JP2001032564A - 駐車用パレット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、夜間など暗所においてもパレット
の位置を確実に視認せしめ、常に車両の入庫作業を容易
に、しかも確実に行うことが出来る駐車用パレットを提
供するものである。 【解決手段】 所要の車両が出入庫自在とされたパレッ
ト１の前端の少くとも一ケ所に暗所用標識体７が設けら
れた構成よりなる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、立体駐車装置など
に使用する駐車用パレットに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来より、例えば、ピット式立体駐車装
置としては、所要の深さを有するピット内に所要形状の
固定フレ−ムが設置されると共に、該固定フレ−ム内に
固定道板を介して所要数の多段状パレットが昇降自在に
配設されたものが知られている。そして、上記多段状と
された各パレットは、その両側縁に沿って所要高のタイ
ヤガイドが、同後端部にタイヤストッパ−が各々形成さ
れ、常に車両をパレット上の所定位置に確実に駐車せし
めるべく構成されている。上述の如く構成された従来例
は、固定フレ−ム内に沿って多段状とされたパレットを
昇降作動せしめ、所要のパレットを地表面レベルに停止
せしめたのち、車両を出入庫せしめるものである。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の如く
構成された従来のパレットは、常に車両を所定の位置に
確実に駐車せしめることが出来る反面、特に車両の入庫
時における工夫が何等なされていないものである。この
ため、昼間など明所においてはともかく、夜間など暗所
における車両の入庫時においてはパレットの位置が正確
に視認しずらく、車両の入庫作業が非常に面倒で煩しい
のみならず、場合によっては固定道板の先部やポ−ル状
の操作盤に接触せしめて損傷せしめるおそれがあるもの
である。

【０００４】本発明は、かかる従来のパレットの問題点
を解決し、夜間など暗所においてもパレットの位置を確
実に視認せしめ、常に車両の入庫作業を容易に、しかも
確実に行うことが出来る駐車用パレットを提供しようと
するものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、所要の
車両が出入庫自在とされたパレットにおいて、上記パレ
ットにはその前端の少くとも一ケ所に暗所用標識体が設
けられてなることを特徴とする、駐車用パレットを要旨
とするものである。

【０００６】

【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に示す一実施例に基づいて説明する。１は車両が出入
庫自在とされた所要の幅と長さを有する金属製の駐車用
パレット、２は該パレット１を構成する中板、３は該中
板２の両側に各々段落状に連結された両側一対の床板、
４は該各床板３の外側縁を略下向きコ字形状に折曲して
一体形成された所要高のタイヤ用ガイド部、５は該各タ
イヤ用ガイド部４の前端部に嵌合された略角錐体状のコ
−ナ−部材、６は該各コ−ナ−部材５を止着せしめる止
ネジ、７は各コ−ナ−部材５の外表面に形成された暗所
用標識体で、該暗所用標識体７は蛍光体やリン光体を主
要顔料とする発光塗料を所要の厚さに塗付することによ
り形成されている。８は両側床板３を裏横継ぎ状に連結
せしめる前後一対の角パイプ製連結部材、９は該各連結
部材８の両端部に止着されたパレット脚取付け用目板、
１０は床板３の後部に位置すべく両側タイヤ用ガイド部
４間に架設されたタイヤ用ストッパ−、１１・１２は両
側床板３の前後端部下面に各々取付けられた前板と後板
である。

【０００７】上述の如く構成された実施例は、従来例と
同様にピット式駐車装置など所要の駐車装置に組付けて
使用し、車両を出入庫せしめる。そして、例えば、夜間
など暗所においては標識体７が自動的に発光する。この
ため、かかる標識体７の発光を目印としてパレット１の
前端位置を明確に視認することが出来、常に出入庫作業
を容易に、しかも確実になし得ることが出来るものであ
る。

【０００８】なお、上記実施例において、標識体７は蛍
光体やリン光体を主要顔料とする発光塗料を塗付して形
成するものとされているが、これに限定されるものでな
く、発光塗料を練りこんだテ−プを貼着せしめたり、あ
るいは、発光塗料やガラス粒等の表面反射物質を練りこ
んだ合成樹脂材によりコ−ナ−部材５を成型せしめるこ
とによりコ−ナ−部材５自体を発光、またはライトによ
り反射せしめてもよいものである。また、標識体７はパ
レット１の前部両端、即ち、両側のコ−ナ−部材５に設
けるものとされているが、これに限定されるものでな
く、前部の一端、あるいは他の個所の少くとも一端に設
けてもよいものである。

【０００９】

【発明の効果】本発明によれば以上の次第で、パレット
の前端の少くとも一ケ所に暗所用標識体が設けられてい
るから、夜間など暗所においては標識体が発光、または
ライトにより反射して目印となり、パレットの前端位置
を明確に視認することが出来るものであって、ひいて
は、常に車両の出入庫、特に入庫作業を極めて容易に、
しかも、確実に行うことが出来るものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す斜視図である。

【図２】実施例の標識体７を示す一部拡大側面図であ
る。

【図３】実施例の標識体７を示す一部拡大断面図であ
る。

【符号の説明】

１ パレット ５ コ−ナ−部材 ７ 標識体

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】所要の車両が出入庫自在とされたパレット
   において、上記パレットにはその前端の少くとも一ケ所
   に暗所用標識体が設けられてなることを特徴とする、駐
   車用パレット。
2. 【請求項２】上記暗所用標識体が蛍光体、リン光体、お
   よび反射体より選ばれた少なくとも１種よりなることを
   特徴とする、請求項１記載の駐車用パレット。