JP2000213089A - 間仕切壁 - Google Patents

間仕切壁

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JP2000213089A
JP2000213089A JP2063399A JP2063399A JP2000213089A JP 2000213089 A JP2000213089 A JP 2000213089A JP 2063399 A JP2063399 A JP 2063399A JP 2063399 A JP2063399 A JP 2063399A JP 2000213089 A JP2000213089 A JP 2000213089A
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partition
panels
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joint face
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JP2063399A
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English (en)
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Kiyoshi Hagihira
潔 萩平
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面の仕上げが容易に行える間仕切壁の提
供。 【解決手段】 間仕切パネル11Aの互いに対向した端
面に間仕切パネル11Aの厚さ寸法よりも小さい厚さ寸
法の被挟持部22を有する接合部材20を設け、間仕切
パネル11A同士を、挟持部材40により被挟持部22
を両側から挟持して相互に接続する。そして、挟持部材
40をジョイント材41により隠蔽する。これにより、
間仕切パネル11A同士の壁芯のずれが挟持部材40の
挟持力により矯正され、間仕切パネル11Aの間に設け
られたジョイント材41の表面が間仕切パネル11Aの
表面と同一面となり、間仕切壁10の壁面に段差が生じ
ることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の間仕切パネ
ルを配列することにより形成される間仕切壁に関する。
【0002】
【背景技術】従来より、建物には、当該建物の内部空間
を仕切るために、間仕切壁が設けられている。間仕切壁
は、軸組材を枠状に組んだ枠体の表面に面材を貼り付け
た間仕切パネルを、天井および床に設けられた細長いラ
イナの両側にそれぞれ配列することにより形成されてい
る(特開平10−25844号公報等参照)。この際、
間仕切壁は、間仕切パネルをライナに沿って複数配列す
ることにより、壁芯のずれがなるべく発生しないように
なっている。また、ライナの途切れた部分においては、
間仕切パネル同士の連結に上下方向に細長いジョイント
材が利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような間仕切壁で
は、ライナの途切れた部分において間仕切パネルを接続
するにあたり、間仕切パネルの壁芯(すなわち、ライナ
の中心線)が互いに僅かでもずれていると、間仕切パネ
ル同士の間隔が狭く、間仕切パネルの間に配置されるジ
ョイント材が間仕切パネルの面材に対して傾斜し、傾斜
角度が目視で確認できる程大きくなり、間仕切パネルの
段差が目立ち、間仕切壁の仕上げ面の品質が損なわれ
る。このため、間仕切パネルを一旦取り外し、当該間仕
切パネルの位置を修正して再度取付けたり、パテで段差
を修正する等、仕上げ面の品質を確保するのに手間がか
かるという問題がある。
【0004】本発明の目的は、表面の仕上げが容易に行
える間仕切壁を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第一発明に係る
間仕切壁を図面を参照して説明すると、互いに端面同士
が対向した状態で接続される間仕切パネル11Aを備え
ている間仕切壁10であって、前記端面には、前記間仕
切パネルの厚さ寸法よりも小さい厚さ寸法の被挟持部2
2を有する接合部材20が設けられ、前記間仕切パネル
同士は、前記被挟持部を両側から挟持する挟持部材40
により相互に接続され、前記挟持部材は、間仕切パネル
の表面を相互に連続させるジョイント材41により隠蔽
されていることを特徴とする。このような本第一発明で
は、被挟持部を挟持部材で間仕切パネルの厚さ方向から
挟み込んでいるので、間仕切パネル同士の壁芯のずれが
挟持部材の挟持力により矯正され、間仕切パネルの間に
設けられたジョイント材の表面が間仕切パネルの表面と
同一面となり、間仕切壁の壁面に段差が生じることがな
い。
【0006】以上において、前記挟持部材は、前記被挟
持部を両側から挟み込む一対の挟持片50A,50B
と、これらの挟持片を被挟持部に向かって押圧するクラ
ンプ部60とを備えていることが望ましい。このような
挟持部材を採用すれば、間仕切パネルの取付時等におい
て発生する誤差により、当該間仕切パネルの壁芯が互い
にずれていても、クランプ部により充分な挟持力が得ら
れ、この挟持力で被挟持部を挟むので、特別な工具を用
いることなく、間仕切パネル同士の壁芯のずれが矯正さ
れるようになり、建築現場でも、矯正作業が容易に行え
る。
【0007】また、前記間仕切壁は、箱状の建物ユニッ
ト3を複数組合わせて建築されたユニット式建物1の内
部に設けられるとともに、前記建物ユニットの境界部分
にジョイント材が設けられていることが望ましい。この
ようにすれば、建物ユニットの製造時等において発生す
る誤差により、間仕切パネルの壁芯が互いにずれていて
も、前述の挟持部材によりその壁芯のずれが矯正可能と
なる。ここで、互いに連結される間仕切パネルが別々の
建物ユニットに設けられ、これらの間仕切パネルを相互
に連結するにあたり、建物ユニットの製造時等において
発生する誤差が許容され、公差が充分大きく設定可能と
なり、建物ユニットの製造効率が向上される。
【0008】本発明の第二発明に係る間仕切壁は、図面
を参照して説明すると、軸組材を枠状に組んだ芯材12
の表面に面材13A,13Bを貼り付けた間仕切パネル
11Aを複数配列して形成される間仕切壁10Aであっ
て、前記間仕切パネルの間にその表面を相互に連続させ
るジョイント面材42が設けられ、このジョイント面材
と前記面材とは、互いに同一の幅寸法を有していること
を特徴とする。このような本第二発明では、ジョイント
面材の幅寸法が間仕切パネルと同じ寸法に設定されるの
で、間仕切パネル同士の間隔が拡大され、間仕切パネル
の壁芯が互いにずれていても、間仕切パネルの間に設け
られるジョイント面材の当該間仕切パネルの幅方向に対
する傾斜角度が、目視では判別できない程小さくなり、
間仕切パネル同士の段差が目立たなくなり、間仕切壁の
仕上げ面の品質が向上する。また、面材とジョイント面
材とを同一材料で成形可能となるので、共通の材料を用
いて間仕切パネルの生産性の向上が図れる。
【0009】以上において、前記ジョイント面材の裏面
には、水平方向に延びる複数の横桟材42Aが間隔をあ
けて設けられ、前記芯材は、垂直方向に延びる複数の縦
枠材12Aと、水平方向に延びる複数の横枠材12B,
12Cとを組んだ四角形状のものであり、前記縦枠材に
は、前記ジョイント面材に設けられている横桟材の端部
が嵌合される凹部12Eが設けられていることが望まし
い。このようにすれば、ジョイント面材の剛性が向上す
るようになるので、ジョイント面材に水平方向の力が加
わっても、当該ジョイント面材の撓みおよび破損が防止
されるようになる。また、縦枠材の凹部にジョイント面
材の横桟材が嵌合されるので、ジョイント面材の裏面も
間仕切パネルの芯材の表面に沿わせることが可能とな
り、ジョイント面材と間仕切パネルの面材とは、同一厚
さ寸法に設定され、この点からも面材およびジョイント
面材が同一材料で形成されるようになる。しかも、縦枠
材の凹部への横桟材の嵌合により、間仕切パネルの芯材
同士が強固に連結され、間仕切壁全体の剛性が確保され
るようになる。
【0010】また、前記間仕切壁は、箱状の建物ユニッ
ト3を複数組合わせて建築されたユニット式建物1の内
部に設けられるものであることが望ましい。このように
すれば、建物ユニットの製造時等において発生する誤差
により、間仕切パネルの設置基準位置がずれたり、間仕
切パネルの取付時等において発生する誤差により、間仕
切パネルの壁芯が互いにずれたりしていても、前述のジ
ョイント面材で間仕切パネルの面材を接続するので、間
仕切パネル同士の段差が目視では確認できなくなる。こ
のため、間仕切パネルを相互に連結するにあたり、建物
ユニットの製造時等において発生する誤差および間仕切
パネルの取付時等において発生する誤差が許容され、公
差が充分大きく設定可能となり、建物ユニットの製造効
率が向上される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 [第一実施形態]図1には、本発明の第一実施形態に係
るユニット式建物1が示されている。このユニット式建
物1は、敷地に設けられた基礎2の上に、箱状の建物ユ
ニット3を複数組合わせることにより建築されたもので
ある。
【0012】建物ユニット3は、図2に示されるよう
に、四隅の柱31の上下端をそれぞれ天井梁32および
床梁33で連結した直方体状のフレーム30を備えたも
のである。フレーム30の天井梁32としては、長さの
異なる長辺天井梁32Aおよび短辺天井梁32Bの二種
類が設けられ、フレーム30の床梁33としては、天井
梁32と同様に、長さの異なる長辺床梁33Aおよび短
辺床梁33Bの二種類が設けられている。対向する長辺
天井梁32Aの間には、天井を形成する天井面材35を
支持するために、複数の天井小梁34が架け渡されてい
る。対向する長辺床梁33Aの間には、床を形成する床
面材37を支持するために、複数の根太36が架け渡さ
れている。
【0013】このようなユニット式建物1には、図3に
示されるように、内部空間を仕切るために、複数の建物
ユニット3にまたがって間仕切壁10が設けられてい
る。この間仕切壁10は、複数の間仕切パネル11Aを
配列することにより形成されている。間仕切壁10に
は、建物ユニット3の境界部分において、間仕切パネル
11A同士を接続するために、ジョイント手段11Bが
設けられている。
【0014】間仕切パネル11Aは、図4に示されるよ
うに、天井ライナ38および床ライナ39に沿って設け
られている。この間仕切パネル11Aには、軸組材を枠
状に組んだ芯材12と、この芯材12の表面に貼り付け
られた面材13A,13Bとが備えられている。芯材1
2は、垂直方向に延びる複数の縦枠材12Aと、水平方
向に延びる複数の横枠材12B,12Cとを組んだ四角
形状のものである。面材13Aは、芯材12に釘やビス
等で固定されている。面材13Bは、天井ライナ38お
よび床ライナ39を介して芯材12に釘やビス等で固定
されている。天井ライナ38は、天井面材35を貫通す
る釘やビス等により天井小梁34に固定されている。床
ライナ39は、床面材37を貫通する釘やビス等により
根太36に固定されている。
【0015】ジョイント手段11Bは、天井ライナ38
および床ライナ39が途切れて存在しない建物ユニット
3の境界部分に設けられるものである。ジョイント手段
11Bには、間仕切パネル11Aの互いに対向する縦枠
材12Aの側面に突設される接合部材20が備えられて
いる。この接合部材20は、間仕切パネル11Aの高さ
寸法に応じた長さ寸法を有したものである。接合部材2
0には、上下の横枠材12Bおよび縦枠材12Aの側面
に取付けられる取付部21と、この取付部21の中央部
分に設けられるとともに、当該取付部21の表面から垂
直に延びる被挟持部22とを備えられている。この被挟
持部22は、取付部21の上端から下端まで延び、その
幅寸法が縦枠材12Aの幅寸法よりも小さくなってい
る。
【0016】また、ジョイント手段11Bには、接合部
材20の他に、挟持部材40が備えられている。この挟
持部材40は、図5および図6に示されるように、接合
部材20の被挟持部22を両側から挟持するものであ
る。挟持部材40には、被挟持部22の両側縁を挟み込
む一対の挟持片50A,50Bと、これらの挟持片50
A,50Bを被挟持部22に向かって押圧するクランプ
部60とが備えられている。なお、挟持部材40は、間
仕切パネル11Aの表面を相互に連結させるジョイント
材41により隠蔽されている。ジョイント材41は、上
下に長い帯状に形成された板状のものである。
【0017】クランプ部60は、一対のナット61,6
2と、これらのナット61,62と螺合するねじ軸64
とを有するものである。挟持片50A,50Bは、中央
部分が突出した凸部52を有する板状のものである。凸
部52の両側は、被挟持部22の側面に当接する当接部
51となっている。また、凸部52には、クランプ部6
0のねじ軸64が挿通される挿通孔53が設けられてい
る。クランプ部60に設けられた一方のナット61は、
一方の挟持片50Aの裏面に配置され、他方のナット6
2は、他方の挟持片50Bの裏面に配置されている。な
お、挟持片50Bとナット62との間には、ワッシャ6
3が介装されている。そして、これらのナット61,6
2は、ねじ軸64と螺合し、例えば、ナット62をレン
チ等で締め付けることにより、挟持片50A,50Bが
被挟持部22を強い力で挟持するようになっている。
【0018】このような構成からなる本第一実施形態で
は、以下のようにして間仕切壁10を形成する。まず、
工場で建物ユニット3を製造するにあたり、平面視で間
仕切壁10が通る部分に設置される建物ユニット3の各
々に必要な数の間仕切パネル11Aを設けておく。ここ
で、建物ユニットの境界部分、つまり天井ライナ38お
よび床ライナ39が途切れた部分に位置する間仕切パネ
ル11Aの端面に接合部材20を設ける。そして完成し
た建物ユニット3を工場から建築現場まで輸送し、基礎
2の上に複数の建物ユニット3を載せる。この際、間仕
切パネル11Aが設置された建物ユニット3同士を接合
部材20が対向した状態で隣接して配置する。この後、
接合部材20の被挟持部22を挟持部材40で両側から
挟み込む。そして、間仕切パネル11Aの間にジョイン
ト材41を介装することにより、間仕切パネル11A同
士の接続作業が完了する。ここで、各建物ユニット3に
設けられた間仕切パネル11A同士の壁芯が互いにずれ
ていても、クランプ部60による強力な挟持力で被挟持
部22を挟み、間仕切パネル11A同士の壁芯のずれが
矯正され、ジョイント材41の表面は、間仕切パネル1
1Aの表面と同一面となる。
【0019】このような本第一実施形態によれば、次の
ような効果がある。すなわち、天井ライナ38および床
ライナ39が途切れた部分において間仕切パネル11A
同士を接続するにあたり、互いに対向する被挟持部22
を挟持部材40で間仕切パネル11Aの厚さ方向から挟
み込んでいるので、間仕切パネル11A同士の壁芯のず
れが挟持部材40の挟持力により矯正され、間仕切パネ
ル11Aの間に設けられたジョイント材41の表面が面
材13A,13Bの表面と同一面となり、間仕切壁10
の壁面に段差が生じることない。
【0020】また、各建物ユニット3に設けられた間仕
切パネル11Aの壁芯が互いにずれていても、クランプ
部60により充分な挟持力が得られ、この挟持力で被挟
持部22を挟むので、特別な工具を用いることなく、間
仕切パネル11Aの壁芯のずれの矯正が可能となり、建
築現場でも、矯正作業を容易に行うことができる。
【0021】さらに、建物ユニット3のそれぞれに間仕
切パネル11Aを設け、これらの間仕切パネル11Aを
相互に接続するにあたり、挟持部材40により建物ユニ
ット3の製造時に発生する誤差が許容され、公差が充分
大きく設定可能となり、建物ユニット3の製造効率を向
上できる。
【0022】[第二実施形態]図7ないし図9には、本
発明の第二実施形態が示されている。本第二実施形態
は、前述した第一実施形態における上下に長い帯状のジ
ョイント材41を、面材13A,13Bと同一幅寸法と
された大型のジョイント面材42としたものである。す
なわち、間仕切壁10Aは、図7に示されるように、直
線上に配列される複数の間仕切パネル11Aと、建物ユ
ニット3の境界部分に設けられたジョイント手段11C
とを有するものである。
【0023】このジョイント手段11Cは、図8に示さ
れるように、ジョイント面材42を備えている。ジョイ
ント面材42は、その幅寸法が間仕切パネル11Aの面
材13A,13Bの幅寸法と同一とされ、また、その厚
さ寸法も間仕切パネル11Aの面材13A,13Bの厚
さ寸法と同一となっている。ジョイント面材42の裏面
には、水平方向に延びる複数の横桟材42Aが間隔をあ
けて設けられている。横桟材42Aは、長さ寸法がジョ
イント面材42の幅寸法よりも小さく、その両側縁がジ
ョイント面材42の側縁から所定寸法内側に配置されて
いる。
【0024】ここで、各間仕切パネル11Aの互いに対
向する縦枠材12Aは、面材13A,13Bよりも外側
にはみ出し、その側面12Dがジョイント面材42の裏
面に接触するようになっている。また、縦枠材12Aに
は、ジョイント面材42に設けられた横桟材42Aの端
部が嵌合される凹部12Eが設けられている。
【0025】また、天井ライナ38および床ライナ39
が途切れた部分において、間仕切パネル11A同士を接
続するにあたり、縦枠材12Aに設けられた凹部12E
に各ジョイント面材42に設けられた横桟材42Aを嵌
合し、ジョイント面材42を釘やビス等で芯材12に固
定することにより、間仕切パネル11A同士が接続され
るようになる。これにより、各建物ユニット3に設けら
れた間仕切パネル11A同士の壁芯が互いにずれていて
も、間仕切パネル11A同士の段差が目視では確認でき
なくなる。
【0026】このような第二実施形態によれば、次のよ
うな効果がある。すなわち、ジョイント面材42の幅寸
法を面材13A,13Bと同じ寸法に設定したので、間
仕切パネル11Aの間隔が拡大され、間仕切パネル11
Aの間に設けられるジョイント面材42の当該間仕切パ
ネル11Aの幅方向に対する傾斜角度が、目視では判別
できないほど小さくなり、間仕切パネル11A同士の段
差が目立たなくなり、間仕切壁10Aの仕上げ面の品質
を向上できる。
【0027】また、面材13A,13Bとジョイント面
材42とを同一材料で成形可能となるので、共通の材料
を用いて間仕切パネル11Aの生産性を向上できる。
【0028】さらに、ジョイント面材42の裏面に横桟
材42Aを設け、当該ジョイント面材42の剛性を向上
したので、ジョイント面材42に水平方向の力が加わっ
ても、当該ジョイント面材42の撓みおよび破損を防止
できる。
【0029】また、縦枠材12Aの凹部12Eにジョイ
ント面材42の横桟材42Aを嵌合したので、ジョイン
ト面材42の裏面も間仕切パネル11Aの芯材12の表
面に沿わせることができ、面材13A,13Bとジョイ
ント面材42とは、同一厚さ寸法に設定され、この点か
らも面材13A,13Bおよびジョイント面材42が同
一材料で形成できる。しかも、縦枠材12Aの凹部12
Eへの横桟材42Aの嵌合により、間仕切パネル11A
の芯材12同士が強固に連結され、間仕切壁10A全体
の剛性を確保できる。
【0030】さらに、建物ユニット3のそれぞれに間仕
切パネル11Aを設け、これらの間仕切パネル11Aを
相互に接続するにあたり、ジョイント面材42により建
物ユニット3の製造時に発生する誤差が許容され、公差
が充分大きく設定可能となり、建物ユニット3の製造効
率を向上できる。
【0031】また、天井ライナ38および床ライナ39
の長手方向の長さ寸法を小さくしているので、従来より
も製造が容易となるうえ、各ライナ38,39の重量が
軽くなり、取付作業が容易に行えるようになる。
【0032】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を
含み、以下に示すような変形なども本発明に含まれる。
すなわち、ジョイント手段としては、建物ユニット3の
境界部分に設けられるものに限らず、図10に示される
ように、同じ建物ユニット3に設けられる間仕切パネル
11Aを接続するものでもよい。この際、間仕切壁70
は、図11および図12に示されるように、天井ライナ
38および床ライナ39を挟んで両側に間仕切パネル7
1,72を配列することにより形成されるものでもよ
い。また、これらの間仕切パネル71,72を相互に接
続する際に、各間仕切パネル71,72の縦枠材12A
の凹部12Eにジョイント面材42の横桟材42Aを嵌
合し、各芯材12にジョイント面材42を釘やビス等で
固定してもよい。
【0033】さらに、クランプ部としては、ナット・ね
じ軸からなるクランプ部に限らず、てこやリンク等の増
力機構を有するクランプ部でもよく、要するに被挟持部
を両側から挟むのに充分な挟持力を有するものであれば
よい。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、間仕切壁の表面の仕上
げを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係るユニット式建物を
示す全体斜視図である。
【図2】同実施形態に係る建物ユニットの骨組みを示す
斜視図である。
【図3】同実施形態に係る間仕切壁の設置位置を示す平
面図である。
【図4】同実施形態に係る間仕切パネルを示す分解斜視
図である。
【図5】同実施形態に係る間仕切壁の接続状態を示す断
面図である。
【図6】同実施形態の要部を示す分解斜視図である。
【図7】本発明の第二実施形態を示す平面図である。
【図8】同実施形態の要部を示す分解斜視図である。
【図9】同実施形態に係る間仕切壁の接続状態を示す断
面図である。
【図10】本発明の変形例を示す図7に相当する図であ
る。
【図11】本発明の変形例を示す図8に相当する図であ
る。
【図12】本発明の変形例を示す図9に相当する図であ
る。
【符号の説明】
1 ユニット式建物 3 建物ユニット 10,10A 間仕切壁 11A 間仕切パネル 12 芯材 12A 縦枠材 12B,12C 横枠材 12E 凹部 13A,13B 面材 20 接合部材 22 被挟持部 40 挟持部材 41 ジョイント材 42 ジョイント面材 42A 横桟材 50A,50B 挟持片 60 クランプ部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに端面同士が対向した状態で接続さ
    れる間仕切パネルを備えている間仕切壁であって、 前記端面には、前記間仕切パネルの厚さ寸法よりも小さ
    い厚さ寸法の被挟持部を有する接合部材が設けられ、前
    記間仕切パネル同士は、前記被挟持部を両側から挟持す
    る挟持部材により相互に接続され、前記挟持部材は、間
    仕切パネルの表面を相互に連続させるジョイント材によ
    り隠蔽されていることを特徴とする間仕切壁。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の間仕切壁において、前
    記挟持部材は、前記被挟持部を両側から挟み込む一対の
    挟持片と、これらの挟持片を被挟持部に向かって押圧す
    るクランプ部とを備えていることを特徴とする間仕切
    壁。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の間仕切
    壁において、前記間仕切壁は、箱状の建物ユニットを複
    数組合わせて建築されたユニット式建物の内部に設けら
    れるとともに、前記建物ユニットの境界部分にジョイン
    ト材が設けられていることを特徴とする間仕切壁。
  4. 【請求項4】 軸組材を枠状に組んだ芯材の表面に面材
    を貼り付けた間仕切パネルを複数配列して形成される間
    仕切壁であって、 前記間仕切パネルの間にその表面を相互に連続させるジ
    ョイント面材が設けられ、このジョイント面材と前記面
    材とは、互いに同一の幅寸法を有していることを特徴と
    する間仕切壁。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の間仕切壁において、前
    記ジョイント面材の裏面には、水平方向に延びる複数の
    横桟材が間隔をあけて設けられ、前記芯材は、垂直方向
    に延びる複数の縦枠材と、水平方向に延びる複数の横枠
    材とを組んだ四角形状のものであり、前記縦枠材には、
    前記ジョイント面材に設けられている横桟材の端部が嵌
    合される凹部が設けられていることを特徴とする間仕切
    壁。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5に記載の間仕切
    壁において、前記間仕切壁は、箱状の建物ユニットを複
    数組合わせて建築されたユニット式建物の内部に設けら
    れるものであることを特徴とする間仕切壁。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002206297A (ja) * 2001-01-11 2002-07-26 Misawa Homes Co Ltd ユニット住宅の下がり間仕切り壁の施工方法
JP2017082577A (ja) * 2015-10-30 2017-05-18 パナソニックIpマネジメント株式会社 内装壁装置、内装壁構造及び内装壁施工方法

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