JP2001019695A - デアセチルセファロスポラン酸のカルバモイル化方法 - Google Patents

デアセチルセファロスポラン酸のカルバモイル化方法

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JP2001019695A JP2000189402A JP2000189402A JP2001019695A JP 2001019695 A JP2001019695 A JP 2001019695A JP 2000189402 A JP2000189402 A JP 2000189402A JP 2000189402 A JP2000189402 A JP 2000189402A JP 2001019695 A JP2001019695 A JP 2001019695A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 7-アミノ-3-ヒドロキシメチル-3-セフェ
ム-4-カルボン酸の有機アミン塩をアシル化して製造し
た7-アシルアミノ-3-ヒドロキシメチル-3-セフェム-
4-カルボン酸の有機アミン塩をカルバモイル化して7-
アシルアミノ-3-カルバモイルオキシメチル-3-セフェ
ム-4-カルボン酸の有機アミン塩を製造し、これをエス
テル化して対応する7-アシルアミノ-3-カルバモイル
オキシメチル-3-セフェム-4-カルボン酸のエステルを
製造する。 【効果】 収率向上。生成物の純度向上。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は経口セファロスポリン
抗生物質として有用な7-アシルアミノ-3-カルバモイ
ルオキシメチル-3-セフェム-4-カルボン酸エステルの
製法、特に7-アミノ-3-ヒドロキシメチル-3-セフェ
ム-4-カルボン酸の有機アミン塩をアシル化して7-ア
シルアミノ-3-ヒドロキシメチル-3-セフェム-4-カル
ボン酸有機アミン塩を製造する方法およびこの生成物を
カルバモイル化して7-アシルアミノ-3-カルバモイル
オキシメチル-3-セフェム-4-カルボン酸有機アミン塩
とした後、エステル化して、7-アシルアミノ-3-カル
バモイルオキシメチル-3-セフェム-4-カルボン酸エス
テルを製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】7-アシルアミノ-3-カルバモイルオキ
シメチル-3-セフェム-4-カルボン酸のエステルの代表
例は次の化合物を含む。すなわち、7-(4-ブロモ-3-
オキソブタナミド)-3-カルバモイルオキシメチル-3-
セフェム-4-カルボン酸ピバロイルオキシメチルエステ
ル(特開昭63-277684号)、7-(フェニルアセ
トアミド)-3-カルバモイルオキシメチル-3-セフェム
-4-カルボン酸アセトキシメチルエステル(独公開22
03653号)、7-(p-ヒドロキシフェニル-2-(4
-ヒドロキシ-1,5-ナフチリジン-3-カルボニルアミノ
アセトアミド)-3-カルバモイルオキシメチル-3-セフ
ェム-4-カルボン酸ピバロイルオキシメチルエステル
(米国特許4138554号)、7-(2-フリル-2-オ
キソアセトアミド)-3-カルバモイルオキシメチル-3-
セフェム-4-カルボン酸1-アセトキシエチルエステル
(独公開3914672号)、7-(2-フリル-2-メト
キシイミノアセトアミド)-3-カルバモイルオキシメチ
ル-3-セフェム-4-カルボン酸1-アセトキシエチルエ
ステル(独公開2706413号)、7-(2-フリル-
2-メトキシイミノアセトアミド)-3-カルバモイルオ
キシメチル-3-セフェム-4-カルボン酸1-オキシド・
1-アセトキシエチルエステル(英特許2218094
号)、7-(2-(2-アミノ-4-チアゾリル)-2-ヒド
ロキシイミノアセトアミド)-3-カルバモイルオキシメ
チル-3-セフェム-4-カルボン酸ピバロイルオキシメチ
ルエステル(独公開2727753号)、7-(2-(2
-アミノ-4-チアゾリル)-2-ペンテンアミド)-3-カ
ルバモイルオキシメチル-3-セフェム-4-カルボン酸ピ
バロイルオキシメチルエステル(独公開3610581
号)、7-(2-(2-アミノ-1,3,5-チアジアゾリ
ル)-2-メトキシイミノアセトアミド)-3-カルバモイ
ルオキシメチル-3-セフェム-4-カルボン酸ピバロイル
オキシメチルエステル(欧公開22245号)など。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】7-アシルアミノ-3-
ヒドロキシメチル-3-セフェム-4-カルボン酸をカルバ
モイル化する従来法では反応系が酸性になるため3位の
ヒドロキシメチル基と4位のカルボキシ基が結合して部
分的にラクトン化する結果、収率は低かった。
【0004】
【発明を解決するための手段】今回、発明者は7-アシ
ルアミノ-3-ヒドロキシメチル-3-セフェム-4-カルボ
ン酸の有機アミン塩をカルバミン酸の反応性誘導体と反
応させることにより、収率を向上させると共に、円滑な
反応により、操作性の向上が達成できることを発見し
て、この発明に至った。
【0005】[化合物] (7位アシル基)7-アシルアミノ-3-ヒドロキシメチ
ル-3-セフェム-4-カルボン酸または7-アシルアミノ-
3-カルバモイルオキシメチル-3-セフェム-4-カルボ
ン酸の有機アミン塩における7位アシル基としては、以
下の代表的アシル基を例示できる。アシル基は脂肪族、
脂環式、芳香族などの系列に属するカルボン酸のアシル
基で、天然または合成セフアロスポリンなどのアミド側
鎖を構成するアシル基は、すべてこのアシル基に含まれ
る。下式のアシル基は代表例である。 1) R10CH2CO- 2) R10OCH2CO- 3) R10SCH2CO- 4) R10CH(-R11)CO- 5) R10C(=R12)CO- 6) R13CO- (式中、R10は水素、脂肪族基、芳香族基、異項環基、
脂環基など、R11は置換されたヒドロキシ基、アミノ
基、カルボキシ基、スルホ基、メルカプト基、シアノ基
など、R12はオキソ基、チオキソ基、イミノ基、ヒドロ
キシイミノ基、アルコキシイミノ基、アリ−ルオキシイ
ミノ基、アルキリデン基など、R13は水素、アルコキ
シ、アラルコキシ、アリ−ルオキシ、異項環オキシ、芳
香族基、異項環基などを示す)
【0006】脂肪族基R10には置換基を有していてもよ
いアルキル基、アルケニル基、アルキニル基を含み、芳
香族基R10には置換基を有していてもよいフエニル基、
ナフチル基などを含み、異項環基にはヘテロ原子として
窒素4個までと酸素原子、硫黄原子を有していてもよい
五員環または六員環の単環または双環の異項環を含み、
脂環基R10には四員環〜六員環の二重結合1または2を
有しうるシクロアルキル基を含む。
【0007】R11で表わされる基が保護されている場
合、合成工程における不都合な変化を防ぐ合成用保護基
と生理学的ないし薬学的性状を変化させる薬理学的活性
基がある。合成用保護基R11の代表例には、R11がヒド
ロキシ、アミノ、スルフヒドリルである場合、アルキル
または異項環(t−ブチル、テトラヒドロピラニル、テ
トラヒドロフラニルなど)、アルケニル(エノ−ルエー
テル形成基、エナミン形成基など)、アルキルシリル、
アルコキシシリル、スタニルなど、アラルキル(トリチ
ル、ジフエニルメチル、フエナシルなど)、アシル(ア
ルカノイル、アルケノイル、アロイル、炭酸アシルな
ど);R11がカルボキシ、スルホなどである場合、エス
テル形成基(アルキル、アラルキル、アリ−ルなど)、
アミド形成基(アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルヒ
ドラジノなど)などがあり、分子中の他の部分に悪影響
なく除去できるものである。後者の代表例としては、R
11がヒドロキシの場合、スルホ、カルバモイル、スルフ
アモイル、カルボアルコキシ、カルボアラルコキシ、シ
アノ、アルカノイル、アラルカノイル、アロイル、異項
環カルボニルなどである。さらに、R11がアミノの場合
は、アルキルスルホニル、アルキル化オキソイミダゾリ
ジニルカルボニル、ジケトピペラジニルカルボニル、ア
ルキルウレイドカルボニル、チオウレイドカルボニルな
どがある。R11がカルボキシまたはスルホの場合には、
生体内で除去される形の保護基が薬理学的活性エステル
として利用できることもある。
【0008】アルコキシイミノまたはアルキリデン基R
12の置換基としてはカルボキシ、エステル化またはアミ
ド化されたカルボキシ、ヒドロキシ、アルキル、アルコ
キシなどがあり、いずれも飽和または不飽和の鎖状また
は環状であつてもよい。R13基は置換基を有していても
よい単環または双環のアリ−ル基、異項環および対応す
るR13オキシ基である。R13が縮合環のとき、第二の環
は芳香環でなくてもよい。また、R13がアルコキシ、ア
ラルコキシ、アリ−ルオキシなどであって、アシル基が
炭酸アシル基を構成するものであってもよい。
【0009】これらR10〜R13基は、いずれもさらに置
換基を有していてもよい。これらアシル基が目的抗菌性
化合物に残存する場合、通常は炭素数20以下が好まし
い。典型的なアシル基としては、炭素数1〜8のアルカ
ノイル(ホルミル、アセチル、クロロアセチル、トリク
ロロアセチル、トリフルオロアセチルなど)、アリ−ル
部分が窒素、酸素、硫黄などの異原子を持つ複素環であ
ってもよい単環アロイル(ベンゾイル、ニトロベンゾイ
ルなど)、炭素数2〜12のアルコキシカルボニル(こ
こにアルキル部分はメチル、エチル、プロピル、シクロ
プロピルエチル、イソプロピル、ブチル、ペンチル、ヘ
キシル、イソブチル、トリクロロエチル、ピリジルメチ
ル、シクロペンチル、シクロヘキシルなどである)、炭
素数8〜15のアラルコキシカルボニル(ここにアラル
キル部分はベンジル、ジフェニルメチル、ニトロベンジ
ルなど)、炭素数3〜10の二塩基性酸アシル(サクシ
ニル、フタロイルなど)、ハロスルホニル、炭素数0〜
10の燐酸アシル(ジアルコキシホスホリル、ジクロロ
ホスホリルなど)などのアシル基を例示できる。
【0010】(エステル基)7-アシルアミノ-3-カル
バモイルオキシメチル-3-セフェム-4-カルボン酸エス
テルの有機アミン塩におけるエステル基として、以下の
薬理的活性エステル形成基を例示できる。
【0011】代表例には、炭素数2〜15の1-酸素置
換アルキル{直鎖、分枝、環状または部分環状のアルカ
ノイルオキシアルキル(アセトキシメチル、アセトキシ
エチル、プロピオニルオキシメチル、ピバロイルオキシ
メチル、ピバロイルオキシエチル、シクロヘキサンアセ
トキシエチル、シクロヘキサンカルボニルオキシシクロ
ヘキシルメチルなど)、炭素数3〜15のアルコキシカ
ルボニルオキシアルキル(エトキシカルボニルオキシエ
チル、イソプロポキシカルボニルオキシエチル、イソプ
ロポキシカルボニルオキシプロピル、t-ブトキシカル
ボニルオキシエチル、イソペンチルオキシカルボニルオ
キシプロピル、シクロヘキシルオキシカルボニルオキシ
エチル、シクロヘキシルメトキシカルボニルオキシエチ
ル、ボルニルオキシカルボニルオキシイソプロピルな
ど)、炭素数2〜8のアルコキシアルキル(メトキシメ
チル、メトキシエチルなど)、炭素数4〜8の2-オキ
サシクロアルキル(テトラヒドロピラニル、テトラヒド
ロフラニルなど)など}、炭素数8〜12の置換アラル
キル(フエナシル、フタリジルなど)、炭素数6〜12
のアリ-ル(フエニル、キシリル、インダニルなど)、
炭素数2〜12のアルケニル(アリル、2-オキソ-1,
3-ジオキソリル)メチルなど)などがある。
【0012】(有機アミン)7-アシルアミノ-3-ヒド
ロキシメチル-3-セフェム-4-カルボン酸または7-ア
シルアミノ-3-カルバモイルオキシメチル-3-セフェム
-4-カルボン酸の有機アミン塩における有機アミンとし
ては2級アミンまたは3級アミンが好ましく、特に2級
アミンが好ましい。代表例としては炭素原子1〜18を
持つ次の有機アミンを例示できる。 (1級アミン)メチルアミン、エチルアミン、イソプロ
ピルアミン、イソブチルアミン、t-ブチルアミン、シ
クロヘキサンメチルアミン、テトラヒドロフルフリルア
ミン、ベンジルアミン、p-メトキシベンジルアミン、
フェネチルアミン、p-メトキシフェネチルアミン、ホ
モベラトリルアミン、p-クロルフェネチルアミン、フ
ェニルプロピルアミン、フルフリルアミン、アニリン、
p-クロルアニリン、(1級および3級ジアミン)2-ピ
コリルアミン。 (2級アミン)ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジプ
ロピルアミン、ジイソプロピルアミン、ジシクロヘキシ
ルアミン、ジフェニルアミン、ピペリジン、ピペリジ
ン、モルホリン。 (3級アミン)トリメチルアミン、トリエチルアミン、
トリ-n-ブチルアミン、トリ-n-ペンチルアミン、トリ
-n-オクチルアミン、トリベンジルアミン、N,N-ジメ
チルベンジルアミン、N-エチルジイソプロピルアミ
ン、N-メチルモルホリン、ピリジン、N,N-ジメチル
アミノピリジン、α-ピコリン、β-ピコリン、2,6-ル
チジン。その他で代表される低級アルキルアミン、低級
アラルキルアミン、シクロアルキルアミン、ジ低級アル
キルアミン、アリ−ルアルキルアミン、含窒素飽和環化
合物、飽和炭素環化低級アルキルアミン、ジ飽和炭素環
化アミン、トリ低級アルキルアミン、アリ−ルジアルキ
ルアミン、アラルキルジアルキルアミン、芳香族塩基な
ど。
【0013】前記アシル基、エステル基、有機アミンは
後述の置換基を有していてもよい。なお、炭素数は置換
基を含めたものである。
【0014】(各基の範囲)前記各基のアルキル部分は
直鎖、分枝または環状のアルキルである。炭素数1〜1
2のアルキル基(メチル、エチル、プロピル、イソプロ
ピル、シクロプロピル、ブチル、イソブチル、第3級ブ
チル、シクロブチル、シクロプロピルメチル、ペンチ
ル、イソペンチル、ネオペンチル、シクロペンチル、シ
クロプロピルエチル、ヘキシル、シクロヘキシル、シク
ロペンチルメチル、ヘプチル、シクロヘプチル、シクロ
ペンチルエチル、シクロヘキシルメチル、オクチル、シ
クロオクチル、シクロヘキシルエチル、ノニル、ドデシ
ルなど)が代表例である。これらは不飽和結合または後
述するような置換基を有していてもよい。
【0015】アラルキル部分はアルキル部分とアリ−ル
部分の結合したものである。炭素数7〜14のアラルキ
ル基(ベンジル、フェネチル、フェニルプロピル、フェ
ニルイソプロピル、ジフェニルメチル、メトキシジフェ
ニルメチル、ナフチルメチル、フリルメチル、チエニル
プロピル、オキサゾリルメチル、チアゾリルメチル、イ
ミダゾリルメチル、トリアゾリルメチル、ピリジルメチ
ル、インドリルメチル、ベンゾイミダゾリルエチル、ベ
ンゾチアゾリルメチル、キノリルメチルなど)が代表例
である。これらは何れも後述するような置換基を有して
いてもよい。
【0016】アシル部分は前記の如き構造のアシル基で
ある。炭素数14までのアシル基、例えば、カルボン酸
アシル(直鎖、分枝または環状のアルカノイル、単環ま
たは双環でヘテロ原子を有しうるアロイル、アラルカノ
イル、アリールアルケノイルなど)、スルホン酸アシル
(アルキルスルホニル、アリールスルホニルなど)、炭
酸アシル(カルバモイル、カルボアルコキシ、カルボア
ラルコキシなど)、スルホなどが代表例である。これら
は何れも後述するような置換基を有していてもよい。
【0017】アリ−ル部分は単環または双環で、5〜6
員環の炭素環または異項環のアリール基である。この異
項環基は異原子として酸素、窒素、硫黄を有しうる。炭
素数1〜10のアリール基、例えば、炭素環のアリール
基(フェニル、ナフチル、インデニル、インダニル、テ
トラリニルなど)と異項環のアリール基(フリル、チエ
ニル、ピロリル、オキサゾリル、チアゾリル、イミダゾ
リル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、トリアゾリ
ル、チアトリアゾリル、テトラゾリル、ピリジル、ピラ
ニル、インドリル、ベンゾフリル、ベンゾチエニル、ベ
ンゾイミダゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾピラジニ
ル、キノリル、ピリドピリジル基など)が代表例であ
る。これらは何れも後述するような置換基を有していて
よいものとする。
【0018】(置換基例示)前記のような各基に結合で
きる置換基の代表例としては炭素官能基(直鎖、分枝ま
たは環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラル
キル、アリ−ル、異項環基、カルボン酸アシル、カルバ
モイル、カルボキシ、保護カルボキシ、シアノなど);
窒素官能基(アミノ、アシルアミノ、グアニジル、ウレ
イド、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、イソチオシ
アノ、イソシアノ、ニトロ、ニトロソなど);酸素官能
基(ヒドロキシ、アルコキシ、アリ−ルオキシ、異項環
オキシ、シアナト、オキソ、カルボン酸アシルオキシ、
スルホン酸アシルオキシ、燐酸アシルオキシなど);硫
黄官能基(メルカプト、アルキルチオ、アルキルスルホ
ニル、アリ−ルチオ、アリ−ルスルホニル、異項環チ
オ、異項環スルホニル、アシルチオ、チオキソ、スル
ホ、スルファモイルなど);ハロゲン(フッ素、塩素、
臭素、ヨ−ドなど);シュ−ドハロゲン(低級アルカン
スルホニル、ベンゼンスルホニル、置換ベンゼンスルホ
ニル、トリフルオロメタンスルホニルオキシ、トリフル
オロアセトキシ、シアノ、チオシアナト、イソシアノな
ど);シリル基(トリアルキルシリル、ジアルキルアル
コキシシリルなど);スタニル基(トリアルキルスタニ
ルなど)などを例示できる。
【0019】[製 法] (アシル化反応)この発明は7-アミノ-3-ヒドロキシ
メチル-3-セフェム-4-カルボン酸の有機アミン塩に該
アシル基を持つカルボン酸の反応性誘導体を常法により
作用させて目的とする7-アシルアミノ-3-ヒドロキシ
メチル-3-セフェム-4-カルボン酸の有機アミン塩を製
造する方法を提供する。
【0020】該アシル基を持つカルボン酸の反応性誘導
体は酸無水物{対称酸無水物、混合酸無水物[鉱酸(り
ん酸、硫酸、炭酸半エステルなど)、有機酸(アルカン
酸、アラルカン酸、スルホン酸など)との混合酸無水物
など]、分子内無水物(ケテン、イソシアネ−トな
ど)、酸ハロゲン化物(ハロゲン化水素との混合酸無水
物)など}、酸ハロゲン化物、活性エステル[エノ−ル
エステル(ビニルエステル、イソプロペニルエステルな
ど)、アリ−ルエステル(フエニルエステル、ハロフエ
ニルエステル、ニトロフエニルエステルなど)、異項環
エステル(ピリジルエステル、ベンゾトリアゾリルエス
テルなど)、N−ヒドロキシ化合物とのエステル、ジア
シルヒドロキシルアミンとのエステル(N−ヒドロキシ
スクシンイミドイルエステル、N−ヒドロキシフタルイ
ミドイルエステルなど)、チオ−ルエステル(アラルキ
ルチオ−ルエステル、異項環チオ−ルエステルなど)そ
の他]、活性アミド[芳香族アミド(イミダゾ−ル、ト
リアゾ−ル、2−エトキシ−1、2−ジヒドロキノリン
などとのアミド)、ジアシルアニリドなど]、その他の
反応性誘導体である。これら反応性誘導体は酸捕捉剤
[無機塩基(アルカリ金属、アルカリ土類金属などの酸
化物、水酸化物、炭酸塩、重炭酸塩など)、有機塩基
(第三級アミン、芳香族塩基など)、オキシラン(アル
キレンオキシド、アラルキレンオキシドなど)、ピリジ
ニウム塩(三塩化トリピリジニウムトリアジンなど)、
吸着剤(セライトなど)、その他]の存在下に作用させ
る。この反応は、好ましくは7-アミノ-3-ヒドロキシ
メチル-3-セフェム-4-カルボン酸の有機アミン塩に対
して該アシル基を持つカルボン酸の反応性誘導体1〜2
モルと酸捕捉剤0〜2モルを溶媒中で作用させる。酸ハ
ライドなどは水性溶媒中でも反応できる。
【0021】(付加的カルバモイル化反応とエステル化
反応)また、この発明は7-アシルアミノ-3-ヒドロキ
シメチル-3-セフェム-4-カルボン酸の有機アミン塩に
カルバミン酸の反応性誘導体を常法により作用させて目
的とする7-アシルアミノ-3-カルバモイルオキシメチ
ル-3-セフェム-4-カルボン酸の有機アミン塩を製造す
る方法も提供する。
【0022】カルバミン酸の反応性誘導体は分子内無水
物であるイソシアネ−ト、酸ハロゲン化物などである。
酸捕捉剤として第三級アミン、芳香族塩基などを追加す
ることができる。カルバミン酸のアミノ基はアルカンス
ルホニル、アリ−ルスルホニル、アセチル、クロロアセ
チル、ブロモアセチル、ジクロロアセチル、トリクロロ
アセチル、トリフルオロアセチル、ホスホ、アルキルホ
スホリル、ジアルキルホスホリル、トリアルキルホスホ
リルなどの保護基で保護しておいてもよい。
【0023】この反応は、好ましくは反応性水素のない
溶媒中、7-アシルアミノ-3-ヒドロキシメチル-3-セ
フェム-4-カルボン酸の有機アミン塩に対してカルバミ
ン酸の反応性誘導体1〜2モルを作用させる。酸ハライ
ドの場合は水性溶媒中でも反応できる。
【0024】さらに、7-アシルアミノ-3-カルバモイ
ルオキシメチル-3-セフェム-4-カルボン酸の有機アミ
ン塩にエステル化剤を常法により作用させて最終目的
物、7-アシルアミノ-3-カルバモイルオキシメチル-3
-セフェム-4-カルボン酸の有機アミン塩を製造する方
法も提供する。
【0025】エステル化剤は該エステル基のハロゲン化
物などの反応性誘導体である。これら反応性誘導体は酸
捕捉剤の存在下にも使用できる。
【0026】この反応は、好ましくは反応性水素のない
溶媒中、7-アシルアミノ-3-カルバモイルオキシメチ
ル-3-セフェム-4-カルボン酸の有機アミン塩に対して
エステル化剤1〜2モルを作用させる。
【0027】[反応条件等]前記各合成法は通常−30
〜100℃、とくに−20〜50℃の温度で10分間〜
10時間反応させることが多い。生成物が反応液中で安
定なときはさらに長時間放置してもよい。各反応には所
望により反応溶媒、無水条件、不活性気体、撹拌などの
常法を適用できる。
【0028】反応溶媒としては、炭化水素(ペンタン、
ヘキサン、オクタン、ベンゼン、トルエン、キシレンな
ど)、ハロゲン化炭化水素(ジクロロメタン、クロロホ
ルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、トリクロロエタ
ン、クロロベンゼンなど)、エ−テル(ジエチルエ−テ
ル、メチルイソブチルエ−テル、ジオキサン、テトラヒ
ドロフランなど)、ケトン(アセトン、メチルエチルケ
トン、シクロヘキサノンなど)、エステル(酢酸エチ
ル、酢酸イソブチル、安息香酸メチルなど)、ニトロ炭
化水素(ニトロメタン、ニトロベンゼンなど)、ニトリ
ル(アセトニトリル、ベンゾニトリルなど)、アミド
(ホルムアミド、アセトアミド、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホロトリ
アミドなど)、スルホキシド(ジメチルスルホキシドな
ど)、カルボン酸(ギ酸、酢酸、プロピオン酸など)、
有機塩基(ジエチルアミン、トリエチルアミン、ピリジ
ン、ピコリン、コリジン、キノリンなど)、アルコ−ル
(メタノ−ル、エタノ−ル、プロパノ−ル、ヘキサノ−
ル、オクタノ−ル、ベンジルアルコ−ルなど)、水、そ
の他の系列に属する工業用溶媒またはその混合物を例示
できる。
【0029】目的とする生成物は反応液から夾雑物(未
反応原料、副生成物、溶媒など)を常法(抽出、蒸発、
洗浄、濃縮、沈殿、ロ過、乾燥など)により除去したの
ち、常用の後処理(吸着、溶離、蒸留、沈殿、析出、ク
ロマトグラフィ−など)を組合せて処理すれば単離する
ことができる。
【0030】
【効果・作用】7-アミノ-3-ヒドロキシメチル-3-セ
フェム-4-カルボン酸に該アシル基を持つカルボン酸の
反応性誘導体を常法により作用させて目的とする7-ア
シルアミノ-3-ヒドロキシメチル-3-セフェム-4-カル
ボン酸を製造する従来の技術によれば、7-アミノ-3-
ヒドロキシメチル-3-セフェム-4-カルボン酸の分子内
エステル化が進行して7-アミノ-3-ヒドロキシメチル-
3-セフェム-4-カルボン酸4→3ラクトンが主成分と
なり、工業的利用はできない。本発明によれば、ラクト
ンの生成は1%未満である。上記の付加的カルバモイル
化およびエステル化の2工程もそれぞれ高純度の生成物
を高収率で与える。
【0031】
【実施例】以下、実施例により本発明の態様を説明す
る。 実施例1(Boc−S−1108)
【0032】A.(モルホリン塩) 1)アシル化:7-アミノデアセチルセファロスポラン
酸61gをエタノール92mlとモルホリン45.6mlの
混液に溶解し、−10℃の酢酸エチル910ml中、トリ
エチルアミン51.2mlの存在下、(Z)-2-(2-t-
ブトキシカルボニルアミノ-4-チアゾリル)-2-ペンテ
ン酸101.9gと塩化メタンスルホニル29.6mlから
合成した(Z)-2-(2-t-ブトキシカルボニルアミノ
-4-チアゾリル)-2-ペンテン酸メタンスルホン酸混合
無水物の酢酸エチル950ml溶液を加え、1時間撹拌す
る。反応液を減圧濃縮してメタノ-ルを留去し、酢酸エ
チルで処理すれば、7β-[(Z)-2-(2-t-ブトキ
シカルボニルアミノ-4-チアゾリル)-2-ペンテノイル
アミノ]-3-ヒドロキシメチル-3-セフェム-4-カルボ
ン酸モルホリン塩を得る。 IR νmax cm-1: 1770, 1720, 1660, 1630, 1555. 2)カルバモイル化:塩化水素13.7gの酢酸エチル
230ml溶液に7β-[(Z)-2-(2-t-ブトキシカ
ルボニルアミノ-4-チアゾリル)-2-ペンテノイルアミ
ノ]-3-ヒドロキシメチル-3-セフェム-4-カルボン酸
モルホリン塩を含む残留物を窒素中約−40℃で滴下す
る。30分撹拌後、クロルスルホニルイソシアネート2
5.2mlを3時間かけて滴下後、1時間撹拌する。反応
液を水200mlで薄め、1時間撹拌する。有機層を分
取、水と重曹水を加えてpH2.4とし、アセトン85ml
を加える。有機層を分取し、水で洗い、減圧濃縮する。
残留液にモルホリン21.8mlを加え、酢酸エチルで薄
め、30分間撹拌する。残留液を減圧濃縮すれば、7β
-[(Z)-2-(2-t-ブトキシカルボニルアミノ-4-
チアゾリル)-2-ペンテノイルアミノ]-3-カルバモイ
ルオキシメチル-3-セフェム-4-カルボン酸モルホリン
塩153gを得る。収率:91%。 IR νmax cm-1: 1775, 1720, 1700, 1680, 1630, 1560. 3)エステル化:7β-[(Z)-2-(2-t-ブトキシ
カルボニルアミノ-4-チアゾリル)-2-ペンテノイルア
ミノ]-3-カルバモイルオキシメチル-3-セフェム-4-
カルボン酸モルホリン塩89.9gをメチルイソブチル
ケトン300mlと4.5%硫酸水150mlにとかす。有
機層を分取し、7%炭酸水素ナトリウム水150mlを加
えて数分撹拌後、水層を分取し、メチルイソブチルケト
ン35ml、臭化テトラ-n-ブチルアンモニウム5.9g
およびピバリン酸ヨードメチルエステル41.0gを順
次加える。混合物を中性に保ちながら4時間撹拌後、メ
タノール280mlを加え、3時間撹拌し、析出する結晶
を濾取する。結晶を冷メチルイソブチルケトンで洗い、
減圧乾燥すれば、7β-[(Z)-2-(2-t-ブトキシ
カルボニルアミノ-4-チアゾリル)-2-ペンテノイルア
ミノ]-3-カルバモイルオキシメチル-3-セフェム-4-
カルボン酸ピバロイルオキシメチルエステル76.9g
を得る。無色結晶。収率:82%。 NMR δ(CD3SOCD3)ppm: 1.07(t, J=7.5Hz, 3H), 1.23
(s, 9H), 1.56(s, 9H),2.47(quint, J=7.5Hz, 2H), 3.4
0, 3.56(ABq,J=18.0Hz, 2H), 4.79, 5.07(ABq,J=13.5H
z, 2H), 5.02(d, J=5.0Hz, 1H), 5.03(s, 2H), 5.87(s,
2H), 5.90(dd,J=5.0Hz, J=8.5Hz, 1H), 6.41(t, J=7.5
Hz, 1H), 6.76(s, 1H), 7.74(d, J=8.5Hz, 1H), 9.11
(s, 1H).
【0033】B.(ジエチルアミン塩) 1)アシル化:7-アミノデアセチルセファロスポラン
酸33gをメタノール120mlとジエチルアミン29.
6mlの混液にとかし、−10℃の酢酸エチル500ml
中、トリエチルアミン29.3mlと(Z)-2-(2-t-
ブトキシカルボニルアミノ-4-チアゾリル)-2-ペンテ
ン酸55.6gと塩化メタンスルホニル14.6mlから合
成した(Z)-2-(2-t-ブトキシカルボニルアミノ-
4-チアゾリル)-2-ペンテン酸メタンスルホン酸混合
無水物の酢酸エチル溶液を加え、1時間撹拌してアシル
化すれば、7β-[(Z)-2-(2-t-ブトキシカルボ
ニルアミノ-4-チアゾリル)-2-ペンテノイルアミノ]
-3-ヒドロキシメチル-3-セフェム-4-カルボン酸ジエ
チルアミン塩を得る。 IR νmax cm-1: 1785, 1710, 1660, 1635, 1570. 2)カルバモイル化:これを塩化水素7.43gの酢酸
エチル119ml混液に窒素中約−10℃でとかし、クロ
ルスルホニルイソシアネート14.8mlを滴下後、1時
間撹拌してカルバモイル化する。反応液を水200mlで
うすめ、20℃で1時間撹拌して脱クロルスルホニル化
する。反応液を重曹水でpH2.4とし、アセトン66ml
を加え、有機層を分取、水洗後、減圧濃縮する。残留液
を酢酸エチルで薄め、減圧濃縮後、ジエチルアミン1
3.5mlを加えれば、7β-[(Z)-2-(2-t-ブトキ
シカルボニルアミノ-4-チアゾリル)-2-ペンテノイル
アミノ]-3-カルバモイルオキシメチル-3-セフェム-
4-カルボン酸ジエチルアミン塩64.5gを得る。収
率:72%。 IR νmax cm-1: 1785, 1725, 1660, 1565. 3)エステル化:7β-[(Z)-2-(2-t-ブトキシ
カルボニルアミノ-4-チアゾリル)-2-ペンテノイルア
ミノ]-3-カルバモイルオキシメチル-3-セフェム-4-
カルボン酸ジエチルアミン塩50gをメチルイソブチル
ケトン100mlと4.5%硫酸水95mlにとかす。有機
層を分取し、7%炭酸水素ナトリウム水95mlで逆抽出
する。抽出液にメチルイソブチルケトン25ml、臭化テ
トラ-n-ブチルアンモニウム2.4gおよびピバリン酸
ヨードメチルエステル21.6gを順次加え、中性に保
ちながら20℃で4時間撹拌してエステル化し、メタノ
−ルから結晶化すれば、前記A.の生成物と同一の化合
物32.9gを得る。無色結晶。収率:65%。
【0034】C.(ジプロピルアミン塩) 1)アシル化:7-アミノデアセチルセファロスポラン
酸14.2gを95%エタノール75mlとジプロピルア
ミン20.9mlの混合物にとかし、−10℃の酢酸エチ
ル500ml中、トリエチルアミン12.3mlと(Z)-2
-(2-t-ブトキシカルボニルアミノ-4-チアゾリル)-
2-ペンテン酸23.9gと塩化メタンスルホニル6.6m
lから合成した(Z)-2-(2-t-ブトキシカルボニル
アミノ-4-チアゾリル)-2-ペンテン酸メタンスルホン
酸混合無水物の酢酸エチル200ml溶液を加え、1時間
撹拌してアシル化すれば、7β-[(Z)-2-(2-t-
ブトキシカルボニルアミノ-4-チアゾリル)-2-ペンテ
ノイルアミノ]-3-ヒドロキシメチル-3-セフェム-4-
カルボン酸ジプロピルアミン塩を得る。 IR νmax cm-1: 1790, 1695, 1660, 1630, 1565. 2)カルバモイル化:これを塩化水素3.19gの酢酸
エチル64ml溶液に窒素中約−40℃で加え、クロルス
ルホニルイソシアネート6.6mlを滴下、1時間撹拌し
てカルバモイル化する。反応液を水4.2mlで薄め、2
0℃で1時間撹拌して脱クロルスルホニル化する。反応
液を重曹水でpH2.4とし、アセトン14mlを加える。
有機層を分取、水洗後、減圧濃縮する。残留液を酢酸エ
チルで薄め、減圧濃縮後、ジプロピルアミン8.2mlを
加えれば、7β-[(Z)-2-(2-t-ブトキシカルボ
ニルアミノ-4-チアゾリル)-2-ペンテノイルアミノ]
-3-カルバモイルオキシメチル-3-セフェム-4-カルボ
ン酸ジプロピルアミン塩27.4gを得る。収率:68
%。 IR νmax cm-1: 1790, 1740, 1720, 1700, 1660, 1565. 3)エステル化:7β-[(Z)-2-(2-t-ブトキシ
カルボニルアミノ-4-チアゾリル)-2-ペンテノイルア
ミノ]-3-カルバモイルオキシメチル-3-セフェム-4-
カルボン酸ジプロピルアミン塩21.5gをメチルイソ
ブチルケトン65mlと4.5%硫酸水45mlにとかす。
有機層を分取し、7%炭酸水素ナトリウム水45mlで逆
抽出する。抽出液にメチルイソブチルケトン6ml、臭化
テトラ-n-ブチルアンモニウム1.3gおよびピバリン
酸ヨードメチルエステル9.1gを順次加え、中性に保
ちながら10℃で4時間撹拌してエステル化し、メタノ
−ルから結晶化すれば、前記A.の生成物と同一の化合
物14.0gを得る。無色結晶。収率:64%。
【0035】D.(ジイソプロピルアミン塩) 1)アシル化:7-アミノデアセチルセファロスポラン
酸16.5gをメタノール50mlとジプロピルアミン2
2.1mlの混液にとかし、−10℃の酢酸エチル500m
l中、トリメチルアミン15.4mlと(Z)-2-(2-t-
ブトキシカルボニルアミノ-4-チアゾリル)-2-ペンテ
ン酸27.8gと塩化メタンスルホニル7.7mlから合成
した(Z)-2-(2-t-ブトキシカルボニルアミノ-4-
チアゾリル)-2-ペンテン酸メタンスルホン酸混合無水
物の酢酸エチル200ml溶液を加え、1時間撹拌してア
シル化すれば、7β-[(Z)-2-(2-t-ブトキシカ
ルボニルアミノ-4-チアゾリル)-2-ペンテノイルアミ
ノ]-3-ヒドロキシメチル-3-セフェム-4-カルボン酸
ジプロピルアミン塩を得る。 IR νmax cm-1: 1790, 1690, 1660, 1625, 1565. 2)カルバモイル化:これを−40℃に保った塩化水素
3.72gの酢酸エチル80ml溶液に加え、クロルスル
ホニルイソシアネート7.6mlを滴下、1時間撹拌して
カルバモイル化する。反応液を水98mlで薄め、20℃
で1時間撹拌して脱クロルスルホニル化する。反応液を
重曹水でpH2.4とし、アセトン33mlを加える。有機
層を分取、水洗後、減圧濃縮する。残留液を酢酸エチル
で薄め、減圧濃縮後、ジプロピルアミン9.8mlを加え
れば、7β-[(Z)-2-(2-t-ブトキシカルボニル
アミノ-4-チアゾリル)-2-ペンテノイルアミノ]-3-
カルバモイルオキシメチル-3-セフェム-4-カルボン酸
ジプロピルアミン塩28.0gを得る。収率:60%。 IR νmax cm-1: 1780, 1730, 1680, 1650, 1620, 1565. 同様の条件下に製造したイソプロピルアミン塩の赤外線
吸収スペクトル。 IR νmax cm-1: 1760, 1720, 1700, 1650, 1620, 1555. 3)エステル化:7β-[(Z)-2-(2-t-ブトキシ
カルボニルアミノ-4-チアゾリル)-2-ペンテノイルア
ミノ]-3-カルバモイルオキシメチル-3-セフェム-4-
カルボン酸ジプロピルアミン塩25.0gをメチルイソ
ブチルケトン100mlと4.5%硫酸水50mlにとか
す。有機層を分取し、7%炭酸水素ナトリウム水50ml
で逆抽出する。抽出液にメチルイソブチルケトン25m
l、臭化テトラ-n-ブチルアンモニウム1.6gおよびピ
バリン酸ヨードメチルエステル11.8gを順次加え、
中性に保ちながら10℃で4時間撹拌してエステル化
し、メタノ−ルから結晶化すれば、前記A.の生成物と
同一の化合物14.8gを得る。無色結晶。収率:58
%。
【0036】E.(ジイソブチルアミン塩) 1)アシル化:7-アミノデアセチルセファロスポラン
酸10.6gをメタノール32mlとジイソブチルアミン
17.6mlの混合物に加えてとかし、−10℃の酢酸エ
チル150ml中、ジイソブチルアミン9.9mlと(Z)-
2-(2-t-ブトキシカルボニルアミノ-4-チアゾリ
ル)-2-ペンテン酸17.8gと塩化メタンスルホニル
4.9gから合成した(Z)-2-(2-t-ブトキシカル
ボニルアミノ-4-チアゾリル)-2-ペンテン酸メタンス
ルホン酸混合無水物の酢酸エチル溶液を加え、1時間撹
拌してアシル化すれば、7β-[(Z)-2-(2-t-ブ
トキシカルボニルアミノ-4-チアゾリル)-2-ペンテノ
イルアミノ]-3-ヒドロキシメチル-3-セフェム-4-カ
ルボン酸ジイソブチルアミン塩を得る。 2)カルバモイル化:これを塩化水素2.38gの酢酸
エチル50ml溶液に窒素中、冷時加え、クロルスルホニ
ルイソシアネート6.4gを滴下後、1時間撹拌してカ
ルバモイル化する。反応液を水60mlで薄め、20℃で
1時間撹拌して脱クロルスルホニル化する。反応液を重
曹水でpH2.4とし、アセトン25mlを加え、有機層を
分取、水洗後、減圧濃縮する。残留液を酢酸エチルで薄
め、減圧濃縮後、ジイソブチルアミン9.2mlを加えれ
ば、7β-[(Z)-2-(2-t-ブトキシカルボニルア
ミノ-4-チアゾリル)-2-ペンテノイルアミノ]-3-カ
ルバモイルオキシメチル-3-セフェム-4-カルボン酸ジ
イソブチルアミン塩19.4gを得る。収率:62%。 3)エステル化:7β-[(Z)-2-(2-t-ブトキシ
カルボニルアミノ-4-チアゾリル)-2-ペンテノイルア
ミノ]-3-カルバモイルオキシメチル-3-セフェム-4-
カルボン酸ジイソブチルアミン塩52.1gをメチルイ
ソブチルケトン80mlと4.5%硫酸水35mlにとか
す。有機層を分取、7%炭酸水素ナトリウム水35mlで
逆抽出する。抽出液にメチルイソブチルケトン10ml、
臭化テトラ-n-ブチルアンモニウム0.77gおよびピ
バリン酸ヨードメチルエステル7.52gを順次加え、
中性に保ちながら4時間撹拌してエステル化後、メタノ
−ルから結晶化すれば、前記A.と同一の生成物9.2
9gを得る。無色結晶。収率:57%。
【0037】F.(他の有機アミン塩) モルホリン、ジエチルアミン、ジプロピルアミン、ジイ
ソプロピルアミンまたはジイソブチルアミンの代わりに
次の有機アミンを用いて実施例1のA.B.C.D.ま
たはE.の反応を行なえば、前記A.と同一の生成物を
得る。ジメチルアミン、ジブチルアミン、メチルイソブ
チルアミン、ジシクロヘキシルアミン、ピロリジン、ピ
ペリジン、ジフェニルアミン、トリエチルアミン、トリ
-n-ブチルアミン、トリ-n-ペンチルアミン、トリ-n-
オクチルアミン、N-メチルジイソプロピルアミン、N-
メチルモルホリン、N-メチルピペリジン、N,N-ジメ
チルベンジルアミン、トリベンジルアミン、ピリジン、
N,N-ジメチルアミノピリジン、ピコリン、ルチジン。
【0038】実施例2(セフロキシム・アクセチル) A.(ジエチルアミン塩) 1)アシル化:7-アミノデアセチルセファロスポラン
酸693mgをメタノール4mlとジエチルアミン0.69m
lの混液にとかし、−10℃の酢酸エチル10ml中、ト
リエチルアミン0.94mlの存在下、(Z)-2-(2-フ
リル)-2-メトキシイミノ酢酸116mgと塩化メタンス
ルホニル0.36mlから合成した(Z)-2-(2-フリ
ル)-2-メトキシイミノ酢酸メタンスルホン酸混合無水
物の酢酸エチル2ml溶液を加え、−2.5℃で1時間撹
拌する。反応液を減圧濃縮してメタノ-ルを留去し、酢
酸エチルで処理すれば、7β-[(Z)-2-(2-フリ
ル)-2-メトキシイミノアセトアミド]-3-ヒドロキシ
メチル-3-セフェム-4-カルボン酸ジエチルアミン塩を
得る。 2)カルバモイル化:塩化水素156mgを酢酸エチル5
mlにとかし、7β-[(Z)-2-(2-フリル)-2-メト
キシイミノアセトアミド]-3-ヒドロキシメチル-3-セ
フェム-4-カルボン酸ジエチルアミン塩を含む残留物を
窒素中−30℃で滴下する。30分撹拌後、クロルスル
ホニルイソシアネート0.61mlを3時間に滴下後、1
時間撹拌する。反応液を水8mlで薄め、1時間撹拌す
る。有機層を分取、水と重曹水を加えてpH2.4とし、
アセトン3mlを加える。有機層を分取、水で洗い、減圧
濃縮する。残留液を酢酸エチルで薄め、減圧濃縮する。
残留液にジエチルアミン0.28mlを加え、酢酸エチル
で薄めて室温で30分間撹拌する。残留液を減圧濃縮す
れば、7β-[(Z)-2-(2-フリル)-2-メトキシイ
ミノアセトアミド]-3-カルバモイルオキシメチル-3-
セフェム-4-カルボン酸ジエチルアミン塩1.05gを
得る。収率:70%。 3)エステル化:7β-[(Z)-2-(2-フリル)-2-
メトキシイミノアセトアミド]-3-カルバモイルオキシ
メチル-3-セフェム-4-カルボン酸・ジエチルアミン塩
798mgをメチルイソブチルケトン7mlと4.5%硫酸
水2mlの混液にとかす。有機層を分取し、7%炭酸水素
ナトリウム水1.7mlを加え、数分撹拌する。水層を分
取し、メチルイソブチルケトン1ml、臭化テトラ-n-ブ
チルアンモニウム101mgおよび酢酸1-ヨードエチル
エステル928mgを順次加える。混合物をpH5に保ちな
がら20℃で4時間撹拌後、メタノール6mlを添加後、
1時間と5℃で2時間撹拌し、析出する結晶を濾取す
る。結晶を冷メチルイソブチルケトンで洗い、減圧乾燥
すれば、7β-[(Z)-2-(2-フリル)-2-メトキシ
イミノアセトアミド]-3-カルバモイルオキシメチル-
3-セフェム-4-カルボン酸アセトキシエチルエステル
588mgを得る。無色結晶。収率:72%。 NMR δ(CD3SOCD3)ppm: 1.51(d, J=6Hz, 3H), 2.08(s,
3H), 3.77, 3.55(ABq,J=18Hz, 2H), 3.92(s, 3H), 4.8
7, 4.65(ABq, J=12Hz, 2H), 5.31, 5.27(d, J=5Hz, 1
H), 5.94(m, 1H), 6.6〜6.8(m, 2H), 6.8(m, 2H), 7.0
4, 6.94(m, 1H),7.89(m, 1H), 9.80(d, J=9Hz, 1H).
【0039】B.(ジシクロヘキシルアミン塩) 1)アシル化:7-アミノデアセチルセファロスポラン
酸429mgを5%含水プロパノール2.5mlとジシクロ
ヘキシルアミン0.9mlの混液にとかし、−10℃の酢
酸エチル12ml中、トリエチルアミン0.56mlと
(Z)-2-(2-フリル)-2-メトキシイミノ酢酸72
2mgと塩化メタンスルホニル0.22mlから合成した
(Z)-2-(2-フリル)-2-メトキシイミノ酢酸メタ
ンスルホン酸混合無水物の酢酸エチル溶液を加え、1時
間撹拌してアシル化すれば、β-[(Z)-2-(2-フリ
ル)-2-メトキシイミノアセトアミド]-3-ヒドロキシ
メチル-3-セフェム-4-カルボン酸ジシクロヘキシルア
ミン塩を得る。 2)カルバモイル化:これを塩化水素97mgの酢酸エチ
ル3ml溶液に約−40℃で加え、30分後、クロルスル
ホニルイソシアネート378mlを滴下、1時間撹拌して
カルバモイル化する。反応液を水5mlで薄め、20℃で
1時間撹拌して脱クロルスルホニル化する。反応液を重
曹水でpH2.4とし、アセトン1.5mlを加える。有機層
を分取し、水洗、減圧濃縮する。残留液を減圧濃縮後ジ
シクロヘキシルアミン0.35mlを加え、酢酸エチルで
薄めれば、7β-[(Z)-2-(2-フリル)-2-メトキ
シイミノアセトアミド]-3-カルバモイルオキシメチル
-3-セフェム-4-カルボン酸ジシクロヘキシルアミン塩
710mgを得る。収率:63%。 3)エステル化:7β-[(Z)-2-(2-フリル)-2-
メトキシイミノアセトアミド]-3-カルバモイルオキシ
メチル-3-セフェム-4-カルボン酸ジシクロヘキシルア
ミン塩600mgをメチルイソブチルケトン5mlと4.5
%硫酸水1.5mlにとかす。有機層を分取し、7%炭酸
水素ナトリウム水1mlで逆抽出する。抽出液にメチルイ
ソブチルケトン0.55ml、臭化テトラ-n-ブチルアン
モニウム72.8gと酢酸1-ヨードエチルエステル33
7mgを順次加え、中性に保ちながら4時間撹拌してエス
テル化し、メタノ−ルから結晶化すれば、実施例2の
A.と同一の生成物313mgを得る。収率:62%。
【0040】C.(他の有機アミン塩) ジエチルアミンまたはジシクロヘキシルアミンの代わり
に次の有機アミンを用いて実施例2のA.またはB.の
反応を行なえば、実施例2のA.と同一の生成物を得
る。イソプロピルアミン、イソブチルアミン、t-ブチ
ルアミン、シクロヘキシルアミン、ジメチルアミン、ジ
-n-プロピルアミン、ジイソプロピルアミン、ジイソブ
チルアミン、メチルイソブチルアミン、ジシクロヘキシ
ルアミン、ピロリジン、モルホリン、ピペリジン、ジフ
ェニルアミン、トリエチルアミン、トリ-n-ブチルアミ
ン、トリ-n-ペンチルアミン、トリ-n-オクチルアミ
ン、N-メチルジイソプロピルアミン、N-メチルモルホ
リン、N-メチルピペリジン、N,N-ジメチルベンジル
アミン、トリベンジルアミン、ピリジン、N,N-ジメチ
ルアミノピリジン、ピコリン、ルチジン、2-ピコリル
アミン。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】7-アシルアミノ-3-ヒドロキシメチル-3
    -セフェム-4-カルボン酸の2級アミン塩。
  2. 【請求項2】7β−[(Z)−2−(2−t−ブトキシ
    カルボニルアミノ−4−チアゾリル)−2−ペンテノイ
    ルアミノ]−3−ヒドロキシメチル−3−セフェム−4
    −カルボン酸の2級アミン塩である、請求項1記載のア
    ミン塩。
  3. 【請求項3】ジイソプロピルアミン塩である、請求項2
    記載のアミン塩。
  4. 【請求項4】7-アシルアミノ-3-カルバモイルオキシ
    メチル-3-セフェム-4-カルボン酸の2級アミン塩。
  5. 【請求項5】7β−[(Z)−2−(2−t−ブトキシ
    カルボニルアミノ−4−チアゾリル)−2−ペンテノイ
    ルアミノ]−3−カルバモイルオキシメチル−3−セフ
    ェム−4−カルボン酸の2級アミン塩である、請求項4
    記載のアミン塩。
  6. 【請求項6】ジイソプロピルアミン塩である、請求項5
    記載のアミン塩。
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