JP2001040287A - 抗菌性塗膜および塗膜付基材 - Google Patents

抗菌性塗膜および塗膜付基材

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JP2001040287A JP11214186A JP21418699A JP2001040287A JP 2001040287 A JP2001040287 A JP 2001040287A JP 11214186 A JP11214186 A JP 11214186A JP 21418699 A JP21418699 A JP 21418699A JP 2001040287 A JP2001040287 A JP 2001040287A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面平坦性と基材との密着性に優れ、長
期間高い抗菌性能を維持することができる。 【解決手段】 抗菌性無機酸化物微粒子の濃度は、塗膜
の膜厚の1/2、好ましくは、膜厚の1/4より外表面
側で最高値をとり、この最高値は平均無機酸化物微粒子
濃度の1. 2倍以上とする。この結果、抗菌性無機酸化
物微粒子の全てが塗膜中に埋没することなく、寧ろ、塗
膜の外表面部位に偏在するので、高い抗菌性能を長期間
発現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抗菌性金属成分を
含有する無機酸化物微粒子が分散してなる抗菌性塗料組
成物を各種基材上に塗布、乾燥して得られる抗菌性塗膜
および同塗膜付基材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばクーラー、エアコン等の空
調機に使用される熱交換用アルミフィンには、抗菌性金
属成分を含有する無機酸化物微粒子が分散してなる抗菌
性塗料組成物を塗布、乾燥することにより、抗菌性塗膜
を形成することが行われている。当該塗料組成物は樹脂
組成物を成型する場合と比べて粘度が低いので、混練等
のように機械的なエネルギーを加えにくく、無機酸化物
微粒子の分散が不充分となるため、当該微粒子自体に高
い分散性が求められている。本発明者らは先に特開平7
−150075号公報において、抗菌性金属成分と該抗
菌性金属成分以外の無機酸化物とから構成される平均粒
子径が500nm以下の微粒子を含有する抗菌性塗料組
成物を提案した。当該抗菌性塗料組成物は塗膜形成剤の
種類によっては微粒子が均一に分散するものの、平均粒
子径が小さ過ぎて塗膜中に埋没し、抗菌性能を充分発現
しない場合があった。逆に、500nmを越えて大きな
平均粒子径を有する微粒子を用いた場合には、沈降等に
より塗膜の下部に微粒子が集まり、やはり抗菌性能が不
十分となり易い。
【0003】熱交換用アルミフィン等に抗菌性塗膜を形
成する場合は、熱交換効率を低下させないために塗膜を
薄膜化することが必要である。また、塗膜表面に付着し
て生成する水滴が容易に流下して除去されるためには、
塗膜表面が親水性(水塗れ性が良好)であるか疎水性で
あるかに拘わらず、塗膜表面が平坦であることが望まれ
る。特開昭55−164264号公報には、水塗れ性を
よくするために、アルミコイル表面に界面活性剤やシリ
カ粒子を含有する水性塗料を塗布した後、アルミフィン
の形状に加工することが提案されている。しかしなが
ら、この方法はシリカ粒子の存在により、加工する際の
金型の耐久性が低下するという問題がある。特開平4−
335992号公報には、シリカ粒子を混合した親水性
樹脂塗料に銅粉などの無機系抗菌剤を用いることが開示
されている。特開平9−3397号公報には、上記シリ
カに代えて平均粒子径が0. 5〜20μmの範囲にある
アルミナ粒子を用いることによって金型・加工工具の寿
命を長くできることが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、表面平坦性
と基材との密着性に優れた塗膜であって、長期間高い抗
菌性能を維持することができる抗菌性塗膜を提供するこ
とを、発明の解決課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、抗菌性金属成
分を含有し平均粒子径が3nm〜200nmの無機酸化
物微粒子が分散してなる抗菌性塗料組成物を基材上に塗
布、乾燥して得られる抗菌性塗膜において、該無機酸化
物微粒子の濃度が塗膜の膜厚の1/2より外表面側で最
高値をとることを特徴とするものである。前記無機酸化
物微粒子の濃度は、塗膜の膜厚の1/4より外表面側で
最高値をとることが好ましい。前記最高値は、前記塗膜
の平均無機酸化物微粒子濃度の1. 2倍以上であること
が好ましい。本発明に係る抗菌性塗膜付基材は、前記抗
菌性塗膜が表面に形成された基材である。
【0006】
【作用】抗菌性金属成分を含有する無機酸化物微粒子
は、塗膜中に均一に分散していても、塗膜中に埋没して
いては抗菌性能を充分発揮することはできない。本発明
に係る抗菌性塗膜では、抗菌性金属成分を含有する無機
酸化物微粒子の全てが塗膜中に埋没することなく、寧
ろ、塗膜の外表面部位に偏在するので、高い抗菌性能を
長期間発現することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
詳述する。 (1)抗菌性金属成分を含有する無機酸化物微粒子 本発明において抗菌性金属成分を含有する無機酸化物微
粒子は、抗菌性金属成分が無機酸化物と混合物または化
合物の形で微粒子を形成していても良いし、あるいは、
抗菌性金属成分が無機酸化物微粒子の表面に結合または
付着していても良い。該無機酸化物微粒子には、単一の
無機酸化物からなる微粒子の他、 複合酸化物や水酸化
物、あるいはこれらの混合物からなるものも含むものと
する。単一酸化物微粒子としては、Al2 3 、SiO
2 、TiO2 、ZrO2 等が例示される。複合酸化物微
粒子としては、SiO2 ・Al2 3 、TiO2 ・Al
2 3 、TiO2 ・SiO2 、TiO2 ・ZrO2 ・S
iO2 、SiO2 ・Al2 3 ・TiO2 、SiO2
Al2 3 ・MgO、などを含むものが例示され、特
に、SiO2 、Al2 3 、TiO2 、ZrO2 を含む
無機酸化物微粒子が好適である。
【0008】抗菌性金属成分としては、銀、銅、亜鉛、
錫、鉛、等が例示される。特に銀、銅、 亜鉛から選択
される一種以上の抗菌性金属成分は、抗菌作用、変色な
どの観点から好ましい。該微粒子中の抗菌性金属成分の
含有量は、酸化物として0.01〜50重量%の範囲に
あることが望ましい。前記無機酸化物微粒子の平均粒子
径は3nm〜200nmであることが必要である。3n
m未満では微粒子を塗膜の外表面部位に偏在させること
が難しくなる。他方、200nmより大きい場合には、
抗菌性能を発現させるために多量の微粒子を添加する必
要があるとともに、塗料組成物の透明性や色彩に悪影響
を及ぼす虞がある。無機酸化物微粒子の好ましい平均粒
子径は、4nm〜100nmの範囲である。
【0009】このような抗菌性無機酸化物微粒子はコロ
イド溶液として得られ、例えば、特開平6−80527
号公報あるいは特開平7−33616号公報に記載のコ
ロイド溶液を用いることができる。具体的には、前記し
た単一酸化物微粒子(コロイド粒子)および/または複
合酸化物粒子(コロイド粒子)の分散液に、前記した抗
菌性金属成分の金属化合物の水溶液を添加し、コロイド
粒子表面上に抗菌性金属成分を担持し、必要に応じて熟
成する方法である。このとき用いるコロイド溶液の濃度
は、無機酸化物としての濃度が0. 1〜30重量%、特
に、0. 5〜5重量%の範囲にあることが好ましい。
0. 1重量%未満では、抗菌性金属成分の担持割合が低
下することがあり、また生産効率が低い。他方、30重
量%を越えると抗菌性金属成分の担持状態が不均一にな
り抗菌性能が低下する虞がある。抗菌性金属成分の添加
量は、前記コロイド粒子の酸化物としての重量に対し
て、酸化物として0.01〜50重量%の範囲となるよ
うに添加することが好ましい。
【0010】なお、抗菌性金属成分を添加した後に熟成
する際の温度は、抗菌性金属成分を担持できれるもので
あれば特に制限はないが、30〜300℃の範囲にある
ことが好ましい。この範囲にあれば抗菌性金属成分が均
一に担持され、単分散した抗菌性無機酸化物コロイド溶
液が得られる。30℃未満では、抗菌性金属成分の析出
が遅く、担持割合が低いことがあり、300℃を越えて
も前記効果が更に増すこともなく、却って生産性が低下
し易い。上記コロイド溶液は洗浄して抗菌性金属成分の
金属化合物に由来する陰イオン等を除去するが、このと
きの洗浄方法に特に制限はなく、限外濾過法、イオン交
換樹脂法などが好ましい。洗浄後のコロイド溶液の濃度
は必要に応じて限外濾過法、蒸発濃縮等により調節する
ことができ、用いる増粘剤の種類によっても異なるが、
2〜50重量%の範囲とすることが好ましい。さらに好
ましい範囲は10〜50重量%の範囲である。2重量%
未満では、抗菌性塗料組成物の濃度が低くなり、所望膜
厚の塗膜を得るには重ね塗りを必要としたり、微粒子を
塗膜の外表面部位に偏在させることが難しくなる。他
方、50重量%を越えると、コロイド溶液の安定性が低
下し易い。
【0011】(2)抗菌性塗料組成物 本発明において抗菌性塗料組成物は、前記(1)で述べ
た抗菌性金属成分を含有する無機酸化物微粒子と、塗膜
形成剤と、必要に応じて用いられる溶剤とからなり、当
該抗菌性塗料組成物は、前記コロイド溶液(抗菌性無機
酸化物微粒子分散液)をこれらの塗膜形成剤や溶剤中に
添加したり、その他塗料組成物の製造工程、あるいは塗
膜を形成する任意の工程で添加混合して調製される。本
発明において抗菌性コロイド溶液はゲル化剤でゲル化さ
せて用いても良い。ゲル化剤としては、酸またはアルカ
リなどの電解物質あるいは一般に市販されている増粘剤
などが挙げられる。増粘剤としては、ケイ酸塩、モンモ
リロナイト、コロイド状アルミナなどの無機系増粘剤や
カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロースなどのセルロース誘導体、カゼ
イン、カゼイン酸ナトリウム、カゼイン酸アンモニウム
などのタンパク質、アルギン酸ナトリウム、ポリビニル
アルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸ナ
トリウム、ポリエーテル、無水マレイン酸共重合体など
の有機系増粘剤が例示される。なお、ゲル化剤(増粘
剤)のコロイド溶液に対するゲル化効果は、コロイド溶
液の固形分濃度が高いほど大きいので、予め抗菌性金属
成分を含有する無機酸化物微粒子が分散したコロイド溶
液の固形分濃度を5重量%以上、好ましくは10〜50
重量%の範囲に調製しておくことが望ましい。また、ゲ
ル化剤の添加量は、0.1〜20重量%、好ましくは
0.5〜5重量%の範囲が望ましい。
【0012】塗膜形成剤としては、天然樹脂、ゴム質、
合成樹脂などが使用され、溶剤としては、通常、水、植
物油、アルコール類、石油類、エステル類、ケトン類な
どが使用され、これらを使用することにより油性塗料、
酒精塗料、セルロース塗料、合成樹脂塗料、水性塗料、
ゴム系塗料などとすることができる。塗膜形成剤として
親水性樹脂を用い、溶剤として水を用いた親水性塗料と
すれば、これを空調機用熱交換アルミフィンの表面に塗
布、乾燥した抗菌性塗膜は水塗れ性がよく、塗膜表面に
付着生成する水滴が容易に流下除去され、高い熱交換率
を維持することができる。当該親水性樹脂としては、ポ
リアクリル酸樹脂、ポリマレイン酸樹脂、ポリアクリル
酸−ポリビニルアルコール共重合体などのアクリル系樹
脂、ポリビニルアルコール、変性ポリビニルアルコール
などのビニル系樹脂、ポリエチレングリコール、ポリエ
チレンオキシドなどのポリエーテル系樹脂などを挙げる
ことができる。これら樹脂は単独で用いても良いし、複
数を混合して用いても良い。さらに必要に応じてこれら
を従来公知の方法により変性して用いることもできる。
抗菌性無機酸化物微粒子の配合量は、0. 1〜10重量
%、特に0. 2〜5重量%とすることが好ましい。0.
1重量未満では抗菌性能が充分発揮されず、他方、10
重量%を越えても抗菌性能の向上が小さく、また塗膜強
度が低下し易くなるからである。抗菌性塗料組成物中に
は、必要により、界面活性剤、滑剤、着色剤等、公知の
添加剤を配合してもよい。
【0013】(3)基材 本発明において、基材自体には特別の制限はなく、ガラ
ス基材、金属基材、樹脂基材、セラミックス基材、木製
基材などが挙げられる。特に、平坦性、密着性、高熱交
換効率、透明性、薄膜性などが要求される基材に対して
好適である。
【0014】(4)塗膜および塗膜中の抗菌性無機酸化
物粒子の分布 本発明の抗菌性塗膜は前記(2)で述べた抗菌性塗料組
成物を基材上に塗布、乾燥し、所望により加熱処理して
得られる。抗菌性塗膜中の無機酸化物微粒子はその濃度
の最高値が、塗膜の膜厚方向において膜厚の1/2、好
ましくは1/4より外表面側にある。従って、無機酸化
物微粒子は塗膜の外表面側に偏在し、微粒子の表面の一
部が塗膜の表面から露出した微粒子の割合が増加し、こ
の結果、粒径の大きな抗菌性粒子が塗膜の基材寄り(下
部)に沈降して存在する場合や、抗菌性微細粒子が膜厚
方向に均一に分布する場合と比較して、抗菌性能が長期
に亘って効率的に発現するものと考えられる。前記最高
値は、塗膜の平均無機酸化物微粒子濃度の1. 2倍以上
であることが好ましい。1. 2倍未満では、膜厚方向に
均一に分布する場合と大差がない。なお、本発明の抗菌
性塗膜の膜厚は、抗菌性、その他親水性等の特性を発現
できれば薄膜であることが好ましいが、概ね0. 05〜
5μmの範囲である。
【0015】(5)塗膜の製造方法 先ず、抗菌性塗料組成物を基材に塗布する。塗布方法と
しては特に制限はなく、従来公知の塗布方法を採用する
ことができ、スプレー法、バーコート法、ロールコータ
ー法、ディッピング法、フレキソ印刷法等が挙げられ
る。なお、塗布前に塗料組成物をホモジナイザー、コロ
イドミルなどでメカニカル分散処理し、均一化して用い
ることもできる。また、必要に応じて基材を加熱しなが
ら塗布することもできる。この場合、抗菌性塗料組成物
の組成等によっても異なるが、塗布された抗菌性塗料組
成物の粘度が低下したり、乾燥速度を変えることができ
るので塗膜形成性が向上し、得られる塗膜の強度や平坦
性、密着性、透明性が向上したり、抗菌性無機酸化物微
粒子がより塗膜表面に分布することがある。
【0016】塗布後、95〜180℃、好ましくは95
〜150℃で乾燥する。95℃未満では乾燥速度が遅い
ために、無機酸化物微粒子が塗膜中で均一に分布し易く
なる。他方、180℃を越えると無機酸化物微粒子は一
層塗膜の外表面に分布するものの、乾燥速度が速すぎて
塗膜にクラックが発生したり、塗膜の強度や平坦性、密
着性、透明性などが低下する虞がある。乾燥後は、必要
に応じて加熱処理することが好ましい。加熱処理温度
は、用いる基材によっても異なるが、上記乾燥温度より
高く、基材の軟化点以下であって、概ね100〜400
℃の範囲が好ましい。このような温度範囲で加熱処理す
ることによって、樹脂の硬化反応、架橋反応が促進さ
れ、充分な強度、密着性を有する塗膜が得られる。ま
た、乾燥の前後あるいは加熱処理の前後で、必要に応じ
て紫外線照射を行うこともできる。
【0017】
【実施例】以下に実施例を示す。実施例1 (抗菌性コロイド溶液の調製)市販の濃度20重量%の
シリカ・アルミナコロイド溶液(触媒化成工業(株)
製:カタロイドーUSBB―120)を水で希釈してシ
リカ・アルミナ濃度1.0重量%のコロイド溶液(ゾ
ル)2000gとした。一方、試薬の硝酸銀を17.3
g採取し、これに水623.7gを加えて希釈し、銀酸
化物としての濃度が1.0重量%の硝酸銀水溶液を調製
した。前記コロイド溶液を60℃に加温し、攪拌しなが
ら、これに前述の硝酸銀水溶液を20cc/分の速度で
添加した。次いで該コロイド溶液を90℃で3時間加熱
熟成した。このコロイド溶液を限外濾過装置を用いて3
リットルの純水で洗浄し、その後、濃度10重量%にな
るまで濃縮して、酸化銀として10重量%の抗菌性銀成
分を含有するシリカ・アルミナコロイド粒子が分散した
抗菌性無機酸化物水性コロイド溶液(C1)を得た。コ
ロイド溶液(C1)の分散質である微粒子の平均粒子径
は15nmであった。
【0018】(抗菌性塗料組成物の調製)親水性アクリ
ル系樹脂としてアルマテックスE(三井東圧化学(株)
製、Z112、不揮発分45%)、コロイド溶液(C
1)、界面活性剤(北興化学(株)製、ホクスターH
P)と水を、表1に示す割合となるように配合して抗菌
性塗料組成物(P1)を調製した。 (塗膜の形成)厚さ0. 105mmの工業用純アルミニ
ウム板を脱脂、苛性処理し、充分水で洗浄して乾燥した
アルミニウム基材表面に、抗菌性塗料組成物(P1)を
バーコーター法により塗布し、120℃で2分間乾燥し
た。次いで200℃で20秒間加熱処理して抗菌性塗膜
(F1)を形成した。
【0019】(抗菌性塗膜の評価)抗菌性塗膜(F1)
について以下の評価を行い、評価結果を表2に示した。 密着性 JIS K 5400に基づく碁盤目試験にて評価した。密着性
は、10×10の升目100個中の剥離しなかった升目
の数で表した。 平坦性 触針式表面荒さ計(東京精密(株)製:サーフコム)で
表面の平均荒さを評価した。 抗菌性微粒子の垂直分布 ESCA(VGシステムズ(株)製:ESCALAB
2201xL)により塗膜の表層部から10nm毎にエ
ッチングし、このときの抗菌性無機酸化物水性コロイド
粒子に由来する元素の割合を、使用量から求められる平
均含有量に対して求めた。 親水性 接触角計(協和界面化学(株)製:CA−A型)を用
い、液滴法により測定した。具体的には、接触角計の架
台に抗菌性塗膜付基材を水平にセットし、純水をマイク
ロシリンジで滴下後30秒〜1分の間に接触角を測定し
た。
【0020】抗菌性能 a.加工品の24時間後における生菌数(A)の測定 大腸菌と黄色葡萄状球菌を1/500NB培地(肉エキ
ス10mg/Lとペプトン20mg/Lと塩化ナトリウ
ム10mg/Lからなる)に懸濁させ、その0. 5mL
を大きさ5cm×5cmの抗菌性塗膜(F1)上に滴下
し、フィルムで被覆した後、35℃で24時間放置後、
生菌数(A)を測定した。 b.未加工品の24時間後における生菌数(B)の測定 抗菌性無機酸化物水性コロイド溶液(C1)を配合しな
かった以外は同様にして調製した塗料組成物(P0)を
用い、上記操作と同様にしてアルミニウム基材表面に塗
膜(F0)を形成した。この塗膜(F0)に対して、上
記加工品と同様にして24時間後における生菌数(B)
を測定した。上記a、bの測定結果を基に、次式により
死滅率を求めた。 死滅率(%)=100×A/B 長期抗菌性能 加速試験として、容器中に50℃に保った純水を入れ、
その中に5cm四方にカットした抗菌性塗膜(F1)、
塗膜(F0)が形成された基材の夫々を浸漬し、16時
間放置した。次いでこれらを取り出して乾燥し、抗菌性
能(1)と同様にして死滅率を測定した。
【0021】実施例2 実施例1で調製したコロイド溶液(C1)に市販の増粘
剤(サンノプコ(株)製、SNシックナーA−818)
を2重量%添加して攪拌混合し、ゲル化した。このゲル
化したコロイド溶液(G2)を用いた以外は実施例1と
同様にして表1に示す配合比の抗菌性塗料組成物(P
2)を調製した。抗菌性塗料組成物(P2)を用いた以
外は実施例1と同様にして抗菌性塗膜(F2)を形成
し、これを実施例1と同様に評価した。
【0022】実施例3 抗菌性無機酸化物水性コロイド溶液(触媒化成工業
(株)製、アトミーボールL、平均粒子径10nm、固
形分濃度1. 5重量%、固形分の組成3. 0重量%Ag
O・97重量%TiO2 )中に、市販の増粘剤(サンノ
プコ(株)製、SNシックナーA−818)を2重量%
となるように添加して攪拌混合し、ゲル化した。このゲ
ル化したコロイド溶液(G3)を用いた以外は実施例1
と同様にして表1に示す配合比の抗菌性塗料組成物(P
3)を調製した。抗菌性塗料組成物(P3)を用いた以
外は実施例1と同様にして抗菌性塗膜(F3)を形成
し、これを実施例1と同様に評価した。
【0023】実施例4 抗菌性無機酸化物水性コロイド溶液(触媒化成工業
(株)製、アトミーボールS、平均粒子径5nm、固形
分濃度1. 5重量%、固形分の組成3. 0重量%AgO
・97重量%TiO2 )に市販の増粘剤(サンノプコ
(株)製、SNシックナーA−818)を2重量%とな
るように添加して攪拌混合し、ゲル化した。このゲル化
したコロイド溶液(G4)を用いた以外は実施例1と同
様にして表1に示す配合比の抗菌性塗料組成物(P4)
を調製した。抗菌性塗料組成物(P4)を用いた以外は
実施例1と同様にして抗菌性塗膜(F4)を形成し、こ
れを実施例1と同様に評価した。
【0024】実施例5 実施例3で用いた親水性アクリル系樹脂に代えてポリエ
ステル樹脂を用いた以外は実施例3と同様にして、表1
に示す配合比の抗菌性塗料組成物(P5)を調製し、抗
菌性塗膜(F5)を形成した。これを実施例1と同様に
評価した。
【0025】実施例6 実施例3で用いた親水性アクリル系樹脂に代えてポリビ
ニルアルコール樹脂を用いた以外は実施例3と同様にし
て、表1に示す配合比の抗菌性塗料組成物(P6)を調
製し、抗菌性塗膜(F6)を形成した。これを実施例1
と同様に評価した。
【0026】比較例1 市販の粉末状抗菌剤(触媒化成工業(株)製、AIS―
NAZ320、平均粒子径2μm)を用いた以外は実施
例1と同様にして、表1に示す配合比の抗菌性塗料組成
物を調製し、実施例1と同様にして抗菌性塗膜を形成し
た。これを実施例1と同様に評価した。
【0027】比較例2 結晶性アルミノシリケートゼオライト粉末(触媒化成工
業(株)製、T−90、平均粒子径1μm)を水に分散
してシリカ・アルミナとしての濃度が1.0重量%のゼ
オライト分散液2000gを調製した。一方、試薬硝酸
銀17.3gを採取し、これに水623.7gを加えて
希釈し、銀酸化物としての濃度が1.0重量%の硝酸銀
水溶液を調製した。前記ゼオライト分散液を60℃に加
温し、攪拌しながら、これに前述の硝酸銀水溶液を20
cc/分の速度で添加した。次いで該ゼオライト分散液
を90℃で3時間加熱熟成を行った。このゼオライト分
散液を限外濾過装置を用いて3リットルの純水で洗浄
し、乾燥後、抗菌性銀成分を酸化物として10重量%含
有する抗菌性ゼオライト粒子粉末を調製した。この抗菌
性ゼオライト粒子粉末を用いた以外は実施例1と同様に
して、表1に示す配合比の抗菌性塗料組成物を調製し、
実施例1と同様にして抗菌性塗膜を形成した。これを実
施例1と同様に評価した。
【0028】比較例3 実施例1の抗菌性塗膜の形成において、乾燥温度を80
℃とした以外は実施例1と同様にして抗菌性塗膜を形成
し、これを実施例1と同様に評価した。
【0029】比較例4 実施例1の抗菌性塗膜の形成において、乾燥をを230
℃で2分間行い、その後の加熱処理を行わなかった以外
は実施例1と同様にして抗菌性塗膜を形成し、これを実
施例1と同様に評価した。
【0030】
【表1】 微粒子 抗菌成分 塗料組成物配合比(wt) 乾 燥 種類 粒径 含有量 樹脂 抗菌性 界面 温度 時間 (nm) (wt%) 微粒子 活性剤 (℃) (分) 実施例1 SiO2Al2O3 15 10 95.6 2.2 2.2 120 2 実施例2 SiO2Al2O3 15 10 95.6 2.2 2.2 120 2 実施例3 TiO2 5 3 95.6 2.2 2.2 120 2 実施例4 TiO2 10 3 95.6 2.2 2.2 120 2 実施例5 TiO2 5 3 95.6 2.2 2.2 120 2 実施例6 TiO2 5 3 95.6 2.2 2.2 120 2 比較例1 Si-Al-Mg 2000 1.5 95.6 2.2 2.2 120 2 比較例2 Zeolite 1000 3 95.6 2.2 2.2 120 2 比較例3 SiO2Al2O3 15 10 95.6 2.2 2.2 80 2 比較例4 SiO2Al2O3 15 10 95.6 2.2 2.2 230 2
【0031】
【表2】 膜厚 密着性 平坦性 最高値 接触角 抗菌性 長期抗菌性 の深さ 大腸 葡萄 大腸 葡萄 (μm) (μm) (μm) (度) 実施例1 1 100/100 0.03 0.21 20 100 100 100 100 実施例2 1 100/100 0.03 0.19 20 100 100 100 100 実施例3 1 100/100 0.04 0.15 20 100 100 100 100 実施例4 1 100/100 0.09 0.18 20 100 100 100 100 実施例5 1 100/100 0.05 0.12 18 100 100 100 100 実施例6 1 100/100 0.05 0.13 6 100 100 100 100 比較例1 1 50/100 0.28 0.65 35 100 70 100 50 比較例2 1 80/100 0.21 0.70 30 94 80 91 76 比較例3 1 100/100 0.03 0.65 15 98 90 95 85 比較例4 1 70/100 0.11 0.50 25 95 93 95 90
【0032】
【発明の効果】本発明の抗菌性塗膜によれば長期間高い
抗菌性能を維持することができる。また、表面平坦性と
基材との密着性に優れているので、熱交換アルミフィン
用の抗菌性塗膜として好適である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抗菌性金属成分を含有し平均粒子径が3
    nm〜200nmの無機酸化物微粒子が分散してなる抗
    菌性塗料組成物を基材上に塗布、乾燥して得られる抗菌
    性塗膜において、該無機酸化物微粒子の濃度が塗膜の膜
    厚の1/2より外表面側で最高値をとることを特徴とす
    る抗菌性塗膜。
  2. 【請求項2】 前記無機酸化物微粒子の濃度が塗膜の膜
    厚の1/4より外表面側で最高値をとる請求項1記載の
    抗菌性塗膜。
  3. 【請求項3】 前記最高値が、前記塗膜の平均無機酸化
    物微粒子濃度の1.2倍以上である請求項1または請求
    項2記載の抗菌性塗膜。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3記載の抗菌性塗膜が
    表面に形成されてなる基材。
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