JP2011117940A - 光学式測距装置および電子機器および光学式測距装置の校正方法 - Google Patents

光学式測距装置および電子機器および光学式測距装置の校正方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011117940A
JP2011117940A JP2010228806A JP2010228806A JP2011117940A JP 2011117940 A JP2011117940 A JP 2011117940A JP 2010228806 A JP2010228806 A JP 2010228806A JP 2010228806 A JP2010228806 A JP 2010228806A JP 2011117940 A JP2011117940 A JP 2011117940A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
receiving element
light receiving
intensity distribution
distance measuring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010228806A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5666870B2 (ja
Inventor
Nobuhiro Takahashi
伸弘 高橋
Hideo Wada
秀夫 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2010228806A priority Critical patent/JP5666870B2/ja
Publication of JP2011117940A publication Critical patent/JP2011117940A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5666870B2 publication Critical patent/JP5666870B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measurement Of Optical Distance (AREA)
  • Focusing (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)

Abstract

【課題】パッシブ測距方式を用いずに、窓材からの反射による誤測距または誤検知を防止できる小型の光学式測距装置を提供する。
【解決手段】受光素子12は、発光素子から出射されて測距対象物16により反射された第1の光束17と発光素子11から出射されて窓材15により反射された第2の光束18とを受光レンズ14を介して受光して、第1,第2の光束17,18の受光素子12上における光強度分布を検出する。光強度分布抽出部により、受光素子12により検出された第1,第2の光束17,18が照射された受光素子12上における光強度分布から、第2の光束18の受光素子12上における光強度分布を減算して、第1の光束17の受光素子12上における光強度分布を抽出する。光強度分布抽出部により抽出された第1の光束17の受光素子12上における光強度分布に基づいて、測距対象物16までの距離を距離演算部により演算する。
【選択図】図1

Description

この発明は、光学式測距装置および電子機器および光学式測距装置の校正方法に関し、特に発光素子から投光された光束が窓材で反射されることにより起こる誤測距および誤測定を回避することができる小型の光学式測距装置およびそれを搭載した電子機器および光学式測距装置の校正方法に関する。
従来、光学式測距装置としては、図12に示すように、光を投射してその反射光を受光することにより測距対象物までの距離を検知する三角測距方式のものがある。この光学式測距装置100は、測距対象物105に光を投射するための発光素子101と、投射する光を集光する投光用集光手段103と、測距対象物105で反射した反射光を集光する受光用集光手段104と、受光用集光手段104によって集光された反射光を受光する受光素子102を備える。
上記発光素子101は、発光ダイオードなどの光源であり、発光素子101から出射された光は、出射部前方の光路に配設された投光用集光手段103により絞られ、測距対象物105に対して投光される。
上記受光素子102は、PSD(Position Sensitive Device:位置検出素子)であり、測距対象物105で拡散反射した反射光は、受光素子102の前方に配設された受光用集光手段104により絞られ、受光素子102に導かれる。
上記構成の光学式測距装置100において、発光素子101から出射された光は、投光用集光手段103を通過して、測距対象物105に投光され、測距対象物105で拡散反射した一部の光は、受光用集光手段104を通過して絞られた光スポットとして受光素子102に入射する。この入射光が受光素子102に入射する位置は、測距対象物105と光学式測距装置100との距離によって変化する。上記受光素子102に入射する光スポットの入射位置が変化すると、この変化量に応じて受光素子102の両端から取り出される信号電流が変化する。
この信号電流を信号処理回路により演算することで、測距対象物105までの距離に対応した出力信号を出力する。
上記光学式測距装置100では、むき出しの状態で使用されることは少なく、大抵の場合、上部を透明なガラスやプラスチックで作られた窓材で覆われた状態で使用されるため、非測距対象である窓材を誤検知してしまったり、窓材からの反射光により、測距対象物105までの距離が正確に測距できなかったりすることがある。
このような課題に対して、パッシブ測距方式により測距対象物を測距することで窓材による誤測距または誤検知を回避する技術が提案されている(特開昭62−296106号公報(特許文献1参照))。
また、上記パッシブ測距方式による測距には、2つの受光部を使用し、これらから得られる信号の相関演算を行うことで、窓材の影響なしに測距が可能である。
ところが、パッシブ測距方式は、受光用集光部が2つ以上必要なため、光学式測距装置のサイズが大きくなり、小型の電子機器に搭載が困難となる。
特開昭62−296106号公報
そこで、この発明の目的は、パッシブ測距方式を用いずに、窓材からの反射による誤測距または誤検知を防止できる小型の光学式測距装置およびそれを搭載した電子機器を提供することである。
上記課題を解決するため、この発明の光学式測距装置は、
光を出射する発光素子と、
上記発光素子から出射された光を集光して測距対象物に照射する投光用集光部と、
上記測距対象物からの反射光を集光する受光用集光部と、
上記受光用集光部によって集光された上記反射光を受光する受光素子と、
上記受光素子からの受光信号を処理する信号処理回路と
を備え、
上記受光素子は、一次元の光強度分布を検出可能なラインセンサまたは二次元の光強度分布を検出可能なエリアセンサであって、上記発光素子から出射されて上記測距対象物により反射された第1の光束と上記発光素子から出射されて窓材により反射された第2の光束とを上記受光用集光部を介して受光して、上記第1の光束と上記第2の光束との上記受光素子上における光強度分布を検出し、
上記信号処理回路は、上記受光素子により検出された上記第1の光束と上記第2の光束との上記受光素子上における光強度分布から、上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布を減算することにより、上記第1の光束の上記受光素子上における光強度分布を抽出する光強度分布抽出部と、上記光強度分布抽出部により抽出された上記第1の光束の上記受光素子上における光強度分布に基づいて、上記測距対象物までの距離を演算する距離演算部とを有することを特徴とする。
上記構成によれば、測距対象物により反射された第1の光束の受光素子上における光強度分布のみを光強度分布抽出部によって抽出し、抽出された第1の光束の受光素子上における光強度分布を用いて、窓材の影響なしに距離演算部により測距対象物までの距離を正確に演算できる。例えば、第1の光束の受光素子上における光強度分布の重心を算出し、三角測量により測距対象物までの距離を演算する。したがって、パッシブ測距方式を用いずに、窓材からの反射による誤測距または誤検知を防止できる。
また、一実施形態の光学式測距装置では、
上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布を記憶するメモリを備えた。
上記実施形態によれば、窓材から反射された第2の光束の受光素子上における光強度分布をメモリに保持して、メモリに保持された光強度分布を光強度分布抽出部で用いることよって、測距対象物から反射された第1の光束の受光素子上における光強度分布を容易に抽出することができる。
また、一実施形態の光学式測距装置では、
上記測距対象物からの反射光が無い状態で上記受光素子により検出された上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布を上記メモリに予め記憶する。
上記実施形態によれば、窓材から反射された第2の光束の受光素子上における光強度分布を正確に記憶できる。
また、一実施形態の光学式測距装置では、
上記窓材は、上記投光用集光部と上記受光用集光部との間かつ上記受光素子側に設けられた遮光材からなる突起または遮光材による表面処理された突起を有する。
上記実施形態によれば、窓材の投光用集光部と上記受光用集光部との間かつ受光素子側に設けられた遮光材からなる突起(または遮光材による表面処理された突起)によって、窓材から反射された第2の光束が受光素子上に入射する光量が小さくなるため、光強度分布の値を全体的に小さくすることができ、ショットノイズの大きさを低減できる。
また、一実施形態の光学式測距装置では、
上記受光素子は、上記測距対象物からの反射光が照射される領域以外が不感となるように、有効範囲を制限している。
上記実施形態によれば、窓材からの反射光である第2の光束の受光素子上における光強度分布のピーク値が受光素子の有効範囲の外にある場合に、第1,第2の光束の受光素子上における光強度分布の値を小さくすることができ、ショットノイズを低減できる。
また、発明の電子機器では、
上記のいずれか1つの光学式測距装置を搭載したことを特徴とする。
上記構成によれば、パッシブ測距方式を用いずに、窓材からの反射による誤測距または誤検知を防止できる光学式測距装置を搭載することによって、測距機能を備えた小型の電子機器を実現できる。
また、この発明の光学式測距装置の校正方法では、
光を出射する発光素子と、
上記発光素子から出射された光を集光して測距対象物に照射する投光用集光部と、
上記測距対象物からの反射光を集光する受光用集光部と、
上記受光用集光部によって集光された上記反射光を受光する受光素子と、
上記受光素子からの受光信号を処理する信号処理回路と
を備え、
上記受光素子は、一次元の光強度分布を検出可能なラインセンサまたは二次元の光強度分布を検出可能なエリアセンサであって、上記発光素子から出射されて上記測距対象物により反射された第1の光束と上記発光素子から出射されて窓材により反射された第2の光束とを上記受光用集光部を介して受光して、上記第1の光束と上記第2の光束との上記受光素子上における光強度分布を検出し、
上記信号処理回路は、上記受光素子により検出された上記第1の光束と上記第2の光束との上記受光素子上における光強度分布から、上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布を減算することにより、上記第1の光束の上記受光素子上における光強度分布を抽出する光強度分布抽出部と、上記光強度分布抽出部により抽出された上記第1の光束の上記受光素子上における光強度分布に基づいて、上記測距対象物までの距離を演算する距離演算部とを有すると共に、
上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布を記憶するメモリを備えた光学式測距装置を校正する光学式測距装置の校正方法であって、
上記第1の光束を遮光体により遮光するステップと、
上記遮光体により上記第1の光束を遮光した状態で上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布を上記受光素子により検出するステップと、
上記受光素子により検出された上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布を上記メモリに記憶するステップとを有することを特徴とする。
上記構成によれば、窓材から反射された第2の光束の受光素子上における光強度分布を正確に記憶できる。
また、この発明の光学式測距装置の校正方法では、
光を出射する発光素子と、
上記発光素子から出射された光を集光して測距対象物に照射する投光用集光部と、
上記測距対象物からの反射光を集光する受光用集光部と、
上記受光用集光部によって集光された上記反射光を受光する受光素子と、
上記受光素子からの受光信号を処理する信号処理回路と
を備え、
上記受光素子は、一次元の光強度分布を検出可能なラインセンサまたは二次元の光強度分布を検出可能なエリアセンサであって、上記発光素子から出射されて上記測距対象物により反射された第1の光束と上記発光素子から出射されて窓材により反射された第2の光束とを上記受光用集光部を介して受光して、上記第1の光束と上記第2の光束との上記受光素子上における光強度分布を検出し、
上記信号処理回路は、上記受光素子により検出された上記第1の光束と上記第2の光束との上記受光素子上における光強度分布から、上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布を減算することにより、上記第1の光束の上記受光素子上における光強度分布を抽出する光強度分布抽出部と、上記光強度分布抽出部により抽出された上記第1の光束の上記受光素子上における光強度分布に基づいて、上記測距対象物までの距離を演算する距離演算部とを有すると共に、
上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布を記憶するメモリを備えた光学式測距装置を校正する光学式測距装置の校正方法であって、
所定の測距対象物を所定の位置に設置するステップと、
上記所定の測距対象物を上記所定の位置に設置しかつ窓材が無い状態で、上記第1の光束の上記受光素子上における光強度分布を上記受光素子により検出するステップと、
上記受光素子により検出された上記第1の光束の上記受光素子上における光強度分布を上記メモリに記憶するステップと、
上記第1の光束の上記受光素子上における光強度分布を上記メモリに記憶した後、上記所定の測距対象物を上記所定の位置に設置しかつ上記窓材が有る状態で、上記所定の測距対象物から反射される上記第1の光束と上記窓材から反射される上記第2の光束とが照射された上記受光素子上における光強度分布を上記受光素子により検出するステップと、
上記受光素子により検出された上記第1の光束と上記第2の光束との上記受光素子上における光強度分布から、上記メモリに記憶された上記第1の光束の上記受光素子上における光強度分布を減算して、上記第2の光束の受光素子上における光強度分布を上記光強度分布抽出部により抽出するステップと、
上記光強度分布抽出部により抽出された上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布を上記メモリに記憶するステップと
を有することを特徴とする。
上記構成によれば、窓材から反射された第2の光束の受光素子上における光強度分布を正確に記憶できる。
また、一実施形態の光学式測距装置の校正方法では、
上記メモリに記憶された上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布を定期的に更新することを特徴とする。
上記実施形態によれば、発光素子の経年劣化による光量の低減や窓材の傷により、第2の光束の受光素子上における光強度分布が変化した場合も、窓材の影響なしに正確な測距ができる。
また、発明の光学式測距装置は、
光を出射する発光素子と、
上記発光素子から出射された光を集光して測距対象物に照射する投光用集光部と、
上記測距対象物からの反射光を集光する受光用集光部と、
上記受光用集光部によって集光された上記反射光を受光する受光素子と、
上記受光素子からの受光信号を処理する信号処理回路と
を備え、
上記受光素子は、一次元の光強度分布を検出可能なラインセンサまたは二次元の光強度分布を検出可能なエリアセンサであって、上記発光素子から出射されて上記測距対象物により反射された第1の光束と上記発光素子から出射されて窓材により反射された第2の光束とを上記受光用集光部を介して受光して、上記第1の光束と上記第2の光束との上記受光素子上における光強度分布を検出し、
上記信号処理回路は、上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布に近似した近似データを記憶するメモリと、上記受光素子により検出された上記第1の光束と上記第2の光束との上記受光素子上における光強度分布から、上記メモリに記憶された上記近似データを減算することにより、上記第1の光束の上記受光素子上における光強度分布を抽出する光強度分布抽出部と、上記光強度分布抽出部により抽出された上記第1の光束の上記受光素子上における光強度分布に基づいて、上記測距対象物までの距離を演算する距離演算部とを有することを特徴とする。
上記構成によれば、上記メモリに記憶された近似データ(第2の光束の受光素子上における光強度分布に近似)を用いて、測距対象物により反射された第1の光束の受光素子上における光強度分布のみを光強度分布抽出部によって抽出し、抽出された第1の光束の受光素子上における光強度分布を用いて、窓材の影響なしに距離演算部により測距対象物までの距離を正確に演算できる。例えば、第1の光束の受光素子上における光強度分布の重心を算出し、三角測量により測距対象物までの距離を演算する。したがって、パッシブ測距方式を用いずに、窓材からの反射による誤測距または誤検知を防止できる。また、上記光強度分布抽出部によって、受光素子により検出された第1の光束と第2の光束との受光素子上における光強度分布から、メモリに記憶された第2の光束の受光素子上における光強度分布を近似した光強度分布を減算することにより、第1の光束の受光素子上における光強度分布を抽出するので、メモリに記憶される第2の光束が受光素子上に形成する光強度分布のデータ量を小さくできる。
また、一実施形態の光学式測距装置では、
上記第2の光束の上記受光素子における光強度分布を直線近似した上記近似データを上記メモリに記憶した。
上記実施形態によれば、メモリに記憶される第2の光束が受光素子上に形成する光強度分布のデータは直線で表すことが可能になるため、メモリに記憶されるデータ量を最小限に抑えることができる。
また、一実施形態の光学式測距装置では、
上記窓材の厚さおよび上記受光素子の受光面から上記窓材までの距離に対応づけて上記直線近似した複数の直線の情報を上記近似データとして上記メモリに記憶した。
上記実施形態によれば、様々な窓材の使用状況にも対応できる汎用性の高い光学式測距装置を提供できる。なお、上記近似データは、窓材の厚さおよび受光素子の受光面から窓材までの距離に対応づけられた複数の直線の情報を格納したテーブルでもよいし、窓材の厚さおよび受光素子の受光面から窓材までの距離との関係を表したの関数であってもよい。
また、一実施形態の光学式測距装置では、
上記信号処理回路は、
上記測距対象物からの反射光が無い状態で上記受光素子により検出された上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布を取り込む第1ステップと、上記第1ステップで取り込まれた上記光強度分布を直線近似する第2ステップとを複数回繰り返し、上記第2ステップで得られた複数の直線を平均化して、上記平均化した1つの直線の情報を上記近似データとして上記メモリに予め記憶する。
上記実施形態によれば、外乱光等の雑音の影響が少なくかつより正確な近似データとしての直線の情報をメモリに記憶することができる。
また、一実施形態の光学式測距装置では、
上記第2の光束の上記受光素子における光強度分布を、折れ曲がるポイントを1つ有する折れ線により近似した。
上記実施形態によれば、第2の光束の受光素子における光強度分布が2つの線分からなる折れ線に似た光強度分布を有する場合、折れ曲がるポイントを1つ有する折れ線で第2の光束の受光素子における光強度分布を精度よく近似することができる。
また、一実施形態の光学式測距装置では、
上記折れ曲がるポイントを1つ有する折れ線における折れ曲がるポイントは、上記第2の光束の上記受光素子における光強度分布の一方の側と他方の側をそれぞれ直線近似した2本の直線の交点とする。
上記実施形態によれば、第2の光束の受光素子における光強度分布の一方の側と他方の側をそれぞれ直線近似した2本の直線の交点を折れ曲がるポイントとする2つの線分で表された折れ線によって、第2の光束の受光素子における光強度分布を精度よく近似することができる。
また、一実施形態の光学式測距装置では、
上記受光素子上の受光エリアをn分割し、上記n分割された各エリアの光強度分布をそれぞれ直線近似し、上記n分割された各エリアの直線近似により得られた複数の線分を結んだ折れ線を上記近似データとする。
上記実施形態によれば、第2の光束の受光素子における光強度分布が直線とは程遠い光強度分布を有する場合にも、複数の線分を結んだ折れ線で精度よく近似することができる。
また、一実施形態の光学式測距装置では、
上記受光素子上の受光エリアをn分割し、上記n分割された各エリアの中間点と上記受光エリアの両端の点とを結んだ折れ線を上記近似データとする。
上記実施形態によれば、第2の光束の受光素子における光強度分布が直線とは程遠い分布である場合にも、上記折れ線で精度よく近似することができる。
また、一実施形態の光学式測距装置では、
上記受光素子上の上記n分割される受光エリアの分割領域の大きさを不均一とする。
また、一実施形態の光学式測距装置では、
上記受光素子上の上記n分割された各エリアにおいて、上記エリアの中間点における光強度と上記エリアの始点における光強度との差、および、上記中間点における光強度と上記エリアの終点における光強度との差が±10%以内になるように、上記受光素子上の受光エリアを分割する。
上記実施形態によれば、第2の光束の受光素子における光強度分布を精度よく近似することができる。
以上より明らかなように、この発明の光学式測距装置および電子機器および光学式測距装置の校正方法によれば、パッシブ測距方式を用いずに、窓材からの反射による誤測距または誤検知を防止できる小型の光学式測距装置およびそれを搭載した電子機器を実現することができる。
図1はこの発明の第1実施形態の光学式測距装置の構成図である。 図2Aは第1の光束と第2の光束とが照射された受光素子上における光強度分布である。 図2Bは第2の光束の受光素子上における光強度分布である。 図2Cは第1の光束の受光素子上における光強度分布である。 図3は信号処理・演算の構成図である。 図4は測距対象物がない状態での測定系を示す構成図である。 図5は窓材上部に遮光材を添付した状態での測定系を示す構成図である。 図6は窓材がない状態での測定系を示す構成図である。 図7は第1の光束の受光素子上における光強度分布の大きさが、第2の光束の受光素子上における光強度分布よりも著しく小さい場合の光強度分布を示す図である。 図8は第1の光束の受光素子上における光強度分布に大きなショットノイズが付加された状態の光強度分布を示す図である。 図9Aは窓材に設けられた突起の周囲を遮光した状態での測定系を示す図である。 図9Bは図9Aの測定系により測定することにより、第2の光束の受光素子上における光強度分布が小さくなることを示す図である。 図9Cは窓材の突起に加え、樹脂ケースにも切り込みいれた状態での測定系を示す図である。 図10は受光素子の有効範囲を測距対象物からの反射光以外は不感とするように制限した場合の光強度分布を示す図である。 図11は光学式測距装置をコンピュータ用液晶ディスプレイに応用した例を示す図である。 図12は従来の光学式測距装置の構成図を示す図である。 図13はこの発明の第2実施形態の光学式測距装置の第2の光束により形成される光強度分布の一例である。 図14は第2の光束により形成される光強度分布を1本の直線近似した図である。 図15は窓材の厚さと窓材とのギャップをマトリクスとした近似直線の傾きテーブルを示す図である。 図16は第2の光束により形成される光強度分布の一例である。 図17は図16に示す第2の光束により形成される光強度分布を折れ曲がるポイントを1つ有する折れ線で近似した図である。 図18は図17の折れ線が折れ曲がるポイントを示す図である。 図19は図16に示す第2の光束により形成される光強度分布をn分割した受光エリアごとに線分を繋ぎ合わせた折れ線で近似した図である。 図20は図16の第2の光束により形成される光強度分布をn分割した受光エリアごとの中間点と始点,終点を繋ぎ合わせた折れ線で近似した図である。 図21は各エリアの効率的な分割方法を示す図である。
以下、この発明の光学式測距装置および電子機器および光学式測距装置の校正方法を図示の実施の形態により詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1はこの発明の第1実施形態の光学式測距装置の基本的な構成を示している。
この第1実施形態の光学式測距装置10は、図1に示すように、光を出射する発光素子11と、上記発光素子11から出射された光を集光して測距対象物16に照射する投光用集光部の一例として投光レンズ13と、上記測距対象物16からの反射光を集光する受光用集光部の一例として受光レンズ14と、受光レンズ14により集光された反射光を受光する受光素子12と、発光素子11,受光素子12,投光レンズ13,受光レンズ14を覆う窓材15を備えている。
上記発光素子11は、発光ダイオードや面発光レーザなどの光源であり、透光性樹脂(図示せず)により樹脂封止されている。
上記発光素子11から出射された光は、出射部前方の光路に配設された投光レンズ13により絞られ、測距対象物16に投光されて反射する第1の光束17と、窓材15により反射する第2の光束18とに分かれる。この第2の光束18には、窓材15の下端により反射するものと、窓材15の上端により反射するものと、窓材15の上端、下端を複数回反射するものとがある。
上記受光素子12は、n個の受光部が直線状に配列されたリニアセンサであるCMOSイメージャーであり、発光素子11とは別に樹脂封止されている。なお、格子状に受光部が二次元配列されたエリアセンサであるCMOSイメージャーを受光素子に用いてもよい。
測距対象物16や窓材15により反射した反射光は、受光素子12の前方に配置された受光レンズ14により絞られ、受光素子12に導かれる。この受光素子12であるCMOSイメージャーは、受光素子12上に照射された光の強度分布を取り込むことができる。
また、窓材15は、透明なガラスやプラスチックなどで作られており、投光レンズ13と受光レンズ14を覆うように設置されている。この窓材15は、主にレンズ(13,14)の傷や汚れを防ぐためや、搭載される電子機器の外観を良くするために設置されるが、投光ビームを反射して、誤検知や誤測距の原因となる。
この第1実施形態の光学式測距装置10は、図3の構成に示すように受光素子12であるCMOSイメージャーにより取り込まれた光強度分布を処理する信号処理回路21やメモリ22が搭載されている。上記信号処理回路21(図3に示す)は、光強度分布抽出部21aと、受光素子12上の光強度分布から測距対象物16までの距離を演算する距離演算部21bと備えている。
図1の構成の光学式測距装置10において、発光素子11から出射された光を投光レンズ13を介して測距対象物16に対して照射するとき、第1の光束17と第2の光束18が受光素子12上に入射する。このときの第1の光束17と第2の光束18とが照射された受光素子12上における光強度分布D[i] (i=1〜n)を図2Aに示している。
上記信号処理回路21の光強度分布抽出部21aは、第1の光束17と第2の光束18とが照射された受光素子12上における光強度分布D[i]から、第2の光束18の受光素子12上における光強度分布M[i] (i=1〜n) (図2B参照)を減算することで、第1の光束17の受光素子12上における光強度分布O[i] (i=1〜n) (図2C参照)を抽出することができる(O[i]=D[i]-M[i])。
そして、信号処理回路21の距離演算部21bは、光強度分布O[i]の重心を算出し、三角測量により測距対象物16までの距離を演算する。
第2の光束18の受光素子12上における光強度分布M[i]は、予めメモリ22(図3に示す)に記憶されており、距離演算部21bによる距離演算のたびに呼び出される。
上記測距対象物16からの反射光が無い状態で受光素子12により検出された第2の光束の受光素子12上における光強度分布をメモリ22に予め記憶することによって、窓材15から反射された第2の光束の受光素子12上における光強度分布を正確に記憶することができる。メモリ22に記憶された第2の光束18の受光素子12上における光強度分布を光強度分布抽出部21aで用いることによって、測距対象物16から反射された第1の光束17の受光素子12上における光強度分布を容易に抽出することができる。
発光素子11から出射された光が窓材15により反射され、その反射光である第2の光束18の光強度分布M[i]を受光素子12により取り込み、メモリ22に記憶する方法としては次の3種類がある。
〔第1のメモリ記憶方法〕
第1のメモリ記憶方法は、図4に示すように、測距対象物16を何も設置せず、第1の光束17がない状態での測定を行う方法である。
受光素子12上には、窓材15から反射された第2の光束18のみが入射するため、第2の光束18の受光素子12上における光強度分布M[i]を受光素子12であるCMOSイメージャーにより取り込むことができ、これをメモリ22に記憶する。
〔第2のメモリ記憶方法〕
第2のメモリ記憶方法は、図5に示すように、受光レンズ14側の窓材15の上部を非透過性の遮光材19(遮光体)で遮光した状態で、測定を行う方法である。ここで、遮光材19は、少なくとも受光レンズ14に入射される測距対象物16からの反射光を遮るように配置する。
遮光材19により、受光素子12上には第2の光束18のみが入射するため、第2の光束18の受光素子12上における光強度分布M[i]を受光素子12であるCMOSイメージャーにより取り込むことができる。
受光素子12であるCMOSイメージャーにより光強度分布M[i]を取り込み、メモリ22に記憶した後は、遮光に用いた遮光材19は取り除く。
上記第2のメモリ記憶方法を用いた光学式測距装置の校正方法によれば、窓材15から反射された第2の光束18の受光素子12上における光強度分布M[i]を正確に記憶することができる。
〔第3のメモリ記憶方法〕
第3のメモリ記憶方法は、信号処理回路21による演算による方法である。
図6に示すように、所定の位置に設置された所定の測距対象物16を、窓材15がない状態で第1の光束17の測定を行い、第1の光束17の受光素子12上における光強度分布をメモリ22に記憶しておく。
次に、窓材15がある状態で、第1の光束17と第2の光束18が照射された受光素子12上における光強度分布を受光素子12であるCMOSイメージャーで取り込む。この第1の光束17と第2の光束18との受光素子12上における光強度分布から、メモリ22に記憶された窓材15がない状態での測定で得られた第1の光束17の受光素子12上における光強度分布を減算することで、第2の光束18が受光素子12上における光強度分布M[i]を得ることができる。
光強度分布M[i]をメモリ22に記憶して、メモリ22に記憶されていた窓材15がある状態の測定で得た光強度分布は消去される。
上記第3のメモリ記憶方法を用いた光学式測距装置の校正方法によれば、窓材15から反射された第2の光束18の受光素子12上における光強度分布M[i]を正確に記憶できる。
LEDの経年劣化による光量の低下や、窓材15にキズ等が入ることで受光素子12上における光強度分布に変化が生ずると、窓材15からの反射光による光強度分布を正確に減算できないので、メモリ22に保存された光強度分布M[i]は、上記3つの方法のいずれかを用いた光学式測距装置の校正方法により、定期的に更新されるものとする。
これにより、発光素子11の経年劣化による光量の低減や窓材15の傷により、第2の光束18の受光素子12上における光強度分布が変化した場合も、窓材15の影響なしに正確な測距ができる。
測距対象物16が遠距離に有り、かつ、測距対象物16の反射率が小さいと、測距対象物16により反射される光の光強度が極めて小さくなり、図7に示すように、窓材15からの反射光の光強度を大きく下回ることがある。
この場合、図8に示すように、光強度分布M[i]を減算したとしても、第1の光束17の受光素子12上における光強度分布O[i]に匹敵する大きさのショットノイズが付加される。
この状態で光強度分布O[i]の重心を演算すると、光強度分布O[i]の重心が実際の重心とずれ、測距対象物16までの距離の演算に大きな誤差が生ずる。
このような雑音を低減する方法として次の2つがある。
〔第1の雑音低減方法〕
第1の雑音低減方法は、図9Aに示すように、投光レンズ13と受光レンズ14との間の上部に遮光材からなる突起15aを有した窓材15を使用する。もしくは、この突起15aの周りを遮光材20によりで表面を遮光処理することである。
これにより、窓材15から反射された第2の光束18が受光素子12上に入射する光量が小さくなるため、図9Bに示すように光強度分布の値を全体的に小さくすることができ、ショットノイズの大きさを低減できる。
また、図9Cに示すように、突起で遮光する代わりに、投光レンズ13と受光レンズ14との間の樹脂ケース30に窓材15の突起15aが収まるように切り込み31aを入れることも有効である。
樹脂ケース30は、壁部31で仕切られた発光側凹部32と受光側凹部33とを有している。上記樹脂ケース30の発光側凹部32の底に発光素子11を配置すると共に、発光側凹部32の上側に発光レンズ13を配置している。一方、樹脂ケース30の受光側凹部33の底に受光素子12を配置すると共に、受光側凹部33の上側に受光レンズ14を配置している。上記樹脂ケース30の壁部31の上部に、窓材15の突起15aが収まる切り込み31aを設けている。
〔第2の雑音低減方法〕
第2の雑音低減方法は、図10に示すように、受光素子12の有効範囲を、信号処理回路21において測距対象物16からの反射光以外は不感とするように制限することである。
窓材15から反射された第2の光束18の受光素子12上における光強度分布M[i]のピーク値が受光素子12の有効範囲の外にある場合、光強度分布D[i]の値を小さくすることができ、ショットノイズの大きさを小さくすることができる。
また、この第2の雑音低減方法により、信号処理回路21の演算時間を短縮できるという利点もある。
上記構成の光学式測距装置によれば、測距対象物16から反射された第1の光束17の受光素子12上における光強度分布のみを光強度分布抽出部21aによって取り出し、窓材15の影響なしに距離演算部21bにより測距対象物16までの距離を正確に演算することができる。したがって、パッシブ測距方式を用いずに、窓材15からの反射による誤測距または誤検知を防止することができる。
また、図11に示すように、この発明の光学式測距装置を搭載した電子機器としては、光学式測距装置をコンピュータ用の液晶ディスプレイがある。図11において、41はコンピュータ本体、42は液晶ディスプレイ、43はキーボード、44はマウスである。この液晶ディスプレイ42の上部に光学式測距装置10を搭載している。
上記液晶ディスプレイ42を備えたコンピュータシステムでは、窓材による誤検知なしに、液晶ディスプレイ42前の人の有無を判断し、人がいない場合は自動的に液晶ディスプレイ42の電源を切り、省電力化が図れる。
上記構成によれば、パッシブ測距方式を用いずに、窓材からの反射による誤測距または誤検知を防止できる光学式測距装置を搭載することによって、測距機能を備えた小型の電子機器を実現することができる。
上記液晶ディスプレイは、光学式測距装置を搭載した電子機器の一例であり、液晶ディスプレイに限らず、表示装置などの他の電子機器にこの発明の光学式測距装置を適用してもよい。
〔第2実施形態〕
次に、この発明の第2実施形態の光学式測距装置について詳細に説明する。この第2実施形態の光学式測距装置は、信号処理回路21の動作やメモリ22に記憶されるデータを除いて第1実施形態の光学式測距装置と同一の構成をしており、図1,図3を援用する。
この第2実施形態の光学式測距装置は、第2の光束により形成される光強度分布(図2Aに示す)を関数により近似を行うことで、メモリ22に記録されるデータ量を小さくすると共に、計算量を少なくする。
例えば、窓材15の厚さが薄く、光学式測距装置と窓材15との間隔(ギャップ)が小さい場合には、第2の光束が受光素子12上に形成する光強度分布の値は小さく、図13に示すように直線に近い光強度分布となる。
この光強度分布を図14に示すように1本の直線L1として近似する。ここで、直線L1は、光強度をyとし、受光素子12上の座標をxとすると、
y=ax+b (a,bは定数)
で表される。
これにより、メモリ22に記録する第2の光束により形成される光強度分布は、直線の定数a(傾き)と定数bのみの近似データとなり、データ量を最小限に小さくすることができる。
また、窓材15の厚さとギャップ(光学式測距装置と窓材15との間隔)をパラメータとして、図15に示す近似直線の傾き(定数a)テーブルをメモリ22内に格納することで、使用条件に合った傾きを常にメモリ22から呼び出すことができ、汎用性の高い光学式測距装置を提供することができる。なお、近似直線の定数bは、共通の固定値を1つメモリ22に記憶してもよいし、各傾き(定数a)毎にメモリ22に記憶してもよい。
ここで、メモリに記録される直線の定数a,bは、第2の光束の受光素子12における光強度分布を複数回取得し、それぞれを直線近似することで得られる定数a,bを平均化したものとすることで、周囲の外乱光等によるノイズの影響が少なくかつより正確な直線の定数a,bをメモリ22に記憶することができる。
しかし、窓材15の厚さが厚いか、もしくはギャップ(光学式測距装置と窓材15との間隔)が大きい場合には、第2の光束が受光素子12上に形成する光強度分布の値は大きくなり、図16に示すように直線とは程遠い光強度分布となる。このような光強度分布を近似する方法としては、次の(i)〜(ii)の3種類がある。
(i) 第1の近似方法
第1の近似方法としては、図17に示すように折れ曲がるポイントを1つ有する折れ線で近似する方法がある。ここで折れ線の折れ曲がるポイントは、図18に示すように光強度分布の右側の直線L11と右側の直線L12で近似し、これらの直線L11,L12の交点とすることでより正確な近似が可能になる。
(ii) 第2の近似方法
第2の近似方法としては、図19に示すように、第2の光束の受光素子12における光強度分布をn分割し、それぞれのエリア1〜nに対して直線近似をし、これらの直線をつなぎ合わせた折れ線で近似する方法がある。
(iii) 第3の近似方法
第3の近似方法としては、図20に示すように、第2の光束の受光素子12における光強度分布をn分割し、それぞれのエリア1〜nの中間点をとり、これらの中間点の光強度Mの点を結ぶ折れ線で近似する方法がある。
ここで、第2,第3の近似方法において、分割領域の大きさを均一ではなく、図21に示すように、各エリアの中間点の光強度Mと、各エリアの始点,終点の光強度s[k] (k=1,2,3...)の差の比( (s[k]-M)/M )がそれぞれ±10%以内になるように不均一にエリア1〜nを分割する。これによって、より正確に第2の光束の受光素子12における光強度分布を近似することができ、かつメモリ22に記憶するデータ量も抑えることができる。図21において、50は各エリア1〜nの中間点の光強度Mの点、51は受光エリアの両端の光強度の点、52は各エリア1〜nの始点,終点の光強度の点である。
このように、上記第2実施形態では、メモリ22に記憶するデータ量の低減のために直線近似の例を示したが、2次曲線など適宜曲線近似とすることも可能である
上記構成の光学式測距装置によれば、測距対象物16により反射された第1の光束の受光素子12上における光強度分布のみを光強度分布抽出部21aによって抽出し、抽出された第1の光束の受光素子12上における光強度分布を用いて、窓材15の影響なしに距離演算部21bにより測距対象物16までの距離を正確に演算できる。したがって、パッシブ測距方式を用いずに、窓材15からの反射による誤測距または誤検知を防止することができる。また、上記メモリ22に記憶される第2の光束が受光素子12上に形成する光強度分布のデータ量を小さくすることができる。
また、メモリ22に記憶される第2の光束が受光素子12上に形成する光強度分布の近似データは直線で表すことが可能になるため、メモリ22に記憶されるデータ量を最小限に抑えることができる。
また、上記信号処理回路21は、窓材15の厚さおよび受光素子12の受光面から窓材15までの距離に応じて、直線近似した光強度分布の直線の情報をメモリ22に格納したテーブル(図15に示す)を用いることによって、様々な窓材15の使用状況にも対応できる汎用性の高い光学式測距装置を提供できる。
また、上記信号処理回路21は、測距対象物16からの反射光が無い状態で受光素子12により検出された第2の光束の受光素子12上における光強度分布を取り込む第1ステップと、第1ステップで取り込まれた光強度分布を光強度分布抽出部21aにより直線近似する第2ステップとを複数回繰り返し、第2ステップで得られた複数の直線を平均化して、平均化した1つの直線の情報をメモリ22に予め記憶することによって、外乱光等の雑音の影響が少なくかつより正確な近似データとしての直線の情報をメモリ22に記憶することができる。
また、第2の光束の受光素子12における光強度分布が2つの線分からなる折れ線に似た光強度分布を有する場合に、折れ曲がるポイントを1つ有する折れ線で第2の光束の受光素子12における光強度分布を精度よく近似することができる。
また、第2の光束の受光素子12における光強度分布の一方の側と他方の側をそれぞれ直線近似した2本の直線の交点を折れ曲がるポイントとする2つの線分で表された折れ線で、第2の光束の受光素子12における光強度分布を精度よく近似することができる。
また、上記受光素子12上の受光エリアをn分割し、n分割された各エリアの光強度分布をそれぞれ直線近似し、n分割された各エリアの直線近似により得られた複数の線分を結んだ折れ線を近似データとすることによって、第2の光束の受光素子12における光強度分布が直線とは程遠い光強度分布を有する場合にも、複数の線分を結んだ折れ線で精度よく近似することができる。
また、上記受光素子12上の受光エリアをn分割し、n分割された各エリアの中間点と受光エリアの両端の点とを結んだ折れ線を近似データとすることによって、第2の光束の受光素子12における光強度分布が直線とは程遠い分布である場合にも、折れ線で精度よく近似することができる。
この発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記第1,第2実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。
10,100…光学式測距装置
11,101…発光素子
12,102…受光素子
13,103…投光レンズ
14,104…受光レンズ
15…窓材突起15a
15a…突起
16…測距対象物
17…第1の光束
18…第2の光束
19,20…遮光材
21…信号処理回路
21a…光強度分布抽出部
21b…距離演算部
22…メモリ
30…樹脂ケース
31…壁部
31a…切り込み
32…発光側凹部
33…受光側凹部
41…コンピュータ本体
42…液晶ディスプレイ
43…キーボード
44…マウス
50…各エリアの中間点の光強度の点
51…受光エリア全体の両端の光強度の点
52…各エリアの始点,終点の光強度の点

Claims (19)

  1. 光を出射する発光素子と、
    上記発光素子から出射された光を集光して測距対象物に照射する投光用集光部と、
    上記測距対象物からの反射光を集光する受光用集光部と、
    上記受光用集光部によって集光された上記反射光を受光する受光素子と、
    上記受光素子からの受光信号を処理する信号処理回路と
    を備え、
    上記受光素子は、一次元の光強度分布を検出可能なラインセンサまたは二次元の光強度分布を検出可能なエリアセンサであって、上記発光素子から出射されて上記測距対象物により反射された第1の光束と上記発光素子から出射されて窓材により反射された第2の光束とを上記受光用集光部を介して受光して、上記第1の光束と上記第2の光束との上記受光素子上における光強度分布を検出し、
    上記信号処理回路は、上記受光素子により検出された上記第1の光束と上記第2の光束との上記受光素子上における光強度分布から、上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布を減算することにより、上記第1の光束の上記受光素子上における光強度分布を抽出する光強度分布抽出部と、上記光強度分布抽出部により抽出された上記第1の光束の上記受光素子上における光強度分布に基づいて、上記測距対象物までの距離を演算する距離演算部とを有することを特徴とする光学式測距装置。
  2. 請求項1に記載の光学式測距装置において、
    上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布を記憶するメモリを備えたことを特徴とする光学式測距装置。
  3. 請求項2に記載の光学式測距装置において、
    上記測距対象物からの反射光が無い状態で上記受光素子により検出された上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布を上記メモリに予め記憶することを特徴とする光学式測距装置。
  4. 請求項1から3までのいずれか1つに記載の光学式測距装置において、
    上記窓材は、上記投光用集光部と上記受光用集光部との間かつ上記受光素子側に設けられた遮光材からなる突起または遮光材による表面処理された突起を有することを特徴とする光学式測距装置。
  5. 請求項1から4までのいずれか1つに記載の光学式測距装置において、
    上記受光素子は、上記測距対象物からの反射光が照射される領域以外が不感となるように、有効範囲を制限していることを特徴とする光学式測距装置。
  6. 請求項1から5までのいずれか1つに記載の光学式測距装置を搭載したことを特徴とする電子機器。
  7. 光を出射する発光素子と、
    上記発光素子から出射された光を集光して測距対象物に照射する投光用集光部と、
    上記測距対象物からの反射光を集光する受光用集光部と、
    上記受光用集光部によって集光された上記反射光を受光する受光素子と、
    上記受光素子からの受光信号を処理する信号処理回路と
    を備え、
    上記受光素子は、一次元の光強度分布を検出可能なラインセンサまたは二次元の光強度分布を検出可能なエリアセンサであって、上記発光素子から出射されて上記測距対象物により反射された第1の光束と上記発光素子から出射されて窓材により反射された第2の光束とを上記受光用集光部を介して受光して、上記第1の光束と上記第2の光束との上記受光素子上における光強度分布を検出し、
    上記信号処理回路は、上記受光素子により検出された上記第1の光束と上記第2の光束との上記受光素子上における光強度分布から、上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布を減算することにより、上記第1の光束の上記受光素子上における光強度分布を抽出する光強度分布抽出部と、上記光強度分布抽出部により抽出された上記第1の光束の上記受光素子上における光強度分布に基づいて、上記測距対象物までの距離を演算する距離演算部とを有すると共に、
    上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布を記憶するメモリを備えた光学式測距装置を校正する光学式測距装置の校正方法であって、
    上記第1の光束を遮光体により遮光するステップと、
    上記遮光体により上記第1の光束を遮光した状態で上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布を上記受光素子により検出するステップと、
    上記受光素子により検出された上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布を上記メモリに記憶するステップと
    を有することを特徴とする光学式測距装置の校正方法。
  8. 光を出射する発光素子と、
    上記発光素子から出射された光を集光して測距対象物に照射する投光用集光部と、
    上記測距対象物からの反射光を集光する受光用集光部と、
    上記受光用集光部によって集光された上記反射光を受光する受光素子と、
    上記受光素子からの受光信号を処理する信号処理回路と
    を備え、
    上記受光素子は、一次元の光強度分布を検出可能なラインセンサまたは二次元の光強度分布を検出可能なエリアセンサであって、上記発光素子から出射されて上記測距対象物により反射された第1の光束と上記発光素子から出射されて窓材により反射された第2の光束とを上記受光用集光部を介して受光して、上記第1の光束と上記第2の光束との上記受光素子上における光強度分布を検出し、
    上記信号処理回路は、上記受光素子により検出された上記第1の光束と上記第2の光束との上記受光素子上における光強度分布から、上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布を減算することにより、上記第1の光束の上記受光素子上における光強度分布を抽出する光強度分布抽出部と、上記光強度分布抽出部により抽出された上記第1の光束の上記受光素子上における光強度分布に基づいて、上記測距対象物までの距離を演算する距離演算部とを有すると共に、
    上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布を記憶するメモリを備えた光学式測距装置を校正する光学式測距装置の校正方法であって、
    所定の測距対象物を所定の位置に設置するステップと、
    上記所定の測距対象物を上記所定の位置に設置しかつ窓材が無い状態で、上記第1の光束の上記受光素子上における光強度分布を上記受光素子により検出するステップと、
    上記受光素子により検出された上記第1の光束の上記受光素子上における光強度分布を上記メモリに記憶するステップと、
    上記第1の光束の上記受光素子上における光強度分布を上記メモリに記憶した後、上記所定の測距対象物を上記所定の位置に設置しかつ上記窓材が有る状態で、上記所定の測距対象物から反射される上記第1の光束と上記窓材から反射される上記第2の光束とが照射された上記受光素子上における光強度分布を上記受光素子により検出するステップと、
    上記受光素子により検出された上記第1の光束と上記第2の光束との上記受光素子上における光強度分布から、上記メモリに記憶された上記第1の光束の上記受光素子上における光強度分布を減算して、上記第2の光束の受光素子上における光強度分布を上記光強度分布抽出部により抽出するステップと、
    上記光強度分布抽出部により抽出された上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布を上記メモリに記憶するステップと
    を有することを特徴とする光学式測距装置の校正方法。
  9. 請求項7または8に記載の光学式測距装置の校正方法において、
    上記メモリに記憶された上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布を定期的に更新することを特徴とする光学式測距装置の校正方法。
  10. 光を出射する発光素子と、
    上記発光素子から出射された光を集光して測距対象物に照射する投光用集光部と、
    上記測距対象物からの反射光を集光する受光用集光部と、
    上記受光用集光部によって集光された上記反射光を受光する受光素子と、
    上記受光素子からの受光信号を処理する信号処理回路と
    を備え、
    上記受光素子は、一次元の光強度分布を検出可能なラインセンサまたは二次元の光強度分布を検出可能なエリアセンサであって、上記発光素子から出射されて上記測距対象物により反射された第1の光束と上記発光素子から出射されて窓材により反射された第2の光束とを上記受光用集光部を介して受光して、上記第1の光束と上記第2の光束との上記受光素子上における光強度分布を検出し、
    上記信号処理回路は、上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布に近似した近似データを記憶するメモリと、上記受光素子により検出された上記第1の光束と上記第2の光束との上記受光素子上における光強度分布から、上記メモリに記憶された上記近似データを減算することにより、上記第1の光束の上記受光素子上における光強度分布を抽出する光強度分布抽出部と、上記光強度分布抽出部により抽出された上記第1の光束の上記受光素子上における光強度分布に基づいて、上記測距対象物までの距離を演算する距離演算部とを有することを特徴とする光学式測距装置。
  11. 請求項10に記載の光学式測距装置において、
    上記第2の光束の上記受光素子における光強度分布を直線近似した上記近似データを上記メモリに記憶したことを特徴とする光学式測距装置。
  12. 請求項11に記載の光学式測距装置において、
    上記窓材の厚さおよび上記受光素子の受光面から上記窓材までの距離に対応づけて上記直線近似した複数の直線の情報を上記近似データとして上記メモリに記憶したことを特徴とする光学式測距装置。
  13. 請求項11に記載の光学式測距装置において、
    上記信号処理回路は、
    上記測距対象物からの反射光が無い状態で上記受光素子により検出された上記第2の光束の上記受光素子上における光強度分布を取り込む第1ステップと、上記第1ステップで取り込まれた上記光強度分布を直線近似する第2ステップとを複数回繰り返し、上記第2ステップで得られた複数の直線を平均化して、上記平均化した1つの直線の情報を上記近似データとして上記メモリに予め記憶することを特徴とする光学式測距装置。
  14. 請求項10に記載の光学式測距装置において、
    上記第2の光束の上記受光素子における光強度分布を、折れ曲がるポイントを1つ有する折れ線により近似したことを特徴とする光学式測距装置。
  15. 請求項14に記載の光学式測距装置において、
    上記折れ曲がるポイントを1つ有する折れ線における折れ曲がるポイントは、上記第2の光束の上記受光素子における光強度分布の一方の側と他方の側をそれぞれ直線近似した2本の直線の交点とすることを特徴とする光学式測距装置。
  16. 請求項10に記載の光学式測距装置において、
    上記受光素子上の受光エリアをn分割し、上記n分割された各エリアの光強度分布をそれぞれ直線近似し、上記n分割された各エリアの直線近似により得られた複数の線分を結んだ折れ線を上記近似データとすることを特徴とする光学式測距装置。
  17. 請求項10に記載の光学式測距装置において、
    上記受光素子上の受光エリアをn分割し、上記n分割された各エリアの中間点と上記受光エリアの両端の点とを結んだ折れ線を上記近似データとすることを特徴とする光学式測距装置。
  18. 請求項16または17に記載の光学式測距装置において、
    上記受光素子上の上記n分割される受光エリアの分割領域の大きさを不均一とすることを特徴とする光学式測距装置。
  19. 請求項16から18までのいずれか1つに記載の光学式測距装置において、
    上記受光素子上の上記n分割された各エリアにおいて、上記エリアの中間点における光強度と上記エリアの始点における光強度との差、および、上記中間点における光強度と上記エリアの終点における光強度との差が±10%以内になるように、上記受光素子上の受光エリアを分割することを特徴とする光学式測距装置。
JP2010228806A 2009-11-09 2010-10-08 光学式測距装置および電子機器および光学式測距装置の校正方法 Active JP5666870B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010228806A JP5666870B2 (ja) 2009-11-09 2010-10-08 光学式測距装置および電子機器および光学式測距装置の校正方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009256254 2009-11-09
JP2009256254 2009-11-09
JP2010228806A JP5666870B2 (ja) 2009-11-09 2010-10-08 光学式測距装置および電子機器および光学式測距装置の校正方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011117940A true JP2011117940A (ja) 2011-06-16
JP5666870B2 JP5666870B2 (ja) 2015-02-12

Family

ID=44283423

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010228806A Active JP5666870B2 (ja) 2009-11-09 2010-10-08 光学式測距装置および電子機器および光学式測距装置の校正方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5666870B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014170209A (ja) * 2013-02-28 2014-09-18 Johnson & Johnson Vision Care Inc エミッタ−検出器対センサを有する電子眼科レンズ
JP2014224726A (ja) * 2013-05-15 2014-12-04 シャープ株式会社 光学式測距装置
CN104457689A (zh) * 2013-09-25 2015-03-25 北京航天计量测试技术研究所 一种用于近距离激光测距仪的光学接发结构
WO2016010481A1 (en) * 2014-07-14 2016-01-21 Heptagon Micro Optics Pte. Ltd. Optoelectronic modules operable to distinguish between signals indicative of reflections from an object of interest and signals indicative of a spurious reflection
WO2020145095A1 (ja) * 2019-01-10 2020-07-16 株式会社小糸製作所 LiDARセンサユニットおよび車両用防犯システム
RU2779243C1 (ru) * 2021-07-14 2022-09-05 Федеральное государственное бюджетное учреждение науки Институт машиноведения им. А.А. Благонравова Российской академии наук (ИМАШ РАН) Широкодиапазонное устройство для бестрассовой проверки параметров лазерных дальномеров
US11609309B2 (en) 2017-10-17 2023-03-21 Denso Corporation Housing of light emission/reception device

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017032314A (ja) * 2015-07-29 2017-02-09 シャープ株式会社 人体部分検出センサ
CN112363150B (zh) * 2018-08-22 2024-05-28 Oppo广东移动通信有限公司 标定方法、标定控制器、电子装置及标定系统

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62296106A (ja) * 1986-06-17 1987-12-23 Konica Corp パツシブ測距方式
JPH0325307A (ja) * 1989-06-22 1991-02-04 Fuji Electric Co Ltd 外光三角方式測距装置
JPH03276005A (ja) * 1990-03-27 1991-12-06 Canon Inc 形状測定装置
JPH0519911U (ja) * 1991-08-27 1993-03-12 株式会社精工舎 測距装置の投光素子
JPH0651191A (ja) * 1992-07-28 1994-02-25 Canon Inc 測距装置
JPH06235634A (ja) * 1992-12-19 1994-08-23 Asahi Optical Co Ltd 測距装置
JPH09229671A (ja) * 1996-02-20 1997-09-05 Canon Inc 測距装置
JPH09318315A (ja) * 1996-05-28 1997-12-12 Matsushita Electric Works Ltd 光学式変位測定装置
JP2000314835A (ja) * 1999-04-30 2000-11-14 Canon Inc 測距装置及びカメラ
JP2001021316A (ja) * 1999-07-08 2001-01-26 Mitsutoyo Corp 正反射型変位計
JP2001021313A (ja) * 1999-07-07 2001-01-26 Mitsutoyo Corp 正反射型変位計
JP2002340533A (ja) * 2001-05-18 2002-11-27 Mitsubishi Electric Corp 3次元表面形状測定方法

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62296106A (ja) * 1986-06-17 1987-12-23 Konica Corp パツシブ測距方式
JPH0325307A (ja) * 1989-06-22 1991-02-04 Fuji Electric Co Ltd 外光三角方式測距装置
JPH03276005A (ja) * 1990-03-27 1991-12-06 Canon Inc 形状測定装置
JPH0519911U (ja) * 1991-08-27 1993-03-12 株式会社精工舎 測距装置の投光素子
JPH0651191A (ja) * 1992-07-28 1994-02-25 Canon Inc 測距装置
JPH06235634A (ja) * 1992-12-19 1994-08-23 Asahi Optical Co Ltd 測距装置
JPH09229671A (ja) * 1996-02-20 1997-09-05 Canon Inc 測距装置
JPH09318315A (ja) * 1996-05-28 1997-12-12 Matsushita Electric Works Ltd 光学式変位測定装置
JP2000314835A (ja) * 1999-04-30 2000-11-14 Canon Inc 測距装置及びカメラ
JP2001021313A (ja) * 1999-07-07 2001-01-26 Mitsutoyo Corp 正反射型変位計
JP2001021316A (ja) * 1999-07-08 2001-01-26 Mitsutoyo Corp 正反射型変位計
JP2002340533A (ja) * 2001-05-18 2002-11-27 Mitsubishi Electric Corp 3次元表面形状測定方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014170209A (ja) * 2013-02-28 2014-09-18 Johnson & Johnson Vision Care Inc エミッタ−検出器対センサを有する電子眼科レンズ
JP2014224726A (ja) * 2013-05-15 2014-12-04 シャープ株式会社 光学式測距装置
CN104457689A (zh) * 2013-09-25 2015-03-25 北京航天计量测试技术研究所 一种用于近距离激光测距仪的光学接发结构
WO2016010481A1 (en) * 2014-07-14 2016-01-21 Heptagon Micro Optics Pte. Ltd. Optoelectronic modules operable to distinguish between signals indicative of reflections from an object of interest and signals indicative of a spurious reflection
US11609309B2 (en) 2017-10-17 2023-03-21 Denso Corporation Housing of light emission/reception device
WO2020145095A1 (ja) * 2019-01-10 2020-07-16 株式会社小糸製作所 LiDARセンサユニットおよび車両用防犯システム
JPWO2020145095A1 (ja) * 2019-01-10 2021-11-25 株式会社小糸製作所 LiDARセンサユニットおよび車両用防犯システム
JP7390312B2 (ja) 2019-01-10 2023-12-01 株式会社小糸製作所 LiDARセンサユニット
RU2779243C1 (ru) * 2021-07-14 2022-09-05 Федеральное государственное бюджетное учреждение науки Институт машиноведения им. А.А. Благонравова Российской академии наук (ИМАШ РАН) Широкодиапазонное устройство для бестрассовой проверки параметров лазерных дальномеров

Also Published As

Publication number Publication date
JP5666870B2 (ja) 2015-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5666870B2 (ja) 光学式測距装置および電子機器および光学式測距装置の校正方法
US11536815B2 (en) Optoelectronic modules operable to recognize spurious reflections and to compensate for errors caused by spurious reflections
CN111133329B (zh) 校准飞行时间系统的方法和飞行时间系统
US20020097404A1 (en) Distance determination
JP2018152083A (ja) 2次元位置検出システム、及びそのセンサ、方法
JP2006284573A (ja) 散乱光によるエラーを抑制するための方法及び光学センサー
US20190049355A1 (en) Method and Sensor System for Detecting Particles
JP2017073629A (ja) 距離設定型光電センサ
JP2014163884A (ja) 距離測定装置
EP3514484B1 (en) Optical measurement device and optical measurement method
CN110476080B (zh) 用于对扫描角进行扫描并且用于分析处理探测器的激光雷达设备和方法
CN113614566A (zh) 测距方法、测距装置以及程序
US20040179185A1 (en) Optical fixed-distance sensing apparatus
JP2014224726A (ja) 光学式測距装置
JP2008151702A (ja) 光学式測距センサおよび温水洗浄便座
TW201000846A (en) Edge detector and line sensor for edge detector
JP6680098B2 (ja) 示差屈折率検出器
EP1983298A1 (en) Optical area scanning device
JP2018066601A (ja) エッジ検出装置
JPH0695005B2 (ja) 光学的位置検出装置
JPH04276514A (ja) 非接触変位測定装置
JPH04240505A (ja) 透過型寸法測定装置
TW201000847A (en) Edge detector, and line sensor for edge detector
JPH0989656A (ja) 集光ビームパワー測定器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131001

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140326

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140422

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140522

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141118

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141211

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5666870

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150