JP2001039379A - 電動補助自転車 - Google Patents
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Abstract
置と低重心化を可能にした電動補助自転車を提供する。 【解決手段】 ペダルから入力された踏力に応じた補助
動力をチェーンへ入力する電動補助ユニット86を備え
た電動補助自転車において、自転車フレームのシートポ
スト71の高さ同等の直径を有する車輪73、78と、
前記電動補助ユニット86の出力軸に設けられ、クラン
ク軸83よりも後方でチェーンに歯合される駆動スプロ
ケット84と、前記シートポスト71背部に搭載されて
電動補助ユニット86を駆動するバッテリ2とを設け
た。
Description
れた踏力に応じた補助動力をチェーンへ入力する電動補
助ユニットを備えた電動補助自転車に係り、既存の自転
車フレームに大きな設計変更を加えることなく電動補助
ユニットを後付けすることで構成され、重心位置が低く
抑えられた電動補助自転車に関する。
ることなく電動補助ユニットを後付けし、その補助動力
をチェーンラインから入力するようにした電動補助自転
車が、たとえば実公昭48−33175号公報に開示さ
れている。
比較的大径の車輪を装備した自転車を対象としており、
補助動力がクランク軸後方のチェーンラインに入力され
る。しかしながら、重量物であるバッテリを、フレーム
上のデットスペースを有効利用しながら他の重量物と共
に集中配置しようという技術思想がなかった。
では、補助動力をクランク軸後方のチェーンラインに入
力しようとしても、シートポストと後輪軸とを連結する
リヤステーやリヤフォークが、シートポストの上部から
急角度で後部下方へ延びることになるので、シートポス
トの後方に重量物の搭載空間を確保することが難しかっ
た。さらに、電動補助ユニットの構成部品のうち、重量
物である駆動モータの電動補助ユニット内での配置につ
いも、重心位置を考慮した配置が行われていなかった。
を解決し、車輪径の大小にかかわらず、重量物の集中配
置と低重心化とを車体上のデッドスペースを有効利用し
ながら可能にした電動補助自転車を提供することにあ
る。
ために、本発明は、ペダルから入力された踏力に応じた
補助動力をチェーンへ入力する電動補助ユニットを備え
た電動補助自転車において、以下のような手段を講じた
点に特徴がある。
等の直径を有する車輪と、前記電動補助ユニットの出力
軸に設けられ、クランク軸よりも後方でチェーンに歯合
される駆動スプロケットと、前記シートポスト背部に搭
載されて前記電動補助ユニットを駆動するバッテリとを
含むことを特徴とする。
る車輪と、前記電動補助ユニットの出力軸に設けられ、
クランク軸よりも後方でチェーンに歯合される駆動スプ
ロケットと、前記シートポスト前面に搭載されて前記電
動補助ユニットを駆動するバッテリとを含むことを特徴
とする。
車輪を備えた自転車において、電動補助ユニットをクラ
ンク軸の後方に配置することによりシートポスト背部に
必然的に生じるデッドスペースを有効利用してバッテリ
を搭載することが可能となり、さらには、このバッテリ
が電動補助ユニットに近接配置されることになるので、
重量物の集中配置と低重心化が可能になる。
車輪を備えた自転車では、シートポスト背面に生じるデ
ッドスペースが小さいのでバッテリがシートポスト前面
に配置され、このバッテリは電動補助ユニットに近接配
置されることになるので、重量物の集中配置が可能とな
り、さらにはバッテリの脱着も容易になる。
細に説明する。図1は、本発明の一実施形態である電動
補助自転車の側面図であり、バッテリ2をシートポスト
71の前方(F)に搭載し、電動補助ユニット86が発
生する補助動力を、クランク軸83よりも前方(F)で
チェーンラインに入力する構造(F/F構造)の電動補
助自転車の一例を示している。
ー91を取り外した状態でのクランク軸83周辺の部分
側面図であり、図3は、自転車フレーム67への電動補
助ユニット86の固定方法を示した構成図である。
の自転車用に設計・製造された既存の自転車用フレーム
であり、前端のヘッドパイプ68と、ヘッドパイプ68
から後下りに車体前方から後方へ延びるダウンパイプ
(メインフレーム)69と、ダウンパイプ69の後端に
固着されて左右に延びる支持パイプ66(図3)と、支
持パイプ66から上方に立上がるシートポスト71とを
備える。
2が操向可能に支承され、フロントフォーク72の下端
に前輪73が軸支されている。フロントフォーク72の
上端には操向ハンドル74が設けられている。シートポ
スト71から後方側に延出される左右一対のリヤフォー
ク70の後端間には、駆動輪としての後輪78が軸支さ
れている。左右一対のステー77は、リヤフォーク70
の後端からシートポスト71を経由してダウンパイプ6
9に達する。シートポスト71には、上端にシート76
を備える支持軸75が、シート76の上下位置を調整可
能として装着されている。
部には、電動補助ユニット86へ電力を供給するバッテ
リ2が、後に詳述するバッテリホルダ87により着脱可
能に固定されている。バッテリホルダ87は、シートポ
スト71に形成された各左右一対のボス71A,71B
において固定される。
軸に貫通するクランク軸83の左端および右端には一対
のクランクペダル79が連結される。クランクペダル7
9に加えられた踏力はクランク軸83へ伝達され、ペダ
ルスプロケット80を介してチェーン82へ入力され
る。ペダルスプロケット80には、自転車フレーム67
と同色に塗装されたスプロケットカバー64が装着され
ている。
れる既存の自転車フレームに若干の加工を施すのみで各
自転車フレームへ適用できるように、図3に示したよう
に、自転車フレーム67への固定用に供されるボス34
(34A、34B、34C)の形成スペースを少なくと
も3か所33A、33B、33Cに備え、車両構造や自
転車フレームの形状に応じて、いずれか2つのボス34
のみを選択的に利用して自転車フレーム67へ固定され
る。前記各ボスの形成スペース33A、33B、33C
を結ぶ線分は仮想的な三角形を形成する。
びダウンパイプ69には、それぞれフランジ35A、3
5Bが、溶接等の適宜の手法により後付け固定されてい
る。前記電動補助ユニット86は、前記3か所のボス形
成スペース33A、33B、33Cの内の2か所33
A、33Bに形成された2つのボス34A、34Bを、
それぞれ前記フランジ35A、35Bに対してネジ止め
することにより、その駆動スプロケット84がクランク
軸83よりも前方においてチェーン82と歯合するよう
に、その位置および姿勢を固定される。
ペース33Cには、図示したように、利用しないボス3
4Cを他のボス34A、34Bと同様に形成しておいて
も特に不都合はないが、図3に併記したように、電動補
助ユニット86のケースを鋳造(あるいは鍛造等)する
際に、前記ボス形成スペース33A、33Bのみにフラ
ンジ35A、35Bを選択的に形成し、当該自転車フレ
ーム67への固定に不要なボス34Cはボス形成スペー
ス33Cに形成しないようにしても良い。
ロケット68、電動補助ユニット86で駆動される駆動
スプロケット84および後輪78の車軸に設けられた被
動スプロケット81に巻掛けられている。チェーン82
に張力を与えるテンショナ36の2つのスプロケット3
7A、37Bは、ペダルスプロケット68および被動ス
プロケット70間でチェーン72に噛合されている。前
記テンショナ36は、自転車フレーム67のリヤフォー
ク70に形成されたボス32にネジ止め固定される。
転車用に設計・製造された既存の自転車フレームに電動
補助ユニット86を後付けし、その電動補助動力を駆動
スプロケット84によりチェーンラインへ入力する構造
では、チェーン82の張架部およびペダルスプロケット
80のみならず、駆動スプロケット84もチェーンカバ
ーにより同様に覆う必要がある。
1を、図1に示したように、主に駆動スプロケット84
を覆う駆動スプロケットカバー部92Aと、主にチェー
ン82の張架部を覆うチェーンカバー部92Bと、主に
ペダルスプロケット80の上側半分を覆うペダルスプロ
ケットカバー部92Cとで一体に形成している。このよ
うな構成によれば、電動補助動力がチェーンラインから
入力されるように構成(改造)された電動補助自転車の
チェーンおよび各スプロケットを、部品点数を増やすこ
となく簡単な構成で確実に覆うことができる。
ンカバー91でチェーン82および各スプロケット8
0,84を全て覆うようにすると、駆動スプロケット8
4を覆う駆動スプロケットカバー部92Aが追加された
分だけ、チェーンカバー91が従来の見慣れた形状から
乖離した異形状となり、これが視覚的に違和感を生じさ
せる場合があり得る。
84を覆うスプロケットカバー部92Aに、駆動スプロ
ケット84の外形状に合わせて円形状の色彩加工および
凹凸加工を施し、これを装飾の一部として積極的に利用
することで、上記した違和感を緩和させるようにしてい
る。
り、図5は前記バッテリ2の正面図である。バッテリ2
は複数のバッテリセル(図示せず)、およびバッテリセ
ルを収容した略直方体のバッテリパック426を有して
いる。バッテリパック426は、その長手方向に沿った
割面427で2分割されたパック部分426R,426
Lからなり、これらパック部分426R,426Lは割
面427を境に対称形状となっている。
極および負極にそれぞれ接続された端子428,429
が、前記割面427に対して対称位置に露出して配置さ
れている。バッテリパック426の正面寄り頂部には、
後述するスロット4に設けられたロック装置に係合する
係合穴430が形成されている。また、バッテリ2をス
ロット4に収容するときのスロット4の壁面との摺動
性、および収容した後の安定性を確保するため、バッテ
リパック426の底面両側には、長手方向に延びた筋状
凸部441が形成されている。
42を利用してボルト(図示せず)で一体に組み付ける
ことができる。溝444は持ち運びの際の手掛かりとな
り、把持操作性の向上に貢献する。また、バッテリパッ
ク426の横断面形状の寸法は、人が手でつかみ易いよ
うに、いわゆる手のひらサイズに設定されている。例え
ば、正面から見たときの高さhは約80mmであり、幅
bが手のひらサイズの約55mmである。
45は、バッテリ2を当該車両に搭載したときに、鍵の
一部をなすワイヤまたはロープ部分を通すのに利用でき
る。また、バッテリパック426の角に形成された凹状
部446は、バッテリ2を電動アシスト自転車に搭載し
たときに、バッテリ2を車体に固定するのに利用される
引掛部となる。
図、図7は、バッテリ2が搭載されていない状態での側
面図であり、図8は、バッテリ2が搭載されている状態
での側面図である。
テリ2が載置される受皿部871と、受皿部871の一
側面から上方へ延設された背板部872と、前記背板部
872の端部から切り起されてバッテリ2を左右方向に
位置決めする左右一対の側板部873と、前記側板部8
73とは逆側に切り倒された左右一対の第1フランジ部
874と、前記受皿部871の両側面から前記背板部8
72を越えて延設された左右一対の第2フランジ部87
5とを含む。当該バッテリホルダ87は、前記第1およ
び第2フランジ部874、875において、シートフレ
ーム71に設けられた前記ボス71A,71Bにボルト
895,896により固定されている。
71と前後反対側(本実施形態では後側)には、バック
ル88が左右方向の揺動軸893により、前記第1フラ
ンジ部874に対して揺動自在に軸支されている。止め
輪89の両端は前記バックル88の前記揺動軸893か
ら離れた偏心位置92で保持されている。受皿部871
の底には、前記バッテリ2の端子428,429と電気
的に接触する一対の円柱状電極808、809が露出し
ている。
記端子428,429の形成面を下にして受皿部871
上に収納される。これにより、バッテリ2がバッテリホ
ルダ87に対して位置決めされ、バッテリ2の各端子4
28,429および受皿部871の各電極808、80
9が電気的に接触する。前記受皿部871の下方には前
記電極808、809と接続された給電部90が設けら
れ、この給電部90から給電ライン110を経由して電
動補助ユニット86へ電力が供給される。
輪89をバッテリ2の上端部に形成された前記凹状引掛
部446に引掛け、かつバックル88を図7に示された
位置から図8に示された位置まで回動させることによ
り、シートポスト71に対して確実に固定される。前記
受皿部87には、バッテリパック426の貫通孔445
に適合する孔92が形成されており、図9に示したよう
に、この孔92およびバッテリパック426の貫通孔4
45に施錠ワイヤ53を通し、さらに後輪78にかけ渡
して施錠することにより、当該電動補助自転車自身のみ
ならず、バッテリ2の盗難も同時に防止できる。
は、上記したような円柱形状電極808、809に限定
されず、例えば図10に示した各電極818,819の
ように、AC100Vの家庭用コンセントに装着される
ACプラグと同様の規格を有する汎用的な平型電極であ
っても良い。
2の電動補助自転車の側面図であり、前記と同一の符号
は同一または同等部分を表している。
の前方(F)に搭載し、電動補助ユニット86が発生す
る電動補助動力をクランク軸83よりも前方(F)でチ
ェーンラインに入力するF/F構造であるが、自転車フ
レームの構造およびチェーンカバー91の形状が、前記
第1実施形態とは若干異なっている。
ーム67と電動補助ユニット86との固定方法を示した
構成図であり、図13は、前記図11の電動補助自転車
を背面から見込んだ側面図である。
常の自転車用に設計・製造された既存の自転車フレーム
であり、図12に示したように、自転車フレーム67の
支持パイプ24およびダウンパイプ69には、それぞれ
フランジ35A、35Bが後付け固定されている。前記
電動補助ユニット86は、前記3か所のボス形成スペー
ス33A、33B、33Cの内の2か所33A、33B
に形成された2つのボス34A、34Bを、それぞれ前
記フランジ35A、35Bに対してネジ止めすることに
より、その駆動スプロケット84がクランク軸83より
も前方においてチェーン82と歯合するように、その位
置および姿勢を固定される。
成スペース33Cに形成されているが、第1実施形態の
場合と同様に、その形成を予め省略しても良い。
に固有の適所にフランジ35A、35Bを後付け固定す
ることにより、自転車フレームの形状にかかわらず同一
の電動補助ユニット86を補助動力源として用いること
ができる。したがって、既存の自転車フレームに若干の
加工を施すのみで、同一の電動補助ユニット86を各自
転車フレームで共用することができる。
1が、図11に示したように、駆動スプロケット84を
覆う駆動スプロケットカバー部92Aと、チェーン82
の張架部を覆うチェーンカバー部92Bと、ペダルスプ
ロケット80の上側半分を覆うペダルスプロケットカバ
ー部92Cとを一体に形成して構成されるが、第1実施
形態とは異なり、従来からあるペダルスプロケット80
の輪郭相当領域に濃色の色彩を施し、駆動スプロケット
84の領域には特にアクセントを設けず、駆動スプロケ
ット84の存在を意識させない形状としている。
/F型電動補助自転車の他の実施形態の側面図であり、
前記と同一の符号は同一または同等部分を表している。
自転車フレーム67に対する電動補助ユニット86の取
付方法は上記した各実施形態と同様なので、ここではチ
ェーンカバー91の特徴についてのみ説明する。
は、駆動スプロケット84、チェーン82の張架部およ
びペダルスプロケット80を単一のチェーンカバー91
で完全に覆っている。また、駆動スプロケット84の存
在を目立たせないように、チェーンカバー部92Bおよ
びペダルスプロケットカバー部92Cは同一の明色と
し、駆動スプロケットカバー部92Aは、その他の部分
と連続する一体的な形状で同一の濃色としている。
は、駆動スプロケット84、チェーン82の張架部およ
びペダルスプロケット80を単一のチェーンカバー91
で完全に覆うと共に、駆動スプロケット84の存在を目
立たせないように、駆動スプロケットカバー部92A
は、チェーンカバー部92Bと連続する一体的な形状で
同一色としている。
は、駆動スプロケット84およびチェーン張架部を単一
のチェーンカバー91で完全に覆い、駆動スプロケット
84の存在が目立たないように、駆動スプロケットカバ
ー部92Aはチェーンカバー部92Bと同色としてい
る。
スプロケットカバー部92Aが目立たなくなるので、駆
動スプロケットカバー部92Aが追加されたことによる
違和感が緩和され、かつ駆動スプロケットカバー部92
Aの存在に左右されないデザインが可能になる。
助自転車の側面図であり、前記と同一の符号は同一また
は同等部分を表している。
製造された既存の自転車フレームを用いるが、本実施形
態のように、シートポスト71の高さと同等の直径を有
する大径の車輪を装備する自転車では、シートポスト7
1と後輪78との間、およびシートポスト71とクラン
ク軸83との間に比較的広い空間を確保できる。そこ
で、本実施形態ではバッテリ2を上記した各実施形態と
は逆にシートポスト71の後方(R)に搭載し、電動補
助ユニット86が発生する電動補助動力も、上記した各
実施形態とは逆に、クランク軸83よりも後方(R)で
チェーンラインに入力するR/R構造を採用した。
ーム67と電動補助ユニット86との固定方法を示した
構成図であり、図19は、前記図17の電動補助自転車
を背面から見込んだ側面図である。
自転車フレーム67の支持パイプ24およびリヤフォー
ク70に、それぞれにフランジ35C、35Bが後付け
固定されており、前記電動補助ユニット86は、前記3
か所のボス形成スペース33A、33B、33Cの内の
2か所33C、33Bに形成された2つのボス34C、
34Bを、それぞれ前記フランジ35C、35Bに対し
てネジ止めすることにより、その駆動スプロケット84
がクランク軸83よりも後方でチェーン82と歯合する
ように位置決めされる。なお、本実施形態ではボス形成
スペース33Aに形成されるべきボス34Aの形成が省
略されている。
うに、駆動スプロケットカバー部92A、チェーンカバ
ー部92Bおよびペダルスプロケットカバー部92Cを
一体に形成して構成され、駆動スプロケットカバー部9
2Aを他の部分と同一色とすることで、駆動スプロケッ
トカバー部92Aと他のカバー部92B,92Cとに一
体感を持たせている。
背部に必然的に生じるデッドスペースにバッテリ2が搭
載され、クランク軸後方のデッドスペースにおいて駆動
スプロケット84が露出するように電動補助ユニット8
6をフレーム中央部の下方に配置することができるの
で、重量物の集中配置と低重心化が可能になる。
86の駆動モータは、その回転軸が自転車の幅方向に指
向するように配置されているので、駆動モータを、その
回転軸が上下方向に指向するように配置する場合に比べ
て、車両の重心位置を低く抑えることができる。しか
も、電動補助ユニット86の上下方向の幅(高さ)を短
く抑えられるので、電動補助ユニット86上方にバッテ
リ2の搭載空間を広く確保することができる。
86の駆動モータを、電動補助ユニット86内において
駆動スプロケット84よりも下方に配置し、駆動スプロ
ケット84は、チェーンの下側部に歯合されるようにし
たので、自転車の重心位置をさらに低くすることが可能
になる。
車両の他の実施形態の側面図であり、前記と同一の符号
は同一または同等部分を表している。自転車フレーム6
7に対する電動補助ユニット86の取付方法は上記した
各実施形態と共通なので、ここではチェーンカバー91
の特徴について説明する。
は、前記駆動スプロケット84、チェーン82の張架部
およびペダルスプロケット80の上部が単一のチェーン
カバー91で覆われている。また、本実施形態では、駆
動スプロケットカバー部92Aを、駆動スプロケット8
4の外形状に合わせた円形状とし、これを装飾の一部と
して積極的に利用している。
は、前記駆動スプロケット84、チェーン82の張架部
およびペダルスプロケット80を単一のチェーンカバー
91で完全に覆うと共に、駆動スプロケット84の存在
が目立たないように、駆動スプロケットカバー部92A
をペダルスプロケットカバー部92Cと同じ濃色に塗装
している。
は、前記駆動スプロケット84、チェーン82の張架部
およびペダルスプロケット80の上部が単一のチェーン
カバー91で覆われている。また、駆動スプロケットカ
バー部92Aをデザイン的に独立形状とし、これを装飾
の一部として積極的に利用している。
補助自転車の側面図であり、前記と同一の符号は同一ま
たは同等部分を表している。
製造された既存の自転車フレームを用いるが、本実施形
態のように、シート高の略半分の高さの直径しかない小
径車輪を装備する自転車では、シートポスト71が短く
なり、このシートポスト71の限られた範囲内にリヤス
テー77やリヤフォーク70が後方から集中的に結合さ
れるので、シートポスト71と後輪78との間にバッテ
リを搭載するための空間を確保することが難しい。そこ
で、本実施形態では、バッテリ2をシートポスト71の
前方(F)に搭載し、電動補助ユニット86が発生する
電動補助動力を、クランク軸83よりも後方(R)でチ
ェーンラインに入力するF/R構造を採用している。
83よりも後ろ側に配置した場合も、チェーンカバー9
1の形状や色彩を工夫することにより、駆動スプロケッ
トカバー部92Aが追加されたことによる違和感が緩和
され、駆動スプロケットカバー部92Aの存在に左右さ
れないデザインが可能になる。
ーム67と電動補助ユニット86との固定方法を示した
構成図であり、図25は、前記図24の電動補助自転車
を背面から見込んだ側面図である。
イプ24およびリヤフォーク70に、それぞれフランジ
35C、35Bが後付け固定されており、前記電動補助
ユニット86は、前記3か所のボス形成スペース33
A、33B、33Cの内の2か所33C、33Bに形成
された2つのボス34C、34Bを、それぞれ前記フラ
ンジ35C、35Bに対してネジ止めすることにより、
その駆動スプロケット84がクランク軸83よりも後方
でチェーン82と歯合するように、位置および姿勢を固
定される。なお、本実施形態ではボス形成スペース33
Aに形成されるべきボス34Aの形成が省略されてい
る。
図20に関して説明した実施形態と同様に、駆動スプロ
ケット84、チェーン82の張架部およびペダルスプロ
ケット80の上部を単独で覆い、駆動スプロケットカバ
ー部92Aを、駆動スプロケット84の外形状に合わせ
て円形状とし、これを装飾の一部として積極的に利用し
ている。
備える自転車のように、シートポスト71の背面に生じ
るデッドスペースが小さい場合でも、バッテリ2をシー
トポスト前面に配置し、さらに、クランク軸後方のデッ
ドスペースにおいて駆動スプロケット84が露出するよ
うに電動補助ユニット86をフレーム中央部の下方に配
置することができるので、重量物の集中配置と低重心化
が可能になる。
86の駆動モータは、その回転軸が自転車の幅方向に指
向するように配置されているので、駆動モータを、その
回転軸が上下方向に指向するように配置する場合に比べ
て、車両の重心位置を低く抑えることができる。しか
も、電動補助ユニット86の上下方向の幅(高さ)を短
く抑えられるので、電動補助ユニット86上方にバッテ
リ2の搭載空間を広く確保することができる。
86の駆動モータを、電動補助ユニット86内において
駆動スプロケット84よりも下方に配置し、駆動スプロ
ケット84は、チェーンの下側部に歯合されるようにし
たので、自転車の重心位置を低くすることができる。
は、通常の自転車用に設計・製造された既存の自転車フ
レーム上の、各フレームに固有の箇所にフランジを形成
すると共に、電動補助ユニットにも、選択的に利用され
る複数のボスを形成したので、自転車フレームの種別ご
とに、電動補助ユニットを自転車フレーム上の固有の位
置に固有の姿勢で装備することができる。したがって、
同一の電動補助ユニットを複数種の自転車フレームで共
用することができる。
は、駆動スプロケット84、チェーン82の張架部およ
びペダルスプロケット80を単一のチェーンカバー91
で覆うと共に、駆動スプロケットカバー部92Aの形状
・色彩を他の部分と積極的に異ならせて装飾の一部とし
て利用したり、あるいは逆に、他の部分と連続する形状
で同一色とすることで目立たなくし、駆動スプロケット
カバー部92Aの存在によるデザイン上の制約を最小限
に抑えた。したがって、チェーンカバーが従来の見慣れ
た形状から乖離した異形状となっても、これに違和感を
感じることが少なくなる。
補助自転車の側面図、図27は、図26のクランク軸近
傍の部分側面図、図28は、図27を車体背面から見込
んだ側面図、図29は、車体中央部を上方より見込んだ
図であり、前記と同一の符号は同一または同等部分を表
している。
実施形態は、27インチ)の大径車輪73,78を装備
する大型車両を対象とし、通常の自転車用に設計・製造
された既存の自転車フレームを用いている。
ス形成スペース33A、33B、33Cの内の2か所3
3B、33Cに形成された2つのボス34B(図2
8)、34C(図27)を、それぞれ前記フランジ35
B、35Cに対してネジ止めすることにより、その駆動
スプロケット84がクランク軸83の前方上部において
チェーン82と歯合するように、その位置および姿勢を
固定される。
成スペース33Aに形成されているが、前記と同様に、
その形成を予め省略しても良い。
後輪78とシートポスト71との間隙が他の車両に比べ
て狭くなるので、図17に示した実施形態のように、バ
ッテリ2をシートポスト71の背面に沿って搭載するこ
とが難しい。また、ダウンパイプ(メインフレーム)6
9の地上高が高くなるので、バッテリ2をシートポスト
71の前面でダウンパイプ69より上に搭載することも
難しい。
ンパイプ69に沿って略水平状態で搭載することによ
り、27インチ車両への長手状バッテリ2の搭載、すな
わち27インチ車両の電動補助自転車化を可能にした。
時にバッテリ2が障害物とならないように、バッテリ2
をダウンパイプ69の下側面に沿って搭載した。これに
より、乗降時にバッテリ2が障害物とならないのみなら
ず、重量物であるバッテリ2を低い位置に搭載できるの
で車両の低重心化が可能になる。
下側面に沿って搭載すれば、バッテリ2が電動補助ユニ
ット86に近接配置されるため、重量物が車体中央部に
集中してマスの集中化が図られる。しかも、電動補助ユ
ニット86内では、その上部に電動モータ21が配置さ
れており、電動モータ21とバッテリ2とが近接するの
で、更なるマスの集中化が達成されるのみならず、図2
8に示したように、バッテリ2と電動補助ユニット86
とを結ぶ電源ラインLを短くすることもできる。また、
地面から車両を見込んだときに、樹脂ケースで覆われた
バッテリ2が、アルミ製ケースで覆われた電動補助ユニ
ット86の背後に隠れるので、地面からの飛び石や障害
物によってバッテリ2が損傷を受ける被害も防止でき
る。
ように、バッテリ2の車載状態での左右方向の幅をダウ
ンパイプ69の幅と同等としたので、乗降時にバッテリ
2が障害物とならないのみならず、バッテリ2の存在に
よって外観上の意匠が損われてしまうこともない。
人力による駆動装置を説明する。図33はクランク軸8
3周辺の断面図であり、図34は図33のA−A矢視図
である。ダウンパイプ69に固着された支持パイプ24
の両端にはキャップ38L,38Rが螺挿されていて、
キャップ38L,38Rとクランク軸83に形成された
段差との間にはボールベアリング39L,39Rがそれ
ぞれ嵌挿されている。すなわち、ボールベアリング39
L,39Rはクランク軸83にかかるスラスト方向およ
びラジアル方向の荷重を受けてクランク軸83を回転自
在に支承している。
Aがそれぞれ設けられていて(右側のみ図示)、クラン
ク軸83の端部に形成されたボルト83Bに適合するナ
ット83Cで固定されている。クランク軸83上で、ク
ランク83Aと支持パイプ24との間にはワンウェイク
ラッチ41の内輪42が固定されている。内輪42の外
周にはペダルスプロケット80がブッシュ42Aを介し
て回動自在に支承されている。ペダルスプロケット80
のスラスト方向の位置はナット50Aとプレート50B
とによって規制されている。
体的に設けられていて、これらペダルスプロケット80
と蓋体64で囲繞された空間には、伝達プレート40が
配設されている。この伝達プレート40はペダルスプロ
ケット80に対して同軸で、かつクランク軸83を軸と
した回転方向では互いに予定量のずれが許容されるよう
支持されている。
ト40にまたがって、複数(ここでは6個)の窓54
(図34参照)が穿設されており、この窓54の内側に
は圧縮コイルばね56がそれぞれ収容されている。圧縮
コイルばね56はペダルスプロケット83および伝達プ
レート40の間で、互いに回転方向のずれが生じたとき
に、ずれに対する抗力を生ずるように作用する。
ェイクラッチ41の外輪としてのラチェット歯46が形
成されていて、このラチェット歯46は前記内輪42に
支持されて放射方向にばね45で付勢されているラチェ
ット爪44と係合する。ワンウェイクラッチ41には防
塵のためのカバー66が設けられている。
部48(詳細は後述)が係合する係止孔52が設けられ
ている。駆動用スプロケット80には、突起部48を係
止孔52に係合可能にするための窓51が設けられてい
て、突起部48はこの窓51を貫通して、係止孔52に
嵌合される。
ト40にまたがって、前記窓54とは別の小窓60が複
数(ここでは3個)穿設されており、この小窓60の内
側には圧縮コイルばね63がそれぞれ収容されている。
圧縮コイルばね63は伝達プレート40をその回転方向
58側に付勢するように配置されている。すなわち、ペ
ダルスプロケット80と伝達プレートとの結合部のガタ
を吸収する方向に作用しており、伝達プレート40の変
位がペダルスプロケット80へ良好な応答性で伝達され
るように機能する。
りダウンパイプ69側には、踏力検知装置のセンサ部分
1が装着されている。センサ部分1はペダルスプロケッ
ト80に固定された外側リング2と、この外側リング2
に対して回転自在に設けられ、磁気回路を形成するため
のセンサ本体3とを有する。
形成されており、図示しないボルトでペダルスプロケッ
ト80に固定される。外側リング2の、ペダルスプロケ
ット80側にはカバー49が設けられ、止めねじ53で
外側リング2に固定されている。
ある。図31は図30のB−B断面図である。また、図
32は図30においてカバー97除去後の電動モータ2
1の軸方向視(A方向)図である。
ケーシング94は、第1ケーシング半体95と、第1ケ
ーシング半体95に結合されて該第1ケーシング半体9
5との間に第1収納室98を形成する第2ケーシング半
体96と、第1ケーシング半体95との間に第2収納室
99を形成して第1ケーシング半体95に結合されるカ
バ−97とからなる。
3と平行な軸を有する電動モータ21が収納されてお
り、電動モータ21は第1ケーシング半体95で固定的
に支持される。電動モータ21の出力は、前記ペダル7
9に加わる踏力を補助すべく、減速ローラ式減速機10
0、減速ギヤ列101および第2ワンウェイクラッチ1
02を介して駆動スプロケット84に伝達される。
減速機100は、電動モータ21のモータ軸103と、
モータ軸103を囲繞する碗状の外輪85と、モータ軸
103の外面および外輪85の内面に接触して転動可能
な複数(ここでは3つ)の減速ローラ104,105,
106とを備え、電動モータ21からのアシスト動力を
静粛にかつ減速して減速ギヤ列101側に伝達する機能
を果す。
5に設けられる円筒状の第1軸受部107にボールベア
リング108を介して回転自在に支承され、第2収納室
99から第1収納室98側に突出される。外輪85は、
モータ軸103の第1収納室98側への突出端部を囲繞
するようにして第1収納室98内に配置されており、こ
の外輪85の閉塞端部中央には出力軸115の基端部が
同軸に固着される。一方、第2ケーシング半体96に
は、出力軸115の先端部に対応した円筒状の第2軸受
部109が設けられており、出力軸115の先端部はボ
ールベアリング110を介して第2軸受部109で回転
自在に支承される。
ーラ軸111,112,113に、ニードルベアリング
116,117,118を介して回転自在に支承される
ものであり、各ローラ軸111〜113の一端は第1ケ
ーシング半体95で支持され、各ローラ軸111〜11
4の他端は支持板119で支持される。支持板119
は、各減速ローラ104〜106相互間で第1ケーシン
グ半体95に一体に設けられたボス部120…にねじ部
材121…で締着される。
ローラ104,105はモータ軸103の周方向に沿う
位置を固定として左ケーシング半体95および支持板1
19に支持されており、減速ローラ104,105にお
けるローラ軸111,112の一端をそれぞれ嵌合せし
める有底の嵌合孔122…が第1ケーシング半体95に
設けられる。
減速ローラ106はモータ軸103の回転時にモータ軸
103との摩擦係合によりモータ軸103および外輪8
5間に食込むように移動すべく、モータ軸103の周方
向に沿う位置が、制限された範囲内で変化可能となるよ
うにして、第1ケーシング半体95および支持板119
に支持される。
106のローラ軸113の一端を嵌合させる有底の嵌合
孔123が設けられ、この嵌合孔123にはローラ軸1
13を押圧するピン(図示せず)を付勢するばね124
が設けられている。減速ローラ106は、モータ軸10
3および外輪85間に食込む方向にばね124によって
付勢されている。
ローラ104,106が同一外径を有するものであるの
に対し、減速ローラ105の外径は、減速ローラ10
4,106の外径よりも大径に形成されており、モータ
軸103の軸線に対して出力軸115の軸線は偏心して
いる。
れば、電動モータ21の作動に応じてモータ軸103が
図31の矢印125の方向に回転すると、減速ローラ1
06がモー夕軸103および外輪85間に食込むように
引き込まれて楔作用をする。そうすると、各減速ローラ
104〜106と、モータ軸103および外輪85との
間の接触面圧が増加し、電動モータ21の出力トルクが
モータ軸103から各減速ローラ104〜106および
外輪85を介して出力軸115に伝達される。この際、
モータ軸103は、その周囲の3方向から減速ローラ1
04,105,106で拘束されることになり、減速ロ
ーラ104〜106およびモータ軸103間に電動モー
タ21の駆動トルクに比例した力が働くので、電動モー
タ21で生じる振動を減速ローラ式減速機100で減衰
することができる。
駆動ギヤ126と、駆動ギヤ126に噛合される被動ギ
ヤ127とからなり、駆動ギヤ126は、第2ケーシン
グ半体96の第2軸受部109と、外輪85との間で、
出力軸115に一体に設けられる。
て、モータ軸103はボールベアリング108を介して
第1ケーシング半体95の第1軸受部107に支持さ
れ、また出力軸115はボールベアリング110を介し
て第2ケーシング半体96の第2軸受部109で片持ち
支持されるのであるが、ボールベアリング108の中心
から各減速ローラ104〜106の軸方向中心までの長
さLAがモータ軸103における各減速ローラ104〜
106への接触部の外径DAの2倍よりも大きく(LA
>DA×2)設定され、また各減速ローラ104〜10
6の軸方向中心からボールベアリング110の軸方向中
心までの長さLBが外輪85の内径DBの1/2よりも
大きく(LB>DB×1/2)設定される。
式減速機100の各減速ローラ104〜106およびモ
ータ軸103の組付精度を比較的粗く設定しながらも、
その影響が出力軸115の駆動ギヤ126への被動ギヤ
127の噛合部で最小となるように、モータ軸113の
ボールベアリング108からの支持長さと、出力軸11
5のボールベアリング110からの片持ち支持長さとが
それぞれ適正に設定されることになる。
転駆動軸128を同軸に囲繞して配置され、該回転駆動
軸128は、ボールベアリング129を介して第2ケー
シング半体96に回転自在に支承されるとともに、ボー
ルベアリング130を介して第1ケーシング半体95に
回転自在に支承され、回転駆動軸128の第2ケーシン
グ半体96からの突出端部に駆動スプロケット84が固
着される。
には、ボールベアリング131が設けられるとともに、
第2ワンウェイクラッチ102が設けられる。第2ワン
ウェイクラッチ102は、被動ギヤ127に一体に設け
られるクラッチ外輪132と、回転駆動軸128に一体
に設けられるクラッチ内輪133とを有し、第1ワンウ
ェイクラッチ41と同様に構成される。第2ワンウェイ
クラッチ102は、電動モータ21の作動に伴なって減
速ローラ式減速機100および減速ギヤ列101で減速
されたトルクを回転駆動軸128すなわち駆動スプロケ
ット84に伝達することを許容するが、電動モータ21
の作動が停止したときには、ペダル79にかかる踏力に
よる駆動スプロケット84の回転を妨げることがないよ
うに回転駆動軸109の空転を許容する働きをする。ケ
ーシング94に形成されたハンガー部134は前記ダウ
ンパイプ69に固着されたブラケット93に締結され
る。
9内で電動モータ21の側方および後方には、電動モー
タ21の作動を制御する制御ユニットが収納されてい
る。制御ユニットは、第1ケーシング半体95の内壁に
取付け部材151a〜151cによって取り付けられる
第1制御基板136と、該第1制御基板136との間に
所定の間隔を開けて第1ケーシング半体95に取付けら
れる第2制御基板135を有している。第2制御基板1
35は第1制御基板136の一部と重なり合う位置に設
けられ、両者の間隔は、ボルトに嵌挿されたカラー14
2とカラー143により確保されている。
基板で構成され、第1ケーシング半体95の内側周囲壁
から第1軸受部107の周囲にまで及ぶ面積を有してい
る。換言すれば、電動モータ21の軸方向視(A方向
視)で、モータ21と重なる位置まで延びる広さの面積
を有している。第1制御基板136上には、CPU2
0、コンデンサ29、リレー31等の制御素子が実装さ
れており、第1制御基板136上のスペースを有効に利
用するために、高さが低く比較的大面積のCPU20は
電動モータ21との重なり合せ部の間隙に配置されてい
る。
金属基板、好ましくはアルミ基板で構成され、第1ケー
シング半体95の内壁面に直付けされている。第2制御
基板135上であって第1制御基板との間には、FET
27、ダイオード28等の素子が実装されており、これ
らの素子からの発熱は、第2制御基板135を介して第
1ケーシング半体95に発散される。このため、前記素
子が高温になるのを効果的に防止することができる。
ルミ基板135が取り付けられている面の裏面には、被
動ギヤ127に設けられた磁性体144を検知して被動
ギヤ127の回転スピードを検出するためのスピードセ
ンサ145が取り付けられている。
向に踏まれると、クランク軸83に固定されている内輪
42が回転し、その回転はラチェット爪44を介してラ
チェット歯46に伝達される。伝達プレート40の回転
は圧縮コイネばね56を介してペダルスプロケット80
に伝達されるが、ペダルスプロケット80には負荷がか
かっているので、伝達プレート40の回転はただちにペ
ダルスプロケット80に伝達されない。まず、負荷に応
じて圧縮コイルばね56がたわみ、そのたわみ荷重と負
荷とがバランスしたところで、ペダルスプロケット80
は回転する。こうして、伝達プレート40およびペダル
スプロケット80は、負荷に対応した回転方向のずれを
有した状態で回転し、チェーン82を通じて後輪に駆動
力を与える。ペダルスプロケット80にかかる負荷は運
転者がペダル79を踏み込む力つまり踏力として検出さ
れる。
いる突起部48は伝達プレート40とともに回転するの
で、この突起部48を支持している踏力伝達リング(内
側リング)5と、ペダルスプロケット80に固定されて
いる外側リング2との相対位置は踏力に応じて決定され
る。この相対位置は前記センサ部分1で検知され、踏力
検知のため制御装置(図示せず)に供給される。
だ場合、または、走行中に踏むのを停止した場合は、ラ
チェット爪44とラチェット歯46との係合は外れる。
したがって、ペダルスプロケット80は回転しないし、
走行中、ペダルスプロケット80はクランク軸83とは
独立に回転する。
タの制御素子を搭載する基板が、モータの軸方向から見
て、モータ軸と直交しかつその一部がモータと重なり合
うように配置されているので、従来装置のようにモータ
ケーシングの一部を下方に張り出したケーシングに前記
制御基板を収容する必要がなく、電動補助ユニットを極
力小型化することができる。また、前記第2制御基板
を、モータの軸方向から見て第1制御基板と重なり合う
ように配置したので、電動補助ユニットを一層小型化す
ることができる。
る。図35はセンサ部分1の要部拡大側面図、図36は
センサ部分1の正面図つまりペダルスプロケット80側
から見た図である。外側リング2は電気絶縁性を有する
材料で形成されており、この外側リング2をペダルスプ
ロケット80に固定するためのボルトが貫通できるよう
ボルト孔30が3か所に設けられている。外側リング2
の内周面に沿って第1誘導体4Aが配置され、さらに第
1誘導体40Aに隣接して第2誘導体4Bが配置されて
いる。またさらに、第2誘導体4Bに外周が沿うよう踏
力伝達リング5が設けられている。第1誘導体4Aおよ
び第2誘導体4Bは、アルミニウムやしんちゅう等の高
導電率材料または軟磁性体材料からなり、それぞれ外側
リング2および踏力伝達リング5に係止されている(詳
細は後述する)。
を挟んで2枚1組のリング状のコアプレート6,7が配
置され、かつ、これらコアプレート6,7の内周側には
コアカラー8が配置される。コアプレート6,7および
コアカラー8はソフトフェライト等の軟磁性材料からな
る。コアカラー8の外周にはコイル9が巻回されてい
て、コアプレート6,7およびコアカラー8、ならびに
第1誘導体4Aおよび第2誘導体4Bによって、コイル
9に通電したときに生じる磁束が貫通して磁気回路が形
成されるようにしている。コアプレート6,7およびコ
アカラー8は、スリーブ10およびこのスリーブ10の
めねじに適合するおねじを有するフランジ11によって
支持されている。スリーブ10およびフランジ11は支
持パイプ24によって、回転が規制されている。
ド線12はスリーブ10を貫通して外部に引き出され、
後述する制御装置に接続される。リング2とスリーブ1
0との間にはオイルシール13が設けられ、リング2と
踏力伝達リング5との間、ならびに踏力伝達リング5と
フランジ11との間には、それぞれシール14,15が
設けられている。踏力伝達リング5から直角に突き出し
た突起部48は、前記係止孔51に係合可能なよう、カ
バー49に設けられた開口49Aから外部に臨んでい
る。
は同断面図である。第1誘導体4Aは全体がリング状で
あり、その内周には複数の歯44が形成されている。こ
の歯44と同様の歯が第2誘導体4Bにも設けられてお
り、これらの歯が重なりあうことにより、コイル9によ
って生じる磁束が貫通する通路の一部を形成する。歯4
4の間の2か所にはキャップ状の第1誘導体4Aの底部
から外方に打ち出された突起部4cが形成されている。
突起部4cは、第1誘導体4Aが外側リング2と一体的
に回転可能となるよう、外側リング2に形成される凹部
に嵌まるように設定されている。
第2誘導体4Bは第1誘導体4Aと同様の形状をなす。
しかし、外周は第1誘導体4Aよりひとまわり小形に形
成されている。さらに、図39に示すように、第2誘導
体4Bは、キャップ状の第2誘導体4Bの底部から内方
に打ち出されている突起部4dを有している。この突起
部4dは第2誘導体4Bに接する内側リング5に設けら
れる凹部に嵌まるように設定されている。
が貫通する通路を示す模式図である。同図において、コ
イル9に通電されたときに発生する磁束Φは、コアプレ
ート6,7およびコアカラー8、ならびに第1誘導体4
Aおよび第2誘導体4Bを含む磁気回路を形成する。こ
こで、コイル9のインダクタンスは磁束Φが通過する通
路の抵抗つまり磁気回路抵抗の関数である。一方、実質
的に第1誘導体4Aおよび第2誘導体4Bではその内周
に設けられた歯(第1誘導体4Aでは歯44)を磁束Φ
が通過するので、第1誘導体4Aおよび第2誘導体4B
のそれぞれの歯の重なり量によってこの部分の磁気回路
抵抗は決定される。
5とは、踏力に応じて互いにずれを生じ、これに伴っ
て、第1誘導体4Aおよび第2誘導体4Bの相対位置に
もずれが生じる。その結果、第1誘導体4Aおよび第2
誘導体4Bのそれぞれの歯の重なり程度も踏力に応じて
変化する。
Aおよび第2誘導体4Bのそれぞれの歯の重なり程度の
違いを示す図である。図41(a)は踏力が小さい場
合、図41(b)は踏力が大きい場合をそれぞれ示す。
これらの図に示すように、踏力が小さい場合には、第1
誘導体4Aおよび第2誘導体4Bのそれぞれの歯の重な
り程度が大きくなって磁気回路抵抗が小さくなるよう
に、また、踏力が大きい場合には、第1誘導体4Aおよ
び第2誘導体4Bのそれぞれの歯の重なり程度が小さく
なって磁気回路抵抗が大きくなるよう、外側リング2お
よび内側リング5に対する第1誘導体4Aおよび第2誘
導体4Bのそれぞれの係合位置を設定してある。
る通路の抵抗を変化させられるので、この磁気回路抵抗
の関数であるコイル9のインダクタンスを検知すること
によって踏力を検知することができる。
づいて踏力を検知する制御装置の回路図であり、図43
はこの回路の所定位置での電圧を示す波形図である。制
御装置16に含まれる発振回路17、ピークホールド回
路18、および抵抗19は、コイル9とともに踏力検知
装置の要部を構成する。ピークホールド回路18の出力
はCPU20で処理される。発振回路17は予定周波数
の交流を出力する(点aの波形として図43(a)に示
す)。第1誘導体4Aおよび第2誘導体4Bのそれぞれ
の歯の重なり程度が大きい場合は、コイル9で生じた磁
束Φの磁気回路抵抗は大きく、したがって点bでの波形
の振幅は大きくなる(図43(b)参照)。点Bの振幅
はピークホールド回路18でピークホールドされ、その
ピークホールド値つまり点cの振幅値(図43(c)参
照)は踏力値としてCPU20に入力される。
(図1参照)に含まれる前記電動モータ21が負荷とし
て接続され、電源としてバッテリ2が接続される。ま
た、制御装置16およびバッテリ2にはカプラ22およ
びメインスイッチ23を通じて充電器25を接続するこ
とができる。
27、ダイオード28、コンデンサ29を含んでいる。
電動モータ21のプラス端子には、接点31aを通じて
バッテリ2のプラス電極が接続され、マイナス端子には
FET27を通じてバッテリ2のマイナス電極が接続さ
れる。
イル31bに通電されることによってオン動作する。電
動モータ21に供給される電流は、CPU20からFE
T27のゲートに印加される電圧によって決定される。
CPU20は踏力値に対応する踏力値/電圧テーブルを
参照するか、予定の演算式に従って演算するかして、踏
力値に対応する電圧値を求め、その電圧値に応じた電圧
をFET27のゲートに印加する。CPU20に入力さ
れる踏力値が増大するのに伴ってドライドモータ21の
出力が増大するように、前記踏力値/電圧テーブルおよ
び演算式を設定するのがよい。
ばらつきが生じて第1誘導体4Aおよび第2誘導体4B
間においてコアプレート6,7の位置が軸方向にずれ
て、第1誘導体4Aおよびコアプレート6間の距離が狭
まったときは、第2誘導体4Bおよびコアプレート7間
の距離は拡大する。これと逆に、第1誘導体4Aおよび
コアプレート6間の距離が広がったときは、第2誘導体
4Bおよびコアプレート7間の距離が縮小する。このよ
うに、一方の間隔の変化は他方の間隔の変化でキャンセ
ルされることになり、全体として磁気回路抵抗は一定に
維持される。
B間においてコアプレート6,7の位置が半径方向にず
れて、半径方向の一方で第1誘導体4Aおよび第2誘導
体4Bとコアプレート6,7との重なりが大きくなった
ときは、半径方向の他方では第1誘導体4Aおよび第2
誘導体4Bとコアプレート6,7との重なりが小さくな
る。したがって、一方で磁気回路抵抗が増大した分、他
方で磁気回路抵抗が低減し、結果的に磁気回路抵抗は全
体として一定に維持される。
関して、これまでは個人所有が基本であったが、近年で
はバッテリ交換システムへの関心が高まりつつある。バ
ッテリ交換システムは、返却されたバッテリを貸出し可
能なバッテリと交換し、返却されたバッテリを充電して
貸出し可能なバッテリとしてストックする。
るバッテリ交換装置の正面図、図45は同側面断面図で
ある。バッテリ交換装置900は、外形が直方体をなす
筐体からなる。この筐体は、複数のバッテリ2およびコ
ントローラ(電源装置および制御装置からなる)903
を収容するスペースを有する本体1aと、本体1aに対
して開閉自在な蓋体1bとからなる。
した収納部としてのスロット904が設けられており、
スロット904はそれぞれ横に6列、縦に5段設けられ
ている。すなわち、本実施形態のバッテリ交換装置90
0は合計30個のバッテリを同時に収容可能である。ス
ロット904はバッテリ2の保持機構905を有してい
る。スロット904の底部つまり奥の壁面にはバッテリ
充電のための端子906が設けられ、この端子906は
充電器907に接続されている。
ことを検出するセンサ手段を有し、バッテリ2の挿入が
検出されると充電器907を付勢して該バッテリ2の充
電を行う。バッテリ2の検出、充電の開始指示等は前記
コントローラ903によって実行できる。コントローラ
903の制御装置は、バッテリ2の充電が完了した場
合、どのスロット904に充電済みバッテリが収納され
ているかが認識できるレジスタを含む制御手段を有して
いる。このレジスタの内容によって表示手段による充電
バッテリ表示が行われる。なお、充電器907は個々の
スロット904にそれぞれ別個に設けるのではなく、例
えば、3つのスロットで1つの充電器907を共用する
ことができる。
08が設けられている。バッテリ交換装置900に空調
手段を設けると、そのために大きいスペースをとること
になり、屋内での使用に適しない。そこで、本実施形態
では、スペースを大きくとる空調手段を用いず、ファン
908で外気(設置場所の雰囲気)との換気をするだけ
にした。その結果、後述のようにバッテリ交換装置90
0の小型化が達成されている。
応して横長の窓909が5段設けられ、この窓909に
は6列のスロット904の前面を一体的に覆う共通の扉
910が設けられている。扉910は透明の樹脂板で形
成でき、上部に設けたヒンジ911によって開閉自在に
支持されている。窓909の縁には、扉910を閉じた
ときにこの扉910の下端部裏面が当接するストッパ9
12が設けられている。ストッパ912は緩衝機能があ
るゴム等の弾性材料であるのが好ましい。また、窓90
9には各スロット904に対応して表示灯(例えばLE
D)913が設けられていて、この表示灯913が点灯
または点滅しているスロット904およびこのスロット
904に収容されているバッテリ2に関してユーザがア
クセス可能である。図44においては便宜上、最下段の
スロットについてのみストッパおよび表示灯を示す符号
912,913を付している。
上述の数に限らないのはもちろんである。また、窓90
9は横長に限らず、スロット904の列に合わせて縦長
としてもよい。この場合、扉910も縦長となり、上下
方向に伸びた回動軸を有するヒンジで支持するのがよい
のはもちろんである。さらに、スロット904の数に応
じて必要な数の窓909だけに開閉自在な扉910を設
けることとし、スロット904の数が少ない場合は、使
用しない窓909に蓋を取付けて塞いでおくようにして
もよい。そして、スロット904を増設した場合は、こ
れに応じて、塞いであった窓909を開放し、そこに扉
910を取付ければよい。
成され、電源ランプ915、準備中表示器916、操作
手順表示器917,918,919、カード返却ランプ
920、およびカード使用残数表示器921が設けられ
ている。準備中表示器916ならびに操作手順表示器9
17,918,919は、予めメッセージを書込んだ文
字板と、この文字板を照射するランプとからなる。準備
中表示器916には「準備中」の文字が、操作手順表示
器917には「充電池を点灯の所に入れて下さい」の文
字が、操作手順表示器918には「カードを入れて下さ
い」の文字が、操作手順表示器919には「点滅の所か
ら充電池を取出して下さい」の文字がそれぞれ表示され
る。
リペイドカードを挿入するための挿入口922が形成さ
れている。挿入口922には、開閉自在な透明樹脂カバ
ー922aを設けることができる。
23が設けられている。このバッテリ交換装置900の
高さHは120cm、奥行Dは45cm、幅Bは72.
5cmである。これらの寸法のうち、特に、高さHは、
人間工学的にみたバッテリ2の出し入れ容易性や、コン
ビニエンスストア等の店舗に設置した場合の見通しの確
保ならびに他の商品陳列台と共に配列したときの美観を
考慮して決定するのが好ましく、120cmの前後10
cmの範囲であるのが好ましい。
いて説明する。バッテリ交換装置900は、充電済みの
バッテリ2がない場合は準備中表示器916をオンにし
て「準備中」の文字を表示している。充電済みバッテリ
2を貸出しできる場合は、準備中表示器916をオフに
して「準備中」の文字を消し、これに代わって操作手順
表示器917をオンにして「充電池を点灯の所に入れて
下さい」の文字を表示する。また、この表示と共に、空
きスロット904に対応した表示灯913を点灯させ
る。空きスロット904が複数あるときは、それらのす
べての表示灯913を点灯させてもよいし、各スロット
904が平均して利用されるようにスロット904のう
ち1つを選択して表示灯913を点灯させてもよい。
成される。
径の車輪を備える自転車において、シートポスト背部に
必然的に生じるデッドスペースにバッテリが搭載され、
さらに、クランク軸後方のデッドスペースにおいて駆動
スプロケットが露出するように電動補助ユニットをフレ
ーム中央部の下方に配置することができるので、重量物
の集中配置と低重心化が可能になる。
径の車輪を備える自転車のように、シートポスト背面に
生じるデッドスペースが小さい場合でも、バッテリをシ
ートポスト前面に配置し、さらに、クランク軸後方のデ
ッドスペースにおいて駆動スプロケットが露出するよう
に電動補助ユニットをフレーム中央部の下方に配置する
ことができるので、重量物の集中配置と低重心化が可能
になる。
タを、その回転軸が上下方向に指向するように配置する
場合に比べて、車両の重心位置を低く抑えることができ
る。しかも、電動補助ユニットの上下方向の幅(高さ)
を短く抑えられるので、電動補助ユニット上方のデッド
スペースを広くでき、バッテリの搭載空間を十分に確保
することができる。
タが電動補助ユニット内の低位置に配置されて電動補助
ユニットの重心が低く抑えられるので、これを搭載する
自転車の重心も低く抑えることができる。
ユニットを低位置に配置することができるので、これを
搭載する自転車の重心を低く抑えることができる。
/F構造)の側面図である。
ケットと駆動スプロケットとの相対的な位置関係を示し
た図である。
レームと電動補助ユニットとの取付構造を示した図であ
る。
図である。
図(施錠状態)である。
ある。
(F/F構造)の側面図である。
体フレームと電動補助ユニットとの取付構造を示した図
である。
プロケット周辺の構造を反対側の側面から示した図であ
る。
(F/F構造)のチェーンカバー近傍の側面図である。
(F/F構造)のチェーンカバー近傍の側面図である。
(F/F構造)のチェーンカバー近傍の側面図である。
(R/R構造)の側面図である。
体フレームと電動補助ユニットとの取付構造を示した図
である。
プロケット周辺の構造を反対側の側面から示した図であ
る。
(R/R構造)のチェーンカバー近傍の側面図である。
(R/R構造)のチェーンカバー近傍の側面図である。
(R/R構造)のチェーンカバー近傍の側面図である。
(F/R構造)の側面図である。
体フレームと電動補助ユニットとの取付構造を示した図
である。
プロケット周辺の構造を反対側の側面から示した図であ
る。
の側面図である。
る。
る。
である。
断面図である。
軸方向視(A方向)図である。
部断面図である。
ある。
る。
回路を示す模式図である。
示す図である。
る。
ラ、4…スロット、7…充電器、9…窓、10…扉、1
1…ヒンジ、13…表示灯、14…表示パネル、28,
29…端子、33…ボス形成スペース、34…ボス、3
5…フランジ、46…テンショナ、71…シートポス
ト、86…電動補助ユニット、87…バッテリホルダ、
88…バックル、91…チェーンカバー、92A…駆動
スプロケットカバー部、92B…チェーンカバー部、9
2C…ペダルスプロケットカバー部
Claims (5)
- 【請求項1】 ペダルから入力された踏力に応じた補助
動力をチェーンへ入力する電動補助ユニットを備えた電
動補助自転車において、 自転車フレームのシートポスト高と同等の直径を有する
車輪と、 前記電動補助ユニットの出力軸に設けられ、クランク軸
よりも後方でチェーンに歯合される駆動スプロケット
と、 前記シートポスト背部に搭載されて前記電動補助ユニッ
トを駆動するバッテリとを含むことを特徴とする電動補
助自転車。 - 【請求項2】 ペダルから入力された踏力に応じた補助
動力をチェーンへ入力する電動補助ユニットを備えた電
動補助自転車において、 シート高の略半分の高さの直径を有する車輪と、 前記電動補助ユニットの出力軸に設けられ、クランク軸
よりも後方でチェーンに歯合される駆動スプロケット
と、 前記シートポスト前面に搭載されて前記電動補助ユニッ
トを駆動するバッテリとを含むことを特徴とする電動補
助自転車。 - 【請求項3】 前記電動補助ユニットの駆動モータは、
回転軸が自転車の幅方向に指向するように配置されたこ
とを特徴とする請求項1または2に記載の電動補助自転
車。 - 【請求項4】 前記駆動モータは、電動補助ユニット内
において前記駆動スプロケットよりも下方に配置された
ことを特徴とする請求項3に記載の電動補助自転車。 - 【請求項5】 前記駆動スプロケットは、前記チェーン
の下側部に歯合されることを特徴とする請求項1または
2に記載の電動補助自転車。
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