JP2001031638A - 芳香族ニトリルまたは複素環ニトリルの製造法 - Google Patents

芳香族ニトリルまたは複素環ニトリルの製造法

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JP2001031638A JP11202234A JP20223499A JP2001031638A JP 2001031638 A JP2001031638 A JP 2001031638A JP 11202234 A JP11202234 A JP 11202234A JP 20223499 A JP20223499 A JP 20223499A JP 2001031638 A JP2001031638 A JP 2001031638A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】炭素環化合物や複素環化合物とアンモニア及び
酸素含有ガスを気相で接触流動反応させてニトリル化合
物を製造するに際し、目的生成物を高収率で、且つ経時
的に安定して経済的に有利に製造する方法を提供する。 【解決手段】特定量のアルカリ金属を含む触媒を使用
し、反応ガスから回収した未反応アンモニアを循環使用
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は炭素環化合物または
複素環化合物をアンモニアおよび酸素を含む混合ガスと
反応させてニトリル化合物を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】炭素環化合物をアンモ酸化させて得られ
る芳香族ニトリルは、合成樹脂、農薬等の製造原料およ
びアミン、イソシアネート等の中間原料として有用であ
る。一方、複素環化合物をアンモ酸化させて得られる複
素環ニトリルは、医薬品、飼料添加剤、食品添加剤等の
中間原料として用いられる。
【0003】炭素環化合物および複素環化合物のアンモ
酸化による芳香族ニトリルおよび複素環ニトリルの合成
反応はオレフィン類のアンモ酸化に比べ大きな発熱を伴
う。従って気相接触流動反応が反応熱の除去が容易で局
部加熱による副反応を回避できる面で有利である。この
気相接触流動反応には、金属酸化物または金属酸化物を
シリカ、アルミナ等に担持させた種々の触媒系が提案さ
れている。
【0004】例えば、特公昭49−45860号には、
V、CrおよびBを含有する触媒を用い、アルキル置換
芳香族化合物のアンモ酸化により芳香族ニトリルを製造
する方法が記載されている。また特開昭49−1314
1号には、同様な反応に、Fe、BiおよびMoを含有
する触媒を用いる方法が記載されている。特開昭63−
190646号には、Fe−Sb系触媒を用い、アルキ
ル置換芳香族化合物またはアルキル置換脂環式化合物を
アンモ酸化する方法が記載されている。
【0005】更に特開平5−170724号には、Mo
−P系触媒を用いる方法が記載されている。特開平1−
275551号には、V−Cr−B−Moを含有する触
媒を用い、アルキル置換芳香族化合物またはアルキル置
換複素環化合物をアンモ酸化する方法が記載されてい
る。特開平5−170724号には、同様の反応に、M
o−P系触媒を用いる方法が記載されている。特開平9
−71561号には、Fe−Sb−V系触媒を用い、キ
シレンのアンモ酸化によりジシアノベンゼンを製造する
方法が記載されている。
【0006】これらの方法は芳香族ニトリルまたは複素
環ニトリルの収率が高い等に利点があるが、触媒活性が
経時的に低下するので、目的生成物を更に長期的に安定
して得ることが求められている。そこで、流動反応にお
いて触媒の劣化を抑制する方法、活性の経時的な低下が
少ない触媒等が提案されている。例えば特開平10−1
20641号には、触媒としてVおよび/またはMoを
含有する金属酸化物触媒を用い、流動反応器への原料供
給方法を工夫することにより触媒劣化を抑制する方法が
記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように炭素環化
合物や複素環化合物を気相接触流動反応でアンモ酸化し
てニトリル化合物を製造する方法において、種々の触媒
の改良や装置の改良により触媒劣化を抑制する方法が試
みられているが、目的生成物を更に長期的に安定して得
る方法が求められている。本発明は炭素環化合物や複素
環化合物とアンモニア及び酸素含有ガスを気相で接触反
応させてニトリル化合物を製造するに際し、目的生成物
を高収率で、且つ経時的に安定して経済的に有利に製造
する方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】発明者らは上記の如き課
題を有するニトリル化合物の製造法について検討した結
果、未反応アンモニアを循環使用する際に同伴する水分
が触媒の活性低下の原因の一つであり、特定量のアルカ
リ金属を含む触媒を使用することによりアンモ酸化を長
期間安定して実施できることを見出し、本発明に到達し
た。即ち本発明は、炭素環化合物または複素環化合物と
アンモニア及び酸素含有ガスを気相で接触反応させてニ
トリル化合物を製造するに際し、0.10〜0.40重
量%のアルカリ金属を含む触媒を使用し、反応ガスから
回収した未反応アンモニアを循環使用することを特徴と
する芳香族ニトリルまたは複素環ニトリルの製造法であ
る。
【0009】
【発明の実施態様】以下、本発明を具体的に説明する。
本発明の目的とする気相接触反応は、炭素環化合物また
は複素環化合物と酸素含有ガスおよびアンモニアとの反
応である。反応熱を有効に除去し、局部加熱による副反
応を回避するために、流動反応とする。
【0010】本発明で用いられる原料の炭素環化合物
は、ベンゼン、ナフタレン、アントラセン、シクロヘキ
セン、シクロヘキサン、ジヒドロナフタレン、テトラリ
ン、デカリン等から選ばれる炭素環を有し、その側鎖に
メチル基、エチル基、プロピル基、ホルミル基、アセチ
ル基、ヒドロキシメチル基、メトキシカルボニル基等か
ら選ばれた少なくとも一種の置換基を含有する炭素環化
合物である。また、この炭素環化合物はハロゲン基、ヒ
ドロキシル基、アルコキシル基、アミノ基、ニトロ基等
を含んでいても良い。例えば、トルエン、キシレン、ト
リメチルベンゼン、エチルベンゼン、メチルナフタレ
ン、ジメチルナフタレン、メチルテトラリン、ジメチル
テトラリン、クロロトルエン、ジクロロトルエン、メチ
ルアミリン、クレゾール、メチルアニソール等が挙げら
れる。
【0011】本発明に用いられる複素環化合物は、フラ
ン、ピロール、インドール、チオフェン、ピラゾール、
イミアゾール、オキサゾール、ピラン、ピリジン、キノ
リン、イソキノリン、ピロリン、ピロリジン、イミドゾ
リン、イミダゾリジン、ペピリジン、ペピラジン等から
選ばれた少なくとも一種を含有する複素環化合物であ
り、側鎖には上記した炭素環化合物と同様の置換基を含
んでいても良い。例えば、フルフラール、2−メチルチ
オフェン、3−メチルチオフェン、2−ホルミルチオフ
ェン、4−メチルチアゾール、メチルピリジン、ジメチ
ルピリジン、トリメチルピリジン、メチルキノリン、メ
チルピラジン、ジメチルピラジン、メチルペピラジン等
が挙げられる。以上の炭素環化合物および複素環化合物
は単独または混合物で使用できる。
【0012】本発明に用いられる原料アンモニアは工業
用グレードで良い。アンモニアの使用量は炭素環化合物
または複素環化合物1モルに含まれる置換基1個に対し
て1.5〜10モル、好ましくは3〜5倍モルの範囲で
ある。この範囲より使用量が少ないと目的生成物の収率
は低下し、一方、この範囲より多いと空時収率が小さく
なる。本発明方法では、反応ガスに含まれる未反応アン
モニアを回収し反応系に戻し再使用される。反応ガスか
ら未反応アンモニアを回収する方法は特に制限されない
れるが、工業的には未反応アンモニアを水に吸収させた
後、蒸留操作でアンモニアを他の副生物と分離するのが
有利である。
【0013】本発明における酸素含有ガスとしては、通
常空気が用いれれる。別法として、空気または酸素を不
活性ガス、例えば窒素、炭酸ガス、排ガス等で希釈して
用いることもできる。酸素の使用量は、炭素環化合物ま
たは複素環化合物1モルに含まれる置換基1個に対して
1.5倍モル以上、好ましくは2〜50倍モルの範囲で
ある。これより使用量が少ないと目的生成物の収率が低
下し、一方、これより多いと空時収率が小さくなる。
【0014】本発明において触媒はアルカリ金属を含有
する触媒であり、アルカリ金属を0.10〜0.40重
量%の範囲で含む組成から構成される触媒が使用され
る。アルカリ金属の使用量がこの範囲より少ない場合に
は、触媒の強度(耐摩耗性)が悪くなり、一方、この範
囲より多いと原料中に含まれる水分と触媒中に含まれる
アルカリ金属の相互作用により触媒のシンタリング等が
進み、目的生成物の収率は経時的に低下する。
【0015】本発明において、V、MoおよびFeから
選ばれる一種以上の金属酸化物から構成される触媒を使
用することが好ましい。更にV、MoおよびFeから選
ばれる一種以上の金属酸化物に対し、Mg、Ca、B
a、La、Ti、Zr、Cr、W、Co、Ni、B、A
l、Ge、Sn、Pb、P、SbおよびBiの群から選
ばれた少なくとも一種を含む金属酸化物を添加した金属
酸化物触媒が好適に用いられ、一般に下記組成式で表さ
れる。 組成式:(V)a(Mo)b(Fe)c(X)d(Y)e
(O)f 但し、XはMg、Ca,Ba、La、Ti、Zr,C
r、W、CoおよびNiよりなる群から選ばれた少なく
とも一種の元素、YはB,Al、Ge、Sn、Pb、
P、SbおよびBiよりなる群から選ばれた少なくとも
一種の元素、添字のa,b,c,dおよびeは原子比を
各々示し、a=0.01〜1、好ましくは0.1〜0.
7、b=0.01〜1、好ましくは0.05〜0.7、
c=0〜1、d=0〜1、好ましくは0.05〜0.
7、e=0〜1、好ましくは0.05〜0.7であり、f
は上記元素が結合して得られる酸化物の酸素数である。
【0016】本発明においては上記の組成式で包含され
る種々の金属酸化物触媒を用いることができるが、特に
V−Cr−B−Mo−P−Naおよび/またはKからな
る金属酸化物触媒が好適に用いられる。これらの金属酸
化物触媒は担体、例えばシリカ、アルミナ等に担持した
形態で用いるのが好ましい。V源としては、例えばアン
モニウム塩、硫酸塩等の無機酸塩およびシュウ酸、酒石
酸等の有機酸のバナジウム塩を使用できる。Mo源とし
ては、モリブデン酸アンモニウム、リンモリブデン酸、
リンモリブデン酸アンモニウム、およびシュウ酸、酒石
酸等の有機酸のモリブデン塩を使用できる。Cr源とし
ては、クロム酸、硝酸塩、水酸化物、クロム酸アンモニ
ウム、重クロム酸アンモニウム、およびシュウ酸、酒石
酸等の有機酸のクロム塩を使用できる。ホウ素源として
は、ホウ酸、ホウ酸アンモニウム等を使用できる。アル
カリ金属源としては、Li、Na、K、Rb、およびC
sであるが、特にNaおよび/またはKの水酸化物、炭
酸塩、硝酸塩およびシュウ酸、酒石酸、酢酸等の有機酸
塩が好適に用いられる。これら以外の金属酸化物の原料
も空気中で加熱することによりで容易に酸化物を形成す
る無機酸および有機酸の金属塩が使用できる。
【0017】本発明においては上記触媒を公知の担体に
担持して使用できるが、特にシリカに担持した触媒が好
適に使用される。担体に用いられるシリカは、例えば、
化学便覧、応用化学編1(丸善1986年発行)256
〜258頁に記載のシリカゲル、コロイダルシリカ、無
水シリカ等が使用できる。これらのシリカ担体中にアル
カリ金属が含まれている場合は、その量を考慮して触媒
調製を行うことが必要である。シリカ担体の使用量は、
触媒重量に対して20〜80重量%、好ましくは40〜
70重量%の範囲である。
【0018】本発明の触媒は公知の方法を用いて製造す
ることができる。例えば、V−Cr−B−Mo−P−N
aから金属酸化物をシリカ担体に担持させた触媒を調製
する場合には、酸化バナジウムおよび酸化クロムをシュ
ウ酸に溶かした溶液に、ホウ酸水溶液および酢酸ナトリ
ウムを加え、次いでシリカゾルを加えてスラリー混合物
を得る。この場合、もし必要ならばホウ酸の溶解助剤を
使用する。ホウ酸の溶解助剤としては、多価アルコー
ル、α−モノオキシカルボン酸、ジオキシカルボン酸を
用いる。流動層触媒の場合には、この混合物を噴霧乾燥
し、必要に応じ更に110〜150℃で乾燥後、焼成す
る。焼成は400〜700℃、好ましくは450〜65
0℃で数時間以上、空気を流通しながら実施する。な
お、この焼成に先立って200〜400℃において予備
焼成することが好ましい。
【0019】反応温度は300〜500℃であり、好ま
しくは330〜470℃の範囲である。該範囲より反応
温度が低いと転化率が低く、一方、該範囲より高いと二
酸化炭素、シアン化水素等の生成が増加するので、目的
生成物の収率が低下する。反応圧力は、通常、常圧で行
われるが、必要に応じて加圧または減圧で実施できる。
反応ガスと触媒との接触時間は、原料の種類、原料、空
気およびアンモニアの仕込み組成、反応温度等によって
異なるが、通常0.5〜30秒の範囲である。本発明に
おいて反応生成物の捕集は、公知の方法、例えば、生成
物が析出するに充分な温度まで冷却し捕集する方法、水
その他適当な溶媒などで反応生成ガスを洗浄、捕集する
方法などが使用される。
【0020】従来の触媒は、原料の炭素環化合物または
複素環化合物、空気等の酸素を含有する混合ガスおよび
アンモニア中に水分が含まれない場合には、触媒活性の
経時的な低下が少ないが、原料中に水分が無視できない
程度に含まれる場合には、触媒のシンタリングが促進さ
れる為に触媒の活性低下が大きくなり、目的生成物が安
定して得られない。すなわち回収されたアンモニア中に
は無視できない量の水分が含まれ為に触媒に悪影響を及
ばすことになる。この水分を除く為に更に蒸留や吸着分
離等の操作を組み合わせることも可能であるが、コスト
が嵩むことになる。
【0021】本発明の方法により、V、Mo、Fe等の
金属酸化物からなる触媒にアルカリ金属を添加すること
により、触媒の強度(耐摩耗性)を維持し、且つ原料系
に回収アンモニアに同伴される水分が混入しても活性低
下を抑制でき、目的生成物を高収率で経時的に安定して
得ることができる。
【0022】
【実施例】次に実施例および比較例により、本発明を更
に具体的に説明する。但し本発明は以下の実施例により
制限されるものでない。
【0023】実施例1 (触媒調製)五酸化バナジウムV2 5 229gに水5
00mlを加え、80〜90℃に加熱し、よく攪拌しな
がらシュウ酸477gを加え溶解する。またシュウ酸9
63gに水400mlを加え50〜60℃に加熱し、こ
れに無水クロム酸CrO3 252gを水200mlに加
えた溶液を、良く攪拌しながら加え溶解する。こうして
得られたシュウ酸バナジルの溶液にシュウ酸クロムの溶
液を50〜60℃にて混合し、バナジウム−クロム溶液
を得る。この溶液にリンモリブデン酸H3 〔PMo12
40〕・20H2 O 41.1gを水100mlに溶解し
て加え、更に、酢酸カリウムCH3 COOK 4.0g
を水100mlに溶解して加える。次いで20重量%水
性シリカゾル(Na2 Oを0.02重量%含有)250
0gを加える。このスラリー溶液にホウ酸H3 BO3
8gを加えてよく混合し液量が約3800gになるまで
加熱、濃縮する。この触媒溶液を入口温度250℃、出
口温度130℃に保ちながら噴霧乾燥した。噴霧乾燥し
た触媒は130℃の乾燥器で12時間乾燥後、400℃
で0.5時間仮焼成し、その後、550℃で8時間空気
気流下焼成した。この触媒のアルカリ金属は0.21重
量%であり、原子比はV:Cr:B:Mo:P:Na:
Kが1:1:0.5:0.086:0.007:0.0
09:0.020の割合で含有され、その触媒濃度は5
0重量%である。
【0024】(触媒の強度試験)上部に捕集用円筒濾紙
(東洋濾紙No.84)を設置した内径38mmの試験
管に触媒50gを充填した後、室温下、空気を312m
/秒の速度で導入し、20時間触媒を流動化された。そ
の間で摩耗して上部に飛散した触媒の割合は、仕込みに
対して2.1重量%であり、実用に耐える強度を有して
いた。
【0025】(触媒の活性試験)抵抗発熱体にて加熱さ
れた内径23mmの反応器にこの触媒40mlを充填
し、メタキシレン3.2容量%、アンモニア25.3容
量%、空気71.5容量%よりなる水分を含まない混合
ガス、又は、前述の混合ガスに水分をアンモニアに対し
20.0容量%含んだ混合ガスを用い、この触媒で最高
のイソフタロニトリル収率を与える温度である420
℃、空時速度SV850Hr -1の条件で、それぞれ流動
接触反応させた。メタキシレンに対するイソフタロニト
リルの収率は、水分を含まない場合には86.5mol
%、水分を含んだ場合には86.1mol%であった。
その後、それぞれの反応に熱負荷として450℃で30
0時間を与え、再び420℃において反応した結果、イ
ソフタロニトリルの収率は、水分を含まない場合には8
6.1mol%、水分を含んだ場合には85.8mol
%であり、水分を含んだ混合ガスを用いた反応において
も高収率、且つ経時的に安定した成績が得られた。
【0026】実施例2 実施例1で調製した触媒を用い、メタキシレンに代えて
3メチル−ピリジンを使用して、実施例1と同様に活性
試験を行った。3−メチルピリジン2.6容量%、アン
モニア11.5容量%、空気85.9容量%よりなる水
分を含まない混合ガス、又は、前述の混合ガスに水分を
アンモニアに対し19.0容量%含んだ混合ガスを用
い、この触媒が最高の3−シアノピリジン収率を与える
温度である390℃、SV810Hr-1の条件でそれぞ
れ反応された。この結果、3−メチルピリジンに対する
3―シアノピリジンの収率は、水分を含まない場合には
89.5mol%であり、水分を含んだ場合には89.
3mol%であった。その後、それぞれの反応に熱負荷
として450℃で300時間を与え、再び390℃にお
いて反応した結果、3−シアノピリジンの収率は水を含
まない場合には89.3mol%、水を含んだ場合には
89.0mol%であり、水分を含んだ混合ガスを用い
た反応においても高収率、且つ経時的に安定した成績が
得られた。
【0027】実施例3 実施例1で調製した触媒を用い、メタキシレンに代えて
パラキシレンを使用して、実施例1と同様に410℃で
反応した結果、パラキシレンに対するテレフタロニトリ
ルの収率は、水分を含まない場合には88.3mol
%、水分を含んだ場合には88.0mol%であった。
その後、それぞれの反応に熱負荷として450℃で30
0時間を与え、再び410℃において反応した結果、テ
レフタロニトリルの収率は、水分を含まない場合には8
7.8mol%、水分を含んだ場合には87.4mol
%であり、水分を含んだ混合ガスを用いた反応において
も高収率、且つ経時的に安定した成績が得られた。
【0028】実施例4 (触媒調製)濃硝酸700mlに水900mlを加え5
0〜60℃に加熱し、これに電解鉄92g少しずつ加え
ながら溶解する。そこに、20重量%水性シリカゾル
(Na2 Oを0.02重量%含有)1460gを加え
る。その後、三酸化二アンチモンSb2 3 359gお
よびホウ酸H3 BO3 39gを加えてよく混合し、更
に、酢酸カリウムCH3 COOK 2.53gを水10
0mlに溶解して加える。その混合液を15%アンモニ
ア水でpHを2に調整した後、100℃、3時間の熟成
を行った。このスラリー溶液に硝酸クロム・9水和物C
r(NO33 ・9H2 O 33gを水400mlで溶
解させたクロム液を加えスラリーを調製した。一方、五
酸化バナジウムV2 5 60gに水130mlを加え、
80〜90℃に加熱し、よく攪拌しながらシュウ酸12
5gを加え溶解し、シュウ酸バナジル溶液を調製した。
このシュウ酸バナジル溶液を先程のスラリーに加えよく
攪拌し、触媒溶液を調製した。この触媒溶液を入口温度
250℃、出口温度130℃に保ちながら噴霧乾燥し
た。噴霧乾燥した触媒は130℃の乾燥器で12時間乾
燥後、400℃で0.5時間仮焼成し、その後、800
℃で8時間空気気流下焼成した。この触媒のアルカリ金
属濃度は0.21重量%であり、原子比はFe:Sb:
V:Cr:B:Na:Kが1:1.5:0.4:0.
5:0.77:0.011:0.031の割合で含有さ
れ、触媒濃度は50重量%である。
【0029】(触媒の強度試験)上記により調製した触
媒を用い、実施例1と同様に強度試験を行った。20時
間触媒を流動化した結果、摩耗して飛散した触媒の割合
は、仕込みに対して2.6重量%であり、実用に耐える
強度を有していた。
【0030】(触媒の活性試験)上記により調製した触
媒を用い、実施例1と同様に440℃で反応した結果、
メタキシレンに対するイソフタロニトリルの収率は、水
分を含まない場合には78.5mol%、水分を含んだ
場合には77.5mol%であった。その後、それぞれ
の反応に熱負荷として450℃で300時間を与え、再
び440℃において反応した結果、イソフタロニトリル
の収率は、水分を含まない場合には78.4mol%、
水分を含んだ場合には77.5mol%であり、水分を
含んだ混合ガスを用いた反応においても高収率、且つ経
時的に安定した成績が得られた。
【0031】比較例1 (触媒調製)酢酸カリウムCH3 COOKを3.0gと
した以外は実施例1と同様に行った。この触媒のアルカ
リ金属は0.48重量%であり、原子比はV:Cr:
B:Mo:P:Na:Kが1:1:0.5:0.1:
0.086:0.007:0.064:0.012の割
合で含有され、その触媒濃度は50重量%である。
【0032】(触媒の強度試験)上記により調製した触
媒を用い、実施例1と同様に強度試験を行った。20時
間触媒を流動化した結果、摩耗して飛散した触媒の割合
は、仕込みに対して1.7重量%であり、実用に耐える
強度を有していた。
【0033】(触媒の活性試験)上記により調製した触
媒を用い、実施例1と同様に420℃で反応した結果、
メタキシレンに対するイソフタロニトリルの収率は、水
分を含まない場合には86.9mol%、水分を含んだ
場合には86.8mol%であった。その後、それぞれ
の反応に熱負荷として450℃で300時間を与え、再
び420℃において反応した結果、イソフタロニトリル
の収率は、水分を含まない場合には86.6mol%、
水分を含んだ場合には80.7mol%まで低下し、水
分を含んだ混合ガスを用いた反応において経時的に安定
した成績が得られなかった。
【0034】比較例2 (触媒調製)酢酸カリウムCH3 COOKを添加しない
以外は実施例1と同様に行った。この触媒のアルカリ金
属は0.04重量%であり、原子比はV:Cr:B:M
o:P:Naが1:1:0.5:0.1:0.086:
0.004の割合で含有され、その触媒濃度は50重量
%である。
【0035】(触媒の強度試験)上記により調製した触
媒を用い、実施例1と同様に強度試験を行った。20時
間触媒を流動化した結果、摩耗して飛散した触媒の割合
は、仕込みに対して7.8重量%と悪く、実用に耐えな
い強度であった。
【0036】比較例3 比較例1で調製した触媒を用い、メタキシレンに代えて
3メチル−ピリジンを使用して、実施例2と同様に39
0℃で反応した結果、3−メチルピリジンに対する3−
シアノピリジンの収率は、水分を含まない場合には8
9.8mol%であり、水分を含んだ場合には89.5
mol%であった。その後、それぞれの反応に熱負荷と
して450℃で300時間を与え、再び390℃におい
て反応した結果、3−シアノピリジンの収率は水を含ま
ない場合は89.7mol%、水を含んだ場合には8
0.2mol%まで低下し、水分を含んだ混合ガスを用
いた反応において経時的に安定した成績が得られなかっ
た。
【0037】比較例4 (触媒調製)酢酸カリウムCH3 COOKを6.49g
とした以外は実施例4と同様に行った。この触媒のアル
カリ金属は0.48重量%であり、原子比はFe:S
b:V:Cr:B:Na:K=1:1.5:0.4:
0.5:0.77:0.011:0.081の割合で含
有され、その触媒濃度は50重量%である。
【0038】(触媒の強度試験)上記により調製した触
媒を用い、実施例1と同様に強度試験を行った。20時
間触媒を流動化した結果、摩耗して飛散した触媒の割合
は、仕込みに対して2.4重量%であり、実用に耐える
強度を有していた。
【0039】(触媒の活性試験)上記により調製した触
媒を用い、実施例1と同様に440℃で反応した結果、
メタキシレンに対するイソフタロニトリルの収率は、水
分を含まない場合には79.1mol%、水分を含んだ
場合には78.0mol%であった。その後、それぞれ
の反応に熱負荷として450℃で300時間を与え、再
び440℃で反応した結果、イソフタロニトリルの収率
は、水分を含まない場合には78.5mol%、水分を
含んだ場合には72.4mol%まで低下し、水分を含
んだ混合ガスを用いた反応において経時的に安定した成
績が得られなかった。
【0040】比較例5 (触媒調製)酢酸カリウムCH3 COOKを添加しない
以外は実施例1と同様に行った。この触媒のアルカリ金
属は0.04重量%であり、原子比はFe:Sb:V:
Cr:B:Na=1:1.5:0.4:0.5:0.7
7:0.011の割合で含有され、その触媒濃度は50
重量%である。
【0041】(触媒の強度試験)上記により調製した触
媒を用い、実施例4と同様に強度試験を行った。20時
間触媒を流動化した結果、摩耗して飛散した触媒の割合
は、仕込みに対して9.2重量%と悪く、実用に耐えな
い強度であった。
【0042】
【発明の効果】以上の実施例からも明らかなように、本
発明により特定量のアルカリ金属を含む触媒を使用し、
炭素環化合物または複素環化合物を気相接触流動反応に
よりアンモ酸化させた後、反応ガスから未反応アンモニ
アを回収し反応系に戻し再使用しても回収アンモニア中
の水分による触媒劣化や活性低下が起こらないので、目
的生成物を高収率で且つ経時的に安定して得ることがで
きる。従って本発明により、芳香族ニトリルや複素環ニ
トリルを工業的に極めて有利に製造することができ、本
発明の工業的意義が大きい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金森 圭徳 新潟県新潟市太夫浜字新割182番地 三菱 瓦斯化学株式会社新潟研究所内 Fターム(参考) 4C055 AA01 BA01 CA02 CA05 CA06 CA59 DA01 FA15 FA32 FA36 4H006 AA02 BA02 BA06 BA09 BA10 BA11 BA12 BA13 BA14 BA19 BA20 BA21 BA30 BC34 BD33 BD51 BE14 BE30 QN24 4H039 CA70 CL50

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炭素環化合物または複素環化合物とアンモ
    ニア及び酸素含有ガスを気相で接触流動反応させてニト
    リル化合物を製造するに際し、0.10〜0.40重量
    %のアルカリ金属を含む触媒を使用し、反応ガスから回
    収した未反応アンモニアを循環使用することを特徴とす
    る芳香族ニトリルまたは複素環ニトリルの製造法。
  2. 【請求項2】バナジウム、モリブデンおよび鉄から選ば
    れる一種以上の金属酸化物とアルカリ金属を含む触媒を
    用いる請求項1に記載の芳香族ニトリルまたは複素環ニ
    トリルの製造法。
  3. 【請求項3】触媒が(i)V、Moおよび鉄から選ばれ
    る一種以上と(ii)Mg、Ca、Ba、La、Ti、
    Zr、Cr、W、Co、Ni、B、Al、Ge、Sn、
    Pb、P、SbおよびBiよりなる群から選ばれた少な
    くとも一種の元素を含有する金属酸化物をシリカに坦持
    させた触媒である請求項2に記載の芳香族ニトリルまた
    は複素環ニトリルの製造法。
  4. 【請求項4】V、Cr、B、MoおよびPの金属酸化物
    とアルカリ金属をシリカに担持させた触媒を用いる請求
    項3に記載の芳香族ニトリルまたは複素環ニトリルの製
    造法。
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