JP2000513019A - 置換されたインダゾール誘導体製造のための方法及び中間体 - Google Patents

置換されたインダゾール誘導体製造のための方法及び中間体

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、式Iの化合物及び製薬的に許容可能な前記化合物の塩(式中、R、R1、R2及びR3は本明細書中に定義される)製造のための方法及び中間体に関する。式Iの前記化合物はIV型ホスホジエステラーゼ及び腫瘍壊死因子産生の選択的インヒビターであり、そのため喘息、関節炎、及び他の症状のような様々な炎症性障害又は疾患の治療に使用され得る。

Description

【発明の詳細な説明】 置換されたインダゾール誘導体製造のための方法及び中間体 発明の背景 本発明は、置換されたインダゾール誘導体の製造、及び前記製造において使用 し得る中間体に関する。本発明により製造され得る置換されたインダゾール誘導 体は、米国仮特許出願シリアル番号60/016,861(1996年5月3日 出願)「置換されたインダゾール誘導体及び関連化合物」("Substituted Indaz ole Derivatives And Related Compounds")に開示されている。前述の米国仮特 許出願は本明細書中にそのまま援用される。 本発明により製造され得る置換されたインダゾール誘導体は、上記に参照した 米国仮特許出願シリアル番号60/016,861に開示されるように、IV型ホ スホジエステラーゼ(phosphodiesterase、PDE)及び腫瘍壊死因子(tumorne crosis factor、TNF)産生の選択的インヒビターである。本発明により製造 され得る置換されたインダゾール誘導体は、それ自体、喘息、関節炎、慢性関節 リウマチ、痛風、リウマチ様脊椎炎、変形性関節症、及び他の関節炎症状、並び にIV型PDE若しくはTNF産生を含む他の症状又は疾患の治療に有用である。 発明の概要 本発明は、式I: (式中: Rは、C1〜C10アルキル又は−(CH2n(フェニル)であって、このとき 、nは0〜2の整数であり、そして前記R基は所望によりクロロ、フルオロ、C1 〜C6アルコキシ及びトリフルオロメチルから独立して選択される1〜3個の置 換基によって置換されており; R1は、C1〜C10アルキル、C2〜C6アルケニル又はフェニルであって、この とき、前記R1基は所望によりトリフルオロメチル、クロロ及びフルオロから独 立して選択される1〜3個の置換基によって置換されており; R2は、H、−C(Y)R4、−C(O)OR4、−C(Y)NR54、−C( Y)NR5OR4又は−CNであり; R3は、H、所望により水酸基によって置換されるC1〜C6アルキル、−OR4 、−CN、−C(Y)R4、−C(O)OR4、−C(Y)NR45、−C(Y) NR4OR5、−NR4OR5又は−NR45であり; 又は、R2及びR3は一緒になって=Oを形成しており; R4及びR5は、それぞれ独立してH又はC1〜C6アルキルであり;そして Yはそれぞれ独立してO又はSである)の化合物又は製薬的に許容可能な前記 化合物の塩の製造方法であって、 式II: (式中、R、R1、R2及びR3は上記に定義されたものである)の化合物又は 前記化合物の塩を、ルイス酸(例えば四塩化スズ、三塩化アルミニウム、塩化亜 鉛、三塩化ホウ素、好ましくは四塩化スズ)、及びトリ−(C6〜C10アリール) シリルシアン化物(例えばトリフェニルシリルシアン化物、又はトリ−(C1〜 C6アルキル)シリルシアン化物、好ましくはトリメチルシリルシアン化物)で 処理することを含む、前記製造方法に関する。 式Iの化合物又は製薬的に許容可能な前記化合物の塩の上記製造方法において 、式Iのシアノ部分及びR3は下記のように互いにシスであることが好ましい: (式中、Rは、好ましくはシクロヘキシル、シクロペンチル、シクロブチル、 メチレンシクロプロピル又はイソプロピルであり、R1は、好ましくは所望によ り1〜3個のフルオロ置換基によって置換されるC1〜C2アルキルであり、R2 は、好ましくはHであり、そしてR3は、好ましくは−C(O)O(C1〜C2アル キル)、−CH2OH又は−C(O)NH2である)。 本発明のさらなる態様において、式IIの前記化合物又は前記化合物の塩は、式 III: (式中、R及びR1は式Iの前記化合物で定義されたものであり、X1はヨード 、クロロ、又はブロモ、好ましくはブロモである)の化合物又は前記化合物の塩 を、有機リチウム、セリウム又はマグネシウム試薬(例えばC1〜C10アルキルリ チウム、金属マグネシウム又は塩化セリウム(III))、及び有機マグネシウム又は 有機リチウム試薬、好ましくは有機リチウム試薬、例えばn−ブチルリチウムで 処理して有機金属中間体を得、そして次に前記有機金属中間体を、式IV: (式中、R2及びR3は式Iの前記化合物で定義されたものである)の化合物で 処理することにより、製造される。 式IIの前記化合物又は前記化合物の塩の上記製造方法において、好ましいR、 R1、R2及びR3置換基は、式Iの化合物の上記製造方法に示された通りである 。 本発明のさらなる態様において、式IIIの前記化合物又は前記化合物の塩は、 式XI: (式中、X1、R及びR1は式IIIの前記化合物で定義されたものであり、そし てX2はヨード、フルオロ、ブロモ、クロロ、メタンスルホン酸塩、トリフルオ ロメタンスルホン酸塩又はフェニルスルホン酸塩、好ましくはメタンスルホン酸 塩 であって、このとき前記フェニルスルホン酸塩のフェニル部分は、所望によりハ ロ、ニトロ、及びC1〜C4アルキルから独立して選択される1個又は2個の置換 基によって置換される)の化合物又は前記化合物の塩を、約100℃〜約200 ℃の温度まで加熱することにより、製造される。 式IIIの化合物又は前記化合物の塩の上記製造方法において、好ましいR及び R1置換基は、式Iの化合物の上記製造方法に示された通りである。 本発明のさらなる態様において、式XIの前記化合物又は前記化合物の塩は、 式V: (式中、X2及びX1は式XIの前記化合物で上記に定義されたものであり、R1 は式Iの前記化合物で定義されたものである)の化合物を、式VI: (式中、Rは式Iの前記化合物で定義されたものであり、酸又は塩基のいずれ かであって、式Vの前記化合物を式VIの前記化合物の遊離塩基で処理する場合の Rは酢酸アンモニウムを含む酸であり、式Vの前記化合物を式VIの前記化合物塩 で処理する場合のRは酢酸カリウム若しくは酢酸ナトリウムを含む塩基である) の化合物又は前記化合物の塩で処理することにより、製造される。 式XIの化合物又は前記化合物の塩の上記製造方法において、好ましいR及び R1置換基は式Iの化合物の上記製造方法に示された通りである。式VIの前記化 合物の好ましい塩は、前記化合物の塩酸塩、臭化水素酸塩、メシラート、トシラ ート及びシュウ酸塩であり、最も好ましくは前記化合物の塩酸塩である。 本発明のさらなる態様において、式Vの前記化合物は、式VII: (式中、X1は式IIIの前記化合物で上記に定義されたものであり、R1は式I の前記化合物で定義されたものである)の化合物を、塩基(例えばトリエチルア ミ ン、ジイソプロピルエチルアミン、所望により1〜3個のC1〜C6アルキル基に よって置換されるピリジン、水酸化カリウム又は水酸化ナトリウム、好ましくは トリエチルアミン)、並びにメタンスルホニルクロリド、メタンスルホニル無水 物、トリフルオロメタンスルホニック無水物、フェニルスルホニルクロリド、及 びフェニルスルホニル無水物(式中、前記フェニルスルホニルクロリド及びフェ ニルスルホニル無水物のフェニル部分は、所望によりハロ、ニトロ、及びC1〜 C4アルキルから独立して選択される1個又は2個の置換基によって置換される )から選択される第2試薬で処理することにより、製造される。 式Vの前記化合物の上記製造方法において、好ましいR1置換基は式Iの化合 物の上記製造方法に示された通りであり、第2試薬は、好ましくはメタンスルホ ニルクロリドである。 本発明のさらなる態様において、式VIII: (式中、R及びR1は式Iの前記化合物で定義されたものである)の化合物又 は製薬的に許容可能な前記化合物の塩は、式IX: (式中、R及びR1は式Iの前記化合物で定義されたものであり、R6は−C( O)O(C1〜C6アルキル)、−CN、−C(O)NR45、又は−C(O)NR4 OR5であり、R4及びR5は式Iの前記化合物で定義されたものである)の化合 物又は前記化合物の塩を、塩基(例えば、カリウムt−ブトキシド、ナトリウム エトキシド、水素化ナトリウム、1,1,3,3−テトラメチルグアニジン、1 ,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン、1,5−ジアザビシ クロ[4.3.0]ノン−5−エン、カリウムエトキシド又はナトリウムメトキ シド、好ましくはカリウムt−ブトキシド)と、式R7−OH(式中、R7はC1 〜C6アルキルである)のアルコール性溶媒、例えばメタノール、エタノール又 はイソプロパノール、好ましくはメタノール中で処埋して、式X: (式中、R、R1及びR7は上記に定義されたものである)の化合物を得、次に 式Xの前記化合物を加水分解して、式VIIIの前記化合物又は製薬的に許容可能な 前記化合物の塩を得ることにより、製造される。 式VIIIの化合物又は製薬的に許容可能な前記化合物の塩の上記製造方法におい て、好ましいR及びR1置換基は式Iの前記化合物の上記製造方法に示された通 りである。 本発明はまた、式V: (式中、R1は式IIIの前記化合物の上記製造方法に定義された通りであり、X1 はヨード又はブロモ、好ましくはブロモであり、そしてX2はメタンスルホン酸 塩、トリフルオロメタンスルホン酸塩又はフェニルスルホン酸塩、好ましくはメ タンスルホン酸塩であって、このとき前記フェニルスルホン酸塩のフェニル部分 は、所望によりハロ、ニトロ、及びC1〜C4アルキルから独立して選択される1 個又は2個の置換基によって置換される)の化合物にも関する。好ましいR1置 換基は式IIIの化合物の上記製造方法に示された通りである。 本発明はまた、式XI: (式中、X1、R及びR1は式IIIの前記化合物の上記製造方法に定義されたも のであり、X2は式Vの前記化合物で定義されたものである)の化合物又は前記 化合物の塩にも関する。好ましい置換基は、式IIIの化合物及び式Vの前記化合 物の上記製造方法に示された通りである。 本明細書中で使用される用語「アルキル」は、他に指示しない限り、直鎖、環 状、若しくは枝分かれした部分、又はそれらの組み合わせを有する、飽和の1価 炭化水素ラジカルを含む。前記アルキル基において、環状部分は少なくとも3個 の炭素原子を必要とすることが理解される。 本明細書中で使用される用語「アルコキシ」は、他に指示しない限り、−O− アルキル基(式中、「アルキル」は上記に定義されたものである)を含む。 本明細書中で使用される用語「アルケニル」は、他に指示しない限り、1個又 はそれ以上の炭素−炭素二重結合を有する、上記に定義されたアルキル基を含む 。 本明細書中で使用される用語「アリール」は、他に指示しない限り、芳香族炭 化水素から1個の水素の除去によって生成する有機ラジカル、例えばフェニル又 はナフチルを含む。 本明細書中で使用される用語「ハロ」は、他に指示しない限り、クロロ、フル オロ、ブロモ及びヨードを含む。 本明細書中で使用される句「製薬的に許容可能な塩(類)」又は「塩(類)」は、 他に指示しない限り、上記に参照される通り、式I〜XIの化合物中に存在し得 る酸性基若しくは塩基性基の塩を含む。用語「塩(類)」のみが使用される場合は 、製薬的に許容可能及び許容不可能な両方の塩が含まれることが理解されるべき である。本質的に塩基性である式I〜XIの化合物は、様々な無機酸及び有機酸 と多様な塩を形成することができる。そのような式I〜XIの塩基性化合物の、 製薬的に許容可能な酸付加塩製造に使用され得る酸は、非毒性の酸付加塩(即ち 、薬理学的に許容可能なアニオンを含む塩、例えば塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ 化水素酸塩、硝酸塩、硫酸塩、硫酸水素塩、リン酸塩、酸性リン酸塩、イソニコ チン酸塩、酢酸塩、乳酸塩、サリチル酸塩、クエン酸塩、酸性クエン酸塩、酒石 酸塩、パントテン酸塩、酒石酸水素塩、アスコルビン酸塩、コハク酸塩、マレイ ン酸塩、ゲンチジン酸塩、フマル酸塩、グルコン酸塩、グルカロン酸塩(glucaro nate)、糖酸塩、ギ酸塩、安息香酸塩、グルタミン酸塩、メタンスルホン酸塩、 エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、及び パモエート(pamoate)[即ち、1,1’−メチレン−ビス−(2−ヒドロキシ− 3−ナフトエート)]塩を形成するものである。 本質的に酸性である式I〜XIの化合物は、様々な製薬的に許容可能なカチオ ンと共に塩基性塩を形成することができる。そのような塩の例には、アルカリ金 属塩又はアルカリ土類金属塩、特に、式I〜XIの化合物のカルシウム塩、マグ ネシウム塩、アミン塩、ナトリウム塩及びカリウム塩が含まれる。 式I〜XIの化合物のあるものは不斉中心を有し、そのため、異なるエナンチ オ体及びジアステレオ体として存在し得る。本発明は、式I〜XIの化合物のす べての光学異性体及び立体異性体並びにそれらの混合物に関し、そのようなすべ ての異性体及び立体異性体の使用又は製造に関する。 本発明はまた、1個又はそれ以上の水素、炭素、若しくは他の原子がそれらの 同位体で置換されている式I〜XIの化合物、及びそれらの塩類又は製薬的に許 容可能な塩類を含む。そのような化合物は、代謝薬物動態研究及び結合アッセイ において、研究及び診断ツールとして用いることができる。 発明の詳細な説明 本発明は、以下のスキームに説明されている。他に指示しない限り、以下の反 応スキーム及び考察において、R、R1、R2、R3、R6、R7、X1及びX2は上 記に定義されたものである。 スキーム1 スキーム2 スキーム3 本発明の方法は、上記スキーム1〜3の引用を通じて説明することができる。 スキーム1において、式VIIの開始化合物は、R.Martin & J-M Betous,Bulletin de 願シリアル番号60/016,861に記載される一つ又はそれ以上の合成手段 を含む、当業者には周知の方法によって製造され得る。スキーム1のステップ1 において、式VIIの化合物の水酸基は脱離基へと変換される。このプロセスにお いて、式VIIの化合物を、塩基(例えばトリエチルアミン、ジイソプロピルエチ ルアミン、所望により1〜3個のアルキル基によって置換されるピリジン、水酸 化カリウム又は水酸化ナトリウム、好ましくはトリエチルアミン)と共に、溶媒 (例えばジクロロメタン、ジクロロエタン、水、若しくはトルエン、又は2種類 若しくはそれ以上の上記溶媒の混合物)中で処理し、そして、求電子試薬、例え ばメタンスルホニルの塩化物若しくは無水物、フェニルスルホニルの塩化物若し くは無水物(このとき前記フェニルスルホニルのフェニル部分は、所望によりハ ロ、ニトロ、及びC1〜C4アルキルから選択される1個又は2個の置換基を含む )、又はトリフルオロメタンスルホニック無水物、好ましくはメタンスルホニル クロリドと共に、約0℃〜室温(20℃〜25℃)の温度で、約10分間〜約5 時間、通常は30分間処理して、式Vの化合物を得る。 スキーム1のステップ2において、式Vの化合物を、式VIのヒドラジン誘導体 及び酸、好ましくは酢酸アンモニウムと共に、溶媒(好ましくは高い沸点を有す る溶媒、例えばキシレン、トルエン、若しくはメシチレン、又は2種類若しくは それ以上の前記溶媒の混合物、好ましくはキシレン)中で反応させて式XIの化 合物を得る。一般的に、式XIの化合物を反応混合物から分離又は単離する必要 はない。スキーム1のステップ3において、式XIの化合物を含む反応混合物を 、約100℃〜200℃、好ましくは約100℃〜140℃の温度で、約10時 間〜約5日間、好ましくは2日間加熱し、式IIIの化合物を得る。あるいは、ス キーム1のステップ2のプロセスは、式VIの化合物のヒドラジン誘導体塩(例え ば前記化合物の塩酸塩、臭化水素酸塩、メシラート、トシラート又はシュウ酸塩 、好ましくは塩酸塩)を使用し、この塩を塩基(例えば酢酸ナトリウム又は酢酸 カリウム)と共に溶媒(好ましくは高い沸点を有する溶媒、例えばキシレン、ト ルエン若しくはメシチレン又は2種類若しくはそれ以上の前記溶媒の混合物、好 ましくはキシレン)中で反応させることにより達成し得る。 スキーム1のステップ4において、式IIIの化合物は、有機金属中間体(例え ば式IIIの前記化合物のリチウム、セリウム又はマグネシウム中間体)へと変換 され、この有機金属中間体は、式IIIの化合物を、有機リチウム、マグネシウム 又はセリウム試薬(例えばC1〜C10アルキルリチウム、金属マグネシウム又は塩 化セリウム(III))、及び有機マグネシウム又は有機リチウム試薬(好ましくはn −ブチルリチウムを含む有機リチウム試薬)と、溶媒(例えばテトラヒドロフラ ン、ジエチルエーテル、メチルt−ブチルエーテル、ジイソプロピルエーテル若 しくはトルエン、又は2種類若しくはそれ以上の上記溶媒の混合物、好ましくは テトラヒドロフランを含むトルエン)中、約−100℃〜約0℃、好ましくは− 78℃の温度で、約10分間〜約1時間、好ましくは30分間処理することによ り、生成される。次にこの有機金属中間体を、式IVの化合物と共に、溶媒(例え ばテトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、メチルt−ブチルエーテル、ジイソ プロピルエーテル若しくはトルエン、又は2種類若しくはそれ以上の上記溶媒の 混合物、好ましくはトルエン)中、約−100℃〜約0℃、好ましくは−78℃ の温度で、約10分間〜約2時間、好ましくは45分間反応させて、式IIの化合 物を得る。 スキーム1のステップ5は第3級アルコールのニトリルへの変換を表している 。 このプロセスにおいて、式IIの化合物を、ルイス酸(例えば四塩化スズ、三塩化 アルミニウム、塩化亜鉛又は三塩化ホウ素、好ましくは四塩化スズ)、及びトリ −(C6〜C10アリール)シリルシアン化物(例えばトリフェニルシリルシアン 化物又はトリ−(C1〜C6アルキル)シリルシアン化物、好ましくはトリメチル シリル)と共に、溶媒(例えばジクロロメタン、ジクロロエタン若しくはトルエ ン、又は2種類若しくはそれ以上の上記溶媒の混合物、好ましくはジクロロメタ ン)中、約0℃〜室温(約20℃〜25℃)の温度で、約1時間〜48時間、好 ましくは24時間処理して、式Iの化合物を得る。 スキーム2は、立体中心のエピマー化及びその後のエステルから酸への加水分 解を説明している。式IXの化合物(式中、R6は上記に定義されるようにエピマ ー化可能な部分である)を、塩基(例えばカリウムt−ブトキシド、ナトリウム エトキシド、水素化ナトリウム、1,1,3,3−テトラメチルグアニジン、1 ,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン、1,5−ジアザビシ クロ[4.3.0]ノン−5−エン、カリウムエトキシド又はナトリウムメトキ シド、好ましくはカリウムt−ブトキシド)と共に、式R7−OH(式中、R7は C1〜C6アルキルである)のアルコール性溶媒、例えばメタノール、エタノール 又はイソプロパノール、好ましくはメタノール中で処理して、式Xの化合物を得 る。このステップにおいて、一般的にはシス及びトランスジアステレオマーの混 合物が生成するであろうが、シスジアステレオマー(式Xの化合物)の方が熱力 学的に有利な種であるため、トランスジアステレオマーよりも優勢であろう。次 に、水又は水酸化ナトリウムをこの反応混合物に添加し、約1時間〜48時間、 好ましくは12時間攪拌して、R7エステル部分をカルボン酸へと加水分解し、 式VIIIの化合物を得る。このステップにおいて、式VIIIの化合物と共に、酸部分 のナトリウム塩基塩又はカリウム塩基塩が生成することがある。この塩は、式VI IIの化合物に示されるように、塩酸のような酸の添加によってカルボキシ部分へ と変換され得る。 スキーム3は、スキーム1を参照して上記に説明される式IIIのインダゾール 中間体の処理及び精製を容易にする手順を説明している。スキーム3のステップ 1において、式IIIのインダゾールを、酸(例えば臭化水素酸、塩酸又は硫酸、 好ま しくは臭化水素酸)と共に、溶媒(例えばトルエン、キシレン、酢酸又は酢酸エ チル、好ましくはトルエン)中、0℃〜環境温度(20℃〜25℃)、好ましくは 環境温度で処理して、式IIIの化合物の塩(式中、HX3は塩を製造するために使 用した酸を示し、X3は前記酸のアニオンである)を生成する。この塩は、当業 者には周知の方法によって分離及び精製し得る。スキーム3のステップ2におい て、この塩は遊離塩基へと再変換される。このステップにおいて、式IIIの化合 物の塩を、水溶性塩基(例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリ ウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム又は炭酸水素カリウム、好ましくは水 酸化ナトリウム)と共に、溶媒(例えばヘキサン、トルエン、ジクロロメタン、 ジイソプロピルエーテル、メチルt−ブチルエーテル又は酢酸エチル、好ましく はトルエン)中、0℃〜環境温度(20℃〜25℃)、好ましくは環境温度で、 5分間〜1時間、好ましくは10分間処理して、式IIIの化合物を得る。 式I〜Xの化合物は不斉炭素原子を有し、そのため異なるエナンチオ体及びジ アステレオ体として存在する可能性がある。ジアステレオ混合物は、当業者には 周知の方法、例えばクロマトグラフィー又は分別結晶によって、それらの物理化 学的差に基づき、個々のジアステレオマーに分離することができる。エナンチオ マーは、エナンチオ混合物を適当な光学活性化合物(例えばアルコール)と共に 反応させることによってジアステレオ混合物に変換し、ジアステレオマーを分離 し、そして個々のジアステレオマーを対応する純粋なエナンチオマーに変換(例 えば加水分解)することにより、分離し得る。ジアステレオマー混合物及び純粋 なエナンチオマーを含むすべてのそのような異性体の使用は、本発明の一部と見 なされる。 本質的に塩基性である式I〜Xの化合物は、様々な無機酸および有機酸と共に 非常に多様な異なる塩を形成することができる。咄乳類に投与するためには、そ れらの塩は製薬的に許容可能でなければならないが、実際には、最初に式I〜X の化合物を反応混合物から製薬的に許容不可能な塩として単離し、次にアルカリ 試薬処理によって前記塩を遊離塩基化合物へと単純に再変換し、そして次に前記 塩基化合物の遊離塩基を製薬的に許容可能な酸付加塩へと変換することが望まし い場合が多い。本発明の塩基化合物の酸付加塩は、この塩基化合物を、実質的に 等しい量の選択した無機酸又は有機酸と共に、水溶性溶媒又は適当な有機溶媒( 例えばメタノール若しくはエタノール)中で処理することにより、容易に製造さ れる。溶媒を注意深く蒸発させることにより目的の固体塩が容易に得られる。目 的の塩は、有機溶媒中で遊離塩基溶液に適当な無機酸又は有機酸を添加すること により、この遊離塩基溶液から沈殿させることもできる。 本質的に酸性である式I〜Xの化合物は様々なカチオンと共に塩基塩を形成で きる。哺乳類に投与する化合物としては、そのような塩は製薬的に許容可能でな ければならない。製薬的に許容可能な塩が必要な場合は、最初に式I〜Xの化合 物を反応混合物から製薬的に許容不可能な塩として単離し、次に前記塩を、製薬 的に許容不可能な酸付加塩から製薬的に許容可能な塩への変換に関する上述のプ ロセスと同様のプロセスによって、製薬的に許容可能な塩へと単純に変換するこ とが望ましい場合がある。塩基塩の例は、アルカリ金属塩又はアルカリ土類金属 塩を含み、特にナトリウム塩、アミン塩及びカリウム塩を含む。これらの塩はす べて従来技術によって製造される。本発明の製薬的に許容可能な塩基塩を製造す る試薬として使用される化学塩基は、式I〜Xの酸性化合物と共に非毒性塩基塩 を形成するものである。そのような非毒性塩基塩は、ナトリウム、カリウム、カ ルシウム、マグネシウム、様々なアミンカチオン類等のような薬理学的に許容可 能なカチオンに由来するものを含む。これらの塩は、対応する酸性化合物を、目 的の薬理学的に許容可能な塩基を含む水溶液及びカチオン(例えばナトリウム、 カリウム、カルシウム、マグネシウム、様々なアミンカチオン類等)で処理し、 次に結果として得られた溶液を、好ましくは減圧下で蒸発乾燥させることにより 容易に製造され得る。あるいは、これらの塩は、酸性化合物の低級アルコール溶 液及び目的のアルカリ金属アルコキシドを共に混合し、次に結果として得られた 溶液を前述と同じ方法で蒸発乾燥させることによって製造することもできる。い ずれの場合も、反応の完了及び目的とする最終生成物の最大収率を確保するため には、化学量論量の試薬を用いることが好ましい。 以下の実施例は、本発明の方法及び中間体をさらに説明する。本発明が以下に 示される実施例の特定の詳細に限定されないことは、理解されるべきである。実施例1 メタンスルホン酸5−ブロモ−2−プロピオニル−フェニルエステル 1−(4−ブロモ−2−ヒドロキシ−フェニル)−プロパン−1−オン(20 .0g、87.3ミリモル)のジクロロメタン(100mL)溶液に、トリエチ ルアミン(24.3mL、174ミリモル)を添加した。結果として得られた溶 液を0℃まで冷却し、メタンスルホニルクロリド(8.10mL、105ミリモ ル)を1滴ずつ添加した。この反応物を30分間攪拌し、1N塩酸水溶液(10 0mL)中に注ぎ入れ、各層を分離した。水層はジクロロメタン(50mL)で 抽出し、有機層は合わせて硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過し、オイルにま で濃縮し、このオイルを静置により結晶化させた。この固体をエタノール及び水 の60/40混合物(40mL)から再結晶させて、メタンスルホン酸5−ブロ モ−2−プロピオニル−フェニルエステル(21.8g、収率81%)を得た。 実施例2 6−ブロモ−1−シクロヘキシル−3−エチル−1H−インダゾール メタンスルホン酸5−ブロモ−2−プロピオニル−フェニルエステル(36. 6g、119ミリモル)を、キシレン(220mL)中で、シクロヘキシルヒド ラジン(27.2g、238ミリモル)及び酢酸アンモニウム(23.0g、2 99ミリモル)と混合した。この反応混合物をディーン−スターク(Dean-Stark) 装置内で48時間、135℃まで加熱した。反応物を室温まで冷却し、減圧下で 少量にまで濃縮した。この粗生成物を、シリカゲルパッド(重量比;生成物/シ リカゲル=1/5)を通して、最初にヘキサン、次に酢酸エチル及びヘキサンの 10/90混合物で、溶出濾過した。6−ブロモ−1−シクロヘキシル−3−エ チル−1H−インダゾールを主に含むフラクションを回収した。混合したフラク ションを用いて上記シリカ処理を繰り返すことにより、第2の生成物を得た。2 回分の生成物を合わせ、減圧下で乾燥させて、28.0gの6−ブロモ−1−シ クロヘキシル−3−エチル−1H−インダゾール(収率76%)を得た。 実施例3 6−ブロモ−1−メチル−3−エチル−1H−インダゾール メタンスルホン酸5−ブロモ−2−プロピオニル−フェニルエステル(2.0 0g、6.51ミリモル)を、キシレン(12mL)中で、メチルヒドラジン( 0.69mL、13ミリモル)及び酢酸アンモニウム(1.30g、16.9ミ リモル)と混合した。この反応混合物を、ディーン−スターク装置を使用して、 18時間、135℃まで加熱した。反応物を室温まで冷却し、ジクロロメタン( 50mL)で希釈し、水(50mL)及び1N塩酸水溶液(50mL)で洗浄し た。有機抽出物を硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濃縮した。この粗生成物を、 シリカゲルを担体とし4:1ヘキサン/酢酸エチルで溶出するクロマトグラフィ ーにより精製して、1.20gの6−ブロモ−1−メチル−3−エチル−1H− インダゾール(収率75%)を得た。 実施例4 6−ブロモ−1−ベンジル−3−エチル−1H−インダゾール メタンスルホン酸5−ブロモ−2−プロピオニル−フェニルエステル(5.0 0g、16.3ミリモル)を、キシレン(30mL)中で、ベンジルヒドラジン ジヒドロクロリド(4.45g、22.8ミリモル)及び酢酸ナトリウム(4. 01g、48.9ミリモル)と混合した。この反応混合物を、ディーン−スター ク装置を使用して、2日間、135℃まで加熱した。反応物を室温まで冷却し、 ジクロロメタン(75mL)で希釈し、水(75mL)及び1N塩酸水溶液(7 5mL)で洗浄した。有機抽出物を硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濃縮した。 この粗生成物を、シリカゲルを担体とし4:1ヘキサン/酢酸エチルで溶出する クロマトグラフィーにより精製して、2.10gの6−ブロモ−1−ベンジル− 3−エチル−1H−インダゾール(収率41%)を得た。 実施例5 6−ブロモ−3−エチル−1−(4−メトキシ−フェニル)− 1H−インダゾール メタンスルホン酸5−ブロモ−2−プロピオニル−フェニルエステル(5.0 0g、16.3ミリモル)を、キシレン(30mL)中で、4−メトキシフェニ ルヒドラジン塩酸塩(4.00g、22.9ミリモル)及び酢酸ナトリウム(4 .01g、48.9ミリモル)と混合した。この反応混合物を、ディーン−スタ ーク装置を使用して、36時間、135℃まで加熱した。反応物を室温まで冷却 し、ジクロロメタン(50mL)で希釈し、水(50mL)及び1N塩酸水溶液 (50mL)で洗浄した。有機抽出物を硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濃縮し た。この粗生成物を、シリカゲルを担体とし4:1ヘキサン/酢酸エチルで溶出 するクロマトグラフィーにより精製して、2.14gの6−ブロモ−3−エチル −1−(4−メトキシ−フェニル)−1H−インダゾール(収率40%)を得た 。 実施例6 4−(1−シクロヘキシル−3−エチル−1H−インダゾール−6−イル)− 4−ヒドロキシ−シクロヘキサンカルボン酸エチルエステル 6−ブロモ−1−シクロヘキシル−3−エチル−1H−インダゾール(12. 7g、41.3ミリモル)のトルエン(64mL)溶液に、テトラヒドロフラン (6.70mL、82.6ミリモル)を添加した。この溶液を−78℃まで冷却 し、n−ブチルリチウム(2.5Mヘキサン溶液17.3mL、43.4ミリモ ル)を1滴ずつ添加した。この溶液を10分間攪拌し、4−オキソ−シクロヘキ サンカルボン酸エチルエステル(8.80g、51.7ミリモル)のトルエン( 127mL)溶液に、−78℃で添加した。この反応混合物を15分間攪拌し、 1N塩酸水溶液(200mL)中に注ぎ入れた。各層を分離し、水層をトルエン (60mL)で再抽出した。有機抽出物を合わせて、硫酸マグネシウム上で乾燥 させ、濾過し、オイルにまで濃縮し、このオイルをシリカゲルパッドを通し4: 1ヘキサン/酢酸エチルで溶出濾過することにより精製した。生成物を豊富に含 むフラクションを濃縮して、4−(1−シクロヘキシル−3−エチル−1H−イ ンダゾール−6−イル)−4−ヒドロキシ−シクロヘキサンカルボン酸エチルエ ステル(13.5g、82%)を、ジアステレオマー混合物として得た。静置に よって一方のジアステレオマーが結晶化し、ヘキサンとの摩砕により単離された 。 実施例7 4−シアノ−4−(1−シクロヘキシル−3−エチル−1H−インダゾール−6 −イル)−シクロヘキサンカルボン酸エチルエステル 0℃まで冷却した4−(1−シクロヘキシル−3−エチル−1H−インダゾー ル−6−イル)−4−ヒドロキシ−シクロヘキサンカルボン酸エチルエステル( 13.5g、33.9ミリモル)のジクロロメタン(135mL)溶液に、トリ メ チルシリルシアン化物(22.6mL、169ミリモル)を添加し、次に四塩化 スズ(1.0Mジクロロメタン溶液13.6mL.13.6ミリモル)をゆっく り添加した。この反応混合物を、一晩、室温まで温まらせた。炭酸カリウム(1 8.7g、136ミリモル)及びフッ化カリウム2水和物(12.8g、136 ミリモル)を添加し、次に水(4.30mL、239ミリモル)を1滴ずつ添加 した。この反応混合物を90分間激しく攪拌し、その後シリカゲル(25g)を 添加した。この混合物を濾過し、ジクロロメタンで徹底的に洗浄した。濾過物を 飽和NaHCO3水溶液(250mL)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥さ せ、濾過し、オイルにまで濃縮して、13.2g(収率96%)の4−シアノ− 4−(1−シクロヘキシル−3−エチル−1H−インダゾール−6−イル)−シ クロヘキサンカルボン酸エチルエステルを、ジアステレオ異性体の混合物として 得た。特性評価の目的のため、シリカゲルを担体とし4:1ヘキサン/酢酸エチ ルで溶出するクロマトグラフィーによる精製によって、各ジアステレオマーのサ ンプルを得た。 Rfの高いジアステレオマー Rfの低いジアステレオマー:融点89℃〜91℃。 実施例8 シス−4−シアノ−4−(1−シクロヘキシル−3−エチル−1H −インダゾール−6−イル)−シクロヘキサンカルボン酸 4−シアノ−4−(1−シクロヘキシル−3−エチル−1H−インダゾール− 6−イル)−シクロヘキサンカルボン酸エチルエステルのシス及びトランスジア ステレオ異性体混合物(13.0g、31.9ミリモル)のエタノール(130 mL)溶液に、カリウムt−ブトキシド(10.7g、95.3ミリモル)を少 しずつ添加した。この溶液を室温で7時間攪拌し、次に水(2.00mL、11 1ミリモル)を添加した。この反応混合物を、開始材料が消費されるまで攪拌し た(14時間)。溶媒を減圧下で蒸発させ、粗生成物をジクロロメタン(100 mL)中に溶解して1N塩酸水溶液(100mL)で洗浄した。各層を分離して 、有機抽出物を硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。粗生 成物をトルエン(50mL)中に溶解し、p−トルエンスルホン酸(100mg )を添加した。この溶液を100℃で4時間攪拌し、室温まで冷却し、そして濃 縮した。粗生成物を熱酢酸エチル(35mL)中に溶解し、ヘキサン(35mL )を添加した。この溶液を0℃まで冷まし、12時間攪拌した。この固体を濾過 し、ヘキサンで洗浄して、3.50gのシス−4−シアノ−4−(1−シクロヘ キシル−3−エチル−1H−インダゾール−6−イル)−シクロヘキサンカルボ ン酸(収率29%)を得た。 実施例9 6−ブロモ−1−シクロヘキシル−3−エチル−1H−インダゾール 臭化水素酸塩 6−ブロモ−1−シクロヘキシル−3−エチル−1H−インダゾール(1.0 15g、3.304ミリモル)をトルエン(10mL)中に溶解し、この溶液に 、 臭化水素酸(30%酢酸溶液1.5mL)を添加した。この溶液を室温で30分 間攪拌し、少量にまで濃縮した。酢酸エチル(10mL)を添加し、固体を濾過 し追加の酢酸エチル(10mL)で洗浄して、6−ブロモ−1−シクロヘキシル −3−エチル−1H−インダゾール臭化水素酸塩(1.612g、80%)の白 色固体(融点170℃〜172℃(分解))を得た。 実施例10 6−ブロモ−1−シクロヘキシル−3−エチル−1H−インダゾール 6−ブロモ−1−シクロヘキシル−3−エチル−1H−インダゾール臭化水素 酸塩(0.890g、2.30ミリモル)に、1N水酸化ナトリウム水溶液(2 0mL)及びトルエン(20mL)を添加した。この2相性混合物を1時間攪拌 し、各層を分離した。水層をトルエン(10mL)で再抽出し、有機抽出物を合 一し、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、そして濃縮して、6−ブロモ−1−シク ロヘキシル−3−エチル−1H−インダゾール(0.660g、収率94%)を 得た。 実施例11 シス−4−シアノ−4−(1−シクロヘキシル−3−エチル−1H −インダゾール−6−イル)−シクロヘキサンカルボン酸メチルエステル 4−シアノ−4−(1−シクロヘキシル−3−エチル−1H−インダゾール− 6−イル)−シクロヘキサンカルボン酸エチルエステル(1.34g、3.29 ミリモル)のメタノール(5.0mL)溶液に、酢酸メチル(0.2mL)及び カリウムt−ブトキシド(0.506g、4.51ミリモル)を添加した。この 反応物を室温で16時間攪拌し、固体を濾過し、メタノールで洗浄して、シス− 4−シアノ−4−(1−シクロヘキシル−3−エチル−1H−インダゾール−6 −イル)−シクロヘキサンカルボン酸メチルエステル(0.690g、収率53 %)の白色固体を得た。融点158℃〜159℃。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年3月15日(1999.3.15) 【補正内容】 請求の範囲の請求項21を、以下と差し替える。 『21.式V: (式中、X1はヨード又はブロモであり、R1はC2〜C10アルキル、C2〜C6 アルケニル、又はフェニルであって、このとき、前記R1基は所望によりトリフ ルオロメチル、クロロ及びフルオロからなる群より独立して選択される1〜3個 の置換基によって置換されており;そして X2はメタンスルホン酸塩、トリフルオロメタンスルホン酸塩、又はフェニル スルホン酸塩であって、前記フェニルスルホン酸塩のフェニル部分は、所望によ りハロ、ニトロ、及びC1〜C4アルキルからなる群より独立して選択される1個 又は2個の置換基によって置換される)の化合物。』
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 19/02 A61P 19/02 29/00 29/00 101 101 43/00 111 43/00 111 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,HU,ID,IL ,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC, LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,M K,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO ,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ, TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,Y U,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式I: (式中: Rは、C1〜C10アルキル又は−(CH2n(フェニル)であって、このとき 、nは0〜2の整数であり、そして前記R基は、所望によりクロロ、フルオロ、 C1〜C6アルコキシ及びトリフルオロメチルから独立して選択される1〜3個の 置換基によって置換されており; R1は、C1〜C10アルキル、C2〜C6アルケニル又はフェニルであって、この とき、前記R1基は所望によりトリフルオロメチル、クロロ及びフルオロから独 立して選択される1〜3個の置換基によって置換されており; R2は、H、−C(Y)R4、−C(O)OR4、−C(Y)NR54、−C( Y)NR5OR4又は−CNであり; R3は、H、所望により水酸基によって置換されるC1〜C6アルキル、−OR4 、−CN、−C(Y)R4、−C(O)OR4、−C(Y)NR45、−C(Y) NR4OR5、−NR4OR5又は−NR45であり; 又は、R2及びR3は一緒になって=Oを形成しており; R4及びR5は、それぞれ独立してH又はC1〜C6アルキルであり;そして YはそれぞれO又はSである)の化合物又は前記化合物の製薬的塩の製造方法 であって、 式II: (式中、R、R1、R2及びR3は式Iの前記化合物で定義されたものである) の化合物又は前記化合物の塩を、ルイス酸及びトリ−(C6〜C10アリール)シ リルシアン化物又はトリ−(C1〜C6アルキル)シリルシアン化物で処理するこ とを含む、前記製造方法。 2.式Iの前記シアノ部分及びR3が下記のように互いにシスであり: そして前記ルイス酸が四塩化スズ、三塩化アルミニウム、塩化亜鉛、及び三塩 化ホウ素から選択され、式IIの前記化合物又は前記化合物の塩がトリメチルシリ ルシアン化物で処理され、Rがシクロヘキシル、シクロブチル、シクロペンチル 、メチレンシクロプロピル及びイソプロピルから選択され、R1が所望により1 〜3個のフルオロ置換基によって置換されるC1〜C2アルキルであり、R2がH であり、そしてR3が−C(O)O(C1〜C2アルキル)、−CH2OH又は−C( O)NH2である、請求項1に記載の方法。 3.前記ルイス酸が四塩化スズであり、Rがシクロヘキシルであり、R1がエ チルであり、そしてR3が−C(O)O(C1〜C2アルキル)である、請求項2 に記載の方法。 4.式IIの前記化合物又は前記化合物の塩が、式III: (式中、X1はヨード、クロロ、又はブロモであり、R及びR1は請求項1に定 義されたものである)の化合物又は前記化合物の塩をマグネシウム、セリウム、 又は有機リチウム試薬で処理し、そして次に結果として得られた有機金属中間体 を式IV: (式中、R2及びR3は請求項1に定義されたものである)の化合物で処理する ことにより製造される、請求項1に記載の方法。 5.式IIIの前記化合物が、C1〜C10アルキルリチウムである有機リチウム試 薬で処理され、X1がブロモであり、Rがシクロヘキシル、シクロブチル、シク ロペンチル、メチレンシクロプロピル、及びイソプロピルから選択され、R1が 所望により1〜3個のフルオロ置換基によって置換されるC1〜C2アルキルであ り、R2がHであり、そしてR3が−C(O)O(C1〜C2アルキル)、−CH2O H、又は−C(O)NH2である、請求項4に記載の方法。 6.前記有機リチウム試薬がn−ブチルリチウムであり、Rがシクロヘキシル であり、R1がエチルであり、そしてR3が−C(O)O(C1〜C2アルキル)で ある、請求項5に記載の方法。 7.式IIIの前記化合物又は前記化合物の塩が、式XI: (式中、X1、R、及びR1は請求項4に定義されたものであり、そしてX2は ヨード、フルオロ、ブロモ、クロロ、メタンスルホン酸塩、トリフルオロメタン スルホン酸塩、又はフェニルスルホン酸塩であり、前記フェニルスルホン酸塩の フェニル部分は、所望によりハロ、ニトロ及びC1〜C4アルキルから独立して選 択される1個又は2個の置換基によって置換される)の化合物又は前記化合物の 塩を、約100℃〜約200℃の範囲以内の温度まで加熱することにより製造さ れる、請求項4に記載の方法。 8.X2がメタンスルホン酸塩であり、X1がブロモであり、Rがシクロヘキシ ル、シクロペンチル、メチレンシクロプロピル及びイソプロピルから選択され、 R1が所望により1〜3個のフルオロ置換基によって置換されるC1〜C2アルキ ルであり、そして式XIの前記化合物又は前記化合物の塩が、約100℃〜約1 40℃の範囲以内の温度まで加熱される、請求項7に記載の方法。 9.Rがシクロヘキシルであり、R1がエチルである、請求項8に記載の方法 。 10.式XIの前記化合物又は前記化合物の塩が、式V: (式中、X1、X2及びR1は請求項7に定義されたものである)の化合物を、 式VI: (式中、Rは請求項7に定義されたものであり、酸又は塩基のいずれかであっ て、式Vの前記化合物を式VIの前記化合物の遊離塩基で処理する場合のRは酸で あり、式Vの前記化合物を式VIの前記化合物の塩で処理する場合のRは塩基であ る)の化合物又は前記化合物の塩で処理することにより製造される、請求項7に 記載の方法。 11.式Vの前記化合物が、式VIの前記化合物の塩酸塩、臭化水素酸塩、メシ ラート、トシラート、又はシュウ酸塩で処理され、X2がメタンスルホン酸塩で あり、前記塩基が酢酸カリウム又は酢酸ナトリウムであり、X1がブロモであり 、Rがシクロヘキシル、シクロペンチル、メチレンシクロプロピル及びイソプロ ピルから選択され、そしてR1が所望により1〜3個のフルオロ置換基によって 置換されるC1〜C2アルキルである、請求項10に記載の方法。 12.式Vの前記化合物が式・の前記化合物の遊離塩基で処理され、X2がメ タンスルホン酸塩であり、前記酸が酢酸アンモニウムであり、X1がブロモであ り、Rがシクロヘキシル、シクロブチル、シクロペンチル、メチレンシクロプロ ピル及びイソプロピルから選択され、そしてR1が所望により1〜3個のフルオ ロ置換基によって置換されるC1〜C2アルキルである、請求項10に記載の方法 。 13.Rがシクロヘキシルであり、R1がエチルである、請求項12に記載の 方法。 14.Rがシクロヘキシルであり、R1がエチルであり、そして式Vの前記化 合物が式VIの前記化合物の塩酸塩で処理される、請求項11に記載の方法。 15.式Vの前記化合物が、式VII: (式中、X1及びR1は請求項10に定義されたものである)の化合物を、塩基 並びにメタンスルホニルクロリド、メタンスルホニル無水物、トリフルオロメタ ンスルホニック無水物、フェニルスルホニルクロリド、及びフェニルスルホニル 無水物(このとき、前記フェニルスルホニルクロリド及び前記フェニルスホニル 無水物のフェニル部分は、所望によりハロ、ニトロ及びC1〜C4アルキルから独 立して選択される1個又は2個の置換基によって置換される)から選択される第 2試薬で処理することにより製造される、請求項10に記載の方法。 16.前記第2試薬がメタンスルホニルクロリドであり、前記塩基がトリエチ ルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、所望により1〜3個のC1〜C6アルキ ル基によって置換されるピリジン、水酸化カリウム又は水酸化ナトリウムであり 、X1がブロモであり、そしてR1が所望により1〜3個のフルオロ置換基によっ て置換されるC1〜C2アルキルである、請求項15に記載の方法。 17.前記塩基がトリエチルアミンであり、R1がエチルである、請求項16 に記載の方法。 18.式VIII: (式中: Rは、C1〜C10アルキル又は−(CH2n(フェニル)であって、このとき 、nは0〜2の整数であり、そして前記R基は、所望によりクロロ、フルオロ、 C1〜C6アルコキシ及びトリフルオロメチルから独立して選択される1〜3個の 置換基によって置換されており; R1は、C1〜C10アルキル、C2〜C6アルケニル又はフェニルであって、この とき、前記R1基は所望によりトリフルオロメチル、クロロ、及びフルオロから 独立して選択される1〜3個の置換基によって置換されている)の化合物又は製 薬的に許容可能な前記化合物の塩の製造方法であって、式IX: (式中、R及びR1は式VIIIの前記化合物で定義されたものであり、R6は−C (O)O(C1〜C6アルキル)、−CN、−C(O)NR45又は−C(O)NR4 OR5であり、R4及びR5はそれぞれ独立してH又はC1〜C6アルキルである) の化合物又は前記化合物の塩を、式R7−OH(式中、R7はC1〜C6アルキルで ある)のアルコール性溶媒中、塩基で処理して、式X: (式中、R及びR1は式IXの前記化合物で定義されたものであり、R7は前記ア ルコール性溶媒で定義されたものである)の化合物を得、そして式Xの前記化合 物を加水分解して、式VIIIの前記化合物又は製薬的に許容可能な前記化合物の塩 を得ることを含む、前記製造方法。 19.前記塩基がカリウムt−ブトキシド、ナトリウムエトキシド、水素化ナ トリウム、1,1,3,3−テトラメチルグアニジン、1,8−ジアザビシクロ [5.4.0]ウンデク−7−エン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノ ン−5−エン、カリウムエトキシド又はナトリウムメトキシドであり、前記アル コール性溶媒がメタノール、エタノール、又はイソプロパノールであり、Rがシ クロヘキシル、シクロペンチル、シクロブチル、メチレンシクロプロピル及びイ ソプロピルから選択され、R1が所望により1〜3個のフルオロ置換基によって 置換されるC1〜C2アルキルである、請求項18に記載の方法。 20.前記塩基がカリウムt−ブトキシドであり、前記アルコール性溶媒がメ タノールであり、R7がメチルであり、Rがシクロヘキシルであり、R1がエチル である、請求項19に記載の方法。 21.式V: (式中、X1はヨード又はブロモであり、R1はC1〜C10アルキル、C2〜C6 アルケニル、又はフェニルであって、このとき、前記R1基は所望によりトリフ ルオロメチル、クロロ及びフルオロから独立して選択される1〜3個の置換基に よって置換されており;そして X2はメタンスルホン酸塩、トリフルオロメタンスルホン酸塩、又はフェニル スルホン酸塩であって、前記フェニルスルホン酸塩のフェニル部分は、所望によ りハロ、ニトロ、及びC1〜C4アルキルから独立して選択される1個又は2個の 置換基によって置換される)の化合物。 22.X1がブロモであり、X2がメタンスルホン酸塩であり、そしてR1が所 望により1〜3個のフルオロ置換基によって置換されるC1〜C2アルキルである 、請求項21に記載の化合物。 23.R1がエチルである請求項22に記載の化合物。 24.式XI: (式中: X1はヨード又はブロモであり; Rは、C1〜C10アルキル又は−(CH2n(フェニル)であって、このとき 、nは0〜2の整数であり、そして前記R基は、所望によりクロロ、フルオロ、 C1〜C6アルコキシ及びトリフルオロメチルから独立して選択される1〜3個の 置換基によって置換されており; R1は、C1〜C10アルキル、C2〜C6アルケニル又はフェニルであって、この とき、前記R1基は所望によりトリフルオロメチル、クロロ、及びフルオロから 独立して選択される1〜3個の置換基によって置換されており; X2は、メタンスルホン酸塩、トリフルオロメタンスルホン酸塩、又はフェニ ルスルホン酸塩であって、前記フェニルスルホン酸塩のフェニル部分は、所望に よりハロ、ニトロ及びC1〜C4アルキルから独立して選択される1個又は2個の 置換基によって置換される)の化合物又は前記化合物の塩。 25.X1がブロモであり、X2がメタンスルホン酸塩であり、Rがシクロヘキ シルであり、そしてR1がエチルである、請求項24に記載の化合物。
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