JP2001008472A - 振動波駆動装置 - Google Patents

振動波駆動装置

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JP2001008472A
JP2001008472A JP11168185A JP16818599A JP2001008472A JP 2001008472 A JP2001008472 A JP 2001008472A JP 11168185 A JP11168185 A JP 11168185A JP 16818599 A JP16818599 A JP 16818599A JP 2001008472 A JP2001008472 A JP 2001008472A
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/10Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H02N2/10Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】出力軸に種々の方向から外力が作用しても、安
定に駆動することができる振動波駆動装置を提供する。 【解決手段】ケース(15,16)内に振動体を支持部
材3により支持すると共に、ケースの両端部の軸受1
0,11に出力軸2を軸支させ、また振動体及び回転体
8の軸心部の貫通孔に出力軸2を貫通させる。そして、
前記振動体の貫通孔を出力軸2に対してすべり軸受とし
ての機能を持たせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は出力軸を有する振動
波駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、出力軸を有する振動モータ
(振動波駆動装置)はいくつか知られている。例えば図
4に示すように、特開平5−38170号公報に開示さ
れているモータがある。このモータは、中空筒状の弾性
体としての金属ブロック150と152の間に圧電素子
142と144とを配置し、これら金属ブロック15
0,152の内周側に配置した筒状の結合ボルト154
により両金属ブロック150,152を結合したものを
振動体140としている。一方、モータハウジング(外
側ケース)は、モータ中心部の筒部がモータ支持部をな
しており、該モータ支持部には軸受172が配置されて
出力軸134を軸支し、さらに結合ボルト154の内径
部に設けられたリング状ツバ部175が固定され、振動
体14を支持している。また、振動体14の片側には、
接触体としてのロータ部130が配置されており、この
ロータ部130は、出力軸134に回転方向において固
定のロータ本体(円板)132と支持プレート136と
の間にバネ133を配置した構成で、バネ133のバネ
力によりロータ本体132を金属ブロック152の端面
に加圧接触させるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、軸受が1つであるため、出力軸に側面からの
力が加わると、前記軸受を支点にして出力軸が傾き、前
記ロータ部が振動体に対してずれる。その結果、ロータ
本体132が金属ブロック152と接するロータ接触面
160での摩擦接触状態が不均一になり、モータの効率
低下、鳴き発生及び接触面の摩耗(モータの寿命低下)
といった問題を生じた。
【0004】本出願に係る発明の目的は、出力軸に種々
の方向から外力が作用しても、安定に駆動することがで
きる振動波駆動装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本出願に係る発明の目的
を実現する第1の構成は、電気−機械エネルギー変換素
子と振動体支持部材を弾性部材に固定した軸心部に貫通
孔を有する振動体と、前記振動体に加圧接触する軸心部
に貫通孔を有する回転体と、前記振動体および前記回転
体の貫通孔を貫通する出力軸を有し、該出力軸が前記回
転体と一体になって回転する振動波駆動装置において、
前記振動体及び回転体の略全体を内装し、前記振動体支
持部材の端部を固定して前記振動体を支持するケース
と、前記ケースに設けられた前記出力軸を軸支する複数
の軸受とを有し、前記振動体の貫通孔に対して前記出力
軸が軸支されるものである。
【0006】本出願に係る発明の目的を実現する第2の
構成は、電気−機械エネルギー変換素子と振動体支持部
材を弾性部材に固定した軸心部に貫通孔を有する振動体
と、前記振動体に加圧接触する軸心部に貫通孔を有する
回転体と、前記振動体および前記回転体の貫通孔を貫通
する出力軸を有し、該出力軸が前記回転体と一体になっ
て回転する振動波駆動装置において、前記振動体及び回
転体の略全体を内装し、前記振動体支持部材の端部を固
定して前記振動体を支持するケースと、前記ケースに設
けられた前記出力軸を軸支する複数の軸受と、前記回転
体の貫通孔に設けられ前記出力軸を軸支する軸受と、を
有し、前記振動体の貫通孔に対して前記出力軸が軸支さ
れるものである。
【0007】本出願に係る発明の目的を実現する第3の
構成は、上記第1または第2の構成で、前記振動体の貫
通孔自体が軸受面としての機能を有しているものであ
る。
【0008】本出願に係る発明の目的を実現する第4の
構成は、上記第1または第2の構成で、前記振動体の貫
通孔に前記出力軸を軸支する軸受を設けたものである。
【0009】本出願に係る発明の目的を実現する第5の
構成は、上記第1、第2または第3の構成で、前記振動
体の貫通孔の軸受としての機能はすべり軸受とするもの
である。
【0010】本出願に係る発明の目的を実現する第6の
構成は、前記振動体の貫通孔に設けた前記出力軸を軸支
する軸受はすべり軸受であるとするものである。
【0011】本出願に係る発明の目的を実現する第7の
構成は、上記いずれかの構成で、前記ケースに設けられ
た複数の軸受の少なくとも一つはすべり軸受であるとす
るものである。
【0012】本出願に係る発明の目的を実現する第8の
構成は、上記第5、第6または第7の構成で、前記すべ
り軸受の軸受面又は前記出力軸の該すべり軸受に軸支さ
れる表面は樹脂により形成されているものである。
【0013】本出願に係る発明の目的を実現する第9の
構成は、上記第2ないし第8のいずれかの構成におい
て、前記出力軸を軸支する軸受は振動体の振動の略節位
置に配置されているものである。
【0014】以上の構成により、出力軸にギヤなどを取
り付けて外部に出力を取り出す場合の様に、出力軸に側
面からの力が作用する場合にも、前記回転体がずれた
り、傾いたりすることがないため、振動体の振動が安定
して回転体に伝達され、優れた性能のモータになる。
【0015】なお、軸受と出力軸はすべて遊嵌(隙ば
め、出力軸が軸受に対して回転可能)しているため、振
動体は出力軸に対して傾かない。
【0016】さらに、前記軸受と前記出力軸が遊嵌する
部分において、互いに接触する表面の部材のうち少なく
とも一方は樹脂で形成されているので、金属同士である
場合のように、振動体の振動が出力軸に伝達されて騒音
の原因になりやすいが、このようなことはない。
【0017】また、潤滑油を前記遊嵌する部分に与える
ことは一般には避けなければならない。なぜなら、その
潤滑油が摩擦接触面に移動した場合、著しくモータのト
ルクが減少してしまうからである。軸受部の摩擦損失や
摩耗を低減させたい時は、含油金属や含油樹脂を使用す
ることが望しい。
【0018】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1は本発
明の第1の実施の形態を示す。
【0019】本実施の形態の振動波駆動装置は、電気−
機械エネルギー変換素子としての円環形状の圧電素子4
及び金属等の薄板で形成された振動体支持部材3を2つ
の弾性体としての棒状の中空金属部材5,6で挟み、こ
の金属部材5,6を締結部材である金属製の中空ボルト
1とナット7により挟持固定して振動体を構成してい
る。
【0020】本実施の形態の振動体は、2つの曲げ振動
を合成して、駆動面に円または楕円運動を形成するもの
であり、その駆動原理については特開平3−01198
1号公報等に記載され周知であるため説明は省略する。
但し、前記振動体は2つの曲げ振動だけでなく、例えば
ねじれ振動と縦振動を合成するものでもよい。振動体の
軸心部に孔があり、該孔に出力軸2が貫通する形態の振
動波駆動装置であるなら、本発明と同様の効果を発生出
来る。
【0021】本実施の形態の振動波駆動装置において、
前記振動体の片側には回転体8が配置され、回転体8の
外周部に筒状の摺動部材8aが固定されていて、この回
転体側の摩擦摺動部材8aの先端部が振動体を構成する
金属部材5の端面の外周端部に設けられた振動体側の摩
擦摺動部材5aに接触するようになっている。回転体8
は、かしめ部材12によって出力軸2との同軸度及び傾
きを規制された皿バネの加圧バネ9の外径部と嵌合し、
加圧バネ9のバネ力により回転体8の摺動部材8aと振
動体側の摩擦摺動部材5aとが加圧接触するようになっ
ている。
【0022】本実施の形態の振動体は、圧電素子4と同
時に振動体支持部材3を挟持固定して構成している。振
動体支持部材は円板形状で、その外周部は外側の2分割
構成のケースのケース部15及び16の突き合わせ面に
接合される。この接合は電気抵抗溶接、レーザ溶接、接
着剤による接着あるいはろう付けなどで実施する。
【0023】振動体支持部材3の役割は振動体を支持す
ることであるが、該振動体支持部材が厚すぎて剛性が大
きすぎると、振動体で発生する振動が前記ケースに伝達
してしまい、効率の高い振動エネルギーを発生しなくな
る。そのため、前記振動体支持部材3は適当な柔軟性を
有している。それが原因で、振動体は外側ケースに対し
てその空間的位置がしっかりとは決まらず、傾いたり、
偏心したりする。
【0024】その結果、回転体8の摩擦摺動部材8aに
振動体の振動が効率よく伝達されず、次の様な問題を生
じてしまう。
【0025】1.モータ騒音の発生 2.摩擦摺動部材が偏摩耗し、モータ寿命の低下 3.モータ効率の低下 これらの弊害を防止するため、本実施の形態では、中空
ボルト1の貫通孔1aが出力軸2を軸支する軸受の役割
を果すようにしている。
【0026】本実施の形態において、一方の外側ケース
部15には焼結金属含油軸受11がかしめられており、
反対側には他方の外側ケース16にボールベアリング軸
受10が圧入されている。それら2つの軸受10,11
により出力軸2が軸支されている。
【0027】さらに、2つの止めリング17がボールベ
アリング軸受10を両側からはさむように配置している
ため、出力軸2は前記外側ケースに対してその空間的位
置が決定する。つまり、前記外側ケースに対してまず出
力軸2の位置が決まり、出力軸2に対しては貫通孔1a
が軸受として作用するため、前記振動体の位置が決まる
ことになる。
【0028】一方、回転体8は、かしめ部材12によっ
て出力軸2との同軸度及び傾きを規制された加圧バネ9
の外径部と嵌合している。よって、出力軸2に対して回
転体8は略その空間的位置を決められる。
【0029】以上より、前記振動体と回転体8は出力軸
2を基準にして、互いの位置が決定するので、回転体側
摩擦摺動部材8aと振動体側摩擦摺動部材5aは互いに
安定した接触が可能になった。
【0030】なお、本実施の形態では、回転体8と加圧
バネ9との間に防振ゴム23を介在させており、これに
より回転体8の振動が出力軸2に伝搬するのを防ぐこと
ができ、回転体8と加圧バネ9を接合する役割も果して
いる。
【0031】ボールベアリング軸受10の近傍には、回
転位置を検出するためのエンコーダ部品である回転板1
3が出力軸2に固定されている。回転板13には放射方
向に多数の孔があけられており、ケース16の内側に固
定されているフォトインターラプター14からの光の遮
断と通過によって、該回転をカウントすることで位置を
検出する。なお、フォトインターラプター14はファイ
バー型の細い光線が得られるものなら分解能が向上し、
位置決め精度も高められるのでさらに望しい。本実施の
形態では光検出型のセンサーを用いたが、電気抵抗値の
変化で回転位置を検出するポテンショメータなどをケー
スに内蔵しても良い。 (第2の実施の形態の形態)図2は本発明の第2の実施
の形態を示す。
【0032】本実施の形態の振動体は、第1の実施の形
態とは異なり締結部材である中空ボルトは使用していな
い。2つの弾性部材としての金属部材5,6と、振動体
支持部材3及び圧電素子4は接着剤により接着されて結
合されている。
【0033】本実施の形態において、摩擦摺動部は振動
体の両端にあり、回転体8も2つ設けてある。これによ
り、通常は回転体が1ヶのモータに比べて、発生トルク
は2倍になる。また、回転体8の軸心には大径の孔部が
外端側から形成され、内端部側を小径とし、加圧用のコ
イルバネ9がこの大径の孔部内に抜け落ちることがない
ように配置されている。
【0034】また、各回転体8の外端部側の前記大径の
孔部には回転止め12が取り付けられており、回転止め
12の外周にはスプラインが切ってあり、回転体8に嵌
合している。回転止め12は、出力軸2に圧入されて加
圧バネ9を圧縮させながら回転体8の内側スプライン部
に挿入される。回転体8は回転止め12に対して、回転
は拘束されるが、軸方向へは自由にスライド出来る。よ
って、回転体8の回転力だけを出力軸2に伝達出来る。
【0035】弾性部材5,6の内径端部には、フランジ
付きのすべり軸受タイプのすべり軸受18が設けられて
いる。本実施の形態において、すべり軸受18の軸受部
はポリアセタール製のものを用いているが、モータの使
用温度によってはナイロン、テフロン、PPSなどの様
に耐熱温度が高いものの方がよい場合もある。
【0036】本実施の形態において、すべり軸受18は
弾性部材としての金属部材5及び6の外側に固定され、
出力軸2はすべり軸受18に対して回転するが、出力軸
2とすべり軸受18を固定して、該すべり軸受18と前
記金属部材5及び6との間で回転自在にしてもよい。こ
の場合、出力軸2に樹脂製の熱収縮チューブなどをかぶ
せてもよいし、又出力軸2にテフロンなどの樹脂をコー
ティングしてもよい。さらに、樹脂の内部には油が含有
されている方が、出力軸2がよりスムーズに回転出来る
ので望しい。
【0037】この油は外部に流れ出すものではないの
で、振動体又は回転体の摩擦摺動部への油の回り込みの
心配もない。又、すべり軸受18の位置は振動体の振動
の節となる位置に配置することが振動もれが少なくてよ
い。すべり軸受18は含油焼結金属製でもよいが、振動
体の振動により騒音が発生しやすいので樹脂の方が望し
い。
【0038】振動体と回転体とは、回転止め12を出力
軸2に圧入して、予めケース外で組立てておき、プレス
絞りで成形した外側ケース30の中に挿入する。
【0039】振動体支持板3は、放射状に3本の足が外
側に向かって延びており、図2に示す様に先端部が折り
曲げられているので、外側ケース30内への挿入はスム
ーズに出来る。回転止め12がすべり軸受タイプのすべ
り軸受11につき当たると、振動体を出力軸を中心に外
側ケースに対して回転させ、外側ケース30に設けられ
た3ヶの孔30aに振動体支持部材3の3本の足をそれ
らの弾性復元力を利用してはめ込む。
【0040】前記振動体支持部材の足は3本に限られ
ず、1本でも良い。前記支持部材の役割は、振動体の振
動をケースに伝達させずに、振動体に加わるねじれ力に
抵抗することである。振動体の中央付近の変位は微小
で、出力軸に対して略直角なので、前記支持部材はこの
方向に柔らかく、振動体のねじれ方向に剛く設計してい
る。
【0041】そして、蓋体31を外側ケース30にはめ
込むが、この時樹脂製スペーサ19を出力軸2に入れ
る。このスペーサ19により、出力軸2に軸方向の力が
加わった時でも、振動体支持部材3等に無理な力がかか
らない。
【0042】最後に、振動体支持部材3を外側ケース3
0の孔30aにハンダ付けし、外側ケース305と蓋体
31を接着剤により接合した。これらの場合、接合は溶
接などでも勿論かまわない。なお、本実施の形態では、
加圧バネ9で回転体8を振動体側摩擦摺動部材5aに圧
接しているが、その反力は出力軸2に圧入された2つの
回転止め12でそれぞれ受けているので、軸受11に軸
方向に生じる力による摩擦損失がない。
【0043】上記した第1の実施の形態にあっては、加
圧バネ9を加圧することで生じる反力は外側ケースの外
部にある止めリング17を介して、ボールベアリングタ
イプのボールベアリング軸受10で受けている。そのた
め、このボールベアリング軸受10は摩擦損失を低減さ
せるため高価なボールベアリングを使用していたが、本
第2の実施の形態ではボールベアリングを使用する必要
はない。
【0044】また、回転体側摩擦摺動部材8aは摺動部
にあたる所が折り曲げられている。これは摩擦摺動面積
を広くして、摩擦摺動面の面圧を低減して、摩擦材の摩
耗を減らし、モータの寿命を長くする手段である。 (第3の実施の形態の形態)図3は第3の実施の形態の
形態を示す。
【0045】本第3の実施の形態では、第2の実施の形
態と同様に、振動体の両端部に回転体8を設けた形式
で、それぞれの回転体8の内端側の小径部側の孔部に第
2の実施の形態のすべり軸受18と同様のすべり軸受で
構成されたすべり軸受22を設けている。このすべり軸
受22は、樹脂製で各回転体8の前述した内径に圧入さ
れている。このすべり軸受22により、各回転体8も出
力軸2に対して偏心せずに回転することが可能になっ
た。そのためモータの回転ムラが少なくなった。
【0046】また、本実施の形態においては、中空ボル
ト1の内径部の両端に、すべり軸受タイプのすべり軸受
32をそれぞれ圧入している。
【0047】振動体支持部材3は外側ケース部15と2
1の間にはさみ込まれて固定されている。
【0048】2つの弾性部材5,6の間には、圧電素子
4、振動体支持部材3の他、フレキシブルプリント基板
20が挟持固定され、外側ケース部15,21の内面に
沿って外部へ延出している。このフレキシブルプリント
基板20は、圧電素子4への電流供給、圧電素子で発生
した電圧で生じた電流、さらにはポテンショメータの様
な回転位置検出素子への電流供給のための配線として使
用される。
【0049】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、振動
体の貫通孔に対して出力軸の位置関係が決まるため、た
とえ出力軸に側力が加わったとしても摩擦摺動面の接触
状態が安定するので、高効率、長寿命の振動波駆動装置
になった。
【0050】また、回転体の貫通孔にも軸受を設けるこ
とで、回転体が回転する時、振動体軸心に対する偏心も
減少するので、より優れたモータになった。さらにすべ
り軸受の軸受面、あるいは該軸受面に軸支される出力軸
の表面を樹脂にすることで、騒音の発生も抑えられた。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の形態を示す断面図。
【図2】第2の実施の形態の形態を示す断面図。
【図3】第3の実施の形態の形態を示す断面図。
【図4】従来の振動モータの断面図。
【符号の説明】
1 中空ボルト 2 出力軸 3 振動体支持部材 4 圧電素子 5,6 弾性部材 5a,6a 振動体側摩擦摺動部材 7 ナット 8 回転体 8a 回転体側摩擦摺動部材 9 加圧バネ 10 ボールベアリング軸受 11 すべり軸受 12 回転止め 13 回転板 14 フォトインターラプター 15 外側ケース 16 外側ケース 17 止めリング 18 すべり軸受 19 スペーサ 20 フレキシブルプリント基板 21 外側ケース 22 すべり軸受 23 防振ゴム
フロントページの続き Fターム(参考) 5H680 AA06 AA12 AA18 BB01 BB04 BB16 CC02 CC03 DD01 DD02 DD03 DD13 DD15 DD23 DD53 DD55 DD66 DD73 DD83 DD88 DD92 EE03 EE04 EE07 EE10 EE11 EE22 FF04 FF06 FF08 FF13 FF24 FF33 GG11

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気−機械エネルギー変換素子と振動体
    支持部材を弾性部材に固定した軸心部に貫通孔を有する
    振動体と、前記振動体に加圧接触する軸心部に貫通孔を
    有する回転体と、前記振動体および前記回転体の貫通孔
    を貫通する出力軸を有し、該出力軸が前記回転体と一体
    になって回転する振動波駆動装置において、 前記振動体及び回転体の略全体を内装し、前記振動体支
    持部材の端部を固定して前記振動体を支持するケース
    と、前記ケースに設けられた前記出力軸を軸支する複数
    の軸受とを有し、前記振動体の貫通孔に対して前記出力
    軸が軸支されることを特徴とする振動波駆動装置。
  2. 【請求項2】 電気−機械エネルギー変換素子と振動体
    支持部材を弾性部材に固定した軸心部に貫通孔を有する
    振動体と、前記振動体に加圧接触する軸心部に貫通孔を
    有する回転体と、前記振動体および前記回転体の貫通孔
    を貫通する出力軸を有し、該出力軸が前記回転体と一体
    になって回転する振動波駆動装置において、 前記振動体及び回転体の略全体を内装し、前記振動体支
    持部材の端部を固定して前記振動体を支持するケース
    と、前記ケースに設けられた前記出力軸を軸支する複数
    の軸受と、前記回転体の貫通孔に設けられ前記出力軸を
    軸支する軸受と、を有し、前記振動体の貫通孔に対して
    前記出力軸が軸支されることを特徴とする振動波駆動装
    置。
  3. 【請求項3】 前記振動体の貫通孔自体が軸受面として
    の機能を有していることを特徴とする請求項1または2
    に記載の振動波駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記振動体の貫通孔に前記出力軸を軸支
    する軸受を設けたことを特徴とする請求項1または2に
    記載の振動波駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記振動体の貫通孔の軸受としての機能
    はすべり軸受であることを特徴とする請求項1、2また
    は3に記載の振動波駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記振動体の貫通孔に設けた前記出力軸
    を軸支する軸受はすべり軸受であることを特徴とする請
    求項4に記載の振動波駆動装置。
  7. 【請求項7】 前記ケースに設けられた複数の軸受の少
    なくとも一つはすべり軸受であることを特徴とする請求
    項1ないし6のいずれかに記載の振動波駆動装置。
  8. 【請求項8】 前記すべり軸受の軸受面又は前記出力軸
    の該すべり軸受に軸支される表面は樹脂により形成され
    ていることを特徴とする請求項5、6または7に記載の
    振動波駆動装置。
  9. 【請求項9】 前記出力軸を軸支する軸受は振動体の振
    動の略節位置に配置されていることを特徴とする請求項
    2ないし8のいずれかに記載の振動波駆動装置。
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