JP2001027481A - 穀粒乾燥機 - Google Patents

穀粒乾燥機

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JP2001027481A JP11197686A JP19768699A JP2001027481A JP 2001027481 A JP2001027481 A JP 2001027481A JP 11197686 A JP11197686 A JP 11197686A JP 19768699 A JP19768699 A JP 19768699A JP 2001027481 A JP2001027481 A JP 2001027481A
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惣一 山本
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Minoru Sasahara
実 笹原
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    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/20Reduction of greenhouse gas [GHG] emissions in agriculture, e.g. CO2

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  • Drying Of Solid Materials (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】穀粒を乾燥させるための熱風の生成が、バーナ
ー装置における燃料灯油の燃焼量を少なく抑えて行える
ようにして、燃料灯油の消費量の低減とCOガスの発
生量の削減とが得られるようにする。 【解決手段】乾燥機の乾燥部bの排風路12内に、銅材
またはアルミ材等の熱伝率の高い材質のものからなるパ
イプ7を、それの内腔が排風路12内の排風から遮断さ
れた状態として配設し、そのパイプ7の一端側の開口7
0を、機体1外面の大気に対し開放し、そのパイプ7の
他方の開口71を、導風路10の吸気口に対し連通さ
せ、そのパイプ7を介して吸引される外気を、排風路1
2内の排風の余熱により昇温させて、熱風生成装置2で
生成した熱風と共に導風路10に送り込むようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、機体内に設けた穀
粒の貯留部に張り込んだ穀粒を、穀粒の循環装置の作動
により、貯留部の下方に配位して機体内に設けた乾燥部
を経て貯留部に戻すよう循環流動させ、その乾燥部にお
いて、機体に設けた熱風生成装置により生成した熱風を
浴びせることで、穀粒の乾燥を行う穀粒乾燥機について
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】上述の形態の穀粒乾燥機Aは、通常、図
1および図2に示している如く、上下に高い箱状乃至塔
状に形成した機体1の内腔の上半側に、乾燥しようとす
る穀粒を張り込み貯留する貯留部aを形成し、機体1内
の下半側には、熱風を誘導する通気性の隔壁よりなる風
洞状の導風路10と前記貯留部aから順次流下してくる
穀粒を流過させる通気性の隔壁よりなる穀粒の流下路1
1と前記導風路10から吹き出されて穀粒の流下路11
を吹き抜けた熱風を排風として誘導する排風路12と
が、通気性の隔壁13…を介して隔てられた状態で並列
する乾燥部bを設け、機体1の前面側には、前記乾燥部
bの導風路10に送り込む熱風を生成するバーナー装置
20よりなる熱風生成装置2を装設し、機体1の後面側
には、前記乾燥部bの排風路12から排風を引き出す吸
引用送風機3を装設し、機体1の外面および機体1内の
上部および底部に、穀粒の張り込みと、張り込んだ穀粒
を循環させるための昇降機40・上部コンベア41・下
部コンベア42・回転シャッター43等よりなる穀粒の
移送装置4を設けることで構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の形態の穀粒乾燥
機は、機体1内の貯留部aに張り込んだ穀粒を循環させ
て、その穀粒が乾燥部bの穀粒の流下路11を流過する
間に、灯油を燃焼させるバーナー装置20からなる熱風
生成装置2で生成した熱風を浴びせて、乾燥させること
から、穀粒が所定の水分値に乾燥するまでの乾燥行程
中、穀粒の乾燥に適応する温度と量の熱風を、継続して
送給し得るようにするため、バーナー装置20に燃料の
灯油を送給して燃焼作動を行わせることになるので、多
量の燃料を要し、燃料費が嵩む問題がある。また、穀粒
を乾燥させるための熱風を、燃料灯油の燃焼により生成
することから、その灯油の燃焼の際に生ずるCOガス
を多量に発生させる問題がある。
【0004】本発明は、従前の穀粒乾燥機に生じている
上述の問題に対処するためになされたものであって、穀
粒を乾燥させるための熱風の生成が、バーナー装置にお
ける燃料灯油の燃焼量を少なく抑えて行えるようにし
て、燃料灯油の消費量の低減とCOガスの発生量の削
減とが得られるようにする新たな手段を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そして、本発明において
は、上述の目的を達成するための手段として、機体1内
の上部側に、穀粒の貯留部aを設け、機体1内の下部側
に、熱風を誘導する導風路10と貯留部aから順次流下
してくる穀粒を流過させる穀粒の流下路11と導風路1
0から吹き出されて穀粒の流下路11を吹き抜けた熱風
を排風として誘導する排風路12とが通気性の隔壁13
…を介して並列する乾燥部bを装設し、機体1の外面側
に、前記導風路10に送り込む熱風を生成するバーナー
装置20からなる熱風生成装置2を装架するとともに、
前記排風路12から排風を引き出す吸引用送風機3を装
架して、機体1内の貯留部aに張り込む穀粒を熱風の送
給により乾燥させる穀粒乾燥機において、乾燥部bの排
風路12内に、銅材またはアルミ材等の熱伝率の高い材
質のものからなるパイプ7を、それの内腔が排風路12
内の排風から遮断された状態として配設し、そのパイプ
7の一端側の開口70を、機体1外面の大気に対し開放
し、そのパイプ7の他方の開口71を、前記バーナー装
置20からなる熱風生成装置2の外気の取入口23また
はその熱風生成装置2の熱風の吐出口22と連通する導
風路10の吸気口に対し連通させ、そのパイプ7により
吸引される外気を、排風路12内の排風の余熱により昇
温させて、熱風生成装置2で生成した熱風と共に導風路
12に送り込むようにしたことを特徴とする穀粒乾燥機
を提起するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明による穀粒乾燥機は、それ
の機体およびその機体に装備せしめる穀粒の貯留部、そ
の貯留部に張り込む穀粒を乾燥させるための乾燥部、貯
留部に張り込んだ穀粒が順次乾燥部の穀粒流下路を流過
していくように循環させるための昇降機、コンベア等の
穀粒の移送装置、乾燥部の熱風の導風路に送給する熱風
を生成するためのバーナー装置よりなる熱風生成装置、
乾燥部の排風路から排風を引き出すための吸引用送風機
等については、それらの構成および装設手段は従前の穀
粒乾燥機と同様に構成し、装設してよい。
【0007】この穀粒乾燥機の乾燥部の排風路内に配設
する銅材、アルミ材等の熱伝導率の良い材料からなるパ
イプは、それの内腔が排風路内の排風から遮断された状
態で、外周面が排風路内の排風に接触していくようにな
ればよく、どのように配設してもよい。
【0008】そして、このパイプは、それの一端側を機
体の外面側に突出させて、その端部の開口を機体の外部
の大気に開放させ、他端側の開口を導風路の熱風取込口
の近傍に連通させて、導風路の熱風取込口が、吸引送風
機の作動により排風路を介して作用してくる吸引圧によ
り、熱風生成装置で生成された熱風を吸引して取り込む
ときに、このパイプの内腔を経て外気が一緒に取り込ま
れていくようにする。
【0009】このパイプの他端側の開口の、導風路の熱
風取込口に対する連通は、熱風生成装置の外気の取入口
の近傍において行われるように、そのパイプの他端側の
開口を、熱風生成装置の機筺内に開放させるようにして
もよい。
【0010】これによって、導風路内に取り込まれる熱
風が、熱風生成装置のバーナー装置による燃料灯油の燃
焼により生成された熱風と、導風路から排風路に排風と
なって流れ込む熱風の余熱により排風路内において加温
されたパイプ内の外気とが混合して送給されていくよう
にする。
【0011】この排風路内に配設したパイプにより排風
の余熱で昇温させた外気を導風路の熱風取込口に取り込
ませるときの、その取込量を調節しようとするときは、
熱風生成装置の外気の取入口に、開度を調節する調節ダ
ンパーを装設することが有効である。
【0012】また、この乾燥部の排風路内に配設するパ
イプは、乾燥部が、熱風を導く導風路を機体内の内側に
配位し、排風を導く排風路を機体内の外側に配位した内
熱風・外排風方式に構成してある場合にあっては、排風
路内の外側に寄る部位で上方に寄せた部位に集中させて
配設し、また、乾燥部が、熱風を導く導風路を機体内の
外側に配位し、排風を導く排風路を機体内の内側に配位
した外熱風・内排風方式に構成している場合にあって
は、排風路内の天井部分と床部分とに分配して配設する
ようにする。
【0013】
【実施例】次に実施例を図面に従い説明する。なお、図
面符号は、従来手段のものと同効の構成部材については
同一の符号を用いるものとする。
【0014】図3は、本発明を実施せる穀粒乾燥機の縦
断正面図、図4は図3のA−A線における縦断側面図、
図5は図3のB−B線における縦断側面図、図6は図4
のC−C線横断平面図で、図において1は箱状乃至塔状
に形成した機体、aはその機体1内の上半側に形成した
穀粒の貯留部、bは機体1内の下半側に装設した乾燥部
である。
【0015】この例における乾燥部bは、熱風の導風路
10が機体1内における内側に位置し、排風路12が機
体1内の外側に位置する内熱風・外排風方式に構成され
たもので、導風路10は、機体1内の左右の中心部位に
その機体1内を前後に横切るように装設してあり、排風
路12は前記導風路10の左右の両側となる機体1内の
左右の両側部位に、その機体1内を前後に横切りように
それぞれ装設してある。また、穀粒の流下路11は、前
記導風路10の左右の両側で前述の排風路12・12の
各内側位置に装設してあり、それらの流下路11・11
の前記導風路10および排風路12・12と対面する側
はそれぞれ通気性の隔壁13…をもって仕切られてい
て、導風路10から隔壁13…の通気孔を介して吹き出
された熱風がこの穀粒の流下路11を左右方向に横切っ
て隔壁13…の通気孔を介して排風路12に流れ込んで
いくようにしてある。
【0016】2は機体1の前面(図4において右面)と
なる機体1の外面側に設けた熱風生成装置で、灯油を燃
料として燃焼させるバーナー装置20を、箱状に形成し
たハウジング21で覆い込むことで構成してあり、それ
のハウジング21の後面側に開設した熱風の吐出口22
が、前述の導風路10の前面側の開放口を塞ぐ機体1の
前壁1aに開設した熱風の取込口10aに対し、平箱状
に形成したダクト5を介し連通させてある。また、ハウ
ジング21の前面側には、前記バーナー装置20で燃料
を燃焼させた燃焼ガスに混入させる外気を取り入れるた
めの外気の取入口23が開設してあり、その取入口23
には、開度を調節自在としたダンパー24が設けてあ
る。このダンパー24は、固定状態に設ける場合があ
る。
【0017】3は、排風路12内の排風を吸引して機体
1外に排除する吸引用送風機で、機体1の外面側である
機体1の後面側に装設した箱状のダクト6の後壁60に
開設せる連通口61に吸引口30を連通させた状態とし
て、そのダクト6の後面側に装架してある。
【0018】前記ダクト6は、それの左右の両側部が、
機体1の後壁1bの排風路12の後端と対向する部位に
開設した排風口120・120と連通していて、前述の
吸引用送風機3が作動することで、それの吸引圧が、該
ダクト6を経て排風路12・12を介して導風路10に
作用し、導風路10に熱風を吸引し、その熱風が流下路
11・11を経て排風となって排風路12に流入してく
るその排風を該ダクト6内に吸引し、そこから吸引用送
風機3の吸引口30に吸引されていくように作用する。
【0019】40は機体1の前面側に立設した昇降機、
41は前記昇降機40の上端側に接続連通させて機体1
内の上部に装架せる上部コンベア、42は前記昇降機4
0の下端側に接続連通させて機体1内の底部に装架せる
下部コンベア、43は前記下部コンベア42の上方にお
いて穀粒の流下路11・11の下端部位に装設した回転
シャッターで、これらの作動により、穀粒を貯留部aに
張り込む張込装置と張り込んだ穀粒を循環流動させる穀
粒の移送装置4を構成している。
【0020】7は乾燥部bの排風路12内に配設した銅
材またはアルミ材等の熱伝導性の良い材料で成形したパ
イプで、複数本を図3および図5ならびに図6にあるよ
うに、それらの軸線方向が機体1の前後方向に沿う姿勢
として上下に並列させ、かつ、排風路12内の上部で、
機体1内の外側に寄る部位に集中させて配設してある。
【0021】そして、これらパイプ7…は、それぞれの
後端側は、図5および図6にあるように、機体1の後面
側に設けたダクト6内を貫通し、さらにそのダクト6の
後壁60を貫通して、その後壁60の後面側に突出し、
そこで、後端側の開口70を機体1の外部の大気に開放
させてある。
【0022】また、該パイプ7…のそれぞれの前端側
は、機体1の前壁1aを貫通して、その前壁1aの前面
側に設けたダクト5内に突入しさせて、前端側の開口7
1を、そのダクト5内に開放させてある。
【0023】そして、これにより、熱風生成装置2を作
動させた状態において、吸引用送風機3を作動させるこ
とにより、バーナー装置20の燃焼作動により生成され
た熱風が、図6において二重線の矢印の如く、導風路1
0から排風路12に流入してダクト6を介し吸引用送風
機3の吸引口30に吸引されていくときに、排風路12
内に配設したパイプ7…が排風路12を流過していく排
風の余熱で加温されることで、その排風の温度近くに昇
温したパイプ7内腔の外気が、前述の吸引用送風機3に
よる吸引圧で、同図6において細線の矢印に示している
如くダクト5内に吸引されて、そこから導風路10の熱
風の取入口10aを経て導風路10内に流入していくよ
うにしてある。
【0024】次に図7ないし図9は、乾燥部bを、それ
の導風路10と排風路12との配設位置の関係が、導風
路10が機体1内の外側に位置し、排風路12が機体1
内の内側に位置するようにした外熱風・内排風方式とし
た穀粒乾燥機に実施した例を示し、図7は同上穀粒乾燥
機の縦断正面図、図8は図7におけるA−A線の縦断側
面図、図9は図8におけるB−B線横断平面図である。
【0025】図において、1は縦型の箱状乃至塔状に形
成した機体,aはその機体1内の上半側に形成した穀粒
の貯留部、bは機体1内の下半側に装設した乾燥部であ
る。
【0026】12は乾燥部bの排風路で、機体1内の底
部の左右の中心部位に、その機体1内を前後に横切るよ
うに装設してある。
【0027】11・11は乾燥部bの穀粒の流下路で、
前記排風路12の左右の両側部位に、その排風路12を
囲う通気性の隔壁13によりその排風路12と隔てられ
た状態で装設してある。
【0028】10・10は、乾燥部bの導風路で、前記
穀粒の流下路11・11のそれぞれの外側位置に、通気
性の隔壁13・13によりそれぞれの流下路11・11
と隔てられた状態として装設してある。
【0029】2は前記導風路10・10内に送給する熱
風を生成する熱風生成装置で、灯油を燃料として燃焼さ
せるバーナー装置20とそれを覆うハウジング21とか
らなる前述の実施例に用いたものと同様のものであり、
ハウジング21の前面側には外気の取入口23が設けら
れ、後面側には生成した熱風を吐出する開口22が開設
してある。そして、この熱風生成装置2は、機体1の前
面の下部にその機体1前面を左右に横切るように装架し
た平箱状のダクト5の前面側に装架され、それの熱風を
吐出する吐出口22を、ダクト5の前壁に開設した連通
口と連通することで、ダクト5の内腔に連通させてい
る。しかし、そのダクト5と前述の導風路10・10と
の連通は、機体1の前壁1aの左右の両側部で、ダクト
5の左右の両側部と対向する部位にそれぞれ開設した導
風路10・10の熱風の取込口10a・10aにより行
われている。
【0030】3は排風路12内に流入してきた排風を吸
引して機外に排出する吸引用送風機で、機体1の後面側
に装設したダクト6の後壁60の後面に装架してある。
そして、そのダクト6は、それの前面側が、機体1の後
壁1bの下部で、排風路12の後端と対向する左右の中
心部位に開設した排風口120と連通し、その排風口1
20と対向させて後壁60の左右の中心部位に開設した
連通口61が、前述の吸引用送風機3の吸引口30と接
続連通していて、これにより、バーナー装置20を燃焼
作動させた状態において、この吸引用送風機3を作動さ
せることで、図9において二重線の矢印に示している如
く、左右の導風路10・10に取り込まれる熱風が、穀
粒の流下路11・11を横切り、排風となって、中央に
位置している排風路12に流入してくるのを、この吸引
用送風機3で吸引排除するようにしてある。
【0031】銅材またはアルミ材等の熱伝導性の良い材
料で成形したパイプ7…は、それの軸線方向が機体1の
前後方向に沿う姿勢として、図7にあるように、機体1
内の左右の中央部位に装設せる排風路12内の上部側に
寄せた部位と下部側に寄せた部位とに集中させて配設し
てある。
【0032】これら排風路12内に配設したパイプ7の
各後端側は、ダクト6内を貫通し、さらにそのダクト6
の後壁60を貫通して、その後壁60の後方に突出し、
そこで、その後端側の開口70を機体1の外部に開放さ
せてある。また、これらパイプ7…のそれぞれの前端側
は、機体1の前壁1aを貫通して、その前壁1aの前面
に設けたダクト5内に突入し、前端側の開口71をその
ダクト5内に開放させてある。
【0033】そして、これにより、熱風が、吸引用送風
機3の作動で、図9において二重線の矢印の如く導風路
10・10に流入していくときに、外気が、同図で細線
の矢印で示しているように、排風路12内に配設したパ
イプ7…の内腔を経て、排風の余熱により昇温した状態
となって導風路10・10に流入していくようにしてあ
る。
【0034】40は昇降機、41は上部コンベア、42
は下部コンベア、43は回転シャッター、4はこれらに
より構成される穀粒の移送装置を示す。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による穀粒
乾燥機は、熱風生成装置のバーナー装置の燃焼作動によ
り生成した熱風が、吸引用送風機の作動で、乾燥部の導
風路に吸引されていくときに、乾燥部の排風路内に配設
したパイプの内腔を通ることで、排風の余熱により加温
されて昇温した外気が、一緒に導風路内に吸引されてい
くことから、穀粒の乾燥に適応する温度に設定される所
定の風量の熱風が、バーナー装置で生成される熱風とこ
の排風の余熱で昇温させた外気とにより、まかなわれる
ことになるので、バーナー装置の燃焼作動をこの排風の
余熱で昇温させて導風路に吸引させる外気の分だけ低減
させ得ることになって、燃料費を低減させ、かつ、CO
ガスの発生量を少なくし得るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従前の穀粒乾燥機の縦断正面図である。
【図2】同上の穀粒乾燥機の縦断側面図である。
【図3】本発明を実施せる穀粒乾燥機の縦断正面図であ
る。
【図4】同上穀粒乾燥機の図3のA−A線における縦断
側面図である。
【図5】同上穀粒乾燥機の図3のB−B線における縦断
側面図である。
【図6】同上穀粒乾燥機の図4のC−C線における縦断
側面図である。
【図7】同上穀粒乾燥機の別の実施例の縦断正面図であ
る。
【図8】同上実施例の図7のA−A線における縦断側面
図である。
【図9】同上実施例の図8のB−B線における横断平面
図である。
【符号の説明】
A…穀粒乾燥機、a…貯留部、b…乾燥部、1…機体、
1a…前壁、1b…後壁、10…導風路、10a…取込
口、11…流下路、12…排風路、120…排風口、1
3…隔壁、2…熱風生成装置、20…バーナー装置、2
1…ハウジング、22…吐出口、23…取入口、24…
ダンパー、3…吸引用送風機、30…吸引口、4…穀粒
の移送装置、40…昇降機、41…上部コンベア、42
…下部コンベア、43…回転シャッター、5…ダクト、
6…ダクト、60…後壁、61…連通口、7…パイプ、
70・71…開口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F26B 23/10 F26B 23/10 A (72)発明者 笹原 実 山形県天童市大字老野森404番地 株式会 社山本製作所内 Fターム(参考) 2B100 AA02 BB01 BC01 GA13 GA14 GA15 GA27 GB08 GB13 3L113 AA07 AB06 AC04 AC40 AC41 AC45 AC46 AC48 AC49 AC50 AC51 AC54 AC56 AC63 AC65 AC67 AC72 AC73 AC79 BA03 DA02 DA06 DA26 4D043 BB02 BB15 BB21

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体1内の上部側に、穀粒の貯留部aを
    設け、機体1内の下部側に、熱風を誘導する導風路10
    と貯留部aから順次流下してくる穀粒を流過させる穀粒
    の流下路11と導風路10から吹き出されて穀粒の流下
    路11を吹き抜けた熱風を排風として誘導する排風路1
    2とが通気性の隔壁13…を介して並列する乾燥部bを
    装設し、機体1の外面側に、前記導風路10に送り込む
    熱風を生成するバーナー装置20からなる熱風生成装置
    2を装架するとともに、前記排風路12から排風を引き
    出す吸引用送風機3を装架して、機体1内の貯留部aに
    張り込む穀粒を熱風の送給により乾燥させる穀粒乾燥機
    において、乾燥部bの排風路12内に、銅材またはアル
    ミ材等の熱伝率の高い材質のものからなるパイプ7を、
    それの内腔が排風路12内の排風から遮断された状態と
    して配設し、そのパイプ7の一端側の開口70を、機体
    1外面の大気に対し開放し、そのパイプ7の他方の開口
    71を、導風路10の吸気口に対し連通させ、そのパイ
    プ7を介して吸引される外気を、排風路12内の排風の
    余熱により昇温させて、熱風生成装置2で生成した熱風
    と共に導風路10に送り込むようにしたことを特徴とす
    る穀粒乾燥機。
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CN100395499C (zh) * 2004-03-01 2008-06-18 林俊强 一种以燃气为加热源的烘干装置
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JP2019163911A (ja) * 2018-03-20 2019-09-26 井関農機株式会社 穀物乾燥機
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