JP2000312201A - 通信装置および誤り制御方法 - Google Patents

通信装置および誤り制御方法

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JP2000312201A
JP2000312201A JP11121720A JP12172099A JP2000312201A JP 2000312201 A JP2000312201 A JP 2000312201A JP 11121720 A JP11121720 A JP 11121720A JP 12172099 A JP12172099 A JP 12172099A JP 2000312201 A JP2000312201 A JP 2000312201A
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retransmission
arq
gbn
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Noriyuki Fukui
範行 福井
Nobuo Kikuchi
信夫 菊地
Akihiro Shibuya
昭宏 渋谷
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データの最大遅延時間の低減およびスループ
ットの向上を実現し、さらに処理の簡素化を実現可能な
通信装置およびその誤り制御方法を得ること。 【解決手段】 送信局および受信局の間の送受信にてフ
レームの誤りが発生した場合に、受信局が、誤りのある
フレームの再送を要求するSR−ARQと、誤りのある
フレーム以降のすべてのフレームの再送を要求するGB
N−ARQと、の二つの方式を併用可能とし、さらにS
R−ARQによる再送を要求し、その要求に対する再送
が完了する前に、GBN−ARQに移行する所定の条件
がそろった段階で、GBN−ARQによる再送を要求す
る受信局と、その再送要求を受け取り、GBN−ARQ
による再送を行う場合、フレーム群の先頭フレームを再
送フレームとして送信し、それ以降のフレームについて
は、新規フレームとして送信する送信局と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受信側にてデータ
の誤り検出を行い、誤り検出時に送信側に同一データの
再送要求を行うことにより、データの信頼度をあげるA
RQ(AutomaticRepeat Request:自動再送要求)方式
を採用する通信装置に関するものであり、特に、SR
(Selective Repeat)−ARQ方式とGBN(Go Back
N)−ARQ方式を併用することにより、効率よく誤り
制御を行う通信装置、およびその誤り制御方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の誤り制御技術について説明
する。たとえば、伝送路上で、送信局から送信したデー
タに誤りが発生し、受信局にてそのデータが正しく受信
できなかった場合に、受信局からの再送要求により送信
局が同一のデータを再送する誤り制御技術がある。これ
は、伝送する符号の冗長度が少なくても高い信頼度が得
られる誤り制御技術として、ARQ方式と呼ばれ、通
常、誤り訂正符号化されたデータの冗長度が多いほど高
い信頼度が得られるFEC(Forward Error Correctio
n:前方誤り訂正)方式との併用で使用される。
【0003】上記、ARQ方式によるデータの再送方法
は、大きく2種類に分けられ、誤ったフレームのみを再
送するSR(Selective Repeat)方式と、最初に誤った
フレーム以降のすべてのフレームを再送するGBN(Go
Back N)方式と、がある。これらの方式には、それぞ
れに長所と短所があり、最近では二つの方式を組み合わ
せて使用するARQ方式が検討されている。
【0004】この二つの方式を組み合わせたARQ方式
に関する文献としては、たとえば、特開昭62−108
632(データ伝送方式)、がある。図8は、上記従来
の誤り制御技術を示す図である。以下、図8に基づいて
従来の誤り制御技術を説明する。たとえば、送信局は、
送信したいデータを送信単位であるフレームに分け、各
フレームにシリアル番号をつけて送信する。そして、受
信局は、CRC(cyclic redun-dancy check:巡回冗長
検査)等の誤りチェックを通過したフレームについて、
フレーム番号を確認する。ここで、受信局は、再送フレ
ームを除き、新規フレームにおいて番号に不連続を検出
すると、消失したフレームに誤りがあると判断し、誤っ
たフレーム(消失したフレーム)の再送を要求する。
【0005】このとき、受信局では、誤りフレームが一
つの場合、または、誤りフレームが連続し、その誤りフ
レーム数が規定値未満であるときには、SRによる再送
を要求し、誤りフレームが連続し、その誤りフレーム数
が規定値以上であるときには、GBNによる再送を要求
する。なお、図8は、たとえば、規定値=3の場合を示
しており、第2フレームが誤った時には、フレーム番号
2をそえてSRによる再送を要求し、つぎに、第5〜7
フレームが誤った時には、誤りフレーム群中の先頭フレ
ーム番号5をそえてGBNによる再送を要求している。
このとき、GBNによる再送を要求された送信局では、
第5フレーム以降をすべて再送信する。
【0006】たとえば、図8においては、受信局がフレ
ーム番号順に送信局からのフレームを受信する。受信局
では、番号3のフレームの受信時に、フレーム番号の不
連続を検出し、すなわち、番号2のフレームに誤りがあ
ると判断し、ここで番号2をそえたSRによる再送を要
求する。その後、続けて番号3,4…のフレームを受信
する。つぎに、受信局では、番号8のフレームの受信時
に、番号5,6,および7の連続フレームの誤りを検出
する。
【0007】通常、受信局では、GBN−ARQの条件
がそろえば、すなわち、規定値以上の連続フレーム誤り
を検出すれば、ただちにGBNによる再送要求フレーム
を送信する。しかし、図8に示す例では、第2フレーム
の再送要求を行い、かつ3フレームにおよぶ連続フレー
ム誤りを検出した、第8フレームの受信時点において、
まだ第2フレームの再送フレームを受信していない。こ
のような場合、受信局は、第2フレームを正しく受信す
るまで、GBNによる再送要求を行わない。
【0008】そのため、受信局では、第2フレームを正
しく受信後、第5フレーム以降のフレームを再度受信す
るために、GBNによる再送要求を送信する。なお、受
信局がGBNによる再送要求を送信し、最初の再送フレ
ームを受信するまでを、GBN−ARQモードと呼び、
それ以外の期間をSR−ARQと呼ぶ。
【0009】その後、第5フレームの再送フレームを受
信すると、受信局では、SR−ARQモードに戻り、後
続の再送フレームを受信する。なお、このとき、以前に
新規フレームとして受信した番号8から13のフレーム
は、廃棄される。
【0010】つぎに、送信局と受信局との間で送受信さ
れるフレームの形式について説明する。このフレーム形
式に関する文献としては、たとえば、特開平3−104
335号公報(信号伝送方式)、がある。図9は、この
フレームフォーマットを示す図である。
【0011】ここでは、通常フレームはIフォーマット
で伝送し、再送フレームはI´フォーマットで伝送し、
SRの再送要求フレームはREJフォーマットで伝送
し、GBNの再送要求フレームはREJ´フォーマット
で伝送する。また、Wはメッセージ送信完了までの残り
のフレーム数であり、Aはアドレスであり、IDは新規
/再送/再送要求などのフレーム種別であり、N(S)
は送信フレーム番号であり、N(R)は受信フレーム番
号である。なお、N(R)には、正しく受信したフレー
ムのN(S)をそのまま使用する。また、図9に示す例
では、物理レイヤの送信単位をスロットと呼び、レイヤ
2以上の送信単位をフレームと呼んでおり、n(S)と
n(R)は、それぞれ送信スロット番号、受信スロット
番号を示している。
【0012】このように、従来の誤り制御技術において
は、上記フレームを、図8に示す方法で送受信すること
により、データの信頼度の向上をはかっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記、
従来の誤り制御技術では、GBN−ARQの条件がそろ
った時点において、それ以前にSR−ARQが完了して
いない場合には、SRによる再送フレームを正しく受信
するまで、受信局にてGBNによる再送要求を送信しな
い。そのため、仮に図8において、第2フレームの再送
フレームに再び誤りが発生した場合には、GBNの再送
要求フレームを送信するタイミングが、さらに遅れるこ
とになる、という問題があった。
【0014】また、従来の誤り制御技術は、上記のよう
に、フレームの再送(図8では第5フレーム以降の再送
に相当)が遅れることになるため、大きな遅延を許容し
ない種類のデータ伝送には、採用できない、という問題
があった。
【0015】また、従来の誤り制御技術では、GBNに
より再送要求したフレーム群中の先頭フレームを、再送
フレームにて受信した時点で、SR−ARQモードに戻
っている。しかしながら、GBNによる再送要求に対す
る再送フレームにて、その先頭フレームに再び誤りが発
生した場合には、すなわち、たとえば、図8中のGBN
による第5フレームの再送フレームに誤りが発生し、第
6フレーム以降の再送フレームを正しく受信したケース
においては、この受信局は、SR−ARQモードに戻れ
ず、第5フレームを正しく受信するまで第6フレーム以
降の受信を待つことになり、遅延が発生する、という問
題があった。さらに、それに加えて、正しく受信してい
る第6フレーム以降のデータまでもが廃棄されることと
なり、結果としてスループットが低下する、という問題
があった。
【0016】また、従来の誤り制御技術では、再送フレ
ームを受信した受信局にて、記憶している再送要求のフ
レーム番号を消去している。しかしながら、再送フレー
ムが必ずしも要求した順序で到達するとは限らないこと
を考慮すると、図9に示したフレームフォーマットで
は、フレームに関する情報は、N(S)のみであるた
め、フレーム番号に関する記憶バッファをすべて検索
し、N(S)と一致するものを探さなければならず、処
理が非常に多くなる、という問題があった。
【0017】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
って、データの最大遅延時間の低減、およびスループッ
トの向上を実現し、さらに処理の簡素化を実現可能な通
信装置を得ること、およびその誤り制御方法を得ること
を目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明にかかる通信装置にあっ
ては、送信局および受信局の間の送受信にてフレームの
誤りが発生した場合に、受信局が、誤りのあるフレーム
の再送を要求するSR−ARQと、誤りのあるフレーム
以降のすべてのフレームの再送を要求するGBN−AR
Qと、の二つの方式を併用可能とし、さらに、前記SR
−ARQによる再送を要求し、その要求に対する再送が
完了する前に、前記GBN−ARQに移行する所定の条
件がそろった段階で、GBN−ARQによる再送を要求
する受信局(後述する実施の形態のユーザインタフェー
ス部1、受信制御部7、復調部6、高周波部4、アンテ
ナ5に相当)と、その再送要求を受け取り、前記GBN
−ARQによる再送を行う場合、フレーム群の先頭フレ
ームを再送フレームとして送信し、それ以降のフレーム
については、新規フレームとして送信する送信局(ユー
ザインタフェース部1、送信制御部2、変調部3、高周
波部4に相当)と、を備えることを特徴とする。
【0019】この発明によれば、受信局は、SR−AQ
Rによる再送要求を送信して再送フレームを受信してい
ない状態でも、その再送フレームの受信を待たずに、す
なわち、この状態でフレーム誤りを検出した場合、その
直後に、送信局に対して、GBN−ARQによる再送要
求を送信する。また、送信局は、その送信要求を受け取
ると、要求された誤りの起きたフレームと、それに続く
フレームをただちに送信する。これにより、従来のよう
に、再送フレームが到着するまで、つぎの再送要求フレ
ームの送信を待つ必要がなくなり、最大遅延時間を大幅
に短縮できる。
【0020】つぎの発明にかかる通信装置において、前
記所定の条件とは、連続する誤りフレームの数であり、
連続誤りフレーム数が規定値未満のときに、前記SR−
ARQによる再送要求を送信し、規定値以上のときに、
前記GBN−ARQによる再送要求を送信することを特
徴とする。
【0021】この発明によれば、連続誤りフレーム数が
規定値未満のときにSR−ARQによる再送要求を送信
し、規定値以上のときにGBN−ARQによる再送要求
を送信するため、効率よく誤り制御を行うことができ
る。
【0022】つぎの発明にかかる通信装置において、前
記受信局は、前記GBN−ARQによる再送要求を送信
後、その要求に対応するフレーム群の先頭フレームを受
信していない場合でも、そのフレーム群の少なくとも一
つを受信した時点で、自動的に前記SR−ARQに移行
することを特徴とする。
【0023】この発明によれば、受信局は、GBNの再
送要求を送信した場合に送信局から送られてくる、フレ
ーム群のいずれか一つのフレームを受信した時点で、G
BN−ARQモードをSR−ARQモードに戻す。これ
により、正しく受信したフレームを廃棄することなく、
フレーム全体の最大遅延時間を短縮することができ、さ
らに、スループットの低下を防ぐこともできる。
【0024】つぎの発明にかかる通信装置において、前
記受信局は、再送要求時、誤りのあるフレームに対応す
るフレーム番号の格納アドレスを、管理番号として再送
要求フレームに添付して送信し、前記再送要求フレーム
を受け取った送信局は、前記フレーム番号に相当する再
送フレームを、前記フレーム番号および前記管理番号と
ともに送信することを特徴とする。
【0025】この発明によれば、誤ったフレームの番号
を記憶する受信局が、送信局に対して管理番号を通知
し、送信局が再送フレームを送信する際に、その管理番
号を再度添付している。これにより、再送フレームを正
しく受信した受信局では、管理番号を参照するだけで、
記憶しているフレーム番号をただちに消去することがで
きようになるため、記憶領域すべてを検索する手間のか
かる処理を省略することができる。すなわち、処理の簡
素化を実現可能な通信装置を得ることができる。
【0026】つぎの発明にかかる誤り制御方法にあって
は、送信局および受信局の間の送受信にてフレームの誤
りが発生した場合に、受信局が、誤りのあるフレームの
再送を要求するSR−ARQと、誤りのあるフレーム以
降のすべてのフレームの再送を要求するGBN−ARQ
と、の二つの方式を併用し、さらに、前記受信局が、前
記SR−ARQによる再送を要求し、その要求に対する
再送が完了する前に、前記GBN−ARQに移行する所
定の条件がそろった段階で、GBN−ARQによる再送
を要求するステップと、前記再送要求を受け取った送信
局が、前記GBN−ARQによる再送を行う場合、フレ
ーム群の先頭フレームを再送フレームとして送信し、そ
れ以降のフレームについては、新規フレームとして送信
するステップと、を含むことを特徴とする。
【0027】この発明によれば、受信局が、SR−AQ
Rによる再送要求を送信して再送フレームを受信してい
ない状態でも、その再送フレームの受信を待たずに、す
なわち、この状態でフレーム誤りを検出した場合、その
直後に、送信局に対して、GBN−ARQによる再送要
求を送信する。また、送信局が、その送信要求を受け取
ると、要求された誤りの起きたフレームと、それに続く
フレームをただちに送信する。これにより、従来のよう
に、再送フレームが到着するまで、つぎの再送要求フレ
ームの送信を待つ必要がなくなり、最大遅延時間を大幅
に短縮できる。
【0028】つぎの発明にかかる誤り制御方法におい
て、前記所定の条件とは、連続する誤りフレームの数で
あり、連続誤りフレーム数が規定値未満のときに、前記
SR−ARQによる再送要求を送信し、規定値以上のと
きに、前記GBN−ARQによる再送要求を送信するこ
とを特徴とする。
【0029】この発明によれば、連続誤りフレーム数が
規定値未満のときにSR−ARQによる再送要求を送信
し、規定値以上のときにGBN−ARQによる再送要求
を送信するため、効率よく誤り制御を行うことができ
る。
【0030】つぎの発明にかかる誤り制御方法にあって
は、前記受信局にて、前記GBN−ARQによる再送要
求を送信後、その要求に対応するフレーム群の先頭フレ
ームを受信していない場合でも、そのフレーム群の少な
くとも一つを受信した時点で、自動的に前記SR−AR
Qに移行することを特徴とする。
【0031】この発明によれば、受信局が、GBNの再
送要求を送信した場合に送信局から送られてくる、フレ
ーム群のいずれか一つのフレームを受信した時点で、G
BN−ARQモードをSR−ARQモードに戻す。これ
により、正しく受信したフレームを廃棄することなく、
フレーム全体の最大遅延時間を短縮することができ、さ
らに、スループットの低下を防ぐこともできる。
【0032】つぎの発明にかかる誤り制御方法にあって
は、前記受信局による再送要求時、誤りのあるフレーム
に対応するフレーム番号の格納アドレスを、管理番号と
して再送要求フレームに添付して送信し、前記再送要求
フレームを受け取った送信局にて、前記フレーム番号に
相当する再送フレームを、前記フレーム番号および前記
管理番号とともに送信することを特徴とする。
【0033】この発明によれば、誤ったフレームの番号
を記憶する受信局が、送信局に対して管理番号を通知
し、送信局が再送フレームを送信する際に、その管理番
号を再度添付している。これにより、再送フレームを正
しく受信した受信局では、管理番号を参照するだけで、
記憶しているフレーム番号をただちに消去することがで
きようになるため、記憶領域すべてを検索する手間のか
かる処理を省略することができる。すなわち、処理の簡
素化を実現する誤り制御方法を提供できる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかる通信装置
および誤り制御方法の実施の形態を図面に基づいて詳細
に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限
定されるものではない。
【0035】図1は、本発明にかかる通信装置の送信局
および受信局の構成図である。なお、図1(a)が送信
局を示すものであり、(b)が受信局を示すものであ
り、これらの構成はすべての通信装置がそれぞれ備えて
いる。図1において、1は送信する映像や情報などを取
り込み、‘1'および‘0'のディジタルデータに変換し
て送信バッファへ転送する、また、受信バッファから
‘1'および‘0'のディジタルデータを受け取り、映像
や情報に変換するユーザインタフェース部であり、2は
送信局としての動作を制御する送信制御部であり、3は
前記変換されたディジタルデータを変調する変調部であ
り、4はその変調信号を無線伝送用の高い周波数帯域に
アップコンバートする、または、高い周波数帯域から低
い周波数帯域にダウンコンバートする高周波部であり、
5はアンテナであり、6は低周波数帯域の信号をディジ
タルデータに復調する復調部であり、7は受信局として
の動作を制御する受信制御部である。
【0036】また、図2は、上記通信装置を構成する送
信制御部2および受信制御部7の構成図である。なお、
図2(a)は、送信制御部2を示すものであり、(b)
は、受信制御部7を示すものである。図2(a)におい
て、21は送信データを蓄積する送信バッファであり、
22は送信バッファから送信すべきデータを取り出し、
フレーム番号や再送/新規のフレーム種別を付加する再
送/新規制御部であり、23は再送要求の有無や受信局
での受信/非受信を解析する受信データ解析部である。
さらに、図2(b)において、71は受信データ中の誤
りの有無をチェックする誤りチェック部であり、72は
フレーム番号のチェックを行う受信/非受信判断部であ
り、73は正しく受信したデータを蓄積する受信バッフ
ァであり、74は非受信が発生した場合に再送要求メッ
セージを作成する再送要求制御部であり、75は再送要
求を行ったフレームの番号を記憶する再送要求フレーム
記憶部である。
【0037】つぎに、上記通信装置を構成する送信制御
部2および受信制御部7の動作概要を簡単に説明する。
たとえば、送信制御部2において、送信バッファ21で
は、フレーム単位に分けられた送信データを蓄積し、こ
こに蓄えられた送信データは、従来同様、フレーム番号
順に再送/新規制御部22の制御により送信される。
【0038】また、受信局からのデータを受け取った受
信データ解析部23では、受信データとして再送要求を
検出した場合に、要求されているフレーム番号と、SR
/GBNの種別を再送/新規制御部22に通知する。そ
して、再送要求の通知を受けた再送/新規制御部22
は、再送すべきフレームを送信バッファ21から取り出
し、フレーム番号と再送フレームである旨を付加して、
後続の変調部3に出力する。一方、前記受信データ解析
部23が、受信局で正しく受信された旨を送信局に通知
するための受信通知を検出した場合には、その正しく受
信されたフレームを蓄積している送信バッファ21の領
域をクリアする。
【0039】従って、送信局では、受信局からの再送要
求を検出しない限り、新規のデータを送信バッファ21
から取り出し、フレーム番号と新規フレームである旨を
付加して変調部3に出力しつづけることになる。
【0040】また、受信局では、まず、誤りチェック部
71が受信フレームの誤りチェックを行い、誤りのない
フレームだけを受信/非受信判断部72に出力する。受
信/非受信判断部72では、フレーム番号のチェックを
行い、連続したフレーム番号のフレームを受信している
場合には、フレーム番号などを取り外し、ユーザデータ
だけを受信バッファ73に蓄積する。そして、再送要求
制御部74では、これを受けて、正しく受信したフレー
ムの番号を送信局に通知するための受信通知メッセージ
を作成する。
【0041】一方、不連続が発生した場合には、消失し
たフレームに誤りが発生したと判断し、その旨を消失し
たフレーム番号とともに再送要求制御部74に通知す
る。そして、フレーム誤りの通知を受けた再送要求制御
部74では、連続誤りフレーム数(従来同様)からSR
/GBNの判断を行い、再送要求メッセージを作成す
る。また、再送要求制御部74では、再送要求メッセー
ジを作成するとともに、要求するフレーム番号を再送要
求フレーム記憶部75で記憶しておく。なお、ここで、
記憶されたフレーム番号は、再送により正しく受信され
ると消去され、ある一定時間経過後においても同一フレ
ーム番号が残っていれば、そのフレーム番号に対応する
フレームを、再度要求する。
【0042】以下、本発明にかかる通信装置による誤り
制御技術について詳細に説明する。図3および図4は、
本実施の形態における誤り制御方法の概要を示す図であ
る。図3および図4において、送信局では、送信したい
データを複数のフレームに分けて、フレーム番号を付け
て送信し、受信局では、受信するフレームに誤りが発生
すると、その誤ったフレームの再送を要求する。このよ
うな基本動作は、従来技術と同一である。また、連続誤
りフレーム数が規定値未満のときには、SR−ARQモ
ードでSRによる再送要求を送信し、規定値以上のとき
には、GBN−ARQモードでGBNによる再送要求を
送信する動作も従来技術と同一である。なお、図3で
は、たとえば、規定値=3の例にて、上記動作を行って
いる。
【0043】しかしながら、上記動作を行う通信装置に
おける本実施の形態の誤り制御には、以下の二つの特徴
がある。一つ目は、受信局が、たとえば、図3に示すよ
うに、SRによる再送を要求した場合、その再送が完了
する前においても、GBN−ARQの条件がそろえば、
GBNによる再送を要求する、ということである。図3
に従って具体的に説明する。たとえば、第2フレームが
消失した場合、受信局では、まず、フレーム番号3のフ
レームを受信時にSRよる再送要求を送信する。
【0044】その後、SR−ARQモードでの受信で、
第5〜7フレームに連続的な誤りが発生すると、受信局
では、GBN−ARQの再送条件(規定値の3以上)が
そろうことになる。しかし、この時点では、受信局は、
図示のとおり、第2フレームの再送フレームを受信して
いないため、従来技術においては、GBNによる再送要
求を送信できない。そこで、本実施の形態においては、
第2フレームの再送フレームを受信していない状態で
も、つぎの第8フレームの受信時点で、誤りフレーム群
の先頭フレーム番号である5をそえて、GBNによる再
送要求を送信できるようにする。
【0045】また、この再送要求を受け取った送信局で
は、GBNによる再送を行う場合、フレーム群の先頭フ
レームのみ、すなわち、第5フレームのみを再送フレー
ムとして送信し、それ以降のフレーム、すなわち、第6
フレーム以降のフレームについては、新規フレームとし
て送信する。
【0046】このように、本実施の形態において、受信
局は、SRによる再送要求を送信して再送フレームを受
信していない状態でも、その再送フレームの受信を待た
ずに、すなわち、この状態でフレーム誤りの検出した場
合、その直後に、送信局に対してGBNによる再送要求
を送信する。また、送信局は、その送信要求を受け取る
と、要求された誤りの起きたフレームと、それに後続す
るフレームをただちに送信する。これにより、従来のよ
うに、再送フレームが到着するまで、つぎの再送要求フ
レームの送信を待つ必要がなくなり、最大遅延時間を大
幅に短縮できる。
【0047】また、特徴の二つ目は、受信局が、たとえ
ば、図4に示すように、GBNによる再送を要求した
後、再送フレーム群の先頭フレームを受信していない場
合でも、再送フレーム群のその他のフレームを受信する
と、自動的にSR−ARQモードに戻る、ということで
ある。図4に従って具体的に説明する。たとえば、受信
局がフレーム番号5をそえて、GBNによる再送要求を
送信し、その再送要求をうけて、送信局が第5フレーム
を再送し、仮にその再送フレームに再び誤りがある場
合、従来技術においては、受信局にて正しい第5フレー
ムを受信するまで待つことになり、それまでは、後続し
て送信される第6フレーム以降のフレームを受信するこ
とができない。
【0048】そこで、本実施の形態では、第5フレーム
に相当する再送フレームに再び誤りが発生した場合にお
いても、つぎの第6フレームに相当するフレームを受信
した時点で、ただちに、SR−ARQモードに戻り、フ
レーム番号5をそえてSRによる再送要求を送信可能と
する。
【0049】このように、本実施の形態において、受信
局は、GBNの再送要求を送信した場合に送信局から送
られてくる、フレーム群のいずれか一つのフレームを受
信した時点で、GBN−ARQモードをSR−ARQモ
ードに戻す。これにより、正しく受信したフレームを廃
棄することなく、データ全体の最大遅延時間を短縮する
ことができ、さらに、スループットの低下を防ぐことも
できる。
【0050】図5は、上記通信装置における誤り制御方
法を時系列的に表したフローチャートである。以下、上
記誤り制御方法を、図5を用いて詳細に説明する。ま
ず、受信したフレームが新規フレームである場合につい
て説明する。たとえば、新規フレームを受信した場合
(ステップS1、ステップS2,No)、受信局では、
そのフレームのフレーム番号と、フレーム番号の期待値
と、を比較し(ステップS8)、一致する場合(ステッ
プS8,Yes)、その新規フレームが正しいと判断
し、フレーム番号の期待値をインクリメントし、さら
に、つぎのフレームの受信を待つ(ステップS9)。
【0051】一方、一致しない場合(ステップS8,N
o)、受信局では、その新規フレームが誤りであると判
断し、その(または連続する)誤りフレームが規定値未
満であれば(ステップS10,Yes)、送信局に対し
て、つぎのフレーム受信時に、SRによる再送要求を送
信する(ステップS11)。このとき、受信局では、再
送要求フレームの番号を再送要求フレーム記憶部75に
記憶し(ステップS12)、つぎに受信する予定のフレ
ーム番号の期待値をインクリメントしておく(ステップ
S13)。
【0052】なお、受信局は、ここで、現在のモードが
SR−ARQモードか、または、GBN−ARQモード
か、を確認し(ステップS14)、GBN−ARQモー
ドであれば(ステップS14,Yes)、つぎのフレー
ムを受信できるように、モードをSR−ARQモードに
戻す(ステップS15)。逆にSR−ARQモードであ
れば(ステップS14,No)、このモードのまま、つ
ぎのフレームの受信を待つ。
【0053】また、ステップS8の確認で、一致せず
(ステップS8,No)、連続する誤りフレームが規定
値以上であれば(ステップS10,No)、受信局で
は、現在のモードがSR−ARQモードか、または、G
BN−ARQモードか、を確認し(ステップS16)、
GBN−ARQモードであれば(ステップS16,Ye
s)、そのモードのままで、再送データの先頭フレーム
を待つ(ステップS23)。
【0054】逆にSR−ARQモードであれば(ステッ
プS16,No)、受信局では、GBN−ARQの条件
を満たしたものと判断し、送信局に対して、GBNによ
る再送要求を送信する(ステップS17)。そして、再
送要求フレーム記憶部75に、再送要求フレームのフレ
ーム番号を記憶し(ステップS18)、モードをGBN
−ARQに変更する(ステップS19)。
【0055】つぎに、受信したフレームが再送フレーム
である場合について説明する。たとえば、再送フレーム
を受信すると(ステップS1、ステップS2,Ye
s)、受信局では、再送要求フレーム記憶部75内で記
憶していたフレーム番号を消去し(ステップS3)、そ
のフレームのフレーム番号と、フレーム番号期待値と、
を比較する(ステップS4)。そして、それが一致しな
い場合(ステップS4,No)、受信局では、そのまま
の状態でつぎのフレームを待つ(ステップS20)。
【0056】逆に一致する場合(ステップS4,Ye
s)、受信局では、フレーム番号の期待値をインクリメ
ントし(ステップS5)、現在のモードがSR−ARQ
モードか、または、GBN−ARQモードか、を確認す
る(ステップS6)。たとえば、モードがGBN−AR
Qモードであれば(ステップS6,YES)、受信局
は、以降のフレームを受信するために、モードをSR−
ARQモードに戻す(ステップS7)。一方、SR−A
RQモードであれば(ステップS6,No)、受信局
は、そのままの状態で、つぎのフレームを待つ(ステッ
プS21)。
【0057】以上のように、本実施の形態における誤り
制御方法によれば、前述した本発明の特徴を実現するこ
とができる。すなわち、受信局がSRによる再送要求を
送信して再送フレームを受信していない状態でも、その
再送フレームの受信を待たずに、送信局に対してGBN
による再送要求を送信できるため、従来のように、再送
フレームが到着するまで、再送要求の送信を待つ必要が
なくなり、最大遅延時間を大幅に短縮できる。
【0058】また、受信局がGBNの再送要求を送信し
た場合に送信局から送られてくる、フレーム群のいずれ
か一つのフレームを受信した時点で、GBN−ARQモ
ードをSR−ARQモードに戻すため、正しく受信した
フレームを廃棄することなく、データ全体の最大遅延時
間を短縮することができ、さらに、スループットの低下
を防ぐこともできる。なお、上記誤り制御方法は、ハー
ドウェアおよびソフトウェアのどちらにおいても実現可
能である。
【0059】つぎに、本実施の形態にて送信局と受信局
との間で送受信されるフレームのフォーマットについて
説明する。図6は、本実施の形態にかかるフレームのフ
ォーマットを示す図である。
【0060】ここでは、通常フレームはIフォーマット
で伝送し、再送フレームはI´フォーマットで伝送し、
SRの再送要求フレームはREJフォーマットで伝送
し、GBNの再送要求フレームはREJ´フォーマット
で伝送する。また、Wはメッセージ送信完了までの残り
のフレーム数であり、Aはアドレスであり、IDは新規
/再送/再送要求などのフレーム種別であり、N(S)
は送信フレーム番号であり、N(R)は受信フレーム番
号である。なお、N(R)には、正しく受信したフレー
ムのN(S)をそのまま使用する。また、図6に示す例
では、物理レイヤの送信単位をスロットと呼び、レイヤ
2以上の送信単位をフレームと呼んでおり、n(S)と
n(R)は、それぞれ送信スロット番号、受信スロット
番号を示している。
【0061】さらに、本実施の形態においては、I´、
REJ、REJ´フレームに、M(S)、または、M
(R)を追加する。M(R)は、再送要求フレーム記憶
部75の管理番号であり、M(S)は、再送を行うフレ
ームが、再送要求された時についてきたM(R)と同じ
番号とする。
【0062】以下、上記フレームフォーマットを用い
て、送信局および受信局との間でフレームを送受信する
ときの動作について説明する。図7は、その動作を示す
ものである。たとえば、受信局では、フレーム誤りが発
生すると、再送要求フレーム記憶部75に誤ったフレー
ムの番号を順次格納する。このとき、格納領域を表すア
ドレスを前記管理番号として、再送要求フレームに添付
する。図7に示す例においては、フレーム番号N(R
m)のフレームに誤りが発生した場合について記述され
ており、そのフレーム番号を管理番号M(1)の領域に
格納する。そして、再送要求を送信するときには、フレ
ーム番号N(Rm)と、前記管理番号M(1)とを添付
する。
【0063】この再送要求を受け取った送信局では、フ
レーム番号N(Rm)に相当する再送フレームを、その
フレーム番号と、受信局から受け取った管理番号M
(1)とともに再送する。そして、その再送フレームを
受け取った受信局では、添付されている管理番号M
(1)を読み取り、その後、再送要求フレーム記憶部7
5における管理番号M(1)の領域のフレーム番号を消
去する。
【0064】このように、本実施の形態においては、誤
ったフレームの番号を記憶する受信局が、送信局に対し
て、記憶領域を示す管理番号を通知し、送信局が再送フ
レームを送信する際に、その管理番号を添付している。
これにより、再送フレームを正しく受信した受信局で
は、管理番号を参照するだけで、記憶しているフレーム
番号をただちに消去することができようになるため、記
憶領域すべてを検索する手間のかかる処理を省略するこ
とができる。すなわち、処理の簡素化を実現可能な通信
装置を得ることができる。
【0065】
【発明の効果】以上、説明したとおり、本発明によれ
ば、受信局は、SR−ARQによる再送要求を送信して
再送フレームを受信していない状態でも、その再送フレ
ームの受信を待たずに、すなわち、この状態でフレーム
誤りを検出した場合、その直後に、送信局に対して、G
BN−ARQによる再送要求を送信する。また、送信局
は、その送信要求を受け取ると、要求された誤りの起き
たフレームと、それに続くフレームをただちに送信す
る。これにより、従来のように、再送フレームが到着す
るまで、つぎの再送要求フレームの送信を待つ必要がな
くなり、最大遅延時間を大幅に短縮できる、という効果
を奏する。
【0066】つぎの発明によれば、連続誤りフレーム数
が規定値未満のときにSR−ARQによる再送要求を送
信し、規定値以上のときにGBN−ARQによる再送要
求を送信するため、効率よく誤り制御を行うことができ
る、という効果を奏する。
【0067】つぎの発明によれば、受信局は、GBNの
再送要求を送信した場合に送信局から送られてくる、フ
レーム群のいずれか一つのフレームを受信した時点で、
GBN−ARQモードをSR−ARQモードに戻す。こ
れにより、正しく受信したフレームを廃棄することな
く、フレーム全体の最大遅延時間を短縮することがで
き、さらに、スループットの低下を防ぐこともできる、
という効果を奏する。
【0068】つぎの発明によれば、誤ったフレームの番
号を記憶する受信局が、送信局に対して管理番号を通知
し、送信局が再送フレームを送信する際に、その管理番
号を再度添付している。これにより、再送フレームを正
しく受信した受信局では、管理番号を参照するだけで、
記憶しているフレーム番号をただちに消去することがで
きようになるため、記憶領域すべてを検索する手間のか
かる処理を省略することができる、という効果を奏す
る。すなわち、処理の簡素化を実現可能な通信装置を得
ることができる、という効果を奏する。
【0069】つぎの発明によれば、受信局が、SR−A
RQによる再送要求を送信して再送フレームを受信して
いない状態でも、その再送フレームの受信を待たずに、
すなわち、この状態でフレーム誤りの検出した場合、そ
の直後に、送信局に対して、GBN−ARQによる再送
要求を送信する。また、送信局が、その送信要求を受け
取ると、要求された誤りの起きたフレームと、それに続
くフレームをただちに送信する。これにより、従来のよ
うに、再送フレームが到着するまで、つぎの再送要求フ
レームの送信を待つ必要がなくなり、最大遅延時間を大
幅に短縮できる、という効果を奏する。
【0070】つぎの発明によれば、連続誤りフレーム数
が規定値未満のときにSR−ARQによる再送要求を送
信し、規定値以上のときにGBN−ARQによる再送要
求を送信するため、効率よく誤り制御を行うことができ
る、という効果を奏する。
【0071】つぎの発明によれば、受信局が、GBNの
再送要求を送信した場合に送信局から送られてくる、フ
レーム群のいずれか一つのフレームを受信した時点で、
GBN−ARQモードをSR−ARQモードに戻す。こ
れにより、正しく受信したフレームを廃棄することな
く、フレーム全体の最大遅延時間を短縮することがで
き、さらに、スループットの低下を防ぐこともできる、
という効果を奏する。
【0072】つぎの発明によれば、誤ったフレームの番
号を記憶する受信局が、送信局に対して管理番号を通知
し、送信局が再送フレームを送信する際に、その管理番
号を再度添付している。これにより、再送フレームを正
しく受信した受信局では、管理番号を参照するだけで、
記憶しているフレーム番号をただちに消去することがで
きようになるため、記憶領域すべてを検索する手間のか
かる処理を省略することができる、という効果を奏す
る。すなわち、処理の簡素化を実現する誤り制御方法を
提供できる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる通信装置の送信局および受信
局の構成図である。
【図2】 本発明にかかる通信装置を構成する送信制御
部2および受信制御部7の構成図である。
【図3】 本実施の形態における誤り制御方法の概要を
示す図である。
【図4】 本実施の形態における誤り制御方法の概要を
示す図である。
【図5】 本発明にかかる通信装置における誤り制御方
法を時系列的に表したフローチャートである。
【図6】 本実施の形態にて送信局と受信局との間で送
受信されるフレームのフォーマットを示す図である。
【図7】 送信局および受信局との間でフレームを送受
信するときの動作を示す図である。
【図8】 従来の誤り制御技術を示す図である。
【図9】 送信局と受信局との間で送受信されるフレー
ムのフォーマットを示す図である。
【符号の説明】
1 ユーザインタフェース部、2 送信制御部、3 変
調部、4 高周波部、5 アンテナ、6 復調部、7
受信制御部、21 送信バッファ、22 再送/新規制
御部、23 受信データ解析部、71 誤りチェック
部、72 受信/非受信判断部、73 受信バッファ、
74 再送要求制御部、75 再送信要求フレーム記憶
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渋谷 昭宏 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5K014 AA03 DA02 EA01 EA07 FA04 FA05 FA11 HA05 5K034 AA03 AA05 AA11 EE03 HH11 MM03 5K067 AA14 HH28 5K072 AA12 BB02 FF10 GG12 GG13

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信局および受信局の間の送受信にてフ
    レームの誤りが発生した場合に、受信局が、誤りのある
    フレームの再送を要求するSR−ARQと、誤りのある
    フレーム以降のすべてのフレームの再送を要求するGB
    N−ARQと、の二つの方式を併用可能な通信装置にお
    いて、 前記SR−ARQによる再送を要求し、その要求に対す
    る再送が完了する前に、前記GBN−ARQに移行する
    所定の条件がそろった段階で、GBN−ARQによる再
    送を要求する受信局と、 その再送要求を受け取り、前記GBN−ARQによる再
    送を行う場合、フレーム群の先頭フレームを再送フレー
    ムとして送信し、それ以降のフレームについては、新規
    フレームとして送信する送信局と、 を備えることを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 前記所定の条件とは、連続する誤りフレ
    ームの数であり、 連続誤りフレーム数が規定値未満のときに、前記SR−
    ARQによる再送要求を送信し、規定値以上のときに、
    前記GBN−ARQによる再送要求を送信することを特
    徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 【請求項3】 前記受信局は、前記GBN−ARQによ
    る再送要求を送信後、その要求に対応するフレーム群の
    先頭フレームを受信していない場合でも、そのフレーム
    群の少なくとも一つを受信した時点で、自動的に前記S
    R−ARQに移行することを特徴とする請求項1または
    2に記載の通信装置。
  4. 【請求項4】 前記受信局は、再送要求時、誤りのある
    フレームに対応するフレーム番号の格納アドレスを、管
    理番号として再送要求フレームに添付して送信し、前記
    再送要求フレームを受け取った送信局は、前記フレーム
    番号に相当する再送フレームを、前記フレーム番号およ
    び前記管理番号とともに送信することを特徴とする請求
    項1、2または3に記載の通信装置。
  5. 【請求項5】 送信局および受信局の間の送受信にてフ
    レームの誤りが発生した場合に、受信局が、誤りのある
    フレームの再送を要求するSR−ARQと、誤りのある
    フレーム以降のすべてのフレームの再送を要求するGB
    N−ARQと、の二つの方式を併用する誤り制御方法に
    おいて、 前記受信局が、前記SR−ARQによる再送を要求し、
    その要求に対する再送が完了する前に、前記GBN−A
    RQに移行する所定の条件がそろった段階で、GBN−
    ARQによる再送を要求するステップと、 前記再送要求を受け取った送信局が、前記GBN−AR
    Qによる再送を行う場合、フレーム群の先頭フレームを
    再送フレームとして送信し、それ以降のフレームについ
    ては、新規フレームとして送信するステップと、 を含むことを特徴とする誤り制御方法。
  6. 【請求項6】 前記所定の条件とは、連続する誤りフレ
    ームの数であり、 連続誤りフレーム数が規定値未満のときに、前記SR−
    ARQによる再送要求を送信し、規定値以上のときに、
    前記GBN−ARQによる再送要求を送信することを特
    徴とする請求項5に記載の誤り制御方法。
  7. 【請求項7】 前記受信局にて、前記GBN−ARQに
    よる再送要求を送信後、その要求に対応するフレーム群
    の先頭フレームを受信していない場合でも、そのフレー
    ム群の少なくとも一つを受信した時点で、自動的に前記
    SR−ARQに移行することを特徴とする請求項5また
    は6に記載の誤り制御方法。
  8. 【請求項8】 前記受信局による再送要求時、誤りのあ
    るフレームに対応するフレーム番号の格納アドレスを、
    管理番号として再送要求フレームに添付して送信し、前
    記再送要求フレームを受け取った送信局にて、前記フレ
    ーム番号に相当する再送フレームを、前記フレーム番号
    および前記管理番号とともに送信することを特徴とする
    請求項5、6または7に記載の誤り制御方法。
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