JP2000513048A - アルミニウム塩溶液を使用するフッ化物含有スケールの除去 - Google Patents

アルミニウム塩溶液を使用するフッ化物含有スケールの除去

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Abstract

(57)【要約】 金属、例えばチタン、チタン合金、ニッケル合金及びステンレス鋼のような金属の表面を、無機酸の水和物をはじめとする無機酸塩水溶液と接触させることによって該金属の表面からフッ化物を含有するスケールを除去し得る。該塩のカチオン部分は、アルミニウム、鉄及びそれらの混合物であることができる。該塩のアニオン部分は、塩化物、硝酸塩、硫酸塩及びそれらの混合物であることができる。該接触は、酸、例えば塩酸、硝酸又は硫酸のような酸の付加なしで実施する。該溶解せしめられたフッ化物を含む該塩水溶液の存在が、該塩水溶液又は酸性洗浄剤の非存在にて提起される金属腐食の正常な速度を加速又は増加せしめることはない。

Description

【発明の詳細な説明】 アルミニウム塩溶液を使用するフッ化物含有スケールの除去 本出願は、1996年7月17日出願の米国特許仮出願第60/021,88 9号の恩典を主張する。 発明の背景 1.発明の分野 本発明は、金属表面からのスケールの除去に関し、より具体的には、金属表面 からのフッ化物含有スケールの除去に関する。 2.先行技術の説明 石炭又は他の灰分含有有機物質を高温・高圧の部分酸化急冷ガス化システムで ガス化させると、灰物質は一般に、粗いスラグと、微細に分割されたスラグ粒子 と、水溶性の灰成分とに分かれる。原料石炭をスラリー化し、「syngas」とも呼 ばれる高温の合成ガスを急冷し、高温のスラグ副生成物を急冷するために、該シ ステムの中では水が使用される。水は又、合成ガスから粒状物を洗浄・集塵し、 ガス化装置からスラグ副生成物を搬出することを支援するのにも使用される。 蒸発器のチューブ上に形成するフッ化カルシウム及びフッ化マグネシウムのス ケールは、通常、無機酸、例えば硫酸、塩酸又は硝酸によって化学的に除去され る。硫酸をスケール除去に使用する場合、石膏(CaSO4)が沈殿することが ある。フッ化物スケールの酸洗浄の間に、洗浄溶液中に腐食性のフッ化水素酸が 形成され、特定の金属及び合金、例えばチタン、ニッケル及びステンレス鋼がフ ッ化水素酸による厳しい腐食にさらされる。該溶液中のフッ素イオン(F-)の 存在が、これらの金属上に形成する保護酸化物膜の邪魔をし、酸性溶液中へのチ タン、鉄及びニッケルイオンの溶解を可能にする。したがって、プロセス装置に おいて、酸のみの使用によるフッ化物スケールの化学洗浄は実用的ではない。ま た、エチレンジアミン四酢酸の使用によってカルシウムスケールを化学的に除去 しうることが記される。 スケールは又、機械的手段、例えば掻き取り又はハンマを用いる打撃又は水圧 破砕によって除去することもできる。しかし、水圧破砕用ノズルが届かないとこ ろでもスケールを溶解し、除去することができるため、化学洗浄が好ましく、通 常はよ り徹底的である。したがって、チタン又はステンレス鋼で構築された装置からフ ッ化物スケールを化学的に溶解することが望ましい。チタン及びステンレス鋼は 、廃水処理産業において、特に廃水蒸発器の構築に一般に使用される。 また、文献が、ステンレス鋼製、ニッケル合金製及びチタン合金製の処理装置 におけるフッ化水素酸腐食の問題を扱っている。Koch,G.H.の「Localized Corr osion in Halides Other Than Chlorides」Environment Effects,June 1993は、 第二鉄又はアルミニウムイオンが腐食を抑制しうることを開示している。 排煙脱硫処理プロセスのスクラバにおける水溶液及びそれらの腐食力の影響も また研究されている。これらの溶液は、低いpHで、塩化物、フッ化物及び硫酸塩 を含有し、例えば、pH1でフッ化物を4,800mg/kg含有する。有意量のケイ 素、鉄及びアルミニウムを含有するフライアッシュ鉱物の添加が、そうでなけれ ば攻撃的なフッ化物含有溶液の中でのチタンの腐食を抑制することができる。ま た、塩化物を10,000mg/kg及びフッ化物を1,000mg/kg含有する腐食性 酸性溶液に10,000mg-Al/kg(硫酸アルミニウムとして添加)を添加するな らば、その溶液はチタンに対して腐食性ではなくなることが見いだされた。 発明の概要 フッ化物含有スケールは、金属表面、例えばチタン、チタン合金、ニッケル合 金及びステンレス鋼を、無機酸の水和物をはじめとする無機酸塩水溶液と接触さ せることにより、そのような金属表面から除去することができる。該塩のカチオ ン部分は、アルミニウム、鉄及びそれらの混合物であることができる。該塩のア ニオン部分は、塩化物、硝酸塩、硫酸塩及びそれらの混合物であることができる 。該契約は、酸、例えば塩酸、硝酸又は硫酸を添加せずに実施する。溶解したフ ッ化物スケールを含む塩水溶液の存在が、塩水溶液又はいかなる酸性洗浄剤の非 存在で起こりうる正常な金属腐食の速度を加速又は増大させることはない。 好ましい実施態様の説明 節水するため、ガス化システムの運転ユニットは、プロセス水を、通常は浄化 処理、例えば固形分沈降装置での微細に分割された粒状スラグ又は「slag fine 」の除去後、再循環しようとする。ガス化反応は、合成ガス中の水素を生産する ことによって水を消費するため、一般には、蓄積を防ぐために該システムから水 を抜き取 る必要はない。それにもかかわらず、腐食性の塩、特に塩化物塩の過剰な蓄積を 防ぐため、普通は、水性流出物、グレーウォーター又はブローダウン水とも呼ば れるプロセス廃水の一部をパージ廃水流として該システムから抜き取る。 高塩化物含有イースタン・ユー・エス・コールのガス化から得られたデータを 示した以下の表1に示すように、ガス化システムからの廃水ブローダウンの組成 は非常に複雑である。比較的高レベルの塩化物を含有する原料の場合、主要な廃 水成分は塩化アンモニウムである。 表1 高塩化物含有イースタン・コールの灰分含量 灰分中に見出されるいくつかの物質は部分的に水溶性である。すなわち、該物 質の一部が固体スラグ又は灰微粒中に残り、一部が水に溶解する。例えば、ナト リウム及びカリウム化合物は、それらのイオンとして水に溶解し、ナトリウム鉱 物とし て固体中に残る。ホウ素化合物はホウ酸及びホウ酸イオンとして水に溶解し、酸 化されたホウ素鉱物として固体中に残る。アルミニウム、ケイ素、カルシウム及 びマグネシウム化合物は主として不溶性であり、フッ化化合物もまた主として不 溶性である。 ガス化システムからの廃水ブローダウンは、塩及び他の潜在的に環境に有害な 成分を含有するため、該水を放出する前に処理が必要である。多様な汚染物質の ための廃水処理は、幾分手が込んだものでありそして高価なものであるので、廃 水を処理するための他のより経済的な手段が望ましい。 一定条件下での廃水又はブラインの蒸留は、比較的に純粋な水を廃水から回収 するための効果的で経済的な手段である。ガス化廃水を蒸留するのに適した手段 には、流下液膜式蒸発及び強制循環型蒸発がある。本発明は、これらの蒸発器の 金属表面上及び他の装置上に形成するフッ化物スケールを除去する手段を提供す る。 流下液膜式蒸発では、主システム熱交換器は縦型である。蒸発させられるブラ インは熱交換器のチューブの頂部に導入され、その底部から抜き取られる。該ブ ラインは、熱交換器のチューブの下方に配されたブライン溜めから該チューブの 頂部にポンプ・アップされる。該ブラインは、該チューブ内壁上を膜となって該 チューブの中を流下しながら熱を受け、ブラインが下降するにつれ、その中に含 まれる水が蒸発し、蒸気を形成するような仕組みである。ブラインと蒸気との混 合物が熱交換器のチューブの底部から出てブライン溜めに入り、そこで、水蒸気 と濃縮された液体ブラインとに分かれる。該蒸気はブライン溜めの頂部から出、 残留する濃縮された液体ブラインがブライン溜めに集まり、そこで、ポンプによ って熱交換器のチューブの頂部に再循環される。そして、蒸気は凝縮させて蒸留 水を形成することができ、これをガス化システムに再循環させてもよい。フィー ドウォーター、例えばガス化システムからの廃水は連続的にブライン溜めに加え ることができ、濃縮されたブラインの一部は、それに含まれる濃縮された塩の結 晶化及び回収のために連続的に抜き取られる。 強制循環型蒸発では、主システム熱交換器は横型であり、液状ブラインはチュ ーブ内をポンプにて流され、蒸気が熱交換器のシェル側に導入されて該ブライン を加熱する。該ブラインは、該チューブ内を移動するときには、沸騰を防ぐのに 十分な圧力が該チューブ内にかかっているため、沸騰しない。そして、熱交換器 のチューブを出た熱いブラインは上方に運ばれ、該熱交換器の上方に配されたブ ライン溜めに送られる。ブラインが上方に移動するにつれ、圧力が低下し、熱い ブラインが沸騰して濃縮されたブラインと水蒸気との二相混合物を形成する。該 二相混合物がブライン溜めに入ると、水蒸気は該ブラインから分かれ、該溜めを 出て凝縮器に達し、そこで水蒸気は凝縮せしめられて蒸留水が形成される。該ブ ラインは、再循環ポンプによって蒸発器に再循環され、一部が、さらなる塩の結 晶化及び回収のためにブラインブローダウン流として取り出される。また、流下 液膜式蒸発器におけるのと同様に、フィードウォーターがブライン溜め又はブラ イン再循環ラインに加えられる。 流下液膜式蒸発器及び強制循環型蒸発器はいずれも水蒸留用途に一般的に使用 されるが、それらの可使性は、蒸発器の熱交換器の表面におけるスケール形成及 び蓄積の速度に依存する。装置表面に形成したスケールはインシュレーターとし て働き、蒸発ユニットを効率的に運転させるためには定期的に除去しなければな らないため、該蒸発器の熱交換器及び該溜めの表面からのスケールの除去は非常 に重要である。 表2に示すスケールの組成は、流下液膜式蒸発器と強制循環型蒸発器とを直列 に使用したガス化のグレーウォーターの蒸発にて形成されたものである。主なス ケール成分は、シリカ(SiO2)、フッ化カルシウム(CaF2)及びフッ化マ グネシウム(MgF2)である。 表2 ブローダウン水からのチューブ・スケールと溜めスケールの組成 本発明によると、無機酸の水和物をはじめとする無機酸塩水溶液を使用するこ とにより、チタン、チタン合金、ニッケル合金及びステンレス鋼からフッ化物ス ケールを除去することができる。塩のカチオン部分は、アルミニウム、鉄又はそ れらの混合物であることができる。塩のアニオン部分は、塩化物、硝酸塩、硫酸 塩及びそれらの混合物であることができる。接触は、酸、例えば塩酸、硝酸又は 硫酸を添加せずに実施する。溶解したフッ化物スケールを含む塩水溶液の存在が 、塩水溶液又は酸性洗浄剤の非存在で起こりうる正常な金属腐食の速度を加速又 は増大することはない。 好ましい塩は、塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム、硝酸アルミニウム及び それらの水和物並びにそれらの混合物から調製されるアルミニウム塩溶液である 。処理される装置が部分酸化ガス化システムの一部である場合には、硝酸アルミ ニウムが好ましいアルミニウム塩である。使用済み溶液を該ガス化システムに戻 すことができ、それがガス化装置の原料に対して最小限の衝撃しか及ぼさないか らである。アルミニウム硝酸塩の硝酸塩成分は、合成ガスの一部、例えばN2、 NH2又はCOになる。対照的に、塩化アルミニウムは、塩化物を塩化アンモニ ウムの形態で該原料に付加するし、硫酸アルミニウムは、硫黄を付加すると共に 蒸発器中に硫酸カルシウム沈殿物を付加する。 無機酸の鉄塩を使用してフッ化物スケールを溶解することもできるが、鉄塩は 一般に、モルベースで比べて、フッ化物スケールを溶解し、酸性溶液中でのチタ ンのフッ化物腐食を抑制するのにアルミニウム塩ほど効果的ではない。 無機酸の塩水溶液は、約1%〜約40%、好ましくは約15%〜約20%の濃 度及び約32°F(0℃)〜約212°F(100℃)の温度を有するべきであ る。該塩溶液は、約100°F(38℃)〜約212°F(100℃)、好ましく は約175°F(79℃)〜約212°F(100℃)の温度に加熱されるなら ば、フッ化物スケールを溶解する際に、その速度及び溶解量に関してより効果的 である。比較試験では、100°F(38℃)で溶解するのに90分を要したス ケールが、175°F(79℃)では1分で溶解することができた。 無機塩水溶液は、フッ化物スケールの除去又は溶解を起こすのに十分な時間、 通常は約30分〜約24時間、好ましくは約1時間〜約3時間、スケール表面と 接触させる。無機塩の水和物をはじめとする無機塩溶液の組み合わせを使用する こともできる。該塩水溶液の初期pHは一般に少なくとも約1.5である。 無機酸のアルミニウム塩水溶液による金属表面の処理の前又は後で、アルカリ 金属の水酸化物、例えば水酸化ナトリウム(NaOH)又は水酸化カリウム(K OH)の溶液を使用して、金属表面と接触させ、金属表面を処理して、シリカ含 有スケール又はシアン化鉄スケールを除去することができる。 主として苛性(アルカリ)溶液は、アルミニウム塩溶液、特に硝酸アルミニウ ム溶液よりも廉価であるため、第一のスケール洗浄溶液としてアルカリ金属の水 酸化物による処理、特にNaOHを用いた処理が一般に選択される。 アルカリ金属の水酸化物溶液は、約1%〜約25%、好ましくは約2%〜約6 %の濃度を有するべきであり、約170°F(77℃)〜約212°F(100 ℃)の温度又は大気圧におけるその溶液の沸点まで加熱されるべきである。アル カリ金属の水酸化物溶液は、シリカ又はシアン化鉄スケールの除去を起こすのに 十分な期間、一般には約30分〜約24時間、好ましくは約2時間〜約6時間、 スケール表面と接触させるべきである。水酸化ナトリウムと水酸化カリウムとの 混合物を使用することもできる。スケールをチタンから除去するときには、一般 に、硝酸ナトリウムからなる腐食防止剤を該苛性(アルカリ)溶液とともに使用 する。 苛性(アルカリ)洗浄操作が完了したのち、無機塩水溶液を導入する前に、該 苛性(アルカリ)溶液を、例えば排出することにより、該装置から除去すべきで ある。尚、逆もまた同様である。各洗浄溶液を除去した後で、特別な洗浄は不要 である。したがって、次の洗浄溶液、すなわち、無機塩水溶液を同様に装置に導 入し、除去することができる。 水酸化ナトリウムの使用済み中和溶液の合わされた溶液と無機塩水溶液との混 合使用済み中和溶液を合わせ、水で約95%−水の濃度にまで希釈し、必要なら ば、さらなる水酸化ナトリウムを使用して約7のpHまで中和してもよい。 そして、中和した使用済み洗浄溶液を使用して、原料、例えば石炭を部分的酸 化反応に備えてスラリー化することができる。こうして、例えばフッ化物、ナト リウム、アルミニウム及びケイ素成分が副生成物スラグの成分になる。該使用済 みアルカリ溶液をガス化装置に再循環するのならば、ナトリウム又はカリウムの フィード濃度を有意に増して、ガス化装置の耐火性ライニングに悪影響を及ぼす ことのないよう、再循環される該溶液は原料に少量加えられるべきである。中和 されていない使用済みアルミニウム塩溶液は、原料のpHが6.0未満にまで下が らないよう十分に低い比率で原料と混合されるならば、ガス化装置フィードに再 循環させることができる。 アルミニウム塩を加えた無機酸洗浄溶液を使用することに代えて、酸なしの塩 水溶液を使用することにより、洗浄プロセスは、腐食を加速したり、腐食速度を 増すことはないが、一方、酸を用いる場合には、腐食の促進を軽減又は停止する のに十分なアルミニウム・インヒビターを添加するように注意しなければならな いことが記される。洗浄の前には装置中のスケールの量は正確にはわからないし 、化学洗浄溶液を節約する経済的必要性があるため、これは有意な考察事項であ る。 更なる洗浄溶液を装置に加える必要があるかどうかを決定するための手段は、 ろ過した該洗浄溶液を処理されている該装置から取り出し、105℃で乾燥させ 、残渣重量を測定する全溶解固形分分析によって決定することができる。 初期洗浄溶液及びスケールと接触した洗浄溶液の全溶解固形分濃度を使用して 、洗浄溶液がスケール化合物で飽和しているかどうかを決定することができる。 洗浄溶液の飽和点を決定するには、アルカリ水酸化物に対するシリカのモル比: 0.5及 びアルミニウム塩溶液に対するフッ化カルシウムのモル比:0.65を使用すべ きである。このようにして、使用する洗浄溶液の量を最小化することができる。 例ならびに明細書を通じて、別段指定しない限り、すべての濃度は重量%であ る。例1〜6 表1の組成のブローダウン水を流下液膜式蒸発器で蒸発させて水蒸気とブライ ンとの混合物を製造した。この混合物を流下液膜式蒸発器のブライン溜めに供給 し、そこで、水蒸気をブラインから分離し、凝縮器に供給して蒸留水を回収した 。蒸発器を約42日間運転したら、蒸発器のチューブの内側のチタン表面及び溜 めを形成する高ニッケル合金であるハステロイC−276(Haynes Metals社) の表面にスケールが発生した。 チタン・チューブの外面をハンマで打撃することによって蒸発器のチューブか ら、そしてフレークを剥離させることによってブライン溜めの金属表面から、該 スケールを機械的に除去した。スケールの組成は、非晶質シリカが約50%、フ ッ化カルシウムが約50%であった。該スケールの個別の6gサンプルを、まず 、6%又は10%の濃度を有する170°F(77℃)の水酸化ナトリウム溶液 100gと少なくとも2時間接触させた。処理期間経過後、苛性(アルカリ)溶 液を、金属に関して誘導結合プラズマ(ICP)計器法によって分析し、フッ化 物に関してイオンクロマトグラフィーによって分析し、苛性(アルカリ)溶液に よって溶解せしめられたSi、Ca及びFの重量を測定した。 そして、該スケールサンプルを、pH1〜2及び100°F(38℃)又は17 0°F(77℃)にて硝酸アルミニウム溶液(11.2%、12%又は16%) と少なくとも2時間接触させた。例4〜6では、硝酸アルミニウム溶液は又、チ タンにおける水素化物相形成を抑制するのに使用される0.5又は1%硝酸ナト リウム(NaNO3)を含有するものであった。処理期間経過後、硝酸アルミニ ウム溶液を、金属に関してICP法によって分析し、フッ化物に関してイオンク ロマトグラフィーによって分析し、硝酸アルミニウム溶液によって溶解せしめら れたSi、Ca及びFの重量を測定した。これらの例は、硝酸アルミニウム溶液 を使用すると、フッ化物含有スケールが効果的に除去されることを示し、例1、 4及び6では90%を超えるスケール除去率が達成されている。結果を以下の表 3に記録する。 表3 流下液膜式蒸発器溜めスケール除去 [備考] NaOH溶液の最大能力は、NaOH1モルあたりSi0.5モルを溶解する 能力である(ケイ酸ナトリウム1モルを形成するにはNaOH2モルが必要であ る)。NaOHに対するSiの比が0.5であるとき、溶液は完全に利用される 。 華氏で100度(38℃)のAl(NO33溶液の最大能力は、アルミニウム 1モルあたりフッ化物約1.3モル(CaF20.65モル)を溶解する能力で ある(CaF2溶解試験で予め決定)。アルミニウムに対するフッ化物の比が1. 3であるか、NO3に対するフッ化物の比が0.43であるとき、溶液は完全に 利用される。華氏で174(79℃)では、アルミニウム1モルあたりフッ化物 1.6モル(CaF20.8モル)が溶解される。 表3(続き) 流下液膜式蒸発器溜めスケール除去 表3(続き) 流下液膜式蒸発器溜めスケール除去* Al(NO33及びNaOHの新鮮な溶液を使用して、例2からの残渣を、 すべてのスケールが完全に溶解するまでさらなる連続洗浄に付した。以下の結果 が得られ、これらを、溶液濃度、時間、温度及び洗浄後の残留率に関して順に提 示する。3回目の洗浄:11.2%Al(NO33、3時間、14%;4回目の 洗浄:11.2%Al(NO33、6時間、13%;5回目の洗浄:2%NaO H、2時間、6%;6回目の洗浄:6%NaOH、1.5時間、にてスケールを 完全に溶解。 ** 例3からの残渣を華氏で170(77℃)の10%NaOH−1%NaN O33.2gに5.5時間付し、残渣を12%に減らした(この残渣の主要成分は CaF2であった)。 *** X線回折分析は、この残渣が主にAl2(OH)33を含有することを 示した。例9 フッ化カルシウム粉末からのフッ化物1%及び腐食防止剤として添加される塩 化アルミニウム4%を含有する、「A」及び「B」と指定する2種の水溶液を調 製した。また、濃度1%の塩酸を溶液Aに加えた。両溶液を100°F(38℃ )に加熱し、グレード2チタンと24時間接触させた。腐食速度及び他のデータ を表4に記録する。 許容しうる腐食速度は、約10ミル/年未満、好ましくは約5ミル/年未満で あろう。溶液Aの腐食速度は非常に高く、実質的な金属損失をもたらすであろう 。酸を使用してチタンからフッ化物スケールを洗浄する際、腐食防止剤を用いた としても、フッ化物スケールを溶解するための酸溶液の使用がひどい腐食をもた らしうることは明白である。 酸洗浄剤を使用する際の問題は、装置中のフッ化物スケールの量が事前にはわ からないということである。したがって、アルミニウム腐食防止剤の量は、安全 策として、きわめて多めにしなければならないであろう。酸なしでのアルミニウ ム塩溶液の使用により、フッ化物スケールが溶解され、チタン腐食速度は許容し うるほどに低くなる。
【手続補正書】 【提出日】平成11年1月13日(1999.1.13) 【補正内容】 I.請求の範囲の欄 別紙の通り補正する。 II.明細書の欄 (1)明細書2頁21行目に記載の「該契約」を「該接触」と補正する。 (2)同6頁下から3行目に記載の「CO」を「CN」と補正する。 (3)同9頁1行目に記載の「0.65」を「1.3」と補正する。 (別紙) 請求の範囲 1.金属表面を、フッ化物含有スケールを溶解するのに十分な量の、無機酸塩 の水和物をはじめとする無機酸塩水溶液と接触させる工程を含む、該金属表面か らフッ化物含有スケールを除去する方法であって、該塩のカチオン部分が、アル ミニウム、鉄及びそれらの混合物からなる群より選択され、該塩のアニオン部分 が、塩化物、硝酸塩、硫酸塩及びそれらの混合物からなる群より選択され、該接 触を酸を添加せずに実施することを特徴とする方法。 2.前記の塩水溶液と金属表面との接触及び溶解せしめられたフッ化物スケー ルを含む該塩水溶液の存在が、該塩水溶液又は酸性洗浄剤の非存在で起こりうる 前記の金属の正常な腐食速度を増大させない、請求項1記載の方法。 3.前記の塩水溶液が、硝酸アルミニウム、硫酸アルミニウム及び塩化アルミ ニウムからなる群より選択される少なくとも1種のアルミニウム塩である、請求 項1記載の方法。 4.前記の塩水溶液の初期pHが少なくとも1.5である、請求項1記載の方法 。 5.前記の無機酸の塩水溶液の濃度が約1%〜約40%である、請求項1記載 の方法。 6.前記の金属表面が、部分酸化ガス化プラントからの廃水ブローダウンとの 接触からその上に付着したスケールを有する蒸発器用熱交換器のチューブを含む 、請求項1記載の方法。 7.前記の金属表面が、チタン、チタン合金、ニッケル合金及びステンレス鋼 からなる群より選択される、請求項1記載の方法。 8.前記のアルミニウム塩の水溶液又はアルミニウム塩水和物との接触の前又 は後で、アルカリ金属の水酸化物溶液を前記の金属表面と接触させる、請求項3 記載の方法。 9.前記のアルカリ金属の水酸化物の濃度が約1%〜約25%である、請求項 8記載の方法。 10.前記の接触操作の完了後、前記のアルカリ金属の水酸化物の使用済み溶 液が形成され、且つ前記の無機酸のアルミニウム塩使用済み溶液又は使用済み水 和物が形成され、そして該使用済みのアルカリ金属の水酸化物溶液と該使用済み の、無機酸のアルミニウム塩の溶液又は水和物とが合わされて、部分酸化ガス化 システムにおけるガス化装置に供給される、請求項8記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AM,AT,AU ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,GH,H U,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LR ,LT,LU,LV,MD,MG,MN,MW,MX, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S I,SK,SL,TJ,TT,UA,US,UZ,VN ,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.金属表面を、フッ化物含有スケールを溶解するのに十分な量の、無機酸の 水和物をはじめとする無機酸塩水溶液と接触させる工程を含む、金属表面からフ ッ化物含有スケールを除去する方法であって、該塩のカチオン部分が、アルミニ ウム、鉄及びそれらの混合物からなる群より選択され、該塩のアニオン部分が、 塩化物、硝酸塩、硫酸塩及びそれらの混合物からなる群より選択され、該接触を 酸を添加せずに実施することを特徴とする方法。 2.前記の塩水溶液と金属表面との接触及び溶解せしめられたフッ化物スケー ルを含む該塩水溶液の存在が、該塩水溶液又は酸性洗浄剤の非存在で起こりうる 前記の金属の正常な腐食速度を増大させない、請求の範囲第1項記載の方法。 3.前記のアルミニウム塩が、硝酸アルミニウム、硫酸アルミニウム及び塩化 アルミニウムからなる群より選択される少なくとも1種である、請求の範囲第1 項記載の方法。 4.前記のアルミニウム塩が硝酸アルミニウムである、請求の範囲第3項記載 の方法。 5.前記のアルミニウム塩が硫酸アルミニウムである、請求の範囲第3項記載 の方法。 6.前記のアルミニウム塩が塩化アルミニウムである、請求の範囲第3項記載 の方法。 7.前記の塩水溶液の初期pHが少なくとも1.5である、請求の範囲第1項記 載の方法。 8.前記の無機酸の塩が約1%〜約40%の濃度で存在する、請求の範囲第1 項記載の方法。 9.前記の無機酸の塩が約15%〜約20%の濃度で存在する、請求の範囲第 1項記載の方法。 10.前記の塩水溶液を約30分〜約24時間、前記の金属表面と接触させる 、請求の範囲第1項記載の方法。 11.前記の金属表面が、部分酸化ガス化プラントからの廃水ブローダウンと の接触からその上に付着したスケールを有する蒸発器用熱交換器のチューブを含 む、 請求の範囲第1項記載の方法。 12.前記の金属表面が、チタン、チタン合金、ニッケル合金及びステンレス 鋼からなる群より選択される、請求の範囲第1項記載の方法。 13.前記の水溶液が約0℃〜約100℃の温度を有する、請求の範囲第1項 記載の方法。 14.前記のアルミニウム塩の水溶液又はその水和物との接触の前又は後で、 アルカリ金属の水酸化物溶液を前記の金属表面と接触させる、請求の範囲第1項 記載の方法。 15.前記のアルカリ金属の水酸化物の濃度が約1%〜約25%である、請求 の範囲第14項記載の方法。 16.前記のアルカリ金属水酸化物の温度が約77℃〜約100℃である、請 求の範囲第14項記載の方法。 17.前記のアルカリ金属の水酸化物溶液を約2〜約6時間、前記の金属表面 と接触させる、請求の範囲第14項記載の方法。 18.前記のアルカリ金属の水酸化物の使用済み溶液と、前記の無機酸のアル ミニウム塩の使用済み溶液又は使用済みの水和物とを合わせ、部分酸化ガス化に おけるガス化装置に供給する、請求の範囲第14項記載の方法。 19.前記の部分酸化ガス化がフッ化物含有原料を利用する、請求の範囲第1 1項記載の方法。 20.前記の無機酸の塩が、アルミニウム塩、鉄塩及びそれらの混合物からな る群より選択される、請求の範囲第8項記載の方法。 21.前記の無機酸の塩が、アルミニウム塩、鉄塩及びそれらの混合物からな る群より選択される、請求の範囲第9項記載の方法。 22.前記のフッ化物:アルミニウムの比が1.3:1であるとき、塩水溶液 が完全に利用される、請求の範囲第1項記載の方法。 23.前記の水溶液が、約77℃から大気圧における該溶液の沸点までの温度 を有する、請求の範囲第13項記載の方法。 24.前記の使用済みの無機酸塩水溶液をガス化システムに戻す、請求の範囲 第1項記載の方法。 25.前記の洗浄溶液の飽和点を全溶解固形分分析によって決定する、請求の 範囲第1項記載の方法。
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