JP2009302149A - 露光装置およびデバイスの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】露光装置
【解決手段】ベース部に支持されつつパターン面に対して他方の面においてパターン形成基板に接してパターン形成基板を支持する弾性支持部、および、パターン形成基板の互いに異なる領域毎に異なる力を他方の面から加えてパターン面を変形させる駆動部を有する保持部と、保持部に保持されたパターン形成基板のパターン面の表面形状を測定して測定データを生成する測定部と、パターン面の目標形状に関する目標データを格納する格納部と、測定データおよび目標データに基づいて、異なる領域毎の駆動部を個別に制御することにより、パターン面の表面形状を目標形状に近づける制御部と、を備える。
【選択図】図7

Description

本発明は、露光装置およびデバイスの製造方法に関する。より詳細には、パターン形成基板に形成されたパターンをウエハ、ガラスプレート等の感光性基板に露光する露光装置と、当該露光装置を用いて、半導体デバイスあるいは電子デバイスを製造するデバイスの製造方法とに関する。
リソグラフィ技術においては、解像度向上に対する不断の要求がある。変形照明、位相シフトマスク、光学近接効果補正、液浸露光等の技術の開発により、45nmルールの光リソグラフィ技術が既に実用化されている。さらに、32nmルールおよびそれ以細のリソグラフィに関しては、露光波長が10〜14nmとなる極端紫外線リソグラフィ技術に期待が寄せられている。
極端紫外線の領域では、光が透過する有力な硝材が存在しない。そこで、極端紫外線により露光する露光装置では反射型の光学系が用いられる。また、レチクルまたはマスクも反射型となる。
下記の特許文献1には、反射光学系に用い得る反射器にアクチュエータを設けることが記載されている。これにより、反射器の波面収差を補償できる。
下記の特許文献2には、投影光学系で形成された縮小転写像を検出する受光センサを含む空間像検出機構を設けることが記載されている。これにより、極端紫外線を用いた露光装置における投影光学系を精度よく評価することができる。
下記の特許文献3には、光センサを有して、レチクルに換えてレチクルステージに搭載できる照明光強度分布測定装置が記載されている。これにより、照明光学系を簡便に精度よく評価できる。
特開2005−004146号公報 特開2006−049596号公報 特開2006−332363号公報
上記のように、極端紫外線の露光光を用いた露光装置の光学系は、日増しに精度を向上させている。しかしながら、極端紫外線による露光技術で期待されている高い解像度においては、露光装置に装着されるレチクル表面またはウエハ表面の微小な不整に起因する転写パターンの歪みも無視し得ぬものとなる。また、レチクル自体あるいはウエハ自体の精度が当初は十分に高い場合でも、露光光の照射による温度変化あるいは応力変化等により変形が生じる場合もある。
上記課題を解決すべく、本発明の第1の形態として、パターンが形成されたパターン面を有するパターン形成基板を用いてパターン露光する露光装置であって、ベース部、ベース部に支持され、かつベース部の弾性率よりも小さな弾性率を有し、パターン面に対してパターン形成基板の他方の面に接してパターン形成基板を支持する弾性支持部、および、パターン形成基板の互いに異なる領域毎に異なる力を他方の面から加えてパターン面を変形させる駆動部を有する保持部と、保持部に保持されたパターン形成基板のパターン面の表面形状を測定して測定データを生成する測定部と、パターン面の目標形状に関する目標データを格納する格納部と、測定データおよび目標データに基づいて、異なる領域毎の駆動部を個別に制御することにより、パターン面の表面形状を目標形状に近づける制御部と、を備える露光装置が提供される。
また、本発明の第2の形態として、パターンが形成されたパターン面を有するパターン形成基板を保持する保持部と、パターン形成基板の異なる領域に個々に対応して設けられ、パターン面を変形させる駆動部と、保持部に保持されたパターン形成基板のパターン面の表面形状を測定して測定データを生成する測定部と、パターン面の目標形状に関する目標データを格納する格納部と、測定データおよび目標データに基づいて、異なる領域毎の駆動部を個別に制御することにより、パターン面の表面形状を目標形状に近づける制御部と、を備える露光装置が提供される。
更に、本発明の第3の形態として、パターンが形成されたパターン面および他方の面を有するパターン形成基板を用意する段階と、パターン形成基板を保持する段階と、保持部に保持されたパターン形成基板のパターン面の表面形状を測定して測定データを生成する測定段階と、測定データおよび格納部に格納された目標形状を示す目標データを参照して、パターン面の異なる領域に対し互いに異なる力を加えてパターン面を変形させることにより、パターン面の表面形状を目標形状に近づける制御段階と、を備えるデバイスの製造方法が提供される。
上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションも発明となり得る。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明する。しかしながら、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、露光装置100全体の構造を模式的に示す図である。露光装置100は、光源部110、照明光学系120、レチクルステージ130、投影光学系140およびウエハステージ150と、それを収容したチャンバ160を有する。なお、以下の説明においては、図面の表示に従って上、下等と記載する場合がある。しかしながら、露光装置100の内部のレイアウトがその方向に限られるわけではない。
チャンバ160は、側面に開口を有して、当該開口は封止窓162により気密に封止される。更に、チャンバ160の底面には排気孔164が設けられ、図示していない排気装置に連結される。これにより、チャンバ160の内部を排気して、外部雰囲気の影響を受けることなく露光処理を実行できる真空雰囲気が画成される。
光源部110は、ターゲットノズル112、凹面反射鏡114、レーザ光源170および集光レンズ172を含む。ターゲットノズル112は、ターゲット材料を吐出する先端をチャンバ160の内部に有する。凹面反射鏡114は、ターゲットノズル112の先端付近を包囲する。レーザ光源170は、チャンバ160の外部に配置され、封止窓162を介して、チャンバ160内部に向かってレーザ光を照射する。
光源部110において、ターゲットノズル112は、気体または液体のターゲット材料を間欠的に吐出する。レーザ光源170から出射されたレーザ光は、集光レンズ172により収束されて、ターゲット材料に対して高い密度で照射される。これにより、プラズマ化したターゲット材料からパルス状の極端紫外線の光(以下、露光光)が放射される。放射された露光光は、凹面反射鏡114により一定方向に誘導され、照明光学系120に導かれる。なお、光源部110は、チャンバ160とは別の光源用チャンバに収容され、かつチャンバ160の外部に配置される構成であってもよい。
照明光学系120は、チャンバ160の内部に配置された、凹面反射鏡121、126、フライアイ反射鏡122、123、凸面反射鏡125および平面反射鏡127を含む。凹面反射鏡114から照明光学系120に入射した露光光は、照明光学系120の入射端に配置された凹面反射鏡121に反射されてコリメート化される。コリメート化された露光光は、オプティカルインテグレータ124を形成する一対のフライアイ反射鏡122、123に順次反射される。これにより、出射側フライアイ反射鏡123の近傍に、仮想的な面光源が形成される。
フライアイ反射鏡123から出射された露光光は、凸面反射鏡125および凹面反射鏡126により順次反射された後、平面反射鏡127により偏向される。偏向された露光光は、可動遮光羽根128および固定遮光羽根129の開口を通じて、レチクルステージ130に保持されたレチクル180の下面に、X方向に延びる細長い円弧状の照明領域を形成する。なお、本実施形態におけるレチクル180は、パターンが形成されたパターン形成基板である。
レチクル180は、ガラス基板と、ガラス基板の表面に積層され、極端紫外線の光を反射する反射面を形成する反射層と、所定の回路パターンに対応して反射面上に部分的に形成された吸収層とを有する。吸収層は、照射された露光光を吸収して出射させない。一方、反射面が露出した領域では、照射された露光光が投影光学系140に向かって出射される。
投影光学系140は、複数の凹面反射鏡141、144と、複数の凸面反射鏡142、143とを含み、全体として、レチクル180の反射光を収束させる縮小光学系を形成する。なお、凹面反射鏡141、144および凸面反射鏡142は、投影光学系140における各反射光の伝播を妨げないように、一部を切り欠いた形状を有してもよい。また、投影光学系140は、結像特性、波面収差等を補正する光学特性補正部を更に備えてもよい。
レチクル180で反射した露光光は、凹面反射鏡141、凸面反射鏡142、143および凹面反射鏡144により順次反射される。これにより、ウエハステージ150の上面に保持されたウエハ190表面には、レチクル180の吸収層の形状を反映したパターンの像が投影される。
レチクルステージ130は、ステージ部132と、ステージ部132の下側に支持されたチャック部134とを有する。更に、ステージ部132は、支持台に支持された基部131と、チャック部134を支持する支持部135とを有する。チャック部134は、レチクル180を吸着して保持する。
ステージ部132は、支持台に対して、図中に矢印X、YおよびZで示す各方向に移動させることができる。一方、基部131および支持部135の間には、複数のアクチュエータ133、137が設けられており、このアクチュエータ133、137の伸縮により、基部131に対して支持部135を図中で矢印Tにより示すように上下方向に伸縮する。
従って、アクチュエータ137を伸縮動作させることにより、チャック部134を支持部135と共に揺動させることができる。これにより、レチクル180の水平面に対する角度を任意に変化させることができる。なお、以降の説明では、アクチュエータ137によるレチクル180の揺動を「チルト」と記載する。
同様に、ウエハステージ150も、図中に矢印X、YおよびZで示す方向に移動させることができるステージ部152と、ステージ部152に支持され、ウエハ190を支持するチャック部154とを有する。なお、図示は省略したが、ウエハステージ150に、ウエハ190をチルトさせる機能をもたせてもよい。
上記のような構造を有する露光装置100を用いてレチクル180に形成されたパターンをウエハ190上に転写する場合、円弧状の照明領域に対して、レチクル180およびウエハ190を同時に、例えば共にY方向に同期移動させる。即ち、レチクル180の表面の一部に、円弧状の照明領域を照射した状態で、レチクル180およびウエハ190を投影光学系140の縮小率に応じた比率で相対的に走査移動することによって、レチクル180に形成された回路パターン全体をウエハ190のショット領域に転写することができる。なお、照明領域の形状は、円弧状に限らず矩形の場合もある。
また、ウエハ190は、ウエハプロセスの過程において、加工面の平坦性が低下している場合がある。このような場合には、例えば、レチクル180とウエハ190との相対的な走査移動の際、ウエハ190の平坦性を監視しつつ、レチクルステージ130あるいはウエハステージ150の少なくも一方においてレチクル180あるいはウエハ190を適宜チルトさせることにより、転写パターンの歪みを補償できる。
なお、本実施形態では、固定遮光羽根129がX方向の照射範囲を、可動遮光羽根128がY方向の照射範囲を規定するものとするが、露光装置100の構造がこれに限定されないことはいうまでもない。また、本実施形態では、可動遮光羽根128および固定遮光羽根129が、レチクル180に入射する露光光を遮光しているものとする。しかしながら、露光装置100の構造はこのような構造に限定されるものではなく、レチクル180により反射された反射光を遮光する構造としてもよい。更に、レチクル180に対する入射光と出射光の両方を遮光する構造としてもよい。
図2は、基板保持装置200の構造を示す断面図である。なお、基板保持装置200は、露光工程によってパターンが形成されるウエハ等の被加工基板、または、被加工基板に形成するためのパターンを備える反射型のレチクル180のいずれを保持してもよい。また、基板保持装置200は、レチクルステージ130のチャック部134またはウエハステージ150のチャック部154のいずれにも使用し得る構造を有する。
しかしながら、以下の説明は、記載が煩雑になることを避ける目的で、基板保持装置200がレチクル180を保持しているものとし、以下の説明においては、基板保持装置200をチャック部134として説明する。また、なお、以下の説明においては、図面の表示に従って上または下と記載する場合があるが、基板保持装置200の使用がこの方向に限られるわけではない。
チャック部134は、ベース部210と、ベース部210の上面に配置されてレチクル180の一方の面を支持して、ベース部210より弾性変形の度合いが大きい弾性支持部220と、レチクル180の一方の面における異なる領域に対して、互いに異なる引き付け力を生成して、互いに異なる引き付け力でベース部210にレチクル180の一方の面を引き付ける駆動部230と、駆動部230により生成される引き付け力のそれぞれを制御する制御部310とを備える。
ベース部210は、ステージ部152により下面を支持された平坦な板材であり、それ自体は略変形しない高い剛性を有する。一方、弾性支持部220は、下面をベース部210により支持され、ベース部210から上方に突出した形状を有する。レチクル180は、弾性支持部220の上面において支持される。
ここで、弾性支持部220は、ベース部210よりも弾性変形の度合いが大きい。「弾性変形の度合いが大きい」とは、上記引き付け力による応力が、チャック部134に保持されたレチクル180から弾性支持部220およびベース部210に及ぼされた場合に、弾性支持部220の変形量が、ベース部210の変形量よりも大きいことを意味する。
このような構造は、例えば、弾性支持部220全体を、ベース部210よりも弾性率の小さい材料で形成することにより実現できる。また、弾性支持部220の厚さ方向の一部を、弾性率の小さい材料で形成してもよい。あるいは、弾性支持部220を形成する材料の弾性率がベース部210の材料の弾性率よりも大きい場合であっても、弾性支持部220の形状をベース部210より変形しやすい形状にすることによっても実現できる。
駆動部230は、ベース部210の表面に設けられた複数の電極232と、電極232の各々に個別に接続された駆動線234とを含む。駆動線234の他端は、制御部310に接続される。
制御部310は、駆動線234に個別に駆動電圧を印加して、電極232の電位を個別に変化させる。電位が変化した電極232は、対向するレチクル180の面内領域を、電位に応じた静電力により個別に引き付ける。
このように、チャック部134において、ベース部210に設けられ、レチクル180の一方の面内の異なる領域に対応して配置される複数の電極232を有し、制御部310は、電極232の各々に個別の駆動電圧を印加することにより、電極232毎の静電力に応じて引き付け力を個別に制御できる。
図3は、チャック部134の外観を示す斜視図である。同図において、図2と共通の構成要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省く。
弾性支持部220は、異なる方向に繰り返す構造を有する。即ち、この実施形態では、X方向に繰り返される線状の部分と、Y方向に繰り返される線状の部分とを両方含む、格子状の形状を有する。格子状の弾性支持部220において、格子の各々の内側には、それぞれ電極232が配置される。
このような形状により、レチクル180は、全体に略均一に支持される。また、電極232はレチクル180の各面内領域に対して均等に分布する。なお、弾性支持部220が形成する格子の大きさは、調整する対象となるレチクル180のパターン面の形状に応じて小さくしてもよい。
図4は、露光装置100における制御系300の構造を模式的に示すブロック図である。同図において、図1と共通の構成要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省く。
露光装置100は、照明光学系120、レチクル180を保持するチャック部134を含むレチクルステージ130、投影光学系140、ウエハ190を保持するチャック部154を含むウエハステージ150に加えて制御系300を備える。制御系300は、制御部310、表面測定部320、ウエハ表面測定部330および格納部340を含む。
表面測定部320は、レチクル180のパターン面のX方向に沿って複数の測定ビームが照射可能なように、複数のビーム照射光学系を備えている。例えば、複数のビーム照射光学系は、弾性支持部220が備えるX方向に繰り返される線状の部分のそれぞれに測定ビームを照射すると共に、X方向に繰り返される線状の部分の間に1つあるいは2つ以上の測定ビームを照射する。なお、本実施形態の表面測定部320は、レチクル180のパターン面に対して所定の角度で傾斜した測定ビームを側方から照射し、パターン面で反射した測定ビームを受光して測定することにより、レチクル180のパターン面における異なる領域毎の高さを測定する構成である。
表面測定部320は、チャック部134にレチクル180が保持された後、レチクル180のパターン面に測定ビームを照射しながら、レチクルステージ130をY方向に移動させ、レチクル180のパターン面全体の高さ分布を計測する。
レチクル180のY方向におけるパターン面の高さは、弾性支持部220が備えるY方向に繰り返される各線状の部分及び各線状の部分の間の高さが測定できるように、レチクルステージ130の移動に同期して計測される。そして、表面測定部320は、計測したパターン面全体の高さ分布を、レチクル180のY方向の位置に対応させた測定データとして格納部340に出力する。
また、ウエハ表面測定部330は、ウエハ190に対し斜め方向から測定ビームを照射する照射系332と、ウエハ190で反射された測定ビームを受光系334とを備える。これにより、ウエハ190の表面における異なる領域毎の高さ(起伏も含む)を測定して、各々の表面形状を精度よく反映した測定データを得ることができる。
なお、表面測定部320およびウエハ表面測定部330は、露光光の照射による特定の照明領域内においてレチクル180またはウエハ190の表面の高さを測定してもよいし、走査方向に関して円弧状の照明領域の手前側においてレチクル180またはウエハ190の表面の高さを測定してもよい。
格納部340は、表面測定部320およびウエハ表面測定部330における測定により得られた測定データを格納する。測定データは、個々のレチクル180のパターン面の表面形状を示す。また、格納部340は、レチクル180の表面がなすべき表面形状を示す目標データを格納してもよい。目標データについては後述する。
制御部310は、表面測定部320およびウエハ表面測定部330が生成した測定データを、レチクル180およびウエハ190の個体情報に関連づけて格納部340に格納させる。また、制御部310は、格納部340に格納された測定データおよび目標データを参照して、パターン面の表面形状を、目標形状に近づける場合に求められるパターン面の補正量を示す補正信号を生成する。更に、制御部310は、この補正信号に基づいて、チャック部134の駆動部230を駆動する。
図5は、表面測定部320がレチクル180を測定して生成した測定データに基づいて求めた当該レチクル180の表面形状を模式的に示す図である。図5に示すように、レチクル180の表面には、パターンが形成されたパターン面184と、パターン面184のパターン周辺部182とを有する。
表面測定部320が測定したレチクル180の表面形状においては、パターン面184は、その一部に変形領域186、188を含む。これらの変形領域186、188を変形させることにより、レチクル180の表面形状を補正することができる。
図6は、予め与えられた目標データが示すレチクル180の目標形状181を模式的に示す図である。目標データは、レチクル180のパターン周辺部182に対応する周辺部データ領域183およびパターン面に対応するパターン面データ領域185を含む。ここで、目標データにおいては、レチクル180が全体に平坦であることを示している。
なお、チャック部134に保持されたレチクル180の表面が平坦であることが望ましいことはもちろんであるが、実際の露光装置100は、使用する部品の精度、設営条件等、レチクル180自身が備える微少な凹凸により、パターン面184に定常的な歪みを生じさせ、この歪みがパターン面184の各領域の高さを異ならせている。本実施形態では、チャック部134に保持されたレチクル180の表面(パターン面)の形状を表面測定部320で測定し、この測定データに基づいて、パターン面184の各領域の高さを平坦にするための目標データを算出することができる。
図7は、レチクル180のパターン面184の高さを補正する場合の、制御系300によるレチクル180の操作を示す図である。チャック部134において、電極232の各々は、デマルチプレクサ312およびステージ部132の接続パッド139を介して電圧源Vに結合されている。デマルチプレクサ312は、制御部310により制御され、任意の電極232を電圧源Vに導通させることができる。
露光装置100において、表面測定部320により、レチクル180の一部に変形領域186、188が生じていることが検知された場合、レチクル180の当該面内領域に対応した位置の電極232に高い駆動電圧を印加する。
図示の例では、大きな三角印を付したAおよびFの2つの電極232に高い駆動電圧が印加される。また、小さな三角印を付した電極B、E、Gには、小さな電圧が印加される。なお、チャック部134は、パターン面184の高さを補正するだけでなく、レチクル180を保持する機能も担っているので、高さの補正に関与しない他の電極232にも一定の駆動電圧は印加される。
これにより、当該電極232による静電吸着力が高くなり、隆起部186、188は、ベース部210に向かって強く引き付けられる。その結果、レチクル180を平坦にすることができる。チャック部134を用いてレチクル180の高さを補正して平坦にするタイミングは、レチクルステージ130が露光のために移動を開始する前であっても、移動を開始した後であってもよい。更に、移動開始前に一旦補正を実行し、更に、露光処理の進行と共に補正を加えてもよい。
なお、図示の例は、パターン面184におけるX方向の高さを補正する場合を示すが、チャック部134を用いることにより、Y方向についても基板の平坦性を改善することができる。また、図示の例ではレチクル180が平坦になるように補正したが、レチクル180が一定の曲率で曲がるように、あるいは、任意の曲面を形成するように補正しても、同様の効果が得られる。この場合、レチクル180の曲率に倣ってレチクルステージ130をチルトさせながら露光することにより、正確なパターンを転写できる。
更に、チャック部134では、レチクル180を平坦に保持するための構成について説明したが、この構成に限定されるものではない。例えば、パターン面184の高さを測定した結果に、さらに、投影光学系140の光学特性を加味してパターン面184の高さを任意に変更してもよい。
この場合、投影光学系140の光学特性をウエハステージ150に設けられた計測器155(図4参照)で計測する。この計測器155は、投影光学系140の光学特性として、ディストーションを計測する。この計測器155でディストーションを計測するには、ウエハステージ150およびレチクルステージ130の位置を制御して、レチクル180のパターン領域の周囲に形成したアライメントマークを露光光で照射するとともに、投影光学系140によるアライメントマークの投影像を計測器155で検出することにより、アライメントマーク像の投影位置を求める。そして、各アライメントマーク像の位置と、それぞれの設計位置との比較(差)によって、ディストーションを計測する。
このようにして計測したディストーションに基づき、レチクル180における補正すべき部分とその補正量を決定すればよい。
なお、計測したディストーションに基づいて、レチクル180における補正すべき量と、投影光学系140が備える光学特性補正部が補正すべき量とに振り分けてもよい。また、上記実施の形態において、投影光学系140のディストーションの代わりに、投影光学系のほかの収差(たとえば、倍率収差)、波面収差等を計測して、その計測結果に基づいてレチクル180の一部分を変形させてもよい。
このようにして、パターンが形成されたパターン面を有するレチクルを用いてパターン露光する露光装置であって、ベース部、ベース部の弾性率よりも小さな弾性率を有してベース部に支持されつつパターン面に対して他方の面においてレチクルに接してレチクルを支持する弾性支持部、および、レチクルの互いに異なる領域毎に異なる力を他方の面から加えてパターン面を変形させる駆動部を有する保持部と、保持部に保持されたレチクルのパターン面の表面形状を測定して測定データを生成する測定部と、パターン面の目標形状181に関する目標データを格納する格納部と、測定データおよび目標データに基づいて異なる領域毎の駆動部を個別に制御することにより、パターン面の表面形状を目標形状181に近づける制御部と、を備える露光装置が形成される。これにより、保持部に保持されたレチクル180に生じる高さの変化の影響を補償して、当初のパターン形状に忠実なパターンを転写することができる。
図8は、制御系300を備えた露光装置100における作業手順を示す流れ図である。レチクル180を用いて露光装置100における露光を実行する場合は、まず、パターン面184を有するレチクル180を用意する(ステップS301)。続いて、チャック部134に、レチクル180を保持させる(ステップS302)。
続いて、露光動作を開始する前に、レチクルステージ130をY方向に移動させながら、表面測定部320により、レチクル180の表面形状を測定する(ステップS303)。測定により生成された測定データは、格納部340に格納される(ステップS304)。
次に、制御部310は、格納部340から測定データおよび目標データを読み出して、レチクル180を目標形状181に近づける場合に求められる補正信号を生成する(ステップS305)。更に、制御部310は、駆動部240を個別に駆動して、パターン面184を変形させる(ステップS306)。こうして、平坦化されたレチクル180を用いて、精度の高い露光を実行できる(ステップS307)。
更に、図中に点線で示すように、補正信号に基づいてレチクル180を変形させた後に、更に、レチクル180の表面形状を測定して(ステップS303)、第2測定データを生成させ、更に、第2測定データに基づいてパターン面184を変形させる第2制御段階(ステップS306)までの各手順を繰り返し実行させることもできる。この場合、格納部340において、測定データを第2測定データに置き換える段階を含んでもよい。これにより、レチクル180のパターン面184の表面形状を、目標形状181に向かって一層近づけることができる。
また、制御段階は、露光動作中、レチクル180のY方向への移動に従って、測定データを格納部340から読み出すデータ読出段階と、データ読出段階で読み出した測定データから、パターン面184の異なる領域ごとの補正信号を生成する補正信号生成段階とを有してもよい。すなわち、露光動作前に、レチクル180の高さを全体的に平坦にするのではなく、パターン面184に円弧状の照射領域が照射される前に、レチクルステージ130の移動を計測する計測装置の計測結果を用いて、レチクル180を部分毎に高さを補正してもよい。
このようにして、パターンが形成されたパターン面および他方の面を有するレチクルを用意する段階と、レチクルを保持する段階と、保持部に保持されたレチクルのパターン面の表面形状を測定して測定データを生成する測定段階と、測定データおよび格納部に格納された目標形状181を示す目標データを参照して、パターン面の異なる領域に対し互いに異なる力を加えてパターン面を変形させることにより、パターン面の表面形状を目標形状181に近づける制御段階と、を備えるデバイスの製造方法を実行できる。これにより、レチクル180の微小な凹凸をも補正して、微細なパターンを正確に露光できる。
図9は、他の実施形態に係るチャック部134の構造を示す断面図である。同図において、他の実施形態と共通の構成要素には同じ参照番号を付して、重複する説明を省く。
チャック部134は、駆動部230の構造に固有の特徴がある。即ち、チャック部134において、弾性支持部220は、レチクル180の一方の面を支持した場合に、レチクル180の下面とベース部210の表面との間に、複数の隔離空間222を形成する隔離壁をなす。隔離空間222の各々は、個別の連通管236および制御弁238を介して負圧源に結合される。
制御部310の制御の下に制御弁238が開いた場合、当該制御弁238に対応する隔離空間222は、連通管236を介して負圧源に連通して内部を減圧される。これにより、当該隔離空間222に対応したレチクル180の面内領域では、隔離空間222の収縮に応じて、ベース部210側に引き付けられる。これにより、当該面内領域におけるレチクル180の高さが補正される。
なお、チャック部134がレチクル180を保持する場合には、隔離空間222の外側にはある程度の圧力を有する雰囲気の存在を要する。当該雰囲気は、レチクル180に対して化学的に安定な不活性ガスであることが好ましい。また、隔離空間222の内部も、例えば希ガス等の不活性ガスで満たされることが好ましい。これにより、レチクル180に対する化学的安定性を担保したまま、レチクル180の高さを修正できる。
図10は、他の実施形態に係るレチクル180の構造を示す断面図である。この実施形態に係るレチクル180は、それ自体に複数の駆動部240を備える。
即ち、レチクル180は、パターン面184と、パターン面184を支持する基体部182とを有する。また、基体部182は、圧電素子242および駆動線244を含む駆動部240を有する。
パターン面184は、極端紫外線の投影光を反射する反射面を形成する反射層と、所定の回路パターンに対応した形状を有して反射層の一部を覆う吸収層とう含む。吸収層は、照射された露光光を吸収して出射させない。一方、反射面が露出した領域では、照射された露光光を反射する。
圧電素子242は、基体部182の異なる領域のそれぞれにおいて、基体部182の一方の面(上面)から、他方の面(下面)までの間に埋設される。また、圧電素子242の各々からは、基体部182を下面まで貫通した駆動線244が個別に設けられる。駆動線244の各々は、レチクル180がチャック部134に静電吸着された場合に、レチクルステージ130の吸着面に設けられた接続パッド139等を介して制御部310に個別に結合される。
これにより、チャック部134からレチクル180に設けられた圧電素子242の各々に個別に駆動電力を供給することができる。また、パターン面184の曲げ剛性は、基体部182の曲げ剛性よりも低い。これにより、圧電素子242が伸縮した場合に、当該変形により、パターン面184が効率よく変形される。従って、互いに異なる駆動電圧を圧電素子242に印加することにより、パターン面184の各領域を個別に変形させることができる。
ここで、駆動部240の圧電素子242から基体部182の上面までの距離T1は、圧電素子242から基体部182の下面までの距離T2に比較して短い。これにより、圧電素子242が伸張または収縮した場合に、基体部182の上面側が主に変形する。従って、パターン面184を効率よく変形させて、パターン面184の高さを補正できる。
図11は、レチクル180の他の構造を示す断面図である。なお、他の実施形態と同一の構成要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省く。また、以下に説明する部分を除き、ここまでに示したレチクル180は同じ構造および作用を有する。
この実施形態に係るレチクル180において、駆動部240は、圧電素子242に換えて発熱素子246を備える。発熱素子246の各々は、基体部182の内部を貫通して基体部182下面に端部を露出させた駆動線244をそれぞれ備える。
このような構造により、駆動線244を介して発熱素子246に供給する駆動電流を変化させて、発熱素子246の温度を個別に設定することができる。発熱素子246の周囲において、発熱素子246の温度に応じて基体部182に熱膨張を生じるので、基体部182の厚さが領域毎に変化する。これにより、パターン面184を変形させて、パターン面184の高さを補正することができる。
なお、この実施形態においても、発熱素子246から基体部182上面までの距離T1は、発熱素子246から基体部182下面までの距離T2に比較して短い。これにより、基体部182が熱膨張または熱収縮した場合に、基体部182の上面側が主に変形する。従って、パターン面184の高さが効率よく補正される。
以上詳細に説明したように、チャック部134およびそれを備えた露光装置100を用いることにより、レチクル180の微細な起伏を補正して、極端紫外線の短波長を活かした高い解像度で露光処理を実行できる。従って、半導体デバイスの製造の他、マイクロマシンの製造など、リソグラフィ技術を利用する分野で広く使用できる。
なお、本実施形態において、ウエハ190を保持するチャック部154に基板保持装置200を適用することによって、ウエハ190の表面に凹凸(微少な起伏)をウエハ表面測定部330で測定し、その測定結果に基づいて、基板保持装置200でウエハ190の表面を平坦にすることも可能である。
実施形態において、露光装置100は、半導体素子などのマイクロデバイスだけでなく、液晶表示素子(LCD)などを含むディスプレイの製造に用いられてデバイスパターンをガラスプレート上へ転写する露光装置、薄膜磁気ヘッド等の製造に用いられて、デバイスパターンをセラミックウエハ等へ転写する露光装置、およびCCD等の撮像素子の製造に用いられる露光装置などであってもよい。
実施形態の露光装置100は、上述したように、マスクとウエハととが相対移動した状態でマスクのパターンをウエハへ転写し、さらにウエハを順次ステップ移動させる走査型露光装置だけでなく、マスクとウエハとが静止した状態でマスクのパターンをウエハへ転写し、ウエハを順次ステップ移動させるステップ・アンド・リピート方式のステッパを問わず適用することができる。
実施形態において、光源部110として、極端紫外線の露光光を射出する構成について説明したが、例えばg線(436nm)、i線(365nm)、KrFエキシマレーザ(248nm)、Fレーザ(157nm)、Krレーザ(146nm)、Arレーザ(126nm)等を出力可能な光源部であってもよい。
次に、本発明の実施形態の露光装置100によるデバイスの製造方法をリソグラフィ工程で使用したマイクロデバイスの製造方法の実施形態について説明する。
図12は、マイクロデバイス(IC、LSI等の半導体チップ、液晶パネル、CCD、薄膜磁気ヘッド、マイクロマシン等)の製造例のフローチャートを示す図である。
まず、ステップS101(設計ステップ)において、マイクロデバイスの機能・性能設計(例えば、半導体デバイスの回路設計等)を実行して、その機能を実現するためのパターン設計を実施する。引き続き、ステップS102(マスク製作ステップ)において、設計した回路パターンを形成したマスク(レチクル180など)を製作する。一方、ステップS103(基板製造ステップ)において、シリコン、ガラス、セラミックス等の材料を用いて基板(シリコン材料を用いた場合にはウエハWとなる。)を製造する。
次に、ステップS104(基板処理ステップ)において、ステップS101〜ステップS104で用意したマスクと基板を使用して、後述するように、リソグラフィ技術等によって基板上に実際の回路等を形成する。次いで、ステップS105(デバイス組立ステップ)において、ステップS104で処理された基板を用いてデバイス組立を実行する。このステップS105には、ダイシング工程、ボンティング工程、およびパッケージング工程(チップ封入)等の工程が要求に応じて含まれる。最後に、ステップS106(検査ステップ)において、ステップS105で作製されたマイクロデバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を実行する。こうした工程を経た後にマイクロデバイスが完成して、これが出荷される。
図13は、半導体デバイスの場合におけるステップS104の詳細工程の一例を示す図である。ステップS111(酸化ステップ)おいては、基板の表面を酸化させる。ステップS112(CVDステップ)においては、基板表面に絶縁膜を形成する。ステップS113(電極形成ステップ)においては、基板上に電極を蒸着によって形成する。ステップS114(イオン打込みステップ)においては、基板にイオンを打ち込む。以上のステップS111〜ステップS114のそれぞれは、基板処理の各段階の前処理工程を構成しており、各段階において求められる処理に応じて選択されて実行される。
基板プロセスの各段階において、上述の前処理工程が終了すると、以下のようにして後処理工程が実行される。この後処理工程では、まず、ステップS115(レジスト形成ステップ)において、基板に感光性材料を塗布する。引き続き、ステップS116(露光ステップ)において、上述したリソグラフィシステム(露光装置100)によってマスクの回路パターンを基板に転写する。
次に、ステップS117(現像ステップ)において、ステップS116にて露光された基板を現像して、基板の表面に回路パターンを含むマスク層を形成する。さらに続いて、ステップS118(エッチングステップ)において、レジストが残存している部分以外の部分の露出部材をエッチングにより取り去る。そして、ステップS119(レジスト除去ステップ)において、エッチングが済んで不要となった感光性材料を取り除く。すなわち、ステップS118およびステップS119において、マスク層を介して基板の表面を加工する。
これらの一連の前処理工程と後処理工程とを繰り返し実行することにより、基板上に多重に回路パターンが形成される。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。また、上記実施の形態に、多様な変更または改良を加え得ることが当業者に明らかである。更に、変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
露光装置100の構造を模式的に示す図である。 チャック部134の構造を示す断面図である。 チャック部134の形状を示す斜視図である。 制御系300を模式的に示すブロック図である。 測定データが示すレチクル180の表面形状を示す。 目標データが示すレチクル180の表面形状を示す。 チャック部134によるレチクル180の操作を示す図である。 制御部310が実行する制御手順を示す流れ図である。 チャック部134のまた他の構造を示す断面図である。 レチクル180の構造を示す斜視図である。 レチクル180の他の構造を示す断面図である。 基板処理S104を含む製造工程の一例を示すフローチャートである。 半導体デバイスの場合におけるステップS104の一例を詳細に示すフローチャートである。
符号の説明
100 露光装置、110 光源部、112 ターゲットノズル、114、121、126、141、144 凹面反射鏡、120 照明光学系、122、123 フライアイ反射鏡、124 オプティカルインテグレータ、125、142、143 凸面反射鏡、127 平面反射鏡、128 可動遮光羽根、129 固定遮光羽根、130 レチクルステージ、131 基部、132、152 ステージ部、134 チャック部、135 支持部、137 アクチュエータ、139 パッド、140 投影光学系、150 ウエハステージ、154 チャック部、155 計測器、160 チャンバ、162 封止窓、164 排気孔、170 レーザ光源、172 集光レンズ、180 レチクル、181 目標形状、182 基体部、183 基体部データ領域、184 パターン面、185 パターン面データ領域、186、188 変形領域、187、189 ショット領域、190 ウエハ、200 基板保持装置、210 ベース部、220 弾性支持部、222 隔離空間、230 駆動部、232 電極、234 駆動線、236 連通管、238 制御弁、240 駆動部、242 圧電素子、244 駆動線、246 発熱素子、300 制御系、310 制御部、312 マルチプレクサ、320 表面測定部、330 ウエハ表面測定部、332 照射系、334 受光系、340 格納部

Claims (11)

  1. パターンが形成されたパターン面を有するパターン形成基板を用いてパターン露光する露光装置であって、
    ベース部、前記ベース部に支持され、かつ前記ベース部の弾性率よりも小さな弾性率を有し、前記パターン面に対して前記パターン形成基板の他方の面に接して前記パターン形成基板を支持する弾性支持部、および、前記パターン形成基板の互いに異なる領域毎に異なる力を前記他方の面から加えて前記パターン面を変形させる駆動部を有する保持部と、
    前記保持部に保持された前記パターン形成基板の前記パターン面の表面形状を測定して測定データを生成する測定部と、
    前記パターン面の目標形状に関する目標データを格納する格納部と、
    前記測定データおよび前記目標データに基づいて、前記異なる領域毎の前記駆動部を個別に制御することにより、前記パターン面の表面形状を前記目標形状に近づける制御部と、
    を備える露光装置。
  2. 前記ベース部は、前記駆動部として、前記パターン面の異なる領域に個別に対向して配置された複数の電極を有し、
    前記制御部は、前記複数の電極の各々に印加する電圧を個別に制御して、前記パターン面の表面形状を前記目標形状に近づける
    請求項1に記載の露光装置。
  3. 前記弾性支持部は、支持した前記パターン形成基板の前記他方の面と、前記ベース部の表面との間に、複数の隔離空間を形成する隔離壁を有し、
    前記制御部は、前記隔離空間の内部圧力を変化させることにより、前記パターン面の表面形状を前記目標形状に近づける、
    請求項1に記載の露光装置。
  4. パターンが形成されたパターン面を有するパターン形成基板を保持する保持部と、
    前記パターン形成基板の異なる領域に個々に対応して設けられ、前記パターン面を変形させる駆動部と、
    前記保持部に保持された前記パターン形成基板の前記パターン面の表面形状を測定して測定データを生成する測定部と、
    前記パターン面の目標形状に関する目標データを格納する格納部と、
    前記測定データおよび前記目標データに基づいて、前記異なる領域毎の前記駆動部を個別に制御することにより、前記パターン面の表面形状を前記目標形状に近づける制御部と、
    を備える露光装置。
  5. 前記駆動部は、前記パターン形成基板の内部に埋設され、
    前記パターン面から前記駆動部までの距離は、前記パターン面に対して他方の面から前記駆動部までの距離に比較して短い、
    請求項4に記載の露光装置。
  6. 前記目標形状は平坦面である、
    請求項1から請求項5までの何れか一項に記載の露光装置。
  7. 前記パターン形成基板を所定方向に移動させる駆動装置をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記駆動装置による前記パターン形成基板の移動に従い、前記測定データを前記格納部から読み出すデータ読出部と、
    前記データ読出部が読み出した前記測定データから、前記パターン面の前記異なる領域ごとの補正信号を生成する補正信号生成部と、
    を有する、請求項1から請求項6の何れか一項に記載の露光装置。
  8. パターンが形成されたパターン面および他方の面を有するパターン形成基板を用意する段階と、
    前記パターン形成基板を保持する段階と、
    保持された前記パターン形成基板の前記パターン面の表面形状を測定して測定データを生成する測定段階と、
    前記測定データおよび格納部に格納された目標形状を示す目標データを参照して、前記パターン面の異なる領域に対し互いに異なる力を加えて前記パターン面を変形させることにより、前記パターン面の表面形状を前記目標形状に近づける制御段階と、
    を備えるデバイスの製造方法。
  9. 前記測定段階で測定した前記測定データを前記格納部に格納する段階をさらに備え、
    前記制御段階は、
    前記パターン形成基板の移動に従い前記測定データを前記格納部から読み出すデータ読出段階と、
    前記データ読出段階で読み出した前記測定データから、前記パターン面の前記異なる領域ごとの補正信号を生成する補正信号生成段階と、
    を有する請求項8に記載のデバイスの製造方法。
  10. 前記制御段階の後、さらに前記制御段階で前記目標形状に近づけた前記パターン面の表面形状を測定して第2測定データを生成する第2測定段階と、
    前記第2測定データを参照して、前記パターン面の表面形状を前記目標形状に近づける第2制御段階と、
    を備える請求項9に記載のデバイスの製造方法。
  11. 前記測定データを、前記第2測定データに置き換える段階、
    をさらに備える請求項10に記載のデバイスの製造方法。
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