JP2005137603A - 清掃具 - Google Patents

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宏俊 田原
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Abstract

【課題】 清掃具の操作力を軽減しながら、床面上のゴミの掻き上げ性能を向上すること。
【解決手段】 清掃具10であって、タイヤ17をフレーム15に設けた支持部材62の外周に回転可能に摺動支持するとともに、該支持部材62に掻き上げ部材16Bの回転軸を回転可能に支持し、タイヤ17の回転を増速して掻き上げ部材16Bの回転軸に伝える増速手段60をタイヤ17の内部に設けてなり、支持部材62をフレーム15に対し揺動させて該支持部材62のフレーム15に対する取付角度を調整可能にし、支持部材62の揺動中心C1に対し、タイヤ17の回転中心C2は同軸にし、掻き上げ部材16Bの回転軸の回転中心C3は偏心させたもの。
【選択図】 図2

Description

本発明は清掃具に関する。
清掃具として、特許文献1に記載の如く、フレームに掻き上げ体とゴミ捕集手段を支持し、掻き上げ体が床面上を転動するタイヤと、該タイヤの回転に連動して回転し、床面上のゴミをゴミ捕集手段の側に掻き上げる掻き上げ部材とを有してなるものがある。
特開2002-233486
本出願人は、特許文献1に記載された清掃具に用いて好適なタイヤとして、特願2002-215850に記載の増速タイヤを提案している。即ち、タイヤをフレームに設けた支持部材の外周に回転可能に摺動支持するとともに、該支持部材に掻き上げ部材の回転軸を回転可能に支持し、タイヤの回転を増速して掻き上げ部材の回転軸に伝える増速手段をタイヤの内部に設け、掻き上げ部材によるゴミの掻き上げ性能の向上を図るものである。
上述の増速タイヤを用いた清掃具では、支持部材をフレームに対し固定的に取付け、タイヤの回転中心と、掻き上げ部材の回転軸の回転中心を同軸にしている。
一方、増速タイヤを用いた清掃具では、タイヤの外径を掻き上げ部材の外径と同一又は僅かに大きくすることにより、タイヤと床面の接触が掻き上げ部材の存在により妨げられないようにし、タイヤの回転によって掻き上げ部材を確実に増速回転せしめる必要がある。
ところが、掻き上げ部材はブラシ等からなるものであり、その外径サイズを最適値に対して誤差なく制作することには困難がある。掻き上げ部材の外径が小さすぎると、清掃具の前進時に、掻き上げ部材が床面上に浮いて紙シート等の薄いゴミや細かいゴミを掻き上げできない。掻き上げ部材の外径が大きすぎると、清掃具の後進時に、掻き上げ部材と床面との接触抵抗が過大になって清掃具を移動させる操作力を軽減できない。
本発明の課題は、清掃具の操作力を軽減しながら、床面上のゴミの掻き上げ性能を向上することにある。
請求項1の発明は、フレームに掻き上げ体とゴミ捕集手段を支持し、掻き上げ体が床面上を転動するタイヤと、該タイヤの回転に連動して回転し、床面上のゴミをゴミ捕集手段の側に掻き上げる掻き上げ部材とを有してなる清掃具であって、タイヤをフレームに設けた支持部材の外周に回転可能に摺動支持するとともに、該支持部材に掻き上げ部材の回転軸を回転可能に支持し、タイヤの回転を増速して掻き上げ部材の回転軸に伝える増速手段をタイヤの内部に設けてなり、支持部材をフレームに対し揺動させて該支持部材のフレームに対する取付角度を調整可能にし、支持部材の揺動中心に対し、タイヤの回転中心は同軸にし、掻き上げ部材の回転軸の回転中心は偏心させたものである。
清掃具10は、床面1上のゴミ、例えばカーペット等の繊維に絡み付いた髪の毛等のゴミを捕集するものであり、図1〜図4に示す如く、柄11の先端部に継手部12を介して支持アーム13を結合し、支持アーム13の両側アーム部13Aに支軸部14を介してフレーム15を前後方向に揺動自在に支持している。
フレーム15の前部には可撓掻き上げ体16が回動自在に支持され、フレーム15の後部には回転体18が回動自在に支持され、掻き上げ体16と回転体18は平行に並べられて配置される。
掻き上げ体16は、支軸16Aと、支軸16Aの軸方向の全長に渡って植設されたブラシからなる掻き上げ部材16Bと、支軸16Aの両端部に結合された両側の増速タイヤ17からなる。掻き上げ部材16Bは粘着ロール21に接触しても、接触しなくても良い。両側のタイヤ17は該タイヤ17にゴミがかみ込まないようにフレーム15の両外側に配置されるが、フレーム15の内側に設けても良い。
回転体18は、粘着ロール21のための駆動手段であり、支軸18Aと、支軸18Aの軸方向の両端側2位置(軸方向3位置等の複数位置でも可)に固定される円盤状の回転子18Bと、支軸18Aの両端部に結合された両側の増速タイヤ19からなる。回転子18Bは粘着ロール21に接触する。両側のタイヤ19はフレーム15の両外側に配置される。
掻き上げ体16の掻き上げ部材16Bと回転体18の回転子18Bの上には、それらに跨がる粘着ロール21(ゴミ捕集手段)が乗せられ、粘着ロール21は掻き上げ体16と回転体18の回転に連れ回る。フレーム15の上部は粘着ロール21の出し入れ口とされ、取外し可能な透明カバー15Aにより被覆される。粘着ロール21は、粘着シートの巻取りロールの構成、又は表面が粘着性のエラストマーからなり、その表面を洗浄して再使用可能とする構成等を含む。本実施例の粘着ロール21は、粘着シート21Aをコア21Bに巻き回し、粘着シート21Aの粘着面を外側に向けて巻出し可能かつ切断可能にした巻取りロールにて構成される。
フレーム15における掻き上げ体16の後部には塵取部23(ゴミ捕集手段)が支持されている。塵取部23は、床面に接する底面部23Aと、掻き上げ体16の掻き上げ部材16Bに隙間なく(又は隙間を介して)相対する曲面状(又は平面状)のすくい面部23Bと、回転体18の回転子18Bの下方の前後に渡る範囲に延在される凹状のゴミ受け部23Cを有する。塵取部23は、フレーム15に後述する如くに上下に揺動可能に支持され、自重により底面部23Aとすくい面部23Bの最下端部を床面に隙間なく接し、掻き上げ体16の掻き上げ部材16Bが掻き上げるゴミを床面に沿う後方に逃がすことなく、その全てのゴミをすくい面部23Bにより粘着ロール21の側にガイドし、大きなゴミはすくい面部23Bに後続するゴミ受け部23Cに送り込む。
清掃具10では、塵取部23をフレーム15に対し、掻き上げ体16とは独立に上下に揺動可能に支持するとともに、塵取部23のゴミ受け部23Cをフレーム15から開放可能に支持した。
具体的には、塵取部23における掻き上げ体16に近い側の前側端を揺動部40(塵取部23の前端側両側面に設けたピン41を、フレーム15の両側壁に設けた長孔42の中で上下動可能に係入したもの)によりフレーム15に揺動可能に支持する。また、塵取部23における掻き上げ体16から遠い側の後側端に設けた係脱部50の孔51を、フレーム15に設けた係脱可能ピン52に係脱可能にし、孔51を係脱可能ピン52から外して塵取部23の後側端をフレーム15から開放可能に支持する。塵取部23の孔51をフレーム15の係脱可能ピン52に係入した状態で、係脱可能ピン52を塵取部23の揺動の中心軸とし、塵取部23の孔51をフレーム15の係脱可能ピン52から外した状態で、揺動部40を塵取部23の開放の中心軸とする。
清掃具10による清掃動作は以下の通りなされる。
(1)柄11の軸方向に加える操作力によりフレーム15を介して掻き上げ体16のタイヤ17及び回転体18のタイヤ19を床面に加圧しながら清掃具10を前進させ、掻き上げ体16及び回転体18を回動させ、同時に粘着ロール21を連れ回り回転させる。
(2)掻き上げ体16の掻き上げ部材16Bが床面上のゴミを掻き上げると、このゴミは塵取部23のすくい面部23Bにガイドされて粘着ロール21の側に送り出され、粘着ロール21の粘着面に吸着捕捉される。大きなゴミはすくい面部23Bからゴミ受け部23Cに送り込まれて捕捉される。
(3)透明カバー15Aを通して粘着ロール21の粘着面の全周に多量のゴミが捕捉されたことが視認されたら、カバー15Aを開いて粘着シート21Aの1周分を剥離切断除去し、新規粘着面を露出せしめた後、カバー15Aを閉じる。
(4)透明なフレーム15や塵取部23を通して、塵取部23のゴミ受け部23Cに多量のゴミがたまったことを視認したら、塵取部23の係脱部50を外し、該塵取部23を揺動部40を中心として開放し、ゴミ受け部23Cのゴミを廃棄する。
尚、清掃具10は前進だけでなく、後進もできる。塵取部23は、底面部23Aの尾端部をアール状に跳ね上げ、後進時にこの尾端部が床面に引掛かるのを防止する。
清掃具10にあっては、前述した如く、回転体18が支軸18Aと回転子18Bとからなるものにしたから、下記(a)、(b)の構成を具備することになる。尚、回転体18の支軸18A及び回転子18Bは、フレーム15と塵取部23に挟まれる空間に配置される。
(a)回転体18の支軸18Aは、回転子18Bが固定されていない部分で、粘着ロール21と大きな隙間を介して離隔する(図4)。
(b)回転体18の支軸18Aは、回転子18Bが固定されていない部分で、塵取部23(ゴミ受け部23Cの底面23D)と、大きな隙間を介して離隔する(図2)。尚、ゴミ受け部23Cの底面23Dのうち、回転子18Bに相対する部分は円弧状くぼみ部23Eとされる。
ここで、回転体18の回転子18Bは、シリコンゴム製Oリング等の環状リング18Cを外周に備える。環状リング18Cは回転子18Bに設けた環状溝に装填される。
尚、清掃具10は、柄11及び支持アーム13によりフレーム15を持ち上げた状態で、掻き上げ体16の方が回転体18より前方かつ上方に位置付けられる傾斜状態となるように、フレーム15及びその取付部品の重心を支持アーム13の支軸部14まわりに位置設定している。清掃具10における粘着ロール21の交換等に際し、フレーム15を持ち上げた上述の傾斜状態で、塵取部23のゴミ受け部23Cの中の前側(掻き上げ体16の側)にあったゴミAは、回転体18の支軸18Aの下方を通ってゴミ受け部23Cの回転体18より後側に移動し、このゴミを透明樹脂からなるフレーム15及び塵取部23の外方から視認できる。清掃具10において、回転体18がストレート状円筒体からなるとき、回転体18と塵取部23の間へのゴミの噛み込みを防ぐ必要から、塵取部23が回転体18の前側に壁Wを設けた場合には、回転体18より後側へのゴミAの移動は生じない。
清掃具10は、掻き上げ体16のタイヤ17の回転を増速して掻き上げ部材16Bに伝える掻き上げ増速手段60(変速手段)を、タイヤ17の内部に設けている。回転体18のタイヤ19の内部にも、タイヤ19の回転を増速して回転子18Bに伝える回転増速手段(変速手段)を設けている。この回転増速手段と掻き上げ増速手段60は実質的に同様の構成であり、掻き上げ増速手段60をそれらの代表として説明する。
掻き上げ増速手段60は、図1に示す如く、掻き上げ体16における増速タイヤ17の内部に設けられ、該タイヤ部17の回転を増速して掻き上げ部材16Bに伝える。増速タイヤ17は、樹脂材料(例えばポリアセタール)製のホイール部17Aと、ホイール部17Aの側壁の外側面からその外周に被着される透明(又は半透明)樹脂材料(例えばポリエチレン)製のタイヤ部17Bとからなる。
掻き上げ増速手段60は、図5に示す如く、フレーム15の両側壁に設けた軸支部61に支持部材62の中空軸部62Aを挿着し、支持部材62の回転を後述する如くに規制するとともに、支持部材62の抜け止め膨出部62Bをフレーム15の内側面に衝接し、回り止めと抜け止めを図っている。
掻き上げ体16の支軸16Aの両端部に回転方向一体に差込んで係合した太陽軸63(掻き上げ部材16Bの回転軸)が、図5、図6に示す如く、支持部材62の外側からその中空軸部62Aの中空部に回転自在に挿入配置され、太陽軸63の外側端部には太陽歯車64を設けてある。太陽歯車64は掻き上げ体16の回転中心に設けられるものになる。
支持部材62にはタイヤ17のカップ状のホイール部17Aが嵌装されて被着され、支持部材62の外周62Dの外周にタイヤ17のホイール部17Aの内周を回転可能に摺動支持する。ホイール部17Aは不図示の抜け止め手段により支持部材62からの抜け止めが図られる。
支持部材62の凹部62Cには孔あき円板状の回転プレート66が収容され、回転プレート66は中空軸部62Aの周囲に遊びを介して装填されている。回転プレート66は3個の遊星軸66Aを周方向3位置に突設し、各遊星軸66Aに遊星歯車67を枢支するとともに、1個の連係軸66Bを突設し、連係軸66Bをホイール部17Aの側壁内面に設けた連係孔68の長孔状の半径方向スライドスペースに係入し、タイヤ17の回転に回転プレート66を連動せしめる。複数の各遊星歯車67は、太陽歯車64に噛合い、遊星軸66Aを中心として自転しながら、太陽歯車64の周囲を公転する。
支持部材62の内周部は複数の遊星歯車67及び太陽歯車64を収容する凹部62Cとされ、その内周部には遊星歯車67が噛合う内歯歯車69が設けられる。
即ち、掻き上げ増速手段60は、太陽歯車64、遊星歯車67及び内歯歯車69からなる遊星歯車列により、タイヤ部17の回転を倍率a1で増速して掻き上げ部材16Bに伝える。太陽歯車64のピッチ円径d1、遊星歯車67のピッチ円径をd2、内歯歯車69のピッチ円径をd3とするとき、d3=d1+2d2、a1=(d3/d1)+1である。d1=12、d2=6、d3=24のとき、a1=3になる。
清掃具10にあっては、清掃操作力を軽減しながら、カーペット等の床面上のゴミの掻き上げ体16による掻き上げ性能を向上するため、以下の構成を具備する。
支持部材62の中空軸部62Aをフレーム15の軸支部61に枢着するに際し、図2、図3に示す如く、中空軸部62Aの円形外周を軸支部61の円形孔71Aに揺動可能に支持する。円形孔71Aは床面に臨む下側の一部(180度より狭い角度範囲)を揺動規制部71Aとして切開してある。支持部材62は中空軸部62Aを円形孔71Aに対して揺動させ、フレーム15に対する取付角度を調整できる。中空軸部62Aの外周の一部には、支持部材62のための取付角度規制凸部72(取付角度規制手段)が設けられる。支持部材62の取付角度規制凸部72を軸支部61の揺動規制部71Bの前方端と後方端のそれぞれに衝合することにより、フレーム15に対する支持部材62の揺動範囲が規制され、ひいては支持部材62の取付角度が第1の取付位置と第2の取付位置のそれぞれに設定される。
フレーム15に対する支持部材62の揺動中心C1(円形中空軸部62Aの中心)に対し、図5、図6に示す如く、(1)タイヤ17の回転中心C2(円形摺動支持部62Dの中心)を同軸にし、(2)掻き上げ部材16Bの回転軸である太陽軸63の回転中心C3を偏心(偏心量e)させる。
これに伴ない、太陽軸63の太陽歯車64とともに遊星歯車列を構成するように支持部材62の内周部に設けられる内歯歯車69は、中空軸部62A及び摺動支持部62Dの中心に対し、偏心量eだけ偏心せしめられる。また、遊星歯車列を構成する遊星歯車67を枢支している回転プレート66も、中空軸部62A及び摺動支持部62Dの中心に対し、偏心量eだけ偏心し、タイヤ17の回転に連係軸66Bを介して連動して偏心回転するものになり、連係軸66Bはホイール部17Aに設けた長孔状連係孔68の半径方向スライドスペースを上記偏心量eの範囲でスライドする。支持部材62をフレーム15に対し前述の如くに揺動させたとき、掻き上げ部材16Bの回転中心(太陽軸63)はフレーム15に対し上記偏心量eの範囲で鉛直方向の上下に変位するものになる。
従い、清掃具10の前進時に、タイヤ17が床面から受ける回転力は回転プレート66の連係軸66Bを介して、支持部材62に図2の反時計回り方向回転力を及ぼし、支持部材62の取付角度規制凸部72を軸支部61の揺動規制部71Bの前方端に衝合させるまで支持部材62を揺動させ、支持部材62を前述の第1の取付位置に設定する。このとき、掻き上げ部材16Bの回転軸(太陽軸63)の回転中心は鉛直方向の下方側に設定される。これにより、図2に示す如く、掻き上げ部材16Bはカーペット(床面)により深く入り込み、ゴミの掻き上げ性能を向上する。
清掃具10の後進時には、タイヤ17が床面から受ける回転力は回転プレート66の連係軸66Bを介して、支持部材62に図3の時計回り方向回転力を及ぼし、支持部材62の取付角度規制凸部72を軸支部61の揺動規制部71Bの後方端に衝合させるまで支持部材62を揺動させ、支持部材62を前述の第2の取付位置に設定する。このとき、掻き上げ部材16Bの回転軸(太陽軸63)の回転中心は鉛直方向の上方側に設定される。これにより、図3に示す如く、掻き上げ部材16Bはカーペット(床面)から浮き、また塵取部23のすくい面部23Bとの隙間を大きくし、軽い操作力で清掃具17を後進操作可能にする。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(請求項1に対応する作用効果)
(1)支持部材62の外周62Dにタイヤ17を揺動支持するとともに、支持部材62に掻き上げ部材16Bの回転軸(太陽軸63)を回転可能に支持した清掃具10において、支持部材62のフレーム15に対する揺動中心C1に対し、タイヤ17の回転中心C2は同軸にし、掻き上げ部材16Bの回転軸の回転中心C3は偏心させた。従って、支持部材62をフレーム15に対して揺動させてその取付角度を調整することにより、掻き上げ部材16Bの回転軸の回転中心C3をフレーム15に対し上下に変位させ得る。これにより、掻き上げ部材16Bの外径(ブラシ径)サイズに多少の製作誤差があっても、タイヤ17を床面上で転動させるときの、床面に対する掻き上げ部材16Bの相対位置を調整できる。清掃具10の前進時には、掻き上げ部材16Bがタイヤ17と床面の接触を妨げることのない適度な下方側に設定され、タイヤ17の回転によって掻き上げ部材16Bを確実に増速回転せしめながら、この掻き上げ部材16Bにより紙シート等の薄いゴミや細かいゴミを掻き上げできる。後進時には、掻き上げ部材16Bを適度に上方側に設定し、掻き上げ部材16Bと床面、塵取部23のすくい面部23B等との接触抵抗を低減して清掃具10に加える操作力を軽減できる。
(請求項2に対応する作用効果)
(2)支持部材62の取付角度を、(a)前進時には第1の取付位置(図3)に調整することにより、掻き上げ部材16Bを下方側に設定し、(b)後進時には第2の取付位置(図4)に調整することにより、掻き上げ部材16Bを上方側に設定できる。
(請求項3に対応する作用効果)
(3)支持部材62に設けた取付角度規制凸部72により、支持部材62の取付角度を上述(2)の第1の取付位置と第2の取付位置に容易に設定替えできる。
(請求項4に対応する作用効果)
(4)タイヤ17の内部に設ける増速手段60を遊星歯車列にて構成することにより、上述(1)〜(3)を簡易に実現できる。
本発明では、タイヤ内蔵する増速手段を、遊星歯車列からなるものに限定せず、他の歯車列、又は摩擦車列等により構成するものでも良い。
図1は清掃具を示す模式側面図である。 図2は清掃具の前進状態を示す模式図である。 図3は清掃具の後進状態を示す模式図である。 図4は清掃具の内部を示す横断面図である。 図5は増速タイヤを示し、(A)は断面図、(B)は(A)のB−B線に沿う模式矢視図である。 図6は増速タイヤを示し、(A)は分解斜視図、(B)は組立斜視図である。
符号の説明
10 清掃具
15 フレーム
16B 掻き上げ部材
17 増速タイヤ
60 増速手段
62 支持部材
71A 円形孔
71B 揺動規制部
72 揺動角度規制凸部(揺動角度規制手段)

Claims (4)

  1. フレームに掻き上げ体とゴミ捕集手段を支持し、掻き上げ体が床面上を転動するタイヤと、該タイヤの回転に連動して回転し、床面上のゴミをゴミ捕集手段の側に掻き上げる掻き上げ部材とを有してなる清掃具であって、
    タイヤをフレームに設けた支持部材の外周に回転可能に摺動支持するとともに、該支持部材に掻き上げ部材の回転軸を回転可能に支持し、タイヤの回転を増速して掻き上げ部材の回転軸に伝える増速手段をタイヤの内部に設けてなり、
    支持部材をフレームに対し揺動させて該支持部材のフレームに対する取付角度を調整可能にし、
    支持部材の揺動中心に対し、タイヤの回転中心は同軸にし、掻き上げ部材の回転軸の回転中心は偏心させた清掃具。
  2. 前記掻き上げ部材の回転軸の回転中心を、前進時には鉛直方向の下方側に、後進時には鉛直方向の上方側にそれぞれ設定する、第1と第2の取付位置に、支持部材の取付角度を調整可能にする請求項1に記載の清掃具。
  3. 前記支持部材のフレームに対する揺動範囲を規制する取付角度規制手段を設け、取付角度規制手段により、支持部材の取付角度を前進時には第1の取付位置に、後進時には第2の取付位置に設定可能にする請求項2に記載の清掃具。
  4. 前記増速手段が、掻き上げ部材の回転軸に設けた太陽歯車と、タイヤの側に枢着支持されて太陽歯車に噛合い、該太陽歯車の周囲を公転する複数の遊星歯車と、支持部材の側に設けられて各遊星歯車に噛合う内歯歯車とからなる遊星歯車列である請求項1〜3のいずれかに記載の清掃具。
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