JP2001024704A - ウィンドウ制御機能を有する制御装置、ウィンドウ制御プログラムを記憶した記憶媒体及びウィンドウ制御機能を有する通信制御装置 - Google Patents

ウィンドウ制御機能を有する制御装置、ウィンドウ制御プログラムを記憶した記憶媒体及びウィンドウ制御機能を有する通信制御装置

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JP2001024704A JP19463399A JP19463399A JP2001024704A JP 2001024704 A JP2001024704 A JP 2001024704A JP 19463399 A JP19463399 A JP 19463399A JP 19463399 A JP19463399 A JP 19463399A JP 2001024704 A JP2001024704 A JP 2001024704A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウィンドウ内に入るか否かの判定を簡単にす
る制御装置を提供する。 【解決手段】 ウィンドウ制御機能を有する制御装置で
あって、符号付n(2n>N)ビットの距離=(モジュ
ロN(Nは2以上の整数)でサイクリックに更新される
第1順序番号)−(モジュロNでサイクリックに更新さ
れる第2順序番号)を算出する距離算出手段と、距離の
下位mビット(2m=N)を取り出す下位ビット取出手
段と、下位ビット取出手段により取り出された距離の下
位mビットとウィンドウサイズとを比較して、第1順序
番号が第2順序番号を基準にウィンドウ内に入っている
か否かを判定する距離判定手段とを具備して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウィンドウ制御機
能を有する制御装置、通信制御装置及びウィンドウ制御
プログラムを格納した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】電話交換機等からそれに接続された課金
センタなどの端末へ大量のデータをパケットなどに分割
して送信し、受信側の端末ではデータを受け取り、次の
処理に渡すというシステムにおいては、送信側と受信側
が1本の回線で接続されている場合は、受信したデータ
の順序は逆転することはありえず、受信側は受け取った
データの順に次の処理に渡せば良い。
【0003】しかし、1本の回線では単位時間に送信で
きるデータ量に制限があるため、通常大量のデータの送
信にはITU勧告X25インタフェースのMLP(Mult
ilink Procedure)に代表されるように、送信側と受信側
を複数の回線で接続し、分割したデータに順序番号を付
加し、それらを個々の回線に負荷分散して送信する。
【0004】ところが、データ長や各回線の送信スピー
ドの違いなどにより、受信完了時点で順序が狂う可能性
があるため、MLPでは以下のような処理にて順序制御
を行っている。
【0005】送信側では、送信データにモジュロ構成、
例えば、モジュロ値4096の順序番号を付与する。受
信側では、順序番号を元にデータを順序よく次の処理に
渡すが、受信したデータが期待する順序番号でなかった
場合は受信したデータを待たせておき、期待する順序番
号のデータが到着した時点で待たせておいたデータと一
緒に次の処理へ渡す。しかし、受信したデータの順序番
号が期待していた順序番号からあまりかけ離れた番号で
あると破棄を行う。
【0006】この期待する順序番号を基準として、順序
待ちさせるか、破棄をするかを決定するための許容範囲
を決めておき、これをウィンドウと呼んでいる。すなわ
ち、受信データが、期待する順序番号ならば、次の処理
に渡し、ウィンドウ内のものならば、順序待ちをさせ
る、ウィンドウ外のものならば、破棄を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、受信データ
がウィンドウ内のものなのか、そうでないかの判定処理
は、データに付与される順序番号がモジュロ構成であ
り、例えば、モジュロ値が4096の場合、4095の
次は0となるため、単純な数の大小比較では済まされず
複雑なアルゴリズムとなってしまい、データの正当性の
確認に時間がかかっている。
【0008】例えば、受信データの順序番号MN(S)
=0,次の受信を期待されている順序番号MV(R)=
4090,ウィンドウサイズMW=8、モジュロ409
6の場合は、以下のような複雑な処理になっていた。
【0009】(1)ウィンドウ境界値MV(R)+MW
=4098となる。
【0010】(2)ウィンドウ境界値4098>409
6となるため、ウィンドウ内に0を含むパターンとな
る。
【0011】(3)0<4090となるため、MN
(S)は、0〜境界値2(4098−4096)なら
ば、ウィンドウ内のものであることが分かる。
【0012】(4)境界値4098の下位12ビットを
取り出す。4098=’1000000000010’
の下位12ビットは、D’2=H’000000000
010’である。
【0013】(5)境界値の下位12ビット2>0であ
るため、MS(N)はウィンドウ内のものである。
【0014】よって、本発明の目的は、複雑な判定処理
を簡潔に行うことのできるウィンドウ制御機能を有する
制御装置及び通信制御装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の一側面によれ
ば、ウィンドウ制御機能を有する制御装置であって、符
号付n(2n>N)距離=(モジュロN(Nは2以上の
整数)でサイクリックに更新される第1順序番号)−
(前記モジュロNでサイクリックに更新される第2順序
番号)を算出する距離算出手段と、前記距離の下位mビ
ット(2m=N)を取り出す下位ビット取出手段と、前
記下位ビット取出手段により取り出された前記距離の下
位mビットとウィンドウサイズとを比較して、前記第1
順序番号が前記第2順序番号を基準にウィンドウ内に入
っているか否かを判定する距離判定手段とを具備したこ
とを特徴とするウィンドウ制御機能を有する制御装置が
提供される。
【0016】本発明の他の側面によれば、ウィンドウ制
御機能を有する通信制御装置であって、モジュロN(N
は2以上の整数)でサイクリックに更新される第1順序
番号MN(S)が設定されたデータを受信する受信手段
と、符号付n(2n>N)ビットの距離=(前記受信手
段が受信した前記第1順序番号MN(S)−前記第2順
序番号MV(R))を算出する距離算出手段と、前記距
離の下位mビット(2 m=N)を取り出す下位ビット取
出手段と、前記下位ビット取出手段により取り出された
前記距離の下位mビットとウィンドウサイズとを比較し
て、前記第1順序番号MN(S)が前記第2順序番号M
V(R)を基準にウィンドウ内に入るか否かを判定する
距離判定手段と、前記第1順次番号MN(S)が前記ウ
ィンドウ内に入る場合は、前記第1順序番号のデータの
受信確認済みマークを付けるマーク手段と、前記第1順
序番号MN(S)が前記ウィンドウ内に入らない場合
は、前記データを破棄するデータ制御手段と、次の受信
を期待されている第2順序番号MV(R)が前記受信手
段が受信した前記第1順序番号MN(S)に一致する場
合は、前記受信確認済みマークに基いて前記第2順序番
号MV(R)を前記モジュロNで更新する更新手段とを
具備したことを特徴とするウィンドウ制御機能を有する
通信制御装置が提供される。
【0017】本発明の更に他の側面によれば、ウィンド
ウ制御機能を有する通信制御装置であって、受信側から
送達確認を示す第1順序番号MN(S)が設定された送
達確認データを受信する受信手段と、前記受信手段が受
信した前記第1順序番号MN(S)が受信側から送達確
認を受けるべき第2順序番号MV(T)に一致しない場
合、符号付n(2n>N)ビットの距離=(前記第1順
序番号MN(S)−前記第2順序番号MV(T))を算
出する距離算出手段と、前記距離の下位mビット(2m
=N)を取り出す下位ビット取出手段と、前記下位ビッ
ト取出手段により取り出された前記距離の下位mビット
とウィンドウサイズとを比較して、前記第1順序番号M
N(S)が前記第2順序番号MV(T)を基準にウィン
ドウ内に入るか否かを判定する距離判定手段と、前記第
1順序番号MN(S)が前記ウィンドウ内に入る場合
は、前記第1順序番号MN(S)について送達確認受信
済みマークを付けるマーク手段と、前記受信手段が受信
した前記第1順序番号MN(S)が受信側から送達確認
を受けるべき第2順序番号MV(T)に一致する場合、
前記送達確認受信済みマークに基いて前記第2順序番号
MV(T)をモジュロN(Nは2以上の整数)で更新す
る更新手段とを具備したことを特徴とするウィンドウ制
御機能を有する通信制御装置が提供される。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を説明する前に
本発明の原理を説明する。図1は、本発明の原理図であ
る。図1に示すように、制御装置2は、符号付nビット
の距離=(モジュロN(Nは2以上の整数)でサイクリ
ックに更新される第1順序番号)−(モジュロNでサイ
クリックに更新される第2順序番号)を算出する距離算
出手段4と、距離の下位mビット(2m=N)を取り出
す下位ビット取出手段6と、下位ビット取出手段4によ
り取り出された距離の下位mビットとウィンドウサイズ
とを比較して、第1順序番号が第2順序番号を基準にウ
ィンドウ内に入っているか否かを判定する距離判定手段
8とを具備する。
【0019】図2は、ウィンドウを示す図である。以
下、図2を参照して、図1の動作説明をする。図2に示
すように、円内に0〜(N−1)までの番号が時計回り
に昇順に付されている。ウィンドウ10とは、第2順序
番号から時計方向に回転したときのウィンドウサイズま
での領域をいう。制御装置2は、第1順序番号がウィン
ドウ10内に入るか否かを以下のようにして判定する。
【0020】第1及び第2順序番号は、モジュロNでサ
イクリックに更新されるnビットからなる整数である。
距離算出手段4は、nビットの距離=第1順序番号−第
2順序番号を算出する。但し、nは、2n>Nを満たす
整数である。これは、第1順序番号及び第2順序番号が
0〜(N−1)の範囲の整数であるので、距離が0〜N
−1までの範囲の値であること、距離が符号ビットを持
つことからである。下位ビット取出手段6は、距離の下
位mビットを取り出す。
【0021】距離≧0のとき、nビット全体とその下位
mビットは、下位mビットよりも上位ビットが0となる
ので、同じになる。N=2k,m=k、距離を2の補数
形式で表したとき、距離の下位mビットは、図2の円内
において、第2順序番号から第1順序番号までの距離を
示している。例えば、N=4096,k=12のとき、
第1順序番号=0,第2順序番号=4090とすると、
距離は、−4090=H’FFFFF006’となり、
下位12ビット=H’006’となる。
【0022】1の補数形式の場合は、2の補数形式の値
よりも1小さいので、負の場合に、1の補数形式で表さ
れた下位mビットの距離にオフセット=1を加算するこ
とより第2順序番号から第1順序番号までの距離を示
す。尚、この場合は、距離が正負である判定とオフセッ
トを加算するステップが2の補数形式の場合に追加され
る。
【0023】また、2k-1<N<2k、距離を2の補数形
式で表したとき、距離<0の場合、下位mビットが示す
値は、第2順序番号から第1順序番号までの距離−(2
k−N)となる。そのため、下位mビットにオフセット
(2k−N)を加算すれば、第2順序番号から第1順序
番号までの距離が求められる。1の補数形式で表したと
きも、同様である。
【0024】距離判定手段8は、この距離とウィンドウ
サイズとを比較して、第1順序番号がウィンドウ内に入
るか否かを判定する。これにより、判定の処理を簡単に
することができる。
【0025】本発明は、モジュロNでサイクリックに更
新される第1順序番号がモジュロNでサイクリックに更
新される第2順序番号を基準にウィンドウ内に入ってい
るかを判定する処理を含む制御装置において適用可能で
ある。本実施形態では、通信制御装置に適用した場合を
例に説明する。
【0026】図3は、本発明の実施形態の通信システム
構成図である。通信制御装置では、パケット網における
MLP等のように送信側においては、受信側から次に送
達確認を受けるべきフレームの順序番号を基準に次に送
信すべきフレームの順序番号がウィンドウ内に入ってい
るかを判別する処理、受信側においては、次に受信すべ
きフレームの順序番号を基準に受信したフレームがウィ
ンドウ内に入っているかを判別する処理を行う通信制御
装置に適用している。
【0027】図3に示すように、本実施形態では、適用
される送信側を交換機20、受信側を課金センタ40と
している。交換機20は、複数の入力回線22、複数の
出力回線24、TSW26及び運用・保守部28を含
む。各入力回線22及び出力回線24は、他の交換機や
端末を収容する。TSW26は、各入力回線22より入
力されたデータを該当する出力回線24にクロスコネク
トする。
【0028】運用・保守部28は、交換機20の運用・
保守を行う。例えば、発信ユーザ、着信ユーザ、接続時
刻、切断時刻等の課金情報を課金センタ40にMLPに
て送信する。運用・保守部28は、課金情報の送信に係
わる機能として、終端部30、データリンク部32、ネ
ットワーク部34、ユーザ部36及びHDD38を含
む。
【0029】終端部30は、物理インタフェースを終端
するものであり、MLPを実施するために、複数の回線
39#1,39#2,39#3に対応する複数の終端部
30#1,30#2,30#3から成る。各終端部30
#i(i=1〜3)は、データリンク部32より共用バ
ッファにライトされたフレームデータをキューイングし
て、所定の物理インタフェースに従って送信する。ま
た、課金センタ40より送信されたACKデータを回線
39#iより受信して、共用ACKバッファにライトす
る。
【0030】図4は、図3中の交換機20のデータリン
ク部32の機能ブロック図である。図4に示すように、
データリンク部32は、ACKバッファ50、ACKデ
ータ読出部52、プロトコル判定部54、送達確認番号
取出部56、送達確認受信済みマーク部58、MV
(T)記憶部60、MV(T)更新部62、MV(S)
記憶部64、距離算出部66、下位ビット取出部68、
ウィンドウサイズ記憶部70、距離判定部72、フレー
ムデータ送出部74、送信バッファ76及びMV(S)
更新部78から構成され、図3中のHDD38にプログ
ラムとして記憶されていて、図示しない例えば32ビッ
トのプロセッサにより実行される。
【0031】ACKバッファ50は、受信側の課金セン
タ40から受信応答として送信されたACKデータを記
憶するバッファである。ACKデータ読出部52は、A
CKバッファ50からACKデータを読み出す。プロト
コル判定部54は、ACKデータからX25などのプロ
トコルの種類を判定して、該当プロトコルを制御する。
ここで、プロトコルを判定するのは、ユーザ部36の要
求に基いて、X25以外のプロトコルもサポート可能と
するためである。
【0032】送達確認番号取出部56は、ACKデータ
から送達確認番号MN(S)を取り出す。送達確認受信
済みマーク部58は、受信した送達確認番号MN(S)
が受信側から次に送達確認を受けるべきフレームの順序
番号MV(T)よりも大きい場合は、該送達確認番号を
既に受信した旨のマークを付ける。
【0033】MV(T)記憶部60は、MV(T)を記
憶する32ビットの変数領域である。MV(T)更新部
62は、受信した送達確認番号がMV(T)に一致する
場合、送達確認済みマークを元にMV(T)をモジュロ
Nで更新する。尚、本例では、N=212=4096とす
る。
【0034】MV(S)記憶部64は、次に送達すべき
フレームの順序番号MV(S)を記憶する32ビットの
変数領域であり、システム初期化後、0に初期設定され
る。MV(S)は、モジュロ4096でサイクリックに
インクリメントされて送信フレームに設定される順序番
号である。
【0035】距離算出部66は、MN(S)−MV
(T)を算出して、符号付の32ビットの変数領域に格
納する。ここで、MN(S)−MV(T)が負の数の場
合は、これを2の補数形式で表す。下位ビット取出部6
8は、例えば、32ビットの変数領域の距離(MN
(S)−MV(T))を12ビットの変数領域に代入す
ることにより、(MN(S)−MV(T))の下位12
ビットを取り出す。下位ビット数は、N=2kとする
と、kである。
【0036】ウィンドウサイズ記憶部70は、ウィンド
ウサイズMWを記憶する変数領域である。本例では、M
W=8としている。距離判定部72は、(MN(S)−
MV(T))の下位12ビットとMVを比較して、(M
N(S)−MV(T))の下位12ビット<MWなら
ば、MN(S)がウィンドウ内であると判断し、(MN
(S)−MV(T))の下位12ビット≧MWならば、
MV(S)がウィンドウ外であると判断する。
【0037】フレームデータ送信部74は、図3中のネ
ットワーク部34より送出されたフレームデータにMV
(S)を設定して、送信バッファ76にライトする。送
信バッファ76は、送信データを記憶するバッファであ
り、終端部30#i(i=1〜3)に共通に設けられて
いる。MV(S)更新部78は、MV(S)をモジュロ
4096でインクリメントする。
【0038】図3中のネットワーク部34は、OSIで
規定されるネットワーク層のサービスを司る。図3中の
ユーザ部36は、課金情報を収集して、ネットワーク部
34に送出する。HDD38は、データリンク部32、
ネットワーク部34及びユーザ部36のプログラムなど
を記憶するハードディスクである。
【0039】課金センタ40は、終端部41、データリ
ンク部42、ネットワーク部44、ユーザ部46及びH
DD48を含む。終端部41は、物理インタフェースを
終端するものであり、MLPを実施するために、複数の
回線39#1,39#2,39#3に対応する複数の終
端部41#1,41#2,41#3から成る。
【0040】各終端部41#i(i=1〜3)は、回線
39#iよりフレームデータを受信して、共用メモリに
ライトすると共に、フレームデータに設定されているM
N(S)をACKデータに設定して、所定の物理インタ
フェースに従ってACKデータを送信する。
【0041】図5は、図3中の課金センタ40のデータ
リンク部42の機能ブロック図である。図5に示すよう
に、データリンク部42は、受信バッファ80、データ
読出部82、プロトコル判定部84、MN(S)取出部
86、MV(R)更新部90、MV(R)記憶部92、
距離算出部94、データ出力部96、下位ビット取出部
98、ウィンドウサイズ記憶部100、距離判定部10
2、受信確認済みマーク部104及びデータ保存部10
6から構成され、HDD48にプログラムとして記憶さ
れていて、図示しない例えば32ビットのプロセッサに
より実行される。
【0042】受信バッファ88は、終端部41#i(i
=1〜3)が受信した交換機20より送信されたフレー
ムデータを記憶するバッファであり、終端部41#i
(i=1〜3)で共通に設けられている。データ読出部
82は、受信バッファ88からその書き込まれた順にフ
レームデータを読み出す。プロトコル判定部84は、フ
レームデータからX25などのプロトコル種別を判定し
て、該当プロトコルを制御する。
【0043】MN(S)取出部86は、フレームデータ
から順序番号MN(S)を取り出す。MV(R)更新部
90は、MN(S)とMV(R)記憶部92に記憶され
た次に受信すべきフレームの順序番号MV(R)と比較
する。一致すれば、受信確認済みマークを参照してMV
(R)をモジュロ4096で更新して、データ出力部9
6を呼び出す。一致しなければ、距離算出部94を呼び
出す。
【0044】MV(R)記憶部92は、次に受信すべき
フレームの順序番号MV(R)を記憶する符号付32ビ
ットの変数領域である。距離算出部94は、MN(S)
−MV(R)を算出して、符号付32ビットの変数領域
に格納する。ここで、MN(S)−MV(R)が負の数
の場合は、これを2の補数形式で表す。データ出力部9
6は、今回受信したMN(S)のフレームデータとデー
タ保存部106により保存されたフレームデータをネッ
トワーク部44に出力する。
【0045】下位ビット取出部98は、例えば、32ビ
ットの変数領域の距離(MN(S)−MV(R))を1
2ビットの変数領域に代入することにより、(MN
(S)−MV(R))の下位12ビットを取り出す。ウ
ィンドウサイズ記憶部100は、ウィンドウサイズMW
を記憶する変数領域である。本例では、MW=8として
いる。
【0046】距離判定部102は、(MN(S)−MV
(R))の下位12ビットとMWを比較する。(MN
(S)−MV(R))の下位12ビット<MWならば、
MN(S)がウィンドウ内であると判断する。(MN
(S)−MV(R))の下位12ビット≧MWならば、
MN(S)がウィンドウ外であると判断して、フレーム
データを破棄する。受信確認済みマーク部104は、M
N(S)のフレームデータを受信した旨をマークする。
データ保存部106は、今回受信したMN(S)のフレ
ームデータをメモリに保存する。
【0047】図6は、データの流れ図である。図7は、
フレームの送受信のシーケンスチャートである。以下、
図2の通信システムの動作説明をする。
【0048】(A) 保守・運用部28の動作 図8は、図4のフローチャートである。図9は、送信側
ウィンドウ変化図である。保守・運用部28は、システ
ム初期化後、MV(T)記憶部60のMV(T)=0、
MV(S)記憶部64のMV(S)=0に初期化されて
いる。ACKバッファ50及び送信バッファ76はゼロ
クリアされている。
【0049】交換機20は、回線22に収容される電話
端末等から発信等が行われると、発信制御を行うと共
に、発信側の電話端末等のユーザ、回線接続時刻、着信
側のユーザ、回線切断時刻等の課金情報をHDD38に
記憶する。運用・保守部28中のユーザ部36は、ネッ
トワーク部34に対して、課金センタ40への接続を指
示する。
【0050】ネットワーク部34は、課金センタ40中
のネットワーク部44とX25プロトコルでネットワー
ク層のリンクを構成する。データリンク部32は、課金
センタ40のデータリンク部42とX25プロトコルの
データリンク層のリンクを構成する。ユーザ部36は、
HDD38より課金情報をリードして、ネットワーク部
34に送出する。図6に示すように、ネットワーク部3
4は、ユーザ部36から送出された課金情報をパケット
に分割して、フレームデータをデータリンク部32に出
力する。
【0051】データリンク部32は、後述するように、
送達確認番号MN(S)がMV(T)に一致する場合
に、MV(S)がMV(T)を基準にウィンドウの境界
に一致するまで、フレームにX25プロトコル情報及び
MV(S)を設定して送信バッファ76に出力すると共
に、MV(S)の更新を行う。終端部30#i(i=1
〜3)は、送信バッファ76に出力されたフレームデー
タを順次リードして、回線39#i(i=1〜3)に送
信する。
【0052】後述するように、課金センタ40中の終端
部41#i(i=1〜3)は、受信したフレームに設定
されているMV(S)を送信確認番号MN(S)として
含むACKデータを回線39#iに出力する。このAC
Kデータは、回線39#iから終端部30#iを通して
データリンク部32で受信される。
【0053】データリンク部32は、ACKデータに含
まれる送達確認番号MN(S)、次に送信すべきフレー
ムの順序番号MV(S)と受信側から次に送達確認を受
けるべきフレームの順序番号MV(T)及びウィンドウ
サイズMWの関係をチェックして、MV(T)の更新と
フレームデータの送信制御を行う。このようにして、図
6に示すように、交換機20からMLPにより送出され
たフレームデータは、課金センタ40で受信される。
【0054】(1) MV(T)=4084,MV
(S)=4092とする。受信側から送達確認順序番号
MN(S)=4084を含むACKデータが送信された
とする。ACKデータは、終端部30#iによりACK
バッファ50にライトされる。
【0055】図7中のステップS2において、ACKデ
ータ読出部52は、ACKデータを読み出す。ステップ
S4において、プロトコル判定部54は、ACKデータ
からプロトコルがX25であるか否かをチェックして、
プロトコルがX25ならば、ステップS6に進み、プロ
トコルがX25以外ならば、ステップS24に進む。こ
こでは、X25プロトコルなので、ステップS6に進
む。尚、プロトコルがX25以外ならば、ステップS2
8において、該当プロトコルでデータリンクされる。
【0056】ステップS6において、送達確認番号取出
部56は、ACKデータから送達確認番号MN(S)=
4084を取り出す。ステップS8において、MV
(T)更新部62は、MV(T)記憶部60よりMV
(T)=4084をリードして、MV(T)=408
4、送達確認番号MN(S)=4084であり、MV
(T)=送達確認番号MN(S)に一致するので、ステ
ップS10に進む。
【0057】ステップS10において、MV(T)更新
部62は、MV(T)をモジュロ4096で更新する。
ここでは、MV(T)=4085に更新されたとする。
ステップS12において、フレームデータ送出部74
は、MV(S)=4092のフレームを送信バッファ7
6に書き込む。
【0058】送信バッファ76に書き込まれたMN
(S)=4092のデータは、終端部30#iより回線
39#iに送信される。ステップS14において、MV
(S)更新部78は、MV(S)をモジュロ4096で
4093に更新する。ステップS16において、408
5を認識する。ステップS18において、4085のフ
レームについて、送達確認受信済みマーク付きであるか
否かを判定して、送達確認受信済みであれば、ステップ
S10に進み、送達確認受信済みで無ければ、終了す
る。ここでは、4085の値のデータが送達確認受信済
みでは無いので終了する。
【0059】(2) MV(T)=4085,MV
(S)=4093の場合、送達確認番号=4085が課
金センタ40より送信されたとする。この場合も(1)
と同様にして、ステップS2〜ステップS18の処理に
より、MV(S)=4093のフレームが送信されて、
MV(T)=4086,MV(S)=4094に更新さ
れる。
【0060】(3) MV(T)=4086,MV
(S)=4094、送達確認番号=4086、(4)
MV(T)=4087,MV(S)=4095、送達確
認番号=4087、(5) MV(T)=4088,M
V(S)=0、送達確認番号=4088の場合も、ステ
ップS2〜ステップS18の処理により、図7に示すよ
うに、MV(S)=4093,4094,4095,0
のフレームが順次送信される。
【0061】(6) 図9中の送信側(6)に示すよう
に、MV(T)=4092、送達確認番号=4094が
ACKデータとして、受信側から送信されたものとす
る。ステップS2〜ステップS6の処理により、ACK
データが読み出されて、送達確認番号=4094が取り
出される。ステップS8において、MV(T)=409
2,送達確認番号=4094であり、MV(T)≠送達
確認番号なので、ステップS20に進む。
【0062】ステップS20において、距離算出部66
は、符号付32ビットの(MN(S)−MV(T))を
算出する。ここでは、MN(S)=4094であり、M
N(S)−MV(T)=4094−4092=2であ
る。
【0063】ステップS22において、下位ビット取出
部68は、符号付32ビットの(MV(S)−MV
(T))を12ビットの変数領域xに代入することによ
り、下位12ビットを取り出す。ここでは、下位12ビ
ット=H’002’となる。
【0064】ステップS23において、距離判定部72
は、ウィンドウサイズ記憶部70からウィンドウサイズ
MW=8をリードして、変数x=2とMW=8を比較す
る。x=2<MW=8なので、MV(S)がウィンドウ
内なので、ステップS24に進む。尚、MN(S)−M
V(T)>ウィンドウサイズならば、ステップS26に
進み、ACKデータが破棄される。ステップS24にお
いて、送達確認番号MN(S)=4094のフレームに
ついて、図7中の送信側(6)に黒丸で示すように、送
達確認受信済みマークを付する。
【0065】(7) MV(T)=4092、送達確認
番号=4092がACKデータとして、受信側から送信
されたものとする。ステップS2〜ステップS6の処理
により、ACKデータが読み出されて、送達確認番号=
4092が取り出される。ステップS8において、MV
(T)=4092,送達確認番号=4092であり、M
V(T)=送達確認番号なので、ステップS10に進
む。
【0066】ステップS10において、MV(T)更新
部62は、MV(T)=4092をモジュロ4096で
更新して、MV(T)=4093とする。ステップS1
2において、フレームデータ送出部74は、MV(S)
=MV(T)+MW=4092+8≡4(モジュロ40
96)のフレームを送信バッファ76に書き込む。
【0067】ステップS16において、MV(T)更新
部62は、MV(T)=4093の次の値4093を認
識する。ステップS18において、MV(T)更新部6
2は、4093に送達確認受信済みマークが付いている
か否かを判断して、送達確認受信済みマークが付いてい
れば、ステップS10に戻り、付いていなければ、終了
する。ここでは、4093に送達確認受信済みマークが
付いていないので、図11中の送信側(7)に示すよう
に、MV(T)=4093となる。
【0068】(8) MV(T)=4093、送達確認
番号=0がACKデータとして、受信側から送信された
ものとする。ステップS2〜ステップS6の処理によ
り、ACKデータが読み出されて、送達確認番号=0が
取り出される。ステップS8において、MV(T)=4
093,送達確認番号=0であり、MV(T)≠送達確
認番号なので、ステップS20に進む。
【0069】ステップS20において、距離算出部66
は、符号付32ビットの(MN(S)−MV(T))を
算出する。ここでは、MN(S)=0であり、MN
(S)−MV(T)=0−4093=−4093=H’
FFFFF003’である。
【0070】ステップS22において、下位ビット取出
部68は、符号付32ビットの(MV(S)−MV
(T))を12ビットの変数領域xに代入することによ
り、下位12ビットを取り出す。ここでは、下位12ビ
ット=H’003’となる。
【0071】ステップS23において、距離判定部72
は、ウィンドウサイズ記憶部70からウィンドウサイズ
MW=8をリードして、変数x=3とMW=8を比較す
る。x=3<MW=8なので、MV(S)がウィンドウ
内なので、ステップS24に進む。
【0072】ステップS24において、送達確認番号M
N(S)=0のフレームについて、図7中の送信側
(8)に黒丸で示すように、送達確認受信済みマークを
付する。このように、送達確認番号MN(S)がMV
(T)を基準としてウィンドウ内に入っているか否かを
判断する際に、ウィンドウ内に0が含まれる場合でも、
簡単な処理によって判断できる。このとき、MV(T)
=4093のままである。
【0073】(9) MV(T)=4093、送達確認
番号=4095がACKデータとして、受信側から送信
されたものとする。ステップS2〜ステップS6の処理
により、ACKデータが読み出されて、送達確認番号=
4095が取り出される。ステップS8において、MV
(T)=4093,送達確認番号=4095であり、M
V(T)≠送達確認番号なので、ステップS20に進
む。ステップS20〜ステップS24の処理により、図
7中の送信側(9)の黒丸で示すように、送達確認番号
=0のフレームについて、送達確認受信済みマークを付
ける。このとき、MV(T)=4093のままである。
【0074】(10) MV(T)=4093、送達確
認番号=4093がACKデータとして、受信側から送
信されたものとする。ステップS2〜ステップS6の処
理により、ACKデータが読み出されて、送達確認番号
=4093が取り出される。ステップS8において、M
V(T)=4093,送達確認番号=4093であり、
MV(T)=送達確認番号なので、ステップS10に進
む。
【0075】ステップS10において、MV(T)更新
部62は、MV(T)=4093をモジュロ4096で
更新して、MV(T)=4093とする。ステップS1
2において、フレームデータ送出部74は、MV(S)
=MV(T)+MW=4093+8≡5(モジュロ40
96)のフレームを送信バッファ76に書き込む。
【0076】ステップS14において、MV(S)=5
をモジュロ4096でMV(S)=6に更新する。ステ
ップS16において、MV(T)更新部62は、409
4を認識する。ステップS18において、MV(T)更
新部62は、4094に送達確認受信済みマークが付い
ているか否かを判断して、送達確認受信済みマークが付
いているので、ステップS10に戻る。
【0077】ステップS10において、MV(T)=4
094をモジュロ4096でMV(T)=4095に更
新する。ステップS12において、MV(S)=6のフ
レームをバッファに書き込む。ステップS16におい
て、4095を認識する。ステップS18において、4
095のフレームについて、送達確認受信済みマークが
付いているので、ステップS10に進む。同様にして、
ステップS10からステップS18の処理により、図7
中の送信側(10)に示すように、MV(T)=1に更
新され、MV(S)=8までのフレームが送信バッファ
76に書き込まれて受信側の課金センタ40に送信され
る。
【0078】(B) 課金センタ40の動作 図10は、図5のフローチャートである。図11は、受
信側ウィンドウの変化図である。課金センタ40は、シ
ステム初期化後、MV(R)記憶部92中のMV(R)
=0に初期化されている。受信バッファ80は、ゼロク
リアされている。各終端部41#i(i=1〜3)は、
回線39#i(i=1〜3)よりフレームデータを受信
すると、受信バッファ80にライトすると共に、フレー
ムに付されているMN(S)をX25プロトコルである
旨の情報と共に、ACKデータに設定して、交換機20
に送信する。
【0079】(1) 現在、課金センタ40は、409
1までのフレームデータを受け取っているとする。この
とき、次の受信を期待されているフレームの順序番号M
V(R)=4092である。4094のフレームを受信
したとする。MN(S)=4094のフレームデータ
は、終端部41#iにより受信バッファ80にライトさ
れる。
【0080】図10中のステップS30において、デー
タ読出部82は、受信バッファ80よりフレームデータ
をリードする。ステップS32において、プロトコル判
定部84は、フレームデータからプロトコルがX25で
あるか否かをチェックして、プロトコルがX25なら
ば、ステップS34に進み、プロトコルがX25以外な
らば、ステップS56に進む。ここでは、X25プロト
コルなので、ステップS34に進む。ステップS34に
おいて、MN(S)取出部86は、フレームデータから
MN(S)=4094を取り出す。
【0081】ステップS38において、MV(R)更新
部90は、MV(R)記憶部92よりMV(R)=40
92をリードして、MN(S)=4094がMV(R)
=4092に一致するかをチェックする。MN(S)≠
MV(R)なので、ステップS40に進む。ステップS
40において、距離算出部94は、MN(S)−MV
(R)=4094−4092=2を算出して、符号付3
2ビットの変数領域に格納する。ステップS42におい
て、下位ビット取出部98は、MN(S)−MV(R)
=2を12ビットの変数領域に代入する。
【0082】ステップS44において、距離判定部10
2は、12ビットのMN(S)−MV(R)=2とMW
=8を比較する。MN(S)−MV(R)=2<MW=
8なので、ステップS46に進む。ステップS46にお
いて、受信確認済みマーク部104は、図11中の受信
側(11)の白丸で示すように、4094の受信確認済
みマークをする。ステップS54において、4094の
フレームを保存する。
【0083】(2) 4092のフレームを受信したと
する。ステップS38により、MN(S)=4092,
MV(R)=4092なので、MN(S)=MV(R)
と判断されて、ステップS52に進む。ステップS52
において、MV(R)更新部90は、11中の受信側
(12)に示すように、MV(R)=4093に更新す
る。ステップS54において、データ出力部96は、4
092までのフレームをネットワーク部44を通して、
ユーザ部46に渡す。
【0084】ステップS55において、4093を認識
する。ステップS56において、4093のフレームに
ついて、受信確認済みマークが付いているか否かを判断
して、4093のフレームに受信確認済みマークが付い
ていないので、終了する。ここでは、図11中の受信側
(12)に示すように、MV(R)=4093となる。
【0085】(3) 4093のフレームを受信したと
する。ステップS38により、MN(S)=4093,
MV(R)=4093なので、MN(S)=MV(R)
と判断されて、ステップS52に進む。ステップS52
において、MV(R)更新部90は、MV(R)=40
94に更新する。ステップS54において、4093の
フレームをネットワーク部44を通して、ユーザ部46
に渡す。
【0086】ステップS55において、4094を認識
する。ステップS56において、4094のフレームに
ついて、受信確認済みマークが付いているか否かを判断
して、4094のフレームに受信確認済みマークが付い
ているので、ステップS52に戻る。ステップS52〜
ステップS56により、図11中の受信側(13)に示
すように、MV(R)=4095に更新されて、409
4のフレームがネットワーク部44を通して、ユーザ部
46に渡される。
【0087】(4) 0のフレームを受信したとする。
ステップS38により、MN(S)=0,MV(R)=
4093なので、MN(S)≠MV(R)と判断され
て、ステップS40に進む。ステップS40において、
距離算出部94は、MN(S)−MV(R)=−409
3=H’FFFFF003’を算出して、符号付32ビ
ットの変数領域に格納する。
【0088】ステップS42において、下位ビット取出
部98は、MN(S)−MV(R)=X’003’を1
2ビットの変数領域xに代入する。ステップS44にお
いて、距離判定部102は、x=H’003’とMW=
8を比較する。x=3<MW=8なので、ステップS4
6に進む。ステップS46において、受信確認済みマー
ク部104は、図11中の受信側(14)に示すよう
に、0のフレームの受信確認済みマークをする。ステッ
プS54において、0のフレームを保存する。このよう
に、MV(T)を基準にウィンドウ内に入っているか否
かを判断する際、MN(S)<MV(T)の場合であっ
ても、簡単な処理により判断することができる。
【0089】(5) 4095のフレームを受信したと
する。ステップS38により、MN(S)=4095,
MV(R)=4095なので、MN(S)=MV(R)
と判断されて、ステップS52に進む。ステップS52
〜ステップS56の処理により、図11中の受信側(1
5)に示すように、MV(R)=1に更新されて、40
95,0のフレームがネットワーク部44を通して、ユ
ーザ部46に渡される。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、複雑な
判定処理を簡潔に行うことができるため、設計誤りも削
減され、ソフトウェア設計検証時の試験項目を減少させ
ることができる。更に、実稼動時の処理時間を短縮する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】ウィンドウを示す図である。
【図3】本発明の実施形態の通信システムの構成図であ
る。
【図4】図3中の交換機のデータリンク部の機能ブロッ
ク図である。
【図5】図3中の課金センタのデータリンク部の機能ブ
ロック図である。
【図6】データ流れ図である。
【図7】フレームの送受信シーケンスを示す図である。
【図8】図4のフローチャートである。
【図9】送信側ウィンドウの変化図である。
【図10】図5のフローチャートである。
【図11】受信側ウィンドウの変化図である。
【符号の説明】
2 制御装置 4 距離算出手段 6 下位ビット取出手段 8 距離判定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K025 AA01 GG12 GG24 HH16 JJ02 5K030 HA08 HB08 LB11 LC03 LE03 9A001 CC03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウィンドウ制御機能を有する制御装置で
    あって、 符号付n(2n>N)ビットの距離=(モジュロN(N
    は2以上の整数)でサイクリックに更新される第1順序
    番号)−(前記モジュロNでサイクリックに更新される
    第2順序番号)を算出する距離算出手段と、 前記距離の下位mビット(2m=N)を取り出す下位ビ
    ット取出手段と、 前記下位ビット取出手段により取り出された前記距離の
    下位mビットとウィンドウサイズとを比較して、前記第
    1順序番号が前記第2順序番号を基準にウィンドウ内に
    入っているか否かを判定する距離判定手段と、 を具備したことを特徴とするウィンドウ制御機能を有す
    る制御装置。
  2. 【請求項2】 前記nビットの距離は、負の数のとき、
    2の補数形式で表現されることを特徴とする請求項1記
    載のウィンドウ制御機能を有する制御装置。
  3. 【請求項3】 前記N=2k(k≧1)、前記m=kで
    あることを特徴とする請求項2記載の記載のウィンドウ
    制御機能を有する制御装置。
  4. 【請求項4】 前記距離の下位mビット<前記ウィンド
    ウサイズであるとき、前記第1順序番号が前記ウィンド
    ウ内に入っていると判断することを特徴とする請求項3
    記載のウィンドウ制御機能を有する制御装置。
  5. 【請求項5】 ウィンドウ制御プログラムを記憶する記
    憶媒体であって、 モジュロN(Nは2以上の整数)でサイクリックに更新
    される第1順序番号を格納する第1領域と、 前記モジュロNでサイクリックに更新される第2順序番
    号を格納する第2領域と、 符号付のnビット(2n>N)の距離を格納する第3領
    域と、 第3領域に、(前記第1領域に格納された第1順序番号
    −前記第2領域に格納された第2順序番号)を代入する
    プログラムと、 前記距離の下位mビット(2m=N)を取り出すプログ
    ラムと、 前記距離の下位mビットとウィンドウサイズとを比較し
    て、前記第1順序番号が前記第2順序番号を基準にウィ
    ンドウ内に入っているか否かを判定するプログラムと、 を含むことを特徴とするウィンドウ制御プログラムを記
    憶した記憶媒体。
  6. 【請求項6】 ウィンドウ制御機能を有する通信制御装
    置であって、 モジュロN(Nは2以上の整数)でサイクリックに更新
    される第1順序番号MN(S)が設定されたデータを受
    信する受信手段と、 符号付n(2n>N)ビットの距離=(前記受信手段が
    受信した前記第1順序番号MN(S)−前記第2順序番
    号MV(R))を算出する距離算出手段と、 前記距離の下位mビット(2m=N)を取り出す下位ビ
    ット取出手段と、 前記下位ビット取出手段により取り出された前記距離の
    下位mビットとウィンドウサイズとを比較して、前記第
    1順序番号MN(S)が前記第2順序番号MV(R)を
    基準にウィンドウ内に入るか否かを判定する距離判定手
    段と、 前記第1順次番号MN(S)が前記ウィンドウ内に入る
    場合、前記第1順序番号MN(S)のデータの受信確認
    済みマークを付けるマーク手段と、 前記第1順序番号MN(S)が前記ウィンドウ内に入ら
    ない場合、前記データを破棄するデータ制御手段と、 次の受信を期待されている第2順序番号MV(R)が前
    記受信手段が受信した前記第1順序番号MN(S)に一
    致する場合、前記受信確認済みマークに基いて前記第2
    順序番号MV(R)を前記モジュロNで更新する更新手
    段と、 を具備したことを特徴とするウィンドウ制御機能を有す
    る通信制御装置。
  7. 【請求項7】 ウィンドウ制御機能を有する通信制御装
    置であって、 受信側から送達確認を示す第1順序番号MN(S)が設
    定された送達確認データを受信する受信手段と、 前記受信手段が受信した前記第1順序番号MN(S)が
    受信側から送達確認を受けるべき第2順序番号MV
    (T)に一致しない場合、符号付n(2n>N)ビット
    の距離=(前記第1順序番号MN(S)−前記第2順序
    番号MV(T))を算出する距離算出手段と、 前記距離の下位mビット(2m=N)を取り出す下位ビ
    ット取出手段と、 前記下位ビット取出手段により取り出された前記距離の
    下位mビットとウィンドウサイズとを比較して、前記第
    1順序番号MN(S)が前記第2順序番号MV(T)を
    基準にウィンドウ内に入るか否かを判定する距離判定手
    段と、 前記第1順序番号MN(S)が前記ウィンドウ内に入る
    場合は、前記第1順序番号MN(S)について送達確認
    受信済みマークを付けるマーク手段と、 前記受信手段が受信した前記第1順序番号MN(S)が
    受信側から送達確認を受けるべき第2順序番号MV
    (T)に一致する場合、前記送達確認受信済みマークに
    基いて前記第2順序番号MV(T)をモジュロNで更新
    する更新手段と、 を具備したことを特徴とするウィンドウ制御機能を有す
    る通信制御装置。
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