JPH11192062A - ピザ風炊き込みごはん、その調味料およびその応用 - Google Patents

ピザ風炊き込みごはん、その調味料およびその応用

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JPH11192062A
JPH11192062A JP9369616A JP36961697A JPH11192062A JP H11192062 A JPH11192062 A JP H11192062A JP 9369616 A JP9369616 A JP 9369616A JP 36961697 A JP36961697 A JP 36961697A JP H11192062 A JPH11192062 A JP H11192062A
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JP
Japan
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pizza
seasoning
rice
cheese
tomato
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JP9369616A
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English (en)
Inventor
Isao Fujimura
功 藤村
Masaaki Moriya
正明 守谷
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Yamasa Shoyu KK
Original Assignee
Yamasa Shoyu KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 今までにない新しい食品であるピザ風炊
き込みごはん、および専用調味料を提供する。 【解決手段】 味付け炊き込みご飯の層の上に具材を含
むチーズの層を有し、チーズの層の表面に焼き焦げを有
しないピザ風炊き込みごはん、および基礎調味料として
トマト加工品、醸造調味料またはエキス類から選ばれた
少なくとも二種と、香辛料としてバジルおよび/または
オレガノとからなるピザ風炊き込みごはん用調味料に関
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピザ風炊き込みご
はん、そのための専用調味料、およびそれを用いたピザ
風味の炊き込みごはんの製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、米を利用したピザ風食品として
は、米飯や餅を薄板状に成形したものを生地とし、これ
にピザソース、具材、チーズなどを乗せて焼いたピザラ
イスやピザ煎餅などが知られている(特開昭59−16
6031、特開昭61−293345、特開昭62−4
4151、特開平1−160459、特開平3−985
61、特開平5−176668、特開平6−4677
8、特開平7−8190、特開平8−322522、特
開平8−332034)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の米を利
用したピザ風食品は、冷凍食品などの加工済み食品とし
ては活用されているものの、家庭料理の1つとして広く
浸透するまでには至っていない。その理由として、製品
のコンセプトとして従来のピザの生地を米由来のご飯ま
たは餅に代えただけでこれといった特徴ない、味覚的に
も冷凍食品の域を脱していないなどが指摘されていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
を解決すべき検討した結果、従来の発想を転換し、ご飯
をピザの生地として使用するのではなく、日本の家庭に
おいて最も一般的な調理方法のひとつである炊飯器によ
って茸ごはんや栗ごはんのように炊きあげるだけで今ま
でにない新しい食品であるピザ風炊き込みごはんを調製
できるのではないかと考え、それに適して調味料の開発
に成功し、本発明を完成させた。
【0005】したがって、本発明は、味付け炊き込みご
飯の層の上に具材を含むチーズの層を有し、チーズの層
の表面に焼き焦げを有しないピザ風炊き込みごはんに関
するものである。このような食品は今までに報告されて
おらず、オリジナリティーのある新しいジャンルの食品
である。また、本発明は、基礎調味料としてトマト加工
品、醸造調味料またはエキス類から選ばれた少なくとも
二種と、香辛料としてバジルおよび/またはオレガノと
からなるピザ風炊き込みごはん用調味料に関するもので
ある。さらに、本発明は、釜の中に磨いだお米、上記調
味料、チーズおよびピザ用具材を添加し、通常通りご飯
を炊きあげることを特徴とするピザ風炊き込みごはんの
製造法に関するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明のピザ風炊き込みごはん
は、上述したように、味付け炊き込みご飯の層の上に具
材を含むチーズの層を有し、チーズの層の表面に焼き焦
げを有していない。その具体例を図1及び図2に示す。
図1は、水飯器を用いて炊きあげたピザ風炊き込みごは
んを上から観察した様子を示したもので、図2は炊きあ
がったピザ風炊き込みごはんを適当な大きさに切り分
け、それを横から観察した様子を示したものである。こ
れらの図から明らかなように、本発明のピザ風炊き込み
ごはんは、炊き込みご飯の層の上に具材を含むチーズの
層を有しており、ピザやグラタンの様に焼きあげていな
い、すなわち水飯していることからチーズの層の表面に
焼き焦げを有していない。また、具材は水飯時にご飯の
上部に集まる傾向にはあるが、必ずしもご飯の上部であ
る必要はなく、炊き込みご飯の層とチーズの層の両層に
混在していても構わない。
【0007】このようなピザ風炊き込みごはんは、よく
知られているピザソース、ピザ具材およびチーズを用い
て、通常通りご飯を炊きあげる要領で調製することがで
きる。しかし、以下に説明するような専用の調味料を用
いることにより本格的なピザ風味を有するピザ風炊き込
みごはんを製造することができる。そのようなピザ風炊
き込みごはん用調味料としては、少なくとも基礎調味料
としてトマト加工品、醸造調味料またはエキス類から選
ばれた少なくとも二種と、香辛料としてバジルおよび/
またはオレガノとから構成される。基礎調味料として
は、トマト加工品、醸造調味料またはエキス類から少な
くとも二種を選択して使用すればよく、その組み合わせ
は特に制限されるものではない。中でもトマト加工品と
醸造調味料、トマト加工品とエキス類、トマト加工品と
醸造調味料とエキス類の組み合わせが好適である。
【0008】基礎調味料に使用するトマト加工品として
は、トマトピューレ、トマトケチャップ、トマトペース
ト、ホールトマトなどを使用することができる。また、
醸造調味料としては、醤油、食酢、みりん、ワイン、日
本酒などを使用することができる。さらに、エキス類と
しては、チキンエキス、ビーフエキス、ポークエキス、
ガラスープなどの動物エキス、オニオンエキス、ネギエ
キス、キャロットエキスなどの野菜エキスを使用するこ
とができる。上記成分の使用割合は、たとえばトマト加
工品100重量部に対して、醸造調味料および/または
エキス類1〜50重量部の範囲から適宜選定すればよ
い。また、上記成分以外にも糖類、塩類、うまみ調味料
などを必要により適宜添加しても差し支えない。
【0009】次に、香辛料としてはバジルおよび/また
はオレガノを使用する。バジルとオレガノは単独であっ
てもよく、また風味の点からは両者を使用するのが好ま
しい。香辛料の使用量としては、基礎調味料100重量
部に対して0.0001〜10重量部、好ましくは0.
001〜1重量部程度が適当であり、バジルとオレガノ
を併用する場合の割合は、バジル1〜99重量部に対し
てオレガノ99〜1重量部の範囲から適宜選択すればよ
い。また、上記香辛料以外にも、必要に応じてパプリ
カ、マジョラム、ガーリックジンジャー、ローズマリ
ー、レモングラスなどの他の香辛料、香味料を使用して
もよい。
【0010】本発明のピザ風炊き込みごはん用調味料
は、常法に従い、液体状、固体状、粉体状、顆粒状など
通常の調味料の形態をとることができる。また、基礎調
味料と香辛料とが1つの調味料として混合されていても
よく、また別個の調味料として別々の包装形態でパッケ
ージされていてもかまわない。
【0011】このようなピザ風炊き込みごはん専用の調
味料を用いることにより、家庭でも本格的なピザ風味の
炊き込みごはんを簡単に調製することができる。すなわ
ち、研いだお米と本発明のピザ風炊き込みごはん用調味
料を炊飯器に加え、所定量の水量になるように水を加え
た後、チーズ(たとえば、ナチュラルチーズ、プロセス
チーズなど)および必要に応じて他のピザ用具材(例え
ば、サラミ、ハム、エビ、ピーマン、マッシュルームな
ど)などを乗せて通常通り炊き上げることでピザ風炊き
込みごはんを調製することができる。このようにして調
製したピザ風炊き込みごはんは、たとえば蒸らしの後に
かき混ぜないで、そのままピザを切って取り分ける要領
で盛り付けることにより、よりピザに近い状態で食する
こともできる。また、チーズと香辛料の添加時期は炊飯
時に限定されるものではなく、好みに応じて炊飯後(例
えば蒸らし時など)や飲食時に添加してもかまわない。
【0012】
【発明の効果】本発明のピザ風味の炊き込みごはんは今
までにない全く新しい食品であって、ホームパーティな
どの新しいメニュー提案にも大いに貢献するものであ
る。また、本発明の調味料により、従来のピザライスと
は異なり、本格的なピザ風味を有する炊き込みごはんを
簡単に調製することができる。このため、ピザ風炊き込
みごはんを家庭料理の1つとして広く浸透させるのに大
いに役立つものである。
【0013】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明にはこれに何ら限定されるものではない。 実施例1 次の配合に従い基礎調味料と香辛料を別々に調製し、ピ
ザ風炊き込みごはん用調味料とした。 (基礎調味料) トマトケチャップ 65g チキンエキス 12g 野菜エキス 5g しょうゆ 5mL 醸造酢 10mL グルタミン酸Na 0.3g パプリカ 1g (香辛料) オレガノ 0.12g バジル 0.15g
【0014】研いた2合のお米と上記基礎調味料を電気
炊飯器に入れ、所定量までの水を加えた後、具材として
マッシュルーム、トマト、ベーコンとピザ用チーズを乗
せ、常法により炊飯した。なお、香辛料は蒸らしの時点
で振りかけた。このようにして得られたピザ風炊き込み
ごはんを上から観察した様子を図1に示し、適当な大き
さに切り分け、それを横から観察した様子を図2に示し
た。できあがったピザ風味の炊き込みごはんを15人の
パネルにより試食し、5段階評価で評価した結果、「大
変よい」が2人、「よい」が8人、「普通」が5人、
「悪い」が0人、「大変悪い」が0人の結果であった。
【0015】実施例2 次の配合に従い基礎調味料と香辛料を混合し、ピザ風炊
き込みごはん用調味料とした。 (基礎調味料) トマトピューレ 65g チキンエキス 12g 醸造酢 15mL グルタミン酸Na 0.3g (香辛料) バジル 0.20g
【0016】実施例3 実施例2の配合を次のように変更し、ピザ風炊き込みご
はんを調製し、その官能試験を行った。実施例2の配合
との比較結果を以下に示す。 トマトピューレと醸造酢を除く ・・・好ましくない バジルを除く ・・・好ましくない 醸造酢の代わりに醤油を用いる ・・・どちらとも言えない チキンエキスを除く ・・・どちらとも言えない 醤油を追加する ・・・より好ましい オレガノを追加する ・・・より好ましい トマトピューレの代わりに トマトケチャップを用いる ・・・変化なし
【0017】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施例1で調製したピザ風炊き込みご
はんを上から観察した様子を示したものである。
【図2】図2は、実施例1で調製したピザ風炊き込みご
はんを適当な大きさに切り分け、それを横から観察した
様子を示したものである。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 味付け炊き込みご飯の層の上に具材を含
    むチーズの層を有し、チーズの層の表面に焼き焦げを有
    しないピザ風炊き込みごはん。
  2. 【請求項2】 具材が味付け炊き込みご飯の層とチーズ
    の層の両層に混在する、請求項1記載のピザ風炊き込み
    ごはん。
  3. 【請求項3】 基礎調味料としてトマト加工品、醸造調
    味料またはエキス類から選ばれた少なくとも二種と、香
    辛料としてバジルおよび/またはオレガノとからなるピ
    ザ風炊き込みごはん用調味料。
  4. 【請求項4】 トマト加工品がトマトピューレ、トマト
    ケチャップ、トマトペースト、ホールトマトから選ばれ
    たものである、請求項3記載の調味料。
  5. 【請求項5】 醸造調味料が醤油、食酢、みりん、ワイ
    ン、日本酒から選ばれたものである、請求項3記載の調
    味料。
  6. 【請求項6】 エキス類が動物エキスおよび/または植
    物エキスである、請求項3記載の調味料。
  7. 【請求項7】 液体、粉体または顆粒体の形態を有す
    る、請求項3記載の調味料。
  8. 【請求項8】 基礎調味料と香辛料とが混合されてい
    る、請求項3記載の調味料。
  9. 【請求項9】 基礎調味料と香辛料とが別々に包装され
    ている、請求項3記載の調味料。
  10. 【請求項10】 さらに、チーズ、またはピザ用具材が
    添付されていてもよい、請求項3記載の調味料。
  11. 【請求項11】 研いだお米、請求項3記載の調味料、
    チーズおよびピザ用具材を用意し、通常通りご飯を炊き
    あげて得られるピザ風炊き込みごはん。
  12. 【請求項12】 蒸らしの段階でチーズを添加する、請
    求項11記載のピザ風炊き込みごはん。
  13. 【請求項13】 釜の中に研いだお米、請求項3記載の
    調味料、チーズおよびピザ用具材を添加し、通常通りご
    飯を炊きあげることを特徴とするピザ風炊き込みごはん
    の製造法。
  14. 【請求項14】 研いだお米の上にチーズを乗せ、通常
    通りご飯を炊きあげる、請求項13記載の製造法。
  15. 【請求項15】 蒸らしの段階でチーズを添加する、請
    求項13記載の製造法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010051205A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 Riken Vitamin Co Ltd 米飯用炊き込み調味料
CN103766739A (zh) * 2014-01-26 2014-05-07 许伟 一种泡菜炒饭
CN104664260A (zh) * 2015-01-30 2015-06-03 南宁市绿宝食品有限公司 一种保健豆角及其制备方法

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