JP2001058816A - NaY型ゼオライト - Google Patents

NaY型ゼオライト

Info

Publication number
JP2001058816A
JP2001058816A JP23328499A JP23328499A JP2001058816A JP 2001058816 A JP2001058816 A JP 2001058816A JP 23328499 A JP23328499 A JP 23328499A JP 23328499 A JP23328499 A JP 23328499A JP 2001058816 A JP2001058816 A JP 2001058816A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zeolite
nay
type zeolite
crystallite diameter
seeds
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23328499A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuzo Kuroda
隆三 黒田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JGC Catalysts and Chemicals Ltd
Original Assignee
Catalysts and Chemicals Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Catalysts and Chemicals Industries Co Ltd filed Critical Catalysts and Chemicals Industries Co Ltd
Priority to JP23328499A priority Critical patent/JP2001058816A/ja
Publication of JP2001058816A publication Critical patent/JP2001058816A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御された結晶子径を有するNaY型ゼオラ
イトの提供。 【解決手段】 種子を使用する方法で合成されたNaY
型ゼオライトであって、該NaY型ゼオライトの結晶子
径とゼオライト合成時における種子量との関係が、下記
式(I) 【数1】 −118.08ln(x)+988≦y≦−118.08ln(x)+872 (I) 〔式中、yは、NaY型ゼオライトの結晶子径(Å)を
表し、xは、ゼオライト合成時における全Al
対する種子Alの量(モル%)を表す。〕で表さ
れることを特徴とするNaY型ゼオライト。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、NaY型ゼオライ
トに関し、更に詳しくは、結晶子径(Å)が制御された
NaY型ゼオライトに関する。
【0002】
【従来技術】従来、NaY型ゼオライトは、NaをN
などでイオン交換して、接触分解反応、水素化分
解反応、その他の炭化水素変換反応などの触媒に広く利
用されているが、ゼオライトの結晶子径が触媒性能に影
響を及ぼすことは周知の通りである。そこで、結晶子径
の異なるY型ゼオライトが種々提案されている。
【0003】例えば、結晶子径の大きいNaY型ゼオラ
イトの製造方法としては、本出願人の出願にかかる特公
昭63−6487号公報を挙げることができる。この公
報には、(a)シリカゾル、アルミン酸ナトリウムおよ
び水酸化ナトリウムを原料として、2〜3.4Na
・Al・6〜9SiO・90〜120HOな
るモル組成式で表される第1水性混合物を調製し、この
混合物を結晶化が生起しない条件下に熟成し、(b)珪
酸ナトリウム、アルミン酸ナトリウムおよび鉱酸を原料
として、2〜4NaO・Al・6〜9SiO
・90〜150HO・0.5NaX(但し、Xは2
価で代表した鉱酸の塩基である)なるモル組成式で表さ
れる第2水性混合物を調製し、(c)熟成した前記の第
1水性混合物と前記の第2水性混合物を、前者対後者の
重量比が3:97〜30:70である範囲で混合し、こ
の混合物を結晶化が生起する温度で結晶化に充分な時間
加熱する、諸工程を包含するSiO/Alのモ
ル比が4以上で、結晶子径が1400Å以上であるフォ
ージャサイト型ゼオライトの製造方法が記載されてい
る。
【0004】一方、種子を使用したNaY型ゼオライト
の合成方法としては、例えば、前述の公報のほか、やは
り本出願人の出願にかかる特開平8−245216号公
報記載の方法などが例示できる。
【0005】しかし、従来、結晶子径が他の因子により
制御されたNaY型ゼオライトについては知られていな
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、制御
された結晶子径を有するNaY型ゼオライトを提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、NaY型
ゼオライトの結晶子径を制御する方法について鋭意研究
を重ねた結果、種子を使用する方法で合成されたNaY
型ゼオライトにおいては、結晶子径と種子量との間には
密接な関係があることを見出し本発明を完成するに至っ
た。
【0008】すなわち本発明は、種子を使用する方法で
合成されたNaY型ゼオライトであって、該NaY型ゼ
オライトの結晶子径とゼオライト合成時における種子量
との関係が、下記式(I)
【数2】 −118.08ln(x)+988≦y≦−118.08ln(x)+872 (I) 〔式中、yは、NaY型ゼオライトの結晶子径(Å)を
表し、xは、ゼオライト合成時における全Al
対する種子Alの量(モル%)を表す。〕で表さ
れることを特徴とするNaY型ゼオライトに関する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて、詳細に説明する。
【0010】本発明のNaY型ゼオライトは、種子を使
用する方法で合成されたゼオライトであり、その結晶子
径(y)は式(I)により制御されている。結晶子径の
小さいゼオライトは、耐熱性に劣る傾向にあるので、接
触分解触媒や水素化分解触媒に使用した場合に長寿命を
期待できない。そこで、本発明でのNaY型ゼオライト
の結晶子径(y)は、600Å以上、好ましくは800
〜5000Å、更に好ましくは900〜3000Åの範
囲にあることが望ましい。
【0011】なお、本発明のNaY型ゼオライトの結晶
子径(y)は、X線回折の(533)面の回折線プロフ
ァイルをGauss関数型で近似してScherrer
の式により求めた値である。
【0012】本発明での種子量(x)は、ゼオライト合
成時における反応混合物中の全Al に対する種子
Alの量(モル%)を表す。即ち、ゼオライト合
成時における種子組成物を含む反応混合物中の全Al
に対する種子組成物中のAlの量(モル%)
である。
【0013】本発明のNaY型ゼオライトは、該ゼオラ
イトの結晶子径(y)とゼオライト合成時における種子
量(x)との関係が式(I)で表されることを特徴とす
る。従って、本発明でのNaY型ゼオライトは、ゼオラ
イト合成時における種子量(x)を変えることにより、
結晶子径(y)を制御することが可能である。
【0014】本発明のNaY型ゼオライトは、SiO
/Alモル比(ケイバン比)が3以上、好ましく
は4.5〜8の範囲で、結晶度(リンデ社SK−40を
100%とした相対結晶度)が95%以上であることが
望ましい。
【0015】本発明のNaY型ゼオライトは、例えば、
次の方法により合成することができる。シリカ源、アル
ミナ源、苛性ソーダおよび水を用いて酸化物モル組成比
で、 NaO/Al=16±3 SiO/Al=15±3 HO/Al=200〜2000 の範囲にある種子組成物を調製し、該種子組成物を20
〜60℃の温度で1〜60時間加温熟成して種子(Y型
ゼオライト前駆体物質)を調製する。
【0016】次いで、この種子に、シリカ源、アルミナ
源、苛性ソーダおよび水を加えて酸化物モル組成比で、 NaO/Al=1〜5 SiO/Al=5〜20 HO/Al=80〜600 の範囲にある反応混合物を調製し、該反応混合物を当業
界周知の方法で結晶化が生起する温度で結晶化に充分な
時間加熱熟成する。一般には80℃以上の温度で1〜2
00時間、間欠的に撹拌しながら加熱熟成する。加熱熟
成により結晶化されたゼオライトは、周知の方法により
母液を分離し、洗浄、乾燥してNaY型ゼオライトとす
る。
【0017】前述のシリカ源およびアルミナ源として
は、通常ゼオライト合成に用いられるそれぞれの原料が
使用可能である。例えば、シリカ源としては、シリカゾ
ル、珪酸ソーダ、フッ化アルミニウム製造時の副産物で
ある副生シリカ、ヒュームドシリカ、カオリンなどが例
示され、アルミナ源としては、アルミン酸ソーダ、硫酸
アルミニウムなどのアルミニウム塩や水酸化アルミニウ
ムなどが例示される。
【0018】本発明のNaY型ゼオライトは、結晶子径
が制御されており、結晶度、比表面積が高いので吸着剤
や触媒などの用途に好適に利用することができる。
【0019】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、
本発明はこれにより限定されるものでない。
【0020】実施例1 NaO17wt%、Al22wt%を含有する
アルミン酸ナトリウム水溶液172gを、攪拌しながら
21.65wt%の水酸化ナトリウム水溶液1379g
に加えた。この溶液を、撹拌しながらSiO濃度24
wt%の3号水硝子1390gの中に加えた。この種子
組成物は酸化物モル比で NaO/Al=16 SiO/Al=15 HO/Al=330 であった。この種子組成物を約1時間攪拌した後30℃
で12時間静置して種子(Y型ゼオライト前駆体物質)
を得た。
【0021】次いで、シリカ濃度24wt%の3号水硝
子8476gに純水4376gとSiO=50.4w
t%、NaO=0.7wt%、SO=0.1wt%
の回収シリカ4385gおよび前述の種子2940gを
加え十分攪拌混合した。これに、NaO17wt%、
Al22wt%を含有するアルミン酸ナトリウム
水溶液3074gを加え、均一になるまで十分混合し3
時間室温で攪拌熟成した。このようにして調製された反
応混合物の組成は酸化物モル比で NaO/Al=3.60 SiO/Al=10.94 HO/Al=130 であった。反応混合物中の全Alに対する前述の
種子Alの量は、5.294モル%である。
【0022】この反応混合物を結晶化槽に移して95℃
で96時間、結晶化するまで加温熟成を行なった。熟成
終了後、温度を70℃以下に冷却したのち、反応混合物
を取り出し濾過、洗浄、乾燥を行ないNaY型ゼオライ
ト(A)を得た。このゼオライト(A)についてX線回
折により結晶子径、結晶度、格子定数、蛍光X線分析に
よりSiO/Al比、BET法による比表面積
を求めた。その結果を表1に示す。
【0023】実施例2 NaO17wt%、Al22wt%を含有する
アルミン酸ナトリウム水溶液115gを、攪拌しながら
21.68wt%の水酸化ナトリウム水溶液919gに
加えた。この溶液を、撹拌しながらSiO濃度24w
t%の3号水硝子926gの中に加えた。この種子組成
物は酸化物モル比で NaO/Al=16 SiO/Al=15 HO/Al=330 であった。この種子組成物を約1時間攪拌した後30℃
で12時間静置して種子(Y型ゼオライト前駆体物質)
を得た。
【0024】次いで、シリカ濃度24wt%の3号水硝
子8250gに純水5442gとSiO=50.4w
t%、NaO=0.7wt%、SO=0.1wt%
の回収シリカ3956gおよび前述の種子1960gを
加え十分攪拌混合した。これに、NaO17wt%、
Al22wt%を含有するアルミン酸ナトリウム
水溶液3131gを加え、均一になるまで十分混合し3
時間室温で攪拌熟成した。このようにして調製された反
応混合物の組成は酸化物モル比で NaO/Al=3.30 SiO/Al=10.03 HO/Al=130 であった。反応混合物中の全Alに対する前述の
種子Alの量は、3.529モル%である。
【0025】この反応混合物を結晶化槽に移して95℃
で96時間、結晶化するまで加温熟成を行なった。熟成
終了後、温度を70℃以下に冷却したのち、反応混合物
を取り出し濾過、洗浄、乾燥を行ないNaY型ゼオライ
ト(B)を得た。このゼオライト(B)の性状を表1に
示す。
【0026】実施例3 NaO17wt%、Al22wt%を含有する
アルミン酸ナトリウム水溶液57gを、攪拌しながら2
1.65wt%の水酸化ナトリウム水溶液459gに加
えた。この溶液を、撹拌しながらSiO濃度24wt
%の3号水硝子463gの中に加えた。この種子組成物
は酸化物モル比で NaO/Al=16 SiO/Al=15 HO/Al=330 であった。この種子組成物を約1時間攪拌した後30℃
で12時間静置して種子(Y型ゼオライト前駆体物質)
を得た。
【0027】次いで、シリカ濃度24wt%の3号水硝
子6897gに純水7263gとSiO=50.4w
t%、NaO=0.7wt%、SO=0.1wt%
の回収シリカ3551gおよび前述の種子980gを加
え十分攪拌混合した。これに、NaO17wt%、A
22wt%を含有するアルミン酸ナトリウム水
溶液3188gを加え、均一になるまで十分混合し3時
間室温で攪拌熟成した。このようにして調製された反応
混合物の組成は酸化物モル比で NaO/Al=2.80 SiO/Al=8.50 HO/Al=130 であった。反応混合物中の全Alに対する前述の
種子Alの量は、1.765モル%である。
【0028】この反応混合物を結晶化槽に移して95℃
で96時間、結晶化するまで加温熟成を行なった。熟成
終了後、温度を70℃以下に冷却したのち、反応混合物
を取り出し濾過、洗浄、乾燥を行ないNaY型ゼオライ
ト(C)を得た。このゼオライト(C)の性状を表1に
示す。
【0029】実施例4 NaO17wt%、Al22wt%を含有する
アルミン酸ナトリウム水溶液29gを、攪拌しながら2
1.65wt%の水酸化ナトリウム水溶液235gに加
えた。この溶液を、撹拌しながらSiO濃度24wt
%の3号水硝子237gの中に加えた。この種子組成物
は酸化物モル比で NaO/Al=16 SiO/Al=15 HO/Al=330 であった。この種子組成物を約1時間攪拌した後30℃
で12時間静置して種子(Y型ゼオライト前駆体物質)
を得た。
【0030】次いで、シリカ濃度24wt%の3号水硝
子7613gに純水7234gとSiO=50.4w
t%、NaO=0.7wt%、SO=0.1wt%
の回収シリカ3315gおよび前述種子501gを加え
十分攪拌混合した。これに、NaO17wt%、Al
22wt%を含有するアルミン酸ナトリウム水溶
液3216gを加え、均一になるまで十分混合し3時間
室温で攪拌熟成した。このようにして調製された反応混
合物の組成は酸化物モル比で NaO/Al=2.80 SiO/Al=8.50 HO/Al=130 であった。反応混合物中の全Alに対する前述の
種子Alの量は、0.902モル%である。
【0031】この反応混合物を結晶化槽に移して95℃
で96時間、結晶化するまで加温熟成を行なった。熟成
終了後、温度を70℃以下に冷却したのち、反応混合物
を取り出し濾過、洗浄、乾燥を行ないNaY型ゼオライ
ト(D)を得た。このゼオライト(D)の性状を表1に
示す。
【0032】実施例5 NaO17wt%、Al22wt%を含有する
アルミン酸ナトリウム水溶液29gを、攪拌しながら2
1.70wt%の水酸化ナトリウム水溶液230gに加
えた。この溶液を、撹拌しながらSiO濃度24wt
%の3号水硝子232gの中に加えた。この種子組成物
は酸化物モル比で NaO/Al=16 SiO/Al=15 HO/Al=330 であった。この種子組成物を約1時間攪拌した後30℃
で12時間静置して種子(Y型ゼオライト前駆体物質)
を得た。
【0033】次いで、シリカ濃度24wt%の3号水硝
子8281gに純水7207gとSiO=50.4w
t%、NaO=0.7wt%、SO=0.1wt%
の回収シリカ3095gおよび前述の種子54gを加え
十分攪拌混合した。これに、NaO17wt%、Al
22wt%を含有するアルミン酸ナトリウム水溶
液3242gを加え、均一になるまで十分混合し3時間
室温で攪拌熟成した。このようにして調製された反応混
合物の組成は酸化物モル比で NaO/Al=2.80 SiO/Al=8.50 HO/Al=130 であった。反応混合物中の全Alに対する前述の
種子Alの量は、0.098モル%である。
【0034】この反応混合物を結晶化槽に移して95℃
で96時間、結晶化するまで加温熟成を行なった。熟成
終了後、温度を70℃以下に冷却したのち、反応混合物
を取り出し濾過、洗浄、乾燥を行ないNaY型ゼオライ
ト(E)を得た。このゼオライト(E)の性状を表1に
示す。
【0035】
【表1】
【0036】表1からゼオライト合成時における種子量
とNaY型ゼオライトの結晶子径との関係を図1に示
す。
【0037】図1に示した、ゼオライト合成時における
種子量(x)とNaY型ゼオライトの結晶子径(y)と
の関係は、次の実験式で表すことができる。
【数3】 y=−118.08ln(x)+930 (II) 〔式中、yは、NaY型ゼオライトの結晶子径(Å)を
表し、xは、ゼオライト合成時における全Al
対する種子Alの量(モル%)を表す。〕 そして、式(II)で表される結晶子径の各測定値との標
準誤差(σ)は、±19(Å)であり、誤差範囲を通常
妥当な範囲と考えられる3σ=±58(Å)とすると、
NaY型ゼオライトの結晶子径(y)は、特許請求の範
囲に示す式(I)で表すことができる。
【0038】
【発明の効果】(1)本発明により、種子量とその種子
より得られた合成NaY型ゼオライトの結晶子径との関
係が明白になったことにより、所望の結晶子径をもつ合
成NaY型ゼオライトを提供できる。 (2)所望の結晶子径をもつ合成NaY型ゼオライトが
得られることにより、所望の反応において用いる触媒に
最も適した結晶子径をもつNaY型ゼオライトを選択的
に使用することができ、該触媒の使用による反応効率を
最適のものとすることができた。
【0039】以下に本発明の実施態様項を列記する。 (1)種子を使用する方法で合成されたNaY型ゼオラ
イトであって、該NaY型ゼオライトの結晶子径とゼオ
ライト合成時における種子量との関係が、下記式(I)
【数4】 −118.08ln(x)+988≦y≦−118.08ln(x)+872 (I) 〔式中、yは、NaY型ゼオライトの結晶子径(Å)を
表し、xは、ゼオライト合成時における全Al
対する種子Alの量(モル%)を表す。〕で表さ
れることを特徴とするNaY型ゼオライト。 (2)種子を使用する方法で合成されたNaY型ゼオラ
イトであって、該NaY型ゼオライトの結晶子径とゼオ
ライト合成時における種子量との関係が、下記式(I)
【数5】 −118.08ln(x)+988≦y≦−118.08ln(x)+872 (I) 〔式中、yは、NaY型ゼオライトの結晶子径(Å)を
表し、xは、ゼオライト合成時における全Al
対する種子Alの量(モル%)を表す。〕で表さ
れるものであって、かつyの値が600〜5000Åで
あることを特徴とするNaY型ゼオライト。 (3)前記yの値が800〜5000Åである前項
(2)記載のNaY型ゼオライト。 (4)前記yの値が900〜5000Åである前項
(2)記載のNaY型ゼオライト。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1〜5におけるゼオライト合成時の種子
量とNaY型ゼオライトの結晶子径との関係を示すグラ
フである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 種子を使用する方法で合成されたNaY
    型ゼオライトであって、該NaY型ゼオライトの結晶子
    径とゼオライト合成時における種子量との関係が、下記
    式(I) 【数1】 −118.08ln(x)+988≦y≦−118.08ln(x)+872 (I) 〔式中、yは、NaY型ゼオライトの結晶子径(Å)を
    表し、xは、ゼオライト合成時における全Al
    対する種子Alの量(モル%)を表す。〕で表さ
    れることを特徴とするNaY型ゼオライト。
JP23328499A 1999-08-19 1999-08-19 NaY型ゼオライト Pending JP2001058816A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23328499A JP2001058816A (ja) 1999-08-19 1999-08-19 NaY型ゼオライト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23328499A JP2001058816A (ja) 1999-08-19 1999-08-19 NaY型ゼオライト

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001058816A true JP2001058816A (ja) 2001-03-06

Family

ID=16952697

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23328499A Pending JP2001058816A (ja) 1999-08-19 1999-08-19 NaY型ゼオライト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001058816A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003095643A (ja) * 2001-09-26 2003-04-03 Nippon Oil Corp 超安定y型ゼオライト
CN100404418C (zh) * 2004-12-09 2008-07-23 中国石油天然气股份有限公司 一种高硅铝比小晶粒NaY分子筛的制备方法
WO2010021315A1 (ja) 2008-08-19 2010-02-25 東ソー株式会社 高耐熱性β型ゼオライト及びそれを用いたSCR触媒
JP2011526897A (ja) * 2008-06-30 2011-10-20 ユーオーピー エルエルシー 芳香族炭化水素からメタキシレンを分離するための吸着剤と方法
RU2476378C1 (ru) * 2011-07-25 2013-02-27 Учреждение Российской академии наук Институт геологии и минералогии им. В.С. Соболева Сибирского отделения РАН СПОСОБ ПОЛУЧЕНИЯ ЦЕОЛИТА NaY
CN104591213A (zh) * 2013-11-03 2015-05-06 中国石油化工股份有限公司 一种小晶粒NaY型分子筛的制备方法
CN104588080A (zh) * 2013-11-03 2015-05-06 中国石油化工股份有限公司 一种加氢裂化催化剂的制法
CN104591210A (zh) * 2013-11-03 2015-05-06 中国石油化工股份有限公司 一种小晶粒NaY型分子筛的改性方法
JP2015193007A (ja) * 2006-03-31 2015-11-05 Jx日鉱日石エネルギー株式会社 水素化分解触媒および燃料基材の製造方法
JP2017502912A (ja) * 2013-12-09 2017-01-26 中国科学院大▲連▼化学物理研究所Dalian Institute Of Chemical Physics,Chinese Academy Of Sciences 高シリカアルミナ比のNaY型分子篩の製造方法及びその製品
CN111087001A (zh) * 2018-10-24 2020-05-01 中国石油化工股份有限公司 小晶粒NaY型分子筛的制备方法
CN113830775A (zh) * 2020-06-23 2021-12-24 中国石油化工股份有限公司 一种硅铝材料、其制备和低生焦高活性重油转化催化裂化催化剂

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003095643A (ja) * 2001-09-26 2003-04-03 Nippon Oil Corp 超安定y型ゼオライト
CN100404418C (zh) * 2004-12-09 2008-07-23 中国石油天然气股份有限公司 一种高硅铝比小晶粒NaY分子筛的制备方法
JP2015193007A (ja) * 2006-03-31 2015-11-05 Jx日鉱日石エネルギー株式会社 水素化分解触媒および燃料基材の製造方法
JP2011526897A (ja) * 2008-06-30 2011-10-20 ユーオーピー エルエルシー 芳香族炭化水素からメタキシレンを分離するための吸着剤と方法
US8722560B2 (en) 2008-08-19 2014-05-13 Tosoh Corporation Highly heat-resistant β-type zeolite and SCR catalyst employing the same
WO2010021315A1 (ja) 2008-08-19 2010-02-25 東ソー株式会社 高耐熱性β型ゼオライト及びそれを用いたSCR触媒
RU2476378C1 (ru) * 2011-07-25 2013-02-27 Учреждение Российской академии наук Институт геологии и минералогии им. В.С. Соболева Сибирского отделения РАН СПОСОБ ПОЛУЧЕНИЯ ЦЕОЛИТА NaY
CN104591213A (zh) * 2013-11-03 2015-05-06 中国石油化工股份有限公司 一种小晶粒NaY型分子筛的制备方法
CN104588080A (zh) * 2013-11-03 2015-05-06 中国石油化工股份有限公司 一种加氢裂化催化剂的制法
CN104591210A (zh) * 2013-11-03 2015-05-06 中国石油化工股份有限公司 一种小晶粒NaY型分子筛的改性方法
JP2017502912A (ja) * 2013-12-09 2017-01-26 中国科学院大▲連▼化学物理研究所Dalian Institute Of Chemical Physics,Chinese Academy Of Sciences 高シリカアルミナ比のNaY型分子篩の製造方法及びその製品
CN111087001A (zh) * 2018-10-24 2020-05-01 中国石油化工股份有限公司 小晶粒NaY型分子筛的制备方法
CN113830775A (zh) * 2020-06-23 2021-12-24 中国石油化工股份有限公司 一种硅铝材料、其制备和低生焦高活性重油转化催化裂化催化剂

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI490167B (zh) 使用奈米結晶質zsm-5晶種製備zsm-5沸石之方法
EP0568566B1 (en) Process for producing substantially binder-free zeolite
CN101318666B (zh) Izm-1结晶固体和它的制备方法
WO2015081648A1 (zh) 一种合成分子筛ssz-13的方法
CN112678842B (zh) 一种纳米Sn-Beta分子筛的合成方法
JPH052609B2 (ja)
JP2001058816A (ja) NaY型ゼオライト
US7544347B2 (en) Method for synthesizing ZBM-30 zeolite from a mixture of amine compounds
US5338525A (en) MFI-type zeolite and its preparation process
EP0142347A2 (en) Process for preparing type L zeolites by nucleating technique
JP2003137538A (ja) NaY型ゼオライト
WO2015021611A1 (zh) 一种ZSM-22分子筛及Me-ZSM-22的合成方法
JP4478572B2 (ja) ドープされた反応物を用いるドープされたペンタシル型ゼオライトの製造方法
JPS6144805B2 (ja)
DK167389B1 (da) Fremgangsmaade til fremstilling af poroese krystallinske zeolitter med hoejt siliciumindhold
CN112551543B (zh) 在氢氧化物和溴化物形式的含氮有机结构化剂的混合物存在下制备izm-2沸石的方法
JP5116326B2 (ja) 微小フォージャサイト型ゼオライトの合成方法
JP3678790B2 (ja) フォージャサイト型ゼオライトの製造方法
JP4470003B2 (ja) 高シリカモルデナイトおよびその合成方法
JP3510660B2 (ja) フォージャサイト型ゼオライトの製造方法
JPH08183611A (ja) Mfi型ゼオライトの製造方法
US5206005A (en) Synthesis of ECR-1 using methyltriethanolammonium cations
US5549881A (en) Process for preparing a seeded high-silica zeolite having the faujasite topology
JPH04240113A (ja) 金属含有ゼオライトおよびその製造法
JPH1160236A (ja) ゼオライトou−1およびその合成方法