JP3319666B2 - エッジ検出装置 - Google Patents

エッジ検出装置

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JP3319666B2 JP31403094A JP31403094A JP3319666B2 JP 3319666 B2 JP3319666 B2 JP 3319666B2 JP 31403094 A JP31403094 A JP 31403094A JP 31403094 A JP31403094 A JP 31403094A JP 3319666 B2 JP3319666 B2 JP 3319666B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、平行な目盛り線が複
数本配列形成された標準スケールの校正装置等に用いら
れる目盛り線のエッジを光学的に検出するエッジ検出装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の標準スケールの目盛り線エ
ッジを光学的に検出する方法として、大きく分けて、目
盛り線エッジ像の明暗の変曲点を計測する変曲点法と、
目盛り線エッジ像の光相対強度を所定のレベルでスライ
スしてエッジ位置を求める光相対強度法とがある。前者
には、受光素子前面に配置したスリットを振動させて得
られる受光信号から変曲点を求める振動スリット法、二
つの受光素子の出力信号を処理してその差動信号から変
曲点を求める二元配置センサ法等がある。後者にも、ピ
ンホール法、スリット法、画像処理法等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のエッジ検出法に
は、一長一短があった。例えば変曲点法は、再現性がよ
く、操作性にも優れており、目盛り線のエッジ間隔の測
定は高精度にできるが、エッジ位置の正確な検出は難し
い。光相対強度法は、高精度のエッジ位置測定が可能で
あるが、反面、明暗の100%,0%合わせと、これら
との関係でスライスレベルの設定が必要である。
【0004】この発明は、上記事情を考慮してなされた
もので、比較的低い照明で高精度のエッジ位置検出を可
能としたエッジ検出装置を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、第1に、平
行な目盛り線が複数本配列形成されたスケールの目盛り
線エッジを光学的に検出する装置であって、前記スケー
ルの目盛り線のエッジ像を拡大する対物レンズと、この
対物レンズにより拡大されたエッジ像を半分透過させ半
分反射する第1のビームスプリッタと、この第1のビー
ムスプリッタの透過像を半分透過させ半分反射させる第
2のビームスプリッタと、この第2のビームスプリッタ
の透過像を検出する前記目盛り線エッジと平行な線状受
光面を持つ第1の受光手段と、前記第1のビームスプリ
ッタの反射像を検出する前記目盛り線エッジと平行な線
状受光面を持つ第2の受光手段と、前記第2のビームス
プリッタの反射像を検出する前記目盛り線エッジと平行
な線状受光面を持つ第3の受光手段とを備え、前記第
1,第2及び第3の受光手段は、前記スケールを目盛り
線と直交する方向に移動させたときに目盛り線エッジ像
が順次受光されるように、それらの線状受光面位置が設
定されていることを特徴としている。
【0006】第1の発明において、前記第1,第2及び
第3の受光手段は、好ましくはそれぞれ受光素子の前面
にスリットを配置して線状受光面位置が設定されたもの
であることを特徴としている。
【0007】この発明は、第2に、平行な目盛り線が複
数本配列形成されたスケールの目盛り線エッジを光学的
に検出する装置であって、前記スケールの目盛り線のエ
ッジ像を拡大する対物レンズと、この対物レンズで拡大
されたエッジ像を検出するために、目盛り線エッジと平
行な3個の線状受光面が等間隔で配列された受光素子ア
レイとを有することを特徴としている。
【0008】
【作用】この発明に係るエッジ検出装置の原理は、拡大
されたエッジ像をこれと平行に並んだ3つの線状受光面
を用いて受光して変曲点法を適用することにある。第1
の発明においては、半分透過、半分反射のビームスプリ
ッタを2個用いている。第1の受光手段は、第2のビー
ムスプリッタの透過像を検出し、第2の受光手段は第1
のビームスプリッタの反射像を検出し、第3の受光手段
は第2のビームスプリッタの反射像を検出する。このと
き第1,第2及び第3の受光手段は、スケールを目盛り
線と直交する方向に移動させたときに目盛り線エッジ像
が順次受光されるように、それらの線状受光面位置が設
定されている。そして、第1,第2及び第3の受光手段
の受光出力A,B及びCは、ビームスプリッタによって
それぞれ、これらがない場合に比べて1/4,1/2及
び1/4となるから、A+C−Bなる演算を行って、変
曲点を求めめことができる。
【0009】第2の発明においては、ビームスプリッタ
を用いず、目盛り線エッジと平行な3個の線状受光面が
等間隔で配列された受光素子アレイを用いる。このと
き、スケールを目盛り線と直交する方向に移動させたと
きの各受光面での受光出力をA,B,Cとすれば、A+
C−2Bなる演算により、やはりこれが0になる点が変
曲点として求められる。第1、第2の発明共に、対物レ
ンズによるエッジ像拡大を行い、その拡大されたエッジ
像を実質的に並列配置された3個の線状受光面を用いて
受光して、その受光出力を処理する結果、高精度のエッ
ジ検出が可能である。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例を
説明する。図1は、この発明の一実施例に係るエッジ検
出装置の構成を示す。標準スケール1には、平行な目盛
り線が多数配列形成されている。この標準スケール1は
例えば、ガラスに金属膜を蒸着した目盛りが形成された
もの、又は金属に彫刻した目盛りが形成されたものであ
る。目盛り幅は、2〜20μm とする。
【0011】この標準スケール1の目盛り線の例えば裏
面からの透過照明によるエッジ像は対物レンズ2で拡大
され、第1のビームスプリッタ3に入射される。第1の
ビームスプリッタ3の透過像は更に第2のビームスプリ
ッタ4に入射される。これらのビームスプリッタ3,4
は、透過/反射=50/50の同じ特性を持つものとす
る。その具体的な型は、プリズムタイプでも、プレート
タイプでもよい。
【0012】第2のビームスプリッタ4の透過像は、前
面にスリット6aが配置されて線状受光面位置が設定さ
れた第1の受光素子5aにより検出される。第1のビー
ムスプリッタ3の反射像は、前面にスリット6bが配置
されて線状受光面位置が設定された第2の受光素子5b
により検出される。第2のビームスプリッタ4の反射像
は同様に、前面にスリット6cが配置されて線状受光面
位置が設定された第3の受光素子5cにより検出され
る。
【0013】ここで各スリット6a,6b,6cは、標
準スケール1をその目盛り線と直交する方向に移動させ
たときに、目盛り線エッジ像が、第1の受光素子5a,
第2の受光素子5b,第3の受光素子5cの順に受光さ
れるように配置されて、それぞれの線状受光面位置を決
定している。具体的に各スリット6a,6b,6cの開
口は、例えば、幅10μm 、長さ5mmの大きさとし、間
隔は10〜20μm とする。
【0014】図2は、以上の第1,第2及び第3の受光
素子5a,5b及び5cと、スリット6a,6bおよび
6cの位置関係を具体的に示す。図2において、目盛り
線エッジ9の右側斜線部は暗部、左側が明部を示してい
る。いまスケール1の任意の位置で、第2の受光素子5
bに対してスリット6bの丁度真ん中に目盛り線エッジ
9があるとして、第1の受光素子5aではスリット6a
の開口が全て明部、逆に第3の受光素子5cではスリッ
ト6cの開口が全て暗部となるように、各スリット6
a,6b,6cが各受光素子の線状受光面を決定してい
る。
【0015】各受光素子5a,5b,5cの受光出力
A,B,Cは、それぞれ電流電圧変換を含む前置増幅器
7a,7b,7cを介し、演算処理回路8に送られる。
演算処理回路8では、各受光出力に対して、A+C−B
なる演算を行い、これがゼロになる点を変曲点、即ち目
盛り線のエッジ位置として検出する。
【0016】図3は、この実施例でのエッジ検出原理を
分かり易く示している。図示のようにスケール1の目盛
り線の拡大像のエッジ9が移動したとき、移動方向に沿
って線状受光面が配置された3つの受光素子5a,5
b,5cの出力A0 ,B0 ,C0 は、図示のように順次
変化する。これらの出力について、A0 +C0 −2B0
なる演算処理を行うと、左側エッジ9が受光素子5bの
位置にあるときに、その値が丁度ゼロになり、エッジ検
出ができる。また隣接する二つの目盛りのエッジ位置か
ら目盛り間隔が求められる。更に目盛りの左右のエッジ
検出を行えば、演算により目盛り線の中央位置が求めら
れる。
【0017】図1の構成においては、2個のビームスプ
リッタ3,4を用いているために、第1の受光素子5a
及び第3の受光素子5cに入る入射光強度は、もとの1
/4になり、第2の受光素子5bに入る入射光強度は1
/2になる。このため、前述のように、A+C−Bなる
演算で同様の結果が得られることになる。
【0018】図4は、この発明の別の実施例のエッジ検
出装置の構成を示す。この実施例では、図4(a)に示
すように、標準スケール1の目盛り線エッジ像を対物レ
ンズで拡大し、これを直接受光素子アレイ10で検出す
る。受光素子アレイ10は、同図(b)に示すように、
3個の線状受光面10a,10b,10cが、スケール
1の目盛り線エッジと平行に互いに近接して配置されて
いる。これらの線状受光面10a,10b,10cは例
えば、一枚の半導体基板に集積形成されたフォトダイオ
ードであって、その出力A,B,Cは独立に取り出さ
れ、先の実施例と同様に演算処理される。ただし演算処
理は、図3の原理にしたがって、A+C−2Bとなる。
【0019】この発明は上記実施例に限られない。例え
ば図1の実施例において、スリット6a,6b,6cを
省略して、受光素子5a,5b,5cをそれぞれ、スリ
ット6a,6b,6cにより設定される線状受光面を持
つ素子としして構成することもできる。また図4の実施
例において、3個の線状受光面がそれぞれ独立に出力端
子を持つフォトダイオードでなく、これをCCDとして
構成することもできる。
【0020】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によるエッジ
検出装置によれば、対物レンズにより拡大されたエッジ
像をこれと平行に並んだ3つの線状受光面を用いて受光
して変曲点法を適用することにより、比較的低い照明で
も高精度にスケールの目盛り線のエッジ検出を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例に係るエッジ検出装置の
構成を示す。
【図2】 同実施例の受光素子とスリットの配置関係を
示す。
【図3】 同実施例のエッジ検出原理を説明する図であ
る。
【図4】 この発明の他の実施例に係るエッジ検出装置
の構成を示す。
【符号の説明】
1…標準スケール、2…対物レンズ、3…第1のビーム
スプリッタ、4…第2のビームスプリッタ、5a…第1
の受光素子、5b…第2の受光素子、5c…第3の受光
素子、6a,6b,6c…スリット、7a,7b,7c
…前置増幅器、8…演算処理回路、9…エッジ、10…
受光素子アレイ、10a,10b,10c…線状受光
面。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行な目盛り線が複数本配列形成された
    スケールの目盛り線エッジを光学的に検出する装置であ
    って、 前記スケールの目盛り線のエッジ像を拡大する対物レン
    ズと、 この対物レンズにより拡大されたエッジ像を半分透過さ
    せ半分反射する第1のビームスプリッタと、 この第1のビームスプリッタの透過像を半分透過させ半
    分反射させる第2のビームスプリッタと、 この第2のビームスプリッタの透過像を検出する前記目
    盛り線エッジと平行な線状受光面を持つ第1の受光手段
    と、 前記第1のビームスプリッタの反射像を検出する前記目
    盛り線エッジと平行な線状受光面を持つ第2の受光手段
    と、 前記第2のビームスプリッタの反射像を検出する前記目
    盛り線エッジと平行な線状受光面を持つ第3の受光手段
    とを備え、 前記第1,第2及び第3の受光手段は、前記スケールを
    目盛り線と直交する方向に移動させたときに目盛り線エ
    ッジ像が順次受光されるように、それらの線状受光面位
    置が設定されていることを特徴とするエッジ検出装置。
  2. 【請求項2】 前記第1,第2及び第3の受光手段は、
    それぞれ受光素子の前面にスリットを配置して線状受光
    面位置が設定されたものであることを特徴とする請求項
    1記載のエッジ検出装置。
  3. 【請求項3】 平行な目盛り線が複数本配列形成された
    スケールの目盛り線エッジを光学的に検出する装置であ
    って、 前記スケールの目盛り線のエッジ像を拡大する対物レン
    ズと、 この対物レンズで拡大されたエッジ像を検出するため
    に、目盛り線エッジと平行な3個の線状受光面が等間隔
    で配列された受光素子アレイとを有することを特徴とす
    るエッジ検出装置。
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