JP2001030028A - 板材加工機およびこの板材加工機を用いた加工方法並びに製品集積方法 - Google Patents

板材加工機およびこの板材加工機を用いた加工方法並びに製品集積方法

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JP2001030028A
JP2001030028A JP2000042884A JP2000042884A JP2001030028A JP 2001030028 A JP2001030028 A JP 2001030028A JP 2000042884 A JP2000042884 A JP 2000042884A JP 2000042884 A JP2000042884 A JP 2000042884A JP 2001030028 A JP2001030028 A JP 2001030028A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 別途搬出装置を設けることなく単体で小物か
ら大きなものまで整列・集積可能に搬出することのでき
る板材加工機およびこの板材加工機を用いた加工方法を
提供する。 【解決手段】 レーザヘッド7またはパンチングにより
パーツPT内部の加工を行った後、パーツPTの外周を
切断する際に生じるスクラップSを支持しているブラシ
ベルトコンベア21を昇降手段23によりパスラインP
Lから下降させた後回転走行させてスクラップSを搬出
する。また、パーツPTを搬出する際には、前記ブラシ
ベルトコンベア21を昇降手段23によりパスラインP
Lまで上昇させてから切離し機9によりパーツPTの外
周を切断して切り離し、このパーツPTを支持している
ブラシベルトコンベア21を下降させてから回転走行さ
せてパーツPTを搬出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、板材加工後の大
型のパーツを搬出できる板材加工機およびこの板材加工
機を用いた加工方法並びに製品集積方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図11を参照するに、従来より、NCタ
レットパンチプレスにレーザ切断機能を装備したパンチ
・レーザ複合加工機101が知られている。このパンチ
・レーザ複合加工機101は、穴明けや成形等のタレッ
トパンチプレスによるパンチング加工と、異形穴や外周
切断等のレーザ加工機によるレーザ加工を一台の加工機
で高精度の加工を行うものである。
【0003】このようなパンチ・レーザ複合加工機10
1においては、従来より一般的なタレットパンチプレス
の加工テーブル103を利用したものが多く、パンチP
やダイDを装着したタレット(105U)、105Lの
前にレーザヘッド107を設けているものが一般的であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の技術にあっては、レーザやパンチングで外周切
断をした後に、分離された切断パーツを加工機外へ搬出
する装置としては、200×200mm程度のパーツの
搬出が可能な図示省略のワークシュータが設けられてい
るのみであり、小物と中物を分類せずにワークシュータ
により搬出してコンベアを介して製品を集積している。
【0005】このため、これまでのパンチ・レーザ複合
加工機101では、例えば1000×2000mm程度
の素材サイズの大きなパーツをワークシュータから搬出
することはできないため、切断したパーツを完全に分離
することなくミクロジョイントにより保持して加工が完
了した後に各パーツを分離してワークシュータから搬出
するミクロジョイント加工しかできず、近年要求されて
いるジョイントレス加工を行うことができないという問
題がある。
【0006】また、別途にロード・アンロード装置を設
けることにより前述のような大きなパーツの搬出を行う
ことは可能であるが、コストの面および設置スペースの
面から問題が残る。
【0007】また、ワークシュータとコンベアによる集
積では、小物、中物、大物の分別集積ができないという
問題がある。さらに、個々の製品に傷がつき易いため、
精密板金加工には適さないという問題がある。
【0008】この発明の目的は、以上のような従来の技
術に着目してなされたものであり、別途搬出装置を設け
ることなく単体で小物から大きなものまで傷つけること
なく整列・集積可能に搬出することのできる板材加工機
およびこの板材加工機を用いた加工方法並びに製品集積
方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1による発明の板材加工機は、加工テーブ
ルに支持されたワークの加工を行う板材加工機であっ
て、パーツを切り離すための切離し機と、前記加工テー
ブルの一部であって前記切離し機に隣接し搬出方向に回
転走行自在且つ昇降自在のブラシベルトコンベアと、こ
のブラシベルトコンベアをパスラインまで昇降させる昇
降手段と、を備えてなることを特徴とするものである。
【0010】従って、パーツ内部の加工を行った後、パ
ーツの外周を切断する際に生じるスクラップを支持して
いるブラシベルトコンベアを昇降手段によりパスライン
から下降させた後回転走行させてスクラップを搬出す
る。また、パーツを搬出する際には、前記ブラシベルト
コンベアを昇降手段によりパスラインまで上昇させてか
ら切離し機によりパーツの外周を切断して切り離し、こ
のパーツを支持しているブラシベルトコンベアを下降さ
せてから回転走行させてパーツを搬出する。
【0011】請求項2による発明の板材加工機は、請求
項1記載の板材加工機において、前記板材加工機が、タ
レットパンチプレスであること、を特徴とするものであ
る。
【0012】従って、まずタレットパンチプレスにより
パーツ内部の加工を行う。
【0013】請求項3による発明の板材加工機は、請求
項1記載の板材加工機において、前記板材加工機が、熱
加工機であること、を特徴とするものである。
【0014】従って、まず熱加工機によりパーツ内部の
加工を行う。
【0015】請求項4による発明の板材加工機は、請求
項1記載の板材加工機において、前記板材加工機が、パ
ンチ・熱加工複合加工機であること、を特徴とするもの
である。
【0016】従って、まずパンチ・熱加工複合機により
パーツ内部の加工を行う。
【0017】請求項5による発明の板材加工機は、請求
項1〜4のいずれかに記載の板材加工機において、前記
切離し機が、サブレーザであること、を特徴とするもの
である。
【0018】従って、パーツ内部の加工が完了した後、
サブレーザを用いてパーツの外周を切断して切り離す。
【0019】請求項6による発明の板材加工機は、請求
項1〜4のいずれかに記載の板材加工機において、前記
切離し機が、プラズマ加工ヘッドあること、を特徴とす
るものである。
【0020】従って、パーツ内部の加工が完了した後、
プラズマ加工ヘッドを用いてパーツの外周を切断して切
り離す。
【0021】請求項7による発明の板材加工機は、請求
項1〜4のいずれかに記載の板材加工機において、前記
切離し機が、サブパンチであること、を特徴とするもの
である。
【0022】従って、パーツ内部の加工が完了した後、
サブパンチを用いてパーツの外周を切断して切り離す。
【0023】請求項8による発明の板材加工機は、請求
項1〜7のいずれかに記載の板材加工機において、前記
切離し機が、Y軸方向に移動自在に設けられているこ
と、を特徴とするものである。
【0024】従って、パーツの外周を切断して切り離す
際に、切離し機がY軸方向に移動して切断を行う。
【0025】請求項9による発明の板材加工機は、請求
項1〜8のいずれかに記載の板材加工機において、前記
ブラシベルトコンベアが複数個並列して設けられてお
り、選択的に昇降自在且つ回転走行自在であること、を
特徴とするものである。
【0026】従って、搬出するスクラップやパーツの大
きさに応じて、必要な個数のブラシベルトコンベアを回
転走行させて搬出を行う。
【0027】請求項10による発明の板材加工機は、加
工テーブルに支持され、ワーク位置決め装置により位置
決めされたワークの加工を行う板材加工機であって、パ
ーツを切り離すべく搬出方向と直交するY軸方向へ移動
自在の切離し用の熱加工ヘッドと、前記加工テーブルの
一部であって前記熱加工ヘッドの移動方向に沿って隣接
すると共にY軸方向に2分されて搬出方向に向かって下
方へ開閉自在の第一および第二のロールブラシ式ワーク
シュータと、搬出方向に回転自在のブラシ式コンベアテ
ーブルと、このブラシ式コンベアテーブルの下方におい
て下方へ開いた前記第一および第二のロールブラシ式ワ
ークシュータからの製品を受けて搬出するコンベアと、
を備えてなることを特徴とするものである。
【0028】従って、パーツ内部の加工を行った後、パ
ーツの外周を切断する際に、搬出方向と直交するY軸方
向の切断は、Y軸方向に移動自在の熱加工ヘッドにより
行い、X軸方向の切断はワークをワーク位置決め装置に
より移動させて行う。そして、切り離されたパーツは、
小物の場合には第一または第二のロールブラシ式ワーク
シュータを下方へ開けてコンベア上に落として搬出す
る。パーツが中物の場合には、第一および第二のロール
ブラシ式ワークシュータを下方へ開けてコンベア上に落
として搬出する。また、パーツが大物の場合には、第一
および第二のロールブラシ式ワークシュータを開けず
に、ブラシ式コンベアテーブルにより搬出する。
【0029】請求項11による発明の板材加工機は、請
求項10記載の板材加工機において、前記板材加工機
が、パンチ・熱加工複合加工機であること、を特徴とす
るものである。
【0030】従って、まずタレットパンチプレスにより
パーツ内部の加工を行い、パーツの切離しは熱加工ヘッ
ドにより行う。
【0031】請求項12による発明の板材加工機は、請
求項10記載の板材加工機において、前記板材加工機
が、熱加工機であること、を特徴とするものである。
【0032】従って、まず熱加工ヘッドによりパーツ内
部の加工を行い、パーツの切離しも熱加工ヘッドにより
行う。
【0033】請求項13による発明の板材加工機を用い
た加工方法は、加工テーブルに支持されたワークをワー
ク位置決め装置により位置決めして、各パーツ内部の穴
明け、成形、切断等の加工を行った後、パーツの外周を
切断し、この際に生じるスクラップを支持しているブラ
シベルトコンベアを下降させてから回転走行させてスク
ラップを搬出し、前記ブラシベルトコンベアをパスライ
ンまで上昇させてから切離し機によりパーツを切り離
し、このパーツを支持しているブラシベルトコンベアを
下降させてから回転走行させてパーツを搬出すること、
を特徴とするものである。
【0034】従って、各パーツ内部の加工を行った後、
各パーツの外周を切断する際に生じるスクラップを支持
しているブラシベルトコンベアを昇降手段によりパスラ
インから下降させた後、回転走行させてスクラップを搬
出する。また、パーツを搬出する際には、前記ブラシベ
ルトコンベアを昇降手段によりパスラインまで上昇させ
てから、切離し機によりパーツの外周を切断して切り離
し、このパーツを支持しているブラシベルトコンベアを
下降させてから回転走行させてパーツを搬出する。
【0035】請求項14による発明の板材加工機を用い
た加工方法は、請求項13に記載の板材加工機を用いた
加工方法において、前記パーツの外周を切断する際にミ
クロジョイントを設けることなく直接前記切離し機によ
り前記パーツを切り離すこと、を特徴とするものであ
る.従って、切離し機により直接パーツの外周を切断し
て切り離すことにより、ミクロジョイントレス加工をお
こなう。
【0036】請求項15による発明の板材加工機を用い
た加工方法は、請求項13または14に記載の板材加工
機を用いた加工方法において、前記切離し機によりパー
ツを切り離す際に、最終切断位置が前記ワークをクラン
プしている側となるように切り離しを行うこと、を特徴
とするものである。
【0037】従って、パーツが最終的に切り離されると
きには、ワークをクランプしている側のパーツの辺が切
断される。
【0038】請求項16による発明の板材加工機を用い
た製品集積方法は、加工テーブルに支持されたワークを
ワーク位置決め装置により位置決めして、各パーツ内部
の穴明け、成形、切断等の加工を行った後、前記ワーク
位置決め装置によりワークのX軸方向移動を行うと共に
前記レーザヘッドをY軸方向へ移動させてレーザヘッド
によりパーツの外周を切断し、パーツが小物の場合には
前記加工テーブルの一部であって前記レーザヘッドの移
動方向に沿って隣接すると共に搬出方向に向かって下方
へ開閉自在の第一または第二のロールブラシ式ワークシ
ュータを下方へ開けて下方に設けられているコンベア上
に落下させて搬出して所定位置に集積し、パーツが中物
の場合には前記第一および第二のロールブラシ式ワーク
シュータを開けて前記コンベア上に落下させて搬出して
所定位置に集積し、パーツが大物の場合には前記加工テ
ーブルの一部として設けられているブラシ式コンベアテ
ーブルにより搬出して所定位置に集積すること、を特徴
とするものである。
【0039】従って、パーツ内部の加工を行った後、パ
ーツの外周を切断する際に、搬出方向と直交するY軸方
向の切断は、Y軸方向に移動自在の熱加工ヘッドにより
行い、X軸方向の切断はワークをワーク位置決め装置に
より移動させて行う。そして、切り離されたパーツは、
小物の場合には第一または第二のロールブラシ式ワーク
シュータを下方へ開けてコンベア上に落として搬出して
所定位置に集積する。パーツが中物のばあいには、第一
および第二のロールブラシ式ワークシュータを下方へ開
けてコンベア上に落として搬出して所定位置に集積す
る。また、パーツが大物の場合には、第一および第二の
ロールブラシ式ワークシュータを開けずに、ブラシ式コ
ンベアテーブルにより搬出して所定位置に集積する。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。
【0041】図1には、この発明に係る板材加工機の一
例としてのパンチ・レーザ複合加工機1の要部が示され
ている。このパンチ・レーザ複合加工機1では、複数の
パンチPおよびダイDを装着して回転自在の上,下タレ
ット3U、3Lを有しており、この上,下タレット3
U、3Lを同期して回転させ、加工に用いるパンチPお
よびダイDをパンチセンターPCに割出しする。
【0042】上,下タレット3U、3Lの手前側(図1
中下側)にはワークWを移動自在に支持する固定ブラシ
テーブル5が設けられており、この固定ブラシテーブル
5の上,下タレット3U、3L寄りの位置の上方にはレ
ーザヘッド7が設けられている。また、上,下タレット
3U、3Lの右側近傍でパンチセンターPCと同じY座
標位置には切離し機としての切断・搬出用サブレーザヘ
ッド9が設けられている(図2参照)。
【0043】前記固定ブラシテーブル5の図1中左側に
は可動テーブル11がY軸方向に移動・位置決め自在に
設けられている。この可動テーブル11にはキャレッジ
ベース13が取り付けられており、可動テーブル11と
一体でY軸方向に移動・位置決めされる。また、キャレ
ッジベース13には、ワークWをクランプする複数のク
ランパ15を備えたキャレッジ17がX軸方向に移動・
位置決め自在に設けられている。
【0044】前記固定ブラシテーブル5の図1中右側手
前には側固定ブラシテーブル19が設けられており、こ
の側固定ブラシテーブル19の奥側(図1中上側)で前
述のサブレーザヘッド9の近傍には、X軸方向に回転走
行するブラシベルトコンベア21が(ここでは3本)昇
降自在に設けられている。図2を参照するに、このブラ
シベルトコンベア21は、昇降手段としての昇降シリン
ダ23により、例えば50mm程度昇降自在となってい
る。
【0045】次に、この発明に係るパンチ・レーザ複合
加工機1による切断加工および搬出動作について説明す
る。
【0046】図3を参照するに、まず、通常のパンチ・
レーザ複合加工機と同様にパンチまたはレーザヘッド7
を用いて、各パーツPTの穴成形加工を行う(図3中
)。このとき、ブラシベルトコンベア21は昇降シリ
ンダ23により上昇した状態を保持して、加工中のワー
クWを支持している。
【0047】その後、サブレーザヘッド9を用いて、パ
ーツPTの上辺のスクラップSを切断し(図4中)、
昇降シリンダ23によりブラシベルトコンベア21を例
えば50mm程度下降させてスクラップSを落下させ、
ブラシベルトコンベア21を回転走行させてスクラップ
Sを搬出する。
【0048】再び、昇降シリンダ23によりブラシベル
トコンベア21を上昇させて、サブレーザヘッド9によ
りパーツPTの右辺のスクラップSを切断した後(図4
中)、昇降シリンダ23によりブラシベルトコンベア
21を下降させてスクラップSを落下させ、ブラシベル
トコンベア21を回転走行させてスクラップSを搬出す
る。
【0049】そして、昇降シリンダ23によりブラシベ
ルトコンベア21を上昇させてワークWを支持し、サブ
レーザヘッド9により左辺および下辺を切断してパーツ
PTを切り離した後(図4中)、昇降シリンダ23に
よりブラシベルトコンベア21を下降させてパーツPT
を落下させ、ブラシベルトコンベア21を回転走行させ
てパーツPTを搬出する。
【0050】以上の結果から、穴明け、成形、切断加工
のみならず、切断したパーツPTやスクラップSを自ら
搬出できるので、別途搬出装置を設けることなくミクロ
ジョイントレス加工を行うことができる。
【0051】また、ワークシュータと異なり、素材サイ
ズの大物も自ら単独で搬出することができるまた、ワー
クシュータのように搬出途中で回転したり、あるいは裏
返ったりすることがなく搬出されるので、仕分けや整列
集積も可能となる。
【0052】なお、パンチまたはレーザヘッド7を用い
て成形加工を行う際(図3中)に、すべてのパーツP
Tの外周をミクロジョイントを残して切断しておき、そ
の後図4における〜の加工の際にサブレーザヘッド
9を用いてミクロジョイントを切断して搬出するように
してもよい。
【0053】また、サブレーザヘッド9の代わりに、サ
ブパンチあるいはプラズマヘッド等を設けるようにして
もよい。
【0054】次に、図5を参照して、この発明の別の実
施の形態について説明する。
【0055】この発明に係るパンチ・レーザ複合加工機
25では、前述の発明の実施の形態において説明したパ
ンチ・レーザ複合加工機1と大部分の構成が共通なの
で、共通の部位には同じ符号を付して重複する説明を省
略する。
【0056】このパンチ・レーザ複合加工機25では、
サブレーザヘッド27がパンチセンターPCと同じY座
標位置にあるサブレーザ原点29からY軸方向に移動自
在に設けられており、ブラシベルトコンベア21(ここ
では2本ある)がサブレーザヘッド27の移動範囲を幅
として昇降自在に設けられている。従って、サブレーザ
ヘッド27は、ブラシベルトコンベア21のほぼ全幅に
わたって移動自在となっている。また、パンチセンター
PCとサブレーザ原点との間にはワークホルダ31が設
けられている。
【0057】次に、図6〜図8を参照して、このパンチ
・レーザ複合加工機25による切断加工および搬出動作
について説明する。
【0058】まず、ミクロジョイントレス加工を行う場
合について説明する。ミクロジョイントレス加工におい
て安定して精度良く切り離すためには、最終切断位置を
クランパ15側に設けるのが有利であることが実験によ
り確認されている。
【0059】すなわち、図6(A)に示されているよう
に、クランパから遠い側は縁端までの距離D1が10m
m程度と短いため、強度が弱く切断加工中に振られて精
度が出ないおそれがある。一方、図6(B)に示されて
いるように、最終切断位置をクランパ側に設けると縁端
までの距離D2が広く(例えば80〜100mm程
度)、且つクランパ15によりクランプしているので強
度が強いためである。
【0060】従って、最終切断位置を左辺の最下端にす
るのが好ましいが、図7(A),(B)に示されている
ように、現実の加工においてはコーナー部に曲げのため
の切欠きが設けられている場合が多い。この場合、切欠
きの大きさにより最終切断位置のY座標が異なるため
(図7(A)および(B)を参照)、サブレーザヘッド
27をY軸方向に移動自在としている。これにより、最
終切断位置のY座標に関係なくパーツPTの下辺を搬出
線HLとして常に統一することができる。
【0061】次に、切離し方法について説明する。図8
を参照するに、パンチまたはレーザヘッド7を用いて各
パーツPTの穴成形加工等を行った後、左辺上方に最終
切断長さβを数10mm程度残して外周切断を行い、パ
ーツPT原点(パーツPTの左下コーナー)をサブレー
ザ原点29として位置決めする。
【0062】そして、パーツPTの左下コーナーの切欠
き深さのデータα値(Y軸方向のサイズ)だけサブレー
ザヘッド27を移動・位置決めし、その位置からY軸上
方に最終切断長さβだけ切断を行ってパーツPTを切り
離す。なお、最終切断長さβが左辺全長とされる場合も
ある。
【0063】次に、スケルトンを残してパーツPTのみ
搬出する搬出方法について説明する。切り離したパーツ
PTのY軸方向幅のデータから、ブラシベルトコンベア
21の1本または2本をパスラインPLから約50mm
下降させ(図2参照)、ワークW(スケルトン)からパ
ーツPTをブラシベルトコンベア21の上に落下させ、
ブラシベルトコンベア21を回転走行させてパーツPT
のみを搬出する。
【0064】また、スケルトンをスクラップSとして搬
出する場合には、穴成形加工後パーツPTの上辺と右辺
のスケルトンをサブレーザヘッド27を用いて切断して
スクラップSとし、ブラシベルトコンベア21をそのま
ま上昇させた状態(パスラインPL位置)で回転走行さ
せて搬出する。次いで、パーツPTの下辺と左辺および
最終切断を行い、ブラシベルトコンベア21をそのまま
上昇させた状態で回転走行させることによりパーツPT
を搬出する。
【0065】以上の結果から、サブレーザヘッド27が
Y軸方向へ移動自在に設けられており、パーツPTを切
り離す際にワークWを移動させる必要がないのでパーツ
PTが重心位置の関係でずれたりすることがなく、精度
良く切り離すことができる。
【0066】また、パーツPTの切欠き深さに関係なく
下辺を搬出線HLに常に一致させることができるので、
ブラシベルトコンベア21の端面を搬出基準線とするこ
とができ、整列・集積を容易に行うことができる。
【0067】なお、この発明は前述の発明の実施の形態
に限定されることなく、適宜な変更を行うことにより、
その他の態様で実施し得るものである。すなわち、前述
の発明の実施の形態においては、板材加工機としてパン
チ・レーザ複合加工機1を用いた場合について説明した
が、このほか板材加工機としてタレットパンチプレス
や、レーザ加工機またはプラズマ加工機等の熱加工機を
単体で用いることもできる。
【0068】また、前述の発明の実施の形態において
は、切離し機としてサブレーザ9を用いた場合について
説明したが、このほか、サブパンチやプラズマ加工ヘッ
ド等を用いることができる。
【0069】次に、図面を参照して、この発明のさらに
別の実施の形態について説明する。
【0070】図9および図10を参照するに、この発明
に係るパンチ・レーザ複合加工機33では、中央に門型
フレーム35を有しており、下部フレーム37Lと上部
フレーム37Uの間の作業空間39を有している。ま
た、門型フレーム35に隣接して、上部にレーザ発振器
41が設けられ、下部に油圧ユニット43が設けられて
いる。
【0071】下部フレーム37L上の図10中上側端部
付近には、複数のダイDを装着した下部タレット45L
が所望のダイDをパンチセンターPCに回転割出し自在
に設けられている。上部フレーム37Uの下面には、前
記下部タレット45Lに対向して複数のパンチPを装着
した上部タレット45Uが所望のパンチPをパンチセン
ターPCに回転割出し自在に設けられている。
【0072】パンチセンターPCの上方における上部フ
レーム37Uには、パンチセンターPCに割り出された
パンチPを打撃する打撃子47を装着した上下シリンダ
49が設けられている。
【0073】上部フレーム37Uの側面には、図示省略
のY軸モータにより回転されるY軸ボールネジ51がY
軸方向に設けられており、このY軸ボールネジ51に螺
合するボールナット53を有するレーザ加工ヘッド55
が、Y軸方向に移動自在に設けられている。
【0074】門型フレーム35の作業空間39における
下部タレット45Lの手前側(図9中下側)および図9
中左側には、固定ブラシテーブル57が設けられてい
る。下部タレット45Lの図9中右側には、2個の第一
および第二のロールブラシ式ワークシュータ59、61
が開閉シリンダ63、65により下方へ開閉自在設けら
れており、ブラシローラ67が回転自在に設けられてい
る。ロールブラシ式ワークシュータ59、61の図9中
右側にはブラシ式コンベアテーブル69が設けられてお
り、ブラシローラ71が回転自在に設けられている。
【0075】前記ロールブラシ式ワークシュータ59、
61の下方には、ロールブラシ式ワークシュータ59、
61を下方へ開いて落下してきた製品やスクラップ等の
パーツPTを搬出するためのコンベア73が設けられて
いる。
【0076】また、門型フレーム35の作業空間39を
図9中左右に貫通してキャレッジベース75がY軸方向
へ移動自在に設けられている。このキャレッジベース7
5には、複数のワーククランパ77を間隔調整自在に備
えたXキャレッジ79がX軸方向へ移動自在に設けられ
ている。
【0077】上記構成により、ワーククランパ77によ
りワークWを把持したXキャレッジ79をX軸方向へ移
動させ、キャレッジベース75をY軸方向へ移動させる
ことにより、ワークWを固定ブラシテーブル57または
ブラシローラ67の上を移動させて、ワークWの所望の
位置をパンチセンターPCに位置決めして、穴成形加工
を行う。
【0078】また、パーツPTの外周切断の場合には、
Y軸方向切断は可動式のレーザ加工ヘッド55をY軸方
向へ移動させて行い、X軸方向切断はXキャレッジ79
をX軸方向へ移動させて行う。
【0079】そして、搬出するパーツPTが小物の場合
には、ロールブラシ式ワークシュータ59、61の一方
のみを下方へ開いてコンベア73上に落下させる。パー
ツPTが中物の場合には、ロールブラシ式ワークシュー
タ59、61の両方を下方へ開いてコンベア73上に落
下させる。また、パーツPTが大物の場合には、ロール
ブラシ式ワークシュータ59、61は閉じたままでブラ
シ式コンベアテーブル69を回転させて搬出する。
【0080】なお、パンチ・レーザ複合加工機33の図
9中左側には、ワークWを供給するためのワーク供給装
置81が設けられており、パンチ・レーザ複合加工機3
3の図9中右側には大物の製品を仕分けるための大物仕
分けテーブル83および小中物を仕分け・集積するため
の小中物集積装置85が設けられている。
【0081】従って、ワーク供給装置81により供給さ
れ、パンチ・レーザ複合加工機33により加工され切り
離されたパーツPTは、小物および中物はコンベア73
により小中物集積装置85に送られて仕分け・集積さ
れ、大物はブラシ式ローラテーブル69により大物仕分
けテーブル83に搬出された後仕分けされる。
【0082】以上の結果から、小物、中物、大物のパー
ツPTを切り離した後、傷つけることなく仕分け・集積
を行うことができる。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よる板材加工機では、パーツ内部の加工を行った後、パ
ーツの外周を切断する際に生じるスクラップを支持して
いるブラシベルトコンベアを昇降手段によりパスライン
から下降させた後回転走行させてスクラップを搬出し、
また、パーツを搬出する際には、前記ブラシベルトコン
ベアを昇降手段によりパスラインまで上昇させてから切
離し機によりパーツの外周を切断して切り離し、このパ
ーツを支持しているブラシベルトコンベアを下降させて
から回転走行させてパーツを搬出するので、ミクロジョ
イントレス加工を容易に行うことができる。また、搬出
するスクラップやパーツの大きさに制限がなく、別途搬
出装置を設けることなく素材サイズでも確実に搬出する
ことができる。
【0084】請求項2の発明による板材加工機では、パ
ーツ内部の加工はタレットパンチプレスを用いて行うこ
とができる。
【0085】請求項3による発明の板材加工機は、パー
ツ内部の加工は熱加工機を用いて行うことができる。
【0086】請求項4による発明の板材加工機は、パー
ツ内部の加工はパンチ・熱加工複合機を用いて行うこと
ができる。
【0087】請求項5の発明による板材加工機では、パ
ーツ内部の加工が完了した後、サブレーザを用いてパー
ツの外周を切断してパーツやスクラップを切り離して搬
出することができる。
【0088】請求項6の発明による板材加工機では、パ
ーツ内部の加工が完了した後、プラズマ加工ヘッドを用
いてパーツの外周を切断してパーツやスクラップを切り
離して搬出することができる。
【0089】請求項7の発明による板材加工機では、パ
ーツ内部の加工が完了した後、サブパンチを用いてパー
ツの外周を切断してパーツやスクラップを切り離して搬
出することができる。
【0090】請求項8の発明による板材加工機では、パ
ーツの外周を切断して切り離す際に、切離し機がY軸方
向に移動して切断を行うので、ワークを移動させる必要
がなく、精度良く切り離すことができる。
【0091】請求項9の発明による板材加工機では、搬
出するスクラップやパーツの大きさに応じて、必要な個
数のブラシベルトコンベアのみを回転走行させることに
より搬出を行うことができる。
【0092】請求項10の発明による板材加工機では、
パーツ内部の加工を行った後、パーツの外周を切断する
際に、搬出方向と直交するY軸方向の切断は、Y軸方向
に移動自在の熱加工ヘッドにより行い、X軸方向の切断
はワークをワーク位置決め装置により移動させて行う。
そして、切り離されたパーツは、小物の場合には第一ま
たは第二のロールブラシ式ワークシュータを下方へ開け
てコンベア上に落として搬出する。パーツが中物のばあ
いには、第一および第二のロールブラシ式ワークシュー
タを下方へ開けてコンベア上に落として搬出する。ま
た、パーツが大物の場合には、第一および第二のロール
ブラシ式ワークシュータを開けずに、ブラシ式コンベア
テーブルにより搬出するので、ミクロジョイントレス加
工を容易に行うことができる。また、搬出するスクラッ
プやパーツの大きさに制限がなく、別途搬出装置を設け
ることなく素材サイズでも確実に搬出することができ
る。
【0093】請求項11の発明による板材加工機では、
まずタレットパンチプレスによりパーツ内部の加工を行
い、パーツの切離しは熱加工ヘッドにより行うことがで
きる。
【0094】請求項12の発明による板材加工機では、
まず熱加工ヘッドによりパーツ内部の加工を行い、パー
ツの切離しも熱加工ヘッドにより行うことができる。
【0095】請求項13の発明による板材加工機を用い
た加工方法では、各パーツ内部の加工を行った後、各パ
ーツの外周を切断する際に生じるスクラップを支持して
いるブラシベルトコンベアを昇降手段によりパスライン
から下降させた後、回転走行させてスクラップを搬出す
る。また、パーツを搬出する際には、前記ブラシベルト
コンベアを昇降手段によりパスラインまで上昇させてか
ら、切離し機によりパーツの外周を切断して切り離し、
このパーツを支持しているブラシベルトコンベアを下降
させてから回転走行させてパーツを搬出するので、ミク
ロジョイントレス加工を容易に行うことができる。ま
た、搬出するスクラップSやパーツPTの大きさに制限
がなく、別途搬出装置を設けることなく素材サイズでも
確実に搬出することができる。
【0096】請求項14の発明による板材加工機を用い
た加工方法では、切離し機により直接パーツの外周を切
断して切り離すことにより、ミクロジョイントレス加工
をおこなうことができる。
【0097】請求項15の発明による板材加工機を用い
た加工方法では、パーツが最終的に切り離されるときに
は、ワークをクランプしている側のパーツの辺が切断さ
れるので、切断時におけるワークのぶれが少なく精度良
く切り離すことができる。
【0098】請求項16の発明による板材加工機を用い
た製品集積方法では、パーツ内部の加工を行った後、パ
ーツの外周を切断する際に、搬出方向と直交するY軸方
向の切断は、Y軸方向に移動自在の熱加工ヘッドにより
行い、X軸方向の切断はワークをワーク位置決め装置に
より移動させて行う。そして、切り離されたパーツは、
小物の場合には第一または第二のロールブラシ式ワーク
シュータを下方へ開けてコンベア上に落として搬出す
る。パーツが中物のばあいには、第一および第二のロー
ルブラシ式ワークシュータを下方へ開けてコンベア上に
落として搬出する。また、パーツが大物の場合には、第
一および第二のロールブラシ式ワークシュータを開けず
に、ブラシ式コンベアテーブルにより搬出するので、ミ
クロジョイントレス加工を容易に行うことができる。ま
た、搬出するスクラップやパーツを大きさ応じて、ロー
ルブラシ式ワークシュータを1個あるいは2個用いて、
若しくはロールブラシ式ワークシュータを用いずにブラ
シ式コンベアテーブルにより搬出するので、寸法に制限
がなく、別途搬出装置を設けることなく素材サイズでも
確実に搬出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るパンチ・レーザ複
合加工機の要部を示す平面図である。
【図2】図1中II−II線に沿った断面図である。
【図3】ワークからパーツを切り離す手順について示す
説明図である。
【図4】ワークからパーツを切り離す手順について示す
説明図である。
【図5】この発明の別の実施の形態にかかるパンチ・レ
ーザ複合加工機の要部を示す平面図である。
【図6】(A)は最終切断位置がクランパから遠い側に
ある場合を示し、(B)は最終切断位置がクランプ側に
ある場合を示す平面図である。
【図7】(A)は最終切断位置がコーナーから遠い場合
を示し、(B)は最終切断位置がコーナーから近い場合
を示す平面図である。
【図8】最終切断位置の切断方法を示す平面図である。
【図9】この発明の別の実施の形態にかかるパンチ・レ
ーザ複合加工機を示す平面図である。
【図10】図9中X−X位置の断面図である。
【図11】従来より一般的なパンチ・レーザ複合加工機
を示す平面図である。
【符号の説明】
1、33 板材加工機(パンチ・レーザ複合加工機) 5、57 固定ブラシテーブル(加工テーブル) 7 レーザヘッド 9 サブレーザ(切離し機) 21 ブラシベルトコンベア 23 昇降シリンダ(昇降手段) 55 レーザ加工ヘッド(熱加工ヘッド) 59 第一のロールブラシ式ワークシュータ 61 第二のロールブラシ式ワークシュータ 69 ブラシ式コンベアテーブル 73 コンベア 75 ワーク位置決め装置 79 ワーク位置決め装置 PL パスライン W ワーク

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工テーブルに支持されたワークの加工
    を行う板材加工機であって、パーツを切り離すための切
    離し機と、前記加工テーブルの一部であって前記切離し
    機に隣接し搬出方向に回転走行自在且つ昇降自在のブラ
    シベルトコンベアと、このブラシベルトコンベアをパス
    ラインまで昇降させる昇降手段と、を備えてなることを
    特徴とする板材加工機。
  2. 【請求項2】 前記板材加工機が、タレットパンチプレ
    スであること、を特徴とする請求項1記載の板材加工
    機。
  3. 【請求項3】 前記板材加工機が、熱加工機であるこ
    と、を特徴とする請求項1記載の板材加工機。
  4. 【請求項4】 前記板材加工機が、パンチ・熱加工複合
    加工機であること、を特徴とする請求項1記載の板材加
    工機。
  5. 【請求項5】 前記切離し機が、サブレーザであるこ
    と、を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の板材
    加工機。
  6. 【請求項6】 前記切離し機が、プラズマ加工ヘッドで
    あること、を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載
    の板材加工機。
  7. 【請求項7】 前記切離し機が、サブパンチであるこ
    と、を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の板材
    加工機。
  8. 【請求項8】 前記切離し機が、Y軸方向に移動自在に
    設けられていること、を特徴とする請求項1〜7のいず
    れかに記載の板材加工機。
  9. 【請求項9】 前記ブラシベルトコンベアが複数個並列
    して設けられており、選択的に昇降自在且つ回転走行自
    在であること、を特徴とする請求項1〜8のいずれかに
    記載の板材加工機。
  10. 【請求項10】 加工テーブルに支持され、ワーク位置
    決め装置により位置決めされたワークの加工を行う板材
    加工機であって、パーツを切り離すべくY軸方向へ移動
    自在の切離し用の熱加工ヘッドと、前記加工テーブルの
    一部であって前記熱加工ヘッドの移動方向に沿って隣接
    すると共にY軸方向に2分されて搬出方向に向かって下
    方へ開閉自在の第一および第二のロールブラシ式ワーク
    シュータと、搬出方向に回転自在のブラシ式コンベアテ
    ーブルと、このブラシ式コンベアテーブルの下方におい
    て下方へ開いた前記第一および第二のロールブラシ式ワ
    ークシュータからの製品を受けて搬出するコンベアと、
    を備えてなることを特徴とする板材加工機。
  11. 【請求項11】 前記板材加工機が、パンチ・熱加工複
    合加工機であること、を特徴とする請求項10記載の板
    材加工機。
  12. 【請求項12】 前記板材加工機が、熱加工機であるこ
    と、を特徴とする請求項10記載の板材加工機。
  13. 【請求項13】 加工テーブルに支持されたワークをワ
    ーク位置決め装置により位置決めして、各パーツ内部の
    穴明け、成形、切断等の加工を行った後、パーツの外周
    を切断し、この際に生じるスクラップを支持しているブ
    ラシベルトコンベアを下降させてから回転走行させてス
    クラップを搬出し、前記ブラシベルトコンベアをパスラ
    インまで上昇させてから切離し機によりパーツを切り離
    し、このパーツを支持しているブラシベルトコンベアを
    下降させてから回転走行させてパーツを搬出すること、
    を特徴とする板材加工機を用いた加工方法。
  14. 【請求項14】 前記パーツの外周を切断する際にミク
    ロジョイントを設けることなく直接前記切離し機により
    前記パーツを切り離すこと、を特徴とする請求項13記
    載の板材加工機を用いた加工方法。
  15. 【請求項15】 前記切離し機によりパーツを切り離す
    際に、最終切断位置が前記ワークをクランプしている側
    となるように切り離しを行うこと、を特徴とする請求項
    13または14記載の板材加工機を用いた加工方法。
  16. 【請求項16】 加工テーブルに支持されたワークをワ
    ーク位置決め装置により位置決めして、各パーツ内部の
    穴明け、成形、切断等の加工を行った後、前記ワーク位
    置決め装置によりワークのX軸方向移動を行うと共に前
    記レーザヘッドをY軸方向へ移動させてレーザヘッドに
    よりパーツの外周を切断し、パーツが小物の場合には前
    記加工テーブルの一部であって前記レーザヘッドの移動
    方向に沿って隣接すると共に搬出方向に向かって下方へ
    開閉自在の第一または第二のロールブラシ式ワークシュ
    ータを下方へ開けて下方に設けられているコンベア上に
    落下させて搬出して所定位置に集積し、パーツが中物の
    場合には前記第一および第二のロールブラシ式ワークシ
    ュータを開けて前記コンベア上に落下させて搬出して所
    定位置に集積し、パーツが大物の場合には前記加工テー
    ブルの一部として設けられているブラシ式コンベアテー
    ブルにより搬出して所定位置に集積すること、を特徴と
    する製品集積方法。
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