JP2001038600A - 走行線材の研掃装置 - Google Patents
走行線材の研掃装置Info
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- JP2001038600A JP2001038600A JP21726199A JP21726199A JP2001038600A JP 2001038600 A JP2001038600 A JP 2001038600A JP 21726199 A JP21726199 A JP 21726199A JP 21726199 A JP21726199 A JP 21726199A JP 2001038600 A JP2001038600 A JP 2001038600A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】走行線材からロールブラシにより研掃されたス
ケールの飛散を防止し、ロールブラシの直径の異なる各
種走行線材に対する研掃位置を広範囲に調整し設定する
ことができる、安全で安定なロールブラシの回転を保証
する。 【解決手段】円筒形回転ケーシング２から軸線上を左右
側方へ突出する第１，第２回転軸４，５を備え、走行線
材６を上記第２回転軸５を通して同回転ケーシング２内
へ導入すると共に、第１回転軸４を通して同回転ケーシ
ング２外へ導出し、他方上記円筒形回転ケーシング２内
に走行線材６の外周面に接触するロールブラシ３を配
し、該ロールブラシ３を同回転ケーシング２に対し軸受
けし、該円筒形回転ケーシング２を上記第１，第２回転
軸４，５を中心に回転することにより上記ロールブラシ
３を上記走行線材６を中心に公転させると共に、該公転
をロールブラシ３の自転運動に変換する変換機構を介し
て自転する構成とした走行線材の研掃装置。
ケールの飛散を防止し、ロールブラシの直径の異なる各
種走行線材に対する研掃位置を広範囲に調整し設定する
ことができる、安全で安定なロールブラシの回転を保証
する。 【解決手段】円筒形回転ケーシング２から軸線上を左右
側方へ突出する第１，第２回転軸４，５を備え、走行線
材６を上記第２回転軸５を通して同回転ケーシング２内
へ導入すると共に、第１回転軸４を通して同回転ケーシ
ング２外へ導出し、他方上記円筒形回転ケーシング２内
に走行線材６の外周面に接触するロールブラシ３を配
し、該ロールブラシ３を同回転ケーシング２に対し軸受
けし、該円筒形回転ケーシング２を上記第１，第２回転
軸４，５を中心に回転することにより上記ロールブラシ
３を上記走行線材６を中心に公転させると共に、該公転
をロールブラシ３の自転運動に変換する変換機構を介し
て自転する構成とした走行線材の研掃装置。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は金属線材等の長尺線
材を走行させつつその外周面を研掃する走行線材の研掃
装置に関する。
材を走行させつつその外周面を研掃する走行線材の研掃
装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】特開昭５１−３８１９４号においては、
研磨ディスクを公転しつつ自転し、長尺の被処理物の外
周面を研掃する装置を示している。
研磨ディスクを公転しつつ自転し、長尺の被処理物の外
周面を研掃する装置を示している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】然しながらこの研掃装
置においては、研磨ディスク及び回転を伝導するための
歯車類を対向して設置された回転円盤間に軸装する構成
であるから、研磨ディスクの高速回転により回転円盤外
へ高速で飛び出すスケールや油分の飛散を回避できない
（第１の問題点）。
置においては、研磨ディスク及び回転を伝導するための
歯車類を対向して設置された回転円盤間に軸装する構成
であるから、研磨ディスクの高速回転により回転円盤外
へ高速で飛び出すスケールや油分の飛散を回避できない
（第１の問題点）。
【０００４】又この種走行線材の研掃装置においては様
々な直径の線材が適用され、これら径の異なる線材に対
し柔軟に対応することが困難である。上記先行例は斜め
のカム溝の案内にて上記研磨ディスクを被処理物に対し
接近離間するようにしているが、これでは研磨ディスク
の安全且つ安定な回転が望めず、設計製作上の困難性を
伴う（第２の問題点）。
々な直径の線材が適用され、これら径の異なる線材に対
し柔軟に対応することが困難である。上記先行例は斜め
のカム溝の案内にて上記研磨ディスクを被処理物に対し
接近離間するようにしているが、これでは研磨ディスク
の安全且つ安定な回転が望めず、設計製作上の困難性を
伴う（第２の問題点）。
【０００５】又上記先行例においては、スケールや油分
の飛散を防止しながら研磨ディスクの交換を容易にする
手段、並びに同スケール等を安全に回収できる手段につ
いては全く開示していない（第３の問題点）。
の飛散を防止しながら研磨ディスクの交換を容易にする
手段、並びに同スケール等を安全に回収できる手段につ
いては全く開示していない（第３の問題点）。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は上記第１，第
２，第３の問題点を適切に解決する走行線材の研掃装置
を提供するものである。
２，第３の問題点を適切に解決する走行線材の研掃装置
を提供するものである。
【０００７】本発明に係る走行線材の研掃装置は、両端
開口を密閉した円筒体から成る円筒形回転ケーシングを
備え、該円筒形回転ケーシング内にロールブラシを内在
する。即ち前記先行例における一対の回転円盤を利用し
た態様の円筒体から成る円筒形回転ケーシングを形成
し、ロールブラシを内在する。
開口を密閉した円筒体から成る円筒形回転ケーシングを
備え、該円筒形回転ケーシング内にロールブラシを内在
する。即ち前記先行例における一対の回転円盤を利用し
た態様の円筒体から成る円筒形回転ケーシングを形成
し、ロールブラシを内在する。
【０００８】よって円筒形回転ケーシングをロールブラ
シの公転に必要な回転手段として利用しつつ、該円筒形
回転ケーシングをロールブラシにより研掃されたスケー
ル又は油分の飛散を有効に防止する手段とする。これに
より前記第１の問題点を解決する。
シの公転に必要な回転手段として利用しつつ、該円筒形
回転ケーシングをロールブラシにより研掃されたスケー
ル又は油分の飛散を有効に防止する手段とする。これに
より前記第１の問題点を解決する。
【０００９】上記円筒形回転ケーシングにはその軸線上
を一側方と他側方へ突出する第１，第２回転軸を設け、
走行線材を上記第２回転軸の軸線に設けた第２線材ガイ
ド孔を通して円筒形回転ケーシング内へ導入すると共
に、該円筒形回転ケーシング内に導入された走行線材を
上記第１回転軸の軸線に設けた第１線材ガイド孔を通し
て円筒形回転ケーシング外へ導出する構成とする。
を一側方と他側方へ突出する第１，第２回転軸を設け、
走行線材を上記第２回転軸の軸線に設けた第２線材ガイ
ド孔を通して円筒形回転ケーシング内へ導入すると共
に、該円筒形回転ケーシング内に導入された走行線材を
上記第１回転軸の軸線に設けた第１線材ガイド孔を通し
て円筒形回転ケーシング外へ導出する構成とする。
【００１０】そして上記円筒形回転ケーシング内に上記
第１回転軸と第２回転軸間において走行する走行線材の
外周面に接触する１本又は２本のロールブラシを配し、
該ロールブラシを上記円筒形回転ケーシングに対し軸受
けし、該円筒形回転ケーシングを上記第１，第２回転軸
を中心に回転することにより上記ロールブラシを上記走
行線材を中心に公転させると共に、該公転運動をロール
ブラシの自転運動に変換する変換機構を介して自転する
構成とする。
第１回転軸と第２回転軸間において走行する走行線材の
外周面に接触する１本又は２本のロールブラシを配し、
該ロールブラシを上記円筒形回転ケーシングに対し軸受
けし、該円筒形回転ケーシングを上記第１，第２回転軸
を中心に回転することにより上記ロールブラシを上記走
行線材を中心に公転させると共に、該公転運動をロール
ブラシの自転運動に変換する変換機構を介して自転する
構成とする。
【００１１】又上記円筒形回転ケーシングに走行線材の
軸線と直交する方向に揺動する一対のレバーを軸支し、
該両揺動レバーの揺動端間に上記ロールブラシの両端の
回転軸を夫々軸受けし、該揺動レバーの揺動角の調整に
よって上記ロールブラシを所要角度揺動し走行線材に対
する接触位置を調整する構成とする。
軸線と直交する方向に揺動する一対のレバーを軸支し、
該両揺動レバーの揺動端間に上記ロールブラシの両端の
回転軸を夫々軸受けし、該揺動レバーの揺動角の調整に
よって上記ロールブラシを所要角度揺動し走行線材に対
する接触位置を調整する構成とする。
【００１２】上記両揺動レバーの揺動によって、同揺動
端間に軸支されたロールブラシを増幅して揺動し研掃位
置を設定することができ、各種直径の走行線材に適宜対
応できる。又安全で安定なロールブラシの回転が保証で
きる。
端間に軸支されたロールブラシを増幅して揺動し研掃位
置を設定することができ、各種直径の走行線材に適宜対
応できる。又安全で安定なロールブラシの回転が保証で
きる。
【００１３】更に上記円筒体から成る円筒形ケーシング
にロールブラシの略全長を露出する窓を設け、該窓を蓋
板にて開閉可に閉鎖しロールブラシの交換の便に寄与す
る。
にロールブラシの略全長を露出する窓を設け、該窓を蓋
板にて開閉可に閉鎖しロールブラシの交換の便に寄与す
る。
【００１４】又上記蓋板には上記ロールブラシによって
研掃されたスケール又は油分を落下せしめるスケール落
下口を設け、前記スケールや油分の飛散を防止しつつ回
収を容易にする。
研掃されたスケール又は油分を落下せしめるスケール落
下口を設け、前記スケールや油分の飛散を防止しつつ回
収を容易にする。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を図１乃至
図４に基づいて説明する。
図４に基づいて説明する。
【００１６】走行線材の研掃装置１は、両端開口を密閉
した円筒体から成る円筒形回転ケーシング２を備える。
した円筒体から成る円筒形回転ケーシング２を備える。
【００１７】上記円筒体から成る円筒形回転ケーシング
２内にロールブラシ３を内在する。即ち前記先行例にお
ける一対の回転円盤を利用した態様の円筒体から成る円
筒形回転ケーシング２を形成し、ロールブラシ３を内在
する。
２内にロールブラシ３を内在する。即ち前記先行例にお
ける一対の回転円盤を利用した態様の円筒体から成る円
筒形回転ケーシング２を形成し、ロールブラシ３を内在
する。
【００１８】よって円筒形回転ケーシング２をロールブ
ラシ３の公転に必要な回転手段として利用しつつ、該円
筒形回転ケーシング２をロールブラシ３により研掃され
たスケール又は油分の飛散を有効に防止する手段とす
る。
ラシ３の公転に必要な回転手段として利用しつつ、該円
筒形回転ケーシング２をロールブラシ３により研掃され
たスケール又は油分の飛散を有効に防止する手段とす
る。
【００１９】上記円筒形回転ケーシング２にはその軸線
上を一側方と他側方へ突出する第１，第２回転軸４，５
を設け、走行線材６を上記第２回転軸５の軸線に設けた
第２線材ガイド孔８を通して円筒形回転ケーシング２内
へ導入すると共に、該円筒形回転ケーシング２内に導入
された走行線材６を上記第１回転軸４の軸線に設けた第
１線材ガイド孔７を通して円筒形回転ケーシング２外へ
導出する構成とする。
上を一側方と他側方へ突出する第１，第２回転軸４，５
を設け、走行線材６を上記第２回転軸５の軸線に設けた
第２線材ガイド孔８を通して円筒形回転ケーシング２内
へ導入すると共に、該円筒形回転ケーシング２内に導入
された走行線材６を上記第１回転軸４の軸線に設けた第
１線材ガイド孔７を通して円筒形回転ケーシング２外へ
導出する構成とする。
【００２０】そして上記円筒形回転ケーシング２内に上
記第１回転軸４と第２回転軸５間において走行する走行
線材６の外周面に接触する１本又は２本のロールブラシ
３を配し、該ロールブラシ３を上記円筒形回転ケーシン
グ２に対し軸受けし、該円筒形回転ケーシング２を上記
第１，第２回転軸４，５を中心に回転することにより上
記ロールブラシ３を上記走行線材６を中心に公転させる
と共に、該公転運動をロールブラシ３の自転運動に変換
する変換機構を介して自転する構成とする。
記第１回転軸４と第２回転軸５間において走行する走行
線材６の外周面に接触する１本又は２本のロールブラシ
３を配し、該ロールブラシ３を上記円筒形回転ケーシン
グ２に対し軸受けし、該円筒形回転ケーシング２を上記
第１，第２回転軸４，５を中心に回転することにより上
記ロールブラシ３を上記走行線材６を中心に公転させる
と共に、該公転運動をロールブラシ３の自転運動に変換
する変換機構を介して自転する構成とする。
【００２１】又上記円筒形回転ケーシング２に走行線材
６の軸線と直交する方向に揺動する一対のレバー９を軸
支し、該両揺動レバー９の揺動端間に上記ロールブラシ
３の両端の回転軸１０を夫々軸受けし、該揺動レバー９
の揺動角の調整によって上記ロールブラシ３を所要角度
揺動し走行線材６に対する接触位置を調整する構成とす
る。
６の軸線と直交する方向に揺動する一対のレバー９を軸
支し、該両揺動レバー９の揺動端間に上記ロールブラシ
３の両端の回転軸１０を夫々軸受けし、該揺動レバー９
の揺動角の調整によって上記ロールブラシ３を所要角度
揺動し走行線材６に対する接触位置を調整する構成とす
る。
【００２２】上記両揺動レバー９の揺動によって、同揺
動端間に軸支されたロールブラシ３を増幅して揺動し研
掃位置を設定することができ、各種直径の走行線材６に
適宜対応できる。又安全で安定なロールブラシの回転が
保証できる。
動端間に軸支されたロールブラシ３を増幅して揺動し研
掃位置を設定することができ、各種直径の走行線材６に
適宜対応できる。又安全で安定なロールブラシの回転が
保証できる。
【００２３】更に上記円筒体から成る円筒形回転ケーシ
ング２にロールブラシ３の略全長を露出する窓１１を設
け、該窓１１を蓋板１２にて開閉可に閉鎖しロールブラ
シ３の交換の便に寄与する。
ング２にロールブラシ３の略全長を露出する窓１１を設
け、該窓１１を蓋板１２にて開閉可に閉鎖しロールブラ
シ３の交換の便に寄与する。
【００２４】又上記蓋板１２には上記ロールブラシ３に
よって研掃されたスケール又は油分を落下せしめるスケ
ール落下口１３を設け、前記スケールや油分の飛散を防
止しつつ回収を容易にする。以下上記走行線材の研掃装
置１を更に詳述する。
よって研掃されたスケール又は油分を落下せしめるスケ
ール落下口１３を設け、前記スケールや油分の飛散を防
止しつつ回収を容易にする。以下上記走行線材の研掃装
置１を更に詳述する。
【００２５】モーター１４の回転駆動軸１５に設けたプ
ーリー１６と、上記第１回転軸４の端部に設けたプーリ
ー１７間にベルト１８を掛け回し、第１，第２回転軸
４，５を中心にして上記円筒形回転ケーシング２を回転
駆動する。上記第１，第２回転軸４，５は対向せる軸受
け板２１，２２に対向して設けた固定軸受け１９，２０
に回転可に軸支する。
ーリー１６と、上記第１回転軸４の端部に設けたプーリ
ー１７間にベルト１８を掛け回し、第１，第２回転軸
４，５を中心にして上記円筒形回転ケーシング２を回転
駆動する。上記第１，第２回転軸４，５は対向せる軸受
け板２１，２２に対向して設けた固定軸受け１９，２０
に回転可に軸支する。
【００２６】上記固定軸受け１９，２０は軸受け板２
１，２２の内面側へ突出された軸受け筒２３，２４にて
形成し、該軸受け筒２３，２４の軸線に上記第１，第２
回転軸４，５を軸受けすると共に、該軸受け筒２３，２
４の外周面に歯車２５を第１，第２回転軸４，５と同一
軸線に固定して設ける。
１，２２の内面側へ突出された軸受け筒２３，２４にて
形成し、該軸受け筒２３，２４の軸線に上記第１，第２
回転軸４，５を軸受けすると共に、該軸受け筒２３，２
４の外周面に歯車２５を第１，第２回転軸４，５と同一
軸線に固定して設ける。
【００２７】上記固定歯車２５に１８０度反対側におい
て、一対の遊星歯車２６，２７を上記円筒形回転ケーシ
ング２の一側方において咬み合わせ、該各遊星歯車２
６，２７の回転軸２８，２９を円筒形回転ケーシング２
の一側板３０に夫々軸受けし、円筒形回転ケーシング２
内に突出する同軸端にプーリー３１，３２を夫々設け、
該プーリー３１，３２の夫々と上記各ロールブラシ３の
両端の軸１０の一方に設けたプーリー３３，３４の夫々
との間にベルト３５，３６を掛け回し、遊星歯車２６，
２７の公転と自転に伴う自転運動をプーリー３１乃至３
４とベルト３５，３６を介してロールブラシ３に伝達し
自転せしめる。
て、一対の遊星歯車２６，２７を上記円筒形回転ケーシ
ング２の一側方において咬み合わせ、該各遊星歯車２
６，２７の回転軸２８，２９を円筒形回転ケーシング２
の一側板３０に夫々軸受けし、円筒形回転ケーシング２
内に突出する同軸端にプーリー３１，３２を夫々設け、
該プーリー３１，３２の夫々と上記各ロールブラシ３の
両端の軸１０の一方に設けたプーリー３３，３４の夫々
との間にベルト３５，３６を掛け回し、遊星歯車２６，
２７の公転と自転に伴う自転運動をプーリー３１乃至３
４とベルト３５，３６を介してロールブラシ３に伝達し
自転せしめる。
【００２８】他方上記各ロールブラシ３の両端の回転軸
１０を上記各揺動レバー９の揺動端に回動可に軸支す
る。
１０を上記各揺動レバー９の揺動端に回動可に軸支す
る。
【００２９】上記各揺動レバー９の基端部には第１，第
２回転軸４，５と平行な各軸受け筒３７，３８を設け、
他方円筒形回転ケーシング２と一体に第１，第２回転軸
４，５と平行な固定軸３９，４０を夫々設け、上記各固
定軸３９，４０を各揺動レバー９の各軸受け筒３７，３
８内に夫々緩挿する。
２回転軸４，５と平行な各軸受け筒３７，３８を設け、
他方円筒形回転ケーシング２と一体に第１，第２回転軸
４，５と平行な固定軸３９，４０を夫々設け、上記各固
定軸３９，４０を各揺動レバー９の各軸受け筒３７，３
８内に夫々緩挿する。
【００３０】これにより各揺動レバー９並びに揺動端に
軸支されたロールブラシ３は固定軸３９，４０を中心に
して走行線材６の軸線と直交する方向に揺動可能であ
る。
軸支されたロールブラシ３は固定軸３９，４０を中心に
して走行線材６の軸線と直交する方向に揺動可能であ
る。
【００３１】上記各軸受け筒３７，３８の中央部にウォ
ームホイル４１，４２を夫々設け、このウォームホイル
４１，４２に咬み合うウォーム４３，４４を設ける。
ームホイル４１，４２を夫々設け、このウォームホイル
４１，４２に咬み合うウォーム４３，４４を設ける。
【００３２】上記各揺動レバー９は円筒形回転ケーシン
グ２内の１８０度反対側に夫々配し、同様にウォームホ
イル４１，４２及びウォーム４３，４４は同ケーシング
２内の１８０度反対側に夫々配する。
グ２内の１８０度反対側に夫々配し、同様にウォームホ
イル４１，４２及びウォーム４３，４４は同ケーシング
２内の１８０度反対側に夫々配する。
【００３３】上記各ウォーム４３，４４の軸に直結する
アジャスター４５，４６を円筒形回転ケーシング２の円
筒壁４７の外表面において回転操作可能に配設する。
アジャスター４５，４６を円筒形回転ケーシング２の円
筒壁４７の外表面において回転操作可能に配設する。
【００３４】上記アジャスター４５，４６の回転操作に
よりウォーム４３，４４を回転してウォームホイル４
１，４２を回転し、このウォームホイル４１，４２の回
転と一体に各揺動レバー９を揺動し、このレバー９の揺
動端に軸支した各ロールブラシ３を走行線材６と直交す
る方向において接近離間方向へ揺動する。これによって
各ロールブラシ３を各種走行線材６の直径に適合させ、
接触可能とする。又ロールブラシ３の毛先の摩耗に応
じ、レバー９の揺動角を調整しロールブラシ３を線材外
周面に常に適切に接触させる。
よりウォーム４３，４４を回転してウォームホイル４
１，４２を回転し、このウォームホイル４１，４２の回
転と一体に各揺動レバー９を揺動し、このレバー９の揺
動端に軸支した各ロールブラシ３を走行線材６と直交す
る方向において接近離間方向へ揺動する。これによって
各ロールブラシ３を各種走行線材６の直径に適合させ、
接触可能とする。又ロールブラシ３の毛先の摩耗に応
じ、レバー９の揺動角を調整しロールブラシ３を線材外
周面に常に適切に接触させる。
【００３５】而してモーター１４の駆動により円筒形回
転ケーシング２が回転され、この円筒形回転ケーシング
２の回転により揺動レバー９に軸支された各ロールブラ
シ３が走行線材６の外周面に接触しつつ公転する。
転ケーシング２が回転され、この円筒形回転ケーシング
２の回転により揺動レバー９に軸支された各ロールブラ
シ３が走行線材６の外周面に接触しつつ公転する。
【００３６】このロールブラシ３の公転に伴い、遊星歯
車２６，２７が固定歯車２５との咬み合いを保持しつ
つ、同固定歯車２５の周りに公転し且つ自転する。
車２６，２７が固定歯車２５との咬み合いを保持しつ
つ、同固定歯車２５の周りに公転し且つ自転する。
【００３７】この遊星歯車２６，２７の自転によって各
ロールブラシ３を上記公転と共に自転する。この公転と
自転によって走行線材６を連続的に研掃し、スケールや
又は油分を除去する。このスケールや油分は円筒形回転
ケーシング２内において放出されて収容される。
ロールブラシ３を上記公転と共に自転する。この公転と
自転によって走行線材６を連続的に研掃し、スケールや
又は油分を除去する。このスケールや油分は円筒形回転
ケーシング２内において放出されて収容される。
【００３８】他方前記のように、上記円筒体から成る円
筒形回転ケーシング２にロールブラシ３の略全長を露出
する点検用又はロールブラシ交換用の窓１１を設け、該
窓１１を蓋板１２にて開閉可に閉鎖する。この蓋板１２
はその周縁部を螺子４８にて要所要所を円筒形ケーシン
グ２の窓１１の周縁部に着脱可に締結する。
筒形回転ケーシング２にロールブラシ３の略全長を露出
する点検用又はロールブラシ交換用の窓１１を設け、該
窓１１を蓋板１２にて開閉可に閉鎖する。この蓋板１２
はその周縁部を螺子４８にて要所要所を円筒形ケーシン
グ２の窓１１の周縁部に着脱可に締結する。
【００３９】そして上記蓋板１２に上記ロールブラシに
よって研掃されたスケール又は油分を落下せしめるスケ
ール落下口１３を設け、上記円筒形回転ケーシング２内
に補足されたスケール又は油分を該スケール落下口１３
を通じてケース２外へ落出する。又このスケール落下口
１３は放熱手段を兼用する。
よって研掃されたスケール又は油分を落下せしめるスケ
ール落下口１３を設け、上記円筒形回転ケーシング２内
に補足されたスケール又は油分を該スケール落下口１３
を通じてケース２外へ落出する。又このスケール落下口
１３は放熱手段を兼用する。
【００４０】上記軸受け板２１，２２間に上記円筒形回
転ケーシング２を覆うカバープレートを取付けることに
より、外部ケーシングを形成して安全策を講ずることが
できる。
転ケーシング２を覆うカバープレートを取付けることに
より、外部ケーシングを形成して安全策を講ずることが
できる。
【００４１】
【発明の効果】本発明によれば、円筒形回転ケーシング
をロールブラシの公転に必要な回転手段として利用しつ
つ、該円筒形回転ケーシングをロールブラシにより研掃
されたスケール又は油分の飛散を有効に防止することが
できる。
をロールブラシの公転に必要な回転手段として利用しつ
つ、該円筒形回転ケーシングをロールブラシにより研掃
されたスケール又は油分の飛散を有効に防止することが
できる。
【００４２】又上記両揺動レバーの揺動によって、同揺
動端間に軸支されたロールブラシを増幅して揺動し研掃
位置を広範囲に調整し設定することができ、各種直径の
走行線材に適宜対応できる。
動端間に軸支されたロールブラシを増幅して揺動し研掃
位置を広範囲に調整し設定することができ、各種直径の
走行線材に適宜対応できる。
【００４３】又上記調整機構は安全で安定なロールブラ
シの回転を保証する。
シの回転を保証する。
【００４４】更に上記円筒体から成る円筒形ケーシング
にロールブラシの略全長を露出する窓を閉塞する蓋板を
開けて、ロールブラシの交換を容易に行える。
にロールブラシの略全長を露出する窓を閉塞する蓋板を
開けて、ロールブラシの交換を容易に行える。
【００４５】又上記蓋板に設けたスケール落下口によ
り、ロールブラシにより研掃されたスケールや油分の飛
散を防止しつつ回収を容易にする。
り、ロールブラシにより研掃されたスケールや油分の飛
散を防止しつつ回収を容易にする。
【図１】走行線材の研掃装置の斜視図。
【図２】同研掃装置の縦断面図。
【図３】同研掃装置の横断面図。
【図４】同研掃装置における円筒形回転ケーシングの蓋
板の構造を示す斜視図。
板の構造を示す斜視図。
１ 研磨装置 ２ 円筒形回転ケーシング ３ ロールブラシ ４ 第１回転軸 ５ 第２回転軸 ６ 走行線材 ７ 第１線材ガイド孔 ８ 第２線材ガイド孔 ９ 揺動レバー １０ 回転軸 １１ 窓 １２ 蓋板 １３ スケール落下口 １４ モーター １５ 回転駆動軸 １６，１７ プーリー １８ ベルト １９，２０ 固定軸受け ２１，２２ 軸受板 ２３，２４ 軸受け筒 ２５ 固定歯車 ２６，２７ 遊星歯車 ２８，２９ 回転軸 ３０ 一側板 ３１，３２ プーリー ３３，３４ プーリー ３５，３６ ベルト ３７，３８ 軸受け筒 ３９，４０ 固定軸 ４１，４２ ウォームホイル ４３，４４ ウォーム ４５，４６ アジャスター ４８ 螺子
Claims (4)
- 【請求項１】両端開口を密閉した円筒体から成る円筒形
回転ケーシングを備え、該円筒形回転ケーシングから軸
線上を一側方と他側方へ突出する第１，第２回転軸を備
え、走行線材を上記第２回転軸の軸線に設けた第２線材
ガイド孔を通して円筒形回転ケーシング内へ導入すると
共に、該円筒形回転ケーシング内に導入された走行線材
を上記第１回転軸の軸線に設けた第１線材ガイド孔を通
して円筒形回転ケーシング外へ導出し、他方上記円筒形
回転ケーシング内に上記第１回転軸と第２回転軸間にお
いて走行する走行線材の外周面に接触するロールブラシ
を配し、該ロールブラシを上記円筒形回転ケーシングに
対し軸受けし、該円筒形回転ケーシングを上記第１，第
２回転軸を中心に回転することにより上記ロールブラシ
を上記走行線材を中心に公転させると共に、該公転運動
をロールブラシの自転運動に変換する変換機構を介して
自転する構成としたことを特徴とする走行線材の研掃装
置。 - 【請求項２】上記円筒形回転ケーシングに走行線材の軸
線と直交する方向に揺動する一対のレバーを軸支し、該
両揺動レバーの揺動端間に上記ロールブラシの両端の回
転軸を夫々軸受けし、該揺動レバーの揺動角の調整によ
って上記ロールブラシを所要角度揺動し走行線材に対す
る接触位置を調整する構成としたことを特徴とする請求
項１記載の走行線材の研掃装置。 - 【請求項３】上記円筒体から成る円筒形回転ケーシング
にロールブラシの略全長を露出する窓を設け、該窓を蓋
板にて開閉可に閉鎖したことを特徴とする請求項１記載
の走行線材の研掃装置。 - 【請求項４】上記蓋板に上記ロールブラシによって研掃
されたスケール又は油分を落下せしめるスケール落下口
を設けたことを特徴とする請求項３記載の走行線材の研
掃装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21726199A JP2001038600A (ja) | 1999-07-30 | 1999-07-30 | 走行線材の研掃装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21726199A JP2001038600A (ja) | 1999-07-30 | 1999-07-30 | 走行線材の研掃装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001038600A true JP2001038600A (ja) | 2001-02-13 |
Family
ID=16701378
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21726199A Pending JP2001038600A (ja) | 1999-07-30 | 1999-07-30 | 走行線材の研掃装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001038600A (ja) |
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