JP2000506919A - オレフィンモノマー類の重合プロセスと装置 - Google Patents

オレフィンモノマー類の重合プロセスと装置

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Abstract

(57)【要約】 触媒を含む流体ストリームを形成し、長く形成された前重合リアクター(1)で、該前重合リアクターの径よりもやや短い直径の区画プレート(12b)により分離された少なくとも二つの連続したチャンバー(12a)を含む前記重合リアクター内へ前記流体ストリームを連続供給し、前記重合リアクター(1)内へモノマーとオプショナルに助触媒及びドナーとを前記オレフィンが前記触媒に重合される温度条件のもとに前記チャンバー(12a)内に混合された流れを維持しながら供給し、そして、生じたポリマースラリーを前記重合リアクターから排出させることにより、オレフィンモノマーを重合するプロセス。

Description

【発明の詳細な説明】 名称 オレフィンモノマー類の重合プロセスと装置 この発明は、オレフィン重合プロセス、特に、液体媒体においてオレフィン類を 重合するプロセスに関するものである。さらに発明は、前重合工程を含む重合プ ロセスに関するものである。この発明は、また、オレフィン重合装置にも関する ものである。 炭化水素類、例えば、1-オレフィン類からソリッドのポリマーを製造する種々の 方法が開発されている。そのような方法の一つにおいては、エチン、プロピレン 又はブテンのようなオレフィン類は、炭化水素希釈剤(ダイリューエント)中ま たは希釈剤として作用するモノマー類中で触媒の存在のもとに重合される。重合 リアクター内で適当な圧力を維持させることにより、前記反応物は、液相状態に 保たれる。ポリマーが希釈剤に溶解しないか、又は、ほんの僅かに溶解する場合 、このポリマープロダクトは、前記希釈剤に懸下される粒子のように形成され、 したがって、該プロセスをスラリープロセスという。 バッチプロセスとして前記プロセスは、すべてのポリマー粒子が前記リアクター における滞留時間を同じくし、したがって、プロダクトクオリティを一様にする 。しかしながら、商業用の大量生産プラントにおいては、重合リアクターは、大 型化の傾向にある。操作に多大の労力を要し、バッチからバッチへのプロダクツ のクオリティは、同じではなくなる。これらの理由によりバッチリアクターは、 商業的に受け入れられない。 代表的な連続スラリープロセスは、ループを形成する連続パイプリアクター内で 行われ、該リアクターにおいては、循環する乱流内で重合が行われる。 ポリマー、希釈剤及びモノマー類を含むプロダクトは、連続的にか、又は、さら に通常には、定期的に排出バルブを介して前記ループから取り出され、セパレー ターへ導かれ、そこで圧力を低下させてポリマーを分離する。 オレフィン重合技術における別のリアクタータイプは、気相リアクターであり、 該リアクターにおいては、触媒とガス状モノマー類の存在のもとに重合が行われ る。この重合は、一般的には、流動床リアクター内で行われ、ポリマー粒子を重 合して形成した床内で連続的に重合が行われる。この床は、前記リアクターのト ップからリアクターのボトムへ流れる循環ガス流によって流動状態に保たれてい る。前記循環ガス流を冷却することにより、重合熱を除去する。 また、連続多相プロセスも知られており、ループリアクター(複数)のような複 数のスラリーリアクターに一基又は複数基の気相リアクターが後続しているか、 又は、二基又は複数基の気相リアクターが直列状態になって使用されている。 連続プロセスにおける既知の問題は、触媒の滞留時間を等しくさせることが困難 である点である。したがって、プロダクトクオリティは、多かれ少なかれ一様に ならない傾向にある。この現象は、特に、多相プロセスにおいて顕著になる。触 媒は、第1のリアクターのみに供給されるのが通常である。触媒粒子の一部はよ り長い時間にわたりモノマー類と反応するが、触媒の一部分は、リアクター内を 直進し、多かれ少なかれ未反応のままで除去される。次のリアクター内では、未 反応触媒粒子は、モノマー類と異なって反応し、その結果、就中、プロダクトク オリティが一様にならず、ゲル状になったりランプ状になったりし、プロセスコ ントロールが一層困難になる。 また、これらの触媒を用いてメインの重合リアクターへオレフィンモノマーを導 入する前に、少量のオレフィンモノマーを触媒で前重合することも知られている 。このような前重合により触媒の消費が減ることが一般的であって、結果として のポリマー組織が改善される。また前重合された触媒は、炭化水素溶媒中により 早く懸濁し、バルク密度がより高いポリマーを作り、気相リアクター内における ランプの形成を減少させる。 このような前重合は、メインの重合リアクターとは別個の容器内の適切な希釈剤 又はモノマー中でソリッドの触媒成分を少量のオレフィンモノマーに接触させる ことにより行うことができる。 前重合の最も手軽な方法は、連続前重合であるが、滞留時間分布により触媒の一 部が充分に前重合されず、メインの重合リアクター内にファインズ(細かい粒の 集まり)が発生する。多くの場合バッチ前重合は、触媒活性を低下させ、前重合 された触媒バッチ間に相違が常に生じる。多量の触媒を前重合しなければならな いので、ポリマーの量で触媒取り扱いが面倒になる。 上記したすべての重合プロセスにおける共通の問題点は、滞留時間分布にばらつ きがある点で、これによってプロダクトクオリティが一様に、そして、望ましい ものにならず、プロセスコントロールが一層困難になる。この問題は、非常に径 が細い筒状で極めて長いリアクターを用いれば、ある程度回避することができる 。例えば、EP0279153には、前重合方法が記載されており、重合がプラ グフローとして行われている。しかしながら、この種のリアクターは、コントロ ールが難しく、プラッギングするおそれとキャパシティの低さの理由でハイプロ ダクションレートには適していない。 したがって、滞留時間分布をより限定でき、重合度合いが一様にならないこ とで生じる問題を除くことができるような重合が行えるオレフィン重合プロセス が必要である。 本発明の目的は、上記した欠点を除くことができる重合プロセスを達成すること である。本発明の他の目的は、触媒重合のようなノーマルの重合にも十分適用で きるオレフィン重合プロセスを達成することである。さらに本発明の他の目的は 、使用する触媒がある方法で前重合される重合プロセスを達成することである。 このように、発明は、オレフィン重合触媒、希釈剤及びオプショナルに助触媒と ドナーの存在のもとに流体媒体中でオレフィンモノマーを重合するプロセスに関 し、前記プロセスは、以下の工程を含む: − 前記触媒を含む流体ストリームを形成し、 − 長く形成された重合リアクターで、該重合リアクターの径よりもやや短い 直径の区画プレートにより分離された少なくとも二つの連続したチャンバ ーを備える前記重合リアクター内へ前記流体ストリームを連続供給し、 − 前記重合リアクター内へモノマーとオプショナルに助触媒及びドナーとを 前記オレフィンが重合される温度条件のもとに供給する一方、前記チャン バー内にミックスされたフローを維持して前記流体中で前記モノマーとオ プショナルのコモノマーとを重合し、そして − 生じたポリマースラリーを前記重合リアクターから取り出すこと。 また発明は、オレフィン重合触媒、希釈剤及びオプショナルに助触媒とドナーの 存在のもとにオレフィンモノマー及びオプショナルには他のモノマーを重合する 装置に関し、前記装置は、以下を備える: − 長く形成された重合リアクターで、該重合リアクターの径よりもやや短い 直径の区画プレートにより分離された少なくとも二つの連続したチャンバ ーを備える前記重合リアクター内へ流体ストリームを連続供給する手段、 − 前記重合リアクター内へモノマーとオプショナルに助触媒及びドナーとを 前記オレフィンが重合される温度条件のもとに供給する一方、前記チャン バー内にミックスされたフローを維持して前記流体中で前記モノマーとオ プショナルのコモノマーとを重合する手段、及び − 生じたポリマースラリーを前記重合リアクターから取り出す手段。 発明は、またオレフィン重合触媒を前重合する装置にも関する。 発明によれば、重合は、長くなっているリアクター、好ましくはシリンダー状の リアクター内で行われ、該リアクターは、内径が入り口ポイントと出口ポイント の内径よりも大きくなっている。前記用語”長くなっている”とは前記リアクタ ーの長さと直径との比率が2、好ましくは2.5よりも大きいものであることを 意味する。 発明によれば、重合リアクターは、重合リアクターの直径よりもやや短い直径の 区画プレートにより分けられた連続した少なくとも二つのチャンバーを備える。 前記重合リアクターは、いくつかの連続したチャンバーに区分されていることが 好ましい。 このような重合リアクターにおいては、前記チャンバーのそれぞれには、ミキシ ングデバイスが設けられていて、触媒の付着を無くしたり、前記重合リアクター の面にポリマーが形成されないようにすることが好ましい。ミキサーデバイスと して一つ又は複数の回転ミキサー又は静止ミキサーが使用でき る。静止ミキサーは、また前記リアクターの壁に取り付けることができる。 前記複数のチャンバーは、プレート状の部材により互いに区分されており、これ らチャンバーの間には、狭いギャップが存在している。したがって前記プレート の直径は、重合リアクターの内径よりもやや細いものが好ましい。しかしながら 、区画するプレートの直径をより短いものにすることも可能である。一般的に言 って、前記直径を前記リアクターの直径よりも1〜25mm短くしてよい。重合リア クターをいくつかのチャンバーに分けると、区画プレートの直径が細くなり、プ ラッギングのおそれがなくなる。前記リアクターの直径と最後尾のチャンバーに おける区画プレートの直径との間のギャップは、前記リアクターの出口開口の直 径よりも細くなっていることが好ましい。 発明の一つの実施例によれば、区画プレート(複数)と該プレートの間のミキサ ーは、同じシャフトに取り付けることができる。 液体及び触媒粒子は、分離プレートとリアクターの壁との間を通って次のチャン バーは流れる。前記ディスクの回転によって、領域がクリーンに保たれる。前記 リアクターの第1のチャンバーにおける触媒の平均滞留時間は、触媒フィーダー のサイクルタイムの少なくとも3倍、好ましくは10倍であり、これによって、 後続のチャンバーにおける本重合のための触媒送りにおける変動が確実になくな るようになる。 前記リアクターは、垂直でも水平でもよいが、垂直ポジションが好ましい。発明 によれば、前記リアクターにおけるプラッグフロー挙動により、すべての活性触 媒粒子が後段の重合における破損物を防ぐに十分なプレポリマーを確実に有する 。 付加的な特徴として、発明によるリアクターは、リアクターの内面に位置した補 助のフローミキシング手段を含むことができる。このような手段は、例えば、い くつかのチャンバー又は各チャンバー内のリアクター内面及び/又はリアクター のカバープレートに取り付けて分散点在させることができる。このようなミキシ ング要素により、リアクターの壁からリアクターの中央部に向け強制的にフロー を流し、ミキシング効果を増進させる。 前記フローミキシング手段は、また支持バーを備え、これは、中央シャフトのベ アリングブロックを支持する。前記バーは、リアクターの壁に対する摩擦又は他 の手段によりロックされていることが好ましい。 重合触媒または該重合触媒の部分を含む流体キャリアストリームが形成され、こ のリアクターへ供給される。重合可能なモノマー又は複数のモノマーの第2のス トリームもまた前記リアクター内へ供給される。触媒システムの他の成分もこの リアクター内へ供給されることができる。 流体キャリアストリームとして、不活性の炭化水素希釈剤(ダイリューエント) を使用できる。このような希釈剤には、取り分け、プロパン、ブタン、ペンタン 、ヘキサンなどのものが含まれる。また重合可能なモノマー類も前記流体キャリ アとして使用できる。そのようなモノマー類には、例えば、プロピレン、ブテン 及びヘキセンが含まれる。前記した流体キャリアの混合物もまた使用できる。 重合は、混合されたピストン流れのようにリアクター内部で行われる。この用語 は、リアクター内部の流れが混合された流れとして流れるが、その流れ方向は、 リアクターの一端から他端へほぼ前進する方向であることを意味する。リアクタ ーコンテンツのどのパート(部分)もリアクター内を後退しな いものであって、流れが他の流れの部分よりも長く同じ場所に留まるような流れ が滞留する領域が全く存在しない。 前記リアクターにおける滞留時間は、使用する触媒又は所望する重合度合いのよ うな要因により定まるが、滞留時間が1分以上、好ましくは2分から30分の場 合、この発明の利点が概ね達成される。重合リアクターを前重合リアクターとし て使用される場合には、短い時間で十分であり、重合リアクターを通常の重合リ アクターとして使用する場合には、より長い時間を必要とする。 発明によれば、助触媒の少なくとも一部(パート)をリアクターの第1のチャン バー内へ供給する。プロピレン重合の場合には、どのチャンバーにも又は触媒と 共にドナーを供給できる。 重合熱を冷却により除去する。冷却は、重合リアクターを囲む冷却ジャケットで 行うことができる。しかしながら、冷却のためには他の方法も使用できる。 反応温度は、幅広い範囲、例えば、0℃から90℃の範囲内で選ぶことができる 。圧力も同様に幅広い範囲、例えば、10バールから100バールの範囲内で選 ぶことができる。冷却ジャケットは、これをいくつかのコンパートメントに分け 、リアクターの全長にかけて温度勾配をつけることができる。オレフィン類の重 合のためにソリッドで遷移金属-ベース重合触媒を使用することは周知である。 一般的に言って、これらの触媒は、チタン、バナジウム、クロミウム及びジルコ ニウムのような遷移金属のハロゲン化物から誘導された錯体と助触媒をベースと するもので、オルガノアルミニウム化合物のような金属アルキル類をベースとす るのが一般的である。代表的な触媒は、 チタンハロゲン化物からなり、これは、アルキルアルミニウムとコンプレックス されたマグネシウムハロゲン化物に支持されている。ポリマーの立方特異性をコ ントロールするために電子ドナー又はルイス塩基類を使用することも知られてい る。このような電子ドナーの例は、特に、エーテル類、エステル類及びシロキサ ン類である。発明によれば、上記したチーグラー-ナッタ触媒の他に、メタロセ ンタイプの触媒も使用できる。 リアクターへ供給される触媒成分は、適切な媒体中で混合してもよい。このよう な媒体は、例えば、炭化水素ワックスである。触媒をコンベンショナルの方法で も前重合でき、後処理を発明により行う。 発明のプロセスは、そのような触媒の前重合に特に有利である。前重合の各段階 は、異なる条件で行うことができる。例えば温度、モノマー、希釈剤、助触媒及 びドナー濃度を変えることができる。前重合の異なる段階で異なるモノマー類を 使用できる。触媒の最適パフォーマンスを得るようにするために異なる組成物を 接触させることができる。さらにコンベンショナルの静電気防止剤をリアクター の所望の部位へ供給できる。 発明によるリアクターは、製造しやすい構造になっている。リアクターをプラグ してしまう余計なフランジや壁が一切必要でない。分離プレートの増減によりチ ャンバーの数が簡単に変えられ、ミキシングエレメンツも後で増減できる。 発明のプロセスは、種々の重合プロセスにおける前重合工程に特に有利に適用さ れる。このように、発明の一つの目的は、オレフィン重合触媒、希釈剤及びオプ ショナルの助触媒及びドナーの存在のもとにオレフィンモノマーを重合するプロ セスであり、このプロセスは、モノマー(モノマーズ)、希釈 剤、触媒、助触媒及びオプショナルに水素及び/又はドナーを前記オレフィン( 複数のオレフィン)をオレフィンポリマーに重合する温度条件で少なくとも1基 のリアクターへ供給し、重合の後、前記ポリマーを前記リアクターから取り除く ものである。このプロセスは、重合リアクターへ供給された触媒を含む流体キャ リアストリームを発生させ、長くなった前重合チャンバーであって、この前重合 チャンバーの直径よりも僅かに短い直径をもつ区画プレートで仕切られた少なく とも二つの連続したチャンバーを含む前記前重合チャンバーへ前記キャリアスト リームを連続的に流して前記触媒を前重合し、前記前重合チャンバーにおいて、 前記オレフィンを前記触媒に前重合させる温度条件下で混合されたピストン流れ を維持しながらモノマー及びオプショナルに助触媒とドナーを前記前重合チャン バー内に供給し、前記前重合された触媒を第1の重合リアクターへ供給すること を特徴とするものである。 このように、触媒の前重合をまず最初に行い、該プロセスは、前記前重合工程の 後、一つ又は複数のスラリーリアクターを備えることができるものである。該ス ラリーリアクターは、コンベンショナルの攪拌タンクリアクター又はループリア ターでよい。 発明によるプロセスは、また先行の前重合工程に一つ又は複数の気相リアクター が後続するプロセスを含むこともできる。 さらに、先行の前重合工程に続く重合プロセスは、スラリー及び気相重合工程を 組み合わせたものでもよい。スラリー重合工程は、ループリアクター工程である ことが好ましい。 スラリープロセスにおいて、前重合ベッセル(容器)は、後続のリアクターより も高いものであるように選ばれることが好ましい。かくて、該前重合チ ャンバーからスラリーリアクターへ前重合された触媒を移すのが可及的に容易に なり、これは、触媒を次のリアクターへ直進させることができるからである。か くして、圧力は、例えば40〜90バール、好ましくは、50〜70バールの間 でよいが、次のスラリーリアクターでの圧力は、これよりも高い圧力であること が条件となる。所望に応じて、前重合された触媒を定期的に移送することができ 、さらに、コンベンショナルの触媒移送デバイスも必要に応じて使用できる。 リコメンドしたい点は、前記プロセスにおける全体の触媒量を発明による前重合 に供給し、スラリーリアクター又はリアクターズへは余分の触媒を一切供給しな いことである。その代わりに助触媒を前重合工程にのみ供給するか、或は、前重 合チャンバーへ一部を、そして、スラリー重合リアクター又はリアクターズへ一 部を供給することができる。 低沸点不活性炭化水素を重合媒体としてスラリーリアクターへ供給する。適当な 炭化水素の例は、プロパン、ブタン、ペンタン及びヘキサンのような脂肪族炭化 水素である。有利な炭化水素は、特に、プロパンとイソブタンである。前記した 炭化水素の一つ又は複数のものの混合物を使用することも可能である。プロピレ ン重合の場合、重合媒体は、プロピレンであることが好ましい。 先行のリアクターからの反応混合物からなる反応混合物は、添加されたフレッシ ュのモノマー、水素、オプショナルのコモノマー及び助触媒と共にスラリーリア クターを連続して循環し、これにより、炭化水素媒体又はモノマー中に粒子状で より一層懸濁したポリマーが作られる。全プロダクションの少なくとも12重量 %のものが各スラリーリアクターにおいて重合されるように、スラリーリアクタ ーの条件を選ぶ。温度は、40〜110℃の範囲、有 利には50〜100℃の範囲内で選ばれる。反応圧力は、先行のリアクターの圧 力よりも低いことを条件として40〜90バール、好ましくは、50〜70バー ルの範囲内で選ばれる。滞留時間は、少なくとも10分、好ましくは0.5〜2 時間の範囲内である。 スラリー重合においては、1基より多いリアクターを直列で使用する。このよう な場合、不活性炭化水素中の、又は、スラリーリアクターで作られたモノマー中 におけるポリマー懸濁液を不活性成分とモノマーとに分けず、先行のスラリーリ アクターにおけるよりも低圧で作用する後続のスラリーリアクターへ定期的に又 は連続的に供給するものである。 さらに、重合媒体の臨界温度及び臨界圧力を越える温度と圧力で1基または1基 以上のスラリーリアクターを操作することができる。重合は、超臨界条件で行わ れる。 スラリーリアクター(リアクターズ)のタイプは、コンベンショナルの攪拌タン クリアクター又はループリアクター又はこれらの組み合わせのものでよい。ルー プリアクターの使用が好ましい。 発明によるリアクターは、また、一つ又は複数の気相リアクターの前にある前重 合リアクターとしても使用できる。気相リアクターは、通常の流動床リアクター でよいが、他のタイプの気相リアクターも使用できる。流動床リアクターにおい ては、流動床は、形成され、そして、成長するポリマー粒子ならびにポリマーフ ラクションと共に生じる未だ活性の触媒からなる。該床は、例えばモノマーのよ うな気相コンポーネンツを、前記粒子類を流体のように作用させるフローレート で導入することにより流動状態に保たれている。流動化の気体は、窒素のような 不活性キャリアガス及び変性剤としての水素 をも含む。 使用される気相リアクターは、50〜115℃、好ましくは、60〜110℃の 範囲の温度、10〜40バールの間の反応圧力、2〜30バールのモノマーの分 圧で操作される。 さらに別の実施例によれば、発明のリアクターは、スラリーリアクター又は複数 のスラリーリアクター及び気相リアクター又は複数の気相リアクターが後続する 前重合リアクターとして使用される。 すべての重合工程においては、エチレン、プロピレン、ブテン、ペンテン、ヘキ セン及び類似物並びにそれらの混合物から選ばれたコモノマー類も使用できる。 発明を図面によりさらに示すもので、図面において 図1aは、発明による重合デバイスを示し、該デバイスは、重合リアクター又は 前重合リアクターとして適用される。 図1bは、A−A線にそう図1aのリアクターの拡大断面図であり、そして 図2は、ループリアクター及び気相リアクターが後続する前重合リアクターを備 える発明の一つの好ましい実施例の略図的フローグラフである。 図1aと図1bとにおいては、発明による重合リアクターを符号1で示す。重合 リアクタ−1は、概ね長くなったシリンドリカルの形態のもので、内面2、デッ キプレート3a及びボトムプレート3bにより構成されている。リ アクター1の長さ/直径の比率は、少なくとも2、好ましくは2.5以上である 。冷却ジャケット4によりリアクター1を冷却でき、該ジャケットは、リアクタ ー1の内壁2の一部又は全部を囲む。冷却ジャケット4は、セパレーター5によ りいくつかの冷却チャンバーに区分けされることができる。冷媒をライン6とバ ルブ7とを介して冷却ジャケット4に導入し、バルブ8とライン9とを介して冷 却ジャケット4から排出する。このように、必要の場合、リアクター内の反応温 度に差をもたせることができる。 リアクターには、リアクター1の全高にわたり伸びる中央シャフト10が備えら れている。シャフト10は、適当な手段11で回転される。リアクター1の内部 は、中央シャフト10に取り付けられた区画プレート12bにより少なくとも二 つのチャンバー12aに区分けされている。各区画プレート12bの直径は、区 画プレート12bとリアクターの内壁2との間に2〜25mmのギャップを残すよう にリアクター1の内径よりも僅かに短くなっている。区画プレート12bの数は 、1〜100の間で変えることができ、これによって、リアクター1の内部にシー ケンシャルの二つ又はそれ以上の重合チャンバー12aが設けられる。 さらにリアクター1には、チャンバー12aの内部にミキシングエレメンツ13 が備えられている。ミキシングエレメンツ13は、リアクター1の内壁2に取り 付けられ、チャンバー12aの内部に伸びている静止エレメンツ14でもよい。 このような静止ミキサー14は、リアクターの壁2の異なる部位またはリアクタ ー1のデッキプレート3a及びボトムプレート3bの異なる部位に配置できる。 シャフト10は、ベアリングブロック15により支承されることもできる。その ような構成においては、ベアリングブロオク15は、バー16によりリ アクター1の内壁2に支持されている。支持バー16がリアクター1における重 合媒体の循環流れに有効なミキシング作用を与える。支持バー16の端部は、摩 擦手段その他の手段によりリアクターの壁2に支持され、回転しないようになっ ている。 貯留部17から触媒が供給デバイス18へ送られ、ここでライン19からの希釈 剤と混合され、さらに、ライン20を経てリアクター1へ供給される。同じ又は 異なるモノマー類をライン21a及び/又はライン21bとバルブ22を介して リアクター1へ供給できる。助触媒とドナーとが貯留部23と供給デバイス24 とからライン25からの希釈剤と共にリアクター1へ供給される。同じようにし て、同じ又は異なる助触媒とモノマー類をライン26とバルブ27とからリアク ター1へ供給できる。 ポリマー又は複数のポリマーがライン28を介してリアクター1から除去される 。ライン29から帯電防止剤をポリマー又は複数のポリマーへ供給することがで きる。 図2には、発明による前重合リアクター1をループ−気相シーケンスと組み合わ せて使用した一つのプロセスの概略図が示されている。 貯留部30からの触媒は、ライン32からの希釈剤と共に供給デバイス31へ供 給される。供給デバイス31は、触媒/希釈剤混合物をライン33を介して前重 合チャンバー1へ供給する。モノマーがライン34を介してリアクター1へ供給 され、助触媒と有り得ればドナーとがライン35を介してリアクター1へ供給さ れることができる。 前重合チャンバー1から前重合された触媒が好ましくは直接ライン36を経 てループリアクター40へ排出される。ループリアクター40においては、ライ ン42からの希釈剤を、ライン43からのモノマーを、そしてタイン45からの オプショナルのコモノマーをライン46を介して添加することで重合を継続する 。ループリアクター40へは、オプショナルに助触媒を通常の手段(図示せず) で添加することもできる。 ループリアクター40からポリマー-炭化水素混合物が一つ又は数個の排出バル ブ47とプロダクト移送ライン48とを経てフラッシュセパレーター50へ供給 される。複数のポリマー粒子から除去された炭化水素媒体、残りのモノマー及び 水素がフラッシュセパレーター50からライン51を経て回収ユニット(図示せ ず)へ排出されるか、又は、ライン46を経てループリアクター40へ戻される 。複数のポリマー粒子は、フラッシュセパレーター50から排出ライン52を介 して気相リアクター60へ排出される。 気相リアクター60の下位部分には、複数のポリマー粒子からなる床があり、こ れは、ライン61、コンプレッサー62及び熱交換器(図示せず)を介してリア クター60のトップから排出したガスを通常の手段で循環させることにより通常 の手段で流動状態に保たれる。必ずしも必要ではないが、リアクター60がミキ サー(図示せず)を備えていると有利である。周知の手段でリアクター60の下 位部分にライン63を介してモノマーを、ライン64を介してオプショナルのコ モノマーを、そして、ライン65を介して水素を供給できる。リアクター60か らは、連続して、又は、定期的に移送ライン66を介して回収システム(図示せ ず)へプロクトが排出される。 実施例 高活性触媒と高活性重合条件(例えば、十分な水素)を使用して、新規シス テムの特性をテストした。実施例1〜6のために、MFR(2.16kg 230℃)20±1g /10分)をもつ高立体規則性(ハイアイソタクティック)(98±1%)ホモポリマー が作られた。ノーマルの温度70℃、高温の温度94℃が実際の重合においてテ ストされた。 実施例1 連続操作のパイロットプラントを用いてプロピレン(PP)-ホモポリマーを作った 。このプラントは、触媒、アルキル、ドナー及びプロピレン供給システムと、い くつかのコンパートメントによりCCSTRと称される小型の攪拌タンクリアクター とを備えている。前記コンポーネンツは、該CCSTRへ供給される。 使用された触媒は、高活性のものであり、フィンランド特許第88047号により作 られた立体特異性のZN−触媒であった。前記CCSTRへ供給する前に、該触媒をト リエチルアルミニウム(TEA)とジシクロペンチルジメトキシシラン(DCPDMS)[Al/T iのレシオは3、Al/ドナーのレシオは3(モル)]とに接触させた。 前記触媒がフィンランド特許第90540号により供給され、プロピレンと共に 毎時15kgで、TEAとDCPDMSも供給される前記CCSTRへ流し込まれた 前 記CCSTRを圧力40バール、温度20℃、触媒の平均滞留時間3分で操作した。 Al/Ti(モル)レシオを150に保ち、Al/ドナーのレシオを5に保った 。 前記ループリアクターを圧力39バール、温度70℃、触媒の平均滞留時間 3時間で操作した。圧力を下げてポリマースラリーから固形ポリマーを分離した 。作られたPP-ホモポリマーのMFR(2.16kg,230℃)を水素供給して20にコント ロールした。プロダクトの特性を表Iに示す。 実施例2(比較) 仕切りしたCCSTRをノーマルの連続攪拌−タンクリアクター(CSTR)に替えたほか は実施例1と同様に行った。 実施例3 実施例1の手順を繰り返した。 実施例4 触媒の平均滞留時間を4分に保ったこと以外、実施例1と同様に行った。 実施例5(比較) 仕切りしたCCSTRを普通のCSTRに替えたほかは、実施例4と同様に行った。 実施例6 触媒の平均滞留時間を2分に保ったこと以外、実施例1と同様に行った。 実施例7(比較) 連続重合を用いなかった点を除き実施例6と同様に行った。フィンランド特許第 95387号により触媒をバッチにおいてプロピレンと前重合した(プロピレン /触媒のマスレシオは、10であった)。 前記触媒をTEA及びDCPDMSとに混合し、冷たいプロピレンと共に前記ループリ アクターへ流し込んだ。 実施例8 連続前重合の前に、フィンランド特許第95387号によりバッチで触媒をプロ ピレンに前重合させた(プロピレン/触媒のマスレシオは、10であった)点を 除き、実施例2と同様に行った。 実施例9 連続操作のパイロットプラントを用いてプロピレン(PP)-ホモポリマーを作った 。このプラントは、触媒、アルキル、ドナー及びプロピレン供給システムと、い くつかのコンパートメントによりCCSTRと称される攪拌タンクリアクターとを備 えている。前記コンポーネンツが該CCSTRへ供給される。 実施例1に従って触媒を前記CCSTR-リアクターへ供給した。該リアクターは圧力 51バール、温度20℃、触媒の平均滞留時間5分で操作された。Al/Ti( モル)のレシオを75に、Al/ドナーのレシオを5に保った。 前記CCSTRからのポリマースラリーを、水素及びより多くのプロピレンとがまた 供給されるループリアクターへ供給した。このループリアクターを圧力50バー ル、温度94℃、触媒の平均滞留時間30分で操作した。圧力を下 げて該流体からソリッドのポリマーを分離した。作られたプロピレン(PP)-ホモ ポリマーのMFR(2.16kg,230℃)を水素供給を介してコントロールした。プ ロダクト特性を表IIに示す。 実施例10(比較) 連続前重合を用いなかった点を除き実施例9と同様に行った。フィンランド特許 第95387号に従って、触媒をバッチにおいてプロピレンに前重合した。 前記触媒をTEAとDCPDMSとに混合し、冷たいプロピレンと共にスラリーリアク ターへ流し込んだ。 実施例11(比較) 触媒をフィンランド特許第95387号に従って、バッチにおいてマスレシオが 7(プロピレン(PP)/触媒)にまで前重合した点を除き、実施例7(比較)のよ うに、シクロヘキシルメチルメトキシシラン(CHMMS)をドナーとして使用し、ル ープリアクターにおいてAl/Ti(モル)レシオを100に保ち、作られたプ ロピレン(PP)-ホモポリマーのMFR(2.16kg,230℃)を水素供給を介して2.5 にコントロールした。 プロダクトの特性を表IIIに示す。 実施例12(比較) 内径が4mmの細い直径のパイプを用い、触媒の滞留時間を20秒にするよ うに該パイプの長さを選択し、該パイプを0℃で操作した点を除き、実施例11 (比較)のように行った。 実施例13(比較) 実施例12(比較)と同じであるが、前記パイプは、20℃で操作された。 実施例14(比較) 実施例13(比較)と同じであるが、前記パイプの長さを触媒の滞留時間が40 秒になるように選択した。ラインは、長い時間にわたり操作できず、プロダクト 特性が全く得られなかった。 実施例15 実施例1と同様に行ったが、前重合リアクターの上位部分の温度を20℃、前重 合リアクターの下位部分の温度を40℃にした。触媒の平均滞留時間は7分であ った。水素全供給量の50重量%を前重合リアクターへ、50重量%をループリ アクターへ供給した。 プロダクトの特性を表IVに示す。 実施例16 実施例1と同様に行ったが、コンパートメントCCSTRを前重合リアクターの上位 部分に二つのコンパートメント(一つの区画プレートで分けられているもの)が あり、最下位に三つの垂直な均等にするグリッドをもつものに替え た。 実施例17 実施例16と同様に行ったが、メタロセン触媒、即ち、ポーラスなSiO2にサポー トされたrac-ジメチルシランジイルジイル-ビス-1,1'-(2-メチル-4-フェニルインデニル)ジルコニウム二塩化 物を使用した。該触媒をプロパンを供給して前重合リアクターへ流し込んだ。助 触媒及びドナーは、一切供給しなかった。触媒の平均滞留時間を9分に保った。 前重合リアクターの上位部分の温度は15℃であり、前重合リアクターの最下位 部分の温度は13℃であった。プロピレン(PP)ホモポリマーのモルフォロジーは 、優秀(微細物なし)であった。プロセスの操作性は、良好であった。 実施例18(比較) 実施例17と同様に行ったが、連続前重合は、これを行わなかった。バッチ(気 相のドライ前重合)において触媒をプロピレンで前重合した(プロピレン(PP)/ 触媒のマスレシオは1.3)が、ループリアクターのプロダクト中には沢山の微 細物があり、ループファウリングが観察された。 実施例19 実施例17と同様であったが、バッチ前重合は用いられなかった。 実施例20(比較) 実施例19と同様であったが、連続前重合は用いられなかった。 実施例21 実施例19と同様であるが、前重合温度を25℃に保ち、触媒の平均滞留時間を 7分に保った。 実施例は、高活性で立体特異性のZN−触媒でポリオレフィンポリマーを重合す ると、前重合システムとして新規なCCSTRを使用することにより、トラディ ショナルのバッチ方式の前重合又はシンプルなCSTRタイプのリアクターに較 べ、微細物の量を減らすことができることを示している。 実施例は、また、トラディショナルのバッチ方式前重合と連続前重合との組み合 わせが有用であるこを示している。 さらに多くの実施例は、微細物減少のためには、MFRを2.5g/10分のよ うな低いMFRを生じさせるにおいてすら短時間パイプ前重合が有用でないこと を示している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU ,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH, CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,G B,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE,KG ,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT, LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N O,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG ,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG, US,UZ,VN,YU (72)発明者 バーグマン,フレッド ノルウェー国 エヌ―3970 ランゲサンド ナスタドスリファ 21

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.オレフィン重合触媒、希釈剤及びオプショナルに助触媒とドナーの存在のも とにオレフィンモノマー及びオプショナルに他のモノマーを重合するプロセスで あって、前記プロセスは、以下の工程を含む: − 前記触媒を含む流体ストリームを形成し、 − 長く形成された重合リアクター(1)で、該重合リアクター(1)の径よ りもやや短い直径の複数の区画プレート(12b)により分離された少な くとも二つの連続したチャンバー(12a)を備える前記重合リアクター 内へ前記流体ストリームを連続供給し、 − 前記重合リアクター(1)内へモノマーとオプショナルに助触媒及びドナ ーとを前記オレフィンが重合される温度条件のもとに供給する一方、前記 チャンバー(12a)内にミックスされたフローを維持して前記流体中で 前記モノマーとオプショナルのコモノマーとを重合し、そして − 生じたポリマースラリーを前記重合リアクターから取り出すこと。 2.前記重合リアクターは、複数の区画プレート(12b)で分けられたいくつ かの連続するチャンバー(12a)を備えることを特徴とする請求項1によるプ ロセス。 3.前記区画プレート(12b)は、前記リアクターの端部に向けて細くなる直 径を有することを特徴とする請求項2によるプロセス。 4.前記最後尾のチャンバーにおけるリアクターの壁と区画プレート(12b) との間の間隙がリアクター出口(28)の直径よりも小さくなっている ことを特徴とする請求項2又は3によるプロセス。 5.前記重合リアクターには、前記複数のチャンバー(12a)の間に1基又は 複数基の回転タービン又はプロペラミキサー(13)又は静止ミキサー(14) が装備されていることを特徴とする請求項1〜4によるプロセス。 6.前記区画プレート(12b)と前記ミキサー(13)は、同じシャフト(1 0)に取り付けられていることを特徴とする先行請求項のいずれかによるプロセ ス。 7.シャフト(10)は、一つ又はそれ以上のベアリングブロック(15)に支 持され、前記ベアリングブロック(15)は、摩擦又は他の手段によりリアクタ ーの壁(2)にバー(16)で支持されていることを特徴とする先行請求項のい ずれかによるプロセス。 8.前記重合リアクターには、冷却ジャケット(4)が装備されていることを特 徴とする先行請求項のいずれかによるプロセス。 9.一つ又はそれ以上の前記チャンバー(12a)は、モノマー類、触媒及びド ナー供給のために、それら自体の入り口(7,8)を有していることを特徴とす る先行請求項のいずれかによるプロセス。 10.前記触媒は、重合リアクターへ供給される前に前重合されることを特徴とす る請求項9によるプロセス。 11.同じ又は異なるモノマー及び/又はドナーコンパウンズ及び/又は助触媒を 異なる量でチャンバー(12a)の各々又はいずれかに供給することを 特徴とする先行請求項のいずれかによるプロセス。 12.前記重合リアクターの全長にわたり温度勾配があることを特徴とする先行請 求項のいずれかによるプロセス。 13.チーグラータイプの触媒又はメタロセンタイプの触媒を使用することを特徴 とする先行請求項のいずれかによるプロセス。 14.帯電防止剤が前記重合リアクターへ供給されることを特徴とする先行請求項 のいずれかによるプロセス。 15.オレフィン重合触媒、希釈剤及びオプショナルに助触媒とドナーの存在のも とに、少なくとも一つの重合リアクターへモノマー(モノマーズ)、希釈剤、触 媒、助触媒及びオプショナルに水素及び/又はドナーを前記オレフィン(オレフ ィンズ)がオレフィンポリマーズに重合される温度条件で供給することによりオ レフィンモノマーを重合するプロセスであって、このプロセスは、前記触媒を含 む流体ストリームを形成し、長く形成された前重合リアクター(1)で、該前重 合リアクターの径よりもやや短い直径の区画プレート(12b)により分離され た少なくとも二つの連続したチャンバー(12a)を含む前記重合リアクター内 へ前記流体ストリームを連続供給し、前記前重合リアクター(1)内へモノマー とオプショナルに助触媒及びドナーとを前記オレフィンが前記触媒に重合される 温度条件のもとに少なくとも1分にわたり前記前重合リアクター内に混合された ピストン流れを維持させて供給し、そして、前記前重合された触媒を第1の重合 リアクターへ供給することにより、重合リアクターへ供給された触媒を前重合す ることを特徴とする。 16.前記前重合リアクターは、複数の区画プレート(12b)で分けられたいく つかの連続するチャンバー(12a)を備え、前記区画プレートは、前記リアク ターの端部に向けて短くなる直径を有することを特徴とする請求項15によるプ ロセス。 17.前記複数のチャンバー(12a)には、1基又は複数基の回転ミキサー又は 静止ミキサー(13,14)が装備されていることを特徴とする請求項15又は 16によるプロセス。 18.前記区画プレート(12b)と前記ミキサー(13)は、同じシャフト(1 0)に取り付けられていることを特徴とする請求項15〜17のいずれかによる プロセス。 19.一つ又はそれ以上の前記チャンバー(12a)は、モノマーズ、触媒及びド ナー供給のために、それら自体の入り口を有していることを特徴とする請求項1 5〜18のいずれかによるプロセス。 20.異なるモノマーズ及び/又はドナーコンパウンズが異なる量でチャンバー( 12a)の各々に供給されることを特徴とする請求項15〜20によるプロセス 。 21.前記前重合工程の後に一つ又はそれ以上のスラリーリアクターを備えること を特徴とする請求項15〜20によるプロセス。 22.少なくとも一つのスラリー重合工程における重合が反応媒体の臨界温度と臨 界圧力よりも上の温度と圧力で行われることを特徴とする請求項15〜21によ るプロセス。 23.前記前重合の後に一つ又はそれ以上の気相リアクターを備えることを特徴と する請求項15〜20によるプロセス。 24.前記前重合の工程の後に一つ又はそれ以上のスラリーリアクターに一つ又は それ以上の気相リアクターが後続していることを特徴とする請求項15〜20に よるプロセス。 25.モノマーは、エチレン、プロピレン、ブテン、ペンテン及びヘキセンから選 ばれることを特徴とする請求項15〜23によるプロセス。 26.前記先行請求項のいずれかのプロセスにより作られたポリマー性プロダクト 。 27.オレフィン重合触媒、希釈剤及びオプショナルに助触媒とドナーの存在のも とにオレフィンモノマー及びオプショナルには他のモノマーを重合する装置であ って、前記装置は、以下を備える: − 長く形成された重合リアクター(1)で、該重合リアクターの(1)の径 よりもやや短い直径の区画プレート(12b)により分離された少なくと も二つの連続したチャンバー(12a)を備える前記重合リアクター内へ 前記触媒を含む流体ストリームを連続供給する手段、 − 前記重合リアクター(1)内へモノマーとオプショナルに助触媒及びドナ ーとを前記オレフィンが重合される温度条件のもとに供給する一方、前記 チャンバー内にミックスされたフローを維持して前記流体中で前記モノマ ーとオプショナルのコモノマーとを重合する手段、及び − 生じたポリマースラリーを前記重合リアクターから取り出す手段。 28.前記重合リアクターは、区画プレート(12b)により分けられた幾つ かの連続したチャンバー(12a)を備えることを特徴とする請求項27による 装置。 29.前記区画プレート(12b)は、リアクターの端部に向けて直径が細くなっ ていることを特徴とする請求項28による装置。 30.最後尾のチャンバーにおけるリアクターの壁と区画プレート(12b)との 間の間隙がリアクター出口(28)の直径よりも小さくなっていることを特徴と する請求項28又は29による装置。 31.前記重合リアクターには、前記複数のチャンバー(12a)の間に1基又は 複数基の回転タービン又はプロペラミキサー(13)又は静止ミキサー(14) が装備されていることを特徴とする請求項27〜30による装置。 32.前記区画プレート(12b)と前記ミキサー(13)は、同じシャフト(1 0)に取り付けられていることを特徴とする請求項27〜31による装置。 33.シャフト(10)は、一つ又はそれ以上のベアリングブロック(15)に支 持され、前記ベアリングブロック(15)は、摩擦又は他の手段によりリアクタ ーの壁(2)にバー(16)で支持されていることを特徴とする請求項27〜3 2による装置。 34.触媒のオレフィン重合を前重合するための先行請求項27〜33のいずれか による装置。
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