JPH11135407A - 露光方法および装置 - Google Patents

露光方法および装置

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JPH11135407A
JPH11135407A JP9311313A JP31131397A JPH11135407A JP H11135407 A JPH11135407 A JP H11135407A JP 9311313 A JP9311313 A JP 9311313A JP 31131397 A JP31131397 A JP 31131397A JP H11135407 A JPH11135407 A JP H11135407A
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temperature
wafer
exposure
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JP9311313A
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Takechika Nishi
健爾 西
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/708Construction of apparatus, e.g. environment aspects, hygiene aspects or materials
    • G03F7/70858Environment aspects, e.g. pressure of beam-path gas, temperature
    • G03F7/70866Environment aspects, e.g. pressure of beam-path gas, temperature of mask or workpiece
    • G03F7/70875Temperature, e.g. temperature control of masks or workpieces via control of stage temperature

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、半導体装置などの製造の際のフォト
リソグラフィ工程で使用される露光装置に関し、ウエハ
ホルダーの温度を制御することができる露光方法および
露光装置を提供することを目的とする。 【解決手段】ウェハwを保持するウェハホルダーWH
と、ウェハホルダーWHがウェハWを保持するのに先立
ってウェハWの温度を調節するヒートプレート21を備
え、ウェハホルダーWHに保持されたウェハWにパター
ンを露光する露光装置において、露光に起因するウェハ
ホルダーWHの温度変化に関するデータを検出する検出
センサ27と、検出した温度変化に関するデータに基づ
いてヒートプレート21を制御するウェハ温度制御装置
13とを備えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置、液晶
表示装置、あるいは薄膜磁気ヘッド等を製造する際のフ
ォトリソグラフィ工程で用いられる露光方法および装置
に関し、特に、露光の際に基板を載置する基板保持手段
の温度を制御する露光方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置、液晶表示装置、あるいは薄
膜磁気ヘッドを製造する際のフォトリソグラフィ工程で
は、マスクと基板とを近接させて一括露光するいわゆる
プロキシミティ方式の露光装置や、レチクルあるいはマ
スク(以下、レチクルという)に形成された回路パター
ンを投影光学系を介して半導体ウェハやガラスプレート
(以下、ウェハという)上に投影露光する投影露光装置
が用いられている。この投影露光装置としては種々の方
式のものがあるが、例えば半導体装置の製造の場合、レ
チクルの回路パターン全体を一度に投影し得るイメージ
フィールドを持つ投影光学系を介してウェハをステップ
・アンド・リピート方式で露光する投影露光装置と、レ
チクルを1次元に走査しつつ、ウェハをそれと同期した
速度で1次元に走査させる、いわゆるステップ・アンド
・スキャン方式の投影露光装置とがある。そして、これ
らの露光装置を用いて高い露光精度を実現するには、レ
チクルとウェハを高精度で位置合わせ(アライメント)
することが要求されている。
【0003】ところで、これらの露光装置を用いてレチ
クル上のパターンをウェハに露光する際には、ウェハ上
の感光部材(レジスト)およびウェハ自身に露光光が直
接照射されるので、この露光光の照射エネルギーの一部
がウェハに吸収されて熱エネルギーとなり、ウェハ自体
の温度はわずかながら上昇する。例えば、ステップ・ア
ンド・リピート方式を用いた投影露光装置によりウェハ
表面のほぼ全面に露光を行う場合には、ウェハ全体が平
均的に温度上昇する。このウェハの温度上昇によりウェ
ハを膨張させる力が発生するが、ウェハを真空吸着によ
り固定しているウェハホルダーからの拘束力により、ウ
ェハの膨張は抑えられるのでアライメント誤差を生じる
ことはない。
【0004】ところが、ウェハを真空吸着保持している
ウェハホルダーのウェハとの接触部から、ウェハに蓄積
された熱エネルギーがわずかずつウェハホルダーに伝達
され、ウェハホルダー自体の温度もわずかながら上昇す
る。仮にウェハホルダーの膨張係数が比較的大きいとす
ると、ウェハから伝達された熱エネルギーによりウェハ
ホルダー自体が膨張する。そのためウェハホルダーに真
空吸着保持されているウェハも膨張することになり、レ
チクルとウェハのアライメント誤差が発生し得る。例え
ば、セラミック材料であるSiCでウェハホルダーを作
製した場合を考えると、SiCの膨張係数は、1ppm
/°C程度であるから、0.2°Cだけウェハホルダー
が温度上昇すると、ウェハを0.2ppmだけ膨張させ
ることになる。
【0005】従って、露光に先立って行うウェハのアラ
イメント時には、ウェハには照射エネルギーは加えられ
ていないのであるから、露光時の露光光の照射エネルギ
ーの一部が熱エネルギーに変換されてウェハが0.2p
pmだけ膨張したとすれば、−0.2ppmのスケーリ
ング誤差が発生することになる。これによるアライメン
ト誤差の発生を防止するには、ウェハホルダーをできる
だけ膨張させ難い素材で、かつ、熱伝達率を低くする為
にウェハホルダーとウェハ裏面との接触率が少なくなる
ように作製することが望ましく、そのため実際のウェハ
ホルダーには、温度膨張率が0.05ppm/°Cであ
るゼロデューアと呼ばれる素材を用い前述の接触率を1
〜8%程度にして使用されている。この素材は温度膨張
率が低いだけでなく、熱伝達率も低いので、1枚のウェ
ハ露光時にウェハホルダーが膨張することはほとんどな
く、前述のようなアライメント誤差は発生しない。ま
た、超高圧水銀ランプ等から射出されるi線を露光光に
用いた露光処理に代えて、エキシマレーザ光を露光光に
用いた露光処理にすれば、ウェハ表面に高感度レジスト
を塗布して使用することができるので、露光光の照射に
よりウェハに蓄積される熱エネルギーの伝達によるウェ
ハホルダーの熱膨張量はさらに小さくできる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
1枚のウェハを露光しただけではウェハホルダーが膨張
することはほとんどなく、上述のようなアライメント誤
差は発生しない。しかし、数十枚、数百枚のウェハを連
続して露光処理したとすれば、ウェハホルダーにはわず
かずつ熱エネルギーが蓄積されていくことになり、図7
に示すようにウェハ処理枚数に応じて徐々にウェハホル
ダーの温度は上昇していく。図7において、横軸は露光
処理回数を表し、縦軸は温度を表している。図中の「ウ
ェハ照射時温度」は、1枚のウェハをウェハホルダーに
載置して露光光の照射を繰り返した場合のウェハ自身の
温度変化を示している。また、図中「ウェハホルダー温
度」は、1枚のウェハに対して所定の回数の露光を行っ
たらウェハを交換し、順次新たなウェハに対して所定の
回数の露光を行った場合のウェハホルダーの温度変化を
示している。
【0007】ウェハホルダーの熱伝達率、およびウェハ
ホルダーとウェハとの接触面積等の条件により異なる
が、図7に示すようにウェハの温度が上昇すると、わず
かずつウェハの熱エネルギーがウェハホルダー側に伝達
され、ウェハホルダー自体も温度上昇していくことにな
る。
【0008】このようにウェハホルダーの温度が上昇し
てしまうと、ウェハホルダーを保持するウェハステージ
の温度、ウェハステージの位置を測長するレーザ干渉計
の光軸上の空気の温度、ウェハ表面の投影光学系の結像
面との位置合わせを行うオートフォーカス光学系の光軸
上の空気の温度、あるいは投影光学系の結像面の空気の
温度に対して相対的にウェハホルダーの温度が変化する
ことから、ウェハホルダーを原因として、これらの装置
構成間の雰囲気内に空気の揺らぎが発生してしまうとい
う問題を生じる。
【0009】また、上述のようにウェハホルダーは、ウ
ェハを真空吸着により保持しているが、その保持面にゴ
ミ等が付着しているとウェハの平面度が悪化するという
問題も有している。
【0010】本発明の目的は、ウェハホルダーの温度を
制御することができる露光方法および露光装置を提供す
ることにある。特に本発明の目的は、露光光が照射され
るウェハを保持して熱エネルギーが伝達されるウェハホ
ルダーの温度上昇を抑制することができる露光方法およ
び装置を提供することにある。また、本発明の目的は、
ウェハの平面度を悪化させない露光方法および装置を提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の一実施の形態を
表す図1乃至図5に対応付けて説明すると上記目的は、
基板(W)を保持する基板保持手段(WH)と、基板保
持手段(WH)が基板(W)を保持するのに先立って基
板(W)の温度を調節する温度調節手段(21,22)
とを備え、基板保持手段(WH)に保持された基板
(W)にパターンを露光する露光装置において、露光に
起因する基板保持手段(WH)の温度変化に関するデー
タを検出する検出手段(27)と、検出した温度変化に
関するデータに基づいて温度調節手段(21,22)を
制御する制御手段(13)とを備えたことを特徴とする
露光装置によって達成される。
【0012】そして、制御手段(13)は、露光により
基板(W)に与えられる熱量をほぼ相殺するように、温
度調節手段(21,22)を介して基板(W)の温度を
制御することを特徴とする。また、温度調節手段(2
1,22)は、基板(W)に照射された露光光による基
板保持手段(WH)の温度上昇を抑制するように基板
(W)の温度を調節することを特徴とする。さらに、温
度調節手段(21,22)は、基板(W)裏面の一部に
接触して基板(W)を所定の温度に設定し、基板保持手
段(WH)は、基板(W)裏面の他部に接触して基板
(W)を載置するようにしてもよい。そして、基板
(W)を所定の温度に設定する際に基板(W)裏面の他
部を洗浄する洗浄機構(24,25)を有するようにし
てもよい。
【0013】また、上記目的は、基板(W)を基板保持
手段(WH)により保持して、保持された基板(W)に
パターンを露光する露光方法において、露光に起因する
基板保持手段(WH)の温度変化に関するデータを検出
する温度検出ステップと、検出した温度変化に関するデ
ータに基づいて、基板保持手段(WH)に保持される前
の基板(W)の温度を調節する基板温度調節ステップと
を含むことを特徴とする露光方法によって達成される。
【0014】そして、基板温度調節ステップは、露光に
より基板(W)に与えられる熱量をほぼ相殺するように
基板(W)の温度を制御することを特徴とする。また、
温度調節ステップは、基板(W)に照射された露光光に
よる基板保持手段(WH)の温度上昇を抑制するように
基板(W)の温度を調節することを特徴とする。さらに
温度調節ステップは、基板(W)裏面の一部に接触する
温度調節手段(21,22)により基板(W)を所定の
温度に調節し、基板(W)裏面の他部を接触させて基板
保持手段(WH)に基板(W)を載置することを特徴と
する。そして、基板(W)を所定の温度に設定する際、
基板(W)裏面の他部を洗浄することを特徴とする。
【0015】本発明においては、基板(W)を載置する
基板保持手段(WH)の温度を計測する検出手段(2
7)と、基板保持手段(WH)に載置される前に基板
(W)の温度を調節する温度調節手段(21,22)と
を有し、基板(W)が少なくとも1枚露光された際の基
板保持手段(WH)の温度を検出し、基板保持手段(W
H)の温度変化に応じて、温度調節手段(21,22)
にて基板(W)の温度を調節するようにしたので、基板
保持手段(WH)の単位露光時間における温度上昇量を
正確に把握することができる。さらに、基板(W)の温
度は、基板(W)が基板保持手段(WH)上に搭載され
て露光後排出されるまでに基板保持手段(WH)に与え
る熱量をほぼ相殺する、例えばマイナスの熱量を持つよ
うに制御されているので、図6に示すように基板保持手
段(WH)上に基板(W)が載置された時点から基板
(W)への露光終了までの露光光の照射により基板
(W)から基板保持手段(WH)に与えられる熱エネル
ギーに対応する温度変化量Δtに対し、基板(W)が基
板保持手段(WH)に載置された時点で基板保持手段
(WH)にΔtの温度低下(−Δtに対応する負の熱
量)を与えることとなるので、結果的に基板保持手段
(WH)に与えられる熱量はΔt−Δt=0となり、基
板保持手段(WH)の温度は所定温度t1からほとんど
変らず、従って露光装置の雰囲気中の空気揺らぎを低減
させ、測長系、オートフォーカス系、あるいは露光光自
体の空気揺らぎによる精度低下を防止させることができ
るようになる。
【0016】さらに温度調節手段(21,22)に基板
(W)を載置する際、温度調節手段(21,22)は、
基板保持手段(WH)と基板(W)とが接触する部分以
外の基板(W)裏面に接触して基板(W)の温度を制御
するので、仮に温度調節手段(21,22)にゴミが付
着していても、基板(W)と基板保持手段(WH)との
接触面にゴミが付着することがなく、ゴミにより基板
(W)の平面度が悪化することはない。さらに、基板保
持手段(WH)と接触する基板(W)裏面を洗浄する機
能を温度調節手段(21,22)に設けるようにすれ
ば、基板(W)を基板保持手段(WH)に載置した際の
接触面上のゴミを除去することができ、基板保持手段
(WH)上での基板(W)の平面度を向上させることが
できるようになる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態による投影
露光方法および装置を図1乃至図6を用いて説明する。
まず、本実施の形態による投影露光装置の概略の構成を
図1を用いて説明する。図1において、例えば、i線、
KrFエキシマレーザ、あるいはArFエキシマレーザ
を光源(図示せず)とし、i線、エキシマ光を照明光と
して射出する照明光学系4により、レチクルRをほぼ照
度均一に照射することにより、レチクルR上に形成され
たパターンの像が投影光学系5を介してウェハW1上に
投影される。照明光学系4内の光源は露光量制御装置1
0に接続されており、制御装置20からの指令に基づく
露光量制御装置10の制御により照明光量を調整するこ
とができるようになっている。
【0018】ウェハW1上にはレジストが塗布されてお
り、レチクルRのパターンは投影光学系5により所定の
倍率に縮小されてウェハW1上に投影露光される。レチ
クルRはレチクルステージ7上に真空吸着されて載置さ
れている。レチクルステージ7は、レチクルベース6上
でエアパットにより浮上し、リニアモータ等の駆動機構
(図示せず)により図中のX、Y、θ方向に移動できる
ようになっている。また、レチクルステージ7は、その
側面に設けられた鏡面からの距離を計測する干渉計9に
より、X−Y方向のステージ位置を常時に検出すること
ができるようになっている。
【0019】一方、ウェハW1は、ウェハステージ2上
に設けられたZチルトステージ3上のウェハホルダーW
Hに真空吸着されて載置されている。ウェハステージ2
は定盤1上にエアパットにより浮上し、リニアモータ等
の駆動機構(図示せず)によりX、Y方向に移動できる
ようになっている。ウェハステージ2上のZチルトステ
ージ3は、図示しないオートフォーカス系により計測さ
れたウェハW1のショット領域と投影光学系5の結像面
との位置ずれを補正するために、投影光学系5の光軸方
向(Z方向)に移動し、また光軸に対して傾斜すること
ができるようになっている。Zチルトステージ3側面に
は反射鏡が設けられ、当該反射鏡からの距離を計測する
干渉計12によりX−Y方向のステージ位置及びステー
ジの回転、チルト量が常に検出されるようになってい
る。
【0020】干渉計9、12からの位置情報は制御装置
20に入力され、制御装置20はウェハW1全面にレチ
クルRのパターンを繰り返し露光すべくウェハステージ
2を所定の座標系F(x、y、θ、zθx、zθy)に従
ってステッピングさせると同時に、ウェハステージ2が
露光目標位置に到達できない誤差を検出し、レチクルス
テージ7に対しその誤差を補正するように同期制御させ
ながら露光制御装置10に露光を行なう動作を指示する
ようになっている。
【0021】Zチルトステージ3上のウェハホルダーW
Hは、熱膨張係数が低く且つ熱伝達率も低いゼロデュー
アで作製されており、Zチルトステージ3側面の反射鏡
もゼロデューアで作製されている。但し、Zチルトステ
ージ3はZチルト駆動部(図示せず)側で高い剛性を必
要とするので、Zチルト駆動部がある下面は剛性の高い
セラミックで作製し、バキュームチャックにより上面の
ゼロデューア部を保持する2重構造となっている。
【0022】また、ウェハW1表面の2層目以降の露光
の際には、レチクルRのパターンの像をウェハW1のシ
ョット領域上に正確に重ね合わせてから露光するように
制御する必要がある。このためウェハW1上の各ショッ
ト領域に対してアライメント動作が行われる。このアラ
イメント動作では、まずウェハローダ15上に載置され
ているウェハ(ウェハW2とする)に対して、大まかな
位置合わせとしてのプリアライメントが行われる。この
プリアライメントでは、まず、ウェハW2周囲に設けら
れたオリエンテーションフラットやノッチの位置を計測
して、図示しない回転機構によりウェハW2を所定角度
回転させてからウェハ搬送アーム17に受け渡すように
する。
【0023】次に、ウェハW2を保持したウェハ搬送ア
ーム17は、アーム駆動機構19および回転軸18の駆
動により、ウェハWの待機位置に配置されたウェハ温度
制御ステージ22のホットプレート21上にウェハW2
を搬送して載置する。ホットプレート21上部にはウェ
ハ外周計測装置16が配置されており、このウェハ外周
計測装置16により、ウェハW2外周のX、Y、θ方向
の、数μm、および数十μradオーダのラフな位置計
測が行われる。以上のプリアライメントの動作は、プリ
アライメント制御装置14により制御され、ウェハW2
外周のラフな位置計測データはプリアライメント制御装
置14から制御装置20に送られるようになっている。
【0024】このホットプレート21に載置されたウェ
ハW2は、後程詳述するように、ウェハ温度制御ステー
ジ系(21、22)により温度制御されて所定の温度に
調整されるようになっている。所定の温度に調整された
ウェハW2は、図示しない搬送系によりウェハステージ
2上のウェハホルダーWHに載置される。なお、ウェハ
W2が搬送される前に、ウェハホルダーWH上のウェハ
W1は搬出されるが、このウェハW1はウェハ温度制御
ステージ系(21、22)を介さずに搬出されるように
なっている。なお、ここまでのウェハWの搬送および位
置決めは全てプリアライメント制御装置14により管理
され、ウェハW2は所定の精度を保持した状態でウェハ
ホルダーWH上に載置されることになる。
【0025】次に、オフ・アクシス・アライメント光学
系8によりウェハステージ2上のウェハW(ウェハW1
とする)のアライメントマークWM(図示せず)が計測
されて、レチクルR上のパターンの投影像の位置とウェ
ハW1上のショット位置の相対位置ずれが検出される。
アライメント制御装置11は、オフ・アクシス・アライ
メント光学系8で検出した位置ずれ量に基づいて、レチ
クルRのパターンの投影像の位置とウェハW1のショッ
ト位置の相対位置ずれを補正するために、ウェハステー
ジ2をX−Y面内で所定量移動させるように制御する。
【0026】投影光学系5はi線またはエキシマ光源用
に設計された高NA(開口数)の光学系であるため、投
影光学系5下面とウェハW1間の距離は極めて短くなっ
ている。そのため、ウェハW1の露光の際にウェハW1
に塗布したレジスト層から発生する有機物が投影光学系
5の投影レンズ下面に付着する恐れがあり、それを防止
するために投影光学系5下面には石英ガラス26が挿入
されている。この石英ガラス26には脱着可能なガイド
が投影光学系5下方のコラム部25に設置されており、
所定の精度で石英ガラス26をウェハW1面と平行な方
向に移動させる駆動系(図示せず)が設けられている。
露光により石英ガラス26面上が有機物等により汚染さ
れて照明光の透過率の低下や照明ムラが悪化したとして
も、駆動系により石英ガラス26面を移動させて、汚染
されていないガラス面を照明視野部に配置することがで
きるので、投影光学系5の投影レンズの保守や交換の間
隔を長くすることができるようになる。
【0027】また、投影レンズ下面とウェハW1表面と
の距離が短いことから、投影レンズ下面とウェハW1表
面との間の領域における空気の流れが悪くなるので、そ
の領域の空気層の温度はウェハW1の温度の影響を強く
受ける。そのため、ステージ回りの雰囲気の温度とウェ
ハW2の温度との温度差を小さくしておけば、空気層内
で空気が揺らぐことによる結像パターンのパターン揺ら
ぎは小さくなり、さらにその近傍に配置されているウェ
ハ表面のフォーカス位置を検出するオートフォーカス機
構(図示せず)やウェハW1の位置を計測する干渉計1
2の光軸部の空気揺らぎを最小限に抑えることができ
る。なお、照明光学系4、レチクルステージ7、投影光
学系5、およびウェハステージ2等を含む露光系は、図
1では図示を省略したチャンバー内に格納されており、
ウェハ温度制御ステージ系(21、22)側とは分離さ
れている。
【0028】次に、本実施の形態におけるウェハ温度制
御ステージ系(21、22)によるウェハWの温度制御
機構を図2を用いて説明する。図2は、空調制御が厳し
く行なわれているチャンバー23内のウェハステージ2
近傍と、ウェハ温度制御ステージ系(21、22)の位
置関係を示している。図2においてチャンバー23内は
±0.1°Cの範囲で温度制御がなされており、ウェハ
温度制御ステージ系(21、22)が設置されているロ
ーダチャンバー部より高精度且つ陽圧に制御されること
で、外部の熱がチャンバー23内に入り込まないように
なっている。ウェハ温度制御ステージ系(21、22)
は、ウェハ温度制御装置13の制御に基づいてウェハW
2を所定の温度に調整することができるようになってお
り、所定の温度に調整されたウェハW2は、チャンバー
23の開口部26より図示しないウェハ搬送系により搬
送される構造となっている。
【0029】次に、図3を用いて、ウェハホルダーWH
およびホットプレート21の構造を説明する。図3
(a)は、ウェハホルダーWHおよびホットプレート2
1の上面図であり、図3(b)は、図3(a)における
A−A線でのウェハホルダーWHおよびホットプレート
21の側断面図を示している。図3に示すようにウェハ
ホルダーWH上面には、対向する半円弧状に形成された
凸状部と、その内側に直線状に交互に形成された凹状部
と凸状部が設けられており、凸状部にはウェハW1を真
空吸着保持できるように吸着溝(図示せず)が形成され
ている。また、凹状部は大気側に開放されており、凹状
部の一領域にウェハホルダーWHの温度を計測するため
の温度センサー27が設置されている。そして、温度セ
ンサー27により検出されたウェハホルダーWH表面の
温度は、ウェハ温度制御装置13に出力されるようにな
っている。
【0030】一方、ホットプレート21上面は、ウェハ
ホルダーWHに形成された凸状部、および凹状部がその
凹凸を反転させた形状に形成されている。つまり、ウェ
ハホルダーWHの凹状部に対応する位置にホットプレー
ト21の凸状部が位置するようになっている。ホットプ
レート21の凸状部は高熱伝導率の金属で形成されてお
り、当該凸状部の一点28でウェハWを真空吸着保持で
きるようになっている。また、ホットプレート21の裏
面側にはペルチェ素子(図示せず)が配設されており、
ウェハ温度制御装置13に制御されてホットプレート2
1を所定の温度に調節できるようになっている。ウェハ
温度制御装置13は、温度センサー27で計測されたウ
ェハホルダーWHの表面温度に基づいて、ペルチェ素子
を制御してホットプレート21上に真空吸着されたウェ
ハW2の温度を所定の温度に調整する。
【0031】また、図4に示すように、ホットプレート
21の凹状部には、ホットプレート21下まで貫通する
複数の貫通口25が形成されており、複数の貫通口25
から気体噴射装置24により気体をウェハW2裏面に吹
き付けることによりウェハW2裏面に付着したゴミを除
去することができるようになっている。またさらに、気
体噴射装置24は図示しないレーザ光源を有し、複数の
貫通口25を介してレーザ光を照射してウェハW2裏面
のゴミ付着位置を検出できる機能を有している。さらに
気体噴射装置24は、ゴミの付着位置を検出してゴミが
存在する部分にスポット的に気体を噴射することもでき
るようになっている。
【0032】さて次に、ウェハ温度制御装置13の制御
に基づいたウェハW2の温度の調節方法およびウェハホ
ルダーWHの温度制御方法について説明する。まず第1
枚目のウェハW(1)をウェハホルダーWHに載置する
前の、ウェハWが載置されていない状態のウェハホルダ
ーWHの温度を温度センサー27により計測する。この
とき測定されたウェハホルダーWHの温度を温度t1と
する。
【0033】次に、ウェハW(1)の温度をウェハホル
ダーWHの温度t1と同温度にさせるため、ホットプレ
ート21の表面温度を温度t1になるようにウェハ温度
制御装置13によりペルチェ素子を制御する。
【0034】次に、ホットプレート21上でウェハホル
ダーWHと同じ温度t1に調節されたウェハW(1)を
ウェハホルダーWH上に載置する。その後、ウェハW
(1)は露光されることにより、照射エネルギーの一部
が熱エネルギーに変換される。その結果、ウェハW
(1)と接触しているウェハホルダーWHの凸状部から
ウェハホルダーWHに熱エネルギーが伝達される。
【0035】ウェハW(1)の露光が終了するとウェハ
W(1)は搬出される。次のウェハW(2)がウェハホ
ルダーWHに載置される前にウェハホルダーWHの温度
t2が温度センサー27により計測される。ここで、Δ
t1=t2−t1がウェハW(1)を露光した際にウェ
ハホルダーWHに与えられた熱エネルギーに対応してお
り、その熱エネルギーを増加させないようにホットプレ
ート21の表面温度を制御することになる。
【0036】ここで、ウェハW1枚の露光によりウェハ
WからウェハホルダーWHに伝達する熱量は、ウェハホ
ルダーWHとウェハWとの接触面積、およびウェハホル
ダーWHの熱伝導率により決定されるので、例えば図5
に示すような、ウェハホルダーWH上に載置されたウェ
ハWの温度変化に対するウェハホルダーWHの温度変化
の変換関数F(t)を予め求めておいて、ΔThp
(1)=F(t2)−F(t1)により、ホットプレー
ト21上の温度がt1−ΔThp(1)になるように制
御する。
【0037】ここで変換関数F(t)は、上述のように
ウェハホルダーWHとウェハWとの接触面積と、ウェハ
ホルダーWHの熱伝導率とからシミュレーションで求め
てもよいし、あるいは、ウェハW上に温度センサーを貼
り付けて、露光時間を変化させながらウェハWの温度変
化とウェハホルダーWHの温度変化を実験的に求め、曲
線近似により求めるようにしてもよい。また、ウェハホ
ルダーWHに搬送されるまでのウェハWの温度変化を予
め計測し、その変化分も関数F(t)にて補正するよう
にすればさらに予測精度は向上する。さて、ホットプレ
ート21の表面温度をt1−ΔThp(1)になるよう
にウェハ温度制御装置13によりペルチェ素子を制御す
ることにより、ウェハW(2)の温度をt1−ΔThp
(1)にさせる。
【0038】次に、ウェハW(2)をウェハホルダーW
H上に載置する。その後、ウェハW(2)は露光される
ことにより、照射エネルギーの一部が熱エネルギーに変
換される。その結果、ウェハW(2)と接触しているウ
ェハホルダーWHの凸状部からウェハホルダーWHに熱
エネルギーが伝達される。
【0039】ウェハW(2)の露光が終了するとウェハ
W(2)は搬出される。次のウェハW(3)がウェハホ
ルダーWHに載置される前にウェハホルダーWHの温度
t3が温度センサー27により計測される。ここで、Δ
t2=t3−t2がウェハW(2)を露光した際にウェ
ハホルダーWHに与えられた熱エネルギーに対応してお
り、その熱エネルギーを増加させないようにホットプレ
ート21の表面温度を制御することになる。
【0040】上述の変換関数F(t)に基づいて、Δt
2=t3−t2として、ΔThp(2)=F(t3)−
F(t2)を算出し、ホットプレート21上の温度がt
1−ΔThp(1)−ΔThp(2)になるように制御
する。次に、上述の第2枚目のウェハW(2)の処理と
同様にして温度t1−ΔThp(1)−ΔThp(2)
に温度調節された第3枚目のウェハW(3)をウェハホ
ルダーWH上に載置して露光を行う。ウェハW(3)の
露光が終了してウェハホルダーWHから搬出した後に、
ウェハホルダーWHの表面温度t4を温度センサー27
で計測する。そして、Δt3=t4−t3として、ΔT
hp(3)=F(t4)−F(t3)を算出し、ホット
プレート21上の温度をt1−ΔThp(1)−ΔTh
p(2)−ΔThp(3)になるように制御する。
【0041】このようにしてウェハWの露光が終了する
毎に順次ΔThpを求めてホットプレート21の温度を
補正制御していくことにより、n枚目のウェハW(n)
によりウェハホルダーWHに与えられた熱エネルギーに
対応する温度変化はΔtn=t(n+1)−t(n)で
あり、次のn+1枚目のウェハW(n+1)の温度を調
整するためにホットプレート21上の表面温度は、t1
−ΣΔThp(n)に制御される。このようにしてウェ
ハホルダーWHの温度上昇が抑えられるようにウェハW
(n)の温度を調節することにより、図6に示したよう
にウェハホルダーWH上の温度は最初の温度t1から温
度t2の間の範囲を保つように制御される。また仮に、
シミュレーションと実際の温度変化値が合わない場合等
の理由により変換関数F(t)の初期予測精度が低かっ
たとしても、ウェハ露光枚数が多くなるにつれてΔtn
は平均化効果により平衡状態に近づき、0(ゼロ)に近
い値を出すようになるので、ウェハホルダーWHを高い
精度で温度制御することができるようになる。
【0042】本発明は、上記実施の形態に限らず種々の
変形が可能である。例えば、上記実施の形態において
は、ステップ・アンド・リピート方式の投影露光装置に
本発明を適用したが、本発明はこれに限られず、例え
ば、ステップ・アンド・スキャン方式の投影露光装置に
も同様に適用することができる。ステップ・アンド・ス
キャン方式の投影露光装置は、例えば特開平6−283
403号公報に開示されているように、矩形状の照明領
域に対してレチクルとウェハとを同期して走査するもの
である。上記実施の形態のウェハホルダWHをステップ
・アンド・スキャン方式の投影露光装置に用いる場合に
は、ウェハホルダーWHの凸状部はウェハの走査する方
向とほぼ直行する方向(非走査方向)に沿って形成(配
置)すればよい。これにより、ウェハが非走査方向に沿
って吸着されるので、非走査方向に関してはウェハがデ
フォーカス状態になることを低減でき非走査方向のウェ
ハのレベリング制御が容易になる。
【0043】また、上記実施の形態で用いたウェハホル
ダーWHの表面の凸状部形状は円弧状の凸状部の内側に
直線状の凹凸状部を設けるようにしているが、本発明は
これに限られず、例えば、円弧状の凸状部の内側に円形
状や渦巻き状の凹凸状部を設けるようにしてももちろん
よく、また、ウェハWの保持方法も真空吸着に限られ
ず、例えばピンチャック方式にしてももちろんよい。
【0044】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、露光光に
よりウェハが熱エネルギーを与えられ、その結果ウェハ
ホルダーにも熱エネルギーが伝達された場合でも、載置
されるウェハの温度を調節することにより、ウェハホル
ダーが所定の温度範囲を維持できるようにしているの
で、露光装置の雰囲気中の空気揺らぎを低減させ、測長
系、オートフォーカス系、あるいは露光光自体の空気揺
らぎによる精度低下を防止させることができるようにな
る。
【0045】また、ウェハの温度制御はウェハの待機位
置で行うようにしているので、装置のスループットを低
下させるという不都合も生じない。さらに、ウェハ裏面
のゴミを検出したり、除去することも同時に行えるの
で、ウェハ裏面へのゴミ付着による歩留まり悪化を防ぐ
こともできるようになる。
【0046】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による投影露光装置の概
略の構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施の形態におけるウェハ温度制御
系(21、22)の概略の構成および配置を示す図であ
る。
【図3】本発明の一実施の形態におけるウェハホルダー
WHとヒートプレート21の上面および側面断面を示す
図である。
【図4】本発明の一実施の形態におけるウェハ温度制御
系(21、22)と、裏面洗浄機構を示す側面図であ
る。
【図5】本発明の一実施の形態におけるウェハホルダー
の温度とヒートプレートの表面温度(露光によるウェハ
温度上昇)の関係を示す図である。
【図6】本発明の一実施の形態におけるウェハホルダー
の温度とウェハ露光枚数の関係を示す図である。
【図7】従来の露光装置における、ウェハホルダー温度
とウェハ照射時温度を示す図である。
【符号の説明】
1 定盤 2 ウェハステージ 3 Zチルトステージ 5 投影光学系 7 レチクルステージ 8 オフアクシスアライメント光学系 4 照明光学系 10 露光量制御装置 11 アライメント制御装置 13 ウェハ温度制御装置 20 ステージ制御装置 21 ヒートプレート 24 気体噴射装置 27 温度センサー

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板を保持する基板保持手段と、前記基板
    保持手段が前記基板を保持するのに先立って前記基板の
    温度を調節する温度調節手段とを備え、前記基板保持手
    段に保持された前記基板にパターンを露光する露光装置
    において、 前記露光に起因する前記基板保持手段の温度変化に関す
    るデータを検出する検出手段と、 検出した前記温度変化に関するデータに基づいて前記温
    度調節手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴と
    する露光装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の露光装置において、 前記制御手段は、前記露光により前記基板に与えられる
    熱量をほぼ相殺するように、前記温度調節手段を介して
    前記基板の温度を制御することを特徴とする露光装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の露光装置において、 前記温度調節手段は、前記基板に照射された露光光によ
    る前記基板保持手段の温度上昇を抑制するように前記基
    板の温度を調節することを特徴とする露光装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかに記載の露光装
    置において、 前記温度調節手段は、前記基板裏面の一部に接触して前
    記基板を所定の温度に設定し、 前記基板保持手段は、前記基板裏面の他部に接触して前
    記基板を載置することを特徴とする露光装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の露光装置において、 前記基板を所定の温度に設定する際に前記基板裏面の前
    記他部を洗浄する洗浄機構を有していることを特徴とす
    る露光装置。
  6. 【請求項6】基板を基板保持手段により保持して、保持
    された前記基板にパターンを露光する露光方法におい
    て、 前記露光に起因する前記基板保持手段の温度変化に関す
    るデータを検出する温度検出ステップと、 検出した前記温度変化に関するデータに基づいて、前記
    基板保持手段に保持される前の前記基板の温度を調節す
    る基板温度調節ステップとを含むことを特徴とする露光
    方法。
  7. 【請求項7】請求項6記載の露光方法において、 前記基板温度調節ステップは、前記露光により前記基板
    に与えられる熱量をほぼ相殺するように前記基板の温度
    を制御することを特徴とする露光方法。
  8. 【請求項8】請求項7記載の露光方法において、 前記温度調節ステップは、前記基板に照射された露光光
    による前記基板保持手段の温度上昇を抑制するように前
    記基板の温度を調節することを特徴とする露光方法。
  9. 【請求項9】請求項6乃至8のいずれかに記載の露光方
    法において、 前記温度調節ステップは、前記基板裏面の一部に接触す
    る温度調節手段により前記基板を所定の温度に調節し、 前記基板裏面の他部を接触させて前記基板保持手段に前
    記基板を載置することを特徴とする露光方法。
  10. 【請求項10】請求項9記載の露光方法において、 前記基板を所定の温度に設定する際、前記基板裏面の前
    記他部を洗浄することを特徴とする露光方法。
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