JPH0364510B2 - - Google Patents

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JPH0364510B2
JPH0364510B2 JP61028013A JP2801386A JPH0364510B2 JP H0364510 B2 JPH0364510 B2 JP H0364510B2 JP 61028013 A JP61028013 A JP 61028013A JP 2801386 A JP2801386 A JP 2801386A JP H0364510 B2 JPH0364510 B2 JP H0364510B2
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epoxycholesterol
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JP61028013A
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Junichi Oshida
Kenji Ishimaru
Hideki Tsuruta
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Teijin Ltd
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Teijin Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

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  • Steroid Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は24,25−エポキシコレステロール類の
製造法に関する。更に詳細には、本発明は、24,
25−ジヒドロキシコレステロール類を工業的に有
利に製造する方法に関する。本発明で製造される
24,25−エポキシコレステロール類は、25−ヒド
ロキシビタミンD3,1a,25−ジヒドロキシビタ
ミンD3,24,25−トリヒドロキシビタミンD3
の活性型ビタミンD3類の中間体として極めて有
用な化合物である。
〔従来の技術〕
従来、24,25−エポキシコレステロール類の製
造法としては、特開昭58−8099号公報、特願昭60
−26427号公報、テトラヘドロン・レターズ
(Tetrahedron Letters)15(1975)等にその製造
法が記載されている。しかしながら24,25−ジヒ
ドロキシコレステロール類を原料とした24,25−
エポキシコレステロール類の製造法については知
られていない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明者らは24,25−エポキシコレステロール
類の製造法について詳細に検討した結果、24,25
−ジヒドロキシコレステロール類を有機スルホニ
ルクロリド類と反応させてコレステロール−24−
スルホネート類を得、ついで塩基で処理すること
により目的とする24,25−エポキシコレステロー
ル類が高収率で、工業的に有利に製造し得ること
を見出し本発明に到達したものである。
しかして本発明の目的は、24,25−エポキシコ
レステロール類の工業的に有利な製造法を提供す
ることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明によれば、下記式〔〕 〔式中、R1は水素原子又は保護基を表わし、R2
は水素原子、水酸基又は保護された水酸基を表わ
し、R3は低級アルキル基又はアリール基を表わ
す。〕 で表わされるコレステロール−24−スルホネート
類を塩基で処理することを特徴とする下記式
〔〕 〔式中、R1、R2は上記定義に同じである。〕 で表わされる24,25−エポキシコレステロール類
の製造法が提供される。
原料化合物である上記式〔〕において、R1
は水素原子又は保護基を表わす。かかる保護基と
して下記の基を挙げることができる。
(1) アシル基 例えばアセチル基、プロパノイル基、ブタノ
イル基、ペンタノイル基、カプロイル基、シク
ロヘキサノイル基、クロロアセチル基、ブロモ
アセチル基、ベンゾイル基、p−ブロモベンゾ
イル基、p−ニトロベンゾイル基、エチルベン
ゾイル基、トルイル基等のC1〜C12の脂肪族又
は芳香族カルボン酸残基又はそれらのニトロ、
ハロゲン、アルコキシ置換誘導体等が好ましく
用いられる。
それらの内、特に好ましくはアセチル基、ベ
ンゾイル基、プロパノイル基等である。
(2) ヒドロキシル基とエーテル結合を形成する基 例えば、トリメチルシリル基、ジメチル−t
−ブチルシリル基等のトリアルキルシリル基、
2−テトラヒドロピラニル基、2−テトラヒド
ロフラニル基等の2−環状エーテル基;メトキ
シメチル基、1−エトキシエチル基、2−メト
キシ−2−プロピル基、2−エトキシ−2−プ
ロピル基、(2−メトキシエトキシ)メチル基、
メチルチオメチル基等を挙げることができる。
(3) アルコキシカルボニル基 例えば、メトキシカルボニル基、エトキシカ
ルボニル基、プロポキシカルボニル基、ブトキ
シカルボニル基等を挙げることができる。
上記保護基の内、特に好ましくはアシル基、ア
ルコキシカルボニル基であるが、これらに限定さ
れるものではない。
R2は水素原子、水酸基又は保護された水酸基
を表わす。R2が保護された水酸基のときの保護
基としては、R1と同様の保護基を挙げることが
できる。
R3は低級アルキル基又はアリール基を表わす。
かかる低級アルキル基又はアリール基の例として
は、例えば、メチル基、エチル基、イソプロピル
基、t−ブチル基、フエニル基、p−トリル基等
を挙げることができる。なかでもメチル基、p−
トリル基が好ましい。
上記式〔〕で表わされるコレステロール−24
−スルホネート類の具体例としては、 3β−ベンゾイルオキシコレスト−5−エン−
25−オール−24−メシレート、 3β−ベンゾイルオキシコレスト−5−エン−
25−オール−24−p−トルエンスルホネート、 3β−アセトキシコレスト−5−エン−25−オ
ール−24−メシレート、 3β−アセトキシコレスト−5−エン−25−オ
ール−24−p−トルエンスルホネート、 1α,3β−ジベンゾイルオキシコレスト−5−
エン−25−オール−24−メシレート、 1α,3β−ジベンゾイルオキシコレスト−5−
エン−25−オール−24−p−トルエンスルホネー
ト、 1α,3β−ジアセトキシコレスト−5−エン−
25−オール−24−メシレート、 1α,3β−ジアセトキシコレスト−5−エン−
25−オール−24−p−トルエンスルホネート などが挙げられる。
このような上記式〔〕で表わされるコレステ
ロール−24−スルホネート類を塩基で処理するこ
とにより上記式〔〕で表わされる24,25−エポ
キシコレステロール類が提供される。
ここで用いられる塩基としては、例えば水酸化
カリウム、水酸化ナトリウム、炭酸カルシウム、
ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、
カリウム−t−ブトキシド、水素化ナトリウムな
どを挙げることができる。なかでも水酸化カリウ
ム、ナトリウムエトキシドが好ましい。かかる塩
基を原料化合物に対し過剰モル使用するのが好ま
しい。溶媒としては、塩基に対し不活性な有機溶
媒であればよく、好ましい例としては、テトラヒ
ドロフラン、メタノール、エタノール、t−ブタ
ノール等であり、これら溶媒を一緒に使用しても
よい。反応時間と反応温度は使用する原料、塩基
の種類によつて適宜決めることができるが、−20
〜100℃の温度範囲で数分〜24時間で反応は完了
する。
反応液から目的物は単離精製するには通常の方
法が用いられる。すなわち濃縮、抽出、再結晶、
カラムクロマトグラフイー、高速液体クロマトグ
ラフイー等の手段が用いられる。
かくして本発明の製造法により上記式〔〕で
表わされる24,25−エポキシコレステロール類が
得られる。
24,25−エポキシコレステロール類は25−ヒド
ロキシビタミンD3,1α,25−ジヒドロキシビタ
ミンD3,24,25−ジヒドロキシビタミンD3,1α,
24,25−トリヒドロキシビタミンD3等の活性型
ビタミンD3類の合成中間体として極めて有用な
化合物である。
ここで、本発明において用いられる前記式
〔〕で表わされるコレステロール−24−スルホ
ネート類は、次のようにして製造することができ
る。
すなわち下記式〔〕 〔式中、R1は水素原子又は保護基を表わし、R2
は水素原子、水酸基又は保護された水酸基を表わ
す。〕 で表わされる24,25−ジヒドロキシコレステロー
ル類を下記式〔〕 R3SO2Cl ……〔〕 〔式中、R3は低級アルキル基又はアリール基を
表わす。〕 で表わされる有機スルホニルクロリド類と反応さ
せることによつて製造することができる。従つ
て、本発明においては以下の如き製造法も提供さ
れる。
すなわち、上記式〔〕で表わされる24,25−
ジヒドロキシコレステロール類を上記式〔〕で
表わされる有機スルホニルクロリド類と反応させ
上記式〔〕で表わされるコレステロール−24−
スルホネート類を生成させ、次いで塩基で処理す
ることを特徴とする上記式〔〕で表わされる
24,25−エポキシコレステロール類の製造法であ
る。
原料化合物である上記式〔〕で表わされる
24,25−ジヒドロキシコレステロール類における
R1,R2及び上記式〔〕で表わされる有機スル
ホニルクロリド類におけるR3は前述した如き定
義と同じである。
ここで用いられる上記式〔〕で表わされる
24,25−ジヒドロキシコレステロール類の具体例
としては、例えば、 3β−ベンゾイルオキシコレスト−5−エン−
24,25−ジオール、 3β−アセトキシコレスト−5−エン−24,25
−ジオール、 1α,3β−ジベンゾイルオキシコレスト−5−
エン−24,25−ジオール、 1α,3β−ジアセトキシコレスト−5−エン−
24,25−ジオール などを挙げることができる。
また上記式〔〕で表わされる有機スルホニル
クロリド類の具体例としては、例えば メタンスルホニルクロリド、p−トルエンスル
ホニルクロリド、 などを挙げることができる。
このような上記式〔〕で表わされる24,25−
ジヒドロキシコレステロール類を上記式〔〕で
表わされる有機スルホニルクロリド類と反応させ
ることにより上記式〔〕で表わされるコレステ
ロール−24−スルホネート類が提供される。
上記式〔〕で表わされる有機スルホニルクロ
リド類は、上記式〔〕で表わされる24,25−ジ
ヒドロキシコレステロール類に対し、0.5〜10倍
モル使用するのが好ましい。
反応溶媒としては、ピリジン、2,6−ルチジ
ン、トリエチルアミン等が好ましく用いられる。
反応温度は−20〜100℃の範囲であり、反応は5
分〜24時間程度で完了する。
反応液から目的物を単離精製するには通常の方
法が用いられる。すなわち濃縮、抽出、再結晶、
カラムクロマトグラフイー、高速液体クロマトグ
ラフイー等の手段が用いられる。
かくして、前記式〔〕で表わされるコレステ
ロール−24−スルホネート類が得られ、これを前
述した如き方法により塩基で処理することにより
24,25−エポキシコレステロール類が得られる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明す
る。
実施例 1 3β−ベンゾイルオキシコレスト−5−エン−
25−オール−24−メシレートの合成 3β−ベンゾイルオキシコレスト−5−エン−
24,25−ジオール0.5g(0.96mM)ピリジン10
mlに溶解し、窒素気流下撹拌しながらメタンスル
ホニルクロリド0.132g(1.2mM)を滴下した。
室温で6時間撹拌後、水、酢酸エチルを加えて抽
出した。有機層を1N−HCl、飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液、飽和食塩水で順次洗い芒硝で乾燥
した。瀘過濃縮後得られた粗生成物をシリカゲル
カラムクロマトグラフイーで精製し0.34gの目的
物を得た(収率59.2%)。
このものは以下の物性値を有していた。
NMR(CDCl3:δppm) 0.7(3H、s、C−18−H)、1.07(3H、s、C
−19−H)、1.27(6H、s、C−26,27−H)、
3.07(3H、s、SO2CH3)、4.2〜5.0(2H、m、C
−24−H、C−3α−H)、7.2〜8.2(5H、m、Ph) MS 382(M+−PhCOOH−MsOH)、367、364、
255 実施例 2 24,25−エポキシコレステロール−3β−ベン
ゾエートの合成 3β−ベンゾイルオキシコレスト−5−エン−
24,25−ジオール10.0g(19.1mM)をピリジン
200mlに溶解し、窒素気流下撹拌しながらメタン
スルホニルクロリド2.63g(23.0mM)を滴下し
た。室温で6時間撹拌後、減圧下大部分のピリジ
ンを除去し残渣に水、酢酸エチルを加えて抽出し
た。有機層を1N−HCl、飽和炭酸水素ナトリウ
ム水溶液、飽和食塩水で順次洗い芒硝で乾燥し
た。瀘過濃縮することにより14.2gの粗3β−ベン
ゾイルオキシコレスト−5−エン−25−オール−
24−メシレートを得た。
この粗3β−ベンゾイルオキシコレスト−5−
エン−25−オール−24−メシレート14.2gを無水
THF60mlに溶解し、窒素気流下撹拌しながら0
℃で1.5gのKOHを60mlのメタノールに溶解した
溶液を滴下した。滴下終了後5分間撹拌し水を加
え酢酸エチルより抽出した。有機層を飽和食塩水
で洗い芒硝で乾燥した。瀘過濃縮後得られた粗生
成物をシリカゲルカラムクロマトグラフイーで精
製し6.9gの目的物を得た(3β−ベンゾイルオキ
シコレスト−5−エン−24,25−ジオールよりの
収率71.5%)。
このものは以下の物性値を有していた。
NMR(CDCl3:δppm) 0.698(3H、s、C−18−H)、0.947(3H、d
J=6Hz、C−21−H)、1.069(3H、s、C−19
−H)、1.269(3H、s、C−26−H)、1.308(3H、
s、C−27−H)、4.65〜5.05(1H、m、C−3α
−H)、5.45〜5.5(1H、m、C−6−H)、7.3〜
7.6(3H、m、Ph)、7.95〜8.1(2H、m、Ph) MS 382(M+−PhCOOH)、367、255 IR(KBr、cm-1) 2930、2860、1710、1265 実施例 3 (24R)及び(24S)−24,25−エポキシコレス
テロール−3β−ベンゾエートの合成 実施例2のようにして合成した24,25−エポキ
シコレステロール−3β−ベンゾエートを分取用
液体クロマトグラフイー(日本ウオーターズ シ
ステム500)により分取した(送液溶媒 ベンゼ
ン/酢酸エチル 100/1;流速200ml/min)。
3.71gの24,25−エポキシコレステロール−3β
−ベンゾエートより0.68gのless polarな(24S)
−24,25−エポキシコレステロール−3β−ベン
ゾエート、0.55gのmore polarな(24R)−24,
25−エポキシコレステロール−3β−ベンゾエー
ト及び2.47gの混合物を得た。
このものは以下の物性値を有していた。
24S体 NMR(CDCl3:δppm) 0.703(3H、s、C−18−H)、0.949(3H、d
J=6Hz、C−21−H)、1.069(3H、s、C−19
−H)、1.269(3H、s、C−26−H)、1.308(3H、
s、C−27−H)、4.65〜5.05(1H、m、C−3α
−H)、5.45〜5.5(1H、m、C−6−H)、7.3〜
7.6(3H、m、Ph)、7.95〜8.1(2H、m、Ph) 24R体 NMR(CDCl3:δppm) 0.698(3H、s、C−18−H)、0.945(3H、d
J=6Hz)、1.069(3H、s、C−19H−H)、
1.269(3H、s、C−26−H)、1.308(3H、s、C
−27−H)、4.6〜5.05(1H、m、C−3α−H)、
5.45〜5.5(1H、m、C−6−H)、7.3〜7.6(3H、
m、Ph)、7.95〜8.1(2H、m、Ph) 参考例 1 (24R)−24,25−ジヒドロキシコレステロー
ルの合成 100mgの(24R)−24,25−エポキシコレステロ
ール−3β−ベンゾエートをTHF(2ml)に溶解
後、氷令下で撹拌した。3N−H2SO4を数滴加え
撹拌した。1時間後、水を加え塩化メチレンより
抽出した。有機層を炭酸水素ナトリウム水溶液、
飽和食塩水で洗い芒硝で乾燥した。瀘過濃縮後得
られた粗生成物をTHF(2ml)に溶解後、氷冷下
で撹拌した。水素化アルミニウムリチウム10mgを
添加し1時間撹拌した。水を加えクロロホルムよ
り抽出した。有機層を1N−HCl、飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗い無水芒
硝で乾燥した。瀘過濃縮後得られた粗生成物をシ
リカゲルカラムクロマトグラフイーで精製し61mg
の(24R)−24,25−ジヒドロキシコレステロー
ルを得た(収率73.6%)。
このものは以下の物性値を有していた。
NMR(CDCl3:δppm) 0.688(3H、s、C−18−H)、1.005(3H、s、
C−19−H)、1.162(3H、s、C−26−H)、
1.210(3H、s、C−27−H)、3.1〜3.7(2H、m、
C−3α−H、C−24−H)、5.35(1H、m、C−
6−H) MS 418(M+)400 382 367 364 255 参考例 2 (24S)−24,25−ジヒドロキシコレステロー
ルの合成 100mgの(24S)−24,25−エポキシコレステロ
ール−3β−ベンゾエートより参考例1と同様の
方法により68mgの(24S)−24,25−ジヒドロキ
シコレステロールを得た(収率82.0%)。
このものは以下の物性値を有していた。
NMR(CDCl3:δppm) 0.683(3H、s、C−18−H)、1.010(3H、s、
C−19−H)、1.162(3H、s、C−26−H)、
1.215(3H、s、C−27−H)、3.1〜3.7(2H、m、
C−3α−H、C−24−H)、5.35(1H、m、C−
6−H) MS 418(M+)400 382 367 364 255 参考例 3 25−ヒドロキシコレステロールの合成 水素化アルミニウムリチウル60mg(1.6mM)
を2mlのTHFに懸濁した。この懸濁液に窒素気
流下室温で、24,25−エポキシコレステロール−
3β−ベンゾエート126mg(0.25mM)をTHF1ml
に溶解した溶液を滴下した。室温で24時間撹拌後
200mlを氷水に注ぎ酢酸エチルを加えて抽出した。
有機層を1N−HCl、飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液、飽和食塩水で順次洗い芒硝で乾燥した。瀘
過濃縮後得られた粗生成物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフイーで精製し71mgの25−ヒドロキシ
コレステロールを得た。
このものは以下の物性値を有していた。
mp 178〜181℃(アセトン) IR(KBr) 3300cm-1 NMR(CDCl3:δppm) 0.70(3H、s、C−18−H)、1.03(3H、s、C
−19−H)、1.23(6H、s、C−26&27−H)、
3.50(1H、m、C−3α−H)、5.4(1H、m、C−
6−H)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記式〔〕 〔式中、R1は水素原子又は保護基を表わし、R2
    は水素原子、水酸基又は保護された水酸基を表わ
    し、R3は低級アルキル基又はアリール基を表わ
    す。〕 で表わされるコレステロール−24−スルホネート
    類を塩基で処理することを特徴とする下記式
    〔〕 〔式中、R1、R2は上記定義に同じである。〕で表
    わされる24,25−エポキシコレステロール類の製
    造法。 2 下記式〔〕 〔式中、R1は水素原子又は保護基を表わし、R2
    は水素原子、水酸基又は保護された水酸基を表わ
    す。〕 で表わされる24,25−ジヒドロキシコレステロー
    ル類を下記式〔〕 R3−SO2Cl ……〔〕 〔式中、R3は低級アルキル基又はアリール基を
    表わす。〕 で表わされる有機スルホニルクロリド類と反応さ
    せ、下記式〔〕 〔式中、R1、R2、R3は上記定義に同じである。〕 で表わされるコレステロール−24−スルホネート
    類を生成させ、次いで塩基で処理することを特徴
    とする下記式〔〕 〔式中、R1、R2は上記定義に同じである。〕 で表わされる24,25−エポキシコレステロール類
    の製造法。
JP61028013A 1986-02-13 1986-02-13 24,25−エポキシコレステロ−ル類の製造法 Granted JPS62187485A (ja)

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