JP2001060484A - 回転接続装置 - Google Patents

回転接続装置

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JP2001060484A
JP2001060484A JP11235187A JP23518799A JP2001060484A JP 2001060484 A JP2001060484 A JP 2001060484A JP 11235187 A JP11235187 A JP 11235187A JP 23518799 A JP23518799 A JP 23518799A JP 2001060484 A JP2001060484 A JP 2001060484A
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JP
Japan
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rotating
fixed
elastic ring
connection device
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JP11235187A
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Takashi Ota
孝士 太田
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弾性リング材の嵌め込み作業が容易で、安価
な成形用型を使用できるようにする。 【解決手段】 固定側部材30と回転側部材31の回転
摺動面30b,31bと30c,31cの間に弾性リン
グ材33,34を介設することにより、この弾性リング
材33,34により、固定側部材30と回転側部材34
の回動摺動面30b,31bと30c,31cの間の隙
間を無くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車、家電機器
等における互いに相対回転する部分間の電気的接続に使
用される回転接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のステアリングホイール取付部
は、例えば図4に示すように、ボディに固定されたブラ
ケット1内にステアリングシャフト2が回転自在に支持
されており、ブラケット1の上側には、スイッチ装置3
と回転接続装置4とが設けられている。そして、これら
スイッチ装置3と回転接続装置4を貫通して上方に突出
するステアリングシャフト2の先端部に、このシャフト
2と一体回転するようにステアリングホイール6が取り
付けられている。また、ステアリングホイール6には、
ホーンスイッチ、エアバッグ等の電装品7が必要に応じ
て装備される。スイッチ装置3は、例えばターンシグナ
ルランプ、ワイパー等のスイッチを一体に組み付けたも
ので、その左右側面に上記スイッチをそれぞれ切替操作
するための操作レバー8,9が取り付けられている。
【0003】上記回転接続装置4は、ステアリングホイ
ール6と共に回転運動する上記電装品7とボディ側の回
路とを電気的に接続するための装置であって、従来、下
記に例示する構成のものが使用されていた。
【0004】図6に分解して示すように、上記回転接続
装置4は、ボディ側に固定される固定側部材(ケース)
10と、ステアリングホイール6と一体回転する回転側
部材(ローター)11との間に形成される環状の空間部
12に、ケーブル(フレキシブル・フラット・ケーブル
…FFC)13を渦巻き状に巻回させて収納し、このケ
ーブル13の外側端部の端末部材15′を介して取り付
けたコネクタ15をブラケット1のコネクタ16に接続
し、またケーブル13の内側端部に端末部材17′を介
して取り付けたコネクタ17を電装品7のコネクタ18
に接続している。なお、19はカバー、20は、回転側
部材11を固定側部材10に回転自在に固定するための
Cリング(止め輪)、21は滑性シートである。
【0005】上記回転接続装置4を組み付けたときは、
図5に示したように、固定側部材10の中心穴部10a
の内周面部と回転側部材11の中心軸部11aの外周面
部とを回転摺動部として、固定側部材10と回転側部材
11とが互いに相対回転するようになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記回
転側部材11の中心軸部11aの外周面と固定側部材1
0の中心穴部10aの内周面との間には摺動のための隙
間(ガタ)を必要とすることから、走行振動や回転側部
材11の回転操作に伴い、回転側部材11が固定側部材
10に衝突して衝突音が発生する。
【0007】この衝突音を低減させる目的で、回転側部
材の中心穴部の内周面に形成したリング溝に弾性リング
材を嵌め込み、この弾性リング材を固定側部材の中心軸
部の外周面に接触させるものが提案されているが(実開
平5−8892号公報参照)、回転側部材の中心穴部内
のリング溝に弾性リング材を嵌め込む作業が困難である
と共に、回転側部材の中心穴部内にリング溝を形成する
ことから、回転側部材の成形用型が上下に抜けないので
割型(若しくはスライド型)とする必要があって高価に
なるという問題がある。
【0008】本発明は、上記従来の問題を解消するため
になされたもので、弾性リング材の嵌め込み作業が容易
で、安価な成形用型を使用できる回転接続装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、回転中心軸を中心として互いに相対回転
可能な固定側部材と回転側部材と、これら両部材の間に
形成される環状の空間部に収納されたケーブルとを備え
た回転接続装置において、上記固定側部材と回転側部材
の回転摺動面に弾性リング材が介設されていることを特
徴とする回転接続装置を提供するものである。
【0010】本発明によれば、固定側部材と回転側部材
の回転摺動面の間に弾性リング材を介設することによ
り、この弾性リング材により、固定側部材と回転側部材
の回動摺動面の間の隙間(ガタ)が無くなる。
【0011】請求項2のように、上記固定側部材の回転
摺動面に縮径方向の段部が形成されると共に、上記回転
側部材の回転摺動面に縮径方向の段部が形成されて、固
定側部材の段部と回転側部材の段部との間に上記弾性リ
ング材が介設されている構成であれば、各段部の間に弾
性リング材を挟み込むことができる。
【0012】具体的には、請求項3のように、上記固定
側部材の中心穴部の内周面に縮径方向の凸段部が形成さ
れると共に、上記回転側部材の中心軸部の外周面に縮径
方向の凹段部が形成されて、固定側部材の凸段部と回転
側部材の凹段部との間に上記弾性リング材が介設されて
いる構成とするのが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図面に基づいて説明する。なお、従来技術と同一構
成・作用の箇所は同一番号を付して詳細な説明は省略す
る。
【0014】図1に示すように、回転接続装置24は、
ボディ側に固定される固定側部材(ケース)30と、ス
テアリングホイール6と一体回転する回転側部材(ロー
ター)31との間に形成される環状の空間部32に、ケ
ーブル(フレキシブル・フラット・ケーブル…FFC)
13を渦巻き状に巻回させて収納している。
【0015】上記固定側部材30の下部には、空間部3
2から下方へ筒状に突出する中心穴部30aが形成さ
れ、この中心穴部30aの内周面には、空間部32の近
傍に位置する縮径方向の上凸段部30bが形成されると
共に、下端部の近傍に位置する縮径方向の下凸段部30
cが形成されている。
【0016】また、回転側部材31の下部には、下方へ
筒状に突出して、固定側部材30の中心穴部30aに遊
嵌する中心軸部31aが形成され、この中心軸部31a
の外周面には、上記空間部32の近傍に位置する縮径方
向の上凹段部31bが形成されると共に、下端部の近傍
に位置する縮径方向の下凹段部31cが形成されてい
る。
【0017】そして、固定側部材30の上凸段部30b
と回転側部材31の上凹段部31bとは互いに対向し
て、両段部30b,31bの間にはOリング状の上弾性
リング材33が介設されている。
【0018】また、固定側部材30の下凸段部30cと
回転側部材31の下凹段部31cとは互いに対向して、
両段部30c,31cの間にはOリング状の下弾性リン
グ材34が介設されている。なお、この下弾性リング材
34は、上記上弾性リング材33よりも小径となってい
る。
【0019】上記回転側部材31の中心穴部31aの下
端部には止め輪35が嵌着され、この止め輪35によっ
て、下弾性リング材34と固定側部材30とが軸方向に
抜けないように保持される。
【0020】上記各弾性リング材33,34は、図2
(a)に示すような断面O形状の他、図2(b)に示す
ような断面U形状であっても良い。
【0021】上記回転側部材31は、図3(a)に示す
ように、中心軸部31aと、この中心軸部31aの外周
面の上凹段部31bと下凹段部31cとは、いずれも下
方に向かって縮径方向に形成されているから、成形用型
の上型は上方(矢印A参照)に抜けると共に、下型は下
方(矢印B参照)にスムーズに抜けるようになる。
【0022】上記固定側部材30は、図3(b)に示す
ように、中心穴部30aと、この中心穴部30aの内周
面の上凸段部30bと下凸段部30cとは、いずれも下
方に向かって縮径方向に形成されているから、成形用型
の上型は上方(矢印A参照)に抜けると共に、下型は下
方(矢印B参照)にスムーズに抜けるようになる。
【0023】上記固定側部材30に回転側部材31を組
み付けるとき、回転側部材31の上凹段部31bに上弾
性リング材33の内周を予め嵌め込んで、固定側部材3
0の中心穴部31aに中心軸部31aを遊嵌させながら
上弾性リング材33の外周を固定側部材30の上凸段部
30bに嵌め込み、その後、回転側部材31の下凹段部
31cと固定側部材30の下凸段部30cとの間に下弾
性リング材34の外周と内周とを嵌め込むことができ
る。なお、固定側部材30の下凸段部30cに下弾性リ
ング材34の外周を予め嵌め込んでおいても良い。
【0024】または、固定側部材30の上凸段部30b
に上弾性リング材33の外周を予め嵌め込むと共に、下
凸段部30cに下弾性リング材34の外周を予め嵌め込
んで、固定側部材30の中心穴部31aに中心軸部31
aを遊嵌させながら、上弾性リング材33の内周を回転
側部材31の上凹段部31bに嵌め込み、下弾性リング
材34の内周を回転側部材31の下凹段部31cに嵌め
込むことができる。
【0025】上記構成において、固定側部材30と回転
側部材31の回転摺動面である各段部30b,31bと
30c,31cの間に各弾性リング材33,34を介設
しているから、この各弾性リング材33,34により、
固定側部材30と回転側部材31の回動摺動面の間の隙
間(ガタ)が無くなるため、走行振動や回転側部材の回
転操作に伴って、回転側部材31が固定側部材30に衝
突しなくなるので、衝突音の発生が低減する。このよう
に、固定側部材30の中心穴部30aと回転側部材31
の中心軸部31aの上下2箇所に弾性リング材33,3
4をそれぞれ介設するだけで、固定側部材30と回転側
部材31の回動摺動面のガタを無くすことができる。
【0026】また、各弾性リング材33,34は、固定
側部材30の各凸段部30b,30cの内周と回転側部
材31の各凹段部31b,31cの外周との間に嵌め込
むだけであるから、嵌め込み作業が容易になると共に、
回転側部材31又は固定側部材30のいずれの成形用型
も割型等でない安価な成形用型を使用できるようにな
る。
【0027】さらに、各弾性リング材33,34は、固
定側部材30の各凸段部30b,30cと回転側部材3
1の各凹段部31b,31cの間に挟み込まれるから、
各弾性リング材33,34の軸方向の抜けが防止でき
る。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の回転接続装置は、固定側部材と回転側部材の回転摺動
面の間に弾性リング材を介設することにより、この弾性
リング材により、固定側部材と回転側部材の回動摺動面
の間の隙間(ガタ)が無くなるから、走行振動や回転側
部材の回転操作に伴って、回転側部材が固定側部材に衝
突しなくなるので、衝突音の発生が低減するようにな
る。
【0029】また、弾性リング材は、固定側部材と回転
側部材の回転摺動面の間に介設する(嵌め込む)だけで
あるから、従来のようにリング溝に弾性リング材を嵌め
込む必要がないので嵌め込み作業が容易になると共に、
リング溝を形成する必要がないから、回転側部材(又は
固定側部材)の成形用型を割型(若しくはスライド型)
でない安価な成形用型を使用できるようになる。
【0030】さらに、請求項2又は請求項3のように、
固定側部材の回転摺動面に縮径方向の段部を形成し、回
転側部材の回転摺動面に縮径方向の段部を形成して、各
段部との間に弾性リング材を介設すれば、各段部の間に
弾性リング材を挟み込むことができるから、弾性リング
材の軸方向の抜けを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の回転接続装置の側面断面図である。
【図2】 (a)(b)は、それぞれ弾性リング材の拡
大断面図である。
【図3】 (a)は回転側部材の側面断面図、(b)は
固定側部材の側面断面図である。
【図4】 自動車のステアリングホイール取付部の分解
側面図である。
【図5】 従来の回転接続装置の側面断面図である。
【図6】 従来の回転接続装置の分解斜視図である。
【符号の説明】
13 ケーブル 24 回転接続装置 30 固定側部材 30a 中心穴部 30b 上凸段部 30c 下凸段部 31 回転側部材 31a 中心軸部 31b 上凹段部 31c 下凹段部 32 空間部 33,34 弾性リング材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転中心軸を中心として互いに相対回転
    可能な固定側部材と回転側部材と、これら両部材の間に
    形成される環状の空間部に収納されたケーブルとを備え
    た回転接続装置において、 上記固定側部材と回転側部材の回転摺動面に弾性リング
    材が介設されていることを特徴とする回転接続装置。
  2. 【請求項2】 上記固定側部材の回転摺動面に縮径方向
    の段部が形成されると共に、上記回転側部材の回転摺動
    面に縮径方向の段部が形成されて、固定側部材の段部と
    回転側部材の段部との間に上記弾性リング材が介設され
    ている請求項1に記載の回転接続装置。
  3. 【請求項3】 上記固定側部材の中心穴部の内周面に縮
    径方向の凸段部が形成されると共に、上記回転側部材の
    中心軸部の外周面に縮径方向の凹段部が形成されて、固
    定側部材の凸段部と回転側部材の凹段部との間に上記弾
    性リング材が介設されている請求項2に記載の回転接続
    装置。
JP11235187A 1999-08-23 1999-08-23 回転接続装置 Withdrawn JP2001060484A (ja)

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JP2001060484A true JP2001060484A (ja) 2001-03-06

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014518712A (ja) * 2011-05-20 2014-08-07 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ 回転式電気コネクター及びこのコネクターを使用する呼吸ガス供給システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014518712A (ja) * 2011-05-20 2014-08-07 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ 回転式電気コネクター及びこのコネクターを使用する呼吸ガス供給システム
US9717873B2 (en) 2011-05-20 2017-08-01 Koninklijke Philips N.V. Rotating electrical connector ADN respiratory gas delivery system employing same

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Date Code Title Description
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Effective date: 20061107