JPH0897880A - Hdlc準拠手順による通信方式 - Google Patents

Hdlc準拠手順による通信方式

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JPH0897880A
JPH0897880A JP6231557A JP23155794A JPH0897880A JP H0897880 A JPH0897880 A JP H0897880A JP 6231557 A JP6231557 A JP 6231557A JP 23155794 A JP23155794 A JP 23155794A JP H0897880 A JPH0897880 A JP H0897880A
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JP
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frame
information
section
retransmission
limit value
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JP6231557A
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English (en)
Inventor
Takayasu Aoki
孝泰 青木
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Communication Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 連続して伝送誤りを生じた情報フレームの再
送制御に係るスループット向上に寄与するHDLC準拠
手順による通信方式を提供する。 【構成】 HDLC通信手順によるデータ通信に際し、
受信局では送信局から送られてくる情報フレームを網制
御部101を通してフレーム受信部103により受信
し、次いで不連続区間検出部107によりその受信情報
フレームの1つの不連続区間の検出を行う。不連続区間
が検出された場合、再送要求フレーム送信部108によ
り該不連続区間を示す情報を含む固定長の再送要求フレ
ームを生成して送信局に送出する。送信局は、受信され
た上記再送要求フレームの中から再送すべき情報フレー
ムの区間を再送区間検出部109により検出し、次いで
情報フレーム再送部110により上記区間の情報フレー
ムのみを順次再送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハイレベルデータリン
ク制御(HDLC)に準拠した手順による通信方式に係
り、詳しくは、連続して伝送誤りを生じたフレームを再
送する制御の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のHDLCを用いた通信システムに
おいては、Reject(REJ)フレームを用いたGBNモ
ードと、Selective Reject(SREJ)フレームを用い
たSRモードによるフレーム再送方式が規定されてい
る。
【0003】GBNモードは誤りを生じたフレーム以降
の全てのフレームに対して再送を行うのに対し、SRモ
ードは誤りを生じたフレームのみを選択して再送するも
のである。このため、SRモードは、単独フレームの誤
りが発生した時のフレームの再送にあたっては、GBN
モードよりスループットの点で優れている。
【0004】従来のHDLC通信方式によるデータ伝送
のシーケンスチャートを図8に示している。同図におい
て、I は情報フレームを、RRは受信レディ応答フレーム
を、REJ はGBNモードの再送要求応答フレームを、SR
EJはSRモードの再送要求応答フレームを示している。
【0005】各フレームの添字は、I フレームでは送信
順序番号を示し、RR,REJ ,SREJでは受信順序番号を示
している。また、情報フレーム内に斜線がないフレーム
は、受信局で正しく受信できるフレームを示し、斜線が
引かれているフレームは伝送誤りを生じ、受信局で正し
く受信できないフレームを示している。
【0006】以下、このシーケンスの動作について述べ
る。送信局では情報フレームI0から順次送信を行う。受
信局は情報フレームI0を誤りなく受信するので、送信局
に対して次に受信を期待する送信順序番号を持つ応答フ
レームRR1 を送信する。送信局は応答フレームRR1 を受
信すると、情報フレームI0が受信局に正しく受信された
ことを認識する。
【0007】続く情報フレームI1は伝送誤りを生じ、受
信局はこれを正しく受信できない。受信局は情報フレー
ムI2を正しく受信した時に、上記情報フレームI1に伝送
誤りが生じたことを認識する。この認識によって、受信
局は不連続区間が1フレームであることを知り、送信局
に対して上記情報フレームI1に関するSRモードの再送
要求フレームSREJ1 を送信する。
【0008】送信局は情報フレームI3の送信中に再送要
求フレームSREJ1 を受信し、この情報フレームI3の送信
後に上記再送要求フレームSREJ1 に対応する情報フレー
ムI1の再送を行う。受信局は、情報フレームI3と再送の
情報フレームI1を正しく受信でき、送信順序番号3まで
の受信が正常なことを示す応答フレームRR4 を送信す
る。
【0009】次に、情報フレームI4,I5が伝送誤りを生
じ、受信局はその誤りを情報フレームI6を受信した時に
認識する。この認識によって、受信局は不連続区間が2
フレームであることを知り、送信局に対して情報フレー
ムI4からの再送を促すためのGBNモードの再送要求フ
レームREJ4を送信する。ここでの再送要求がSRモード
に依らないのは、SRモードの再送は不連続区間が1フ
レームの場合のみ可能な方式であって、情報フレームが
連続して誤った場合に適応できるようになっていないか
らである。
【0010】送信局は、上記再送要求フレームREJ4を受
信すると、送信順序番号4以降の情報フレームを順次送
信する。ところが、この例の如く不連続区間が2フレー
ム以上の場合には、GBNモードでの動作によって、誤
りを生じた情報フレームI4,I5の他に、既に受信局に正
しく受信されている情報フレームI6までも送信されるこ
とになる。
【0011】このように、従来のGBNモードでのフレ
ーム再送においては、連続して伝送誤りを生じたフレー
ムに連なる伝送誤りの無いフレームまでも再送の対象と
されることから、スループットの低下が著しかった。
【0012】かかる不都合を解消するための従来の別の
フレーム再送方式としては、特開平4-96534 号公報のも
のが既に公知となっている。この公報に記載のHDLC
通信方式においては、受信局が誤っていると認識した全
ての情報フレームを識別できる「誤りフレーム情報」を
再送要求フレームに含めて送信し、送信局では上記再送
要求フレームに含まれている「誤りフレーム情報」に基
づいて、誤っている全ての情報フレームの再送動作を行
うようにしている。これにより、送信局が再送するフレ
ームは伝送誤りを生じたフレームのみとすることがで
き、既に正しく受信されているフレームの重複再送を禁
じることによって、上述の要因によるスループットの低
下を小さく抑えることが可能となる。
【0013】この公報記載の方式(便宜的に、従来第2
の方式という)に係る再送要求フレームのフォーマット
を図9(a)に示し、その対比として、上述したGBN
モード/SRモードを有する従来方式(同、従来第1の
方式という)の再送要求フレームのフォーマットを同図
(b)に示している。
【0014】同図(b)に示す従来第1の方式に係る再
送要求フレームは、アドレスフィールド、制御フィール
ド、フレームチェックシーケンス(FCS)を基本要素
として成り、特に、その制御フィールドは、GBNまた
はSRの各モードを示すREJコマンドまたはSREJ
コマンドと、次に受信を期待していた送信順序番号とで
構成される。
【0015】これに対し、同図(a)に示す従来第2の
方式では、アドレスフィールド、制御フィールド、フレ
ームチェックシーケンス(FCS)を基本要素として持
ちつつも、制御フィールドの後に情報フィールドが挿入
された構成を有している。
【0016】このフレームフォーマット中、制御フィー
ルド内には、選択再送要求フレームMREJであることを示
すコマンドと、受信した情報フレームのうちで伝送誤り
のなかった連続するフレームにおける最後のフレームが
示す送信順序番号を更新した番号(この送信順序番号以
前は全て正しく受信していることを示す)、すなわち次
に受信を期待していた送信順序番号とが含まれる。
【0017】また、同フレーム中、情報フィールド内に
は、上述した「誤りフレーム情報」に相当する誤りフレ
ームビットパターンが挿入されており、再送が必要な情
報フレームを指定するようになっている。
【0018】この情報フレーム(誤りフレームビットパ
ターン)は、モジュロと等しいビット数を持ち、各ビッ
トは、誤りのなかった最後のフレーム以降の情報フレー
ムの受信状態に順次対応したビット構成となっている。
また、この情報フィールドは、上述した如く、受信局が
誤っていると認識している全ての情報フレームが識別可
能な「誤りフレーム情報」の機能を担うという性質上、
そのフレーム長がモジュロの大きさに比例して大きくな
らざるを得なかった。例えば、モジュロ8では情報フィ
ールドは1バイト必要であり、モジュロ128では情報
フィールドは16バイトを要する。
【0019】従って、この従来第2の方式は、モジュロ
が大きくなる程、再送要求フレーム(MREJフレー
ム)のフレーム長が長くなり、これに伴って上記再送要
求フレームに誤りが生じ易くなり、必ずしもスループッ
トの低下を小さく抑えられるものではなかった。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記従来
のHDLCによる通信方式では、連続して誤った情報フ
レームを再送する制御に関し、伝送誤りを生じたフレー
ム以降の全てのフレームに対して再送を行うGBNモー
ドを適用した第1の方式と、モジュロに対応したフレー
ム長を持ち、受信局が伝送誤りと認識した全ての情報フ
レームを識別する情報を含む再送要求フレームを用い、
送信局が再送するフレームを伝送誤りを生じたフレーム
のみとする第2の方式とがあった。
【0021】しかしながら、上記従来第1の方式では、
フレーム再送時に、伝送誤りの無い情報フレームまでも
が再送されることを避けられず、他方、上記従来第2の
方式では、モジュロの増大に伴う再送要求フレーム長の
増長によって、通信誤りが生じ易くなるという特質を持
つことから、いずれの方式も連続したデータの再送制御
に関してのスループットの低下を免れないという問題点
があった。
【0022】本発明は上記問題点を除去し、伝送誤りの
無い正常なフレームの再送を防止し、かつモジュロに依
存した再送要求フレーム増長に伴う誤伝送の危険性を低
減することにより、連続して伝送誤りを生じた情報フレ
ームの再送制御に係るスループットの向上に寄与するH
DLC準拠手順による通信方式を提供することを目的と
する。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、通信網に接続
され、送信局と受信局間で、ハイレベルデータリンク制
御(HDLC)に準拠した手順により通信を行うシステ
ムにおいて、前記受信局は、受信した情報フレームの送
信順序番号に基づき受信フレームの不連続区間を検出
し、該不連続区間を示す区間情報を含む固定長の再送要
求フレームを生成して送信局に送信するとともに、前記
送信局は、前記受信局から受信した前記再送要求フレー
ム中の前記区間情報を抽出して再送が必要な情報フレー
ムの不連続区間を認識し、当該不連続区間に対応する各
情報フレームを順次再送することを特徴とする。
【0024】望ましくは、本発明において、前記受信局
は、受信した情報フレームの送信順序番号を監視し、該
送信順序番号が不連続となった場合、当該不連続区間に
対応する送信順序番号の上限値及び下限値を検出する不
連続区間検出手段と、該不連続区間検出手段により検出
された前記上限値及び前記下限値の送信順序番号を挿入
した固定長の再送要求フレームを生成し、送信局に送信
する再送要求フレーム送出手段とを具備し、前記送信局
は、前記受信局から送られてくる前記再送要求フレーム
中から前記上限値及び下限値を抽出して再送すべき情報
フレーム区間を認識する再送区間検出手段と、該再送区
間検出手段により抽出された前記下限値から前記上限値
までの対応する送信順序番号を持つ各情報フレームを順
次再送する情報フレーム再送手段とを具備して構成され
る。
【0025】
【作用】本発明では、データ通信で伝送誤りが発生した
場合、受信局では、不連続区間検出手段が受信した情報
フレームの1つの不連続区間の検出を行い、再送要求フ
レーム送信手段ではその不連続区間に限定した再送要求
を行う。また、上記再送要求フレームを受信した送信局
においては、再送区間検出手段によりその再送要求フレ
ームから再送すべき情報フレームの区間を検出し、情報
フレーム再送手段によってその区間の再送を順次行う。
【0026】かかる再送制御によれば、誤った情報フレ
ームだけがデータ再送の対象となり、伝送誤りの無いフ
レームまでも再送されるといったことが無くなる。しか
も、再送要求フレームはアドレスフィールドの他、上記
不連続区間を示す情報を含む制御フィールドを用いて、
モジュロに依存しない短い固定長のフレームフォーマッ
トとすることができることから、伝送の誤りに対しても
安定性が高く、上記伝送誤りの無いフレームの再送禁止
とあいまって、データ再送における通信効率の格段の向
上が見込める。
【0027】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳細に説明する。図1は本発明のHDLC準拠手順に
よる通信方式を適用した通信システムの通信端末の一実
施例を示す機能ブロック図である。この通信端末は、通
信網との接続制御等を行う網制御部101、フラグ及び
0値の挿入/削除とフレームチェックシーケンス(FC
S)の生成/判定を行うHDLC通信制御部102、受
信した情報フレームを送信順序番号通りに正しく整理す
るフレーム受信部103、ホストからの送信データをフ
レームに分割し、フレーム毎に送信を行うフレーム送信
部104、送信データあるいは受信データを蓄えておく
メモリ105、ホストとのデータ転送を行うホストイン
タフェース(I/F)部106、受信した情報フレーム
の送信順序番号の1つの不連続区間の検出を行う不連続
区間検出部107、上記不連続区間に対して再送要求を
行う再送要求フレーム送信部108、再送要求フレーム
から再送区間を検出する再送区間検出部109、再送区
間の情報フレームの再送を行う情報フレーム再送部11
0、上記の各回路部101〜110の統括的な制御を行
う主制御部111とを具備して構成される。
【0028】この通信端末を複数配置して成る通信シス
テムにおいて、送信局から受信局へと伝送する情報フレ
ームに伝送誤りが発生した場合のフレーム再送動作の概
略は以下の如くである。
【0029】すなわち、HDLC通信制御部102にお
いて、フラグ及び0値の挿入/削除とフレームチェック
シーケンス(FCS)の生成判定を行いながら、HDL
Cの通信手順により送信局から受信局にデータを送る場
合、受信局では送信局から送られてくる情報フレームを
フレーム受信部103により受信し、不連続区間検出部
107に転送する。ここで、不連続区間検出部107
は、上記受信情報フレームの1つの不連続区間を検出す
る処理を行う。そして、この処理により不連続区間が検
出されれば、次いで、再送要求フレーム送信部108
は、当該不連続区間に限定した再送を要求するために、
上記不連続区間を示す情報を含む再送要求フレームを生
成し、これを送信局へと送出する。
【0030】送信局では、受信局から送られてくる上記
再送要求フレームをフレーム受信部103により受信
し、これを再送区間検出部109に転送する。再送区間
検出部109では、上記再送要求フレーム内の上記不連
続区間を示す情報を基に、再送すべき情報フレーム区間
を検出する。次いで、情報フレーム再送部110は上記
検出された区間の情報フレームを順次再送する制御を行
う。
【0031】このように、本発明では、データ通信にお
いて、受信局は、受信した情報フレームの1つの不連続
区間の検出し、この不連続区間を当該区間を示す情報を
挿入した再送要求フレームを用いて送信局に知らせ、送
信局は、その再送要求フレーム内の上記情報を基に不連
続区間を把握し、当該区間の情報フレームのみを再送す
るようにしたため、誤った情報フレームだけがデータ再
送の対象となり、伝送誤りの無い正常なフレームの再送
は回避できる。
【0032】また、本発明の再送要求フレームは、制御
フィールド内に上記不連続区間を示す情報を挿入しただ
けの、モジュロに依存しない短い固定長のフレームフォ
ーマットで済むため、伝送誤りに対して安定性が高い。
【0033】以下、上記不連続区間検出部107、再送
要求フレーム送信部108、再送区間検出部109、情
報フレーム再送部110の各部における処理動作を、図
2〜図5に示すフローチャートを参照して詳述する。
【0034】まず、上述したHDLC手順によるデータ
通信中、受信局においては、不連続区間検出部107に
おける不連続区間の検出処理動作が図2に示すフローチ
ャートに従って実施される。すなわち、不連続区間検出
部107は、受信した情報フレームの送信順序番号を抽
出し、その番号が期待していたものか否か、つまり順序
通りか否かをチェックする(S201)。
【0035】ここで、順序通りであれば(S201
Y)、通常のフレーム受信動作を行う(S202)。一
方、順序通りに受信されていない場合(S201N)、
受信を期待していた送信順序番号を不連続区間の下限と
し、受信した送信順序番号を不連続区間の上限として不
連続区間の検出を行い(S203)、かつ再送要求フラ
グをオンにセットする。
【0036】次に、受信局において、再送要求フレーム
送信部108における再送要求フレーム送信処理動作が
図3に示すフローチャートに従って行われる。すなわ
ち、再送要求フレーム送信部108では、まず上記再送
要求フラグの状態をチェックし、再送要求があるか否か
を判断する(S301)。
【0037】ここで、再送要求フラグがオフの時は処理
を行わない。一方、再送要求フラグがオンの場合(S3
01Y)、不連続区間の上限及び下限を含んだ再送要求
フレームを送信局に送信し(S302)、その後、再送
要求フラグをオフにセットする(S303)。
【0038】次に、送信局では再送区間検出部109に
おける再送区間検出処理動作が図4に示すフローチャー
トに従って行われる。すなわち、送信局の再送区間検出
部109では、受信局から受信したフレームが再送要求
フレームか否かを判断する(S401)。ここで、再送
要求フレームでない場合は処理を行わない。
【0039】これに対し、受信フレームが再送要求フレ
ームの場合(S401Y)、そのフレームの中から再送
区間の送信順序番号の上限及び下限を抽出し(S40
2)、かつフレーム再送フラグをオンにセットする(S
403)。
【0040】更に、送信局では情報フレーム再送部11
0における情報フレーム再送処理動作が図5に示すフロ
ーチャートに従って行われる。すなわち、送信局の情報
フレーム再送部110は、まず上記フレーム再送フラグ
の状態をチェックすることでフレーム再送要求があるか
否かを判断する(S501)。
【0041】ここで、フレーム再送フラグがオフならば
処理を行わない。これに対して、フレーム再送フラグが
オンならば(S501Y)、フレーム再送を行うべく変
数L,Mに上記再送要求フレーム中の再送区間の下限、
上限をそれぞれセットする(S502)。
【0042】次いで、情報フレーム再送部110は、変
数Lと等しい送信順序番号の情報フレームを検索し、こ
れを受信側に送信する(S503)。更に、変数Lを更
新し(S504)、変数Mと等しくなっていないことを
確認しながら(S505N)フレーム再送を順次継続す
る。この間に、変数Lが変数Mと等しくなった場合(S
505Y)、フレーム再送フラグをオフにセットし(S
506)、一連の情報フレームの再送動作を終了する。
【0043】図6は、本発明の通信方式で用いられる再
送要求フレームのフォーマットを示したものである。こ
の再送要求フレームは、図9(b)に示したGBN/S
Rモードを有する従来第1の方式で用いられる再送要求
フレームと同様に、アドレスフィールド、制御フィール
ド、フレームチェックシーケンス(FCS)を基本要素
としている。
【0044】因みに、図9(a)に示したMREJフレ
ームを有する従来第2の方式では、再送要求フレーム内
に、上記アドレスフィールド、制御フィールド、FCS
の他に、更に情報フィールドが挿入された構成となって
いた。
【0045】この情報フィールドは、再送が必要なフレ
ームを指定するものであり、モジュロと等しいビット数
のビットマップパターンから成り、各ビットは、誤りの
なかった最後のフレーム以降の情報フレームの受信状態
に順次対応している。
【0046】このため、モジュロ8では情報フィールド
は1バイトを、モジュロ128では情報フィールドは1
6バイトを要し、モジュロが大きくなる程、MREJフ
レームのフレーム長が長くなり、再送要求フレームに誤
りが生じ易くなるという上述した不都合を有していた。
【0047】一方、図6に示した本発明方式で用いる再
送要求フレームにおいては、制御フレームが、本発明方
式のモードを示すLREJ(Limited REJ )コマンドと
再送区間の上限及び下限で構成される。つまり、本発明
の再送要求フレームでは、制御フィールドの後に上記従
来第2の方式で用いる情報フレームを挿入する必要は無
い。このため、LREJフレームのフレーム長は、図9
(b)に示す従来第1の方式のものと同じで済み、当該
フレームに対する伝送誤りを生じる確率は、モジュロに
関係無く、当該従来第1の方式と同様に極めて小さい。
【0048】次に、図7は、本発明のHDLC通信方式
によるデータ伝送の具体例を示すシーケンスチャートで
ある。本発明では、上述した不連続区間の上限と下限の
情報を挿入したLREJフレームを用いて再送要求を行
う。同図におけるLREJフレームの添字は、左側が再
送区間の下限を示し、右側が再送区間の上限を示してい
る。なお、本実施例においても、情報フレームI の伝送
誤りの生起条件は図8に示した従来通信に係るシーケン
スチャートと全く同様の条件としている。
【0049】本実施例において、送信局は情報フレーム
I0から順次送信を行う。受信局は情報フレームI0を誤り
なく受信するので、送信局に対して次に受信を期待する
送信順序番号を持つ応答フレームRR1 を送信する。送信
局は応答フレームRR1 を受信すると、情報フレームI0が
受信局に正しく受信されたことを認識する。
【0050】続く情報フレームI1は伝送誤りを生じ、受
信局はこれを正しく受信できない。受信局は情報フレー
ムI2を正しく受信した時に、上記情報フレームI1に伝送
誤りが生じ、この時の不連続区間がフレーム番号1 ,2
間の1フレームであることを検出し、送信局に対して上
記不連続区間フレームに関するLREJモードの再送要
求フレームLREJ1 ,2 を送信する。
【0051】送信局は、情報フレームI3の送信中に再送
要求フレームLREJ1 ,2 を受信し、上記情報フレームI3
の送信後に当該再送要求フレームLREJ1 ,2 に対応する
情報フレームI1の再送を行う。受信局は、情報フレーム
I3と再送の情報フレームI1を正しく受信でき、送信順序
番号3までの受信が正常なことを示す応答フレームRR4
を送信する。
【0052】次に、情報フレームI4,I5に伝送誤りが生
じると、受信局は情報フレームI6を正しく受信した時
に、上記情報フレームI4,I5に伝送誤りが生じ、この時
の不連続区間がフレーム番号4 ,6 間の2フレームであ
ることを検出し、送信局に対して上記不連続区間フレー
ムに関するLREJモードの再送要求フレームLREJ4 ,
6 を送信する。
【0053】送信局は、情報フレームI7の送信中に上記
再送要求フレームLREJ4 ,6 を受信すると、上記情報フ
レームI7の送信後に当該再送要求フレームLREJ4 ,6 に
対応する情報フレームI4,I5の再送を行う。ここで、L
REJモードを適用した本発明においては、不連続区間
が2フレーム以上の場合にも、誤りを生じた情報フレー
ムI4,I5のみが再送され、既に受信局に正しく受信され
ている情報フレームI6までも再送されることはない。
【0054】図8に示した従来方式においては、不連続
区間が1フレームの場合にはSRモードで動作するの
で、誤ったフレーム以降に正しい順序で受信した情報フ
レームを受信でき、誤ったフレームのみの再送が行われ
ることからスループットの低下は小さいものの、不連続
区間が2フレーム以上の場合には、GBNモードで動作
するため、再送フレームとしては誤ったフレーム以降の
全ての情報フレームが対象となるので、スループットの
低下が大きくなってしまった。
【0055】この点、本発明のLREJモードを適用し
たフレーム再送制御においては、不連続区間が複数フレ
ームに渡る場合も、従来方式のSRモードと同様に動作
でき、再送されるフレームは誤ったフレームのみで済
み、結果的にスループットの低下を小さく抑えることが
できる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
受信局において、連続して誤った情報フレームの不連続
区間を検出し、この不連続区間を示す情報を含む再送要
求フレームを送信局に送信するとともに、送信局は、受
信した再送要求フレームから再送を必要とするフレーム
区間を検出し、当該区間の情報フレームのみを再送する
ようにしたため、連続して誤った情報フレームの再送に
際して伝送誤りのない情報フレームまで混入することは
なく、しかも再送要求フレーム自体も上記上限値と下限
値を挿入した制御フィールドを含む固定長の短いフレー
ムで済み、伝送誤りに対して極めて安定となることか
ら、連続してフレームに誤りが生じるバーストエラーが
発生した場合にも、モジュロに拘らず常に効率的なフレ
ーム再送を維持でき、スループットの低下を防止できる
という優れた利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るHDLC通信システムに用いられ
る通信端末の機能構成を示すブロック図。
【図2】本発明に係るHDLC通信のフレーム再送方式
による不連続区間検出動作を示すフローチャート。
【図3】本発明に係るHDLC通信のフレーム再送方式
による再送要求フレーム送信動作を示すフローチャー
ト。
【図4】本発明に係るHDLC通信のフレーム再送方式
による再送区間検出動作を示すフローチャート。
【図5】本発明に係るHDLC通信のフレーム再送方式
による情報フレーム再送動作を示すフローチャート。
【図6】本発明に係るHDLC通信のフレーム再送方式
で用いる再送要求フレームのフォーマットを示す図。
【図7】本発明に係るHDLC通信方式によるデータ伝
送の具体的な例を示すシーケンスチャート。
【図8】従来のHDLC通信方式によるデータ伝送の具
体的な例を示すシーケンスチャート。
【図9】従来のHDLC通信のフレーム再送方式で用い
る再送要求フレームのフォーマットを示す図。
【符号の説明】
101 網制御部 102 HDLC通信制御部 103 フレーム受信部 104 フレーム送信部 105 メモリ 106 ホストインタフェース(I/F)部 107 不連続区間検出部 108 再送要求フレーム送信部 109 再送区間検出部 110 情報フレーム再送部 111 主制御部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信網に接続され、送信局と受信局間
    で、ハイレベルデータリンク制御(HDLC)に準拠し
    た手順により通信を行うシステムにおいて、 前記受信局は、受信した情報フレームの送信順序番号に
    基づき受信フレームの不連続区間を検出するとともに、
    該不連続区間を示す区間情報を含む固定長の再送要求フ
    レームを生成して送信局に送信し、連続して誤った情報
    フレームの再送を送信局に対して一括要求することを特
    徴とするHDLC準拠手順による通信方式。
  2. 【請求項2】 通信網に接続され、送信局と受信局間
    で、ハイレベルデータリンク制御(HDLC)に準拠し
    た手順により通信を行うシステムにおいて、 前記受信局は、受信した情報フレームの送信順序番号に
    基づき受信フレームの不連続区間を検出し、該不連続区
    間を示す区間情報を含む固定長の再送要求フレームを生
    成して送信局に送信するとともに、前記送信局は、前記
    受信局から受信した前記再送要求フレーム中の前記区間
    情報を抽出して再送が必要な情報フレームの不連続区間
    を認識し、当該不連続区間に対応する各情報フレームを
    順次再送することを特徴とするHDLC準拠手順による
    通信方式。
  3. 【請求項3】 不連続区間の検出は、受信した情報フレ
    ームの送信順序番号が不連続となった時の当該送信順序
    番号の下限値と上限値とを抽出する方法により実現さ
    れ、前記区間情報は当該下限値及び上限値の各情報によ
    って構成されることを特徴とする請求項1または2記載
    のHDLC準拠手順による通信方式。
  4. 【請求項4】 通信網に接続され、送信局と受信局間
    で、ハイレベルデータリンク制御(HDLC)に準拠し
    た手順により通信を行うシステムにおいて、 前記受信局は、 受信した情報フレームの送信順序番号を監視し、該送信
    順序番号が不連続となった場合、当該不連続区間に対応
    する送信順序番号の上限値及び下限値を検出する不連続
    区間検出手段と、 該不連続区間検出手段により検出された前記上限値及び
    前記下限値の送信順序番号を挿入した固定長の再送要求
    フレームを生成し、送信局に送信する再送要求フレーム
    送出手段とを具備することを特徴とするHDLC準拠手
    順による通信方式。
  5. 【請求項5】 通信網に接続され、送信局と受信局間
    で、ハイレベルデータリンク制御(HDLC)に準拠し
    た手順により通信を行うシステムにおいて、 前記受信局は、受信した情報フレームの送信順序番号を
    監視し、該送信順序番号が不連続となった場合、当該不
    連続区間に対応する送信順序番号の上限値及び下限値を
    検出する不連続区間検出手段と、 該不連続区間検出手段により検出された前記上限値及び
    前記下限値の送信順序番号を挿入した固定長の再送要求
    フレームを生成し、送信局に送信する再送要求フレーム
    送出手段とを具備し、 前記送信局は、前記受信局から送られてくる前記再送要
    求フレーム中から前記上限値及び下限値を抽出して再送
    すべき情報フレーム区間を認識する再送区間検出手段
    と、 該再送区間検出手段により抽出された前記下限値から前
    記上限値までの対応する送信順序番号を持つ各情報フレ
    ームを順次再送する情報フレーム再送手段とを具備する
    ことを特徴とするHDLC準拠手順による通信方式。
JP6231557A 1994-09-27 1994-09-27 Hdlc準拠手順による通信方式 Pending JPH0897880A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010515308A (ja) * 2006-12-30 2010-05-06 トムソン ライセンシング データ伝送の適応的誤り訂正方法及びその装置
JP2013074336A (ja) * 2011-09-26 2013-04-22 Nec Corp 通信装置及び通信方法

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