JP2001051050A - レーダ装置 - Google Patents

レーダ装置

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JP2001051050A JP2000063635A JP2000063635A JP2001051050A JP 2001051050 A JP2001051050 A JP 2001051050A JP 2000063635 A JP2000063635 A JP 2000063635A JP 2000063635 A JP2000063635 A JP 2000063635A JP 2001051050 A JP2001051050 A JP 2001051050A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モノパルス方式により方位検出を行うレーダ
装置において、併走車両の方位を誤検出してしまうこと
を確実に防止する。 【解決手段】 モノパルス領域M1〜M7を、併走車両
の車両間隔より狭い間隔で配置し、モノパルス領域M1
〜M7内に併走車両が存在する場合、必ず一方の目標車
両が他方の目標車両と比較して十分に大きな信号レベル
にて検出されるモノパルス領域が存在するよう設定す
る。そして、各モノパルス領域Mi毎に、領域Miを形
成する一対のビート信号の周波数分析を行うことによ
り、領域Miに存在する目標物体の方位データを算出し
(S120〜S150)、この方位データの時系列的なばらつき具
合ΔVが、予め設定された判定しきい値ΔVthより大き
い場合には、両併走車両からの反射波の合成波を受信し
ているものとして、算出した方位データを無効とする(S
160〜S200)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モノパルス方式で
の方位検出を行うレーダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、衝突防止や追従走行等の制御
に用いるために、車両前方に位置する目標物体(障害物
や先行車両)を検出する車載用のレーダ装置が知られて
いる。このような用途に用いられる車載用のレーダ装置
では、目標物体との距離や相対速度に加えて、自車両と
目標物体との正確な位置関係を特定するための方位デー
タを獲得できることが重要となる。
【0003】そのために、例えば、図11(a)に示す
ように、指向する方向が互いに異なった複数の受信ビー
ムにて目標物体に反射したレーダ波(反射波)の受信レ
ベルをそれぞれ検出し、その検出結果として得られる図
11(b)に示すような反射波の受信レベル分布から、
最も受信レベル高い信号が得られた受信ビームが指向す
る方向を目標物体の方位であるとして特定するビームス
キャニング方式や、図12(a)に示すように、わずか
に位置のずれた(図ではDだけ離れた)一対のアンテナ
a,bで反射波を同時受信し、反射波の到来方向がアン
テナの正面方向に対して角度θだけ傾いている場合、両
アンテナa,bでの同一反射波の受信経路がd(=D・
sinθ)だけ異なることによって生じる両受信信号間
の位相差、又は両アンテナa,bのビーム指向性が異な
ることによって生じる両受信信号の振幅差(図13参
照)から目標物体の方位を特定するモノパルス方式等が
用いられている。
【0004】なお、モノパルス方式では、2つのアンテ
ナの受信ビームが重なり合う領域(以下、モノパルス領
域という)でしか精度のよい方位検出ができないため、
例えば、図12(b)に示すように、隣接する各一対の
受信アンテナによりモノパルス領域が形成されるよう配
置された3個以上の受信アンテナを備え、各モノパルス
領域のそれぞれにて方位検出を行うことにより、検出領
域を拡大することも行われている(特開平9−1524
78号公報,特開昭62−259077号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スキャニン
グ方式では、方位検出精度を向上させるには、走査する
ビームを細く形成する必要があり、そのためにはアンテ
ナサイズ(開口面)を大きくしなければならないが、車
載用のレーダ装置として使用する場合には、搭載可能な
アンテナサイズが限られるため、必要な検出精度が得ら
れない場合があるという問題があった。
【0006】一方、モノパルス方式では、前方で2台の
車両が併走している場合など、同距離に複数の目標車両
が存在するマルチターゲット状態において、方位の誤検
出が発生するという問題があった。即ち、2台の車両が
同速度で併走している場合、両車両からの反射波はほぼ
同一周波数となり、これら両信号の合成波を受信するこ
とになる。しかも、車載用レーダ装置では、通常、ミリ
波帯のレーダ波が使用されていることから、反射波の波
長は数[mm]程度となるため、各反射波の位相は、自
車からの相対距離がミリ単位で変化しただけでも大きく
変化してしまう。
【0007】そして、2台の目標車両が併走していて
も、図14(a)に示すように、モノパルス領域に一方
の目標車両(グラフ中の位置)しか存在しない場合に
は、領域内の目標車両からの反射波(点線のベクトル
)と、領域外の目標車両(グラフ中の位置)からの
反射波(点線のベクトル)とでは受信レベルが大きく
異なるため、これらの合成波(実線のベクトルに)は、
領域内の目標車両からの反射波に近いものとなり、ほぼ
正確な方位情報を得ることができる。ところが、図14
(b)に示すように、同一モノパルス領域に目標車両
(グラフ中の位置)が2台とも存在する場合、両車
両からの反射波(点線のベクトル)は、受信レベル
がほぼ同程度となるため、これらの合成波(実線のベク
トル)により、いずれの目標車両とも全く異なった方向
が検出され、しかも1台しか認識されない。
【0008】つまり、同一モノパルス領域に存在する一
対の目標車両からの反射波は、ベクトル的に合成される
ことにより、合成波の位相,及び振幅は、いずれの反射
波ともかけ離れたものとなってしまう場合があり、その
結果、これらの位相,振幅を用いるモノパルス方式の方
位検出を実行することができなくなってしまうのであ
る。
【0009】本発明は、上記問題点を解決するために、
モノパルス方式により方位検出を行うレーダ装置におい
て、併走車両の方位を誤検出してしまうことを確実に防
止することを第1の目的とし、更には、両車両の方位を
個別に検出可能とすることを第2の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた発明である請求項1記載のレーダ装置では、
信号検出手段が、複数の受信ビームを、該受信ビーム同
士が互いに重なり合ってなるモノパルス領域が多数形成
されるよう生成し、該モノパルス領域毎に、目標物体に
反射したレーダ波を受信してなる各一対の受信信号を検
出し、方位算出手段が、信号検出手段にてモノパルス領
域毎に検出される一対の受信信号の振幅差或いは位相差
から、モノパルス領域毎に、そのモノパルス領域内に存
在する目標物体の方位を表す方位データを求める。
【0011】そして、第1判定手段が、方位算出手段に
てモノパルス領域毎に算出される方位データのうち、そ
の時系列的なばらつきが予め決められた許容範囲内とな
るモノパルス領域についての方位データを有効であると
判定する。つまり、併走する目標車両(以下、併走車両
という)からの反射波の合成波を受信しているモノパル
ス領域では、上述したように、合成波の位相や振幅は、
個々の反射波のものとは異なったものとなり、しかも、
自車両と併走車両との相対距離のわずかな変化に応じて
大きく変化する。このため、この合成波に基づいて繰り
返し求められる方位データは毎回大きく変動することに
なる。
【0012】従って、本発明のレーダ装置のように、モ
ノパルス領域毎に方位データを時系列的に監視し、その
ばらつきが許容範囲内にないモノパルス領域の方位デー
タについては、これを併走車両からの合成波であると判
定して除去すれば、方位の誤検出を確実に防止でき、ひ
いては、誤った方位データに基づいて各種制御が実行さ
れてしまうことが防止されるため、方位データを用いた
各種制御の信頼性や安全性を向上させることができる。
【0013】なお、信号検出手段は、請求項2記載のよ
うに、隣接する前記モノパルス領域が互いに重なり合う
ように、受信ビームを生成することが望ましい。そし
て、より望ましくは、モノパルス領域のうち、同一距離
にあり且つ予め想定した車両間隔だけ離れて併走する一
対の目標物体についての受信レベル差が予め設定された
しきい値レベル以上となる領域を併走識別可能領域と
し、この併走識別可能領域が、隙間なく配置されるよう
にモノパルス領域が重なるのが良い。
【0014】この場合、一対の目標物体について、大き
い方の受信レベルから見て、小さい方の受信レベルが誤
差程度の大きさとなるようなしきい値レベルにより併走
識別可能領域を設定すれば、どの目標物体についても、
他の目標物体より十分に大きな受信レベルで検出される
モノパルス領域が必ず存在することになるため、全ての
目標物体についての方位検出を精度よく行うことができ
る。
【0015】なお、信号検出手段は、例えば、請求項3
記載のように、受信ビームが互いに異なる方向を指向
し、隣接するもの同士でモノパルス領域を形成するよう
配置された3個以上の受信アンテナにより構成すること
ができる。この場合、受信アンテナがn個あれば、(n
−1)個のモノパルス領域が形成されることになり、受
信アンテナの数を増やすことで、モノパルス方式による
高精度な方位検出が可能な領域を、任意に拡大すること
ができる。
【0016】また、信号検出手段は、請求項4記載のよ
うに、モノパルス領域を形成するよう配置された一対の
受信アンテナと、該一対の受信アンテナを回動制御し
て、モノパルス領域の形成方向を変化させる走査手段と
により構成してもよい。この場合、受信アンテナの数を
減らすことができる。
【0017】更に、信号検出手段は、請求項5記載のよ
うに、一列に配置され同一方向を指向する複数の受信ア
ンテナと、該受信アンテナからの受信信号を重み付け加
算することによりビーム形成を行う信号処理手段とによ
り構成してもよい。この場合、信号処理手段は、受信信
号の位相を変化させることにより受信信号の重み付けを
行う移相器と、位相器の出力を加算する信号加算器とに
より構成するいわゆるフェーズドアレイ方式のアンテナ
として構成してもよいし、請求項6記載のように、受信
アンテナからの受信信号をサンプリングしてアナログ−
デジタル変換するAD変換器と、AD変換器により同時
にサンプリングされたデジタルデータに対して、受信ア
ンテナの配列方向に沿った空間軸方向の複素フーリエ変
換を実行する演算手段とにより構成し、デジタル信号処
理にてビーム形成を行ういわゆるデジタルビームフォー
ミング(DBF)を行うようにしてもよい。
【0018】そして、請求項7記載のレーダ装置では、
演算手段は、空間軸方向についての複素フーリエ変換
を、同時に処理すべき信号数が受信信号の数より増加す
るように、値が零に設定された複数のダミー信号を付加
して行う。なお、これは、零付加(zero-padding)とい
われる周知の手法であり、例えば(「不規則振動とスペ
クトル解析」オーム社,第11章)等に記載されてい
る。
【0019】即ち、空間軸方向の複素フーリエ変換によ
りビーム形成を行った場合、アンテナ(受信手段)の数
と同数のビームが得られるが、零付加を行うことは、ダ
ミー信号の数だけアンテナを増加させたことに相当する
ため、受信手段を増加させることなく、ビーム間隔を狭
くして、決められた検出範囲内のビーム数を増加させる
ことができ、その結果、方位検出の精度を向上させるこ
とができる。換言すれば、必要なビーム数やビームの配
置間隔を実現するための受信アンテナの数を、最小限に
抑えることができる。
【0020】ところで、信号検出手段が、隣接するモノ
パルス領域が互いに重なり合った重複領域が形成される
ように受信ビームを生成する場合、マルチターゲット状
態にあっても、同一目標物体についての有効な方位デー
タを、それぞれ複数のモノパルス領域にて検出できるよ
うに構成することが可能である。
【0021】例えば、図15(a)に示すように、各モ
ノパルス領域M1〜M9を、隣接するもの同士で、その
3/4部分が互いに重なり合うように配置し、二つのタ
ーゲットT1,T2を検出する場合を考える。この場
合、モノパルス領域M2〜M4では、ターゲットT1の
みが検出され、モノパルス領域M5,M6では、両ター
ゲットT1,T2からの反射波の受信レベルがほぼ同程
度で合成されるため不安定な方位検出となり、モノパル
ス領域M7,M8ではターゲットT2のみが検出され、
モノパルス領域M1,M9ではいずれのターゲットT
1,T2も検出されない。つまり、いずれのターゲット
T1,T2に対しても、2個以上のモノパルス領域に
て、安定した方位データが得られることになる。
【0022】また、図15(b)に示すように、各モノ
パルス領域M1〜M7を、隣接するもの同士で、その1
/2部分が互いに重なり合うように配置し、しかも、検
出すべきターゲットT1,T2の幅が、各モノパルス領
域M1〜M7の幅の1/2より大きくなるよう設定した
場合を考える。この場合、モノパルス領域M2,M3で
は、ターゲットT1のみが検出され、モノパルス領域M
4では両ターゲットT1,T2からの反射波の受信レベ
ルがほぼ同程度で合成されるため不安定な方位検出とな
り、モノパルス領域M5,M6ではターゲットT2のみ
が検出され、モノパルス領域M1,M7ではいずれのタ
ーゲットT1,T2も検出されない。つまり、いずれの
ターゲットT1,T2に対しても、2個以上のモノパル
ス領域にて、安定した方位データが得られることにな
る。
【0023】従って、このように、信号検出手段が構成
されている場合には、請求項8記載のように、方位算出
手段にてモノパルス領域毎に求められる方位データが予
め決められた許容範囲内で近接する場合に、グループ化
手段が、この近接した方位データをグループ化し、第2
判定手段が、このグループ化手段にてグループ化された
方位データ群を有効であると判定するように構成しても
よい。
【0024】この場合、方位データを時系列的に監視す
ることなく、方位データの有効性を瞬時に判定すること
ができる。また、請求項9記載のように、第3判定手段
が、グループ化手段にてグループ化された方位データ群
のうち、時系列的なばらつきが予め決められた許容範囲
内となるグループの方位データ群を有効であると判定す
るように構成してもよい。
【0025】この場合、瞬時的にも時系列的にもデータ
の有効性が判定されることになるため、当該レーダ装置
にて検出される方位データの信頼性を、より一層向上さ
せることができる。なお、グループ化された方位データ
群の取り扱いは、方位データ群の平均値を目標物体の方
位データとしてもよいし、方位データ群にて示される範
囲の大きさの目標物体が存在するものとして、取り扱っ
てもよい。
【0026】また、請求項2ないし請求項7いずれかに
記載の事項は、請求項1の場合と同様に、請求項8及び
請求項9に対して適用してもよい。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面と共
に説明する。 [第1実施例]図1は、第1実施例の車載用レーダ装置
の全体構成を表すブロック図である。
【0028】図1に示すように、本実施例のレーダ装置
2は、送信アンテナASを介してミリ波帯のレーダ波を
送信する送信器4と、送信器4から送信され先行車両や
路側物等といった目標物体に反射したレーダ波(以下、
反射波という)を、一列に配置された8個の受信アンテ
ナAR1〜AR8にて受信し、隣接するいずれか一対の
受信アンテナからの受信信号に基づいて一対のビート信
号B1,B2を生成する受信器6と、受信器6にて生成
されたビート信号B1,B2をそれぞれサンプリングし
てデジタルデータ(サンプリング値)D1,D2に変換
する一対のAD変換器AD1,AD2からなるAD変換
部8と、AD変換部8を介して取り込んだビート信号の
サンプリング値D1,D2に基づいて各種信号処理を行
うマイクロコンピュータ10とを備えている。
【0029】なお、各受信アンテナAR1〜AR8の受
信ビームは、隣接するもの同士ARi,ARi+1 (i=
1,2,…,7)で互いに重なり合ってモノパルス領域
Mi(図示せず)を形成している。しかも、モノパルス
領域の中で、4[deg]だけ離れた任意の2地点間の
レベル差が、必ず15[dB]以上となる領域を、特に
併走識別可能領域(ここでは、モノパルス領域の中心か
ら左右いずれかの方向に2.5[deg]の範囲)と
し、この併走識別可能領域が、隙間なく配置されるよ
う、即ち各モノパルス領域M1〜M7の形成間隔が2.
5[deg]以下となるように、各受信アンテナは配置
されている。また、送信アンテナASのビーム幅は、こ
のように設定された全モノパルス領域M1〜M7をカバ
ーするように設定されている。
【0030】また、各受信ビームは、最大検出距離を5
0[m],車線幅を3.5[m]として、この最大検出
距離の位置にて車線幅(角度にして4[deg]に相
当)だけ離れて併走する車両を、車両幅のほぼ半分に相
当する0.5[m](角度にして0.5[deg]に相
当)の誤差で検出できるように、モノパルス領域に属す
る任意の地点と、該地点から4[deg]離れたモノパ
ルス領域外の地点とのレベル差が、15dB以上となる
ような特性に設定されている。
【0031】即ち、モノパルス領域Mi内の目標車両
(以下、領域内車両という)からの反射波を、このモ
ノパルス領域を形成する一対の受信アンテナにて受信し
た受信信号の受信レベルをV1a,V1bとし、モノパルス
領域外の目標車両(以下、領域外車両という)からの
反射波を、同じ一対の受信アンテナにて受信した受信信
号の受信レベルをV2a,V2bとして、各受信アンテナが
出力する合成波の受信レベルVa,Vbをベクトルで表
すと、図2(a)に示すようなものとなる。
【0032】なお、ここでは、領域内車両の受信レベ
ルV1a,V1bに対して、合成波の受信レベルVa,Vb
の誤差が最も大きくなる場合、即ち、合成波を形成する
両受信信号の位相が直交している場合を示している。ま
た、以下では、|V1a|=|V1b|=|V1|,|V2a
|=|V2b|=|V2|であるとする。
【0033】図2(a)から明らかなように、領域内車
両からの反射波に対して、領域外車両からの反射波
が合成された合成波の位相は、各受信アンテナでそれぞ
れ最大でtan-1(|V2|/|V1|)ずつずれるた
め、両受信信号の位相差のずれΔθyは(1)式にて表
される。
【0034】 Δθy=2×tan-1(|V2|/|V1|) (1) ところで、例えば位相差モノパルスにて方位検出を行う
場合には、位相差θyに対して方位角度θxが一意に決
まり、かつ、方位算出誤差が小さくなるように、位相差
θyと方位角度θxとの変換率を決定する。例えば、モ
ノパルス領域が5[deg]程度の場合には、(2)式
に示すように、変換率が40程度となるように、受信ア
ンテナの配置間隔等を設定すればよい。但しθcは定数
である。
【0035】 θy=40×θx+θc (2) そして、(2)式に基づいて位相差のずれΔθyに対す
る方位誤差Δθxを求めると(3)式が得られ、この
(3)式に(1)式を代入して整理すると(4)式が得
られる。
【0036】 Δθy=40×Δθx (3) |V2|/|V1|=tan(20・Δθx) (4) (4)式から明らかなように、方位誤差Δθx=0.5
[deg]以下となるようにするには、領域内車両か
らの反射波の受信レベルV1に対する領域外車両から
の反射波の受信レベルV2を、15dB以上小さくする
必要があるのである。
【0037】次に、送信器4は、時間に対して周波数が
直線的に漸増,漸減を繰り返すよう変調されたミリ波帯
の高周波信号を生成する高周波発振器12と、高周波発
振器12の出力を送信信号Ssとローカル信号Lとに電
力分配する分配器14とを備えており、送信信号Ssを
送信アンテナASへ供給し、ローカル信号Lを受信器6
へ供給するように構成されている。
【0038】一方、受信器6は、選択信号S1に従って
半数の受信アンテナAR1,3,5,7のいずれかを選
択し、該選択された受信アンテナの受信信号Sr1を出力
するセレクタSEL1と、選択信号S2に従って残り半
数の受信アンテナAR2,4,6,8のいずれかを選択
し、該選択された受信アンテナの受信信号Sr2を出力す
るセレクタSEL2とを備えている。更に受信器6は、
各セレクタSEL1,SEL2毎に、受信信号Srj
(j=1,2)にローカル信号Lを混合し、これら信号
の差の周波数成分であるビート信号Bjを生成する高周
波用ミキサMXjと、ビート信号Bjを増幅する増幅器
AMPjと備えている。
【0039】なお、増幅器AMPjは、ビート信号Bj
から不要な高調波成分を取り除くフィルタ機能も有して
いる。また、以下では、セレクタSEL1にて選択され
た受信信号Sr1を処理するための構成部分を受信チャネ
ルch1、セレクタSEL2にて選択された受信信号S
r2を処理するための構成部分を受信チャネルch2と呼
ぶものとする。
【0040】次に、マイクロコンピュータ10は、CP
U,ROM,RAMを中心に構成され、AD変換部8か
らデータを入力したり、セレクタSEL1,SEL2へ
の選択信号S1,S2を出力する入出力ポートや、高速
フーリエ変換(FFT)処理を実行するためのデジタル
シグナルプロセッサ(DSP)等を備えている。そし
て、マイクロコンピュータ10は、隣接するいずれか一
対の受信アンテナARi,ARi+1 (i=1〜7)から
の受信信号が各受信チャネルch1,2にて処理され、
しかも選択される受信アンテナが送信信号Ssの周波数
変調周期毎に順次切り替わるような選択信号S1,S2
を生成する選択信号生成処理、及び各受信チャネルch
1,2毎に得られるビート信号のサンプリング値D1,
D2に基づいて目標物体の方位を求める方位検出処理等
を実行するように構成されている。
【0041】このように構成されたレーダ装置2では、
周波数変調された連続波(FMCW)からなるレーダ波
が、送信器4によって送信アンテナASを介して送信さ
れ、その反射波が各受信アンテナAR1〜AR8にて受
信されると、各受信チャネルchjでは、選択信号Sj
によってそれぞれ選択された受信アンテナからの受信信
号Srjを、ミキサMXjにて送信器4からのローカル信
号Lと混合することにより、これら受信信号Srjとロー
カル信号Lとの差の周波数成分であるビート信号Bjを
生成し、このビート信号Bjを増幅器AMPjにて増幅
すると共に不要な高調波成分を除去した後、AD変換器
ADjにてサンプリングする。なお、各AD変換器AD
jは、送信信号Ssの周波数変動周期の半周期毎、即ち
周波数が漸次増大する上り変調時及び周波数が漸次減少
する下り変調時毎に、ビート信号Bjをそれぞれ512
回ずつサンプリングするようにされている。
【0042】ここで、マイクロコンピュータ10が実行
する方位検出処理を、図3に示すフローチャートに沿っ
て説明する。本処理は、選択信号生成処理により、隣接
する一対の受信アンテナARi,ARi+1 が一通り選択
される毎、即ち、AD変換部8により、各一対の受信ア
ンテナが形成する7つのモノパルス領域M1〜M7の全
てについて、送信信号Ssの一変動周期分のサンプリン
グ値D1,D2が蓄積される毎に起動される。
【0043】図3に示すように、本処理が起動される
と、まずS110では、モノパルス領域Miを識別する
ための変数iを1に初期化(i←1)し、続くS120
では、モノパルス領域Miについて両受信チャネルch
1,2にて検出されたビート信号のサンプリング値D
1,D2に基づき、各受信チャネル毎かつ各変調周期毎
にそれぞれ高速フーリエ変換の手順を用いて実フーリエ
変換処理(以下、時間軸FFT処理という)を実行す
る。
【0044】続くS130では、S120にて行った時
間軸FFT処理の結果から、ピーク周波数成分を抽出す
ることにより、各受信チャネル毎かつ各変調周期毎にビ
ート信号の周波数、及びその周波数成分の位相,或いは
振幅(信号強度)を特定する。
【0045】続くS140では、両受信チャネルch
1,2間で、同一周波数となる周波数成分毎に、位相
差,或いは振幅差を算出し、続くS150では、この算
出された位相差,振幅差に基づいて、周知の位相モノパ
ルス方式或いは振幅モノパルス方式により目標物体の方
位を表す方位データを求める。
【0046】なお、方位データは、数式を用いてその都
度算出してもよいが、予め位相差(振幅差)/方位変換
テーブルを用意しておき、この変換テーブルを参照する
ことで求めてもよい。そして、S160では、同じモノ
パルス領域Miについて当該処理が以前に実行された時
に検出された目標物体と、今回検出された目標物体とが
同一のものであるか否かを判定する同一性判定処理を行
う。この、同一性判定処理は、具体的には、目標物体の
移動速度が有限であり、自車両と目標物体との相対速度
や距離は、同じモノパルス領域Miについて当該処理が
行われる周期に応じて、限られた範囲内で変化すること
から、検出される周波数の変動幅も許容範囲が決まるた
め、前回検出されたものと今回検出されたものとで、そ
の周波数を比較することにより、両者が同一の目標物体
であるか否かを判定できるのである。
【0047】続くS170では、同一性判定処理の結
果、以前に検出された目標物体とは異なる新たな目標物
体であると判定された場合には、そのままS210に移
行し、一方、以前に検出された目標物体と同一のもので
あると判定された場合は、S180に移行して、過去に
検出された方位データにより、時系列的なばらつきを判
定するためのばらつき判定値ΔVを算出してS190に
移行して、ばらつき判定値ΔVが予め設定された判定し
きい値ΔVthより大きいか否かを判断する。なお、ばら
つき判定値ΔVは、今回の算出された方位データを含む
過去N回の方位データの平均値,或いは分散値等を用い
ることができる。
【0048】そして、ばらつき判定値ΔVが判定しきい
値ΔVthより大きければ、S200に移行して、先のS
150にて算出された方位データを無効であるとしてS
210に進み、一方、ばらつき判定値ΔVが判定しきい
値ΔVth以下であれば、S150にて算出された方位デ
ータは有効であるものとしてS210に移行する。
【0049】S210では、変数iをインクリメント
(i←i+1)し、続くS220では、変数iが、モノ
パルス領域の全数である7より大きいか否かを判断し、
否定判定された場合、即ち変数iが7以下であれば、S
120に戻って上述のS120〜S210の処理を繰り
返し実行し、一方、肯定判定された場合、即ち変数iが
7より大きければ、すべてのモノパルス領域M1〜M7
について上述の処理が終了したものとして、S230に
移行する。
【0050】S230では、各モノパルス領域M1〜M
7毎に検出された方位データに基づき、前方に存在する
目標物体の数や方位を特定する他、FMCWレーダ装置
における周知の手順を用い、上り,下り各変調時のビー
ト周波数から各目標物体との相対速度,距離を求めて本
処理を終了する。
【0051】以上、説明したように本実施例のレーダ装
置2においては、全ての検知方位エリア内が併走識別可
能領域にて隙間なく埋め尽くされるように、モノパルス
領域M1〜M7が配置されているので、モノパルス領域
M1〜M7内に併走車両が存在する場合、必ず一方の目
標車両が他方の目標車両と比較して十分に大きな信号レ
ベルにて検出されるモノパルス領域が存在することにな
る。
【0052】例えば、図4に示すように、併走車両
がモノパルス領域1〜4の範囲にて検出された場合、そ
の両端に位置するモノパルス領域1,4では、それぞれ
一方の目標車両からの反射波が他方の目標車両からの反
射波より十分に大きな信号レベルとなるため安定した方
位データが得られ、これらの間に位置するモノパルス領
域2,3では、両方の目標車両からの反射波が同程度に
大きな信号レベルとなるため、ばらつきの大きい不安定
な方位データが得られることになる。
【0053】そして、この方位データのばらつき具合
を、ばらつき判定値ΔVにより表し、これを予め設定さ
れた判定しきい値ΔVthと比較することで、時系列的な
ばらつきの小さいモノパルス領域1,4にて検出された
方位データのみを有効と判断することになる。
【0054】従って、本実施例のレーダ装置2によれ
ば、このように時系列的なばらつきの小さい方位データ
に基づいて、自車両からほぼ同じ距離を走行している併
走車両についての方位を個々に正確に求めることができ
るため、求めた方位に基づく各種制御を高精度に行うこ
とができると共に、時系列的なばらつきの大きい方位デ
ータは無効とされ、このような誤った方位データに基づ
いて各種制御が行われることを確実に防止できるため、
制御の信頼性を向上させることができる。
【0055】なお、本実施例では、併走車両の方位を個
々に求めるようにされているが、安定した方位データが
得られる一対のモノパルス領域の間に、不安定な方位デ
ータが得られる一つ以上のモノパルス領域が存在する場
合に、安定した方位データにより特定される角度範囲の
間に2台以上の併走車両が存在すると判定し、個々の目
標車両の方位は求めないようにしてもよい。これは、特
に走行路が3車線以上ある場合に有効である。
【0056】また、本実施例では、8個の受信アンテナ
AR1〜AR8を用いているが、これに限らず、複数の
モノパルス領域を形成できるのであれば、即ち3個以上
であれば、何個の受信アンテナを用いてもよい。更に、
本実施例では、各受信チャネルch1,ch2毎に、4
個の受信アンテナのいずれかを使用することにより、モ
ノパルス領域の切替(スキャン)を行っているが、各受
信チャネルch1,ch2とも、それぞれ1個の受信ア
ンテナを用い、両受信アンテナがモノパルス領域を形成
するような位置関係を保持したまま、両受信アンテナを
機械的に回動させる走査手段を設けることにより、モノ
パルス領域の切替を行ってもよい。
【0057】ところで本実施例においては、受信アンテ
ナAR1〜AR8,受信器6,AD変換部8が信号検出
手段に相当し、S120〜S150が方位算出手段、S
160〜S200が第1判定手段に相当する。 [第2実施例]次に第2実施例について説明する。
【0058】本実施例のレーダ装置2aは、図5に示す
ように、送信アンテナASを介してミリ波帯のレーダ波
を送信する送信器4aと、送信器4aから送出され先行
車両や路側物等といった目標物体(障害物)に反射した
レーダ波(以下、反射波という)を、一列に等間隔で配
置された8個の受信アンテナAR1〜AR8にて受信
し、各受信アンテナ毎のビート信号B1〜B8を生成す
る受信器6aと、受信器6が生成するビート信号B1〜
B8を、それぞれサンプリングしてデジタルデータ(サ
ンプリング値)D1〜D8に変換する8個のAD変換器
AD1〜AD8からなるAD変換部8と、AD変換器A
D1〜AD8を介して取り込んだビート信号のサンプリ
ング値D1〜D8に基づいて各種信号処理を行うマイク
ロコンピュータ10とを備えている。
【0059】そして、受信アンテナAR1〜AR8の受
信ビームは、いずれも当該装置の検出範囲をすべてカバ
ーするように設定されており、一方、送信アンテナAS
の送信ビームも、同じ検出範囲を全てカバーするように
設定されている。また、送信器4aは第1実施例の送信
器4と全く同様に構成されており、一方、受信器6a
は、第1実施例とは異なり、セレクタSEL1,SEL
2が省略され、代わりに、各受信アンテナARj(j=
1,2,…,8)毎に、受信アンテナARjからの受信
信号Srjに送信器4aからのローカル信号Lを混合して
ビート信号Bjを生成するミキサMXjと、ビート信号
Bjを増幅すると共に不要な周波数成分を除去する増幅
器AMPjとを備えている。
【0060】但し、受信器6aを構成するミキサMX
j,増幅器AMPj、AD変換部8aを構成するAD変
換器ADjは、第1実施例にて用いられているミキサM
X1,MX2、増幅器AMP1,AMP2、AD変換器
AD1,AD2と全く同様に構成されたものである。そ
して、以下では、受信アンテナARjからの受信信号S
rjを処理するための構成MXj,AMPj,ADjを、
それぞれ受信チャネルchjと呼ぶものとする。
【0061】また、マイクロコンピュータ10aは、第
1実施例のマイクロコンピュータ10と同様にCPU,
ROM,RAMを中心に構成され、AD変換部8aから
データを入力するための入力ポートや高速フーリエ変換
(FFT)処理を実行するためのデジタルシグナルプロ
セッサ(DSP)等を備えている。そして、マイクロコ
ンピュータ10aは、各受信チャネルch1〜ch8に
て検出されるビート信号のサンプリング値D1〜D8に
基づいて、いわゆるデジタルビームフォーミング(DB
F)によるビーム形成と、目標物体の方位検出とを行う
ビーム形成/方位検出処理等を実行するように構成され
ている。
【0062】このように構成されたレーダ装置2aで
は、周波数変調された連続波(FMCW)からなるレー
ダ波が、送信器4によって送信アンテナASを介して送
信され、その反射波が各受信アンテナAR1〜AR8に
て受信されると、各受信チャネルchjでは、受信アン
テナARjからの受信信号Srjを、ミキサMXjにて送
信器4aからのローカル信号Lと混合することにより、
これら受信信号Srjとローカル信号Lとの差の周波数成
分であるビート信号Bjを生成し、このビート信号Bj
を増幅器AMPjにて増幅すると共に不要な高調波成分
を除去した後、AD変換器ADjにてサンプリングす
る。なお、各AD変換器ADjは、送信信号Ssの周波
数変動周期の半周期毎、即ち周波数が漸次増大する上り
変調時及び周波数が漸次減少する下り変調時毎に、ビー
ト信号Bjをそれぞれ512回ずつサンプリングするよ
うにされている。
【0063】ここで、マイクロコンピュータ10aが実
行するビーム形成/方位検出処理を、図6に示すフロー
チャートに沿って説明する。本処理は、全ての受信チャ
ネルch1〜ch8にて、送信信号Ssの一変動周期分
のサンプリング値D1〜D8が蓄積される毎に起動され
る。
【0064】図6に示すように、本処理が起動される
と、まずS310では、全ての受信チャネルch1〜c
h8にて同時にサンプリングされた8個のサンプリング
データ毎にFFTの手順を用いた複素フーリエ変換(以
下、空間軸FFTという)を実行する。
【0065】なお、この空間軸FFTでは、値が零に設
定された24個のダミーデータを付加することにより、
32次のFFTとして実行し、次数と同じ32個のビー
ム形成を行う。但し、この空間軸FFTによって形成さ
れる32個のビームは、隣接するビームと互いに重なり
合うモノパルス領域M1〜M31を形成し、しかも、モ
ノパルス領域の形成間隔が併走識別可能領域以下となる
ように、受信アンテナAR1〜AR8の配置間隔等が設
定されている。
【0066】続くS320では、形成された32個のビ
ームそれぞれについて、送信信号Ssの上り/下り各変
調時毎に時間軸FFTを実行し、各ビーム毎の周波数分
析を行う。そして、S330では、モノパルス領域Mi
を特定するための変数iを1に設定し、続くS340で
は、モノパルス領域Miを構成する一対のビームの周波
数分析結果に基づき、それぞれピーク周波数成分を抽出
する。
【0067】以下、S350〜S440は、第1実施例
のS130〜S230と全く同様に処理が実行される。
但し、S430では、変数iが本実施例におけるモノパ
ルス領域の数である31より大きいか否かを判定するよ
うにされている。以上のように構成された本実施例のレ
ーダ装置2aにおいては、第1実施例と同様に、モノパ
ルス領域M1〜M31内に併走車両が存在する場合、必
ず一方の目標車両が他方の目標車両と比較して十分に大
きな信号レベルにて検出されるモノパルス領域が存在す
るようにされ、このようなモノパルス領域で検出される
安定した方位データのみを有効とするようにされている
ので、第1実施例と全く同様の効果を得ることができ
る。
【0068】更に、本実施例のレーダ装置2aでは、空
間軸FFTを行うことによりDBFによるビーム形成を
行っており、送信信号Scの一変調周期の間に各受信チ
ャネルch1〜ch8が同時にサンプリングしたサンプ
リング値D1〜D8を用いて、全てのモノパルス領域M
1〜M31について方位データの算出を行うことができ
るため、方位データの更新周期を短縮することができ、
方位データを用いた各種制御をより高精度に行うことが
できる。
【0069】また、本実施例では、空間軸FFTの際に
ダミーデータを付加して処理次数を高くすることによ
り、形成されるビーム数を増加させている。従って、ハ
ード的に受信アンテナ数を増やしてモノパルス形成間隔
を小さくしなくても、計算上で模擬的にモノパルス形成
間隔を小さくできる。
【0070】なお、本実施例では、空間軸FFTの後に
時間軸FFTを実行しているが、両FFTの実行順序は
入れ替えてもよい。この場合、時間軸FFTは、各受信
チャネルのサンプリング値D1〜D8毎に実行すればよ
く、また時間軸FFTの処理結果のうち、正の周波数成
分と負の周波数成分とは全く同じ情報を表しており、そ
の後の空間軸FFTは、いずれか半分についてだけ処理
を行えばよいため、両FFTによる処理量を大幅に削減
することができる。
【0071】また、本実施例では、全ての受信アンテナ
AR1〜AR8を用いて1系統のビーム形成を行ってい
るが、受信アンテナのうち一方の端部に配設された受信
アンテナAR8以外からの受信信号に基づく第1の信号
群、及び他方の端部に配設された受信アンテナAR1以
外からの受信信号に基づく第2の信号群毎に、前記空間
軸FFTを実行して2系統のビーム形成を行ってもよ
い。この場合、各系統毎に形成されるビーム数と同じ数
のモノパルス領域を形成することができる。
【0072】例えば、隣接する3ビーム(左,中,右)
を一組とし、これらのうち、左と中の合成ビーム、及び
右と中の合成ビームを用いてモノパルスを形成してもよ
い。更に、本実施例では、8個の受信アンテナAR1〜
AR8を用いて構成されているが、これに限らず2個以
上であればいくつ用いてもよい。但し、FFTの際にダ
ミーデータを付加しない場合には、空間軸FFTを行う
ために2n 個(nは正整数)に設定することが望まし
く、また空間軸FFTの際にダミーデータを付加する場
合には、付加するダミーデータとの合計が2n 個となる
ように設定することが望ましい。
【0073】ここで本実施例においては、S310が演
算手段に相当し、これにAD変換部8を加えたものが信
号処理手段に相当し、これらに更に受信アンテナAR1
〜AR8及び受信器6aを加えたものが信号検出手段に
相当する。また、S320,S340〜S360が方位
算出手段、S370〜S410が第1判定手段に相当す
る。 [第3実施例]次に第3実施例について説明する。
【0074】本実施例は、第1実施例とは、受信アンテ
ナAR1〜AR8が形成するモノパルス領域の配置、及
びマイクロコンピュータ10が実行する方位検出処理の
内容が一部異なるだけであるため、この相異する部分を
中心に説明する。即ち、本実施例において、モノパルス
領域は、図15(a)に示すように、隣接するモノパル
ス領域が、互いにその3/4部分が重なり合うように配
置され、どの領域も、連続した3個のモノパルス領域に
て目標物体の検出が可能なようにされている。
【0075】一方、方位検出処理は、第1実施例の場合
と同様に、AD変換部8により、各一対の受信アンテナ
が形成する7つのモノパルス領域M1〜M7の全てにつ
いて、送信信号Ssの一変動周期分のサンプリング値D
1,D2が蓄積される毎に起動される。
【0076】そして、本処理が起動されると、図7に示
すように、まず、S510では、モノパルス領域Miを
識別するための変数i、及び方位データのグループGR
jを識別するための変数jを1に初期化し、続くS52
0〜S550では、第1実施例のS120〜S150と
全く同様に動作する。
【0077】即ち、モノパルス領域Miについて両受信
チャネルch1,2にて検出されたビート信号のサンプ
リング値D1,D2に基づき、時間軸FFT処理を実行
し(S520)、その処理結果から、各受信チャネル毎
かつ各変調周期毎にビート信号の周波数、及びその周波
数成分の位相,或いは振幅(信号強度)を特定する(S
530)。そして、両受信チャネルch1,2間で、同
一周波数となる周波数成分毎に、位相差,或いは振幅差
を算出し(S540)、この算出された位相差,振幅差
に基づいて、目標物体の方位を表す方位データθiを求
める(S550)。
【0078】続くS560〜S590では、S550に
て算出された方位データのグループ化処理を行う。即
ち、S560では、モノパルス領域を識別するための変
数iが1であるか否かを判断し、i=1であり肯定判定
された場合にはS590に移行し、i≠1であり否定判
定された場合にはS570に移行する。
【0079】S570では、前回S550を実行した時
に算出された方位データθi-1 に対して、今回S550
にて算出された方位データθiの偏差|θi−θi-1 |
が、予め設定された判定しきい値θthより小さいか否か
を判断し、肯定判定された場合には、そのままS590
に移行し、一方、否定判定された場合にはS580に
て、グループを識別するための変数jをインクリメント
後、S590に進む。
【0080】そして、S590では、S550にて算出
された方位データθiを、グループGPjに追加する。
つまり、前回求めたモノパルス領域Mi-1 の方位データ
θi-1 と、今回求めたモノパルス領域Miの方位データ
θiとを比較し、両者が十分に近接している場合には、
これらを同一グループGPの方位データとして記憶し、
一方、両者が離れている場合には、これらを異なるグル
ープGPの方位データとして記憶することにより、方位
データのグループ化を行う。
【0081】続くS600,S610は、第1実施例の
S210,S220と同様に、変数iをインクリメント
(S570)し、この変数iが、モノパルス領域の全数
である7以下であれば、S520に戻って上述のS52
0〜S600の処理を繰り返し実行し、一方、変数iが
7より大きければ、すべてのモノパルス領域M1〜M7
について上述の処理が終了したものとして、S620に
移行する。
【0082】S620では、変数jをグループ数Ngpと
して記憶すると共に、この変数jを1に再初期化し、続
くS630では、グループGPjの要素数が1個である
か否かを判断し、肯定判定された場合、即ちグループG
Pjが一つの方位データからなる場合には、S640に
移行してグループGPjに属する方位データを無効にし
てS650に進み、一方、否定判定された場合、即ちグ
ループGPjに複数の方位データが含まれている場合に
は、そのままS650に移行する。
【0083】S650では、変数jをインクリメント
し、続くS660では、変数jが先のS620にて設定
されたグループ数Ngpより大きいか否かを判断し、グル
ープ数Ngp以下であれば、S630に戻ってS630〜
S650の処理を繰り返し実行し、一方、変数jがグル
ープ数Ngpより大きければ、すべてのグループについて
上述の処理が終了したものとしてS670に移行する。
【0084】S670では、各モノパルス領域M1〜M
7毎に検出され、有効であると判定(S630−NO)
された方位データに基づき、前方に存在する目標物体の
数や方位を特定する他、FMCWレーダ装置における周
知の手順を用い、上り,下り各変調時のビート周波数か
ら各目標物体との相対速度,距離を求めて本処理を終了
する。
【0085】本処理の実行により、例えば、図8に示す
ように、併走車両がモノパルス領域M1〜M7の範
囲にて検出された場合には、モノパルス領域M1〜M3
の方位データがグループGP1、モノパルス領域M4の
方位データがグループGP2、モノパルス領域M5の方
位データがグループGP3、モノパルス領域M6,M7
の方位データがグループGP4となる。
【0086】そして、グループGP1,GP4にそれぞ
れ属する近接した複数の方位データが有効とされ、グル
ープGP2,GP3に属する孤立した方位データが無効
とされ、有効とされたグループGP1の方位データ群か
ら目標物体に関する情報が算出され、同じくグループ
GP4の方位データ群から目標物体に関する情報が算
出されることになる。
【0087】以上説明したように、本実施例では、隣接
するモノパルス領域が、互いにその3/4部分が重なり
合うように配置されており、併走車両が存在する場合に
も、一方の目標車両のみを検出し安定した方位データが
得られるモノパルス領域が、各車両毎にそれぞれ必ず複
数存在するようにされている。
【0088】従って、本実施例によれば、併走車両が存
在する場合にも、各モノパルス領域M1〜M7にて検出
される方位データの分布状態から、各車両の方位を正確
に表している有効な方位データを抽出できるため、この
抽出した方位データに基づいて各種制御を高精度に行う
ことができると共に、無効な方位データに基づく誤った
制御が実行されることを確実に防止できるため、制御の
信頼性を向上させることができる。
【0089】ところで本実施例においては、S520〜
S550が方位算出手段、S560〜S590がグルー
プ化手段、S620〜S660が第2判定手段に相当す
る。 [第4実施例]次に第4実施例について説明する。
【0090】本実施例は、第3実施例とは、方位検出処
理のS630以降の処理が異なるだけであるため、この
方位検出処理についてのみ説明する。本実施例では、図
9に示すように、S710〜S820では、第3実施例
におけるS510〜S620と全く同様に動作し、即ち
変数i,jの初期化(S710)、ビート信号のサンプ
リングちD1,D2に対する時間軸FFTの実行と、そ
の算出結果に基づく方位データθiの算出(S720〜
S750)、及び算出した方位データθiのグループ化
(S760〜S790)を、すべてのモノパルス領域M
1〜M7について実行し(S800,S810)、方位
データの算出とグループ化が終了すると、その時の変数
jの値をグループ数Ngpとすると共に、変数jの再初期
化を行う(S820)。
【0091】続くS830〜S870では、第1実施例
のS160〜S200と全く同様に動作する。即ち、グ
ループGPjについて、当該処理が以前に実行された時
に検出された目標物体と、今回検出された目標物体とが
同一のものであるか否かを判定する同一性判定処理(S
830)を行う。この同一性判定処理の結果、以前に検
出された目標物体とは異なる新たな目標物体であると判
定された場合(S840−YES)には、そのままS8
80に進み、一方、以前に検出された目標物体と同一の
ものであると判定された場合(S840−NO)は、過
去に検出された方位データと伴に時系列的なばらつきを
判定するためのばらつき判定値ΔVを算出(S850)
して、ばらつき判定値ΔVが予め設定された判定しきい
値ΔVthより大きいか否かを判断する(S860)。そ
して、ばらつき判定値ΔVが判定しきい値ΔVthより大
きければ、グループGPjに属する方位データを無効
(S870)とした後S880に進み、一方、ばらつき
判定値ΔVが判定しきい値ΔVth以下であれば、そのま
まS880に進む。
【0092】なお、同一性判定処理では、方位データの
算出に用いたビート信号の周波数を比較することにより
判定を行うが、グループGPj内に複数の方位データが
属している場合には、これら複数の方位データの代表値
(平均値,中央値など)を求め、この代表値を用いて比
較すればよい。
【0093】そして、S880では、変数jをインクリ
メントし、続くS890では、変数jが先のS820に
て設定されたグループ数Ngpより大きいか否かを判断
し、グループ数Ngp以下であれば、S830に戻ってS
830〜S880の処理を繰り返し実行し、一方、変数
jがグループ数Ngpより大きければ、すべてのグループ
について上述の処理が終了したものとしてS900に移
行する。
【0094】S900では、各モノパルス領域M1〜M
7毎に検出され、有効であると判定(S860−NO)
された方位データに基づき、前方に存在する目標物体の
数や方位を特定する他、FMCWレーダ装置における周
知の手順を用い、上り,下り各変調時のビート周波数か
ら各目標物体との相対速度,距離を求めて本処理を終了
する。
【0095】本処理の実行により、例えば、図10に示
すように、併走車両がモノパルス領域M1〜M7の
範囲にて検出された場合には、モノパルス領域M1〜M
3の方位データがグループGP1、モノパルス領域M4
の方位データがグループGP2、モノパルス領域M5の
方位データがグループGP3、モノパルス領域M6,M
7の方位データがグループGP4となる。
【0096】そして、この各グループGP1〜GP4毎
に、それに属する方位データのばらつき具合を、ばらつ
き判定値ΔVにより表し、これを予め設定された判定し
きい値ΔVthと比較することで、時系列的なばらつきの
小さいグループGP1,GP4に属する方位データが有
効であると判定されることになる。
【0097】従って、本実施例によれば、併走車両が存
在する場合にも、各モノパルス領域M1〜M7にて検出
される方位データの時系列的なばらつき具合から、各車
両の方位を正確に表している有効な方位データを抽出で
きるため、この抽出した方位データに基づいて各種制御
を高精度に行うことができると共に、無効な方位データ
に基づく誤った制御が実行されることを確実に防止でき
るため、制御の信頼性を向上させることができる。
【0098】ところで本実施例においては、S720〜
S750が方位算出手段、S760〜S790がグルー
プ化手段、S820〜S890が第3判定手段に相当す
る。なお、本実施例では、属する方位データが一つしか
ないグループ(図10ではGP2,GP3)について
も、時系列的なばらつき判定を実行しているが、これら
の方位データを無効であるとして、複数の方位データか
らなるグループ(図10ではGP1,GP4)に対して
のみ時系列的なばらつき判定を実行するように構成して
もよい。この場合、マイクロコンピュータ10での処理
量を低減することができる。
【0099】また、第3及び第4実施例では、モノパル
ス領域M1〜M7を、隣接するもの同士が互いにその3
/4部分ずつ重なり合うように配置したが、図15
(b)に示されているように、隣接するもの同士が互い
に1/2部分ずつ重なり合うように配置し、且つ各モノ
パルス領域Mi(i=1〜7)の1/2の幅が、検出す
べき目標物体の幅より小さくなるように設定してもよ
い。この場合も必ず複数のモノパルス領域にて安定した
方位データが得られることになるため同様の効果を得る
ことができる。また、隣接するモノパルス領域間で互い
に重なり合う重複領域の大きさは、モノパルス領域Mi
の1/2以上であれば、どのような大きさに設定しても
よい。
【0100】更に、第3及び第4実施例は、第1実施例
の装置構成を前提として説明したが、第2実施例の装置
構成を前提として適用し、DBFを用いてビーム形成を
行うように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例のレーダ装置の構成を表すブロッ
ク図である。
【図2】 方位誤差についての説明図である。
【図3】 方位検出処理の内容を表すフローチャートで
ある。
【図4】 併走車両が存在する場合に各モノパルス領域
にて検出される方位データの例を表す説明図である。
【図5】 第2実施例のレーダ装置の構成を表すブロッ
ク図である。
【図6】 ビーム形成/方位検出処理の内容を表すフロ
ーチャートである。
【図7】 第3実施例の方位検出処理の内容を表すフロ
ーチャートである。
【図8】 併走車両が存在する場合に各モノパルス領域
にて検出される方位データの例を表す説明図である。
【図9】 第4実施例の方位検出処理の内容を表すフロ
ーチャートである。
【図10】 併走車両が存在する場合に各モノパルス領
域にて検出される方位データの例を表す説明図である。
【図11】 ビームスキャン方式による方位検出の原理
を表す説明図である。
【図12】 モノパルス方式による方位検出の原理を表
す説明図である。
【図13】 モノパルス方式による方位検出の原理を表
す説明図である。
【図14】 従来装置の問題点を表す説明図である。
【図15】 複数のモノパルス領域で安定した方位デー
タが得られる場合を表す説明図である。
【符号の説明】
2,2a…レーダ装置 4,4a…送信器
6,6a…受信器 8,8a…AD変換部 10,10a…マイクロコン
ピュータ 12…高周波発振器 14…分配器 AS
…送信アンテナ AR1〜8…受信アンテナ SEL1,2…セレク
タ MX1〜8…ミキサ AMP1〜8…増幅器 AD
1〜8…AD変換器
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01S 13/93 G01S 13/93 Z (72)発明者 公文 宏明 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 5J070 AC13 AD03 AD07 AD09 AE01 AF03 AH25 AH31 AH35 AK22 BA01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の受信ビームを、該受信ビーム同士
    が互いに重なり合ってなるモノパルス領域が多数形成さ
    れるよう生成し、該モノパルス領域毎に、目標物体に反
    射したレーダ波を受信してなる各一対の受信信号を検出
    する信号検出手段と、 該信号検出手段にて前記モノパルス領域毎に検出される
    一対の受信信号の振幅差或いは位相差から、前記モノパ
    ルス領域内に存在する前記目標物体の方位を表す方位デ
    ータを求める方位算出手段と、 を備えたレーダ装置において、 前記方位算出手段にて前記モノパルス領域毎に算出され
    る方位データのうち、時系列的なばらつきが予め決めら
    れた許容範囲内となるモノパルス領域についての方位デ
    ータを有効であると判定する第1判定手段を設けたこと
    を特徴とするレーダ装置。
  2. 【請求項2】 前記信号検出手段は、隣接する前記モノ
    パルス領域が互いに重なり合うように、前記受信ビーム
    を生成することを特徴とする請求項1記載のレーダ装
    置。
  3. 【請求項3】 前記信号検出手段は、前記受信ビームが
    互いに異なる方向を指向し、隣接するもの同士で前記モ
    ノパルス領域を形成するよう配置された3個以上の受信
    アンテナからなることを特長とする請求項1又は請求項
    2記載のレーダ装置。
  4. 【請求項4】 前記信号検出手段は、 前記モノパルス領域を形成するよう配置された一対の受
    信アンテナと、 該一対の受信アンテナを回動制御して、前記モノパルス
    領域の形成方向を変化させる走査手段と、 からなることを特長とする請求項1又は請求項2記載の
    レーダ装置。
  5. 【請求項5】 前記信号検出手段は、 一列に配置され、各受信ビームが同一方向を指向する複
    数の受信アンテナと、 該受信アンテナからの受信信号を重み付け加算すること
    によりビーム形成を行う信号処理手段と、 からなることを特長とする請求項1又は請求項2記載の
    レーダ装置。
  6. 【請求項6】 前記信号処理手段は、 前記受信アンテナからの受信信号をサンプリングしてア
    ナログ−デジタル変換するAD変換器と、 該AD変換器により同時にサンプリングされたデジタル
    データに対して、前記受信アンテナの配列方向に沿った
    空間軸方向の複素フーリエ変換を実行する演算手段と、 からなることを特長とする請求項5記載のレーダ装置。
  7. 【請求項7】 前記演算手段は、前記空間軸方向につい
    ての複素フーリエ変換を、同時に処理すべき信号数が受
    信信号の数より増加するように、値が零に設定された複
    数のダミー信号を付加して行うことを特長とする請求項
    6記載のレーダ装置。
  8. 【請求項8】 複数の受信ビームを、該受信ビーム同士
    が互いに重なり合ってなるモノパルス領域が多数形成さ
    れ、且つ隣接する前記モノパルス領域が互いに重なり合
    った重複領域を有するよう生成し、該モノパルス領域毎
    に、目標物体に反射したレーダ波を受信してなる各一対
    の受信信号を検出する信号検出手段と、 該信号検出手段にて前記モノパルス領域毎に検出される
    一対の受信信号の振幅差或いは位相差から、前記モノパ
    ルス領域内に存在する前記目標物体の方位を表す方位デ
    ータを求める方位算出手段と、 を備えたレーダ装置において、 前記方位算出手段にて前記モノパルス領域毎に求められ
    る方位データが予め決められた許容範囲内で近接する場
    合に、該近接した方位データをグループ化するグループ
    化手段と、 該グループ化手段にてグループ化された方位データ群を
    有効であると判定する第2判定手段と、 を設けたことを特長とするレーダ装置。
  9. 【請求項9】 複数の受信ビームを、該受信ビーム同士
    が互いに重なり合ってなるモノパルス領域が多数形成さ
    れ、且つ隣接する前記モノパルス領域が互いに重なり合
    った重複領域を有するよう生成し、該モノパルス領域毎
    に、目標物体に反射したレーダ波を受信してなる各一対
    の受信信号を検出する信号検出手段と、 該信号検出手段にて前記モノパルス領域毎に検出される
    一対の受信信号の振幅差或いは位相差から、前記モノパ
    ルス領域内に存在する前記目標物体の方位を表す方位デ
    ータを求める方位算出手段と、 を備えたレーダ装置において、 前記方位算出手段にて前記モノパルス領域毎に求められ
    る方位データが、予め決められた許容範囲内で近接する
    場合に、該近接した方位データをグループ化するグルー
    プ化手段と、 該グループ化手段にてグループ化された方位データ群の
    うち、時系列的なばらつきが予め決められた許容範囲内
    となるグループの方位データ群を有効であると判定する
    第3判定手段と、 を設けたことを特徴とするレーダ装置。
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