JPH1016872A - 電動補助車両 - Google Patents

電動補助車両

Info

Publication number
JPH1016872A
JPH1016872A JP17378996A JP17378996A JPH1016872A JP H1016872 A JPH1016872 A JP H1016872A JP 17378996 A JP17378996 A JP 17378996A JP 17378996 A JP17378996 A JP 17378996A JP H1016872 A JPH1016872 A JP H1016872A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
force
power unit
control unit
crankshaft
casing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP17378996A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3617728B2 (ja
Inventor
Satoshi Yamamoto
聡 山本
Hironori Nakayama
浩典 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP17378996A priority Critical patent/JP3617728B2/ja
Priority to TW086109339A priority patent/TW348138B/zh
Priority to US08/887,152 priority patent/US6073717A/en
Priority to EP97111187A priority patent/EP0822133A1/en
Priority to EP19970111180 priority patent/EP0816215B1/en
Priority to EP97111188A priority patent/EP0816216A1/en
Priority to DE1997616167 priority patent/DE69716167T2/de
Publication of JPH1016872A publication Critical patent/JPH1016872A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3617728B2 publication Critical patent/JP3617728B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M6/00Rider propulsion of wheeled vehicles with additional source of power, e.g. combustion engine or electric motor
    • B62M6/40Rider propelled cycles with auxiliary electric motor
    • B62M6/55Rider propelled cycles with auxiliary electric motor power-driven at crank shafts parts

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 組み立て工数,部品点数を削減してコストを
低減できるとともに、配置スペースを縮小してコンパク
ト化に対応できる電動補助車両を提供する。 【解決手段】 クランク軸13に入力されたペダル踏力
と電動モータ21からの補助力との合力を出力するパワ
ーユニット22と、上記電動モータ21による補助力を
可変制御するコントロールユニット24とを備えた電動
補助自転車1を構成する場合に、上記コントロールユニ
ット24を上記パワーユニット22のケーシング26の
クランク軸径方向外周面に沿うように配置し、該ケーシ
ング26に着脱可能に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ペダル踏力に応じ
た補助駆動力を電動モータから車輪に供給するようにし
た電動補助車両に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、ペダルに入力されたペダル踏力と
電動モータからの補助駆動力との合力を車輪に供給する
ようにした電動補助自転車が注目されている(例えば、
特願平6−324686号参照)。この電動補助自転車
は、ペダル踏力と電動モータからの補助駆動力との合力
を出力するパワーユニットと、ペダル踏力を検出する踏
力検出装置と、該踏力検出値に応じて上記電動モータの
出力を可変制御するコントロールユニットとを備えてい
る。
【0003】この種の電動補助車両では、上記パワーユ
ニット,コントロールユニットの取付け強度,配置スペ
ースの確保,及び外力による損傷の防止等のために該パ
ワーユニット等をメインチューブの下側に沿うように別
々に配列し、ブラケットを介して固定するとともに、カ
バー部材で覆った構造のものが一般的である。
【0004】また上記ペダル踏力を検出する装置とし
て、従来、図14に示すように、反力受け部と角度検出
部とを一体に組合わせた構造のものがある。即ち、この
踏力検出装置200は、クランク軸201に作用するペ
ダル踏力の大きさに応じて図示反時計方向に回動するト
ルク板202と、該トルク板202の当接部202aに
当接可能に軸支された角度検出部としての回動レバー2
03と、該回動レバー203を反時計方向に付勢する反
力受け部204とを備えており、上記回動レバー203
の回動角度をポテンショメータ205で検出するように
構成されている。また反力受け部204は、支持板20
6に固定されたシリンダ部207と該シリンダ部207
内に摺動自在に挿入されたピストン部208との間にス
プリング204aを介在させた構造となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
補助電動自転車のようにパワーユニット,コントロール
ユニットをメインチューブに沿って別々に配置する構造
では、これら全体を覆う大型のカバー部材が必要であ
り、また別部品の取付け用ブラケットが必要であること
から、組み立てコスト,部品コストが上昇するという問
題がある。また両ユニットを別々に配置した構造では、
コントロールユニット周辺のワイヤハーネス,カプラの
配索が複雑となり易く、さらに配置スペースが大きくな
り大型化するという問題がある。
【0006】また、上記従来の踏力検出装置では、反力
受け部と角度検出部とを一体に組み合わせた構造である
ので、これらを収納するケース部の突出寸法が大きくな
り、ケーシング全体が大型化するという問題がある。こ
のためパワーユニットの車体レイアウトを変更する場合
の取付け位置に対する自由度が低いという問題がある。
【0007】本発明は、上記従来の状況に鑑みてなされ
たもので、組み立て工数,部品点数を削減してコストを
低減できるとともに、配置スペースを縮小してコンパク
ト化に対応でき、さらには取付け位置に対する自由度を
向上できる電動補助車両を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、クラ
ンク軸に入力されたペダル踏力と電動モータからの補助
力との合力を出力するパワーユニットと、上記電動モー
タによる補助力を可変制御するコントロールユニットと
を備えた電動補助車両において、上記コントロールユニ
ットを上記パワーユニットのケーシングのクランク軸径
方向外周面に沿うように配置し、かつ該ケーシングに着
脱可能に固定したことを特徴としている。
【0009】請求項2の発明は、請求項1において、上
記コントロールユニットを、その少なくとも一部が上記
パワーユニットを車体フレームに取り付ける取付けブラ
ケット内に側面視で隠れるように配置したことを特徴と
している。
【0010】請求項3の発明は、クランク軸に入力され
たペダル踏力と電動モータからの補助力との合力を出力
するパワーユニットと、上記ペダル踏力を検出する踏力
センサと、該踏力センサにより検出されたペダル踏力に
基づいて上記電動モータからの補助力を可変制御するコ
ントロールユニットとを備えた電動補助車両において、
上記コントロールユニット及び踏力センサを上記パワー
ユニットのケーシングのクランク軸径方向外周面に沿う
ように配置し、かつ該ケーシングに着脱可能に固定した
ことを特徴としている。
【0011】請求項4の発明は、請求項3において、上
記パワーユニットが、クランク軸と同軸配置され、遊星
ギヤにペダル踏力が入力され、リングギヤ又はサンギヤ
の何れか一方から出力される遊星ギヤ機構を備えたもの
であり、上記踏力センサが、上記リングギヤ又はサンギ
ヤの何れか他方を該他方に作用する反力に抗して回動付
勢する反力受部と、該他方の回動角度を検出する角度検
出部とを分離形成したものであり、該反力受部及び角度
検出部が上記ケーシングのクランク軸径方向外周面に沿
うように配置されていることを特徴としている。
【0012】請求項5の発明は、請求項4において、上
記角度検出部の回転軸がクランク軸に垂直方向に配置さ
れていることを特徴としている。
【0013】請求項6の発明は、請求項3ないし5の何
れかにおいて、上記踏力センサをその少なくとも一部が
上記パワーユニットを車体フレームに取り付ける取付け
ブラケット内に側面視で隠れるように配置したことを特
徴としている。
【0014】請求項7の発明は、請求項3ないし6の何
れかにおいて、車速を検出する車速センサを上記パワー
ユニットのケーシングの外周面に沿うように配置し、該
ケーシングに固定したことを特徴としている。
【0015】請求項8の発明は、請求項3ないし7の何
れかにおいて、上記コントロールユニット,踏力セン
サ,車速センサの少なくとも各々の一部を上記取付ブラ
ケット内に側面視で隠れるように配置したことを特徴と
している。
【0016】ここで本発明における踏力検出装置には、
回転式ポテンショメータ及び往復式リニアポテンショメ
ータが採用可能である。
【0017】また本発明におけるケーシングのクランク
軸径方向外周面とは外周面のうちクランク軸と交差する
端面を除く趣旨である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面に基づいて説明する。図1ないし図6は、請
求項1,2の発明の一実施形態による電動補助自転車を
説明するための図であり、図1は電動補助自転車の左側
面図、図2,図3はパワーユニットの断面図,一部断面
側面図、図4〜図6はそれぞれパワーユニットの車体搭
載状態を示す左側面図,右側面図,背面図である。ここ
で本実施形態でいう前後左右とは自転車に乗車した状態
での前後左右である。
【0019】図において、1は電動補助自転車であり、
これの車体フレーム2は、前輪3が回転自在に支持され
たフロントフォーク4を回動自在に支持するヘッドパイ
プ2aと、該ヘッドパイプ2aから後方に斜め下方に延
びるメインチューブ2bと、該メインチューブ2bの後
端部から上方に起立するシートチューブ2cとを一体に
結合して構成されている。
【0020】上記メインチューブ2bとシートチューブ
2cとの結合部には取付けブラケット5が溶接固定され
ている。該ブラケット5は、側面視で略円弧状をなしチ
ューブ結合部を左,右から覆う左, 右側壁5a,5bと
該両側壁間を後部から上部にかけて覆う上壁5cとから
なる横断面略コ字状に形成された板金製のものである。
【0021】上記ブラケット5には車体後方に延びる
左, 右一対のチェーンステー6の前端部が接続されてお
り、各チェーンステー6の後端部と上記シートチューブ
2cの上端部とは左, 右一対のシートステー7で連結さ
れている。このチェーンステー6とシートステー7とは
後輪ブラケット8を介して一体に結合されており、該ブ
ラケット8に後輪9が回転自在に支持されている。上記
フロントフォーク4の上端にはハンドル10が装着され
ており、また上記シートチューブ2cの上端にはサドル
11が装着されたシートピラーチューブ12が高さ調整
可能に挿着されている。
【0022】上記取付けブラケット5により駆動装置2
0が懸架支持されている。この駆動装置20は、クラン
ク軸13に入力されたペダル踏力により後輪9を回転駆
動する人力駆動機構と、電動モータ21からの補助駆動
力により後輪9を回転駆動する電動駆動機構とを備えて
いる。なお、上記ペダル踏力と補助駆動力とはパワーユ
ニット22内で合力された後に後輪9に伝達される。
【0023】上記人力駆動機構は、上記取付けブラケッ
ト5に固定されたパワーユニット22内にクランク軸1
3を車幅方向に貫通するようにかつ回転自在に配置し、
該クランク軸13の両端にクランク14を固着し、該ク
ランク14の先端にペダル15を回転自在に装着し、上
記クランク軸13に入力されたペダル踏力を後述する遊
星歯車式増速機構16からチェーンスプロケット17,
チェーン18,フリーホイール(不図示)を介して後輪
9に伝達するように構成されている。
【0024】上記電動駆動機構は、電動モータ21から
の補助力と上記ペダル踏力との合力を出力する上記パワ
ーユニット22と、上記電動モータ21に電源を供給す
るバッテリ23と、該電動モータ21の補助力を可変制
御するコントロールユニット24とを備えている。
【0025】上記バッテリ23は略直方体状をなし、そ
の内部には直列接続された多数のNi−Cd単電池が収
納されており、該バッテリ23は上記シートチューブ2
cの前側にこれの長手方向に沿って配置固定されてい
る。このバッテリ23には車載状態でモータ側と接続さ
れる放電用端子と、充電用端子(不図示)が設けられて
おり、バッテリ23は車載状態で、及び車体から取りは
ずして家の中で充電できるようになっている。
【0026】上記パワーユニット22は、アルミダイキ
ャスト製のケーシング26内に上記遊星歯車式増速機構
16,及び踏力検出装置27を収納して構成されてい
る。上記ケーシング26はケース本体30と、該ケース
本体30の左側壁に形成された開口を閉塞する蓋部材3
1とからなり、該蓋部材31はケース本体30にねじ止
め固定されている。
【0027】上記ケース本体30の上壁の前部,及び後
部にはそれぞれ車幅方向に延びるボス部30a,30b
が一体形成されている。このケース本体30は上記ボス
部30a,30bを上記取付けブラケット5の左, 右側
壁5a,5b間に位置させボルト32a,32aを挿通
し、ナット32b,32bを螺着することにより取付け
ブラケット5に締め付け固定されている。
【0028】上記ケーシング26には上記クランク軸1
3がこれの両端部をケース外方に突出させて挿入されて
おり、該クランク軸13の左端部は蓋部材31のボス部
に軸受33を介して支持されている。また上記クランク
軸13の右端部には軸受34を介して略筒状の合力軸3
5が相対回転自在に装着されており、該合力軸35の軸
方向中央部には大径の出力歯車35aが一体形成されて
いる。上記合力軸35は軸受36を介して上記ケース本
体30のボス部に支持されており、該合力軸35の外端
に上記チェーンスプロケット17がスプライン結合され
ている。
【0029】また上記ケース本体30の下部にはモータ
取付け座30cが一体形成されており、該取付け座30
cには上記電動モータ21が上記蓋部材31とともにボ
ルト37により共締め固定されている。この電動モータ
21の回転軸21aは上記クランク軸13と平行に配置
されており、該回転軸21aはケース本体30内に突出
している。この回転軸21aの突出部には小径歯車40
がスプライン結合されている。なお、小径歯車40はケ
ース本体30と蓋部材31で両端支持されている。
【0030】上記クランク軸13と回転軸21aとの間
にはこれと平行をなすようにドライブ軸41が配設され
ており、該ドライブ軸41は軸受42,42を介してケ
ース本体30,蓋部材31に支持されている。このドラ
イブ軸41の左端部にはワンウェイクラッチ43を介在
させて大径歯車44が装着されており、該大径歯車44
は中間歯車45を介して上記回転軸21aの小径歯車4
0に噛合している。この中間歯車45はドライブ軸41
と回転軸21aとの間に配設されており、軸受46,4
6を介してケース本体30,蓋部材31に支持されてい
る。また上記ドライブ軸41の右端部には小径歯車41
aが一体形成されており、該歯車41aは上記合力軸3
5の出力歯車35aに噛合している。
【0031】上記クランク軸13の軸方向中央部には上
述の遊星歯車増速機構16が装着されている。これは上
記合力軸35の内端部に一体形成されたサンギヤ35b
と、該サンギヤ35bの周囲に自転公転自在に装着され
た複数の遊星ギヤ47と、該各遊星ギヤ47に噛合する
大略碗状をなすリングギヤ48とを備えており、該リン
グギヤ48はクランク軸13に相対回転自在に装着され
ている。また上記各遊星ギヤ47はクランク軸13にワ
ンウェイクラッチ49を介して装着されたキャリア50
に回転自在に支持されている。
【0032】これによりクランク軸13に入力されたペ
ダル踏力は遊星歯車増速機構16を介して合力軸35に
伝わり、チェーンスプロケット17,チェーン18を介
して後輪9に伝達される。一方の電動モータ21の駆動
力は、小径歯車40,中間歯車45,大径歯車44を介
してドライブ軸41から出力歯車35aに伝達され、こ
こでクランク軸13からのペダル踏力と合力されて上記
後輪9に伝達される。
【0033】また上記ドライブ軸41の軸方向中央部に
は車速検出装置51が配設されている。この車速検出装
置51は上記ドライブ軸41の周方向に等間隔ごとに配
設された4個の磁石52と、該磁石52に対向するリー
ドスイッチ式の車速センサ53とからなり、該車速セン
サ53はケース本体30の底壁にボルト締め固定されて
いる。上記車速検出装置51では、クランク軸13の回
転を遊星歯車増速機構16から出力歯車35a,小径歯
車41aへと2段増速されたドライブ軸41の磁石52
の回転をリードスイッチ式センサ53で検出するので、
少ない磁石でも十分検出精度を高めながらコストの低減
を図ることができる。
【0034】上記ケーシング26の前側には上記踏力検
出装置27が配設されている。この踏力検出装置27
は、上記リングギヤ48の前部に固着された略鉤状をな
すトルク板55と、該トルク板55の回動に伴って揺動
する回動レバー56と、該レバー56の回動角度を検出
するポテンショメータ57と、上記トルク板55を反回
動方向に付勢する押圧機構58とを備えている。
【0035】上記押圧機構58は、ケース本体30に螺
着固定されたシリンダ部59にピストン部60を進退可
能に挿入し、該ピストン部60とシリンダ部59との間
にコイルスプリング61を配設して構成されており、上
記ピストン部60に上記トルク板55の先端面55aが
当接している。
【0036】上記トルク板55の屈曲部にはケース本体
30に螺着されたポテンショメータの0点調整用のスト
ッパボルト62が当接しており、該ストッパボルト62
によりトルク板55の時計方向への回動を規制してい
る。また上記トルク板55の屈曲部にはピン63が植設
固定されている。
【0037】上記回動レバー56の先端部には溝部56
aが切り欠いて形成されており、該溝部56a内に上記
ピン63が係合している。また上記回動レバー56の基
部には上記ポテンショメータ57の入力軸64が挿入固
定されており、このポテンショメータ57はケース本体
30の前端部右壁にボルトじめ固定されている。そして
このポテンショメータ57が上記入力軸64の回動角度
を検出し、該検出値をリード線(不図示)を介してコン
トロールユニット24に出力するようになっている。
【0038】上記コントロールユニット24は、上記ポ
テショメータ57の検出値からペダル15に加えられた
ペダル踏力の大きさを求めるとともに、車速センサ53
からの回転速度を求め、内蔵する補助駆動力制御マップ
に基づいて補助駆動力を演算し、該補助駆動力に対応し
た電流をバッテリ23から電動モータ21に給電するよ
うに構成されている。この補助駆動力は、上記ペダル踏
力1に対して車速が0〜15Km/hまではほぼ1:1
に設定され、また15Km/hを越えた時点から次第に
小さくなり、24Km/hに達した時点でゼロになるよ
うに設定されている。
【0039】上記コントロールユニット24は基板24
c上にはんだ付けされた電子部品24aを金属製のコン
トロールボックス24bに伝熱可能に固定し、空間に樹
脂を充填したもので、該コントロールボックス24bは
ケース本体30に突設された放熱ボス部30eに着脱可
能にボルト66により締め付け固定されている。また該
コントロールユニット24の上半部は上記取付けブラケ
ット5内に位置しており、左, 右側壁5a,5b及び上
壁5cにより囲まれている。
【0040】次に本実施形態の作用効果について説明す
る。本実施形態によれば、コントロールユニット24を
パワーユニット22のケース本体30の後壁面に沿うよ
うに固定してパワーユニット22と一体化したので、従
来の別々に配列する場合のような大型カバー部材,取付
け用ブラケットを不要にでき、組付けコスト及び部品コ
ストを低減できる。
【0041】また上記パワーユニット22とコントロー
ルユニット24とを一体化したので、ユニット本体24
aからモータ21,ポテンショメータ57,車速センサ
51までの配線長さを短くでき、コントロールユニット
24周辺の配索を簡略化でき、また車体搭載時のレイア
ウトの自由度を向上できるとともに、配置スペースを縮
小して車体全体を小型化できる。
【0042】さらに上記ケース本体30の後壁面に放熱
ボス部30eを形成し、該放熱ボス部30eにコントロ
ールユニット24のコントロールボックス24bを当接
させたので、該コントロールユニット24の発熱をケー
ス本体30に放熱させることができ、コントロールユニ
ット24の温度上昇を抑制できる。
【0043】本実施形態では、上記コントロールユニッ
ト24の上半部をパワーユニット22を車体フレームに
取付けるための取付けブラケット5内に配置し、該ブラ
ケット5の左, 右側壁5a,5b及び上壁5cにより覆
ったので、別部品のカバー部材を不要にしながら飛び石
等による損傷を防止でき、この点からもコストを低減で
きる。また上記ケース本体30の後部とブラケット5と
の間の空きスペースを有効利用してコントロールユニッ
ト24を配置でき、小型化を図ることができる。
【0044】さらにハンドル10廻りに配設されたメイ
ンスイッチ,パイロットランプ等を配線を介してコント
ロールユニット24に接続する場合、該配線をメインチ
ューブ2b内を通して上記ブラケット5内でコントロー
ルユニット24に容易にジョイントすることができ、カ
プラの外方露出を防止して外観の低下を回避でき、また
外力による損傷を防止できる。
【0045】また、上記コントロールユニット24をパ
ワーユニット22の背面に配置し、また踏力検出装置2
7を前面に配置したので、例えばコントロールユニッ
ト,踏力検出装置をメインチューブの下面とパワーユニ
ットとを間に配置する場合に比べてメインチューブの地
上高さを低くすることができ、乗降性を向上できる。ま
たパワーユニットとメインチューブとの間隔が狭くな
り、取付けブラケット5の上下方向長さを短くすること
ができ、それだけ該取付けブラケットのパワーユニット
取付け剛性を向上できる。即ち、上記コントロールユニ
ット,踏力検出装置をメインチューブ下面とパワーユニ
ットとを間に配置した場合には、パワーユニットを懸架
するための取付ブラケットのアーム長さを延長する必要
があり、それだけ剛性が低下するという問題が懸念され
る。
【0046】図7ないし図13は、請求項3〜8の発明
の一実施形態による電動補助自転車を説明するための図
であり、図7は電動補助自転車の左側面図、図8は補助
駆動装置の左側面図、図9〜図11はそれぞれパワーユ
ニットの左側面図,平面図,断面底面図、図12,図1
3は踏力検出装置の左側面図,構成図である。なお、各
図中、図1と同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0047】本実施形態の電動補助自転車80の車体フ
レーム2には駆動装置81が懸架支持されており、この
駆動装置81は、クランク軸13に入力されたペダル踏
力と電動モータ82からの補助駆動力との合力を出力す
るパワーユニット83と、上記電動モータ82に電源を
供給するバッテリ84と、該電動モータ82の補助力を
可変制御するコントロールユニット85,及び上記ペダ
ル踏力を検出する踏力検出装置86とを備えている。な
お、81aは上記駆動装置81を上方から覆うカバーで
ある。
【0048】上記バッテリ84は直方体状をなし、その
内部には直列接続された多数のNi−Cd単電池が収納
されている。該バッテリ84は、車体フレーム2を構成
するシートチューブ2cの後方に該チューブ2cに沿っ
て配置されており、該バッテリ84の下端部は取付けブ
ラケット5の上壁5cにボルト88aで固定された有底
筒状の支持ボックス88内に嵌装されている。この嵌装
によりバッテリ下部の放電雌端子84aは支持ボックス
88側の放電雄端子(不図示)と電気的に接続されてい
る。またバッテリ84の上端部は左, 右のシートステー
7,7間を通って上方に突出し、両シートステー7,シ
ートチューブ2c,及びリヤフェンダ9aで囲まれて支
持されており、上方向にのみ出し入れ可能となってい
る。上記バッテリ84の上部には把手87a,及び充電
用端子87bが装着されている。
【0049】上記パワーユニット83は、アルミダイキ
ャスト製のケーシング90内に遊星ローラ式減速機構9
1,遊星歯車式増速機構92,及び上記踏力検出装置8
6を収納して構成されている。上記ケーシング90は、
大略有底筒状のケース本体93と、該ケース本体93の
左側壁に形成された開口を閉塞する蓋部材94とからな
り、該蓋部材94はケース本体93にボルト95により
着脱可能に締結されている。
【0050】上記ケース本体93の上壁の前部,及び後
部にはそれぞれ車幅方向に延びるボス部93a,93b
が一体形成されている。このケース本体93はこれのボ
ス部93a,93bを上記取付けブラケット5の左, 右
側壁5a,5b間に位置させボルト89a,89a,ナ
ット89b,89bにより締め付け固定されている。ま
た上記ケース本体93の前端のフランジ部に上記電動モ
ータ82のフランジ部がボルト締め固定されており、該
モータ82の回転軸82aはクランク軸13と直角方向
に向けて配置されている。
【0051】上記ケーシング90内には上記クランク軸
13が車幅方向に挿入されており、該クランク軸13の
両端部はケース外方に突出している。このクランク軸1
3の左側端部は軸受96を介して蓋部材94のボス部に
より回転自在に支持されている。また上記クランク軸1
3の右側端部には軸受97を介して略筒状の合力軸98
が相対回転自在に装着されており、該合力軸98の軸方
向中央部には大径の出力歯車98aが一体形成されてい
る。上記合力軸98は軸受99を介してケース本体93
のボス部により回転自在に支持されており、該合力軸9
8の外端にチェーンスプロケット17がスプライン結合
されている。
【0052】上記クランク軸13の軸方向中央部には上
述の遊星歯車増速機構92が装着されている。これはク
ランク軸13に回転自在に挿着された太陽歯車100
と、該太陽歯車100の周囲に自転公転自在に噛合する
3個の遊星歯車101と、各遊星歯車101に噛合する
大略碗状をなす外周歯車102とを備えている。また上
記各遊星歯車101はクランク軸13に後輪からの回転
力がクランク軸13に伝わるのを阻止するワンウェイク
ラッチ103を介して装着されたキャリア104に回転
自在に支持されている。
【0053】上記外周歯車102の底壁には上記合力軸
98の出力歯車98aがリベットにより固定されてい
る。これによりクランク軸13に入力されたペダル踏力
は遊星歯車増速機構92の外周歯車102を介して出力
歯車98aに伝わり、チェーンスプロケット17,チェ
ーン18を介して後輪9に伝達される。
【0054】上記電動モータ82の回転軸82a(サン
ローラに相当)には上記遊星ローラ式減速機構91が装
着されている。これは上記回転軸82aと同軸をなすよ
うに固定された大径円筒状の外輪110と、該外輪11
0と上記回転軸82aとの間に配設され、両者82a,
110に当接する複数個の遊星ローラ111と、該遊星
ローラ111を軸受112を介して回転自在に支持する
ピン113とを備えている。また上記外輪111の両端
面には各遊星ローラ111の軸方向移動を規制するガイ
ド板114,115が配設されており、該ガイド板11
4,115はボルト116によりモータ82のフランジ
部に共締め固定されている。なお外輪110の外周面は
モータ82をケース本体93に固定する際のインロー部
として機能し、これによってモータ軸と後述の歯車部材
118との同心度が高精度に出るようにしている。
【0055】上記各ピン113には有底筒状のキャリア
117が固定されており、該キャリア117の軸芯には
出力歯車部材118の軸部が挿入されている。この出力
歯車部材118は軸受119を介してケース本体93に
回転自在に支持されており、該出力歯車部材118は上
記合力軸98の出力歯車98aに噛合している。また上
記出力歯車部材118の軸部とキャリア117とはワン
ウェイクラッチ120を介在させて連結されており、該
ワンウェイクラッチ120は人力のみによる走行時に踏
力がモータ82に伝わるのを回避している。これにより
モータ82の駆動力は、遊星ローラ式減速機構91によ
り減速されてキャリア117から出力歯車部材118を
介して合力軸98に伝達され、ここでクランク軸13か
らの踏力と合力されて後輪9に伝達される。
【0056】上記ケース本体93には上述の踏力検出装
置86が配設されている。この踏力検出装置86は、図
12,図13に示すように、上記ケース本体93の底部
に配設された反力受部125と、該ケース本体93の上
壁後部に配設された角度検出部126とからなり、両者
125,126はケース本体93の外周面に沿って分離
配置されている。
【0057】上記反力受部125は、上記ケース本体9
3の底壁に膨出形成された受け部93cの開口に支持板
127をボルト締め固定し、上記受け部93c内にコイ
ルスプリング130を配置するとともに、該コイルスプ
リング130内にフランジ131aが一体形成された円
筒状の棒部材131を挿入し、該フランジ131aの下
面と支持板127との間でコイルスプリング130を支
持して構成されている。
【0058】上記角度検出部126は、上記ケース本体
93の上壁に形成された取付け座93dにポテンショメ
ータ132をボルト締め固定したものである。該ポテン
ショメータ132の入力軸133は上記クランク軸13
と直角に向けて配置されており、ケース本体93内に突
出している。また上記入力軸133の先端には回動レバ
ー135が固定されており、該回動レバー135は入力
軸方向に見て不図示のスプリングにより時計方向に付勢
されている(図13参照)。
【0059】そして上記太陽歯車100には半径方向に
延びる押圧アーム部100a及び検出アーム部100b
が一体形成されている。この押圧アーム部100aの先
端にはローラ137が軸支されており、該ローラ137
は上記棒部材131のフランジ131aの表面に転接し
ている。また上記ローラ137にはケース本体93に進
退可能に螺挿された零点調整用ストッパボルト138が
当接しており、該ストッパボルト138により上記押圧
アーム部100aの時計方向への回動が規制されてい
る。上記検出アーム部100bは上記入力軸133の回
動レバー135に当接している。
【0060】上記クランク軸13に入力されたペダル踏
力とコイルスプリング130の付勢力とがバランスする
位置まで太陽歯車100が反時計方向に回動し、これに
伴って検出アーム部100bが回動する。これにより回
動レバー135を介して入力軸133が回動し、該入力
軸133の回転角度をポテンショメータ134が検出
し、該検出値をリード線を介してコントロールユニット
85に出力する。
【0061】また、上記ケース本体93の上壁前部には
車速センサ140が配設されている。これは上記ケース
本体93の取付け座93eにセンサ本体141をボルト
締め固定し、該センサ本体141の検出部142をケー
ス本体93内に突出して構成されている。この検出部1
42は、上記外周歯車102の外周面に所定ピッチで形
成された歯部102aに微小隙間をあけて対向してい
る。上記車速センサ140は上記外周歯車102の回転
に伴う歯部102aの磁気抵抗の変化を検出し、該検出
値をリード線140aを介して上記コントロールユニッ
ト85に出力するようになっている。ここで、上記歯部
102aは外周歯車102の内歯を鍛造成形する際に同
時に形成されたものである。
【0062】上記コントロールユニット85は、ユニッ
ト本体85aとこれを収容するコントロールボックス8
5bとからなり、該コントロールボックス85bは上記
ケース本体93の後壁面に沿って配置されている。また
上記コントロールボックス85bには取付け片85c,
85dが一体に突出形成されており、該取付け片85
c,85dは上記ケース本体93に形成されたボス部に
ボルト145により締め付け固定されている。
【0063】ここで上記コントロールユニット85の上
半部,ポテンショメータ134,及び車速センサ140
は上記取付けブラケット5内に位置しており、該ブラケ
ット5の左, 右側壁5a,5b及び上壁5cにより囲ま
れている。
【0064】次に本実施形態の作用効果について説明す
る。本実施形態によれば、コントロールユニット85,
ポテンショメータ134及び車速センサ140をケーシ
ング83の外周面に沿って配置し、該ケーシング83に
固定したので、組付け工数,部品点数を削減でき、コス
トを低減できる。また上記コントロールユニット85周
辺の配索を簡素化でき、車体搭載時のレイアウトに対す
る自由度を向上できるとともに、駆動装置全体を小型化
でき、上述の実施形態と同様の効果が得られる。
【0065】また、上記コントロールユニット85,ポ
テンショメータ134,及び車速センサ140を取付け
ブラケット5内に配置し、該ブラケット5により覆った
ので、飛び石等の外力による損傷を防止でき、またケー
ス本体93とブラケット5との間の空きスペースを有効
利用して配置でき、この点からも上記実施形態と同様の
効果が得られる。
【0066】本実施形態では、遊星歯車増速機構92を
備えたパワーユニット83の太陽歯車100を回動付勢
する反力受け部125と、角度検出部126とをケース
本体93の外周面に沿って分離させて配置したので、上
記反力受け部125を収納するケース本体93の受け部
93cの突出寸法を小さくすることができ、ケース全体
を小型化できる。その結果、パワーユニット83を車体
に搭載する際のレイアウトに対する自由度を向上でき
る。
【0067】また上記角度検出部126の入力軸133
をクランク軸13と直角方向に向けて配置したので、図
12に示すように、蓋部材94を取り外した状態で角度
検出部126をケース本体93に組み付ける場合に、太
陽歯車100の押圧アーム部100a,検出アーム部1
00b同士を目視した状態で係合させることができ、そ
れだけ組み付け性を改善できる。また上記入力軸133
をクランク軸13に直交させたので、取付ブラケット5
の幅内に角度検出部126を配置できる。
【0068】上記コイルスプリング130に押圧アーム
部100aが転接する棒部材131を挿入したので、ヒ
ステリシスを抑制でき、即ちペダル踏力の増加時と減少
時との検出値の変動を回避でき、また引っ掛かりを回避
してアシストフィーリングを向上できる。即ち、図14
に示す従来装置のように、シリンダ部207とこれに摺
動するよう挿入されたピストン部208との間にコイル
スプリング204を介在させる構造の場合には、両者の
摺動抵抗により作動時にヒステリシスが発生し易く、ま
たピストン部208の倒れによりアシストフィーリング
が悪化するという問題がある。
【0069】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明に係る電動
補助車両によれば、コントロールユニットをパワーユニ
ットのケーシングの外周面に沿うように配置し、かつ該
ケーシングに固定したので、コントロールユニットから
の熱をケーシングに放熱でき、コントロールユニットの
耐久性を向上できる効果があり、またコントロールユニ
ット自体のフレームへの取付けブラケットを不要にで
き、組み付け工数,及び部品点数を削減でき、コストを
低減できる効果があり、カバーをつける場合には小型で
すむ。また両ユニットを一体化したことにより、配線が
短くて済みかつ配索を簡略化でき、また車体レイアウト
上の自由度を向上できるとともに、車体全体を小型化で
きる効果がある。
【0070】またコントロールユニットをケーシングの
外周面に沿うように配置したので、クランク軸の幅寸法
を狭くでき、コーナで車体を倒す際のバンク角を大きく
できるとともに、ペダルをこぐ際の違和感を減少できる
効果がある。またコントロールユニットがケーシング内
部に配置されている場合に比べて、メンテナンス,ある
いは着脱作業が容易である。
【0071】請求項2の発明では、コントロールユニッ
トの少なくとも一部を取付けブラケット内に側面視で隠
れるように配置したので、別部品によるカバーを用いる
ことなく外力による損傷を防止できるとともに、空きス
ペースを有効利用して配置でき、コンパクト化を図るこ
とができる効果がある。
【0072】請求項3の発明では、コントロールユニッ
ト及び踏力センサをパワーユニットのケーシングの外周
面に沿うように配置し固定したので、コントロールユニ
ットの放熱性を向上でき、組み付け工数,及び部品点数
を削減してコストを低減できる等請求項1と同様の効果
がある。
【0073】請求項4の発明では、ペダル踏力を検出す
る踏力センサの反力受部と、角度検出部とを分離形成す
るとともに、該反力受部及び角度検出部をパワーユニッ
トのケーシングの外周面に沿うように配置したので、反
力受部,角度検出部を一体化したものに比較してこれら
の配置位置上の自由度を向上でき、またパワーユニット
のケーシングの突出寸法を小さくしてケース全体を小型
化でき、ひいては車体搭載時のレイアウト上の自由度を
向上できる効果がある。
【0074】請求項5の発明では、上記角度検出部の回
転軸をクランク軸と直角方向に配置したので、組み付け
性を向上できるとともに、ケーシングの突出寸法を小さ
くできる効果がある。
【0075】請求項6の発明では、踏力センサの少なく
とも一部を、また請求項8の発明では、コントロールユ
ニット,踏力センサ,車速センサの少なくとも各々の一
部を取付けブラケット内に側面視で隠れるように配置し
たので、外力による損傷を防止できる効果がある。
【0076】請求項7の発明では、車速センサをパワー
ユニットのケーシングの外周面に沿うように配置,固定
したので、組み付け工数,及び部品点数を削減してコス
トを低減できる等、請求項1と同様の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1,2の発明の一実施形態による電動補
助自転車の左側面図である。
【図2】上記電動補助自転車のパワーユニットの断面平
面図である。
【図3】上記パワーユニットの一部断面左側面図であ
る。
【図4】上記パワーユニットの車体搭載状態を示す左側
面図である。
【図5】上記パワーユニットの車体搭載状態を示す右側
面図である。
【図6】上記パワーユニットの車体搭載状態を示す背面
図である。
【図7】請求項3〜7の発明の一実施形態による電動補
助自転車の左側面図である。
【図8】上記電動補助自転車の補助駆動装置を示す左側
面図である。
【図9】上記補助駆動装置のパワーユニットの左側面図
である。
【図10】上記パワーユニットの平面図である。
【図11】上記パワーユニットの断面底面図である。
【図12】上記パワーユニットの踏力検出装置を示す左
側面図である。
【図13】上記踏力検出装置の構成図である。
【図14】従来の踏力検出装置を示す一部断面側面図で
ある。
【符号の説明】
1,80 電動補助自転車 2 車体フレーム 5 取付けブラケット 13 クランク軸 21,82 電動モータ 22,83 パワーユニット 24,85 コントロールユニット 26,90 ケーシング(ケーシング) 27,86 踏力検出装置(踏力セン
サ) 92 遊星歯車増速機構(遊星ギ
ヤ機構) 100 太陽歯車 101 遊星歯車 125 反力受け部 126 角度検出部 133 入力軸(回動軸) 141 車速センサ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランク軸に入力されたペダル踏力と電
    動モータからの補助力との合力を出力するパワーユニッ
    トと、上記電動モータによる補助力を可変制御するコン
    トロールユニットとを備えた電動補助車両において、上
    記コントロールユニットを上記パワーユニットのケーシ
    ングのクランク軸径方向外周面に沿うように配置し、か
    つ該ケーシングに着脱可能に固定したことを特徴とする
    電動補助車両。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記コントロールユ
    ニットを、その少なくとも一部が上記パワーユニットを
    車体フレームに取り付ける取付けブラケット内に側面視
    で隠れるように配置したことを特徴とする電動補助車
    両。
  3. 【請求項3】 クランク軸に入力されたペダル踏力と電
    動モータからの補助力との合力を出力するパワーユニッ
    トと、上記ペダル踏力を検出する踏力センサと、該踏力
    センサにより検出されたペダル踏力に基づいて上記電動
    モータからの補助力を可変制御するコントロールユニッ
    トとを備えた電動補助車両において、上記コントロール
    ユニット及び踏力センサを上記パワーユニットのケーシ
    ングのクランク軸径方向外周面に沿うように配置し、か
    つ該ケーシングに着脱可能に固定したことを特徴とする
    電動補助車両。
  4. 【請求項4】 請求項3において、上記パワーユニット
    が、クランク軸と同軸配置され、遊星ギヤにペダル踏力
    が入力され、リングギヤ又はサンギヤの何れか一方から
    出力される遊星ギヤ機構を備えたものであり、上記踏力
    センサが、上記リングギヤ又はサンギヤの何れか他方を
    該他方に作用する反力に抗して回動付勢する反力受部
    と、該他方の回動角度を検出する角度検出部とを分離形
    成したものであり、該反力受部及び角度検出部が上記ケ
    ーシングのクランク軸径方向外周面に沿うように配置さ
    れていることを特徴とする電動補助車両。
  5. 【請求項5】 請求項4において、上記角度検出部の回
    転軸がクランク軸に垂直方向に配置されていることを特
    徴とする電動補助車両。
  6. 【請求項6】 請求項3ないし5の何れかにおいて、上
    記踏力センサを、その少なくとも一部が上記パワーユニ
    ットを車体フレームに取り付ける取付けブラケット内に
    側面視で隠れるように配置したことを特徴とする電動補
    助車両。
  7. 【請求項7】 請求項3ないし6の何れかにおいて、車
    速を検出する車速センサを上記パワーユニットのケーシ
    ングのクランク軸径方向外周面に沿うように配置し、か
    つ該ケーシングに着脱可能に固定したことを特徴とする
    電動補助車両。
  8. 【請求項8】 請求項3ないし7の何れかにおいて、上
    記コントロールユニット,踏力センサ,車速センサの少
    なくとも各々の一部を上記取付ブラケット内に側面視で
    隠れるように配置したことを特徴とする電動補助車両。
JP17378996A 1996-07-03 1996-07-03 電動補助車両 Expired - Lifetime JP3617728B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17378996A JP3617728B2 (ja) 1996-07-03 1996-07-03 電動補助車両
US08/887,152 US6073717A (en) 1996-07-03 1997-07-02 Electric motor assisted vehicle
TW086109339A TW348138B (en) 1996-07-03 1997-07-02 Electric motor assisted vehicle
EP19970111180 EP0816215B1 (en) 1996-07-03 1997-07-03 Electric motor-assisted bicycle
EP97111187A EP0822133A1 (en) 1996-07-03 1997-07-03 Electric motor-assisted bicycle
EP97111188A EP0816216A1 (en) 1996-07-03 1997-07-03 Electric motor-assissted bicycle
DE1997616167 DE69716167T2 (de) 1996-07-03 1997-07-03 Fahrrad mit elektrischem Hilfsmotor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17378996A JP3617728B2 (ja) 1996-07-03 1996-07-03 電動補助車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1016872A true JPH1016872A (ja) 1998-01-20
JP3617728B2 JP3617728B2 (ja) 2005-02-09

Family

ID=15967189

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17378996A Expired - Lifetime JP3617728B2 (ja) 1996-07-03 1996-07-03 電動補助車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3617728B2 (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013141979A (ja) * 2012-01-10 2013-07-22 Robert Bosch Gmbh ライダの意思を認識するための力測定装置を備えた、電動自転車に用いられる駆動装置
KR101370549B1 (ko) * 2011-09-05 2014-03-06 장병철 모노레일 자전거
EP2743169A1 (en) * 2012-12-17 2014-06-18 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Driving unit and electric assist bicycle
JP2014196074A (ja) * 2013-03-29 2014-10-16 ヤマハ発動機株式会社 駆動ユニット及び電動補助自転車
WO2016000809A1 (de) * 2014-07-02 2016-01-07 HE, Ling Antriebseinheit für ein elektrisch unterstütztes fahrrad
CN107336795A (zh) * 2016-04-28 2017-11-10 雅马哈发动机株式会社 电动辅助自行车
US10036465B2 (en) 2015-07-17 2018-07-31 Shimano Inc. Bicycle component
JP2019156186A (ja) * 2018-03-13 2019-09-19 パナソニックIpマネジメント株式会社 ケースの取付構造及び電動自転車
WO2020100901A1 (ja) * 2018-11-13 2020-05-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 電動自転車用動力伝達ユニット、及び電動自転車
JP2020147135A (ja) * 2019-03-13 2020-09-17 本田技研工業株式会社 電動アシスト自転車
US11077914B2 (en) 2017-10-13 2021-08-03 Shimano Inc. Bicycle drive unit
US11142283B2 (en) 2017-10-13 2021-10-12 Shimano Inc. Bicycle drive unit
US11167817B2 (en) 2017-10-13 2021-11-09 Shimano Inc. Bicycle drive unit
US11358677B2 (en) 2017-10-13 2022-06-14 Shimano Inc. Bicycle component
US11433970B2 (en) 2017-10-13 2022-09-06 Shimano Inc. Bicycle drive unit
JP2022153670A (ja) * 2018-11-13 2022-10-12 パナソニックIpマネジメント株式会社 モータユニット、及び電動自転車

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017088134A (ja) * 2015-11-17 2017-05-25 株式会社シマノ 自転車用ドライブユニット

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101370549B1 (ko) * 2011-09-05 2014-03-06 장병철 모노레일 자전거
JP2013141979A (ja) * 2012-01-10 2013-07-22 Robert Bosch Gmbh ライダの意思を認識するための力測定装置を備えた、電動自転車に用いられる駆動装置
EP2743169A1 (en) * 2012-12-17 2014-06-18 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Driving unit and electric assist bicycle
CN104010936A (zh) * 2012-12-17 2014-08-27 雅马哈发动机株式会社 驱动单元以及电动助力自行车
CN104010936B (zh) * 2012-12-17 2016-08-24 雅马哈发动机株式会社 驱动单元以及电动助力自行车
JP2014196074A (ja) * 2013-03-29 2014-10-16 ヤマハ発動機株式会社 駆動ユニット及び電動補助自転車
WO2016000809A1 (de) * 2014-07-02 2016-01-07 HE, Ling Antriebseinheit für ein elektrisch unterstütztes fahrrad
US10036465B2 (en) 2015-07-17 2018-07-31 Shimano Inc. Bicycle component
CN107336795A (zh) * 2016-04-28 2017-11-10 雅马哈发动机株式会社 电动辅助自行车
CN107336795B (zh) * 2016-04-28 2020-01-14 雅马哈发动机株式会社 电动辅助自行车
US10661858B2 (en) 2016-04-28 2020-05-26 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Electric-motor-assisted bicycle
US11077914B2 (en) 2017-10-13 2021-08-03 Shimano Inc. Bicycle drive unit
US11433970B2 (en) 2017-10-13 2022-09-06 Shimano Inc. Bicycle drive unit
US11358677B2 (en) 2017-10-13 2022-06-14 Shimano Inc. Bicycle component
US11167817B2 (en) 2017-10-13 2021-11-09 Shimano Inc. Bicycle drive unit
US11142283B2 (en) 2017-10-13 2021-10-12 Shimano Inc. Bicycle drive unit
WO2019177001A1 (ja) * 2018-03-13 2019-09-19 パナソニックIpマネジメント株式会社 ケースの取付構造及び電動自転車
JP2019156186A (ja) * 2018-03-13 2019-09-19 パナソニックIpマネジメント株式会社 ケースの取付構造及び電動自転車
CN112955374A (zh) * 2018-11-13 2021-06-11 松下知识产权经营株式会社 电动自行车动力传递单元以及电动自行车
JP2020079017A (ja) * 2018-11-13 2020-05-28 パナソニックIpマネジメント株式会社 電動自転車用動力伝達ユニット、及び電動自転車
WO2020100901A1 (ja) * 2018-11-13 2020-05-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 電動自転車用動力伝達ユニット、及び電動自転車
JP2022153670A (ja) * 2018-11-13 2022-10-12 パナソニックIpマネジメント株式会社 モータユニット、及び電動自転車
JP2020147135A (ja) * 2019-03-13 2020-09-17 本田技研工業株式会社 電動アシスト自転車

Also Published As

Publication number Publication date
JP3617728B2 (ja) 2005-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1016872A (ja) 電動補助車両
JPH1016874A (ja) 電動補助車両
EP3239028B1 (en) Electric-motor-assisted bicycle
US6073717A (en) Electric motor assisted vehicle
US8919478B2 (en) Bicycle drive unit
CN109665037B (zh) 自行车用组件
CN109665038B (zh) 自行车用驱动单元
CN109665050B (zh) 自行车用驱动单元
EP0822133A1 (en) Electric motor-assisted bicycle
CN115042908B (zh) 中置电机及电动自行车
JP7235736B2 (ja) 車両用トランスミッション装置
JP2001180565A (ja) 電動補助自転車用駆動装置
JP7309291B2 (ja) 駆動ユニットおよび電動補助車両
JP7432873B2 (ja) 電動自転車用動力伝達ユニット、及び電動自転車
JPH09301260A (ja) 電動アシスト車両のトルク伝達装置
JP7430110B2 (ja) 駆動ユニットおよび電動補助車両
JPH1016870A (ja) 電動補助車両
US11643159B2 (en) Electric power generator for human-powered vehicle
JPH08290794A (ja) 補助動力アシスト式自転車の補助動力アシスト装置
JP6918890B2 (ja) 駆動ユニットおよび電動補助自転車
US10933944B2 (en) Drive unit and electrically assisted bicycle
JP6926167B2 (ja) 駆動ユニットおよび電動補助自転車
JP2004114933A (ja) 電動補助自転車
JP2001206275A (ja) 電動補助自転車
JPH08182210A (ja) 組電池の充電装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040528

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040727

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040922

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041102

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041104

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101119

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101119

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111119

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121119

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121119

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131119

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term