JP2001023477A - 多方向入力装置 - Google Patents

多方向入力装置

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JP2001023477A
JP2001023477A JP11189161A JP18916199A JP2001023477A JP 2001023477 A JP2001023477 A JP 2001023477A JP 11189161 A JP11189161 A JP 11189161A JP 18916199 A JP18916199 A JP 18916199A JP 2001023477 A JP2001023477 A JP 2001023477A
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JP11189161A
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Takashi Niiyama
高史 新山
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Hosiden Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歪み抵抗を使用した組み立てが容易で電気特
性の安定した多方向入力装置を提供する。 【解決手段】 複数個の歪み抵抗13が形成されるプリ
ント基板1、表面にプリント基板1が固定される取り付
け板3、プリント基板1の中心部に形成される貫通孔1
4に固定されて歪み抵抗13を操作する操作ロッド2よ
り成る多方向入力装置において、プリント基板1はその
裏面に複数個の歪み抵抗13が形成されると共に歪み抵
抗13に接続するリード端子12が形成され、取り付け
板3はその表面にリード端子12に対応して引き出し端
子32が形成されると共に引き出し端子32に接続する
入出力端子34が形成され、リード端子12と引き出し
端子32相互間を半田付けして半田接続固定部36を構
成した多方向入力装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多方向入力装置
に関し、特に、操作方向検知素子として歪み抵抗を使用
した組み立てが容易で電気特性の安定した多方向入力装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】多方向入力装置の従来例を図5を参照し
て説明する。図5において、1は角形のプリント基板を
示す。プリント基板1を構成する基板材料は加圧するこ
とにより多少変形する可撓性絶縁材料より成る。このプ
リント基板1の一端部には端子形成部11が突出形成さ
れ、端子形成部11の表面には入出力端子170 、17
1 、172 、173 が成膜形成されている。プリント基
板1の中心部には図示されない貫通孔が形成され、ここ
に操作ロッド2が取り付けられる。操作ロッド2の下端
部には、プリント基板1に形成された貫通孔に嵌合固定
される突出部が下端面から延伸形成されると共に下端部
全周に亘って鍔21が形成されている。操作ロッド2の
突出部が貫通孔に嵌合してプリント基板1裏面にカシメ
付けされた状態において、鍔21の下面は貫通孔周縁の
プリント基板1の表面に係合している。そして、歪みに
より抵抗値を変化させる歪み抵抗13a 、13b 、13
c 、13d がプリント基板1の表面に形成された貫通孔
の近傍に90゜の角度間隔で形成されている。これによ
り、歪み抵抗13a 、13 b 、13c 、13d は、操作
ロッド2が貫通孔に嵌合固定された曉において、鍔21
の近傍に位置決めされていることになる。3は取り付け
板を示す。この取り付け板3にはプリント基板1が接着
剤31を介して接合固定される。
【0003】ここで、操作ロッド2を歪み抵抗13a
に向けて傾倒操作すると、プリント基板1の歪み抵抗1
a が形成される歪み抵抗13a 形成領域が鍔21を介
して加圧されて変形し、歪み抵抗13a に歪みが加わ
る。歪み抵抗13a はこの歪みに起因してその抵抗値を
変化させる。この歪み抵抗13a の抵抗値変化は入出力
端子170 と入出力端子171 を介して導出検知され
る。操作ロッド2を歪み抵抗13b 側に向けて傾倒操作
すると、プリント基板1の歪み抵抗13b が形成される
歪み抵抗13b 形成領域が鍔21を介して加圧されて変
形し、歪み抵抗13 b に歪みが加わる。歪み抵抗13b
はこの歪みに起因してその抵抗値を変化させる。この歪
み抵抗13b の抵抗値変化は入出力端子170 と入出力
端子172 を介して検知される。同様に、操作ロッド2
を歪み抵抗13c 側に向けて傾倒操作すると、その抵抗
値変化は入出力端子171 と入出力端子173 を介して
検知される。操作ロッド2を歪み抵抗13d 側に向けて
傾倒操作すると、その抵抗値変化は入出力端子172
入出力端子173 を介して検知される。
【0004】なお、この種の歪み抵抗を使用して計測を
実施する場合、4個の歪み抵抗によりブリッジ回路を構
成し、所定の2端子間に電圧を加えておき、歪みを加え
た場合の歪み抵抗の抵抗値変化をこの所定の2端子間以
外の各端子間の電圧変化として検出し、これらの電圧を
比較演算処理することにより多方向入力装置としての機
能を得ている。
【0005】以上の多方向入力装置の従来例は、上述し
た通り、取り付け板3に対するプリント基板1の取付は
接着剤31に依っていた。この場合、接着剤31には、
接着剤の適用量の調整、乾燥するまでに要する時間、固
定の実施の仕方、接着剤の保管の仕方その他の管理項目
が多数に上る難点がある。そして、回路がプリント基板
1表面に形成されているところから、誤って端子部に接
触したり、或いは表面に傷をつけた場合、誤動作した
り、回路の断線短絡を生ぜしめる恐れがあった。また、
入出力端子17が同一プリント基板1表面に形成されて
いるところから、正方形の如き対照形状とはならない。
これにより、操作する方向によって出力特性にバラツキ
が発生し易い。従来は、このバラツキを小さくすること
を意図して歪み抵抗13近傍に点線により概念的に図示
されるスリットを形成して歪み抵抗13相互間の機械的
条件を等しく調整していた。しかし、スリット形成分の
コスト増加は避けられない。
【0006】多方向入力装置の他の従来例を図6を参照
して説明する。図6において、1は可撓性絶縁材料薄板
とこれに形成された印刷配線より成るプリント基板であ
り、その一端部には端子形成部11が突出形成され、端
子形成部11の表面には入出力端子17が形成されてい
る。2は操作ロッドである。3はステンレスの如き金属
板より成る取り付け板を示す。4は弾性基板であり、ス
テンレスの如き金属材料より成る基板の表面にエポキシ
樹脂の如き絶縁材料の絶縁層を形成したものより成る。
弾性基板4の絶縁層の表面には歪み検知部41が形成さ
れている。ここで、取り付け板3にはプリント基板1お
よび弾性基板4が取り付け固定される。即ち、弾性基板
4の金属材料より成る基板を金属板より成る取り付け板
3の表面に4個所の点31’においてスポット溶接す
る。そして、弾性基板4の表面にプリント基板1を半田
により電気接続する。ここで、取り付け板3、弾性基板
4、プリント基板1の3者を合成樹脂材料18により一
体的に固定し、剥れ防止している。操作ロッド2はポン
チにより弾性基板4にカシメ付けられている。他の従来
例は、先の従来例の問題は解消されるが、構成する基板
が3枚に及び、多方向入力装置の構成部材数および組み
立て工程数に関して有利ではない(詳細は、特開平10
−49293号公報 参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上述の問
題を解消した多方向入力装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1:複数個の歪み
抵抗13が形成されるプリント基板1、表面にプリント
基板1が取り付け固定される取り付け板3、およびプリ
ント基板1の中心部に形成される貫通孔14に取り付け
固定されて歪み抵抗13を加圧操作する操作ロッド2よ
り成る多方向入力装置において、プリント基板1はその
裏面に複数個の歪み抵抗13が形成されると共に歪み抵
抗13に接続するリード端子12が形成され、取り付け
板3はその表面にリード端子12に対応して引き出し端
子32が形成されると共に引き出し端子32に接続する
入出力端子34が形成され、対応するリード端子12と
引き出し端子32相互間を半田付けして半田接続固定部
36を構成した多方向入力装置を構成した。
【0009】そして、請求項2:請求項1に記載される
多方向入力装置において、プリント基板1はこれを正方
形に構成した多方向入力装置を構成した。また、請求項
3:請求項2に記載される多方向入力装置において、リ
ード端子12は正方形に構成されるプリント基板1の隅
部に形成した多方向入力装置を構成した。
【0010】更に、請求項4:請求項1ないし請求項3
の内の何れかに記載される多方向入力装置において、リ
ード端子12とこれに対応して形成される引き出し端子
32の双方を貫通して相互間に連通してスルーホール1
5、37を形成した多方向入力装置を構成した。そし
て、請求項5:請求項1ないし請求項4の内の何れかに
記載される多方向入力装置において、プリント基板1の
裏面の貫通孔14周縁に半田付けリング16を形成する
と共に操作ロッド2を銅合金の如き半田接続金属により
構成し、或は半田接続金属により表面処理を施した多方
向入力装置を構成した。
【0011】また、請求項6:請求項1ないし請求項5
の内の何れかに記載される多方向入力装置において、引
き出し端子32、導線35、入出力端子34を可撓性印
刷配線シート3’に形成し、可撓性印刷配線シート3’
裏面に補強板6を貼り付けた多方向入力装置を構成し
た。また、請求項7:請求項2ないし請求項6の内の何
れかに記載される多方向入力装置において、歪み抵抗1
3のリード端子12とこれに対応する引き出し端子32
は、正方形のプリント基板1とこれが結合される取り付
け板3の4個所に、各歪み抵抗13毎に1対形成した多
方向入力装置を構成した。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図1およ
び図2に示される第1の実施例を参照して説明する。図
1は実施例の分解斜視図であり、図2は実施例の高さ方
向断面図である。1は正方形に形成されたプリント基板
を示す。プリント基板1を構成する基板材料は加圧する
ことにより多少変形する絶縁材料より成る。プリント基
板1の中心部には貫通孔14が形成されている。ここに
後で説明される操作ロッド2の突出部22が取り付けら
れる。このプリント基板1の裏面には伸縮により抵抗値
の変化する4個の歪み抵抗13a 、13b 、13c 、1
d を上下、左右の4方向に対応して貫通孔14の近傍
に90゜の等角度間隔で印刷形成されている。これらの
歪み抵抗13はカーボンペースト、或は銀ペーストによ
り構成される。プリント基板1の裏面隅部には、これら
歪み抵抗13a 、13b 、13c 、13d にそれぞれ対
応するリード端子12a 、12b 、12c 、12d の組
が成膜形成され、それぞれの歪み抵抗13に接続してい
る。リード端子12には、予め半田メッキ処理或は半田
印刷処理を施しておく。
【0013】2は操作ロッドである。操作ロッド2の下
端部には、下端部全周に亘って鍔21が形成されると共
に、プリント基板1に形成される貫通孔14に嵌合固定
される突出部22が下端面から延伸形成されている。操
作ロッド2の突出部22がプリント基板1の貫通孔14
に嵌合固定された状態で、鍔21の下面は貫通孔14周
縁のプリント基板1表面に係合している。そして、歪み
抵抗13a 、13b 、13c 、13d は操作ロッド2が
貫通孔14に嵌合固定された場合において、鍔21の近
傍に位置決めされていることになる。
【0014】3は取り付け板を示し、硬質な基板構成材
料および厚さに構成される。この取り付け板3の中心部
には、プリント基板1を接合固定した曉には、プリント
基板1の裏面に形成される歪み抵抗13をも包含する大
きさの丸孔30が形成されている。この取り付け板3の
表面には、プリント基板1の裏面に形成されるリード端
子12a 、12b 、12c 、12d に対応して引き出し
端子32a 、32b 、32c 、32d が成膜形成されて
いる。これら引き出し端子32には、予め半田メッキ処
理或は半田印刷処理を施しておく。33は取り付け板の
一端部に突出形成された入出力端子形成部であり、入出
力端子形成部33の表面には入出力端子34a 、3
b 、34c 、34d が成膜形成されている。引き出し
端子32と入出力端子34との間は、それぞれの間に成
膜形成される導線35a 、35b 、35c 、35d を介
して接続される。
【0015】この取り付け板3は、その表面にプリント
基板1の裏面を接合固定することによりプリント基板1
を下方から支持する。即ち、プリント基板1と取り付け
板3は、取り付け板3表面に成膜形成される引き出し端
子32a に対してプリント基板1の裏面に形成されるリ
ード端子12a を対向させ、引き出し端子32b に対し
てリード端子12b を対向させ、引き出し端子32c
対してリード端子12 c を対向させ、引き出し端子32
d に対してリード端子12d を対向させ、相互間を半田
付けにより固定することにより、プリント基板1と取り
付け板3との間の電気機械的接続がなされる。リード端
子12および引き出し端子32の双方には、上述した通
り、半田メッキ処理或は半田印刷処理を施してあり、プ
リント基板1と取り付け板3とを、リード端子12およ
び引き出し端子32を対向させた重ね合わせ状態におい
て、半田プレス機によりプレスして両者間を一気に電気
機械的に半田接続固定部36を構成する。
【0016】以上の通り、歪み抵抗13のリード端子1
2とこれに対応する引き出し端子32は、正方形のプリ
ント基板1とこれが結合される取り付け板3の4個所
に、各歪み抵抗13毎に1対が形成されているので、各
4個の歪み抵抗13の抵抗値を各別に測定して直読する
ことができる。操作ロッド2を歪み抵抗13a 側に向け
て傾倒操作すると、プリント基板1の歪み抵抗13a
形成される歪み抵抗13a 形成領域は取り付け板3に丸
孔30が形成されて底が抜けているので、鍔21を介し
て加圧されて変形し、歪み抵抗13a に歪みが加わる。
歪み抵抗13a はこの歪みに起因して伸縮変形してその
抵抗値を変化させる。この歪み抵抗13a の抵抗値変化
はリード端子12a 、引き出し端子32a 、導線35
a、入出力端子34a を介して導出検知される。操作ロ
ッド2を歪み抵抗13b 側に向けて傾倒操作すると、プ
リント基板1の歪み抵抗13b が形成される歪み抵抗1
b 形成領域は、鍔21を介して加圧されて変形し、歪
み抵抗13b に歪みが加わる。歪み抵抗13b はこの歪
みに起因して伸縮変形してその抵抗値を変化させる。こ
の歪み抵抗13b の抵抗値変化はリード端子12b 、引
き出し端子32b 、導線35b 、入出力端子34b を介
して導出検知される。操作ロッド2のその他の方向に対
する傾倒操作の場合も同様に抵抗値変化を導出検知する
ことができる。
【0017】図3を参照して第2の実施例を説明する。
図3は図2の断面図において半田接続固定部36が構成
されるところにスルーホールを形成したものに相当す
る。第2の実施例において第1の実施例における参照符
号と共通する部材には共通する参照符号を付与してい
る。図3において、プリント基板1の裏面に形成される
リード端子12とこれに対応して取り付け板3の表面に
形成される引き出し端子32を貫通して相互間に連通し
てスルーホールを形成しておく。ここで、15はリード
端子12を貫通してプリント基板1側に形成されるスル
ーホールであり、37は引き出し端子32を貫通して取
り付け板3側に形成されるスルーホールである。そし
て、プリント基板1の裏面の貫通孔14周縁には半田付
けリング16を形成しておく。
【0018】ここで、第1の実施例と同様に、取り付け
板3表面に成膜形成される引き出し端子32a に対して
プリント基板1の裏面に形成されるリード端子12a
対向させ、引き出し端子32b に対してリード端子12
b を対向させ、引き出し端子32c に対してリード端子
12c を対向させ、引き出し端子32d に対してリード
端子12d を対向させた状態で、プリント基板1と取り
付け板3相互間を半田付けにより電気機械的に固定す
る。この場合、リード端子12および引き出し端子32
の双方には、半田メッキ処理或は半田印刷処理を施して
あり、プリント基板1と取り付け板3とを、リード端子
12および引き出し端子32を対向させた重ね合わせ状
態において、半田付け処理を施すことにより両者間に一
気に半田接続固定部36を構成することができる。
【0019】この第2の実施例においては、リード端子
12を貫通してプリント基板1にスルーホール15を形
成し、これに対応して引き出し端子32を貫通して取り
付け板3にスルーホール37に形成しているので、プリ
ント基板1と取り付け板3相互間の半田付け処理を施す
に際して、スルーホール15およびスルーホール37の
双方を介して半田が流通し、スルーホール15およびス
ルーホール37を連通して半田が固化し、プリント基板
1と取り付け板3相互間はこれに依っても強固に結合し
て両者間が剥がれる恐れは一層少なくなる。ここで、プ
リント基板1の裏面の貫通孔14周縁に半田付けリング
16が形成されおり、操作ロッド2を銅合金の如き半田
接続金属により構成し、或は半田接続金属により表面処
理を施しておくことにより、先のプリント基板1と取り
付け板3相互間の半田付け処理において半田付け51が
構成され、プリント基板1の貫通孔14に対する操作ロ
ッド2の突出部22の固定も同時に行われるに到る。即
ち、プリント基板1、操作ロッド2、取り付け板3の組
み立て工程を半田付けにより1工程で終了する。
【0020】図4を参照して第3の実施例を説明する。
この実施例は取り付け板3とその表面に形成される引き
出し端子32、導線35、入出力端子34を、裏面に補
強板6を貼り付け補強された可撓性印刷配線シート3’
により置換したものに相当する。この実施例は、狭いと
ころに設置して配線する多方向入力装置を構成するのに
好適な例である。
【0021】
【発明の効果】以上の通りであって、この発明に依れ
ば、プリント基板裏面に形成されるリード端子および取
付け板の表面に形成される引き出し端子の双方には半田
メッキ処理或は半田印刷処理を施してあり、プリント基
板と取り付け板とを、リード端子および引き出し端子を
対向させ重ね合わせ状態において、半田プレス機により
プレスして両者間を一気に電気機械的に半田接続固定す
ることができるので工程が1工程省略されたことにな
り、適用量の調整、乾燥する迄に要する時間、固定の実
施の仕方、接着剤の保管の仕方その他の管理項目が多数
に上る接着剤を準備しておく必要はなく、多方向入力装
置を短時間に組み立て構成することができる。
【0022】そして、歪み抵抗はプリント基板側に形成
されると共に入出力端子はプリント基板とは別の機械的
強度の大なる硬質取り付け板側に形成されているので、
入出力端子或はこれが形成される入出力端子形成部に力
が加えられても歪み抵抗に対する影響は極く小さく、抵
抗値の安定した多方向入力装置を得ることができる。ま
た、リード端子を貫通してプリント基板にスルーホール
を形成し、これに対応して引き出し端子を貫通して取り
付け板にスルーホールに形成することによりスルーホー
ルおよびスルーホールの双方を介して半田が流通し、ス
ルーホールおよびスルーホールを連通して半田が固化
し、プリント基板と取り付け板相互間はこれに依っても
強固に結合して両者間が剥がれる恐れは一層少なくな
る。
【0023】更に、プリント基板の裏面の貫通孔周縁に
半田付けリングが形成すると共に操作ロッドを銅合金の
如き半田接続金属により構成し、或は半田接続金属によ
り表面処理を施しておくことにより、プリント基板、操
作ロッド、取り付け板の組み立て工程を半田付けにより
1工程で終了することができる。ここで、従来例におい
ては、入出力端子は歪み抵抗の形成されるプリント基板
の一方の側に偏って形成されており、入出力端子の形成
される側の歪み抵抗に入出力端子に加わる圧力が及んで
その動作に影響し、好ましくなかったが、操作ロッドに
より操作されるプリント基板を突出部分のない正方形に
構成し、取り付け板側に入出力端子を形成したことによ
り、上下左右何れの方向についてもバランス良く歪み抵
抗を動作させることができる。そして、プリント基板を
正方形に構成することにより、これを略T字形或は略L
字形の如く構成する従来例と比較して材料の歩留りが良
く量産に適している。また、半田接続固定部は正方形の
プリント基板の隅部に形成されることとなり、接続固定
が安定すると共に、半田接続固定部が歪み抵抗から離隔
してこれに熱的或は機械的ストレスを与える恐れは減少
する。
【0024】更に、歪み抵抗はプリント基板の裏面に形
成されているので、操作ロッドの操作側から歪み抵抗に
損傷を与える恐れもなくなる。そして、引き出し端子、
導線、入出力端子を可撓性印刷配線により構成すること
により狭いところに設置して配線するのに好適な多方向
入力装置を構成することができる。
【0025】また、歪み抵抗のリード端子とこれに対応
する引き出し端子は、正方形のプリント基板とこれが接
合される取り付け板の4個所に、各歪み抵抗毎に1対が
形成されているので、各4個の歪み抵抗の抵抗値を各別
に測定して直読することができる。従って、製品の良不
良の判定を容易に実施することができる。更に、プリン
ト基板を正方形に構成したことにより、上下左右方向に
おいてバラツキの少ない特性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例を説明する図。
【図2】第1の実施例の断面図。
【図3】第2の実施例を説明する図。
【図4】第3の実施例を説明する図。
【図5】従来例を説明する図。
【図6】他の従来例を説明する図。
【符号の説明】
1 プリント基板 11 端子形成部 12 リード端子 13 歪み抵抗 14 貫通孔 15 スルーホール 16 半田付けリング 17 入出力端子 18 合成樹脂材料 2 操作ロッド 21 鍔 22 突出部 3 取り付け板 3’可撓性印刷配線シート 30 丸孔 31 接着剤 31’スポット溶接 32 引き出し端子 33 入出力端子形成部 34 入出力端子 35 導線 36 半田接続固定部 37 スルーホール 4 弾性基板 41 歪み検知部 51 半田付け 6 補強板

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の歪み抵抗が形成されるプリント
    基板、表面にプリント基板が取り付け固定される取り付
    け板、およびプリント基板の中心部に形成される貫通孔
    に取り付け固定されて歪み抵抗を加圧操作する操作ロッ
    ドより成る多方向入力装置において、 プリント基板はその裏面に複数個の歪み抵抗が形成され
    ると共に歪み抵抗に接続するリード端子が形成され、 取り付け板はその表面にリード端子に対応して引き出し
    端子が形成されると共に引き出し端子に接続する入出力
    端子が形成され、 対応するリード端子と引き出し端子相互間を半田付けし
    て半田接続固定部を構成したことを特徴とする多方向入
    力装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載される多方向入力装置に
    おいて、 プリント基板はこれを正方形に構成したことを特徴とす
    る多方向入力装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載される多方向入力装置に
    おいて、 リード端子は正方形に構成されるプリント基板の隅部に
    形成したことを特徴とする多方向入力装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3の内の何れかに
    記載される多方向入力装置において、 リード端子とこれに対応して形成される引き出し端子の
    双方を貫通して相互間に連通してスルーホールを形成し
    たことを特徴とする多方向入力装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4の内の何れかに
    記載される多方向入力装置において、 プリント基板の裏面の貫通孔周縁に半田付けリングを形
    成すると共に操作ロッドを銅合金の如き半田接続金属に
    より構成し、或は半田接続金属により表面処理を施した
    ことを特徴とする多方向入力装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5の内の何れかに
    記載される多方向入力装置において、 引き出し端子、導線、入出力端子を可撓性印刷配線シー
    トに形成し、可撓性印刷配線シート裏面に補強板を貼り
    付けたことを特徴とする多方向入力装置。
  7. 【請求項7】 請求項2ないし請求項6の内の何れかに
    記載される多方向入力装置において、 歪み抵抗のリード端子とこれに対応する引き出し端子
    は、正方形のプリント基板とこれが結合される取り付け
    板の4個所に、各歪み抵抗毎に1対形成したことを特徴
    とする多方向入力装置。
JP11189161A 1999-07-02 1999-07-02 多方向入力装置 Pending JP2001023477A (ja)

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