JP2001021313A - 正反射型変位計 - Google Patents
正反射型変位計Info
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- JP2001021313A JP2001021313A JP11192804A JP19280499A JP2001021313A JP 2001021313 A JP2001021313 A JP 2001021313A JP 11192804 A JP11192804 A JP 11192804A JP 19280499 A JP19280499 A JP 19280499A JP 2001021313 A JP2001021313 A JP 2001021313A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 一台の変位計で、透明体以外に対しては高速
な測定を行なうことができ、かつ、透明体に対しては高
精度な測定を行う正反射型変位計を提供する。 【解決手段】 被測定物52に光を照射するレーザ発信
器53および被測定物52からの反射光を受光するPS
D51を含む正反射型変位計において、PSD51の手
前に液晶シャッタ1を配置し、この液晶シャッタ1をス
キャンする手段を設ける。
な測定を行なうことができ、かつ、透明体に対しては高
精度な測定を行う正反射型変位計を提供する。 【解決手段】 被測定物52に光を照射するレーザ発信
器53および被測定物52からの反射光を受光するPS
D51を含む正反射型変位計において、PSD51の手
前に液晶シャッタ1を配置し、この液晶シャッタ1をス
キャンする手段を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、正反射型変位計に
係り、特に、非接触で被測定物の変位を測定する光学式
の正反射型変位計に関する。
係り、特に、非接触で被測定物の変位を測定する光学式
の正反射型変位計に関する。
【0002】
【背景技術】図3に従来例を示す。同図において、被測
定面Sは、XYZ直交座標系のXY平面に平行に配置さ
れ、Z方向に変位するようになっている。光照射手段
(レーザ発信器)53は、この被測定面Sに斜めにレー
ザ光Lを入射し、反射光をその進行先に配置した受光素
子51で受光する。受光素子51には入射光の変位を検
出可能なPSD(Position−Sensitive Detectors)が
用いられている。このような構成において、被測定面S
がZ方向へ変位すると、そのZ方向変位量に応じて受光
素子51に入射する光スポット位置が変位するので、そ
のスポット位置の変位を検出することにより、被測定面
SのZ方向変位量を検出することができる。
定面Sは、XYZ直交座標系のXY平面に平行に配置さ
れ、Z方向に変位するようになっている。光照射手段
(レーザ発信器)53は、この被測定面Sに斜めにレー
ザ光Lを入射し、反射光をその進行先に配置した受光素
子51で受光する。受光素子51には入射光の変位を検
出可能なPSD(Position−Sensitive Detectors)が
用いられている。このような構成において、被測定面S
がZ方向へ変位すると、そのZ方向変位量に応じて受光
素子51に入射する光スポット位置が変位するので、そ
のスポット位置の変位を検出することにより、被測定面
SのZ方向変位量を検出することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示すように、被測定物52が透明体の場合、被測定面S
からの反射光だけでなく、その透明体を透過しその裏面
Nで反射した光もノイズとして加わるため、測定結果に
誤差を生じる。この理由は、PSD51を用いた変位計
では、素子の特性上、受光した光の重心を被測定面の位
置として検出するため、図5に示すように、被測定面S
からの反射光54に、裏面Nからの反射光55が加わる
ことによって、光の重心がずれるからである。
示すように、被測定物52が透明体の場合、被測定面S
からの反射光だけでなく、その透明体を透過しその裏面
Nで反射した光もノイズとして加わるため、測定結果に
誤差を生じる。この理由は、PSD51を用いた変位計
では、素子の特性上、受光した光の重心を被測定面の位
置として検出するため、図5に示すように、被測定面S
からの反射光54に、裏面Nからの反射光55が加わる
ことによって、光の重心がずれるからである。
【0004】ところで、受光素子として、PSDに代え
て、CCD(Charge−Coupled Device)を用いた変位計
においては、素子1つ1つが位置情報を持つため、上記
のような影響はなくなる。しかしながら、位置情報を得
るにはPSDに比べ時間がかかってしまい、高速な測定
に向かなかったり、外乱光の影響を受けやすいといった
欠点がある。ちなみに、測定時間の例としては、PSD
を用いたセンサが20μs、CCDを用いたものが500
μs程度で、20倍以上のひらきがある。
て、CCD(Charge−Coupled Device)を用いた変位計
においては、素子1つ1つが位置情報を持つため、上記
のような影響はなくなる。しかしながら、位置情報を得
るにはPSDに比べ時間がかかってしまい、高速な測定
に向かなかったり、外乱光の影響を受けやすいといった
欠点がある。ちなみに、測定時間の例としては、PSD
を用いたセンサが20μs、CCDを用いたものが500
μs程度で、20倍以上のひらきがある。
【0005】本発明の目的は、かかる従来例の有する不
都合を改善し、特に、一台の変位計で、透明体以外に対
しては高速な測定を行なうことができ、かつ、透明体に
対しては高精度な測定を行うことができる正反射型変位
計を提供することにある。
都合を改善し、特に、一台の変位計で、透明体以外に対
しては高速な測定を行なうことができ、かつ、透明体に
対しては高精度な測定を行うことができる正反射型変位
計を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の正反射型変位計
は、前記目的を達成するために、次の構成を採用してい
る。請求項1に記載の正反射型変位計では、被測定物に
光を照射する光照射手段および被測定物からの反射光を
受光する受光素子を含む正反射型変位計において、受光
素子の手前に液晶シャッタを配置し、この液晶シャッタ
をスキャンする演算処理手段を設けたことを特徴とす
る。
は、前記目的を達成するために、次の構成を採用してい
る。請求項1に記載の正反射型変位計では、被測定物に
光を照射する光照射手段および被測定物からの反射光を
受光する受光素子を含む正反射型変位計において、受光
素子の手前に液晶シャッタを配置し、この液晶シャッタ
をスキャンする演算処理手段を設けたことを特徴とす
る。
【0007】この発明によれば、被測定物が透明体の場
合、受光素子の前に配置された液晶シャッタをスキャン
することによって、透明体上面(被測定面)からの反射
光のみ遮る状態と、透明体下面(裏面)からの反射光の
み遮る状態とを作り出すことができる。つまり、透明体
上面(被測定面)による反射光および透明体を透過し透
明体下面(裏面)による反射光を分離演算することがで
きるから、受光素子の誤差要因を極力除外することがで
きる。そのため、被測定物が透明体の場合、透明体の裏
面からの反射光のみ遮って被測定面からの反射光のみを
受光素子で受光すれば、被測定物が透明体であっても、
測定誤差を軽減して、被測定面の変位量を正確に検出す
ることができる。また、被測定面による反射光データ
と、透明体裏面による反射光データとに基づいて被測定
物の厚みを測定することもできる。
合、受光素子の前に配置された液晶シャッタをスキャン
することによって、透明体上面(被測定面)からの反射
光のみ遮る状態と、透明体下面(裏面)からの反射光の
み遮る状態とを作り出すことができる。つまり、透明体
上面(被測定面)による反射光および透明体を透過し透
明体下面(裏面)による反射光を分離演算することがで
きるから、受光素子の誤差要因を極力除外することがで
きる。そのため、被測定物が透明体の場合、透明体の裏
面からの反射光のみ遮って被測定面からの反射光のみを
受光素子で受光すれば、被測定物が透明体であっても、
測定誤差を軽減して、被測定面の変位量を正確に検出す
ることができる。また、被測定面による反射光データ
と、透明体裏面による反射光データとに基づいて被測定
物の厚みを測定することもできる。
【0008】請求項2に記載の正反射型変位計では、請
求項1に記載の正反射型変位計において、前記演算処理
手段は、前記被測定物が透明体であるか否かに応じて前
記液晶シャッタをスキャンするか否かを切り替えるモー
ド切替機能を備えていることを特徴とする。この発明に
よれば、被測定物が透明体か否かによって液晶シャッタ
をスキャンするか否かを切り替える機能を備えているか
ら、高速な測定(液晶シャッタをスキャンしない測定)
と、高精度な測定(透明体測定時に液晶シャッタをスキ
ャンする測定)とを簡易に切り替えることができる。
求項1に記載の正反射型変位計において、前記演算処理
手段は、前記被測定物が透明体であるか否かに応じて前
記液晶シャッタをスキャンするか否かを切り替えるモー
ド切替機能を備えていることを特徴とする。この発明に
よれば、被測定物が透明体か否かによって液晶シャッタ
をスキャンするか否かを切り替える機能を備えているか
ら、高速な測定(液晶シャッタをスキャンしない測定)
と、高精度な測定(透明体測定時に液晶シャッタをスキ
ャンする測定)とを簡易に切り替えることができる。
【0009】請求項3に記載の正反射型変位計は、請求
項1または請求項2に記載の正反射型変位計において、
前記光照射手段はレーザ発信器によって構成され、前記
受光素子はPSDによって構成されていることを特徴と
する。この発明によれば、受光素子としてPSDを用い
ているから、CCDに比べ、位置情報を短時間で得ら
れ、高速な測定に適する。
項1または請求項2に記載の正反射型変位計において、
前記光照射手段はレーザ発信器によって構成され、前記
受光素子はPSDによって構成されていることを特徴と
する。この発明によれば、受光素子としてPSDを用い
ているから、CCDに比べ、位置情報を短時間で得ら
れ、高速な測定に適する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
および図2に基づいて説明する。ここで、従来例と同一
部分については同一符号を付して、重複説明を省略す
る。
および図2に基づいて説明する。ここで、従来例と同一
部分については同一符号を付して、重複説明を省略す
る。
【0011】図1(a)および図1(b)に示すよう
に、受光素子(PSD)51の受光面の手前に液晶シャ
ッタ1を配置する。この液晶シャッタ1により遮光部位
1aを作り、この遮光部位1aをPSD51の受光面に
沿って走査することにより、図1(a)のように被測定
面Sからの反射光のみ遮る状態と、図1(b)のように
透明体の裏面Nからの反射光のみ遮る状態とを作り出
す。
に、受光素子(PSD)51の受光面の手前に液晶シャ
ッタ1を配置する。この液晶シャッタ1により遮光部位
1aを作り、この遮光部位1aをPSD51の受光面に
沿って走査することにより、図1(a)のように被測定
面Sからの反射光のみ遮る状態と、図1(b)のように
透明体の裏面Nからの反射光のみ遮る状態とを作り出
す。
【0012】裏面Nからの反射光のみを遮って被測定面
Sからの反射光のみをPSD51に受光すれば、被測定
物52が透明体であっても、測定誤差を軽減し、被測定
面Sの変位量を正確に検出することができる。また、被
測定面Sからの反射光のみ遮った状態でPSD51上の
受光重心を求め、かつ、透明体(被測定面S)の裏面N
からの反射光のみ遮った状態でPSD51上の受光重心
を求めると、両者の受光重心の差に基づいて被測定物5
2の厚みを検出することができる。
Sからの反射光のみをPSD51に受光すれば、被測定
物52が透明体であっても、測定誤差を軽減し、被測定
面Sの変位量を正確に検出することができる。また、被
測定面Sからの反射光のみ遮った状態でPSD51上の
受光重心を求め、かつ、透明体(被測定面S)の裏面N
からの反射光のみ遮った状態でPSD51上の受光重心
を求めると、両者の受光重心の差に基づいて被測定物5
2の厚みを検出することができる。
【0013】図2は、以上の動作を実現する制御系のブ
ロック図である。前記PSD51の出力は演算処理手段
2に入力されている。演算処理手段2には、前記液晶シ
ャッタ1と、切替スイッチ3とがそれぞれ接続されてい
る。演算処理手段2は、PSD51の出力に基づいて受
光重心を算出する受光重心算出機能と、PSD51の出
力に基づいて被測定物52の厚みを算出する厚み算出機
能と、PSD51の出力に基づいて被測定面Sの変位量
を算出する変位量算出機能とを備えている。また、演算
処理手段2は、液晶シャッタ1を制御して所定位置に遮
光部位1aを形成するシャッタ制御機能と、切替スイッ
チ3の操作に応じてシャッタ制御機能および厚み算出機
能の有効/無効を切り替えるモード切替機能とを備えて
いる。
ロック図である。前記PSD51の出力は演算処理手段
2に入力されている。演算処理手段2には、前記液晶シ
ャッタ1と、切替スイッチ3とがそれぞれ接続されてい
る。演算処理手段2は、PSD51の出力に基づいて受
光重心を算出する受光重心算出機能と、PSD51の出
力に基づいて被測定物52の厚みを算出する厚み算出機
能と、PSD51の出力に基づいて被測定面Sの変位量
を算出する変位量算出機能とを備えている。また、演算
処理手段2は、液晶シャッタ1を制御して所定位置に遮
光部位1aを形成するシャッタ制御機能と、切替スイッ
チ3の操作に応じてシャッタ制御機能および厚み算出機
能の有効/無効を切り替えるモード切替機能とを備えて
いる。
【0014】透明体以外の被測定物52を測定する場合
は、切替スイッチ3を操作し、シャッタ制御機能および
厚み算出機能を無効に設定する。このモードにおいて、
演算処理手段2は、PSD51の出力から受光重心を求
め、その受光重心から換算した被測定面Sの変位量Pを
外部に出力する。
は、切替スイッチ3を操作し、シャッタ制御機能および
厚み算出機能を無効に設定する。このモードにおいて、
演算処理手段2は、PSD51の出力から受光重心を求
め、その受光重心から換算した被測定面Sの変位量Pを
外部に出力する。
【0015】透明体を被測定物52として測定する場合
は、切替スイッチ3を操作し、シャッタ制御機能および
厚み算出機能を有効に設定する。このモードにおいて、
演算処理手段2は、液晶シャッタ1を制御し、被測定面
Sの変位に伴うレーザビームの変位方向に沿ってライン
状の遮光部位1aを走査し、被測定面Sからの反射光の
み遮った状態(図1(a)の状態)でのPSD51の出
力と、透明体の裏面Nからの反射光のみ遮った状態(図
1(b)の状態)でのPSD51の出力とを取得する。
は、切替スイッチ3を操作し、シャッタ制御機能および
厚み算出機能を有効に設定する。このモードにおいて、
演算処理手段2は、液晶シャッタ1を制御し、被測定面
Sの変位に伴うレーザビームの変位方向に沿ってライン
状の遮光部位1aを走査し、被測定面Sからの反射光の
み遮った状態(図1(a)の状態)でのPSD51の出
力と、透明体の裏面Nからの反射光のみ遮った状態(図
1(b)の状態)でのPSD51の出力とを取得する。
【0016】演算処理手段2は、これらの出力に基づい
て被測定面Sからの反射光の受光重心と、透明体の裏面
Nからの反射光の受光重心とを別々に求める。そして、
演算処理手段2は、被測定面Sからの反射光の受光重心
に基づいて被測定面Sの変位を求め、その変位量データ
Pを出力する。また、演算処理手段2は、被測定面Sか
らの反射光の受光重心と、透明体の裏面Nからの反射光
の受光重心との差に基づいて被測定物52の厚みtを演
算し、その厚みデータtを出力する。
て被測定面Sからの反射光の受光重心と、透明体の裏面
Nからの反射光の受光重心とを別々に求める。そして、
演算処理手段2は、被測定面Sからの反射光の受光重心
に基づいて被測定面Sの変位を求め、その変位量データ
Pを出力する。また、演算処理手段2は、被測定面Sか
らの反射光の受光重心と、透明体の裏面Nからの反射光
の受光重心との差に基づいて被測定物52の厚みtを演
算し、その厚みデータtを出力する。
【0017】本実施形態によれば、PSD51の手前に
液晶シャッタ1を配置し、被測定物52が透明か否かに
よって動作を切り替えるようにしたので、1台の変位計
で、高速な測定と、高精度な測定とを両立させることが
できる。従来、高速に測定を行いたい場合はPSDタイ
プの変位計、透明体を精度よく測定したい場合はCCD
タイプの変位計という具合に変位計を選択しなければな
らなかった。しかし、本実施形態によつて、1つの変位
計で機能を切替ることにより(シャッタをスキャンする
か、しないか)、高速な測定と高精度な測定が可能にな
る。被測定物が透明体でない時は、シャッタをスキャン
しない方法を用い高速にデータを収集することが可能で
ある。
液晶シャッタ1を配置し、被測定物52が透明か否かに
よって動作を切り替えるようにしたので、1台の変位計
で、高速な測定と、高精度な測定とを両立させることが
できる。従来、高速に測定を行いたい場合はPSDタイ
プの変位計、透明体を精度よく測定したい場合はCCD
タイプの変位計という具合に変位計を選択しなければな
らなかった。しかし、本実施形態によつて、1つの変位
計で機能を切替ることにより(シャッタをスキャンする
か、しないか)、高速な測定と高精度な測定が可能にな
る。被測定物が透明体でない時は、シャッタをスキャン
しない方法を用い高速にデータを収集することが可能で
ある。
【0018】また、受光素子としてPSD51を用いて
いるから、透明体測定時における外乱光の影響を極力軽
減することができる。つまり、CCDを使用するより
は、高い周波数成分の外乱光に対応できる。液晶シャッ
タ1の動作は、PSDに比べ低速であるため、高速な測
定には向かない(CCDと同程度)。液晶シャッタ1の
動作が遅い場合であっても、PSD自体は高速に動作可
能であるので、CCDに比べ高い周波数の外乱光を除去
した測定が可能である。通常、外乱光を除去しようとし
た場合、レーザのON状態とOFF状態の時の光量差を
演算するのが一般的である。しかしながら、CCDを用
いた場合、CCD素子全体をスキャンし終わるまで、レ
ーザの状態を保たなければならないので、外乱光がCC
D全体のスキャンより早い場合は、除去できなくなる。
いるから、透明体測定時における外乱光の影響を極力軽
減することができる。つまり、CCDを使用するより
は、高い周波数成分の外乱光に対応できる。液晶シャッ
タ1の動作は、PSDに比べ低速であるため、高速な測
定には向かない(CCDと同程度)。液晶シャッタ1の
動作が遅い場合であっても、PSD自体は高速に動作可
能であるので、CCDに比べ高い周波数の外乱光を除去
した測定が可能である。通常、外乱光を除去しようとし
た場合、レーザのON状態とOFF状態の時の光量差を
演算するのが一般的である。しかしながら、CCDを用
いた場合、CCD素子全体をスキャンし終わるまで、レ
ーザの状態を保たなければならないので、外乱光がCC
D全体のスキャンより早い場合は、除去できなくなる。
【0019】
【発明の効果】本発明の正反射型変位計によれば、液晶
シャッタを受光素子の前に置き、その液晶シャッタをス
キャンすることによって、被測定物が透明体の場合、そ
れぞれの成分、つまり、透明体上面による反射光および
透明体を透過し透明体下面による反射光を分離演算する
ことが可能であるから、一台の変位計で、透明体以外に
対しては高速な測定を行なうことができ、かつ、透明体
に対しては高精度な測定を行うことができる、という従
来にない優れた効果がある。
シャッタを受光素子の前に置き、その液晶シャッタをス
キャンすることによって、被測定物が透明体の場合、そ
れぞれの成分、つまり、透明体上面による反射光および
透明体を透過し透明体下面による反射光を分離演算する
ことが可能であるから、一台の変位計で、透明体以外に
対しては高速な測定を行なうことができ、かつ、透明体
に対しては高精度な測定を行うことができる、という従
来にない優れた効果がある。
【図1】本発明の一実施形態における光学系の構成図で
あり、図1(a)は液晶シャッタによって被測定面から
の反射光を遮光した状態、図1(b)は液晶シャッタに
よって透明体の裏面からの反射光を遮光した状態を、そ
れぞれ示す。
あり、図1(a)は液晶シャッタによって被測定面から
の反射光を遮光した状態、図1(b)は液晶シャッタに
よって透明体の裏面からの反射光を遮光した状態を、そ
れぞれ示す。
【図2】図1のPSDおよび液晶シャッタを含む制御系
のブロック図である。
のブロック図である。
【図3】従来例の構成図である。
【図4】従来例の課題の説明図である。
【図5】従来例の課題の説明図である。
【符号の説明】 1 液晶シャッタ 1a 遮光部位 2 演算処理手段 3 切替スイッチ 51 受光素子(PSD) 52 被測定物としての透明体 N 透明体の裏面 P 変位量データ S 被測定面 t 厚みデータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米花 貴 神奈川県川崎市高津区坂戸1−20−1 株 式会社ミツトヨ内 Fターム(参考) 2F065 AA02 AA06 AA30 BB13 BB22 BB24 BB25 DD03 DD06 DD12 FF01 FF41 GG04 GG12 HH04 JJ02 JJ08 JJ16 LL30 LL53 MM03 PP22 QQ28 QQ42 2F112 AD05 BA05 BA06 BA07 CA13 DA13 DA25 FA12 FA41
Claims (3)
- 【請求項1】 被測定物に光を照射する光照射手段およ
び被測定物からの反射光を受光する受光素子を含む正反
射型変位計において、 前記受光素子の手前に液晶シャッタを配置し、この液晶
シャッタをスキャンする演算処理手段を設けたことを特
徴とする正反射型変位計。 - 【請求項2】 請求項1に記載の正反射型変位計におい
て、 前記演算処理手段は、前記被測定物が透明体であるか否
かに応じて前記液晶シャッタをスキャンするか否かを切
り替えるモード切替機能を備えていることを特徴とする
正反射型変位計。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の正反射
型変位計において、 前記光照射手段はレーザ発信器によって構成され、前記
受光素子はPSDによって構成されていることを特徴と
する正反射型変位計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11192804A JP2001021313A (ja) | 1999-07-07 | 1999-07-07 | 正反射型変位計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11192804A JP2001021313A (ja) | 1999-07-07 | 1999-07-07 | 正反射型変位計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001021313A true JP2001021313A (ja) | 2001-01-26 |
Family
ID=16297276
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11192804A Withdrawn JP2001021313A (ja) | 1999-07-07 | 1999-07-07 | 正反射型変位計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001021313A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011117940A (ja) * | 2009-11-09 | 2011-06-16 | Sharp Corp | 光学式測距装置および電子機器および光学式測距装置の校正方法 |
-
1999
- 1999-07-07 JP JP11192804A patent/JP2001021313A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011117940A (ja) * | 2009-11-09 | 2011-06-16 | Sharp Corp | 光学式測距装置および電子機器および光学式測距装置の校正方法 |
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