JP2001015738A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2001015738A
JP2001015738A JP11183907A JP18390799A JP2001015738A JP 2001015738 A JP2001015738 A JP 2001015738A JP 11183907 A JP11183907 A JP 11183907A JP 18390799 A JP18390799 A JP 18390799A JP 2001015738 A JP2001015738 A JP 2001015738A
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trench
layer
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insulating film
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Application number
JP11183907A
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English (en)
Inventor
Hidetoshi Nakanishi
英俊 中西
Masakazu Kobayashi
政和 小林
Toshio Chagi
俊雄 茶木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】トレンチIGBTで、セルの微細化を進めて
も、従来のプレーナ構造と同等の負荷短絡耐量を維持
し、定常損失の低いトレンチ構造を実現する。 【解決手段】N- 層コレクタ領域11の表層部に形成さ
れたP+ ベース領域12とその表層部に選択的に形成さ
れたN+ ソース領域13と、ソース領域中でストライプ
パターン状に、かつ、ベース領域を貫通する深さまで形
成されたトレンチの各内壁面および基板表面に形成され
たゲート絶縁膜14と、各トレンチ内部に埋め込まれた
トレンチゲート電極15と、層間絶縁膜16と、層間絶
縁膜とその下層のゲート絶縁膜の開口を通じてソース領
域およびベース領域に共通にコンタクトする表面エミッ
タ電極17とを具備し、ソース領域は、隣り合うトレン
チゲート電極の相互間でトレンチゲート電極平行方向に
間欠的に存在し、トレンチ内側壁面のゲート絶縁膜に接
触している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バイポーラ素子と
MOS(絶縁ゲート型)素子とが複合したバイポーラ・
MOS複合型の半導体装置に係り、特にトレンチゲート
構造を有する半導体装置におけるトレンチゲートの幅方
向におけるソースパターンの対向幅(チャネル幅密度)
に関するもので、例えばトレンチの側壁をチャネル領域
とするパワーIGBT(絶縁ゲート型バイポーラトラン
ジスタ)、MOS制御型サイリスタ、電子注入促進効果
を有するパワーMOSトランジスタなどに使用される。
【0002】
【従来の技術】高電圧、大電流のスイッチング素子の一
種であるMOSゲートにより駆動されるパワーIGBT
として、プレーナ構造を有するプレーナIGBTのほか
に、トレンチIGBTが知られている。トレンチIGB
Tは、微細化と性能向上(低損失化)を両立させるた
め、トレンチ側壁をチャネル領域とするトレンチIGB
Tセルを半導体基板上に多数並設したトレンチゲート構
造を有するものである。
【0003】図7(a)乃至(c)は、トレンチIGB
Tのチップ上面におけるベースパターン51、ソースパ
ターン52、トレンチパターン53およびトレンチ・ゲ
ート引き出しパターン54の一例を概略的に示してい
る。
【0004】図8(a)、(b)は、図7(a)乃至
(c)のパターンを用いた従来のトレンチIGBTの製
造工程を説明するために、それぞれ図7(c)中のA−
A´線、B´−B線に沿う断面構造を概略的に示してい
る。
【0005】図9は、図7(a)乃至(c)に示したパ
ターンを用いて製造されたトレンチIGBTを一部切欠
して断面構造を概略的に示している。
【0006】以下、図7乃至図9を参照しながら従来の
トレンチIGBTの製造工程の概要を説明する。
【0007】まず、N型の半導体基板61の表層部に、
ベースパターン51に基づいてP型のベース領域62を
拡散により形成し、このベース領域62の表層部に、ソ
ースパターン52に基づいてN型のソース領域(エミッ
タ領域)63を拡散により形成する。
【0008】なお、前記N型の半導体基板61は、具体
的には、P+ 基板上にN+ 層およびN- 層をエピタキシ
ャル成長させたP+ /N+ /N- エピタキシャルウエハ
のN- 層の表層部であり、これらのP+ /N+ /N- 層
は、ドレイン領域となる。
【0009】次に、前記ソース領域63中に、トレンチ
パターン53に基づいて多数のトレンチを前記基板領域
61中のN- 層に達する深さ(つまり、前記エミッタ領
域63とベース領域62を貫通する深さ)まで形成した
後、トレンチの内壁面および基板上にゲート絶縁膜(S
iO膜等)64を形成する。
【0010】次に、CVD(化学気相成長)法により、
ゲート電極用のP(リン)を含有させたポリシリコン6
5をトレンチの内部に埋め込むとともに基板上のゲート
絶縁膜64上の全面に堆積させる。
【0011】この後、トレンチ・ゲート引き出しパター
ン54に基づいてゲート電極を引き出すためのパターニ
ングを行ってゲート電極コンタクト用の広いパッド68
とセル周辺のゲート配線を形成するとともに、トレンチ
内部のポリシリコン65の上面をエッチバックして基板
表面と同一面内となるようにする。
【0012】次に、基板上の全面に層間絶縁膜66を堆
積させた後、前記ゲート電極コンタクト用のパッド68
上とセル周辺のゲート配線上で前記層間絶縁膜66にゲ
ート電極引き出し用の大きなコンタクトホールとゲート
配線部のコンタクトホールとを開口するとともに、前記
トレンチの開口周辺部の層間絶縁膜およびその下の基板
表面のゲート絶縁膜にソース・ベース引き出し用のコン
タクトホールを開口する。
【0013】次に、基板上の全面に金属配線層(例えば
アルミ配線層)をスパッタ法により形成し、所要のパタ
ーニングを行ってソース・ベース電極(表面エミッタ電
極)67およびゲート電極69を形成する。さらに、基
板裏面にはコレクタ電極(図示せず)を形成する。
【0014】上記構成の従来のトレンチIGBTにおい
ては、トレンチゲートの間隔(セルピッチ)Pが比較的
広く、コンタクト開口幅Wが加工精度に比べてある程度
広いので、ソース領域63とベース領域62とをトレン
チに平行な方向の全面で表面エミッタ電極67により短
絡している。
【0015】一方、セルピッチを縮小していくと、コン
タクト開口幅Wが小さくなり、ソース領域63とベース
領域62とをトレンチ平行方向の全面で表面エミッタ電
極67により短絡することが困難になった。
【0016】この問題を解決するために、例えば図10
に示すように、梯子状のソースパターンを使用してソー
ス領域を形成することが提案されている。なお、図10
において、図9中と対応する部分には図9中と同一符号
を付している。
【0017】ところで、IGBTが例えばモータ制御に
用いられる場合には、モータの不具合の発生時を検知し
てモータの電流を遮断するための保護回路が使用されて
いる。この保護回路は、モータの不具合の発生時を検知
した時にIGBTのゲート駆動信号を非活性化する(I
GBTをオフ制御する)までに通常は10μsの時間を
必要とする。そして、IGBTがオフし始めてからIG
BTの電流が遮断されるまでに通常は10μsの時間を
必要とする。即ち、保護回路がモータの不具合の発生時
を検知してから少なくとも20μsの時間はIGBTが
破壊されない必要があり、この時間はIGBTの負荷短
絡耐量(tsc)と呼ばれる。
【0018】しかし、前記したような梯子状のソースパ
ターンを使用してソース領域を形成したトレンチIGB
Tのセルの微細化を進めると、単位面積当りの電流密度
が増大し、トレンチIGBTの負荷短絡耐量がプレーナ
IGBTよりも大幅に低下するという問題点が発生して
きた。
【0019】例えば電流密度が130A/cm2 のプレ
ーナIGBTの負荷短絡耐量が25μsであるのに対し
て、電流密度が400A/cm2 のトレンチIGBTの
負荷短絡耐量は1μsに低下してしまう。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上記したようにトレン
チゲート構造および梯子状ソースパターンを採用した従
来のトレンチIGBTは、IGBTセルの微細化を進め
ると、単位面積当りの電流密度が増大し、負荷短絡耐量
が大幅に低下するという問題点があった。
【0021】本発明は上記の問題点を解決すべくなされ
たもので、セルの微細化を進めてもチャネル幅密度を適
切に設計することにより、従来のプレーナ構造と同等の
負荷短絡耐量を維持し、プレーナ構造より定常損失の低
いトレンチ構造を実現し得る半導体装置を提供すること
を目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の半導体装
置は、第1導電型の半導体基板と、前記半導体基板の表
層部に形成され、前記第1導電型とは逆の第2導電型の
半導体層からなるベース領域と、前記ベース領域の表層
部に選択的に形成された第1導電型のソース領域と、前
記ソース領域中で平面パターンが複数列のストライプパ
ターン状に、かつ、前記ベース領域を貫通する深さまで
形成されたトレンチの各内壁面および基板表面に形成さ
れたゲート絶縁膜と、前記各トレンチの内部に埋め込ま
れたトレンチゲート電極と、前記基板上に堆積された層
間絶縁膜と、前記層間絶縁膜およびその下の基板表面の
ゲート絶縁膜に開口されたソース・ベース引き出し用の
コンタクトホールを通じて前記ソース領域の表面の一部
およびベース領域の表面の一部に共通にコンタクトする
ソース・ベース電極とを具備し、前記ソース領域は、複
数列の前記トレンチゲート電極の隣り合う相互間の領域
で前記トレンチゲート電極に平行な方向に間欠的に存在
するとともに前記トレンチ内側壁面のゲート絶縁膜に接
触していることを特徴とする。
【0023】この場合、前記ベース領域のうちで前記ト
レンチゲート電極に平行な方向における前記ソース領域
の相互間領域に存在する一部が前記トレンチ内側壁面の
ゲート絶縁膜に接触するトレンチゲート電極平行方向の
長さに対して前記ソース領域が前記トレンチ内側壁面の
ゲート絶縁膜に接触するトレンチゲート電極平行方向の
長さを短く設定し、具体的には、前記ソース領域および
ベース領域の一部が前記トレンチゲート電極に平行な方
向で前記トレンチ内側壁面のゲート絶縁膜に交互に接触
する長さの比率を3/7以下とし、チャネル幅密度が7
50cm/cm 2 以下となるように設定することで、モ
ータ制御に保護回路がなくても用いることが可能な負荷
短絡耐量の最小値=20μsを維持することが可能にな
る。
【0024】本発明の第2の半導体装置は、第1導電型
の半導体基板と、前記半導体基板の表層部に形成され、
前記第1導電型とは逆の第2導電型の半導体層からなる
ベース領域と、前記ベース領域の表層部に選択的に形成
された第1導電型のソース領域と、前記ソース領域中で
平面パターンが全体として格子状あるいはオフセット格
子状に、かつ、前記ベース領域を貫通する深さまで形成
されたトレンチの各内壁面および基板表面に形成された
ゲート絶縁膜と、前記各トレンチの内部に埋め込まれた
トレンチゲート電極と、前記基板上に堆積された層間絶
縁膜と、前記層間絶縁膜およびその下の基板表面のゲー
ト絶縁膜に開口されたソース・ベース引き出し用のコン
タクトホールを通じて前記ソース領域の表面の一部およ
びベース領域の表面の一部に共通にコンタクトするソー
ス・ベース電極とを具備し、前記ソース領域は、前記ト
レンチゲート電極に囲まれた平面方形の領域内で前記ト
レンチゲート電極の各辺に沿って間欠的に存在するとと
もに前記トレンチ内側壁面のゲート絶縁膜に接触してい
ることを特徴とする。
【0025】この場合、前記ベース領域のうち前記トレ
ンチゲート電極に囲まれた平面方形の領域内で前記ソー
ス領域の相互間領域に存在する一部が前記トレンチ内側
壁面のゲート絶縁膜に接触するトレンチゲート電極平行
方向の長さに対して前記ソース領域が前記トレンチ内側
壁面のゲート絶縁膜に接触するトレンチゲート電極平行
方向の長さは所定の比率以下として、チャネル幅密度が
750cm/cm2 以下となるように設定することによ
り、負荷短絡耐量としてモータ制御に用いることが可能
な最小値=20μsを維持することが可能になる。
【0026】本発明の第3の半導体装置は、本発明の第
1または第2の半導体装置において、前記半導体基板は
P+ 層/N+ 層/N- 層が積層されてなり、前記N- 層
の表層部にP型ベース領域が形成されてなり、前記P+
層/N+ 層/N- 層がバイポーラトランジスタのコレク
タ領域およびMOSトランジスタのドレイン領域とな
り、前記ソース・ベース電極が表面エミッタ電極とな
り、前記P+ 層の裏面にコレクタ電極が形成されてな
り、トレンチ構造の絶縁ゲート型バイポーラトランジス
タとして形成されたことを特徴とする。
【0027】本発明の第4の半導体装置は、本発明の第
1または第2の半導体装置において、前記半導体基板は
P+ 層/N- 層が積層されてなり、前記N- 層の表層部
にP型ベース領域が形成されてなり、MOS制御型サイ
リスタとして形成されたことを特徴とする。
【0028】本発明の第5の半導体装置は、本発明の第
1または第2の半導体装置において、前記半導体装置が
電子注入促進型のパワーMOSトランジスタであること
を特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0030】<第1の実施の形態>図1(a)は、本発
明の第1の実施の形態に係るトレンチIGBTの一部を
取り出して平面パターンを概略的に示しており、そのB
−B´線に沿う断面構造をエミッタ電極などと共に概略
的に図1(b)に示している。
【0031】図1(a)、(b)に示すトレンチIGB
Tは、図10を参照して前述したトレンチIGBTと比
べて、ソース領域の平面パターンが異なる。
【0032】即ち、図1において、11はバイポーラト
ランジスタのコレクタ領域(MOSトランジスタのドレ
イン)となる第1導電型(本例ではN型)の半導体基
板、12は前記半導体基板11の表層部に形成され、前
記第1導電型とは逆の第2導電型(本例ではP型)の半
導体層からなるベース領域、13は前記ベース領域2の
表層部に選択的に形成されたN+ 型のソース領域(エミ
ッタ領域)である。
【0033】なお、前記N型の半導体基板11は、具体
的には、P+ 基板111上にN+ 層112およびN- 層
113を順次エピタキシャル成長させたP+ /N+ /N
- エピタキシャルウエハのN- 層113の表層部であ
り、これらのP+ /N+ /N-層は、ドレイン領域とな
る。
【0034】14は前記ソース領域13中で平面パター
ンが複数列のストライプパターン状に、かつ、前記ベー
ス領域12を貫通する深さまで形成されたトレンチの各
内壁面および基板表面に形成されたゲート絶縁膜であ
る。15は前記トレンチの内部に埋め込まれたトレンチ
ゲート電極であり、図示しないがゲート電極引き出し部
に連なっている。
【0035】ここで、前記ソース領域13は、複数列の
前記トレンチゲート電極15の隣り合う相互間の領域で
前記トレンチゲート電極15に平行な方向に間欠的に存
在するとともに前記トレンチ内側壁面のゲート絶縁膜1
4に接触している。
【0036】換言すれば、前記ベース領域12のうちで
前記トレンチゲート電極15に平行な方向における前記
ソース領域相互間領域に存在する一部が前記トレンチ内
側壁面のゲート絶縁膜14に接触するトレンチゲート電
極平行方向の長さに対して、前記ソース領域13が前記
トレンチ内側壁面のゲート絶縁膜14に接触するトレン
チゲート電極平行方向の長さは短い。
【0037】具体的には、前記ソース領域13およびベ
ース領域12の一部が前記トレンチゲート電極平行方向
で前記トレンチ内側壁面のゲート絶縁膜14に交互に接
触する長さの比率は、3/7以下である。
【0038】16は前記基板11上に堆積された層間絶
縁膜、17は前記層間絶縁膜16およびその下の基板表
面のゲート絶縁膜14に開口されたソース・ベース引き
出し用のコンタクトホールを通じて前記ソース領域13
の表面の一部およびベース領域12の表面一部に共通に
コンタクトする例えばアルミ配線からなるソース・ベー
ス電極(表面エミッタ電極)である。
【0039】18は、基板裏面に形成されているコレク
タ電極(ドレイン電極)である。
【0040】図2は、図1のトレンチIGBTのチャネ
ル幅密度対負荷短絡耐量特性を示しており、チャネル幅
密度が大きくなると負荷短絡耐量が低下する傾向があ
る。
【0041】図3は、図1のトレンチIGBTのオン電
圧対電流密度特性を実線で示しており、対比のために従
来のプレーナIGBTのオン電圧対電流密度特性を点線
で示している。
【0042】図2および図3の特性から、図1のトレン
チIGBTのチャネル幅密度を適切に設計すると、負荷
短絡耐量としてモータ制御に用いることが可能な最小値
=20μsを維持し、かつ、従来のプレーナIGBTと
比べて定常損失の低減による低損失化が可能になること
が分かる。図2中のA点(tsc=21μs)、B点
(tsc=14μs)、C点(tsc=8μs)のうち
ではA点が最適である。図2中のA点の特性は、図1に
示したパターンにおいて、隣り合うトレンチゲート電極
相互間領域でトレンチゲート電極平行方向において交互
に存在するソース領域13およびベース領域12の一部
がトレンチゲート電極平行方向における長さを2:8の
比率でトレンチ内側壁面のゲート絶縁膜14に接触させ
ることによって得られる。
【0043】この場合、ソース領域13およびベース領
域12の幅は一定であるので、トレンチ内側壁面のゲー
ト絶縁膜14に接触するソース領域13およびベース領
域12の面積比は2:8であり、トレンチIGBTの単
位面積当りのチャネル幅(WCh)を表わすチャネル幅
密度が650cm/cm2 になる。この時の負荷短絡耐
量は、図2中のA点に示すように21μsとなる。
【0044】そして、IGBTの定常損失を表わすオン
電圧(VCE)と電流密度(JCE)の関係は、図3に
示すようになり、例えばオン電圧(VCE)が2.1V
の時、従来のプレーナIGBTの電流密度(JCE)が
86A/cm2 であるが、図1のパターンを有するトレ
ンチIGBTの電流密度(JCE)は232A/cm 2
(従来のプレーナIGBTに対して2.3倍)になり、
オン電圧(VCE)の低減(定常損失の低減)による低
損失化が可能になっている。
【0045】図4は、図1のトレンチIGBTにおいて
図2中のB点の特性に対応するソース領域13の平面パ
ターンの一例を示している。
【0046】即ち、隣り合うトレンチゲート電極相互間
の領域でトレンチゲート電極平行方向において交互に存
在するソース領域13およびベース領域12の一部は、
トレンチゲート電極平行方向における長さが4:6の比
率でトレンチ内側壁面のゲート絶縁膜14に接触してい
る。
【0047】この場合、ソース領域13およびベース領
域12の幅は一定であるので、トレンチ内側壁面のゲー
ト絶縁膜14に接触するソース領域13およびベース領
域12の面積比は4:6である。そして、図2中のB点
に示すように、チャネル幅密度が1100cm/cm2
になり、負荷短絡耐量は15μsとなる。
【0048】この結果、隣り合うトレンチゲート電極相
互間の領域でトレンチゲート電極に平行な方向において
交互に存在するソース領域およびベース領域の一部は、
トレンチゲート電極に平行な方向における長さが3:7
以下の比率でトレンチ内側壁面のゲート絶縁膜に接触す
るあるいはチャネル幅密度が750cm/cm2 以下と
なるように設定すれば、負荷短絡耐量としてモータ制御
に用いることが可能な最小値=20μsを維持し、か
つ、従来のプレーナIGBTと比べて定常損失の低減に
よる低損失化が可能になることが分かる。
【0049】なお、トレンチゲート電極15を引き出す
構造は、図7(c)に示したトレンチ・ゲート引き出し
パターン54のようにゲート電極コンタクト用の広いパ
ッドを形成する構造に限定されるものではなく、種々の
構造を採用することが可能である。
【0050】なお、トレンチゲート電極15を引き出す
構造は、図7(c)に示したトレンチ・ゲート引き出し
パターン54のようにゲート電極コンタクト用の広いパ
ッドを形成する構造に限定されるものではなく、種々の
構造を採用することが可能である。
【0051】<第2の実施の形態>図5は、本発明の第
2の実施の形態に係るトレンチIGBTの一部を取り出
して平面パターンを概略的に示している。
【0052】図5のトレンチIGBTは、前述した第1
の実施の形態に係るトレンチIGBTと比べて、(1)
トレンチおよびその内部に埋め込まれたトレンチゲート
電極15aが、ソース領域13a中で平面パターンが全
体としてメッシュ状(格子状)あるいはオフセットを有
するメッシュ状(千鳥模様の格子状)に形成されてお
り、(2)ソース領域13aは、前記トレンチゲート電
極15aに囲まれた平面方形の領域内で前記トレンチゲ
ート電極15aの各辺に沿って間欠的に存在すると共に
前記トレンチ内側壁面のゲート絶縁膜14aに接触して
いる点が異なり、その他は同じであるので図1中と同一
符号を付している。
【0053】ここで、平面方形の領域内でトレンチ内側
壁面の全長方向に対して交互に存在するソース領域13
aおよびベース領域12aの一部がゲート絶縁膜14a
に接触する長さの比率が4:6である場合、図2中のC
点に示すように、チャネル幅密度が2150cm/cm
2 になり、この時の負荷短絡耐量は8μsとなる。
【0054】第2の実施の形態に係るトレンチIGBT
においても、平面方形の領域内でトレンチ内側壁面の全
長方向に対して交互に存在するソース領域13aおよび
ベース領域12aの一部がゲート絶縁膜14に接触する
の長さを所定以下の比率でトレンチ内側壁面のゲート絶
縁膜14aに接触させ、チャネル幅密度が750cm/
cm2 以下となるように設定すれば、負荷短絡耐量とし
てモータ制御に用いることが可能な最小値=20μsを
維持し、かつ、従来のプレーナIGBTと比べて定常損
失の低減による低損失化が可能になる。
【0055】また、本発明の半導体装置は、上記実施例
のトレンチIGBTに限らず、上記トレンチIGBTの
P+ /N+ /N- エピタキシャルウエハ部がP+ /N-
エピタキシャルウエハに変更されたMCT(MOS制御
型サイリスタ)にも適用可能であり、さらには、電子注
入促進効果を有するパワーMOSトランジスタ(Inject
ion Enhanced Gate Transistor;IEGT)にも適用可
能である。
【0056】図6は、本発明の第3の実施の形態に係る
IEGTの一例を一部切欠して断面構造を概略的に示し
ている。
【0057】このIEGTは、表面エミッタ電極とソー
ス領域およびベース領域とのコンタクト数を減少させる
ようにした特殊なトレンチゲート構造によって、高抵抗
ベース層の制御電極端に高濃度のキュリア・プラズマを
蓄積する技術を採用することによって、サイリスタ並み
の小さなオン抵抗とトランジスタ並みの安全動作領域を
同時に満足するように実現されたものである図6に示す
IEGTにおいて、41はN- 層、42はNバッファ
層、43は前記Nバッファ層42の表層部に形成された
Pエミッタ層、44は前記Pエミッタ層43の表面上に
形成されたアノード電極、45は前記N- 層41の表層
部に形成されたPベース層、46は前記Pベース層45
の表面からN- 層41に達する深さに形成されたトレン
チに埋め込まれた複数のトレンチゲート、47は前記ト
レンチの内壁面および前記Pベース層45の表面上の一
部に形成されたゲート絶縁膜(例えばシリコン酸化
膜)、48は前記複数のトレンチゲート46のうちの例
えば3個おきに位置するトレンチゲートの表層部に選択
的に形成されたNソース領域、49は上記Nソース領域
48上および前記Pベース層45上に形成された層間絶
縁膜(例えばCVD酸化膜)、50は上記層間絶縁膜4
9に開口された開口部で前記Nソース領域48の表面お
よび前記Pベース層45のうちでトレンチに平行な方向
で上記Nソース領域48に隣接する部分の表面にコンタ
クトするように前記層間絶縁膜49上に形成されたカソ
ード電極である。
【0058】上記したようにカソード側表面に微細な間
隔で形成されたトレンチゲート46と、一定間隔をおい
てNソース領域48にコンタクトするカソード電極50
を有することを特徴とするIEGTによれば、Pエミッ
タ層43から注入された正孔は、トレンチゲート46に
よってカソード電極50から流出することが防止され
る。一方、カソード電極50からの電子は、MOSチャ
ネルから注入される。これにより、素子のカソード側
で、電子の注入が正孔の流出を大きく上回る高注入状態
になり、高抵抗ベース層45のオン抵抗がサイリスタ並
みに小さくなる。
【0059】
【発明の効果】上述したように本発明の半導体装置によ
れば、セルの微細化を進めてもチャネル幅密度を適切に
設計することにより、従来のプレーナ構造と同等の負荷
短絡耐量を維持し、プレーナ構造より定常損失の低いト
レンチ構造を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るトレンチIG
BTの一部を取り出して平面パターンを概略的に示す
図。
【図2】図1のトレンチIGBTのチャネル幅密度対負
荷短絡耐量特性を示す図。
【図3】図1のトレンチIGBTのオン電圧対電流密度
特性(実線)および従来のプレーナIGBTのオン電圧
対電流密度特性(点線)を示す図。
【図4】図1のトレンチIGBTにおいて図2中のB点
の特性に対応するソース領域の平面パターンおよびベー
ス領域の平面パターンの一例を示す図。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るトレンチIG
BTの一部であり、図2中のC点の特性に対応するソー
ス領域の平面パターンおよびベース領域の平面パターン
を概略的に示す図。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係るIEGTの一
例を一部切欠して断面構造を概略的に示している。
【図7】トレンチIGBTのベースパターン、ソースパ
ターン、トレンチパターンおよびゲート引き出しパター
ンの一例を概略的に示す図。
【図8】図7のパターンを用いた従来のトレンチIGB
Tの製造工程を概略的に示す断面図。
【図9】図7に示したパターンを用いて製造されたトレ
ンチIGBTを概略的に示す一部切欠断面図。
【図10】トレンチIGBTの梯子状ソースパターンの
一例を概略的に示す図。
【符号の説明】
11…N型コレクタ領域、 12…P+ 型ベース領域、 13…N+ 型ソース領域、 14…ゲート絶縁膜、 15…トレンチゲート電極、 16…層間絶縁膜、 17…ソース・ベース電極(表面エミッタ電極)、 18…コレクタ電極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 茶木 俊雄 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝マイクロエレクトロニクスセン ター内 Fターム(参考) 5F048 AB10 AC05 AC06 BB06 BB19 BB20 BC01 BC02 BC03 BC12 BD07 BF02 BF11 CA03 DA06 DA08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型の半導体基板と、 前記半導体基板の表層部に形成され、前記第1導電型と
    は逆の第2導電型の半導体層からなるベース領域と、 前記ベース領域の表層部に選択的に形成された第1導電
    型のソース領域と、 前記ソース領域中で平面パターンが複数列のストライプ
    パターン状に、かつ、前記ベース領域を貫通する深さま
    で形成されたトレンチの各内壁面および基板表面に形成
    されたゲート絶縁膜と、 前記各トレンチの内部に埋め込まれたトレンチゲート電
    極と、 前記基板上に堆積された層間絶縁膜と、 前記層間絶縁膜およびその下の基板表面のゲート絶縁膜
    に開口されたソース・ベース引き出し用のコンタクトホ
    ールを通じて前記ソース領域の表面の一部およびベース
    領域の表面の一部に共通にコンタクトするソース・ベー
    ス電極とを具備し、 前記ソース領域は、複数列の前記トレンチゲート電極の
    隣り合う相互間の領域で前記トレンチゲート電極に平行
    な方向に間欠的に存在するとともに前記トレンチ内側壁
    面のゲート絶縁膜に接触していることを特徴とする半導
    体装置。
  2. 【請求項2】 前記ベース領域のうちで前記トレンチゲ
    ート電極に平行な方向における前記ソース領域の相互間
    領域に存在する一部が前記トレンチ内側壁面のゲート絶
    縁膜に接触するトレンチゲート電極平行方向の長さに対
    して前記ソース領域が前記トレンチ内側壁面のゲート絶
    縁膜に接触するトレンチゲート電極平行方向の長さは短
    いことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記ソース領域およびベース領域の一部
    が前記トレンチゲート電極に平行な方向で前記トレンチ
    内側壁面のゲート絶縁膜に交互に接触する長さの比率
    は、3/7以下であり、チャネル幅密度が750cm/
    cm2 以下となるように設定されていることを特徴とす
    る請求項2記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 第1導電型の半導体基板と、前記半導体
    基板の表層部に形成され、前記第1導電型とは逆の第2
    導電型の半導体層からなるベース領域と、 前記ベース領域の表層部に選択的に形成された第1導電
    型のソース領域と、 前記ソース領域中で平面パターンが全体として格子状あ
    るいはオフセット格子状に、かつ、前記ベース領域を貫
    通する深さまで形成されたトレンチの各内壁面および基
    板表面に形成されたゲート絶縁膜と、 前記各トレンチの内部に埋め込まれたトレンチゲート電
    極と、 前記基板上に堆積された層間絶縁膜と、 前記層間絶縁膜およびその下の基板表面のゲート絶縁膜
    に開口されたソース・ベース引き出し用のコンタクトホ
    ールを通じて前記ソース領域の表面の一部およびベース
    領域の表面の一部に共通にコンタクトするソース・ベー
    ス電極とを具備し、 前記ソース領域は、前記トレンチゲート電極に囲まれた
    平面方形の領域内で前記トレンチゲート電極の各辺に沿
    って間欠的に存在するとともに前記トレンチ内側壁面の
    ゲート絶縁膜に接触していることを特徴とする半導体装
    置。
  5. 【請求項5】 前記ベース領域のうち前記トレンチゲー
    ト電極に囲まれた平面方形の領域内で前記ソース領域の
    相互間領域に存在する一部が前記トレンチ内側壁面のゲ
    ート絶縁膜に接触するトレンチゲート電極平行方向の長
    さに対して前記ソース領域が前記トレンチ内側壁面のゲ
    ート絶縁膜に接触するトレンチゲート電極平行方向の長
    さは所定の比率以下であり、チャネル幅密度が750c
    m/cm2 以下となるように設定されていることを特徴
    とする請求項4記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記半導体基板はP+ 層/N+ 層/N-
    層が積層されてなり、前記N- 層の表層部にP型ベース
    領域が形成されてなり、前記P+ 層/N+ 層/N- 層が
    バイポーラトランジスタのコレクタ領域およびMOSト
    ランジスタのドレイン領域となり、前記ソース・ベース
    電極が表面エミッタ電極となり、前記P+ 層の裏面にコ
    レクタ電極が形成されてなり、トレンチ構造の絶縁ゲー
    ト型バイポーラトランジスタとして形成されたことを特
    徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の半導体
    装置。
  7. 【請求項7】 前記半導体基板はP+ 層/N- 層が積層
    されてなり、前記N- 層の表層部にP型ベース領域が形
    成されてなり、MOS制御型サイリスタとして形成され
    たことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記
    載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記半導体装置が電子注入促進型のパワ
    ーMOSトランジスタであることを特徴とする請求項1
    乃至5のいずれか1項に記載の半導体装置。
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