JPH11194479A - フォトマスクの製造方法及び装置 - Google Patents

フォトマスクの製造方法及び装置

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JPH11194479A
JPH11194479A JP36002897A JP36002897A JPH11194479A JP H11194479 A JPH11194479 A JP H11194479A JP 36002897 A JP36002897 A JP 36002897A JP 36002897 A JP36002897 A JP 36002897A JP H11194479 A JPH11194479 A JP H11194479A
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pattern
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photomask
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JP36002897A
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Naomasa Shiraishi
直正 白石
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用時にフォトマスクが自重等で変形する場
合でも、そのフォトマスクのパターンの投影像の位置誤
差が生じないようなフォトマスクの製造方法を提供す
る。 【解決手段】 フォトマスク用の基板55を上方に凸面
となった基板ホルダ51の上面に載置し、基板ホルダ5
1を試料台56上に固定し、試料台56上に基板55の
対向する2辺近傍を下方に付勢する固定ピン52A,5
2Bを設ける。試料台56の位置をXYステージ57に
よって設定した後、描画系62を介して基板55上に所
定の原版パターンを描画する。基板55のパターン面の
上方への変形量を、製造されたフォトマスクが使用され
る際の自重による基板55のパターン面の下方への変形
量と同じに設定しておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路、
液晶表示素子、又は薄膜磁気ヘッド等のマイクロデバイ
スをリソグラフィ技術を用いて製造する際に原版パター
ンとして使用されるフォトマスクの製造方法及び装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路等のデバイスを製造する
際に、形成すべき回路パターンを例えば4〜5倍程度に
拡大した原版パターンが形成されたフォトマスクを使用
して、このフォトマスクのパターンを縮小投影光学系を
介してウエハ、又はガラスプレート等の被露光基板上に
縮小投影する転写方式が用いられている。このようなフ
ォトマスクのパターンの転写の際に使用されるのが露光
装置であり、ステップ・アンド・リピート方式の縮小投
影型露光装置で使用されるフォトマスクは、レチクルと
も呼ばれている。
【0003】従来、そのようなフォトマスクは、所定の
基板上に電子ビーム描画装置、又はレーザビーム描画装
置を用いて原版パターンを描画することによって製造さ
れていた。即ち、その基板上にマスク材料を形成してレ
ジストを塗布した後、電子ビーム描画装置、又はレーザ
ビーム描画装置を用いてその原版パターンが描画され
る。その後、そのレジストの現像を行って、エッチング
処理等を行うことによって、そのマスク材料によってそ
の原版パターンが形成されていた。この場合、そのフォ
トマスクを使用する縮小投影型の露光装置の縮小倍率を
1/β倍とすると、そのフォトマスクに描画される原版
パターンは、デバイスのパターンをβ倍に拡大したパタ
ーンでよいため、描画装置による描画誤差は、デバイス
上ではほぼ1/β倍に縮小される。従って、実質的に描
画装置による解像力のほぼ1/β倍の解像力でデバイス
のパターンを形成できることになる。
【0004】また、そのような描画装置においては、フ
ォトマスク用の基板上に原版パターンを描画する際に、
その基板を保持して移動させるステージ機構と、光学系
又は電子光学系よりなる描画系との配置上の関係から、
その基板のパターン面が「上向き」となるようにほぼ平
坦に配置される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く従来より、
フォトマスクの原版パターンは電子ビーム描画装置、又
はレーザビーム描画装置によって描画されており、描画
時にフォトマスク用の基板のパターン面は上向きにほぼ
平坦に配置されていた。一方、製造されたフォトマスク
が、ウエハ等の被露光基板への露光を行う露光装置で使
用される場合には、被露光基板を保持及び移動させるス
テージ機構と、投影光学系との配置上の関係から、フォ
トマスクの基板のパターン面が「下向き」となるように
配置される。また、フォトマスクの中心部には転写すべ
き原版パターンが形成されており、この部分を保持する
ことはできないため、フォトマスクの保持はその基板の
周辺部を支える形で行われる。このため、露光装置で使
用される状態では、フォトマスクは、パターン面の方向
に凸となるように自重変形した状態で使用されるのが一
般的である。
【0006】このように自重変形したフォトマスクにお
いては、変形に伴って凸面に変形したパターン面が伸
び、原版パターンの位置が僅かながら拡大される方向に
変形してしまう。これに対して、上記の通り、従来のフ
ォトマスクの描画装置では、原版パターンの描画時の基
板のパターン面が上方を向くように平坦に配置されるの
が一般的であったために、描画時の自重変形はあまりな
いのに対して、使用時の自重変形(パターン下向き)が
大きくなり、それに伴って、フォトマスクを実際に使用
する際に、原版パターンの投影像の位置精度が低下して
しまうという不都合があった。このような位置精度の低
下量は現状ではほぼ許容範囲内に収まっているが、今後
転写するパターンの集積度や微細度が一層向上するにつ
れて、その位置精度が許容範囲に収まらなくなる恐れが
ある。
【0007】また、フォトマスクの原版パターンを投影
露光装置を用いて所定のパターンを転写することによっ
て製造することも考えられているが、この場合にも投影
露光装置においてそのフォトマスクの基板のパターン面
を上向きに平坦に保持すると、実際の使用時に投影像の
位置誤差等が生ずる恐れがある。本発明は斯かる点に鑑
み、フォトマスクを使用する際に自重変形等が生じる場
合であっても、そのフォトマスクの投影像の位置精度を
良好に維持できるフォトマスクの製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0008】また、本発明はそのようなフォトマスクの
製造方法を実施できる製造装置を提供することをも目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によるフォトマス
クの製造方法は、露光装置での転写用に使用されるフォ
トマスク(34)の製造方法において、その露光装置に
おける転写時のそのフォトマスクの基板(4)の変形状
態を予測し、その基板(4)上に転写用のパターンを描
画、又は転写する際に、その基板の変形状態をその予測
される変形状態に合わせておくものである。
【0010】斯かる本発明によれば、フォトマスクを製
造する際のフォトマスク用の基板上への描画時、又は投
影時におけるその基板の変形量は、そのフォトマスクを
使用して露光を行うときのその基板の自重変形等の変形
量と合致しているため、そのフォトマスクの使用時にそ
の基板が変形しても、投影像の位置精度の低下が無い。
【0011】この場合、その基板(4)をその転写用の
パターンの形成面が凸面となるように撓ませておくこと
が望ましい。フォトマスクを通常の露光装置で使用する
場合には、そのフォトマスクの基板は下向きで自重変形
するため、そのパターン面が凸面となるように支持され
る。従って、そのフォトマスクを使用した場合の投影像
の位置精度が小さくなる。
【0012】また、その転写用のパターン(27)に対
応するパターンが形成された親マスクを製造し、そのフ
ォトマスクの基板(4)上にその親マスクのパターンの
光学像を投影露光するようにしてもよい。光学像を投影
露光する場合でも、その基板(4)の変形状態を使用時
に合わせておくことで、使用時の位置精度が向上する。
【0013】また、その転写用のパターン(27)を拡
大したパターン(36)を複数枚の親マスク(R1〜R
N)のパターンに分割し、そのフォトマスクの基板
(4)上に複数枚のその親マスクのパターンの縮小像を
画面継ぎを行いながら順次転写することが望ましい。こ
の場合、一例として、そのフォトマスクの基板(4)上
にマスク材料の薄膜が形成され、この上にフォトレジス
ト等の感光材料が塗布される。その後、その感光材料上
に例えば光学式で縮小投影型の露光装置を用いて、ステ
ップ・アンド・リピート方式、又はステップ・アンド・
スキャン方式で複数枚の親マスクのパターンの縮小像が
転写された後、その感光材料の現像が行われる。それか
ら、残された感光材料のパターンをマスクとしてエッチ
ング等を行うことによって、所望の転写用のパターン
(原版パターン)が形成される。
【0014】この際に、そのフォトマスク製造用の例え
ば光学式の露光装置の縮小倍率を1/α倍(αは1より
大きい整数、半整数等)とすると、その転写用のパター
ン(27)、即ち原版パターンはα倍に拡大され、この
拡大された親パターン(36)が縦横に例えばα×α枚
の親マスクのパターンに分割される。縮小倍率が1/5
倍(α=5)であれば、5×5倍で25枚の親マスクが
用意される。この結果、各親マスクに形成されるパター
ンは、原版パターンをα倍に拡大した親パターンの一部
となるため、各親マスクのパターンの描画データ量は従
来の1/α2 程度に減少し、最小線幅は従来のα倍とな
る。従って、各親マスクのパターンはそれぞれ例えば従
来の電子ビーム描画装置、又はレーザビーム描画装置を
用いて短時間に、少ないドリフトで高精度に描画でき
る。また、描画装置による描画誤差は、そのフォトマス
ク上では1/αに減少するため、原版パターンの精度は
より向上する。更に、一度それらの親マスクを製造した
後は、それらの親マスクのパターンをステップ・アンド
・リピート方式等でそのフォトマスクの基板上に高速に
転写できるため、特にそのフォトマスクを複数枚製造す
る場合の製造時間を、従来のように個々に描画装置で描
画する方式に比べて大幅に短縮できる。
【0015】また、その基板(4)の表面に複数枚の親
マスク(R1〜RN)のパターンの縮小像を順次転写す
る際に、そのフォトマスクを使用する投影露光装置の投
影光学系(42)の非回転対称収差とディストーション
特性との少なくとも一方に応じてその親マスク(R1〜
RN)のパターンの縮小像の結像特性(転写位置、倍
率、ディストーション等)をそれぞれ補正することが望
ましい。
【0016】このように、そのフォトマスクを使用する
露光装置の所定の結像特性の変動量が予め分かっている
場合には、そのフォトマスクの基板上に画面継ぎを行い
ながら各親マスクのパターン像を転写する際に、その結
像特性の変動量を相殺するように各親マスクのパターン
像の転写位置、倍率、更にはディストーション等を調整
することで、最終的にそのフォトマスクを用いて露光さ
れるデバイスパターンの歪等が小さくなり、重ね合わせ
精度等が向上する。
【0017】これに関して、そのフォトマスクを多数枚
製造して、これらのフォトマスクをミックス・アンド・
マッチ方式等で複数台の投影露光装置で使用する場合も
ある。この場合に、それぞれの投影露光装置で良好な重
ね合わせ精度が得られるように、それらのフォトレジス
トを使用する予定の少なくとも2台の投影露光装置の投
影像のディストーション特性等の平均的な特性に応じ
て、各親マスクのパターンをつなぎ合わせて転写する際
の転写位置や像特性等を調整することが望ましい。
【0018】次に、そのフォトマスクは更に縮小投影で
使用されることが望ましい。そのフォトマスクは、例え
ば1/β倍(βは1より大きい整数、又は半整数等)の
縮小投影で使用されるものとして、そのフォトマスクを
製造するための露光装置の縮小倍率を1/α倍(αはβ
と同様に1より大きい整数、又は半整数等)であるとす
ると、各親マスクのパターンの描画誤差は、最終的に露
光されるデバイスパターン上で1/(α・β)倍に縮小
される。従って、デバイスパターンの最小線幅を仮に現
在の1/2にするような場合にも、各親マスクのパター
ンを電子ビーム描画装置、又はレーザビーム描画装置等
を用いて必要な精度で容易に、かつ短時間に描画でき
る。従って、パターンルールが更に微細化しても、必要
な精度で所望のデバイスパターンを露光できる。
【0019】次に、本発明によるフォトマスクの製造装
置は、露光装置での転写用に使用されるフォトマスク
(34)の製造装置において、そのフォトマスクの基板
(4)を所定の状態に変形させて保持するフォトマスク
保持部材(51,52A,52B)と、このフォトマス
ク保持部材に保持された基板(4)上に転写用のパター
ンを描画、又は転写するパターン形成系(1,2,3;
62)と、を有するものである。斯かるフォトマスクの
製造装置を用いることによって、本発明のフォトマスク
の製造方法が実施できる。
【0020】この場合、そのフォトマスク保持部材は、
その基板(4)のパターン形成面がそのパターン形成系
に対して凸面となるように保持するこが望ましい。これ
でフォトマスクの通常の使用状態に対応できる。また、
そのフォトマスク保持部材は一例として、その基板
(4)の載置される面が円筒面状のマウント部材(5
1)と、このマウント部材上のその基板(4)の対向す
る2辺の近傍をこのマウント部材側に付勢する付勢部材
(52A,52B)と、を有するものである。これによ
って、その基板のパターン形成面を凸面に保持できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
につき図面を参照して説明する。図1は、本例のフォト
マスクの製造工程を示す図であり、図1において、本例
で製造対象とするフォトマスクは、実際に半導体デバイ
スを製造する際に使用されるワーキングレチクル34で
ある。このワーキングレチクル34は、石英ガラス等か
らなる光透過性の基板の一面に、クロム(Cr)、ケイ
化モリブデン(MoSi2 等)、又はその他のマスク材
料より転写用の原版パターン27を形成したものであ
る。また、その原版パターン27を挟むように2つのア
ライメントマーク24A,24Bが形成されている。
【0022】更に、ワーキングレチクル34は、光学式
の投影露光装置の投影光学系を介して、1/β倍(βは
1より大きい整数、又は半整数等であり、一例として
4,5,又は6等)の縮小投影で使用されるものであ
る。即ち、図1において、ワーキングレチクル34の原
版パターン27の1/β倍の縮小像27Wを、フォトレ
ジストが塗布されたウエハW上の各ショット領域48に
露光した後、現像やエッチング等を行うことによって、
その各ショット領域48に所定の回路パターン35が形
成される。また、本例ではその投影露光装置の投影像の
非回転対称収差、及びディストーション特性等の結像特
性は予め計測されており、この計測結果がそのワーキン
グレチクル34の製造時に利用される。更に、本例では
その投影露光装置にワーキングレチクル34を載置する
際の、そのワーキングレチクル34の自重による変形量
の予測値が求められており、後述のようにそのワーキン
グレチクル34の製造時に、そのワーキングレチクル3
4用の基板はその予測値と同じ程度に変形して載置され
る。以下、本例のフォトマスクとしてのワーキングレチ
クル34の製造方法の一例につき説明する。
【0023】図1において、まず最終的に製造される半
導体デバイスの或るレイヤの回路パターン35が設計さ
れる。回路パターン35は直交する辺の幅がdX,dY
の矩形の領域内に種々のライン・アンド・スペースパタ
ーン等を形成したものである。本例では、その回路パタ
ーン35をβ倍して、直交する辺の幅がβ・dX,β・
dYの矩形の領域よりなる原版パターン27をコンピュ
ータの画像データ上で作成する。β倍は、ワーキングレ
チクル34が使用される投影露光装置の縮小倍率(1/
β)の逆数である。なお、反転投影されるときは、反転
して拡大している。
【0024】次に、その原版パターン27をα倍(αは
1より大きい整数、又は半整数等であり、一例として
4,5,又は6等)して、直交する辺の幅がα・β・d
X,α・β・dYの矩形の領域よりなる親パターン36
を画像データ上で作成し、その親パターン36を縦横に
それぞれα個に分割して、α×α個の親パターンP1,
P2,P3,…,PN(N=α2 )を画像データ上で作
成する。図1では、α=5の場合が示されている。な
お、この親パターン36の分割数αは、必ずしも原版パ
ターン27から親パターン36への倍率αに合致させる
必要は無い。その後、それらの親パターンPi(i=1
〜N)よりそれぞれ電子ビーム描画装置(又はレーザビ
ーム描画装置等も使用できる)用の描画データを生成
し、その親パターンPiをそれぞれ等倍で、親マスクと
してのマスターレチクルRi上に転写する。
【0025】例えば1枚目のマスターレチクルR1を製
造する際には、石英ガラス等の光透過性の基板上にクロ
ム、又はケイ化モリブデン等のマスク材料の薄膜を形成
し、この上に電子線レジストを塗布した後、電子ビーム
描画装置を用いてその電子線レジスト上に1番目の親パ
ターンP1の等倍像を描画する。その後、電子線レジス
トの現像を行ってから、エッチング、及びレジスト剥離
等を施すことによって、マスターレチクルR1上のパタ
ーン領域20に親パターンP1が形成される。この際
に、マスターレチクルR1上には、親パターンP1に対
して所定の位置関係で2つの2次元マークよりなるアラ
イメントマーク21A,21Bを形成しておく。同様に
他のマスターレチクルRiにも、電子ビーム描画装置等
を用いてそれぞれ親パターンPi、及びアライメントマ
ーク21A,21Bが形成される。このアライメントマ
ーク21A,21Bは、後に画面継ぎを行う際の位置合
わせ用に使用される。
【0026】このように本例では、電子ビーム描画装置
(又はレーザビーム描画装置)で描画する各親パターン
Piは、原版パターン27をα倍に拡大したパターンで
あるため、各描画データの量は、原版パターン27を直
接描画する場合に比べて1/α2 程度に減少している。
更に、親パターンPiの最小線幅は、原版パターン27
の最小線幅に比べてα倍(例えば5倍、又は4倍等)で
あるため、各親パターンPiは、それぞれ従来の電子線
レジストを用いて電子ビーム描画装置によって短時間
に、かつ高精度に描画できる。また、一度N枚のマスタ
ーレチクルR1〜RNを製造すれば、後は後述のように
それらを繰り返し使用することによって、必要な枚数の
ワーキングレチクル34を製造できるため、マスターレ
チクルR1〜RNを製造するための時間は、大きな負担
ではない。
【0027】即ち、それらN枚のマスターレチクルRi
の親パターンPiの1/α倍の縮小像PIi(i=1〜
N)を、それぞれ画面継ぎを行いながら転写することに
よってワーキングレチクル34が製造される。なお、電
子ビーム描画装置等での描画誤差を平均化効果によって
低減するために、図1の親パターン36を分割した親パ
ターンを2組の複数枚のマスターレチクルに描画し、こ
れら2組のマスターレチクル群のパターンの縮小像をワ
ーキングレチクル34用の基板4上に重ねて露光するよ
うにしてもよい。
【0028】図2は、そのワーキングレチクル34を製
造する際に使用される光学式の縮小投影型露光装置を示
し、この図2において露光時には、露光光源、照度分布
均一化用のフライアイレンズ、照明系開口絞り、レチク
ルブラインド(可変視野絞り)、及びコンデンサレンズ
系等からなる照明光学系1より、露光光ILがレチクル
ステージ2上のレチクルに照射される。本例のレチクル
ステージ2上には、i番目(i=1〜N)のマスターレ
チクルRiが載置されている。なお、露光光としては、
水銀ランプのi線(波長365nm)等の輝線、又はK
rF(波長248nm)、ArF(波長193nm)、
若しくはF2 (波長157nm)等のエキシマレーザ光
等が使用できる。
【0029】マスターレチクルRiの照明領域内のパタ
ーンの像は、投影光学系3を介して縮小倍率1/α(α
は例えば5、又は4等)で、ワーキングレチクル34用
の基板4の表面に投影される。基板4は、石英ガラスの
ような光透過性の基板であり、その表面のパターン領域
25(図4参照)にクロム、又はケイ化モリブデン等の
マスク材料の薄膜が形成され、このパターン領域25を
挟むように位置合わせ用の2つの2次元マークよりなる
アライメントマーク24A,24Bが形成されている。
また、基板4の表面にマスク材料を覆うようにフォトレ
ジストが塗布されている。以下、投影光学系3の光軸A
Xに平行にZ軸を取り、Z軸に垂直な平面内で図2の紙
面に平行にX軸を、図2の紙面に垂直にY軸を取って説
明する。
【0030】まず、レチクルステージ2は、この上のマ
スターレチクルRiをXY平面内で位置決めする。レチ
クルステージ2の位置は不図示のレーザ干渉計によって
計測され、この計測値、及び主制御系9からの制御情報
によってレチクルステージ2の動作が制御される。一
方、基板4は、不図示の基板ホルダ上に真空吸着によっ
て保持され、この基板ホルダは試料台5上に固定され、
試料台5はXYステージ6上に固定されている。試料台
5は、オートフォーカス方式で基板4のフォーカス位置
(光軸AX方向の位置)、及び傾斜角を制御することに
よって、基板4の表面を投影光学系3の像面に合わせ込
む。また、XYステージ6は、ベース7上で例えばリニ
アモータ方式でX方向、Y方向に試料台5(基板4)を
位置決めする。
【0031】試料台5の上部に固定された移動鏡8m、
及び対向して配置されたレーザ干渉計8によって試料台
5のX座標、Y座標、及び回転角が計測され、この計測
値がステージ制御系10、及び主制御系9に供給されて
いる。移動鏡8mは、図3に示すように、X軸の移動鏡
8mX、及びY軸の移動鏡8mYを総称するものであ
る。ステージ制御系10は、その計測値、及び主制御系
9からの制御情報に基づいて、XYステージ6のリニア
モータ等の動作を制御する。
【0032】また、本例では、レチクルステージ2の側
方に棚状のレチクルライブラリ16が配置され、レチク
ルライブラリ16内にZ方向に順次配列されたN個の支
持板17上にマスターレチクルR1,R2,…,RNが
載置されている。これらのマスターレチクルR1〜RN
は、それぞれ図1の親パターン36を分割した親パター
ンP1〜PNが形成されたレチクル(親マスク)であ
る。レチクルライブラリ16は、スライド装置18によ
ってZ方向に移動自在に支持されており、レチクルステ
ージ2とレチクルライブラリ16との間に、回転自在で
Z方向に所定範囲で移動できるアームを備えたレチクル
ローダ19が配置されている。主制御系9がスライド装
置18を介してレチクルライブラリ16のZ方向の位置
を調整した後、レチクルローダ19の動作を制御して、
レチクルライブラリ16中の所望の支持板17とレチク
ルステージ2との間で、所望のマスターレチクルR1〜
RNを受け渡しできるように構成されている。図2で
は、レチクルライブラリ16中のi番目のマスターレチ
クルRiが、レチクルステージ2上に載置されている。
【0033】また、主制御系9には、磁気ディスク装置
等の記憶装置11が接続され、記憶装置11に露光デー
タファイルが格納されている。露光データファイルに
は、マスターレチクルR1〜RNの相互の位置関係やア
ライメント情報、及び本例で製造されるワーキングレチ
クルを使用する投影露光装置の投影像(投影光学系)の
結像特性のデータ等が記録されている。
【0034】ここで、試料台5上の基板4の保持方法に
つき図5を参照して詳細に説明する。図5(B)は、図
2の試料台5上の保持部材の構成を示し、この図5
(B)において、試料台5上に上面が円筒の側面状の凸
面とされた基板ホルダ51が固定され、その凸面上に基
板4が載置されている。また、基板4のパターン面(こ
こでは上面)のパターン領域25をX方向に挟む2辺の
近傍の領域E1,E2を基板ホルダ5側に付勢するよう
に、試料台5上に固定ピン52A,52Bが設けられて
いる。これによって、ワーキングレチクル34用の基板
4のパターン領域25は、「上に凸」に変形している。
【0035】即ち、図5(B)の平面図である図5
(A)に示すように、長方形の平板である基板4のX方
向の対向する1組の辺の間のY軸に平行な中心線の近傍
の領域53では、基板4はそのパターン面が底面側から
上方に押され、その領域53から離れた両端の2辺の近
傍の領域E1,E2では、そのパターン面は上方から底
面側に押しつけられている。このように基板4を保持す
る利点につき図6〜図8を参照して説明する。
【0036】本例で基板4上に原版パターンを形成して
製造されるワーキングレチクル34は、図6の投影露光
装置のレチクルステージ49上に載置され、ワーキング
レチクル34の原版パターン27の投影光学系42によ
る縮小像がウエハW上に投影される。この際に、ワーキ
ングレチクル34は、X方向の2辺の近傍の領域がレチ
クルステージ49上に真空吸着によって保持されてい
る。従って、図7に示すように、ワーキングレチクル3
4の基板4の原版パターン27が形成されているパター
ン面(下面)は、基板4の自重によって下側(投影光学
系42側)に凸に変形している。これによって、原版パ
ターン27は伸張するように変形している。
【0037】即ち、図8(A)に示す通り、ワーキング
レチクル34(基板4)に変形のない状態で中心より距
離x1の位置に、所定のパターン54Aが存在するもの
とする。このとき、図8(B)に示すように、ワーキン
グレチクル34の自重変形によってそのパターン面が
「下に凸」に変形したとすると、ワーキングレチクル3
4のパターン面では張力が働いて原版パターン27内の
各部の間の距離が伸び、それと反対の面(上面)では、
圧力が加わって、2点間の距離が縮む。そして、これら
の伸縮量が釣り合うのはワーキングレチクル34の基板
4の厚さ方向の中心面4C上である。
【0038】従って、上記の所定のパターン54Aの位
置は、中心から離れる方向にΔxだけ変形して位置54
Bに移動し、中心からの距離はx2に広がってしまう。
その変位量Δxは、そのままそのワーキングレチクル3
4を使用する場合の縮小像の位置誤差となってしまう。
しかしながら、本例においては、図5に示すように、そ
のワーキングレチクル34用の基板4に対する露光時に
も、その基板4に使用時と同様の変形を与えているの
で、製造時と使用時とのパターンの位置関係は保たれ、
使用時(ウエハへの転写時)に、パターンの位置変位が
問題となることはない。
【0039】そして、図2に戻り、本例の基板4に対す
る露光時には、基板4上の1番目のショット領域への1
番目のマスターレチクルR1の縮小像の露光が終了する
と、XYステージ6のステップ移動によって基板4上の
次のショット領域が投影光学系3の露光領域に移動す
る。これと並行して、レチクルステージ2上のマスター
レチクルR1がレチクルローダ19を介してレチクルラ
イブラリ16に戻され、次の転写対象のマスターレチク
ルR2がレチクルライブラリ16からレチクルローダ1
9を介してレチクルステージ2上に載置される。そし
て、アライメントが行われた後、そのマスターレチクル
R2の縮小像が投影光学系3を介して基板4上の当該シ
ョット領域に投影露光され、以下ステップ・アンド・リ
ピート方式で基板4上の残りのショット領域に、順次対
応するマスターレチクルR2〜RNの縮小像の露光が行
われる。
【0040】なお、図2の投影露光装置は一括露光型で
あるが、その代わりにステップ・アンド・スキャン方式
のような走査露光型の縮小投影型露光装置を使用しても
よい。走査露光型では、露光時にマスターレチクルと基
板4とが投影光学系3に対して縮小倍率比で同期走査さ
れる。走査露光型の露光装置を用いることによって、後
述のように、一括露光型では補正が難しい誤差(スキュ
ー誤差等)も補正できる場合がある。
【0041】さて、このようにマスターレチクルR1〜
RNの縮小像を基板4上に露光する際には、隣接する縮
小像間の画面継ぎ(つなぎ合わせ)を高精度に行う必要
がある。このためには、各マスターレチクルRi(i=
1〜N)と、基板4上の対応するショット領域(Siと
する)とのアライメントを高精度に行う必要がある。こ
のアライメントのために、本例の投影露光装置にはレチ
クル及び基板用のアライメント機構が備えられている。
【0042】図3は、本例のレチクルのアライメント機
構を示し、この図3において、試料台5上で基板4の近
傍に光透過性の基準マーク部材12が固定され、基準マ
ーク部材12上にX方向に所定間隔で例えば十字型の1
対の基準マーク13A,13Bが形成されている。ま
た、基準マーク13A,13Bの底部には、露光光IL
から分岐された照明光で投影光学系3側に基準マーク1
3A,13Bを照明する照明系が設置されている。マス
ターレチクルRiのアライメント時には、図2のXYス
テージ6を駆動することによって、図3に示すように、
基準マーク部材12上の基準マーク13A,13Bの中
心がほぼ投影光学系13の光軸AXに合致するように、
基準マーク13A,13Bが位置決めされる。
【0043】また、マスターレチクルRiのパターン面
(下面)のパターン領域20をX方向に挟むように、一
例として十字型の2つのアライメントマーク21A,2
1Bが形成されている。基準マーク13A,13Bの間
隔は、アライメントマーク21A,21Bの投影光学系
3による縮小像の間隔とほぼ等しく設定されており、上
記のように基準マーク13A,13Bの中心をほぼ光軸
AXに合致させた状態で、基準マーク部材12の底面側
から露光光ILと同じ波長の照明光で照明することによ
って、基準マーク13A,13Bの投影光学系3による
拡大像がそれぞれマスターレチクルRiのアライメント
マーク21A,21Bの近傍に形成される。
【0044】これらのアライメントマーク21A,21
Bの上方に投影光学系3側からの照明光を±X方向に反
射するためのミラー22A,22Bが配置され、ミラー
22A,22Bで反射された照明光を受光するようにT
TR(スルー・ザ・レチクル)方式で、画像処理方式の
アライメントセンサ14A,14Bが備えられている。
アライメントセンサ14A,14Bはそれぞれ結像系
と、CCDカメラ等の2次元の撮像素子とを備え、その
撮像素子がアライメントマーク21A,21B、及び対
応する基準マーク13A,13Bの像を撮像し、その撮
像信号が図2のアライメント信号処理系15に供給され
ている。
【0045】アライメント信号処理系15は、その撮像
信号を画像処理して、基準マーク13A,13Bの像に
対するアライメントマーク21A,21BのX方向、Y
方向への位置ずれ量を求め、これら2組の位置ずれ量を
主制御系9に供給する。主制御系37は、その2組の位
置ずれ量が互いに対称に、かつそれぞれ所定範囲内に収
まるようにレチクルステージ2の位置決めを行う。これ
によって、基準マーク13A,13Bに対して、アライ
メントマーク21A,21B、ひいてはマスターレチク
ルRiのパターン領域20内の親パターンPi(図1参
照)が位置決めされる。
【0046】言い換えると、マスターレチクルRiの親
パターンPiの投影光学系3による縮小像の中心(露光
中心)は、実質的に基準マーク13A,13Bの中心
(ほぼ光軸AX)に位置決めされ、親パターンPiの輪
郭(パターン領域20の輪郭)の直交する辺はそれぞれ
X軸、及びY軸に平行に設定される。この状態で図2の
主制御系9は、レーザ干渉計8によって計測される試料
台5のX方向、Y方向の座標(XF0 ,YF0 )を記憶
することで、マスターレチクルRiのアライメントが終
了する。この後は、親パターンPiの露光中心に、試料
台5上の任意の点を移動することができる。
【0047】また、図2において、投影光学系PLの側
面に、基板4上のマークの位置検出を行うために、オフ
・アクシス方式で、画像処理方式のアライメントセンサ
23も備えられている。アライメントセンサ23は、フ
ォトレジストに対して非感光性で広帯域の照明光で被検
マークを照明し、被検マークの像をCCDカメラ等の2
次元の撮像素子で撮像し、撮像信号をアライメント信号
処理系15に供給する。なお、アライメントセンサ23
の検出中心とマスターレチクルRiのパターンの投影像
の中心(露光中心)との間隔(ベースライン量)は、基
準マーク部材12上の所定の基準マークを用いて予め求
められて、主制御系9内に記憶されている。
【0048】図3に示すように、基板4上のX方向の端
部に例えば十字型の2つのアライメントマーク24A,
24Bが形成されている。そして、マスターレチクルR
iのアライメントが終了した後、XYステージ6を駆動
することによって、図2のアライメントセンサ23の検
出領域に順次、図3の基準マーク13A,13B、及び
基板4上のアライメントマーク24A,24Bを移動し
て、それぞれ基準マーク13A,13B、及びアライメ
ントマーク24A,24Bのアライメントセンサ23の
検出中心に対する位置ずれ量を計測する。これらの計測
結果は主制御系9に供給され、これらの計測結果を用い
て主制御系9は、基準マーク13A,13Bの中心がア
ライメントセンサ23の検出中心に合致するときの試料
台5の座標(XP0 ,YP0 )、及びアライメントマー
ク24A,24Bの中心がアライメントセンサ23の検
出中心に合致するときの試料台5の座標(XP1 ,YP
1)を求める。これによって、基板4のアライメントが
終了する。
【0049】この結果、基準マーク13A,13Bの中
心とアライメントマーク24A,24Bの中心とのX方
向、Y方向の間隔は(XP0 −XP1 ,YP0 −Y
1 )となる。そこで、マスターレチクルRiのアライ
メント時の試料台5の座標(XF 0 ,YF0 )に対し
て、その間隔(XP0 −XP1 ,YP0 −YP1 )分だ
け図2のXYステージ6を駆動することによって、図4
に示すように、マスターレチクルRiのアライメントマ
ーク21A,21Bの投影像の中心(露光中心)に、基
板4のアライメントマーク24A,24Bの中心(基板
4の中心)を高精度に合致させることができる。この状
態から、図2のXYステージ6を駆動して試料台5をX
方向、Y方向に移動することによって、基板4上の中心
に対して所望の位置にマスターレチクルRiの親パター
ンPiの縮小像PIiを露光できる。
【0050】即ち、図4は、i番目のマスターレチクル
Riの親パターンPiを投影光学系3を介して基板4上
に縮小転写する状態を示し、この図4において、基板4
の表面のアライメントマーク24A,24Bの中心を中
心として、X軸及びY軸に平行な辺で囲まれた矩形のパ
ターン領域25が、主制御系9内で仮想的に設定され
る。パターン領域25の大きさは、図1の親パターン3
6を1/α倍に縮小した大きさであり、パターン領域2
5が、X方向、Y方向にそれぞれα個に均等に分割され
てショット領域S1,S2,S3,…,SN(N=
α2 )が仮想的に設定される。ショット領域Si(i=
1〜N)の位置は、図1の親パターン36を仮に図4の
投影光学系3を介して縮小投影した場合の、i番目の親
パターンPiの縮小像PIiの位置に設定されている。
【0051】そして、本例のワーキングレチクル34を
使用する投影露光装置の投影像の結像特性が理想的であ
る場合、主制御系9は図2のXYステージ6を駆動する
ことによって、図4において、基板4上のi番目のショ
ット領域Siの中心を、上記のアライメントによって求
められているマスターレチクルRiの親パターンPiの
縮小像PIiの露光中心に合わせ込む。その後、主制御
系9は図2の照明光学系1内の露光光源の発光を開始さ
せて、その親パターンPiの縮小像を基板4上のショッ
ト領域Siに露光する。図4においては、基板4のパタ
ーン領域25内で既に露光された親パターンの縮小像は
実線で示され、未露光の縮小像は点線で示されている。
【0052】このようにして、図2のN個のマスターレ
チクルR1〜RNの親パターンP1〜PNの縮小像を、
順次基板4上の対応するショット領域S1〜SNに露光
することで、各親パターンP1〜PNの縮小像は、それ
ぞれ隣接する親パターンの縮小像と画面継ぎを行いなが
ら露光されたことになる。これによって、基板4上に図
1の親パターン36を1/α倍で縮小した投影像26が
露光される。その後、基板4上のフォトレジストを現像
して、エッチング、及び残っているレジストパターンの
剥離等を施すことによって、基板4上の投影像26は、
図7に示すような原版パターン27となって、ワーキン
グレチクル34が完成する。
【0053】ところで、1枚の基板4の露光に際して
は、マスターレチクルRiの交換に関わらず、基板4は
試料台5上に固接されており、その位置は、レーザ干渉
計8により正確に計測されている。従って、1枚の基板
4の露光中に、基準マーク13A,13Bと基板4との
位置関係が変化することはないので、マスターレチクル
Riの交換時には、マスターレチクルRiを基準マーク
13A,13Bに対して位置合わせすればよく、必ずし
も1枚のマスターレチクルRi毎に、基板4上のアライ
メントマーク24A,24Bの位置を検出する必要はな
い。この場合にも、各マスターレチクルRi上の親パタ
ーンPiは、それぞれと基準マーク13A,13Bとの
位置合わせと、レーザ干渉計8によりモニタされたステ
ージ制御系10によるXYステージ6の位置制御によ
り、相互に正確な位置関係を保って露光される。従っ
て、その各パターン間の継ぎ精度も、高精度となること
はいうまでもない。
【0054】なお、基板4上には必ずしも予めアライメ
ントマーク24A,24Bを設けておく必要はない。こ
の場合に上記のようにマスターレチクルRiの親パター
ンを基板4上につなぎ合わせて縮小転写する際には、各
マスターレチクルRi上の所定のマーク(例えばアライ
メントマーク21A,21B)も縮小転写し、隣接する
マスターレチクルの親パターンの縮小像を転写する際に
そのマークの潜像の位置を検出し、この検出結果よりそ
の隣接するマスターレチクルの親パターンの縮小像の転
写位置の補正を行うようにしてもよい。
【0055】また、図1の原版パターン27に例えば密
集パターンと孤立パターンとが形成されている場合、マ
スターレチクルR1〜RN中の1枚のマスターレチクル
Raには密集パターンのみが形成され、別の1枚のマス
ターレチクルRbには孤立パターンのみが形成されるこ
とがある。このとき、密集パターンと孤立パターンとで
は最良の照明条件や結像条件等の露光条件が異なるた
め、マスターレチクルRiの露光毎に、その親パターン
Piに応じて、露光条件、即ち照明光学系1内の開口絞
りの形状や大きさ、コヒーレンスファクタ(σ値)、及
び投影光学系3の開口数等を最適化するようにしてもよ
い。また、その露光条件を最適化するために、投影光学
系3の瞳面付近に所定の光学フィルタ(いわゆる瞳フィ
ルタ)を挿脱したり、又は投影光学系3の像面と基板4
の表面とを所定範囲内で相対的に振動させるいわゆる累
進焦点法(フレックス法)を併用したりしてもよい。
【0056】例えば、親マスクパターンが密集パターン
(周期パターン)であるときは変形照明法を採用し、光
源形状を輪帯状、あるいは照明光学系の光軸からほぼ等
距離だけ離れた複数の局所領域に規定する。また、親マ
スクパターンがコンタクトホールなどの孤立パターンの
みを含むときには、そのパターンでマスク基板を露光し
ている間にそのマスク基板を露光光学系の光軸に沿った
方向に移動する、いわゆる累進焦点法を採用するとよ
い。
【0057】また、マスターレチクルRiの一部を例え
ば位相シフトマスクとして、照明光学系のσ値を例えば
0.1〜0.4程度に設定して、上記の累進焦点法を採
用してもよい。また、フォトマスクはクロムなどの遮光
層のみからなるマスクに限られるものではなく、空間周
波数変調型(渋谷−レベンソン型)、エッジ強調型、及
びハーフトーン型などの位相シフトマスクであってもよ
い。特に空間周波数変調型やエッジ強調型では、マスク
基板上の遮光パターンに重ね合わせて位相シフターをパ
ターニングするため、例えばその位置シフター用の親マ
スクを別途用意しておくことになる。
【0058】次に、ワーキングレチクル34を使用する
投影露光装置の投影像の結像特性が理想状態から外れて
いる場合について説明する。ワーキングレチクル34を
使用する図6に示す投影露光装置が、一括露光型である
とすると、その投影光学系42の結像特性には、或る程
度の非回転対称収差、又はディストーション等が残存し
ている場合も有り得る。このような場合には、図4の投
影露光装置を用いてマスターレチクルRiの像を図4上
のショット領域Siに露光する際に露光位置をずらすの
みならず、対応する倍率誤差を相殺するように投影光学
系3の倍率を補正しておくと共に、対応する部分的な歪
をできるだけ相殺するように投影光学系3のディストー
ション特性も補正しておく。これによって、そのワーキ
ングレチクル34を使用する投影露光装置のディストー
ションが相殺され、重ね合わせ精度が向上する。
【0059】次に、図7の投影露光装置が例えばステッ
プ・アンド・スキャン方式のような走査露光型であると
すると、その投影像の結像特性には、理想像が平行四辺
形状の投影像となるいわゆるスキュー誤差が残存してい
る場合がある。この場合には、ワーキングレチクル34
を製造する投影露光装置もステップ・アンド・スキャン
方式として、そのスキュー誤差を相殺するような歪を与
えればよい。
【0060】次に、上記のように製造された図1のワー
キングレチクル34を用いて露光を行う場合の動作の一
例につき説明する。図6は、そのワーキングレチクル3
4を装着した縮小投影型露光装置の要部を示し、この図
6において、レチクルステージ49上に保持されたワー
キングレチクル34の下面に、縮小倍率1/β(βは
5、又は4等)の投影光学系42を介してウエハWが配
置されている。ウエハWの表面にはフォトレジストが塗
布され、その表面は投影光学系42の像面に合致するよ
うに保持されている。ウエハWは、不図示のウエハホル
ダを介して試料台43上に保持され、試料台43はXY
ステージ44上に固定されている。試料台43上の移動
鏡45mX,45mY及び対応するレーザ干渉計によっ
て計測される座標に基づいて、XYステージ44を駆動
することによって、ウエハWの位置決めが行われる。
【0061】また、試料台43上に基準マーク47A,
47Bが形成された基準マーク部材46が固定され、ワ
ーキングレチクル34のパターン領域25をX方向に挟
むように形成されたアライメントマーク24A,24B
の上方に、レチクルのアライメント用のアライメントセ
ンサ41A,41Bが配置されている。この場合にも、
基準マーク47A,47B、アライメントマーク24
A,24B、及びアライメントセンサ41A,41Bを
用いて、試料台43に対してワーキングレチクル34の
アライメントが行われる。その後、重ね合わせ露光を行
う場合には、不図示のウエハ用のアライメントセンサを
用いて、ウエハW上の各ショット領域48のアライメン
トが行われる。そして、ウエハW上の露光対象のショッ
ト領域48を順次露光位置に位置決めした後、ワーキン
グレチクル34のパターン領域25に対して、不図示の
照明光学系よりエキシマレーザ光等の露光光IL1を照
射することで、パターン領域25内の原版パターン27
を縮小倍率1/βで縮小した像27Wがショット領域4
8に露光される。このようにしてウエハW上の各ショッ
ト領域に原版パターン27の縮小像を露光した後、ウエ
ハWの現像を行って、エッチング等のプロセスを実行す
ることによって、ウエハW上の各ショット領域に半導体
デバイスの或るレイヤの回路パターンが形成される。
【0062】なお、ワーキングレチクル34の露光用の
投影露光装置としては、ステップ・アンド・スキャン方
式のような走査露光型の縮小投影型露光装置を使用して
もよい。次に本発明の実施の形態の他の例について説明
する。上記の実施の形態では、投影露光装置で基板4上
に縮小像を投影する場合に本発明が適用されたが、本例
では電子ビーム描画装置、又はレーザビーム描画装置を
用いてフォトマスクの原版パターンを描画する際に本発
明を適用する。これは、例えば図1において、親パター
ンPiの等倍像をマスターレチクルRiの基板上に描画
する場合に使用されるものであるが、従来のようにフォ
トマスクの原版パターンを直接描画する場合にも使用さ
れる。
【0063】図9は本例の描画装置を示し、この図9に
おいて、例えば図1の親マスクとしてのマスターレチク
ルRiの基板55(又はワーキングレチクルの基板も
可)は、上面が凸面の基板ホルダ51の上面に載置さ
れ、基板ホルダ51は試料台56上に固定され、試料台
56上に基板55の対向する2辺近傍を下方に付勢する
固定ピン52A,52Bが設けられ、基板55は上面の
パターン形成面が上方に凸となるように保持されてい
る。試料台56はXYステージ57によってベース58
上で2次元方向に可動である。試料台56の位置は、移
動鏡59m及びレーザ干渉計59によって計測され、こ
の計測値が制御系60及びステージ駆動系61に供給さ
れている。ステージ駆動系61は、その計測値、及び制
御系60からの位置情報に基づいてXYステージ57を
駆動して基板55の位置決めを行う。
【0064】基板55の上方に例えばレーザビームLB
の照射及び遮断を制御してパターンを描画する描画系、
又は電子ビームEBの照射及び遮断を制御してパターン
を描画する描画系の何れかの描画系62が配置されてい
る。基板55上にはマスク材料が形成され、この上にレ
ーザビームLB、又は電子ビームEBに応じて、フォト
レジスト、又は電子線レジストが塗布されている。そし
て、基板55が描画系62に対して所定の位置に達した
ときに、制御系60は描画系62を介してその描画領域
で設定されているパターンを描画する。
【0065】この際に、基板55のパターン面の変形量
は、その基板55にパターンを形成してなるマスターレ
チクルRiを図2の投影露光装置にロードした場合の、
そのマスターレチクルRiのパターン面の自重による下
方への変形量と同じに設定してある。これによって、そ
のマスターレチクルRiを使用して縮小像を投影した場
合に、その縮小像の位置誤差等が生じない。
【0066】なお、フォトマスクの基板の保持機構は、
上記の実施の形態の形態に限られるものではなく、例え
ば図5(B)において、基板ホルダ51の基板4との接
触面に突起群を設け、それらの突起群の長さの分布を調
整することにより、上記の凸面形状とほぼ同様の形状を
作り出してもよい。また、上記実施の形態では、フォト
マスクの基板4の両短辺の近傍を上方より強制的に押さ
えつけるものとしたが、その代わりに、基板4の自重変
形を利用して両端を下方に下げさせるものであってもよ
く、あるいは、両端を真空吸着により、下方に引き寄せ
るものであってもよい。
【0067】なお、本発明は上述の実施の形態に限定さ
れず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の構成を取
り得ることは勿論である。
【0068】
【発明の効果】本発明のフォトマスクの製造方法によれ
ば、フォトマスクの基板への露光時、又は描画時に生じ
る変形を、そのフォトマスクを使用する際の変形状態に
合わせているため、そのフォトマスクを使用する際に自
重変形等が生じる場合であっても、そのフォトマスクの
投影像の位置精度を良好に維持できる利点がある。
【0069】特に、親マスクからの転写露光によってフ
ォトマスクを描画する装置においては、自重変形による
パターン位置精度の低下を補正すること課題となってい
たが、本発明により、パターン位置精度の低下を完全に
解消することができる。また、転写用のパターンを拡大
したパターンを複数枚の親マスクのパターンに分割し、
そのフォトマスクの基板上に複数枚の親マスクのパター
ンの縮小像を画面継ぎを行いながら順次転写する場合に
は、複数枚の親マスクのパターンはそれぞれ例えば転写
用のパターンを拡大したパターンの一部であるため、例
えば電子ビーム描画装置やレーザビーム描画装置等を用
いてそれぞれ少ない描画データで、かつ短時間に小さい
ドリフト量で描画できる。また、親マスクの描画誤差
は、その親マスクのパターンの縮小倍率比で小さくなる
ため、転写用のパターン(原版パターン)を高精度に形
成できる。更に、それらの親マスクは一度製造すれば繰
り返して使用できるため、そのフォトマスクを多数枚製
造する場合にも、個々の原版パターンを高精度に、かつ
短時間に形成できる利点がある。
【0070】また、本発明のフォトマスクの製造装置に
よれば、本発明のフォトマスクの製造方法を実施でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例のワーキングレチク
ル(フォトマスク)の製造工程の説明に供する図であ
る。
【図2】その実施の形態の一例でそのワーキングレチク
ルを製造する際に使用される光学式の縮小投影型露光装
置を示す構成図である。
【図3】図2の投影露光装置において、マスターレチク
ルのアライメントを行う場合を示す一部を切り欠いた要
部の斜視図である。
【図4】図2の投影露光装置において、マスターレチク
ルの親パターンの縮小像を基板4上に投影する場合を示
す要部の斜視図である。
【図5】(A)は図2の基板4の保持状態を示す拡大平
面図、(B)は図2の基板4の保持状態を示す拡大図で
ある。
【図6】その実施の形態で製造されるワーキングレチク
ルのパターンをウエハ上に投影する投影露光装置の要部
を示す斜視図である。
【図7】図6の投影露光装置に載置されたワーキングレ
チクルの変形状態を示す拡大図である。
【図8】そのワーキングレチクルの変形によるパターン
の位置ずれの説明に供する図である。
【図9】本発明の実施の形態の他の例で使用される描画
装置を示す構成図である。
【符号の説明】
R1〜RN マスターレチクル(親マスク) P1〜PN 分割された親パターン 3 投影光学系 4 ワーキングレチクル用の基板 S1〜SN 基板4上のショット領域 5 試料台 6 XYステージ 9 主制御系 13A,13B 基準マーク 14A,14B レチクル用のアライメントセンサ 16 レチクルライブラリ 18 スライド装置 19 レチクルローダ 21A,21B マスターレチクルのアライメントマー
ク 24A,24B 基板のアライメントマーク 27 原版パターン 35 回路パターン 36 親パターン 51 基板ホルダ 52A,52B 固定ピン

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光装置での転写用に使用されるフォト
    マスクの製造方法において、 前記露光装置における転写時の前記フォトマスクの基板
    の変形状態を予測し、 前記基板上に転写用のパターンを描画、又は転写する際
    に、前記基板の変形状態を前記予測される変形状態に合
    わせておくことを特徴とするフォトマスクの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記基板を前記転写用のパターンの形成
    面が凸面となるように撓ませておくことを特徴とする請
    求項1記載のフォトマスクの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記転写用のパターンに対応するパター
    ンが形成された親マスクを製造し、 前記フォトマスクの基板上に前記親マスクのパターンの
    光学像を投影露光することを特徴とする請求項1、又は
    2記載のフォトマスクの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記転写用のパターンを拡大したパター
    ンを複数枚の親マスクのパターンに分割し、 前記フォトマスクの基板上に複数枚の前記親マスクのパ
    ターンの縮小像を画面継ぎを行いながら順次転写するこ
    とを特徴とする請求項1、又は2記載のフォトマスクの
    製造方法。
  5. 【請求項5】 露光装置での転写用に使用されるフォト
    マスクの製造装置において、 前記フォトマスクの基板を所定の状態に変形させて保持
    するフォトマスク保持部材と、 該フォトマスク保持部材に保持された前記基板上に転写
    用のパターンを描画、又は転写するパターン形成系と、
    を有することを特徴とするフォトマスクの製造装置。
  6. 【請求項6】 前記フォトマスク保持部材は、前記基板
    のパターン形成面が前記パターン形成系に対して凸面と
    なるように保持することを特徴とする請求項5記載のフ
    ォトマスクの製造装置。
  7. 【請求項7】 前記フォトマスク保持部材は、前記基板
    の載置される面が円筒面状のマウント部材と、該マウン
    ト部材上の前記基板の対向する2辺の近傍を該マウント
    部材側に付勢する付勢部材と、を有することを特徴とす
    る請求項6記載のフォトマスクの製造装置。
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