JP2000506733A - チロシンホスファターゼ関連タンパク質 - Google Patents

チロシンホスファターゼ関連タンパク質

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、チロシンホスファターゼ関連タンパク質、かかるタンパク質をコードするDNA、およびかかるタンパク質を生産する方法に関する。また、DNA、タンパク質および該タンパク質に対する抗体の使用を開示する。

Description

【発明の詳細な説明】 チロシンホスファターゼ関連タンパク質 本発明は、チロシンホスファターゼ関連タンパク質、かかるタンパク質をコー ドするDNAおよびかかるタンパク質を生産する方法に関する。さらに、本発明 は、DNA、タンパク質および該タンパク質に対する抗体の使用に関する。 チロシンキナーゼおよびチロシンホスファターゼは、逆の効果を有する酵素で ある。チロシンキナーゼは、タンパク質中のある一定のチロシン残基のリン酸化 に影響を及ぼし、一方、チロシンホスファターゼは、このリン酸化を再度戻す。 両方の酵素はシグナル伝達、細胞成長および細胞分化の制御に重要な役割を果た す。 細胞分化において生じる妨害に基づく疾患が知られている。これらの疾患の1 つは、筋細管筋障害である。それは、変性した筋肉細胞に伴なうX染色体関連疾 患である。この疾患は、一般的な筋肉虚弱において徴候があらわれ、特に自発的 な進展がほとんどない。同様に、新生児の呼吸を強く制限する。これは、しばし ば早産死を導く。しかしながら、筋細管筋障害の場合における妨害された細胞分 化の原因は知られていない。 したがって、本発明の目的は、特に筋細管筋障害の場合における細胞分化妨害 の原因を調べること、および任意にそれを治療することが可能である生成物を提 供することにある。 本発明によれば、これは請求項に規定された主題により達成される。 したがって、本発明の主題は、図1のアミノ酸配列または1若しくは複数個の アミノ酸が該アミノ酸配列と異なるアミノ酸配列を含有するタンパク質である、 チロシンホスファターゼ関連タンパク質に関する。 本発明は、公知のチロシンホスファターゼとホモロジーを有し、さらにチロシ ンホスファターゼ活性を有するが、通常の条件下におけるハイブリダイゼーショ ンによるDNAレベルで公知のチロシンホスファターゼとは異なるタンパク質が 、動物、具体的には哺乳類、さらに具体的にはヒトに存在するという出願人の知 見に基づく。かかるタンパク質は、図1のアミノ酸配列または1若しくは複数個 のアミノ酸が該アミノ酸配列と異なるアミノ酸配列を有する。本出願人は、さら に該タンパク質が、細胞分化に重要であることを発見した。本出願人は、その短 縮された形および成熟した形、すなわちチロシンホスファターゼ活性なしまたは 制限されたチロシンホスファターゼ活性のみを有するそれぞれにおいて、本タン パク質が、細胞、具体的には筋肉細胞の分化を妨害すること、さらに具体的には 筋細管筋障害の形成を導くことを見出した。 前記タンパク質は、本発明において「チロシン関連タンパク質」(TVP)と いう。 本発明のさらなる主題は、(TVP)をコードする核酸に関する。それは、R NAまたはDNAであってもよい。後者は、例えば、ゲノムDNAであってもc DNAであってもよい。下記: (a)図1のDNAまたは1若しくは複数個の塩基対が該DNAと異なるDNA 、 (b)(a)のDNAにハイブリダイズするDNA、または (c)縮重した遺伝子コードを介して、(a)または(b)のDNAに関連する DNA を含有するDNAが好ましい。 「ハイブリダイズするDNA」の語句は、通常の条件下、具体的には、DNA の融解点より20℃以下の条件下で(a)のDNAとハイブリダイズするDNA に関する。 図1のDNAは、1996年3月4日、DSM(ドイチェ ザンムルンク フ ォン ミクロオルガニスメン ウント ツェルクルトゥレン(Deutshe Sammlung von Mikroorganismen und zel lkulturen)〔ジャーマンタイプ コレクション オブ マイクロオル ガニズム アンド セル カルチャーズ(German−type colle ction of micro−organisms and cell cu ltures)〕)にDSM10558のもと、hp6として寄託された。 本発明のDNAは、cDNAの形で下記のように記載される。本発明に該当す る全てのDNAを説明する。 本発明のcDNAの生産のために、ヒトゲノムのXq28領域を含有するコス ミドライブラリーを基本として使用することが好ましい。かかるコスミドライブ ラリーは、例えば、細胞ハイブリッドQIZ(ウォーレン(Warren),S .T.ら.,Proc.Natl.Acad.Sci.U.S.A.87(19 90),3856−3860を参照のこと)から生産したXq28特異的コスミ ドライブラリー(キオシス(Kioschis),P.ら.,Cytogene t.Cell.Genet.58,(1991),2070)などである。その コスミドクローンQc8D11、Qc3F12およびQc12G11(キオシス (Kioschis),P.ら.,Cytogenet.Cell.Genet .58,(1991),2070;キオシュス,P.ら.,Genomics 33,(1996)、印刷中を参照のこと)を使用し、cDNA選別に供して、 cDNA断片79g1P5を得た(コーン(Korn),B.ら.,Mol.G enet.4(1992),235−242を参照のこと)。それはヒト胎盤の cDNAライブラリー(例えば、ストラタジーン(STRATAGENE),カ タログNo.936203など)をハイブリダイズするために使用される。本発 明のcDNAを得る。 本発明のcDNAは、ベクターおよび発現ベクターのそれぞれに存在してもよ い。当業者は、その例に精通している。大腸菌用の発現ベクターの場合、例えば 、pGEMEX、pUC誘導体、pGEX−2T、pET3b、pQE−8など であり、後者が好ましい。酵母における発現用として、例えば、pY100、Y cpad1が挙げられ、一方、動物細胞における発現用として、例えば、pKC R、pEFBOS、cDM8、pCEV4などが示される。バキュロウイルス発 現ベクターpAcSGHisNT−Aは、昆虫細胞における発現に特に好適であ る。 当業者は、発現ベクター中に存在する本発明のcDNAを発現するための好適 な細胞に精通している。かかる細胞の例には、E.coli株、HB101、D H1、x1776、JM101、JM109、BL21、SG13009などが 含まれ、後者が好ましく、酵母株サッカロミセス セレビシエおよび動物細胞L 、3T3、FM3A、CHO、COS、Vero、HeLaならびに昆虫細胞s f9などが含まれる。 当業者は、本発明のDNAを発現ベクターに挿入すべき方法を熟知している。 また、当業者は、本発明のcDNAが融合タンパク質の形で発現できるように、 該DNAを他のタンパク質およびペプチドのそれぞれをコードするDNAと組み 合わせて挿入することができるという事実に精通している。 さらに、当業者は、形質転換細胞およびトランスフェクト細胞のそれぞれの培 養の条件を熟知している。さらに、当業者は、本発明のcDNAにより発現され るタンパク質を単離し、生成する方法に精通している。したがって、融合タンパ ク質であってもよい、かかるタンパク質も、本発明の主題である。 本発明のさらなる主題は、前記タンパク質および融合タンパク質のそれぞれに 対する抗体に関する。かかる抗体は慣用の方法により生産できる。それは、ポリ クローナルおよびモノクローナルのそれぞれであってもよい。その生産のために 、動物−具体的には、ポリクローナル抗体用としてウサギまたはニワトリであり 、モノクローナル抗体用としてマウス−を前記(融合)タンパク質でまたはその 断片で免疫することが好ましい。さらに動物の「ブースター」は、同じ(融合) タンパク質でまたはその断片で実施されうる。ついで、ポリクローナル抗体を動 物血清および鶏卵の卵黄のそれぞれから得てもよい。モノクローナル抗体の生産 のために、動物脾臓細胞をミエローマ細胞と融合させる。 本発明は、具体的には筋肉細胞の場合、さらに具体的には筋細管筋障害の場合 において、細胞分化妨害の原因を調べることが可能である。本発明の核酸、特に DNA、およびそれから派生したプライマーにより、哺乳類、特にヒトにおいて 、それらが前記センスの範囲内で、短くされた(TVP)および変異した(TV P)のそれぞれをコードする遺伝子を含むおよび/または発現するかどうかを決 定することができる。この目的のために、当業者は逆転写、PCR反応、ハイブ リダイゼーション、シークエンスなどの慣用の方法を行なうであろう。前記核酸 、特にDNA、および/またはそれから派生したプライマーならびに担体および 慣用の補助剤を含むキットも本発明により提供される。 さらに、本発明は、細胞分化妨害、具体的には筋肉細胞の場合、さらに具体的 には筋細管筋障害の場合における治療処置を講ずるのに適する。本発明の(TV P)は哺乳類、特にヒトに挿入することができる。この目的のために、(TVP )を、例えば、トランスフェリン、またはBSAなどの各身体に異質とは見なさ れないタンパク質と結合させることが好ましい。本発明の核酸、特にDNAを哺 乳類、特にヒトに挿入し発現することもできる。この目的のために、組織特異的 プロモーター、特に筋肉特異的なプロモーターにより本発明の核酸の発現を制御 することが好ましい。(TVP)の発現は本発明の抗体により制御され調節され る。 したがって、本発明は、具体的には筋肉細胞の場合、さらに具体的には筋細管 筋障害の場合における細胞分化の妨害の診断的および治療的検出に大きな貢献を 示す。これに関して、診断的な検出は、出生後だけでなく、出生前にすでに行な うことができる。図面の簡単な説明 図1は、本発明の(TVP)の塩基配列およびそれから派生したアミノ酸配列 を示す。 本発明を下記の実施例により説明する。 実施例1: 本発明の(TVP)の生産および精製 本発明の(TVP)の生産のために、図1のDNAを鋳型として用いた。PC R法を行なった。下記プライマー対を使用した: MTM−F:5’−CAGGGATCCGATGGCAGCCGAGCAGCC TGGCAAC−3’および MTM−R:5’−GGGGGATCCTCAGAAGTGAGTTTGCAC ATGGGG−3’ PCRバッチおよびPCR条件は下記の如くであった:PCRバッチ 鋳型DNA(図1) :1μl=1ng Pfuポリメラーゼ 10×緩衝液 :10μl=1× DMSO :10μl=10% dNTP’s :1μl=各200μM オリゴヌクレオチド、各1.5μl :3μl=各150ng H2O 再蒸留したもの :99μLとなるように添加PCR条件 92℃、5分 −1μl Pfuポリメラーゼ(ストラタジーン)=2.5ユニットの添加 − パラフィンの添加PCR 92℃ 1分 58℃ 1分 1サイクル 72℃ 10分 92℃ 1分 58℃ 1分 39サイクル 72℃ 2分 72℃ 10分 1サイクル 増幅したDNAをそれぞれBamHIで切断し、BamHIで切断した発現ベ クターpQE8(ダイアジェンカンパニー(Diagen company)) に挿入した。発現プラスミドpQ/TVPを得た。かかるプラスミドは6個のヒ スチジン残基(N末端部分)および本発明の図1の(TVP)(C末端部分)を 含有する融合タンパク質をコードする。pQ/TVPをE.coli SG13 009(ゴッテスマン(Gottesman),S.ら.,J.Bacteri ol.148,(1981),265−273を参照のこと)を形質転換するた めに使用した。該細菌を100μg/mlアンピシリンおよび25μg/mlカ ナマイシンを有するLB培地で培養し、60μMイソプロピル−β−D−チオガ ラクトピラノシド(IPTG)で4時間誘導した。細菌の溶解を6Mグアニジン 塩酸塩の添加により達成した。その後、8M尿素の存在下、クロマトグラフィー 試薬の製造者(ダイアジェンカンパニー)の説明書に従って、溶解物のクロマト グラフィー(Ni−NTA樹脂)を行なった。結合した融合タンパク質をpH3 .5の緩衝液で溶出した。その中和後、融合タンパク質を18%SDSポリアク リルアミドゲル電気泳動に供し、クマシーブルーで染色した(トーマス(Tho mas),J.O.およびコーンバーグ(Kornberg),R.D.,J .Mol.Biol.149(1975),709−733を参照のこと)。 本発明の(融合)タンパク質を高純度の形で生産することができることを示し た。 実施例2: 本発明の抗体の生産および検出 本発明の実施例1の融合タンパク質を18%SDSポリアクリルアミドゲル電 気泳動に供した。4M酢酸ナトリウムでゲルを染色後、約205kDバンドをゲ ルから切り出し、リン酸緩衝化慣用塩溶液中でインキュベートした。ゲル小片を 沈降させた後、上清のタンパク質濃度をSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動 、ついでクマシーブルー染色により決定した。下記のように、動物をゲル精製し た融合タンパク質で免疫した:ウサギにおけるポリクローナル抗体の免疫化プロトコール 0.7mlPBS中35μgのゲル精製タンパク質ならびに0.7mlの完全 フロイントアジュバントおよび不完全フロイントアジュバントそれぞれを免疫化 毎に使用した: 0 日目:1回目の免疫化(完全フロイントアジュバント) 14日目:2回目の免疫化(不完全フロイントアジュバント;icFA) 28日目:3回目の免疫化(icFA) 56日目:4回目の免疫化(icFA) 80日目:採血して死亡 ウサギ血清をイムノブロットで試験した。この目的のために、本発明の実施例 1の融合タンパク質をSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動に供し、ニトロセ ルロースフィルターに転写した(キーセ−アンダーセン(Khyse−Ande rsen),J.,J.Biochem.Biophys.Meth.10( 1984),203−209)。ウェスタンブロット解析をボック(Bock) ,C.−T.ら.,Virus Genes 8,(1994),215−22 9に記載のように行なった。この目的のために、該ニトロセルロースフィルター を37℃で1時間、1次抗体とインキュベートした。この抗体はウサギ血清(P BS中1:10000)であった。PBSを用いた数回の洗浄工程の後、該ニト ロセルロースフィルターを2次抗体とインキュベートした。この抗体は、PBS 中アルカリホスファターゼ共役モノクローナルヤギ抗ウサギIgG抗体〔ダイア ノーバカンパニー(Dianova company)〕(1:5000)であ った。37℃で30分間のインキュベーション後、PBSを用いた数回の洗浄工 程を行ない、つづいてバンドが可視化されるまで室温で展開溶液(36μM5’ −ブロモ−4−クロロ−3−インドリルリン酸、400μMニトロブルーテトラ ゾリウム、100mM Tris−HC1、pH9.5、100mM NaC1 、5mM MgCl2)でアルカリホスファターゼ検出反応を行なった。 本発明のポリクローナル抗体を生産することができることを示した。ニワトリにおけるポリクローナル抗体の免疫化プロトコール 0.8ml PBS中40μgのゲル精製した融合タンパク質ならびに0.8 mlの完全フロイントアジュバントおよび不完全フロイントアジュバントそれぞ れを免疫化毎に使用した。 0 日目:1回目の免疫化(完全フロイントアジュバント) 28日目:2回目の免疫化(不完全フロイントアジュバント;icFA) 50日目:3回目の免疫化(icFA) 抗体を鶏卵卵黄から抽出し、ウエスタンブロットで試験した。本発明のポリク ローナル抗体を検出した。マウスにおけるモノクローナル抗体の免疫化プロトコール 0.25ml PBS中12μgのゲル精製した融合タンパク質ならびに0. 25mlの完全フロイントアジュバントおよび不完全フロイントアジュバントそ れぞれを免疫化毎に使用した。融合タンパク質を4回目の免疫化に際して0.5 ml(アジュバントなし)に溶解した。 0 日目:1回目の免疫化(完全フロイントアジュバント) 28日目:2回目の免疫化(不完全フロイントアジュバント;icFA) 56日目:3回目の免疫化(icFA) 84日目:3回目の免疫化(PBS) 87日目:融合 ハイブリドーマの上清をウエスタンブロットで試験した。本発明のモノクロー ナル抗体を検出した。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1998年4月17日(1998.4.17) 【補正内容】 請求の範囲 1. タンパク質がチロシンホスファターゼ活性を有し、かつ公知のチロシンホ スファターゼとハイブリダイゼーションによるDNAレベルで異なる、または細 胞の分化がチロシンホスファターゼ活性なしで若しくは限定されたチロシンホス ファターゼでそれぞれ妨害するタンパク質である、図1のアミノ酸配列または1 もしくは複数個のアミノ酸が該アミノ酸配列と異なるアミノ酸配列を含有してな るチロシンホスファターゼ関連タンパク質。 2. DNAが、 (a)図1のDNAまたは1若しくは複数個の塩基対が該DNAと異なるDNA であり、後者のDNAが図1のDNAにハイブリダイズする、または (b)縮重した遺伝子コードを介して、(a)のDNAと関連するDNA、 を含有してなる、請求項1記載のタンパク質をコードするDNA。 3. 請求項2記載のDNAを含有してなる発現プラスミド。 4. 請求項3記載の発現プラスミドを含んでなる形質転換体。 5. 適切な条件下での請求項4記載の形質転換体の培養を含有する請求項1記 載のタンパク質の製造方法。 6. 請求項1記載のタンパク質に対する抗体。 7. 妨害された細胞分化を治療するための薬剤としての請求項1記載のタンパ ク質の使用。 8. 筋細管筋障害の場合において妨害された細胞分化が存在する、請求項7記 載の使用。 9. 妨害された細胞分化の診断および/または治療用の薬剤としての請求項2 記載のDNAの使用。 10. 筋細管筋障害の場合において妨害された細胞分化が存在する、請求項9 記載の使用。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12N 1/15 C12N 1/19 1/19 1/21 1/21 9/16 B 5/10 C12P 21/08 9/16 C12N 5/00 A // C12P 21/08 A61K 37/54 (72)発明者 プーストカ,アンネマリー ドイツ連邦共和国 ハイデルベルク デー ―69120 ウェルデルシュトラーセ 36 (72)発明者 キオシス,ペトラ ドイツ連邦共和国 ヘッデシャイム デー ―68542 ヴィーラントシュトラーセ 5 (72)発明者 ラポーテ,ジョスリン フランス国 ストラスバー デー―67000 ルー ド ベイン―フィンクウィラー 7 (72)発明者 フー,リン,チア アメリカ合衆国 コロラド州 80262 デ ンバー イー.ナインス アヴェニュー 4200 (72)発明者 マンデル,ジーン,ルイ フランス国 イルキルシュ セデックス エフ―67404 ボー ポステール 163,イ ンスティトゥー ド ゲネティーク エ ド ビオロジー モレキュレール エ セ ルレール(シーエヌアールエス/インサー ム,ユーエルピー) (72)発明者 ダール,ニクラス スウェーデン国 ウプサラ エス―752 36 アロスガタン 5

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. タンパク質が図1のアミノ酸配列または1若しくは複数個のアミノ酸が該 アミノ酸配列と異なるアミノ酸配列を含有してなる、チロシンホスファターゼ関 連タンパク質。 2. DNAが、 (a)図1のDNAまたは1若しくは複数個の塩基対が該DNAと異なるDNA 、 (b)(a)のDNAにハイブリダイズするDNA、または (c)縮重した遺伝子コードを介して(a)または(b)のDNAに関連するD NA、 を含有してなる、請求項1記載のタンパク質をコードするDNA。 3. 請求項2記載のDNAを含有してなる発現プラスミド。 4. 請求項3記載の発現プラスミドを含んでなる形質転換体。 5. 適切な条件下での請求項4記載の形質転換体の培養を含む、請求項1記載 のタンパク質の製造方法。 6. 請求項1記載のタンパク質に対する抗体。 7. 妨害された細胞分化を治療するための薬剤としての請求項1記載のタンパ ク質の使用。 8. 筋細管筋障害の場合において妨害された細胞分化が存在する、請求項7記 載の使用。 9. 妨害された細胞分化の診断および/または治療用の薬剤としての請求項2 記載のDNAの使用。 10. 筋細管筋障害の場合において妨害された細胞分化が存在する、請求項9 記載の使用。
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