JP2001025953A - 金属体の研磨装置及び方法 - Google Patents

金属体の研磨装置及び方法

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JP2001025953A
JP2001025953A JP19832799A JP19832799A JP2001025953A JP 2001025953 A JP2001025953 A JP 2001025953A JP 19832799 A JP19832799 A JP 19832799A JP 19832799 A JP19832799 A JP 19832799A JP 2001025953 A JP2001025953 A JP 2001025953A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】金属体表面全体を均一な研磨精度で研磨するこ
とができる金属体の研磨装置及び方法の提供。研磨ベル
トの消費量を低減しながら研磨精度を保ち、研磨コスト
を低減することができる金属体の研磨装置及び方法の提
供。バフ装置による仕上げ研磨処理を効率的に行うこと
ができるように研磨することを可能にする金属体の研磨
装置及び方法の提供。 【解決手段】支持体に支持された金属体を搬送体により
長手方向へ搬送する。搬送される金属体の選択された相
対する2つの側面の一方の側面側に、搬送方向と直交す
る方向へ位置決めされた当接部材を設ける。金属体の相
対する2つの側面の他方の側面側に、金属体を前記当接
部材に圧接する第1圧接部材を設ける。金属体の前記各
側面に相対し、前記側面の長手方向と交差する方向へ走
行する一対の研磨ベルトを設ける。各研磨ベルトの非研
磨面側に、各研磨ベルトを押圧して搬送される金属体の
各側面に各研磨ベルトの研磨面をほぼ等しい力で圧接さ
せる第2圧接部材を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、ステンレス、ア
ルミニウム、鉄等の各種金属材からなる金属体の表面を
研磨する金属体の研磨装置及び方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えば長尺状のステン
レス製角パイプにあっては、それ自体、耐腐食性や高い
剛性を有しているため、表面を鏡面仕上げすることによ
りそのまま装飾用建築構造体として使用している。
【0003】そしてステンレス製角パイプを鏡面に研磨
する従来の金属体研磨装置101としては、例えば図1
0に示すように長手方向へ定規出ししながら所定の速度
(例えば10m/min.)で搬送される金属体としての角
パイプ105の側面105aに対し、搬送方向(金属体
の長手方向)と同方向又は逆方向へ、搬送速度より高速
度(例えば1200m/min.)で走行する研磨ベルト1
07の研磨面をプラテン109により圧接させて研磨す
る装置が知られている。
【0004】なお、上記した金属体研磨装置101を使
用してステンレス製の角パイプ105の各側面105a
を鏡面状に研磨するには、角パイプ105の側面105
aに対し、その搬送方向上手側から下手側に向かって荒
研磨用の研磨ベルトが装着された研磨装置、仕上げ研磨
用の研磨ベルトが装着された研磨装置及びバフ装置を順
に配置し、角パイプの搬送に伴って各側面をそれぞれの
研磨精度で研磨した後にバフ仕上げして鏡面に仕上げし
ている。
【0005】上記に例示したステンレス製の角パイプ1
05にあっては、長手直交方向が所定幅の長尺状ステン
レス板を、長手直交方向の断面が四角形になるように折
曲させた後に長手直交方向の端部相互を溶接して製造し
ている。このため、角パイプ105の各角部105bに
折曲する際の応力が残り、図11に示すように他の側面
105a部分に対して角部105bが若干突出して側面
の断面形状が凹状湾曲面になっている。
【0006】このように各角部105bが突出した角パ
イプ105の側面105aを、搬送方向と同方向又は逆
方向へ走行する従来の金属体研磨装置101の研磨ベル
ト107により研磨すると、図11に示すように研磨ベ
ルト107の各側面105aの角部105bに当たる砥
粒の受ける荷重が過大となり、しかもこの状態が研磨ベ
ルト107の走行方向におけるプラテン109の一方側
端縁から他方側端縁に至る距離継続するため、該箇所の
砥粒が短い時間で走行方向へ筋状に磨耗したり、脱落し
ている。
【0007】このように砥粒が部分的で筋状に磨耗した
り、脱落した研磨ベルトでは良好に研磨することができ
ない。そこで新たな研磨ベルト107に適宜交換するこ
とになるが、研磨ベルト107の消費量が多くなって研
磨コストが高くなると共に研磨ベルト107の交換に手
間がかかって研磨作業効率が悪くなる問題を生じさせて
いた。
【0008】また、角パイプ105の搬送方向と同方向
又は逆方向へ走行する研磨ベルト107により各側面1
05aを研磨する場合、各側面105aには研磨に伴っ
て搬送方向に向かう微小な筋状の研磨傷が付くことが避
けられなかった。この微小な筋状の傷については最終仕
上げのバフ装置により除去しているが、該バフ装置は研
磨材が付着されたバフ車を、金属体の搬送方向と同方向
又は逆方向へ回転させて仕上げ研磨するため、回転方向
と一致する方向の傷を完全に除去することが極めて困難
であり、側面を完全な鏡面に仕上げることができなかっ
た。
【0009】なお、ステンレス製の角パイプを例にとっ
て従来例の欠点を説明したが、平面状の金属板において
も同様な欠点が発生している。即ち、平面状の金属板に
あっては、一対の圧延ロールを通過させて所定の厚さに
圧延して製造されるが、製造された金属板の搬送直交方
向の両端部側には圧延に伴う応力が残り、該応力により
搬送直交方向の両端部が反る傾向がある。このような平
板状金属板の表面及び裏面を金属板の搬送方向と同方向
又は逆方向へ走行する研磨ベルトを圧接させて研磨して
も、研磨ベルトに対して反った搬送直交方向の両端部側
が過度に圧接して研磨されることになり、該箇所に応じ
た研磨ベルトの砥粒が脱落したり、過度に磨耗して研磨
状態が不均一になっている。
【0010】本発明は、上記した欠点を解決するために
発明されたものであり、その課題とする処は、金属体表
面全体を均一な研磨精度で研磨することができる金属体
の研磨装置及び方法を提供することにある。
【0011】本発明の他の課題は、研磨ベルトの消費量
を低減しながら研磨精度を保ち、研磨コストを低減する
ことができる金属体の研磨装置及び方法を提供すること
にある。
【0012】本発明の他の課題は、研磨ベルトの走行方
向に連なる傷が付いて場合であっても該傷を容易に研磨
除去することができる金属体の研磨装置及び方法を提供
することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る金属体の
研磨装置は、長手方向へ搬送される金属体を支持する支
持体と、金属体を搬送する搬送体と、搬送される金属体
の選択された相対する2つの側面の一方の側面側に配置
され、搬送方向と直交する方向で位置決めされた当接部
材と、前記金属体の相対する2つの側面の他方の側面側
に配置され、金属体を前記当接部材に圧接する第1圧接
部材と、金属体の前記各側面に相対して配置され、前記
側面の長手方向と交差する方向へ走行する一対の研磨ベ
ルトと、各研磨ベルトの非研磨面側に配置され、各研磨
ベルトを押圧して搬送される金属体の各側面に各研磨ベ
ルトの研磨面をほぼ等しい力で圧接させる第2圧接部材
とを備えたことを特徴とする。
【0014】また、請求項5に係る金属体の研磨方法
は、金属体を長手方向に搬送しつつ、金属体の選択され
た相対する2つの側面に各々該長手方向と交差する方向
へ走行する一対の研磨ベルトを互いにほぼ等しい力で当
接させて研磨し、次いで同じく金属体を長手方向に搬送
しつつ該長手方向又は逆方向に走行するバフ車を備えた
バフ装置により該相対する2つの側面を研磨することを
特徴とする。
【0015】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施形態を図に従っ
て説明する。図1は金属体研磨装置の全体斜視図、図2
は図1を矢示A箇所から視た側面図、図3は図1を矢示
B箇所から視た平面図、図4は図2におけるC−C位置
にて矢印方向へ視た一部断面図、図5は研磨ベルト裏面
に対するプラテンの圧接状態を示す説明図である。
【0016】図1及び図2に示すように金属体研磨装置
1の本体フレーム(図示せず)には支持体を構成する複
数の支持ロール3が、相互の軸線が平行で、かつ金属体
5の支持面が同一平面になるように従動回転可能に支持
され、各支持ロール3は軸線直交方向が長尺状の金属体
5を支持する。
【0017】金属体5としてはステンレス、アルミニウ
ム、鉄等の金属材からなる板体又は角パイプで、図はス
テンレス製で長手方向が所定の長さで長手直交方向が所
定幅からなる金属製角パイプを示す。該金属製角パイプ
は前述したように各側面5a・5bにおける各角部が残
留する応力により他の側面部分に比べて若干突出し、側
面5a・5bの長手直交方向断面が凹状湾曲面になって
いる。
【0018】各支持ロール3の一方軸端側に応じた本体
フレームには搬送体を構成する複数の駆動ロール7が、
相互の軸線が平行し、かつ各支持ロール3の軸線と直交
して図示する上下方向を向いた状態で回転可能に支持さ
れ、各駆動ロール7はチェーン又は歯車等を介して駆動
連結された電動モータ(何れも図示せず)の駆動に伴っ
て同一回転方向及び速度で同期回転される。各駆動ロー
ル7は支持ロール3上にて長手方向が該支持ロール3の
軸線と直交する方向を向くように支持された金属体5の
一方側面5aに当接し、後述する第1圧接部材9との協
働により金属体5を、例えば10m/min.の速度で搬送
させると共に搬送される金属体5を定規出しする。
【0019】各支持ロール3の他方軸端側に応じた本体
フレームには複数の第1圧接部材9がそれぞれの駆動ロ
ール7に相対して配置されている。各第1圧接部材9は
相対する駆動ロール7と平行な軸線を有し、ホルダ9a
に回転可能に支持される圧接ロール9bと、ホルダ9a
にロッドが連結され、圧接ロール9bを支持ロール3上
に支持された金属体5の他方側面5bに当接して一方側
面5aを駆動ロール7に圧接させる圧接位置及び他方側
面5bから離間した離間位置の間で移動させるシリンダ
ー部材9cとから構成される。
【0020】該シリンダー部材9cは圧縮流体の供給及
び排出によりロッドを伸縮するように切り換えられ、ロ
ッドの最大伸張長さは圧接ロール9b及び駆動ロール7
の相対面間隔が金属体5における各側面5a・5b間の
幅(長手直交方向幅)より若干短くなるように設定され
る。これにより各第1圧接部材9は金属体5の他方側面
5bに対して圧接ロール9bを圧接させることにより金
属体5の一方側面5aを各駆動ロール7に押し付け、該
駆動ロール7の回転力により金属体5の搬送を可能にさ
せると共に金属体5の位置ずれを規制して定規出しす
る。
【0021】支持ロール3上に支持された金属体5の各
側面5a・5bに相対する箇所の本体フレームには一対
の研磨ベルト装置11がそれぞれ配置されている。各研
磨ベルト装置11の支持台13は本体フレームに固定さ
れ、各支持台13の下部には図4に示すように第1ロー
ル15が支持ロール3に支持された金属体5の下面より
下方にて回転可能に支持される。各第1ロール15は支
持台13に取り付けられた電動モータ(図示せず)に駆
動連結され、該電動モータの駆動により図示する実線矢
印方向へ回転される。
【0022】又、支持台13の上部にはシリンダー部材
17を介して第2ロール19が、支持ロール3上に支持
された金属体5の上面より上方位置にて回転可能に支持
される。そして第1ロール15及び第2ロール19間に
は無端状の研磨ベルト21が、支持ロール3上に支持さ
れた金属体5における各側面5a・5bの長手方向に対
して交差する方向へ、例えば1200m/min.の速度で
走行するように張設される。なお、シリンダー部材17
に対して圧縮流体を供給することで研磨ベルト21を緊
張状態にさせる。
【0023】各支持ロール3上に支持された金属体5の
各側面5a・5bに相対するそれぞれ支持台13には図
4に示すように第2圧接部材23がそれぞれ取り付けら
れている。各第2圧接部材23は鉄板の研磨ベルト21
側表面にスポンジゴム等の弾性体を取り付けたプラテン
25と、該プラテン25を研磨ベルト21の裏面に圧接
させてその研磨面を相対する各側面5a・5bにほぼ等
しい力で圧接させるシリンダー部材27とから構成され
る。
【0024】図5に示すようにプラテン25の研磨ベル
ト21の走行直交方向における幅L 1は研磨ベルト21
自体の同方向幅L2より若干短く、かつ研磨ベルト21
の走行方向幅L3が各側面5a・5bの高さL4より若干
長く設定され、各側面5a・5bに対して研磨ベルト2
1の研磨面を、研磨ベルト21の走行直交方向の両端縁
を除いた部分の全体で、かつ各側面5a・5bの高さ全
体にわたる幅で圧接させる。
【0025】なお、研磨ベルト21に張力を付与する部
材としてシリンダー部材17を使用し、圧縮流体の切り
換えにより研磨ベルト21を緊張状態あるいは弛緩状態
にさせる構成としたが、該シリンダー部材17としては
内蔵された圧縮ばね(図示せず)により常にはロッドが
伸張する方向へ付勢して研磨ベルト21を緊張させる一
方、圧縮流体の供給によりロッドを縮小させて研磨ベル
ト21を弛緩させる単動形のシリンダーであっても良
い。
【0026】次に、金属体研磨装置1による金属体5の
研磨作用を説明する。図6は研磨ベルトの待機状態を示
す説明図、図7は研磨状態の拡大部分斜視図、図8は図
7のD−D線断面図、図9はバフ仕上げ状態を示す平面
図である。
【0027】先ず、待機状態について説明すると、図6
に示すようにシリンダー部材27に対して圧縮流体が非
供給状態になっているため、プラテン25は研磨ベルト
21の裏面から離間した位置に待機している。このと
き、シリンダー部材17に対して圧縮流体が供給されて
ロッドが伸張しているため、研磨ベルト21は緊張状態
で走行されている。また、シリンダー部材9cに対する
圧縮流体の供給によりロッドが伸張し、圧接ロール9b
を回転駆動される駆動ロール7側へ移動している。
【0028】上記状態にて支持ロール3上に支持された
金属体5を、その長手方向が搬送方向を向き、かつ一方
側面5aが駆動ロール7側に、また他方側面5bが圧接
ロール9b側に相対させた状態で前端部が圧接ロール9
bと駆動ロール7との間に導入すると、該金属体5は他
方側面5bに圧接する圧接ロール9bにより一方側面5
aが駆動ロール7に押し付けられて挟持されることによ
り位置決めされながら研磨ベルト装置11側へ搬送され
る。
【0029】そして金属体5の搬送方向前端が研磨ベル
ト装置11におけるプラテン25の搬出側端縁に応じた
位置の搬送路上に設けられた反射形光学的検出器31に
より検出されると、シリンダー部材27に圧縮流体を供
給してプラテン25を移動して走行する研磨ベルト21
の研磨面を搬送される金属体5の各側面5a・5bにそ
れぞれ圧接させて研磨する。
【0030】このとき、金属体5の長手方向と交差する
方向へ走行する研磨ベルト21は、先ず搬送される金属
体5の各側面5a・5bにおいて突出した角部5cに作
用して該角部5cを研磨するが、図7及び図8に示すよ
うに該角部5cに対しては、研磨ベルト21における走
行直交方向の両端部を除いた走行直交方向へ連続する部
分の研磨面を圧接させて研磨するため、砥粒が受ける荷
重が過大となることは前記従来例と同様であるが、該過
大となる状態は2箇所の角部5cを横切る距離だけ継続
されるので、部分的な脱落や過度の摩耗が防止される。
この結果、研磨面における砥粒の状態を均一にすること
ができ、均一な研磨を可能にする。
【0031】その結果、各側面5a・5bがほぼ平坦状
に研磨される。そして研磨作業の進展に伴って金属体5
の搬送方向後端部が反射形光学的検出器31を通過して
金属体5の非検出状態へ遷移すると、シリンダー部材2
7に対する圧縮流体の供給を遮断してプラテン25を待
機位置へ戻し、金属体研磨装置1による研磨作業を終了
する。 このように研磨した金属体5を、研磨された表
面の状態に応じて、更に前記より砥粒の大きさを小さく
した研磨ベルト21を備えた同様の金属体研磨装置1で
研磨し、同様な研磨を金属体5の他の2つの側面にも行
い、この段階で研磨を終了しても良い。
【0032】勿論、更に図9に示すように金属体5を長
手方向に搬送しつつ、該長手方向又は逆方向に走行する
バフ装置31のバフ車31aにより各側面5a・5bを
研磨しても良い。この場合、金属体5に対し、研磨ベル
ト21の走行方向と、バフ車31aの走行方向とが交差
することになるため、研磨ベルト21による研磨時に研
磨ベルト21の走行方向に連なる傷がついても、該バフ
車31aによりこの傷を容易に研磨除去することができ
る。
【0033】尚、バフ装置31のバフ車31aによる研
磨は、金属体研磨装置1による研磨と同様に金属体5の
相対する2つの側面5a・5bを同時に行っても良く、
又1つの側面毎に行っても良い。
【0034】上記研磨装置1において、金属体5の1つ
の側面だけを研磨ベルト21により研磨すると、研磨ベ
ルト21と金属体5とが擦れ合うことで発生する熱によ
り金属体5の該側面側が膨張し、全体が円弧状に曲がっ
てしまう。このように曲がった金属体5を更に続けて金
属体研磨装置1で研磨しても、良好に研磨することが困
難となる。しかるに前記発明の実施形態では、金属体5
の選択された相対する2つの側面5a・5bに研磨ベル
ト21をほぼ等しい力で圧接して同時に研磨するので、
該2つの側面側がほぼ等しい割合で膨張し、全体として
はほぼ真直ぐな状態が保たれ、更に続けて金属体研磨装
置1で研磨しても、良好に研磨することができるのであ
る。
【0035】上記金属体研磨装置1においては研磨ベル
ト21における走行直交方向の両端部を除いた研磨面に
て各側面5a・5bを研磨するため、各側面5a・5b
に対し、走行直交方向両端部の研磨面により走行方向と
同方向に向かう傷が付くのを少なくすることができる。
【0036】なお、上記説明は金属体5としての金属製
角パイプにおける相対する一方の側面5a・5bのみを
同時に研磨する場合について説明したが、金属製角パイ
プの4個の側面を同時に研磨するためには、研磨ベルト
装置11の搬送方向下手側に該研磨ベルト装置11と同
様の研磨ベルト装置(図示せず)を、図示する研磨ベル
ト装置11に対して90度、変位させて配置すれば良
い。また、上記のように相互に研磨ベルト21の走行方
向を直交させた2対の研磨ベルト装置を1組とし、搬送
方向に沿って搬送方向上手側から下手側に向かって順に
荒研磨用、仕上げ研磨用の研磨ベルトが装着された複数
組の研磨ベルト装置を順に配置し、これら複数組の研磨
ベルト装置を通過させることにより荒研磨作業から仕上
げ研磨作業を連続して行うことができる。
【0037】本発明は以下のように変更実施しても良
い。 (1).上記説明では、研磨ベルト21を金属体5におけ
る側面5a・5bの長手方向と直交する方向へ走行させ
るように設けたが、該長手方向に対して交差する方向、
例えば斜めに交差する方向に研磨ベルト21を走行させ
ても良い。この場合も、前記直交する方向へ走行させる
場合と同様に、研磨ベルト21の砥粒が受ける荷重が過
大となる距離が従来装置に比べて短くなるので、砥粒の
部分的な脱落がほとんど生じない。
【0038】(2).上記説明では、金属体5を搬送する
搬送体として、当接部材としての駆動ロール7を駆動さ
せることで兼用したが、駆動ロール7を従動自在とする
と共に支持ロール3を回転駆動させ、かつ第1圧接部材
9と同様の構成の圧接部材を上方から金属体5に作用さ
せて金属体5を支持ロール3に圧接させる構成としても
良い。また、これらロールとは別個に設けた駆動体を金
属体5に圧接させて金属体5を搬送可能にする構成とし
ても良い。
【0039】(3).支持体、搬送体及び第1圧接部材に
ついては、上記したロール形式のものの他に、それぞれ
のロールにベルトを張接したものであっても良い。
【0040】(4).上記説明では第2圧接部材の作動部
材として圧縮流体を供給及び排出するように切り換えて
ロッドを伸縮させる複動形のシリンダー部材を使用した
が、常に張力を付与する方向及びプラテン25を移動さ
せる方向へ付勢する圧縮ばねを使用しても良い。この場
合、圧縮ばねにクランク機構をリンクし、金属体の非研
磨時にはクランク機構により圧縮ばねを戻してプラテン
を離間位置へ戻す構成としても良い。また、上記した複
動形のシリンダー部材に代えて内蔵された圧縮ばねの弾
性力により常にはロッドが伸張する方向に付勢される一
方、供給される圧縮流体によりロッドを縮少させて研磨
ベルト21の非研磨面に対してプラテン25を圧接させ
る単動形のシリンダー部材であっても良い。
【0041】
【発明の効果】本発明に係る金属体の研磨装置は、金属
体表面全体を均一な研磨精度で研磨することができる。
また、本発明に係る金属体の研磨装置は、研磨ベルトの
消費量を低減しながら研磨精度を保ち、研磨コストを低
減することができる。更に本発明に係る金属体の研磨方
法は、研磨ベルトの走行方向に連なる傷が付いて場合で
あっても該傷を容易に研磨除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】金属体研磨装置の全体斜視図である。
【図2】図1を矢示A箇所から視た側面図である。
【図3】図1を矢示B箇所から視た平面図である。
【図4】図2におけるC−C位置にて矢印方向へ視た一
部断面図である。
【図5】研磨ベルト裏面に対するプラテンの圧接状態を
示す説明図である。
【図6】研磨ベルトの待機状態を示す説明図である。
【図7】研磨状態の拡大部分斜視図である。
【図8】図7のD−D線断面図である。
【図9】バフ仕上げ状態を示す平面図である。
【図10】従来研磨装置例を示す側面図である。
【図11】従来装置による研磨状態を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1−金属体研磨装置、3−支持体を構成する支持ロー
ル、5−金属体、5a・5b−側面、7−搬送体を構成
する駆動ロール、9−第1圧接部材、21−研磨ベル
ト、23−第2圧接部材、31−バフ装置、31a−バ
フ車

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長手方向へ搬送される金属体を支持する支
    持体と、 金属体を搬送する搬送体と、 搬送される金属体の選択された相対する2つの側面の一
    方の側面側に配置され、搬送方向と直交する方向で位置
    決めされた当接部材と、 前記金属体の相対する2つの側面の他方の側面側に配置
    され、金属体を前記当接部材に圧接する第1圧接部材
    と、 金属体の前記各側面に相対して配置され、前記側面の長
    手方向と交差する方向へ走行する一対の研磨ベルトと、 各研磨ベルトの非研磨面側に配置され、各研磨ベルトを
    押圧して搬送される金属体の各側面に各研磨ベルトの研
    磨面をほぼ等しい力で圧接させる第2圧接部材と、 を備えてなる金属体の研磨装置。
  2. 【請求項2】長手方向へ搬送される金属体を支持する支
    持体と、金属体を搬送する搬送体と、搬送される金属体
    の選択された相対する2つの側面の一方の側面側に配置
    され、搬送方向と直交する方向で位置決めされた当接部
    材と、前記金属体の相対する2つの側面の他方の側面側
    に配置され、金属体を前記当接部材に圧接する第1圧接
    部材と、金属体の前記各側面に相対して配置され、前記
    側面の長手方向と交差する方向へ走行する一対の研磨ベ
    ルトと、各研磨ベルトの非研磨面側に配置され、各研磨
    ベルトを押圧して搬送される金属体の各側面に各研磨ベ
    ルトの研磨面をほぼ等しい力で圧接させる第2圧接部材
    とを備え、第2圧接部材は搬送される金属体の各側面に
    対して研磨ベルトを、該研磨ベルトの走行直行方向両端
    部を除いた幅で、かつ側面の長手直交方向幅の全体にわ
    たる長さに応じた面で圧接させる金属体の研磨装置。
  3. 【請求項3】長手方向へ搬送される金属体を支持する支
    持体と、金属体を搬送する搬送体と、搬送される金属体
    の選択された相対する2つの側面の一方の側面側に配置
    され、搬送方向と直交する方向で位置決めされた当接部
    材と、前記金属体の相対する2つの側面の他方の側面側
    に配置され、金属体を前記当接部材に圧接する第1圧接
    部材と、金属体の前記各側面に相対して配置され、前記
    側面の長手方向と交差する方向へ走行する一対の研磨ベ
    ルトと、各研磨ベルトの非研磨面側に配置され、各研磨
    ベルトを押圧して搬送される金属体の各側面に各研磨ベ
    ルトの研磨面をほぼ等しい力で圧接させる第2圧接部材
    とを備え、金属体は金属製角パイプからなる金属体の研
    磨装置。
  4. 【請求項4】長手方向へ搬送される金属体を支持する支
    持体と、金属体を搬送する搬送体と、搬送される金属体
    の選択された相対する2つの側面の一方の側面側に配置
    され、搬送方向と直交する方向で位置決めされた当接部
    材と、前記金属体の相対する2つの側面の他方の側面側
    に配置され、金属体を前記当接部材に圧接する第1圧接
    部材と、金属体の前記各側面に相対して配置され、前記
    側面の長手方向と交差する方向へ走行する一対の研磨ベ
    ルトと、各研磨ベルトの非研磨面側に配置され、各研磨
    ベルトを押圧して搬送される金属体の各側面に各研磨ベ
    ルトの研磨面をほぼ等しい力で圧接させる第2圧接部材
    とを備え、金属体は金属製板材からなる金属体の研磨装
    置。
  5. 【請求項5】金属体を長手方向に搬送しつつ、金属体の
    選択された相対する2つの側面に各々該長手方向と交差
    する方向へ走行する一対の研磨ベルトを互いにほぼ等し
    い力で当接させて研磨し、次いで同じく金属体を長手方
    向に搬送しつつ該長手方向又は逆方向に走行するバフ車
    を備えたバフ装置により該相対する2つの側面を研磨す
    る金属体の研磨方法。
  6. 【請求項6】金属体を長手方向に搬送しつつ、長手方向
    へ搬送される金属体を支持する支持体と、金属体を搬送
    する搬送体と、搬送される金属体の選択された相対する
    2つの側面の一方の側面側に配置され、搬送方向と直交
    する方向で位置決めされた当接部材と、前記金属体の相
    対する2つの側面の他方の側面側に配置され、金属体を
    前記当接部材に圧接する第1圧接部材と、金属体の前記
    各側面に相対して配置され、前記側面の長手方向と交差
    する方向へ走行する一対の研磨ベルトと、各研磨ベルト
    の非研磨面側に配置され、各研磨ベルトを押圧して搬送
    される金属体の各側面に各研磨ベルトの研磨面をほぼ等
    しい力で圧接させる第2圧接部材とを備えてなる金属体
    の研磨装置により金属体の選択された相対する2つの側
    面を研磨し、次いで同じく金属体を長手方向に搬送しつ
    つ該長手方向又は逆方向に走行するバフ車を備えたバフ
    装置により該相対する2つの側面を研磨する金属体の研
    磨方法。
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