JP2001001813A - 車両用折り畳みシートの取付構造 - Google Patents
車両用折り畳みシートの取付構造Info
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Abstract
でき、かつ取り外しの際の不意な脚部材の跳ね上がりを
防止できる車両用折り畳みシートの取付構造を提供する
こと。 【解決手段】 シートクッション2とシートバック3で
構成され、シートクッション2の前端部下面に装着され
た脚部材4をフロアパネルに固定し、上記脚部材4に回
動可能にシートクッション2を軸支し、上記シートバッ
ク3とともにシートクッション2を前方に起立可能に形
成した車両用折り畳みシートの取付構造において、上記
シートクッション2の脚部材4の後面に下方向に向けて
引っ掛け部10を設け、該引っ掛け部10に係合する車
体側ブラケット13をフロア面5に設けた構造。
Description
倒可能に構成し、シートバックとともにシートクッショ
ンを前方に起立可能に形成した車両用折り畳みシートの
取付構造に係り、車体への組み付け時に、容易に組み付
けることができるようにした車両用折り畳みシートの取
付構造に関する。
を前倒可能に構成し、このシートバックとともにシート
クッションを前方に起立させるようにしたものがある。
こうして、リヤシート後方の荷室を拡大するようにして
いる。図8は、荷室空間の拡大を目的として、折り畳み
可能に構成されたシート100を示している。シート1
00は、シートバック101とシートクッション102
とから構成され、シートクッション102の前端部下面
に装着された脚103をフロア104にボルト105に
より螺着して固定されている。
法を説明する。図9に示すように、シートバック101
を前方に倒し、シートクッション102に重ねる。つぎ
に、フロア104上に設けられたストライカ106か
ら、シートクッション102の後部に取り付けられたロ
ック107を解除し、図10に示すようにシート100
全体を起こす。最後に、図11に示すように、シートク
ッション102に一端が固定され、他端が車体側に設け
られた車体側ハンガー108に引っかけるように構成さ
れた固定バンド109によってシート100を立てた状
態で、車体に固定する。
まれ、シート100が置かれていた部分のフロア104
は荷室として使用することができる。しかしながら、シ
ート100は固定バンド109のみで押さえられている
ため、固定バンド109がしっかりと車体側ハンガー1
08に掛けられていないとシート100が倒れる虞があ
った。
示すように脚110の回転中心であるヒンジセンター1
11にスプリング112を取り付けることにより、常に
シート100が起きる方向にテンションを掛ける方法が
とられている。
ような従来技術では、スプリング112を取り付けたこ
とにより、シート100をフロア104へ取り付ける際
は、図10に示すようにシート100を不安定な立てた
状態で組み付けなければならず、シート100を支える
者と、ボルト105を締める者の2人の作業者が必要に
なるという問題が残る。また、修理、廃車時のリサイク
ルなどでシート100を取り外す必要が生じた場合、図
13に示すようにボルト105を緩めると、スプリング
112のばね力により脚110が突然跳ね上がり、ボル
ト105が飛ばされたり、工具にぶつかる虞がある。脚
110の不意な跳ね上がりを防止する方法としては、図
14に示すように、仮留め冶具113を脚110に差込
み、脚110の跳ね上がりを抑える方法がある。しかし
ながら、冶具113の取付け、取り外しの工数がかか
り、また、冶具113の保管等の問題が残る。
で容易に組み付けを行うことができ、かつ取り外しの際
の不意な脚部材の跳ね上がりを防止できる車両用折り畳
みシートの取付構造を提供することを目的とする。
するため、シートクッションとシートバックで構成さ
れ、シートクッションの前端部下面に装着された脚部材
をフロアパネルに固定し、上記脚部材に回動可能にシー
トクッションを軸支し、上記シートバックとともにシー
トクッションを前方に起立可能に形成した車両用折り畳
みシートの取付構造において、上記シートクッションの
脚部材の後面に下方向に向けて引っ掛け部を設け、該引
っ掛け部に係合するブラケットをフロア面に設けたこと
にある。また、本発明は、上記引っ掛け部を脚部材の後
面の一部を切り起こすことによって形成したことにあ
る。
参照しながら詳細に説明する。
ション2とシートバック3で構成された折り畳み式リヤ
シートである。この折り畳み式リヤシート1は、シート
クッション2に対してシートバック3が前倒し可能に構
成され、かつ、シートバック3とともにシートクッショ
ン2を前方に起立可能に形成したものである。シートク
ッション2の前端部下面には、脚部材4が装着され、脚
部材4を介してフロア面5に設置されている。
ョン2の前端部左右の下面に回動可能に軸支されてお
り、かつ下端部4bをフロア面5の段差部5aにボルト
6を介して固定されている。この脚部材4は、段差部7
を設けた後壁部4cと、後壁部4cの両側に設けられた
側壁部4dで構成され、側壁部4d相互間に挿通された
支持軸(ヒンジセンタ)8によってシートクッション2
を支持している。上記支持軸8には、コイルスプリング
9が装着されており、シートクッション2を前方側に起
立可能に付勢している。
方向に向けて引っ掛け部10を設けた仮留め用のシート
側ブラケット11が装着されている。このシート側ブラ
ケット11は、プレート11aの両側部11bを前方に
向けて互いに対向するように折り曲げ、その先端部11
cを互いに離れる方向に折り曲げてフランジ部11dを
形成したものである。両側部11bには、下部側に切り
欠き部12が形成されて、後述する車体側ブラケット1
3に係合する引っ掛け部10を構成している。上記車体
側ブラケット13は、平面視略コ字形状に形成されたも
ので、シート側ブラケット11を所定位置に保持するも
のである。この車体側ブラケット13は、脚部材4の後
方側のフロア面5に、固定されており、前端部の壁部1
3aにシート側ブラケット11の引っ掛け部10を係合
させてシートクッション2を仮保持するものである。上
記切り欠き部12は開口端側の角部12aを円弧状に形
成して組み付けを容易にしている。
面には、ゴムなどのクッション材14が配設されてお
り、かつシートクッション2の後面には、フロア面5に
装着されたストライカ15に係合するロック装置16が
設けられている。
付構造によると、折り畳み式リヤシート1をフロア面5
に設置する場合、折り畳み式リヤシート1を持って、シ
ート側ブラケット11の引っ掛け部10を車体側ブラケ
ット13の壁部13aに係合させる。引っ掛け部10
は、切り欠き部12の開口端側の角部12aを円弧状に
形成しているので、引っ掛け部10を車体側ブラケット
13の壁部13aに係合させると、車体側ブラケット1
3の壁部13aが自然に、切り欠き部12の内部に入り
込む。そして、次に、ボルト6を介してフロア面5の段
差部5aに脚部材4を固定する。一方、折り畳み式リヤ
シート1の後端部は、フロア面5に装着されたストライ
カ15にロック装置16を係合させることで固定され
る。したがって、一人の作業者によって容易に折り畳み
式リヤシート1を組み付けることができる。また、シー
ト側ブラケット11と車体側ブラケット13は互いに係
合しているので、ボルト6を緩めても脚部材4が不意に
跳ね上がる虞がない。
あり、図3と同一部分には同符号を付して説明する。図
6に示したものは、脚部材4の後壁部4cの一部を切り
起こして引っ掛け部17を形成したものである。引っ掛
け部17は、脚部材4の後壁部4cに、四角形を描き、
この四角形の上辺を除く下辺17aと左右の側辺17
b、17cを切断し、後方に引き出したもので、下端部
17dを折り返して湾曲させたものである。また、図7
に示したものは、脚部材4の後壁部4cの一部を左右に
観音開きに切り起こして、引っ掛け部18を形成したも
のである。引っ掛け部18は、左右に切り起こした内側
下端部18aを湾曲させて形成し、かつ内側上端部18
bも湾曲させて形成している。これらの引っ掛け部17
および引っ掛け部18は、車体側ブラケット13の壁部
13aに係合させることにより、折り畳み式リヤシート
1を仮保持することができる。
れるものではなく、たとえば、折り畳み式リヤシート1
は、リヤシートに限らず、ワンボックスカーなどでは、
中間位置のシートに適用することもできる。また、引っ
掛け部10、引っ掛け部17および引っ掛け部18は、
車体側ブラケット13の壁部13aに係合させるもので
あれば、特にその形状が限定されるものではなく、ま
た、大きさも任意に設定することができる。等、その
他、本発明の要旨を変更しない範囲内で適宜、変更して
実施し得ることは言うまでもない。
折り畳みシートの取付構造によると、以下のような効果
を奏することができる。請求項1において、シートクッ
ションとシートバックで構成され、シートクッションの
前端部下面に装着された脚部材をフロアパネルに固定
し、上記脚部材に回動可能にシートクッションを軸支
し、上記シートバックとともにシートクッションを前方
に起立可能に形成した車両用折り畳みシートの取付構造
において、上記シートクッションの脚部材の後面に下方
向に向けて引っ掛け部を設け、該引っ掛け部に係合する
ブラケットをフロア面に設けたので、引っ掛け部をフロ
ア側のブラケットに係合させて、折り畳みシートの取付
に際して仮保持することができることから、一人の作業
者により容易に組み付けることができる。請求項2にお
いて、上記引っ掛け部を脚部材の後面の一部を切り起こ
すことによって形成したので、部品点数の削減を図り、
組み付け作業性の向上を図ることができる。
トの取付構造を示す側面図である。
斜視図である。
を示す概念図である。
シートの取付構造を示す部分拡大斜視図である。
シートの取付構造を示す部分拡大斜視図である。
る。
トバックを倒した状態を示す側面図である。
ートバックとともにシートクッションを前方に起立させ
た状態を示す側面図である。
ートバックとともにシートクッションを前方に起立させ
た状態で固定する方法を示す側面図である。
を示す側面図である。
である。
Claims (2)
- 【請求項1】 シートクッションとシートバックで構成
され、シートクッションの前端部下面に装着された脚部
材をフロアパネルに固定し、上記脚部材に回動可能にシ
ートクッションを軸支し、上記シートバックとともにシ
ートクッションを前方に起立可能に形成した車両用折り
畳みシートの取付構造において、上記シートクッション
の脚部材の後面に下方向に向けて引っ掛け部を設け、該
引っ掛け部に係合するブラケットをフロア面に設けたこ
とを特徴とする車両用折り畳みシートの取付構造。 - 【請求項2】 上記引っ掛け部を脚部材の後面の一部を
切り起こすことによって形成したことを特徴とする請求
項1に記載の車両用折り畳みシートの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16913099A JP3894402B2 (ja) | 1999-06-16 | 1999-06-16 | 車両用折り畳みシートの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16913099A JP3894402B2 (ja) | 1999-06-16 | 1999-06-16 | 車両用折り畳みシートの取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001001813A true JP2001001813A (ja) | 2001-01-09 |
JP3894402B2 JP3894402B2 (ja) | 2007-03-22 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP16913099A Expired - Fee Related JP3894402B2 (ja) | 1999-06-16 | 1999-06-16 | 車両用折り畳みシートの取付構造 |
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JP (1) | JP3894402B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006264577A (ja) * | 2005-03-25 | 2006-10-05 | Suzuki Motor Corp | シートの取付構造 |
JP2015040007A (ja) * | 2013-08-23 | 2015-03-02 | マツダ株式会社 | 車両用シートの搭載治具及びその搭載方法 |
-
1999
- 1999-06-16 JP JP16913099A patent/JP3894402B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006264577A (ja) * | 2005-03-25 | 2006-10-05 | Suzuki Motor Corp | シートの取付構造 |
JP4491788B2 (ja) * | 2005-03-25 | 2010-06-30 | スズキ株式会社 | シートの取付構造 |
JP2015040007A (ja) * | 2013-08-23 | 2015-03-02 | マツダ株式会社 | 車両用シートの搭載治具及びその搭載方法 |
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---|---|
JP3894402B2 (ja) | 2007-03-22 |
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