JP2000507820A - 食品用ジェットインク - Google Patents

食品用ジェットインク

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    • C09B67/001Coated particulate pigments or dyes with organic coatings containing organic acid derivatives containing resinic acid derivatives

Abstract

(57)【要約】 本発明はジェットインク組成物を提供し、該組成物は沈降を生じず、あるいは実質的に沈降を生じず、良好な画像接着性および耐磨耗性を有し、かつ食料品、例えば果実、野菜、チョコレート、キャンディー、糖菓および錠剤等の医薬品、並びに他の食用または摂取可能な物質上にメッセージを印刷するのに適したものである。このジェットインク組成物は、表面改質しまたは表面被覆した着色剤を含む。該表面改質しまたは表面被覆した食料品用の着色剤は、粒径0.01μ〜25μの範囲の食品用着色剤、着色剤担体および表面改質または表面被覆剤を含む。該表面改質または表面被覆剤は、少なくとも1種のバインダー樹脂、および好ましくは2種またはそれ以上のバインダー樹脂を含む。

Description

【発明の詳細な説明】 食品用ジェットインク 技術分野 本発明は、一般的にジェットインク組成物に係わり、特に食品用のジェットイ ンク組成物に関するものである。本発明のジェットインク組成物は、食品および 薬剤製品、例えば果実、野菜、キャンディーおよび錠剤に、ジェット印刷するの に適している。背景技術 インクジェット印刷は、周知の技術であり、この技術により、該印刷デバイス と、印刷されたキャラクタが付着される基質との間の接触なしに、印刷が達成さ れる。簡単に説明すれば、インクジェット印刷は、インク液滴の流れを表面上に 射出し、該流れの方向を、該液滴が該表面上に所定の印刷メッセージの生成をも たらすように制御する技術を含む。この連続的インクジェット印刷システムにお いて、該流れの方向は電気的に制御される。 インクジェット印刷法の種々の局面に関する概要を、以下の刊行物中に見出す ことができる。即ち、Kuhn等,Scientific American,1979年4月,pp.162-178 およびKeeling,Phys.Technol.,1981, 12(5),pp.196-303。種々のインクジ ェット印刷装置が、米国特許第3,060,429号、同第3,298,030号、同第3,373,437 号、同第3,416,153号および同第3,673,601号明細書に記載されている。 近年、インクジェット印刷法に適したインク組成物分野における多大な開発活 動が見られ、幾つかのジェットインク組成物が知られている。例えば、米国特許 第4,155,768号、同第4,197,135号、同第4,680,332号、同第4,692,188号および同 第5,254,158号明細書を参照のこと。 一般的に、ジェットインク組成物は、インクジェット印刷操作において有用で あるための、幾つかの厳密な要件を満足する必要がある。これら要件は、粘度、 抵抗率、溶解度、成分の相容性および基質の湿潤性に関連する。更に、該ジェッ トインクは、迅速乾燥性および汚染抵抗性であり、磨耗に対して抵抗性であり、 かつジェットノズルを、閉塞および乾燥することなく通過でき、また最小の作業 で該装置部晶の迅速な清浄化を可能とするものである必要がある。 このジェットインク印刷または非−接触式印刷技術は、例えば錠剤、ピル、ペ レット、坐剤、糖菓、およびキャンディー等を包含する食品および薬剤製品にキ ャラクターを適用するのに特に適している。このジェット印刷法は、該物品を損 傷する傾向のあるスタンピング等の衝撃印刷法よりも優れた方法であると考えら れている。現時点では、果実および野菜類等の製品上での情報の生成は、一般的 に直接接触式印刷またはステッカーによる標識等の利用によって実施している。 これら両技術は幾つかの難点を示す。直接接触式印刷法を利用して、例えばオレ ンジ、リンゴ、グレープフルーツ等の果実および野菜に印刷を施そうとする場合 に見られるように、不均一で不規則な表面上に印刷する場合には、良好な印刷性 能を達成することは困難である。このような果実および野菜にレッテルを貼付す ることは、同じ理由から困難であり、また更に消費者は該食品を消費する前に、 該レッテルを除去する必要がある。 容易に変えることのできる情報を、食料品に配置することがしばしば有用であ り、また望ましい。このような要求の一例は、果実または野菜の場合に存在し、 即ち果実または野菜を、「プライスルックアップ(Price Look-Up)」(PLU)コードで 標識するという供給者による要求が存在する。このPLUコードは、例えば果実の サイズに基づいて、適当な価格を書き入れる、小売りレベルにおいて重要である 。このような情報を食料品に配置する迅速且つ簡便な方法が、現時点において望 まれている。また、集合的なロゴ等を印刷する等により、食料品にイメージを配 置できることが、ブランドの識別のために望ましい。 しかしながら、食料品、例えば果実の直接的マーキングに関連する問題は、該 果実上の情報が種々の条件下で読み取り可能性を維持し、かつ水分の存在下でさ え安定である必要がある。包装されたまたは箱詰めされた果実は、保存、輸送お よびスーパーマーケットでの展示中に、しばしば変動する温度並びに湿度条件に 暴露されるので、該果実の表面には水分が結露する可能性がある。該果実の表面 上に印刷された情報は、極端なおよび急激な変動を示すこのような温度並びに湿 度の下においてさえ、読み取り可能性を維持すべきである。該印刷された像は、 該果実が遭遇する可能性のある条件および環境変化の下で、滲み、消失、かすれ または該食料品と接触状態にある他の食料品への転写を生ずるべきではない。 インクジェット印刷は、高いマーキング速度および果実および野菜等の食料品 上に可変情報を配置する機会を与えるという利点を提供するであろう。 食料品に印刷するのに適したジェットインク組成物も、記載されている。例え ば、米国特許第5,397,387号明細書は、食料品、特に果実および野菜のジェット 印刷において使用するのに適した、ジェットインク組成物およびこのような組成 物を使用して、かかる食料品に印刷された像を形成する方法を記載している。該 組成物は、ロジン樹脂等のバインダー樹脂、FD&Cブルー(Blue)#1等の着色剤、お よびメチルエチルケトンを含まない、エタノール等の担体を含む。 日本国特許第54006606号公報は、レッド(Red)#2等の食用着色剤、水、エチル アルコール、グリセリンまたはプロピレングリコール等の溶媒、および随意のエ ステルガム等の食用樹脂を含む、ジェットインク組成物を開示している。 日本国特許第59230071号公報は、果実および卵等の食品をジェット印刷するの に適したジェットインク組成物を開示しており、該組成物は可溶性化したセラッ ク、食用の可溶性色素および水を含有する。 日本国特許第52146307号公報はセラック、食用着色剤、抵抗調節剤、および水 と低級アルコールとメチルセルロースとを含有する混合溶媒を含有する、ジェッ トインク組成物を開示している。 米国特許第5,453,122号明細書は、色素、アセトン、および水、アルカノール およびアルキルカルボン酸のアルキルエステルからなる群から選ばれる少なくと も1種の他の溶媒を含有する、食品用ジェットインクを開示している。 スイス特許第662358号明細書は、果実、卵、および糖菓等の食材に印刷を施す のに適したジェットインクを開示しており、該インクは食用の染料、フィルム形 成剤、およびグリコールまたはグリコールエーテル溶媒または式:R1-CHR2-CH2− R3(ここで、R1は水素原子またはメチル基であり、R2はヒドロキシ、メトキシ、 またはエトキシ基であり、またR3はヒドロキシ、メトキシ、またはエトキシ基で ある)で示される混合溶媒を含む。 1994年10月4日付け出願の米国特許出願第08/317,339号明細書は、水、着色剤 、およびバインダー樹脂を含む、食料品にインクジェット印刷するのに適したジ ェットインク組成物を開示している。このインク組成物は、水、バインダー樹脂 、例えばセラックまたはポリビニルピロリドン、着色剤、例えば二酸化チタン、 および他の添加剤、例えば湿潤剤およびpH調節剤を一緒に混合することにより調 製される。 1996年3月13日付け出願の米国特許出願第08/614,751号明細書は、柑橘類果実 等の食料品に印刷を施すのに適したジェットインク組成物を開示しており、該組 成物はシトラスレッド(Citrus Red)No.2、ロジン樹脂およびセルロース誘導体か らなる群から選ばれる少なくとも1種のバインダー、およびエタノールとアセト ンとを含む担体を含み、該インク組成物はメチルエチルケトンおよび水を含まな いものである。 これまでに知られている多くのジェットインク組成物は、幾つかの欠点を有し ている。これら組成物の幾つかは、理想的には食料製品に使用するのは不適当な メチルエチルケトン等の溶剤を使用している。幾つかの他の組成物は、その印刷 された表面上で結露が生じた場台に、にじみを生ずる水溶性の色素を使用してい る。かくして、バイオレットまたはブルーのシトラスインクを製造する際の主な 着色剤である、例えばFD&Cブルー#1(C.I.No.42090)は、水に敏感であり、柑橘 類上に該色素から形成した印刷像は、結露の発生した場合ににじみを生ずる。こ のことは、全てのFD&C染料について、その水溶性のために、種々の程度で真であ る。 更に、これまでに知られている水溶性インク組成物の幾つかは、暗色の基質、 例えばキャンディー等に印刷した場台に、貧弱な読み取り可能性または不透明度 をもつという欠点を有している。これらのインク組成物は、特にセラックで艷付 けしたキャンディー等の艶付けキャンディーに印刷した場合には、極めて緩慢に 乾燥するという付随的な欠点を有している。長期に渡る乾燥時間は、生産性を減 じ、かつシミの発生の可能性のために、印刷性能に悪影響を及ぼす。発明の開示 上記説明は、チョコレート、キャンディー、果実および野菜等の食料品を印刷 するのに適したジェットインク組成物に対する需要があることを示している。 レモン、オレンジ、ライム、グレープフルーツまたはその他の柑橘類、リンゴ 等の果実および野菜上にジェット印刷したメッセージを形成し、耐結露性および 耐湿性を有し、かつ水分に暴露した場合に滲みを生じない、ジェットインク組成 物に対する需要も存在する。 更に、キャンディー特に艶付けキャンディー等の食料品および錠剤等の薬剤製 品に対して使用するのに適した、ジェットインク組成物に対する需要もある。 その上、調製が容易であり、かつ沈降を生じないまたは実質上沈降を生じない ジェットインク組成物に対する需要もある。 更に、迅速乾燥性で、該印刷物にシミを形成することなく乾燥する、ジェット インク組成物に対する需要がある。 高い線速度を与え、かつ大量の情報の印刷を可能とする、インクジェットイン ク組成物に対する需要もある。 更に、改善されたフィルム−形成能を与える試薬を含有する、インクジェット インク組成物に対する需要もある。 上記の需要は、本発明によってかなりの程度まで満たされており、本発明は果 実、野菜、およびチョコレートおよびその他の糖菓を包含するキャンディー、並 びに錠剤等の薬理処方物および他の食用のおよび摂取可能な物質等の食料品に、 メッセージを印刷するのに適したジェットインク組成物を提供する。 本発明は、乾燥時間の短い、表面改質された、または被覆された着色剤および インク担体を含む、ジェットインク組成物を提供する。この本発明のジェットイ ンク組成物は、優れた像の接着性、耐磨耗性を与え、また高温にて老化させた場 合にも、沈降を実質的に生じないものである。 本発明の該表面改質したまたは被覆した食料品用の着色剤は、粒度範囲約0.01 μ〜約25μの食品用の着色剤、着色剤担体、および表面改質または被覆剤を含有 する。この表面改質または被覆剤は、少なくとも1種のバインダー樹脂と、好ま しくは2種またはそれ以上のバインダー樹脂を含む。 本発明は、更に本発明の該表面改質または表面被覆した着色剤並びにジェット インク組成物の製造方法を提供する。本発明は、更に食品および薬剤製品にジェ ット印刷する方法をも提供する。本発明は、また本発明のジェットインク組成物 を使用して、印刷されたマークを含む食品および薬剤製品をも提供する。発明を実施するための最良の形態 本発明は、短い乾燥時間を有するジェットインク組成物を提供し、該組成物は チョコレートおよび糖菓を包含するキャンディー、果実および野菜、並びに錠剤 およびピルを包含する薬剤製品等の食料品に印刷するのに適したものである。 本発明のジェットインク組成物は、表面改質または表面被覆した着色剤、イン ク担体、およびインクバインダー樹脂および電解質を包含する随意の他の成分を 含む。揮発性の該インク担体は、短いインク乾燥時間を与える。 本発明のジェットインク組成物は、まず表面改質または被覆着色剤を調製し、 次いでこの表面改質または被覆着色剤を使用して本発明のジェットインク組成物 を調製することによって、有利に調製できることが見出された。該表面改質また は被覆着色剤は、以前染料のみが使用可能であったジェットインク組成物におけ る、顔料として使用できる。該インク組成物を、この表面改質または被覆着色剤 を使用して調製した場合、得られる該インク組成物は、公知のジェットインクの 調製において実施していたように、未改質または未被覆の着色剤と、バインダー 樹脂を含む他の成分と、溶剤とを混合することにより調製したインク組成物より も、高い安定性および均一性を有する。 本発明のジェットインク組成物は、一般的にインクジェット印刷システムでの 使用に対して、以下のような諸特性を示す:(1)25℃における粘度約2(cps)〜約 10cps、(2)電気抵抗率約1000Ω-cm〜約1800Ω-cm、および(3)音速約1200m/秒〜 約1700m/秒。 更に、食料および薬理物品での使用のためには、選択すべき成分としては、21 C.F.R.§73、172、182および184に掲載されているような、一般的に安全である と認識されている(Generally Recognized as Safe)(GRAS)成分を使用すべきであ る。 本発明のジェットインクの乾燥時間は、2分以下、好ましくは約30秒以下およ びより好ましくは約10秒以下である。本発明のジェットインク組成物は、実質的 に沈降を生じない。例えば、本発明のジェットインク組成物は、125°Fにて数週 間および室温にて更に長期間保存した場合に、沈降を起こさず、あるいは実質的 に沈降を生じない。 上記成分各々および本発明のジェットインク組成物の製造法に関する詳細な議 論を以下に示す。表面改質または表面被覆着色剤 該表面改質または表面被覆着色剤は、適当な着色剤、着色剤担体、および表面 改質または表面被覆剤を含む。この表面改質または表面被覆着色剤は、少なくと も1種のバインダー樹脂および好ましくは2種またはそれ以上のバインダー樹脂 を含む。 任意の適当な着色剤を使用できる。ヒトが消費するのに適した着色剤の例は、 ユナイテッドステーツフード&ドラッグアドミニストレーション(United States Food and Drug Administration)(FDA)により承認された、任意の着色剤、およ び二酸化チタンについては、コードオブフェデラルレギュレーションズ(Code of Federal Regulations),タイトル(Title)21,パート(Parts)73.575、73.1575お よび73.2575に概説された規格値を満たすものを包含する。 該着色剤は、食品用のまたはFD&Cレーキを含む顔料であり得る。レーキとは、 不溶性のベースまたは基質に染料を析出または吸収させることにより生成される 顔料である。レーキは、アルミナ等の基体上に、アルミニウムまたはカルシウム 等の塩基性ラジカルと着色剤とを結合することにより、水溶性の直接着色剤(str aight colors)から調製した塩を展開したもの(extensions)であるレーキは、こ れらが生成された染料と比較して、大きな熱および光安定性をもつ点で、染料に 勝るものである。付随的に、レーキ顔料は、そのFD&C染料等価体に比して、改善 された耐水性を有する。 該レーキ用の好ましい基体はアルミナ、例えば水和アルミナである。これらの レーギは、該基体と結合した任意の適当な量の染料を含むことができる。該染料 は、典型的には該レーキの約45重量%以下の、およびより一般的には該レーキの 約10重量%〜約45重量%の量で存在する。 適当なレーキの例は、FD&Cブルー#1、FD&Cブルー#2、FD&Cグリーン#3、FD&Cレ ッド#2、FD&Cレッド#3、FD&Cレッド#4、FD&Cイエロー#5およびFD&Cイエロー#6等 の染料を含むレーキを包含する。該着色添加剤FD&Cブルー#1は、主としてエチル [4-p-[エチル(m-スルホベンジル)アミノ]-a-(o-スルホフェニル)ベンジリデン)- 2,5-シクロヘキサジエン-1-イリデン](m-スルホベンジル)アンモニウムヒドロキ シド内部塩の二ナトリウム塩と、少量のエチル[4-p-[エチル(p-スルホベンジル) アミノ]-a-(o-スルホフェニル)ベンジリデン]-2,5-シクロヘキサジエン-1-イリ デン](p-スルホベンジル)アンモニウムヒドロキシド内部塩およびエチル[4-p-[ エチル(o-スルホベンジル)アミノ]-a-(o-スルホフェニル)ベンジリデン)-2,5-シ クロヘキサジエン-1-イリデン](o-スルホベンジル)アンモニウムヒドロキシド内 部塩の異性体二ナトリウム塩である。上記他の染料の同様な説明については、21 C.F.R.,パート74,pp.326-362,1995年4月1日を参照のこと。 レーキ顔料は、例えばミズーリー州セントルイスのWarner-Jenkinson Co.(WJ) から市販品として入手できる。かくして、WJのFD&Cブルー#1レーキは、該レーキ の11-13重量%の染料含有率を有し、またWJのFD&Cブルー#1レーキ濃縮物は、該 レーキの35-42重量%の染料含有率を有する。WJのFD&Cブルー#2レーキは、該レ ーキの12-14重量%の染料含有率を有し、またWJのFD&Cブルー#2レーキ濃縮物は 、該レーキの35-42重量%の染料含有率を有する。WJのエリスロシンレーキは該 レーキの15-17重量%の染料含有率を有し、またエリスロシンレーキ濃縮物は該 レーキの35-42重量%の染料含有率を有する。WJのFD&Cレッド#40レーキは該レー キの14-16重量%の染料含有率を有し、またFD&Cレッド#40レーキ濃縮物は該レー キの35-42重量%の染料含有率を有する。WJのFD&Cイエロー#5レーキは、2つの カテゴリーで入手可能であり、その一つは、該レーキの14-16重量%の染料含有 率を有し、他方は該レーキの24-28重量%の染料含有率を有する。WJのFD&Cイエ ロー#6レーキは、該レーキの17-19重量%の染料含有率を有し、またFD&Cイエロ ー#6レーキ濃縮物は、該レーキの35-42重量%の染料含有率を有する。WJのFD &Cイエロー#10レーキは、該レーキの15-21重量%の染料含有率を有し、またFD&C レッド#40レーキ濃縮物は、該レーキの35-42重量%の染料含有率を有する。上記 のWJレーキおよびレーキ濃縮物は0.5μ未満の平均粒径を有する。 該着色剤は、任意の適当な粒径をもつことができ、例えば該粒径は約0.01μ〜 約100μの範囲内であり得る。インクジェット印刷の目的にとっては、該平均粒 径は約0.01μ〜約25μの範囲内であることが好ましく、より好ましくは約0.01μ 〜約5μの範囲およびより一層好ましくは約0.01μ〜約2μの範囲にある。 任意の適当な量の該着色剤が、該表面改質または表面被覆着色剤中に存在でき る。幾つかの態様においては、例えば二酸化チタン等の顔料を使用する際には、 該着色剤は、好ましくは該表面改質または表面被覆着色剤を基準として、約10〜 約70重量%、およびより好ましくは該表面改質または表面被覆着色剤を基準とし て、約20〜約60重量%の量で存在する。幾つかの他の態様においては、例えばレ ーキ顔料を使用する場合には、該着色剤は、好ましくは該表面改質または表面被 覆着色剤を基準として、約10〜約25重量%、およびより好ましくは該表面改質ま たは表面被覆着色剤を基準として、約15〜約20重量%の量で存在する。 本発明の幾つかの態様においては、好ましい着色剤は二酸化チタンである。任 意の適当な二酸化チタン、アナターゼまたはルチルを使用することができる。市 販品として入手可能な、任意の適当な二酸化チタンを使用することがてきる。コ ウェット(K0WETTM)ブランドの二酸化チタンが、適当な市販品として入手できる 二酸化チタンの一例である。これは緻密で、白色の水不溶性の粉末であり、かつ アナターゼ結晶構造および0.3μの平均粒径および最大粒径1.0μを有する。コウ ェット(K0WETTM)ブランドの二酸化チタンは、Warner-Jenkinson Co.から入手で きる。 該表面改質または表面被覆した着色剤は、当業者には公知の方法によって調製 できる。例えば、これはまず着色剤担体中に該表面改質または表面被覆剤を溶解 して、該表面改質または表面被覆剤の溶液を得、次いで該溶液中に該着色剤を分 散することにより調製できる。 当業者には公知の任意の適当な着色剤用担体を使用して、該表面改質したまた は表面被覆した着色剤を調製することができる。該担体は、該表面改質または表 面被覆剤に対して十分な溶解度をもつべきである。該担体は、好ましくは有機担 体であり、また低粘度を有していて、該表面改質または表面被覆着色剤の種々の 成分の容易な混合を可能とするものである。適当な担体の例はアルコール類、ケ トン類およびエステル類を包含する。 ヒトまたは動物の消費を意図した製品中で、該表面改質または表面被覆着色剤 を使用する場合には、このような用途に対して安全な担体を選択するように、注 意を払うべきである。この目的に対して、FDAにより承認されている任意の担体 を使用できる。適当な担体の特定の例は、エタノール、イソプロパノール、n-ブ チルアルコール、塩化メチレン、酢酸エチル、およびシクロヘキサン等を包含す る。エタノールが好ましい担体である。約190〜約200プルーフの変性エタノール が、更に好ましい。 該着色剤用担体は親水性であることが更に好ましい。水素結合親水性担体が更 に好ましい。適当な担体の例は、低級アルコールおよび水を包含する。該着色剤 用担体は、一般的にはアルコール類の水素結合能、特に低級アルコールの高い水 素結合能の観点から、より好ましくはエタノールおよびイソプロパノール等の低 級アルコールを含む。 該着色剤用担体は、好ましくはメチルエチルケトン等のケトン類、酢酸エチル 等のエステル類および塩化メチレン等のハロゲン化溶剤を含まず、あるいは実質 的に含まないものである。しかしながら、ケトン、エステルまたはハロゲン化溶 剤が必要とされる場合には、その濃度を最小レベルに維持する。 任意の適当な量の該担体を、該表面改質または表面被覆着色剤の調製で使用で きる。幾つかの態様において、例えばレーキ等の顔料を使用する場合には、該担 体は、好ましくは該表面改質または表面被覆着色剤基準で、約20〜約85重量%の 量で、またより好ましくは該表面改質または表面被覆着色剤基準で、約40〜約60 重量%の量で存在する。該担体は、また1種以上の溶剤を含むことができる。例 えば、エタノール等のアルコールと水との混合物を使用することができる。該ア ルコールの割合は、水の割合よりも大きいことが好ましい。従って、例えばエタ ノールは、該表面改質または表面被覆着色剤基準で、約20〜約50重量%、の量で し存在し、また水は、該表面改質または表面被覆着色剤基準で、約35重量%まで の量で存在できる。 幾つかの他の態様において、例えば該着色剤として二酸化チタン等の顔料を使 用する場合には、該担体は、好ましくは該表面改質または表面被覆着色剤を基準 として、約35〜約90重量%、およびより好ましくは該表面改質または表面被覆着 色剤基準で、約50〜約80重量%の量で存在する。 本発明の該表面改質または表面被覆着色剤は、少なくとも1種のおよび好まし くは2またはそれ以上のバインダー樹脂を含む。適当なバインダー樹脂の例は、 セラック、セルロース樹脂、ポリビニルピロリドンおよび酸性樹脂を含む。これ らのバインダー樹脂を注意深く選択して、印刷像の接着性、耐磨耗性、および沈 降または顔料凝集を生じないことを包含する、所定の特性を組み合わせる。 かくして、本発明の幾つかの態様においては、該表面改質または表面被覆着色 剤は、表面改質または表面被覆剤としてセラックを含む。セラックは、優れた印 刷像の接着性および耐磨耗性を与える。 セラックは、長い間、人類にとっては樹脂状被覆材料として公知であった。今 日知られており、また使用されている用語としてのセラックとは、精製されたラ ックのあらゆる形態を意味する。ラックは、大きさの小さな昆虫、即ち上科カタ カイガラムシ(Coccidae)のラクシファーラッカ(Laccifer lacca)(Kerr)の硬化し た樹脂状部分である。このセラックは、手製の、機械製造のまたは漂白型のもの であり得る。 セラックは炭素、水素、酸素および無視できる程の量の灰分のみを含む。元素 分析は、炭素67.9%、水素9.1%および酸素23.0%であり、これは経験式C4H61を 与える。その分子量は約1000である。この分子量を使用すると、平均的なセラッ クには式C60H90O15を割り当てることができ、またその酸性、鹸化度およびヒド ロキシ価から、この分子は、1個の遊離酸基、3個のエステル結合、および5個 のヒドロキシル基を含むことが報告されている。これが1個の遊離のまたは可能 なカルボニル基を含むことが明らかとなっている。これはイオン化定数K=1.8x10-3 を有する酸性樹脂である。また、セラックの少なくとも1つの構成成分が1つ の不飽和結合(-C=C-)をもつことも知られている。 漂白セラックの鹸化価は230-260mgKOH/gの範囲内にあり、酸価は73-95mgKOH/g の範囲内にあり、エステル価は150-180mgKOH/gの範囲内にあり、ヒドロキシル価 値は230-260mgKOH/gの範囲内にあり、またヨウ素価は7-12mgKOH/gの範囲内にあ る。 任意の適当なセラックを使用できる。「改質した(refined)」漂白セラックを使 用して、本発明のインク濃縮液を調製することが好ましい。「改質した(refined )」とは、天然セラックのワックスを除去することを意味し、従って改質し漂白 したセラックは、約0.1-0.2重量%の低ワックス含有率を有し、一方未改質の漂 白セラックは4.0-5.5重量%のワックス含有率を有する。 任意の適当な市販品として入手可能なセラックを使用して、該表面改質または 表面被覆した着色剤を調製できる。適当な改質し漂白したセラックの例は、コネ クチカット州ウエストポートのMontrose-Bradslaw-Zinsser Groupから入手でき るサーティファイドR-49リファインドブリーチトセラック(Certified R-49 Refi ned Bleached Shellac)である。上記セラックは自由流動性で、淡黄色の顆粒状 粉末であり、最大の酸価91.0mgKOH/g、最大の灰分含有率0.5%、最大のアルコー ル不溶分含有率0.2%、最大の全塩素含有率0.2%、最大の遊離塩素含有率0.1%、最 大の含水率6.0%、最大のワックス含有率0.2%および最大のカラーレイティング( アルコール中35%NV)6ガードナー標準(Gardner Standards)を有する。 任意の適当量のセラックを、該表面改質または表面被覆した着色剤の一態様の 調製において使用できる。セラックは、好ましくは該表面改質または表面被覆し た着色剤を基準として、約0.1〜約35重量%の範囲、より好ましくは該表面改質 または表面被覆した着色剤を基準として、約2〜約8重量%の範囲の量で存在す る。 セラックが該着色剤と相互作用して、該表面改質または表面被覆された着色剤 を与える正確なメカニズムは十分に理解できていない。いかなる特別な理論にも 拘泥するつもりはないが、以下のメカニズムを、可能な一メカニズムとして紹介 する。 市販の二酸化チタンは、通常幾分かの表面変性を含む。即ち、TiO2はシリカ、 アルミナ、または燐酸塩、酸化亜鉛、および沈降チタニア等の他の物質、並びに 有機被覆等によって変性されている。これらの表面変性は、TiO2の表面特性の多 くを司っていると考えられる。例えば、有機物はTiO2表面に吸着しているものと 報告されており、またこの吸着は、均一な吸着というよりも、パッチ状であるい はTiO2表面上のサイトにある。該活性サイト数は約108/cm2であると見積もられ ている。これらの活性サイトは、種々の独特の型のものであり、各型の活性サイ トは極性基の一種の型を吸着する。 該着色剤の表面は該セラック分子により包囲されていると考えられている。セ ラックのヒドロキシ、カルボキシおよびエステル基が、二酸化チタンの親水性表 面上の該活性サイトに吸着し、係留され、もしくは結合している。該セラック分 子中に存在する、過剰のまたは遊離のヒドロキシ、カルボキシおよびカルボン酸 エステル基が相互に反応して、該二酸化チタン粒子表面の回りにフィルムを形成 することができる。分子内−、分子間−エステル化および/またはエステル交換 反応は、更に該セラック分子の熱重合を生ずる可能性がある。上記反応は、該二 酸化チタン粒子の表面の回りにフィルムを形成できると考えられている。該過剰 のまたは遊離のヒドロキシ、カルボキシおよびカルボン酸エステル基は、更に有 機溶媒と、例えば水素結合および/またはエステル化によりアルコールのヒドロ キシル基と相互作用することができる。該水素結合溶媒は、該セラック分子を溶 媒和し、セラック凝集体の形成を示す。セラックと該溶媒との相互作用は、例え ばインク媒体内での分散において、該表面改質または表面被覆した着色剤の良好 な分散性の原因となり得る。バインダー樹脂をも用いて、該粒子表面を改質し、 または被覆する場合には、該セラック分子は該バインダー樹脂と相互作用して、 最適の表面改質または被覆をもたらすと考えられている。 表面改質または被覆剤としてセラックを使用して上記のように調製した該表面 改質または表面被覆した着色剤は、1種以上の付随的なバインダー樹脂を含むこ とができ、該樹脂は種々の様式で作用して、該着色剤および該ジェットインク組 成物に改善された表面特性を与える。例えば、該付随的なバインダー樹脂は、該 セラックと相互作用して、該着色剤表面に形成されたフィルムに対する安定性を 与えることができる。これは、フィルム可塑剤として機能できる。また、これは 、例えば該表面改質または表面被覆した着色剤を使用して、高温例えば125°Fに おいてさえ実質的に沈降を生じない、インク組成物を調製する場合、該着色剤の 良好な安定性をもつ懸濁液を調製する上でも役立つ可能性がある。 該表面改質または表面被覆した着色剤において、該着色剤表面は該セラック分 子により包囲されていると考えられている。セラックの該ヒドロキシ、カルボキ シおよびエステル基は、該着色剤の親水性表面、特に水和アルミナの親水性表面 の活性サイトに吸着し、係留され、もしくは結合している。該セラック分子中に 存在する、該過剰のまたは遊離のヒドロキシ、カルボキシおよびカルボン酸エス テル基は、相互に反応して、各粒子のマイクロカプセル化および各粒子を包囲す る連続フィルムの形成に導く。該分子内−、分子間−エステル化および/または 該着色剤の表面とのエステル交換反応は、更に該セラック分子の熱重合を生ずる 可能性がある。上記反応は、更に該着色剤粒子を封入するフィルムの生成を助け ると考えられている。該過剰のまたは遊離のヒドロキシ、カルボキシおよびカル ボン酸エステル基は、また該親水性担体と、例えば水素結合およびエステル化に よりアルコールのヒドロキシル基と相互作用することもできる。該水素結合溶媒 は、該セラック分子を溶媒和し、かつセラック凝集体の形成を防止する。セラッ クと該担体との相互作用は、更に例えば該インク媒体中への分散において、該表 面改質または表面被覆した着色剤の良好な分散性の達成の原因となる可能性があ る。付随的なバインダー樹脂を、該表面改質または表面被覆した着色剤の調製に おいて使用した場合には、該セラック分子は該着色剤バインダー樹脂と相互作用 して、例えば封入、被覆、または該着色剤粒子を包囲する被膜またはフィルムの 可撓性を増大することにより、最適の表面変性をもたらすと考えられている。 任意の適当な付随的バインダー樹脂を、該表面改質または表面被覆した着色剤 の調製において使用することができ、ここでセラックは該表面改質または被覆剤 の一部として使用する。適当なバインダー樹脂の例は、ポリビニルピロリドン( PVP)、ポリビニルピリジン、リノール酸とポリアミン、例えばジ−、トリ−お よびテトラ−エチレントリアミンとのポリアミドポリマー、ポリ(N-ビニルラク タム)(ここで、該ラクタムは5,6または7-員環である)、ポリビニルアルコール、 ビニルアルコール/酢酸ビニルコポリマー、N-ビニルラクタム/酢酸ビニルコポ リマー(ここで、該ラクタムは5,6または7-員環である)、ビニルピロリドン− 酢酸ビニルコポリマー、セルロースエーテル、例えばメチルセルロース、エチル セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒ ドロキシプロピルメチルセルロース、セルロースカルボキシレート、例えばナト リウムカルボキシメチルセルロース、セルロースエーテル、例えばセルロースア セテートおよびセルロースアセテートプロピオネート、レシチン、アラビア、カ ラヤ、トラガカンス、ザンタンおよびアルギネート型ゴム等を包含する。好まし い付随的なバインダー樹脂はヒドロキシプロピルメチルセルロースである。 上記のように、セラックとの組み合わせで使用する場合には、該バインダー樹 脂は、任意の適当な量で存在しうる。従って、例えば該バインダー樹脂が、該表 面改質または表面被覆した着色剤基準で、8重量%までの量、好ましくは該表面 改質または表面被覆した着色剤基準で、約2重量%の量で存在できる。 2またはそれ以上のバインダー樹脂から作成された表面改質または表面被覆剤 を含む、本発明の該表面改質または表面被覆した着色剤のもう一つの態様を、以 下に説明する。例えば、FD&Cブルー#1等のレーキ顔料を該着色剤として使用する 場合には、有利には該顔料を、2種の樹脂、好ましくは酸性樹脂とセルロース樹 脂との組み合わせにより改質または被覆することができる。 任意の適当な酸性樹脂を、バインダー樹脂として使用できる。該酸性樹脂は、 典型的には約20mgKOH/g〜約200mgKOH/g、好ましくは約100mgKOH/g〜約200mgKOH/ gおよびより好ましくは約150mgKOH/g〜約200mgKOH/gの酸価を有する。適当な酸 性樹脂はロジン樹脂を包含する。任意の適当なロジン樹脂、特にエタノールに可 溶性のものが使用できる。該ロジン樹脂は、好ましくは約50〜約120℃およびよ り好ましくは約70〜約80℃の範囲の軟化点を有する熱可塑性樹脂である。 ロジン樹脂の例は、ガムロジン、タル油ロジン、およびウッドロジン、並びに その水添樹脂を包含する。ウッドロジン樹脂が好ましく、また水添ウッドロジン 樹脂が更に好ましい。高度の水素化が、該水添樹脂の高い色安定性の故に好まし い。従って、不飽和度は低いレベルに維持される。例えば、アビエチン酸の含有 率を、好ましくは1重量%以下、およびより好ましくは0.2重量%以下に維持す る。かくして、フォーラルAX(FORAL AXTM)が、好ましい着色剤バインダー樹脂で あり、DE州ウイルミントンのHercules,Inc.から入手できる。フオーラルAXはウ ッドロジンを高度に水添することにより製造される、熱可塑性の酸性樹脂であ る。フォーラルAMは、Xc(USDA ロジンスケール)のカラー、約75℃(ハーキュレ スドロップ法(Hercules drop method))の軟化点、約160mgKOH/gの酸価、1.4960 の100℃における屈折率、および0.15%のアビエチン酸含有率(UV)を有する。 該ロジン樹脂は、更に誘導体化できる。このような誘導体は、部分ダイマー化 ロジンのグリセロールエステル、水添ガムまたはウッドロジンのグリセロールエ ステル、重合したロジンのグリセロールエステル、および部分水添ガムまたはウ ツドロジンのペンタエリスリトールエステルを含む。 任意の適当なセルロース樹脂を使用できる。セルロース樹脂の例は、セルロー スエステル、例えばメチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセ ルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロー ス、カルボキシレート、例えばナトリウムカルボキシメチルセルロース、および セルロースエステル、例えばセルロースアセテートおよびセルロースアセテート プロピオネートを包含する。エチルセルロースが、特に該酸性樹脂との組み合わ せで使用するのに好ましいバインダー樹脂である。 該表面改質または表面被覆着色剤は、任意の適当な量で該表面改質または表面 被覆剤を含むことができる。この試薬は、一般的に該表面改質または表面被覆着 色剤基準で、約0.5重量%〜約45重量%の範囲、好ましくは該表面改質または表 面被覆着色剤基準で、約1重量%〜約20重量%の範囲、およびより好ましくは該 表面改質または表面被覆着色剤基準で、約2重量%〜約10重量%の範囲の量で存 在する。 該表面改質または被覆剤が、1を越えるバインダー樹脂を含む場合、その量の 任意の適当な組み合わせを使用することができる。例えば、該試薬がセルロース 樹脂および酸性樹脂を含む場合、該セルロース樹脂は、該表面改質または表面被 覆着色剤基準で、約0.5重量%〜約20重量%および好ましくは約1重量%〜約10 重量%の量で存在でき、かつ該酸性樹脂は、該表面改質または表面被覆着色剤基 準で、約0.1重量%〜約20重量%および好ましくは約0.5重量%〜約3重量%の量 で存在できる。 該表面改質または被覆した着色剤は、当業者には公知の任意の方法によって調 製できる。例えば、該第一のバインダー樹脂、例えばセラックを、まず適当な温 度にて該担体に溶解して、迅速に溶解させることができる。必要ならば、水酸化 アンモニウム等の塩基を、安定化塩基として添加することができる。該混合温度 は、一般的に約20℃〜約60℃および好ましくは約35℃〜約45℃の範囲内にある。 次いで、任意の所定の付随的なバインダー樹脂を該溶液に添加し、溶解を伴う混 合を達成する。場合によっては、電解質を上記溶液に含めることもできる。 該溶解が完了したら、該溶液を、高速度、好ましくは約800rpm〜約1200rpmの 速度で、更に5-10分間混合する。次いで、適当な量の該着色剤を、上記の溶液に 徐々に添加する。該着色剤の添加が完了した後、該混合速度を、好ましくは約20 00rpm〜約5000rpmに高める。この混合を、滑らかな、均一混合相を得るのに適し た期間、好ましくは約20分〜約40分間継続する。幾つかの態様、例えばFD&Cレー キ顔料を該着色剤として使用する場合には、表面改質または被覆する前に、該レ ーキと緩く結合している全ての染料を除去することが好ましい。 上記ペーストを、好ましくは溶媒で希釈し、適当なミル、例えばボールミルで 粉砕することができる。このボールミル操作は、あらゆる凝集体を破壊し、かつ 狭い粒度分布をもつ該表面改質または表面被覆した着色剤の生成を補助する。 任意の適当なボールミルを使用することができる。例えば、約0.4mm〜約2.0mm の範囲内の径をもつYTZ(イットリア安定化ジルコニア)ビーズを含むボールミル を使用することができる。 上記のようにして調製した該表面改質または表面被覆した着色剤を、更に乾燥 して、あらゆる遊離の有機溶媒を除去することができる。遊離のエタノールは、 任意の適当な手段、例えば真空下または空気流または窒素気流中で除去できる。 該乾燥は、好ましくは周囲温度またはそれ以下にて実施する。 該表面改質または表面被覆した着色剤、例えば表面改質または表面被覆した二 酸化チタンが、粒径が小さいことおよび狭い粒度分布をもつことを包含する種々 の理由から、インク濃縮物として有用であり、また沈降を生じずまたは実質的に 沈降を生じず、かつヒトの消費にとって安全な、着色された白色ジェットインク を調製する大きな機会をもたらす。 一般的に、ペースト状の稠度を有する、該表面改質または表面被覆した着色剤 は、果実および野菜に印刷するのに適した、本発明のジェットインク組成物の調 製において、そのまま使用できる。これを更に処理して、更に均質な塊状物を含 まない製品を、当業者には公知の任意の適当な微粉砕手段、例えばボールミルに よって、得ることができ、該製品は小さな粒径および狭い粒度分布を有する。か くして、該製晶を水平ボールミル、例えば任意の適当なサイズをもつイットリア 安定化ジルコニア(YTZ)ビーズ(約0.4〜約2.0mmのビーズサイズを含む)を使用 した、IL州マンデレインのEiger Machinery,Inc.製のアイガーミニモーターミ ル(Eiger Mini Motormill)内で粉砕することができる。該ビーズの好ましいサイ ズは、0.6mmである。 本発明のジェットインク組成物は該表面改質または表面被覆した着色剤と、イ ンク担体とを使用して調製できる。該表面改質または表面被覆した着色剤の任意 の適当量を使用して、本発明のジェットインク組成物を調製することができる。 該表面改質または表面被覆した着色剤は、該ジェットインク組成物基準で、好ま しくは約10重量%〜約60重量%およびより好ましくは約25重量%〜約35重量%の 範囲の量で存在する。インク担体 本発明のジェットインク組成物は、有機溶媒または水性溶媒であり得る、適当 なインク担体を使用して調製される。有機溶媒が好ましい。低沸点をもつ有機溶 媒が好ましい。適当な有機溶媒の例は、エタノール、イソプロパノール、n-ブタ ノール、酢酸エチル等を包含する。必要ならば、溶媒混合物を使用することも可 能である。本発明のジェットインク組成物は、上記溶媒以外に水を含むことがで きる。かくして、エタノールと水との混合物を使用できる。溶媒と水との任意の 適当な組み合わせが使用可能である。少量の水を使用することが好ましい。過剰 量の水は該ジェットインク組成物の安定性および該インクの乾燥時間に影響する であろう。 任意の適当な量の該インク担体が、本発明のジェットインク組成物の調製にお いて使用できる。該担体は、該ジェットインク組成物基準で、好ましくは約40重 量%〜約90重量%およびより好ましくは約60重量%〜約80重量%の範囲の量で存 在する。本発明の幾つかの態様において、水を使用する場合には、該水の量は、 該ジェットインク組成物基準で、好ましくは15重量%以下およびより好ましくは 約8重量%〜約12重量%の範囲である。本発明の幾つかの他の態様において、例 えば該着色剤としてTiO2を使用する場合には、水は該ジェットインク組成物基準 で、好ましくは25重量%以下およびより好ましくは約8重量%〜約25重量%の範 囲の量で存在する。インクバインダー樹脂 本発明のジェットインク組成物は、更に1種またはそれ以上のインクバインダ ー樹脂を含むことができる。任意の適当なバインダー樹脂を使用することができ る。食品および薬剤用途に適したバインダー樹脂の例は、セラック、セルロース エーテル、例えばメチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセル ロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース 、およびナトリウムカルボキシメチルセルロース、セルロースエステル、例えば セルロースアセテートおよびセルロースアセテートプロピオネート、レシチン、 アラビア、カラヤ、トラガカンス、ザンタンおよびアルギネート型ガム、ロジン 樹脂等を包含する。セラックおよびPVPが好ましいバインダー樹脂の例である。 セラックは、エタノール溶液として市場から入手できる。これらの溶液は2、3 、4、5、6、7または8ポンドカットとして入手できる。例えば、4ポンドカ ット溶液は、1ガロンのSDA-45 200プルーフエチルアルコール中に、1.216gのセ ラックを含有する。適当なPVPの例は、N.J.州ウエインのGAF Chemicals Corp. から入手できるポビドン(P0VID0NETM)USPグレードのPVPである。 任意の適当な量の該インクバインダー樹脂を、本発明のジェットインク組成物 の調製において使用できる。該インクバインダー樹脂は、該ジェットインク組成 物基準で、好ましくは約0重量%〜約15重量%、より好ましくは約1重量%〜約 10重量%の範囲の量で存在する。このパラグラフに示された該バインダー樹脂の 量は、前に示した該表面改質または表面被覆着色剤の調製のために使用する該バ インダー樹脂の量を含まない。pH 調節剤 本発明のインク組成物は、更にpH調節剤を含むことができる。任意の適当な、 酸または塩基性のpH調節剤を使用して、該インク組成物のpHを、約4.5〜約10.0 の範囲、好ましくは約5.0〜約9.0の範囲に維持することができる。塩基が必要な 場合には、任意の適当な塩基を使用することができる。適当な塩基の例は、水酸 化アンモニウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、重炭酸ナトリウム、重炭 酸カリウム、および重炭酸アンモニウムを包含する。任意の適当な塩基を使用で きるが、蒸発により除去可能な塩基を使用することが好ましい。従って、該所定 範囲内にpHを調節するためには、水酸化アンモニウム等の塩基を使用することが 好ましい。 任意の適当な量のpH調節剤を使用することができる。該pH調節剤は、好ましく は該インク組成物を基準として、約0.01重量%〜約3.0重量%の範囲内の量で使 用する。電解質 該表面改質または表面被覆した着色剤は、場合により1種またはそれ以上の電 解質を含んでいて、ジェットインク組成物を調製するのに該表面改質または表面 被覆した着色剤を使用した場合に、該ジェットインク組成物に最適の導電性を与 えることができる。任意の適当な電解質を使用することができる。一般的にヒト による消費に対して安全なものと認識されている任意の電解質(GRAS)を使用する ことができる。適当な電解質の例は、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、カ ルシウムおよびマグネシウムの塩化物、ヨウ化物、炭酸塩、重炭酸塩、クエン酸 塩、乳酸塩、アルギン酸塩および水酸化物を包含する。21C.F.R.§184.1。 該表面改質または表面被覆した着色剤は、任意の適当な量の、好ましくは該表 面改質または表面被覆した着色剤を基準として、約45重量%までの量の該電解質 を含むことができる。保湿剤 本発明のインク組成物は、更に保湿剤をも含み、印刷操作中並びに該インクの 保存中の該インクの乾燥を防止することができる。保湿剤は、高い沸点、好まし くは100℃以上、より好ましくは約150℃〜約250℃の範囲の沸点をもつ親水性溶 媒である。任意の適当な、当業者には公知の保湿剤を使用できる。適当な保湿剤 の一例は、グリセリンである。 任意の適当な量の、好ましくは該インク組成物基準で、約0.5重量%〜約5重 量%の、より好ましくは該インク組成物基準で、約1重量%〜約3重量%の量で 該保湿剤を使用することができる。殺生物剤 本発明のインク組成物は、更に適当な殺生物剤をも含み、特に水が該インク組 成物中に存在する場合に、バクテリア、黴または真菌の成育を阻止することがで きる。任意の適当な殺生物剤を使用できる。安息香酸塩、ソルビン酸塩等、およ びメチルp-ヒドロキシベンゾエート(メチルパラベン)が適当な殺生物剤の例で あり、メチルパラベンが好ましい殺生物剤である。該殺生物剤は、本発明のイン ク組成物中に、バクテリア、黴または真菌による攻撃を阻止するのに十分な量で 存在でき、該量は該組成物を基準として、約0.05重量%〜約0.5重量%、好まし くは約0.1重量%〜約0.3重量%の範囲内にある。その他の成分 本発明のインク組成物は、更に消泡剤を含み、その調製中並びに印刷操作中の 該ジェットインクの発泡を防止することができる。当業者には公知の任意の適当 な食品用の消泡剤を使用することができる。 調製並びに使用中の該ジェットインクの発泡を防止するのに有効な任意の適当 な量で、好ましくは該インク組成物を基準として、約0.01重量%〜約1重量%、 およびより好ましくは約0.05重量%〜約0.35重量%の範囲の量で使用できる。 本発明のジェットインク組成物は、更に添加剤および可塑剤等の付随的な成分 をも含むことができる。これらの物質は、印刷された像に改善された耐水性を与 え、また該インク担体を印刷後に蒸発させた場合に、該表面改質または表面被覆 着色剤上に形成される該フィルムの強度を改善する。適当な付随的成分の例は、 グリセリルモノオレエート(GMO)、ポリエチレングリコール、およびプロピレン グリコールを包含し、GMOが好ましい付随的な成分である。 本発明のジェットインク組成物は、任意の適当な方法、例えば必要な成分を組 み合わせかつ混合することにより調製できる。このジェットインクは、好ましく は以下のようにして調製する。所定量のエタノールおよび水を含有する該インク 担体を調製する。所定量の該塩基を添加して、そのpHを調節する。次いで、随意 成分としてのインクバインダー樹脂を上記溶液に溶解する。次に、この溶液を攪 拌した表面改質または表面被覆着色剤に添加し、十分に分散されたジェットイン クが得られるまで、混合操作を継続する。 以下の実施例は、本発明を更に説明するものであるが、これらは何等本発明の 範囲を限定するためのものではないことを理解すべきである。 実施例1 本実施例は、本発明の該表面改質または表面被覆着色剤の一態様の製造法を例 示するものである。 該表面改質または表面被覆着色剤の組成を以下に示す。成分 量(wt%) エタノール(200プルーフ) 40.0 ヒドロキシプロピルメチルセルロース(メトセル(METH0CEL)E3 2.0 プレミアム,Dow,75%エタノール/25% DI H2O中35%) 脱イオン水 12.7 水酸化アンモニウム 0.3 セラック溶液(200プルーフエタノール中35%) 5.0 TiO2(コウェット(K0WET)) 40.0 総計 100.0 該セラック溶液(#4改質コンフェクショナリーズグレード,MBZ)の所定量を、 所定量のエタノール、水および水酸化アンモニウムを含有する溶液と混合した。 この溶液に、所定量のヒドロキシプロピルメチルセルロース溶液を添加し、高剪 断ミキサーおよび温度コントローラを備えた反応容器内で混合し、約40℃の温度 に維持した。該所定量のヒドロキシプロピルメチルセルロースを、混合速度を約 500rpmに維持しつつ、徐々に添加した。この混合速度を約1,000rpmに高め、所定 量の該二酸化チタンを徐々に添加した。次いで、該容器の内容物を、約4,000rpm までのミキサー速度にて、30分間混合し、一方でその温度を約40℃に維持した。 次に、該容器の内容物を、周囲温度まで冷却し、かつ得られる該生成物を回収し た。この生成物を、径0.6mmのYTZビーズを使用した水平媒体ミル内で約20分間4, 000rpmにて粉砕し、該表面改質または表面被覆二酸化チタンを得た。上記の該ヒ ドロキシプロピルメチルセルロースおよびセラックの重量百分率は、固形分の百 分率を表す。 実施例2 本実施例は、実施例1のようにして調製した表面改質または表面被覆二酸化チ タンを使用した、本発明のジェットインク組成物の一態様の調製について説明す る。セラックを該インクバインダー樹脂として使用した。成分 量(wt%) 表面改質または表面被覆した着色剤(実施例1) 32.7 エタノール(200プルーフ) 43.0 脱イオン水 17.7 水酸化アンモニウム 0.8 セラック(溶液) 5.8 総計 100.0 このジェットインク組成物は、以下のようにして調製した。パートA 秤量した量のエタノールおよび脱イオン水を容器にとり、磁気回転バーを使用 して混合した。所定量の水酸化アンモニウムを添加し、約5分間混合した。200 プルーフ純度のエタノール中の、所定量のセラック溶液(#4改質コンフェクショ ナリーズグレード,MBZ)を添加し、約15分間混合した。パートB パートAからの所定量の物質を、清浄なステンレススチール製の容器に入れ、 ミキサー中で混合した。 実施例1におけるようにして調製した表面改質または表面被覆した着色剤を、 該ステンレススチール製容器内の該溶液に添加し、該内容物の連続的な混合状態 を維持した。該表面改質または表面被覆した着色剤の添加の完了後、該混合速度 を約2,000rpmまで高めた。この混合操作を、滑らかなインク組成物が得られるま で継続した。 実施例3 本実施例は、艶付けしたキャンディー上に印刷する際の、実施例2におけるよ うに調製したジェットインク組成物の利用性および諸特性を説明する。 実験室規模のジェット印刷ヘッドを、インク液滴の流れをコンベアベルトに導 くように搭載した。一連のM&Mキャンディーを接着テープ上に配置して、別々に 維持されるようにし、該テープで固定したキャンディーを、該コンベアベルトに 固定した。該コンベアベルトは、該キャンディーを該印刷ヘッドまで移動させな がら、各キャンディーを、本発明のジェットインク組成物でジェット印刷した。 この印刷後、完全に乾燥するまでの経過時間を、ストップウオッチを使用して追 跡した。インク乾燥時間は、1秒未満であった。高品位の印刷が得られた。滲み たは染みは見られなかった。実施例4 本実施例は、本発明の他の態様に係わる該表面改質または表面被覆した着色剤 の調製について説明する。 以下の成分を使用した。成分 量(wt%) SDA-3A(特別に変性したアルコール) 71.9 エチルセルロース(エトセル(ETHOCEL),D0W,200プルーフ 8.6 SDA 3A中の15%溶液) フォーラル(F0RAL)AX(SDA 3A中固形分35%) 2.0 FD&Cブルー#1レーキ濃縮物(WJ) 17.5 総計 100.0 フォーラル(F0RAL)AX樹脂をSDA 3A中に溶解して、フォーラルAX溶液を得た。 エチルセルロースをSDA 3A中に溶解し、得られた溶液を濾過した。該エチルセル ロース溶液および該フォーラルAX溶液を、高剪断ミキサーおよび温度コントロー ラを備えた反応容器内に入れた。次いで、該ブルー顔料を徐々にかつ15分間に渡 り連続的に、該樹脂溶液に約35-40℃の温度にて、約2,000rpmの高速混合条件下 で添加した。得られたペーストを、約40分間に渡り、約40-45℃にて、3,000-4,0 00rpmにて、高速度で更に混合した。この生成したペーストを、径0.6mmのYTZビ ーズと共に、水平媒体ミル内に入れ、ボールミル処理して、小さな粒径をもちか つ実質的に凝集体を含まない、均一なペーストを得た。該表面改質または表面被 覆した着色剤は、ジェットインク組成物の調製において有用であることが分かっ た。上記のエチルセルロースおよびフォーラルAX樹脂の量(wt%)は、固形分の割 合を意味する。 実施例5 本実施例は、実施例4の表面改質または表面被覆した着色剤を使用した、一態 様に係わる本発明のジェットインク組成物の調製を説明する。 以下の成分を使用した。成分 量(wt%) SDA-3A(特別に変性したアルコール) 72.0 10%塩化アンモニウム(水中) 3.0 実施例4の表面改質または表面被覆した着色剤 25.0 総計 100.0 このインク組成物は、十分に攪拌した実施例4の表面改質または表面被覆した 着色剤をエタノールで希釈することにより調製した。次いで、所定量の塩化アン モニウムを添加し、混合操作を約1,000rpmの速度で、インク組成物が得られるま で継続した。 得られたジェットインク組成物は、レモンおよびオレンジ等の柑橘類果実上に メッセージを印刷するのに首尾よく使用できた。該柑橘類果実を、6回の冷蔵庫 から室温雰囲気下に移動するサイクルに付したが、該メッセージの滲みまたは如 何なる他の劣化も観測されなかった。 実施例6 本実施例では、更なる添加剤を使用した、本発明のジェットインク組成物の一 態様の調製を説明する。 以下の成分を使用した。成分 量(wt%) SDA-3A(特別に変性したアルコール) 71.0 10%塩化アンモニウム(水中) 3.0 グリセリルモノオレエート 1.0 実施例4の表面改質または表面被覆した着色剤 25.0 総計 100.0 このインク組成物は、十分に攪拌した実施例4の表面改質または表面被覆した 着色剤をエタノールで希釈することにより調製した。次いで、所定量の塩化アン モニウム溶液およびグリセリルモノオレエート添加剤を添加し、混合操作を約1, 000rpmの速度で、滑らかなインク組成物が得られるまで継続した。 この本発明のインク組成物は、幾つかの利点を与える。このインク組成物は、 比較的沈降を生じないものである。該表面改質または表面被覆した着色剤を、非 −着色ジェットインクプリンタで使用して、該インクの諸特性を増強する、例え ば不透明度を高めることも可能である。 該印刷された像は滲みを生ずることなく、比較的迅速に乾燥する。2秒または それ以下の短い乾燥時間が観測された。該印刷されたメッセージは、該基質に対 する良好な接着性および優れた耐磨耗性を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 08/814,987 (32)優先日 平成9年3月14日(1997.3.14) (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU ,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH, CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,G B,GE,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP ,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU, LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,N Z,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI ,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ, VN (72)発明者 アグウィーラー ジョゼフィーン アメリカ合衆国 イリノイ州 60007 エ ルク グローヴ ヴィレッジ ハドソン コート 621 (72)発明者 ツォウ ワン カン アメリカ合衆国 イリノイ州 60062 ノ ースブルック セイラム ウォーク イー スト 3452 アパートメント #エイ1 (72)発明者 シディッキ モハメッド ダブリュー アメリカ合衆国 イリノイ州 60188 キ ャロル ストリーム モッカシン コート 918 (72)発明者 シアオ フェングフェイ アメリカ合衆国 イリノイ州 60056 マ ウント プロスペクト ウェスト ヴィク トリア ドライヴ #38―1711 (72)発明者 ヴェガ ジョージ ジー アメリカ合衆国 イリノイ州 60618 シ カゴ ノース セント ルイス アベニュ ー 3129 (72)発明者 ドン キアオ キアオ アメリカ合衆国 イリノイ州 60062 ノ ースブルック セイラム ウォーク イー スト 3452

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 粒径0.01μ〜25μの範囲の食品用着色剤、着色剤担体および表面改質または 表面被覆剤を含むことを特徴とする、表面改質または表面被覆した食品用の着色 剤。 2. 該表面改質または表面被覆剤が、(i)セラックまたは(ii)セルロース樹脂お よび酸性樹脂を含む、請求の範囲第1項に記載の表面改質または表面被覆した食 品用の着色剤。 3. 該セルロース樹脂がエチルセルロースであり、かつ該酸性樹脂がロジン樹脂 である、請求の範囲第2項に記載の表面改質または表面被覆した食品用の着色剤 。 4. 該ロジン樹脂が、水添ウッドロジン樹脂である、請求の範囲第3項に記載の 表面改質または表面被覆した食品用の着色剤。 5. 該セラックが、改質し、漂白したセラックである、請求の範囲第2項に記載 の表面改質または表面被覆した食品用の着色剤。 6. 更に、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、およびポ リビニルピロリドンからなる群から選ばれる付随的なバインダー樹脂をも含む、 請求の範囲第1項〜第5項の何れか1項に記載の表面改質または表面被覆した食 品用の着色剤。 7. 該着色剤がFD&Cブルー#1のレーキまたは二酸化チタンである、請求の範囲第 1項〜第6項の何れか1項に記載の表面改質または表面被覆した食品用の着色剤 。 8. 該担体が、エタノール等のアルコールを含む、請求の範囲第1項〜第7項の 何れか1項に記載の表面改質または表面被覆した食品用の着色剤。 9. 該担体が、更に水をも含む、請求の範囲第8項に記載の表面改質または表面 被覆した食品用の着色剤。 10.更に、安定剤をも含む、請求の範囲第1項〜第9項の何れか1項に記載の表 面改質または表面被覆した食品用の着色剤。 11.インク担体および請求の範囲第1項〜第10項の何れか1項に記載の表面改質 または表面被覆した着色剤を含むことを特徴とする、食品または薬剤製品に印刷 を施すのに適した、ジェットインク組成物。 12.グリセリルモノオレエート、ポリエチレングリコールおよびプロピレングリ コールからなる群から選ばれる1種またはそれ以上の付随的添加剤をも含む、請 求の範囲第11項に記載のジェットインク組成物。 13.該インク担体が、エタノール等のアルコールまたはアルコールと水との混合 物を含む、請求の範囲第13項に記載のジェットインク組成物。 14.更に電解質をも含む、請求の範囲第11、12または13項に記載のジェットイン ク組成物。 15.請求の範囲第2項および第6項に記載の表面改質または表面被覆した着色剤 の製法であって、 (a)前記セラックを前記担体に溶解する工程、 (b)工程(a)で得られた溶液に、前記付随的なバインダー樹脂を溶解する工程 、 (c)工程(b)で得られた溶液に、安定剤塩基を添加する工程、および (d)工程(c)で得られた溶液に、二酸化チタンを分散させる工程 を含むことを特徴とする、上記方法。 16.請求の範囲第3項または第4項に記載の表面改質または表面被覆した着色剤 の製法であって、 (a)前記エチルセルロースを前記着色剤担体に溶解する工程、 (b)前記酸性樹脂を、工程(a)で得られた溶液に溶解する工程、および (d)前記着色剤を、工程(b)で得られた溶液に分散させる工程 を含むことを特徴とする、上記方法。 17.食品または薬剤製品上にジェットインク印刷する方法であって、請求の範囲 第11項〜第14項の何れか1項に記載のジェットインク組成物の流れを該製品に射 出する工程と、該インク液滴が該製品の表面上に所定の印刷されたメッセージを 形成するように該流れの方向を制御する工程を含む、上記方法。
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