JP2001000106A - 炒め物用調味料 - Google Patents

炒め物用調味料

Info

Publication number
JP2001000106A
JP2001000106A JP11176152A JP17615299A JP2001000106A JP 2001000106 A JP2001000106 A JP 2001000106A JP 11176152 A JP11176152 A JP 11176152A JP 17615299 A JP17615299 A JP 17615299A JP 2001000106 A JP2001000106 A JP 2001000106A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seasoning
stir
fry
fried food
fried
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11176152A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Kawazoe
剛之 川副
Chieko Harikae
千恵子 針替
Takashi Nagabori
隆 長堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kikkoman Corp
Original Assignee
Kikkoman Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kikkoman Corp filed Critical Kikkoman Corp
Priority to JP11176152A priority Critical patent/JP2001000106A/ja
Publication of JP2001000106A publication Critical patent/JP2001000106A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】調味料が焦げ付かず、食品材料に調味料の風味
が良好に付与された炒め物が簡単な手順で得られる炒め
物用の調味料を得る。 【解決手段】食用油が粉末調味料を含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は調味料の焦げ付きが
なく、しかも調味料の風味に富んだ炒め物が簡単な手順
で得られる、食用油が粉末調味料を含有した炒め物用調
味料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、炒め物は、まず鍋やフライパンな
どの鉄板を十分に熱し、これに食用油を添加して十分馴
染ませてから食品材料を加え、強火で手早く炒め、炒め
ている途中又は終了直前に醤油、酒などの液状の調味料
を加えて風味付けして得られるものであるが、鍋や鉄板
などの高熱が直接、食品材料や調味料などに伝わるため
焦げやすく、特に液状の調味料が焦げ付き、これが炒め
物の風味を悪くする原因になっている。加えて、この高
温度の加熱で液状調味料の香気などが揮散して所望する
ほどには炒め物に液状調味料の風味が付与されない欠点
を有している。また食用油を添加したのち適当なタイミ
ングで調味料を適宜添加しなければならないという調理
手順の煩雑さも有している。
【0003】また市販されている炒め物用調味料は、風
味付け用としての調味料であり、しかも水系の調味料で
あるため調味料が焦げ付き、所望するほどには炒め物に
風味が付与されなく、そして食用油とこの調味料を別々
に添加するというものであり調理手順の煩雑さも解消さ
れていないものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は調味料が焦げ
付かず、食品材料に調味料の風味が良好に付与された炒
め物が、簡単な手順で得られる炒め物用の調味料を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究した結果、炒め物の風味付け
に醤油、食酢、酒などの液状調味料や味噌などの代わり
に、粉末醤油、粉末味噌などの粉末調味料を用いて食用
油に添加して得た炒め物用の調味料を用いて、食品材料
を炒めたところ、調味料が焦げ付かず、しかも従来の醤
油、味噌などを用いて得られたものよりも醤油、味噌な
どの風味が良好であり、また食用油と調味料が混和され
ているために、食用油と調味料を別々に添加することの
ない簡便な手順で炒め物が得られることを知り、この知
見に基づいて本発明を完成した。すなわち本発明は、食
用油が粉末調味料を含有することを特徴とする炒め物用
調味料である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の食用油は、炒め物を調理
するために用いられる通常の液状の食用油が用いられ、
例えば大豆油、ゴマ油、コ−ン油、綿実油、オリ−ブ
油、パ−ム油、サフラワ−油、米油、落花生油、ナタネ
油などが挙げられ1種又は2種以上が用いられる。
【0007】粉末調味料は、通常の粉末状、顆粒状など
の固形状の調味料であり、例えば粉末醤油、粉末味噌、
粉末の魚醤、粉末酢、粉末酒、蛋白質加水分解物の粉
末、蛋白質酵素分解物の粉末、魚節類、しいたけ、コン
ブなどのダシ汁の粉末、魚介類エキス、ビ−フエキス、
酵母エキス、野菜エキスなどのエキス類の粉末が挙げら
れ、1種又は2種以上が用いられ、粉末醤油、粉末味噌
が好適に用いられる。
【0008】粉末調味料の食用油に対する含有量は5〜
30重量%であり、5重量%未満の含有量であると風味
の乏しい炒め物となり、30重量%を越える含有量であ
ると風味が強すぎる炒め物が得られる。
【0009】本発明の炒め物用調味料は、必要に応じて
香辛料、例えばガ−リック、オニオン、オレガノ、タイ
ム、セ−ジ、ジンジャ−、レッドペパ−、ペパ−、オ−
ルスパイス、クロ−ブ、ナツメグ、カルダモンなどが挙
げられ一種又は二種以上が用いられる。
【0010】また、必要に応じて、例えばグルタミン酸
ナトリウム、グリシンなどのアミノ酸系調味料、イノシ
ン酸ナトリウム、グアニル酸ナトリウムなどの核酸系調
味料、コハク酸ナトリウムなどの旨味調味料が1種又は
2種以上用いられる。
【0011】更に必要に応じて食塩及び砂糖、乳糖、麦
芽糖、ぶどう糖、果糖、澱粉などの糖類などの粉末状の
原材料が1種又は2種以上用いられる。
【0012】本発明の炒め物用調味料は、食用油の1種
又は2種以上を適宜組合せたものを基本として、これに
対して5〜30重量%の含有量になるように粉末の調味
料の1種又は2種以上を組み合わせたものを加え、必要
により香辛料やその他の調味料を加えた、実質的に水性
成分を含まないものであり、食用油に粉末調味料が含有
されたものであるから、粉末調味料が良好に食用油中で
均一に分散しているものである。そしてチャ−ハン、チ
ンジャオ−ロ−ス、八宝菜などの中華料理や肉類、野菜
類、魚介類などの炒め物を調理するための調味料であ
る。
【0013】本発明の炒め物用調味料は、ステンレスの
容器や調製用のタンクなどを用いて上記した食用油に上
記した粉末の調味料を加え、必要により香辛料やその他
の調味料を加え撹拌して混和し、必要により80℃、1
0分程度の加熱殺菌をおこなうことにより得られる。
【0014】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を説明する。
【0015】(実施例1)大豆サラダ油500g、市販
の粉末醤油30g、砂糖50g、白コショウ(ペパ−)
0.5gを混和して本発明の炒め物用調味料を得た。 (実施例2)大豆サラダ油500g、市販の粉末醤油1
40g、砂糖50g、白コショウ(ペパ−)0.5gを
混和して本発明の炒め物用調味料を得た。 (比較例)実施例1の市販の粉末醤油30gの代わり
に、市販の濃口醤油100gを加える以外は実施例1と
同様にして比較例の炒め物用調味料を得た。
【0016】次に、実施例1、2で得た本発明の炒め物
用調味料、比較例の炒め物用調味料について、これらを
用いて野菜炒めを調理し、その野菜炒めについて識別能
力を有する10名のパネルにより、野菜炒めの焦げ付き
の程度、特に調味料の焦げ付きの程度、醤油風味の良好
さについて官能検査をおこなった。調味料の焦げ付きの
程度については、従来の方法で得られた野菜炒めを対照
として、対照に較べて差がないを「0」として、やや差
があるを「1」として、差があるを「2」として対照よ
り焦げ付きの程度が多いを「+」として少ないを「−」
としてパネル10名の平均値で示した。
【0017】なお、実施例1、2および比較例の炒め物
用調味料を用いて得られた野菜炒めの調理方法は、まず
フライパンに炒め物用の調味料を20g入れ、これをフ
ライパンに十分馴染ませたのち細切りした豚肉を100
g入れ、豚肉に炒め物用調味料を絡ませながら炒め、豚
肉に火が通ったら、角切りのキャベツ100g、モヤシ
70g、細切りピ−マン50gを入れ、これらの野菜類
に炒め物用調味料を絡ませながら火が通るまで炒める方
法である。また、対照の炒め物の調理方法は、通常行な
われる炒め物の調理方法であり、すなわち、まずフライ
パンを十分に熱し、これに小量の大豆サラダ油を添加
し、十分馴染ませたのち、細切りした豚肉を100g入
れ、豚肉に火が通ったら、角切りのキャベツ100g、
モヤシ70g、細切りピ−マン50gを入れ、次いで濃
口醤油100g、砂糖50g、コショウ0.5gを適宜
加え、豚肉や野菜類にこれらの調味料類を絡ませながら
火が通るまで炒める方法である。
【0018】次に上記の官能検査の結果を示す。比較例
の炒め物用調味料で得られた野菜炒めの調味料の焦げ付
きの程度は、「−0.2」であり、液状の醤油の焦げた
風味が付与され、対照の野菜炒めと殆ど変わらないもの
であった。これに対して実施例1、2の本発明の炒め物
用調味料で調理した野菜炒めの調味料の焦げ付きの程度
は、実施例1の炒め物用調味料で得られたものは「−
1.9」であり、実施例2のもので得られた野菜炒めは
「−1.8」であって、殆ど焦げ付きがみられなかっ
た。そして、これらは対照や比較例の炒め物用調味料で
得られた野菜炒めに較べて醤油風味の豊かな野菜炒めで
あり、特に実施例2の本発明の炒め物用調味料で得られ
た野菜炒めは醤油風味が引き立ったものであった。
【0019】(実施例3)コ−ン油500g、市販の粉
末味噌100g、砂糖50gを混和して本発明の炒め物
用調味料を得た。次に、これを用いて上記と同様にして
野菜炒めを調理して味噌風味の野菜炒めを得た。この野
菜炒めは、味噌が焦げ付かず、味噌風味に富んだ野菜炒
めであった。
【0020】
【発明の効果】本発明の炒め物用調味料は、食用油を主
体として粉末調味料を含有するものであるから、これを
用いて炒め物を調理すると調味料が焦げ付かないため焦
げ臭がなく、調味料の風味が食品材料に良好に付与され
た炒め物が得られる。また、従来、炒め物は予め熱して
食用油で馴染ませたフライパンなどに食品材料を加えて
強火で炒め、次いで調味料を更に加え風味付けをすると
いう手順をとっているが、本発明の炒め物用調味料は食
用油が主体であるから、フライパン上に最初から本発明
の炒め物用調味料を添加するだけで簡単に炒め物ができ
るという簡便性を有している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A23L 1/238 111 A23D 9/00 504 Fターム(参考) 4B026 DL10 DX10 4B039 LB08 LC06 4B047 LB09 LE05 LG10 LG60 LG61

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】食用油が粉末調味料を含有することを特徴
    とする炒め物用調味料。
  2. 【請求項2】粉末調味料の含有量が食用油に対して5〜
    30重量%である請求項1記載の炒め物用調味料。
  3. 【請求項3】粉末調味料が粉末醤油、粉末味噌である請
    求項1記載の炒め物用調味料。
JP11176152A 1999-06-23 1999-06-23 炒め物用調味料 Pending JP2001000106A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11176152A JP2001000106A (ja) 1999-06-23 1999-06-23 炒め物用調味料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11176152A JP2001000106A (ja) 1999-06-23 1999-06-23 炒め物用調味料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001000106A true JP2001000106A (ja) 2001-01-09

Family

ID=16008580

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11176152A Pending JP2001000106A (ja) 1999-06-23 1999-06-23 炒め物用調味料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001000106A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008125361A (ja) * 2006-11-16 2008-06-05 Kirin Food-Tech Co Ltd 粉末調味料およびその製造方法
JP2012125239A (ja) * 2010-11-25 2012-07-05 Kikkoman Corp 油炒め用醤油及び油炒めの製造法
JP2013017424A (ja) * 2011-07-11 2013-01-31 Kikkoman Corp 醤油含有調味料
JP2013141420A (ja) * 2012-01-06 2013-07-22 Kikkoman Corp 醤油含有調味料
CN104957574A (zh) * 2015-07-20 2015-10-07 四川天味食品集团股份有限公司 一种三鲜火锅底料及其制备方法
JP2017099312A (ja) * 2015-11-30 2017-06-08 キユーピー株式会社 レトルトソース

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008125361A (ja) * 2006-11-16 2008-06-05 Kirin Food-Tech Co Ltd 粉末調味料およびその製造方法
JP2012125239A (ja) * 2010-11-25 2012-07-05 Kikkoman Corp 油炒め用醤油及び油炒めの製造法
JP2013017424A (ja) * 2011-07-11 2013-01-31 Kikkoman Corp 醤油含有調味料
JP2013141420A (ja) * 2012-01-06 2013-07-22 Kikkoman Corp 醤油含有調味料
CN104957574A (zh) * 2015-07-20 2015-10-07 四川天味食品集团股份有限公司 一种三鲜火锅底料及其制备方法
CN104957574B (zh) * 2015-07-20 2017-08-22 四川天味食品集团股份有限公司 一种三鲜火锅底料及其制备方法
JP2017099312A (ja) * 2015-11-30 2017-06-08 キユーピー株式会社 レトルトソース

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007151484A (ja) 中華合わせ調味料
US20100183794A1 (en) Barbecue Sause
JP6374648B2 (ja) 塩味強化剤
JPWO2013133051A1 (ja) スパイス香増強
JP2001000106A (ja) 炒め物用調味料
JP2015027293A (ja) スパイスミックス及び揚げ物用衣材
JP3602029B2 (ja) 加熱処理した肉粉砕物を含有する低油脂含量のルウ
JP2000069931A (ja) 新規半練り状調味料
JP6895183B2 (ja) たれの製造方法
JP2001314168A (ja) 調味用組成物
JPH0739337A (ja) 炒めもどき調理食品のもと
JP5954885B2 (ja) 醤油含有調味料
JP2000236844A (ja) 焙煎風味香辛料
JP2002253165A (ja) 調味料
CN106132214B (zh) 香料组合物
KR900000929B1 (ko) 즉석 돼지고기 양념장 제조방법
JP7110201B2 (ja) 冷凍ミートソース
JP5138162B2 (ja) エキスの製造方法
JPH0556765A (ja) 食用ソース
RU2197870C1 (ru) Композиция комплексной пищевой добавки для инъецирования полуфабрикатов из мяса птицы длительного хранения
JP6823558B2 (ja) もやしの青臭さを低減する調味料
JPH0469985B2 (ja)
KR850001512B1 (ko) 중화풍 즉석 소-스의 제조방법
JPH11192062A (ja) ピザ風炊き込みごはん、その調味料およびその応用
JP2024024849A (ja) 混合調味料及び醤油の風味を向上させる方法