JP2001015920A - 多層プリント配線板及びその製造方法 - Google Patents

多層プリント配線板及びその製造方法

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JP2001015920A
JP2001015920A JP11186401A JP18640199A JP2001015920A JP 2001015920 A JP2001015920 A JP 2001015920A JP 11186401 A JP11186401 A JP 11186401A JP 18640199 A JP18640199 A JP 18640199A JP 2001015920 A JP2001015920 A JP 2001015920A
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wiring
connection
wiring board
insulating film
conductive paste
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JP11186401A
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English (en)
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Masayuki Taguchi
雅之 田口
Noriaki Sekine
典昭 関根
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
  • Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 導電ペーストを金属箔に印刷してバンプを形
成しバンプに有機絶縁膜を貫通させて多層配線の層間接
続を行うB2 it法を用いて、信頼性が高く、高密度化
された製造が容易な多層プリント配線板を提供する。 【解決手段】 貫通孔5に導電性ペーストを印刷して内
部に接続プラグ6を形成したコアとなる配線基板1に、
導電性ペーストを印刷してバンプ10、11を形成した
金属箔をバンプが少なくとも1つの接続プラグに当接す
るように未硬化の有機絶縁膜8、9を介して積層し、こ
の積層体を加熱加圧し、金属箔をパターニングして多層
の配線パターンを配線基板上に積層する。バンプを接続
プラグの直上に設置でき、デザインルール面にメリット
があり、設計の手間を省くことができる。貫通孔に導電
性ペーストを充実して埋め込むだけでその後の銅めっき
をしなくて良い。貫通孔内に抵抗ペーストを埋め込んで
抵抗素子を形成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多層プリント配線
板に係り、とくに、信頼性が高く、且つ高密度化された
製造が容易な多層プリント配線板の構造及びその製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ビルドアップ多層プリント配線板
といわれる多層配線基板がプリント配線板や半導体素子
を接続して構成されたフリップチップ型半導体装置など
に支持基板に適用されることが多くなっている。とく
に、例えば、銀ペーストなどの導電ペーストを、例え
ば、銅などの金属箔に印刷して接続バンプ(以下、バン
プという)を形成し、バンプに有機絶縁膜を貫通させて
層間の電気接続を行う方法は、B2 it法(Buried Bum
p Interconnection Technologyの略、バンプによる層間
接続技術を意味している。)として良く知られている。
図17及び図18を参照してこの方法を説明する。配線
基板101は、例えば、両面に導体箔を貼り合わせた両
面銅張積層板を用いる。厚さ1.2mmのガラスクロス
にビスマレイミド型ポリイミド樹脂を含浸させた両面銅
張積層板の導体箔は、例えば、厚さ35μmの電解銅箔
からなり、これらをパターニングして両面に第1及び第
2の配線層104、105を形成する。第1の配線層1
04及び第2の配線層105は、配線基板に形成された
接続配線(図示しない)により適宜電気的に接続されて
いる(図17(a))。
【0003】一方、厚さ35μmの電解銅箔102を用
意し、これに銀ペーストなどの導電ペーストを用いて所
定のパターンに配置された接続配線であるバンプ107
を複数印刷する。バンプ107は略円錐状で底面の径が
0.4mm程度である(図17(b))。次に、バンプ
107を所定のパターンに配置形成した形成した銅箔1
02にプレプリグなどの未硬化の有機絶縁膜103を積
層し、バンプ107を貫通させてその頭部を露出させ
る。有機絶縁膜103は、例えば、エポキシ変性ポリイ
ミド樹脂フィルムを用いる。銅箔102及び有機絶縁膜
103は、ローラーなどによりプレスして一体化され
る。このとき、銅箔102と有機絶縁膜103との積層
体は、有機絶縁膜103から露出するバンプ107の頭
部を圧潰するように塑性変形される。そして、有機絶縁
膜103は、硬化させず、セミキュア状態を維持する温
度、圧力条件でプレスを行うのが好ましい(図17
(c))。次に、銅箔102と有機絶縁膜103との積
層体に配線基板101を積層する。このとき配線基板1
01の第1の面に形成された第1の配線層104は、銅
箔102に形成されたバンプ107と対向するようにこ
れらを積層する。これら積層体は、上下両側からクッシ
ョン材108を介してプレス板109に挟み込まれ、こ
の状態で加熱しつつ加圧される。
【0004】加熱及び加圧により有機絶縁膜103は硬
化してキュアされる。このとき銅箔102上のバンプ1
07は、塑性変形しながら、対向する配線基板101の
第1の配線層104と接続される(図18(a))。プ
レスに用いるプレス板109は、ステンレス板、真鍮板
などの寸法変化や変形の少ない金属板、ポリテトラフロ
ロエチレン樹脂板やポリイミド樹脂板などの寸法変化や
変形の少ない耐熱性樹脂板などを用いる。プレス板10
9から積層体を取り外し、周知のエッチング技術により
銅箔102を所定のパターンにエッチングして第3の配
線層102を形成する。以上の工程により各配線層がバ
ンプによる多数のビアコンタクトを有する多層プリント
配線板が形成される。その後、ソルダーレジスト加工、
コンポーネントマスキング加工、金メッキ加工、はんだ
コーティングなどの表面仕上げ加工を適宜実施して多層
プリント配線板を完成させる(図18(b))。このよ
うに形成された多層プリント配線板の配線回路の接続抵
抗は小さく、接合状態は良好である。また、従来より薄
くすることも可能になる。また、貫通孔による層間接続
を必要最小限にすることができるので高密度実装に対応
することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、B2 it法によ
る層間接続技術を用いた多層プリント配線板は、以上の
ように形成される。図18(b)に示す従来の多層プリ
ント配線板では、コアとなる配線基板として多層配線構
造の基板を用い、基板両面に形成された配線パターンを
貫通孔に形成された導電路を介して電気的に接続するこ
とも知られている。図19及び図20は、コアの配線基
板に多層配線構造の基板を用いた従来例である。この従
来例では、B2 it法を用いないで層間絶縁膜を積層し
ながらフォトエッチングやレーザなどで層間絶縁膜に貫
通孔を形成し、ここに接続用導電路をもけて多層配線を
積層していく方法が採られている。図19に示すよう
に、内部に多層の内部配線パターン203が形成された
配線基板200には、両面に第1の配線パターン204
及び第2の配線パターン205が形成されている。第1
及び第2の配線パターン間は貫通孔202内に形成され
た導電路(接続配線)208により電気的に接続されて
いる。接続配線208は、Cuメッキなどにより形成さ
れる。
【0006】そして貫通孔202にはこの内部の空間を
埋めるようにエポキシ樹脂などからなる絶縁プラグ20
6が充填されている。第1の配線パターン204及び第
2の配線パターン205の上には層間絶縁膜207、2
09が形成され、その上にはそれぞれ第3の配線パター
ン201及び第4の配線パターン210が形成されてい
る。第3の配線パターン201は、フォトエッチングや
レーザ光などにより開口させた貫通孔を介して第1の配
線パターン204と電気的に接続され、第4の配線パタ
ーン210は、貫通孔を介して第2の配線パターン20
5と電気的に接続される。このとき、配線間の接続部分
は、絶縁プラグ206が埋め込まれているので、コアの
配線基板200の貫通孔202から離れたところに設け
られている。また、図20に示すように、高密度対応な
ど設計上の制約によりコアの配線基板200の貫通孔2
02上で接続する必要性が生じたときには、第1の配線
パターン204及び絶縁プラグ206の上にフラッシュ
めっき層212を施して第1の配線パターン204と第
3の配線パターン201とを電気的に接続し、第2の配
線パターン205及び絶縁プラグ206の上にフラッシ
ュめっき層213を施して第2の配線パターン205と
第4の配線パターン210とを電気的に接続することが
できる。
【0007】しかし図19及び図20の方法では、めっ
き回数が増えるので、ファインパターンのエッチングが
難しくなる。コアの配線基板に形成された貫通孔にフラ
ッシュめっき層を形成するには、樹脂を埋め込み、研磨
して整面後にめっきを施すなど工程数や材料費が高くな
る。また、コアの配線基板に形成された貫通孔を避けて
接続部を形成するには、部品配置や配線設計に制約が増
え、手間がかかる上、高密度化が阻害される。本発明
は、このような事情によりなされたものであり、導電ペ
ーストを金属箔に印刷してバンプを形成し、バンプに有
機絶縁膜を貫通させて多層配線の層間接続を行うB2
t法を用いて、信頼性が高く、且つ高密度化された製造
が容易な多層プリント配線板の構造及びその製造方法を
提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、貫通孔に導電
性ペーストを印刷して内部に接続プラグを形成したコア
となる配線基板に、導電性ペーストを印刷してバンプを
形成した金属箔をバンプが少なくとも1つの接続プラグ
に当接するように未硬化の有機絶縁膜を介して積層し、
この積層体を加熱加圧し、金属箔をパターニングして多
層の配線パターンを配線基板上に積層することを第1の
特徴とする。また、本発明は、貫通孔に導電性ペースト
を印刷して内部に接続プラグを形成したコアとなる第1
の配線基板に、貫通孔に導電性ペーストを印刷して内部
に接続プラグを形成し、配線パターンには導電性ペース
トにより印刷したバンプを有する第2の配線基板をバン
プがコアとなる第1の配線基板の1つの接続プラグに当
接するように未硬化の有機絶縁膜を介して積層し、この
積層体を加熱加圧して多層プリント配線板を形成するこ
とを第2の特徴とする。この多層プリント配線板を製造
する際において配線基板の貫通孔を形成する穴開けには
ドリルによる穴開けとレーザによる穴開けを併用するこ
とに特徴がある。
【0009】また、本発明は、貫通孔に導電性ペースト
を印刷して内部に接続プラグを形成したコアとなる配線
基板に、導電性ペーストを印刷してバンプを形成した金
属箔をバンプが少なくとも1つの接続プラグに当接する
ように未硬化の有機絶縁膜を介して積層し、この積層体
を加熱加圧し、金属箔をパターニングして多層の配線パ
ターンを配線基板上に積層することにより形成した多層
プリント配線板において、コアの配線基板の表裏配線パ
ターンを電気的に接続する貫通孔内の接続プラグを抵抗
ペーストによって埋め込み形成し、抵抗素子を有するよ
うにしたことを第3の特徴とする。この抵抗素子の抵抗
値は、抵抗ペーストとして所定の抵抗値の材料を選択す
るか、貫通孔の口径を所定の値に設定して調整すること
に特徴がある。本発明は、貫通孔に導電性ペーストを印
刷して内部に接続プラグを形成したコアとなる配線基板
に、導電性ペーストを印刷してバンプを形成した金属箔
をバンプが少なくとも1つの接続プラグに当接するよう
に未硬化の有機絶縁膜を介して積層し、この積層体を加
熱加圧し、金属箔をパターニングして多層の配線パター
ンを配線基板上に積層する多層プリント配線板の製造方
法において、金属箔に代えて無電解メッキ膜を用い、未
硬化の有機絶縁膜に代えて液状樹脂の塗布膜を用いるこ
とを第4の特徴とする。
【0010】本発明は、貫通孔に導電性ペーストを印刷
して内部に接続配線を形成したコアとなる配線基板に、
導電性ペーストを印刷してバンプを形成した金属箔を未
硬化の有機絶縁膜を介して積層し、この積層体を加熱加
圧し、金属箔をパターニングして多層の配線パターンを
配線基板上に積層する多層プリント配線板の製造方法に
おいて、前記貫通孔内の接続配線は、配線基板の表裏の
配線パターン間を電気的に接続し、貫通孔内を完全に充
実していないことを第5の特徴とする。配線基板材料に
は、コンポジット材を用いることに特徴がある。第1の
特徴において、バンプをコアである配線基板の接続プラ
グの直上に設置でき、デザインルール面にメリットがあ
り、貫通孔などをずらす等の設計の手間を省くことがで
きる。また、配線基板の貫通孔に導電性ペーストを充実
して埋め込むだけで、その後の銅めっきをしなくて良く
なる。これにより加工工程数が削減できる。また、パタ
ーン歩留まり向上が図れる。第2の特徴において、容易
に超高密度型多層プリント配線板の製造が可能である。
また、2つの穴開け方法を併用することができるので、
必要な個所のみレーザ穴開けができ、穴開けコスト・工
数を大幅に削減させることができる。すなわち、レーザ
穴開け孔数を必要最小限の数にできるのでレーザ穴開け
機の負荷を削減でき設備投資が抑えられる。
【0011】第3の特徴について、多層プリント配線板
内に抵抗素子を内蔵させることが可能になり、導電性ペ
ーストが埋め込まれる基材の厚さ、埋め込む貫通孔径又
はペースト材料を数種持つことで必要とされる抵抗値を
有することが可能になる。ペーストを埋め込んだ部分へ
直接バンプを接続させることで部品直下に抵抗を持たせ
ることが可能であり、かつダイレクト構造となることか
らシュリンク効果も実現できる。第4の特徴について、
バンプの径・高さに影響を受けずに層間接続ができる。
つまり、バンプの径・高さを小さくすることが可能にな
り、引き出しパターン、ランドの設置面積を不要にする
ことができる。第5の特徴について、工程が簡略化され
るので製造時間が短縮化が可能になり、且つ製造コスト
を低下させることができる。
【0012】すなわち本発明の多層プリント配線板は、
貫通孔に埋め込まれた導電性ペーストからなる少なくと
も1つの接続プラグにより互いに電気的に接続された第
1及び第2の配線パターンがそれぞれ第1及び第2の面
に形成された配線基板と、前記配線基板の第1の面に前
記第1の配線パターンを被覆するように積層された第1
の層間絶縁膜と、前記配線基板の第2の面に前記第2の
配線パターンを被覆するように積層された第2の層間絶
縁膜と、前記第1の層間絶縁膜上に形成された第3の配
線パターンと、前記第2の層間絶縁膜上に形成された第
4の配線パターンと、前記第1の層間絶縁膜に埋め込ま
れ、少なくとも1つは前記接続プラグの表面に一端が接
触し、他端が第3の配線パターンに接触している第1の
接続バンプと、前記第2の層間絶縁膜に埋め込まれ、少
なくとも1つは前記接続プラグの表面に一端が接触し、
他端が第4の配線パターンに接触している第2の接続バ
ンプとを備えていることを第1の特徴としている。前記
配線基板は、少なくとも1層の配線パターンが埋め込ま
れており、この配線パターンは、前記接続プラグと電気
的に接続されているようにしても良い。前記接続プラ
グ、前記第1及び第2の接続バンプの中から選ばれた少
なくとも1つの接続プラグもしくは接続バンプには、抵
抗ペーストが埋め込まれて抵抗素子を形成しているよう
にしても良い。前記抵抗素子は、前記抵抗ペーストの材
料によって抵抗値が調整されるようにしても良い。
【0013】前記抵抗素子は、前記抵抗素子が埋め込ま
れた接続プラグもしくは接続バンプの径の大きさにより
抵抗値が調整されるようにしても良い。また、本発明の
多層プチリント配線板は、貫通孔に埋め込まれた導電性
ペーストからなる少なくとも1つの第1の接続プラグに
より互いに電気的に接続された第1及び第2の配線パタ
ーンがそれぞれ第1及び第2の面に形成された第1の配
線基板と、貫通孔に埋め込まれた導電性ペーストからな
る少なくとも1つの第2の接続プラグにより互いに電気
的に接続された第3及び第4の配線パターンがそれぞれ
第1及び第2の面に形成された第2の配線基板と、貫通
孔に埋め込まれた導電性ペーストからなる少なくとも1
つの第3の接続プラグにより互いに電気的に接続された
第5及び第6の配線パターンがそれぞれ第1及び第2の
面に形成された第3の配線基板と、前記第1の配線基板
の第1の面と前記第2の配線基板の第2の面との間に形
成された第1の層間絶縁膜と、前記第1の配線基板の第
2の面と前記第3の配線基板の第1の面との間に形成さ
れた第2の層間絶縁膜と、前記第1の層間絶縁膜に埋め
込まれ、少なくとも1つは前記第1の接続プラグの表面
に一端が接触し、他端が第4の配線パターンの前記第2
の接続プラグ上の部分に接触している第1の接続バンプ
と、前記第2の層間絶縁膜に埋め込まれ、少なくとも1
つは前記第1の接続プラグの表面に一端が接触し、他端
が第5の配線パターンの前記第3の接続プラグ上の部分
に接触している第2の接続バンプとを備えていることを
第2の特徴としている。
【0014】前記第1の配線基板は、少なくとも1層の
配線パターンが埋め込まれており、この配線パターン
は、前記第1の接続プラグと電気的に接続されているよ
うにしても良い。本発明の多層プリント配線板の製造方
法は、第1及び第2の配線パターンがそれぞれ第1及び
第2の面に形成された配線基板に少なくとも1つの貫通
孔を形成する工程と、前記配線基板の第1及び第2の面
に導電性ペーストを所定のパターンで印刷して前記第1
及び第2の配線パターン間を前記貫通孔を介して電気的
に接続する工程と、第1及び第2の金属箔に導電性ペー
ストを印刷して所定の配置パターンで複数の接続バンプ
を形成する工程と、前記第1及び第2の金属箔にそれぞ
れ第1及び第2の未硬化の有機絶縁膜を積層し、これら
を加圧して、これら有機絶縁膜から前記接続バンプの先
端が露出する積層体を形成する工程と、これらの積層体
を前記配線基板を前記露出した接続バンプの先端が前記
第1及び第2の配線パターン表面に当接するように積層
し、これらを加圧及び加熱する工程とを備えていること
を第1の特徴としている。
【0015】また、本発明の多層プリント配線板の製造
方法は、第1及び第2の配線パターンがそれぞれ第1及
び第2の面に形成された配線基板に少なくとも1つの貫
通孔を形成し、この貫通孔に導電性ペーストを埋め込ん
で前記第1及び第2の配線パターンを電気的に接続する
接続プラグを形成する工程と、第1及び第2の金属箔に
導電性ペーストを印刷して所定の配置パターンで複数の
接続バンプを形成する工程と、前記第1及び第2の金属
箔にそれぞれ第1及び第2の未硬化の有機絶縁膜を積層
し、これらを加圧して、これら有機絶縁膜から前記接続
バンプの先端が露出する積層体を形成する工程と、これ
らの積層体を前記配線基板を前記露出した接続バンプの
先端が前記接続プラグの表面に当接するように積層し、
これらを加圧及び加熱する工程とを備えていることを第
2の特徴としている。また、本発明の多層プリント配線
板の製造方法は、配線基板主面に導電性ペーストを印刷
してこの主面に形成された第1の配線パターンの所定位
置に少なくとも1つの接続バンプを形成する工程と、前
記配線基板主面に液状樹脂を塗布し、硬化させて前記接
続バンプを被覆する有機絶縁膜を形成する工程と、前記
有機絶縁膜を研磨して前記接続バンプ先端部を露出させ
る工程と、前記有機絶縁膜上に前記接続バンプ先端部が
接触するように金属膜を無電解メッキにより形成する工
程と、前記金属膜をエッチング処理して前記有機絶縁膜
上に第2の配線パターンを形成する工程とを備えている
ことを第3の特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して発明の実施
の形態を説明する。まず、図1乃至図5を参照して第1
の実施例を説明する。図1は、多層プリント配線板の断
面図、図2は、コアとなる配線基板の製造工程断面図、
図3乃至図5は、多層プリント配線板の製造工程断面図
である。図1に示すように、表裏に第1及び第2の配線
パターン2、3が形成された配線基板1には、内部に複
数層(この実施例では2層になっている)の内部配線パ
ターン4が形成されている。配線基板1の表裏両面上に
は配線パターン2、3を被覆するように層間絶縁膜8、
9が形成されている。配線基板1には表裏の配線パター
ンを電気的に接続するために少なくとも1つの貫通孔5
が形成されている。貫通孔5の内部側壁にはCuめっき
などにより形成された接続配線7が形成され、第1及び
第2の配線パターン2、3を電気的に接続している。接
続配線7は、適宜内部配線パターン4にも電気的に接続
されている。また、貫通孔5内部には銀ペーストなどの
導電性ペーストよりなる接続プラグ6が埋め込まれ、接
続配線7と同じ様に第1及び第2の配線パターン2、3
及び内部配線パターン4を電気的に接続している。
【0017】層間絶縁膜8、9の表面には、第3及び第
4の配線パターン12、13が形成され、これらは、層
間絶縁膜8を貫通するバンプ10、11を介して配線基
板1上の第1及び第2の配線パターン2、3と電気的に
接続されている。バンプ10、11は、接続プラグ6に
直接接続することができ、接続プラグ6の両表面の直上
にバンプ10、11が配置されている。接続プラグ6
は、貫通孔5内に充実して配線されているので、十分接
続配線7の代わりをすることができ、したがって、貫通
孔5内壁にCuめっきを施さず接続配線7を省略でき
る。
【0018】次に、コアとなる配線基板を形成する製造
工程を説明する。まず、予め内層が回路形成された配線
基板1の表裏両面に多層配線を形成する。配線基板1
は、エポキシ樹脂などを含浸させたガラス不織布銅張積
層板やエポキシ樹脂などの合成樹脂板を用いる。配線基
板1の内部には、内層回路として銅箔などから構成され
た内部配線パターン4が2層形成されている。配線基板
1の表裏両面は、銅箔14、15で被覆されている(図
2(a))。次に、この配線基板1にドリルもしくはレ
ーザなどにより穴開けを行って貫通孔5を形成する。次
に、配線基板1にめっき処理を施し、表裏両面の銅箔1
4、15上及び貫通孔5内壁に銅めっき膜59を形成す
る(図2(b))。次に、配線基板1に銀ペーストなど
の導電性ペーストを印刷して貫通孔5内部に完全に埋め
込み、配線基板1の両面を研磨して表面を平坦化させて
接続プラグ6を形成させる(図2(c))。次に、銅箔
14、15及び銅めっき膜59を通常の技術により選択
的にエッチングして配線基板1の表裏両面に第1及び第
2の配線パターン2、3及び貫通孔5の内壁に接続配線
7を形成してコアとなる配線基板1を完成させる(図2
(d))。
【0019】次に、多層プリント配線板を形成する製造
工程を説明する。厚さ35μmの電解銅箔16、17を
用意し、これに銀ペーストなどの導電ペーストを用いて
所定のパターンに配置されたバンプ10、11を複数印
刷する。バンプ10、11は略円錐状で底面の径が0.
4mm程度である(図3(a))。次に、バンプ10、
11を所定のパターンに配置形成した銅箔16、17
に、プリプレグといわれる未硬化の有機絶縁膜18、1
9を積層し、バンプ10、11を貫通させてその頭部を
露出させる。有機絶縁膜18、19は、例えば、エポキ
シ変性ポリイミド樹脂フィルムを用いる。銅箔16、1
7及び有機絶縁膜18、19は、ローラーなどによりプ
レスして一体化される。このとき、銅箔16、17と有
機絶縁膜18、19との積層体は、有機絶縁膜18、1
9から露出するバンプ10、11の頭部を圧潰するよう
に塑性変形される。そして、有機絶縁膜18、19は、
硬化されず、セミキュア状態を維持する温度、圧力条件
でプレスされている(図3(b))。
【0020】次に、銅箔16、17と有機絶縁膜18、
19との積層体に配線基板1を積層する。このとき配線
基板1の第1の面に形成された第1の配線パターン2
は、銅箔16に形成されたバンプ10と対向するように
積層され、第2の面に形成された第2の配線パターン3
は、銅箔17に形成されたバンプ11と対向するように
積層される(図4)。これら積層体は、上下両側からク
ッション材を介してプレス板に挟み込まれ、この状態で
加熱しつつ加圧される。加熱及び加圧により有機絶縁膜
18、19は硬化してキュアされて層間絶縁膜8、9と
なる。このとき銅箔16、17上のバンプ10、11
は、塑性変形しながら対向する配線基板1の第1及び第
2の配線パターン2、3と接続される。プラグ6が形成
されている所ではプラグ6と接続される(図5)。プレ
ス板から積層体を取り外してから、周知のエッチング技
術により銅箔16、17を所定のパターンにエッチング
して第3及び第4の配線層12、13を形成する。以上
の工程により各配線パターンがバンプによる多数のビア
コンタクトを有する多層プリント配線板が形成される。
その後、ソルダーレジスト加工、コンポーネントマスキ
ング加工、金めっき加工、はんだコーティングなどの表
面仕上げ加工を適宜実施して多層プリント配線板を完成
させる(図1参照)。バンプをコアである配線基板の接
続プラグの直上に設置でき、デザインルール面にメリッ
トがあり、貫通孔などをずらす等の設計の手間を省くこ
とができる。また、配線基板の貫通孔に導電性ペースト
を充実して埋め込むだけで、その後の銅めっきをしなく
て良くなる。その結果加工工程数が削減できる。
【0021】次に、図6乃至図8を参照して第2の実施
例を説明する。図6及び図7は、多層プリント配線板を
構成する配線基板を形成する製造工程断面図、図8は、
多層プリント配線板の断面図である。図8に示すよう
に、この多層プリント配線板は、コアとなる配線基板2
1の両面に配線基板20、20′を積層してなるもので
ある。表裏に第1及び第2の配線パターン22、23が
形成された配線基板21には、内部に複数層(この実施
例では2層)の内部配線パターン24が形成されてい
る。配線基板21の表裏両面上には配線パターン22、
23を被覆するように層間絶縁膜28、29が形成され
ている。配線基板21には表裏の配線パターンを電気的
に接続するために少なくとも1つの貫通孔25が形成さ
れている。貫通孔25の内部側壁にはCuめっきなどに
より形成された接続配線27が形成され、第1及び第2
の配線パターン22、23を電気的に接続している。接
続配線27は、適宜内部配線パターン24にも電気的に
接続されている。また、銀ペーストなどの導電性ペース
トよりなる接続プラグ26が貫通孔25に埋め込まれ、
接続配線27と同じ様に第1及び第2の配線パターン2
2、23及び内部配線パターン24を電気的に接続して
いる。
【0022】層間絶縁膜28、29の表面には、第3及
び第4の配線パターン40、40′が形成され、これら
は、層間絶縁膜28を貫通するバンプ30、30′を介
して配線基板21上の第1及び第2の配線パターン2
2、23と電気的に接続されている。バンプ30、3
0′は、接続プラグ26に直接接続することができ、こ
の実施例では接続プラグ26の両表面の直上にバンプ3
0、30′が配置されている。接続プラグ26は、貫通
孔25内に充実して配線されているので、十分接続配線
27の代わりができ、したがって、貫通孔25内壁にC
uめっきを施さず接続配線27を省略させることもでき
る。層間絶縁膜28、29上には配線基板20、20′
が積層されている。配線基板20、20′の露出する表
面には第5及び第6の配線パターン41、41′が形成
されている。配線基板20、20′のそれぞれ表裏両面
の配線パターン間は、配線基板20、20′に形成され
たドリル孔33及びレーザ孔34からなる貫通孔に埋め
込まれた導電性ペーストからなる接続プラグにより電気
的に接続されている。
【0023】次に、コアとなる配線基板の両面に積層さ
れる配線基板を形成する製造工程を説明する。まず、配
線基板20、20′は、エポキシ樹脂などを含浸させた
ガラス不織布銅張積層板やエポキシ樹脂等の合成樹脂板
を用いる。配線基板20(以下、配線基板20′も同様
であるので配線基板20のみ説明する。)の表裏両面
は、銅箔31、32で被覆されている。この配線基板2
0にドリルもしくはレーザなどにより穴開けを行って貫
通孔を形成する。ドリルにより穴開けした貫通孔は、ド
リル孔33といい、レーザにより穴開けした貫通孔は、
レーザ孔34という(図6(a))。次に、穴開けされ
たドリル孔33及びレーザ孔34内に導電性ペースト
(例えば、デュポン社製 CB−100)を埋め込み、
接続プラグ35、35′、36、36′を形成し、ポリ
ッシングを行って基板表面を平滑にする(図6
(b))。次に、平滑になった配線基板20上に銅めっ
き膜37、38を形成する(図7(a))。そして、プ
レスされる面の銅めっき膜37及びその下の銅箔31を
パターニングして第3の配線パターン40を形成し、配
線基板20の表裏両面の導電層の導通を得る。次に、配
線基板20の片側に形成された配線パターン40の上に
導電性ペーストによるバンプ30を形成する。バンプ3
0は略円錐状で底面の径が0.4mm程度である。
【0024】次に、バンプ30を所定のパターンに配置
形成した配線基板20に、プリプレグといわれる未硬化
の有機絶縁膜39を積層し、バンプ30を貫通させてそ
の頭部を露出させる。有機絶縁膜39は、例えば、エポ
キシ変性ポリイミド樹脂フィルムを用いる。次に、配線
基板20及び有機絶縁膜39をローラーなどによりプレ
スして一体化させる。このとき、配線基板20と有機絶
縁膜39との積層体は、有機絶縁膜39から露出するバ
ンプ30の頭部を圧潰するように塑性変形される。そし
て、有機絶縁膜39は、硬化されず、セミキュア状態を
維持する温度、圧力条件でプレスされている。このよう
にして、コアの配線基板に積層される配線基板が形成さ
れる(図7(b))。次に、配線基板20、20′と有
機絶縁膜39、39′とのそれぞれの積層体を配線基板
21の両面に積層させる。このとき配線基板21の第1
の面に形成された第1の配線パターン22は、配線基板
20上のバンプ30と対向するように積層され、第2の
面に形成された第2の配線パターン23は、配線基板2
0′上のバンプ30′と対向するように積層される。
【0025】これら積層体は、上下両側からクッション
材を介してプレス板に挟み込まれ、この状態で加熱しつ
つ加圧される。加熱及び加圧により有機絶縁膜39、3
9′は硬化してキュアされて層間絶縁膜28、29とな
る。このときバンプ30、30′は、塑性変形しながら
対向する配線基板21の第1及び第2の配線パターン2
2、23と接続される。プレス板から積層体を取り外し
てから、周知のエッチング技術により積層体の表裏両面
の銅箔32、32′及びその上の銅めっき層38、3
8′を所定のパターンにエッチングして第5及び第6の
配線パターン41、41′を形成する。以上の工程によ
り各配線パターンが多数のバンプ及び多数の貫通孔に形
成された接続プラグにより電気的に接続された多層プリ
ント配線板が形成される。その後、ソルダーレジスト加
工、コンポーネントマスキング加工、金めっき加工、は
んだコーティングなどの表面仕上げ加工を適宜実施して
多層プリント配線板を完成させる(図8参照)。
【0026】バンプをコアである配線基板の接続プラグ
の直上に設置でき、デザインルール面にメリットがあ
り、貫通孔などをずらす等の設計の手間を省くことがで
きる。また、配線基板の貫通孔に導電性ペーストを充実
して埋め込むだけでその後の銅めっきをしなくて良くな
る。その結果加工工程数が削減できる。また、小径貫通
孔の必要な個所のみレーザ穴開けができるので、穴開け
コスト・工数を大幅に削減できる。またレーザ穴開け孔
数を必要最小限の数にできる。これによりレーザ穴開け
機の負荷を削減でき設備投資を抑えられる。また小径の
貫通孔にスルーホールめっきを施す必要がないので、小
径の貫通孔のめっきのつきまわり不良や貫通孔内の断線
などの不具合を考慮する必要がない。また、配線基板に
適用される、銅めっき厚を10μm程度にすることがで
きるので、ファインパターンの形成が容易になる。ま
た、前述のB2 it法を適用するので、実装表面がフラ
ットで実装パッドの接着強度の強いビルドアップ多層配
線基板が提供できる。さらに、配線パターンを多層に積
層形成する際に、従来のように貫通孔から樹脂が流れ出
すことはない。
【0027】次に、図9を参照して第3の実施例を説明
する。図9は、多層プリント配線板の断面図である。表
裏に第1及び第2の配線パターン44、45が形成され
た配線基板42には、内部に複数層(この実施例では2
層)の内部配線パターン46が形成されている。また、
配線基板42の表裏両面上には配線パターン44、45
を被覆するように層間絶縁膜47、48が形成されてい
る。配線基板42には表裏の配線パターンを電気的に接
続するために複数の貫通孔が形成され、その中に接続プ
ラグが埋め込まれている。しかし、この実施例では、貫
通孔の中には接続プラグが埋め込まれているのではな
く、抵抗ペーストから形成された抵抗素子43a、43
b、43cがそれぞれ埋め込まれた貫通孔53、54、
55が存在する。接続プラグは、第1及び第2の配線パ
ターン44、45及び内部配線パターン46を電気的に
接続している。層間絶縁膜47、48の表面には、第3
及び第4の配線パターン49、50が形成され、これら
は、層間絶縁膜47、48を貫通するバンプ51、52
を介して配線基板42上の第1及び第2の配線パターン
44、45と電気的に接続されている。バンプ51、5
2は、接続プラグの場合と同様、抵抗素子43aに直接
接続することができ、抵抗素子43aの両表面の直上に
バンプ51、52が配置されている。
【0028】また、配線基板42、層間絶縁膜47、4
8を貫通する貫通孔56も形成され、この内部にも抵抗
ペーストから形成された抵抗素子43dが埋め込まれて
いる。抵抗ペーストは、導電性ペーストと同じ材料で
も、異なる材料でも良い。抵抗素子の抵抗値を所望の値
に設定するには、貫通孔の径を変えることにより調整す
ることができる。例えば、貫通孔53の口径は、貫通孔
54の口径より小さいので、そこに埋め込まれる抵抗素
子43a、43bの抵抗値は抵抗素子43aの方が大き
い。また、抵抗材料を複数種類用いることにより、必要
とされる抵抗値を得ることができる。また、また、埋め
込まれる基材の厚さを変えることにより抵抗値を変える
こともできる。例えば、抵抗素子43aは抵抗素子43
dより短いので、抵抗値は小さい。多層プリント配線板
内のコアになる配線基板の貫通孔に抵抗素子を内蔵させ
るので、高密度化が可能になる。また、導電性ペースト
が埋め込まれる配線基板の厚さ、埋め込まれる貫通孔径
又はペースト材料を数種持つことで必要とされる抵抗値
を有することが可能になる。ペーストを埋め込んだ部分
へ直接バンプを接続させることができるので部品直下に
抵抗を持たせることが可能であり、かつダイレクト構造
となることからシュリンク効果も実現できる。
【0029】次に、図10乃至図15を参照して第4の
実施例を説明する。図10乃至図15は、多層プリント
配線板を形成する製造工程断面図である。この実施例
は、貫通孔に導電性ペーストを印刷して内部に接続プラ
グを形成したコアとなる配線基板に、導電性ペーストを
印刷してバンプを形成した金属箔をバンプが少なくとも
1つの接続プラグに当接するようにプリプレグのような
未硬化の有機絶縁膜を介して積層し、この積層体を加熱
加圧し、金属箔をパターニングして多層の配線パターン
を配線基板上に積層する多層プリント配線板の製造方法
において、金属箔に代えて無電解めっき膜を用い、未硬
化の有機絶縁膜に代えて液状樹脂の塗布膜を用いること
を特徴とする。対象とする多層配線基板は、コアとなる
配線基板上に従来のB2 it法により形成された3層の
配線パターンを有する構造になっており、この配線基板
上に上記本発明の方法により最終的に形成される表面配
線パターンを積層する。図10に示すように、表裏に第
1及び第2の配線パターン62、63が形成された配線
基板61には、内部に複数層(この実施例では2層)の
内部配線パターン64が形成されている。配線基板61
の表面上には配線パターン62を被覆するように第1の
層間絶縁膜68が形成されている。
【0030】裏面にも層間絶縁膜は形成されているが表
面と同じ構造なので、表示及びその説明は省略する。配
線基板61には表裏の配線パターンを電気的に接続する
ために少なくとも1つの貫通孔65が形成されている。
貫通孔65の内部側壁にはCuめっきなどにより形成さ
れた接続配線67が形成され、第1及び第2の配線パタ
ーン62、63を電気的に接続している。接続配線67
は、適宜内部配線パターン64にも電気的に接続されて
いる。また、貫通孔65内部には銀ペーストなどの導電
性ペーストよりなる接続プラグ66が埋め込まれ、接続
配線67と同じ様に第1及び第2の配線パターン62、
63及び内部配線パターン64を電気的に接続してい
る。層間絶縁膜68の表面には第3の配線パターン69
が形成され、これは、層間絶縁膜68を貫通するバンプ
70を介して配線基板61上の第1及び第2の配線パタ
ーン62、63と電気的に接続されている。バンプ70
は、接続プラグ66に直接接続することができ、接続プ
ラグ66の両表面の直上にバンプ70が配置されてい
る。層間絶縁膜68上には第3の配線パターン69を被
覆するように第2の層間絶縁膜71が形成され、その上
には第4の配線パターン72が形成されている。第3及
び第4の配線パターン69、72は、第2の層間絶縁膜
71を貫通するバンプ73により電気的に接続されてい
る。
【0031】第2の層間絶縁膜71上には第4の配線パ
ターン72を被覆するように第3の層間絶縁膜74が形
成され、その上には第5の配線パターン75が形成され
ている。第4及び第5の配線パターン72、75は、第
2の層間絶縁膜71を貫通するバンプ76により電気的
に接続されている。このような構成された配線基板にこ
の実施例の方法を適用して上層の表面配線パターンを形
成する。下層の配線パターン69、72、75は、従来
の金属箔とプリプレグを用いた従来のB2 it法を用い
て形成される。下層の配線パターン形成にこの実施例の
方法を用いることができるのは勿論であるが本発明の作
用効果を説明するために従来の方法を用いた。まず、上
記多層配線基板の表面に形成されている配線パターン7
5のパッド上へ導電性ペーストを印刷してバンプ77を
形成する。従来のB2 it法を用いて形成されたバンプ
70、73、76は、底辺の径が0.2mm程度、高さ
が200μm程度であるが、バンプ77の底辺の径は、
100μm程度であり、高さは、50〜60μm程度で
あって従来より小さく形成される(図11)。次に、バ
ンプ77が形成されている第3の層間絶縁膜74の表面
へエポキシ樹脂などの液状レジンをコーティングして絶
縁膜78を形成する。
【0032】このとき、バンプ77は、ノーズコーン状
であることから、バンプ先端部分は、最薄被膜がコート
されている状態となっている(図12)。次に、フラッ
タリング処理を行って、バンプ77の先端部分の表面を
平滑にする。平坦になった表面を機械的又は化学的に研
磨を実施してバンプ77が露出されるようにする(図1
3)。次に、バンプ77が露出している絶縁膜78表面
へ無電解銅めっき又は電気めっきにより銅めっき膜79
を形成する(図14)。銅めっき膜79は、通常のエッ
チング方法によりパターニングして第6の配線パターニ
ング80を形成する。以上の工程により各配線パターン
が多数のバンプ及び多数の貫通孔に形成された接続プラ
グにより電気的に接続された多層プリント配線板が形成
される。その後、ソルダーレジスト加工、コンポーネン
トマスキング加工、金めっき加工、はんだコーティング
などの表面仕上げ加工を適宜実施して多層プリント配線
板を完成させる(図15)。
【0033】以上の方法により、従来のB2 it法のよ
うに積層プレスによるバンプの広がりもなく、かつ必要
最小限のバンプの高さでの対応で層間接続が可能となる
ことからバンプ径を著しく小さくすることができる。ま
た、バンプ径が小さくなることからランド径も小さくす
ることが可能となり、最も配置・配線スペースを効率良
く使用できるプリント配線板を製造することが可能とな
る。また、無電解銅めっきを施すことでバンプとの接続
が可能となることからバンプランドとの密着性が向上す
る。さらに導体部分は化学銅めっきであることから導体
厚が均一となりファインパターンが容易となる。なお、
この実施例では、コアとなる配線基板として貫通孔に導
電性ペーストから形成された接続プラグを埋め込んで両
面の配線パターンを電気的に接続する基板を用いたが、
この実施例の方法を適用するコアとなる配線基板は、こ
のような構造のものばかりではなく、例えば、従来例で
ある図18(a)に示すコアとなる配線基板や基板内部
に接続プラグの埋め込まれていない基板にこの実施例の
方法を適用することができる。すなわち、この方法では
従来から使われているどのような配線基板をコアに用い
ても良い。
【0034】次に、図16を参照して第5の実施例を説
明する。図16は、多層プリント配線板の断面図であ
る。 本発明は、貫通孔に導電性ペーストを印刷して内部
に接続配線を形成したコアとなる配線基板に、導電性ペ
ーストを印刷してバンプを形成した金属箔を未硬化の有
機絶縁膜を介して積層し、この積層体を加熱加圧し、金
属箔をパターニングして多層の配線パターンを配線基板
上に積層する多層プリント配線板の製造方法において、
前記貫通孔内の接続配線は、配線基板の表裏の配線パタ
ーン間を電気的に接続し、貫通孔内を完全に充実してい
ないことを特徴としている。また、配線基板材料には、
コンポジット材を用いることに特徴がある。この実施例
では従来の多層プリント配線板材料として用いられるコ
ンポジット材などの安価な銅張積層板を使用して製造す
る。また、この実施例は多層プリント配線板の表裏面の
配線パターンを接続する貫通孔内部の接続配線を導電性
ペーストを印刷することにより形成する方法である。
【0035】図1に示す第1の実施例の多層プリント配
線板は、バンプが接続プラグに直接接続され、接続プラ
グの両表面の直上にバンプが配置されているように構成
されている。これは、配線基板に銀ペーストなどの導電
性ペーストを印刷して貫通孔の内部に完全に埋め込み、
配線基板の両面を研磨して表面を平坦化させて接続プラ
グを形成することにより可能になったものである。しか
し、接続プラグに直接バンプを接続することをしなけれ
ば、図16に示すように、配線基板81に形成した貫通
孔84内の接続配線86は、完全には貫通孔84内部に
埋め込まれていない。これは、接続配線が配線基板81
の表裏両面に形成された第1及び第2の配線パターン8
2、83を電気的に接続する機能があれば良いのであっ
て、その内部の形状には拘らない。したがって、この実
施例では、配線基板81に導電性ペーストを印刷するだ
けで接続配線86が形成され、配線基板の両面を研磨し
て表面を平坦化させて接続プラグを形成する処理を省略
することができるので、この接続配線を製造する工程が
前実施例より容易に形成される。
【0036】配線基板81の両面には、層間絶縁膜8
7、88が積層され、その上に、第3及び第4の配線パ
ターン89、92が形成されている。層間絶縁膜87を
貫通するバンプ90は、第1及び第3の配線パターン8
2、89を電気的に接続し、層間絶縁膜88を貫通する
バンプ91は、第2及び第4の配線パターン83、92
を電気的に接続する。配線基板81を層間絶縁膜87、
88を含めて貫通する貫通孔93にも接続配線94がこ
の実施例の方法で形成され、第3及び第4の配線パター
ン89、92を電気的に接続している。この実施例によ
れば製造工程が特性を劣化させずに可能な限り簡略化さ
れているので製造時間が短縮される共に製造コストを下
げることができる。
【0037】
【発明の効果】層間絶縁膜を介して形成された配線パタ
ーン間を接続するバンプをコアとなる配線基板の接続プ
ラグの直上に設置でき、デザインルール面にメリットが
生じる。すなわち、貫通孔をずらす等の設計の手間を省
くことができる。また、配線基板の貫通孔に導電性ペー
ストを充実して埋め込むだけで、その後の銅めっきをし
なくて良くなる。これにより加工工程数が削減できる。
また、パターン歩留まり向上が図れる。また、また、穴
開け方法を併用することができるので、必要な個所のみ
レーザ穴開けができ、他をドリル穴開けとすることで穴
開けコスト・工数を大幅に削減させることができる。つ
まり、レーザ穴開け孔数を必要最小限の数にできるので
レーザ穴開け機の負荷を削減でき設備投資が抑えられ
る。また、多層プリント配線板内に抵抗素子を内蔵させ
ることが可能になり、導電性ペーストが埋め込まれる基
材の厚さ、埋め込む貫通孔径又はペースト材料を数種持
つことで必要とされる抵抗値を調整することが可能にな
る。ペーストを埋め込んだ部分へ直接バンプを接続させ
ることで部品直下に抵抗を持たせることが可能であり、
かつダイレクト構造となることからシュリンク効果も実
現できる。また、バンプの径・高さに影響を受けずに層
間接続ができる。つまり、バンプの径・高さを小さくす
ることが可能になる。引き出しパターン、ランドの設置
面積が不要となる。さらに、製造工程が簡略化されてい
るので製造時間が短縮される共に製造コストを下げるこ
とが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の多層プリント配線板の断面図。
【図2】図1の多層プリント配線板を構成するコアの配
線基板の製造工程断面図。
【図3】図1の多層プリント配線板の製造工程断面図。
【図4】図1の多層プリント配線板の製造工程断面図。
【図5】図1の多層プリント配線板の製造工程断面図。
【図6】第2の実施例の多層プリント配線板の製造工程
断面図。
【図7】第2の実施例の多層プリント配線板の製造工程
断面図。
【図8】第2の実施例の多層プリント配線板の製造工程
断面図。
【図9】第3の実施例の多層プリント配線板の断面図。
【図10】第4の実施例の多層プリント配線板の製造工
程断面図。
【図11】第4の実施例の多層プリント配線板の製造工
程断面図。
【図12】第4の実施例の多層プリント配線板の製造工
程断面図。
【図13】第4の実施例の多層プリント配線板の製造工
程断面図。
【図14】第4の実施例の多層プリント配線板の製造工
程断面図。
【図15】第4の実施例の多層プリント配線板の製造工
程断面図。
【図16】第5の実施例の多層プリント配線板の断面
図。
【図17】従来の多層プリント配線板の製造工程断面
図。
【図18】従来の多層プリント配線板の製造工程断面
図。
【図19】従来の多層プリント配線板の製造工程断面
図。
【図20】従来の多層プリント配線板の断面図。
【符号の説明】
1、20、20′、21、42、61、81、101、
200・・・配線基板、2、3、12、13、22、2
3、40、40′、41、41′、44、45、49、
50、62、63、69、72、75、80、90、9
1、104、105、201、204、205、210
・・・配線パターン、4、24、46、64、203・
・・内部配線パターン、5、25、53、54、55、
56、65、84、93、202・・・貫通孔、6、2
6、35、35′、36、36′、66・・・接続プラ
グ、7、27、86、94、208・・・接続配線、
8、9、28、29、47、48、68、71、74、
87、88、207、209・・・層間絶縁膜、10、
11、30、30′、51、52、70、73、76、
77、107・・・バンプ、14、15、16、17、
31、31′、32、32′、102・・・銅箔、3
3、33′・・・ドリル孔、 34、34′・・・レ
ーザ孔、37、38、59、79・・・銅めっき膜、1
8、19、39、39′、103・・・有機絶縁膜、4
3a、43b、43c、43d・・・抵抗素子、 7
8・・・絶縁膜、108・・・クッション材、 10
9・・・プレス板、206・・・絶縁プラグ、 21
2、213・・・フラッシュめっき層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 1/16 H05K 1/16 C 3/40 3/40 K Fターム(参考) 4E351 AA03 BB01 BB30 BB31 BB33 BB35 BB49 CC06 CC07 CC11 CC12 CC22 DD04 DD05 DD06 DD52 DD54 GG20 5E317 AA24 AA25 BB02 BB12 BB13 BB14 CC01 CC22 CC25 CC32 CC33 CC52 CD21 CD25 CD32 GG14 GG17 5E346 AA04 AA06 AA12 AA14 AA15 AA26 AA32 AA35 AA43 BB01 BB16 BB20 CC08 CC25 CC31 DD02 DD03 DD09 DD22 EE02 EE06 EE07 EE09 EE13 EE31 EE34 FF18 FF24 FF35 FF45 GG15 GG19 GG28 HH24 HH25

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貫通孔に埋め込まれた導電性ペーストか
    らなる少なくとも1つの接続プラグにより互いに電気的
    に接続された第1及び第2の配線パターンがそれぞれ第
    1及び第2の面に形成された配線基板と、前記配線基板
    の第1の面に前記第1の配線パターンを被覆するように
    積層された第1の層間絶縁膜と、前記配線基板の第2の
    面に前記第2の配線パターンを被覆するように積層され
    た第2の層間絶縁膜と、前記第1の層間絶縁膜上に形成
    された第3の配線パターンと、前記第2の層間絶縁膜上
    に形成された第4の配線パターンと、前記第1の層間絶
    縁膜に埋め込まれ、少なくとも1つは前記接続プラグの
    表面に一端が接触し、他端が第3の配線パターンに接触
    している第1の接続バンプと、前記第2の層間絶縁膜に
    埋め込まれ、少なくとも1つは前記接続プラグの表面に
    一端が接触し、他端が第4の配線パターンに接触してい
    る第2の接続バンプとを備えていることを特徴とする多
    層プリント配線板。
  2. 【請求項2】 前記配線基板は、少なくとも1層の配線
    パターンが埋め込まれており、この配線パターンは、前
    記接続プラグと電気的に接続されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の多層プリント配線板。
  3. 【請求項3】前記接続プラグ、前記第1及び第2の接続
    バンプの中から選ばれた少なくとも1つの接続プラグも
    しくは接続バンプには、抵抗ペーストが埋め込まれて抵
    抗素子を形成していることを特徴とする請求項1又は請
    求項2に記載の多層プリント配線板。
  4. 【請求項4】 前記抵抗素子は、前記抵抗ペーストの材
    料によって抵抗値が調整されることを特徴とする請求項
    3に記載の多層プリント配線板。
  5. 【請求項5】 前記抵抗素子は、前記抵抗素子が埋め込
    まれた接続プラグもしくは接続バンプの径の大きさによ
    り抵抗値が調整されることを特徴とする請求項3に記載
    の多層プリント配線板。
  6. 【請求項6】 貫通孔に埋め込まれた導電性ペーストか
    らなる少なくとも1つの第1の接続プラグにより互いに
    電気的に接続された第1及び第2の配線パターンがそれ
    ぞれ第1及び第2の面に形成された第1の配線基板と、
    貫通孔に埋め込まれた導電性ペーストからなる少なくと
    も1つの第2の接続プラグにより互いに電気的に接続さ
    れた第3及び第4の配線パターンがそれぞれ第1及び第
    2の面に形成された第2の配線基板と、貫通孔に埋め込
    まれた導電性ペーストからなる少なくとも1つの第3の
    接続プラグにより互いに電気的に接続された第5及び第
    6の配線パターンがそれぞれ第1及び第2の面に形成さ
    れた第3の配線基板と、前記第1の配線基板の第1の面
    と前記第2の配線基板の第2の面との間に形成された第
    1の層間絶縁膜と、前記第1の配線基板の第2の面と前
    記第3の配線基板の第1の面との間に形成された第2の
    層間絶縁膜と、前記第1の層間絶縁膜に埋め込まれ、少
    なくとも1つは前記第1の接続プラグの表面に一端が接
    触し、他端が第4の配線パターンの前記第2の接続プラ
    グ上の部分に接触している第1の接続バンプと、前記第
    2の層間絶縁膜に埋め込まれ、少なくとも1つは前記第
    1の接続プラグの表面に一端が接触し、他端が第5の配
    線パターンの前記第3の接続プラグ上の部分に接触して
    いる第2の接続バンプとを備えていることを特徴とする
    多層プリント配線板。
  7. 【請求項7】 前記第1の配線基板は、少なくとも1層
    の配線パターンが埋め込まれており、この配線パターン
    は、前記第1の接続プラグと電気的に接続されているこ
    とを特徴とする請求項6に記載の多層プリント配線板。
  8. 【請求項8】 第1及び第2の配線パターンがそれぞれ
    第1及び第2の面に形成された配線基板に少なくとも1
    つの貫通孔を形成する工程と、前記配線基板の第1及び
    第2の面に導電性ペーストを所定のパターンで印刷して
    前記第1及び第2の配線パターン間を前記貫通孔を介し
    て電気的に接続する工程と、第1及び第2の金属箔に導
    電性ペーストを印刷して所定の配置パターンで複数の接
    続バンプを形成する工程と、前記第1及び第2の金属箔
    にそれぞれ第1及び第2の未硬化の有機絶縁膜を積層
    し、これらを加圧して、これら有機絶縁膜から前記接続
    バンプの先端が露出する積層体を形成する工程と、これ
    らの積層体を前記配線基板を前記露出した接続バンプの
    先端が前記第1及び第2の配線パターン表面に当接する
    ように積層し、これらを加圧及び加熱する工程とを備え
    ていることを特徴とする多層プリント配線板の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 第1及び第2の配線パターンがそれぞれ
    第1及び第2の面に形成された配線基板に少なくとも1
    つの貫通孔を形成し、この貫通孔に導電性ペーストを埋
    め込んで前記第1及び第2の配線パターンを電気的に接
    続する接続プラグを形成する工程と、第1及び第2の金
    属箔に導電性ペーストを印刷して所定の配置パターンで
    複数の接続バンプを形成する工程と、前記第1及び第2
    の金属箔にそれぞれ第1及び第2の未硬化の有機絶縁膜
    を積層し、これらを加圧して、これら有機絶縁膜から前
    記接続バンプの先端が露出する積層体を形成する工程
    と、これらの積層体を前記配線基板を前記露出した接続
    バンプの先端が前記接続プラグの表面に当接するように
    積層し、これらを加圧及び加熱する工程とを備えている
    ことを特徴とする多層プリント配線板の製造方法。
  10. 【請求項10】 配線基板主面に導電性ペーストを印刷
    してこの主面に形成された第1の配線パターンの所定位
    置に少なくとも1つの接続バンプを形成する工程と、前
    記配線基板主面に液状樹脂を塗布し、硬化させて前記接
    続バンプを被覆する有機絶縁膜を形成する工程と、前記
    有機絶縁膜を研磨して前記接続バンプ先端部を露出させ
    る工程と、前記有機絶縁膜上に前記接続バンプ先端部が
    接触するように金属膜を無電解メッキにより形成する工
    程と、前記金属膜をエッチング処理して前記有機絶縁膜
    上に第2の配線パターンを形成する工程とを備えている
    ことを特徴とする多層プリント配線板の製造方法。
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