JPH09186740A - データ伝送制御方法およびデータ伝送システム - Google Patents

データ伝送制御方法およびデータ伝送システム

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JPH09186740A
JPH09186740A JP7352200A JP35220095A JPH09186740A JP H09186740 A JPH09186740 A JP H09186740A JP 7352200 A JP7352200 A JP 7352200A JP 35220095 A JP35220095 A JP 35220095A JP H09186740 A JPH09186740 A JP H09186740A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】データの伝送速度とそのデータに対する応答の
伝送速度との比が非常に大きい場合でも、大きなスルー
プットと高速性を維持しつつ効率のよいデータ伝送が可
能となるデータ伝送制御方法およびデータ伝送システム
を提供する。 【解決手段】第1の局1は再送単位であるサブパケット
を形成する手段とこのサブパケットを送達確認が得られ
るまで蓄積するバッファと第2の局2からの応答パケッ
トから再送すべきサブパケットを判断する手段と再送す
べきサブパケットとともに新しいサブパケットをバッフ
ァからとりだしてデータパケットとする手段とを具備
し、第2の局2はデータパケットを受信しサブパケット
毎に誤りを検査する手段と誤りが検出されなかったサブ
パケットを蓄積するバッファと、誤りが検出されなかっ
たサブパケットの肯定応答と誤りが検出されたサブパケ
ットの否定応答をデータパケット毎にまとめて応答パケ
ットとする手段を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、携帯情報
端末機器とその携帯情報端末機器に情報提供を行う情報
提供局との間で非対称なデータ伝送速度でデータ送受信
を行う際のデータ伝送制御方法および、それを用いたデ
ータ伝送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】最近小型の携帯情報機器が多く用いられ
ているが、このような携帯情報機器に通信機能を付加す
る場合、その携帯情報機器が「携帯性」を有するが上
に、いかなるときでも、いかなる場所でも通信ができる
ことが望ましい。
【0003】このような要求を満たす通信携帯は、無線
通信しかあり得ない。
【0004】従来の携帯情報機器は、その無線通信機能
を内蔵しているものは少なく、内蔵していたとしてもそ
の通信範囲はせいぜい数メートル程度に限定されている
か、あるいはその送受信の伝送速度は10kbps 程
度である。
【0005】また、内蔵していないものの多くは携帯電
話やPHS(PersonalHandy phone
System)を外部に接続して通信するようになっ
ているが、その場合でも、せいぜい30kbps 程度
の伝送速度しか提供されない。さらには、携帯情報端末
が受信する伝送速度と送信する伝送速度はほぼ同じであ
ることが暗黙の前提であった。
【0006】ここで、従来のデータ伝送制御方法につい
て図面を参照しながら説明する。
【0007】図11は、従来のデータ伝送制御方法を用
いたデータ伝送システムの構成の一具体例を示すブロッ
ク図である。
【0008】従来のデータ伝送システムは、図11に示
されるように、それぞれ相互にデータの送受信を行なう
第1の局101と第2の局102と、第1の局101か
ら第2の局102へのデータの伝送を行なう第1の伝送
システム103と、第2の局102から第1の局101
へのデータの伝送を行なう第2の伝送システム104か
らなり、第1の伝送システム103と第2の伝送システ
ム104はほぼ等しい伝送速度を持つ。
【0009】このようなデータ伝送システムにおいて、
主に第1の局101はデータの送信を、第2の局102
はデータの受信を行なうことを考える。すなわち第1の
伝送システム103には主にデータが、第2の伝送シス
テム104には主に前記データの送達確認情報が伝送さ
れる状況を考える。
【0010】このような状況において、図11のデータ
伝送システムのデータ伝送制御手順について、図12を
用いて説明する。
【0011】図12において、第1の局101と第2の
局102との間のデータ送受信の様子を時系列に示して
いる。
【0012】第1の局101では伝送すべきデータを所
定量以下に分割して、これにパケット番号、誤り検出パ
リティ等の付加情報を付加して1つの情報単位としたデ
ータパケット105を作成し、第2の局102では、順
次伝送されてくるデータパケット105に含まれるデー
タに誤りがないか否かを前述の誤り検出パリティ情報を
利用して検査し、誤りがない場合にはそのデータパケッ
ト105に関する送達確認情報として肯定応答パケット
106aを、誤りがある場合にはそのデータパケット1
05に関する送達確認情報として否定応答パケット10
6bを第1の局1に返送し、第2の局は否定応答パケッ
ト106bが返ってきた場合には、対応するデータパケ
ット105を再送することによって完全なデータの伝送
を行なうようにしていた。
【0013】データパケット105の構成例を図13
に、肯定応答パケット106aおよび否定応答パケット
106bの構成例を図14に示す。
【0014】第2の局102から第1の局101への肯
定応答パケットあるいは否定応答パケットの伝送は、第
1の局101から第2の局102に対するデータパケッ
トの伝送とほぼ等しい伝送速度により行なわれていたの
で、データパケット1つに対して肯定応答パケットある
いは否定応答パケットは1つで通信を行なうことができ
た。
【0015】ところで、ユーザ自身が携帯情報機器から
発信するデータを考えると、音声(つまり電話) あるい
は簡単なテキスト程度であるので、量的には従来から提
供されている携帯電話やPHSがサポートできる伝送速
度の範囲内で十分伝送が可能と考えられる。
【0016】しかし、携帯情報機器への画像伝送( 例え
ば地図情報や道路情報提供サービス) や大量のテキスト
伝送( 例えば新聞、雑誌の電子サービス) を行なうこと
を考えると、携帯情報機器が受信する伝送速度は従来か
ら提供されている伝送速度の範囲内では不十分であると
いえる。
【0017】すなわち、携帯情報機器が持つ通信機能の
一つの形態として、受信の伝送速度は速く、送信の伝送
速度は遅いものが考えられる。
【0018】また、別の面からもこのような非対称の伝
送速度を持つ形態は有利なことがいえる。すなわち、携
帯情報機器の送信も伝送速度を速くすると、もちろん携
帯情報機器からの情報の発信に関していえば改善はされ
るものの、一般に無線通信では送信は受信よりも電力を
消費するものになり、その傾向は伝送速度が速くなれば
なるほど顕著になる。
【0019】このことは携帯機が次の充電機会( あるい
は電池の取り替え時) まで保持しなければいけない電力
が大きくなることを意味し、すなわち電池の容量が大き
くなり、携帯情報機器の大きさを大きくしてしまう。こ
れは、携帯情報機器の本質的な部分である「携帯性」を
損なうに十分なものである。
【0020】一方で受信側の伝送速度が速くなることも
消費電力の増加につながるが、その影響は送信側の伝送
速度が速くなることによる消費電力の増加によるものに
比べてごく小さい。
【0021】つまり、携帯情報端末の「携帯性」を守る
意味からも非対称の伝送速度を持つ伝送形態は有利であ
るといえる。
【0022】このような非対称の伝送速度を持つ場合の
データ伝送制御方法について、図面を用いて説明する。
【0023】図15は非対称の伝送速度を持つデータ伝
送システムの構成の一具体例を示すものである。
【0024】先ほどの第1の局101と第2の局102
は、第1の局から第2の局へは高速伝送システム10
7、第2の局から第1の局へは低速伝送システム108
を用いてパケットがやりとりされる。
【0025】また、対称の伝送速度を持つシステムと同
様に、図12に示したような再送制御を行なうとする。
このとき、送受信の時間的なパケットの長さを揃えた場
合、第1の局101から送信されるデータパケット10
5−1は応答パケット( 肯定応答パケットと否定応答パ
ケットをまとめて応答パケットと呼ぶことにする) と比
較して相対的に含まれるビット数が多くなる。つまり、
ビット数を元にして、データパケット105−1と応答
パケット106−1の長さを比較すると、伝送速度比の
分だけデータパケット105−1は長くなる。
【0026】例えば、高速伝送システムのビットレート
を10Mbps、低速伝送システムのビットレートを1
0kbpsとし、パケット長を5ms とすれば、図1
6に示すように、データパケット105−1は5000
0 bit、応答パケット106−1は50bit含ま
れる。
【0027】一方、データパケット105−2と応答パ
ケット106−2のビット長は、ほぼ同じであるとした
場合、図17に示すように伝送速度比が大きいために送
信できなくなる時間帯が長くなる。
【0028】例えば、高速伝送システムのビットレート
を10Mbps、低速伝送システムのビットレートを1
0kbpsとし、パケット長を1000bitとする
と、高速伝送システムで1000bitを伝送するのに
0.1msかかるのが、低速伝送システムで1000b
itを伝送するのには、100msもかかるので、送信
ができなくなる応答パケット106−2が返ってくるま
での間は、高速伝送システムから見ると非常に長くな
る。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、非対称
の伝送速度を持つシステムに、従来のデータ伝送制御方
法をそのまま用いるには次のような問題点がある。
【0030】1つは、図16で説明したような場合であ
るが、この場合、送受信の時間的なパケットの長さを揃
えたために、データパケット105−1のビット数は多
くなってしまう。よって、データパケット105−1は
誤りを含みやすくなり、再送が頻繁に発生するようにな
るため大きなスループットを期待することができなかっ
た。
【0031】例えばビットエラーレートが10−4の場
合を考えると、パケットのビット数が50ビットのとき
にそのパケットに誤りが1つでも含まれる確率は、 1−(1−10−4)50 = 0.00499 であるが、パケットのビット数が50000ビットにな
ると、そのパケットに誤りが1つでも含まれる確率は、 1−(1−10−4)50000 = 0.99326 となり、ほとんど1である。
【0032】無線通信ではビットエラーレートが10−
4の誤り率はよくあり得る状況であることを考えると、
パケットの長さには限界がある。
【0033】第2の問題点としては、図17で説明した
場合、すなわち、データパケットの大きさと応答パケッ
トの大きさを同程度にした場合には、データパケット1
05−2のビット数は増えていないので、前述のような
問題は生じないが、データパケットの伝送時間に比較し
て応答パケットの伝送時間が非常に大きく、図示したよ
うに応答パケット106−2の伝送が遅くなることで、
データパケット105−2の伝送が止まってしまい、結
果的に高速伝送システムの高速性が活かせない状況に陥
る。
【0034】また、図18に示すように複数のデータパ
ケット105−2を連続的に送信することを考えると、
一見して連続送信することは、伝送の効率を改善しそう
であるが、一度に送れる最大のデータパケットの個数は
当然有限であり、伝送速度比がある程度大きくなってい
まうと、第1の局が送信できなくなってしまう時間が必
ずできてしまう。これは、対応パケットが106−2が
返ってくるのに、やはり時間がかかるので、最初はデー
タパケットを連続的に送信することができても、その後
は各データパケットに対する応答パケットを待つことに
なるので、すぐに連続送信ができない状況になってしま
うからである。
【0035】よって、結局高速の伝送速度を活かせない
ことにはかわりがない。すなわち送信のデッドロックが
おきてしまうのである。
【0036】そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてな
されたものであり、データの伝送速度とそのデータに対
する応答の伝送速度との比が非常に大きい場合でも、大
きなスループットと高速性を維持しつつ効率のよいデー
タ伝送が可能となるデータ伝送制御方法およびデータ伝
送システムを提供することを目的とする。
【0037】
【発明を解決するための手段】本発明のデータ伝送制御
方法は、第1の局から第2の局へ送信したデータパケッ
トに対する応答に基づき、前記第1の局と前記第2の局
との間でデータ伝送制御を行うデータ伝送制御方法にお
いて、前記第1の局から前記第2の局に複数のサブパケ
ットで構成されるデータパケットを送信し、前記第2の
局で受信した前記データパケットに対応して、そのデー
タパケットを構成する各サブパケットの肯定応答あるい
は否定応答から構成される応答パケットを前記第1の局
に送信し、前記第1の局で受信した応答パケットに含ま
れる否定応答に対応するサブパケットを含むデータパケ
ットを前記第2の局に送信することにより、データの伝
送速度とそのデータに対する応答の伝送速度との比が非
常に大きい場合でも、大きなスループットと高速性を維
持しつつ効率のよいデータ伝送が可能となる。
【0038】また、本発明のデータ伝送制御方法は、第
1の局から第2の局へ送信したデータパケットに対する
応答に基づき、前記第1の局と前記第2の局との間でデ
ータ伝送制御を行うデータ伝送制御方法において、前記
第1の局から前記第2の局に、前記サブパケットの送信
順序を示すシーケンス番号の予め設定された範囲内のサ
ブパケットで構成されるデータパケットを送信し、前記
第2の局で受信した前記データパケットに対応して、そ
のデータパケットを構成する各サブパケットの肯定応答
あるいは否定応答から構成される応答パケットを前記第
1の局に送信し、前記第1の局で受信した応答パケット
に含まれる否定応答に対応するサブパケットのシーケン
ス番号から前記予め設定されたシーケンス番号の範囲内
で新たに送信可能なシーケンス番号のサブパケットが存
在するとき、その新たに送信可能なサブパケットと前記
否定応答に対応するサブパケットで構成されるデータパ
ケットを前記第2の局に送信し、前記第1の局で受信し
た応答パケットに含まれる否定応答に対応するサブパケ
ットのシーケンス番号から前記予め設定されたシーケン
ス番号の範囲内で新たに送信可能なシーケンス番号のサ
ブパケットが存在しないとき、肯定応答を受け取ってい
ない全てのサブパケットに対し肯定応答を受け取るま
で、前記肯定応答を受け取っていないサブパケットで構
成されるデータパケットを前記第2の局に送信すること
により、データの伝送速度とそのデータに対する応答の
伝送速度との比が非常に大きい場合でも、大きなスルー
プットと高速性を維持しつつ効率のよいデータ伝送が可
能となる。
【0039】また、本発明のデータ伝送制御方法は、第
1の局から第2の局へ送信したデータパケットに対する
応答に基づき、前記第1の局と前記第2の局との間でデ
ータ伝送制御を行うデータ伝送制御方法において、前記
第1の局から前記第2の局に、前記サブパケットの送信
順序を示すシーケンス番号の予め設定された範囲内のサ
ブパケットで構成されるデータパケットを送信し、前記
第2の局で受信した前記データパケットに対応して、そ
のデータパケットを構成する各サブパケットの肯定応答
あるいは否定応答から構成される応答パケットを前記第
1の局に送信し、前記第1の局で受信した応答パケット
に含まれる否定応答に対応するサブパケットのシーケン
ス番号から前記予め設定されたシーケンス番号の範囲内
で新たに送信可能なシーケンス番号のサブパケットが存
在するとき、その新たに送信可能なサブパケットと前記
否定応答に対応するサブパケットで構成されるデータパ
ケットを前記第2の局に送信し、前記第1の局で受信し
た応答パケットに含まれる否定応答に対応するサブパケ
ットのシーケンス番号から前記予め設定されたシーケン
ス番号の範囲内で新たに送信可能なシーケンス番号のサ
ブパケットが存在しないとき、少なくとも1つの新たな
サブパケットが送信できるまで、前記肯定応答を受け取
っていないサブパケットで構成されるデータパケットを
前記第2の局に送信することにより、データの伝送速度
とそのデータに対する応答の伝送速度との比が非常に大
きい場合でも、大きなスループットと高速性を維持しつ
つ効率のよいデータ伝送が可能となる。
【0040】また、本発明のデータ伝送システムは、第
1の局から第2の局へ送信したデータパケットに対する
応答に基づき、前記第1の局と前記第2の局との間でデ
ータ伝送を行うデータ伝送システムにおいて、第1の局
から第2の局に複数のサブパケットで構成されるデータ
パケットを送信する手段と、前記第2の局で受信した前
記データパケットに対応して、そのデータパケットを構
成する各サブパケットの肯定応答あるいは否定応答から
構成される応答パケットを前記第1の局に送信する手段
と、前記第1の局で受信した応答パケットに含まれる否
定応答に対応するサブパケットを含むデータパケットを
前記第2の局に送信する手段とを具備することにより、
データの伝送速度とそのデータに対する応答の伝送速度
との比が非常に大きい場合でも、大きなスループットと
高速性を維持しつつ効率のよいデータ伝送が可能とな
る。
【0041】また、本発明のデータ伝送システムは、第
1の局から第2の局へ送信したデータパケットに対する
応答に基づき、前記第1の局と前記第2の局との間でデ
ータ伝送を行うデータ伝送システムにおいて、前記第1
の局から前記第2の局に、前記サブパケットの送信順序
を示すシーケンス番号の予め設定された範囲内のサブパ
ケットで構成されるデータパケットを送信する手段と、
前記第2の局で受信した前記データパケットに対応し
て、そのデータパケットを構成する各サブパケットの肯
定応答あるいは否定応答から構成される応答パケットを
前記第1の局に送信する手段と、前記第1の局で受信し
た応答パケットに含まれる否定応答に対応するサブパケ
ットのシーケンス番号から前記予め設定されたシーケン
ス番号の範囲内で新たに送信可能なシーケンス番号のサ
ブパケットが存在するとき、その新たに送信可能なサブ
パケットと前記否定応答に対応するサブパケットで構成
されるデータパケットを前記第2の局へ送信する手段
と、前記第1の局で受信した応答パケットに含まれる否
定応答に対応するサブパケットのシーケンス番号から前
記予め設定されたシーケンス番号の範囲内で新たに送信
可能なシーケンス番号のサブパケットが存在しないと
き、肯定応答を受け取っていない全てのサブパケットに
対し肯定応答を受け取るまで、前記肯定応答を受け取っ
ていないサブパケットで構成されるデータパケットを前
記第2の局へ送信する手段とを具備することにより、デ
ータの伝送速度とそのデータに対する応答の伝送速度と
の比が非常に大きい場合でも、大きなスループットと高
速性を維持しつつ効率のよいデータ伝送が可能となる。
【0042】また、本発明のデータ伝送システムは、第
1の局から第2の局へ送信したデータパケットに対する
応答に基づき、前記第1の局と前記第2の局との間でデ
ータ伝送を行うデータ伝送システムにおいて、前記第1
の局から前記第2の局に、前記サブパケットの送信順序
を示すシーケンス番号の予め設定された範囲内のサブパ
ケットで構成されるデータパケットを送信する手段と、
前記第2の局で受信した前記データパケットに対応し
て、そのデータパケットを構成する各サブパケットの肯
定応答あるいは否定応答から構成される応答パケットを
前記第1の局に送信する手段と、前記第1の局で受信し
た応答パケットに含まれる否定応答に対応するサブパケ
ットのシーケンス番号から前記予め設定されたシーケン
ス番号の範囲内で新たに送信可能なシーケンス番号のサ
ブパケットが存在するとき、その新たに送信可能なサブ
パケットと前記否定応答に対応するサブパケットで構成
されるデータパケットを前記第2の局へ送信する手段
と、前記第1の局で受信した応答パケットに含まれる否
定応答に対応するサブパケットのシーケンス番号から前
記予め設定されたシーケンス番号の範囲内で新たに送信
可能なシーケンス番号のサブパケットが存在しないと
き、少なくとも1つの新たなサブパケットが送信できる
まで、前記肯定応答を受け取っていないサブパケットで
構成されるデータパケットを前記第2の局へ送信する手
段とを具備することにより、データの伝送速度とそのデ
ータに対する応答の伝送速度との比が非常に大きい場合
でも、大きなスループットと高速性を維持しつつ効率の
よいデータ伝送が可能となる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0044】図1は、本実施形態に係るデータ伝送制御
方法を用いたデータ伝送システムの構成の一具体例を示
したものである。
【0045】図1において、第1の局1は、高速伝送シ
ステム3を用いて第2の局2にデータの送信を行ない、
第2の局2は、第1の局1から伝送されてきたデータパ
ケット5に誤りが含まれているかどうかを検査して低速
伝送システム4用いて応答パケット6にてデータパケッ
ト5の内容に対する肯定応答あるいは否定応答を第1の
局1に伝送し、誤りのあるデータに関しては次のデータ
パケット5にて第1の局1が再送を行なうものである。
【0046】図2は、第1の局1の構成例を示すもので
ある。
【0047】第1の局1の上位層11からのデータは、
サブパケット化手段12にてデータの順序を示す番号と
誤り検査用のパリティを付加されてバッファ13に蓄積
される。
【0048】バッファ13は送達が確認されるまでサブ
パケットを蓄積し、送達が確認されたことが再送サブパ
ケット判断手段15によって通知されると、当該サブパ
ケットをバッファ13から削除する。
【0049】データパケット化手段14は、低速伝送シ
ステム4により伝送されてくる応答パケット6から再送
サブパケット判断手段15によって判断される再送パケ
ット情報からデータパケット化する再送サブパケットと
新規のサブパケットをバッファ13よりとりだし、デー
タパケットの付加情報を付加してデータパケット5を組
立て、下位層16に渡す。
【0050】下位層16は、高速伝送システム3を用い
てデータパケット5を第2の局2に伝送する。
【0051】図3は、第2の局2の構成例を示すもので
ある。
【0052】高速伝送システム3から送られてきたデー
タパケット5は、下位層26を通してデータパケットと
して復元され、さらに、サブパケット単位に分割して、
それをサブパケット誤り検出手段24に渡す。
【0053】サブパケット誤り検出手段24はサブパケ
ットの誤りを検査し、その検査結果は応答パケット化手
段25に送られ、肯定応答あるいは否定応答を含んだ応
答パケット6を構成し、下位層26に渡す。
【0054】下位層26に渡された応答パケット6は低
速伝送システム4にて第1の局1に伝送される。
【0055】一方で、サブパケット誤り検出手段24に
て誤りがないと判断されたサブパケットはバッファ23
に蓄積される。
【0056】受信側バッファ23では、誤りによってデ
ータが抜けているところはデータの順番が揃うまで待
ち、抜けがないデータに関しては、上位層データユニッ
ト化手段22に送られる。
【0057】上位層データユニット化手段22は第2の
局の上位層21に送るために上位層のデータユニットを
作成して上位層21に送る。
【0058】図4は、第1の局1から高速伝送システム
3を介して第2の局2に送信されるデータパケット5の
構成の一具体例を示すものである。データパケット5は
パケットの付加情報であるパケット付加情報51と複数
のサブパケット52からなる。
【0059】図5は、サブパケット52の構成の一具体
例を示すものである。サブパケットは、そのサブパケッ
トのデータの順序と伝送中に発生してしまうサブパケッ
ト中の誤りを検出するパリティビットとを持つサブパケ
ット付加情報53と上位層11からの情報が入る情報部
54からなる。
【0060】図6は、第2の局2から低速伝送システム
4を介して第1の局1に送信される応答パケット6の構
成の一具体例を示すものである。応答パケット6はパケ
ットの付加情報である応答パケット付加情報61と、対
応するデータパケットの肯定応答あるいは否定応答をビ
ットマップ化した肯定/否定情報62からなる。
【0061】以上のようなデータ伝送システムにおけ
る、データパケット5と応答パケット6によるデータ伝
送制御方法について図7を参照して説明する。
【0062】ここでは、例えば、1つのデータパケット
5にはサブパケットが4つ入っているとして説明をす
る。
【0063】図7においては、第1の局1と第2の局2
との間のデータ送受信の様子を時系列に示している。ま
た、左から右への線は高速伝送システム3によるデータ
パケット5−1の伝送を表し、右から左への線は低速伝
送システム4による応答パケット6−1の伝送を表す。
【0064】まず、サブパケット番号「0」から「3」
までの4つのサブパケットをデータパケットとして伝送
したとする(ステップS1)。
【0065】第2の局2側ではこのサブパケットの誤り
を検査するが、例えば、サブパケット番号「1」のサブ
パケットに誤りが検出され、それ以外のサブパケットに
は誤りが検出されなかったとする。この場合、このデー
タパケットに対する応答パケットは、サブパケット番号
「0」、「2」、「3」に対しては肯定応答、サブパケ
ット番号「1」に対しては否定応答を肯定/否定情報に
載せることになる。具体的には、例えば、肯定応答の場
合はビット「0」、否定応答の場合はビット「1」を送
るようにする。すなわち肯定/否定情報として、「01
00」の4ビットからなるビットマップをとるようにす
るのである。この応答パケット6−1を低速伝送システ
ム4によって第2の局2から第1の局1へ伝送する(ス
テップS2)。
【0066】第1の局1では応答パケット6−1を解析
して、サブパケット番号「1」のサブパケットの再送を
行なう(ステップS3)。ここで、サブパケット番号
「1」のサブパケットの再送を行なう際は、1つのデー
タパケットに入るサブパケットの数を4つにしているの
で、残り3つのサブパケットに対するスペースは新しい
サブパケットを入れて送ることが可能である。すなわ
ち、サブパケット番号「4」、「5」、「6」のサブパ
ケットを再送サブパケットであるサブパケット番号
「1」のサブパケットとともにデータパケット化して伝
送できる。このデータパケット5−2も先ほどのデータ
パケット5−1と同様に、高速伝送システム3によって
第1の局1から第2の局2へ伝送される。
【0067】第2の局2ではサブパケット毎に誤りが検
査され、例えば、サブパケット番号「1」と「4」に誤
りが検出されれば、応答パケット6−2の肯定/否定情
報のビットマップを「1100」として、第2の局2か
ら第1の局1へ低速伝送システム4によって伝送される
(ステップS4)。
【0068】第1の局1は応答パケットを受信すると先
ほどと同じように、再送サブパケットを決定し、新規パ
ケットを加えてデータパケット5−3を作る(ステップ
S5)。
【0069】以下は同様の処理が繰り返されるわけであ
る。
【0070】なお、図7の例では再送を行なう際にでき
るデータパケットのスペースには、新しいサブパケット
を入れていたが、新しいサブパケットがないような場合
には、無効のサブパケット番号、例えば、ここではサブ
パケットの番号は非負の整数値をとるとすれば「−1」
をサブパケット番号とするダミーのサブパケットを入れ
てもよい。この様子を図8に示す。
【0071】図8において、ステップS1からステップ
S2までの処理は同様で、ステップS6において、応答
パケット6−1に対する再送サブパケットを含むデータ
パケット5−4は、サブパケット番号「1」のサブパケ
ットとサブパケット番号「−1」のダミーのサブパケッ
ト3つからなっている。
【0072】データパケット5−4に対応する応答パケ
ット6−4は4ビットの肯定/否定情報を含むが、サブ
パケット番号「1」のサブパケットの応答に対応する最
初の1ビットのみ有効で、それ以外の3ビットはダミー
サブパケットに対応しているので、「0」でも「1」で
あっても第1の局1では無視される(ステップS7)。
【0073】この方法はデータパケットに含まれるサブ
パケットの数が固定である場合には、特に有効である。
【0074】一般にサブパケットの番号は無限に付けら
れるわけではない。例えば「0」から「7」までの番号
を付けられるのであれば、0→1→…→7→0→… と
いうように番号を循環して用いる。
【0075】このときデータの順序を保証するために
は、例えば、今の例でいえば最初の「0」番と2回目の
「0」番は区別される必要があるので、最初の「0」番
の確認がすむまでは、つまり肯定応答が得られるまで
は、2回目の「0」番は使えない。もし、最初の「0」
番の肯定応答がなかなか得られない状況が生じると、前
述の再送サブパケットに新しいサブパケットを加えてデ
ータパケットを構成するような場合、新しいサブパケッ
トを加えられず効率が悪い。
【0076】このような状況が生じた場合は、一旦通常
の送信から再送の必要なサブパケットだけの再送に送信
のモードを切り替えるとよい。すなわち、新しいサブパ
ケットを加えられなくなったら、再送の必要なサブパケ
ットだけによってパケットを構成するのである。
【0077】さらに、この必要なサブパケットをのみを
送信するモードから通常の送信のモードへは、再送の必
要なサブパケットすべての肯定応答が受けとられてから
切り替えるようにするとよい。
【0078】このことを図9を参照して具体的に説明す
る。
【0079】図9では1つのデータパケットに4つのサ
ブパケットを入れ、サブパケットの番号は「0」から
「7」までを用いる場合を取り上げる。このとき一番古
い未確認の番号から、このサブパケットを含んで最大7
個までのサブパケットを送信できる。これ以上送信しよ
うとすると、番号の繰り返し利用により内容の違う同じ
番号を持ったサブパケットの送信を許してしまうことに
なる。
【0080】図9において、第1の局1と第2の局2と
の間のデータ送受信の様子を時系列に示している。
【0081】まず、サブパケット番号「0」、「1」、
「2」、「3」のサブパケットをデータパケット5−1
1として第1の局から第2の局へ送る(ステップS1
0)。
【0082】例えば、第2の局2でサブパケット番号
「0」、「1」のサブパケットに誤りが検出されたとす
る。前述したような方法を用いて「1100」を肯定/
否定情報として応答パケット6−11を第2の局から第
1の局へ送る(ステップS11)。
【0083】第1の局1は、応答パケット6−11が持
っている肯定/否定情報からサブパケット番号「0」、
「1」のサブパケットを再送するとともに、さらにサブ
パケット番号「4」、「5」のサブパケットを第2の局
へ送る(ステップS12)。すなわち、サブパケット番
号「0」、「1」、「4」、「5」のサブパケットを含
んだデータパケット5−12を第2の局2へ送る。
【0084】第2の局2では、サブパケット番号
「0」、「4」のサブパケットに誤りが検出されたとし
て、「1010」 を肯定/否定情報として応答パケッ
ト6−12を第2の局2から第1の局1へ送る(ステッ
プS13)。
【0085】第1の局1は応答パケット6−12の肯定
/否定情報からサブパケット番号「0」、「4」のサブ
パケットを再送するとともに、さらにサブパケット番号
「6」、「7」のサブパケットを第2の局2へ送ろうと
するが、ここで、先ほど述べた一番古い未確認の番号か
ら一番古い未確認サブパケットを含んで最大7個までの
サブパケットしか送信できないので、サブパケット番号
「6」のサブパケットは送信してもよいが、サブパケッ
ト番号「7」のサブパケットは送信できない(これをウ
インドウオーバーフローという) 。1つのデータパケッ
トには4つのサブパケットが入るので、サブパケット1
つ分空いてしまうことになるが、例えば空いたところに
は、図8で説明したような方法を適用し、無効なサブパ
ケット番号を持ったダミーサブパケットを入れておけば
よい。こうして、サブパケット番号「0」、「1」、
「6」のサブパケットおよびダミーサブパケット1つで
データパケット5−13を構成し、第2の局へ送る(ス
テップS14)。
【0086】第2の局2では、サブパケット番号
「0」、「6」のサブパケットに誤りが検出されたとし
て、「1010」を肯定/否定情報として応答パケット
6−13を第2の局2から第1の局1へ送る(ステップ
S15)。
【0087】第1の局1は応答パケット6−13の肯定
/否定情報からサブパケット番号「0」、「6」のサブ
パケットを再送するとともに、新しいサブパケットを送
ろうとするが、ウインドウオーバーフローが引続き起こ
っているので、送れない。
【0088】そこで、送信のモードを切り替えて、この
未確認のサブパケット番号「0」、「6」のサブパケッ
トの肯定応答が得られるまでこのサブパケットだけ送り
続けるモードにする。データパケットの中で空いている
サブパケットは、ダミーサブパケットを入れておけばよ
い。すなわち、データパケット5−14はサブパケット
番号「0」、「6」のサブパケットと、ダミーサブパケ
ット2つでパケットを構成し、第2の局2へ送る(ステ
ップS16)。
【0089】第2の局2では、サブパケット番号「6」
のサブパケットは誤りが検出され、サブパケット番号
「0」のサブパケットは正しく受信されたとすると、肯
定/否定情報は「0100」で、これを含んだ応答パケ
ット6−14を第2の局2から第1の局1へ送る(ステ
ップS17)。
【0090】第1の局1は、さらにサブパケット番号
「6」の肯定応答を得るべく、サブパケット番号「6」
のサブパケットとダミーサブパケット3つでデータパケ
ット5−15を構成し第1の局1へ送る(ステップS1
8)。
【0091】第2の局2でサブパケット番号「6」のサ
ブパケットが正しく受信できたとすれば、肯定/否定情
報は「0000」で、これを含んだ応答パケット6−1
5を第2の局2から第1の局2へ送る(ステップS1
9)。
【0092】第1の局1は応答パケット6−15によっ
て、サブパケットを送り続けるモードで肯定応答を得る
べきすべてのサブパケットの肯定応答を得たことになる
ので、通常の送信モードに戻り、新しいサブパケットを
含んだデータパケット5−16を送信する(ステップS
20)。
【0093】なお、ダミーサブパケットを用いるかわり
に、同じサブパケットを用いてもよい。例えば、図9に
おいて、再送パケットだけを送り続けるモードのとき
(ステップS16)、データパケット5−14は、2つ
のダミーパケットのかわりにサブパケット番号「0」、
「6」のサブパケットを1つずつもう一度入れる。この
ようにすることでサブパケットが正しく伝送される確率
が高くなる。
【0094】また、ダミーサブパケットのかわりに用い
るサブパケットとして、未確認のサブパケットのうちも
っとも古いものを優先的に送るようにしてもよい。すな
わち、図9のステップS16において、データパケット
5−14は、2つのダミーパケットのかわりにサブパケ
ット番号「0」のサブパケットを2つ入れるようにする
と、ウインドウオーバーフローが解消される確率が高く
なる。
【0095】ここまでの説明では、1つのデータパケッ
トにはある決まった数のサブパケットが入る場合を述べ
てきたが、この数は、データパケットに付加する付加情
報中に含まれるサブパケット数を示す数値を入れること
によって、可変長にすることも可能である。可変長にす
ることによって、ダミーサブパケットを入れなくてもす
むようになるので、無線の帯域を有効に使えるようにな
る。
【0096】また、データパケット5の中のデータパケ
ット付加情報51および応答パケット6の中の応答パケ
ット付加情報61は、誤り検出用のパリティをつけるよ
うにしてもよい。このようにすることで、よりパケット
の信頼度が増すことになる。
【0097】次に、その他の再生制御方法について、図
10を参照して説明する。ここでは、応答パケットが誤
った場合も含めた手順の一例を示している。
【0098】また、データパケットは応答パケットが返
ってくるまで、次のデータパケットを送信しない St
op and Wait 方式を例にとりあげる。もち
ろん、データパケットの連続送信を許すGo back
N方式やSelective Repeat方式に拡
張することは、容易に行なうことができる。
【0099】データパケットのデータパケット付加情報
には、データパケット自身の順序を示す番号が入るが、
Stop and Wait方式を用いるので、「0」
または 「1」で十分である。また、付加情報だけに
誤り検出用のパリティを用いる場合を考える。
【0100】応答パケットの応答パケット付加情報に
は、次に受信を期待するデータパケットの番号を入れ
る。すなわち、受信したデータパケットのデータパケッ
ト付加情報に含まれる順序を示す番号が「0」のときは
「1」、「1」のときは「0」である。また、応答パケ
ット全体の誤りを検出するパリティを用い、パリティビ
ットは応答パケット付加情報に入れる。
【0101】まず、データパケット5−21を第1の局
1から第2の局2へ送る(ステップS30)。このデー
タパケット5−21にはサブパケット番号「0」、
「1」、「2」、「3」のサブパケットが含まれてい
て、付加情報にはデータパケットの番号「0」を含む。
【0102】第2の局2では、データパケット付加情報
とそれぞれのサブパケットの誤りを検査する。例えば、
サブパケット番号「1」のサブパケットに誤りが検出さ
れて、応答パケット6−21にて肯定/否定情報 「0
010」を、次に受信を期待するデータパケット番号
「1」を応答パケット付加情報に入れて、第2の局2か
ら第1の局1へ送る(ステップS31)。
【0103】第1の局1では、応答パケット6−21の
誤りを検査し、誤りがなかった場合には、肯定/否定情
報により「1」番のサブパケットを再送することを決定
する。そこで、「1」番のサブパケットを含んだデータ
パケット5−22を、順序を示す番号「1」を入れたデ
ータパケット付加情報と、サブパケット番号「1」、
「4」、「5」、「6」のサブパケットとで構成し、第
1の局1から第2の局2へ伝送する(ステップS3
2)。
【0104】第2の局2では、データパケット付加情報
とそれぞれのサブパケットの誤りを検査する。このと
き、データパケット付加情報に誤りが検出された場合に
は、サブパケットの誤りが検出されるか否かにかかわら
ず、すべてのサブパケットを廃棄してバッファに入れな
い。これは、データパケットの順序番号が認識できなけ
れば、応答パケットの肯定/否定情報のビットマップ
が、どの順序番号を持つデータパケットのサブパケット
に対する肯定/否定情報のビットマップかわからなくな
ってしまうからである。
【0105】このときには、応答パケットは送信せず、
第1の局1はデータパケット5−22を送出してから一
定時間応答パケットが返ってくるのを待ち、一定時間内
に応答パケットが返ってこなかったら、データパケット
5−22と同じデータパケット5−23を送信する(ス
テップS33)。これをタイムアウトによる再送と呼
ぶ。
【0106】第2の局2では、データパケット5−23
を受信すると、データパケット付加情報とそれぞれのサ
ブパケットの誤りを検査する。今度は、データパケット
付加情報は正しく受信され、サブパケット番号「5」に
誤りが検出されたとする。第2の局2は肯定/否定情報
として「0010」を応答パケット6−23にて第1の
局1へ伝送する(ステップS34)。このとき、次の受
信を期待するデータパケットの順序番号は「0」である
ので、「0」を応答パケット付加情報に入れる。
【0107】第1の局1では、応答パケット6−23の
誤りを検査し、もしここで誤りが検出された場合は、応
答パケット6−23自体の信用性がないので受信してい
ないものとして捨ててしまい、先ほどと同じようにタイ
ムアウトによる再送を待つ。
【0108】タイムアウトしたら、第1の局1はデータ
パケット5−22と同じデータパケット5−24を送信
する(ステップS35)。
【0109】第2の局2はデータパケット5−24を受
信すると、データパケット付加情報と、それぞれのサブ
パケットの誤りを検査する。データパケット付加情報に
含まれるデータパケット順序番号は「1」であるが、こ
れは第2の局2は、ステップS33で既に受信している
ので、データパケット5−24全体を捨ててしまい、前
に伝送した応答パケット6−23と同じ応答パケット6
−24を送出する(ステップS36)。
【0110】第1の局1では、応答パケット6−24の
誤りを検査し、もしここで誤りが検出されなければ肯定
/否定情報に基づいて再送の必要なサブパケットは再送
し、新規のサブパケットが送信可能なら送信する(ステ
ップS37)。
【0111】以上のデータ伝送制御手順において、さら
に効率よくするならば、例えば、すべて捨ててしまった
データパケット5−22のサブパケットのうち、誤りが
なかったものをバッファに入れることは可能であり、こ
うすることによってよりサブパケットの受信成功確率を
高めることができる。しかし、応答パケットを返すこと
はできないことは同じなので、データ伝送制御手順とし
ては同じである。ただし、後に再送されるデータパケッ
ト5−23は、データパケット5−22と同じ内容なの
で、どちらのデータパケットでも正しく受信したサブパ
ケットの場合は、どちらを選択しても構わない。
【0112】また、この場合はデータパケット5−2
2、データパケット5−23の両方で誤ったサブパケッ
トだけが再送しなくてはいけなくなるので、応答パケッ
ト6−23はそれを反映したものとならなければいけな
い。
【0113】同様なことはデータパケット5−24につ
いてもいえ、応答パケット5−23で再送要求した5番
のサブパケットが、もしデータパケット5−24で正し
く受信されたとすれば、応答パケット6−24はそれを
反映させる(より具体的には、肯定/否定情報を「00
00」とする)ことによって、システムの効率をよくす
ることができる。
【0114】以上、説明したように、上記実施形態によ
れば、第1の局1から第2の局2へのデータパケットの
伝送速度が、第2の局2から第1の局1への応答パケッ
トの伝送速度より高速となる非対称の伝送速度のデータ
伝送システムにおいて、特に、データパケットの伝送速
度とそのデータパケットに対する応答パケットの伝送速
度との比が非常に大きい場合でも、1つのデータパケッ
トを伝送路の誤り率に適応させたデータ長の複数のサブ
パケットに分解して、サブパケット毎に再送制御を行な
うことによって、大きなスループットを維持することが
できる。また、複数のサブパケットを持つ1つのデータ
パケットに対して、サブパケット毎に肯定応答あるいは
否定応答を第1の局側に送ることによって、応答時間が
極端に増加してその間送信がデッドロックすることがな
く、従って、データ伝送の高速性を損なうことなく効率
のよいデータ伝送が可能となる。
【0115】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、データの伝送速度とそのデータに対する応答の伝送
速度との比が非常に大きい場合でも、大きなスループッ
トと高速性を維持しつつ効率のよいデータ伝送が可能と
なるデータ伝送制御方法およびデータ伝送システムを提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るデータ伝送システム
の構成を示した図。
【図2】図1の第1の局の構成を示した図。
【図3】図1の第2の局の構成を示した図。
【図4】データパケットの構成例を示した図。
【図5】サブパケットの構成例を示した図。
【図6】応答パケットの構成例を示した図。
【図7】図1のデータ伝送システムにおけるデータ伝送
制御方法の処理手順を説明するための図。
【図8】図1のデータ伝送システムにおけるデータ伝送
制御方法の他の処理手順を説明するための図。
【図9】図1のデータ伝送システムにおけるデータ伝送
制御方法のさらに他の処理手順を説明するための図で、
特に、ウインドウオーバーフローのときの処理手順を説
明するものである
【図10】図1のデータ伝送システムにおけるデータ伝
送制御方法のさらに他の処理手順を説明するための図。
【図11】従来のデータ伝送システムの構成を示した
図。
【図12】従来のデータ伝送制御方法の処理手順を説明
するための図。
【図13】従来のデータ伝送システムにおけるデータパ
ケットの構成例を示した図。
【図14】従来のデータ伝送システムにおける肯定応答
パケットと否定応答パケットの構成例を示したす図。
【図15】従来の非対称の伝送速度を持つデータ伝送シ
ステムの構成を示した図。
【図16】図15の従来のデータ伝送システムの第1の
問題点について説明するための図で、パケットの長さを
時間で揃えたときのビット長について説明するためのも
のである。
【図17】図15の従来のデータ伝送システムの第1の
問題点について説明するための図で、パケットの長さを
ビット長で揃えたときのデータ伝送制御方法の処理手順
を説明するためのものである。
【図18】図15の従来のデータ伝送システムの第2の
問題点について説明するための図で、パケットの長さを
ビット長で揃えたときのデータ伝送制御方法の処理手順
を説明するためのものである。
【符号の説明】
1…第1の局、2…第2の局、3…高速伝送システム、
4…低速伝送システム、5…データパケット、6…応答
パケット、11…上位層、12…サブパケット化手段、
13…バッファ、14…データパケット化手段、15…
再送サブパケット判断手段、16…下位層、21…上位
層、22…上位層データユニット化手段、23…バッフ
ァ、24…サブパケット誤り検出手段、25…応答パケ
ット化手段、26…下位層。
【手続補正書】
【提出日】平成8年4月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】例えばビットエラーレートが10-4の場合
を考えると、パケットのビット数が50ビットのときに
そのパケットに誤りが1つでも含まれる確率は、 1−(1−10-450 = 0.00499 であるが、パケットのビット数が50000ビットにな
ると、そのパケットに誤りが1つでも含まれる確率は、 1−(1−10-450000 = 0.99326 となり、ほとんど1である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】無線通信ではビットエラーレートが10-4
の誤り率はよくあり得る状況であることを考えると、パ
ケットの長さには限界がある。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の局から第2の局へ送信したデータ
    パケットに対する応答に基づき、前記第1の局と前記第
    2の局との間でデータ伝送制御を行うデータ伝送制御方
    法において、 前記第1の局から前記第2の局に複数のサブパケットで
    構成されるデータパケットを送信し、前記第2の局で受
    信した前記データパケットに対応して、そのデータパケ
    ットを構成する各サブパケットの肯定応答あるいは否定
    応答から構成される応答パケットを前記第1の局に送信
    し、前記第1の局で受信した応答パケットに含まれる否
    定応答に対応するサブパケットを含むデータパケットを
    前記第2の局に送信することを特徴とするデータ伝送制
    御方法。
  2. 【請求項2】 第1の局から第2の局へ送信したデータ
    パケットに対する応答に基づき、前記第1の局と前記第
    2の局との間でデータ伝送制御を行うデータ伝送制御方
    法において、 前記第1の局から前記第2の局に複数のサブパケットで
    構成されるデータパケットを送信し、前記第2の局で受
    信した前記データパケットに対応して、そのデータパケ
    ットを構成する各サブパケットのそれぞれにつき1ビッ
    トの肯定応答あるいは否定応答から構成される応答パケ
    ットを前記第1の局に送信し、前記第1の局で受信した
    応答パケットに含まれる否定応答に対応するサブパケッ
    トを含むデータパケットを前記第2の局に送信すること
    を特徴とするデータ伝送制御方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の局で受信した応答パケットに
    含まれる否定応答に対応するサブパケット数が、前記デ
    ータパケットに収容可能なサブパケット数より少ないと
    き、前記否定応答に対応するサブパケットと新規のサブ
    パケットで構成されたデータパケットを前記第2の局に
    送信することを特徴とする請求項1または請求項2記載
    のデータ伝送制御方法。
  4. 【請求項4】 前記第1の局で受信した応答パケットに
    含まれる否定応答に対応するサブパケット数が、前記デ
    ータパケットに収容可能なサブパケット数より少ないと
    き、前記否定応答に対応するサブパケットとダミーのサ
    ブパケットで構成されたデータパケットを前記第2の局
    に送信することを特徴とする請求項1または請求項2記
    載のデータ伝送制御方法。
  5. 【請求項5】 第1の局から第2の局へ送信したデータ
    パケットに対する応答に基づき、前記第1の局と前記第
    2の局との間でデータ伝送制御を行うデータ伝送制御方
    法において、 前記第1の局から前記第2の局に、前記サブパケットの
    送信順序を示すシーケンス番号が予め設定された範囲内
    のサブパケットで構成されるデータパケットを送信し、
    前記第2の局で受信した前記データパケットに対応し
    て、そのデータパケットを構成する各サブパケットの肯
    定応答あるいは否定応答から構成される応答パケットを
    前記第1の局に送信し、前記第1の局で受信した応答パ
    ケットに含まれる否定応答に対応するサブパケットのシ
    ーケンス番号から前記予め設定されたシーケンス番号の
    範囲内で新たに送信可能なシーケンス番号のサブパケッ
    トが存在するとき、その新たに送信可能なサブパケット
    と前記否定応答に対応するサブパケットで構成されるデ
    ータパケットを前記第2の局に送信し、前記第1の局で
    受信した応答パケットに含まれる否定応答に対応するサ
    ブパケットのシーケンス番号から前記予め設定されたシ
    ーケンス番号の範囲内で新たに送信可能なシーケンス番
    号のサブパケットが存在しないとき、肯定応答を受け取
    っていない全てのサブパケットに対し肯定応答を受け取
    るまで、前記肯定応答を受け取っていないサブパケット
    で構成されるデータパケットを前記第2の局に送信する
    ことを特徴とするデータ伝送制御方法。
  6. 【請求項6】 第1の局から第2の局へ送信したデータ
    パケットに対する応答に基づき、前記第1の局と前記第
    2の局との間でデータ伝送制御を行うデータ伝送制御方
    法において、 前記第1の局から前記第2の局に、前記サブパケットの
    送信順序を示すシーケンス番号が予め設定された範囲内
    のサブパケットで構成されるデータパケットを送信し、
    前記第2の局で受信した前記データパケットに対応し
    て、そのデータパケットを構成する各サブパケットの肯
    定応答あるいは否定応答から構成される応答パケットを
    前記第1の局に送信し、前記第1の局で受信した応答パ
    ケットに含まれる否定応答に対応するサブパケットのシ
    ーケンス番号から前記予め設定されたシーケンス番号の
    範囲内で新たに送信可能なシーケンス番号のサブパケッ
    トが存在するとき、その新たに送信可能なサブパケット
    と前記否定応答に対応するサブパケットで構成されるデ
    ータパケットを前記第2の局に送信し、前記第1の局で
    受信した応答パケットに含まれる否定応答に対応するサ
    ブパケットのシーケンス番号から前記予め設定されたシ
    ーケンス番号の範囲内で新たに送信可能なシーケンス番
    号のサブパケットが存在しないとき、少なくとも1つの
    新たなサブパケットが送信できるまで、前記肯定応答を
    受け取っていないサブパケットで構成されるデータパケ
    ットを前記第2の局に送信することを特徴とするデータ
    伝送制御方法。
  7. 【請求項7】 前記第1の局が前記肯定応答を受け取っ
    ていないサブパケットで構成されるデータパケットを前
    記第2の局に送信する際、前記肯定応答を受け取ってい
    ないサブパケット数が前記データパケットに収容可能な
    サブパケット数より少ないとき、前記肯定応答を受け取
    っていないサブパケットとダミーのサブパケットで構成
    されたデータパケットを前記第2の局に送信することを
    特徴とする請求項5または請求項6記載のデータ伝送制
    御方法。
  8. 【請求項8】 前記第1の局が前記肯定応答を受け取っ
    ていないサブパケットで構成されるデータパケットを前
    記第1の局に送信する際、前記肯定応答を受け取ってい
    ないサブパケット数が前記データパケットに収容可能な
    サブパケット数より少ないとき、前記肯定応答を受け取
    っていないサブパケットで構成されるデータパケット
    は、少なくとも1組の重複したサブパケットから構成さ
    れていることを特徴とする請求項5または請求項6記載
    のデータ伝送制御方法。
  9. 【請求項9】 前記第1の局が前記肯定応答を受け取っ
    ていないサブパケットで構成されるデータパケットを前
    記第2の局に送信する際、前記肯定応答を受け取ってい
    ないサブパケット数が前記データパケットに収容可能な
    サブパケット数より少ないとき、前記肯定応答を受け取
    っていないサブパケットで構成されるデータパケット
    は、前記シーケンス番号の古いものから順に少なくとも
    1組の重複したサブパケットから構成されていることを
    特徴とする請求項5または請求項6記載のデータ伝送制
    御方法。
  10. 【請求項10】 第1の局から第2の局へ送信したデー
    タパケットに対する応答に基づき、前記第1の局と前記
    第2の局との間でデータ伝送を行うデータ伝送システム
    において、 第1の局から第2の局に複数のサブパケットで構成され
    るデータパケットを送信する手段と、 前記第2の局で受信した前記データパケットに対応し
    て、そのデータパケットを構成する各サブパケットの肯
    定応答あるいは否定応答から構成される応答パケットを
    前記第1の局に送信する手段と、 前記第1の局で受信した応答パケットに含まれる否定応
    答に対応するサブパケットを含むデータパケットを前記
    第2の局に送信する手段と、 を具備したことを特徴とするデータ伝送システム。
  11. 【請求項11】 第1の局から第2の局へ送信したデー
    タパケットに対する応答に基づき、前記第1の局と前記
    第2の局との間でデータ伝送を行うデータ伝送システム
    において、 第1の局から第2の局に複数のサブパケットで構成され
    るデータパケットを送信する手段と、 前記第2の局で受信した前記データパケットに対応し
    て、そのデータパケットを構成する各サブパケットのそ
    れぞれにつき1ビットの肯定応答あるいは否定応答から
    構成される応答パケットを前記第1の局に送信する手段
    と、 前記第1の局で受信した応答パケットに含まれる否定応
    答に対応するサブパケットを含むデータパケットを前記
    第2の局に送信する手段と、 を具備したことを特徴とするデータ伝送システム。
  12. 【請求項12】 第1の局から第2の局へ送信したデー
    タパケットに対する応答に基づき、前記第1の局と前記
    第2の局との間でデータ伝送を行うデータ伝送システム
    において、 前記第1の局から前記第2の局に、前記サブパケットの
    送信順序を示すシーケンス番号が予め設定された範囲内
    のサブパケットで構成されるデータパケットを送信する
    手段と、 前記第2の局で受信した前記データパケットに対応し
    て、そのデータパケットを構成する各サブパケットの肯
    定応答あるいは否定応答から構成される応答パケットを
    前記第1の局に送信する手段と、 前記第1の局で受信した応答パケットに含まれる否定応
    答に対応するサブパケットのシーケンス番号から前記予
    め設定されたシーケンス番号の範囲内で新たに送信可能
    なシーケンス番号のサブパケットが存在するとき、その
    新たに送信可能なサブパケットと前記否定応答に対応す
    るサブパケットで構成されるデータパケットを前記第2
    の局へ送信する手段と、 前記第1の局で受信した応答パケットに含まれる否定応
    答に対応するサブパケットのシーケンス番号から前記予
    め設定されたシーケンス番号の範囲内で新たに送信可能
    なシーケンス番号のサブパケットが存在しないとき、肯
    定応答を受け取っていない全てのサブパケットに対し肯
    定応答を受け取るまで、前記肯定応答を受け取っていな
    いサブパケットで構成されるデータパケットを前記第2
    の局へ送信する手段と、 を具備したことを特徴とするデータ伝送システム。
  13. 【請求項13】 第1の局から第2の局へ送信したデー
    タパケットに対する応答に基づき、前記第1の局と前記
    第2の局との間でデータ伝送を行うデータ伝送システム
    において、 前記第1の局から前記第2の局に、前記サブパケットの
    送信順序を示すシーケンス番号が予め設定された範囲内
    のサブパケットで構成されるデータパケットを送信する
    手段と、 前記第2の局で受信した前記データパケットに対応し
    て、そのデータパケットを構成する各サブパケットの肯
    定応答あるいは否定応答から構成される応答パケットを
    前記第1の局に送信する手段と、 前記第1の局で受信した応答パケットに含まれる否定応
    答に対応するサブパケットのシーケンス番号から前記予
    め設定されたシーケンス番号の範囲内で新たに送信可能
    なシーケンス番号のサブパケットが存在するとき、その
    新たに送信可能なサブパケットと前記否定応答に対応す
    るサブパケットで構成されるデータパケットを前記第2
    の局へ送信する手段と、 前記第1の局で受信した応答パケットに含まれる否定応
    答に対応するサブパケットのシーケンス番号から前記予
    め設定されたシーケンス番号の範囲内で新たに送信可能
    なシーケンス番号のサブパケットが存在しないとき、少
    なくとも1つの新たなサブパケットが送信できるまで、
    前記肯定応答を受け取っていないサブパケットで構成さ
    れるデータパケットを前記第2の局へ送信する手段と、 を具備したことを特徴とするデータ通信システム。
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