JP2001053408A - チップ部品の取付構造 - Google Patents

チップ部品の取付構造

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JP2001053408A
JP2001053408A JP11224947A JP22494799A JP2001053408A JP 2001053408 A JP2001053408 A JP 2001053408A JP 11224947 A JP11224947 A JP 11224947A JP 22494799 A JP22494799 A JP 22494799A JP 2001053408 A JP2001053408 A JP 2001053408A
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JP
Japan
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chip component
land
solder
mounting structure
soldered
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP11224947A
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English (en)
Inventor
Isao Ishigaki
功 石垣
Yoshitaka Inoue
善貴 井上
Isao Hasegawa
勲 長谷川
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チップ部品の実装強度が増加されて、高性能
となされたチップ部品の取付構造を提供する。 【解決手段】 ランド部2を有するプリント基板1と、
ランド部2の表面に一部が対向して半田付けされるチッ
プ部品3とを備え、ランド部2には、チップ部品3が対
向して半田4付けされる表面部分の少なくとも一部に窪
み部2aを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機、テレ
ビチューナ等の電子機器に使用される回路基板に使用し
て好適なチップ部品の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話機、テレビチューナ等の
電子機器に使用される回路基板は、プリント基板上に種
々の電気部品、チップ部品等が搭載されて取り付けられ
ている。ここで、図11に従来のチップ部品の取付構造
の平面図、図12に図11の12−12線における断面
図、図13に従来のチップ部品の取付方法を説明する断
面図、図14に従来のチップ部品の取付方法を説明する
断面図を示す。
【0003】そして、このような回路基板における従来
のチップ部品の取付構造では、プリント基板21の表面
に導電パターンが形成され、この導電パターンの一対の
ランド部22上に、抵抗やコンデンサ等のチップ部品2
3が掛け渡しされた状態で半田24付けされている。詳
しくは、チップ部品23の一対の電極部23aが一対の
ランド部22にそれぞれ対向して半田24付けされる。
なお、導電パターン及びプリント基板21上には、ラン
ド部を除いて図示しない半田レジストが形成されてい
る。また、このようなチップ部品の取付方法は、図13
に示すように、一対のランド部22上に、スクリーン印
刷等によりクリーム半田25を設ける。その後、図14
に示すように、チップ部品のマウント装置により、クリ
ーム半田25上にチップ部品23の一対の電極部23a
を載置する。しかる後、これを加熱炉に搬送して、クリ
ーム半田25を溶融し、図12に示すように、チップ部
品23がランド部22上に半田24付けされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うなチップ部品の取付構造では、電極部23aのランド
部22に対する付着面積が小さく、電極部23aとラン
ド部22との接合に必要な付着強度を、該接合部の角部
に設けられた半田フィレット24aにより主に確保して
いた。そのため、このチップ部品の取付構造では、チッ
プ部品の実装強度が強固とはいえず、熱サイクル試験の
厳しい条件下においてチップ部品がはがれる虞があっ
た。また、昨今、チップ部品の実装密度の更なる高密度
化が求められており、そのために、前記半田フィレット
24a部分を減らしていく技術が有効となる。しかし、
前記半田フィレット24aを減らすためには、半田フィ
レット24a部分を減らしても余りある程の高度なチッ
プ部品の実装強度が必要となる。そこで、本発明は、か
かる従来の実情に鑑みて提案されたものであり、チップ
部品の実装強度が増加されて、高性能となされたチップ
部品の取付構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に完成された本発明のチップ部品の取付構造は、ランド
部を有するプリント基板と、前記ランド部の表面に一部
が対向して半田付けされるチップ部品とを備え、前記ラ
ンド部には、前記チップ部品が対向して半田付けされる
表面部分の少なくとも一部に窪み部を設けたことを特徴
とするものである。このように、本発明のチップ部品の
取付構造では、チップ部品が対向して半田付けされるラ
ンド部の表面部分に窪み部が形成されているため、半田
がこの窪み部に溜まるので、半田を介したランド部に対
するチップ部品の付着面積が増し、チップ部品とランド
部との付着強度が増加する。また、前記窪み部の深さ
は、20μm程度であることが好ましい。なお、このと
き、前記ランド部の厚さは40μm程度である。このよ
うに、窪み部の深さが最適化されることにより、該窪み
部に適量の半田が溜まり、チップ部品とランド部との付
着強度が増加する。ここで、窪み部の深さが20μm程
度よりも著しく小さい場合には、十分な量の半田が溜ま
らないので、半田を介したランド部に対するチップ部品
の付着面積がほとんど変わらず、上記の効果が発揮され
ない。また、窪み部の深さが20μm程度よりも著しく
大きい場合には、ランド部の窪み部が設けられた部分が
薄くなりすぎるため、ランド部の耐摩耗性が低下すると
ともに、ランド部の端子としての機能が不十分となる。
さらに、前記窪み部は、断面形状が円弧状となされてい
ることが好ましい。このような断面形状が円弧状の窪み
部は、容易に成形されうる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明のチップ部品の取付
構造を図1〜図10に基づいて説明する。図1は本発明
のチップ部品の取付構造を示す平面図、図2は図1の2
−2線における断面図、図3は図1の3−3線における
断面図、図4は本発明のチップ部品の取付方法を説明す
る平面図、図5は本発明のチップ部品の取付方法を説明
する平面図、図6は図5の6−6線における断面図、図
7は本発明のチップ部品の取付方法を説明する平面図、
図8は図7の8−8線における断面図、図9は本発明の
チップ部品の取付方法を説明する平面図、図10は図9
の10−10線における断面図である。
【0007】一般に、携帯電話機やテレビチューナ等の
電子機器に使用される回路基板は、プリント基板上に種
々の電気部品、チップ部品等が搭載されて取り付けられ
ている。本発明のチップ部品の取付構造は、このような
回路基板に適用されるものである。本発明のチップ部品
の取付構造は、銅箔からなる導電パターンが形成され、
少なくとも一対のランド部2を有するプリント基板1
と、この一対のランド部2上に掛け渡しされた状態で半
田4付けされたチップ部品3とを備える。また、この導
電パターン及びプリント基板1上には、ランド部2を除
いて、図示しない半田レジストが形成されている。
【0008】チップ部品3は、直方体状であり、両端部
に一対の電極部3aを有する。そして、これら一対の電
極部3aは、一対のランド部2上にそれぞれ対向して半
田4付けされる。
【0009】一対のランド部2には、一対の電極部3a
が対向して半田4付けされる表面部分の略中央部に、窪
み部2aがそれぞれ形成されている。そして、この窪み
部2aには、チップ部品3を半田4付けする際に半田4
が溜まるようになっている。これにより、半田4を介し
たランド部2に対する電極部3aの付着面積が増し、チ
ップ部品3とランド部2との付着強度が増加する。
【0010】また、窪み部2aの深さdは、20μm程
度であることが好ましい。このとき、ランド部2の厚さ
Dは40μm程度である。つまり、窪み部2aの深さd
は、ランド部2の厚さDの約1/2であることが好まし
い。このように、窪み部2aの深さが最適化されること
により、該窪み部2aに適量の半田4が溜まり、半田4
を介したランド部2に対する電極部3aの付着面積が増
し、チップ部品3とランド部2との付着強度が増加す
る。ここで、窪み部2aの深さdが20μm程度よりも
著しく小さい場合には、十分な量の半田4が溜まらない
ので、半田4を介したランド部2に対する電極部3aの
付着面積がほとんど変わらず、上記の効果が発揮されな
い。また、窪み部2aの深さdが20μm程度よりも著
しく大きい場合には、ランド部2が薄くなりすぎるた
め、ランド部2の耐摩耗性が低下するとともに、ランド
部2の端子としての機能が不十分となる。
【0011】さらに、窪み部2aは、外形が適量の半田
4が溜まる凹部状であれば良く、何れの断面形状を有す
るものであっても良いが、特に断面形状が円弧状となさ
れていることが好ましい。このように、断面形状が円弧
状の窪み部2aは、ポンチ等の治具により容易に成形す
ることができるので、大量生産において有利である。し
かも、窪み部2aの断面形状を円弧状とすることによ
り、半田4を介したランド部2に対する電極部3aの付
着面積を均等に増加することができる。なお、チップ部
品3としては、上述の直方体形状のものに限らず、例え
ば、円柱状等の通常用いられるチップ部品の何れをも適
用可能である。
【0012】このように、本発明のチップ部品の取付構
造では、チップ部品3の電極部3aが対向して半田4付
けされるランド部2の表面部分に窪み部2aが形成され
るため、半田4がこの窪み部2aに溜まるので、半田4
を介したランド部2に対する電極部3aの付着面積が増
し、チップ部品3とランド部2との付着強度を増加する
ことができる。よって、本発明によれば、チップ部品3
の実装強度が増強され、熱サイクル試験の厳しい条件下
でもチップ部品3が確実に実装されうる高性能なチップ
部品の取付構造を提供することができる。
【0013】以上のように構成される本発明のチップ部
品の取付構造は、以下のような取り付け方法により実現
される。先ず、図4に示すような一対のランド部2を有
するプリント基板1を用意し、図5及び図6に示すよう
に、一対のランド部2の表面の各略中央部に、ポンチに
より押圧することにより、断面形状が円弧状で且つ深さ
dが20μm程度の窪み部2aを形成する。
【0014】次に、図7及び図8に示すように、一対の
ランド部2上に、それぞれスクリーン印刷などによりク
リーム半田14をそれぞれ設ける。このとき、クリーム
半田14が窪み部2aに溜まった状態となる。そして、
図9及び図10に示すように、チップ部品のマウント装
置により、一対の電極部3aが一対のランド部2にそれ
ぞれ対向するように、チップ部品3をランド部2上のク
リーム半田14上に載置する。しかる後、これを加熱炉
に搬送して、クリーム半田14を溶融し、最終的に、図
1及び図2に示すようなチップ部品3が一対のランド部
2上に半田4付けされた本発明のチップ部品の取付構造
が得られる。このとき、ランド部2に設けられた窪み部
2aには半田4が満たされるため、半田4を介したラン
ド部2に対する電極部3aの付着面積が増し、その結
果、チップ部品3とランド部2との付着強度が増加す
る。
【0015】このような本発明のチップ部品の取付構造
の実施例としては、以下の実施例が挙げられる。例え
ば、チップ部品3の各電極部3aの縦幅l、横幅m、高
さhがそれぞれ0.5mmであり、導電パターンの銅箔
の厚み、つまりランド部2の厚みDが40μmである。
そして、ランド部2に設けられた窪み部2aは、深さd
が約20μmとなされ、直径Rが約0.3mmの円形状
の切り口を有する窪みである。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のチップ部品
の取付構造では、チップ部品が対向して半田付けされる
ランド部の表面部分に窪み部が形成されるため、半田が
この窪み部に溜まるので、半田を介したランド部に対す
るチップ部品の付着面積が増し、チップ部品とランド部
との付着強度を増加することができる。よって、本発明
によれば、チップ部品の実装強度が増強された高性能な
チップ部品の取付構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチップ部品の取付構造を示す平面図。
【図2】図1の2−2線における断面図。
【図3】図1の3−3線における断面図。
【図4】本発明のチップ部品の取付方法を説明する平面
図。
【図5】本発明のチップ部品の取付方法を説明する平面
図。
【図6】図5の6−6線における断面図。
【図7】本発明のチップ部品の取付方法を説明する平面
図。
【図8】図7の8−8線における断面図。
【図9】本発明のチップ部品の取付方法を説明する平面
図。
【図10】図9の10−10線における断面図。
【図11】従来のチップ部品の取付構造の平面図。
【図12】図11の12−12線における断面図。
【図13】従来のチップ部品の取付方法を説明する断面
図。
【図14】従来のチップ部品の取付方法を説明する断面
図。
【符号の説明】
1 プリント基板 2 ランド部 2a 窪み部 3 チップ部品 3a 電極部 4 半田

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランド部を有するプリント基板と、前記
    ランド部の表面に一部が対向して半田付けされるチップ
    部品とを備え、前記ランド部には、前記チップ部品が対
    向して半田付けされる表面部分の少なくとも一部に窪み
    部を設けたことを特徴とするチップ部品の取付構造。
  2. 【請求項2】 前記窪み部の深さは、20μm程度であ
    ることを特徴とする請求項1記載のチップ部品の取付構
    造。
  3. 【請求項3】 前記窪み部は、断面形状が円弧状となさ
    れていることを特徴とする請求項1、又は2記載のチッ
    プ部品の取付構造。
JP11224947A 1999-08-09 1999-08-09 チップ部品の取付構造 Withdrawn JP2001053408A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014165215A (ja) * 2013-02-21 2014-09-08 Denso Corp 電子部品

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014165215A (ja) * 2013-02-21 2014-09-08 Denso Corp 電子部品

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