JP2001044613A - はんだ噴流装置およびはんだ付け方法 - Google Patents

はんだ噴流装置およびはんだ付け方法

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JP2001044613A JP2000123388A JP2000123388A JP2001044613A JP 2001044613 A JP2001044613 A JP 2001044613A JP 2000123388 A JP2000123388 A JP 2000123388A JP 2000123388 A JP2000123388 A JP 2000123388A JP 2001044613 A JP2001044613 A JP 2001044613A
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健 小野林
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    • H01L23/48Arrangements for conducting electric current to or from the solid state body in operation, e.g. leads, terminal arrangements ; Selection of materials therefor
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    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B23K3/00Tools, devices, or special appurtenances for soldering, e.g. brazing, or unsoldering, not specially adapted for particular methods
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶融はんだの供給箇所に基板が搬送されてき
た際にガスや空気などが基板の下面に溜まって濡れ不良
を生じることを防止する。 【解決手段】 複数の噴出口22を、基板搬送方向Aに
複数列設けるとともに、基板搬送方向Aに対して傾斜
し、かつ基板搬送方向Aに直交する搬送直交方向Bに対
して第1の所定ピッチ間隔X毎に配置された複数の傾斜
ラインLにほぼ沿うよう第2の所定ピッチ間隔Y毎に並
べられて配置し、第1の所定ピッチ間隔Xを第2の所定
ピッチ間隔Yより大きくして、溶融はんだJの噴出口群
23間の流れNを積極的に作る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶融はんだを噴出
口から噴出させて基板に供給するはんだ噴流装置および
はんだ付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子部品を載せた基板を所定方向に搬送
させながら、この基板に、噴流ノズルから噴出させた溶
融はんだを供給して、はんだ付けを行うはんだ噴流装置
は既に知られている。
【0003】この種のはんだ噴流装置としては、図6、
図7に示すように、電子部品を載せた基板Pに対しては
んだ面全面に良好に溶融はんだJを供給するための一次
噴流ノズル1と、はんだ供給済みの基板Pから、余分な
溶融はんだJを除去するための二次噴流ノズル2とを備
えたものがある。一次噴流ノズル1には一次ノズル用ダ
クト3が接続され、二次噴流ノズル2には二次ノズル用
ダクト4が接続され、これらのダクト3、4は溶融はん
だJが溜められているはんだ溶融槽5内に浸けられてい
る。そして、各ダクト3、4の一端開口部に臨むように
配置された噴流羽根車6、7を回転駆動させることによ
り、一次噴流ノズル1および二次噴流ノズル2から溶融
はんだJを基板搬送経路10に向けて噴出させるように
なっている。
【0004】一次噴流ノズル1の上端部には多数の噴出
口8が開口された波形成板9が取り付けられている。図
8(a),(b)に示すように、噴出口8は、基板Pの
搬送方向Aに対して例えば3列設けられ、全ての噴出口
8は基板Pの搬送方向Aに直交する搬送直交方向Bに対
して所定ピッチM毎に複数形成されている。そして、搬
送直交方向Bに関しては、この搬送直交方向Bに沿って
横並びとなった第1列目および第2列目の噴出口8間の
ちょうど中間位置に、次の列の噴出口8が位置するよう
に、これらの噴出口8が平面視して千鳥状に配置されて
いる。
【0005】なお、基板Pは、はんだ付けを行う前に、
予めフラックスが塗布されて、はんだの濡れ性を向上す
るように図られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のはんだ噴流装置では、図9に示すように、平面視し
て隣り合う4つの噴出口8間のちょうど中間位置では、
4つの噴出口8からの溶融はんだJの流れ出す力および
方向Fがちょうど釣り合うような力関係で、溶融はんだ
Jが流れ込んでしまう。したがって、一次噴流ノズル1
の各噴出口8に臨む位置に基板Pが搬送されてきて溶融
はんだJが接触した際に、フラックスが気化してなるガ
スや空気Qなどが、基板Pの下面における噴出口8間の
中間箇所で溜まってしまうことがあり、この場合には、
基板Pに対して溶融はんだJが接触しない部分が発生す
るため、濡れ不良を生じていた。
【0007】本発明は上記課題を解決するもので、溶融
はんだの供給箇所に基板が搬送されてきた際にガスや空
気などが基板の下面に溜まって濡れ不良を生じることを
防止できるはんだ噴流装置およびはんだ付け方法を提供
することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、所定搬送方向に搬送される基板に対し
て、複数の噴出口から溶融はんだを噴出させて、溶融は
んだを供給するはんだ噴流装置であって、前記複数の噴
出口の少なくとも一部の領域では、基板搬送方向に対し
て相対的に上流側となる列と下流側となる列との複数列
が設けられるとともに、基板搬送方向に対して傾斜し、
かつ基板搬送方向に直交する搬送直交方向に対して第1
の所定ピッチ間隔毎に配置された複数の傾斜ラインにほ
ぼ沿うよう第2の所定ピッチ間隔毎に並べられて配置さ
れ、前記第1の所定ピッチ間隔は前記第2の所定ピッチ
間隔より大きいものである。
【0009】この構成により、溶融はんだの供給箇所に
基板が搬送されてきた際にガスや空気などが基板の下面
に溜まって濡れ不良を生じることを防止できる。
【0010】
【発明の実施の形態】請求項1にかかる発明は、所定搬
送方向に搬送される基板に対して、複数の噴出口から溶
融はんだを噴出させて、溶融はんだを供給するはんだ噴
流装置であって、前記複数の噴出口の少なくとも一部の
領域では、基板搬送方向に対して相対的に上流側となる
列と下流側となる列との複数列が設けられるとともに、
基板搬送方向に対して傾斜し、かつ基板搬送方向に直交
する搬送直交方向に対して第1の所定ピッチ間隔毎に配
置された複数の傾斜ラインにほぼ沿うよう第2の所定ピ
ッチ間隔毎に並べられて配置され、前記第1の所定ピッ
チ間隔は前記第2の所定ピッチ間隔より大きいものであ
る。
【0011】この構成によれば、第1の所定ピッチ間隔
が第2の所定ピッチ間隔より大きくなり、第1の所定ピ
ッチ間に配された隣り合う2つの噴出口間の中間位置
と、第2の所定ピッチ間隔に配された隣り合う2つの噴
出口間の中間位置とでは、各噴出口からの溶融はんだの
流れ出す力のバランスが崩れ、溶融はんだの流れ出す力
の強い箇所から弱い箇所へと溶融はんだが流れるため、
噴出口群間の中間部を通って行く溶融はんだの流れが積
極的にでき、溶融はんだの供給箇所に基板が搬送されて
きた際に、フラックスが気化してなるガスを生じたり空
気が混入したりすることがあっても、基板の下面におい
て生じたガスや空気が前記流れに沿って基板外部に良好
に排出されて、濡れ不良を生じない。
【0012】請求項2にかかる発明は、所定搬送方向に
搬送される基板に対して、複数の噴出口から溶融はんだ
を噴出させて、溶融はんだを供給するはんだ噴流装置で
あって、前記複数の噴出口の少なくとも一部の領域で
は、基板搬送方向に対して相対的に上流側となる列と下
流側となる列との複数列が設けられるとともに、基板搬
送方向に対して傾斜し、かつ基板搬送方向に直交する搬
送直交方向に対して所定ピッチ間隔毎に配置された複数
の傾斜ラインにほぼ沿うように並べられて配置され、さ
らに、同一傾斜ラインに沿って並べられた噴出口群内で
隣り合う噴出口同士の搬送直交方向に関するオーバーラ
ップ寸法よりも、互いに隣り合う噴出口群における最上
流列の噴出口と最下流列の噴出口との搬送直交方向に関
するオーバーラップ寸法の方が小さくなるように配置さ
れてなるものである。
【0013】請求項3にかかる発明は、所定搬送方向に
搬送される基板に対して、複数の噴出口から溶融はんだ
を噴出させて、溶融はんだを供給するはんだ噴流装置で
あって、前記複数の噴出口の少なくとも一部の領域で
は、基板搬送方向に対して相対的に上流側となる列と下
流側となる列との複数列が設けられるとともに、基板搬
送方向に対して傾斜し、かつ基板搬送方向に直交する搬
送直交方向に対して所定ピッチ間隔毎に配置された複数
の傾斜ラインにほぼ沿うように並べられて配置され、さ
らに、互いに隣り合う噴出口群における最上流列の噴出
口と最下流列の噴出口とが搬送直交方向に関してオーバ
ーラップしないように配置されてなるものである。
【0014】これらの構成によれば、隣り合う噴出口群
間の離間距離が噴出口群内の隣り合う噴出口間の離間距
離より大きくなり、隣り合う噴出口群間の中間位置と隣
り合う噴出口群内の中間位置とでは、各噴出口からの溶
融はんだの流れ出す力のバランスが崩れ、溶融はんだの
流れ出す力の強い箇所から弱い箇所へと溶融はんだが流
れるため、噴出口群間の中間部を通って行く溶融はんだ
の流れが積極的にでき、溶融はんだの供給箇所に基板が
搬送されてきた際に、フラックスが気化してなるガスを
生じたり空気が混入したりすることがあっても、基板の
下面において生じたガスや空気が前記流れに沿って基板
外部に良好に排出されて、濡れ不良を生じない。
【0015】請求項4にかかる発明は、請求項1〜3の
何れかに記載のはんだ噴流装置において、噴出口は、基
板に対して溶融はんだを供給するための一次噴流ノズル
と、はんだ供給済みの基板から余分なはんだを除去する
ための二次噴流ノズルとを備えたはんだ噴流装置におけ
る一次噴流ノズルに設けられてなるものである。
【0016】この構成によれば、一次噴流ノズルに設け
られた複数の噴出口から、基板に対して、溶融はんだを
良好に供給することができる。請求項5にかかる発明
は、請求項1〜4の何れかに記載のはんだ噴流装置にお
いて、複数列の噴出口が設けられている箇所は基板搬送
方向に対して水平に配置されているものである。
【0017】請求項6にかかる発明は、請求項1〜4の
何れかに記載のはんだ噴流装置において、複数列の噴出
口が設けられている箇所は基板搬送方向下流側ほど上方
となる上り勾配に傾斜されているものである。
【0018】この構成によれば、噴出口から噴出される
溶融はんだが自重により基板搬送方向上流側である傾斜
方向に流れ落ちることとなり、基板と溶融はんだとの相
対速度が向上することとなるため、基板と溶融はんだと
の濡れが促進されるとともに、フラックスが気化してな
るガスを生じたり空気が混入したりすることがあって
も、これらのガスや空気が、基板の下面からさらに良好
に基板搬送方向上流側に排出される。
【0019】請求項7にかかる発明は、請求項6に記載
のはんだ噴流装置において、基板は所定の上り勾配の搬
送方向に搬送され、各噴出口を基板搬送方向の下流側ほ
ど小さな口径とさせているものである。
【0020】この構成によれば、各噴出口は基板搬送方
向の下流側ほど小さな口径であるため、基板搬送方向下
流側の列の噴出口から噴出された溶融はんだが波形成板
に沿って流れ落ちる際に、その流れ落ちる幅が小さくな
り、基板搬送方向上流側の噴出口から噴出する溶融はん
だの山をくずしてしまったりすることを最小限に抑える
ことができ、また、基板搬送方向の上流側の噴出口はよ
り大きな口径であるため、その噴出口中心に近い部分で
溶融はんだの必要な山の高さを保つことができる。
【0021】請求項8にかかる発明は、請求項1〜7の
何れかに記載のはんだ噴流装置において、複数の噴出口
は波形成板に形成され、波形成板における各噴出口の周
壁部分が上方に突出されているものである。
【0022】この構成によれば、噴出口から噴出する溶
融はんだを安定した状態で所望の高さに維持することが
できる。請求項9にかかる発明は、所定搬送方向に搬送
される基板に対して、複数の噴出口から溶融はんだを噴
出させて、溶融はんだを供給し基板をはんだ付けするは
んだ付け方法であって、前記複数の噴出口の少なくとも
一部の領域では、基板搬送方向に対して相対的に上流側
となる列と下流側となる列との複数列が設けられるとと
もに、基板搬送方向に対して傾斜し、かつ基板搬送方向
に直交する搬送直交方向に対して第1の所定ピッチ間隔
毎に配置された複数の傾斜ラインにほぼ沿うよう第2の
所定ピッチ間隔毎に並べられて配置され、前記第1の所
定ピッチ間隔は前記第2の所定ピッチ間隔より大きく設
定され、前記複数の噴出口から噴出された溶融はんだに
より基板に配された被接続部をはんだ付けするものであ
る。
【0023】この方法によれば、第1の所定ピッチ間隔
が第2の所定ピッチ間隔より大きくなり、第1の所定ピ
ッチ間に配された隣り合う2つの噴出口間の中間位置
と、第2の所定ピッチ間隔に配された隣り合う2つの噴
出口間の中間位置とでは、各噴出口からの溶融はんだの
流れ出す力のバランスが崩れ、溶融はんだの流れ出す力
の強い箇所から弱い箇所へと溶融はんだが流れるため、
噴出口群間の中間部を通って行く溶融はんだの流れが積
極的にでき、溶融はんだの供給箇所に基板が搬送されて
きた際に、フラックスが気化してなるガスを生じたり空
気が混入したりすることがあっても、基板の下面におい
て生じたガスや空気が前記流れに沿って基板外部に良好
に排出されて、濡れ不良を生じない。
【0024】請求項10にかかる発明は、所定搬送方向
に搬送される基板に対して、複数の噴出口から溶融はん
だを噴出させて、溶融はんだを供給し基板をはんだ付け
するはんだ付け方法であって、前記複数の噴出口の少な
くとも一部の領域では、基板搬送方向に対して相対的に
上流側となる列と下流側となる列との複数列が設けられ
るとともに、基板搬送方向に対して傾斜し、かつ基板搬
送方向に直交する搬送直交方向に対して所定ピッチ間隔
毎に配置された複数の傾斜ラインにほぼ沿うように並べ
られて配置され、さらに、同一傾斜ラインに沿って並べ
られた噴出口群内で隣り合う噴出口同士の搬送直交方向
に関するオーバーラップ寸法よりも、互いに隣り合う噴
出口群における最上流列の噴出口と最下流列の噴出口と
の搬送直交方向に関するオーバーラップ寸法の方が小さ
くなるように配置され、前記複数の噴出口から噴出され
た溶融はんだにより基板に配された被接続部をはんだ付
けするものである。
【0025】請求項11にかかる発明は、所定搬送方向
に搬送される基板に対して、複数の噴出口から溶融はん
だを噴出させて、溶融はんだを供給し基板をはんだ付け
するはんだ付け方法であって、前記複数の噴出口の少な
くとも一部の領域では、基板搬送方向に対して相対的に
上流側となる列と下流側となる列との複数列が設けられ
るとともに、基板搬送方向に対して傾斜し、かつ基板搬
送方向に直交する搬送直交方向に対して所定ピッチ間隔
毎に配置された複数の傾斜ラインにほぼ沿うように並べ
られて配置され、さらに、互いに隣り合う噴出口群内に
おける最上流列の噴出口と最下流列の噴出口とが搬送直
交方向に関してオーバーアップしないように配置され、
前記複数の噴出口から噴出された溶融はんだにより基板
に配された被接続部をはんだ付けするものである。
【0026】これら請求項10および請求項11の方法
によれば、隣り合う噴出口群間の離間距離が噴出口群内
の隣り合う噴出口間の離間距離より大きくなり、隣り合
う噴出口群間の中間位置と隣り合う噴出口群内の中間位
置とでは、各噴出口からの溶融はんだの流れ出す力のバ
ランスが崩れ、溶融はんだの流れ出す力の強い箇所から
弱い箇所へと溶融はんだが流れるため、噴出口群間の中
間部を通って行く溶融はんだの流れが積極的にでき、溶
融はんだの供給箇所に基板が搬送されてきた際に、フラ
ックスが気化してなるガスを生じたり空気が混入したり
することがあっても、基板の下面において生じたガスや
空気が前記流れに沿って基板外部に良好に排出されて、
濡れ不良を生じない。
【0027】以下に、本発明にかかる実施の形態につい
て、図1〜図5に基づき説明する。図1は、本発明の第
1の実施の形態にかかるはんだ噴流装置の要部を示すも
ので、一次噴流ノズル1の上端部に取り付けられた波形
成板51に多数の噴出口52が形成されている。基板P
は水平方向に搬送されるとともに、噴出口52が形成さ
れた波形成板51も基板Pの搬送方向Aに対して水平に
配置されている。
【0028】これらの噴出口52は、基板Pの搬送方向
Aに対して、上流列の噴出口52Aと、中間列の噴出口
52Bと、下流列の噴出口52Cとの3列からなってい
る。噴出口52A、52B、52Cは、基板搬送方向A
に対して所定角度で傾斜し、かつ基板搬送方向Aに直交
する搬送直交方向Bに対して第1の所定ピッチ間隔X毎
に配置された複数の傾斜ラインLに沿うように並べら
れ、噴出口52A、52B、52Cは傾斜ラインLに沿
って第2の所定ピッチ間隔Y毎に配置され、第1の所定
ピッチ間隔Xは第2の所定ピッチ間隔Yより大きく設定
されている。各噴出口52A、52B、52Cの口径は
全て同一であり、各噴出口52A、52B、52Cから
流れ出す溶融はんだJの流れる力も同一である。
【0029】以上の構成における各噴出口52(52
A、52B、52C)から噴出される溶融はんだJの流
れを図1を参照しながら説明する。上記構成において、
同一の傾斜ラインLに沿う各噴出口群53における上流
列の噴出口52Aと中間列の噴出口52Bとの間の中点
をPとし、互いに隣接する噴出口群53における上流列
の噴出口52A間の中点をQとする。上流列の噴出口5
2Aの中心から中点Pまでの距離を半径rとする円を、
各噴出口群53の上流列の噴出口52Aと中間列の噴出
口52Bのまわりにそれぞれ描いた時に、各噴出口群5
3の各噴出口52A、52Bから流れ出す溶融はんだJ
は半径rの地点では同一距離であるため、溶融はんだJ
の圧力は同じであり、中点Pでは溶融はんだJの流れは
発生しない。しかし、中点Qの圧力は半径rの地点の圧
力より距離が長くなるので低くなる。溶融はんだJは圧
力が高いところから低いところへ流れるので、種々の溶
融はんだJの流れKが発生し、各噴出口52A、52B
の形成方向である傾斜ラインLに沿う方向に見かけ上の
溝の壁が形成され、半径rを描かなかった所に見かけ上
の溝S(図1におけるハッチング部分)が形成されるこ
ととなる。ここで、基板Pを搬送方向Aに搬送すること
によって、噴出された溶融はんだJは基板Pに押され
て、見かけ上の溝Sに沿ってN方向に流れる。また、同
一の傾斜ラインLに沿う各噴出口群53における中間列
の噴出口52Bと下流列の噴出口52Cとにおいても同
様に、溶融はんだJは見かけ上の溝Sに沿ってN方向に
流れることとなる。なお、波形成板51の上流側端部近
傍にある溶融はんだJは、隣り合う噴出口52A同士の
上流側への圧力によってN方向とは反対側に流れる。
【0030】したがって、溶融はんだJの供給箇所に基
板Pが搬送されてきた際に、フラックスが気化してなる
ガスを生じたり空気が混入したりすることがあっても、
基板Pの下面において生じたガスや空気が前記流れNに
沿って基板Pの外部に良好に排出されて、濡れ不良を生
じない。ここで、第1の所定ピッチ間隔Xが第2の所定
ピッチ間隔Yより大きければ大きいほどこの溶融はんだ
Jの流れを作ることに関しての効果は増大するものであ
る。
【0031】これにより、噴出口群53間の中間部を通
ってゆく溶融はんだJの流れNが積極的にでき、溶融は
んだJの供給箇所に基板Pが搬送されてきた際に、フラ
ックスが気化してなるガスを生じたり空気が混入するこ
とがあっても、基板Pの下面(はんだ面)において生じ
たガスや空気が前記流れNに沿って基板外部に良好に排
出される。また、基板Pと溶融はんだJとの相対速度が
向上することとなるため基板Pと溶融はんだJとの濡れ
が促進される。したがって、基板Pのはんだ面や電子部
品のはんだ部の全ての箇所に対して溶融はんだJが良好
に接触し、濡れ不良を生じることを防止できて、良好な
はんだ付けを行うことができる。
【0032】さらに、上記実施の形態においては、噴出
口52が形成された波形成板51を基板搬送方向Aに対
して水平に配置した場合を述べたが、これに代えて、噴
出口52が形成された波形成板51を基板搬送方向Aの
下流側ほど上方となる上り勾配に傾斜させることによ
り、溶融はんだJの流れは溶融はんだJの自重により基
板搬送方向Aの上流側への流れが増大するものである。
【0033】図2(a),(b)は、本発明の第2の実
施の形態にかかるはんだ噴流装置の要部を示すもので、
一次噴流ノズル1の上端部に取り付けられた波形成板2
1に多数の噴出口22が形成されている。なお、21a
は波形成板21の一次噴流ノズル1への取付板部であ
る。
【0034】これらの噴出口22は、基板Pの搬送方向
Aに対して、上流列の噴出口22Aと、中間列の噴出口
22Bと、下流列の噴出口22Cとの3列からなってい
る。また、基板Pの搬送方向A(基板搬送経路10)は
下流側ほど上方となる上り勾配に傾斜されており、これ
に対応させて、波形成板21におけるこれらの噴出口2
2が設けられている箇所も基板搬送方向Aの下流側ほど
上方となる上り勾配に傾斜されている。
【0035】噴出口22A、22B、22Cは、基板搬
送方向Aに対して所定角度で傾斜し、かつ基板搬送方向
Aに直交する搬送直交方向Bに対して所定ピッチ間隔C
毎に配置された複数の傾斜ラインLに沿うように並べら
れて配置されている。そして、図3に示すように、同一
傾斜ラインLに沿って並べられた噴出口群23内で互い
に隣り合う噴出口22A,22Bおよび噴出口22B,
22C同士の搬送直交方向Bに関するオーバーラップ寸
法Dよりも、互いに隣り合う噴出口群23における最上
流列の噴出口22Aと最下流列の噴出口22Cとの搬送
直交方向Bに関するオーバーラップ寸法Eの方が小さく
なるように配置されている。
【0036】また、各噴出口22は丸孔形状とされ、上
流列の噴出口22Aの口径Fよりも中間列の噴出口22
Bの口径Gが小さく、下流列の噴出口22Cの口径Hが
さらに小さく設定されている。
【0037】また、図2(a),(b)に示すように、
波形成板21における各噴出口22の周壁部分22aは
上方に突出されており、これらの周壁部分22aは例え
ばコイニング加工により形成されている。
【0038】上記構成によれば、隣り合う噴出口群23
間の離間距離が噴出口群23内の隣り合う噴出口22間
の離間距離より大きくなり、隣り合う噴出口群23間の
中間位置と噴出口群23内の隣り合う噴出口22の中間
位置とでは、各噴出口22からの溶融はんだJの流れ出
す力のバランスが崩れ、溶融はんだJの流れ出す力の強
い箇所から弱い箇所へと溶融はんだJが流れるため、図
3に示すように、噴出口群23間の中間部を通ってゆく
溶融はんだJの流れIが積極的にでき、溶融はんだJの
供給箇所に基板Pが搬送されてきた際に、フラックスが
気化してなるガスを生じたり空気が混入することがあっ
ても、基板Pの下面(はんだ面)において生じたガスや
空気が前記流れIに沿って基板外部に良好に排出され
る。
【0039】また、波形成板21における複数列の噴出
口22が設けられている箇所は基板搬送方向Aの下流側
ほど上方となる上り勾配に傾斜されているので、噴出口
22から噴出される溶融はんだJが自重により基板搬送
方向A上流側に向けて流れ落ちて流れIをさらに強める
こととなり、これによっても、基板Pの下面(はんだ
面)において生じたガスや空気が、前記流れIに沿って
基板Pの外部に良好に排出されるとともに、基板Pと溶
融はんだJとの相対速度が向上することとなるため基板
Pと溶融はんだJとの濡れが促進される。
【0040】したがって、基板Pのはんだ面や電子部品
のはんだ部の全ての箇所に対して溶融はんだJが良好に
接触し、濡れ不良を生じることを防止できて、良好なは
んだ付けを行うことができる。
【0041】また、各噴出口22は基板搬送方向A下流
側ほど小さな口径とされ各噴出口22から噴出する溶融
はんだJの噴出量が下流側ほど少なくなるので、下流列
の噴出口22Cから噴出された溶融はんだJが波形成板
21に沿って流れ落ちる際に、中間列の噴出口22Bな
らびに上流列の噴出口22Aから噴出する溶融はんだJ
の山をくずしてしまったり、中間列の噴出口22Bから
噴出された溶融はんだJが波形成板21に沿って流れ落
ちる際に、上流列の噴出口22Aから噴出する溶融はん
だJの山をくずしてしまったりすることを防止できる。
したがって、下流列の噴出口22Cから噴出される溶融
はんだJの山の高さを望みの寸法に保つことができるだ
けではなく、中間列の噴出口22Bならびに上流列の噴
出口22Aから噴出される溶融はんだJの山の高さを望
みの寸法に保つことができる。この結果、溶融はんだJ
により基板Pが加熱されて大小のそりを生じていた場合
などでも、各噴出口22から噴出される溶融はんだJ
が、基板Pのはんだ面や電子部品のはんだ部の全ての箇
所に対して良好に接触し、濡れ不良を生じることを防止
できる。
【0042】さらに、波形成板21における各噴出口2
2の周壁部分22aが上方に突出されているため、各噴
出口22からの溶融はんだJを所望の噴出高さとして得
ることができ、これによっても、各噴出口22からの溶
融はんだJが、はんだ処理の全箇所に良好に接触し、濡
れ不良を生じることを防止できる。
【0043】また、このように、基板Pの搬送方向Aや
波形成板21の噴出口22の形成箇所が、下流側ほど上
方となる上り勾配に傾斜されているものにおいては、デ
ィスクリート部品(リード足がある部品)だけでなく面
実装部品を混載して凹凸部が大きい基板Pに対しても、
ガスや空気が逃げ易く、凹凸部の隅などにも溶融はんだ
Jが良好に当たるため、特に適している。
【0044】次に、図4(a),(b)は本発明の第3
の実施の形態にかかるはんだ噴流装置の要部を示すもの
で、この実施の形態においては、基板Pの搬送方向Aは
ほぼ水平とされており、これに対応して、はんだ噴流装
置の一次噴流ノズル1の上端部に取り付けられた波形成
板31の噴出口32が設けられている箇所も、基板搬送
方向Aに対してほぼ水平に設置されている。
【0045】波形成板31に多数設けられた噴出口32
は、上記実施の形態と同様に、基板Pの搬送方向Aに対
して、上流列の噴出口32Aと、中間列の噴出口32B
と、下流列の噴出口32Cとの3列からなっている。
【0046】噴出口32A、32B、32Cは、基板搬
送方向Aに対して所定角度で傾斜し、かつ基板搬送方向
Aに直交する搬送直交方向Bに対して所定ピッチ間隔C
毎に配置された複数の傾斜ラインLに沿うように並べら
れて配置されている。そして、互いに隣り合う噴出口群
33における最上流列の噴出口32Aと最下流列の噴出
口32Cとが搬送直交方向Bに関してオーバーラップし
ないように配置されている。
【0047】なお、各噴出口32は丸孔形状とされ、い
ずれの列の噴出口32A、32B、32Cの口径もほぼ
同じ寸法に設定されている。また、波形成板31におけ
る各噴出口32の周壁部分は平面形状とされ、コイニン
グ加工などは施されていない。
【0048】この構成によれば、隣り合う噴出口群33
間の離間距離が噴出口群33内の隣り合う噴出口32間
の離間距離より大きくなり、隣り合う噴出口群33間の
中間位置と噴出口群33内の隣り合う噴出口32の中間
位置とでは、各噴出口32からの溶融はんだJの流れ出
す力のバランスが崩れ、溶融はんだJの流れ出す力の強
い箇所から弱い箇所へと溶融はんだJが流れるため、図
5に示すように、噴出口群33間の中間部を通ってゆく
溶融はんだJの流れIが積極的にでき、溶融はんだJの
供給箇所に基板Pが搬送されてきた際に、フラックスが
気化してなるガスを生じたり空気が混入することがあっ
ても、基板Pの下面(はんだ面)において生じたガスや
空気が前記流れIに沿って基板外部に良好に排出され
る。したがって、基板Pのはんだ面や電子部品のはんだ
部の全ての箇所に対して溶融はんだJが良好に接触し、
濡れ不良を生じることを防止できて、良好なはんだ付け
を行うことができる。
【0049】また、このように、基板Pの搬送方向Aや
波形成板31の噴出口32の形成箇所が水平に配置され
ているものにおいては、ディスクリート部品を載せた、
比較的凹凸が少なく、基板Pにリード足挿通用の貫通孔
を有するものに適している。なお、この実施の形態にお
いては、噴出口32が形成された波形成板31を基板搬
送方向Aに対して水平に配置した場合を述べたが、これ
に代えて、噴出口32が形成された波形成板31を基板
搬送方向Aの下流側ほど上方となる上り勾配に傾斜させ
てもよく、この場合においても、溶融はんだJの流れは
溶融はんだJの自重により基板搬送方向Aの上流側への
流れが増大するものである。
【0050】なお、これらの実施の形態においては、噴
出口22、32の搬送方向Aに対する列数が3である場
合を述べたが、2列や4列以上のものにも適用できるこ
とは言うまでもない。また、噴出口22、32の形状も
丸孔に限るものではなく、多角形や、角形、矩形など各
種の形を採用してもよい。また、上記構造を、噴流ノズ
ルの一部だけに設けても、その箇所においては上記作用
効果を得られることはもちろんである。さらに、はんだ
の材質としては、鉛を含有しない、錫−銅系のはんだに
特に適しているが、鉛を含有する従来からのはんだや、
鉛を含有しないその他のはんだなど、各種のはんだに適
応可能であることは申すまでもない。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、溶融はん
だを噴出させる複数の噴出口として、基板搬送方向に対
して相対的に上流側となる列と下流側となる列との複数
列を設け、基板搬送方向に対して傾斜し、かつ基板搬送
方向に直交する搬送直交方向に対して第1の所定ピッチ
間隔毎に配置された複数の傾斜ラインにほぼ沿うよう第
2の所定ピッチ間隔毎に並べて配置し、前記第1の所定
ピッチ間隔を前記第2の所定ピッチ間隔より大きくする
ことで、各噴出口からの溶融はんだの流れ出す力のバラ
ンスが崩れ、溶融はんだの流れ出す力の強い箇所から弱
い箇所へと溶融はんだが流れるため、溶融はんだの供給
箇所に基板が搬送されてきた際に、フラックスが気化し
てなるガスを生じたり空気が混入したりすることがあっ
ても、基板の下面において生じたガスや空気が前記流れ
に沿って基板外部に良好に排出されて、基板のはんだ面
や電子部品のはんだ部の全ての箇所に対して溶融はんだ
が良好に接触し、濡れ不良を生じることを防止できて、
良好なはんだ付けを行うことができる。
【0052】また、同一傾斜ラインに沿って並べられた
噴出口群内で隣り合う噴出口同士の搬送直交方向に関す
るオーバーラップ寸法よりも、互いに隣り合う噴出口群
における最上流列の噴出口と最下流列の噴出口との搬送
直交方向に関するオーバーラップ寸法の方が小さくなる
ように配置させたり、互いに隣り合う噴出口群における
最上流列の噴出口と最下流列の噴出口とが搬送直交方向
に関してオーバーラップしないように配置させたりする
ことで、溶融はんだの供給箇所に基板が搬送されてきた
際に、フラックスが気化してなるガスを生じたり空気が
混入したりすることがあっても、基板の下面において生
じたガスや空気が前記流れに沿って基板外部に良好に排
出されて、基板のはんだ面や電子部品のはんだ部の全て
の箇所に対して溶融はんだが良好に接触し、濡れ不良を
生じることを防止できて、良好なはんだ付けを行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかるはんだ噴流
装置の要部を示す平面図である。
【図2】(a),(b)は本発明の第2の実施の形態に
かかるはんだ噴流装置の要部を示す平面図と正面断面図
である。
【図3】同はんだ噴流装置における溶融はんだの流れ状
態などを示す拡大平面図である。なお、オーバーラップ
量を明確にするため、コイニング加工部分の外形線は省
いている。
【図4】(a),(b)は本発明の第3の実施の形態に
かかるはんだ噴流装置の要部を示す平面図と正面断面図
である。
【図5】同はんだ噴流装置における溶融はんだの流れ状
態などを示す拡大平面図である。
【図6】はんだ噴流装置の概略的な全体斜視図である。
【図7】はんだ噴流装置の概略的な正面断面図である。
【図8】(a),(b)は従来のはんだ噴流装置の要部
を示す平面図と正面断面図である。
【図9】同従来のはんだ噴流装置における溶融はんだの
流れ状態などを示す拡大平面図である。
【符号の説明】
1 一次噴流ノズル 21、31、51 波形成板 22、22A〜22C、32、32A〜32C、52、
52A〜52C噴出口 22a 周壁部分 23、33、53 噴出口群 A 基板搬送方向 B 搬送直交方向 C ピッチ間隔 L 傾斜ライン D、E オーバーラップ寸法 F、G、H 口径 J 溶融はんだ P 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B23K 1/08 320 B23K 1/08 320A (72)発明者 小野林 健 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 轟木 賢一郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定搬送方向に搬送される基板に対し
    て、複数の噴出口から溶融はんだを噴出させて、溶融は
    んだを供給するはんだ噴流装置であって、前記複数の噴
    出口の少なくとも一部の領域では、基板搬送方向に対し
    て相対的に上流側となる列と下流側となる列との複数列
    が設けられるとともに、基板搬送方向に対して傾斜し、
    かつ基板搬送方向に直交する搬送直交方向に対して第1
    の所定ピッチ間隔毎に配置された複数の傾斜ラインにほ
    ぼ沿うよう第2の所定ピッチ間隔毎に並べられて配置さ
    れ、前記第1の所定ピッチ間隔は前記第2の所定ピッチ
    間隔より大きいはんだ噴流装置。
  2. 【請求項2】 所定搬送方向に搬送される基板に対し
    て、複数の噴出口から溶融はんだを噴出させて、溶融は
    んだを供給するはんだ噴流装置であって、前記複数の噴
    出口の少なくとも一部の領域では、基板搬送方向に対し
    て相対的に上流側となる列と下流側となる列との複数列
    が設けられるとともに、基板搬送方向に対して傾斜し、
    かつ基板搬送方向に直交する搬送直交方向に対して所定
    ピッチ間隔毎に配置された複数の傾斜ラインにほぼ沿う
    ように並べられて配置され、さらに、同一傾斜ラインに
    沿って並べられた噴出口群内で隣り合う噴出口同士の搬
    送直交方向に関するオーバーラップ寸法よりも、互いに
    隣り合う噴出口群における最上流列の噴出口と最下流列
    の噴出口との搬送直交方向に関するオーバーラップ寸法
    の方が小さくなるように配置されてなるはんだ噴流装
    置。
  3. 【請求項3】 所定搬送方向に搬送される基板に対し
    て、複数の噴出口から溶融はんだを噴出させて、溶融は
    んだを供給するはんだ噴流装置であって、前記複数の噴
    出口の少なくとも一部の領域では、基板搬送方向に対し
    て相対的に上流側となる列と下流側となる列との複数列
    が設けられるとともに、基板搬送方向に対して傾斜し、
    かつ基板搬送方向に直交する搬送直交方向に対して所定
    ピッチ間隔毎に配置された複数の傾斜ラインにほぼ沿う
    ように並べられて配置され、さらに、互いに隣り合う噴
    出口群における最上流列の噴出口と最下流列の噴出口と
    が搬送直交方向に関してオーバーラップしないように配
    置されてなるはんだ噴流装置。
  4. 【請求項4】 噴出口は、基板に対して溶融はんだを供
    給するための一次噴流ノズルと、はんだ供給済みの基板
    から余分なはんだを除去するための二次噴流ノズルとを
    備えたはんだ噴流装置における一次噴流ノズルに設けら
    れてなる請求項1〜3の何れかに記載のはんだ噴流装
    置。
  5. 【請求項5】 複数列の噴出口が設けられている箇所は
    基板搬送方向に対して水平に配置されている請求項1〜
    4の何れかに記載のはんだ噴流装置。
  6. 【請求項6】 複数列の噴出口が設けられている箇所は
    基板搬送方向下流側ほど上方となる上り勾配に傾斜され
    ている請求項1〜4の何れかに記載のはんだ噴流装置。
  7. 【請求項7】 基板は所定の上り勾配の搬送方向に搬送
    され、各噴出口を基板搬送方向の下流側ほど小さな口径
    とさせている請求項6に記載のはんだ噴流装置。
  8. 【請求項8】 複数の噴出口は波形成板に形成され、波
    形成板における各噴出口の周壁部分が上方に突出されて
    いる請求項1〜7の何れかに記載のはんだ噴流装置。
  9. 【請求項9】 所定搬送方向に搬送される基板に対し
    て、複数の噴出口から溶融はんだを噴出させて、溶融は
    んだを供給し基板をはんだ付けするはんだ付け方法であ
    って、前記複数の噴出口の少なくとも一部の領域では、
    基板搬送方向に対して相対的に上流側となる列と下流側
    となる列との複数列が設けられるとともに、基板搬送方
    向に対して傾斜し、かつ基板搬送方向に直交する搬送直
    交方向に対して第1の所定ピッチ間隔毎に配置された複
    数の傾斜ラインにほぼ沿うよう第2の所定ピッチ間隔毎
    に並べられて配置され、前記第1の所定ピッチ間隔は前
    記第2の所定ピッチ間隔より大きく設定され、前記複数
    の噴出口から噴出された溶融はんだにより基板に配され
    た被接続部をはんだ付けすることを特徴とするはんだ付
    け方法。
  10. 【請求項10】 所定搬送方向に搬送される基板に対し
    て、複数の噴出口から溶融はんだを噴出させて、溶融は
    んだを供給し基板をはんだ付けするはんだ付け方法であ
    って、前記複数の噴出口の少なくとも一部の領域では、
    基板搬送方向に対して相対的に上流側となる列と下流側
    となる列との複数列が設けられるとともに、基板搬送方
    向に対して傾斜し、かつ基板搬送方向に直交する搬送直
    交方向に対して所定ピッチ間隔毎に配置された複数の傾
    斜ラインにほぼ沿うように並べられて配置され、さら
    に、同一傾斜ラインに沿って並べられた噴出口群内で隣
    り合う噴出口同士の搬送直交方向に関するオーバーラッ
    プ寸法よりも、互いに隣り合う噴出口群における最上流
    列の噴出口と最下流列の噴出口との搬送直交方向に関す
    るオーバーラップ寸法の方が小さくなるように配置さ
    れ、前記複数の噴出口から噴出された溶融はんだにより
    基板に配された被接続部をはんだ付けすることを特徴と
    するはんだ付け方法。
  11. 【請求項11】 所定搬送方向に搬送される基板に対し
    て、複数の噴出口から溶融はんだを噴出させて、溶融は
    んだを供給し基板をはんだ付けするはんだ付け方法であ
    って、前記複数の噴出口の少なくとも一部の領域では、
    基板搬送方向に対して相対的に上流側となる列と下流側
    となる列との複数列が設けられるとともに、基板搬送方
    向に対して傾斜し、かつ基板搬送方向に直交する搬送直
    交方向に対して所定ピッチ間隔毎に配置された複数の傾
    斜ラインにほぼ沿うように並べられて配置され、さら
    に、互いに隣り合う噴出口群内における最上流列の噴出
    口と最下流列の噴出口とが搬送直交方向に関してオーバ
    ーラップしないように配置され、前記複数の噴出口から
    噴出された溶融はんだにより基板に配された被接続部を
    はんだ付けすることを特徴とするはんだ付け方法。
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