JP3146281B2 - 道路の通行区画体 - Google Patents

道路の通行区画体

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は道路等に設けて人
や車の通行範囲を標示する通行区画体に関する。
【0002】
【従来の技術】道路や広場等には、人と車の通行区分、
道路の幅員標示、道路の中央分離帯等にコンクリート製
の境界ブロック及び、石材等を直方体状にした区画部材
を敷設する場合がある。
【0003】従来の実施例として、図11はコンクリー
ト製の境界ブロック(以下ブロックという)を道路上に
段差なしで歩道を設けた断面斜視図である。図中、1は
ブロック、1aはブロック1の端面、1bは同底面、1
cは同上面、1dは同側面である。
【0004】2は地中にあってブロック1をのせる土台
で、この土台2上に多数のブロック1を道路の通行方向
に沿って直列に並べるのもであるが、土台2とブロック
1の底面1b間、及びブロック1の端面1a相互の隙間
4に、接合剤3を塗布して動かぬように接合し、ブロッ
ク列を形成して車道19と歩道20を区分していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のブロック1の敷
設状態をよく見ると、ブロック1と道路面はねずみ色系
の近似色で、ブロック1の外形がわかりにくく、その
上、道路面より突出しているため、通行者はブロック1
に接触したり、衝突したり、また接触を恐れて避け過
ぎ、新たな危険にあったりする問題があつた。(他の区
画部材、広場等に設ける場合においても同様の問題あ
り)
【0006】上記問題について、従来のブロック1への
標識の例は図11に示すように、ブロック1の表面に危
険標示色である黄色のペンキ15を塗って注意を喚起す
る方法、ブロック1の上面1cに三角体状の反射体1
6、または丸形の反射体17を接着もしくは鋲打ち等で
設ける方法があった。
【0007】しかしながら前者のペンキ15による方法
は、太陽光や雨、道路の砂や異物等がペンキ面15に当
って色落ちしたり、汚れがついて効果が低くなり、美観
を損ねる問題があった。また後者の反射体16、17は
ブロック1の上面1cに設置されて、ブロック1の所在
は標示出来ても、ブロック1の外形(敷設位置、形状、
高さ等)がつかみにくい問題があった。また反射体1
6、17はブロック1の上面1cから大きく突出するも
のであるため、物が当ったり、いたずらを受け易く、破
損が多い難点があった。
【0008】また公報の引例として、図12は特開平0
8−311807号公報の一例図を示すものである。図
中、1fはブロック1の端面1aに設けた凹部、1gは
他方の端面1aに設けた凸部で、ブロック1を長手方向
につなぐ時、凹部1fと嵌まるものである。18は板体
からなる目地材で、中央部には貫通穴18aがあり、ブ
ロック1の凸部1gと嵌合させ、ブロック列のつなぎ部
の施工を簡単にする方法があった。
【0009】しかし、目地材18の端面18bはブロッ
ク1の外形とほぼ同面で施工されるもので、道路上を通
行する自動車や自然風により発生する砂やほこりが目地
材18の端面18bにもかかるが、目地材1上の砂やほ
こりは風雨等で移動しても、ブロック1上の砂やほこり
も移動して目地材1上に乗り残り、いつしか付着するも
のとなり、たとえ目地材18が色付きであっても、砂や
ほこりで目立たなくなって、標識体としての機能は弱い
ものであった。
【0010】この発明は上述のような課題を解消するた
めになされたもので、道路上に敷設される区画部材に目
立つ色の標識板を、砂やほこりが付着しにくいよう標識
板の上部端面部を区画部材の上面より高くして、かつ目
立たせ、通行者に区画部材の外形を認識出来るように
し、接触や衝突を未然に防ぐ道路の通行区画体を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る道路の通
行区画体は、直方体状の区画部材の端面間に、危険標示
色に彩色した標識板を設置するもので、標識板の外周面
を区画部材の端面縁部と概ね合わせた大きさとし、標識
板を区画部材の端面の中心部に対応する部分を空所と
し、標識板の表裏面に端面部の厚さよりつき出た突歯を
複数設けたものとして、接合剤を用いて、標識板の上部
端面部を区画部材の上面より高く設置したものである。
【0012】
【発明の実施の形態】実施の形態1 図1から図3はこの発明の実施の形態の一例を示す図
で、図1は区画部材をコンクリート製の境界ブロック
(以下ブロックという)を例に、道路上に段差なしで歩
道を設けた断面斜視図である。図2は図1のII−II
線断面図、図3は図1のIII−III線断面図であ
る。図中、1はブロック、1aはブロック1の端面、1
bは同底面、1cは同上面、1dは同側面である。
【0013】2は地中にあってブロック1をのせる土台
で、ブロック1の敷設列に合わせて設けられる。3は接
合剤(モルタルもしくは合成接着剤等)で、土台2とブ
ロック1の底面1b間、及びブロック1の端面1a相互
間に塗布される。4は端面1a相互の隙間で、接合剤3
が詰ってつなぎ目となる。5は危険標示色(例、黄色や
赤色等、また反射体の併用も含む)に彩色された標識板
で、標識板5の上部端面部5a、及び側部端面部5bは
横断面で見た時、凸面形状で、その凸面形状分位いをブ
ロック1の上側面1c、1dより出るように、設置した
ものである。
【0014】6はブロック1の端面1aの中心部に対応
して設けた標識板5の空所、7は標識板5の表裏面に点
在させた突歯で、突歯7の高さは標識板5の端面部5
a、5bの厚さよりつき出たものである。8は標識板5
の端面部5a、5bを残して表裏面に設けた段落ち面、
9は段落ち面8に設けた複数の貫通穴である。
【0015】この標識板5をブロック1のつなぎ目4に
設置する施工例を説明すると、土台2上に基準となるブ
ロック1をまず1個を接合剤3で固定した後、ブロック
1の端面1aに接合剤3を塗布して、標識板5をあてが
うものであるが、上部端面部5aを凸面形状分位いブロ
ック1の上面1cより出るように設置する。標識板5の
反対面にも接合剤3を塗布して、新しいブロック1を合
わせていく方法。また他の施工例として、ブロック1の
端面1aに接合剤3を塗布して、従来通りブロック1を
接合してゆき、接合剤3が固まらないうちに、標識板5
をブロック1の上方から隙間4に打ち込む方法等があ
る。
【0016】空所6はブロック1の端面相互の隙間4に
詰める接合剤3を標識板5で遮断しないようにするため
のものである。また突歯7は施工時、ブロック1の端面
1aに標識板5を当てても、突歯7の高さ分、標識板5
の両側には接合剤3が表面上まで詰るようにするもの
で、目地も形成出来、見栄えも良くなる。また段落ち面
8及び貫通穴9は、標識板5の肉厚を均一化して、標識
板5の製作時の歪みを小さくし、また接合剤3の充填量
をふやし保持力を強めるためのものである。すなわち、
ブロック1の隙間4に標識板5を設けるものであって
も、ブロックの端面1aの全面に接合剤3を塗布出来る
ようにしたもので、堅固な接合が維持出来るようにした
ものである。
【0017】突歯7及び貫通穴9は標識板5の全体に設
けたもので、例えば自動車のタイヤ等がブロック1のつ
なぎ目4に当って、ブロック1の角が欠け標識板5が割
れても、残りの突歯7及び貫通穴9は接合剤3の中にあ
り、標識板5の全部が脱落することは防げれる。
【0018】一方、通行者がブロック列を見る場合、つ
なぎ目4の標識板5を斜め下に見るもので、(直角三角
形の斜辺が目線となるが如く)標識板5の端面5a、5
bがたとえブロック1の外面1c、1dと同一であって
も、通行者は標識板5を線状に見ることが出来る。(こ
のため、標識板5の側部端面部5bを、ブロック1の側
面1dとほぼ同一面にすれば、標識板5を認識出来て、
車のタイヤ等が接触しても損傷が受けがたいものとな
る。)また、標識板5の上部端面部5aはたとえ平面状
であっても、ブロック1の上面1cより高く設置するも
のであるため、端面5a、5bに付く砂やほこりは風雨
等で落ち易く、ブロック1上の砂やほこりは標識板5上
には段上となるため乗りにくく、標識板5の目立つ色が
長く維持出来るものとなる。
【0019】図4から図7は、それぞれこの発明の標識
板(図2で示す標識板5の相当図)の他の実施例を示す
正面図である。図中、図2と同符号は相当部分を示す。
図4における標識板5は外周をブロック1の端面1a縁
部と概ね合わせた形状としたもので、6は空所、10は
補強桟である。標識板5はプラスチツクの成形品で作る
のが適当であるが、材質が柔軟で、接合剤3を詰めた時
など、外形が変形し易い場合は標識間を補強桟10でつ
なぐとよい。尚、補強桟10の厚さは標識板5の表裏面
に設けた段落ち面8の残りの厚さと同等程度に薄くし
て、接合剤3への影響を少なくする。
【0020】また図5における標識板5は、標識板5の
形状をブロック1の端面1aの各辺毎に分割したもの
で、5cは上部標識板、5dは側部標識板である。ブロ
ック1の端面1aに接合剤3を塗布時、分割した標識板
5c、5dの標識面をブロック1の端面1a縁部に合わ
せて設置する。ブロック1の外形寸法が異なる時、対応
がし易い。
【0021】尚、各辺の標識板5c、5dの先端部が離
れる量は、ブロック1の外形(敷設位置、形状、高さ
等)が認識出来る範囲内とする。また、標識板5の形状
をL形状にして使用する方法でも構わなく、例えば図1
0の如く、段差ありで歩道を設ける場合の標識板5は、
上部端面部5aと側部端面部5bの2辺形でよい。
【0022】また図6における標識板5は上部端面部5
aと側部端面部5bが交わる角の内側に凹部5eを設け
たものである。ブロック1の上面1cの巾、及び側面1
dの傾斜角の変化を凹部5eで調節出来るようにしたも
のである。尚、凹部5eの形状は半円状のほか、鋸歯状
にして屈曲をし易くしてもよい。
【0023】また図7は標識板5に反射板11及び、反
射シート12を組み込んだ例である。図8は図7のVI
II−VIII線断面を示す図で、上部端面部5aを通
行者が見る側の辺を長く、背後側を短くした三角形状と
し、長い傾斜面側に長方形の反射板11を埋め込んだも
のである。図9は図7のIX−IX線断面を示す図で、
側部端面部5bに反射シート12を貼り付けたものであ
る。反射シート12の表面はブロック1の側面1dとほ
ぼ同一面になるように設置すれば、車のタイヤ等が接触
しても、反射シート12を保護出来る。尚、反射シート
12の端部は接合剤3の中に入るようにすれば剥れにく
いものとなる。尚、標識板5への反射板11及び反射シ
ート12の組み合わせの例はいろいろ考えられるが割愛
する。要は夜間、通行者がライトをつけて通行する時、
反射で光る線を認識することが出来るものであればよ
い。
【0024】標識板5の材料は合成樹脂やゴム系の材料
のほか、ステンレス材や強化ガラス材等を使用して、通
行者に目立つように、耐久性があるようにしてもよい。
【0025】また、本案は区画部材1のつなぎ目4の表
面部に標識体5を設置するものであるため、既設のブロ
ック列の場合にはブロック列の接合剤3の表面部を剥し
て、新たな接合剤3と共に標識体5を設置することも可
能である。
【0026】以上、本発明の道路の通行区画体の実施例
について、コンクリート製のブロックで説明したが、他
の材料(石材、プラスチック等)による区画部材、直方
体形状の一部分が異なった形状品でも、つなぎ合わせて
通行区画体とするものには、実施出来ることは明白であ
る。
【0027】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、標識板
を目立つ色にして、上部端面部をブロックの上面より高
く設置するようにしたものであるため、標識板の端面に
乗る砂やほこりは、風雨等で落され、かつ高く設置する
分、通行者にブロックの敷設位置、形状、高さ等の認識
をし易くする効果を有する。またこの標識板はブロック
の端面間に設けるもので、固いブロックに保護され、か
つブロックの外面より大きく突出するものではないた
め、物が当っても破損し難く、標識の機能維持が長く得
られる効果を有する。
【0028】また標識板においては、中心部に空所、表
裏面に突歯があるため、ブロックのほぼ端面全面に接合
剤が塗布出来、ブロック同士の接合、ブロックと標識板
の接合を堅固に出来る効果を有する。
【0029】
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す断面斜視図。
【図2】 図1のII−II線断面図。
【図3】 図1のIII−III線断面図。
【図4】 この発明に係る標識板の他の実施例を示す正
面図。
【図5】 図4と同様、他の実施例を示す正面図。
【図6】 図4と同様、他の実施例を示す正面図。
【図7】 図4と同様、他の実施例を示す正面図。
【図8】 図7のVIII−VIII線断面図。
【図9】 図7のIX−IX線断面図。
【図10】 この発明に係る他の実施例を示す標識板。
【図11】 従来の道路上のブロック列を示す断面斜視
図。
【図12】 公報、特開平08−311807号公報の
一例図。
【符号の説明】
1 ブロック(区画部材),1a ブロック1の端面,
3 接合剤,4 隙間(つなぎ目),5 標識板,5a
上部端面部,5b 側部端面部,6 空所,7突歯,
19 歩道,20 車道

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路の通行方向に沿って、道路面よりつ
    き出て多数個を並べて設置される直方体状の区画部材
    と、危険標示色に彩色した標識板と、標識板の外周面を
    上記区画部材の端面縁部と概ね合わせた大きさとし、か
    つ標識板を上記区画部材の端面の中心部に対応する部分
    を空所とし、かつ標識板の表裏面に端面部の厚さよりつ
    き出た突歯を複数設けたものとして、接合剤を用いて、
    上記標識板の上部端面部を、上記区画部材の上面より高
    く設置した道路の通行区画体。
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