JP2001006444A - 絶縁電線 - Google Patents

絶縁電線

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JP2001006444A
JP2001006444A JP11176733A JP17673399A JP2001006444A JP 2001006444 A JP2001006444 A JP 2001006444A JP 11176733 A JP11176733 A JP 11176733A JP 17673399 A JP17673399 A JP 17673399A JP 2001006444 A JP2001006444 A JP 2001006444A
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insulated wire
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heat resistance
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electric wire
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JP11176733A
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English (en)
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Hiroshi Nakamura
洋 中村
Kazuhiro Sunochi
和宏 須之内
Setsuo Terada
節夫 寺田
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Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
Ukima Chemicals and Color Mfg Co Ltd
Original Assignee
Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
Ukima Chemicals and Color Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐熱性がF種以上の絶縁電線の製造における
通常の作業焼付け温度よりも低い温度で焼付けた、はん
だ付け性及び耐熱性に優れた絶縁電線の提供。 【解決手段】 (A)(a)五員環のイミド基を含有す
る二価カルボン酸或いはその誘導体或いはこれらの混合
物と、(b)芳香族ポリカルボン酸或いはその誘導体
と、(c)脂肪族二価アルコールと、(d)三価以上の
多価アルコールとを、有機溶媒の存在下に反応させて得
られる末端にOH基を有するポリエステルイミド樹脂1
00重量部に対して、(B)シアヌル環を有する安定化
ポリイソシアネートを有効NCO基の量で10〜60当
量%含む安定化ポリイソシアネートの混合物を50〜3
00重量部の割合で含む絶縁塗料を、導体上に塗布及び
焼付けたことを特徴とする絶縁電線。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、はんだ付け性及び
耐熱性を有する絶縁電線に関する。
【0002】
【従来の技術】近年においては、モーターやトランス等
の電気機器の小型軽量化や高性能化が著しい。それに伴
い、電気機器の信頼性を向上させるために、使用材料で
ある絶縁電線の耐熱性化が進展し、ポリエステル絶縁塗
料を用いた耐熱性F種以上のポリエステル絶縁電線(P
EW)、ポリエステルイミド絶縁塗料を用いたポリエス
テルイミド絶縁電線(EIW)やポリアミドイミド絶縁
塗料を用いたポリアミドイミド絶縁電線(AIW)等が
開発され実用化されている。
【0003】一方、絶縁電線メーカーでは、主として生
産性向上を目的に、作業焼付温度を上げて生産性向上を
図るべく絶縁電線の製造装置の開発・改良を行ってきた
が、絶縁電線とする際の作業焼付温度の低温度化が可能
となれば更に好都合とされている。先に挙げた耐熱性絶
縁電線であるPEW、EIW、AIW等の製造では、作
業焼付温度は通常450℃以上を必要とするのに対し、
ポリウレタン絶縁電線(UEW)の製造では通常300
℃以上で可能である。しかしながら、このUEWの耐熱
性はE種であり、電気機器メーカーの要求する耐熱性に
は到達していない。
【0004】このような事情から、絶縁電線メーカーに
おいては、少なくともPEW以上の耐熱性を有し、かつ
PEW等製造時より低い作業焼付温度で製造可能な絶縁
塗料を必要としている。一方、絶縁電線を使用する電気
機器メーカーでは、主としてコストダウンを目的に省力
自動化等工程の合理化を図ってきており、そのために絶
縁電線として、先に述べた耐熱性のみならず、省力自動
化につながる各種特性を有するものを要求してきてい
る。
【0005】省力自動化につながる各種特性の一つとし
て、絶縁電線の端末を処理して、絶縁電線の絶縁被覆の
剥離とはんだ付けとが同時になされる“はんだ付け性”
に対する要求がある。絶縁電線の端末剥離の方法には、
(1)機械剥離、(2)熱分解剥離、(3)薬品剥離、
(4)はんだ剥離等の方法があるが、作業時間、導体の
無傷化、連続処理等を考慮した時、端末の絶縁皮膜の除
去とはんだ付けが一挙に可能となる方法が最も好ましい
とされている。このため、電気機器メーカーからは耐熱
性と共に、絶縁被覆の剥離と同時にはんだ付けが可能な
“はんだ付け性”を有する絶縁電線が強く望まれてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】はんだ付け性を有する
絶縁電線として、ポリウレタン絶縁電線(UEW)があ
るが、前述のごとく耐熱性がE種と低い。また、UEW
の耐熱性向上品として耐熱性F種のポリエステルイミド
ウレタン絶縁電線が開発され実用化されているが、耐熱
性に優れるものは、はんだ付け性に劣り、はんだ付け性
に優れるものは耐熱性に劣るなどまだ不充分な点が多く
ある。その結果、耐熱性の尺度として絶縁皮膜のガラス
転移温度(以下Tgと略記する)を重視し、少なくとも
180℃以上のTgを有し、かつ、400℃にて2秒以
下のはんだ付け性を示す絶縁被膜で被覆された絶縁電線
が要求されるようになってきた。
【0007】従って、本発明の目的は、耐熱性がF種以
上の絶縁電線の製造における通常の作業焼付け温度より
も低い温度で焼付けて、絶縁皮膜の耐熱性がTgで18
0℃以上で、はんだ付け性が400℃にて2秒以下であ
る絶縁電線を提供することである。本発明者らは上記の
目的を達成すべく絶縁塗料について種々検討した結果、
ポリエステルイミド樹脂の架橋剤として、シアヌル環を
有する安定化ポリイソシアネートとシアヌル環を有さぬ
安定化ポリイソシアネートとを特定の割合で併用するこ
とによって、PEW等製造時より低い作業焼付温度で製
造が可能で、かつ優れた耐熱性とはんだ付け性を有する
絶縁電線が得られることを見出し、本発明を完成するに
至った。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的は以下の本発
明によって達成される。即ち、本発明は、(A)(a)
五員環のイミド基を含有する二価カルボン酸或いはその
誘導体或いはこれらの混合物と、(b)芳香族ポリカル
ボン酸或いはその誘導体と、(c)脂肪族二価アルコー
ルと、(d)三価以上の多価アルコールとを有機溶媒の
存在下に反応させて得られる末端にOH基を有するポリ
エステルイミド樹脂100重量部に対して、(B)シア
ヌル環を有する安定化ポリイソシアネートを有効NCO
基として10〜60当量%含む安定化ポリイソシアネー
トの混合物を50〜300重量部の割合で含む絶縁塗料
を、導体に塗布及び焼付けてなることを特徴とする絶縁
電線である。
【0009】
【発明の実施の形態】次に発明の実施の形態を挙げて本
発明を更に詳細に説明する。本発明で絶縁樹脂として使
用するポリエステルイミド樹脂(A)は、公知であり、
該樹脂と安定化ポリイソシアネートを含む絶縁塗料も特
開平3−190917号公報等で公知である。本発明の
特徴は、ポリエステルイミド樹脂(A)及びその架橋剤
としてシアヌル環を有する安定化ポリイソシアネートを
特定の割合で含む安定化ポリイソシアネート混合物を含
む絶縁塗料で導体に絶縁被覆が形成されていることであ
る。上記の公報には、シアヌル環を有する安定化ポリイ
ソシアネートの単独使用が開示されているが、これとシ
アヌル環を有さぬ安定化ポリイソシアネートを特定の割
り合いで使用することによって、はんだ付け性を損なわ
ずに耐熱性を向上できることについては全く示唆もな
い。
【0010】本発明において用いられる五員環のイミド
基を含有するポリエステルイミド樹脂(A)は、(a)
五員環のイミド基を含有する二価カルボン酸或いはその
誘導体或いはこれらの混合物と、(b)芳香族ポリカル
ボン酸或いはその誘導体と、(c)脂肪族二価アルコー
ルと、(d)三価以上の多価アルコールとを有機溶媒中
で反応させることによって得ることができる。
【0011】絶縁被膜の可撓性、耐熱性及びはんだ付け
性の点から、(a)は5〜20当量%、(b)は10〜
30当量%、(c)は25〜60当量%、(d)は10
〜40当量%の割合で反応させることが好ましい。又、
末端にOH基を有するポリエステルイミド樹脂を生成さ
せるために、(a)と(b)からなる全酸成分と(c)
と(d)からなる全アルコール成分を、全酸成分/全ア
ルコール成分が1/1.4〜2.5(当量比)となるよ
うに反応させる。
【0012】以下に五員環のイミド基を含有するポリエ
ステルイミド樹脂(A)の製造に使用される成分につい
て説明する。五員環のイミド基を含有する二価カルボン
酸或いはその誘導体(a)は、従来公知の方法によっ
て、例えば、次の(イ)と(ロ)、或いは(イ)と
(ハ)とを反応させることによって得られる。 (イ)五員環のカルボン酸無水物基の他に少なくとも一
個のその他の反応性基(カルボキシル基、カルボン酸無
水物基、水酸基等)を含有するカルボン酸無水物。 (ロ)第一級アミノ基の外に少なくとも一個のその他の
反応性基(カルボキシル基、水酸基、第一級アミノ基
等)を含有する第一級アミン。 (ハ)ポリイソシアネート。
【0013】五員環のカルボン酸無水物基の他に少なく
とも一個のその他の反応性基を含有するカルボン酸無水
物(イ)の例としては、トリカルボン酸無水物、例えば
トリメリット酸無水物、ヘミメリット酸無水物、ナフタ
リントリカルボン酸無水物、ジフェニルトリカルボン酸
無水物、ベンゾフェノントリカルボン酸無水物等が上げ
られる。また、テトラカルボン酸二無水物としては、例
えば、ピロメリット酸二無水物、ナフタリンテトラカル
ボン酸二無水物、ジフェニルメタンテトラカルボン酸二
無水物、ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物等が
上げられる。
【0014】第一級アミノ基の外に少なくとも一個のそ
の他の反応性基を含有する第一級アミン(ロ)の例とし
ては、例えば、エチレンジアミン、ヘキサメチレンジア
ミン、ジメチルヘプタメチレンジアミン、ジメチルヘキ
サメチレンジアミン等の脂肪族ジアミン、ジアミノジフ
ェニルメタン、ジアミノジフェニルスルホン、ジアミノ
ジフェニルエーテル、ジメチルビスフェニルジアミン、
ジアミノナフタレン、フェニレンジアミン、キシリレン
ジアミン等の芳香族ジアミン、更に、例えば、モノエタ
ノールアミン、ジメチルエタノールアミン等のアミノア
ルコール、アミノプロピオン酸等のアミノカルボン酸等
が挙げられる。
【0015】ポリイソシアネート(ハ)の例として、例
えば、フェニレンジイソシアネート、トリレンジイソシ
アネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ジフェ
ニルエーテルジイソシアネート、ジフェニルスルホンジ
イソシアネート、ナフタレンジイソシアネート、ヘキサ
メチレンジイソシアネート、キシレンジイソシアネート
等が挙げられる。
【0016】五員環のイミド基を含有する二価カルボン
酸として好ましいのは、得られる絶縁電線の耐熱性の点
よりトリメリット酸無水物2モルと芳香族ジアミン1モ
ルより得られる二価カルボン酸である。経済的にはトリ
メリット酸無水物2モルとジアミノジフェニルメタン1
モルより得られる二価カルボン酸が好ましい。これら五
員環のイミド基を含有する二価カルボン酸は、通常溶剤
中で(イ)と(ロ)或いは(ハ)を反応させることによ
って得られる。
【0017】上記の反応に使用される溶剤としては、例
えば、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルホルムア
ミド、フェノール、クレゾール、キシレノール酸等の極
性溶剤、キシレン、ソルベントナフサ、メチルエチルケ
トン、酢酸エチル等の炭化水素溶剤が挙げられる。これ
らの溶剤は単独又は混合溶剤として用いることもでき
る。
【0018】芳香族ポリカルボン酸或いはその誘導体
(b)としては、例えば、テレフタル酸、イソフタル
酸、無水フタル酸、ジメチルテレフタル酸、ジメチルイ
ソフタル酸、トリメリット酸無水物、ナフタリントリカ
ルボン酸無水物、ジフェニルトリカルボン酸無水物、ベ
ンゾフェノントリカルボン酸無水物、ピロメリット酸二
無水物、ナフタリンテトラカルボン酸二無水物、ジフェ
ニルメタンテトラカルボン酸二無水物、ベンゾフェノン
テトラカルボン酸二無水物等が挙げられる。これらは単
独で、或いは2種以上の混合物として使用することがで
きる。
【0019】脂肪族二価アルコール(c)としては、例
えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、
1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、
1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオー
ル、1,2−プロピレングリコール、1,3−ブタンジ
オール等が挙げられる。これらは単独で、或いは2種以
上の混合物として使用することができる。
【0020】三価以上の多価アルコール(d)として
は、例えば、グリセリン、ペンタエリスリトール、1,
1,1−トリメチロールエタン、1,1,1−トリメチ
ロールプロパン、トリス−(2−ヒドロキシエチル)イ
ソシアヌレート等が挙げられる。これらは単独で、或い
は2種以上の混合物として使用することができる。
【0021】本発明において使用する末端にOH基を有
するポリエステルイミド樹脂の製造においては、各成分
を前述の割合で使用することが好ましく、五員環のイミ
ド基を含有する二価カルボン酸或いはその誘導体或いは
これらの混合物(a)が20当量%未満の場合、また脂
肪族二価アルコール(c)が60当量%を超え、三価以
上の多価アルコール(d)が40当量%未満では得られ
る絶縁電線の耐熱性が不充分となる。
【0022】本発明において使用する末端にOH基を有
するポリエステルイミド樹脂(A)は、公知の方法によ
って製造することができ、製造方法は特に限定されな
い。例えば、以下のような従来公知の方法が挙げられ
る。 (1)溶剤中にて前述の(イ)と(ロ)或いは(ハ)に
て五員環のイミド基を含有する二価カルボン酸を形成さ
せた後、この系中に脂肪族二価アルコール、三価以上の
多価アルコール、芳香族多価カルボン酸或いはその誘導
体を加え、200〜250℃にて3〜15時間反応させ
る方法。 (2)溶剤中にて前述の(イ)と(ロ)或いは(ハ)に
て五員環のイミド基を含有する二価カルボン酸を形成さ
せる。別に脂肪族二価アルコール、三価以上の多価アル
コール、芳香族多価カルボン酸或いはその誘導体からな
るポリエステル中間体を形成させる。その後、これらの
反応生成物を200〜250℃にて3〜15時間反応さ
せる方法。 (3)脂肪族二価アルコール、三価以上の多価アルコー
ル、芳香族多価カルボン酸或いはその誘導体からなるポ
リエステル中間体を形成させる。この系中に、溶剤と前
述の(イ)と(ロ)或いは(ハ)を添加して五員環のイ
ミド基を含有する二価カルボン酸を生成させ、続いて2
00〜250℃にて3〜15時間反応させる方法。 (4)溶剤中に前述の(イ)、(ロ)或いは(ハ)、脂
肪族二価アルコール、三価以上の多価アルコール、芳香
族多価カルボン酸或いはその誘導体を一括添加しし、先
ず、120〜180℃にて五員環のイミドの基を含有す
る二価カルボン酸を生成させ、続いて200〜250℃
にて3〜15時間反応させる方法。
【0023】上記の反応及び希釈に使用する溶剤として
は、例えば、フェノール、クレゾール、キシレノール、
ジメチルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドン等
の極性溶剤を用いることができる。また、希釈時の補助
溶剤としては、例えば、トルエン、キシレン、ソルベン
トナフサ、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等の
炭化水素系溶剤を用いることができる。
【0024】上記で得られる末端にOH基を有するポリ
エステルイミド樹脂を溶剤に溶解し、適当な濃度に調整
することにより本発明で使用する絶縁塗料が得られる。
通常は、上記で得られるポリエステルイミド樹脂の溶液
が用いられる。溶剤としては、通常、フェノール性水酸
基を有する溶剤が用いられるが、最も有用な溶剤はクレ
ゾール酸である。クレゾール酸はフェノール、クレゾー
ル、キシレノールを含み、180〜230℃の沸点範囲
を有している。
【0025】本発明で使用する絶縁塗料には安定化ポリ
イソシアネートが架橋剤として添加される。本発明で使
用する安定化ポリイソシアネートは、シアヌル環を有す
る安定化ポリイソシアネートとシアヌル環を有さない安
定化ポリイソシアネートとの混合物である。シアヌル環
を有する安定化ポリイソシアネートは、有機ポリイソシ
アネートを三量化させて環状化合物としたものであり、
例えば、トリレンジイソシアネートから得られる安定化
ポリイソシアネートであるデスモジュールCT−ステー
ブル(バイエル社製)、イソホロンジイソシアネートか
ら得られる安定化ポリイソシアネートであるデスモジュ
ール PL340、デスモジュールBL4265(住友
バイエルウレタン社製)、ヘキサメチレンジイソシアネ
ートから得られる安定化ポリイソシアネートであるデス
モジュールTPLS2759、スミジュールBL317
5(住友バイエルウレタン社製)等が挙げられる。これ
らは単独で或いは混合して使用することができる。
【0026】混合して使用するシアヌル環を有さない安
定化ポリイソシアネートとしては、例えば、4,4′−
ジフェニルメタンジイソシアネートから得られる安定化
ポリイソシアネートであるミリオネートMS−50(日
本ポリウレタン工業製)及びコロネート2503(日本
ポリウレタン工業製)、トリレンジイソシアネートから
得られる安定化ポリイソシアネートであるデスモジュー
ルAP−ステーブル(バイエル社製)等が挙げられる。
これらは単独で或いは混合して使用することができる。
【0027】安定化ポリイソシアネート混合物において
は、シアヌル環を有する安定化ポリイソシアネートの割
合は、その有効NCO基量が該混合物中の全有効NCO
基量の10〜60当量%、好ましくは20〜50当量%
となる量である。ここで、有効NCO基量とは、安定化
ポリイソシアネート中のブロック剤の解離によって再生
されるイソシアネート基の量をいう。シアヌル環を有す
る安定化ポリイソシアネートの有効NCO基量が10当
量%未満では、PEW用絶縁塗料より低い作業焼き付け
温度で得られる絶縁電線の耐熱性が不充分であり、60
当量%を超えると得られる絶縁電線のはんだ付け性が悪
化し、さらに経時的な伸長ピンホールが発生し実用化に
困難が生じる。
【0028】本発明で用いられる絶縁塗料における安定
化ポリイソシアネート混合物(B)の使用割合は、本発
明で使用する末端にOH基を有するポリエステルイミド
樹脂(A)100重量部に対して、50〜300重量
部、好ましくは75〜200重量部の割合である。50
重量部未満では要求の耐熱性及びはんだ付け性を満足す
る絶縁電線の製造は困難であり、300重量部を超える
と耐熱性が悪くなる。
【0029】安定化ポリイソシアネート混合物(B)
は、溶剤に溶解し或いは直接上記の該ポリエステルイミ
ド樹脂(A)の溶液に配合して混合、溶解させる。必要
ならば更に溶剤を加えて均一に溶解させる。溶解及び希
釈時の溶剤としては、ポリエステルイミド樹脂の合成に
使用する前述の溶剤が使用される。
【0030】このようにして得られた絶縁塗料に、必要
に応じて、有機金属化合物を添加することは、絶縁電線
の製造引き取り速度をなお一層速くすると共に絶縁電線
の表面平滑性を向上させるので好ましい。有機金属化合
物としては、例えばオクテン酸亜鉛やナフテン酸鉛のご
とくの脂肪族または脂環式カルボン酸の亜鉛や鉛等の金
属塩、ジブチルチンラウレートやジブチルチンジアセテ
ート等の錫化合物が挙げられる。更に、本発明で使用さ
れる絶縁塗料には、本発明の特徴が損なわれない範囲
で、ポリアミド、ポリエステル、ポリスルホン等の熱可
塑性樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂等の熱硬化性
樹脂、染料、顔料、潤滑剤、その他塗料用添加剤等を添
加することも可能である。
【0031】本発明の絶縁電線は、上記により調製した
絶縁塗料を、適当な溶剤にて作業に適した粘度に調整
後、軟銅線等の導体上に常法に従って塗布し、PEW用
の塗料より低い作業焼付温度で焼付けすることによって
製造することができる。得られた絶縁電線は耐熱性とは
んだ付け性がともに優れた絶縁電線である。更に、本発
明の絶縁電線の上層には、巻線性を良好なものとするた
めに流動パラフィンや固形パラフィン等のルブリカント
を塗布することができる他、他の諸特性を付与させるた
めに一般的に行われている如く、他の絶縁塗料を塗布、
焼き付けした絶縁層を設けることも可能である。例え
ば、更に耐熱性を要求される場合にはポリイミド系絶縁
塗料又はポリアミドイミド系絶縁塗料、巻線性を要求さ
れる場合には6,6ナイロンのようなポリアミド系塗
料、コイル自己支持化を要求される場合には自己融着塗
料、例えば、ポリビニルブチラール、フェノキシ、ポリ
エステル、ポリアミド、ポリスルホン系塗料を塗布する
ことができる。
【0032】
【実施例】次に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に
具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定され
るものではない。
【0033】参考例1 攪拌機、窒素ガス導入管、コンデンサー及び温度計付き
5リットルフラスコに、ジメチルテレフタレート680
g(3.5モル)、エチレングリコール260g(4.
2モル)、グリセリン260g(2.8モル)及びテト
ラブチルチタネート3gを仕込み、加熱していくと16
0℃にてエステル交換反応に伴う脱メタノールが開始し
た。200℃まで10時間かけ徐々に昇温させた後、ク
レゾール1,170gを仕込み反応を停止させた。10
0℃まで冷却後、この系にトリメリット酸無水物580
g(3.0モル)、4,4′−ジアミノジフェニルメタ
ン300g(1.5モル)を仕込み窒素ガスを吹き込み
ながら再び加熱していくと、120℃にて、系が黄濁
し、140℃にて脱水が始まりジイミドジカルボン酸の
生成が開始した。150℃にて5時間保持後、更に加熱
し200℃にて5時間保持してエステル化反応を行わせ
しめた後、クレゾール酸580gにて希釈し反応を停止
させ、樹脂分50重量%のポリエステルイミド樹脂溶液
を得た。
【0034】参考例2 参考例1と同様の装置にて、ジメチルテレフタレート3
90g(2.0モル)、トリメリット酸無水物190g
(1.0モル)、エチレングリコール310g(3.4
モル)、グリセリン310g(5.0モル)及びテトラ
ブチルチタネート3gを仕込み、参考例1と同様に反応
させた後、クレゾール1,200gを仕込み反応を停止
させた。100℃まで冷却後、この系にトリメリット酸
無水物580g(3.0モル)、4,4′−ジアミノジ
フェニルメタン300g(1.5モル)を仕込み再び参
考例1と同様に反応させた後、クレゾール酸600gに
て希釈し反応を停止させ、樹脂分50重量%のポリエス
テルイミド樹脂溶液を得た。
【0035】参考例3 参考例1と同様の装置にて、ジメチルテレフタレート6
80g(3.5モル)、エチレングリコール310g
(5.0モル)、トリメチロールプロパン450g
(3.4モル)及びテトラブチルチタネート3gを仕込
み、参考例1と同様に反応させた後、クレゾール1,3
20gを仕込み反応を停止させた。100℃まで冷却
後、この系にトリメリット酸無水物580g(3.0モ
ル)、4,4′−ジアミノジフェニルメタン300g
(1.5モル)を仕込み、再び参考1と同様に反応させ
た後、クレゾール酸660gにて希釈し反応を停止さ
せ、樹脂分50重量%のポリエステルイミド樹脂溶液を
得た。
【0036】実施例1 下記により調製した絶縁塗料を、炉長2.5mの横型焼
付炉にて、導体径0.20mmの銅線に、炉温400
℃、フェルト8回、引き取り速度50m/分の条件で塗
布、焼き付けし、皮膜厚さ0.015mmの絶縁電線を
製造した。この焼付条件は、通常、PEW、EIW、A
IWの製造には作業焼付温度が低すぎ適さない条件であ
る。得られた絶縁電線の外観、はんだ付け性、耐熱性等
を試験した。尚、外観、密着性、可撓性、耐軟化性、絶
縁破壊電圧、はんだ付け性についてはJIS C 30
03(エナメル銅線及びエナメルアルミニウム線試験方
法)に従って行った。耐熱性の尺度であるTgは、理学
電機社製熱機械測定装置を使用し、圧縮荷重法(荷重2
0g)にて10℃/分の昇温速度の条件で測定した。こ
れらの電線特性の試験結果を表1に示す。
【0037】〔絶縁塗料の調製〕攪拌機、温度計付き5
リットルフラスコに、参考例1のポリエステルイミド樹
脂溶溶液1,000g、デスモジュールCT−ステーブ
ル(バイエル社製;有効NCO14重量%)240g、
コロネート2503(日本ポリウレタン工業社製;有効
NCO重量10%)510g、クレゾール酸1,250
g、キシレン1,160g及びナフテン酸亜鉛10gを
仕込み、80℃にて均一溶解させ、樹脂分30重量%の
絶縁塗料を得た。
【0038】実施例2 実施例1と同様にして下記の絶縁塗料を用いて絶縁電線
を作製した。得られた絶縁電線を実施例1と同様に試験
した。試験結果を表1に示す。 〔絶縁塗料の調製〕実施例1と同様にして、参考例2の
ポリエステルイミド樹脂溶液1,000g、デスモジュ
ールCT−ステーブル(バイエル社製)195g、コロ
ネート2503(日本ポリウレタン工業社製)805
g、クレゾール酸1,590g、キシレン1,400g
及びナフテン酸亜鉛15gを溶解させ、樹脂分30重量
%の絶縁塗料を得た。
【0039】実施例3 実施例1と同様にして下記の絶縁塗料を用いて絶縁電線
を作製した。得られた絶縁電線を実施例1と同様に試験
した。試験結果を表1に示す。 〔絶縁塗料の調製〕実施例1と同様にして、参考例2の
ポリエステルイミド樹脂溶液1,000g、デスモジュ
ールBL4265(住友バイエルウレタン社製;有効N
CO重量8%)395g、コロネート2503(日本ポ
リウレタン工業社製)740g、クレゾール酸1,59
0g、キシレン1,260g及びナフテン酸亜鉛15g
を溶解させ、樹脂分30重量%の絶縁塗料を得た。
【0040】実施例4 実施例1と同様にして下記の絶縁塗料を用いて絶縁電線
を作製し、得られた絶縁電線を実施例1と同様に試験し
た。試験結果を表1に示す。 〔絶縁塗料の調製〕実施例1と同様にして、参考例3の
ポリエステルイミド樹脂溶液1,000g、デスモジュ
ールCT−ステーブル(バイエル社製)195g、コロ
ネート2503(日本ポリウレタン工業社製)805
g、クレゾール酸1,590g、キシレン1,410g
及びナフテン酸亜鉛15gを溶解させ、樹脂分30重量
%の絶縁塗料を得た。
【0041】比較例1 実施例1と同様にして下記の絶縁塗料を用いて絶縁電線
を作製し、得られた絶縁電線を実施例1と同様に試験し
た。試験結果を表1に示す。 〔絶縁塗料の調製〕実施例1と同様にして、参考例2の
ポリエステルイミド樹脂溶液1,000g、コロネート
2503(日本ポリウレタン工業社製)1,000g、
クレゾール酸1,590g、キシレン1,395g及び
ナフテン酸亜鉛15gを溶解させ、樹脂分30重量%の
絶縁塗料を得た。
【0042】比較例2 実施例1と同様にして下記の絶縁塗料を用いて絶縁電線
を作製した。得られた絶縁電線を実施例1と同様に試験
した。試験結果を表1に示す。 〔絶縁塗料ノ調製〕実施例1と同様にして、参考例1の
ポリエステルイミド樹脂溶液1,000g、デスモジュ
ールCT−ステーブル(バイエル社製)470g、コロ
ネート2503(日本ポリウレタン工業社製)280
g、クレゾール酸1,250g、キシレン1,160g
及びナフテン酸亜鉛10gを溶解させ、樹脂分30重量
%の絶縁塗料を得た。
【0043】表 1(絶縁電線特性) (注)不可:10秒間浸しても剥離しない
【0044】表1の結果は、本発明の絶縁電線は、従来
のはんだ付け性の絶縁電線の欠点を克服した、優れた耐
熱性とはんだ剥離性を有していることを示している。
【0045】
【発明の効果】以上の本発明によれば、EIWの製造に
おける作業焼付温度よりも低いUEWの製造における作
業焼付温度で製造可能な、耐熱性及びはんだ剥離性に優
れた絶縁電線が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01B 3/30 H01B 3/30 E B M 7/00 303 7/00 303 7/29 7/34 A (72)発明者 須之内 和宏 東京都中央区日本橋馬喰町1−7−6 大 日精化工業株式会社内 (72)発明者 寺田 節夫 東京都中央区日本橋馬喰町1−7−6 大 日精化工業株式会社内 Fターム(参考) 4J038 DD051 DG111 DG291 GA03 GA08 MA13 NA14 NA21 PB09 4J043 PB13 QB26 QB32 RA35 SA06 SA11 SA62 SA71 SB01 TA13 TA21 TB01 UA121 UA122 UA131 UA132 UA261 UA262 UB011 UB121 UB152 UB301 UB401 UB402 VA021 VA041 XA03 XA17 XB34 YB06 ZA12 ZA60 ZB48 5G305 AA02 AA11 AB24 AB36 BA09 CA18 CA22 CA51 DA22 5G309 CA06 MA04 MA08 5G315 CA02 CA04 CB02 CC05 CD01

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)(a)五員環のイミド基を含有す
    る二価カルボン酸或いはその誘導体或いはこれらの混合
    物と、(b)芳香族ポリカルボン酸或いはその誘導体
    と、(c)脂肪族二価アルコールと、(d)三価以上の
    多価アルコールとを、有機溶媒の存在下に反応させて得
    られる末端にOH基を有するポリエステルイミド樹脂1
    00重量部に対して、(B)シアヌル環を有する安定化
    ポリイソシアネートを有効NCO基の量で10〜60当
    量%含む安定化ポリイソシアネートの混合物を50〜3
    00重量部の割合で含む絶縁塗料を、導体上に塗布及び
    焼付けたことを特徴とする絶縁電線。
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