JP2010101678A - 歪検出装置 - Google Patents

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利文 末嶋
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裕昭 石田
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Abstract

【課題】本発明は、押圧部材にどの方向の偏芯荷重が加わっても、出力信号の感度が劣化することがない歪検出装置を提供することを目的とするものである。
【解決手段】本発明の歪検出装置は、第1、第2の圧縮側歪抵抗素子27,32における複数の歪抵抗素子28,29,30および第1、第2の引張側歪抵抗素子33,37における複数の歪抵抗素子34,35,36を絶縁基板21における抵抗配置部21bの全周にわたって設けるように構成したものである。
【選択図】図3

Description

本発明は、特に荷重を付加することによって発生する歪を検出する歪検出装置に関するものである。
従来のこの種の歪検出装置は、図4、図5に示すように構成されていた。
図4は従来の歪検出装置の側断面図、図5は同歪検出装置における絶縁基板の下面図である。
図4、図5において、1は弾性材料からなる絶縁基板で、この絶縁基板1の下面には銀からなる電源電極2、第1の出力電極3、第2の出力電極4およびGND電極5を設けている。また、前記絶縁基板1の下面には、一端を回路パターン6により前記電源電極2と電気的に接続し、かつ他端を前記第1の出力電極3と電気的に接続した第1の圧縮側歪抵抗素子7を設けている。そしてまた、前記絶縁基板1には上面から下面にわたって検出孔8を設けている。さらに、前記絶縁基板1の下面には、検出孔8を中心にして、前記第1の圧縮側歪抵抗素子7と点対称の位置に第2の圧縮側歪抵抗素子9を設けており、そして、この第2の圧縮側歪抵抗素子9は、一端を第2の出力電極4と電気的に接続し、かつ他端をGND電極5と電気的に接続している。また、前記絶縁基板1の下面には、第1の圧縮側歪抵抗素子7の外周側に位置して第1の引張側歪抵抗素子10を設けており、そして、この第1の引張側歪抵抗素子10は、一端を第1の出力電極3と電気的に接続し、かつ他端をGND電極5と電気的に接続している。そしてまた、前記絶縁基板1の上面には、検出孔8を中心にして、前記第1の引張側歪抵抗素子10と点対称の位置に第2の引張側歪抵抗素子11を設けており、そして、この第2の引張側歪抵抗素子11は、一端を電源電極2と電気的に接続し、かつ他端を第2の出力電極4と電気的に接続している。すなわち、前記第1の圧縮側歪抵抗素子7、第2の圧縮側歪抵抗素子9、第1の引張側歪抵抗素子10、第2の引張側歪抵抗素子11、電源電極2、第1の出力電極3、第2の出力電極4、GND電極5および回路パターン6によりブリッジ回路を構成しているものである。また、前記絶縁基板1の上面には押圧部材12を当接させるとともに、この押圧部材12により前記検出孔8の周囲を押圧している。そしてまた、前記絶縁基板1の下面には固定部材13を設けており、この固定部材13を前記押圧部材12に螺合させている。さらに、前記絶縁基板1の下側には、第1の圧縮側歪抵抗素子7、第2の圧縮側歪抵抗素子9、第1の引張歪抵抗素子10および第2の引張歪抵抗素子11を覆うように支持部材14を設けるとともに、この支持部材14の上端を前記絶縁基板1の下面と当接させているものである。
以上のように構成された従来の歪検出装置について、次にその動作を説明する。
絶縁基板1の略中央の上面に押圧部材12により押圧力が付加されると、この押圧力により前記絶縁基板1には曲げモーメントが発生し、この曲げモーメントにより前記絶縁基板1の下面に設けた第1の圧縮側歪抵抗素子7、第2の圧縮側歪抵抗素子9、第1の引張側歪抵抗素子10および第2の引張側歪抵抗素子11にも曲げモーメントが発生する。そして、この第1の圧縮側歪抵抗素子7、第2の圧縮側歪抵抗素子9、第1の引張側歪抵抗素子10および第2の引張側歪抵抗素子11に曲げモーメントが生じると、第1の圧縮側歪抵抗素子7、第2の圧縮側歪抵抗素子9、第1の引張側歪抵抗素子10および第2の引張側歪抵抗素子11の抵抗値が変化するため、この抵抗値の変化を第1の出力電極3または第2の出力電極4と接続したリード線(図示せず)を介して外部のコンピュータ(図示せず)等に出力することにより、絶縁基板1に加わる押圧力を測定するものである。
ここで、押圧部材12に第1の圧縮側歪抵抗素子7または第2の圧縮側歪抵抗素子9側に偏芯した荷重が加わった場合を考えて見ると、この場合は、第1の圧縮側歪抵抗素子7、第2の圧縮側歪抵抗素子9、第1の引張側歪抵抗素子10および第2の引張側歪抵抗素子11が大きく撓むため、歪検出装置からの出力信号の感度は劣化しないものであった。
なお、この出願の発明に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2005−106800号公報
しかしながら、上記した従来の構成においては、押圧部材12に第1の圧縮側歪抵抗素子7、第2の圧縮側歪抵抗素子9、第1の引張側歪抵抗素子10および第2の引張側歪抵抗素子11を設けた方向と垂直な方向に偏芯した荷重が加わった場合、押圧部材12に加わる荷重の絶縁基板1に対する鉛直方向の荷重ベクトルが小さくなるため、歪検出装置からの出力信号の感度が劣化してしまうという課題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、押圧部材にどの方向の偏芯荷重が加わっても、出力信号の感度が劣化することがない歪検出装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明は以下の構成を有するものである。
本発明の請求項1に記載の発明は、円板形状の抵抗配置部と電極部とを設けた絶縁基板と、この絶縁基板における抵抗配置部の上面に設けられるとともに複数の歪抵抗素子を同心円状にかつ並列に接続して構成した一対の圧縮側歪抵抗素子と、前記絶縁基板の上面に設けられるとともに前記圧縮側歪抵抗素子の外周側に位置して設けられかつ複数の歪抵抗素子を同心円状に並列に接続した一対の引張側歪抵抗素子と、前記絶縁基板における電極部の上面に設けられるとともに、前記圧縮側歪抵抗素子および引張側歪抵抗素子と回路パターンにより電気的に接続されてブリッジ回路を構成する電源電極、GND電極および出力電極と、前記絶縁基板の外周側を支持する支持部材と、前記絶縁基板の内周側を押圧する押圧部材とを備え、前記圧縮側歪抵抗素子における複数の歪抵抗素子および引張側歪抵抗素子における複数の歪抵抗素子を前記絶縁基板における抵抗配置部の全周にわたって設けるように構成したもので、この構成によれば、圧縮側歪抵抗素子における複数の歪抵抗素子および引張側歪抵抗素子における複数の歪抵抗素子を絶縁基板における抵抗配置部の全周にわたって設けるように構成しているため、押圧部材に偏芯した荷重が加わっても荷重の絶縁基板に対する鉛直方向の荷重ベクトルが小さくなるということはなくなり、これにより、偏芯荷重に対する出力信号の感度が劣化することはないという作用効果を有するものである。
本発明の請求項2に記載の発明は、円板形状の抵抗配置部と電極部とを設けた絶縁基板と、この絶縁基板における抵抗配置部の上面に設けられるとともに複数の歪抵抗素子を同心円状にかつ並列に接続して構成した一対の圧縮側歪抵抗素子と、前記絶縁基板の上面に設けられるとともに圧縮側歪抵抗素子の外周側に位置して設けられかつ複数の歪抵抗素子を同心円状に並列に接続した一対の引張側歪抵抗素子と、前記絶縁基板における電極部の上面に設けられるとともに、前記圧縮側歪抵抗素子および引張側歪抵抗素子と回路パターンにより電気的に接続されてブリッジ回路を構成する電源電極、GND電極および出力電極と、前記絶縁基板の外周側を支持する支持部材と、前記絶縁基板の内周側を押圧する押圧部材とを備え、前記一対の圧縮側歪抵抗素子間および一対の引張側歪抵抗素子間に回路パターン引出部を設けるとともに、前記圧縮側歪抵抗素子における複数の歪抵抗素子および引張側歪抵抗素子における複数の歪抵抗素子の抵抗値が回路パターン引出部側に行くに従い大きくなるように構成したもので、この構成によれば、一対の圧縮側歪抵抗素子間および一対の引張側歪抵抗素子間に回路パターン引出部を設けるとともに、前記圧縮側歪抵抗素子における複数の歪抵抗素子および引張側歪抵抗素子における複数の歪抵抗素子の抵抗値が回路パターン引出部側に行くに従い大きくなるように構成しているため、電流は絶縁基板における電極部による変形抵抗の影響を受けづらい、中央の歪抵抗素子に集中することになり、これにより、歪検出装置の出力感度の精度はさらに向上するという作用効果を有するものである。
本発明の請求項3に記載の発明は、特に、圧縮側歪抵抗素子における複数の歪抵抗素子および引張側歪抵抗素子における複数の歪抵抗素子の幅が回路パターン引出部側に行くに従い小さくなるように構成したもので、この構成によれば、歪抵抗素子を印刷するだけで、圧縮側歪抵抗素子における複数の歪抵抗素子および引張側歪抵抗素子における複数の歪抵抗素子の抵抗値を回路パターン引出部側に行くに従い大きくすることができるという作用効果を有するものである。
以上のように本発明の歪検出装置は、円板形状の抵抗配置部と電極部とを設けた絶縁基板と、この絶縁基板における抵抗配置部の上面に設けられるとともに複数の歪抵抗素子を同心円状にかつ並列に接続して構成した一対の圧縮側歪抵抗素子と、前記絶縁基板における電極部の上面に設けられるとともに前記圧縮側歪抵抗素子の外周側に位置して設けられかつ複数の歪抵抗素子を同心円状に並列に接続した一対の引張側歪抵抗素子と、前記絶縁基板の上面に設けられるとともに、前記圧縮側歪抵抗素子および引張側歪抵抗素子と回路パターンにより電気的に接続されてブリッジ回路を構成する電源電極、GND電極および出力電極と、前記絶縁基板の外周側を支持する支持部材と、前記絶縁基板の内周側を押圧する押圧部材とを備え、前記圧縮側歪抵抗素子における複数の歪抵抗素子および引張側歪抵抗素子における複数の歪抵抗素子を前記絶縁基板における抵抗配置部の全周にわたって設けるように構成しているため、押圧部材に偏芯した荷重が加わっても荷重の絶縁基板に対する鉛直方向の荷重ベクトルが小さくなるということはなくなり、これにより、偏芯荷重に対する出力信号の感度が劣化するということがない歪検出装置を提供することができるという優れた効果を奏するものである。
以下、本発明の一実施の形態における歪検出装置について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施の形態における歪検出装置の分解斜視図、図2は同歪検出装置の側断面図、図3は同歪検出装置における保護層を取り外した状態を示す絶縁基板の上面図である。
図1〜図3において、21はニッケルを約0.1重量%含有するステンレスからなる円板形状の絶縁基板で、この絶縁基板21の一方の面である上面の1辺側には方形状の電極部21aを設け、かつこの電極部21aには、図3に示すように、銀からなる電源電極22、第1の出力電極23、第2の出力電極24およびGND電極25を設けている。また、前記絶縁基板21の上面における円板形状の抵抗配置部21bには、一端が回路パターン26により前記電源22と電気的に接続され、かつ他端が第1の出力電極23と電気的に接続された第1の圧縮側歪抵抗素子27を設けている。そして、この第1の圧縮側歪抵抗素子27は幅が0.3mmの40kΩからなる一対の最外部歪抵抗素子28と、幅が2.9mmの4kΩからなる中央部歪抵抗素子29と、幅が1.3mmの10kΩからなる中間部歪抵抗素子30を同心円状に並列に接続しているものである。そしてまた、前記絶縁基板21には上面から下面にわたって検出孔31を設けている。さらに、前記絶縁基板21における抵抗配置部21bの上面には、検出孔31を中心にして、前記第1の圧縮側歪抵抗素子27と点対称の位置に第2の圧縮側歪抵抗素子32を設けており、そして、この第2の圧縮側歪抵抗素子32は、一端を第2の出力電極24と電気的に接続し、かつ他端をGND電極25と電気的に接続しているものである。
また、前記第2の圧縮側歪抵抗素子32は、前記第1の圧縮側歪抵抗素子27と同様に、幅が0.3mmの40kΩからなる一対の最外部歪抵抗素子28と、幅が2.9mmの4kΩからなる中央部歪抵抗素子29と、幅が1.3mmの10kΩからなる中間部歪抵抗素子30とにより構成され、さらに、前記絶縁基板21における抵抗配置部21bの上面には、前記第1の圧縮側歪抵抗素子27の外周側に位置して第1の引張側歪抵抗素子33を設けており、そして、この第1の引張側歪抵抗素子33は、一端を第1の出力電極23と電気的に接続し、かつ他端をGND電極25と電気的に接続しているものである。そしてまた、この第1の引張側歪抵抗素子33も前記第1の圧縮側歪抵抗素子27と同様に、幅が0.3mmの40kΩからなる一対の最外部歪抵抗素子34と、幅が2.9mmの4kΩからなる中央部歪抵抗素子35と、幅が1.3mmの10kΩからなる中間部歪抵抗素子36とにより構成され、さらに、前記絶縁基板21の上面には、検出孔31を中心にして、前記第1の引張側歪抵抗素子33と点対称の位置に第2の引張側歪抵抗素子37を設けており、そして、この第2の引張側歪抵抗素子37は、一端を電源電極22と電気的に接続し、かつ他端を第2の出力電極24と電気的に接続しているものである。
そしてまた、この第2の引張側歪抵抗素子37も前記第1の引張側歪抵抗素子33と同様に、幅が0.3mmの40kΩからなる一対の最外部歪抵抗素子34と、幅が2.9mmの4kΩからなる中央部歪抵抗素子35と、幅が1.3mmの10kΩからなる中間部歪抵抗素子36とにより構成されているものである。すなわち、前記第1の圧縮側歪抵抗素子27、第2の圧縮側歪抵抗素子32、第1の引張側歪抵抗素子33、第2の引張側歪抵抗素子37、電源電極22、第1の出力電極23、第2の出力電極24、GND電極25および回路パターン26によりブリッジ回路を構成しているものである。また、第1の圧縮側歪抵抗素子27と第2の圧縮側歪抵抗素子32との間および第1の引張側歪抵抗素子33と第2の引張側歪抵抗素子37との間には回路パターン引出部38を設けているものである。そしてまた、前記絶縁基板21の上面には、図2に示すように、図3に示した第1の圧縮側歪抵抗素子27、第2の圧縮側歪抵抗素子32、第1の引張側歪抵抗素子33、第2の引張側歪抵抗素子37および回路パターン26を覆うように保護層(図示せず)を設けているものである。
40はニッケルを約4重量%含有するステンレス材料からなる押圧部材で、この押圧部材40は絶縁基板21の他方の面である下面側から絶縁基板21の検出孔31に挿入され、さらにこの押圧部材40には、前記絶縁基板21における検出孔31の近傍を絶縁基板21の他方の面である下面側から押圧する当接部41を設けるとともに、図2に示すように、上部の外側面全体に雄ネジ42を設け、かつ下端部に外方に突出するフランジ状のストッパー43を設けている。44はナットからなる金属製の固定部材で、この固定部材44は内周部に設けた雌ネジ44aを前記押圧部材40に設けた雄ネジ42に螺合させることにより、前記絶縁基板21を前記押圧部材40とで挟持しているものである。
45は凹部形状をなす金属製の支持部材で、この支持部材45は外底面に固定部46を形成するとともに、この固定部46の外側面全体には雄ネジ47を設けている。また、前記凹部形状をなす支持部材45の内底面には凸形状の下方ストッパー48を設けており、そしてこの下方ストッパー48は前記押圧部材40における下端面に対向するものである。
49は前記支持部材45を絶縁基板21に固着するために用いられる円筒形状の固着部材で、この固着部材49は図1に示すように、下部の外側面全体に雄ネジ49aを設けており、この雄ネジ49aに前記支持部材45の内周部に設けた雌ネジ45aを螺合させることにより、この固着部材49に前記支持部材45を取り付けるようにしている。また、前記固着部材49には、図1、図2に示すように、前記押圧部材40の下端部に形成した外方に突出するストッパー43と対向する上方ストッパー50を設けている。
そして前記固着部材49は、図2に示すように、絶縁基板21における第1の圧縮側歪抵抗素子27、第2の圧縮側歪抵抗素子32、第1の引張側歪抵抗素子33、第2の引張側歪抵抗素子34を設けた一方の面とは反対側の他方の面の周縁部全周に上面円形部49bを溶接によって固着しているもので、これにより、絶縁基板21の周縁部は、固着部材49に取り付けられた支持部材45により支持されるものである。そして、この固着部材49に設けた上方ストッパー50は、図2に示すように、前記押圧部材40を絶縁基板21の検出孔31に挿入した場合、押圧部材40の下端部に形成した外方に突出するストッパー43と前記絶縁基板21との間に位置するように構成されているものである。
51は金属製の取付板で、この取付板51は支持部52を一体的に形成しており、そしてこの支持部52は図2に示すように、前記固着部材49と支持部材45とにより挟持されるものである。53は回路基板で、この回路基板53は上面にICからなる処理回路54を設けており、そしてこの処理回路54は接続端子55を介して前記絶縁基板21における電源電極22、第1の出力電極23、第2の出力電極24、GND電極25と電気的に接続するようにしている。また、前記回路基板53における処理回路54は電源電極22に電圧を負荷するとともに、ブリッジ回路を構成する第1の圧縮側歪抵抗素子27、第2の圧縮側歪抵抗素子32、第1の引張側歪抵抗素子33、第2の引張側歪抵抗素子37からの出力信号を処理している。
56は樹脂製のケースで、このケース56は内側にコネクタ端子57を設けており、このコネクタ端子57は前記回路基板53における処理回路54と電気的に接続されている。また、前記ケース56は外底部に位置決め用の突部58を設けており、そしてこの突部58を前記取付板51に設けた位置決め穴59に挿入することにより、取付板51に取り付けているものである。
以上のように構成された本発明の一実施の形態における歪検出装置について、次にその組立方法について説明する。
まず、ステンレス板(図示せず)の下面にガラスペースト(図示せず)を印刷した後、約850℃で約10分間焼成して絶縁基板21を形成する。
次に、前記絶縁基板21の上面に位置して銀のペースト(図示せず)を印刷し、約850℃で約10分間焼成することにより、前記絶縁基板21の上面に電源電極22、第1の出力電極23、第2の出力電極24、GND電極25および回路パターン26を形成する。
次に、前記絶縁基板21の上面の第1の圧縮側歪抵抗素子27、第2の圧縮側歪抵抗素子32、第1の引張側歪抵抗素子33、第2の引張側歪抵抗素子37を設ける位置にメタルグレーズ系ペースト(図示せず)を印刷した後、約130℃で約10分間乾燥した後、絶縁基板21を約850℃で約10分間焼成することにより、絶縁基板21に第1の圧縮側歪抵抗素子27、第2の圧縮側歪抵抗素子32、第1の引張側歪抵抗素子33、第2の引張側歪抵抗素子37を形成する。
次に、前記電源電極22、第1の出力電極23、第2の出力電極24、GND電極25を除くように絶縁基板21の上面にガラスからなるペースト(図示せず)を印刷した後、約640℃で約10分間焼成することにより、絶縁基板21の上面に保護層(図示せず)を形成する。
次に、前記絶縁基板21の下面の周縁部全周に固着部材49の上面円形部49bを当接させた後、溶接により固着部材49を絶縁基板21の下面に固着する。
次に、前記円筒形状の固着部材49の内側に押圧部材40を位置させるとともに、この押圧部材40を絶縁基板21の下面側から絶縁基板21の検出孔31に挿入する。これにより、押圧部材40は当接部41が絶縁基板21の下面側における検出孔31の周辺部に当接するとともに、雄ネジ42を設けた押圧部材40の上部が絶縁基板21の上面側に突出するため、この突出した上部の雄ネジ42に固定部材44の雌ネジ44aを螺合させることにより、押圧部材40を絶縁基板21に取り付ける。
次に、取付板51の支持部52を固着部材49の雄ネジ49aの外周に装着し、そして固着部材49の雄ネジ49aに支持部材45の内周部に設けた雌ネジ45aを螺合させることにより、取付板51を固着部材49と支持部材45との間に挟持する。
次に、取付板51の位置決め穴59にケース56の外底部に設けた位置決め用の突部58を合わせて挿入することにより、ケース56を取付板51に取り付ける。
次に、ケース56の内側に位置するコネクタ端子57と回路基板53とをはんだ付けにより接続する。
最後に、接続端子55の一端側を回路基板53とはんだ付けした後、接続端子55の他端側を絶縁基板21の電源電極22、第1の出力電極23、第2の出力電極24、GND電極25にそれぞれはんだ付けする。
以上のように構成され、かつ組み立てられた本発明の一実施の形態における歪検出装置について、次に、その動作を説明する。
まず、押圧部材40における雄ネジ42を相手側取付部材(図示せず)に取り付ける。この状態で、押圧部材40に上方より押圧力が作用すると、この押圧力により前記絶縁基板21の表面に歪が発生し、絶縁基板21の上面に設けた第1の圧縮側歪抵抗素子27および第2の圧縮側歪抵抗素子32に圧縮応力が作用するとともに、第1の引張側歪抵抗素子33および第2の引張側歪抵抗素子37に引張応力が作用する。そして、この第1の圧縮側歪抵抗素子27、第2の圧縮側歪抵抗素子32、第1の引張側歪抵抗素子33、第2の引張側歪抵抗素子37に歪が発生すると、この第1の圧縮側歪抵抗素子27、第2の圧縮側歪抵抗素子32、第1の引張側歪抵抗素子33、第2の引張側歪抵抗素子37の抵抗値が変化するため、この抵抗値の変化を第1の出力電極23および第2の出力電極24からブリッジ回路としての出力を外部のコンピュータ(図示せず)に出力し、これにより、絶縁基板21に加わる荷重を測定するものである。
ここで、押圧部材40に、偏芯した荷重が加わる場合を考えて見ると、本発明の一実施の形態における歪検出装置においては、第1の圧縮側歪抵抗素子27、第2の圧縮側歪抵抗素子32、第1の歪引張側抵抗素子33および第2の引張側歪抵抗素子37を絶縁基板21の略全周にわたって設けているため、偏芯荷重が絶縁基板21におけるいずれの方向に加わっても、歪抵抗素子が一方向にのみ配設された場合の出力変動値が約6%であるのに比較して、約3%の出力変動値となって、出力信号の精度が安定するものである。
また、上記本発明の一実施の形態における歪検出装置においては、円板形状の抵抗配置部21bに対して、電極部21aを方形状としているため、押圧部材40において、電極部21a側に偏芯荷重が加わった場合、電極部21aが変形の抵抗となって、歪検出装置の出力信号の精度が劣化するが、第1の圧縮側歪抵抗素子27および第2の圧縮側歪抵抗素子32における中央部歪抵抗素子29に対して中間部歪抵抗素子30、最外部歪抵抗素子28の抵抗値が順次大きくなるように構成するとともに、第1の引張側歪抵抗素子33および第2の引張側歪抵抗素子37における中央部歪抵抗素子35に対して中間部歪抵抗素子36、最外部歪抵抗素子34の抵抗値が順次大きくなるように構成しているため、電流は電極部21bによる変形抵抗の影響を受けづらくなって、中央部歪抵抗素子29,35に集中することになり、これにより、歪検出装置の出力感度の精度がさらに向上するため、出力変動値は約2%となるものである。
そしてまた、上記本発明の一実施の形態における歪検出装置においては、第1、第2の圧縮側歪抵抗素子27,32における複数の歪抵抗素子29,30,28および第1、第2の引張側歪抵抗素子33,37における複数の歪抵抗素子35,36,34の幅が回路パターン26の引出部側に行くに従い小さくなるように構成しているため、歪抵抗素子を印刷するだけで、第1、第2の圧縮側歪抵抗素子27,32における複数の歪抵抗素子29,30,28および第1、第2の引張側歪抵抗素子33,37における複数の歪抵抗素子35,36,34の抵抗値を回路パターン26の引出部側に行くに従い大きくすることができるという効果が得られるものである。
本発明に係る歪検出装置は、押圧部材にどの方向の偏芯荷重が加わっても、出力信号の感度が劣化することはないという効果を有するものであり、特に荷重を付加することによって発生する歪を検出する歪検出装置として有用なものである。
本発明の一実施の形態における歪検出装置の分解斜視図 同歪検出装置における側断面図 同歪検出装置における保護層を取り外した状態を示す絶縁基板の上面図 従来の歪検出装置を示す側断面図 同歪検出装置における絶縁基板の下面図
符号の説明
21 絶縁基板
21a 電極部
21b 抵抗配置部
22 電源電極
23 第1の出力電極
24 第2の出力電極
25 GND電極
27 第1の圧縮側歪抵抗素子
28,29,30 歪抵抗素子
32 第2の圧縮側歪抵抗素子
33 第1の引張側歪抵抗素子
34,35,36 歪抵抗素子
37 第2の引張側歪抵抗素子
38 回路パターン引出部
40 押圧部材
45 支持部材

Claims (3)

  1. 円板形状の抵抗配置部と電極部とを設けた絶縁基板と、この絶縁基板における抵抗配置部の上面に設けられるとともに複数の歪抵抗素子を同心円状にかつ並列に接続して構成した一対の圧縮側歪抵抗素子と、前記絶縁基板の上面に設けられるとともに前記圧縮側歪抵抗素子の外周側に位置して設けられかつ複数の歪抵抗素子を同心円状に並列に接続した一対の引張側歪抵抗素子と、前記絶縁基板における電極部の上面に設けられるとともに、前記圧縮側歪抵抗素子および引張側歪抵抗素子と回路パターンにより電気的に接続されてブリッジ回路を構成する電源電極、GND電極および出力電極と、前記絶縁基板の外周側を支持する支持部材と、前記絶縁基板の内周側を押圧する押圧部材とを備え、前記圧縮側歪抵抗素子における複数の歪抵抗素子および前記引張側歪抵抗素子における複数の歪抵抗素子を前記絶縁基板における抵抗配置部の全周にわたって設けるように構成した歪検出装置。
  2. 円板形状の抵抗配置部と電極部とを設けた絶縁基板と、この絶縁基板における抵抗配置部の上面に設けられるとともに複数の歪抵抗素子を同心円状にかつ並列に接続して構成した一対の圧縮側歪抵抗素子と、前記絶縁基板における電極部の上面に設けられるとともに圧縮側歪抵抗素子の外周側に位置して設けられかつ複数の歪抵抗素子を同心円状に並列に接続した一対の引張側歪抵抗素子と、前記絶縁基板の上面に設けられるとともに、前記圧縮側歪抵抗素子および引張側歪抵抗素子と回路パターンにより電気的に接続されてブリッジ回路を構成する電源電極、GND電極および出力電極と、前記絶縁基板の外周側を支持する支持部材と、前記絶縁基板の内周側を押圧する押圧部材とを備え、前記一対の圧縮側歪抵抗素子間および一対の引張側歪抵抗素子間に回路パターン引出部を設けるとともに、前記圧縮側歪抵抗素子における複数の歪抵抗素子および引張側歪抵抗素子における複数の歪抵抗素子の抵抗値が回路パターン引出部側に行くに従い大きくなるように構成した歪検出装置。
  3. 圧縮側歪抵抗素子における複数の歪抵抗素子および引張側歪抵抗素子における複数の歪抵抗素子の幅が回路パターン引出部側に行くに従い小さくなるように構成した請求項2記載の歪検出装置。
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