JP4697874B2 - 再送制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は無線通信システムの再送制御方法に関し,特に基地局が移動局(または端末局)のアクセス制御を行う集中制御方式の無線通信システムのデータリンク層における再送制御方法に関するものである。
一般に無線通信システムの再送制御方法は,非特許文献1に示されるように,Stopand Wait方式,Go Back N方式,Selective Repeat方式に分類される。図7に各々の方式を図示した。(a)はStop and Wait方式,(b)はGo Back N方式,(c)はSelective Repeat方式である。
Stop and Wait方式では,データ受信部は,1つのデータフレーム(またはパケット,またはセグメント)を誤りなく受信するたびに,データ送信側にその旨を通知する正常受信確認応答ACK(ACKowledgement)を送信する。一方,誤りを検出した場合は,そのデータフレームは廃棄し,誤り受信確認応答NACK(Negative ACKowledgement)を送信するか,またはACKを送信しない。データ送信側はNACKを受信した場合(またはある一定時間ACKを受信しなかった場合),そのデータフレームを再送する。この方式は,機構が単純であるため比較的容易に実装可能であり,データ送信側,データ受信側それぞれのバッファは1フレーム分だけあれば良いというメリットがある。
Go Back N方式では,データ送信側はデータフレームの1つ1つに連続した番号を付与し,それらを連続して送信する。データ受信側は番号順に受信するデータフレームの中で,例えばi番目のデータフレームに誤りを検出した場合,そのフレーム番号を示すNACKを送信する。データ送信側はNACKを受信すると,そのNACKに示されるフレーム番号のデータフレームから順次再送する。データ受信側では,データ送信側からi番目のデータフレームが再送されるまでに受信したi+1番目以降のデータフレームは,たとえそれらが正しく受信されていても廃棄する。この方式は,Stop and Wait方式よりも伝送効率が良く,またデータ受信側のバッファは1フレーム分だけあれば良いというメリットがある。
Selective Repeat方式では,データ送信側はデータフレームの1つ1つに連続した番号を付与し,それらを連続的に送信するのはGo Back N方式と同様であるが,誤りが検出された場合(データ送信側がNACKを受信した場合)はその誤ったデータフレームのみを再送する。データ受信側では,誤りを検出したすべてのデータフレームのフレーム番号を示すNACKを送信する。データ受信側で誤りを検出以降に正しく受信したデータフレームは廃棄しないため,Go Back N方式よりも伝送効率が良いというメリットがある。
無線通信システムとしては,携帯電話や,PHSや,IMT−2000(地上系と衛星系とからなる移動通信システム)等があるが,これらの無線通信システムは,主にリアルタイム性が要求される音声データを取り扱っているため,再送制御方式は実装されていない。また他の無線通信システムとして無線LAN,ETC(Electoronic Toll Collection:自動料金収受システム)やDSRC(Dedicated Short Range Communication:専用狭域通信)があるが,これらの無線通信システムでは,Stop and Wait方式の再送制御方法を使用している。
ソフトリサーチセンター発行,松下温監修,重野寛著,「無線LAN技術講座」
ところで,Stop and Wait方式では,データ送信側は1つ1つのデータフレームに関して受信確認応答を待ってから次データフレームを送信するため,通信距離が長い(または通信遅延が大きい)場合は伝送効率が低下するという問題があった。また,Go Back N方式では,一度誤りが発生すると,データ受信側はその誤りを検出以降に正常に受信したデータフレームも廃棄するため,無駄が大きいという問題があった。また,Selective Repeat方式では,誤りが連続的(バースト的)に発生した場合は,誤りを検出したデータフレームのフレーム番号を示した誤り受信確認応答の送信が増大するため,データを送信する通信リンクとは別の受信確認応答を送信する通信リンクの帯域を浪費するという問題があった。
本発明は,従来の再送制御方法が有する上記問題点に鑑みてなされたものであり,本発明の目的は,データを送信する通信リンクにおける伝送効率の向上を可能とした,新規かつ改良された再送制御方法を提供することである。
上記課題を解決するため,本発明によれば,データ送信部(データ送信側)が,番号を付与したデータフレーム(またはパケット,またはセグメント)を連続して送信する工程と,データ受信部(データ受信側)が,受信したデータフレームを第1の受信バッファに保管し,検査を行う工程と,第1の受信バッファに保管されたデータフレームが正常である場合には,データ受信側は,フレーム番号に対応した正常受信確認応答をデータ送信側に送信してデータをデータリンク層の上位層に渡し,第1の受信バッファに保管されたデータフレーム(i番目のデータフレーム)に誤りを検出した場合には,誤りを検出したデータフレームを第1の受信バッファから削除し,誤り受信確認応答をデータ送信側に送信する工程と,データ送信側は,誤り受信確認応答を受信するまではデータフレームを送り続けており,データ受信側が,誤りを検出した前記データフレームのフレーム番号を含めず以降の正常に受信したデータフレーム(i+1番目以降のデータフレーム)を第2の受信バッファに保管する工程と,データ送信側が,誤り受信確認応答を受信すると,新しいデータフレームの送信を中断し,誤りを検出したデータフレームから順次再送する工程と,再送されたデータフレームを第2の受信バッファに保管し,検査を行う工程と,再送されたデータフレームが正常であり,i+1番目以降のデータフレームとともに保管された第2の受信バッファのデータのフレーム番号がすべて揃った場合には,データ送信側が,第2の受信バッファに保管された最大のフレーム番号に対応した正常受信確認応答をデータ送信側に送信し,第2の受信バッファに保管されたすべてのデータを上位層に渡す工程と,を含むことを特徴とする再送制御方法が提供される。
ここで,再送されたデータフレームに誤りを検出した場合には,誤りを検出したデータフレームを第2の受信バッファから削除し,誤り受信確認応答をデータ送信側に送信することが好ましい。また,再送されたデータフレームが正常であり,i+1番目以降のデータフレームとともに保管された第2の受信バッファのフレーム番号が揃っていない場合には,再送されたフレーム番号に対応した正常受信確認応答をデータ送信側に送信し,再送されたデータフレームのみを上位層に渡すことができる。
さらに,データ送信側はデータの管理を容易にするために,正常受信確認応答を受信した場合にはデータフレーム送信を継続して,そのフレーム番号を含めた以前のデータを送信バッファから削除し,誤り受信確認応答を受信した場合にはそのフレーム番号を含めずに以前のデータを送信バッファから削除することが望ましい。
また,データ送信側には,データ送信時にスタートするタイマを有しており,タイマが所定の時間を越えても受信確認応答が戻ってこない場合,送信バッファに残る最小のフレーム番号のデータフレームから順次再送を行うことにより,何らかの理由でデータ及び受信確認応答が送受信されない場合に対処することができる。
データ受信側は,複数のデータフレームに連続して誤りを検出した場合,または受信したデータフレームに複数のフレーム番号の抜けがあった場合,誤りまたは抜けがあった最小のフレーム番号のみに対応した誤り受信確認応答を送信することにより,受信確認応答情報の増大による伝送効率の低下を防ぐことができる。
また,受信データフレームに誤りを確認して誤り受信確認応答を送信した場合に,誤りのあったデータフレームを再受信するまでの間は,新規に受信したデータフレームがあっても受信確認応答を送信しないことが好ましい。これにより,データ送信側は送信済みと送信中のデータフレーム番号のみ管理すればよく,各々のデータフレームに関するフレーム番号すべてについての管理は不要なので,送信バッファの確認が容易となり,装置の小型化,低価格化を実現できる。
以上説明したように,本発明によれば,データ送信側はGo Back N方式の再送制御を行い,データ受信側は,受信確認応答の送信に関してはGo Back N方式を用い,データを取り込むバッファ管理に関しては,Selective Repeat方式を用いた再送制御を行うことにより,誤りや抜けがあったデータフレームより後に受信したデータフレームは廃棄しないで保管し,受信確認情報の管理が容易になるので,特に通信遅延が大きく,誤りがバースト的に発生する特徴を持つ無線通信システムの場合において,伝送効率を向上させる効果がある。
以下に添付図面を参照しながら,本実施形態にかかる再送制御方法について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1の実施の形態)
以降,本実施の形態における再送制御方法を説明するため以下のような想定を行う。まず,図1に示すチャネル構成を持つ無線通信システムを想定する。ここで想定する無線通信システムの複信方式はダウンリンクとアップリンクで別の周波数帯を用いるFDD(Frequency Division Duplexing:周波数分割二重)方式であり,ダウンリンク,アップリンクともにそれぞれ1波ずつの無線回線を使用する。
また多重アクセス方式はTDMA(Time Division Multiple Access:時分割多重接続)方式をベースとした予約Slotted ALOHA方式であり,基地局による集中制御を行うものとする。もちろん,他のチャネル構成を持つ無線通信システムにおいても適用可能である。また本実施の形態が適用されるシステムの一例として,有線通信と無線通信システムを融合することにより長距離の通信を可能としたROF(Radio on Fiber:光ファイバ無線)通信が挙げられる。
図1において,ダウンリンクおよびアップリンクはいくつかの種類のスロットでそれぞれのTDMAフレームを構成する。図1では,ダウンリンクTDMAフレームは9つのスロット,アップリンクTDMAフレームは8つのスロットで構成され,さらに各スロットは同一のサイズであるが,本実施の形態で使用される無線通信システムはこれらに制限されるものではない。
制御情報通知スロットは,基地局に関わる情報,通信制御に関わる情報,ダウンリンクのスロット割当に関わる情報,アップリンクのスロット割当に関わる情報,アップリンクデータに対する受信確認情報などを通知するフレーム(制御情報通知フレーム)を送信するために使用するスロットである。
制御スロットは,基地局への移動局の登録/登録解除やコネクション(または通信リンク)の設定/解放といった,いわゆる呼制御データを通信するフレーム(制御フレーム)を送信するために使用するスロットである。また制御スロットは,受信確認情報の通信に使用することも可能である。
図1ではダウンリンク,アップリンクともにそれぞれ1つずつの制御スロットを配置しているが,呼制御データや受信確認情報がない場合は制御スロットを配置しないことも可能であるし,1つのTDMAフレーム内に複数の制御スロットを配置することも可能である。また制御スロットの位置は,制御情報通知スロットを除いてTDMAフレーム内で自由に配置することが可能である。さらに制御スロットは,いくつかのサブスロットに分割することが可能である。なお呼制御データや受信確認情報の通信を,制御スロットを使用せずデータスロットを使用して行うことも可能である。
データスロットは,上位層データ(またはアプリケーションデータ)を通信するフレーム(データフレーム)を送信するために使用するスロットである。データフレームには,データ本体の他にデータシーケンス番号などが含まれる。なおデータスロットは,呼制御データや受信確認情報の通信で使用することも可能である。
本実施の形態においては,制御情報通知スロットはダウンリンクTDMAフレームの先頭に1つのみ配置することとし,基地局に関わる情報,通信制御に関わる情報,ダウンリンクスロット割当に関わる情報,アップリンクのスロット割当に関わる情報を含むこととする。また制御スロットはアップリンクTDMAフレームの先頭に1つのみ配置し,さらにいくつかのサブスロットを含むこととし,移動局からの呼制御データの通信に使用することとする。
なお制御スロットは,サブスロット単位でランダムアクセス可能とする。データスロットは制御情報通知スロットおよび制御スロット以外のスロットに配置することとし,上位層データの通信に使用することとする。またデータスロットはデータ本体の他にデータシーケンス番号や受信確認情報を含むこととする。
第1の実施の形態においては,データ送信部(データ送信側)が基地局,データ受信部(データ受信側)が移動局の場合である。図2は,本実施の形態が実施されるシステム全体を示す機能ブロック図の一例である。本システムは基地局501,統合基地局502,局地基地局503,移動局504,およびそれらを接続する有線通信リンク,光ファイバ,無線通信リンク,およびアンテナやインターネットなどで構成される。
基地局501は,本実施の形態が実施されるノードの一つであり,Ethernet(登録商標)などの有線通信リンクによって,ネットワーク機器を介しインターネットなどのネットワークや別のホストに接続することが可能である。また基地局501は,スロット割当制御機能などを具備し,さらに無線通信を行うための無線機を具備する。
統合基地局502は,周波数変換機能や無線光変換機能などを具備する。ダウンリンクの場合,基地局501から受け取った無線信号を必要であれば周波数変換を行い,さらに無線光変換を行って光信号とし,光ファイバを介して局地基地局503へ渡す。アップリンクの場合,局地基地局503から光ファイバを介して受け取った光信号を,光無線変換を行い無線信号とし,必要であれば周波数変換を行い基地局501へ渡す。
局地基地局503は,光無線変換機能や周波数変換機能などを具備し,さらに無線通信を行うためのアンテナを具備する。ダウンリンクの場合,統合基地局502から光ファイバを経由して受け取った光信号を,光無線変換を行って無線信号とし,必要であれば周波数変換を行い,アンテナを介して移動局504と無線通信を行う。アップリンクの場合,移動局504からアンテナを介して受け取った無線信号を必要であれば周波数変換を行い,さらに無線光変換を行って光信号とし,光ファイバを介して統合基地局502へ渡す。
移動局504は,本実施の形態が実施されるノードの一つであり,FTP(File Transfer Protocol)やHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)などのアプリケーションプロトコルを具備することも可能である。また移動局504は,アクセス制御機能などを具備し,さらに無線通信を行うためのアンテナや無線機を具備する。
図4(a)はデータ送信側である基地局501の構成を示す機能ブロック図の一例である。無線通信手段601は,無線通信リンクを介し移動局504と通信を行う機能を持つ。通信制御手段602は,送信バッファ604からデータを読み出し,無線通信手段601へデータを渡す機能を持つ。また無線通信手段601から受信確認応答(正常に受信された場合はACK,誤りのあった場合はNACK)の情報を受け取り,ACKバッファ606へ受信確認応答の情報を書き込む機能を持つ。また送信バッファ管理手段603に対し,データの送信完了を通知する機能を持つ。
送信バッファ管理手段603は,送信バッファ604に格納されているデータに対し,宛先/発信元論理チャネルIDを管理する機能,データフレームのデータサイズに合わせてセグメントに分割する機能,分割したセグメント単位でのシーケンス番号を管理する機能,送信済み(受信確認応答待ち)/未送信のデータ(セグメント)数などのバッファの状態を管理する機能,タイマを管理する機能を持つ。また通信制御手段602に対し,データ情報を通知する機能を持つ。またスロット割当制御手段607に対し,送信バッファ604の状態を通知する機能を持つ。
送信バッファ604は,メモリやハードディスクなどの記憶媒体である。ACKバッファ管理手段605は,ACKバッファ606に書き込まれた受信確認応答の情報を管理する機能を持つ。また送信バッファ管理手段603に対し,受信確認応答の情報を通知する機能を持つ。ACKバッファ606は,メモリやハードディスクなどの記憶媒体である。
スロット割当制御手段607は,ダウンリンクTDMAフレームにおいて制御情報通知スロットを作成し,データを送信するためのデータスロットを割り当てる機能を持つ。またアップリンクTDMAフレームにおいて制御スロットや受信確認応答を送信するためのデータスロットを移動局504に対して割り当てる機能を持つ。また通信制御手段602に対し,制御情報通知フレームを渡す機能を持つ。ネットワーク制御手段608は,有線通信リンクを介し,インターネットや別のホストなどと通信を行う機能を持つ。
図4(b)は,データ受信側である移動局504の構成を示す機能ブロック図の一例である。無線通信手段701は,無線通信リンクを介し基地局501と通信を行う機能を持つ。
通信制御手段702は,無線通信手段701からデータを受け取り,第1の受信バッファである受信バッファ704,また第2の受信バッファである一時的受信バッファ705へデータを書き込む機能を持つ。またACKバッファ707から受信確認応答の情報を読み出し,無線通信手段701へ受信確認応答の情報を渡す機能を持つ。また受信バッファ管理手段703に対し,受信バッファ704または一時的受信バッファ705へデータを書き込んだことを通知する機能を持つ。またアクセス制御手段708に対し,制御情報通知フレームを渡す機能を持つ。
受信バッファ管理手段703は,受信バッファ704および一時的受信バッファ705に書き込まれたデータのセグメント単位でのシーケンス番号を管理する機能,データを組み立てる機能,エラーを検出する機能を持つ。またACKバッファ管理手段706に対し,受信確認応答の情報を通知する機能を持つ。受信バッファ704及び一時的受信バッファ705は,メモリやハードディスクなどの記憶媒体である。
ACKバッファ管理手段706は,ACKバッファ707に格納されている受信確認応答の情報を管理する機能を持つ。また通信制御手段702に対し,受信確認応答の情報を通知する機能を持つ。またアクセス制御手段708に対し,ACKバッファ707の状態を通知する機能を持つ。ACKバッファ707は,メモリやハードディスクなどの記憶媒体である。
アクセス制御手段708は,ダウンリンクTDMAフレームの制御情報通知スロットを参照し,ダウンリンクTDMAフレームで割り当てられたデータスロット,およびアップリンクTDMAフレームで割り当てられた制御スロットやデータスロットを通信制御手段702に通知する機能を持つ。
上位層インターフェイス709は,FTPやHTTPなどのアプリケーションデータを送受信するためのプロトコルの機能を持つ。具体的にはEthernet(登録商標)やIP(Internet Protocol)などが挙げられる。なお,図4には本実施の形態に関連する手段のみを示している。また,有線通信リンクは特に限定されるものではない。
第1の実施の形態について,図面を参照して説明する。図4(a)のデータ送信側において,ネットワーク制御手段608は,送信データが発生すると,送信バッファ604にデータを書き込み,送信バッファ管理手段603へ通知する。送信バッファ管理手段603は,ネットワーク制御手段608からの通知を受け取ると,送信バッファ604に書き込まれたデータを参照し,必要であればデータをデータフレームのデータサイズに合わせた複数のセグメントに分割し,各セグメントに連続した番号(以下,セグメントシーケンス番号)を付与し,宛先論理チャネルIDやセグメント数などの情報をスロット割当制御手段607へ通知する。
スロット割当制御手段607は,送信バッファ管理手段603からの通知を受け取ると,データ受信側の移動局(宛先論理チャネルID)に対し,ダウンリンクTDMAフレームのデータスロットにデータ用のスロットを割り当て,アップリンクTDMAフレームのデータスロットに受信確認情報用のスロットを割り当てた制御情報通知フレームを作成し,通信制御手段602に通知する。
通信制御手段602は,スロット割当制御手段607からの通知を受け取ると,制御情報通知フレームを受け取り,また送信バッファ管理手段603からデータ情報(宛先論理チャネルID,セグメントシーケンス番号など)を受け取り,さらに送信バッファ604からデータを読み出して無線通信手段601を介してデータフレームを送信する。通信制御手段602は,データフレームの送信が完了すると送信バッファ管理手段603に通知し,それによって送信バッファ管理手段603はタイマをスタートする。
図4(b)のデータ受信側において,通信制御手段702は,無線通信手段701を介して制御情報通知フレームを受信すると,アクセス制御手段708に(制御情報を)通知する。アクセス制御手段708は,通信制御手段702からの通知を受け取ると,制御情報通知フレームを受け取り,制御情報通知フレーム内の各情報を参照し,ダウンリンクTDMAフレームで自移動局宛に割り当てられたデータスロットを確認し,通信制御手段702へ通知する。
通信制御手段702は,アクセス制御手段708から自移動局宛のデータスロットを通知されると,無線通信手段701を介して受信したデータを受信バッファ704に書き込み,受信バッファ管理手段703に通知する。受信バッファ管理手段703は,通信制御手段702からの通知を受け取ると,データのセグメントシーケンス番号の確認およびエラー検査を行う。
セグメントシーケンス番号の抜け,またはエラーを検出しなかった場合は,そのセグメントシーケンス番号を正常受信確認応答(ACK)としてACKバッファ管理手段706へ通知し,上位層インターフェイス709へデータを渡す。一方,セグメントシーケンス番号の抜け,またはエラーを検出した場合は,そのセグメントシーケンス番号を誤り受信確認応答(NACK)としてACKバッファ管理手段706へ通知し,エラーを検出したデータは受信バッファ704より削除する。
また,受信バッファ管理手段703は,セグメントシーケンス番号の抜け,またはエラー検出後に正常に受信したデータに関して一時的受信バッファ705へ保存し,一時的受信バッファ705に保存したデータのセグメントシーケンス番号を記憶する。
ACKバッファ管理手段706は,受信バッファ管理手段703からの通知を受け取ると,セグメントシーケンス番号をACKバッファ707に書き込み,アクセス制御手段708に通知する。アクセス制御手段708は,ACKバッファ管理手段706からの通知を受け取ると,制御情報通知フレーム内の各情報を参照し,アップリンクTDMAフレームで自移動局宛に割り当てられたデータスロットを確認し,通信制御手段702へ通知する。
通信制御手段702は,アクセス制御手段708からの通知を受け取ると,ACKバッファ管理手段706から受信確認応答の情報を受け取り,またACKバッファ707からセグメントシーケンス番号を読み出して無線通信手段701を介して送信する。
図4(a)において,通信制御手段602は,無線通信手段601を介して受信した受信確認応答の情報をACKバッファ606に書き込み,ACKバッファ管理手段605に通知する。ACKバッファ管理手段605は,通信制御手段602からの通知を受け取ると,ACKバッファ606からセグメントシーケンス番号および受信確認応答の情報を読み出し,送信バッファ管理手段603に受信確認応答の情報を通知する。
送信バッファ管理手段603は,ACKバッファ管理手段605からの通知を受け取ると,受信確認応答の情報がACKであった場合は,セグメントシーケンス番号を含めて以前の番号のデータを送信バッファ604より削除し,通常のデータ送信を継続する。一方,受信確認応答の情報がNACKであった場合は,セグメントシーケンス番号を含めず以前の番号のデータを送信バッファ604より削除し,そのセグメントシーケンス番号のデータから順次再送を行う。またタイマがタイムアウトした場合は,送信バッファ604に存在するデータの中で,セグメントシーケンス番号が最小のデータから順次再送を行う。
図4(b)において,通信制御手段702は,無線通信手段701を介して受信したデータ(再送データ)を一時的受信バッファ705に書き込み,受信バッファ管理手段703に通知する。受信バッファ管理手段703は,通信制御手段702からの通知を受け取ると,データのセグメントシーケンス番号の確認およびエラー検査を行う。
エラーを検出しなかった場合は,一時的受信バッファ705に保存したデータのセグメントシーケンス番号を参照する。セグメントシーケンス番号が抜けている部分のデータが揃った場合は,一時的受信バッファ705に保存したデータの最大のセグメントシーケンス番号をACKとしてACKバッファ管理手段706へ通知し,上位層インターフェイス709へ一時的受信バッファ705に保存しているすべてのデータを渡す。以降,正常に受信したデータは受信バッファ704に書き込まれる。
セグメントシーケンス番号が抜けている部分のデータが揃わなかった場合は,そのデータ(再送データ)のセグメントシーケンス番号をACKとしてACKバッファ管理手段706へ通知し,上位層インターフェイス709へはそのデータのみを渡す。一方,エラーを検出した場合は,そのデータのセグメントシーケンス番号をNACKとしてACKバッファ管理手段706へ通知し,一時的受信バッファ705よりデータを削除する。
ACKバッファ管理手段706は,受信バッファ管理手段703からの通知を受け取ると,セグメントシーケンス番号をACKバッファ707に書き込み,受信確認応答の情報を送信する。図4(a)において,通信制御手段602は,無線通信手段601を介して受信した受信確認応答の情報をACKバッファ606に書き込み,ACKバッファ管理手段605に通知する。
ACKバッファ管理手段605は,通信制御手段602からの通知を受け取ると,ACKバッファ606からセグメントシーケンス番号および受信確認応答の情報を読み出し,送信バッファ管理手段603に受信確認応答の情報を通知する。送信バッファ管理手段603は,ACKバッファ管理手段605からの通知を受け取ると,ACKであった場合は,セグメントシーケンス番号を含めて以前の番号のデータを送信バッファ604より削除し,通常のデータ送信を継続する。一方,NACKであった場合は,セグメントシーケンス番号を含めず以前の番号のデータを送信バッファ604より削除し,そのセグメントシーケンス番号のデータから順次再送を行う。
本実施の形態により,データを送信する通信リンクにおいては,Stop and Wait方式およびGo Back N方式を用いた場合よりも伝送効率を向上させることが可能となる。また受信確認情報を送信する通信リンクにおいても,Stop and Wait方式およびSelective Repeat方式を用いた場合よりも受信確認情報の増大による伝送効率の低下を回避することが可能となる。本実施の形態による再送制御方法について,図3に従来の再送制御方法と比較するための概略説明図を示した。
また,データ送信側においては,送信データ単位で送信中か送信済みかを管理する必要のあるSelective Repeat方式を用いた場合に比べて,どのデータまでが送信中で,どのデータまでが送信済みであるかの2つの情報管理だけでよいので,送信バッファの管理が容易となり,装置の小型化や低廉化が期待できる。
なお,本実施の形態は,特に,通信距離が長い(通信遅延が大きい),あるいは誤りの発生がバースト的に起こる特徴を持つ無線通信システムにおいて有効である。
図6(a)に,基地局に接続する移動局が1局である場合のデータ通信シーケンスの一例を示す。図6(a)において,データ送信側は基地局であり,データ受信側は移動局である。データ送信側の数字は送信データのセグメントシーケンス番号である。数字の右上にダッシュ(’)が付けられたものは,その送信データが再送であることを示す。データ送信側からの矢印は送信データの流れを示す。実線の矢印は通常データの流れを示し,破線の矢印は再送データの流れを示す。データ受信側からの矢印は,受信データに対する受信確認情報の流れを示す。なお図6(a)ではデータロスを認識した場合のNACKと,データロスしたデータを再送により受信した場合のACKのみ示している。
データ送信側は,セグメントシーケンス番号1のデータから順次送信する。セグメントシーケンス番号5,6,7,8のデータにデータロスが発生した場合,データ受信側では,セグメントシーケンス番号4のデータの次に正常に受信したデータのセグメントシーケンス番号が9であることから,データロス(データの抜け)を認識する。データ受信側は,セグメントシーケンス番号5をNACKとして送信する。
データ送信側は,データ受信側からNACKを受信すると,そのデータ(セグメントシーケンス番号5のデータ)から順次再送する。データ受信側は,セグメントシーケンス番号5のデータを受信するまでに正常に受信したデータ(セグメントシーケンス番号9〜29のデータ)を保存する。データ受信側は,抜けたセグメントシーケンス番号5,6,7,8のデータを受信すると,保存していたセグメントシーケンス番号9〜29を参照し,最後のセグメントシーケンス番号29をACKとして送信する。
データ送信側は,データ受信側からACKを受信すると,セグメントシーケンス番号30のデータから順次送信する。図6(a)によると,セグメントシーケンス番号29のデータを再送する必要がなくなるため,伝送効率は向上する。図6(b)には,基地局に接続する移動局が2局である場合のデータ通信シーケンスの一例を示す。基地局(データ送信側)は2局の移動局(データ受信側)に対し,6つのデータ(セグメント)毎に交互にデータを送信すると想定する。なお図6(b)では,2局の移動局のいずれか一方のみのデータ通信シーケンスを示している。
データ送信側は,セグメントシーケンス番号1のデータから順次送信する。セグメントシーケンス番号5,6,7,8のデータにデータロスが発生した場合,データ受信側では,セグメントシーケンス番号4のデータの次に正常に受信したデータのセグメントシーケンス番号が9であることから,データロス(データの抜け)を認識する。データ受信側は,セグメントシーケンス番号5をNACKとして送信する。
データ送信側は,データ受信側からNACKを受信すると,そのデータ(セグメントシーケンス番号5のデータ)から順次再送する。データ受信側は,セグメントシーケンス番号5のデータを受信するまでに正常に受信したデータ(セグメントシーケンス番号9〜18のデータ)を保存する。データ受信側は,抜けたセグメントシーケンス番号5,6,7,8のデータを受信すると,保存していたセグメントシーケンス番号9〜18を参照し,最後のセグメントシーケンス番号18をACKとして送信する。
データ送信側は,データ受信側からACKを受信すると,セグメントシーケンス番号19のデータから順次送信する。図6(b)によると,セグメントシーケンス番号17,18のデータを再送する必要がなくなるため,伝送効率は向上する。なお,図6(a)はデータがある一定の間隔で周期的に発生する場合のデータ通信シーケンス,図6(b)はデータがバースト的に発生する場合のデータ通信シーケンスと考えることも可能である。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態は,データ送信側が移動局,データ受信側が基地局の場合である。本実施の形態の構成について,図面を参照して説明する。図5(a)はデータ送信側である移動局の構成を示す機能ブロック図の一例である。
無線通信手段801は,無線通信リンクを介し基地局と通信を行う機能を持つ。通信制御手段802は,送信バッファ804からデータを読み出し,無線通信手段801へデータを渡す機能を持つ。また無線通信手段801から受信確認応答の情報を受け取り,ACKバッファ806へ書き込む機能を持つ。また送信バッファ管理手段803に対し,データの送信完了を通知する機能を持つ。またアクセス制御手段807に対し,制御情報通知フレームを渡す機能を持つ。
送信バッファ管理手段803は,送信バッファ804に格納されているデータに対し,宛先/発信元論理チャネルIDを管理する機能,データフレームのデータサイズに合わせてセグメントに分割する機能,分割したセグメント単位でのシーケンス番号を管理する機能,送信済み(受信確認応答待ち)または未送信のデータ(セグメント)数などのバッファの状態を管理する機能,タイマを管理する機能を持つ。また通信制御手段802に対し,データ情報を通知する機能を持つ。またアクセス制御手段807に対し,送信バッファ804の状態を通知する機能を持つ。
送信バッファ804は,メモリやハードディスクなどの記憶媒体である。ACKバッファ管理手段805は,ACKバッファ806に書き込まれた受信確認応答の情報を管理する機能を持つ。また送信バッファ管理手段803に対し,受信確認応答の情報を通知する機能を持つ。ACKバッファ806は,メモリやハードディスクなどの記憶媒体である。
アクセス制御手段807は,ダウンリンクTDMAフレームの制御情報通知スロットを参照し,ダウンリンクTDMAフレームで割り当てられたデータスロット,およびアップリンクTDMAフレームで割り当てられた制御スロットやデータスロットを通信制御手段802に通知する機能を持つ。上位層インターフェイス808は,FTPやHTTPなどのアプリケーションデータを送受信するためのプロトコルの機能を持つ。具体的にはEthernet(登録商標)やIP(Internet Protocol)などが挙げられる。
図5(b)はデータ受信側である基地局の構成を示す機能ブロック図の一例である。無線通信手段901は,無線通信リンクを介し移動局と通信を行う機能を持つ。通信制御手段902は,無線通信手段901からデータを受け取り,第1の受信バッファである受信バッファ904,または第2の受信バッファである一時的受信バッファ905へデータを書き込む機能を持つ。またACKバッファ907から受信確認応答の情報を読み出し,無線通信手段901へ受信確認応答の情報を渡す機能を持つ。また受信バッファ管理手段903に対し,受信バッファ904または一時的受信バッファ905へデータを書き込んだことを通知する機能を持つ。
受信バッファ管理手段903は,受信バッファ904および一時的受信バッファ905に書き込まれたデータのセグメント単位でのシーケンス番号を管理する機能,データを組み立てる機能,エラーを検出する機能を持つ。またACKバッファ管理手段906に対し,受信確認応答の情報を通知する機能を持つ。受信バッファ904及び一時的受信バッファ905は,メモリやハードディスクなどの記憶媒体である。
ACKバッファ管理手段906は,ACKバッファ907に格納されている受信確認応答の情報を管理する機能を持つ。また通信制御手段902に対し,受信確認応答の情報を通知する機能を持つ。またスロット割当制御手段908に対し,ACKバッファ907の状態を通知する機能を持つ。
ACKバッファ907は,メモリやハードディスクなどの記憶媒体である。スロット割当制御手段908は,ダウンリンクTDMAフレームにおいて制御情報通知スロットを作成し,受信確認応答の情報を送信するためのデータスロットを割り当てる機能を持つ。またアップリンクTDMAフレームにおいて制御スロットやデータを送信するためのデータスロットを移動局に対して割り当てる機能を持つ。また通信制御手段902に対し,制御情報通知フレームを渡す機能を持つ。
ネットワーク制御手段909は,有線通信リンクを介し,インターネットや別のホストなどと通信を行う機能を持つ。なお,図5は,本実施の形態に関連する手段のみを示している。また,有線通信リンクは特に限定しない。
第2の実施の形態の動作について,図面を参照して説明する。図5(a)において,上位層インターフェイス808は,送信データが発生すると,送信バッファ804にデータを書き込み,送信バッファ管理手段803へ通知する。送信バッファ管理手段803は,上位層インターフェイス808からの通知を受け取ると,送信バッファ804に書き込まれたデータを参照し,必要であればデータをデータフレームのデータサイズに合わせた複数のセグメントに分割し,各セグメントにシーケンス番号(以下,セグメントシーケンス番号)を付与し,宛先論理チャネルIDやセグメント数などの情報をアクセス制御手段807へ通知する。
アクセス制御手段807は,送信バッファ管理手段803からの通知を受け取ると,制御情報通知フレーム内の各情報を参照し,アップリンクTDMAフレームで自移動局に割り当てられたデータスロットを確認し,通信制御手段802に通知する。
通信制御手段802は,アクセス制御手段807からの通知を受け取ると,送信バッファ管理手段803からデータ情報(宛先論理チャネルID,セグメントシーケンス番号など)を受け取り,さらに送信バッファ804からデータを読み出して無線通信手段801を介してデータフレームを送信する。通信制御手段802は,データフレームの送信が完了すると送信バッファ管理手段803に通知し,それによって送信バッファ管理手段803はタイマをスタートする。
図5(b)において,通信制御手段902は,無線通信手段901を介して受信したデータを受信バッファ904に書き込み,受信バッファ管理手段903に通知する。受信バッファ管理手段903は,通信制御手段902からの通知を受け取ると,データのセグメントシーケンス番号の確認およびエラー検査を行う。セグメントシーケンス番号の抜けまたはエラーを検出しなかった場合は,そのセグメントシーケンス番号をACKとしてACKバッファ管理手段906へ通知し,ネットワーク制御手段909へデータを渡す。
一方,セグメントシーケンス番号の抜け,またはエラーを検出した場合は,そのセグメントシーケンス番号をNACKとしてACKバッファ管理手段906へ通知し,エラーを検出したデータは受信バッファ904より削除する。また受信バッファ管理手段903は,セグメントシーケンス番号の抜け,またはエラー検出後に正常に受信したデータに関して一時的受信バッファ905へ保存し,一時的受信バッファ905に保存したデータのセグメントシーケンス番号を記憶する。
ACKバッファ管理手段906は,受信バッファ管理手段903からの通知を受け取ると,セグメントシーケンス番号をACKバッファ907に書き込み,スロット割当制御手段908に通知する。
スロット割当制御手段908は,ACKバッファ管理手段906からの通知を受け取ると,データ送信側の移動局(宛先論理チャネルID)に対し,ダウンリンクTDMAフレームのデータスロットに受信確認情報用のスロットを割り当て,アップリンクTDMAフレームのデータスロットにデータ用のスロットを割り当てた制御情報通知フレームを作成し,通信制御手段902に通知する。通信制御手段902は,スロット割当制御手段908からの通知を受け取ると,ACKバッファ管理手段906から受信確認応答の情報を受け取り,またACKバッファ907からセグメントシーケンス番号を読み出して無線通信手段901を介して送信する。
図5(a)において,通信制御手段802は,無線通信手段801を介して受信した受信確認応答の情報をACKバッファ806に書き込み,ACKバッファ管理手段805に通知する。ACKバッファ管理手段805は,通信制御手段802からの通知を受け取ると,ACKバッファ806からセグメントシーケンス番号および受信確認応答の情報を読み出し,送信バッファ管理手段803に受信確認応答の情報を通知する。
送信バッファ管理手段803は,ACKバッファ管理手段805からの通知を受け取ると,受信確認応答の情報がACKであった場合は,セグメントシーケンス番号を含めて以前の番号のデータを送信バッファ804より削除し,通常のデータ送信を継続する。一方,NACKであった場合は,セグメントシーケンス番号を含めず以前の番号のデータを送信バッファ804より削除し,そのセグメントシーケンス番号のデータから順次再送を行う。またタイマがタイムアウトした場合は,送信バッファ804に存在するデータの中で,セグメントシーケンス番号が最小のデータから順次再送を行う。
図5(b)において,通信制御手段902は,無線通信手段901を介して受信したデータ(再送データ)を一時的受信バッファ905に書き込み,受信バッファ管理手段903に通知する。受信バッファ管理手段903は,通信制御手段902からの通知を受け取ると,データのセグメントシーケンス番号の確認およびエラー検査を行う。エラーを検出しなかった場合は,一時的受信バッファ905に保存したデータのセグメントシーケンス番号を参照する。
セグメントシーケンス番号が抜けている部分のデータが揃った場合は,一時的受信バッファ905に保存したデータの最大のセグメントシーケンス番号をACKとしてACKバッファ管理手段906へ通知し,ネットワーク制御手段909へ一時的受信バッファ905に保存しているすべてのデータを渡す。以降,正常に受信したデータは受信バッファ904に書き込まれる。
セグメントシーケンス番号が抜けている部分のデータが揃わなかった場合は,そのデータ(再送データ)のセグメントシーケンス番号をACKとしてACKバッファ管理手段906へ通知し,ネットワーク制御手段909へはそのデータのみを渡す。一方,エラーを検出した場合は,そのデータのセグメントシーケンス番号をNACKとしてACKバッファ管理手段906へ通知し,一時的受信バッファ905よりデータを削除する。
ACKバッファ管理手段906は,受信バッファ管理手段903からの通知を受け取ると,セグメントシーケンス番号をACKバッファ907に書き込み,受信確認応答の情報を送信する。
図5(a)において通信信制御手段802は,無線通信手段801を介して受信した受信確認応答の情報をACKバッファ806に書き込み,ACKバッファ管理手段805に通知する。ACKバッファ管理手段805は,通信制御手段802からの通知を受け取ると,ACKバッファ806からセグメントシーケンス番号および受信確認応答の情報を読み出し,送信バッファ管理手段803に受信確認応答の情報を通知する。
送信バッファ管理手段803は,ACKバッファ管理手段805からの通知を受け取ると,ACKであった場合は,セグメントシーケンス番号を含めて以前の番号のデータを送信バッファ804より削除し,通常のデータ送信を継続する。一方,NACKであった場合は,セグメントシーケンス番号を含めず以前の番号のデータを送信バッファ804より削除し,そのセグメントシーケンス番号のデータから順次再送を行う。
本実施の形態により,データを送信する通信リンクにおいては,Stop and Wait方式およびGo Back N方式を用いた場合よりも伝送効率を向上させることが可能となる。また受信確認情報を送信する通信リンクにおいても,Stop and Wait方式およびSelective Repeat方式を用いた場合よりも受信確認情報の増大による伝送効率の低下を回避することが可能となる。またデータ送信側においては,Selective Repeat方式を用いた場合よりも送信データバッファの管理が容易となり,装置の小型化や低廉化が期待できる。
以上,添付図面を参照しながら本実施形態にかかる再送制御方法の好適な実施形態について説明したが,本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本実施の形態では,無線通信システムとして,複信方式がダウンリンクとアップリンクで別の周波数帯を用いるFDD方式であり,ダウンリンク,アップリンクともにそれぞれ1波ずつの無線回線を使用する無線通信システムを想定したが,本発明はこれに限定されることなく,TDD(Time Division Duplexing:時分割二重)方式の無線通信システムでも実施可能である。
また無線通信システムとして,多重アクセス方式がTDMA方式をベースとした予約Slotted ALOHA方式であり,基地局による集中制御を行う無線通信システムを想定したが,本発明はこれに限定されること無く,FDMA(Frequency Division Multiple Access:周波数分割多重接続)方式やCDMA(Code Division Multiple Access:符号分割多重接続)方式をベースとした無線通信システムでも実施可能である。
また本実施の形態は,同様の再送制御方法を実装した上位層とも相互動作が可能である。同様の再送制御機能を持つ上位層として,トランスポート層に実装されるTCP(Transmission Control Protocol)が挙げられる。トランスポート層におけるTCPの再送制御機能はEnd‐to‐Endのホスト間で行われるため,ACKタイマのタイムアウト値にある程度の余裕を持たせる必要がある。一方,本実施の形態が適用される通信路は無線通信区間のワンホップのみであるため,TCPに比較して高速な再送制御が可能である。
本実施の形態を利用してデータリンク層で効率的な再送制御を行うことにより,TCPでの不要な再送を削減することが可能である。また,TCPは再送制御と連動してフロー制御も行っているため,本発明を利用することによりスループットの低下を回避することも可能である。
本発明は無線通信システムの再送制御方法に適用可能であり,特に基地局が移動局(または端末局)のアクセス制御を行う集中制御方式の無線通信システムのデータリンク層における再送制御方法に適用可能である。
第1及び第2の実施の形態におけるTDMAフレームのチャネル構成を示す説明図である。 第1及び第2の実施の形態における無線通信システムの構成を示す説明図である。 第1の実施の形態におけるデータの再送制御方法を示す説明図である。 第1の実施の形態における構成を示す説明図であり,(a)はデータ送信側の基地局の構成を示しており,(b)はデータ受信側の移動局の構成を示す。 第2の実施の形態における構成を示す説明図であり,(a)はデータ送信側の移動局の構成を示しており,(b)はデータ受信側の基地局の構成を示す。 第1の実施の形態におけるデータ通信シーケンスの一例を示す説明図であり,(a)は基地局に接続する移動極が1局である場合であり,(b)は基地局に接続する移動極が2局である場合である。 従来の再送制御方法を示す説明図であり,(a)はStop and Wait方式を示し,(b)はGo Back N方式を示し,(C)はSelective Repeat方式を示している。
符号の説明
601 無線通信手段
602 通信制御手段
603 送信バッファ管理手段
604 送信バッファ
605 ACKバッファ
606 ACKバッファ管理手段
607 スロット割当制御手段
608 ネットワーク制御手段
701 無線通信手段
702 通信制御手段
703 受信バッファ管理手段
704 受信バッファ
705 一時的受信バッファ
706 ACKバッファ管理手段
707 ACKバッファ
708 アクセス制御手段
709 上位層インターフェイス

Claims (12)

  1. 無線通信システムのデータリンク層における再送制御方法において;
    データ送信部が,番号を付与したデータフレームを連続して送信する工程と,
    データ受信部が,受信した前記データフレームを第1の受信バッファに保管し,検査を行う工程と,
    前記第1の受信バッファに保管された前記データフレームが正常である場合には,前記データ受信部は,前記データフレーム番号に対応した正常受信確認応答を前記データ送信部に送信し,前記第1の受信バッファに保管された前記データフレームを前記データリンク層の上位層に渡し,
    前記第1の受信バッファに保管された前記データフレームに誤りを検出した場合には,前記データ受信部が,誤りを検出した前記データフレームを前記第1の受信バッファから削除し,誤りを検出した前記データフレーム番号に対応した誤り受信確認応答を前記データ送信部に送信する工程と,
    前記データ受信部が,誤りを検出した前記データフレーム番号を含めず以降に正常に受信した前記データフレームを第2の受信バッファに保管する工程と,
    前記データ送信部が,前記誤り受信確認応答を受信すると,新しい前記データフレームの送信を中断し,誤りを検出した前記データフレームから順次再送信する工程と,
    前記データ受信部が,再送信された前記データフレームを前記第2の受信バッファに保管し,検査を行う工程と,
    再送信された前記データフレームが正常に受信され,前記第2の受信バッファに保管されたすべての前記データフレーム番号が揃った場合には,前記データ受信部が,前記第2の受信バッファに保管された最大の前記データフレーム番号に対応した正常受信確認応答を前記データ送信部に送信し,前記第2の受信バッファに保管されたすべての前記データフレームを前記データリンク層の上位層に渡す工程と,
    を含むことを特徴とする再送制御方法。
  2. 前記データ送信部は,前記正常受信確認応答を受信した場合には,前記正常受信確認応答の前記データフレーム番号を含めた以前のデータを送信バッファから削除し,前記誤り受信確認応答を受信した場合には前記誤り受信確認応答のデータフレーム番号を含めず以前のデータを送信バッファから削除することを特徴とする請求項1に記載の再送制御方法。
  3. 前記データ送信部は,前記正常受信確認応答を受信した場合には,前記正常受信確認応答の前記データフレーム番号に関わらずデータフレーム送信を継続することを特徴とする請求項1または2に記載の再送制御方法。
  4. 前記データ送信部は,データフレーム送信時にスタートするタイマを有しており,前記タイマが所定の時間を越えた場合には,前記送信バッファに残る最小の前記データフレーム番号のデータフレームから順次再送信を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の再送制御方法。
  5. 前記データ受信部は,受信したデータフレーム番号に抜けがあった場合は,抜けたデータフレーム以降に正常に受信したデータフレームを前記第2の受信バッファに保管することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の再送制御方法。
  6. 前記データ受信部は,複数のデータフレームに連続して誤りを検出した場合は,誤りがあった最小のデータフレーム番号のみに対応した誤り受信確認応答を送信することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の再送制御方法。
  7. 前記データ受信部は,受信したデータフレームに複数のデータフレーム番号の抜けがあった場合,抜けがあった最小のデータフレーム番号のみに対応した誤り受信確認応答を送信することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の再送制御方法。
  8. 前記データ受信部は,前記誤り受信確認応答を送信した以降は,再送信された前記データフレームを受信するまでは受信確認応答を送信しないことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の再送制御方法。
  9. 前記データ受信部は,再送信された前記データフレームに誤りを検出した場合には,誤りを検出した前記データフレームを前記第2のバッファから削除し,誤りを検出した前記データフレーム番号に対応した誤り受信確認応答を前記データ送信部に送信することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の再送制御方法。
  10. 前記データ受信部は,再送信された前記データフレームが正常に受信され,前記第2の受信バッファに保管されたすべての前記データフレーム番号が揃わない場合は,再送信された前記データフレーム番号に対応した正常受信確認応答を前記データ送信部に送信し,再送信された前記データフレームのみを上位層に渡すことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の再送制御方法。
  11. 前記無線通信システムが,基地局が移動局のアクセス制御を行う集中制御方式であり,ダウンリンクとアップリンクを周波数,または時間で分割して通信を行うことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の再送制御方法。
  12. 前記ダウンリンク及び前記アップリンクにおけるフレームは,制御情報通知スロットと,制御スロットと,データスロットとで構成されることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の再送制御方法。
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