JP2011117940A - 光学式測距装置および電子機器および光学式測距装置の校正方法 - Google Patents
光学式測距装置および電子機器および光学式測距装置の校正方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011117940A JP2011117940A JP2010228806A JP2010228806A JP2011117940A JP 2011117940 A JP2011117940 A JP 2011117940A JP 2010228806 A JP2010228806 A JP 2010228806A JP 2010228806 A JP2010228806 A JP 2010228806A JP 2011117940 A JP2011117940 A JP 2011117940A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- receiving element
- light receiving
- intensity distribution
- distance measuring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Measurement Of Optical Distance (AREA)
- Focusing (AREA)
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
- Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)
Abstract
【解決手段】受光素子12は、発光素子から出射されて測距対象物16により反射された第1の光束17と発光素子11から出射されて窓材15により反射された第2の光束18とを受光レンズ14を介して受光して、第1,第2の光束17,18の受光素子12上における光強度分布を検出する。光強度分布抽出部により、受光素子12により検出された第1,第2の光束17,18が照射された受光素子12上における光強度分布から、第2の光束18の受光素子12上における光強度分布を減算して、第1の光束17の受光素子12上における光強度分布を抽出する。光強度分布抽出部により抽出された第1の光束17の受光素子12上における光強度分布に基づいて、測距対象物16までの距離を距離演算部により演算する。
【選択図】図1
Description
光を出射する発光素子と、
上記発光素子から出射された光を集光して測距対象物に照射する投光用集光部と、
上記測距対象物からの反射光を集光する受光用集光部と、
上記受光用集光部によって集光された上記反射光を受光する受光素子と、
上記受光素子からの受光信号を処理する信号処理回路と
を備え、
上記受光素子は、一次元の光強度分布を検出可能なラインセンサまたは二次元の光強度分布を検出可能なエリアセンサであって、上記発光素子から出射されて上記測距対象物により反射された第1の光束と上記発光素子から出射されて窓材により反射された第2の光束とを上記受光用集光部を介して受光して、上記第1の光束と上記第2の光束との上記受光素子上における光強度分布を検出し、
上記信号処理回路は、上記受光素子により検出された上記第1の光束と上記第2の光束との上記受光素子上における光強度分布から、上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布を減算することにより、上記第1の光束の上記受光素子上における光強度分布を抽出する光強度分布抽出部と、上記光強度分布抽出部により抽出された上記第1の光束の上記受光素子上における光強度分布に基づいて、上記測距対象物までの距離を演算する距離演算部とを有することを特徴とする。
上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布を記憶するメモリを備えた。
上記測距対象物からの反射光が無い状態で上記受光素子により検出された上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布を上記メモリに予め記憶する。
上記窓材は、上記投光用集光部と上記受光用集光部との間かつ上記受光素子側に設けられた遮光材からなる突起または遮光材による表面処理された突起を有する。
上記受光素子は、上記測距対象物からの反射光が照射される領域以外が不感となるように、有効範囲を制限している。
上記のいずれか1つの光学式測距装置を搭載したことを特徴とする。
光を出射する発光素子と、
上記発光素子から出射された光を集光して測距対象物に照射する投光用集光部と、
上記測距対象物からの反射光を集光する受光用集光部と、
上記受光用集光部によって集光された上記反射光を受光する受光素子と、
上記受光素子からの受光信号を処理する信号処理回路と
を備え、
上記受光素子は、一次元の光強度分布を検出可能なラインセンサまたは二次元の光強度分布を検出可能なエリアセンサであって、上記発光素子から出射されて上記測距対象物により反射された第1の光束と上記発光素子から出射されて窓材により反射された第2の光束とを上記受光用集光部を介して受光して、上記第1の光束と上記第2の光束との上記受光素子上における光強度分布を検出し、
上記信号処理回路は、上記受光素子により検出された上記第1の光束と上記第2の光束との上記受光素子上における光強度分布から、上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布を減算することにより、上記第1の光束の上記受光素子上における光強度分布を抽出する光強度分布抽出部と、上記光強度分布抽出部により抽出された上記第1の光束の上記受光素子上における光強度分布に基づいて、上記測距対象物までの距離を演算する距離演算部とを有すると共に、
上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布を記憶するメモリを備えた光学式測距装置を校正する光学式測距装置の校正方法であって、
上記第1の光束を遮光体により遮光するステップと、
上記遮光体により上記第1の光束を遮光した状態で上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布を上記受光素子により検出するステップと、
上記受光素子により検出された上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布を上記メモリに記憶するステップとを有することを特徴とする。
光を出射する発光素子と、
上記発光素子から出射された光を集光して測距対象物に照射する投光用集光部と、
上記測距対象物からの反射光を集光する受光用集光部と、
上記受光用集光部によって集光された上記反射光を受光する受光素子と、
上記受光素子からの受光信号を処理する信号処理回路と
を備え、
上記受光素子は、一次元の光強度分布を検出可能なラインセンサまたは二次元の光強度分布を検出可能なエリアセンサであって、上記発光素子から出射されて上記測距対象物により反射された第1の光束と上記発光素子から出射されて窓材により反射された第2の光束とを上記受光用集光部を介して受光して、上記第1の光束と上記第2の光束との上記受光素子上における光強度分布を検出し、
上記信号処理回路は、上記受光素子により検出された上記第1の光束と上記第2の光束との上記受光素子上における光強度分布から、上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布を減算することにより、上記第1の光束の上記受光素子上における光強度分布を抽出する光強度分布抽出部と、上記光強度分布抽出部により抽出された上記第1の光束の上記受光素子上における光強度分布に基づいて、上記測距対象物までの距離を演算する距離演算部とを有すると共に、
上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布を記憶するメモリを備えた光学式測距装置を校正する光学式測距装置の校正方法であって、
所定の測距対象物を所定の位置に設置するステップと、
上記所定の測距対象物を上記所定の位置に設置しかつ窓材が無い状態で、上記第1の光束の上記受光素子上における光強度分布を上記受光素子により検出するステップと、
上記受光素子により検出された上記第1の光束の上記受光素子上における光強度分布を上記メモリに記憶するステップと、
上記第1の光束の上記受光素子上における光強度分布を上記メモリに記憶した後、上記所定の測距対象物を上記所定の位置に設置しかつ上記窓材が有る状態で、上記所定の測距対象物から反射される上記第1の光束と上記窓材から反射される上記第2の光束とが照射された上記受光素子上における光強度分布を上記受光素子により検出するステップと、
上記受光素子により検出された上記第1の光束と上記第2の光束との上記受光素子上における光強度分布から、上記メモリに記憶された上記第1の光束の上記受光素子上における光強度分布を減算して、上記第2の光束の受光素子上における光強度分布を上記光強度分布抽出部により抽出するステップと、
上記光強度分布抽出部により抽出された上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布を上記メモリに記憶するステップと
を有することを特徴とする。
上記メモリに記憶された上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布を定期的に更新することを特徴とする。
光を出射する発光素子と、
上記発光素子から出射された光を集光して測距対象物に照射する投光用集光部と、
上記測距対象物からの反射光を集光する受光用集光部と、
上記受光用集光部によって集光された上記反射光を受光する受光素子と、
上記受光素子からの受光信号を処理する信号処理回路と
を備え、
上記受光素子は、一次元の光強度分布を検出可能なラインセンサまたは二次元の光強度分布を検出可能なエリアセンサであって、上記発光素子から出射されて上記測距対象物により反射された第1の光束と上記発光素子から出射されて窓材により反射された第2の光束とを上記受光用集光部を介して受光して、上記第1の光束と上記第2の光束との上記受光素子上における光強度分布を検出し、
上記信号処理回路は、上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布に近似した近似データを記憶するメモリと、上記受光素子により検出された上記第1の光束と上記第2の光束との上記受光素子上における光強度分布から、上記メモリに記憶された上記近似データを減算することにより、上記第1の光束の上記受光素子上における光強度分布を抽出する光強度分布抽出部と、上記光強度分布抽出部により抽出された上記第1の光束の上記受光素子上における光強度分布に基づいて、上記測距対象物までの距離を演算する距離演算部とを有することを特徴とする。
上記第2の光束の上記受光素子における光強度分布を直線近似した上記近似データを上記メモリに記憶した。
上記窓材の厚さおよび上記受光素子の受光面から上記窓材までの距離に対応づけて上記直線近似した複数の直線の情報を上記近似データとして上記メモリに記憶した。
上記信号処理回路は、
上記測距対象物からの反射光が無い状態で上記受光素子により検出された上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布を取り込む第1ステップと、上記第1ステップで取り込まれた上記光強度分布を直線近似する第2ステップとを複数回繰り返し、上記第2ステップで得られた複数の直線を平均化して、上記平均化した1つの直線の情報を上記近似データとして上記メモリに予め記憶する。
上記第2の光束の上記受光素子における光強度分布を、折れ曲がるポイントを1つ有する折れ線により近似した。
上記折れ曲がるポイントを1つ有する折れ線における折れ曲がるポイントは、上記第2の光束の上記受光素子における光強度分布の一方の側と他方の側をそれぞれ直線近似した2本の直線の交点とする。
上記受光素子上の受光エリアをn分割し、上記n分割された各エリアの光強度分布をそれぞれ直線近似し、上記n分割された各エリアの直線近似により得られた複数の線分を結んだ折れ線を上記近似データとする。
上記受光素子上の受光エリアをn分割し、上記n分割された各エリアの中間点と上記受光エリアの両端の点とを結んだ折れ線を上記近似データとする。
上記受光素子上の上記n分割される受光エリアの分割領域の大きさを不均一とする。
上記受光素子上の上記n分割された各エリアにおいて、上記エリアの中間点における光強度と上記エリアの始点における光強度との差、および、上記中間点における光強度と上記エリアの終点における光強度との差が±10%以内になるように、上記受光素子上の受光エリアを分割する。
図1はこの発明の第1実施形態の光学式測距装置の基本的な構成を示している。
第1のメモリ記憶方法は、図4に示すように、測距対象物16を何も設置せず、第1の光束17がない状態での測定を行う方法である。
第2のメモリ記憶方法は、図5に示すように、受光レンズ14側の窓材15の上部を非透過性の遮光材19(遮光体)で遮光した状態で、測定を行う方法である。ここで、遮光材19は、少なくとも受光レンズ14に入射される測距対象物16からの反射光を遮るように配置する。
第3のメモリ記憶方法は、信号処理回路21による演算による方法である。
第1の雑音低減方法は、図9Aに示すように、投光レンズ13と受光レンズ14との間の上部に遮光材からなる突起15aを有した窓材15を使用する。もしくは、この突起15aの周りを遮光材20によりで表面を遮光処理することである。
第2の雑音低減方法は、図10に示すように、受光素子12の有効範囲を、信号処理回路21において測距対象物16からの反射光以外は不感とするように制限することである。
次に、この発明の第2実施形態の光学式測距装置について詳細に説明する。この第2実施形態の光学式測距装置は、信号処理回路21の動作やメモリ22に記憶されるデータを除いて第1実施形態の光学式測距装置と同一の構成をしており、図1,図3を援用する。
y=ax+b (a,bは定数)
で表される。
第1の近似方法としては、図17に示すように折れ曲がるポイントを1つ有する折れ線で近似する方法がある。ここで折れ線の折れ曲がるポイントは、図18に示すように光強度分布の右側の直線L11と右側の直線L12で近似し、これらの直線L11,L12の交点とすることでより正確な近似が可能になる。
第2の近似方法としては、図19に示すように、第2の光束の受光素子12における光強度分布をn分割し、それぞれのエリア1〜nに対して直線近似をし、これらの直線をつなぎ合わせた折れ線で近似する方法がある。
第3の近似方法としては、図20に示すように、第2の光束の受光素子12における光強度分布をn分割し、それぞれのエリア1〜nの中間点をとり、これらの中間点の光強度Mの点を結ぶ折れ線で近似する方法がある。
上記構成の光学式測距装置によれば、測距対象物16により反射された第1の光束の受光素子12上における光強度分布のみを光強度分布抽出部21aによって抽出し、抽出された第1の光束の受光素子12上における光強度分布を用いて、窓材15の影響なしに距離演算部21bにより測距対象物16までの距離を正確に演算できる。したがって、パッシブ測距方式を用いずに、窓材15からの反射による誤測距または誤検知を防止することができる。また、上記メモリ22に記憶される第2の光束が受光素子12上に形成する光強度分布のデータ量を小さくすることができる。
11,101…発光素子
12,102…受光素子
13,103…投光レンズ
14,104…受光レンズ
15…窓材突起15a
15a…突起
16…測距対象物
17…第1の光束
18…第2の光束
19,20…遮光材
21…信号処理回路
21a…光強度分布抽出部
21b…距離演算部
22…メモリ
30…樹脂ケース
31…壁部
31a…切り込み
32…発光側凹部
33…受光側凹部
41…コンピュータ本体
42…液晶ディスプレイ
43…キーボード
44…マウス
50…各エリアの中間点の光強度の点
51…受光エリア全体の両端の光強度の点
52…各エリアの始点,終点の光強度の点
Claims (19)
- 光を出射する発光素子と、
上記発光素子から出射された光を集光して測距対象物に照射する投光用集光部と、
上記測距対象物からの反射光を集光する受光用集光部と、
上記受光用集光部によって集光された上記反射光を受光する受光素子と、
上記受光素子からの受光信号を処理する信号処理回路と
を備え、
上記受光素子は、一次元の光強度分布を検出可能なラインセンサまたは二次元の光強度分布を検出可能なエリアセンサであって、上記発光素子から出射されて上記測距対象物により反射された第1の光束と上記発光素子から出射されて窓材により反射された第2の光束とを上記受光用集光部を介して受光して、上記第1の光束と上記第2の光束との上記受光素子上における光強度分布を検出し、
上記信号処理回路は、上記受光素子により検出された上記第1の光束と上記第2の光束との上記受光素子上における光強度分布から、上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布を減算することにより、上記第1の光束の上記受光素子上における光強度分布を抽出する光強度分布抽出部と、上記光強度分布抽出部により抽出された上記第1の光束の上記受光素子上における光強度分布に基づいて、上記測距対象物までの距離を演算する距離演算部とを有することを特徴とする光学式測距装置。 - 請求項1に記載の光学式測距装置において、
上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布を記憶するメモリを備えたことを特徴とする光学式測距装置。 - 請求項2に記載の光学式測距装置において、
上記測距対象物からの反射光が無い状態で上記受光素子により検出された上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布を上記メモリに予め記憶することを特徴とする光学式測距装置。 - 請求項1から3までのいずれか1つに記載の光学式測距装置において、
上記窓材は、上記投光用集光部と上記受光用集光部との間かつ上記受光素子側に設けられた遮光材からなる突起または遮光材による表面処理された突起を有することを特徴とする光学式測距装置。 - 請求項1から4までのいずれか1つに記載の光学式測距装置において、
上記受光素子は、上記測距対象物からの反射光が照射される領域以外が不感となるように、有効範囲を制限していることを特徴とする光学式測距装置。 - 請求項1から5までのいずれか1つに記載の光学式測距装置を搭載したことを特徴とする電子機器。
- 光を出射する発光素子と、
上記発光素子から出射された光を集光して測距対象物に照射する投光用集光部と、
上記測距対象物からの反射光を集光する受光用集光部と、
上記受光用集光部によって集光された上記反射光を受光する受光素子と、
上記受光素子からの受光信号を処理する信号処理回路と
を備え、
上記受光素子は、一次元の光強度分布を検出可能なラインセンサまたは二次元の光強度分布を検出可能なエリアセンサであって、上記発光素子から出射されて上記測距対象物により反射された第1の光束と上記発光素子から出射されて窓材により反射された第2の光束とを上記受光用集光部を介して受光して、上記第1の光束と上記第2の光束との上記受光素子上における光強度分布を検出し、
上記信号処理回路は、上記受光素子により検出された上記第1の光束と上記第2の光束との上記受光素子上における光強度分布から、上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布を減算することにより、上記第1の光束の上記受光素子上における光強度分布を抽出する光強度分布抽出部と、上記光強度分布抽出部により抽出された上記第1の光束の上記受光素子上における光強度分布に基づいて、上記測距対象物までの距離を演算する距離演算部とを有すると共に、
上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布を記憶するメモリを備えた光学式測距装置を校正する光学式測距装置の校正方法であって、
上記第1の光束を遮光体により遮光するステップと、
上記遮光体により上記第1の光束を遮光した状態で上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布を上記受光素子により検出するステップと、
上記受光素子により検出された上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布を上記メモリに記憶するステップと
を有することを特徴とする光学式測距装置の校正方法。 - 光を出射する発光素子と、
上記発光素子から出射された光を集光して測距対象物に照射する投光用集光部と、
上記測距対象物からの反射光を集光する受光用集光部と、
上記受光用集光部によって集光された上記反射光を受光する受光素子と、
上記受光素子からの受光信号を処理する信号処理回路と
を備え、
上記受光素子は、一次元の光強度分布を検出可能なラインセンサまたは二次元の光強度分布を検出可能なエリアセンサであって、上記発光素子から出射されて上記測距対象物により反射された第1の光束と上記発光素子から出射されて窓材により反射された第2の光束とを上記受光用集光部を介して受光して、上記第1の光束と上記第2の光束との上記受光素子上における光強度分布を検出し、
上記信号処理回路は、上記受光素子により検出された上記第1の光束と上記第2の光束との上記受光素子上における光強度分布から、上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布を減算することにより、上記第1の光束の上記受光素子上における光強度分布を抽出する光強度分布抽出部と、上記光強度分布抽出部により抽出された上記第1の光束の上記受光素子上における光強度分布に基づいて、上記測距対象物までの距離を演算する距離演算部とを有すると共に、
上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布を記憶するメモリを備えた光学式測距装置を校正する光学式測距装置の校正方法であって、
所定の測距対象物を所定の位置に設置するステップと、
上記所定の測距対象物を上記所定の位置に設置しかつ窓材が無い状態で、上記第1の光束の上記受光素子上における光強度分布を上記受光素子により検出するステップと、
上記受光素子により検出された上記第1の光束の上記受光素子上における光強度分布を上記メモリに記憶するステップと、
上記第1の光束の上記受光素子上における光強度分布を上記メモリに記憶した後、上記所定の測距対象物を上記所定の位置に設置しかつ上記窓材が有る状態で、上記所定の測距対象物から反射される上記第1の光束と上記窓材から反射される上記第2の光束とが照射された上記受光素子上における光強度分布を上記受光素子により検出するステップと、
上記受光素子により検出された上記第1の光束と上記第2の光束との上記受光素子上における光強度分布から、上記メモリに記憶された上記第1の光束の上記受光素子上における光強度分布を減算して、上記第2の光束の受光素子上における光強度分布を上記光強度分布抽出部により抽出するステップと、
上記光強度分布抽出部により抽出された上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布を上記メモリに記憶するステップと
を有することを特徴とする光学式測距装置の校正方法。 - 請求項7または8に記載の光学式測距装置の校正方法において、
上記メモリに記憶された上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布を定期的に更新することを特徴とする光学式測距装置の校正方法。 - 光を出射する発光素子と、
上記発光素子から出射された光を集光して測距対象物に照射する投光用集光部と、
上記測距対象物からの反射光を集光する受光用集光部と、
上記受光用集光部によって集光された上記反射光を受光する受光素子と、
上記受光素子からの受光信号を処理する信号処理回路と
を備え、
上記受光素子は、一次元の光強度分布を検出可能なラインセンサまたは二次元の光強度分布を検出可能なエリアセンサであって、上記発光素子から出射されて上記測距対象物により反射された第1の光束と上記発光素子から出射されて窓材により反射された第2の光束とを上記受光用集光部を介して受光して、上記第1の光束と上記第2の光束との上記受光素子上における光強度分布を検出し、
上記信号処理回路は、上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布に近似した近似データを記憶するメモリと、上記受光素子により検出された上記第1の光束と上記第2の光束との上記受光素子上における光強度分布から、上記メモリに記憶された上記近似データを減算することにより、上記第1の光束の上記受光素子上における光強度分布を抽出する光強度分布抽出部と、上記光強度分布抽出部により抽出された上記第1の光束の上記受光素子上における光強度分布に基づいて、上記測距対象物までの距離を演算する距離演算部とを有することを特徴とする光学式測距装置。 - 請求項10に記載の光学式測距装置において、
上記第2の光束の上記受光素子における光強度分布を直線近似した上記近似データを上記メモリに記憶したことを特徴とする光学式測距装置。 - 請求項11に記載の光学式測距装置において、
上記窓材の厚さおよび上記受光素子の受光面から上記窓材までの距離に対応づけて上記直線近似した複数の直線の情報を上記近似データとして上記メモリに記憶したことを特徴とする光学式測距装置。 - 請求項11に記載の光学式測距装置において、
上記信号処理回路は、
上記測距対象物からの反射光が無い状態で上記受光素子により検出された上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布を取り込む第1ステップと、上記第1ステップで取り込まれた上記光強度分布を直線近似する第2ステップとを複数回繰り返し、上記第2ステップで得られた複数の直線を平均化して、上記平均化した1つの直線の情報を上記近似データとして上記メモリに予め記憶することを特徴とする光学式測距装置。 - 請求項10に記載の光学式測距装置において、
上記第2の光束の上記受光素子における光強度分布を、折れ曲がるポイントを1つ有する折れ線により近似したことを特徴とする光学式測距装置。 - 請求項14に記載の光学式測距装置において、
上記折れ曲がるポイントを1つ有する折れ線における折れ曲がるポイントは、上記第2の光束の上記受光素子における光強度分布の一方の側と他方の側をそれぞれ直線近似した2本の直線の交点とすることを特徴とする光学式測距装置。 - 請求項10に記載の光学式測距装置において、
上記受光素子上の受光エリアをn分割し、上記n分割された各エリアの光強度分布をそれぞれ直線近似し、上記n分割された各エリアの直線近似により得られた複数の線分を結んだ折れ線を上記近似データとすることを特徴とする光学式測距装置。 - 請求項10に記載の光学式測距装置において、
上記受光素子上の受光エリアをn分割し、上記n分割された各エリアの中間点と上記受光エリアの両端の点とを結んだ折れ線を上記近似データとすることを特徴とする光学式測距装置。 - 請求項16または17に記載の光学式測距装置において、
上記受光素子上の上記n分割される受光エリアの分割領域の大きさを不均一とすることを特徴とする光学式測距装置。 - 請求項16から18までのいずれか1つに記載の光学式測距装置において、
上記受光素子上の上記n分割された各エリアにおいて、上記エリアの中間点における光強度と上記エリアの始点における光強度との差、および、上記中間点における光強度と上記エリアの終点における光強度との差が±10%以内になるように、上記受光素子上の受光エリアを分割することを特徴とする光学式測距装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010228806A JP5666870B2 (ja) | 2009-11-09 | 2010-10-08 | 光学式測距装置および電子機器および光学式測距装置の校正方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009256254 | 2009-11-09 | ||
JP2009256254 | 2009-11-09 | ||
JP2010228806A JP5666870B2 (ja) | 2009-11-09 | 2010-10-08 | 光学式測距装置および電子機器および光学式測距装置の校正方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011117940A true JP2011117940A (ja) | 2011-06-16 |
JP5666870B2 JP5666870B2 (ja) | 2015-02-12 |
Family
ID=44283423
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010228806A Active JP5666870B2 (ja) | 2009-11-09 | 2010-10-08 | 光学式測距装置および電子機器および光学式測距装置の校正方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5666870B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014170209A (ja) * | 2013-02-28 | 2014-09-18 | Johnson & Johnson Vision Care Inc | エミッタ−検出器対センサを有する電子眼科レンズ |
JP2014224726A (ja) * | 2013-05-15 | 2014-12-04 | シャープ株式会社 | 光学式測距装置 |
CN104457689A (zh) * | 2013-09-25 | 2015-03-25 | 北京航天计量测试技术研究所 | 一种用于近距离激光测距仪的光学接发结构 |
WO2016010481A1 (en) * | 2014-07-14 | 2016-01-21 | Heptagon Micro Optics Pte. Ltd. | Optoelectronic modules operable to distinguish between signals indicative of reflections from an object of interest and signals indicative of a spurious reflection |
WO2020145095A1 (ja) * | 2019-01-10 | 2020-07-16 | 株式会社小糸製作所 | LiDARセンサユニットおよび車両用防犯システム |
RU2779243C1 (ru) * | 2021-07-14 | 2022-09-05 | Федеральное государственное бюджетное учреждение науки Институт машиноведения им. А.А. Благонравова Российской академии наук (ИМАШ РАН) | Широкодиапазонное устройство для бестрассовой проверки параметров лазерных дальномеров |
US11609309B2 (en) | 2017-10-17 | 2023-03-21 | Denso Corporation | Housing of light emission/reception device |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017032314A (ja) * | 2015-07-29 | 2017-02-09 | シャープ株式会社 | 人体部分検出センサ |
CN112363150B (zh) * | 2018-08-22 | 2024-05-28 | Oppo广东移动通信有限公司 | 标定方法、标定控制器、电子装置及标定系统 |
Citations (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62296106A (ja) * | 1986-06-17 | 1987-12-23 | Konica Corp | パツシブ測距方式 |
JPH0325307A (ja) * | 1989-06-22 | 1991-02-04 | Fuji Electric Co Ltd | 外光三角方式測距装置 |
JPH03276005A (ja) * | 1990-03-27 | 1991-12-06 | Canon Inc | 形状測定装置 |
JPH0519911U (ja) * | 1991-08-27 | 1993-03-12 | 株式会社精工舎 | 測距装置の投光素子 |
JPH0651191A (ja) * | 1992-07-28 | 1994-02-25 | Canon Inc | 測距装置 |
JPH06235634A (ja) * | 1992-12-19 | 1994-08-23 | Asahi Optical Co Ltd | 測距装置 |
JPH09229671A (ja) * | 1996-02-20 | 1997-09-05 | Canon Inc | 測距装置 |
JPH09318315A (ja) * | 1996-05-28 | 1997-12-12 | Matsushita Electric Works Ltd | 光学式変位測定装置 |
JP2000314835A (ja) * | 1999-04-30 | 2000-11-14 | Canon Inc | 測距装置及びカメラ |
JP2001021316A (ja) * | 1999-07-08 | 2001-01-26 | Mitsutoyo Corp | 正反射型変位計 |
JP2001021313A (ja) * | 1999-07-07 | 2001-01-26 | Mitsutoyo Corp | 正反射型変位計 |
JP2002340533A (ja) * | 2001-05-18 | 2002-11-27 | Mitsubishi Electric Corp | 3次元表面形状測定方法 |
-
2010
- 2010-10-08 JP JP2010228806A patent/JP5666870B2/ja active Active
Patent Citations (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62296106A (ja) * | 1986-06-17 | 1987-12-23 | Konica Corp | パツシブ測距方式 |
JPH0325307A (ja) * | 1989-06-22 | 1991-02-04 | Fuji Electric Co Ltd | 外光三角方式測距装置 |
JPH03276005A (ja) * | 1990-03-27 | 1991-12-06 | Canon Inc | 形状測定装置 |
JPH0519911U (ja) * | 1991-08-27 | 1993-03-12 | 株式会社精工舎 | 測距装置の投光素子 |
JPH0651191A (ja) * | 1992-07-28 | 1994-02-25 | Canon Inc | 測距装置 |
JPH06235634A (ja) * | 1992-12-19 | 1994-08-23 | Asahi Optical Co Ltd | 測距装置 |
JPH09229671A (ja) * | 1996-02-20 | 1997-09-05 | Canon Inc | 測距装置 |
JPH09318315A (ja) * | 1996-05-28 | 1997-12-12 | Matsushita Electric Works Ltd | 光学式変位測定装置 |
JP2000314835A (ja) * | 1999-04-30 | 2000-11-14 | Canon Inc | 測距装置及びカメラ |
JP2001021313A (ja) * | 1999-07-07 | 2001-01-26 | Mitsutoyo Corp | 正反射型変位計 |
JP2001021316A (ja) * | 1999-07-08 | 2001-01-26 | Mitsutoyo Corp | 正反射型変位計 |
JP2002340533A (ja) * | 2001-05-18 | 2002-11-27 | Mitsubishi Electric Corp | 3次元表面形状測定方法 |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014170209A (ja) * | 2013-02-28 | 2014-09-18 | Johnson & Johnson Vision Care Inc | エミッタ−検出器対センサを有する電子眼科レンズ |
JP2014224726A (ja) * | 2013-05-15 | 2014-12-04 | シャープ株式会社 | 光学式測距装置 |
CN104457689A (zh) * | 2013-09-25 | 2015-03-25 | 北京航天计量测试技术研究所 | 一种用于近距离激光测距仪的光学接发结构 |
WO2016010481A1 (en) * | 2014-07-14 | 2016-01-21 | Heptagon Micro Optics Pte. Ltd. | Optoelectronic modules operable to distinguish between signals indicative of reflections from an object of interest and signals indicative of a spurious reflection |
US11609309B2 (en) | 2017-10-17 | 2023-03-21 | Denso Corporation | Housing of light emission/reception device |
WO2020145095A1 (ja) * | 2019-01-10 | 2020-07-16 | 株式会社小糸製作所 | LiDARセンサユニットおよび車両用防犯システム |
JPWO2020145095A1 (ja) * | 2019-01-10 | 2021-11-25 | 株式会社小糸製作所 | LiDARセンサユニットおよび車両用防犯システム |
JP7390312B2 (ja) | 2019-01-10 | 2023-12-01 | 株式会社小糸製作所 | LiDARセンサユニット |
RU2779243C1 (ru) * | 2021-07-14 | 2022-09-05 | Федеральное государственное бюджетное учреждение науки Институт машиноведения им. А.А. Благонравова Российской академии наук (ИМАШ РАН) | Широкодиапазонное устройство для бестрассовой проверки параметров лазерных дальномеров |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5666870B2 (ja) | 2015-02-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5666870B2 (ja) | 光学式測距装置および電子機器および光学式測距装置の校正方法 | |
US11536815B2 (en) | Optoelectronic modules operable to recognize spurious reflections and to compensate for errors caused by spurious reflections | |
CN111133329B (zh) | 校准飞行时间系统的方法和飞行时间系统 | |
US20020097404A1 (en) | Distance determination | |
JP2018152083A (ja) | 2次元位置検出システム、及びそのセンサ、方法 | |
JP2006284573A (ja) | 散乱光によるエラーを抑制するための方法及び光学センサー | |
US20190049355A1 (en) | Method and Sensor System for Detecting Particles | |
JP2017073629A (ja) | 距離設定型光電センサ | |
JP2014163884A (ja) | 距離測定装置 | |
EP3514484B1 (en) | Optical measurement device and optical measurement method | |
CN110476080B (zh) | 用于对扫描角进行扫描并且用于分析处理探测器的激光雷达设备和方法 | |
CN113614566A (zh) | 测距方法、测距装置以及程序 | |
US20040179185A1 (en) | Optical fixed-distance sensing apparatus | |
JP2014224726A (ja) | 光学式測距装置 | |
JP2008151702A (ja) | 光学式測距センサおよび温水洗浄便座 | |
TW201000846A (en) | Edge detector and line sensor for edge detector | |
JP6680098B2 (ja) | 示差屈折率検出器 | |
EP1983298A1 (en) | Optical area scanning device | |
JP2018066601A (ja) | エッジ検出装置 | |
JPH0695005B2 (ja) | 光学的位置検出装置 | |
JPH04276514A (ja) | 非接触変位測定装置 | |
JPH04240505A (ja) | 透過型寸法測定装置 | |
TW201000847A (en) | Edge detector, and line sensor for edge detector | |
JPH0989656A (ja) | 集光ビームパワー測定器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20131001 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140326 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140422 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140522 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20141118 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20141211 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5666870 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |