JP2001026997A - 内装下地材付き壁体 - Google Patents

内装下地材付き壁体

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JP2001026997A JP11201977A JP20197799A JP2001026997A JP 2001026997 A JP2001026997 A JP 2001026997A JP 11201977 A JP11201977 A JP 11201977A JP 20197799 A JP20197799 A JP 20197799A JP 2001026997 A JP2001026997 A JP 2001026997A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 壁パネルに内装下地材を予め取り付けた状態
で建物を施工することができる内装下地材付き壁体を提
供することを目的とする。 【解決手段】 建物の壁を構成する内装下地材付き壁体
10であって、壁パネルで構成された壁体10aの両面
のうちの一方の表面を構成する面材12の下端部に、該
壁体10aの幅方向に長尺な帯状をなす木質の帯状板材
14が、前記壁体10aの下端面とほぼ面一になるよう
にして取り付けられ、前記帯状板材14の上方におい
て、前記壁体10aの表面に、内装下地材15が前記帯
状板材14の上面に当接するようにして取り付けられて
いることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁パネルで構成さ
れる壁体であって、表面に石膏ボード等の内装下地材が
取り付けられている壁体に関するものである。
【0002】
【背景の技術】住宅の構築においては、その工業化が進
み、例えば、壁や床、屋根といった構成要素を予め工場
にてパネル化しておき、施工現場でこれらのパネルを組
み立てることにより、住宅を構築するといったパネル工
法が一部に採用されている。このパネル工法において、
建物の壁を構築する場合に使用される壁パネルは、框材
を矩形枠状に組み付け、その内側に補強桟材を縦、横も
しくは縦横に組み付けてなる枠体の表裏両面に合板等の
面材を取り付けることで構成されている。
【0003】例えば、特開平8−302863号公報に
示すように、建築現場において、前記壁パネルを用いて
建物の外壁を構築する場合、図10に示すように、基礎
1の上面に台輪を載せたうえで、基礎1の上面内側半分
に床体となる床パネル2を載置するとともに上面外側半
分に半土台3を載置し、これら床パネル2と半土台3の
上に、前記壁パネル4を載置する。前記床パネル2と半
土台3には、その接合面に切り欠きが形成されており、
床パネル2と半土台3とを接合した際に前記切り欠きに
よって形成された孔にアンカーボルト5を挿通し、さら
にこのアンカーボルト5を壁パネル4の下部の框材4a
に設けられた挿通孔に挿通し、この框材4aから突出し
たアンカーボルト5に座金を挿通した後、ナット6で締
め付けることにより、壁パネル4を基礎1に締結する。
そして、壁パネルの面材から框材4aを通して前記床パ
ネル2の框材2aにスクリュー釘等の止着材7を打ち込
み、その後、これら外壁パネルの建物の外側の面に外壁
材(サイディング)8を取り付け、一方、内側の面に石
膏ボード等の内装下地材9を取り付けるようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、パネ
ル工法についての工業化が進んでおり、工場等において
予め外壁材(サイディング)を壁パネルに取り付けてお
き、この外壁材付き壁パネルを建築現場で組み立てるこ
とも行われており、さらに、外壁材付き壁パネルの外壁
材が取り付けられていない面材や、内壁パネルの面材
に、石膏ボード等の内装下地材を工場等で予め取り付け
ることで、工業化をさらに進めることが望まれている
が、従来の技術では、以下に述べるような理由によっ
て、内装下地材を予め取り付けることができなかった。
すなわち、建築現場で壁パネルを床パネル上に立設する
際に、壁パネルの内側の面材から框材を通して床パネル
の框材にスクリュー釘等の止着材を打ち込むようにして
いるので、この際に、内装下地材に亀裂や割れが生じる
可能性があった。そして、内装下地材に亀裂や割れが生
じると、内装下地材を張り直す必要があり、非常に手間
がかかることになるので、現状では、壁パネルに内装下
地材を予め取り付けることは行っていなかった。また、
壁パネルに予め内装下地材を取り付けるには、例えば、
該内装下地材の下端を壁パネルの下端にあわせて取り付
ける必要があるが、内装下地材の下端が壁パネルの下端
より若干突出していた場合、壁パネルを床上に設置した
際に、壁パネルの下端から突出している内装下地材に床
側から力が作用すると、この力によって、内装下地材に
亀裂や割れが生じる可能性があるので、壁パネルの下端
から内装下地材の下端が突出しないようにして、該内装
下地材を壁パネルに取り付ける際の位置決めに手間がか
かるという問題もあり、この点においても、現状では、
壁パネルに内装下地材を予め取り付けることは行ってい
なかった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、壁パネルに内装下地材を予め取り付けた状態で建物
を施工することができる内装下地材付き壁体を提供する
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の内装下地材付き壁体は、例えば図1〜図
3に示すように、建物の壁を構成する内装下地材付き壁
体10,20,30であって、壁パネルで構成された壁
体10a,20a,30aの両面のうちの少なくとも一
方の表面(面材12,22,32,33)の下端部に、
該壁体10a,20a,30aの幅方向に長尺な帯状を
なす木質の帯状板材14,24,34a,34bが、前
記壁体10a,20a,30aの下端面とほぼ面一にな
るようにして取り付けられ、前記帯状板材14,24,
34a,34bの上方において、前記壁体10a,20
a,30aの表面に、内装下地材15,25,35a,
35bが前記帯状板材14,24,34a,34bの上
面に当接するようにして取り付けられていることを特徴
とする。
【0007】ここで、壁体10a,20a,30aとし
ては、例えば、パネル工法で使用される壁パネルが挙げ
られる。この壁パネルとしては、框材を矩形枠状に組み
付け、その内側に補強桟材を縦、横もしくは縦横に組み
付けてなる枠体の表裏両面に合板等の面材を取り付ける
ことで構成されているものが一般的である。内装下地材
15,25,35a,35bとしては、例えば石膏ボー
ドがある。そして、このような内装下地材付き壁体1
0,20,30は工場で複数用意されるのが一般的であ
る。
【0008】請求項1記載の内装下地材付き壁体10,
20,30においては、壁体10a,20a,30aの
両面のうちの少なくとも一方の表面の下端部に帯状板材
14,24,34a,34bを壁体10a,20a,3
0aの下端面とほぼ面一になるようにして取り付け、こ
の帯状板材14,24,34a,34bの上方におい
て、壁体10a,20a,30aの表面に内装下地材1
5,25,35a,35bを帯状板材14,24,34
a,34bの上面に当接するようにして取り付けたの
で、このような内装下地材付き壁体10,20,30を
建築現場で床部40の床面42に立設して組み立て、前
記帯状板材14,24,34a,34bの表面から前記
壁体10a,20a,30aを通して前記床部40にス
クリュー釘等の止着材(スクリュー釘80,90,9
1)を打ち込むことにより、壁体10a,20a,30
aに内装下地材15,25,35a,35bを予め取り
付けた状態で建物の壁を構築することができる。したが
って、建築現場において、壁体10a,20a,30a
に内装下地材130・・・を取り付ける作業を省略でき
る。また、帯状板材14,24,34a,34bを、前
記壁体10a,20a,30aの下端面とほぼ面一にな
るようにして取り付け、前記帯状板材14,24,34
a,34bの上方において、前記壁体10a,20a,
30aの表面に、内装下地材15,25,35a,35
bを前記帯状板材14,24,34a,34bの上面に
当接するようにして取り付けたので、内装下地材15,
25,35a,35bの壁体10a,20a,30a表
面に対する取り付け位置の位置決めが容易であり、しか
も内装下地材15,25,35a,35bが内装下地材
付き壁体10,20,30の下端から突出することがな
いので、内装下地材15,25,35a,35bに亀裂
や割れ等を生じさせることなく、内装下地材付き壁体1
0,20,30を床上に確実に設置することができる。
【0009】請求項2記載の内装下地材付き壁体は、例
えば図1および図6に示すように、請求項1において、
壁体10a,20a,30aの表面側部には、帯状板材
14,24,34a,34bと内装下地材15,25,
35a,35bが取り付けられていない未艤装領域16
・・・,26,26,26,36・・・が設けられていること
を特徴とする。
【0010】請求項2記載の内装下地材付き壁体10,
20,30においては、壁体10a,20a,30aの
表面側部には、帯状板材14,24,34a,34bと
内装下地材15,25,35a,35bが取り付けられ
ていない未艤装領域16・・・,26,26,26,36・
・・が設けられていることから、この内装下地材付き壁体
10,20,30を用いて建物の壁を構築することで、
壁体10a,20a,30aに取り付けられた内装下地
材15,25,35a,35bが、前記内装下地材付き
壁体10,20,30どうしを接合する際に邪魔になら
ない。そして、内装下地材付き壁体10,20,30ど
うしを接合した後は、建築現場で内装下地材130・・・
を取り付ける部分が、前記未艤装領域16・・・,26,
26,26,36・・・のみになることから、建築現場に
おいて、壁体10a,20a,30aに内装下地材13
0・・・を取り付ける作業を簡略化できる。
【0011】請求項3記載の内装下地材付き壁体は、例
えば図1および図6に示すように、請求項1または2に
おいて、壁体10a,20a,30aの表面上部および
表面下部には、帯状板材14,24,34a,34bと
内装下地材15,25,35a,35bが取り付けられ
ていない未艤装領域16・・・,26,26,26,36・
・・が設けられていることを特徴とする。
【0012】請求項3記載の内装下地材付き壁体10,
20,30おいては、内装下地材付き壁体10,20,
30の表面上部および表面下部には、帯状板材14,2
4,34a,34bと内装下地材15,25,35a,
35bが取り付けられていない未艤装領域16・・・,2
6,26,26,36・・・が設けられていることから、
この内装下地材付き壁体10,20,30を用いて建物
の壁を構築することで、前記内装下地材付き壁体10,
20,30に取り付けられた内装下地材15,25,3
5a,35bが、前記内装下地材付き壁体10,20,
30と該内装下地材付き壁体10,20,30の上下に
位置する構造物(基礎50、内装下地材付き壁体70,
100)とを接合する際に邪魔にならない。そして、前
記内装下地材付き壁体10,20,30を該内装下地材
付き壁体10,20,30の上下に位置する構造物(基
礎50、内装下地材付き壁体70,100)に接合した
後は、建築現場で内装下地材130・・・を取り付ける部
分が、前記未艤装領域16・・・,26,26,26,3
6・・・のみになることから、建築現場において、壁体に
内装下地材130・・・を取り付ける作業を簡略化でき
る。
【0013】請求項4記載の内装下地材付き壁体は、例
えば図1および図2に示すように、請求項1〜3のいず
れかにおいて、壁体10aの一方の表面(面材12)
に、帯状板材14と内装下地材15が取り付けられ、前
記壁体10aの他方の表面(面材13)には、外壁材1
9が取り付けられていることを特徴とする。
【0014】請求項4記載の内装下地材付き壁体10に
おいては、壁体10aの一方の表面(面材12)に、帯
状板材14と内装下地材15が取り付けられ、前記壁体
10aの他方の表面(面材13)には、外壁材19が取
り付けられているから、この内装下地材付き壁体10を
用いて建物の外壁を構築することで、建築現場での外壁
材19および内装下地材130・・・の取り付け作業を省
略または簡略化できる。
【0015】請求項5記載の内装下材付き壁体は、例え
ば図3に示すように、請求項1〜3のいずれかにおい
て、壁体30aの両面にそれぞれ、帯状板材34a,3
4bと内装下地材35a,35bが取り付けられている
ことを特徴とする。
【0016】請求項5記載の内装下地材壁体30におい
ては、壁体30aの両面にそれぞれ、帯状板材34a,
34bと内装下地材35a,35bが取り付けられてい
るから、この内装下地材付き壁体30を用いて建物の内
壁を構築することで、建築現場での内装下地材130・・
・の取り付け作業を省略または簡略化できる。
【0017】請求項6記載の内装下地材付き壁体は、例
えば図1に示すように、請求項1〜5のいずれかにおい
て、壁体10,20,30が複数の壁パネルを接合する
ことで構成された大型壁パネルであることを特徴とす
る。
【0018】請求項6記載の内装下地材付き壁体10,
20,30においては、壁体10a,20a,30aが
複数の壁パネルを接合することで構成された大型壁パネ
ルであるため、この内装下地材付き壁体10,20,3
0で建物の壁を構築することで、建築現場での壁パネル
同士の接合作業を削減できる。したがって建築現場にお
ける作業効率がさらにアップする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。本実施の形態では、本発明に係
る内装下地材付き壁体を用いて建物の壁を構築する場合
について示す。まず、図1に基づいて本発明に係る内装
下地材付き壁体と、この内装下地材付き壁体が立設され
る床部の概略構成について説明する。図1は、本発明に
係る内装下地材付き壁体を床部に立設した際の内装下地
材および床部の構成の一部を示した斜視図である。
【0020】図1に示すように、本発明に係る内装下地
材付き壁体10,10,20,30を構成する壁体10
a,10a,20a,30aはいずれも複数の壁パネル
を接合することで構成されている大型壁パネルである。
ここで、壁体10a,10a,20a,30aを構成し
ている壁パネルは、框材を矩形枠状に組み付け、その内
側に補強桟材を縦、横もしくは縦横に組み付けてなる枠
体の表裏両面に合板等の面材を取り付けることで構成さ
れている。そして、これら内装下地材付き壁体10,1
0,20,30をはじめとした、本実施の形態で使用さ
れる内装下地材付き壁体は、工場で複数用意される。床
部40は、複数の床パネルで構成されている。床パネル
の構造は、壁パネルとほぼ同じであるが、下端面には面
材が取り付けられていない点が異なる(図2参照)。な
お、図1は建物の一階を示している。
【0021】つぎに、図1〜図3に基づいて、内装下地
材付き壁体10,20,30の構成について説明する。
図2は内装下地材付き壁体10と床部40との接合部分
を示した断面図であり、図3は、内装下地材付き壁体3
0と床部40との接合部分を示した断面図である。内装
下地材付き壁体10は、開口部10bを有しており、建
物の外壁を構成している。そして、内装下地材付き壁体
10は、壁体10aの一方の表面を構成する面材12の
下端部に、壁体10aの幅方向に長尺な帯状をなす木質
の帯状板材14が、壁体10aの下端面とほぼ面一にな
るようにして取り付けられ、帯状板材14の上方におい
て、面材12に内装下地材(石膏ボード)15が帯状板
材14の上面に当接するようにして取り付けられている
構成となっている。なお、前記帯状板材14は、その表
面から壁体10aの框材11aにビス81をねじ込むこ
とで、壁体10aの下端部に固定されている。また、ビ
ス81は、帯状板材14の長さ方向に所定間隔で複数ね
じ込まれている。そして、面材12の上部、側部、下部
には、帯状板材14と内装下地材15が取り付けられて
いない未艤装領域16・・・が設けられている。そして、
未艤装領域16・・・には開口17a,17a,17a,
17b,17b,17bが設けられている。開口17
a,17a,17aは、壁体10aの内部まで連通して
おり、後述するように、内装下地材付き壁体10を、基
礎50(図2)に締結する際のナットやラチェットレン
チの挿入口として使用される。また、図示しないが、内
装下地材付き壁体10の下端部を構成する框材11a
(図2)には、内装下地材付き壁体10を基礎50に締
結するのに使用されるアンカーボルトを挿通するための
挿通孔が、開口17aの近傍において、框材11aの下
端面から内装下地材付き壁体10内部まで達するように
設けられている。開口17b,17b,17bは、壁体
10aの内部まで連通しており、後述するように、内装
下地材付き壁体10を、二階を構成する内装下地材付き
壁体70(図4)に締結する際の胴差ボルトやラチェッ
トレンチの挿入口として使用される。また、壁体10a
の上端部を構成する框材11b(図4)には、内装下地
材付き壁体10を内装下地材付き壁体70に締結するの
に使用される胴差ボルトを挿通するための挿通孔が、開
口17bの近傍において、框材11bの上端面から壁体
10a内部まで達するように設けられている。また、壁
体10aの他方の表面を構成する面材13には胴縁18
・・・を介して外壁材19が取り付けられている(図
2)。
【0022】内装下地材付き壁体20は、建物の外壁を
構成しており、壁体20aの建物の内側を向く面材22
の下端部に、壁体20aの幅方向に長尺な帯状をなす木
質の帯状板材24が、壁体20aの下端面とほぼ面一に
なるようにして取り付けられ、帯状板材24の上方にお
いて、面材22に内装下地材25が帯状板材24の上面
に当接するようにして取り付けられた構成となってい
る。なお、図示しないが、前記帯状板材24は、その表
面から壁体20aの下端部を構成する框材にビスを打ち
込むことで、壁体20aの下端部に固定されている。ま
た、このビスは、帯状板材24の長さ方向に所定間隔で
複数ねじ込まれている。そして、面材22の上部、側
部、下部には、帯状板材24と内装下地材25が取り付
けられていない未艤装領域26,26,26が設けられ
ている。そして、未艤装領域26,26,26には開口
27a,27a,27b,27bが設けられている。開
口27a,27aは、壁体20aの内部まで連通してお
り、内装下地材付き壁体20を、基礎50に締結する際
のナットやラチェットレンチの挿入口として使用され
る。また、壁体20aの下端部を構成する框材には、内
装下地材付き壁体20を基礎50に締結するのに使用さ
れるアンカーボルトを挿通するための挿通孔が、開口2
7aの近傍において、前記框材の下端面から壁体20a
内部まで達するように設けられている。開口27b,2
7bは、壁体20aの内部まで連通しており、内装下地
材付き壁体20を、二階を構成する壁体(図示せず)に
締結する際の胴差ボルトやラチェットレンチの挿入口と
して使用される。また、壁体20aの上端面を構成する
框材には、内装下地材付き壁体20を二階を構成する壁
体に締結するのに使用される胴差ボルトを挿通するため
の挿通孔が、開口27bの近傍において、前記框材の上
端面から壁体20a内部まで達するように設けられてい
る。
【0023】内装下地材付き壁体30は、一部省略して
図示されているので、図示されている部分のみ説明す
る。内装下地材付き壁体30は、建物の内壁を構成して
おり、開口部30bを有している。内装下地材付き壁体
30は、壁体30aの面材32および面材33の下端部
に、壁体30aの幅方向に長尺な帯状をなす木質の帯状
板材34aおよび34b(図5参照)が、壁体30aの
下端面とほぼ面一になるようにして取り付けられ、ま
た、帯状板材34a,34bの上方において、面材32
および面材33に内装下地材35a,35bが帯状板材
34a,34bの上面に当接するようにして取り付けら
れている。そして、帯状板材34a,34bは、それら
の表面から、壁体30aの框材31aにそれぞれビス9
2,93をねじ込むことで、壁体30aの下端部に固定
されている。また、ビス92,93は、それぞれ帯状板
材34a,34bの長さ方向に所定間隔で複数ねじ込ま
れている。そして、面材32および面材33の上部、側
部、下部には、帯状板材34a,34bと内装下地材3
5a,35bの取り付けられていない未艤装領域36・・
・が設けられている。そして、面材12の未艤装領域3
6・・・には開口37a,37bが設けられている。開口
37aは、壁体30aの内部まで連通しており、壁体3
0aを、基礎50(図3)に締結する際のナットやラチ
ェットレンチの挿入口として使用される。また、壁体3
0aの下端部を構成する框材31aには、内装下地材付
き壁体30を基礎50に締結するのに使用されるアンカ
ーボルトを挿通するための挿通孔が、開口37aの近傍
において、前記框材31aの下端面から壁体30a内部
まで達するように設けられている。開口37bは、壁体
30aの内部まで連通しており、内装下地材付き壁体3
0を、二階を構成する内装下地材付き壁体100に締結
する際の胴差ボルトやラチェットレンチの挿入口として
使用される。また、壁体30aの上端面を構成する框材
31b(図5)には、内装下地材付き壁体30を二階を
構成する壁体に締結するのに使用される胴差ボルトを挿
通するための挿通孔が、開口37bの近傍において、框
材の上端面から壁体30a内部まで達するように設けら
れている。なお、図示しないが、面材33の未艤装領域
36・・・にも同様の開口が設けられている。
【0024】つぎに、一階を構成する壁体を床部40の
床面42に立設する方法について、図2および図3を用
いて説明する。まず、内装下地材付き壁体10について
説明する。基礎50の上面に台輪を載せたうえで、基礎
50の上面内側半分に床部40を構成する床パネルの框
材41を載置するとともに上面外側半分に半土台43を
載置する。ここで、框材41と半土台43には、予めそ
の接合面に切り欠きを形成しておく。ついで、床部40
と半土台43の上に、内装下地材付き壁体10を載置す
るとともに、框材41と半土台43とを接合した際に前
記切り欠きによって形成された孔にアンカーボルトを挿
通する。ついで、このアンカーボルトを框材11aに設
けられた挿通孔に挿通し、この框材11aから突出した
アンカーボルトに座金を外挿するとともにナットを螺合
する。ついで、開口17aからラチェットレンチを挿入
し、このレンチでナットを締め付けることにより、内装
下地材付き壁体10を基礎50に締結する。その後、帯
状板材14から、框材11aを貫通して框材41に達す
るようにスクリュー釘80を打ち込む。このスクリュー
釘80は、帯状板材14の長さ方向に所定間隔で複数打
ち込まれる。
【0025】内装下地材付き壁体30に関しては、図3
を用いて説明する。基礎50の上面に台輪を載せたうえ
で、基礎50の一方の上面半分に床部40を構成する床
パネルの框材44を載置するとともに他方の上面半分に
床部40を構成する他の床パネルの框材45を載置す
る。ここで、框材44と框材45には、予めその接合面
に切り欠きを形成しておく。ついで、これら床パネルの
上に壁体30を載置するとともに、これら床パネルどう
しを接合した際に前記切り欠きによって形成された孔に
アンカーボルトを挿通する。ついで、このアンカーボル
トを框材31aに設けられた挿通孔に挿通し、この框材
31aから突出したアンカーボルトに座金を外挿すると
ともにナットを螺合する。ついで、開口37aからラチ
ェットレンチを挿入し、このレンチでナットを締め付
け、内装下地材付き壁体30を基礎50に締結する。そ
の後、帯状板材34aから、框材31aを貫通して框材
45に達するように、スクリュー釘90を打ち込み、一
方、帯状板材34bから、框材31aを貫通して框材4
4に達するように、スクリュー釘91を打ち込む。これ
らスクリュー釘90,91は、帯状板材34a,34b
の長さ方向に所定間隔で複数打ち込まれる。
【0026】以上の作業を図示しない一階を構成する他
の壁体に関しても行う一方で、隣接する壁体どうしを接
合することにより、一階を構成する壁体を床部40の床
面42に立設する。
【0027】つぎに、一階を構成する壁体を二階を構成
する壁体に締結する方法について、図4および図5を用
いて説明する。図4は、内装下地材付き壁体10の上端
面と、二階を構成する床部60との接合部分を示した断
面図であり、図5は、内装下地材付き壁体30の上端面
と二階を構成する床部60との接合部分を示した断面図
である。2階を構成する内装下地材付き壁体70,10
0は、内装下地材付き壁体10,20,30と同様の形
状をしているが、図4および図5に示すように、下端部
には結合材78,108が取り付けられており、帯状板
材74,104a,104bが、結合材78,108の
下端面とほぼ面一になるように取り付けられている。そ
して、結合材78,108にもビス112,124,1
25がねじ込まれている。また、内装下地材付き壁体7
0,100の下端部を構成する結合桁78,108およ
び框材71b、101bには、後述する胴差ボルトを挿
通するための挿通孔が、結合桁78,108の下端面か
ら内装下地材付き壁体70,100の内部まで連通する
ように形成されている。
【0028】まず、内装下地材付き壁体10から説明す
る。内装下地材付き壁体10の上端部を構成する框材1
1bの上面の内側半分に床部60を構成する床パネルの
框材61を載置するとともに上面外側半分に胴差63を
載置する。ついで、框材61と胴差63との接合部分
に、框材11bに設けられた挿通孔に連通する孔を形成
する。ついで、床面62と胴差63の上に内装下地材付
き壁体70を載置するとともに框材11bに形成された
挿通孔に胴差ボルトを挿通し、胴差ボルトの下端から座
金とナットを入れる。ついで、この胴差ボルトを内装下
地材付き壁体70の下端面を構成する框材71aおよび
結合桁78に設けられた挿通孔に挿通する。ついで、こ
の框材71aから突出した胴差ボルトに座金を外挿する
とともにナットを螺合して、内装下地材付き壁体70に
設けられた開口からラチェットレンチを挿入し、このレ
ンチでナットを締め付ける。一方、外壁材66を、内装
下地材付き壁体10と床部60との接合部分を被うよう
に設ける。以上の作業により、内装下地材付き壁体70
を内装下地材付き壁体10に床部60と胴差63を挟み
付ける形態で接合する。その後、帯状板材74から、結
合材78を貫通して框材61に達するようにスクリュー
釘110を打ち込む。このスクリュー釘110は、帯状
板材74の長さ方向に所定間隔で複数打ち込まれる。
【0029】内装下地材付き壁体30に関しては、図5
を用いて説明する。まず、内装下地材付き壁体30の上
端部を構成する框材31bの上面の一方の半分に床部6
0を構成する床パネルの框材64を載置するとともに上
面の他方の半分に床部60を構成する他の床パネルの框
材65を載置する。ついで、框材64と框材65との接
合部分に、框材31bに設けられた挿通孔に連通する孔
を形成する。ついで、これら床パネルの上に内装下地材
付き壁体100を載置するとともに框材31bに形成さ
れた挿通孔に胴差ボルトを挿通し、胴差ボルトの下端か
ら座金とナットを入れる。ついで、この胴差ボルトを内
装下地材付き壁体100の下端部を構成する框材101
aおよび結合桁108に設けられた挿通孔に挿通する。
ついで、この框材101aから突出した胴差ボルトに座
金を外挿するとともにナットを螺合して、内装下地材付
き壁体100に設けられた開口からラチェットレンチを
挿入し、このレンチでナットを締め付ける。以上の作業
により、二階の内装下地材付き壁体100を1階の内装
下地材付き壁体30に床部60を挟み付ける形態で接合
する。その後、帯状板材104aから、結合材を貫通し
て框材64に達するようにスクリュー釘120を打ち込
み、一方、帯状板材104bから、結合材108を貫通
して框材65に達するようにスクリュー釘121を打ち
込む。これらスクリュー釘120,121は、帯状板材
104a、104bの長さ方向に所定間隔で複数打ち込
まれる。
【0030】上記の作業を一階を構成するすべての壁体
について行って、一階を構成する壁体を2階を構成する
壁体に締結する。その後、図6に示すように未艤装領域
16・・・,26,26,26,36・・・その他の、建物の
内側の表面で内装下地材が取り付けられていない部分
に、内装下地材130・・・を取り付ける。図7に建物の
内側の表面全体に内装下地材が取り付けられた状態の一
部を示す。
【0031】以上により、本実施の形態によれば、壁体
10a,20a,30a,70a,100aの両面のう
ちの少なくとも一方の表面の下端部に帯状板材14,2
4,34a,34b,74,104a,104bを壁体
10a,20a,30a,70a,100aの下端面と
ほぼ面一になるようにして取り付け、この帯状板材1
4,24,34a,34b,74,104a,104b
の上方において、壁体10a,20a,30a,70
a,100aの表面に内装下地材15,25,35a,
35b,75,105a,105bを帯状板材14,2
4,34a,34b,74,104a,104bの上面
に当接するようにして取り付けたので、このような内装
下地材付き壁体10,20,30,70,100を建築
現場で床部40,60の床面42,62に立設して組み
立て、前記帯状板材14,24,34a,34b,7
4,104a,104bの表面から前記壁体10a,2
0a,30a,70a,100aを通して前記床部4
0,60にスクリュー釘80,90,91,110,1
20,121を打ち込むことにより、壁体10a,20
a,30a,70a,100aに内装下地材15,2
5,35a,35b,75,105a,105bを予め
取り付けた状態で建物の壁を構築することができる。し
たがって、建築現場において、壁体10a,20a,3
0a,70a,100aに内装下地材130・・・を取り
付ける作業を省略できる。また、帯状板材14,24,
34a,34b,74,104a,104bを、前記壁
体10a,20a,30a,70a,100aの下端面
とほぼ面一になるようにして取り付け、前記帯状板材1
4,24,34a,34b,74,104a,104b
の上方において、前記壁体10a,20a,30a,7
0a,100aの表面に、内装下地材15,25,35
a,35b,75,105a,105bを前記帯状板材
14,24,34a,34b,74,104a,104
bの上面に当接するようにして取り付けたので、内装下
地材15,25,35a,35b,75,105a,1
05bの壁体10a,20a,30a,70a,100
a表面に対する取り付け位置の位置決めが容易であり、
しかも内装下地材15,25,35a,35b,75,
105a,105bが内装下地材付き壁体10,20,
30,70,100の下端から突出することがないの
で、内装下地材15,25,35a,35b,75,1
05a,105bに亀裂や割れ等を生じさせることな
く、内装下地材付き壁体10,20,30,70,10
0を床上に確実に設置することができる。また、壁体1
0a,20a,30aの表面上部、側部および下部に
は、帯状板材14,24,34a,34bと内装下地材
15,25,35a,35bが取り付けられていない未
艤装領域16・・・,26,26,26,36・・・が設けら
れていることから、壁体10a,20a,30aに取り
付けられた内装下地材15,25,35a,35bが、
前記内装下地材付き壁体10,20,30どうしを接合
する際や、内装下地材付き壁体10,20,30と基礎
50あるいは内装下地材付き壁体70,100とを接合
する際に邪魔にならない。そして、内装下地材付き壁体
10,20,30どうしを接合し、ついで内装下地材付
き壁体10,20,30を該内装下地材付き壁体10,
20,30の上下に位置する構造物すなわち基礎50お
よび内装下地材付き壁体70,100等に接合した後
は、建築現場で内装下地材130・・・を取り付ける部分
が、前記未艤装領域16・・・,26,26,26,36・
・・のみになることから、建築現場において、壁体10
a,20a,30aに内装下地材130・・・を取り付け
る作業を簡略化できる。また、壁体10a,20a,7
0aの面材12,22,72には、帯状板材14,2
4,74と内装下地材15,25,75が取り付けら
れ、壁体10a,20a,70aの面材13,23,7
3には、外壁材19,29,79が取り付けられている
から、この内装下地材付き壁体10,20,70を用い
て建物の外壁を構築することで、建築現場での外壁材1
9,29,79および内装下地材130・・・の取り付け
作業を省略または簡略化できる。また、壁体30a,1
00aの両面にそれぞれ、帯状板材34a,34b,1
04a,104bと内装下地材35a,35b,105
a,105bが取り付けられているから、この内装下地
材付き壁体30,100を用いて建物の内壁を構築する
ことで、建築現場での内装下地材130・・・の取り付け
作業を省略または簡略化できる。また、壁体10a,2
0a,30a,70a,100aが複数の壁パネルを接
合することで構成された大型壁パネルであるため、この
内装下地材付き壁体10,20,30,70,100で
建物の壁を構築することで、建築現場での壁パネル同士
の接合作業を削減できる。したがって建築現場における
作業効率がさらにアップする。
【0032】なお、以上の実施の形態例においては、内
装下地材付き壁体10,20,30の構成のみ示したが
本発明はこれに限定されるものではなく、例えば図8、
図9に示すような構成の内装下地材付き壁体140,1
50を用いてもよい。これら内装下地材付き壁体14
0,150は開口部140b,150b,150bを有
し、また、内装下地材付き壁体10等と同様に、壁体1
40a,150aの一方の面材に帯状板材144,14
4,154,154,154,154、内装下地材14
5,155、未艤装領域146,146,146,15
6,156,156,156等が設けられている。そし
て、壁体140a,150aの図示しない他方の面材に
は外壁材や内装下地材が取り付けられ、外壁としても内
壁としても用いられる。
【0033】
【発明の効果】請求項1記載の発明に係る内装下地材付
き壁体によれば、壁体の両面のうちの少なくとも一方の
表面の下端部に帯状板材を壁体の下端面とほぼ面一にな
るようにして取り付け、この帯状板材の上方において、
壁体の表面に内装下地材を帯状板材の上面に当接するよ
うにして取り付けたので、このような内装下地材付き壁
体を建築現場で床部の床面に立設して組み立て、前記帯
状板材の表面から前記壁体を通して前記床部にスクリュ
ー釘等の止着材を打ち込むことにより、壁体に内装下地
材を予め取り付けた状態で建物を施工することができ
る。したがって、建築現場において、壁体に内装下地材
を取り付ける作業を省略できる。また、帯状板材を、前
記壁体の下端面とほぼ面一になるようにして取り付け、
前記帯状板材の上方において、前記壁体の表面に、内装
下地材を前記帯状板材の上面に当接するようにして取り
付けたので、内装下地材の壁体表面に対する取り付け位
置の位置決めが容易であり、しかも内装下地材が壁体の
下端から突出することがないので、内装下地材に亀裂や
割れ等を生じさせることなく、壁体を床上に確実に設置
することができる。
【0034】請求項2記載の発明に係る内装下地材付き
壁体によれば、請求項1と同様の効果を得ることができ
るのは勿論のこと、内装下地材付き壁体の表面側部に
は、帯状板材と内装下地材が取り付けられていない未艤
装領域が設けられていることから、この内装下地材付き
壁体を用いて建物の壁を構築することで、前記内装下地
材付き壁体に取り付けられた内装下地材が、前記内装下
地材付き壁体どうしを接合する際に邪魔にならない。そ
して、内装下地材付き壁体どうしを接合した後は、建築
現場で内装下地材を取り付ける部分が、前記未艤装領域
のみになることから、建築現場において、壁体に内装下
地材を取り付ける作業を簡略化できる。
【0035】請求項3記載の発明に係る内装下地材付き
壁体によれば、請求項1または2と同様の効果を得るこ
とができるのは勿論のこと、内装下地材付き壁体の表面
上部および表面下部には、帯状板材と内装下地材が取り
付けられていない未艤装領域が設けられていることか
ら、この内装下地材付き壁体を用いて建物の壁を構築す
ることで、前記内装下地材付き壁体に取り付けられた内
装下地材が、前記内装下地材付き壁体を該内装下地材付
き壁体の上下に位置する構造物に接合する際に邪魔にな
らない。そして、前記内装下地材付き壁体を該内装下地
材付き壁体の上下に位置する構造物に接合した後は、建
築現場で内装下地材を取り付ける部分が、前記未艤装領
域のみになることから、建築現場において、壁体に内装
下地材を取り付ける作業を簡略化できる。
【0036】請求項4記載の発明に係る内装下地材付き
壁体によれば、請求項1〜3のいずれかと同様の効果を
得ることができるのは勿論のこと、壁体の一方の表面
に、帯状板材と内装下地材が取り付けられ、前記壁体の
他方の表面には、外壁材が取り付けられているから、こ
の内装下地材付き壁体を用いて建物の外壁を構築するこ
とにより、建築現場での外壁材の取り付け作業を省略で
き、また、内装下地材の取り付け作業を省略または簡略
化できる。
【0037】請求項5記載の発明に係る内装下地材付き
壁体によれば、請求項1〜3のいずれかと同様の効果を
得ることができるのは勿論のこと、前記壁体の両面にそ
れぞれ、帯状板材と内装下地材が取り付けられているか
ら、この内装下地材付き壁体を用いて建物の内壁を構築
することにより、建築現場での内装下地材の取り付け作
業を省略または簡略化できる。
【0038】請求項6記載の発明に係る内装下地材付き
壁体によれば、請求項1〜5のいずれかと同様の効果を
得ることができるのは勿論のこと、前記壁体が複数の壁
パネルを接合することで構成された大型壁パネルである
ため、この内装下地材付き壁体で建物の壁を構築するこ
とにより、建築現場での壁パネル同士の接合作業を削減
できる。したがって建築現場における作業効率がさらに
アップする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る内装下地材付き壁体を床部に立設
した際の内装下地材および床部の構成の一部を示した斜
視図である。
【図2】同、内装下地材付き壁体と床部との接合部分を
示した断面図である。
【図3】同、内装下地材付き壁体と床部との接合部分を
示した断面図である。
【図4】同、内装下地材付き壁体の上端面と二階を構成
する床部との接合部分を示した断面図である。
【図5】同、内装下地材付き壁体の上端面と二階を構成
する床部との接合部分を示した断面図である。
【図6】本発明の内装下地材付き壁体と床部における未
艤装領域に内装下地材を取り付ける様子の一部を示した
斜視図である。
【図7】本発明の内装下地材付き壁体と床部における未
艤装領域に内装下地材を取り付けた状態の一部を示した
斜視図である。
【図8】本発明の内装下地材付き壁体の構成の一例を示
した正面図である。
【図9】同、内装下地材付き壁体の構成の一例を示した
正面図である。
【図10】従来の、壁体を床部の床面に立設する様子に
ついて示した断面図である。
【符号の説明】
10、20,30 内装下地材付き壁体 10a,20a,30a 壁体 12,72 面材(建物の内側を向く表面) 13,73 面材(建物の外側を向く表面) 14,24,34a,34b,74,104a,104
b 帯状板材 15,25,35a,35b,75,105a,105
b 内装下地材 16・・・,26,26,26,36・・・ 未艤装領域 19,79 外壁材 40,60 床部 50 基礎(構造物) 70,100 内装下地材付き壁体(構造物) 70a,100a 壁体 80,90,91,110,120,121 スクリュ
ー釘(止着材) 130 内装下地材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の壁を構成する内装下地材付き壁体
    であって、 壁パネルで構成された壁体の両面のうちの少なくとも一
    方の表面の下端部に、該壁体の幅方向に長尺な帯状をな
    す木質の帯状板材が、前記壁体の下端面とほぼ面一にな
    るようにして取り付けられ、 前記帯状板材の上方において、前記壁体の表面に、内装
    下地材が前記帯状板材の上面に当接するようにして取り
    付けられていることを特徴とする内装下地材付き壁体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の内装下地材付き壁体にお
    いて、 壁体の表面側部には、帯状板材と内装下地材が取り付け
    られていない未艤装領域が設けられていることを特徴と
    する内装下地材付き壁体。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の内装下地材付き
    壁体において、 壁体の表面上部および表面下部には、帯状板材と内装下
    地材が取り付けられていない未艤装領域が設けられてい
    ることを特徴とする内装下地材付き壁体。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の内装下
    地材付き壁体において、 壁体の一方の表面に、帯状板材と内装下地材が取り付け
    られ、前記壁体の他方の表面には、外壁材が取り付けら
    れていることを特徴とする内装下地材付き壁体。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載の内装下
    地材付き壁体において、 壁体の両面にそれぞれ、帯状板材と内装下地材が取り付
    けられていることを特徴とする内装下地材付き壁体。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の内装下
    地材付き壁体において、 壁体が複数の壁パネルを接合することで構成された大型
    壁パネルであることを特徴とする内装下地材付き壁体。
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JP2008266908A (ja) * 2007-04-17 2008-11-06 Misawa Homes Co Ltd 大型壁パネルの連結構造および連結方法
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