JP2000514463A - ビタミンdおよびステロイド誘導体の合成用中間体およびその製造方法 - Google Patents

ビタミンdおよびステロイド誘導体の合成用中間体およびその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 構造(I)を有する化合物の製造方法:式中、nは1〜5の整数であり;R1およびR2は各々独立に、所望により置換されたC1−C6アルキルであり;WおよびXは各々独立に水素またはC1−C6アルキルであり;YはO、SまたはNR3であり、ここでR3は水素、C1−C6アルキルまたは保護基であり;そしてZは、CD環構造、ステロイド構造またはビタミンD構造であり、これらは各々1以上の保護または未保護の置換基および/または1以上の保護基を所望により有していてもよい。この方法は、構造(IV)(式中、W、X、YおよびZは上記定義の通りである)を有する化合物を塩基の存在下で構造(V)または(V')(式中、n、R1およびR2は上記定義の通りであり、Eは脱離基である)を有する化合物と反応させることを含む。

Description

【発明の詳細な説明】 ビタミンDおよびステロイド誘導体の合成用中間体およびその製造方法 本出願を通じて、各種刊行物が引用される。これらの刊行物の開示はその全て が、本発明が属する技術の水準を十分に記載するために本出願中に引用により取 り込まれる。発明の背景 ビタミンDおよびその誘導体は、重要な生理学的機能を有する。例えば、1α ,25−ジヒドロキシビタミンD3は、カルシウム代謝調節活性、増殖阻害活性 、腫瘍細胞等の細胞に対する分化誘導活性、および免疫調節活性などの広範な生 理学的機能を示す。しかし、ビタミンD3誘導体は高カルシウム血症などの望ま しくない副作用を示す。 特定の疾患の治療における効果を保持する一方で付随する副作用を減少させる ために、新規ビタミンD誘導体が開発されている。 例えば、日本特許公開公報昭和61−267550号(1986年11月27 日発行)は、免疫調節活性と腫瘍細胞に対する分化誘導活性を示す9,10−セ コ−5,7,10(19)−プレグナトリエン誘導体を開示している。さらに、 日本特許公開公報昭和61−267550号(1986年11月27日発行)は 、最終産物を製造するための2種類の方法も開示しており、一方は出発物質とし てプレグネノロンを使用する方法で、他方はデヒドロエピアンドロステロンを使 用する方法である。 1α,25−ジヒドロキシ−22−オキサビタミンD3(OCT)、即ち、1α ,25−ジヒドロキシビタミンD3の22−オキサアナログ体は、強力なインビ トロ分化誘導活性を有する一方、低いインビボカルシウム上昇作用(calcemicli ability)を有する。OCTは、続発性上皮小体機能亢進症および乾癬の治療の 候補として臨床的に試験されている。 日本特許公開公報平成6−072994(1994年3月15日発行)は、2 2−オキサコレカルシフェロール誘導体およびその製造方法を開示している。こ の公報は、20位に水酸基を有するプレグネン誘導体をジアルキルアクリルアミ ド化合物と反応させてエーテル化合物を得て、次いで得られたエーテル化合物を 有機金属化合物と反応させて所望の化合物を得ることを含む、オキサコレカルシ フェロール誘導体の製造方法を開示している。 日本特許公開公報平成6−080626号(1994年3月22日発行)は、 22−オキサビタミンD誘導体を開示している。この公報はまた、出発物質とし ての1α,3β−ビス(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−プレグネ−5, 7−ジエン−20(S又はR)−オールを塩基の存在下でエポキシドと反応させ て20位からエーテル結合を有する化合物を得ることを含む方法を開示している 。 さらに、日本特許公開公報平成6−256300号(1994年9月13日発 行)およびKubodera他(Bioorganic & Medicinal Chemistry Letters,4(5):75 3-756,1994)は、1α,3β−ビス(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)− プレグナ−5,7−ジエン−20(S)−オールを4−(テトラヒドロピラン− 2−イルオキシ)−3−メチル−2−ブテン−1−ブロミドと反応させてエーテ ル化合物を得て、それを脱保護し、そして脱保護されたエーテル化合物をシャー プレス酸化することを含む、エポキシ化合物を立体特異的に製造する方法を開示 している。しかし、上記方法は、ステロイド基の側鎖にエーテル結合およびエポ キシ基を導入するのに1工程より多くの工程を必要とし、従って所望の化合物の 収率が低くなる。 さらに、上記文献のいずれにも、アルコール化合物を末端に脱離基を有するエ ポキシ炭化水素化合物と反応させて、それによりエーテル結合を形成する合成方 法は開示されていない。また、上記文献には、側鎖にエーテル結合およびエポキ シ基を有するビシクロ[4.3.0]ノナン構造(本明細書中以下においてCD 環構造と称する)、ステロイド構造またはビタミンD構造は開示されていない。発明の概要 本発明は、以下の式Iの構造を有する化合物の製造方法であって:(式中、nは1〜5の整数であり;R1およびR2は各々独立に、所望により置換 されたC1−C6アルキルであり;WおよびXは各々独立に水素またはC1−C 6アルキルであり;YはO、SまたはNR3であり、ここでR3は水素、C1−C 6アルキルまたは保護基であり;そしてZは、 または であり、R4、R5、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16およ びR17は各々独立に水素、置換または未置換の低級アルキルオキシ、アミノ、ア ルキル、アルキリデン、カルボニル、オキソ、ヒドロキシル、または保護された ヒドロキシルであり;そしてR6およびR7は各々独立に水素、置換または未置換 の低級アルキルオキシ、アミノ、アルキル、アルキリデン、カルボニル、オキソ 、ヒドロキシル、保護されたヒドロキシルであるか、または一緒になって二重結 合を形成する); (a)以下の式IV: (式中、W、X、YおよびZは上記定義の通りである) を有する化合物を塩基の存在下で以下の式VまたはV’: (式中、n、R1およびR2は上記定義の通りであり、そしてEは脱離基である) の構造を有する化合物と反応させて式Iの化合物を製造すること;並びに (b)かくして製造された化合物を回収すること、 を含む方法を提供する。 本発明はまた、式Iの構造を有する化合物を提供する: (式中、nは1〜5の整数であり;R1およびR2は各々独立に、所望により置換 されたC1−C6アルキルであり;WおよびXは各々独立に水素またはC1−C 6アルキルであり;YはO、SまたはNR3であり、ここでR3は水素、C1−C 6アルキルまたは保護基であり;そしてZは、 または であり、R4、R5、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16およ びR17は各々独立に水素、置換または未置換の低級アルキルオキシ、アミノ、ア ルキル、アルキリデン、カルボニル、オキソ、ヒドロキシル、または保護された ヒドロキシルであり;そしてR6およびR7は各々独立に水素、置換また は未置換の低級アルキルオキシ、アミノ、アルキル、アルキリデン、カルボニル 、オキソ、ヒドロキシル、保護されたヒドロキシルであるか、または一緒になっ て二重結合を形成する) 本発明はさらに、以下の式VIの構造を有する化合物の製造方法であって: (式中、nは1〜5の整数であり;R1およびR2は各々独立に、所望により置換 されたC1−C6アルキルであり;WおよびXは各々独立に水素またはC1−C 6アルキルであり;YはO、SまたはNR3であり、ここでR3は水素、C1−C 6アルキルまたは保護基であり;そしてZは、 またはであり、R4、R5、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16およ びR17は各々独立に水素、置換または未置換の低級アルキルオキシ、アミノ、ア ルキル、アルキリデン、カルボニル、オキソ、ヒドロキシル、または保護された ヒドロキシルであり;そしてR6およびR7は各々独立に水素、置換または未置換 の低級アルキルオキシ、アミノ、アルキル、アルキリデン、カルボニル、オキソ 、ヒドロキシル、保護されたヒドロキシルであるか、または一緒になって二重結 合を形成する); (a)以下の式IV: (式中、W、X、YおよびZは上記定義の通りである) を有する化合物を塩基の存在下で以下の式Vまたは式V’: (式中、n、R1およびR2は上記定義の通りであり、そしてEは脱離基である) の構造を有する化合物と反応させて式I:の構造を有するエポキシド化合物を製造すること; (b)そのエポキシド化合物を還元剤で処理して式VIの化合物を製造すること ;および (c)かくして製造された化合物を回収すること; を含む方法を提供する。 本発明はさらに、以下の構造を有する化合物の製造方法であって: (式中、nは1〜5の整数であり;R1およびR2は各々独立に、所望により置換 されたC1−C6アルキルであり;WおよびXは各々独立に水素またはC1−C 6アルキルであり;YはO、SまたはNR3であり、ここでR3は水素、C1−C 6アルキルまたは保護基であり;そしてZ’は、1以上の保護または未保護の置 換基および/または1以上の保護基を所望により有するビタミンD構造であり、 ここでZ’は好ましくは: であり、R10、R11、R12およびR13は各々独立に水素、置換または未置換の低 級アルキルオキシ、アミノ、アルキル、アルキリデン、カルボニル、オキソ、ヒ ドロキシル、または保護されたヒドロキシルである); (a)下記構造: (式中、W、XおよびYは上記定義の通りであり、そしてZ”は、1以上の保護 または未保護の置換基および/または1以上の保護基を所望により有するステロ イド構造を示し、Z”は最も好ましくは: であり、ここでR4、R5、R8、およびR9は各々独立に水素、置換または未置換 の低級アルキルオキシ、アミノ、アルキル、アルキリデン、カルボニル、オキソ 、ヒドロキシル、または保護されたヒドロキシルであり;そしてR6およびR7は 各々独立に水素、置換または未置換の低級アルキルオキシ、アミノ、アルキル、 アルキリデン、カルボニル、オキソ、ヒドロキシル、保護されたヒドロキシルで あるか、または一緒になって二重結合を形成する); を有する化合物を塩基の存在下で下記構造: (式中、n、R1およびR2は上記定義の通りであり、そしてEは脱離基である) を有する化合物と反応させて下記構造: を有するエポキシド化合物を製造すること; (b)かくして得られたエポキシド化合物を還元剤で処理して還元された化合物 VIを製造すること; (c)かくして得られた還元されたステロイド化合物を、Z”のステロイド構造 をZ’のビタミンD構造に転換させるような条件下で紫外線照射および熱異性化 に付すること;および (d)かくして製造された化合物を回収すること; を含む方法を提供する。 本発明はさらに、下記構造を有する化合物の製造方法であって: (式中、nは1〜5の整数であり;R1およびR2は各々独立に、所望により置換 されたC1−C6アルキルであり;WおよびXは各々独立に水素またはC1−C 6アルキルであり;YはO、SまたはNR3であり、ここでR3は水素、C1−C 6アルキルまたは保護基であり;そしてZ’は、1以上の保護または未保護の置 換基および/または1以上の保護基を所望により有するビタミンD構造であり、 ここでZ’は好ましくは:であり、R10、R11、R12およびR13は各々独立に水素、置換または未置換の低 級アルキルオキシ、アミノ、アルキル、アルキリデン、カルボニル、オキソ、ヒ ドロキシル、または保護されたヒドロキシルである); (a)下記構造: (式中、W、XおよびYは上記定義の通りであり、そしてZ'''は、1以上の保 護または未保護の置換基および/または1以上の保護基を所望により有するCD 環構造を示し、Z'''は最も好ましくは: であり、ここでR14、R15、R16、およびR17は各々独立に水素、置換または未 置換の低級アルキルオキシ、アミノ、アルキル、アルキリデン、カルボニル、オ キソ、ヒドロキシル、または保護されたヒドロキシルである) を有する化合物を塩基の存在下で下記構造:(式中、n、R1およびR2は上記定義の通りであり、そしてEは脱離基である) を有する化合物と反応させて下記構造: を有するエポキシド化合物を製造すること; (b)かくして得られたエポキシド化合物を還元剤で処理して還元された化合物 を製造すること; (c)かくして得られた還元されたCD環化合物をビタミンDの環構造を製造で きる構築ブロックとZ'''のCD環構造をZ’のビタミンD構造に転換させるよ うな条件下で反応させること;および (d)かくして製造された化合物を回収すること; を含む方法を提供する。発明の詳細な説明 本発明は、下記構造を有する化合物の製造方法であって: (式中、nは1〜5の整数であり;R1およびR2は各々独立に、所望により置換 されたC1−C6アルキルであり;WおよびXは各々独立に水素またはC1−C 6アルキルであり;YはO、SまたはNR3であり、ここでR3は水素、C1−C 6アルキルまたは保護基であり;そしてZは、 または であり、R4、R5、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16およ びR17は各々独立に水素、置換または未置換の低級アルキルオキシ、アミノ、ア ルキル、アルキリデン、カルボニル、オキソ、ヒドロキシル、または保護された ヒドロキシルであり;そしてR6およびR7は各々独立に水素、置換または未置換 の低級アルキルオキシ、アミノ、アルキル、アルキリデン、カルボニル、オキソ 、ヒドロキシル、保護されたヒドロキシルであるか、または一緒になって二重結 合を形成する); (a)下記構造: (式中、W、X、YおよびZは上記定義の通りである) を有する化合物を塩基の存在下で下記構造: または (式中、n、R1およびR2は上記定義の通りであり、そしてEは脱離基である) を有する化合物と反応させて化合物を製造すること;並びに (b)かくして製造された化合物を回収すること、 を含む方法を提供する。 本明細書で使用する「脱離基」という用語は、上記定義した−YH基と反応し てHYを脱離して−Y−結合を形成することができる基を意味する。脱離基の例 としては、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素などのハロゲン原子、トシル基、メ シル基、トリフルオロメタンスルホニル基、メタンスルホニルオキシ基、p−ト ルエンスルホニルオキシ基、およびイミデート基が挙げられ、ハロゲン原子が好 ましく、臭素原子が特に好ましい。 下記構造:を有する化合物の製造方法は新規であり、細胞に対する分化誘導活性および増殖 阻害活性などの多様な生理学的活性を有することができるビタミンD誘導体の合 成に有用である。 本発明はまた、下記構造: または (式中、ZはCD環構造、ステロイド構造またはビタミンD構造を示し、これら は各々、1以上の保護または未保護の置換基および/または1以上の保護基を所 望により有していてもよい) を有する化合物を提供する。本発明に関するCD環構造、ステロイド構造および ビタミンD構造は各々、特には下記する構造を意味し、これらの環は何れも1以 上の不飽和結合を所望により有していてもよい。ステロイド構造においては、1 個または2個の不飽和結合を有するものが好ましく、5−エンステロイド化合物 、5,7−ジエンステロイド化合物、またはそれらの保護された化合物が特に好 ましい。CD環 ステロイド構造 ビタミンD構造 CD構造、ステロイド構造、またはビタミンD構造であるZ上の置換基は特に 限定されず、水酸基、置換または未置換の低級アルキルオキシ基、置換または未 置換のアミノ基、置換または未置換のアルキル基、置換または未置換のアルキリ デン基、カルボニル基およびオキソ基(=O)などを例示することができ、水酸 基が好ましい。これらの置換基は保護されていてもよい。有用な保護基は特に限 定されないが、アシル基、置換シリル基および置換または未置換アルキル基を挙 げることができ、アシル基および置換シリル基が好ましい。アシル基の例として は、アセチル基、ベンゾイル基、置換アセチル基および置換ベンゾイル基、並び にカーボネート型およびカルバメート型のものが挙げられ、アセチル基が好まし い。アセチル基およびベンゾイル基上の置換基の例としては、ハロゲン原子、ア ルキル基、アルケニル基およびアリール基が挙げられ、フッ素原子、塩素原子、 メチル基、フェニル基およびエチリデン基が好ましい。置換されたアセチル基の 好ましい例としては、クロロアセチル基、トリフルオロアセチル基、ピバロイル 基およびクロトノイル基が挙げられる。置換ベンゾイル基の好ましい例としては 、p−フェニルベンゾイル基および2,4,6−トリメチルベンゾイル基が挙げ られる。置換シリル基の例としては、トリメチルシリル基、トリエチルシリル基 、トリイソプロピルシリル基、tert−ブチルジメチルシリル(TBS)基および tert−ブチルジフェニルシリル基が挙げられ、tert−ブチルジメチルシリル(T BS)基が好ましい。置換または未置換のアルキル基の例としては、メチル基、 メトキシメチル基、メチルチオメチル基、tert−ブチルチオメチル基、ベンジル オキシメチル基、p−メトキシベンジルオキシメチル基、2−メトキシエトキシ メチル基、テトラヒドロピラニル基、tert−ブチル基、アリル基、ベンジル基、 p−メトキシベンジル基、およびo−またはp−ニトロベンジル基が挙げられる 。 ステロイド構造における不飽和結合のための保護基の例としては、4−フェニ ル−1,2,4−トリアゾリン−3,5−ジオンおよびマレイン酸ジエチルが挙 げられる。そのような保護基を有する付加物の例は以下のものである: さらに、ビタミンD構造はSO2の付加によって保護されていてもよい。その ような保護されたビタミンD構造の例を下記に示す: 本発明による式I、V、V’およびVIにおいて、R1およびR2は、同一でも 異なっていてもよく、各々置換または未置換の低級アルキル基を示し、未置換の 低級アルキル基が好ましい。R1およびR2の定義において、低級アルキル基とは 、1〜6個の炭素原子を有する直鎖または分枝のアルキル基を意味する。低級ア ルキル基の例としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基 、n−ブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基が挙げられ、メチル基およびエチ ル基が特に好ましい。R1およびR2の定義において、置換されたアルキル基上の 置換基の例としては水酸基およびアミノ基を例示することができ、水酸基が好ま しい。 本発明による式I、IVおよびVIにおいて、WおよびXは、同一でも異なっ ていてもよく、各々水素原子または直鎖または分枝の低級アルキル基を示す。好 ましくは、WおよびXの一方はアルキル基、最も好ましくはメチル基であり、他 方は水素原子である。特に好ましくは、Wはメチル基であり、Xは水素原子であ る。 本発明による式I、IVおよびVIにおいて、YはO、SまたはNR3を示し 、ここでR3は水素原子または保護基を示す。R3における保護基の例としては、 置換または未置換のカルバメート基、置換または未置換のアミド基および置換ま たは未置換のアルキル基が挙げられ、アルキルは好ましくはC1−C6アルキル であり、メチルカルバメート基、エチルカルバメート基、トリクロロエチルカル バメート基、t−ブチルカルバメート基、ベンジルカルバメート基、アセトアミ ド基、トリフルオロアセトアミド基、メチル基およびベンジル基が好ましい。Y は好ましくはOまたはSであり、Oが特に好ましい。 本発明による式I、V、V’およびVIにおいて、nは1、2、3または4で あり、好ましくは1または2であり、特に好ましくは1である。好ましくは、n が1であり、R1およびR2の一方がメチル基である場合、他方はヒドロキシメチ ル基ではない。 本発明による式Iで表される化合物の特に好ましい態様は、式Iにおいて、R1 およびR2は同一であり、各々メチル基またはエチル基を示し、WおよびXは異 なり、各々水素原子またはメチル基を示し、YはOを示し、そしてnは1または 2を示すものである。 本発明による式Iで表される化合物のより好ましい例は、以下の式IIAおよ びIIB: (式中、R18およびR19は、同一でも異なっていてもよく、各々水素原子または 保護基を示す) または以下の式IIIAおよびIIIB: (式中、R18およびR19は、同一でも異なっていてもよく、各々水素原子または 保護基を示す) で表される。 本発明による式Iで表される化合物の最も好ましい例は、上記式IIAおよび IIBで表される。 式Iの化合物の製造について本明細書に開示した反応の概略を以下の反応図A に示す。反応図A 本発明による上記方法で出発化合物として使用される化合物の幾つかは、公知 化合物である。例えば、「Y」がOである場合、以下のものを出発化合物として 使用することができる:日本特許公開公報昭和61−267550号(1986 年11月27日発行)に記載された1α,3β−ビス(tert−ブチルジメチルシ リルオキシ)−プレグナ−5,7−ジエン−20(S)−オール;日本特許公開 公報昭和61−267550号(1986年11月27日発行)および国際特許 公開公報WO90/09991(1990年9月7日)およびWO90/099 92(1990年9月7日)に記載された所望により水酸基が保護されている9 ,10−セコ−5,7,10(19)−プレグナトリエン−1α,3β,20β −トリオール;J.Org.Chem.,57,3173(1992)に記載されたオクタヒドロ−4−(t −ブチルジメチルシリルオキシ)−7−メチル−1H−インデン−1−オール; 並びにJ.Am.Chem.Soc.,104,2945(1982)に記載されたオクタヒドロ−4−(アセ チルオキシ)−7−メチル−1H−インデン−1−オール。 「Y」がSである場合、20位にチオール基(−SH−基)を有する出発化合 物(式IV)を20位に水酸基を有する上記化合物の代わりに使用することがで きる。そのような化合物は、例えば、先に記載された方法(Journal of the Ame rican Chemical Society,102:10[1980]pp.3577-3583)に従ってケトン化合物を チオール化合物に転換することによって得ることができる。より具体的には、ケ トン化合物を触媒の存在下で1当量の1,2−エタンジチオールと反応させて対 応するエチレンチオケタール化合物を製造し、次いでかくして得られたエチレン チオケタール化合物を3〜4当量のn−ブチルリチウムと反応させて対応する チオール化合物を産生させる。あるいは、そのようなチオール化合物は、国際特 許公開公報WO94/14766(1994年7月7日)に記載された方法に従 って20位にアルデヒド基または保護された水酸基を有する化合物から合成する ことができる。 さらに、「Y」がNR3(ここでR3は水素原子または保護基を示す)である出 発化合物もまた公知であり、開示されている(Chem.Pharm.Bull.Vol.32,pp.1416. 1422[1984])。 本発明による上記方法で反応物質として使用される下記構造: を有する化合物の幾つかは公知化合物であり、末端に脱離基を有するアルケニル 化合物をm−クロロ過安息香酸(m−CPBA)などの有機過酸と不活性有機溶 媒中で反応させることにより公知の方法に従って製造することができる。「E」 は脱離基を示す。本明細書で使用する「脱離基」という用語は、式IVの−YH 基と反応してHYを脱離して−Y−結合を形成することができる基を意味する。 脱離基の例としては、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素などのハロゲン原子、ト シル基、メシル基、トリフルオロメタンスルホニル基、メタンスルホニルオキシ 基、p−トルエンスルホニルオキシ基、およびイミデート基が挙げられ、ハロゲ ン原子が好ましく、臭素原子が特に好ましい。 本発明による上記反応(図A)は、塩基の存在下で実施される。使用できる塩 基の例としては、アルカリ金属水素化物、アルカリ金属水酸化物およびアルカリ 金属アルコキシドが挙げられ、アルカリ金属水素化物が好ましく、水素化ナトリ ウムが特に好ましい。 反応は好ましく不活性溶媒中で実施される。使用できる溶媒の例としては、エ ーテル系溶媒、飽和脂肪族炭化水素系溶媒、芳香族炭化水素系溶媒、アミド系溶 媒、およびそれらの組み合わせを挙げることができ、ジメチルホルムアミド(D MF)、テトラヒドロフラン(THF)、ベンゼン、トルエン、ジエチルエーテル 、 およびDMFとジエチルエーテルの混合物が好ましく、ジメチルホルムアミドお よびテトラヒドロフランがより好ましい。 反応温度は適切に調節することができ、一般的には25℃から溶媒の還流温度 、好ましくは40℃から65℃の範囲内である。 反応時間は適切に調節することができ、一般的には1時間から30時間、好ま しくは2時間から5時間の範囲内である。反応の進行は薄層クロマトグラフィー (TLC)で監視することができる。 本発明の一態様では、下記構造: を有する化合物の製造方法は、 (a)下記構造: を有する化合物を塩基の存在下で下記構造: または を有する化合物と反応させて化合物を製造すること;および (b)かくして製造された化合物を回収すること; を含む。 本発明の別の態様では、下記構造: を有する化合物の製造方法は、 (a)下記構造:を有する化合物を塩基の存在下で下記構造: または を有する化合物と反応させて化合物を製造すること;そして (b)かくして製造された化合物を回収すること; を含む。 本発明のさらに別の態様では、下記構造:を有する化合物の製造方法は、 (a)下記構造: を有する化合物を塩基の存在下で下記構造: または を有する化合物と反応させて化合物を製造すること;そして (b)かくして製造された化合物を回収すること; を含む。 本発明の別の態様では、下記構造:を有する化合物の製造方法は、 (a)下記構造: を有する化合物を塩基の存在下で下記構造: またはを有する化合物と反応させて化合物を製造すること;そして (b)かくして製造された化合物を回収すること; を含む。 本発明のさらに別の態様では、化合物の回収は濾過またはクロマトグラフィー を含む。 本発明の別の態様では、脱離基はハロゲン、メシル、トシル、イミデート、ト リフルオロメタンスルホニル、またはフェニルスルホニルである。 本発明のさらに別の態様では、ハロゲンは臭素である。 本発明の別の態様では、塩基はアルカリ金属水素化物、アルカリ金属水酸化物 、またはアルカリ金属アルコキシドである。 本発明のさらに別の態様では、アルカリ金属水素化物は、NaHまたはKHで ある。 本発明の別の態様では、塩基はNaOR20、KOR20、R20Li、NaN(R212、KN(R212、またはLiN(R212であり;R20はアルキルであり ;そしてR21はイソプロピルまたは(CH33Siである。 本発明はまた、下記構造を有する化合物を提供する: (式中、nは1〜5の整数であり;R1およびR2は各々独立に、所望により置換 されたC1−C6アルキルであり;WおよびXは各々独立に水素またはC1−C 6アルキルであり;YはO、SまたはNR3であり、ここでR3は水素、C1−C 6アルキルまたは保護基であり;そしてZは、または であり、R4、R5、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16およ びR17は各々独立に水素、置換または未置換の低級アルキルオキシ、アミノ、ア ルキル、アルキリデン、カルボニル、オキソ、ヒドロキシル、または保護された ヒドロキシルであり;そしてR6およびR7は各々独立に水素、置換または未置換 の低級アルキルオキシ、アミノ、アルキル、アルキリデン、カルボニル、オキソ 、ヒドロキシル、保護されたヒドロキシルであるか、または一緒になって二重結 合を形成する) 下記構造:を有する化合物は新規化合物であり、細胞に対する分化誘導活性および増殖阻害 活性などの多様な生理学的活性を有することができるビタミンD誘導体の合成の ための有用な中間体である。 本発明の一態様では、本化合物は下記構造: を有する。 本発明の別の態様では、本化合物は、下記構造: を有する。 本発明のさらに別の態様では、本化合物は、下記構造:を有する。 本発明の別の態様では、本化合物は、下記構造: を有する。 本発明はさらに、下記構造を有する化合物の製造方法であって: (式中、nは1〜5の整数であり;R1およびR2は各々独立に、所望により置換 されたC1−C6アルキルであり;Wおよびxは各々独立に水素またはC1−C 6アルキルであり;YはO、SまたはNR3であり、ここでR3は水素、C1−C 6アルキルまたは保護基であり;そしてZは、または であり、R4、R5、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16およ びR17は各々独立に水素、置換または未置換の低級アルキルオキシ、アミノ、ア ルキル、アルキリデン、カルボニル、オキソ、ヒドロキシル、または保護された ヒドロキシルであり;そしてR6およびR7は各々独立に水素、置換または未置換 の低級アルキルオキシ、アミノ、アルキル、アルキリデン、カルボニル、オキソ 、ヒドロキシル、保護されたヒドロキシルであるか、または一緒になって二重結 合を形成する); (a)下記構造:(式中、W、X、YおよびZは上記定義の通りである) を有する化合物を塩基の存在下で下記構造: または (式中、n、R1およびR2は上記定義の通りであり、そしてEは脱離基である) を有する化合物と反応させて下記構造: を有するエポキシド化合物を製造すること; (b)そのエポキシド化合物を還元剤で処理して化合物を製造すること;および (c)かくして製造された化合物を回収すること; を含む方法を提供する。 本発明は、本明細書中上記した新規な中間体を経てビタミンDまたはステロイ ド誘導体を製造する方法に関する。この反応の概略を以下の反応図Bに示す。反応図B 本発明による上記2工程の反応の工程(1)の反応は、本明細書中に既に記載 した反応図Aの方法と同様に実施できる。 工程(2)の反応は工程(1)で得られたエポキシ化合物中のエポキシ環を開 環する反応であり、これは還元剤を使用して実施される。工程(2)で使用でき る還元剤は、工程(1)で得られたエポキシ化合物の環を開環して水酸基を生成 できるもの、好ましくは第3アルコールを選択的に形成できるものである。 還元剤の例を下記に列挙する: リチウムアルミニウムハイドライド[LiAlH4]; リチウムトリエチルボロハイドライド[LiEt3BH、スーパーハイドライド]; リチウムトリ-sec-ブチルボロハイドライド[Li(s-Bu)3BH、L-セレクトライド ); カリウムトリ-sec-ブチルボロハイドライド[K(s-Bu)3BH、K-セレクトライド ); リチウムトリシアミルボロハイドライド[LiB[CH(CH3)CH(CH3)2]3H、LS-セレ クトライド); カリウムトリシアミルボロハイドライド[KB[CH(CH3)CH(CH3)2]3H、KB[Sia]3 H、KS-セレクトライド); リチウムジメチルボロハイドライド[LiB(CH3)2H2]; リチウムテキシルボロハイドライド[Li[(CH3)2CHC(CH3)2]BH3]; リチウムテキシルリモニルボロハイドライド; リチウムトリ−tert−ブトキシアルミノハイドライド[LiAl[OC(CH3)3]3H]; カリウムトリス(3,5−ジメチル−1−ピラゾリル)ボロハイドライド; KB(C6H5)3H; リチウム9−BBNハイドライド; NaBH4; NaBH3CN: さらに、特に還元剤がカリウムを含む場台には、リチウム塩、好ましくは臭化 リチウム(LiBr)およびヨウ化リチウム(LiI)などのハロゲン化リチウ ム、特に好ましくはLiIなどの添加剤を還元剤に添加してもよい。 還元剤の好ましい例を下記に列挙する: リチウムアルミニウムハイドライド[LiAlH4]; カリウムトリ-sec-ブチルボロハイドライド[K(s-Bu)3BH、K-セレクトライド )+LiI; リチウムトリエチルボロハイドライド[LiEt3BH、スーパーハイドライド]; リチウムトリ-sec-ブチルボロハイドライド[Li(s-Bu)3BH,L-セレクトライド ); リチウム9−BBNハイドライド: 還元剤の特に好ましい例を下記に列挙する: リチウムトリエチルボロハイドライド[LiEt3BH、スーパーハイドライド]; リチウムトリ-sec-ブチルボロハイドライド[Li(s-Bu)3BH、L-セレクトライド ); リチウム9−BBNハイドライド: 例えば、ジイソブチルアルミニウムハイドライド(DIBAL−H)などの好 適な還元剤を選択することによってビタミンD化合物の24位に水酸基を有する 化合物を優先的に得ることもできる。 工程(2)の反応は好ましく不活性溶媒中で実施される。使用できる溶媒の例 としては、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン(THF)、ジメチルホルム アミド(DMF)、ベンゼンおよびトルエンが挙げられ、ジエチルエーテルおよび テトラヒドロフランが好ましい。 工程(2)の反応温度は適切に調節することができ、一般的には10℃から1 00℃、好ましくは室温から65℃の範囲内である。 工程(2)の反応時間は適切に調節することができ、一般的には30分から1 0時間、好ましくは1時間から5時間の範囲内である。反応の進行は薄層クロマ トグラフィー(TLC)で監視することができる。 工程(2)の反応は工程(1)の後に、より具体的にはシリカゲルクロマトグ ラフィーなどの適切な方法によって工程(1)の反応生成物を精製した後に実施 することができ、あるいはまたそれは、工程(1)の反応生成物を精製すること なくそれを含む混合物に還元剤を直接添加することによって実施することもでき る。工程(2)を工程(1)の後に生成物を精製することなく実施する方法は「 ワンポット反応」と称され、この方法は操作上の冗長さが少ないので好ましい。 比較的少量の式Vの反応物質並びに比較的少量の塩基を使用して、中間体化合 物IVを最初に精製することなく、化合物Iから直接化合物VIを高い収率で得 ることができる、非常に好ましく意外なほど優れたワンポット反応が見い出され た。この改良された方法は、THFを溶媒として使用することによって得られる 。DMFやDMFとジメチルエーテルの組み合わせではワンポット転換は生じな い。還元剤の選択も最高のワンポット収率を達成するためには重要である。好ま しいワンポット方法のためには、好ましい還元剤はL−セレクトライド;添加剤 としてLiIを含むK−セレクトライド;リチウム9−BBNハイドライドまた はスーパーハイドライドである。LiALH4もまた改良されたワンポット反応の還元 剤として使用できるが、後者の還元剤を使用した場合、所望の生成物への転換率 はそれほど高くはないであろう。好ましい塩基および溶媒(THF)を使用する ことによって、反応で使用する塩基のモル当量を1.5まで低下させることがで き、基質に対する式Vの試薬のモル当量をわずか1.3まで低下させることがで き、この場合でも所望の立体特異的生成物へのほぼ100%の転換が得られる。 以下の反応図Cは、本発明の化合物および方法を使用する反応経路を示す。対 応するステロイド化合物からのビタミンD化合物の合成方法は、紫外線照射およ び熱異性化などの慣用的方法によって実施できる。対応するCD環化合物からの ビタミンD化合物の合成方法もまた慣用的である。そのような方法は、例えば、 E.G.Baggiolini他、J.Am.Chem.Soc,104,2945-2948(1982)およびWovkulich他、 Tetrahedron,40,2283(1984)に記載されている。反応図Cに示した方法の一部 または全部は本発明の範囲内であるものと理解すべきである。反応図C(式中、W、X、Y、O、R1およびR2は上記定義と同一であり、構造の環は何 れも1または2個の不飽和結合を所望により有していてもよい) 本発明を利用して得ることができる最終生成物のビタミンD誘導体の特に好ま しい例は、以下の式VIIおよびVIIIで表される:最も好ましい例は、式VIIで表される。 本発明の一つの好ましい態様では、下記構造: を有する化合物の製造方法は: (a)下記構造: を有する化合物を塩基の存在下で下記構造: または を有する化合物と反応させて下記構造: を有するエポキシド化合物を製造すること; (b)エポキシド化合物を還元剤で処理して化合物を製造すること;および (c)かくして製造された化合物を回収すること: を含む。 本発明の別の態様では、下記構造: を有する化合物の製造方法は、 (a)下記構造:を有する化合物を塩基の存在下で下記構造: または を有する化合物と反応させて下記構造: を有するエポキシド化合物を製造すること; (b)エポキシド化合物を還元剤で処理して化合物を製造すること;および (c)かくして製造された化台物を回収すること; を含む。 本発明のさらに別の態様では、下記構造: を有する化合物の製造方法は、 (a)下記構造: を有する化合物を塩基の存在下で下記構造: または を有する化合物と反応させて下記構造:を有するエポキシド化合物を製造すること; (b)エポキシド化合物を還元剤で処理して化合物を製造すること;および (c)かくして製造された化合物を回収すること; を含む。 本発明のさらに別の態様では、下記構造: を有する化合物の製造方法は、 (a)下記構造:を有する化合物を塩基の存在下で下記構造: または を有する化合物と反応させて下記構造: を有するエポキシド化合物を製造すること; (b)エポキシド化合物を還元剤で処理して化合物を製造すること;および (c)かくして製造された化合物を回収すること; を含む。 本発明のさらに別の態様では、化合物の回収は濾過またはクロマトグラフィー を含む。 本発明のさらに別の態様では、脱離基はハロゲン、メシル、トシル、イミデー ト、トリフルオロメタンスルホニル、またはフェニルスルホニルである。 本発明の別の態様では、ハロゲンは臭素である。 本発明のさらに別の態様では、塩基はアルカリ金属水素化物、アルカリ金属水 酸化物、またはアルカリ金属アルコキシドである。 本発明の別の態様では、アルカリ金属水素化物は、NaHまたはKHである。 本発明のさらに別の態様では、塩基はNaOR20、KOR20,R20Li、Na N(R212、KN(R212、またはLiN(R212であり;R20はアルキル であり;そしてR21はイソプロピルまたは(CH33Siである。 本発明の別の態様では、還元剤は、LiAlH4、Ll(s-Bu)3BH、またはLiEt3BHであ る。 本発明は以下の詳細な実験からさらに良く理解されるであろう。しかし、当業 者は記載した具体的方法および結果が実施例の後に続く請求の範囲においてより 十分に記載される本発明の単なる例示にすぎないことを容易に理解するであろう 。実施例1:4−ブロモ−2,3−エポキシ−2−メチルブタンの合成 300mLの塩化メチレン(CH2Cl2)中の市販の(96%)4−ブロモ− 2−メチルブテン(化合物1)(10g、0.064モル)の撹拌溶液にm−クロ ロ過安息香酸(mCPBA)(80−85%)(20g、0.093−0.099 モル)を室温で徐々に添加した。反応混合物を1時間撹拌し、得られた固体を濾 過によって除去した。5%Na224溶液(100mL)を濾液に添加し、3 0分間撹拌した。塩化メチレン層を分離し、飽和NaHCO3(200mL、2 回)水溶液、飽和NaCl水溶液で洗浄し、無水MgSO4で乾燥した。溶媒の 蒸発後、残存する液体を蒸留して8.9g(85%)の標題化合物(化合物2) を純粋な生成物として得た(無色液体、bp55℃/29mmHg)。 標題化合物(化合物2)のプロトン核磁気共鳴スペクトルは以下のシグナルを 与えた。 エポキシドは塩基条件下でジブロモ化合物から製造できる(Journal of Americ an Chemical Society,76,p.4374; 1954)。以下の反応図は例示のものである。 従って、反応が塩基条件下である場合は上記反応図のジブロモ化合物をエポキシ ド化合物の代わりに使用することができる。上記定義した他の脱離基を、ブロモ ヒドリンの一方または両方のBr原子の代わりに使用してもよい。実施例2:1α,3β−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−20(S) −2,3−エポキシ−3−メチルブチルオキシ)プレグナ−5,7−ジエンの合 氷水浴で冷却した20mlのDMF/ジエチルエーテル(1:1)溶液中のア ルコール化合物3(0.5g、0.89mmol)の激しく撹拌した溶液に、ア ルゴン下で水素化ナトリウム(60%オイル分散物、0.2g、5.0mmol )を添加した。一定の1:1DMF/ジエチルエーテル混合物を維持するために (蒸発のため)30分後に追加のジエチルエーテル(〜5ml)を添加した。1 時間撹拌した後、反応混合物を室温まで暖め、強流のアルゴンを激しく撹拌した 反応混合物上に吹き付け、ジエチルエーテルを除去した。ジエチルエーテルの除 去後、アルゴン流を低レベルまで減少させ、実施例1で得た化合物2(1.5g 、8.9mmol)を一度に添加した。反応混合物を50〜55℃の間に加熱し た。30分後、さらに1gの化合物2を添加した。薄層クロマトグラフィー(T LC)は1時間後に反応の終結を示した。反応混合物を飽和NaCl水溶液に注 入し、酢酸エチルで抽出し、有機層を無水MgSO4で乾燥した。溶媒を濃縮し た後、ヘキサン:酢酸エチル(19:1)を使用するシリカゲルクロマトグラフ ィーにより0.58g(90%)の標題化合物(化合物4)が無色のオイルとし て得られた(ジアステレオマーの混合物)。 標題化合物(化合物4)のプロトン核磁気共鳴スペクトルは以下のシグナルを 与えた。 実施例3:1α,3β−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−20(R) −(2,3−エポキシ−3−メチルブチルオキシ)プレグナ−5−エンの合成 アルコール化合物5(5.0g、8.88mmol)、4−ブロモ−2,3− エポキシ−2−メチルブタン(2.2g、13.32mmol)、次いで水素化ナ トリウム(乾燥95%、561mg、22.2mmol)を100mlの丸底ナ ス型フラスコに加えた。次いでTHF(20ml)をそれに添加した。反応を還 流下で2時間行った。反応混合物を冷却後、反応を飽和NH4Cl水溶液の添加 により停止した。混合物を酢酸エチルで抽出し、有機層をMgSO4で乾燥して 濃縮した。n−ヘキサン/酢酸エチル(20:1)を使用するシリカゲルカラム クロマトグラフィーによる単離および精製により、5.5g(95.7%)の標 題化合物(化合物6)を白色粉末として得た。 標題化合物(化合物6)のプロトン核磁気共鳴スペクトルは以下のシグナルを 与えた。 実施例4:1α,3β−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−20(S) −(3−ヒドロキシ−3−メチルブチルオキシ)プレグナ−5,7−ジエンの合 20mLの乾燥ジエチルエーテル中のエポキシステロイド化合物4(実施例2 で得たもの、200mg、0.3mmol)の撹拌溶液に、アルゴン下で室温で リチウムアルミニウム水素化物(LiAlH4、22mg、3.0mmol)を 添加した。薄層クロマトグラフィー(TLC)は数時間後に出発物質(化合物4 )の完全かつ明白な転換を示した。反応混合物を100mLの酢酸エチル/飽和 NaCl水溶液(1:1)の間で分画した。有機層を分離し、無水MgSO4で 乾燥した。濃縮およびヘキサン/酢酸エチル(9:1)を使用するシリカゲルク ロマトグラフィーにより582mg(90%)の標題化合物(化合物7)が無色 固体として得られた。 標題化合物(化合物7)のプロトン核磁気共鳴スペクトルは以下のシグナルを 与えた。 実施例5:1α,3β−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−20(S) −(3−ヒドロキシ−3−メチルブチルオキシ)プレグナ−5−エンのワンポッ ト合成 容器にアルコール化合物8(0.5g、0.89mmol)、水素化ナトリウム (60%オイル分散物、71.2mg、1.78mmol)、THF(3ml)お よび4−ブロモ−2,3−エポキシ−2−メチルブタン(220mg、1.34 mmol)を順番に添加した。混合物を50〜60℃の反応温度で4時間撹拌し た。反応混合物を室温まで冷却した後、混合物を精製することなく、1.8ml (1.8mmol)のLi(s−Bu)3BH(L−セレクトライド、THF中 1.0M溶液)を添加し、反応を室温で2時間行った。反応を飽和NH4Cl水 溶液の添加により停止した。有機層を飽和NaHCO3水溶液、次いで飽和Na Cl水溶液で洗浄し、有機層を無水MgSO4で乾燥した。有機層の濃縮および n−ヘキサン/酢酸エチル(8:1)を使用するシリカゲルカラムクロマトグラ フィーによる精製により537mg(93%)の標題化合物(化合物9)が得ら れた。 実施例6:1α,3β−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−20(S) −(3−ヒドロキシ−3−メチルブチルオキシ)プレグナ−5−エンのワンポッ ト合成 容器に水素化ナトリウム(アッセイ95%、179.5g、7.10mol)、 THF(8L)、アルコール化合物8(2kg、3.55mol)次いで4−ブロ モ−2,3−エポキシ−2−メチルブタン(762g、4.62mol)を順番 に添加した。反応を還流下で3時間行った。反応混合物を室温まで冷却した後、 Li(s−Bu)3BH(L−セレクトライド、9.9L、8.88mol)を これに添加し、反応を還流下で3時間行った。次いで、3NのNaOH水溶液お よび35%の過酸化水素水溶液を反応混合物に順番に添加し、反応を室温で2時 間行った。この反応混合物をNa223水溶液に注入し、反応を1時間行った 。反応混合物を飽和NaHCO3水溶液、次いで飽和NaCl水溶液で洗浄した 。洗浄後、有機層を濃縮し、メタノールから再結晶して標題化合物(2.16k g、収率93.7%)が得られた。実施例7:1α,3β−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−20(R) −(3−ヒドロキシ−3−メチルブチルオキシ)プレグナ−5−エンのワンポッ ト合成 アルコール化合物5(25g、44.4mmol)、水素化ナトリウム(2.2 4g)、4−ブロモ−2,3−エポキシ−2−メチルブタン(9.5g)、次いで THF(100ml)をナス型フラスコに添加し、混合物を2.5時間還流した 。混合物を冷却した後、L−セレクトライド(THF中1.0M溶液、100m l)をこれに添加し、反応を還流下で2時間行った。反応混合物を冷却した後、 3NのNaOH水溶液(50ml)をこれに徐々に添加し、次いで35%のH2 2溶液(150ml)を徐々に滴加した。添加後、混合物を1時間撹拌した。 次いで20%Na223水溶液(100ml)を添加し、混合物を1時間撹拌 した。 混合物の分離後、有機層を飽和NaCl水溶液(100mlで3回)で洗浄し 、無水MgSO4で乾燥した。MgSO4を濾去し、有機層を減圧下で濃縮した。 アセトニトリル(300ml)をこれに添加した。混合物を還流し、次いで室温 まで冷却し、結晶化させた。得られた結晶を濾過し、乾燥して25.0g(86 .7%)の標題化合物(化合物10)を白色結晶として得た。 実施例8−21:エポキシ化合物と各種還元剤との反応の試験 実施例5と同様に、アルコール化合物8(0.5g、0.89mmol)、水素 化ナトリウム(60%オイル分散物、71.2mg、1.78mmol)、THF (3ml)および4−ブロモ−2,3−エポキシ−2−メチルブタン(220m g、1.34mmol)を順番に容器に添加した。混合物を50〜60℃の反応 温度で4時間撹拌した。反応を飽和NaCl水溶液の添加により停止した。反応 混合物を酢酸エチルで抽出し、有機層を無水MgSO4で乾燥した。有機層の濃 縮およびn−ヘキサン/酢酸エチル(20:1)を使用するシリカゲルカラムク ロマトグラフィーによる精製により化合物8’が得られた。 次いで、試験用の各還元剤を、上記で得たエポキシ化合物(化合物8')(10 0mg、0.155mmol)を充填した容器に添加し、反応を以下の表1に記 載した条件下で行った。反応混合物を後処理した後、生成物への転換率(%)お よび25−ヒドロキシ化合物(化合物9、最終生成物)および24−ヒドロキシ 化合物(化合物11、副生物)の生成比を高速液体クロマトグラフィー(HPL C)により測定した。 得られた結果を表1に示す。a)所望化合物(化合物9):副生物(化合物11)の生成比 b)HPLCにより測定 c)所望化合物9が約5%の収率で産生し、副生化合物11も僅かに産生した。 d)副生化合物11が28.3%の収率で産生し、所望化合物9は産生しなかっ た。2種類の他の未知物質が産生した。 e)副生化合物11は42%の収率で産生し、所望化合物9は産生しなかった。 他の未知物質が31.2%の収率で産生した。 f)シリカゲルカラムクロマトグラフィーによる単離および精製後に、得られた 化合物が所望化合物9であることをNMR測定により確認した。 注:r.t.は室温を意味する。 上記データから分かるように、本発明の方法により、反応を完結して、還元の 位置に関して高い選択性を有する所望化合物を合成することができた。実施例22:(1S,3R,20S)−1,3−ビス(tert−ブチルジメチルシ リルオキシ)−(2,3−エポキシ−3−メチルブチルオキシ)プレグナ−5− エンの合成 DMF:Et2O=1:1(40ml)中のアルコール(8)(1.0g、1. 78mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(67mg、2.66mmol)お よび4−ブロモ−2,3−エポキシ−2−メチルブタン(3.5g、21.3m mol)を室温で添加した。反応混合物を激しく撹拌しながら5時間80℃で加 熱し、次いでブラインで停止した。転換率を逆相HPLCで測定した(8';20 .7%)。実施例23:(1S,3R,20S)−1,3−ビス(tert−ブチルジメチルシ リルオキシ)−(2,3−エポキシ−3−メチルブチルオキシ)プレグナ−5− エンの合成 DMF(5ml)中のアルコール(8)(1.0g、1.78mmol)の溶液 に、水素化ナトリウム(67mg、2.66mmol)および4−ブロモ−2, 3−エポキシ−2−メチルブタン(0.38g、2.31mmol)を室温で添 加した。反応混合物を激しく撹拌しながら5時間80℃で加熱し、次いでブライ ンで停止した。転換率を逆相HPLCで測定した(8';15.1%)。実施例24:(1S,3R,20S)−1,3−ビス(tert−ブチルジメチルシ リルオキシ)−(2,3−エポキシ−3−メチルブチルオキシ)プレグナ−5− エンの合成 DMF(5ml)中のアルコール(8)(1.0g、1.78mmol)の溶液 に、水素化ナトリウム(90mg、5.34mmol)および4−ブロモ−2, 3−エポキシ−2−メチルブタン(0.44g、2.67mmol)を室温で添 加した。反応混合物を激しく撹拌しながら2時間80℃で加熱した。2時間後、 追加量の4−ブロモ−2,3−エポキシ−2−メチルブタン(0.44g、2. 67mmol)を添加した。さらに1時間後、0.88gの4−ブロモ−2,3 −エポキシ−2−メチルブタン(5.34mmol)を80℃で添加した。さら に1時間後、1.76gの4−ブロモ−2,3−エポキシ−2−メチルブタン( 10.7mmol)を80℃で添加した。反応混合物を激しく撹拌しながら2時 間80℃に加熱し、次いでブラインで停止した。転換率を逆相HPLCで測定し た(8';44.8%)。 具体的態様の上記記載は本発明の一般的性質を十分に明らかにするので、他者 は現在の知識を適用することによって、過度の実験なしにかつ一般的概念から離 れることなく上記のような具体的態様を多様な応用のために容易に改良および/ または改造できるであろう。従って、そのような改造および改良は開示した態様 の均等の意味および範囲内のものであるべきであり、またそのように意図される 。各種の開示した機能を実施するための手段および材料は本発明から離れること なく多様な代替形態を取ることができる。本明細書で使用した表現または用語は 説明のためのものであり限定のためのものではないことを理解すべきである。
【手続補正書】 【提出日】平成12年3月8日(2000.3.8) 【補正内容】 明細書第14頁3番目の式V’から6行目の「HY」を『HE』に補正し ます。 明細書第21頁下から13行目の「HY」を『HE』に補正します。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT, UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ホーン,デービッド・エイ アメリカ合衆国ニューヨーク州10027,ニ ューヨーク,リバーサイド・ドライブ 560,アパートメント 16―エル (72)発明者 久保寺 登 東京都中央区京橋2丁目1番9号 中外製 薬株式会社内 (72)発明者 鈴木 裕史 東京都中央区京橋2丁目1番9号 中外製 薬株式会社内 (72)発明者 清水 仁 東京都中央区京橋2丁目1番9号 中外製 薬株式会社内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 下記構造を有する化合物の製造方法であって: (式中、nは1〜5の整数であり;R1およびR2は各々独立に、所望により置換 されたC1−C6アルキルであり;WおよびXは各々独立に水素またはC1−C 6アルキルであり;YはO、SまたはNR3であり、ここでR3は水素、C1−C 6アルキルまたは保護基であり;そしてZは、式 のCD環構造、式 のステロイド環構造、または式 のビタミンD構造であり、Zの構造の各々は、1以上の保護または未保護の置換 基および/または1以上の保護基を所望により有していてもよく、Zの構造の環 はいずれも1以上の不飽和結合を所望により有していてもよい) (a)下記構造: (式中、w、X、YおよびZは上記定義の通りである) を有する化合物を塩基の存在下で下記構造: または (式中、n、R1およびR2は上記定義の通りであり、そしてEは脱離基である) を有する化合物と反応させて化合物を製造すること;並びに (b)かくして製造された化合物を回収すること、 を含む方法。 2. Zが または (式中、R4、R5、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16およ びR17は各々独立に水素、置換または未置換の低級アルキルオキシ、アミノ、ア ルキル、アルキリデン、カルボニル、オキソ、ヒドロキシル、または保護された ヒドロキシルであり;そしてR6およびR7は各々独立に水素、置換または未置換 の低級アルキルオキシ、アミノ、アルキル、アルキリデン、カルボニル、オキソ 、ヒドロキシル、保護されたヒドロキシルであるか、または一緒になって二重結 合を形成する) である請求の範囲第1項記載の方法。 3. 下記構造を有する化合物を製造するための方法であって: (a)下記構造: を有する化合物を塩基の存在下で下記構造: または を有する化合物と反応させて化合物を製造すること;並びに (b)かくして製造された化合物を回収すること、 を含む、請求の範囲第1項記載の方法。 4. 下記構造を有する化合物を製造するための方法であって:(a)下記構造: を有する化合物を塩基の存在下で下記構造: または を有する化合物と反応させて化合物を製造すること;並びに (b)かくして製造された化合物を回収すること、 を含む、請求の範囲第1項記載の方法。 5. 下記構造を有する化合物を製造するための方法であって: (a)下記構造: を有する化合物を塩基の存在下で下記構造: または を有する化合物と反応させて化合物を製造すること;並びに (b)かくして製造された化合物を回収すること、 を含む、請求の範囲第1項記載の方法。 6. 下記構造を有する化合物を製造するための方法であって: (a)下記構造: を有する化合物を塩基の存在下で下記構造: または を有する化合物と反応させて化合物を製造すること;並びに (b)かくして製造された化合物を回収すること、 を含む、請求の範囲第1項記載の方法。 7. 化合物の回収が濾過またはクロマトグラフィーを含む、請求の範囲第1項 記載の方法。 8. 脱離基がハロゲン、メシル、トシル、イミデート、トリフルオロメタンス ルホニル、またはフェニルスルホニルである、請求の範囲第1項記載の方法。 9. ハロゲンが臭素である、請求の範囲第8項記載の方法。 10. 塩基がアルカリ金属水素化物、アルカリ金属水酸化物、またはアルカリ 金属アルコキシドである、請求の範囲第1項記載の方法。 11. アルカリ金属水素化物がNaHまたはKHである、請求の範囲第10項 記載の方法。 12. 塩基がNaOR20、KOR20、R20Li、NaN(R212、KN(R2 12、またはLiN(R212であり;R20はアルキルであり;そしてR21はイ ソプロピルまたは(CH33Siである、請求の範囲第1項記載の方法。 13. 下記構造を有する化合物: (式中、nは1〜5の整数であり;R1およびR2は各々独立に、所望により置換 されたC1−C6アルキルであり;WおよびXは各々独立に水素またはC1−C 6アルキルであり;YはO、SまたはNR3であり、ここでR3は水素、C1−C 6アルキルまたは保護基であり:そしてZは、式: のCD環構造、式: のステロイド環構造または式: のビタミンD構造であり、Zの構造の各々は、1以上の保護または未保護の置換 基および/または1以上の保護基を所望により有していてもよく、Zの構造の環 はいずれも1以上の不飽和結合を所望により有していてもよい) 14. Zがまたは (式中、R4、R5、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16およ びR17は各々独立に水素、置換または未置換の低級アルキルオキシ、アミノ、ア ルキル、未置換アルキリデン、カルボニル、オキソ、ヒドロキシル、または保護 されたヒドロキシルであり;そしてR6およびR7は各々独立に水素、置換または 未置換の低級アルキルオキシ、アミノ、アルキル、アルキリデン、カルボニル、 オキソ、ヒドロキシル、保護されたヒドロキシルであるか、または一緒になって 二重結合を形成する) である、請求の範囲第13項記載の化合物。 15. 下記構造: を有する請求の範囲第13項記載の化合物。 16. 下記構造: を有する請求の範囲第13項記載の化合物。 17. 下記構造:を有する請求の範囲第13項記載の化合物。 18. 下記構造を有する化合物の製造方法であって: (式中、nは1〜5の整数であり;R1およびR2は各々独立に、所望により置 換されたC1−C6アルキルであり;WおよびXは各々独立に水素またはC1− C6アルキルであり;YはO、SまたはNR3であり、ここでR3は水素、C1− C6アルキルまたは保護基であり;そしてZは、式: のCD環構造、式: のステロイド環構造、または式: のビタミンD構造であり、Zの構造の各々は、1以上の保護または未保護の置換 基および/または1以上の保護基を所望により有していてもよく、Zの構造の環 はいずれも1以上の不飽和結合を所望により有していてもよい) (a)下記構造: (式中、W、X、YおよびZは上記定義の通りである) を有する化合物を塩基の存在下で下記構造: または (式中、n、R1およびR2は上記定義の通りであり、そしてEは脱離基である) を有する化合物と反応させて、下記構造:を有するエポキシド化合物を製造すること; (b)そのエポキシド化合物を還元剤で処理して化合物を製造すること;および (c)かくして製造された化合物を回収すること; を含む方法。 19. Zが または (式中、R4、R5、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16およ びR17は各々独立に水素、置換または未置換の低級アルキルオキシ、アミノ、ア ルキル、アルキリデン、カルボニル、オキソ、ヒドロキシル、または保護された ヒドロキシルであり;そしてR6およびR7は各々独立に水素、置換または未置換 の低級アルキルオキシ、アミノ、アルキル、アルキリデン、カルボニル、オキソ 、ヒドロキシル、保護されたヒドロキシルであるか、または一緒になって二重結 合を形成する); である、請求の範囲第18記載の方法。 20. 下記構造を有する化合物の製造方法であって: (a)下記構造: を有する化合物を塩基の存在下で下記構造: またはを有する化合物と反応させて、下記構造: を有するエポキシド化合物を製造すること; (b)そのエポキシド化合物を還元剤で処理して化合物を製造すること;および (c)かくして製造された化合物を回収すること; を含む請求の範囲第18項記載の方法。 21. 下記構造を有する化合物の製造方法であって: (a)下記構造:を有する化合物を塩基の存在下で下記構造: または を有する化合物と反応させて、下記構造: を有するエポキシド化合物を製造すること; (b)そのエポキシド化合物を還元剤で処理して化合物を製造すること;および (c)かくして製造された化合物を回収すること; を含む請求の範囲第18項記載の方法。 22. 下記構造を有する化合物の製造方法であって: (a)下記構造: を有する化合物を塩基の存在下で下記構造: または を有する化合物と反応させて、下記構造:を有するエポキシド化合物を製造すること; (b)そのエポキシド化合物を還元剤で処理して化合物を製造すること;および (c)かくして製造された化合物を回収すること; を含む請求の範囲第18項記載の方法。 23. 下記構造を有する化合物の製造方法であって: (a)下記構造: を有する化合物を塩基の存在下で下記構造:または を有する化合物と反応させて、下記構造: を有するエポキシド化合物を製造すること; (b)そのエポキシド化合物を還元剤で処理して化合物を製造すること;および (c)かくして製造された化合物を回収すること; を含む請求の範囲第18項記載の方法。 24. 化合物の回収が濾過またはクロマトグラフィーを含む、請求の範囲第1 8項記載の方法。 25. 脱離基がハロゲン、メシル、トシル、イミデート、トリフルオロメタン スルホニル、またはフェニルスルホニルである、請求の範囲第18項記載の方法 。 26. ハロゲンが臭素である、請求の範囲第25項記載の方法。 27. 塩基がアルカリ金属水素化物、アルカリ金属水酸化物、またはアルカリ 金属アルコキシドである、請求の範囲第18項記載の方法。 28. アルカリ金属水素化物がNaHまたはKHである、請求の範囲第27項 記載の方法。 29. 塩基がNaOR20、KOR20、R20Li、NaN(R212、KN(R2 12、またはLiN(R212であり;R20はアルキルであり;そしてR21はイ ソプロピルまたは(CH33Siである、請求の範囲第18項記載の方法。 30. 還元剤が、LiAlH4、Li(s-Bu)3BH、またはLiEt3BHである、請求の範囲第 18項記載の方法。 31. 上記工程(b)が工程(a)の反応生成物から工程(a)で生成したエ ポキシド化合物を分離することなく行われる、請求の範囲第18項記載の方法。 32. 上記工程(a)および(b)が溶媒としてのテトラヒドロフランの存在 中で行われる、請求の範囲第31項記載の方法。 33. 上記還元剤が、リチウムトリ−sec−ブチルボロハイドライド、カリウ ムトリ−sec−ブチルボロハイドライド、リチウムトリエチルボロハイドライド 、およびリチウム9−BBNハイドライドから成る群から選択される、請求の範 囲第32項記載の方法。 34.(式中、R18およびR19は同一でも異なってもよく、各々水素原子または保護基 を示す) から成る群から選択される構造を有する請求の範囲第13項記載の化合物。 35. n=1である、請求の範囲第13項記載の化合物。 36. n=1である、請求の範囲第1項記載の方法。 37. n=1である、請求の範囲第18項記載の方法。
JP51279598A 1996-09-03 1997-09-03 ビタミンdおよびステロイド誘導体の合成用中間体およびその製造方法 Expired - Lifetime JP3310301B2 (ja)

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