JP2005118391A - 変速タイヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】 フレームに設けた支持部材にタイヤを摺動支持し、タイヤの内部に変速手段を設けてなる変速タイヤにおいて、タイヤの厚さや幅を変えることなく、床面の植毛等をタイヤの内部へ持ち込むことを防止すること。
【解決手段】 フレーム15に設けた支持部材62が備える摺動支持部62Dの外周にタイヤ17の内周を摺動支持し、タイヤ17の回転に連動して回転する被回転体16Bを有し、タイヤ17の回転を変速して被回転体16Bに伝える増速手段60をタイヤ17の内部に設けてなる変速タイヤ17であって、支持部材62が備える摺動支持部62Dの外界に臨む端面71を、該タイヤ17の端面72内に納めるもの。
【選択図】 図4
【解決手段】 フレーム15に設けた支持部材62が備える摺動支持部62Dの外周にタイヤ17の内周を摺動支持し、タイヤ17の回転に連動して回転する被回転体16Bを有し、タイヤ17の回転を変速して被回転体16Bに伝える増速手段60をタイヤ17の内部に設けてなる変速タイヤ17であって、支持部材62が備える摺動支持部62Dの外界に臨む端面71を、該タイヤ17の端面72内に納めるもの。
【選択図】 図4
Description
本発明は変速タイヤに関する。
清掃具として、特許文献1に記載の如く、フレームに掻き上げ体とゴミ捕集手段を支持し、掻き上げ体が床面上を転動するタイヤと、該タイヤの回転に連動して回転し、床面上のゴミをゴミ捕集手段の側に掻き上げる掻き上げ部材とを有してなるものがある。
特開2002-233486
本出願人は、特許文献1に記載された清掃具等に用いて好適なタイヤとして、特願2002-215850に記載の増速タイヤを提案している。この増速タイヤは、フレームに設けた支持部材が備える摺動支持部の外周にタイヤの内周を摺動支持し、タイヤの回転に連動して回転する掻き上げ部材を有し、タイヤの回転を増速して掻き上げ部材に伝える増速手段をタイヤの内部に設けている。
上述の増速タイヤでは、支持部材が備える摺動支持部の外界に臨む端面が、タイヤの幅方向で該タイヤの端面より外側に張り出ている。このため、タイヤがカーペットの植毛の上を転動せしめられるとき、タイヤに踏み付けられない、タイヤの側傍の植毛の先端は、該タイヤの端面から張り出ている支持部材の張出し部に押さえ付けられてタイヤの端面に摩擦作用で引き付けられ、支持部材の張出し部にガイドされて該タイヤと支持部材の摺接領域に持ち込まれる。タイヤと支持部材の摺接領域に先端が持ち込まれた植毛は、タイヤの内周と支持部材の外周に挟まれて該タイヤの前進方向に引き抜かれる、ちぎれる等によりカーペットから分離される。タイヤと支持部材の摺接領域に持ち込まれてカーペットから分離された植毛は、タイヤの転動性を阻害する他、タイヤの鉛直上方部で該タイヤの内周が支持部材の外周との間に隙間を生じたときに、この隙間を通ってタイヤの内部に移動し、ひいては増速手段を構成する歯車列に絡み付いてタイヤを回転不能にする。
また、カーペットの植毛のタイヤの内部への持ち込みを回避するため、タイヤの外周と床との接点(A)と、タイヤと支持部材の摺動領域(B)との距離を長くすることが考えられる。しかしながら、この場合には、あらゆるカーペットの植毛の毛足の長さに対応すべく、上記接点(A)と摺動領域(B)との距離を長くするように、タイヤの厚さ又は幅を大きくする必要がある。
本発明の課題は、フレームに設けた支持部材にタイヤを摺動支持し、タイヤの内部に変速手段を設けてなる変速タイヤにおいて、タイヤの厚さや幅を変えることなく、床面の植毛等をタイヤの内部へ持ち込むことを防止することにある。
請求項1の発明は、フレームに設けた支持部材が備える摺動支持部の外周にタイヤの内周を摺動支持し、タイヤの回転に連動して回転する被回転体を有し、タイヤの回転を変速して被回転体に伝える変速手段をタイヤの内部に設けてなる変速タイヤであって、支持部材が備える摺動支持部の外界に臨む端面を、タイヤの幅方向で該タイヤの端面内に納めてなるものである。
清掃具10は、床面1上のゴミ、例えばカーペット等の繊維に絡み付いた髪の毛等のゴミを捕集するものであり、図1〜図3に示す如く、柄11の先端部に継手部12を介して支持アーム13を結合し、支持アーム13の両側アーム部13Aに支軸部14を介してフレーム15を前後方向に揺動自在に支持している。
フレーム15の前部には可撓掻き上げ体16が回動自在に支持され、フレーム15の後部には回転体18が回動自在に支持され、掻き上げ体16と回転体18は平行に並べられて配置される。
掻き上げ体16は、支軸16Aと、支軸16Aの軸方向の全長に渡って植設されたブラシからなる掻き上げ部材16Bと、支軸16Aの両端部に結合された両側の増速タイヤ17(変速タイヤ)からなる。掻き上げ部材16Bは粘着ロール21に接触しても、接触しなくても良い。両側のタイヤ17は該タイヤ17にゴミがかみ込まないようにフレーム15の両外側に配置されるが、フレーム15の内側に設けても良い。
回転体18は、粘着ロール21のための駆動手段であり、支軸18Aと、支軸18Aの軸方向の両端側2位置(軸方向3位置等の複数位置でも可)に固定される円盤状の回転子18Bと、支軸18Aの両端部に結合された両側の増速タイヤ19(変速タイヤ)からなる。回転子18Bは粘着ロール21に接触する。両側のタイヤ19はフレーム15の両外側に配置される。
掻き上げ体16の掻き上げ部材16Bと回転体18の回転子18Bの上には、それらに跨がる粘着ロール21(ゴミ捕集手段)が乗せられ、粘着ロール21は掻き上げ体16と回転体18の回転に連れ回る。フレーム15の上部は粘着ロール21の出し入れ口とされ、取外し可能な透明カバー15Aにより被覆される。粘着ロール21は、粘着シートの巻取りロールの構成、又は表面が粘着性のエラストマーからなり、その表面を洗浄して再使用可能とする構成等を含む。本実施例の粘着ロール21は、粘着シート21Aをコア21Bに巻き回し、粘着シート21Aの粘着面を外側に向けて巻出し可能かつ切断可能にした巻取りロールにて構成される。
フレーム15における掻き上げ体16の後部には塵取部23(ゴミ捕集手段)が支持されている。塵取部23は、床面に接する底面部23Aと、掻き上げ体16の掻き上げ部材16Bに隙間なく(又は隙間を介して)相対する曲面状(又は平面状)のすくい面部23Bと、回転体18の回転子18Bの下方の前後に渡る範囲に延在される凹状のゴミ受け部23Cを有する。塵取部23は、フレーム15に後述する如くに上下に揺動可能に支持され、自重により底面部23Aとすくい面部23Bの最下端部を床面に隙間なく接し、掻き上げ体16の掻き上げ部材16Bが掻き上げるゴミを床面に沿う後方に逃がすことなく、その全てのゴミをすくい面部23Bにより粘着ロール21の側にガイドし、大きなゴミはすくい面部23Bに後続するゴミ受け部23Cに送り込む。
清掃具10では、塵取部23をフレーム15に対し、掻き上げ体16とは独立に上下に揺動可能に支持するとともに、塵取部23のゴミ受け部23Cをフレーム15から開放可能に支持した。
具体的には、塵取部23における掻き上げ体16に近い側の前側端を揺動部40(塵取部23の前端側両側面に設けたピン41を、フレーム15の両側壁に設けた長孔42の中で上下動可能に係入したもの)によりフレーム15に揺動可能に支持する。また、塵取部23における掻き上げ体16から遠い側の後側端に設けた係脱部50の孔51を、フレーム15に設けた係脱可能ピン52に係脱可能にし、孔51を係脱可能ピン52から外して塵取部23の後側端をフレーム15から開放可能に支持する。塵取部23の孔51をフレーム15の係脱可能ピン52に係入した状態で、係脱可能ピン52を塵取部23の揺動の中心軸とし、塵取部23の孔51をフレーム15の係脱可能ピン52から外した状態で、揺動部40を塵取部23の開放の中心軸とする。
清掃具10による清掃動作は以下の通りなされる。
(1)柄11の軸方向に加える操作力によりフレーム15を介して掻き上げ体16のタイヤ17及び回転体18のタイヤ19を床面に加圧しながら清掃具10を前進させ、掻き上げ体16及び回転体18を回動させ、同時に粘着ロール21を連れ回り回転させる。
(1)柄11の軸方向に加える操作力によりフレーム15を介して掻き上げ体16のタイヤ17及び回転体18のタイヤ19を床面に加圧しながら清掃具10を前進させ、掻き上げ体16及び回転体18を回動させ、同時に粘着ロール21を連れ回り回転させる。
(2)掻き上げ体16の掻き上げ部材16Bが床面上のゴミを掻き上げると、このゴミは塵取部23のすくい面部23Bにガイドされて粘着ロール21の側に送り出され、粘着ロール21の粘着面に吸着捕捉される。大きなゴミはすくい面部23Bからゴミ受け部23Cに送り込まれて捕捉される。
(3)透明カバー15Aを通して粘着ロール21の粘着面の全周に多量のゴミが捕捉されたことが視認されたら、カバー15Aを開いて粘着シート21Aの1周分を剥離切断除去し、新規粘着面を露出せしめた後、カバー15Aを閉じる。
(4)透明なフレーム15や塵取部23を通して、塵取部23のゴミ受け部23Cに多量のゴミがたまったことを視認したら、塵取部23の係脱部50を外し、該塵取部23を揺動部40を中心として開放し、ゴミ受け部23Cのゴミを廃棄する。
尚、清掃具10は前進だけでなく、後進もできる。塵取部23は、底面部23Aの尾端部をアール状に跳ね上げ、後進時にこの尾端部が床面に引掛かるのを防止する。
清掃具10にあっては、前述した如く、回転体18が支軸18Aと回転子18Bとからなるものにしたから、下記(a)、(b)の構成を具備することになる。尚、回転体18の支軸18A及び回転子18Bは、フレーム15と塵取部23に挟まれる空間に配置される。
(a)回転体18の支軸18Aは、回転子18Bが固定されていない部分で、粘着ロール21と大きな隙間を介して離隔する(図3)。
(b)回転体18の支軸18Aは、回転子18Bが固定されていない部分で、塵取部23(ゴミ受け部23Cの底面23D)と、大きな隙間を介して離隔する(図2)。尚、ゴミ受け部23Cの底面23Dのうち、回転子18Bに相対する部分は円弧状くぼみ部23Eとされる。
ここで、回転体18の回転子18Bは、シリコンゴム製Oリング等の環状リング18Cを外周に備える。環状リング18Cは回転子18Bに設けた環状溝に装填される。
尚、清掃具10は、柄11及び支持アーム13によりフレーム15を持ち上げた状態で、掻き上げ体16の方が回転体18より前方かつ上方に位置付けられる傾斜状態となるように、フレーム15及びその取付部品の重心を支持アーム13の支軸部14まわりに位置設定している。清掃具10における粘着ロール21の交換等に際し、フレーム15を持ち上げた上述の傾斜状態で、塵取部23のゴミ受け部23Cの中の前側(掻き上げ体16の側)にあったゴミAは、回転体18の支軸18Aの下方を通ってゴミ受け部23Cの回転体18より後側に移動し、このゴミを透明樹脂からなるフレーム15及び塵取部23の外方から視認できる。清掃具10において、回転体18がストレート状円筒体からなるとき、回転体18と塵取部23の間へのゴミの噛み込みを防ぐ必要から、塵取部23が回転体18の前側に壁Wを設けた場合には、回転体18より後側へのゴミAの移動は生じない。
清掃具10は、掻き上げ体16のタイヤ17の回転を増速して掻き上げ部材16Bに伝える掻き上げ増速手段60(変速手段)を、タイヤ17の内部に設けている。回転体18のタイヤ19の内部にも、タイヤ19の回転を増速して回転子18Bに伝える回転増速手段(変速手段)を設けている。この回転増速手段と掻き上げ増速手段60は同様の構成であり、掻き上げ増速手段60をそれらの代表として説明する。
掻き上げ増速手段60は、図1に示す如く、掻き上げ体16における増速タイヤ17の内部に設けられ、該タイヤ部17の回転を増速して掻き上げ部材16B(被回転体)に伝える。増速タイヤ17は、樹脂材料(例えばポリアセタール)製のホイール部17Aと、ホイール部17Aの側壁の外側面からその外周に被着される透明(又は半透明)樹脂材料(例えばポリエチレン)製のタイヤ部17Bとからなる。
掻き上げ増速手段60は、図4、図5に示す如く、フレーム15の両側壁に設けた軸支部61に支持部材62の中空軸部62Aを挿着し、支持部材62の被回り止め部を軸支部61の回り止め部に回転方向で係止し、支持部材62の抜け止め膨出部62Bをフレーム15の内側面に衝接し、回り止めと抜け止めを図っている。
掻き上げ体16の支軸16Aの両端部に回転方向一体に差込んで係合した太陽軸63が、支持部材62の外側からその中空軸部62Aの中空部に回転自在に挿入配置され、太陽軸63の外側端部には太陽歯車64を設けてある。太陽歯車64は掻き上げ体16の回転中心に設けられるものになる。
支持部材62にはタイヤ17のカップ状のホイール部17Aが嵌装されて被着され、支持部材62の摺動支持部62Dの外周にタイヤ17のホイール部17Aの内周を摺動支持する。ホイール部17Aの開口側内周部に設けた環状凹部65Aを、支持部材62の摺動支持部62Dにおける幅方向の一部に設けた環状凸部65Bに相対回転可能に嵌め込み、支持部材62に対するホイール部17Aの抜け止めが図られる。
支持部材62の凹部62Cには孔あき円板状の回転プレート66が収容され、回転プレート66は中空軸部62Aの周囲に遊びを介して装填されている。回転プレート66は各3個の遊星軸66Aと連係軸66Bを周方向において交互に突設し、各遊星軸66Aに遊星歯車67を枢着している。複数の各遊星歯車67は、太陽歯車64に噛み合い、遊星軸66Aを中心として自転しながら、太陽歯車64の周囲を公転する。回転プレート66の連係軸66Bはホイール部17Aの側壁内面の周方向3位置に突設した、連係体68の一対の突片68A、68Bに挟まれる半径方向スライドスペースに係入し、タイヤ17の回転に回転プレート66を連動せしめる。タイヤ17のホイール部17Aが、支持部材62の摺動支持部62Dに摺接して回転し、ホイール部17Aの内周と支持部材62の摺動支持部62Dの外周の隙間分だけ、支持部材62の摺動支持部62Dに対して上下変位するとき、このホイール部17Aに設けた連係体68は支持部材62の中空軸部62Aまわりに装填した回転プレート66の連係軸66Bを両側から挟んで半径方向にスライド自在であり、ホイール部17Aの上述の上下変位を妨げない。
支持部材62の内周部は複数の遊星歯車67及び太陽歯車64を収容する凹部62Cとされ、その内周部には遊星歯車67が噛合う内歯歯車69が設けられる。
即ち、掻き上げ増速手段60は、太陽歯車64、遊星歯車67及び内歯歯車69からなる遊星歯車列により、タイヤ部17の回転を倍率a1で増速して掻き上げ部材16Bに伝える。太陽歯車64のピッチ円径d1、遊星歯車67のピッチ円径をd2、内歯歯車69のピッチ円径をd3とするとき、d3=d1+2d2、a1=(d3/d1)+1である。d1=12、d2=6、d3=24のとき、a1=3になる。
増速タイヤ17にあっては、清掃具10の使用段階で、カーペットの植毛の切除、タイヤ内への持込みを防止するため、以下の構成を具備する。
増速タイヤ17は、図4に示す如く、支持部材62が備える摺動支持部62Dの外界に臨む端面71を、該タイヤ17の幅方向で、ホイール部17Aの開口側の端面72内に納める。支持部材62の端面71は、ホイール部17Aの内周を摺動支持する摺動支持部62Dの外周の端部に概ね直交する如くに交差して直につながる端面をいう。
支持部材62の端面71は、好適には、タイヤ17が支持部材62に対し軸方向に沿う抜け方向側にずれ移動し、ホイール部17Aの環状凹部65Aと支持部材62の環状凸部65Bが衝接した状態でも、ホイール部17Aの端面72に対して引込み状の段差aをなす(図4)。
但し、支持部材62の端面71は、タイヤ17の端面72より外側に張り出るものでなければ良く、面一ないし引込み状であれば良い。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(請求項1に対応する作用効果)
(1)支持部材62が備える摺動支持部62Dの外界に臨む端面71を、タイヤ17の幅方向で該タイヤ17の端面72内に納めた。従って、タイヤ17がカーペットの植毛の上を転動するとき、タイヤ17に踏み付けられない、タイヤ17の側傍の植毛は、タイヤ17の端面72及び支持部材62の端面71の側方に起立していて、支持部材62に押さえ付けられる如くがない。植毛が支持部材62の張出し部等にガイドされてタイヤ17と支持部材62の摺接領域に持ち込まれ、タイヤ17の転動性を阻害することがない。ひいては植毛がカーペットから引き抜かれる等により分離されてタイヤ17の内部に侵入し、増速手段60を構成する遊星歯車列に絡み付いてタイヤ17を回転不能にすることもない。従って、タイヤ17の厚さや幅を変えることなく、カーペットの植毛をタイヤ17の内部へ持ち込むことを防止できる。
(請求項1に対応する作用効果)
(1)支持部材62が備える摺動支持部62Dの外界に臨む端面71を、タイヤ17の幅方向で該タイヤ17の端面72内に納めた。従って、タイヤ17がカーペットの植毛の上を転動するとき、タイヤ17に踏み付けられない、タイヤ17の側傍の植毛は、タイヤ17の端面72及び支持部材62の端面71の側方に起立していて、支持部材62に押さえ付けられる如くがない。植毛が支持部材62の張出し部等にガイドされてタイヤ17と支持部材62の摺接領域に持ち込まれ、タイヤ17の転動性を阻害することがない。ひいては植毛がカーペットから引き抜かれる等により分離されてタイヤ17の内部に侵入し、増速手段60を構成する遊星歯車列に絡み付いてタイヤ17を回転不能にすることもない。従って、タイヤ17の厚さや幅を変えることなく、カーペットの植毛をタイヤ17の内部へ持ち込むことを防止できる。
(請求項2に対応する作用効果)
(2)カップ状のタイヤ17の開口側の端面72内に、支持部材62が備える摺動支持部62Dの外界に臨む端面71を納めることにより、カップ状タイヤ17の開口端面側から該タイヤ17の内部への植毛の持込みを防止できる。
(2)カップ状のタイヤ17の開口側の端面72内に、支持部材62が備える摺動支持部62Dの外界に臨む端面71を納めることにより、カップ状タイヤ17の開口端面側から該タイヤ17の内部への植毛の持込みを防止できる。
(請求項3に対応する作用効果)
(3)支持部材62が備える摺動支持部62Dの外界に臨む端面71が、タイヤ17の幅方向で該タイヤ17の端面72に対して引き込み状の段差aをなすものとすることにより、上述(1)、(2)のタイヤ17の内部への植毛の持ち込み防止作用の徹底を図ることができる。
(3)支持部材62が備える摺動支持部62Dの外界に臨む端面71が、タイヤ17の幅方向で該タイヤ17の端面72に対して引き込み状の段差aをなすものとすることにより、上述(1)、(2)のタイヤ17の内部への植毛の持ち込み防止作用の徹底を図ることができる。
(請求項4に対応する作用効果)
(4)清掃具10において、上述(1)〜(3)を実現できる。
本発明の変速タイヤは、支持部材が備える摺動支持部の外周に、両端開口状のタイヤを被着し、支持部材の両端面をタイヤの幅方向の両端面内に納めるものでも良い。
(4)清掃具10において、上述(1)〜(3)を実現できる。
本発明の変速タイヤは、支持部材が備える摺動支持部の外周に、両端開口状のタイヤを被着し、支持部材の両端面をタイヤの幅方向の両端面内に納めるものでも良い。
本発明の変速タイヤは、増速タイヤに限らず、タイヤの回転を減速して被回転体に伝える、遊星歯車列からなる減速手段をタイヤの内部に設けてなる減速タイヤであっても良い。
本発明の変速タイヤは、変速手段を遊星歯車列からなるものに限定されず、他の歯車列、又は摩擦車列等により変速手段を構成するものでも良い。
10 清掃具
15 フレーム
16B 掻き上げ部材(被回転体)
17 増速タイヤ(変速タイヤ)
60 増速手段(変速手段)
62 支持部材
62D 摺動支持部
71、72 端面
a 段差
15 フレーム
16B 掻き上げ部材(被回転体)
17 増速タイヤ(変速タイヤ)
60 増速手段(変速手段)
62 支持部材
62D 摺動支持部
71、72 端面
a 段差
Claims (4)
- フレームに設けた支持部材が備える摺動支持部の外周にタイヤの内周を摺動支持し、タイヤの回転に連動して回転する被回転体を有し、タイヤの回転を変速して被回転体に伝える変速手段をタイヤの内部に設けてなる変速タイヤであって、
支持部材が備える摺動支持部の外界に臨む端面を、タイヤの幅方向で該タイヤの端面内に納めてなる変速タイヤ。 - 前記支持部材が備える摺動支持部の外周に、カップ状のタイヤの内周を摺動支持し、該タイヤの幅方向で該タイヤの開口側の端面内に上記摺動支持部の外界に臨む端面を納めてなる請求項1に記載の変速タイヤ。
- 前記支持部材が備える摺動支持部の外界に臨む端面が、タイヤの幅方向で該タイヤの端面に対して引込み状の段差をなす請求項1又は2に記載の変速タイヤ。
- 前記フレームに掻き上げ体とゴミ捕集手段を支持し、掻き上げ体が床面上を転動するタイヤと、該タイヤの回転に連動して回転し、床面上のゴミをゴミ捕集手段の側に掻き上げる掻き上げ部材とを有してなる清掃具であって、
前記タイヤとして請求項1〜3のいずれかに記載の変速タイヤを用いてなる清掃具。
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JP2003358451A JP2005118391A (ja) | 2003-10-17 | 2003-10-17 | 変速タイヤ |
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JP2003358451A JP2005118391A (ja) | 2003-10-17 | 2003-10-17 | 変速タイヤ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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