示)に複数枚セッティングされ、通常の
被露光基板と同様に基板送り込み装置(不図示)によっ
てチャック3上に搭載される。図7の(b)に示すよう
に、ダミーガラス基板5をチャック3の凸部3a上に一
旦搭載したところで、チャック3に連通する吸引穴3b
から基板吸着バキュームを電磁弁の切り替えによって作
用させる。すると、ダミーガラス基板5の裏面に静電密
着により貼り付けられていた塩化ビニリデン樹脂の薄膜
4はチャック3側に吸引されるとともに空気がダミーガ
ラス基板5に複数設けられている貫通穴5aを介してガ
ラス基板5と薄膜4との間に流れ込み、薄膜4はダミー
ガラス基板5の裏面から離れ、そのままチャック3の上
面を覆うようにチャック3の凸部3aに密着する。薄膜
4をチャック3側に受け渡したダミーガラス基板5は、
再び基板搬送装置によってもとの基板カセットに回収さ
れる。この状態で、露光ジョブが可能となる。
【0056】露光ジョブ開始の指令によって、被露光基
板であるシリコンウェハ2が、チャック3上に搭載され
るが、このとき、塩化ビニリデン樹脂の薄膜4は、図7
の(c)に示すように、チャック3とウェハ2との間に
挟まれることになる。これにより、薄膜(粗さ吸収部
材)4は、ウェハ2の裏面の粗さに相応して変形変位
し、裏面粗さに起因して発生するウェハ2の表面の凹凸
やうねりを軽減することができる。また、薄膜4の表面
部は、ウェハ2の裏面粗さによって、局所的な変形を受
けるが、薄膜4の厚さを粗さのPV値に対して5倍以上
とすることにより、この変形は、弾性変形域にとどま
り、塑性変形の場合のような表面ダメージを受けない状
態を維持することができる。ただし、薄膜と同じかある
いはそれ以上の粒径をもつ異物などが混入した場合に
は、異物を挟み込んだ部分は塑性変形を起こし、徐々に
薄膜がダメージを受けて、ウェハ表面の平滑性が損なわ
れてくる。そのような場合には、薄膜を回収し、前述し
たと同様に新たな薄膜を送り込めばよい。薄膜の回収
は、裏面に部分的に粘着材を塗布したダミー基板をチャ
ック上に送り込むことで、薄膜をダミー基板の裏面にく
っつけた状態でチャックの上面から回収することができ
る。
【0057】本実施例では、粗さ吸収部材として、塩化
ビニリデン樹脂の薄膜を用いたが、前述した各種の高分
子材料や金属薄板を用いることもでき、同様の作用効果
を得ることができる。
【0058】また、本実施例では、露光装置のもつ基板
搬送装置によって薄膜を自動で送り込んでいるが、単に
チャックを露光装置から一旦はずして、装置外部で薄膜
をチャックに密着させそのチャックを露光装置へ送り込
むようにしてもよい。
【0059】また、ダミーガラス基板などの間接搬送体
を用いることなく、直接薄膜をチャック上に密着させる
ための手段を用いることもできる。例えば、図8に図示
するように、チャック3の一方側に薄膜4をローディン
グするローディングローラ6aを配置し、チャック3の
他方側に薄膜4を巻き取る巻き取りローラ6bを配置
し、薄膜4をローディングローラ6aからチャック3の
上面に供給して薄膜4の他端を巻き取りローラ6bに掛
け渡すことにより薄膜4を直接チャック3の上面に密着
させることができる。そして、ローラ6a、6bの巻き
取り動作によって順次新たな薄膜4をチャック3の上面
に供給することが可能となる。
【0060】次に、本発明の他の実施形態について、図
9を参照して説明する。本実施形態は、基板をチャック
上に搬送装置で送り込む際に、基板裏面に高分子薄膜を
密着あるいは被覆させてから送り込むように構成するも
のである。
【0061】図9において、基板としてのウェハ2のカ
セットキャリアからチャックへのウェハの搬送経路途中
に薄膜キャリア板7を配設する。この薄膜キャリア板7
の上面外周部7aは僅かに下方に傾斜されて形成され、
この薄膜キャリア板7の上面には粗さ吸収部材としての
高分子薄膜4が載置されている。また、薄膜キャリア板
7の下方へ傾斜した外周部7aに対向して小径のノズル
8が配置されている。このように薄膜4を上面に載置す
る薄膜キャリア板7をウェハの搬送経路途中に配設する
ことにより、基板送り込み装置の搬送装置ハンドが、ウ
ェハ2をカセットキャリアから取り出し、薄膜キャリア
板7上に搬送された際に、待機している薄膜キャリア板
7を上昇させて薄膜4をウェハ2の裏面に押し付ける。
そして、薄膜キャリア板7の下方に傾斜した外周部7a
に対向して配置されている小径のノズル8を薄膜4とウ
ェハ2の裏面との僅かな隙間に挿入して、薄膜4とウェ
ハ2の裏面との間の空気を吸引する。これによって、ウ
ェハ2裏面に薄膜4が密着した状態となり、この状態で
ウェハ2と薄膜4をさらに搬送してチャック上に載置す
る。
【0062】したがって、本実施形態においても、ウェ
ハ2とチャックとの間に薄膜4が挟まれることとなり、
前述した実施態様と同様に、薄膜4が、ウェハ2の裏面
粗さによって局所的な変形を受けて、基板裏面の粗さを
吸収し、基板裏面の粗さに起因して発生する基板表面の
凹凸やうねりを緩和し、デフォーカスや基板面内歪みを
大幅に減ずることができる。
【0063】次に、本発明のさらに他の実施形態につい
て、図10および図11を参照して、説明する。本実施
形態は、チャック凸部の上部に前述の材料特性をもつ粗
さ吸収部材を被覆するものである。
【0064】図10には、上面全面に高分子化合物9を
膜付けしたチャック3を示す。膜としての高分子化合物
はポリテトラフルオロエチレン(テフロン樹脂)が好ま
しい。成膜方法は、加圧成形焼成法、押出成形法、ある
いはディッピングによるものであってもよい。そして、
膜厚は、ラップ加工後1μmから30μmの範囲に収ま
るように形成した。ウェハの吸着状態においては、前述
した実施形態と同様に、ウェハの裏面粗さは高分子化合
物膜9の局所的な変形によって吸収され、ウェハ裏面の
粗さに起因して発生する基板表面の凹凸やうねりを緩和
し、デフォーカスや基板面内歪みを大幅に減ずることが
できる。
【0065】また、本実施形態の変形例を図11に図示
する。この変形例は、一旦平面加工が施されたセラミッ
ク円板にポリテトラフルオロエチレンをコーティングす
る。そしてその後、マスクで表面を覆い、ブラスト除去
加工を施す。こうすることにより、ポリテトラフルオロ
エチレンの薄膜9aは、ピン状の凸部3aの先端にのみ
残留し、薄膜9aが部分的に点在するため、ポリテトラ
フルオロエチレンの薄膜9aとセラミックの熱膨脹率差
による膜応力の発生を抑制することができ、最終仕上げ
加工の際に必要平面度を容易に出すことが可能となる。
【0066】さらに、その他の変形例としては、チャッ
クの上面に金属メッキを施して構成することもできる。
メッキ膜として金メッキを施し、面仕上げ加工後のメッ
キ膜厚としては1μm以上の膜厚とした。なお、その他
のメッキとして、銀メッキ、銅メッキ、錫メッキ、亜鉛
メッキ、亜鉛クロムメッキ等も有効である。
【0067】以上の各実施形態においては、チャックの
凸部とウェハ等の基板の間に基板の裏面粗さを局所的な
変形によって吸収する部材を介在させているけれども、
凸部自体、あるいは凸部を含むチャック自体を、基板の
縦弾性率より低い縦弾性率を有する材質で形成すること
もできる。基板がシリコンウェハである場合には、縦弾
性率が約1.3×1011N/m2 以下の材料が好まし
く、鋳鉄、アルミニウム、マグネシウム、銅、亜鉛、真
鍮等の金属を用いることができる。
【0068】次に、上述した基板吸着保持装置を用いる
露光装置について説明する。
【0069】図12は縮小投影露光装置の構成を概略的
に図示する構成図であり、同図において、ウェハ等の基
板2に転写するパターンが形成されている原版としての
レチクル102はレチクルチャック101を介してレチ
クルステージ100上に保持され、照明光学系110を
通して導かれる露光光に照射される。レチクル102を
透過した露光光は、投影光学系111によって1/5に
縮小され、被加工物である基板2上に照射される。基板
2を保持する基板保持装置としてのチャック3は、ステ
ージ天板1062載置され、水平面で移動可能なyステ
ージ104およびxステージ105上に搭載されてい
る。被露光基板2上には、予め露光光によって化学反応
を効果的に起こす感光材であるレジスト材料が薄く塗布
されており、次工程のエッチングマスクとして機能す
る。なお、103、109はそれぞれレチクル干渉計、
基板干渉計である。
【0070】被露光基板2が露光装置に自動的にあるい
は作業者の手によってセッチングされた状態から、露光
開始指令により露光装置の動作が開始される。先ず、1
枚目の基板2が搬送システムによってステージ天板10
6上に載置されたチャック3上に送り込まれる。このと
き、基板2とチャック3の間には上述したように粗さ吸
収部材(不図示)が介挿されている。続いて、装置に搭
載されたオフアクシススコープによって基板2上に記さ
れたアライメントマークを複数個検出して基板の倍率、
回転、xyずれ量を確定し、位置補正を行なう。xyス
テージ104、105は、搭載した基板2の第1ショッ
ト位置が露光装置の露光位置に合うように基板2を移動
する。面計測手段により合焦後、約0.2秒程度の露光
を行ない、基板上の第2ショット位置に基板をステップ
移動して順次露光を繰り返す。最終ショットまで同様の
シーケンスを繰り返して1枚の基板の露光処理は完了す
る。チャック上から回収搬送ハンドに受け渡された基板
は基板キャリアに戻される。
【0071】次に、上述した本発明の露光装置を利用し
たデバイスの製造方法の実施形態を説明する。
【0072】図13は、微小デバイス(ICやLSI等
の半導体チップ、液晶パネル、CCD、薄膜磁気ヘッ
ド、マイクロマシン等)の製造のフローを示す。ステッ
プ1(回路設計)ではデバイスのパターン設計を行な
う。ステップ2(マスク製作)では設計したパターンを
形成したマスクを製作する。一方、ステップ3(ウェハ
製造)ではシリコンやガラス等の材料を用いてウェハを
製造する。ステップ4(ウェハプロセス)は前工程と呼
ばれ、上記用意したマスクとウェハを用いて、リソグラ
フィ技術によってウェハ上に実際の回路を形成する。次
のステップ5(組立)は後工程と呼ばれ、ステップ4に
よって作製されたウェハを用いて半導体チップ化する工
程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディン
グ)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程を含
む。ステップ6(検査)ではステップ5で作製された半
導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査
を行なう。こうした工程を経て半導体デバイスが完成
し、これが出荷(ステップ7)される。
【0073】図14は、上記ウェハプロセスの詳細なフ
ローを示す。ステップ11(酸化)ではウェハの表面を
酸化させる。ステップ12(CVD)ではウェハ表面に
絶縁膜を形成する。ステップ13(電極形成)ではウェ
ハ上に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イ
オン打込み)ではウェハにイオンを打ち込む。ステップ
15(レジスト処理)ではウェハにレジストを塗布す
る。ステップ16(露光)では上記説明した投影露光装
置によってマスクの回路パターンをウェハの複数のショ
ット領域に並べて焼き付け露光する。ステップ17(現
像)では露光したウェハを現像する。ステップ18(エ
ッチング)では現像したレジスト像以外の部分を削り取
る。ステップ19(レジスト剥離)ではエッチングが済
んで不要となったレジストを取り除く。これらのステッ
プを繰り返し行なうことによって、ウェハ上に多重に回
路パターンが形成される。
【0074】このようなデバイスの製造方法を用いれ
ば、従来は製造が困難であった高集積度のデバイスを安
定的に低コストで製造することができる。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ウェハ等の基板の裏面粗さに起因して発生するデフォー
カスや基板面内歪みを大幅に減ずることができる。これ
により、微細な素子製造の工程にあっても素子欠陥をな
くし歩留まりを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づいて基板吸着保持装置(チャッ
ク)上に基板を吸着保持する態様を説明するための模式
図である。
【図2】基板の吸着保持に際して、基板裏面の粗さが基
板表面に影響するメカニズムを説明するための模式図で
ある。
【図3】ウェハ等の基板の変形に伴なうディストーショ
ンdxdyを説明する図である。
【図4】ウェハの裏面粗さの測定結果の一例を示す図表
である。
【図5】従来の基板吸着保持方法により基板を吸着保持
する態様を説明するための模式図であり、基板裏面の粗
さが基板表面に影響する状態を示す。
【図6】(a)および(b)は、本発明を適用すること
ができる基板吸着保持装置(チャック)の平面図であ
る。
【図7】本発明の一実施形態を工程順に示す概略図であ
る。
【図8】本発明の他の実施形態を示す概略図である。
【図9】本発明のさらに他の実施形態を示す概略図であ
る。
【図10】本発明のさらに他の実施形態を示す概略図で
ある。
【図11】本発明のさらに他の実施形態を示す概略図で
ある。
【図12】本発明の露光装置の構成を図示する概略図で
ある。
【図13】半導体デバイスの製造工程を示すフローチャ
ートである。
【図14】ウェハプロセスを示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
2 基板(ウェハ) 2a (裏面粗さ)突出部 3 チャック(基板吸着保持装置) 3a 凸部 4 粗さ吸収部材 5 ダミーガラス基板 6a ローディングローラ 6b 巻き取りローラ 7 薄膜キャリア板 8 ノズル 9 高分子化合物膜(粗さ吸収部材) 9a 薄膜(粗さ吸収部材) 31 ピン状凸部 32 外周シール用縁堤 33 吸引穴 34 チャック上面 35 (リフトピン用)貫通穴 36 縁堤 41〜44 輪体状縁堤 100 レチクルステージ 101 レチクルチャック 102 レチクル 104、105 xyステージ 106 ステージ天板 110 照明光学系 111 投影光学系
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塚本 泉 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 藤田 いたる 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 3C016 DA01 GA10 5F031 CA02 CA05 HA08 HA10 HA13 HA16 MA27 PA14 5F046 BA04 CC08 CC10 CC11 CD01

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を支持する凸部上に基板を載置して
    吸着保持する基板吸着保持方法において、基板裏面の粗
    さを吸収する粗さ吸収部材を介して基板を吸着保持し、
    吸着保持した際に基板裏面に粗さが存在しても基板表面
    に発生する凹凸やうねりを緩和することを特徴とする基
    板吸着保持方法。
  2. 【請求項2】 前記粗さ吸収部材が、基板を実質的に支
    持する凸部の上面と基板裏面との間に配されることを特
    徴とする請求項1記載の基板吸着保持方法。
  3. 【請求項3】 基板を凸部上に載置して吸着保持する基
    板吸着保持方法において、前記凸部が粗さ吸収部材で構
    成されていることを特徴とする基板吸着保持方法。
  4. 【請求項4】 基板の吸着保持が、負圧吸引と静電気力
    の少なくともいずれか一方の吸着力によって行なわれる
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記
    載の基板吸着保持方法。
  5. 【請求項5】 前記粗さ吸収部材が基板の縦弾性率より
    も低い縦弾性率を有する材料で形成されていることを特
    徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の基板
    吸着保持方法。
  6. 【請求項6】 前記粗さ吸収部材の縦弾性率が1.3×
    1011N/m2 以下であることを特徴とする請求項1な
    いし5のいずれか1項に記載の基板吸着保持方法。
  7. 【請求項7】 前記粗さ吸収部材が基板裏面粗さのPV
    値の1/2よりも厚く形成されていることを特徴とする
    請求項1ないし6のいずれか1項に記載の基板吸着保持
    方法。
  8. 【請求項8】 基板がシリコンウェハであり、前記粗さ
    吸収部材の厚さを1μm以上とすることを特徴とする請
    求項1ないし7のいずれか1項に記載の基板吸着保持方
    法。
  9. 【請求項9】 基板を支持する凸部を備え、該凸部上に
    支持される基板を吸着保持する基板吸着保持装置におい
    て、基板裏面に粗さが存在しても基板吸着保持した際に
    基板表面に発生する凹凸やうねりを緩和する手段を備え
    ていることを特徴とする基板吸着保持装置。
  10. 【請求項10】 基板を支持する凸部を備え、該凸部上
    に支持される基板を吸着保持する基板吸着保持装置にお
    いて、基板裏面の粗さを吸収する粗さ吸収部材を介して
    基板を吸着保持することを特徴とする基板吸着保持装
    置。
  11. 【請求項11】 前記粗さ吸収部材が、基板を実質的に
    支持する凸部の上面と基板裏面との間に配されることを
    特徴とする請求項10記載の基板吸着保持装置。
  12. 【請求項12】 前記粗さ吸収部材が、基板に接する凸
    部の上面に配設されていることを特徴とする請求項10
    記載の基板吸着保持装置。
  13. 【請求項13】 前記粗さ吸収部材が、基板に接する凸
    部の上面に被覆されていることを特徴とする請求項10
    記載の基板吸着保持装置。
  14. 【請求項14】 前記粗さ吸収部材が、基板の吸着面に
    被覆されていることを特徴とする請求項10記載の基板
    吸着保持装置。
  15. 【請求項15】 基板を支持する凸部を備え、該凸部上
    に支持される基板を吸着保持する基板吸着保持装置にお
    いて、前記凸部が粗さ吸収部材で構成されていることを
    特徴とする基板吸着保持装置。
  16. 【請求項16】 基板を支持する凸部を備え、該凸部上
    に支持される基板を吸着保持する基板吸着保持装置にお
    いて、基板を実質的に支持する凸部の上面に基板裏面の
    粗さを吸収する薄板状の粗さ吸収部材を送り込む手段
    と、基板を前記薄板状の粗さ吸収部材上に送り込む手段
    とを備えていることを特徴とする基板吸着保持装置。
  17. 【請求項17】 基板の吸着保持が、負圧吸引と静電気
    力の少なくともいずれか一方の吸着力によって行なわれ
    ることを特徴とする請求項9ないし16のいずれか1項
    に記載の基板吸着保持装置。
  18. 【請求項18】 前記粗さ吸収部材が基板の縦弾性率よ
    りも低い縦弾性率を有する材料で形成されていることを
    特徴とする請求項10ないし17のいずれか1項に記載
    の基板吸着保持装置。
  19. 【請求項19】 前記粗さ吸収部材の縦弾性率が1.3
    ×1011N/m2 以下であることを特徴とする請求項1
    0ないし18のいずれか1項に記載の基板吸着保持装
    置。
  20. 【請求項20】 前記粗さ吸収部材が基板裏面粗さのP
    V値の1/2よりも厚く形成されていることを特徴とす
    る請求項10ないし19のいずれか1項に記載の基板吸
    着保持装置。
  21. 【請求項21】 基板がシリコンウェハであり、前記粗
    さ吸収部材の厚さを1μm以上とすることを特徴とする
    請求項10ないし20のいずれか1項に記載の基板吸着
    保持装置。
  22. 【請求項22】 前記粗さ吸収部材が高分子化合物であ
    ることを特徴とする請求項10ないし21のいずれか1
    項に記載の基板吸着保持装置。
  23. 【請求項23】 前記粗さ吸収部材が金属、セラミッ
    ク、カーボン繊維あるいはこれらの複合材料であること
    を特徴とする請求項10ないし21のいずれか1項に記
    載の基板吸着保持装置。
  24. 【請求項24】 請求項9ないし23のいずれか1項に
    記載の基板吸着保持装置および該基板吸着保持装置に吸
    着保持された基板に対して原版のパターンを露光転写す
    る露光手段を備えていることを特徴とする露光装置。
  25. 【請求項25】 請求項24に記載の露光装置を用いて
    基板を露光する工程を含む製造工程によってデバイスを
    製造することを特徴とするデバイスの製造方法。
JP11233589A 1999-08-20 1999-08-20 基板吸着保持方法、基板吸着保持装置および該基板吸着保持装置を用いた露光装置ならびにデバイスの製造方法 Withdrawn JP2001060618A (ja)

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